JP7263001B2 - 情報処理装置、撮像装置、情報処理方法および撮像装置の制御方法 - Google Patents

情報処理装置、撮像装置、情報処理方法および撮像装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は撮像される画像に生じる被写体ブレを報知するための技術に関する。
移動する被写体を被写体ブレを起こさずにカメラで撮像するためには適切なシャッタースピードに設定して撮像する必要がある。
特許文献1には、準備撮影中において、撮影者が動き領域を目視確認できる技術が開示されている。ここで、準備撮影とは撮像装置の電子ビューファインダーや背面液晶を見ながら構図合わせや撮影条件の設定を行う撮影のことである。特許文献1では、準備撮影中に撮像した時系列的な画像間の動き領域を検出し、その動き領域を強調表示する技術が開示されている。
特開2008-172667号公報
しかしながら、準備撮影中の電子ビューファインダーや背面液晶に表示される画像を目視確認したとしても、設定したシャッタースピードで動きブレが発生するか否かを確認することは非常に困難である。具体的には、準備撮影中において、走者の手足などの小さい領域の動きブレを目視確認することは困難である。また、本撮影と準備撮影のシャッタースピードが異なる場合は、本撮影と準備撮影とで発生する動きブレも異なるため、準備撮影中の画像を目視確認したとしても本撮影の動きブレを確認することは困難である。例えば、準備撮影ではブレていない走者に、準備撮影とは異なる、予め設定したシャッタースピードで本撮影を行うと、本撮影のシャッタースピードでは走者の動きの速さに対して低速なため、本撮影後に記録した画像では走者がブレてしまっていることがある。これは、準備撮影と本撮影という関係に限らず、撮影パラメータが独立して設定可能な複数の撮像との間で同様の課題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑み、第1の撮像で得られる撮影画像を表示する際に第1の撮像とは独立した撮影パラメータで撮像された場合に発生する被写体の動きブレを容易に確認することができる情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像を行うことにより得られた複数の第1の撮影画像及び該複数の第1の撮影画像における被写体の動き情報を取得する取得手段と、前記第1の撮影パラメータとは独立して第2の撮影パラメータを設定する設定手段と、前記動き情報および前記第2の撮影パラメータから、前記第2の撮影パラメータで第2の撮像が行われる場合に得られる第2の撮影画像における被写体の動きブレを推定する推定手段と、前記動きブレを報知する報知手段と、を有し、前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および前記被写体の最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする。
また本発明の撮像装置は、撮像手段を有し、前記撮像手段において第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像により複数の第1の撮影画像が逐次出力される間にユーザーによる撮影指示がある場合、該撮影指示に応じて第2の撮影パラメータで第2の撮像により第2の撮影画像を出力する撮像装置であって、前記撮像手段から出力される複数の前記第1の撮影画像に基づいて動き情報を算出する算出手段と、前記第1の撮影パラメータとは独立して前記第2の撮影パラメータを設定する設定手段と、前記動き情報と前記第2の撮影パラメータとに基づいて、前記第2の撮影画像における動きブレを推定する推定手段と、前記推定手段により推定される動きブレを、前記撮影指示を受け付ける前に報知する報知手段と、を有し、前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および前記最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする。
また本発明の情報処理方法は、第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像により得られた複数の第1の撮影画像及び該複数の第1の撮影画像それぞれにおける被写体の動き情報を取得する取得ステップと、前記第1の撮影パラメータとは独立して第2の撮影パラメータを設定する設定ステップと、前記動き情報および前記第2の撮影パラメータから、前記第2の撮影パラメータで第2の撮像が行われる場合に得られる第2の撮影画像における被写体の動きブレを推定する推定ステップと、前記動きブレを報知する報知ステップと、を有し、前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および前記被写体の最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする。
また本発明の撮像装置の制御方法は、撮像手段において第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像により得られた複数の第1の撮影画像が逐次出力される間にユーザーによる撮影指示がある場合、該撮影指示に応じて第2の撮影パラメータで第2の撮像により第2の撮影画像を出力する撮像装置の制御方法であって、前記撮像手段から出力される複数の前記第1の撮影画像に基づいて動き情報を算出する算出ステップと、前記第1の撮影パラメータとは独立して前記第2の撮影パラメータを設定する設定ステップと、前記動き情報と前記第2の撮影パラメータとに基づいて、前記第2の撮影画像における動きブレを推定する推定ステップと、前記推定手段により推定される動きブレを、前記撮影指示を受け付ける前に報知する報知ステップと、を有し、前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする。
本発明によれば、第1の撮像で得られる撮影画像を表示する際に第1の撮像とは独立して設定される撮影パラメータで撮像された場合に発生する被写体の動きブレを容易に確認することができる。
第1の実施形態における撮像装置を示す図 第1の実施形態におけるデジタルカメラの撮影処理フローを示す図 第1の実施形態における動きブレ報知画像生成部の構成例を示す図 第1の実施形態における動きブレ報知画像を生成する処理フローを示す図 第1の実施形態における準備撮影画像及び動きベクトルを示す図 第1の実施形態における動きベクトルと推定動きブレを示すイメージ図 第1の実施形態における動きブレ報知方法を示す図 第2の実施形態における動きブレ報知画像を生成する処理フローを示す図
[第1の実施形態]
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明する。
本実施形態では、第1の撮像を行う際に取得した被写体の動き情報に基づいて、第1の撮像とは独立に設定された撮影パラメータで撮像される場合に発生する動きブレを推定し、推定した動きブレの報知を行う。
図1は、本実施形態における情報処理装置および撮像装置の一例として、撮像部を備えたデジタルカメラを示すブロック図である。本発明でいう情報処理装置は、撮像された画像を処理することが可能な任意の電子機器にも適用可能である。これらの電子機器には、例えば携帯電話機、ゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、時計型や眼鏡型の情報端末などが含まれてよい。制御部101は、例えばCPUであり、デジタルカメラ100が備える各ブロックに対する制御プログラムを後述のROM102より読み出し、後述のRAM103に展開して実行する。これにより、制御部101は、デジタルカメラ100が備える各ブロックの動作を制御する。
ROM102は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、デジタルカメラ100が備える各ブロックの動作プログラムに加え、各ブロックの動作に必要なパラメータ等を記憶する。
RAM103は、書き換え可能な揮発性メモリであり、制御部101等が実行するプログラムの展開や、デジタルカメラ100が備える各ブロックの動作で生成等されたデータの一時的な記憶等に用いられる。
光学系104は、ズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群で構成され、被写体像を後述の撮像部105の撮像面上に結像する。
撮像部105は、例えばCCDやCMOSセンサー等の撮像素子であり、光学系104により撮像部105の撮像面上に結像された光学像を光電変換し、得られたアナログ画像信号をA/D変換部106に出力する。
A/D変換部106は、入力されたアナログ画像信号をデジタル画像データに変換する。A/D変換部106から出力されたデジタル画像データは、RAM103に一時的に記憶される。
画像処理部107は、RAM103に記憶されている画像データに対して、各種画像処理を行う。具体的には、例えば光学系104や撮像素子に起因する画素の欠陥補正処理、デモザイキング処理、ホワイトバランス補正処理、色補間処理、ガンマ処理など、デジタル画像データを現像し表示・記録するための様々な画像処理を適用する。
また、画像処理部107は、動きブレ報知画像生成部300を具備する。本実施形態では、動きブレ報知画像生成部300はRAM103に記憶されている画像データに対して、取得した被写体の動きブレの情報に基づいて動きブレが容易に確認できる画像プレーンを生成し重畳することで、動きブレ報知画像を生成する。
記録/出力部108は、着脱可能なメモリカード等の記録媒体に画像データを含むデータを記録したり、データを外部インターフェースを介して外部装置に出力したりする。記録/出力部108は、画像処理部107で処理された画像データを、RAM103を介し、記録画像として記録する。
表示部109は、LCD等の表示デバイスを含み、RAM103に記憶されている画像や記録/出力部108に記録されている画像を表示デバイスに表示する。また表示部109は、ユーザーからの指示を受け付けるための操作ユーザーインターフェイスの表示等も行う。さらに表示部109は、例えばEVF(電子ビューファインダー)と撮影者側(背面)に設けられた背面モニタなど、複数の表示デバイスを有していても良い。表示部109は複数の表示デバイスに対して同時出力が可能であっても良いし、切替えて選択的に表示するような構成であってもよい。
指示入力部110は、タッチパネルやシャッターボタン等の各種物理的な操作部材を含む入力インターフェースであり、ユーザーによる指示の入力を受け付ける。
角速度検出部111は、例えば角速度センサー等であり、手振れやカメラワークによるヨー方向及びピッチ方向のデジタルカメラ100本体の角速度を検出する。角速度検出部111による角速度検出方法は、既存の方法を用いるものとし、詳細な説明は省略する。
また、デジタルカメラ100は制御部101の制御によって、撮像部105から逐次出力されるアナログ画像信号をA/D変換部106、RAM103、画像処理部107、表示部109を介して逐次表示デバイスに表示する準備撮影(ライブビュー撮影)を行う。準備撮影の際には、記録媒体への記録や外部装置への出力などを想定した本撮影に向けて構図を合わせたり、露光時間(Tv値)、絞り値(Av値)、ISO感度等の本撮影時の撮影パラメータを変更したりと撮影の準備をすることができる。
次に、本実施形態におけるデジタルカメラ100の処理について図2のフローチャートを参照して詳しく説明する。本フローチャートの各ステップは、制御部101あるいは制御部101の指示によりデジタルカメラ100の各部が実行する。
ユーザーがデジタルカメラ100の電源を入れると、ステップS201において、制御部101はデジタルカメラ100の電源が入れられたことに応じて、光学系104、撮像部105を制御して準備撮影を開始する。準備撮影期間中は、デジタルカメラ100は逐次画像を撮像して逐次取得し、取得した撮影画像は表示部109の表示デバイスに表示される。ユーザーは逐次表示される準備撮影画像を確認しながら構図合わせなどを行える。尚、後述するステップS202、203、204、205及び206の処理は準備撮影期間中に行う。
ステップS202において、ユーザーは指示入力部110を用いシミュレート用の撮影パラメータを入力する。制御部101は、指示入力部110からの入力に従い、準備撮影のための撮影パラメータとは独立してシミュレート用の撮影パラメータを設定する。ここで、制御部101は公知の画像解析、被写体解析などを用いて、例えば検出された被写体モデルに適すると思われる撮影パラメータを自動で設定するようにしてもよい。本実施形態では、シミュレート用の撮影パラメータとして露光時間が設定可能である。
また本実施形態では、制御部101が設定するシミュレート用の撮影パラメータは、後述するシャッターボタンの押下げ(本撮影の指示)が検出された後、本撮影の撮影パラメータとして用いられるものとする。しかしこれに限らず、制御部101は、本撮影のパラメータをさらに別途独立してユーザーによる指示に基づいてあるいは自動で設定するように構成されてもよい。
ステップS203において、制御部101は、動きブレ報知がON設定かOFF設定かを判定する。動きブレ報知のONかOFFかの設定は、例えば、ユーザーが指示入力部110を用い設定してもよいし、何らかの撮影条件に基づいて自動でONかOFFが設定されてもよい。1つの物理的な操作部材(ボタン、バー等)あるいはタッチデバイス上の1つのアイコンによってON、OFFの設定を可能とし、ユーザーが準備撮影中の任意のタイミングでON、OFFを設定できるようにしてもよい。さらに周期的に表示のON、OFFを切替えて表示する設定が可能であってもよい。
ステップS203において制御部101が動きブレ報知がONの設定であると判定した場合は、ステップS204にすすむ。ステップS204では、動きブレ報知画像生成部300が、準備撮影画像に対して、本撮影における撮影パラメータで撮像された場合に被写体に生じる動きブレ(あるいは生じないこと)を報知する動きブレ報知プレーンを重畳した動きブレ報知画像を生成する。そして、ステップS205において、制御部101は動きブレ報知画像を表示部109の表示デバイスに表示する。
ステップS203において制御部101が動きブレ報知がOFFの設定であると判定した場合は、ステップS205において、動きブレ報知プレーンが重畳されていない準備撮影画像を表示部109に表示する。
ステップS206において、制御部101はユーザー操作により指示入力部110のシャッターボタンが押下げられたか否かを判定する。ここで、シャッターボタンの押下げ入力が撮影準備動作を指示する半押しと本撮影を指示する全押しなどの2段階の入力方法を受け付ける構成である場合には、全押しがなされたか否かを判定するものとする。単純な1段階の入力のみを受け付ける場合には、当該1段階の入力がなされたか否かを判定する。
制御部101は、シャッターボタンが押下げられていないと判定した場合、ステップS202に戻り、ステップS202~ステップS205までの処理を繰り返す。これによりユーザーは、準備撮影中でありながら、現在設定されている撮影パラメータで本撮影が行われた場合に被写体に生じる動きブレを容易に確認することができる。もし、動きブレが確認されユーザーの好みの動きブレになっていない(動きブレが生じて欲しくない)場合は、ユーザーはシャッターボタンを押下せずに本撮影のシャッタースピード(露光時間)を再設定すればよい。
このように、準備撮影中において被写体の動きブレを報知することで、ユーザーは表示部109に表示される動きブレ報知画像を確認しながら、好みの動きブレになるまで本撮影の露光時間の設定を繰り返すことができる。その後、適切な動きブレに対応する露光時間の設定になった状態でシャッターチャンスを迎えることができる。
制御部101はステップS206にてシャッターボタンが押下げられたと判定した場合、本撮影の撮影指示を受けたとして、ステップS207に進み、光学系104、撮像部105等を制御して、準備撮影までに設定された撮影パラメータに基づいて本撮影を行う。本撮影によって得られた本撮影画像は、ステップS208にて、制御部101によって表示部109および記録/出力部108に出力され、表示部109の表示デバイスへの表示及び記録/出力部108での記録媒体への記録あるいは外部装置への出力が行われる。
次に、本発明の特徴である画像処理部107が具備する動きブレ報知画像生成部300の構成例について、図3を参照して説明する。
図3は、動きブレ報知画像生成部300の構成例を示す図である。動きブレ報知画像生成部300は、画像間の比較から被写体の動きベクトルを算出する動きベクトル算出部301、前記算出した動きベクトルおよび、RAM103に記憶されている動き統計量を基に、動き統計量の更新処理を行う動き統計量更新部302を含む。さらに更新された動き統計量に基づいて本撮影時の被写体の動きブレを推定する推定動きブレ推定部302を含む。さらに推定された被写体の動きブレに基づいて動きブレを報知するためのデータを作成する報知プレーン生成部303、そして本実施形態では該動きブレ報知プレーンを撮影画像に重畳するため、重畳処理を行う画像重畳部304を含む。各部の動作の詳細については後述する。
なお、図3に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
次に、図2のステップS204にて実行される、動きブレ報知画像生成部300が動きブレ報知画像を生成する処理について、図4のフローチャートを参照して詳しく説明する。本フローチャートの各ステップは、制御部101あるいは制御部101の指示により動きブレ報知画像生成部300を含めたデジタルカメラ100の各部が実行する。
ステップS401において、制御部101は、撮像部105が逐次撮像する準備撮影画像と、本撮影の際に用いる撮影パラメータを動きブレ報知画像生成部300に入力する。
ステップS402において、動きベクトル算出部301は、画像間の比較処理によって、被写体の動き情報としての準備撮影画像の画像間における動きベクトルを算出する。動きベクトルとは、準備撮影画像の画像間における被写体の移動量をベクトルとして表したものである。本実施形態では2次元画像間の平面における被写体の動きベクトルを算出する。しかし本発明はこれに限らず、例えば各準備撮影画像において被写体の奥行方向の深さ情報(被写体距離、デフォーカス量など)を取得し、3次元空間上の被写体の動きベクトルを算出するようにしてもよい。
動きベクトル算出部301は、複数の準備撮影画像をそれぞれ基準フレーム、参照フレームとし、基準フレーム内の基準ブロックを用いて参照フレーム内の対象領域の各ブロックと相関演算を行う。相関演算の結果、相関の最も高いブロックと基準ブロックの位置関係から動きベクトルを算出する。相関値の算出方法は差分絶対値和や差分二乗和、正規相互相関値に基づく方法など特に限定されず、また動きベクトルの算出方法そのものも勾配法など、他の手法を用いてもよい。
図5(a)は犬501が左方向に走っているところを撮像している準備撮影画像を示しており、このとき算出される動きベクトルのイメージ図を図5(b)に示す。図5(b)の例では、走っている犬501は所定値以上の大きさの動きベクトルが左方向の動きベクトルとして検出され、それ以外の止まっている犬502や背景の柵は動きベクトルが0もしくは所定値より小さい。
尚、動きベクトル算出部301は、全画素の動きベクトルを算出するのではなく、所定画素毎に動きベクトルを算出してもよい。
ステップS403において、動き統計量更新部302は、前記算出した動きベクトルおよび、RAM103に記憶されている動き統計量を基に、動き統計量の更新処理を行う。ここで、前記統計量とは、時間的な統計量のことであり、過去の動きベクトルの履歴に基づく統計値である。
ここでステップS403にて制御部101および動き統計量更新部302によって行われる更新処理の詳細を図8のフローチャートを参照して説明する。本フローチャートの各ステップは、制御部101あるいは制御部101の指示により動き統計量更新部302を含めたデジタルカメラ100の各部が実行する。
図8のステップS801において、動きベクトルの読み込みを行う。ここで読み込んだ動きベクトルは、動きベクトル算出部301で算出した現在の動きベクトルである。
図8のステップS802において、制御部101は、動き統計量が初期状態であるかを判定する。初期状態とは、過去の動きベクトルの履歴が存在しない状態のことを指す。ここで、動き統計量が初期状態であると判定された場合は、現在の動きベクトルを初期値とする(S803)。一方、動き統計量が初期状態でないと判断された場合は、ステップS804において、制御部101は、RAM103に記憶されている動き統計量の読み込み処理を行う。次いで、ステップS805において、動き統計量の更新処理を行う。
ここで動き統計量の更新方法は、動き統計量をどのように算出するかによって異なる。本実施形態では、動き統計量を過去Nフレームの動きベクトルの大きさの最大値として算出する。ここで、Nは2以上の整数であり、Nが大きいほど過去の動きの影響を受ける。
動き統計量は、以下の式(A)に従って更新される。
MOV_TOT=MAX(MOV_PRE,MOV_CUR)・・・式(A)
ここで、式(A)において、MOV_PREは過去の動き統計量であり、MOV_CURは現在の動きベクトルの大きさである。その最大値を、次の更新処理の際には新たな動き統計量MOV_TOTとして式(A)の演算を行う。式(A)に基づく動き統計量の更新処理を、動きベクトルの算出単位毎に行う。本実施例では動きベクトルを画素単位で算出しているので、画素単位での算出を行う。仮に動きベクトルを所定サイズのブロックごとに算出している場合は、そのブロック単位で行う。
図8のステップS806において、ステップS805で更新された動き統計量をRAM103に上書き保存してフローを終了する。また、ステップS802で初期状態と判断された場合は、現在の動きベクトルを初期値として保存してフローを終了する。
図4のステップS404において、推定動きブレ算出部302は、撮影条件として、図2のステップS202で設定した本撮影の露光時間及び準備撮影における画像間の時間間隔(フレームレート)を取得する。
ステップS405において、推定動きブレ算出部302は、ステップS404で取得した本撮影の露光時間及び準備撮影における画像間の時間間隔に基づき、ステップS302で算出した画素毎の動きベクトルから本撮影における被写体の動きブレを推定する。
本撮影における被写体の動きブレに推定する方法について、図6を参照して詳しく説明する。図6は、準備撮影における動きベクトルと、本撮影の動きブレに推定した推定動きブレとの関係を示す図である。図6では、撮影条件として、準備撮影の画像間の時間間隔は1/60秒、本撮影の露光時間は1/120秒と1/30秒を例として示している。
推定動きブレ算出部302は、式(1)及び式(2)に示すような換算式に基づき、画素毎の動きベクトルを本撮影の動きブレに推定する。
CONV_GAIN=EXP_TIME/INT_TIME・・・式(1)
CONV_BLUR=VEC_LEN×CONV_GAIN・・・式(2)
ここで、式(1)において、CONV_GAINは準備撮影の動きベクトルの大きさを本撮影における動きベクトルの大きさに換算するための推定ゲインを示し、EXP_TIMEは本撮影の露光時間を示し、INT_TIMEは準備撮影の画像間の時間間隔を示す。また、式(2)において、CONV_BLURは本撮影における被写体の動きブレを示し、VEC_LENは準備撮影における動きベクトルの大きさを示す。
式(1)において、推定ゲインは本撮影の露光時間を準備撮影の画像間の時間間隔で除算することにより算出する。そして、式(2)において、本撮影における被写体の動きブレは、動きベクトルの大きさに推定ゲインを乗算することにより算出する。
具体的には、図6のように準備撮影における動きベクトルの長さが10画素の場合、本撮影の露光時間が1/120秒の推定動きブレは、推定ゲインが1/2倍になるため5画素となる。また、本撮影の露光時間が1/30秒の推定動きブレは、推定ゲインが2倍になるため20画素となる。
ステップS406において、報知プレーン生成部303は、ステップS405において算出した画素毎の動きブレに基づき、動きブレを報知するための画像プレーンを生成する。例えば、所定のブレ量以上の動きブレに対応する画素を強調表示するなど区別可能に報知するための画像プレーンを生成する。
また、図2のステップS206にてシャッターボタンの押下げが検知され本撮影が行われるまでの間、ユーザーは所望の動きブレの本撮影の撮影画像を得るためにシャッタースピード等の撮影パラメータを変更できる。撮影パラメータが変更されると、推定動きブレ算出部302は動きブレの推定を再度行う。報知プレーン生成部303は、再度推定された動きブレに基づき、再度画像プレーンを生成する。
ステップS407において、画像重畳部304は、準備撮影画像にステップS405において生成した報知プレーンを例えばRAM103上で重畳し、動きブレ報知画像を生成する。
ここで、報知プレーン生成部303により生成される、被写体の動きブレを報知するための報知プレーンの生成方法と、該報知プレーンを重畳した動きブレ報知画像の生成方法について、図7を参照して詳しく説明する。図7は、動きブレ報知画像として3つの例を示している。これらの例では、準備撮影中に動きブレ報知画像を表示部109に表示することにより、ユーザーは被写体の動きブレを容易に確認することができる。
図7(a)は、アイコン表示により動きブレを報知する例を示す。ステップS406において、制御部101は、画素毎の推定動きブレのうち、所定値以上の推定動きブレを示す画素数が画面全体に占める割合を算出する。その割合が所定割合以上の場合に、報知プレーン生成部303は図7(a)に示すような動きブレアイコン901を動きブレ報知プレーンとして生成し、画像重畳部304が準備撮影画像に重畳することにより図7(a)のような動きブレ報知画像を生成する。
図7(b)は、動きブレ枠の表示によって動きブレを報知する例を示す。ここで、動きブレ枠表示による動きブレ報知画像の生成方法について説明する。ステップS406において、制御部101は、分割領域内の画素毎の推定動きブレのうち、所定値以上の推定動きブレを示す画素数が分割領域全体に占める割合を算出する。その割合が所定割合以上の分割領域に対して、報知プレーン生成部303は図7(b)に示すような動きブレ枠902を動きブレ報知プレーンとして作成し、画像重畳部304が準備撮影画像に重畳することにより図7(b)のような動きブレ報知画像を生成する。分割領域毎の動きブレを報知するか否かの判定は分割領域における画素毎の推定動きブレの平均値や中央値などの統計値に基づいて判断されてもよい。
図7(c)は、動きブレが発生した被写体のエッジを強調表示することにより動きブレを報知する例を示す。ここで、動きブレエッジの強調表示による動きブレ報知画像の生成方法について説明する。ステップS405において、報知プレーン生成部303は、準備撮影画像のエッジ強度を検出する。エッジ強度の検出は、ソーベルフィルタなどの公知の方法を用いればよく、詳細な説明は省略する。そして、報知プレーン生成部303は、過去Nフレームの中の少なくとも1フレームにおいてエッジ強度が所定値以上、且つ、換算動きブレが所定値以上の画素を抽出する(例えば上記フィルタ結果を所定値以上でクリップする)。抽出した画素に対して、図7(c)の903に示すように動きブレが生じている被写体のエッジを強調表示するような動きブレ報知プレーンを生成し、準備撮影画像に重畳することにより図7(c)のような動きブレ報知画像を生成する。図7(c)903の例では、動きブレエッジを太くする例を示している。強調表示方法の他の例としては、エッジ強度が所定値以上、且つ、推定動きブレが所定値以上の画素を抽出し、抽出した画素を赤くするなど、色相・彩度・明るさを変える強調表示の方法が挙げられる。本実施例では、換算動きブレ算出に用いる動き統計量は、過去Nフレームの動きベクトルの時間的な統計量として算出している。従って、図10に示す報知画像も、過去Nフレームの動き検出の結果が反映されている。特に図10(b)および(c)では、現在表示されている画像の被写体部分以外にも動きブレを示す表示が行われているが、本表示は過去の動きに基づく表示であり、図10では被写体が向かって左方向に動いているため、被写体の右側にこのような表示が行われる。また、本実施例では、N=5としている。このような表示を行うことによって、撮影者は現在だけでなく過去の動きブレ量も確認しながら、より容易に所望のシャッター速度を設定することができる。
以上の通り、本実施形態では、第1の撮影の動きブレから第2の撮影での動きブレを推定し、推定した動きブレを報知することにより、第1の撮影で得られる画像を表示する際に第2の撮影で発生する被写体の動きブレを容易に確認することを可能とした。ユーザーは第1の撮影の時点で現在の第2の撮影に用いる撮影パラメータで所望の動きブレで撮影が可能なのかを確認し、第2の撮影に向けて所望の撮影パラメータを設定することができる。さらに過去の動きブレ量の統計量に基づいて動きブレの報知を行うことで、動きの変化が激しい被写体に対しても所望のブレを有する画像を取得するためのシャッター速度をより容易に設定することが可能となる。
本実施形態では、推定動きブレが所定値以上の場合に動きブレを報知する例について説明したが、推定動きブレが所定値以下の場合に報知しても良い。これにより、動きブレを動感として表現したい長秒露光撮影の場合に、動きブレの不足を準備撮影期間中に確認しやすくなる。
また本実施形態では、デジタルカメラ100の電源がONにされた後の準備撮影開始を以て動きブレ報知が開始されていた。しかし、これに限らず、例えば準備撮影中にシャッターボタンが半押しされた場合に、半押しされている期間中あるいは所定期間にわたって動きブレ報知を行うようにしてもよい。また、準備撮影中に動きブレ報知のON、OFFを自由に切替えられる操作部材を設けていてもよい。
また本実施形態では、準備撮影における動きベクトルに基づき本撮影の動きブレを推定していた。しかし、これに限らず、例えば、準備撮影における動きベクトルに応じて本撮影の動きベクトルを予測し、該予測した動きベクトルに基づき本撮影の動きブレを推定してもよい。本撮影の動きベクトルの予測方法は、例えば準備撮影における動きベクトルの時間的変化と本撮影までの時間に基づき、予測する。セルフタイマー撮影やシャッターチャンスを撮像装置が判別し自動的に撮影を行う自動撮影など、準備撮影から本撮影までの時間が決まっている場合に特に有効である。
また本実施形態では、異なる撮影パラメータとして露光時間を考慮し、第1の撮影(準備撮影)における動きブレを第2の撮影(本撮影)における動きブレに換算することで第2の撮影における動きブレを推定した。しかし、考慮する撮影パラメータとしては露光時間に限らず、より明るい方が動きブレが目立ちやすくなるため、画像の露出値(Ev値)に基づいて、露出が高い方が露出が低い画像よりも、報知する動きブレかどうかを判定する閾値が低くなるようにしてもよい。
また本実施形態では、動きブレ報知の方法として、動きブレアイコン表示、動きブレ枠表示、動きブレエッジの強調表示の3つの例について説明したが、動きブレ報知の方法はこれに限ったものではない。例えば、平坦な領域も含め、動きブレが発生している領域を強調表示しても良い。具体的には、報知プレーン生成部303は、画素毎の推定動きブレが所定値以上の画素を赤く塗るような強調表示を行う。このようにエッジ領域だけではなく、エッジ領域以外の領域も強調表示を行うことにより、被写体全体が強調表示されるため、より動きブレを確認しやすくなる。
また本実施形態では、動きブレの報知方法として、表示部109に動きブレを報知する表示を行う例について説明したが、動きブレの報知方法としてはこれに限ったものではない。例えば、音や光や振動により動きブレを報知しても良い。具体的には、画素毎の推定動きブレのうち、所定値以上の推定動きブレを示す画素数が画面全体に占める割合が所定割合以上の場合に、動きブレ報知音、報知光、報知振動を発生させる。この実施形態では、報知プレーン生成部303や画像重畳部304の構成、ステップS405、ステップS406の処理フローは不要となる。代わりにデジタルカメラ100内にスピーカーを備え、ステップS205において、表示部109への準備撮影画像の表示に併せて、制御部101が報知音をスピーカーで鳴らしたり、報知光を点灯させたり、報知振動を起こすとよい。
また、本実施形態では、本撮影画像において発生する被写体の動きブレを準備撮影画像を表示する際に報知する例を示したが、2つの撮影画像あるいは撮影パラメータの関係はこれに限られない。すなわち、複数の撮像素子に撮像される条件下で、1つの撮像素子において第1の撮影パラメータで第1の撮像により第1の撮影画像が出力され、他の撮像素子において第2の撮影パラメータで第2の撮像により第2の撮影画像が出力される実施形態でもよい。この場合も、第1の撮影画像の動き情報に基づいて第2の撮影画像における被写体の動きブレが推定され、報知する。複数の撮像素子は複数の撮像装置に別個に設置されていてもよい。
本発明では、動き統計量更新部302において、動き統計量を過去Nフレームの動きベクトルの大きさの最大値として算出したが、他の方法で算出しても良い。例えば過去Nフレームの動きベクトルの大きさの平均値や、動きベクトルの大きさに応じた重みを用いた加重平均値でも良い。また、前回のシャッターレリーズ時など、所定のタイミングの動きベクトルの大きさを保持しておいても良い。
本発明では、動き統計量算出の際に参照する過去フレーム数をN=5で固定としたが、参照フレーム数はこれに限ったものではない。例えば、被写体の動きブレ量や本撮影時のシャッター速度(露光時間)に応じてNを決定してもよい。被写体の動きブレ量が所定値より小さい場合、例えば被写体が行う本来止めたい動きをまだ被写体が行っていないタイミングの可能性があるため、動きブレ量が所定値より大きい場合に比べてNを大きく設定する。また本撮影時のシャッター速度(露光時間)が所定速度より遅い(露光時間が所定値よりも長い)場合、例えばより被写体の動きブレが生じやすいので、所定速度より速い場合に比べてNを大きく設定する。撮影者の指示によってNの値を与えても良い。また、Nの値が所定値より大きくなり参照する過去フレームが増える場合は、Nの値が所定値より小さい場合に比べて参照するフレームの間隔を間引いてもよい。
(変形例)
ステップS405において推定動きブレ算出部303によって動きブレを推定する際に、表示画像において動きブレが生じた様子をより滑らかに表示するための処理例を示す。
画像間の動き情報の検出結果がバラツキをもってしまうと、動きブレの報知結果が時間方向にちらついて見え、目視確認が困難になる。そこで、図4のステップ405において、推定動きブレ補正部303は、現在の準備撮影の画像より時間的に前後の準備撮影の画像を基準として算出した画素毎の換算動きブレの結果を用いて補正する処理を行う。
ここで現在の準備撮影の画像Tを基準として換算した動きブレをCONV_BLUR(T)、現在の準備撮影の画像Tよりも時間的に前の準備撮影の画像T-1を基準として換算した動きブレをCONV_BLUR(T-1)とする。また、現在の準備撮影の画像Tよりも時間的に後の準備撮影の画像T+1を基準として換算した動きブレをCONV_BLUR(T+1)とする。さらに、現在の準備撮影の画像Tを基準として換算した動きブレの補正結果をCORR_CONV_BLUR(T)とすると、補正方法は、加重平均による式(3)の様になる。K(T)、K(T-1)、K(T+1)は加重係数であり、合計で1になる係数である。
CORR_CONV_BLUR(T)
=K(T)×CONV_BLUR(T)+K(T-1)×CONV_BLUR(T-1)+K(T+1)×CONV_BLUR(T+1)・・・式(3)
本実施例では、K(T)=0.5、K(T-1)=K(T+1)=0.25だが、これに限らず、時間方向にローパスフィルタがかかる様な値の係数であれば良い。
また、前記の様に加重平均方式ではなく、最大値選択方式や、最小値選択方式、または中央値選択方式を用いても良い。また、本撮影や準備撮影の露光時間に応じて、参照フレーム数や加重係数を調整しても良い。
(他の実施形態)
本発明の目的は以下のようにしても達成できる。すなわち、前述した各実施形態の機能を実現するための手順が記述されたソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給する。そしてそのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行するのである。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体およびプログラムは本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスクなどが挙げられる。また、CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD-RAM、DVD-RW、DVD-R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等も用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行可能とすることにより、前述した各実施形態の機能が実現される。さらに、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した各実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、以下の場合も含まれる。まず記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行う。
100 撮像装置
101 制御部
102 ROM
103 RAM
104 光学系
105 撮像部
106 A/D変換部
107 画像処理部
108 記録部
109 表示部
110 指示入力部
111 角速度検出部
300 動きブレ報知画像生成部
301 動きベクトル算出部
302 推定動きブレ算出部
303 報知プレーン生成部
304 画像重畳部
801 画像動き情報変換部

Claims (23)

  1. 第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像を行うことにより得られた複数の第1の撮影画像及び該複数の第1の撮影画像における被写体の動き情報を取得する取得手段と、
    前記第1の撮影パラメータとは独立して第2の撮影パラメータを設定する設定手段と、
    前記動き情報および前記第2の撮影パラメータから、前記第2の撮影パラメータで第2の撮像が行われる場合に得られる第2の撮影画像における被写体の動きブレを推定する推定手段と、
    前記動きブレを報知する報知手段と、を有し、
    前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および前記被写体の最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記推定手段は、前記動き情報、前記第1の撮影パラメータおよび前記第2の撮影パラメータに基づいて前記動きブレを推定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記取得手段は、複数の前記第1の撮影画像の間で画像の比較を行うことで前記動き情報を算出し、取得することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記推定手段は、前記動き情報に基づき算出した前記第1の撮影画像における被写体の動きブレを、前記第1の撮影パラメータと前記第2の撮影パラメータの違いに基づき前記第2の撮影画像における動きブレに換算することで、前記第2の撮影画像における動きブレを推定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記推定手段は、前記動き情報と複数の前記第1の撮像における画像間の時間間隔及び前記第2の撮影パラメータとして設定される露光時間に基づき、前記第2の撮影画像における動きブレを推定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記報知手段は、前記動きブレに対応する情報を表示部に表示することで前記動きブレを報知することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記報知手段は、前記動きブレに対応する情報を前記第1の撮影画像に重畳して表示部に表示することで前記動きブレを報知することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記取得手段は、前記第1の撮影画像の複数の領域に対応する動き情報を取得し、前記推定手段は、前記複数の領域に対応する動き情報から前記第2の撮影画像の複数の領域における動きブレを推定し、
    前記報知手段は、前記動きブレを対応する複数の領域毎に報知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記報知手段は、前記第1の撮影画像において、前記第2の撮影画像における動きブレが所定のブレ量以上であると推定された領域毎に枠を表示することで動きブレを報知することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記報知手段は、前記第1の撮影画像において、前記第2の撮影画像における動きブレが所定のブレ量以上であると推定された領域毎にエッジ領域を区別可能に表示することで動きブレを報知することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  11. 前記第1の撮像は前記第2の撮像の前に行われ、
    前記報知手段は、前記取得手段が前記第1の撮影画像を逐次取得している間に前記動きブレを報知することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. 前記推定手段は、前記設定手段により前記第2の撮像の撮影パラメータが変更されると前記動きブレの推定を再度行い、
    前記報知手段は、前記推定手段により再度推定された動きブレを報知することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  13. 前記設定手段は、前記第1の撮影画像に基づいて前記第2の撮影パラメータを設定することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  14. 前記動きブレの推定には、前記複数の第1の撮影画像における動きブレの平均値を用いることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  15. 前記動きブレの推定には、前記複数の第1の撮影画像における動きブレの最大値を用いることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  16. 前記動きブレの推定に用いる第1の撮影画像の数は、前記第2の撮像における露光時間に基づいて決定されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  17. 前記動きブレの推定に用いる第1の撮影画像の数は、ユーザーによる前記数を入力する操作によって決定されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  18. 前記第1の撮像を行う撮像手段と、
    請求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  19. 撮像手段を有し、前記撮像手段において第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像により複数の第1の撮影画像が逐次出力される間にユーザーによる撮影指示がある場合、該撮影指示に応じて第2の撮影パラメータで第2の撮像により第2の撮影画像を出力する撮像装置であって、
    前記撮像手段から出力される複数の前記第1の撮影画像に基づいて動き情報を算出する算出手段と、
    前記第1の撮影パラメータとは独立して前記第2の撮影パラメータを設定する設定手段と、
    前記動き情報と前記第2の撮影パラメータとに基づいて、前記第2の撮影画像における動きブレを推定する推定手段と、
    前記推定手段により推定される動きブレを、前記撮影指示を受け付ける前に報知する報知手段と、を有し、
    前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする撮像装置。
  20. 第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像により得られた複数の第1の撮影画像及び該複数の第1の撮影画像それぞれにおける被写体の動き情報を取得する取得ステップと、
    前記第1の撮影パラメータとは独立して第2の撮影パラメータを設定する設定ステップと、
    前記動き情報および前記第2の撮影パラメータから、前記第2の撮影パラメータで第2の撮像が行われる場合に得られる第2の撮影画像における被写体の動きブレを推定する推定ステップと、
    前記動きブレを報知する報知ステップと、を有し、
    前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および前記被写体の最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする情報処理方法。
  21. 撮像手段において第1の撮影パラメータで複数の第1の撮像により得られた複数の第1の撮影画像が逐次出力される間にユーザーによる撮影指示がある場合、該撮影指示に応じて第2の撮影パラメータで第2の撮像により第2の撮影画像を出力する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段から出力される複数の前記第1の撮影画像に基づいて動き情報を算出する算出ステップと、
    前記第1の撮影パラメータとは独立して前記第2の撮影パラメータを設定する設定ステップと、
    前記動き情報と前記第2の撮影パラメータとに基づいて、前記第2の撮影画像における動きブレを推定する推定ステップと、
    前記推定ステップにより推定される動きブレを、前記撮影指示を受け付ける前に報知する報知ステップと、を有し、
    前記動きブレは前記複数の第1の撮影画像それぞれにおける前記動き情報の統計量および最新の動き情報から推定される値であることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  22. コンピュータを、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として実行させるためのプログラム。
  23. コンピュータを、請求項1乃至17のいずれか1項に記載の情報処理装置の各手段として実行させるためのプログラムが記憶されたコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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