JP2006091398A - カメラ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影に際して、撮影結果に画像ブレが起きないようなシャッタースピードをユーザーに知らせることができるカメラ装置、及び低コストで撮影結果における画像ブレを抑制することができるカメラ装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラにおいて、スルー画像の表示中に撮像した現フレームと前フレームとの間における双方の評価領域における相関量に基づいて被写体ブレ量を取得する(SA1〜SA3)。被写体ブレ量が閾値よりも大きく、かつ設定中のシャッタースピードが被写体ブレ量に応じた許容範囲を超えていれば、ブレ注意マークと共に許容範囲内の下限値のシャッタースピードを表示する(SA9〜SA11)。その際、決定ボタンが押されたら、表示中のシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する(SA13)。画像ブレを許容範囲内に収めることができる範囲内の任意のシャッタースピードを自由に設定することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮影時の手ブレ等に起因する撮影結果における画像ブレを抑制するカメラ装置に関するものである。
従来、カメラにおいては、例えば手持ち撮影に際して手ブレや被写体ブレが生じる確率を減少させたり、それらが生じた場合の撮影結果における画像ブレ量を減少させるための機能としてシャッタースピード優先AEがある。かかる機能は、AE(自動露出)制御に際してシャッタースピードをできるだけ高速に設定することにより画像ブレ量を抑制するものである。
また、下記の特許文献1には、ピント面上での像面変化速度を検出する焦点検出ユニットを光学系に設けることによって手ブレ量を検出し、AE制御において、検出した手ブレ量に応じて画像ブレ量を許容範囲内とすることができるシャッタースピードと絞り値とを設定するカメラが記載されている。
特開平5−34757号公報
しかしながら、上述した技術はいずれも撮影時のシャッタースピードを自動的に設定するものであり、例えばユーザーが手動により所望のシャッタースピードを設定する場合については何ら考慮されていなかった。そのため、撮影結果における画像ブレは防止できるものの、シャッタースピードにユーザーの意図を反映させることができないという問題があった。また別に、ユーザーは、撮影時にどの程度の速度のシャッタースピードが設定されたのかを知ることができない。そのため、例えばカメラについてある程度の知識を有するユーザーがあっては、使い勝手が必ずしも良好なものとは言えなかった。
また、上記特許文献1に記載されたものでは、手ブレ量の検出に焦点検出ユニット等のそれ専用のハードウェア構成が不可欠であるため、カメラに画像ブレの抑制機能を新たに付加する際のコストが高いという問題があった。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、撮影に際して、撮影結果に画像ブレが起きないようなシャッタースピードをユーザーに知らせることができるカメラ装置、及び低コストで撮影結果における画像ブレを抑制することができるカメラ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため請求項1の発明にあっては、被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、この取得手段により取得されたシャッタースピードを表示する表示手段とを備えたものとした。
かかる構成においては、撮影時に、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを表示することにより、それを使用者に知らせることができる。
また、請求項2の発明にあっては、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段を備えたものとした。
かかる構成においては、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを、そのまま撮影時のシャッタースピードとして設定することができる。
また、請求項3の発明にあっては、使用者が撮影時のシャッタースピードを決定するための決定手段を備え、前記設定手段は、前記決定手段による決定操作に応じ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定するものとした。
かかる構成において、使用者は、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを確認しながら、必要な場合にだけ、それを撮影時のシャッタースピードとして設定することができる。
また、請求項4の発明にあっては、使用者が前記表示手段に表示されているシャッタースピードを変更するための変更手段と、この変更手段により変更されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段とを備えたものとした。
かかる構成において、使用者は、所望のシャッタースピードを、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを基準として設定し、それを撮影時のシャッタースピードとして設定することができる。
また、請求項5の発明にあっては、撮影時の露出を適正露出に制御する露出制御手段と、前記検出手段により検出されたブレ量が予め決められている閾値よりも大きいか否かを判断する判断手段を備え、前記設定手段は、前記判断手段より前記ブレ量が予め決められている閾値よりも大きいと判断された場合にのみ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮像時のシャッタースピードとして設定し、前記露出制御手段は、前記設定手段により設定されたシャッタースピードを含む撮影条件によって撮影時の露出を適正露出に制御するものとした。
かかる構成においては、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時のシャッタースピードが適正露出に向けた露出制御に伴い設定されるシャッタースピードよりも遅い速度、つまり必要以上に遅いシャッタースピードに設定されることがなくなる。
また、請求項6の発明にあっては、撮影時の露出を適正露出に制御する露出制御手段と、この露出制御手段により適正露出へ向けた露出制御に際して取得されたシャッタースピードが、前記検出手段により検出されたブレ量に対応して予め決められているとともに、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードの許容範囲内であるか否かを判断する判断手段を備え、前記設定手段は、前記判断手段よって、前記露出制御手段により取得された前記シャッタースピードが許容範囲外であると判断された場合にのみ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮像時のシャッタースピードとして設定し、前記露出制御手段は、前記設定手段により設定されたシャッタースピードを含む撮影条件によって撮影時の露出を適正露出に制御するものとした。
かかる構成においても、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時のシャッタースピードが適正露出に向けた露出制御に伴い設定されるシャッタースピードよりも遅い速度、つまり必要以上に遅いシャッタースピードに設定されることがなくなる。
また、請求項7の発明にあっては、前記設定手段によって前記取得手段により取得されるシャッタースピードが撮像時のシャッタースピードとして設定される場合にのみ、前記取得手段によるシャッタースピードの取得を許容するシャッタースピード取得制御手段を備えたものとした。
かかる構成においては、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時の撮影条件の設定に関する処理負担を軽減することができる。
また、請求項8の発明にあっては、被写体を連続的に撮像する撮像手段と、この撮像手段により連続的に撮像された被写体画像を記録する記録媒体とを備え、前記検出手段は、前記撮像手段により相前後して撮像された双方の被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出するものとした。
かかる構成においては、撮像手段により取得された被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量が検出されるため、ブレ量の検出に専用のハードウェアが不要である。しかも、撮像手段により取得された被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出するため、被写体の相対的なブレ量を高精度で検出することができる。
また、請求項9の発明にあっては、前記取得手段は、検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収める最低速度のシャッタースピードを取得するものとした。
かかる構成においては、撮影時に撮像素子の感度を必要最小限に抑えることができる。
また、請求項10の発明にあっては、表示手段を備えたカメラ装置が有するコンピュータを被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、この取得手段により取得されたシャッタースピードを前記表示手段に表示させる表示制御手段として機能させるためのプログラムとした。
また、請求項11の発明にあっては、被写体を連続的に撮像する撮像手段と、この撮像手段により連続的に撮像された被写体画像を記録する記録媒体と、前記撮像手段により相前後して撮像された双方の被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、この取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段とを備えたものとした。
かかる構成においては、撮像手段により取得された被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量が検出され、そのブレ量に基づいて、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードが取得され、それが撮影時におけるシャッタースピードとして自動的に設定される。したがって、専用のハードウェア構成を必要とすることなく、撮影結果に画像ブレが起きないようなシャッタースピードを自動的に設定することができる。しかも、撮像手段により取得された被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出するため、被写体の相対的なブレ量を高精度で検出することができる。
また、請求項12の発明にあっては、前記検出手段により検出されたブレ量が予め決められている閾値よりも大きいか否かを判断する判断手段を備え、前記設定手段は、前記判断手段より前記ブレ量が予め決められている閾値よりも大きいと判断された場合にのみ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮像時のシャッタースピードとして設定するものとした。
かかる構成においては、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時のシャッタースピードが必要以上に遅いシャッタースピードに設定されることがなくなる。
また、請求項13の発明にあっては、撮像手段により撮像した被写体画像を記録媒体に記録するカメラ装置が有するコンピュータを撮影待機中に前記撮像手段により相前後して撮像された双方の被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、この取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段として機能させるためのプログラムとした。
以上のように請求項1の発明においては、撮影時に、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを表示することにより、それを使用者に知らせることができるようにした。よって、撮影時のシャッタースピードを手動により設定する構成や動作モードによる撮影に際して、使用者に、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができる範囲内における任意のシャッタースピードを設定させることができ、撮影時のシャッタースピードにユーザーの意図を反映させながら撮影結果における画像ブレを抑制することが可能となる。また、シャッタースピードが自動的に設定される構成や動作モードによる撮影時による撮影に際しては、使用者に、どの程度の速度のシャッタースピードが設定されたのかを知らせることができるため、使い勝手を向上させることが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを、そのまま撮影時のシャッタースピードとして設定することができる。
また、請求項3の発明においては、使用者が、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを確認しながら、必要な場合にだけ、それを撮影時のシャッタースピードとして設定することができるようにした。よって、撮影時のシャッタースピードを手動により設定する構成や動作モードによる撮影時の使い勝手を向上させることができる。
また、請求項4の発明においては、使用者が、所望のシャッタースピードを、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを基準として設定し、それを撮影時のシャッタースピードとして設定することができるようにした。これによっても、撮影時のシャッタースピードを手動により設定する構成や動作モードによる撮影時の使い勝手を向上させることができる。
また、請求項5、6の発明においては、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時のシャッタースピードが適正露出に向けた露出制御に伴い設定されるシャッタースピードよりも遅い速度、つまり必要以上に遅いシャッタースピードに設定されることがなくなるようにした。よって、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、被写体の明るさに応じたシャッタースピードが設定されることにより、適正露出を得るための最適な撮影条件での撮影が可能となる。
また、請求項7の発明によれば、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、適正露出を得るための撮影条件の設定に関する処理負担を軽減することができる。
また、請求項8の発明においては、撮像手段により取得された被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量が検出されるものであるため、ブレ量の検出に専用のハードウェアが不要である。よって、低コストで撮影結果における画像ブレを抑制することが可能となる。しかも、被写体の相対的なブレ量を高精度で検出することができ、より確実に撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることが可能となる。
また、請求項9の発明においては、撮影時に撮像素子の感度を必要最小限に抑えることができるようにした。よって、撮影結果における画像ブレを抑制しつつ、高い画質を確保することができる。
また、請求項11の発明においては、専用のハードウェア構成を必要とすることなく、撮影結果に画像ブレが起きないようなシャッタースピードを自動的に設定することができるようにした。低コストで撮影結果における画像ブレを抑制することが可能となる。しかも、被写体の相対的なブレ量を高精度で検出することができ、より確実に撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることが可能となる。
また、請求項12の発明においては、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時のシャッタースピードが必要以上に遅いシャッタースピードに設定されることがなくなるようにした。よって、撮影開始後の露光期間中に被写体の相対的なブレ量が大きくなるような不測の事態が生じた場合でも、高い確率で撮影結果における画像ブレを抑制することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
(実施形態1)
図1は、各実施の形態に共通するデジタルカメラのブロック図である。本実施の形態のデジタルカメラはAE(自動露出)機能を備えたものであるとともに、以下の構成を備えている。
すなわちデジタルカメラにおいては、撮像レンズ1、絞り2を介して撮像手段であるCCD3に被写体像が結像される。CCD3はTG(Timing Generator)4により所定の周期で走査駆動されて、結像された被写体の光学像を画素毎に光電変換し、光の強さに応じた画素信号からなるアナログの撮像信号をアナログ処理部5に出力する。また、CCD3は、DSP/CPU6から送られるシャッターパルスに応じ電荷蓄積時間を変化されることにより電子シャッターとして機能する。また、絞り2は、DSP/CPU6から絞り駆動部13に送られる制御信号に応じて開口量が制御される。
アナログ処理部5は、CCD3から入力した撮像信号に含まれるノイズを除去するCDS(Correlated Double Sampling:相関二重サンプリング回路)と、CDSを経た撮像信号を増幅するアナログアンプであるAGC(ゲイン調整アンプ)と、AGCで増幅され調整されたアナログの撮像信号をデジタル信号に変換するAD(A/D変換器)とからなり、デジタルデータ化した撮像信号をDSP/CPU6に出力する。
DSP/CPU6は、デジタルカメラの各部を制御するとともに、画像データの圧縮・伸張を含む各種のデジタル信号処理機能を備えている。そして、DSP/CPU6は、アナログ処理部5から出力された撮像信号を、アドレス・データバス7を介して順次DRAM8に送り画素データとして蓄積する。また、DRAM8に蓄積された画素を、所定の画像処理ブロック単位で読み出し、R,G,B毎のデジタルの画像データを生成し、輝度(Y)信号・色差(Cb,Cr)信号の画像データへ変換し、さらに変換後の画像データに基づきビデオ信号を生成して液晶モニタ9へ送る。
液晶モニタ9は、カラー表示可能な液晶表示器及びその駆動回路とを含み、記録モードが設定されているときには、所定のフレーム周期で更新される被写体画像すなわちスルー画像等を表示する。また、操作補助用として機能選択時の処理メニュー表示や設定用の図形若しくはアイコン等の表示を行い本発明の表示手段として機能する。
また、DSP/CPU6は、画像記録時においては画像処理ブロック単位のY,Cb,Crの画像データを所定の方式で圧縮符号化し、記録されている静止画像の再生時には伸張復号化する。撮影時に圧縮符号化された画像データは、静止画データとして内蔵フラッシュメモリ10や、カードインターフェース11を介して着脱自在な各種メモリ・カード12(記録媒体)に記録される。
キー入力部14は、図示しない電源キー、記録/再生のモード切替スイッチ、シャッターキー、任意の設定モードへの移行や設定内容の決定に使用されるとともに本発明の決定手段として機能するメニューキー、設定内容の変更に使用されるとともに本発明の変更手段として機能する方向キー等の各種キーにより構成され、ユーザーによるキー操作に応じた操作信号をDSP/CPU6に送る。例えば記録モードでシャッターキーが押された撮影操作時には、それを示すトリガー信号をDSP/CPU6に出力する。
前記内蔵フラッシュメモリ10には、圧縮後の画像データを記憶する画像記憶領域とは別にプログラム領域が確保されており、そのプログラム領域に、DSP/CPU6に前述した画像データの圧縮・伸張や、色調整処理を含む各種の画像信号処理や、AE制御等を行わせるための各種プログラムと、それらのプログラムに基づく動作に必要な各種データ、例えば後述するブレ防止速度取得テーブル等のデータが記憶されている。そして、DSP/CPU6は、上記の各プログラムに従い動作することにより本発明の検出手段、取得手段、設定手段、露出制御手段、表示制御手段として機能する。
次に、本実施の形態におけるデジタルカメラの本発明に係る動作について説明する。図2は、露出制御モードとして「マニュアル」又は「シャッタースピード優先AE」が設定されているときの記録モードにおいて、液晶モニタ9にスルー画像が表示されている間にDSP/CPU6が実行する本発明に係る処理内容を示すフローチャートである。
DSP/CPU6は、スルー画像の表示中において、フレーム毎に取得した新たな被写体像(現フレーム)から後述する評価領域の画像データを切り出し(ステップSA1)、前回の被写体像(前フレーム)における評価領域の画像データとの相関量を演算する(ステップSA2)。
すなわち図3は、ある時点における現フレームの被写体像Aと、前フレームの被写体像Bとにブレが生じている状態を模式的に示した図である。本実施の形態において、前述した評価領域の画像データは上記被写体像A,Bにおける所定の1ライン分のピクセルデータCであり、ステップSA1では、その1ライン分のピクセルデータを取得し、ステップSA2では、被写体像Aの画像信号をf(n)、被写体像Bの画像信号をg(n)として、上記1ライン中の区間a〜bについての相関量Rfgを下記式(1)のような相互相関関数から演算する。
Figure 2006091398
なお、上記前フレームの画像データは、前回の処理時に取得されるとともにDRAM8に記憶されていたデータである。
次に、フレーム時間(例えばフレームレートが30fpsであれば1/30秒)と、ステップSA2で演算した相関量Rfgから、実際の被写体ブレ量、すなわちカメラ本体の揺れ(手ブレ)や、被写体の揺れに伴い移動するCCDの露光面上での被写体像のブレ量(被写体の相対的なブレ量)を演算し(ステップSA3)、演算した被写体ブレ量が予め決められている閾値よりも大きいか否かを判別する(ステップSA4)。なお、上記閾値はシャッタースピードに関係なく撮影時にブレが生じないような上限の値である。ここで、被写体ブレ量が閾値よりも大きくない場合には(ステップSA4でNO)、引き続き、ユーザーによって、撮影時に使用するシャッタースピードを設定するためのシャッタースピード設定モードが選択されたか否かを判別する(ステップSA5)。そして、シャッタースピード設定モードが選択された場合には(ステップSA5でYES)、ユーザーの設定操作に応じたシャッタースピードを撮影時に使用するシャッタースピードとして設定する(ステップSA6)。しかる後、ステップSA1へ戻る。
一方、ステップSA3で取得した被写体ブレ量が予め決められている閾値よりも大きかった場合には(ステップSA4でYES)、予め前記内蔵フラッシュメモリ10に記憶されている、被写体ブレ量と、それに対応した撮影時に使用可能なシャッタースピードの許容範囲であって、それ以上のシャッタースピードで撮影を行えば画像ブレを許容範囲に抑えることができるシャッタースピードの範囲を示すブレ防止速度取得テーブルに基づいて、ステップSA3で取得した被写体ブレ量に対応したシャッタースピードの許容範囲を確認する(ステップSA7)。そして、シャッタースピード設定モードにより設定されている現在のシャッタースピードが許容範囲内であれば(ステップSA8でYES)、そのまま前述したステップSA5へ進む。
また、現在のシャッタースピードが許容範囲内でなければ(ステップSA8でNO)、図4に示したようにスルー画像100に重ねて、現在設定されているシャッタースピードで撮影した場合には、撮影画像にブレが生じる可能性があることを示すブレ注意マーク101を液晶モニタ9に表示する(ステップSA9)。次に、前述したブレ防止速度取得テーブルから、ステップSA3で取得した被写体ブレ量に対応するシャッタースピードの許容範囲の下限(遅い側)のシャッタースピードを取得する(ステップSA10)。そして取得したシャッタースピード(以下、下限シャッタースピードという。)102を、図4に示したようにスルー画像100に重ねて液晶モニタ9に表示する(ステップSA11)。なお、その際、その時点で設定されているシャッタースピード103も同時に表示して撮影者に知らせる。
引き続き、ユーザーにより決定ボタンが押された場合には(ステップSA12でYES)、表示している下限シャッタースピード102を撮影時のシャッタースピードとして設定し(ステップSA13)、ステップSA1へ戻る。すなわち、シャッタースピード設定モードにより設定されている現在のシャッタースピードを、表示している下限シャッタースピード102に変更設定する。なお、その際には、前述したブレ注意マーク101及び下限シャッタースピード102を消去する。また、決定ボタンが押されることなく、シャッタースピード設定モードがユーザーにより選択されたときには(ステップSA12でNO、SA14でYES)、表示している下限シャッタースピード102を基準として、ユーザーの設定操作に応じてシャッタースピードを変更(増減)し、変更後のシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定した後(ステップSA15)、ステップSA1へ戻る。なお、このとき、下限シャッタースピード102よりも速いシャッタースピードへの変更のみを可能とするようにしてもよい。また、上記ステップSA15で設定したシャッタースピードが下限シャッタースピード102以上であったときには、前述したブレ注意マーク101及び下限シャッタースピード102を消去する。
以後、スルー画像100が表示されている間、DSP/CPU6は上述した処理を繰り返す。そして、その間にいずれかの時点でシャッターキーによる撮影操作があれば、その時点で設定されているシャッタースピードによる撮影を実施する。
以上のように本実施の形態のデジタルカメラにおいては、露出制御モードとして「マニュアル」又は「シャッタースピード優先AE」が設定されているときのスルー画像100の表示中には、被写体像のブレ量に基づき、撮影結果における画像ブレを許容範囲内に収めることができる下限シャッタースピード102を表示するため、ユーザーは、それを参考にして撮影時のシャッタースピードを設定することにより、画像ブレが気にならない画像を撮影することができ、しかも任意のシャッタースピードを自由に設定することができる。その結果、撮影時のシャッタースピードにユーザーの意図を反映させながら撮影結果における画像ブレを抑制することができる。
また、下限シャッタースピード102の表示中には、決定ボタンを押すだけで、下限シャッタースピード102を撮影時のシャッタースピードとして設定することができ、しかも必要に応じてシャッタースピード設定モードを選択すれば、下限シャッタースピード102を基準として所望するシャッタースピードを設定することができる。よって、シャッタースピードを設定する際の使い勝手もよい。
(実施形態2)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図1に示した構成のデジタルカメラにおいて、前記内蔵フラッシュメモリ10に、DSP/CPU6を本発明の検出手段、取得手段、設定手段、判断手段、シャッタースピード取得制御手段、露出制御手段、表示制御手段として機能させることによって後述する動作を行わせるためのプログラムが格納されており、また、前記キー入力部14のシャッターキーが半押し操作(撮影予備操作)と全押し操作(撮影操作)との2段階の操作が可能な所謂ハーフシャッター機能を有したものである。
また、本実施の形態においては露出制御モードとして、通常のAEモード、すなわち撮影待機状態で撮像しスルー画像として表示する被写体画像の明るさに基づいて、撮影時のシャッタースピード、絞り値、アナログ処理部5におけるAGCのゲインつまりCCD3の感度を自動的に制御するモードと、ブレ防止用AEモードが予め用意されている。
図5は、露出制御モードとして「ブレ防止用AE」が設定されているときの記録モードにおいて、DSP/CPU6が実行する処理内容を示すフローチャートである。本実施の形態においてもDSP/CPU6は、スルー画像100の表示中において、フレーム毎に取得した新たな被写体像(現フレーム)から後述する評価領域の画像データを切り出し(ステップSB1)、前回の被写体像(前フレーム)における評価領域の画像データとの相関量を演算した後(ステップSB2)、フレーム時間と、ステップSB2で演算した相関量Rfgから、実際の被写体ブレ量を演算する(ステップSB3)。
そして、演算した被写体ブレ量が予め決められている閾値よりも大きいか否かを判別する(ステップSB4)。なお、この場合の閾値はシャッタースピードに関係なく撮影時にブレが生じないような上限のブレ量である。ここで被写体ブレ量が閾値よりも大きい場合には(ステップSB4でYES)、図6に示したようにスルー画像100に重ねて、撮影時に画像ブレが生じる可能性があることを示すブレ注意マーク101を液晶モニタ9に表示して(ステップSB5)、ステップSB6へ進み、被写体ブレ量が閾値よりも大きくない場合には(ステップSB4でNO)、そのままステップSB6へ進む。
続くステップSB6ではシャッターキーの半押しの有無を判別し、シャッターキーが半押しされなければ(ステップSB6でNO)、上述した処理を繰り返す。また、その間にシャッターキーが半押しされ、そのとき前記ブレ注意マーク101が表示中でなければ(ステップSB6でYES、SB7がNO)、通常のAE制御によって撮影時に使用するシャッタースピード、絞り値、CCD3の感度を決定する(ステップSB8)。また、シャッターキーが半押しされたとき前記ブレ注意マーク101が表示中であった場合には(ステップSB6,SB7が共にYES)、前述したブレ防止速度取得テーブルから、ステップSB3で取得した被写体ブレ量に対応するシャッタースピードの許容範囲の下限のシャッタースピードを取得し、それを撮影時に使用するシャッタースピードとするとともに、それと組み合わせて撮影時に使用する絞り値、ゲイン(撮影感度)を決定する(ステップSB9)。すなわちシャッタースピード優先AEと同様の処理によって撮影条件を決定する。
そして、ステップSB8,SB9のいずれかの処理によって決定したシャッタースピードと絞り値をAE結果104として、図6に示したようにスルー画像100に重ねて液晶モニタ9に表示する(ステップSB10)。なお、図示したものは、ステップSB9を行った場合における液晶モニタ9の画面を示したものである。また、AE結果104を表示した後には、シャッターキーの全押し(撮影操作)待ちとなり、シャッターキーが全押しされたら(ステップSB11でYES)、ステップSB8,SB9のいずれかの処理によって決定した撮影条件による撮影、及び撮影した画像の記録処理へ移行する(ステップSB12)。なお、図示しないが、シャッターキーの全押し待ち状態で、シャッターキーの半押し状態が解除されたときには、ステップSB1へ戻る。
以上のように本実施の形態のデジタルカメラにおいては、露出制御モードとして「ブレ防止用AE(ブレ防止優先AE)」が設定されているときには、撮影時のシャッタースピードとして、撮影結果における画像ブレを許容範囲内に収めることができる下限シャッタースピード102が自動的に設定されるため、撮影操作(シャッターキーの全押し)を行うだけで、画像ブレが気にならない画像を撮影することができる。しかも、被写体ブレ量が閾値よりも大きいときにシャッターキーを半押した状態では、上記の下限シャッタースピード102がスルー画像100上に表示されるため、ユーザーは撮影時にどの程度の速度のシャッタースピードが設定されたのかを知ることができる。したがって、例えばカメラについてある程度の知識を有するユーザーに対して良好な使い勝手を提供することができる。
また、本実施の形態においては、シャッターキーが半押しされたとき、被写体ブレ量が閾値よりも大きくなく、ブレ注意マーク101を表示していない場合(ステップSB7がNO)のAE制御では、通常のAE制御と同様に被写体ブレ量と関係なくシャッタースピードを設定するため、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時のシャッタースピードが適正露出に向けた露出制御に伴い設定されるシャッタースピードよりも遅い速度に設定されることがない。したがって、被写体の明るさに応じたシャッタースピードが設定されることにより、適正露出を得るための最適な撮影条件での撮影が可能となる。しかも、適正露出を得るための撮影条件の設定に際しては、シャッタースピードを直前に撮像した被写体画像の明るさに基づき簡単に決定できるため、DSP/CPU6における処理負担を軽減させることもできる。
同時に、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、撮影時のシャッタースピードが必要以上に遅いシャッタースピードに設定されることがなく、撮影開始後の露光期間中に被写体の相対的なブレ量が大きくなるような不測の事態が生じた場合でも、高い確率で撮影結果における画像ブレを抑制することができる。
また、被写体ブレ量が閾値よりも大きいときに自動的に設定する撮影時のシャッタースピードを、被写体ブレ量に対応するシャッタースピードの許容範囲の下限のシャッタースピードとしたことから、CCD3の感度(アナログ処理部5におけるAGCのゲイン)を必要最小限に抑えることができる。そのため無用な感度アップによる撮像信号のS/N比の低下を防ぐことができ、撮影結果における画像ブレを抑制しつつ、高い画質を確保することができる。
なお、本実施の形態においては、シャッターキーが半押しされたときに、被写体ブレ量が閾値よりも大きい(ブレ注意マーク101を表示している)ときには、直ちに撮影時のシャッタースピードとして、ステップSB3で取得した被写体ブレ量に対応するシャッタースピードの許容範囲の下限のシャッタースピードを設定するようにしたが、以下のようにすることもできる。
すなわち、シャッターキーが半押しされたときに、被写体ブレ量が閾値よりも大きかった場合には、その時点でいったん通常のAE制御と同様に直前の撮像画像(被写体)の明るさに応じたシャッタースピードを取得する。次に、前記ブレ防止速度取得テーブルに基づいて、ステップSB3で取得した被写体ブレ量に対応したシャッタースピードの許容範囲を確認し、さらに上記AE制御により取得したシャッタースピードがその許容範囲内であるか否かを確認する。そして、許容範囲内であったときには、AE制御により取得したシャッタースピードシャッタースピードを、そのまま撮影時のシャッタースピードとして設定する一方、許容範囲内でなかったときには、前述したステップSB9の処理を実施し、撮影時のシャッタースピードに、撮影結果における画像ブレを許容範囲内に収めることができる下限シャッタースピード102に設定するようにしてもよい。
それによっても、撮影結果における画像ブレ量が一定以下となることが予想できる場合には、被写体の明るさに応じたシャッタースピードが設定されることにより、適正露出を得るための最適な撮影条件での撮影が可能となり、かつDSP/CPU6における処理負担を軽減させることができる。
また、以上説明した第1及び第2の実施の形態においては、スルー画像の表示中にCCD3により撮像した現フレームと前フレームとの間における双方の評価領域における相関量に基づいて被写体ブレ量を取得するため、それを例えば背景技術として説明した技術のように焦点検出ユニットを用いて行う場合に比べ、低コストで撮影結果における画像ブレを抑制することが可能となる。しかも、高い精度で被写体ブレ量を検出することができる。したがって、より確実に撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができる。また、前述した実施の形態のように、本発明をデジタルカメラに採用する場合は、焦点検出ユニット等の特別なハードウェアが不要であるため、制御プログラムを変更するだけで従来のシステムをそのまま利用することもできる。
なお、本発明はデジタルカメラ以外にも、前述した下限シャッタースピード102等のように、撮影結果における画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを表示する表示手段を備えたものであれば銀塩カメラにも採用することができる。その場合においても、撮影時に上記のシャッタースピードをユーザーに知らせることができる。その結果、撮影時のシャッタースピードにユーザーの意図を反映させながら撮影結果における画像ブレを抑制し、また使い勝手を向上させることができるという効果を得ることができる。
また、その場合や、本発明をデジタルカメラに採用する場合における被写体ブレ量の検出は、ここで説明した以外の構成や手順によって行うようにしても構わない。例えば前述した焦点検出ユニットを用いて被写体ブレ量を検出したり、または、振動検出センサによるカメラ本体の手ブレ検出を行い、その手ブレ量を本発明の被写体ブレ量として取得するようにしてもよい。その場合であっても、撮影時には、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードをユーザーに使用者に知らせることができるため、撮影時のシャッタースピードにユーザーの意図を反映させながら撮影結果における画像ブレを抑制したり、使い勝手を向上させたりすることができる。
各実施の形態に共通するデジタルカメラのブロック図である。 第1の実施の形態におけるDSP/CPUの処理内容を示すフローチャートである。 第1及び第2の実施の形態において、被写体ブレ量の演算に先立ち取得する現フレームと前フレームとの画像の相関量の取得方法を示す説明図である。 第1の実施の形態におけるスルー画像表示中のモニタ画面の表示例である。 第2の実施の形態におけるDSP/CPUの処理内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるスルー画像表示中のモニタ画面の表示例である。
符号の説明
1 撮像レンズ
2 絞り
3 CCD
5 アナログ処理部
6 DSP/CPU
9 液晶モニタ
10 内蔵フラッシュメモリ
12 メモリ・カード
14 キー入力部
100 スルー画像
101 ブレ注意マーク
102 下限シャッタースピード
103 シャッタースピード
104 AE結果

Claims (13)

  1. 被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、
    この取得手段により取得されたシャッタースピードを表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  2. 前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  3. 使用者が撮影時のシャッタースピードを決定するための決定手段を備え、
    前記設定手段は、前記決定手段による決定操作に応じ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定することを特徴とする請求項2記載のカメラ装置。
  4. 使用者が前記表示手段に表示されているシャッタースピードを変更するための変更手段と、
    この変更手段により変更されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  5. 撮影時の露出を適正露出に制御する露出制御手段と、
    前記検出手段により検出されたブレ量が予め決められている閾値よりも大きいか否かを判断する判断手段を備え、
    前記設定手段は、前記判断手段より前記ブレ量が予め決められている閾値よりも大きいと判断された場合にのみ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮像時のシャッタースピードとして設定し、前記露出制御手段は、前記設定手段により設定されたシャッタースピードを含む撮影条件によって撮影時の露出を適正露出に制御することを特徴とする請求項2記載のカメラ装置。
  6. 撮影時の露出を適正露出に制御する露出制御手段と、
    この露出制御手段により適正露出へ向けた露出制御に際して取得されたシャッタースピードが、前記検出手段により検出されたブレ量に対応して予め決められているとともに、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードの許容範囲内であるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記設定手段は、前記判断手段よって、前記露出制御手段により取得された前記シャッタースピードが許容範囲外であると判断された場合にのみ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮像時のシャッタースピードとして設定し、前記露出制御手段は、前記設定手段により設定されたシャッタースピードを含む撮影条件によって撮影時の露出を適正露出に制御することを特徴とする請求項2記載のカメラ装置。
  7. 前記設定手段によって前記取得手段により取得されるシャッタースピードが撮像時のシャッタースピードとして設定される場合にのみ、前記取得手段によるシャッタースピードの取得を許容するシャッタースピード取得制御手段を備えたことを特徴とする請求項5又は6記載のカメラ装置。
  8. 被写体を連続的に撮像する撮像手段と、
    この撮像手段により連続的に撮像された被写体画像を記録する記録媒体とを備え、
    前記検出手段は、前記撮像手段により相前後して撮像された双方の被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出することを特徴とする1乃至7の何れかに記載のカメラ装置。
  9. 前記取得手段は、検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収める最低速度のシャッタースピードを取得することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のカメラ装置。
  10. 表示手段を備えたカメラ装置が有するコンピュータを
    被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、
    この取得手段により取得されたシャッタースピードを前記表示手段に表示させる表示制御手段と
    して機能させるためのプログラム。
  11. 被写体を連続的に撮像する撮像手段と、
    この撮像手段により連続的に撮像された被写体画像を記録する記録媒体と、
    前記撮像手段により相前後して撮像された双方の被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、
    この取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段と
    を備えたことを特徴とするカメラ装置。
  12. 前記検出手段により検出されたブレ量が予め決められている閾値よりも大きいか否かを判断する判断手段を備え、
    前記設定手段は、前記判断手段より前記ブレ量が予め決められている閾値よりも大きいと判断された場合にのみ、前記取得手段により取得されたシャッタースピードを撮像時のシャッタースピードとして設定することを特徴とする請求項11記載のカメラ装置。
  13. 撮像手段により撮像した被写体画像を記録媒体に記録するカメラ装置が有するコンピュータを
    撮影待機中に前記撮像手段により相前後して撮像された双方の被写体画像に基づき被写体の相対的なブレ量を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出されたブレ量に基づき、撮影結果に生ずる画像ブレを許容範囲内に収めることができるシャッタースピードを取得する取得手段と、
    この取得手段により取得されたシャッタースピードを撮影時のシャッタースピードとして設定する設定手段と
    して機能させるためのプログラム。
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