JP2008268701A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品コストを増大させることなく、画像の表示比率を変更可能な画像表示装置を提供する。
【解決手段】表示信号処理部40においては、入力ビデオ信号の周波数計測を行い、制御部20において入力ビデオ信号が16:9フォーマットのビデオ信号であるか否かを判定する。また、制御部20においては、ユーザにより選択された画面サイズを制御用メモリ30から読み出し、例えば、アスペクト画像表示が選択されている場合は、表示信号処理部40において、垂直拡大率をフル画像表示の垂直拡大率よりも小さくして、表示パネル50の表示領域の上端および下端に黒帯(垂直ブランキング部)を表示する、あるいは、表示信号処理部40において、水平拡大率をフル画像表示の水平拡大率よりも大きくして、表示パネル50に左右オーバースキャンで表示するように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は画像表示装置に関し、特に、画像の表示比率を変更可能な画像表示装置に関する。
近年のHDTV(High Definition Television)に対応したDVD(Digital Versasatile Disc)レコーダなどのディジタルAV(Audio Visual)機器においては、ディスプレイモニタの標準規格であるDVI(Digital Visual Interface)入力端子と接続可能なHDMI(High Definition Multimedia Interface)出力端子が搭載されるようになっている。それに伴い、コンピュータシステム等に使用されている液晶ディスプレイなどの画像表示装置においても、テレビジョン信号方式である、480i(interlace)/480p(progressive)/720p/1080i/1080pなどのビデオ信号の入力を受け、表示を可能にする必要性が高まっている。
しかしながら、HDTVの画面サイズが16:9であるのに対し、コンピュータシステムに使用されてきた液晶ディスプレイの画面サイズは、ワイドサイズの場合で16:10が主流である。
16:10の液晶ディスプレイに、16:9の画面サイズの画像を表示するように、表示パネルの画面サイズとは異なる画面サイズの画像を表示するには、画像の拡大処理または縮小処理が必要になるが、従来の、フレームメモリを用いた表示信号処理においては、画面の上端および下端に黒帯を付けてアスペクト画像表示を行うことはできるが、フレームメモリを用いる分、回路規模が増大して画像表示装置の製品コストが高価なものになっていた。
例えば、特許文献1においては、フレームメモリを用いて、画像の拡大処理または縮小処理により、表示パネルの解像度と表示データの解像度とを合致させるデータ変換部を設けた画像表示装置が開示されている。
また、フレームメモリを用いずに画像の拡大処理または縮小処理を行う場合は、画面の上端および下端に黒帯を付けたアスペクト表示が困難であったため、フル画面表示をすることとなり、16:9の画面サイズを16:10に垂直方向に拡大するため、縦長の映像になっていた。
特開平8-137444号公報
以上説明したように、表示パネルの画面サイズとは異なる画面サイズの画像を表示する場合に、入力ビデオ信号として16:9フォーマットのビデオ信号やスクイーズ形式で記録された縦長の映像を本来の画像比率で表示させるために、従来の画像表示装置では、フレームメモリを用いて画像の拡大処理または縮小処理を行っていたが、フレームメモリを用いるために、回路規模が増大して製品コストが高価なものになっていた。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、製品コストを増大させることなく、画像の表示比率を変更可能な画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る請求項1記載の画像表示装置は、表示パネルと、入力ビデオ信号を受け、前記表示パネルの画面サイズに適合したパネル出力に変換する表示信号処理部とを備え、前記表示信号処理部は、それぞれが独立した書き込みおよび読み出しクロックによりアクセスされる複数のラインメモリを有し、前記複数のラインメモリをローテーションしながら、予め定めた規則に従って前記入力ビデオ信号を構成するラインデータの書き込みおよび読み出しを実行することで前記入力ビデオ信号の垂直解像度の拡大および/または縮小を行い、前記予め定めた規則は、1つのラインメモリでは、書き込み動作と読み出し動作とは同時には実行せず、前記書き込み動作を優先し、前記表示信号処理部は、前記複数のラインメモリのうち、第1のラインメモリから第1のデータの読み出しを行った後、次にデータを読み出すべき第2のラインメモリにおいて第2のデータの書き込み中である場合は、前記第1のラインメモリから前記第1のデータを再度読み出することで、前記入力ビデオ信号の前記垂直解像度の拡大を行い、前記第1のラインメモリで、前のローテーションでの読み出し動作が終了する前に、次のローテーションでの書き込み動作が開始される場合には、前記前のローテーションでの読み出し動作を実行せず、前記次のローテーションでの書き込み動作を優先することで、前記入力ビデオ信号の前記垂直解像度の縮小を行う。
本発明に係る請求項1記載の画像表示装置によれば、高価なフレームメモリを有さずとも、画像の表示比率を任意に変更することが可能となり、回路規模の増大を防止して製品コストを低減することができる。
<実施の形態>
<A.装置構成>
図1は、本発明に係る実施の形態の画像表示装置10の主要な構成を示すブロック図である。図1に示す画像表示装置10は、例えば液晶表示装置であり、制御部20と、制御用メモリ30と、入力ビデオ信号が入力される表示信号処理部40と、16:10の画面サイズの表示パネル50とを主要な構成として備えている。
表示信号処理部40においては、入力ビデオ信号の周波数計測を行い、制御部20において入力ビデオ信号が16:9フォーマットのビデオ信号であるか否かを判定する。また、制御部20においては、ユーザにより選択された画面サイズを制御用メモリ30から読み出し、例えば、アスペクト画像表示が選択されている場合は、表示信号処理部40において、垂直拡大率をフル画像表示の垂直拡大率よりも小さくして、表示パネル50の表示領域の上端および下端に黒帯(垂直ブランキング部)を表示する、あるいは、表示信号処理部40において、水平拡大率をフル画像表示の水平拡大率よりも大きくして、表示パネル50に左右オーバースキャンで表示するように制御する。
ここで、表示信号処理部40は、フレームメモリを用いずに画像拡大処理または縮小処理を行う構成を有しており、拡大処理および縮小処理には、それぞれが独立した読み出しおよび書き込み動作を行うラインメモリ1〜3を用いる。
<B.装置動作>
次に、図2〜図7を用いて、表示信号処理部40における画像の拡大処理および縮小処理について説明する。
<B−1.垂直拡大>
図2は、1280(ピクセル)×720(ライン)のビデオ入力を、1680×1050のパネル出力に拡大する場合において、垂直解像度を720から1050に拡大(垂直拡大)する場合のラインメモリ1、ラインメモリ2およびラインメモリ3の書き込みおよび読み出しタイミングを示すタイミングチャートである。
図1に示した3つのラインメモリ1〜3は、それぞれが独立した書き込みおよび読み出しクロックによりアクセスされ、1つのメモリでは、書き込みと読み出しとは同時には実行されないように制御される。そして、書き込みおよび読み出し動作に際しては、ラインメモリ1〜3はローテーションにより動作し、また、書き込み動作が優先される。
図2において、(a)部には1280×720のビデオ入力のタイミングを、(b)部、(c)部および(d)部には、それぞれラインメモリ1、2および3の書き込み、読み出しのタイミングを、(e)部には1680×1050のパネル出力のタイミングを示す。
図2に示すように、ビデオ入力としては、垂直方向の720ラインのそれぞれに対応したラインデータが、データ#1から順に与えられる。なお、ラインデータの先頭から、次のラインデータの先頭までの期間がビデオ入力水平期間Aとして定義され、当該ビデオ入力水平期間A内に、1280ピクセルのデータが含まれている。
このようなビデオ入力が表示信号処理部40に与えられると、まず、ラインメモリ1にデータ#1が書き込まれる。なお、書き込み期間は、1つのラインデータの入力期間と同じであり、例えばデータ#1の書き込み期間をW#1と表す。
データ#1の書き込みが終わると、ラインメモリ1からはデータ#1を読み出し、ラインメモリ2に対してはデータ#2の書き込みを開始する。なお、例えばデータ#1の読み出し期間をR#1と表す。
ここで、本発明のように、フレームメモリを使わずに垂直拡大処理をする場合は、書き込みよりも読み出しに要する時間が短くなり、例えば、ラインメモリ1からデータ#1を読み出し期間R#1で読み出した後、ラインメモリ2からデータ#2を読み出そうとするが、ラインメモリ2は未だデータ#2の書き込み中である。この場合、書き込みと読み出しとは同時には実行しないという制御に従い、メモリのローテーションはせずに、もう一度、ラインメモリ1からデータ#1の読み出しを実行する。従って、パネル出力としては、ラインメモリ1からデータ#1が2回読み出されることになる。
なお、垂直拡大処理において書き込みよりも読み出しに要する時間が短くなる理由は、ビデオ入力とパネル出力の1垂直期間は同じであるため、パネル出力水平期間はビデオ入力水平期間A×(ビデオ入力の垂直ライン数/パネル出力の垂直ライン数)すなわち、ビデオ入力水平期間A×720/1050(=0.69)となるからである。このため、パネル出力水平期間すなわち読み出し期間は、ビデオ入力水平期間すなわち書き込み期間より短くなる。
データ#1の2回目の読み出しが終わると、ラインメモリ2からデータ#2の読み出しを行う。なお、データ#2の読み出しに先だって、ラインメモリ3にはデータ#3の書き込みが開始されており、データ#2の読み出しが終了した時点で、データ#3の書き込みは終了しているので、ラインメモリ2からのデータ#2の読み出しは1回で終わり、メモリのローテーションにより、ラインメモリ3からのデータ#3の読み出しを開始する。
また、データ#3の書き込み終了後には、ラインメモリ1においてデータ#4の書き込みが開始されるが、ラインメモリ3において、データ#3の読み出しが終了した時点では、ラインメモリ1は未だデータ#4の書き込み中である。この場合、書き込みと読み出しとは同時には実行しないという制御に従い、メモリのローテーションはせずに、もう一度、ラインメモリ3からデータ#3の読み出しを実行する。従って、パネル出力としては、ラインメモリ3からデータ#3が2回読み出されることになる。
このように、1つのラインメモリからのデータの読み出しを2回行う動作と、1つのラインメモリからのデータの読み出しを1回行う動作とを交互に繰り返すことで、ライン数が実質的に約1.5倍となり、ビデオ入力の720ラインはパネル出力の1050ラインに変換される。
なお、1つのラインメモリからのデータの読み出しを2回行うことで、表示画像に支障が生じる可能性がある場合には、同時に他のラインから読み出したデータを使って補間処理を行うことでスムージング処理を行うようにしても良い。
<B−2.水平拡大>
図3は、1280×720のビデオ入力を、1680×1050のパネル出力に拡大する場合において、水平解像度を1280から1680に拡大(水平拡大)する場合の、ビデオ入力およびパネル出力のタイミングチャートである。
図3において、(a)部には1280×720のビデオ入力におけるビデオ入力水平期間Aでの、1280ピクセルのデータのタイミングを示しており、(b)部には1680×1050のパネル出力におけるパネル出力水平期間(A×720/1050)での、1680ピクセルのデータのタイミングを示している。
ここで、先に説明したように、垂直拡大処理では書き込みよりも読み出しに要する時間が短くなるので、パネル出力水平期間は、ビデオ入力水平期間Aよりも短くなる。一方で、ピクセル数は増えるので、ラインメモリからの読み出しクロックを、書き込みクロックよりも速くして、短い期間でより多くのデータを読み出すように制御する。
具体的には、水平解像度を1280から1680に拡大するために、例えば、図2の
(b)部に示すように、同一のピクセル(ドット)のデータの読み出しを2回行う動作と、1回だけ読み出す動作とを交互に繰り返す。
このような動作により、ピクセル数が実質的に約1.5倍となり、ビデオ入力の1280ピクセルはパネル出力の1680ピクセルに変換することができる。
なお、同一のピクセルのデータの読み出しを2回行うことで、表示画像に支障が生じる可能性がある場合には、同時に他のピクセルから読み出したデータを使って補間処理を行うことでスムージング処理を行うようにしても良い。また、2ラインのデータを使って、隣り合うピクセルに拡大率に合わせて重付けをして合成して出力するという処理を行っても良い。
<B−3.垂直縮小>
図4は、1980(ピクセル)×1080(ライン)のビデオ入力を、1440×900のパネル出力に縮小する場合において、垂直解像度を1080から900に縮小(垂直縮小)する場合のラインメモリ1、ラインメモリ2およびラインメモリ3の書き込みおよび読み出しタイミングを示すタイミングチャートである。
図1に示した3つのラインメモリ1〜3は、それぞれが独立した書き込みおよび読み出しクロックによりアクセスされ、1つのメモリでは、書き込みと読み出しとは同時には実行されないように制御される。そして、書き込みおよび読み出し動作に際しては、ラインメモリ1〜3はローテーションにより動作し、1つのメモリで、前のローテーションでの読み出しが終了する前に次のローテーションでの書き込みが開始されるような場合には、前のローテーションでの読み出し動作を実行せず、次のローテーションでの書き込み動作を優先するように制御される。
図4において、(a)部には1980×1080のビデオ入力のタイミングを、(b)部、(c)部および(d)部には、それぞれラインメモリ1、2および3の書き込み、読み出しのタイミングを、(e)部には1440×900のパネル出力のタイミングを示す。
図4に示すように、ビデオ入力としては、垂直方向の1080ラインのそれぞれに対応したラインデータが、データ#1から順に与えられる。なお、ラインデータの先頭から、次のラインデータの先頭までの期間がビデオ入力水平期間Aとして定義され、当該ビデオ入力水平期間A内に、1920ピクセルのデータが含まれている。
このようなビデオ入力が表示信号処理部40に与えられると、まず、ラインメモリ1にデータ#1が書き込まれる。なお、書き込み期間は、1つのラインデータの入力期間と同じである。
データ#1の書き込みが終わると、ラインメモリ1からはデータ#1を読み出し、ラインメモリ2に対してはデータ#2の書き込みを開始する。
ここで、本発明のように、フレームメモリを使わずに垂直縮小処理をする場合は、書き込みよりも読み出しに要する時間が長くなり、例えば、ラインメモリ1からデータ#1を読み出し期間R#1で読み出した後、ラインメモリ2からデータ#2を読み出す時点では、ラインメモリ2ではデータ#2の書き込みが終了している。従って、縮小処理では、同じラインメモリから同じデータを複数回読み出すという動作は実行されない。
なお、垂直縮小処理において書き込みよりも読み出しに要する時間が長くなる理由は、ビデオ入力とパネル出力の1垂直期間は同じであるため、パネル出力水平期間はビデオ入力水平期間A×(ビデオ入力の垂直ライン数/パネル出力の垂直ライン数)すなわち、ビデオ入力水平期間A×1080/900(=1.2)となるからである。このため、パネル出力水平期間すなわち読み出し期間は、ビデオ入力水平期間すなわち書き込み期間より長くなる。
データ#2の読み出しに先だって、ラインメモリ3ではデータ#3の書き込みが開始されており、データ#2の読み出しが終了した時点で、データ#3の書き込みは終了しているので、ラインメモリ2からのデータ#2の読み出しは1回で終わり、メモリのローテーションにより、ラインメモリ3からのデータ#3の読み出しを開始する。
このように、基本的には1つのローテーションでの、1つのラインメモリからのデータの読み出し動作を1回ずつ行うが、読み出し時間が書き込み時間よりも長いことから、1つのメモリで、前のローテーションでの読み出しが終了する前に次のローテーションでの書き込みが開始されるような状態(これを「追い越し」と呼称)が発生することになる。
すなわち、ラインメモリ3にデータ#6を書き込んだ後、データ#6の読み出しを行うが、データ#6の読み出しに先だって、ラインメモリ1へのデータ#7を書き込みが実行され、さらにラインメモリ2へのデータ#8を書き込みが実行される。この結果、ラインメモリ3からのデータ#6の読み出しを行うと、データ#6の読み出しが終了する前に、ラインメモリ3への次のローテーションでのデータ#9の書き込みが始まってしまう。
この場合、1つのメモリでは、書き込みと読み出しとは同時には実行しないという制御、および書き込み動作を優先するという制御に従えば、データ#6の読み出しを実行せずに、すなわちデータ#6の読み出し動作を飛び越して、ラインメモリ1からのデータ#7の読み出しを行うことになる。
このように、読み出し動作を6回に1度の割合で飛び越すことにより垂直ライン数が実質的に約0.83倍となり、ビデオ入力の1080ラインはパネル出力の900ラインに変換される。
なお、読み出し動作を6回に1度の割合で飛び越すことで、表示画像に支障が生じる可能性がある場合には、同時に他のラインから読み出したデータを使って補間処理を行うことでスムージング処理を行うようにしても良い。
<B−4.水平縮小>
図5は、1920×1080のビデオ入力を、1440×900のパネル出力に縮小する場合において、水平解像度を1920から1440に縮小(水平縮小)する場合の、ビデオ入力およびパネル出力のタイミングチャートである。
図5において、(a)部には1920×1080のビデオ入力におけるビデオ入力水平期間Aでの、1920ピクセルのデータのタイミングを示しており、(b)部には1440×900のパネル出力におけるパネル出力水平期間(A×1080/900)での、1440ピクセルのデータのタイミングを示している。
ここで、先に説明したように、垂直縮小処理では書き込みよりも読み出しに要する時間が長くなるので、パネル出力水平期間は、ビデオ入力水平期間Aよりも長くなる。一方で、ピクセル数は減るので、ラインメモリからの読み出しクロックを、書き込みクロックよりも遅くして、長い期間でより少ないデータを読み出すように制御する。
具体的には、水平解像度を1920から1440に縮小するために、例えば、図5の(b)部に示すように、ピクセルの読み出しを4個に1個の割合で実行しない、すなわち読み出し動作4回に1回の割合でピクセルを飛び越して読み出しを行うことで、ピクセル数が実質的に0.75倍となり、ビデオ入力の1920ピクセルはパネル出力の1440ピクセルに変換される。
なお、同一のピクセルのデータの読み出しを4回に1度の割合で飛び越すことで、表示画像に支障が生じる可能性がある場合には、同時に他のピクセルから読み出したデータを使って補間処理を行うことでスムージング処理を行うようにしても良い。また、2ラインのデータ使って、隣り合うピクセルに縮小比率に合わせて重付けをして合成して出力するという処理を行っても良い。
<B−5.垂直拡大>
図6は、1920(ピクセル)×1080(ライン)のビデオ入力を、1920×1200のパネル出力に拡大する場合において、垂直解像度を1080から1200に拡大(垂直拡大)する場合のラインメモリ1、ラインメモリ2およびラインメモリ3の書き込みおよび読み出しタイミングを示すタイミングチャートである。
図6に示した3つのラインメモリ1〜3は、それぞれが独立した書き込みおよび読み出しクロックによりアクセスされ、1つのメモリでは、書き込みと読み出しとは同時には実行されないように制御される。そして、書き込みおよび読み出し動作に際しては、ラインメモリ1〜3はローテーションにより動作し、また、書き込み動作が優先される。
図6において、(a)部には1920×1080のビデオ入力のタイミングを、(b)部、(c)部および(d)部には、それぞれラインメモリ1、2および3の書き込み、読み出しのタイミングを、(e)部には1920×1200のパネル出力のタイミングを示す。
図6に示すように、ビデオ入力としては、垂直方向の1080ラインのそれぞれに対応したラインデータが、データ#1から順に与えられる。なお、ラインデータの先頭から、次のラインデータの先頭までの期間がビデオ入力水平期間Aとして定義され、当該ビデオ入力水平期間A内に、1920ピクセルのデータが含まれている。
このようなビデオ入力が表示信号処理部40に与えられると、まず、ラインメモリ1にデータ#1が書き込まれる。なお、書き込み期間は、1つのラインデータの入力期間と同じである。
データ#1の書き込みが終わると、ラインメモリ1からはデータ#1を読み出し、ラインメモリ2に対してはデータ#2の書き込みを開始する。
ここで、先に説明したように、フレームメモリを使わずに垂直拡大処理をする場合は、書き込みよりも読み出しに要する時間が短くなるので、例えば、ラインメモリ1からデータ#1を読み出し期間R#1で読み出した後、ラインメモリ2からデータ#2を読み出そうとするが、ラインメモリ2は未だデータ#2の書き込み中である。この場合、書き込みと読み出しとは同時には実行しないという制御に従い、メモリのローテーションはせずに、もう一度、ラインメモリ1からデータ#1の読み出しを実行する。従って、パネル出力としては、ラインメモリ1からデータ#1が2回読み出されることになる。
なお、この場合、パネル出力水平期間はビデオ入力水平期間A×(ビデオ入力の垂直ライン数/パネル出力の垂直ライン数)すなわち、ビデオ入力水平期間A×1200/1200(=0.9)となる。
データ#1の2回目の読み出しが終わると、ラインメモリ2からデータ#2の読み出しを行う。なお、データ#2の読み出しに先だって、ラインメモリ3にはデータ#3の書き込みが開始されており、データ#2の読み出しが終了した時点で、データ#3の書き込みは終了しているので、ラインメモリ2からのデータ#2の読み出しは1回で終わり、メモリのローテーションにより、ラインメモリ3からのデータ#3の読み出しを開始する。
また、データ#3の書き込み終了後には、ラインメモリ1においてデータ#4の書き込みが開始され、ラインメモリ3において、データ#3の読み出しが終了した時点で、ラインメモリ1でのデータ#4の書き込みは終了しているので、ラインメモリ3からのデータ#3の読み出しは1回で終わり、メモリのローテーションにより、ラインメモリ1からのデータ#4の読み出しを開始する。
このように、ラインメモリ1からのデータ#1の読み出しを2回行った後は、1つのローテーションでの、1つのラインメモリからのデータの読み出しは1回だけを続けるが、読み出し時間が書き込み時間よりも僅かに短いことから、データの書き込み終了から、データの読み出し開始までの時間が徐々に短くなり、ラインメモリ1においてデータ#10の書き込みが終わり、ラインメモリ1からデータ#10を読み出すまでの時間と、ラインメモリ2においてデータ#11の書き込みを開始するまでの時間との差が縮まり、ラインメモリ1からデータ#10の読み出しが終了した時点では、ラインメモリ2は未だデータ#11の書き込み中である。この場合、書き込みと読み出しとは同時には実行しないという制御に従い、メモリのローテーションはせずに、もう一度、ラインメモリ1からデータ#10の読み出しを実行する。従って、パネル出力としては、ラインメモリ1からデータ#10が2回読み出されることになる。
このように、1つのラインメモリからのデータの読み出しを2回行う動作を、データの読み出しを1回行う動作を8回繰り返すごとに1セット実行することで、ライン数が実質的に約1.1倍となり、ビデオ入力の1080ラインはパネル出力の1200ラインに変換される。
なお、同一のピクセルのデータの読み出しを2回行うことで、表示画像に支障が生じる可能性がある場合には、同時に他のピクセルから読み出したデータを使って補間処理を行うことでスムージング処理を行うようにしても良い。
図7は、1920×1080のビデオ入力を、1920×1200のパネル出力に拡大する場合の、水平解像度についてのビデオ入力およびパネル出力のタイミングチャートである。
図7において、(a)部には1920×1080のビデオ入力におけるビデオ入力水平期間Aでの、1920ピクセルのデータのタイミングを示しており、(b)部には1920×1200のパネル出力におけるパネル出力水平期間(A×1080/1200)での、1920ピクセルのデータのタイミングを示している。
ここで、先に説明したように、垂直拡大処理では書き込みよりも読み出しに要する時間が短くなるので、パネル出力水平期間は、ビデオ入力水平期間Aよりも短くなる。本例では、ピクセル数は変わらないので、ラインメモリからの読み出しクロックを、書き込みクロックよりも速くして、短い期間で全ピクセルのデータを読み出すように制御する。なお、本例ではピクセル数に変化がないので、補間処理を行う必要はない。
<B−6.画像表示例>
以上説明したように、本発明に係る画像表示装置10では、フレームメモリを用いずに画像の拡大および縮小を任意に行うことができ、この機能を用いることで、以下に説明する種々のパターンの画像表示が可能となる。
<B−6−1.16:9フォーマットでのアスペクト画像表示>
図8〜図11を用いて、16:9フォーマットのビデオ入力におけるアスペクト画像表示について説明する。
図8には、16:9フォーマットに対応する1280×720のビデオ入力を、そのまま表示した例を示している。また、図9には、表示パネル50の画面サイズが16:10の場合に、16:9フォーマットに対応する1280×720のビデオ入力をフル画像表示(1680×1050)した場合の表示状態を示す。
図8と図9とを比較して判るように、16:9フォーマットに対応する1280×720のビデオ入力を16:10でフル画像表示することで、画像が若干縦長となる。
ビデオ入力はCEA(Consumer Electronics Association)規格で定められたタイミングを有しており、720pの場合、水平全期間22.22μsec、水平映像期間17.24μsec(水平全期間から水平全ブランキング期間を差し引いた期間)となる。
ここで、垂直周波数が60Hzの場合、ビデオ入力の垂直全期間ライン数(垂直映像期間ライン数+垂直ブランキング期間ライン数)は750ライン(1÷60Hz÷22.22μsec)である。
パネル出力はパネル入力仕様で許容できる範囲に設定され、パネル出力1680×1050のフル画像表示の場合、フレームメモリを設けない場合は、ビデオ入力とパネル出力とで、垂直映像期間ライン数/垂直全期間ライン数の比率が同じになるため、パネル出力の垂直全期間ライン数は、1094ライン(1050ライン×750ライン÷720ライン)となる。
また、フレームメモリを設けない場合のパネル垂直周波数はビデオ入力と同じ60Hzであり、水平全期間は15.23μsec(1÷60Hz÷1094ライン)、水平映像期間は14.1μsec(1680クロック÷2÷59.5MHz)となる。
ここで、1680クロックは、水平1680ピクセル(ドット)を表し、59.5MHzはパネルクロックの一例を表している。また、1680クロックを2で割っているのは、パネル出力データを2相展開(偶数画素データ/奇数画素データをパラレルで出力)しているためである。
図10には、パネル出力1680×1050を、16:9でアスペクト画像表示した例を示しており、垂直映像期間ライン数は945となり、表示領域の上端および下端には黒帯(垂直ブランキング部)BLを表示している。
図11には、パネル出力1680×1050の場合に、画面サイズが16:10の表示パネル50に、垂直拡大率を任意に変えてアスペクト画像表示した表示状態を示す。
この場合、表示信号処理部40(図1)において、垂直拡大率をフル画像表示の垂直拡大率よりも小さく(画像の縦縮小)して、表示パネル50の表示領域の上端および下端に黒帯BLを表示している。
より具体的には、パネル出力の垂直映像期間ライン数を1050ラインから任意の値、例えば1018ラインに変更して垂直拡大率を小さくする。このときの垂直全期間ライン数は、1060ライン(1018ライン×750ライン÷720ライン)となる。表示パネル50の垂直表示領域は1050ラインであるから、表示領域の上端および下端に各16ラインの黒帯BLを表示して画像の縦縮小を行う。なお、垂直映像期間ライン数を1050ラインとすることも、1018ラインとすることも、垂直映像期間ライン数720のビデオ入力を垂直拡大する処理であるので、図2を用いて説明した垂直拡大処理により対応できる。
ここで、図10に示した16:9のアスペクト画像表示と比較した場合、パネル出力のフル画像表示(1680×1050)では1.111倍縦長となるのに対し、任意アスペクト表示(1680×1018)の場合は1.077倍縦長となり、縦長の度合いが低減することが判る。
このように、本発明に係る画像表示装置10を用いることで、フレームメモリを用いずに画像の拡大および縮小を任意に行うことができ、入力ビデオ信号の本来の画像比率とは異なる画面比率の表示パネルにおいても、入力ビデオ信号の本来の画像比率に近い比率での画像表示が可能となる。
なお、パネル出力の垂直全期間ライン数が表示パネルの入力垂直全期間ライン数を下回ると、垂直周波数が入力ビデオ信号の垂直周波数より高くなるため、垂直同期が維持できず、表示パネルの入力垂直全期間ライン数が制約を受けて、入力ビデオ信号の16:9のアスペクト画像表示ができないが、この場合は、表示パネルの入力垂直全期間ライン数が許容できる範囲で、表示領域の上端および下端に黒帯を表示することで入力ビデオ信号の本来の画像比率に近い比率での画像表示が可能となる。
<B−6−2.スクイーズフォーマットでのアスペクト画像表示>
図12〜図18を用いて、スクイーズフォーマットのビデオ入力におけるアスペクト画像表示について説明する。
図12には、スクイーズフォーマットに対応するビデオ入力を、そのまま表示した例を示している。また、図13には、表示パネル50の画面サイズが16:10の場合に、スクイーズフォーマットのビデオ入力をフル画像表示(1680×1050)した場合の表示状態を示す。
スクイーズフォーマットは、ワイド画面コンテンツを左右圧縮して4:3のアスペクト画像にしてDVDなどに収録したフォーマットであり、16:9のワイド画面のフル画像表示で再生する場合に本来の画面比率に戻る。従って、図13に示す、16:10の画面サイズでのフル画像表示では、1.111倍縦長になる。
スクイーズフォーマットは、従来は、DVDレコーダなどのディジタルAV機器側で、4:3のTV設定(ソース側で上下圧縮して表示領域の上端および下端に黒帯を表示)を行い、さらに表示装置側で4:3のアスペクト画像表示(表示領域の左端および右端での黒帯表示はラインメモリで実現)を行うと、本来の画面比率に戻るが、表示領域の上下左右に黒帯が表示されるため画面が小さくなる。
図14は、16:10のパネル出力に対して、表示装置側で4:3のアスペクト画像表示を行った場合の表示状態を示しており、画像が縦長となり、表示領域の左右に黒帯BLが表示されている。また、図15は、16:10(1680×1050)のパネル出力に対して、ディジタルAV機器側で、4:3のTV設定を行い、さらに表示装置側で4:3のアスペクト画像表示を行った、場合の表示状態を示しており、本来の画面比率に戻って、画像が縦横正常な比率で表示されている。しかし、表示領域の上下左右に黒帯が表示されるため、実効的な画面が小さくなっている。
図16には、16:10(1680×1050)のパネル出力を、16:9でアスペクト画像表示した例を示しており、垂直映像期間ライン数は945となり、表示領域の上端および下端には黒帯(垂直ブランキング部)BLを表示している。
図17には、パネル出力1680×1050の場合に、画面サイズが16:10の表示パネル50に、垂直拡大率を任意に変えてアスペクト画像表示した表示状態を示す。
この場合、表示信号処理部40(図1)において、垂直拡大率をフル画像表示の垂直拡大率よりも小さく(画像の縦縮小)して、表示パネル50の表示領域の上端および下端に黒帯BLを表示している。なお、具体的な設定は、図11の場合と同様である。
ここで、図16に示した16:9のアスペクト画像表示と比較した場合、パネル出力のフル画像表示(1680×1050)では1.111倍縦長となるのに対し、任意アスペクト表示(1680×1018)の場合は1.077倍縦長となり、縦長の度合いが低減することが判る。
このように、本発明に係る画像表示装置10を用いることで、フレームメモリを用いずに画像の拡大および縮小を任意に行うことができ、入力ビデオ信号がスクイーズフォーマットである場合も、入力ビデオ信号の本来の画像比率とは異なる画面比率の表示パネルにおいて、入力ビデオ信号の本来の画像比率に近い比率での画像表示が可能となる。
なお、表示パネルの入力垂直全期間ライン数が制約を受ける場合は、表示パネルの入力垂直全期間ライン数が許容できる範囲で、表示領域の上端および下端に黒帯を表示することで入力ビデオ信号に近いアスペクト比で表示できる。
図18には、パネル出力1680×1050の場合に、画面サイズが16:10の表示パネル50に、水平拡大率をフル画像表示の水平拡大率よりも大きくして、左右オーバースキャンの状態で表示した例を示す。本発明に係る画像表示装置10においては、このような表示も可能である。
この表示では、左右の画像の一部が欠落するが、表示パネルの入力垂直全期間ライン数が制約を受けないので、入力ビデオ信号の本来の画像比率と同じ比率での画像表示が可能となる。
以上説明した、フル画像表示、任意アスペクト画像表示および左右オーバースキャン表示は、ユーザが任意に選択することができ、図19には、表示パネル50に表示された表示モードの選択画面を示す。
ユーザは、画像表示装置10に備えられたリモートコントローラ等の操作装置(図示せず)を操作して、図19に示すように、表示パネル50に表示モードの選択画面を表示し、そこに表示された表示モード、例えば、フル画像表示、(任意)アスペクト画像表示および左右オーバースキャン表示から何れかを選択することで、入力ビデオ信号のパネル表示を任意に設定できる。
なお(任意)アスペクト画像表示を選択した場合は、さらに選択画面が変わって、垂直映像期間ライン数を選択あるいは任意設定する画面から、ユーザの好みに応じた表示状態に設定する操作を行うこととなる。
<C.効果>
以上説明したように、本発明に係る画像表示装置10を用いることで、フレームメモリを用いずに画像の表示比率を任意に変更することが可能となり、回路規模の増大を防止して製品コストを低減することができる。
<D.変形例>
以上説明した実施の形態においては、画像表示装置10として液晶表示装置を例に採って説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、プラズマディスプレイ装置や、有機EL表示装置、その他の画像表示装置にも適用できる。
また、実施の形態では、16:10の画面サイズのパネル出力を例に採って説明したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、実現されているあらゆる比率の画面サイズ、また将来実現される比率の画面サイズにも適用可能である。
本発明に係る実施の形態の画像表示装置の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明に係る実施の形態の画像表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態の画像表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態の画像表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態の画像表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態の画像表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る実施の形態の画像表示装置の動作を説明するタイミングチャートである。 16:9フォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 16:9フォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 16:9フォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 16:9フォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 スクイーズフォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 スクイーズフォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 スクイーズフォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 スクイーズフォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 スクイーズフォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 スクイーズフォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 スクイーズフォーマットビデオ入力におけるアスペクト画像表示を説明するための図である。 ディスプレイ上での選択動作を説明する図である。

Claims (6)

  1. 表示パネルと、
    入力ビデオ信号を受け、前記表示パネルの画面サイズに適合したパネル出力に変換する表示信号処理部と、を備え、
    前記表示信号処理部は、それぞれが独立した書き込みおよび読み出しクロックによりアクセスされる複数のラインメモリを有し、前記複数のラインメモリをローテーションしながら、予め定めた規則に従って前記入力ビデオ信号を構成するラインデータの書き込みおよび読み出しを実行することで前記入力ビデオ信号の垂直解像度の拡大および/または縮小を行い、
    前記予め定めた規則は、
    1つのラインメモリでは、書き込み動作と読み出し動作とは同時には実行せず、前記書き込み動作を優先し、
    前記表示信号処理部は、
    前記複数のラインメモリのうち、第1のラインメモリから第1のデータの読み出しを行った後、次にデータを読み出すべき第2のラインメモリにおいて第2のデータの書き込み中である場合は、前記第1のラインメモリから前記第1のデータを再度読み出することで、前記入力ビデオ信号の前記垂直解像度の拡大を行い、
    前記第1のラインメモリで、前のローテーションでの読み出し動作が終了する前に、次のローテーションでの書き込み動作が開始される場合には、前記前のローテーションでの読み出し動作を実行せず、前記次のローテーションでの書き込み動作を優先することで、前記入力ビデオ信号の前記垂直解像度の縮小を行う、画像表示装置。
  2. 前記表示信号処理部は、前記ラインデータの読み出し動作において、
    前記ラインデータ中の同一のピクセルのデータの読み出しを複数回行う動作を含めることで、前記入力ビデオ信号の水平解像度の拡大を行い、
    前記ラインデータのピクセルを、定期的に飛び越して読み出す動作を含めることで、前記入力ビデオ信号の水平解像度の縮小を行う、請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記入力ビデオ信号の水平解像度と前記垂直解像度との比に相当する第1のアスペクト比が、前記画面サイズの水平寸法と垂直寸法との比に相当する第2のアスペクト比よりも大きい場合、
    前記表示信号処理部は、前記第1のアスペクト比と前記第2のアスペクト比との間の任意の第3のアスペクト比となるように、前記入力ビデオ信号の前記水平解像度および前記垂直解像度の拡大および/または縮小を行い、前記表示パネルの表示領域の上端および下端にブランキング部を設ける、請求項1記載の画像表示装置。
  4. 前記入力ビデオ信号が、縦長画像を表示するスクイーズフォーマットで設定され、
    前記入力ビデオ信号の水平解像度を拡大して、前記縦長画像を縦横の比率が適正な正常画像とした場合の前記水平解像度と前記垂直解像度との比に相当する第1のアスペクト比が、前記画面サイズの水平寸法と垂直寸法との比に相当する第2のアスペクト比よりも大きい場合、
    前記表示信号処理部は、前記第1のアスペクト比と前記第2のアスペクト比との間の任意の第3のアスペクト比となるように、前記入力ビデオ信号の前記水平解像度および前記垂直解像度の拡大および/または縮小を行い、
    前記表示パネルの表示領域の上端および下端にブランキング部を設ける、請求項1記載の画像表示装置。
  5. 前記入力ビデオ信号が、縦長画像を表示するスクイーズフォーマットで設定され、
    前記入力ビデオ信号の水平解像度を拡大して、前記縦長画像を縦横の比率が適正な正常画像とした場合の前記水平解像度と前記垂直解像度との比に相当する第1のアスペクト比が、前記画面サイズの水平寸法と垂直寸法との比に相当する第2のアスペクト比よりも大きい場合、
    前記表示信号処理部は、前記第1のアスペクト比となるように、前記入力ビデオ信号の前記水平解像度および前記垂直解像度の拡大および/または縮小を行い、前記表示パネルの左端および右端においてはオーバースキャン状態となったオーバースキャン表示をする、請求項1記載の画像表示装置。
  6. 前記表示パネルの入力垂直全期間ライン数の制約により、前記入力ビデオ信号のアスペクト比表示ができない場合、
    前記表示信号処理部は、前記表示パネルの前記入力垂直全期間ライン数が許容できる範囲で、前記入力ビデオ信号の前記水平解像度および前記垂直解像度の拡大を行う、請求項3または請求項4記載の画像表示装置。
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