JP2006091242A - 透過型表示装置 - Google Patents

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昭正 結城
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Abstract

【課題】間欠点灯方式のバックライトを採用する場合であっても、動画のチラツキを感じさせない透過型表示装置を実現する。
【解決手段】一般的なテレビジョン画像に採用されている60Hzのフレームレートの動画の画像信号S2を、より高いフレームレート(例えば70Hz)に対応したドットクロック信号DCLK(o)に基づいて読み出すことにより、入力時のフレームレートよりも高いフレームレート(例えば70Hz)の画像信号S3として液晶パネル4に送出し、タイミングコントローラ7に、高いフレームレートに同期してバックライト1および液晶パネル4の各動作タイミングを制御させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、バックライトからの光の透過率を制御することによって画像表示を行う透過型表示装置に関し、特に液晶表示装置に関する。
従来の液晶表示装置においては、バックライトが常時、連続して点灯していた。このようなバックライトの点灯方式は、ホールド型と称される。
さて、ホールド型の点灯方式では、次フレームへと画像内容が更新されたことに基づき液晶が応答している最中にも、画像は表示されたままである。そのため、動画を表示する際に前フレームの残像が表示されやすく、動画の輪郭がぼやけるとういう問題があった。
そこで、動画の輪郭を鮮明にするために、例えば下記特許文献1の実施の形態3(図5)に記載されているように、バックライトを常時ではなく間欠的に、しかも、次フレームの画像内容に更新されたゲートライン部分近傍を順次、点灯してゆく間欠点灯方式が考案された。加えて、同文献の実施の形態1に記載されているように、現フレーム画像の表示後、次フレーム画像の描画前に一旦、黒画面を挿入する処理も考案された。
なお、本願に関する文献として特許文献1以外に下記非特許文献1もある。
特開2002−175057号公報 福田忠彦「運動知覚における中心視と周辺視の機能差」テレビジョン学会誌33(6)号479頁−488頁(1979年)
上記特許文献1に記載の間欠点灯方式を、40インチ大画面の液晶表示装置に適用してみたところ、動作条件によっては画質が悪化することがわかった。
すなわち、一般的なテレビジョン画像に採用されている60Hzのフレームレートの動画を400cd/m2の輝度で表示する場合、間欠点灯方式では、従来のホールド型点灯方式の場合に比べて動画の輪郭は鮮明にはなるものの、ホールド型点灯方式の場合に比べて画像周辺部におけるチラツキ(フリッカ)を感じるようになり、画質が悪化することが判明した。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、間欠点灯方式のバックライトを採用する場合であっても、動画のチラツキを感じさせない透過型表示装置を提供する。
本発明は、間欠点灯方式のバックライトと、前記バックライトからの光の透過率を制御することによって画像表示を行う表示パネルと、前記バックライトの動作タイミングと前記表示パネルの動作タイミングとを司どるタイミングコントローラと、フレームレート変換部とを備え、前記フレームレート変換部は、フレームメモリ、書き込み制御回路、および、読み出し制御回路を含み、前記フレームレート変換部には、第1フレームレートの画像信号が与えられ、前記書き込み制御回路は、前記画像信号を前記フレームメモリに記録し、前記読み出し制御回路は、前記フレームメモリに記録された前記画像信号を、前記第1フレームレートよりも高い第2フレームレートに対応したクロック信号に基づいて読み出すことにより、前記第2フレームレートの画像信号として前記表示パネルに送出し、前記タイミングコントローラは、前記第2フレームレートに同期して前記バックライトおよび前記表示パネルの各動作タイミングを制御する透過型表示装置である。
本発明によれば、読み出し制御回路は、フレームメモリに記録された画像信号を、第1フレームレートよりも高い第2フレームレートに対応したクロック信号に基づいて読み出すことにより、第2フレームレートの画像信号として表示パネルに送出し、タイミングコントローラは、第2フレームレートに同期してバックライトおよび表示パネルの各動作タイミングを制御する。よって、入力された画像信号よりも高いフレームレートで表示パネルに画像を表示することができる。一般的なテレビジョン画像に採用されている60Hzのフレームレートの動画を70Hz程度に高めると、チラツキ(フリッカ)を感じにくくなるため、間欠点灯方式のバックライトを採用する場合であっても、動画のチラツキを感じさせない透過型表示装置を実現できる。
<実施の形態1>
本実施の形態は、画像信号のフレームレートを高めて画像表示を行うことにより、間欠点灯方式のバックライトを採用する場合であっても、動画のチラツキを感じさせないようにした透過型表示装置である。
図1は、本発明に係る透過型表示装置の構成の一例を示す図である。具体的には、図1は液晶表示装置である。
図1に示すように、この液晶表示装置は、間欠点灯方式のバックライト1(冷陰極管ランプ等の光源2を含む)、光源2の点灯制御装置3、バックライト1からの光の透過率を制御することによって画像表示を行う表示パネルたる液晶パネル4、液晶パネル4の各ソースラインSLを駆動するソースドライバ5、液晶パネル4の各ゲートラインGLを駆動するゲートドライバ6、バックライト1の動作タイミングと液晶パネル4の動作タイミングとを司どるタイミングコントローラ7、フレームレート変換部8(その内部にフレームメモリ9を含む)、テレビジョン信号の受信機等の画像データ発生器10、および、解像度変換やガンマ補正を行う画質調整器11を含んでいる。
次に、この液晶表示装置の動作について説明する。
画像データ発生器10では、一般的なテレビジョン画像に採用されている60Hzのフレームレートの動画が、画像信号S1として生成される。画像信号S1は、画質調整器11に入力されて解像度変換やガンマ補正を受ける。画質調整器11から出力された画像信号S2は、フレームレート変換部8に入力される。
フレームレート変換部8は、60Hzのフレームレートの画像信号S2を、それよりも高いフレームレート(例えば70Hz)の画像信号S3に変換して、ソースドライバ5に送る。ソースドライバ5は、一ゲートライン分ずつ画像データを受け取り、各ソースラインSLに信号を送る。
図2は、本実施の形態におけるフレームレート変換部8の詳細構成8aを示す図である。このフレームレート変換部8aは、フレームメモリ9、判定回路101、書き込み制御回路102、および、読み出し制御回路103を含む。
書き込み制御回路102は、画像信号S2を受ける。画像信号S2には、垂直同期信号VD(i)、水平同期信号HD(i)、データイネーブル信号DENA(i)、ドットクロック信号DCLK(i)、赤色画像信号R(i)、緑色画像信号G(i)および青色画像信号B(i)が含まれる。
書き込み制御回路102内には、フレームレート60Hzの画像信号S2のドットクロック信号DCLK(i)に対応したクロック信号を発生するPLL(Phase Locked Loop)回路(図示せず)が設けられており、書き込み制御回路102はそのクロック信号で動作する。
書き込み制御回路102は、垂直同期信号VD(i)、水平同期信号HD(i)、データイネーブル信号DENA(i)、ドットクロック信号DCLK(i)の各信号(いずれも60Hzのフレームレートに対応している)に基づいたタイミングで、赤色画像信号R(i)、緑色画像信号G(i)および青色画像信号B(i)を一ゲートラインずつ、赤色画像信号R(w)、緑色画像信号G(w)および青色画像信号B(w)を含む書き込み信号RGBwとしてフレームメモリ9に書き込む。
なお、フレームメモリ9内の書き込み先は、書き込み制御回路102から出力される書き込み先アドレスの情報addr(i)により指定される。ここでいうアドレスとは、一ゲートライン分の画像データを一まとまりとして一つ与えられるフレームメモリ9内の番地情報であり、例えば水平走査線(=ゲートライン)が769本の場合には、769個のアドレスがフレームメモリ9内に存する。また、書き込み先アドレスの情報addr(i)は、書き込み制御回路102から判定回路101に対しても送信される。
読み出し制御回路103は、フレームメモリ9に記録された画像信号を、赤色画像信号R(r)、緑色画像信号G(r)および青色画像信号B(r)を含む読み出し信号RGBrとして読み出す。そして、読み出し信号RGBrを、入力時のフレームレート60Hzよりも高い出力フレームレート(例えば70Hz)の画像信号S3(赤色画像信号R(o)、緑色画像信号G(o)および青色画像信号B(o)を含む)として、液晶パネル4のソースドライバ5に、一ゲートライン分ずつ液晶パネル4の上方から下方に移行するように順次、送出する。
なお、フレームメモリ9内の読み出し元は、読み出し制御回路103から出力される読み出し元アドレスの情報addr(o)により指定される。また、読み出し元アドレスの情報addr(o)は、読み出し制御回路103から判定回路101に対しても送信される。
読み出し制御回路103内には、画像信号S2のフレームレート(60Hz)よりも高い出力フレームレート(例えば70Hz)に対応したドットクロック信号DCLK(o)を発生するクロック回路(図示せず)が設けられている。読み出し制御回路103は、そのドットクロック信号DCLK(o)に基づいて動作する。なお、書き込み制御回路102と読み出し制御回路103とは、同期して動作しても、あるいは、非同期で動作してもよい。
また、読み出し制御回路103は、画像信号S3のフレームレートに対応した、垂直同期信号VD(o)、水平同期信号HD(o)、データイネーブル信号DENA(o)をも生成し、これらにドットクロック信号DCLK(o)も加えて、タイミング信号S4としてタイミングコントローラ7へと送出する。
タイミングコントローラ7は、画像信号S3のフレームレート(すなわち、高められた例えば70Hzのレート)に同期して、バックライト1および液晶パネル4の各動作タイミングを制御する。具体的には、タイミングコントローラ7は、点灯制御装置3に対して、タイミング信号S4に基づいたバックライトタイミング信号S7を送出し、ソースドライバ5に対して、タイミング信号S4に基づいたソースドライブタイミング信号S6を送出し、ゲートドライバ6に対して、タイミング信号S4に基づいたゲートドライブタイミング信号S5を送出する。
ソースドライバ5は、読み出し制御回路103から与えられた一ゲートライン分ずつの画像情報に基づいて、ソースドライブタイミング信号S6に同期しつつ、複数のソースラインSLのうち活性化すべきラインに駆動信号を順次送る。ゲートドライバ6も、タイミングコントローラ7から送られてくるゲートドライブタイミング信号S5に同期しつつ、順次、複数のゲートラインGLのうち上から順に活性化すべきラインを選択する。
これにより、ソースドライバ5により活性化されたソースラインと、ゲートドライバ6により活性化されたゲートラインとの交点に位置する画素の液晶が応答して、画像を形成する。
このとき、点灯制御装置3は、タイミングコントローラ7から送出されたバックライトタイミング信号S7に基づいて、光源2のうち点灯すべき箇所を点灯させる。図1の場合、光源2は四本の冷陰極管ランプ2a〜2dを有している。なお、冷陰極管ランプ2a〜2dは、ゲートラインGLと平行に配置されている。
各冷陰極管ランプ2a〜2dの点灯・消灯は、点灯制御装置3からの信号S8a〜S8dによりそれぞれ制御される。すなわち、ゲートドライバ6によりゲートラインGLが画面上方から順に活性化されてゆくのにしたがって、活性化された近傍の冷陰極管ランプ2a〜2dがゲートラインの活性化に同期して順次、点灯・消灯されてゆくのである。例えば図1では、冷陰極管ランプ2cのみが点灯している様子が記されているが、これは冷陰極管ランプ2bの消灯後に冷陰極管ランプ2cが点灯したためである。
ただし、ゲートラインの活性化と、冷陰極管ランプ2a〜2dの点灯・消灯とは、互いにずれた位相関係となっている。これは、ゲートライン活性化直後の液晶の応答反応が不十分であるため、ゲートライン活性化からしばらく遅れて冷陰極管ランプ2a〜2dの点灯を行うのが望ましいからである。
これにより、60Hzのフレームレートのテレビジョン画像信号を、例えば70Hzとの高いフレームレートで液晶パネル4に書き込み、これと同期してバックライト1を間欠点灯させることができる。
さて、判定回路101は、書き込み先アドレスaddr(i)と読み出し元アドレスaddr(o)とが同じ場合に、書き込みと読み出しの衝突が生じたと判定し、読み出し制御回路103に、衝突が生じた読み出し元アドレス近傍のアドレスに記録された画像信号を読み出させる回路である。
書き込みと読み出しの衝突が生じると、書き込みが優先されるため読み出しができなくなり、データがないために白点や黒点が表示されて、不自然な画像表示がなされてしまう。判定回路101は、この事態を避けるために設けられているのである。
判定回路101では、書き込み制御回路102がアクセスしているフレームメモリ9内のアドレスの値と、読み出し制御回路103がアクセスしているフレームメモリ9内のアドレスの値とが比較される。
両アドレスの値が異なる場合、判定回路101は、現在アクセスしているフレームメモリ9内のアドレスに読み出し制御回路103が引き続きアクセスすることを許可する。一方、両アドレスの値が同じである場合には、判定回路101は、現在アクセスしているフレームメモリ9内のアドレスではなく、衝突が生じた読み出し元アドレス近傍のアドレス、例えば一ゲートライン分先(画面上方)のアドレス、にアクセスするよう読み出し制御回路103に指示する。
このことをより具体的に示すのが、図3のタイミングチャートである。図3においては、縦軸をデータのフレームメモリ9内のゲートライン位置(アドレス)とし、横軸を時間としている。また、説明を簡略化するために、図3においては1フレーム内のゲートライン数を実際の数(数百本ないし千本程度)よりも大幅に減じて12本としている。
図3においては、書き込み制御回路102が書き込みを行うゲートライン位置を符号W1〜W12で示し、読み出し制御回路103が読み出しを行うゲートライン位置を符号R1〜R12で示している。なお、ここでは、書き込みは、画面内最下段の12番目のアドレス(W12)から行われるのに対し、読み出しは、画面内最上段の1番目のアドレス(R1)から行われるものとする。
図3に示すように、アドレスW12のゲートラインのフレームメモリ9への書き込みが行われた後は、アドレスW11のゲートラインのフレームメモリ9への書き込みが行われ、その後、アドレスW1のゲートラインまで順次、書き込みが行われる。
アドレスW12〜W1の各ゲートラインの書き込みが完了すれば、1フレームの画像情報がフレームメモリ9に書き込まれたこととなるので、書き込み制御回路102は、次フレームのアドレスW12のゲートラインの情報をフレームメモリ9に書き込み、再度、アドレスW11〜W1の各ゲートラインの書き込みを繰り返す。このようにして順次、フレームの内容がフレームメモリ9に書き込まれる。なお、アドレスW12〜W1のゲートライン書き込み時間の総計が、1フレームのデータ書き込みに要する入力フレーム期間Diである。
一方、アドレスR1のゲートラインのフレームメモリ9からの読み出しが行われた後は、アドレスR2のゲートラインのフレームメモリ9からの読み出しが行われ、その後、アドレスR12のゲートラインまで順次、読み出しが行われる。この場合は、アドレスR1〜R12のゲートライン読み出し時間の総計が、1フレームのデータ読み出しに要する出力フレーム期間Doである。
図3に示すように、入力フレーム期間Diの期間内に書き込まれるゲートライン数が12本であるのに対して、同じ入力フレーム期間Diの期間内に読み出されるゲートライン数は14本となっている。これは、60Hzの入力フレームレートに対して、出力フレームレートが70Hzとなっていることを間接的に示している。
ここで、アドレスR7のデータ読み出しについて注目する。アドレスR7のデータを読み出す際には、すでにアドレスW7のゲートライン書き込みが行われている。すなわち、この場合は、書き込み先アドレスaddr(i)と読み出し元アドレスaddr(o)とが同じであり、判定回路101により書き込みと読み出しの衝突BTが生じたと判定される。
この場合、判定回路101は、現在アクセスしているアドレスR7ではなく、一ゲートライン分先のアドレスR8にアクセスするよう、読み出し制御回路103に指示する。すなわち、図3に示すように、アドレスR7のデータは読み出されず、アドレスR8のデータが二回連続して読み出されることとなる。画像データ発生器10からのデータの解像度が十分に大きい場合には、現在のアドレスの画像データの内容と、一ゲートライン分手前のアドレスの画像データの内容とは大きく異なることは少ないと言えるため、出力画像への影響は少ないと考えられる。また、アドレスR8のデータはすでに書き込みの完了したものであり、読み出し中に再度、書き込みとの衝突BTが生じることはない。
これにより、フレームメモリ9内で同一アドレスの画像信号に対して書き込みと読み出しとが同時に行われた場合であっても、書き込み側、読み出し側の双方からのアクセスによる衝突が回避され、本来の読み出し元アドレスの画像信号と近い画像信号を表示することが可能になり、黒点や白点等の表示不良の発生を防ぐことが出来る。
本実施の形態に係る透過型表示装置によれば、読み出し制御回路103は、フレームメモリ9に記録された画像信号を、画像信号S3のフレームレート(例えば70Hz)に対応したドットクロック信号DCLK(o)に基づいて読み出すことにより、入力時のフレームレート(例えば60Hz)よりも高いフレームレート(例えば70Hz)の画像信号S3として液晶パネル4に送出し、タイミングコントローラ7は、高いフレームレートに同期してバックライト1および液晶パネル4の各動作タイミングを制御する。よって、入力された画像信号よりも高いフレームレートで液晶パネル4に画像を表示することができる。
一般的なテレビジョン画像に採用されている60Hzのフレームレートの動画を70Hz程度に高めると、チラツキ(フリッカ)を感じにくくなるため、間欠点灯方式のバックライトを採用する場合であっても、動画のチラツキを感じさせない透過型表示装置を実現できる。
なお、図4は、人間の右目についてのフリッカが見えなくなる周波数(臨界融合周波数CFF:Critical Fusion Frequency)と、網膜上の中心からの偏位角との関係を示した上記非特許文献1に記載のグラフである。図4によれば、例えば30cd/m2の画面輝度の場合には、網膜中心付近のCFFは45Hzであるが、300cd/m2の場合は55Hzに高まる。さらに、網膜周辺部のCFFは鼻側で高く、300cd/m2の場合は68Hz(図4の点P1)である。
したがって、網膜周辺部にも映像が映る大画面で300cd/m2以上の画面輝度の画像につきフレームレート60Hzの間欠点灯を行なうと、人間はチラツキを感じることになるが、フレームレート70Hzでの間欠点灯であれば、人間はチラツキを感じずに、滑らかな動画と認識することとなる。
ここで、液晶パネル4へと読み出すフレームレートを例として70Hzで説明したが、これに限るものではない。入力フレームレートたる60Hzよりも高い数値であれば、大きな値となるほどチラツキは改善されると考えられる。ただし、フレームレートを大きくしすぎ、例えば2倍や3倍とすると、図3に示した衝突BTの回数が増えて、アドレスR8のデータのように、同じ画像データの内容を複数回読み出す回数が大きくなる。よって、動画の滑らかな移動感が損なわれないようにするためには、出力フレームレートは、おおむね66〜90Hz程度の範囲が望ましい。
また、本実施の形態においては、書き込みと読み出しとの衝突に関し、ゲートライン単位でアドレスを指定するとした。このほかにも例えば、画素単位でアドレスを指定する構成を採用してもよい。すなわち、この場合のアドレスとは、一画素に一つ与えられるフレームメモリ9内の番地情報であり、例えば総画素数が1280×769個の場合には、同数の1280×769個のアドレスがフレームメモリ9内に存する。そして、書き込み画素と読み出し画素とが同じ場合には、隣接する一つ手前の画素のデータを再度表示するとの構成を採用してもよい。
<実施の形態2>
本実施の形態は、実施の形態1に係る透過型表示装置の変形例であって、実施の形態1におけるフレームレート変換部8の詳細構成を変更し、一フレーム内で連続した画像を出力可能としたものである。なお、本実施の形態も、図1と同じ構成の透過型表示装置である。
図5は、本実施の形態におけるフレームレート変換部8の詳細構成8bを示す図である。このフレームレート変換部8bは、フレームメモリ9、判定回路111、書き込み制御回路112、および、読み出し制御回路113を含む。なお、読み出し制御回路113内には、分配回路117、第1および第2ラインメモリ115,116、並びに、選択回路114が設けられている。
書き込み制御回路112は、図2の書き込み制御回路102の場合と同様、画像信号S2を受ける。書き込み制御回路112内には、フレームレート60Hzの画像信号S2のドットクロック信号DCLK(i)に対応したクロック信号を発生するPLL回路(図示せず)が設けられており、書き込み制御回路112はそのクロック信号で動作する。
書き込み制御回路112は、垂直同期信号VD(i)、水平同期信号HD(i)、データイネーブル信号DENA(i)、ドットクロック信号DCLK(i)の各信号に基づいたタイミングで、赤色画像信号R(i)、緑色画像信号G(i)および青色画像信号B(i)を一ゲートラインずつ、書き込み信号RGBwとしてフレームメモリ9に書き込む。
なお、フレームメモリ9内の書き込み先は、書き込み制御回路112から出力される書き込み先アドレスの情報addr(i)により指定される。ここでいうアドレスとは、一ゲートライン分の画像データを一まとまりとして一つ与えられるフレームメモリ9内の番地情報であり、例えば水平走査線(=ゲートライン)が769本の場合には、769個のアドレスがフレームメモリ9内に存する。また、書き込み先アドレスの情報addr(i)は、書き込み制御回路112から判定回路111に対しても送信される。
読み出し制御回路113は、フレームメモリ9に記録された画像信号を読み出し信号RGBrとして読み出す。そして、読み出し信号RGBrを、入力時のフレームレート60Hzよりも高い出力フレームレート(例えば70Hz)の画像信号S3として、液晶パネル4のソースドライバ5に、一ゲートライン分ずつ液晶パネル4の上方から下方に移行するように順次、送出する。
ただし、読み出し制御回路113では、図2の読み出し制御回路103の場合と異なり、出力するゲートラインの画像情報を、分配回路117、第1および第2ラインメモリ115,116、並びに、選択回路114によって制御する。このことにつき、後述する。
なお、フレームメモリ9内の読み出し元は、読み出し制御回路113から出力される読み出し元アドレスの情報addr(o)により指定される。また、読み出し元アドレスの情報addr(o)は、読み出し制御回路113から判定回路111に対しても送信される。
読み出し制御回路113内には、画像信号S2のフレームレート(60Hz)よりも高い出力フレームレート(例えば70Hz)に対応したドットクロック信号DCLK(o)を発生するクロック回路(図示せず)が設けられている。読み出し制御回路113は、そのドットクロック信号DCLK(o)に基づいて動作する。なお、書き込み制御回路112と読み出し制御回路113とは、同期して動作しても、あるいは、非同期で動作してもよい。
また、読み出し制御回路113は、画像信号S3のフレームレートに対応した、垂直同期信号VD(o)、水平同期信号HD(o)、データイネーブル信号DENA(o)をも生成し、これらにドットクロック信号DCLK(o)も加えて、タイミング信号S4としてタイミングコントローラ7へと送出する。
判定回路111は、書き込み先アドレスaddr(i)と読み出し元アドレスaddr(o)とが同じ場合に、書き込みと読み出しの衝突が生じたと判定し、衝突が生じた場合であっても読み出し制御回路113に、一フレーム内で連続した画像を出力させるための回路である。
書き込みと読み出しの衝突が生じると、書き込みが優先されて画像データの読み出しができなくなり、不自然な画像表示がなされてしまう。判定回路111は、この事態を避けるために設けられている。判定回路111では、書き込み制御回路112がアクセスしているフレームメモリ9内のアドレスの値と、読み出し制御回路113がアクセスしているフレームメモリ9内のアドレスの値とが比較される。
ここで、読み出し制御回路113から出力するゲートライン情報の制御につき説明する。実施の形態1の場合は、衝突が生じた読み出し元アドレス近傍のアドレス、例えば一ゲートライン分手前(画面上方)のアドレスに読み出し制御回路103がアクセスするよう、判定回路101は指示していた。
しかし、このような処理では、本来のデータではない画像を一ゲートライン分だけ表示することになるため、画質の劣化が生じる場合がある。具体的には、表示画面内に不連続なラインが発生して、違和感のある画像となる場合がある。
よって、本実施の形態においては、読み出し制御回路113に、画像信号の情報をフレームメモリ9から順次、一ゲートライン分ずつ読み出させ、分配回路117を介して第1および第2ラインメモリ115,116のいずれかに記憶させて順次、その記憶内容を更新する。そして、判定回路111によって、衝突が生じていない場合には、第1および第2ラインメモリ115,116にて更新されゆく画像信号の情報を順次、選択回路114を介して画像信号S3として読み出し制御回路113に出力させる。
また、衝突が生じた場合には、第1および第2ラインメモリ115,116内に蓄積された画像信号の情報を画像信号S3として読み出し制御回路113に出力させつつ、衝突が生じた読み出し元アドレスに記録された画像信号を再度、読み出させる。
このことをより具体的に示すのが、図6のタイミングチャートである。図6においても図3の場合と同様、縦軸をデータのフレームメモリ9内のゲートライン位置(アドレス)とし、横軸を時間としている。また、説明を簡略化するために、図6においても1フレーム内のゲートライン数を実際の数(数百本ないし千本程度)よりも大幅に減じて12本としている。
図6においても、書き込み制御回路112が書き込み信号RGBwとして書き込みを行うゲートライン位置を符号W1〜W12で示し、読み出し制御回路113が読み出し信号RGBrの読み出しを行うゲートライン位置を符号R1〜R12で示している。ただし、図6では符号R1〜R12に加えて、読み出し制御回路113が実際に画像信号S3の出力を行うゲートライン位置をも符号T1〜T12で示している。なお、ここでも、書き込みは、画面内最下段の12番目のアドレス(W12)から行われるのに対し、読み出しは、画面内最上段の1番目のアドレス(R1)から行われるものとする。
図6に示すように、アドレスW12のゲートラインのフレームメモリ9への書き込みが行われた後は、アドレスW11のゲートラインのフレームメモリ9への書き込みが行われ、その後、アドレスW1のゲートラインまで順次、書き込みが行われる。
アドレスW12〜W1の各ゲートラインの書き込みが完了すれば、1フレームの画像情報がフレームメモリ9に書き込まれたこととなるので、書き込み制御回路112は、次フレームのアドレスW12のゲートラインの情報をフレームメモリ9に書き込み、再度、アドレスW11〜W1の各ゲートラインの書き込みを繰り返す。このようにして順次、フレームの内容がフレームメモリ9に書き込まれる。
一方、アドレスR1のゲートラインのフレームメモリ9からの読み出しが行われた後は、アドレスR2のゲートラインのフレームメモリ9からの読み出しが行われ、その後、アドレスR12のゲートラインまで順次、読み出しが行われる。
ただし、アドレスR1およびR2のゲートラインの情報を読み出した段階では、判定回路111は、まだ読み出し制御回路113に画像信号S3の出力を行わせない。
すなわち、判定回路111は、読み出し元アドレスaddr(o)がR1を示している場合には、まず読み出し制御回路113に、フレームメモリ9からアドレスR1の画像信号の情報を読み出し信号RGBrとして読み出させる。判定回路111は、信号Slaにより分配回路117に第1ラインメモリ115を出力先として選択するよう指示する。
これにより、分配回路117は、アドレスR1の画像信号の情報を信号RGBaとして第1ラインメモリ115に送る。第1ラインメモリ115は、アドレスR1の画像信号の情報を記憶する。なお、判定回路111は、信号Slbにより選択回路114に、第1ラインメモリ115に記録された情報をまだ出力しないよう指示する。
したがって、読み出し元アドレスaddr(o)がR1を示している場合には、データはソースドライバ5にはまだ送られず、液晶パネル4へのデータ書き込みは開始しない。
次に、読み出し元アドレスaddr(o)がR2に移行する。判定回路111は、読み出し制御回路113に、フレームメモリ9からアドレスR2の画像信号の情報を読み出し信号RGBrとして読み出させる。判定回路111は、信号Slaにより分配回路117に第2ラインメモリ116を出力先として選択するよう指示する。
これにより、分配回路117は、アドレスR2の画像信号の情報を信号RGBbとして第2ラインメモリ116に送る。第2ラインメモリ116は、アドレスR2の画像信号の情報を記憶する。この場合も判定回路111は、信号Slbにより選択回路114に、第1および第2ラインメモリ115,116に記録されたいずれのデータをも、まだ出力しないよう指示する。
したがって、読み出し元アドレスaddr(o)がR2を示している場合にも、まだデータはソースドライバ5には送られず、液晶パネル4へのデータ書き込みは開始しない。
次に、読み出し元アドレスaddr(o)がR3に移行する。この場合には、判定回路111は、信号Slbにより選択回路114に対して第1ラインメモリ115に記憶されたデータを信号RGB1として選択し、画像信号S3としてソースドライバ5に出力するよう指示する。このときの出力が、図6におけるデータT1である。
なお、データT1の出力と同時に、判定回路111は、読み出し制御回路113に、フレームメモリ9からアドレスR3の画像信号の情報を読み出し信号RGBrとして読み出させる。そして、判定回路111は、信号Slaにより分配回路117に第1ラインメモリ115を出力先として選択するよう指示する。
これにより、分配回路117は、アドレスR3の画像信号の情報を信号RGBaとして第1ラインメモリ115に送る。第1ラインメモリ115は、アドレスR3の画像信号の情報を記憶する。すなわち、第1ラインメモリ115では、記憶していたデータの読み出しに引き続いてアドレスR3の画像信号の情報の書き込みが並行して行われる。
次に、読み出し元アドレスaddr(o)がR4に移行する。この場合には、判定回路111は、信号Slbにより選択回路114に対して第2ラインメモリ116に記憶されたデータを信号RGB2として選択し、画像信号S3としてソースドライバ5に出力するよう指示する。このときの出力が、図6におけるデータT2である。
なお、データT2の出力と同時に、判定回路111は、読み出し制御回路113に、フレームメモリ9からアドレスR4の画像信号の情報を読み出し信号RGBrとして読み出させる。そして、判定回路111は、信号Slaにより分配回路117に第2ラインメモリ116を出力先として選択するよう指示する。
これにより、分配回路117は、アドレスR4の画像信号の情報を信号RGBbとして第2ラインメモリ116に送る。第2ラインメモリ116は、アドレスR4の画像信号の情報を記憶する。すなわち、第2ラインメモリ116では、記憶していたデータの読み出しに引き続いてアドレスR4の画像信号の情報の書き込みが並行して行われる。
上記の動作を繰り返すことにより、読み出し制御回路113は、画像信号の情報をフレームメモリ9から順次、一ライン分ずつ読み出し、第1および第2ラインメモリ115,116に記憶させて順次、その記憶内容を更新する。そして、判定回路111は、書き込みと読み出しの衝突が生じていない場合には、第1および第2ラインメモリ115,116にて更新されゆく画像信号の情報を順次、画像信号S3として読み出し制御回路113に出力させる。
一方、図3の場合と同様、アドレスR7のデータを読み出す際には、書き込みと読み出しの衝突BTが生じる。この場合、判定回路111は、衝突するアドレスR7のデータの読み出しを中止し、第1および第2ラインメモリ115,116内に蓄積された画像信号の情報を画像信号S3として読み出し制御回路113に出力させる。そして、次のタイミングで、衝突が生じた読み出し元アドレスに記録された画像信号を、読み出させる。
具体的には、アドレスR7における衝突BTが生じた場合、判定回路111は、フレームメモリ9からの読み出しを中止し、信号Slaにより分配回路117にデータ出力先としていずれも選択しないよう指示する。このとき、第1ラインメモリ115に記憶されたアドレスR5のデータが、データT5としてソースドライバ5に出力されている。この段階では、第2ラインメモリ116にはアドレスR6のデータが記憶されており、画像信号の情報が第2ラインメモリ116内に蓄積されている。
そして、次のタイミングステップにおいて、データT5の出力後、判定回路111は、その蓄積分たるアドレスR6のデータをデータT6として読み出し制御回路113に出力させつつ、衝突BTが生じた読み出し元アドレスR7に記録された画像信号を再度、読み出させる。そして、読み出したアドレスR7のデータを第1ラインメモリ115に記憶させる。
この後、アドレスR3〜R6の読み出し時と同様に、読み出し制御回路113は、画像信号の情報をフレームメモリ9から順次、一ライン分ずつ読み出し、第1および第2ラインメモリ115,116に記憶させて順次、その記憶内容を更新する。ただし、データT6の出力時以降は、第1および第2ラインメモリ115,116のいずれか一方にはデータが書き込まれ、他方にはデータが未記憶の状態となる。
そして、判定回路111は、書き込みと読み出しの再度の衝突が生じない間はふたたび、第1および第2ラインメモリ115,116にて更新されゆく画像信号の情報を順次、画像信号S3として読み出し制御回路113に出力させる。その後、アドレスR12までの読み出しが完了する。
さて、次フレームの画面内最上段の1番目のアドレスR1のデータを読み出そうとすると、図6の最右端に示すように書き込みと読み出しの衝突BTが再度、生じてしまう。よって、この場合、判定回路111は、読み出し制御回路113にアドレスR1のデータではなくアドレスR2のデータから読み出させる。そして、読み出したアドレスR2のデータを第1ラインメモリ115に記憶させる。ただし、アドレスR2のゲートラインの情報を読み出した段階では、判定回路111は、まだ読み出し制御回路113に画像信号S3の出力を行わせない。
このように、アドレスR1のデータを省略して、アドレスR2のデータから次フレームの読み出しを始めたとしても、画面内最上段の1番目のラインデータを省略するに過ぎないので、視覚上なんら違和感はない。
次に、判定回路111は、読み出し制御回路113に、フレームメモリ9からアドレスR3の画像信号の情報を読み出させる。判定回路111は、信号Slaにより分配回路117に第2ラインメモリ116を出力先として選択するよう指示する。
これにより、分配回路117は、アドレスR3の画像信号の情報を第2ラインメモリ116に送る。第2ラインメモリ116は、アドレスR3の画像信号の情報を記憶する。このとき、判定回路111は、信号Slbにより選択回路114に、第1および第2ラインメモリ115,116に記録されたいずれのデータをも、まだ出力しないよう指示する。
次に、判定回路111は、第1ラインメモリ115に記憶されたデータをソースドライバ5に出力するよう選択回路114に指示する(図6のデータT2に相当)。そして、判定回路111は、読み出し制御回路113にフレームメモリ9からのアドレスR4のデータ(図6では図示せず)の読み出しを行わせる。
上記の動作を繰り返すことにより、図6中の、アドレスR2の読み込みからアドレスR12の読み込みまで、および、データT2の出力からデータT12の出力まで、が繰り返される。
本実施の形態に係る透過型表示装置によれば、判定回路111は、衝突BTが生じた場合には、第1および第2ラインメモリのいずれかの内に蓄積された画像信号の情報を画像信号S3として読み出し制御回路113に出力させつつ、衝突が生じた読み出し元アドレスに記録された画像信号を再度、読み出させる。
よって、フレームメモリ9内で、同一アドレスの画像信号に対して書き込みと読み出しとが同時に行われた場合であっても、一フレーム内で連続した画像を出力可能であり、表示画面内にデータ欠如による不連続なラインが発生することを防ぎ、良好な画質の動画を表示することができる。すなわち、図6中のデータT5およびT6の出力段階において、同じデータが二度表示されることはなく、違和感のある画像とはなりにくい。
なお、ゲートライン単位でアドレスを指定する場合、上述のような第1および第2ラインメモリ115,116の二つに限らず、複数のラインメモリを設けることや、一つのラインメモリだけを設けることも、本実施の形態において許容される。
<実施の形態3>
本実施の形態も、実施の形態1に係る透過型表示装置の変形例であって、実施の形態1におけるフレームレート変換部8の詳細構成を変更し、一フレーム内で連続した画像を出力可能としたものである。なお、本実施の形態も、図1と同じ構成の透過型表示装置である。また、本実施の形態においても、実施の形態1の場合と同様、60Hzの入力フレームレートを70Hzの出力フレームレートに変換する例を採用する。
実施の形態1や2の場合のように、ゲートライン単位でフレームレート変換を行う場合に画像を表示し続けていると、図7に示すように、あるラインを継ぎ目として前フレーム画像と後フレーム画像とが一画面中に混在してしまうことがある。特に、画面内のオブジェクトが高速に移動する動画の場合には、このような現象は目立ちやすい。
しかし、ゲートライン単位ではなく、フレーム単位でフレームレート変換を行えば、このような現象は生じない。本実施の形態は、フレーム単位でフレームレート変換を行うことにより、一フレーム内で連続した画像を出力可能としたものである。
図8は、本実施の形態におけるフレームレート変換部8の詳細構成8cを示す図である。フレームレート変換部8cは、フレームメモリ9、第1および第2タイミング調整回路201,202、書き込み制御回路203、クロック生成回路204、出力同期信号生成回路205、読み出し制御回路206、および、内挿フレーム判定回路207を含む。
書き込み制御回路203は、画像信号S2中の垂直同期信号VD(i)、水平同期信号HD(i)、データイネーブル信号DENA(i)、ドットクロック信号DCLK(i)を受ける。また、第1タイミング調整回路201は、画像信号S2中の赤色画像信号R(i)、緑色画像信号G(i)および青色画像信号B(i)を受ける。
第1タイミング調整回路201は、ドットクロック信号DCLK(i)に基づいて、赤色画像信号R(i)、緑色画像信号G(i)および青色画像信号B(i)の各タイミングを調整した後、赤色画像信号R(i)、緑色画像信号G(i)および青色画像信号B(i)を書き込み信号RGBwとしてフレームメモリ9へと送る。なお、第1タイミング調整回路201は、ラッチ回路で構成され、ドットクロック信号DCLK(i)に対する位相や極性の調整を行う。
書き込み制御回路203は、垂直同期信号VD(i)、水平同期信号HD(i)、データイネーブル信号DENA(i)、ドットクロック信号DCLK(i)の各信号(いずれも60Hzのフレームレートに対応している)に基づいたタイミングで、書き込み先アドレス等の書き込み制御信号WRを生成する。
第1タイミング調整回路201から出力された書き込み信号RGBwは、書き込み制御回路203からの書き込み制御信号WRに基づいて、フレームメモリ9内に書き込まれる。なお、フレームメモリ9へのフレーム単位の書き込みフレームレートは、入力フレームレートたる60Hzと同じ値である。
クロック生成回路204にはドットクロック信号DCLK(i)が与えられ、出力フレームレート(ここでは70Hz)に応じたドットクロック信号DCLK(o)が生成される。ここでは、入力されたドットクロック信号DCLK(i)を、例えば(7/6)倍の周波数に逓倍して、出力すべきドットクロック信号DCLK(o)の周波数とする。クロック生成回路204は、例えばPLL(Phase Locked Loop)回路を用いた周波数逓倍器で構成すればよい。
なお、生成されたドットクロック信号DCLK(o)は、出力同期信号生成回路205、読み出し制御回路206および第2タイミング調整回路202の各部に与えられる。
出力同期信号生成回路205には、ドットクロック信号DCLK(i)および垂直同期信号VD(i)が入力される。出力同期信号生成回路205は、これらの信号に基づいて、入力フレームレート(60Hz)に対して(7/6)倍のフレームレート(70Hz)に対応した垂直同期信号VD(o)、水平同期信号HD(o)、データイネーブル信号DENA(o)を生成する。
そして、出力同期信号生成回路205は、垂直同期信号VD(o)を読み出し制御回路206および内挿フレーム判定回路207に与える。また、読み出し制御回路206に対しては、水平同期信号HD(o)およびデータイネーブル信号DENA(o)をも与える。
出力同期信号生成回路205は、例えば垂直同期信号VD(i)の6周期ごとにリセットがかかり、ドットクロック信号DCLK(o)をカウントするカウンタ回路で構成すればよい。あるいは、ドットクロック信号DCLK(o)のカウント値をデコードして水平同期信号HD(o)および垂直同期信号VD(o)を生成する論理回路などにより、出力同期信号生成回路205を構成することもできる。
読み出し制御回路206は、垂直同期信号VD(o)、水平同期信号HD(o)、データイネーブル信号DENA(o)、ドットクロック信号DCLK(o)の各信号(いずれも70Hzのフレームレートに対応している)に基づいたタイミングで、フレームメモリ9の読み出し元アドレス等の読み出し制御信号RDを生成する。
第2タイミング調整回路202は、ドットクロック信号DCLK(o)に基づいて、フレームメモリ9に記録された画像信号を、赤色画像信号R(r)、緑色画像信号G(r)および青色画像信号B(r)を含む読み出し信号RGBrとして読み出す。そして、読み出し信号RGBrを、フレームレート70Hzの画像信号S3(赤色画像信号R(o)、緑色画像信号G(o)および青色画像信号B(o)を含む)として、液晶パネル4のソースドライバ5に、一ゲートライン分ずつ液晶パネル4の上方から下方に移行するように順次、送出する。なお、第2タイミング調整回路202は、ラッチ回路で構成され、ドットクロック信号DCLK(o)に対する位相や極性の調整を行う。
内挿フレーム判定回路207は、フレーム単位でフレームレート変換を行うために、過去に表示したフレームをいつ内挿すべきか判定する回路である。
さて、図9は、フレームレート変換部8cにおける入力画像データおよび出力画像データの各フレームの時間的位置を示すタイミングチャートである。
本実施の形態においても、60Hzの入力フレームレートを70Hzの出力フレームレートに変換する例が採用されている。この場合、入力画像データ6フレーム分のフレームメモリ9への書き込みに要する時間に対して、出力画像データ7フレーム分のフレームメモリ9からの読み出しに要する時間を等しくすれば、入力画像データと出力画像データとの同期をとることが可能である。
さて、本願では、入力画像データにおける連続するフレームの一群を入力フレーム群と称し、それに対応する出力画像データにおける連続するフレームの一群を出力フレーム群と称する。
入力フレームレートの値と出力フレームレートの値との最小の自然数比をn1:n2(n1<n2)としたとき、入力フレームレートが60Hzで出力フレームレートが70Hzならば、n1:n2=6:7となる。また、入力フレームレートが60Hzで出力フレームレートが80Hzならば、n1:n2=3:4となる。
そして、上述の入力フレーム群に含まれるフレーム数をn1とし、出力フレーム群に含まれるフレーム数をn2とする。図9においては、入力フレーム群は6フレームで、出力フレーム群は7フレームで、それぞれ構成される。これにより、各入力フレーム群の期間と各出力フレーム群の期間とは互いに等しい期間となる。従って、入力フレームのフレームメモリ9への書き込みに要する時間、および、出力フレームのフレームメモリ9からの読み出しに要する時間をそれぞれtf(i)およびtf(o)とすると、tf(o)=(n1/n2)・tf(i)という関係を満たす。
図9に示すように、第n番目の入力フレーム群(n)の先頭フレームfi1は、所定の時間td(この時間はtf(o)と同期間である)だけ遅れて、第n番目の出力フレーム群(n)の先頭フレームfo1となる。そして、同様にして、入力フレーム群(n)の第2番目のフレームfi2は、出力フレーム群(n)の第2番目のフレームfo2に、入力フレーム群(n)の第3番目のフレームfi3は、出力フレーム群(n)の第3番目のフレームfo3に、…、入力フレーム群(n)の第6番目のフレームfi6は、出力フレーム群(n)の第6番目のフレームfo6にと順次、入力フレームが出力フレームに変換されてゆく。
そして、出力フレーム群(n)では、最後のフレームfi6のみ2回繰り返され、2回目のフレームfi6がフレームfo7となる。このようにして、各出力フレーム群は、各入力フレーム群の構成フレームを順次、変換し、最後のフレームだけ2個分内挿することにより構成可能である。続く入力フレーム群(n+1)および出力フレーム群(n+1)においても、同様の変換処理が繰り返される。同様の変換処理を、後続するフレーム群単位で順次繰り返す。
このような出力フレーム群生成処理は、読み出し制御回路206により行われる。読み出し制御回路206は、出力同期信号生成回路205からの垂直同期信号VD(o)に基づいて、出力フレーム群内の全フレームのフレームメモリ9からの読み出しに要する時間(=7・tf(o))を、入力フレーム群内の全フレームのフレームメモリ9への書き込みに要する時間(=6・tf(i))と等しくする。具体的には、垂直同期信号VD(o)に基づいて、tf(o)=(6/7)・tf(i)の時間で、一枚の出力フレームをフレームメモリ9から読み出す。
これと同時に、読み出し制御回路206は、出力フレーム群(n)内の第n1(=6)番目のフレームfo6の読み出し完了時を、入力フレーム群(n)内の第n1(=6)番目のフレームfi6の書き込み完了時に同期させる。すなわち、入力フレーム群(n)内の第1番目の入力フレームfi1のフレームメモリ9への書き込み開始時から、時間td(この時間はtf(o)と同期間である)だけ遅れて、出力フレーム群(n)内の第1番目の出力フレームfo1のフレームメモリ9からの読み出しを開始する。
また、内挿フレーム判定回路207は、垂直同期信号VD(o)を計数することにより、読み出し制御回路206に、出力フレーム群(n)内の第n1(=6)番目のフレームの読み出し完了後に、入力フレーム群(n)内の第n1(=6)番目のフレームfi6を(n2−n1)(=7−6=1)個分だけ再び読み出させ、出力フレームfo7を生成させる。
図10は、フレームメモリ9に対する書き込み/読み出しのアドレッシングの様子を示す図である。入力フレームfi1の入力フレーム期間Di内に、フレームメモリ9のメモリ空間に対して、入力フレームレート60Hzに応じたレートで書き込みを行うことにより、入力フレームfi1の画像データがフレームメモリ9に書き込まれてゆく。なお、フレームメモリ9の記憶容量は、例えば1フレーム画像データ分とし、交互に入力フレームのデータを書き込んでゆけばよい。
そして、所定の時間tdだけ遅れたタイミングで、このフレームメモリ9のメモリ空間に対して、出力フレームレート70Hzに応じたレートで読み出しを行うことにより、入力フレームfi1の画像データを出力フレームfo1として読み出し、画像信号S3として出力することができる。
続いて、出力フレームfo1の読み出し期間中に入力フレームfi2の書き込みが開始される。このとき、出力フレームfo1の読み出しの方が、tf(o)=(6/7)・tf(i)の時間で入力フレームfi2の書き込みよりも高速に行われるため、入力フレームfi2の書き込みが出力フレームfo1の読み出しに追いつくことはない。
このようにして、書き込みアドレッシングと読み出しアドレッシングとが、それぞれ順次、行われていく。
なお、読み出し制御回路206により、出力フレームfo6の読み出し完了時を入力フレームfi6の書き込み完了時に同期させたのは、入力フレームfi6の書き込みが少なくとも出力フレームfo6の読み出し終了以前に完了しておかなければ、それ以前に書き込まれた入力フレームfi5の内容を、出力フレームfo6中に誤って読み出してしまうことを考慮したものである。また、出力フレームfo7(=入力フレームfi6)の読み出しが、次の入力フレーム♯1(n+1)の入力前に完了していなければならないことも考慮している。
このようにすれば、フレーム単位でフレームレート変換を行え、図11に示すように、図7に記した継ぎ目が表示画面上に発生することがない。
なお、上記においては、内挿すべきフレームを(n2−n1)個分だけ再び読み出させるとした。この内挿フレームは、内挿直前の入力フレームと同じとすべきである。直前の入力フレームを繰り返すのであれば、画像の連続性が保たれ、視覚上の違和感が生じないからである。
また、(n2−n1)≧2となる場合は、内挿フレームが2枚以上繰り返されることとなる。この場合は、フレームメモリ9が複数のフレームを記憶可能である必要がある。内挿フレームの出力中にも次の入力フレームの書き込みが開始し、内挿すべきデータを保持できないからである。
なお、内挿フレームが2枚以上繰り返されて同画像が連続すると、画像が静止したように見える。そのため、動画を表示する際には、(n2−n1)の値は小さい方が望ましい。よって、フリッカの許容度等をも勘案して、フレーム変換処理を簡便にするために、(n2−n1)=1となるように、出力フレームレートの値を選択してもよい。
また、クロック生成回路204では、入出力フレームレートの比n2:n1にクロック周波数を逓倍し、出力フレームを入力フレームに対して、時間的にn2:n1の比でスケーリングして処理を行うように構成した。しかしながら、必ずしも処理の基準となるドットクロック信号DCLK(o)をこのような比に合わせる必要はない。
すなわち、処理しやすい比となるようにクロック周波数を逓倍し、これに合わせてフレームメモリ9からの読み出し等の画像信号の出力処理を行う一方で、垂直同期信号VD(o)および水平同期信号HD(o)については、入出力フレームレート比n2:n1を維持するように生成して、ブランキング期間においてドットクロックおよび同期信号双方のレートを調整するようにしてもよい。
本実施の形態に係る透過型表示装置によれば、読み出し制御回路206は、出力フレーム群の読み出し時間を入力フレーム群の書き込み時間と等しくし、かつ、出力フレーム群内の第n1番目のフレームの読み出し完了時を入力フレーム群内の第n1番目のフレームの書き込み完了時に同期させ、内挿フレーム判定回路207は、読み出し制御回路206に、出力フレーム群内の第n1番目のフレームの読み出し完了後に、入力フレーム群内の第n1番目のフレームを(n2−n1)個分だけ再び読み出させる。
よって、フレーム群単位でフレームレートの変換を行うことができ、フレームメモリ9内で同一アドレスの画像信号に対して書き込みと読み出しとが同時に行われることはない。その結果、一フレーム内で連続した画像を出力可能であり、表示画面内に不連続なラインが発生することを防ぎ、良好な画質の動画を表示することができる。
本発明に係る透過型表示装置の構成の一例を示す図である。 実施の形態1におけるフレームレート変換部の詳細構成を示す図である。 書き込みと読み出しの衝突が生じた場合を示すタイミングチャートである。 人間の右目についてのフリッカが見えなくなる周波数と、網膜上の中心からの偏位角との関係を示したグラフである。 実施の形態2におけるフレームレート変換部の詳細構成を示す図である。 書き込みと読み出しの衝突が生じた場合を示すタイミングチャートである。 ゲートライン単位でフレームレート変換を行って、前フレーム画像と後フレーム画像とが一画面中に混在した場合の画面例を示す図である。 実施の形態3におけるフレームレート変換部の詳細構成を示す図である。 フレームレート変換部8cにおける入力画像データおよび出力画像データの各フレームの時間的位置を示すタイミングチャートである。 フレームメモリ9に対する書き込み・読み出しのアドレッシングの様子を示す図である。 実施の形態3の効果を示す図である。
符号の説明
1 バックライト、2 光源、3 光源点灯制御装置、4 液晶パネル、5 ソースドライバ、6 ゲートドライバ、7 タイミングコントローラ、8 フレームレート変換部、9 フレームメモリ、10 画像データ発生器、101,111 判定回路、102,112,203 書き込み制御回路、103,113,206 読み出し制御回路、114 選択回路、115,116 ラインメモリ、117 分配回路、207 内挿フレーム判定回路。

Claims (4)

  1. 間欠点灯方式のバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を制御することによって画像表示を行う表示パネルと、
    前記バックライトの動作タイミングと前記表示パネルの動作タイミングとを司どるタイミングコントローラと、
    フレームレート変換部と
    を備え、
    前記フレームレート変換部は、
    フレームメモリ、書き込み制御回路、および、読み出し制御回路
    を含み、
    前記フレームレート変換部には、第1フレームレートの画像信号が与えられ、
    前記書き込み制御回路は、前記画像信号を前記フレームメモリに記録し、
    前記読み出し制御回路は、前記フレームメモリに記録された前記画像信号を、前記第1フレームレートよりも高い第2フレームレートに対応したクロック信号に基づいて読み出すことにより、前記第2フレームレートの画像信号として前記表示パネルに送出し、
    前記タイミングコントローラは、前記第2フレームレートに同期して前記バックライトおよび前記表示パネルの各動作タイミングを制御する
    透過型表示装置。
  2. 請求項1に記載の透過型表示装置であって、
    前記フレームレート変換部は、
    前記書き込み制御回路から前記フレームメモリ内の書き込み先アドレスの情報を受け、前記読み出し制御回路から前記フレームメモリ内の読み出し元アドレスの情報を受ける判定回路
    をさらに含み、
    前記判定回路は、前記書き込み先アドレスと前記読み出し元アドレスとが同じ場合に、書き込みと読み出しの衝突が生じたと判定し、前記読み出し制御回路に、衝突が生じた読み出し元アドレス近傍のアドレスに記録された前記画像信号を読み出させる
    透過型表示装置。
  3. 請求項1に記載の透過型表示装置であって、
    前記フレームレート変換部は、
    前記書き込み制御回路から前記フレームメモリ内の書き込み先アドレスの情報を受け、前記読み出し制御回路から前記フレームメモリ内の読み出し元アドレスの情報を受ける判定回路
    をさらに含み、
    前記読み出し制御回路は、
    少なくとも一つのラインメモリ
    を含み、
    前記読み出し制御回路は、前記画像信号の情報を前記フレームメモリから順次、一ライン分ずつ読み出し、前記少なくとも一つのラインメモリに記憶させて順次、その記憶内容を更新し、
    前記判定回路は、前記書き込み先アドレスと前記読み出し元アドレスとが同じ場合に、書き込みと読み出しの衝突が生じたと判定し、
    前記判定回路は、前記衝突が生じていない場合には、前記少なくとも一つのラインメモリにて更新されゆく前記画像信号の情報を順次、前記第2フレームレートの画像信号として前記読み出し制御回路に出力させ、
    前記判定回路は、前記衝突が生じた場合には、前記少なくとも一つのラインメモリ内に蓄積された前記画像信号の情報を前記第2フレームレートの画像信号として前記読み出し制御回路に出力させつつ、衝突が生じた読み出し元アドレスに記録された前記画像信号を再度、読み出させる
    透過型表示装置。
  4. 請求項1に記載の透過型表示装置であって、
    前記フレームレート変換部は、
    出力同期信号生成回路と、
    内挿フレーム判定回路と
    をさらに含み、
    前記出力同期信号生成回路は、前記第2フレームレートに対応した同期信号を生成して、前記同期信号を前記読み出し制御回路および前記内挿フレーム判定回路に与え、
    前記第1フレームレートの値と前記第2フレームレートの値との最小の自然数比をn1:n2(n1<n2)としたとき、前記第1フレームレートの画像信号内の連続するフレームの一群たる入力フレーム群に含まれるフレーム数は前記n1であり、前記第2フレームレートの画像信号内の連続するフレームの一群たる出力フレーム群に含まれるフレーム数は前記n2であって、
    前記読み出し制御回路は、前記同期信号に基づいて、前記出力フレーム群内の全フレームの前記フレームメモリからの読み出しに要する時間を、前記入力フレーム群内の全フレームの前記フレームメモリへの書き込みに要する時間と等しくし、かつ、前記出力フレーム群内の第n1番目のフレームの読み出し完了時を前記入力フレーム群内の第n1番目のフレームの書き込み完了時に同期させ、
    前記内挿フレーム判定回路は、前記同期信号に基づいて、前記読み出し制御回路に、前記出力フレーム群内の第n1番目のフレームの読み出し完了後に、前記入力フレーム群内の第n1番目のフレームを(n2−n1)個分だけ再び読み出させる
    透過型表示装置。
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