JP2006088787A - サイドエアバッグの表皮固定構造 - Google Patents

サイドエアバッグの表皮固定構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、エアバッグモジュールがシートバックの表面に露出するようなシートに乗員が着座しても、シートバックの表皮とエアバッグモジュールとの間に隙間が生じることなく、エアバッグモジュールをシートバックの側部に確実に取付けることができると共に、外観の向上を図ることが可能なサイドエアバッグの表皮固定構造を提供することにある。
【解決手段】 本発明は、シートバック1の側部1aにサイドエアバッグモジュール2がその外表面を露出して取付けられるサイドエアバッグの表皮固定構造において、シートバック1の側部1aにサイドエアバッグモジュール2が配置される収納部6を設け、シートバック1の表皮5にサイドエアバッグモジュール2が挿入される挿入穴16を設けると共に、表皮5の挿入穴16の周縁部裏側にリング状の補強板18を固定し、補強板18にサイドエアバッグモジュール2の一部である係合片12,13を係合させて取付けている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のサイドエアバッグの表皮固定構造に関するものである。
従来から、車両用シートの中には、サイドエアバッグモジュールがシートバックの側部に取付けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。このため、シートバックの側部には、パッドの一部をくり抜いて収容空間が形成されていると共に、表皮には開口部が設けられている。したがって、サイドエアバッグモジュールは、表皮の開口部より挿入されて収容空間内に配置され、シートバックフレームなどに締付け固定されることによって、その外表面を露出した状態でシートバックの側部に取付けられている。
特開2000−289509号公報
ところで、サイドエアバッグモジュールがシートバックの表面に露出するような車両用シートでは、シートバックの表皮からサイドエアバッグモジュールの蓋部材が突出したり、段差が生じたりするため、これらシートバックの表皮とサイドエアバッグモジュールとの隙間が外観上の問題となっている。特に、車両用シートに乗員が着座すると、その重みや動作で表皮が引っ張られることになる。その引っ張り方向は、サイドエアバッグモジュールに対して、乗員側の方向となる。これは、シートバックの中央に荷重が掛かるため、中央部の表皮が押されて側部の表皮が引っ張られるからである。
しかしながら、上述したサイドエアバッグモジュールは、シートバックフレームなどに固定されているので、乗員がシートに着座したときにその位置は動かず、表皮のみが移動してしまうことになる。その結果、車両の左右方向でサイドエアバッグモジュールの蓋部材と表皮との間に隙間(段差)が生じ、外観を悪化させるおそれがあった。また、シートバックの弾力性が経時的に低下すると、その復元力が小さくなるので、乗員の荷重が取り除かれた後でも、隙間が無くならないおそれがあった。
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、エアバッグモジュールがシートバックの表面に露出するようなシートに乗員が着座しても、シートバックの表皮とエアバッグモジュールとの間に隙間が生じることなく、エアバッグモジュールをシートバックの側部に確実に取付けることができると共に、外観の向上を図ることが可能なサイドエアバッグの表皮固定構造を提供することにある。
上記従来技術の有する課題を解決するために、本発明は、シートバックの側部にサイドエアバッグのモジュールがその外表面を露出して取付けられるサイドエアバッグの表皮固定構造において、前記シートバックの側部に前記サイドエアバッグのモジュールが配置される収納部を設け、前記シートバックの表皮に前記サイドエアバッグのモジュールが挿入される挿入穴を設けると共に、前記表皮の挿入穴の周縁部裏側にリング状の補強板を固定し、該補強板に前記サイドエアバッグのモジュールの一部を係合させて取付けている。
また、本発明において、前記サイドエアバッグのモジュールには、その外方へ延びるフランジが設けられ、該フランジには、前記補強板に設けた差込穴に差し込む係合片が突設されていると共に、前記係合片または前記差込穴には、前記サイドエアバッグのモジュールの抜け方向の移動を規制する抜け止め部が設けられており、前記フランジと前記補強板との間に前記表皮を配置することによって、前記補強板が前記フランジに対して前記表皮を挟んだ状態で固定されている。
さらに、本発明において、前記差込穴および前記係合片は、前記シートバックの側部において車両前方側に配置されていると共に、前記差込穴および前記係合片は、上下方向に長く形成されている。
上述の如く、本発明に係るサイドエアバッグの表皮固定構造は、シートバックの側部にサイドエアバッグのモジュールがその外表面を露出して取付けられるものであって、前記シートバックの側部に前記サイドエアバッグのモジュールが配置される収納部を設け、前記シートバックの表皮に前記サイドエアバッグのモジュールが挿入される挿入穴を設けると共に、前記表皮の挿入穴の周縁部裏側にリング状の補強板を固定し、該補強板に前記サイドエアバッグのモジュールの一部を係合させて取付けているので、このようなシートバックを備えたシートに乗員が着座しても、シートバックの表皮とサイドエアバッグのモジュールとの間に隙間が生じることは無く、サイドエアバッグのモジュールをシートバックの側部に確実に取付けることができると共に、外観を向上させることができる。
また、本発明において、前記サイドエアバッグのモジュールには、その外方へ延びるフランジが設けられ、該フランジには、前記補強板に設けた差込穴に差し込む係合片が突設されていると共に、前記係合片または前記差込穴には、前記サイドエアバッグのモジュールの抜け方向の移動を規制する抜け止め部が設けられており、前記フランジと前記補強板との間に前記表皮を配置することによって、前記補強板が前記フランジに対して前記表皮を挟んだ状態で固定されているので、シートに乗員が着座しても表皮のみが移動するのを防止し、サイドエアバッグのモジュールがシートバックの側部より浮き上がったりせず、しっかりと固定することができる。
さらに、本発明において、前記差込穴および前記係合片は、前記シートバックの側部において車両前方側に配置されていると共に、前記差込穴および前記係合片は、上下方向に長く形成されているので、力を受ける部分が大きくなり、係合片の強度向上を図ることができると共に、補強板の差込穴の変形を防止できる。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1〜図5は、本発明に係るサイドエアバッグの表皮固定構造の実施の形態を示している。本実施形態のサイドエアバッグの表皮固定構造が適用される車両用シートのシートバック1の左側側部1aには、図1〜図3に示す如く、サイドエアバッグモジュール2がその外表面を露出して取付けられている。このようなシートバック1は、芯材になるシートバックフレーム(サイドプレート)3や、該シートバックフレーム3などを覆うパッド4およびシート表皮5を備えた構造となっている。そして、シートバック1の左側側部1aには、パッド4の一部をくり抜いてシートバックフレーム3に連通するサイドエアバッグモジュール2の空洞収容部6が設けられている。また、シートバックフレーム3には、後述の差込ピンを押し込んで抜け止めするプッシュナット7が設けられていると共に、後述のフックを差し込むフック穴8が設けられている。
サイドエアバッグモジュール2は、樹脂製の蓋部材9と、金属製のモジュールケース10と、これら蓋部材9およびモジュールケース10の内部に格納配置される図示しないエアバッグおよびガス発生器とによって構成されており、蓋部材9とモジュールケース10とは、該ケースのフランジ部でカシメを行うことによって、互いに結合固定されている。このため、サイドエアバッグモジュール2のモジュールケース10には、その外方へ延びるフランジ部11が設けられており、該フランジ部11には、これを切り起こすことによって形成される複数の係合片(ツメ)12,13が設けられている。上部係合片12は、サイドエアバッグモジュール2の上側中央に1箇所設けられ、側部係合片13は、シートバック1の左側側部1aにおいて車両前方側(モジュール2の乗員側)に上下2箇所設けられている。しかも、これら係合片12,13は、挿入が容易となるように先端が細くなっている上、側部係合片13は、力を受ける部分の面積を大きくするため、上下方向に長く形成されている。なお、係合片12,13は、作製が容易である切起こしによって形成される以外に、蓋部材9のフランジから樹脂製のピンなどを立設することにより形成されてもよい。
また、サイドエアバッグモジュール2の蓋部材9の端部9aは、シートバック1のパッド4側に折り曲げられた形状となっており、サイドエアバッグモジュール2がシートバック1に組付けられた状態で、端部9aの先端は、シート表皮5およびパッド4をシートバック1の内部に押し込む位置まで延設されている。すなわち、サイドエアバッグモジュール2がシートバック1に組付けられた状態で、折り曲げられた蓋部材9の端部9aは、シート表皮5と補強板(後述する)の厚さよりも先端が長くなるように設定されている。これによって、サイドエアバッグモジュール2の蓋部材9とシート表皮5との間に隙間が生じ難くなり、物が引っ掛かったりするのを防ぐことが可能となっている。
そして、モジュールケース10の裏側の中央やや上方には、シートバックフレーム3側のプッシュナット7に押し込む差込ピン14が突設されている。また、モジュールケース10の裏側の下方には、シートバックフレーム3側のフック穴8に差し込む一対の下向きフック15が車両前後方向へ間隔を置いて設けられている。
一方、シートバック1のシート表皮5には、図4に示す如く、サイドエアバッグモジュール2のモジュールケース10を挿入する挿入穴16が設けられており、この挿入穴16の寸法は、モジュールケース10の外形よりも大きく、蓋部材9の外形よりも小さく設定されている。また、シート表皮5において、後述の補強板とサイドエアバッグモジュール2側の係合片12,13とが係合する位置に対応した箇所には、これを切欠いて形成した3つの切欠き部17が設けられており、これら切欠き部17は、シート表皮5が係合片12,13の挿入の邪魔とならないように逃げるために、配設されたものである。この逃げは孔形状でもよいが、モジュールケース10を挿入する挿入穴16の近傍に位置することから、この挿入穴16に連続して切欠き部17を設ける方が形成しやすいことを考慮したものである。
また、シート表皮5の挿入穴16の周縁部裏側には、図3〜図5に示す如く、樹脂プレートの補強板18が取付けられている。この補強板18は、サイドエアバッグモジュール2のモジュールケース10を挿入することが可能な大きさの貫通穴19が形成されたリング状の樹脂プレートであり、縫製等(熱溶着等でも可能)の方法で固定されている。
補強板18の外形寸法は、サイドエアバッグモジュール2の蓋部材9の端部9aにおける折り曲げられた形状の内側よりも小さく設定されている。このため、補強板18は、折り曲げられた蓋部材9の端部9aとモジュールケース10との間に配置され、サイドエアバッグモジュール2が組付けられた状態で、それに縫製固着されたシート表皮5と一緒に、蓋部材9の端部9aの折れ曲げられた形状の内側に入り込むように構成されている。また、サイドエアバッグモジュール2が組付けられた状態では、モジュールケース10のフランジ部11と補強板18との間にシート表皮5が配置されることによって、補強板18がモジュールケース10のフランジ部11に対してシート表皮5を挟んだ状態で固定されるようになっている。したがって、外観部分には補強板18が露出しなくなるので、見た目と触った時の異物感を解消することが可能になる。
しかも、補強板18の外側端部は、図3および図5に示す如く、断面円形状に形成されており、シート表皮5への傷付きを防止している。補強板18の外側端部が丸くなっていないと、シート表皮5が傷付いたり、あるいは切れたり、破れたりするおそれがあるからである。
また、補強板18には、図1、図3および図4に示す如く、サイドエアバッグモジュール2側の係合片12,13を挿入する差込穴20,21が設けられている。上部差込穴20は、上部係合片12と対応した位置にある補強板18の上側中央に設けられ、側部差込穴21は、側部係合片13と対応した位置にある補強板18の車両前方側の上下に設けられている。しかも、側部差込穴21は、側部係合片13と対応して上下方向に長く形成されている。
一方、シートバック1のパッド4において、補強板18とサイドエアバッグモジュール2の係合片12,13とが係合する位置に対応した箇所には、図3に示す如く、係合片12,13が当接しないように切欠かれた空間部Sが形成されている。すなわち、パッド4が係合片12,13に当接すると、パッド4が切れたり、損傷したりする可能性があるので、パッド4が係合片12,13から逃げられるように空間部Sを設けたものである。
これ以外の箇所では、パッド4は補強板18に当接し、係合片12,13の挿入時の力を受け(挿入時の反力を受け持つ)、係合片12,13の挿入係合が確実に行われるようになっている。また、パッド4の弾力性による抜け止め効果も得られることになる。したがって、シートバック1のパッド4は、サイドエアバッグモジュール2が組付けられた状態で、それに縫製固着されたシート表皮5と一緒に、蓋部材9の端部9aの折り曲げられた形状の内側に押し込まれるようになっている。
なお、サイドエアバッグモジュール2には、図1に示す如く、ハーネス付きカプラー22を差込む差込口23が設けられている。
次に、本実施形態のサイドエアバッグモジュール2をシートバック1の左側側部1aに取付ける手順を説明する。
まず、図1に示す状態にあるサイドエアバッグモジュール2の差込口23にハーネス付きカプラー22を差込む。次いで、サイドエアバッグモジュール2のモジュールケース10をシート表皮5の挿入穴16および補強板18の貫通穴19よりパッド4の収容部6内に挿入し、モジュールケース10のフック15をシートバックフレーム3のフック穴8に差込むと共に、差込ピン14をシートバックフレーム3のプッシュナット7に押し込む。
しかる後、係合片12,13の付近を手で挟み込みながら、これら係合片12,13を補強板18の差込穴20,21にそれぞれ挿入して係合させ、モジュールケース10のフランジ部11と補強板18との間にシート表皮5を配置し、モジュールケース10のフランジ部11に対してシート表皮5を挟んだ状態で補強板18を固定すれば、サイドエアバッグモジュール2とシート表皮5との間に隙間を生じることなく、サイドエアバッグモジュール2は、シートバック1の左側側部1aに組付けられることになる(図2および図3参照)。
図6〜図8は、本発明の他の実施の形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造を示しており、上記実施の形態と同一部位には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造が上記実施の形態と異なるのは、図6〜図8に示す如く、サイドエアバッグモジュール2側の側部係合片13を挿入する補強板18の側部差込穴21aが単純な貫通孔ではなく、スリット孔で構成されている点である。すなわち、本実施形態の側部差込穴21aは、補強板18のそれ以外の箇所よりも薄肉に形成されており、その中央には、挿入される側部係合片13の板厚よりも間隔の狭いスリットが形成されている。その他の構成および取付ける手順は、上記実施の形態と同様である。
したがって、このような補強板18の側部差込穴21aにスリットよりも厚みのあるサイドエアバッグモジュール2側の側部係合片13が挿入されると、薄肉の側部差込穴21aが挿入力で変形するので、側部係合片13の挿入が許容されると共に、その変形形状(復元力による締付けと、抜け方向に対するツッパリ形状)によって側部係合片13の抜けを防ぐことが可能になる。また、側部差込穴21aのスリットは、両端部で二股に分かれているため、側部差込穴21aの変形を容易にするものである。しかも、二股に分かれる形状がT字形状ではなく、図示のように斜め方向(Y字形状)であり、その分岐点間が側部係合片13の幅よりも狭く形成されているので、側部係合片13の幅方向の端面にも抜け止めの効果を有している。また、側部係合片13と補強板18との間では、側部係合片13の幅方向においてもガタなく位置決めを行うことが可能となる。その他の作用効果は、上記実施の形態と同様である。
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、図9および図10に示す如く、既述の実施の形態における側部係合片13の先端部または中間部に切起こし部24を突設して、該切起こし部24を側部差込穴21,21aの周縁に引っ掛けるようにすることもできる。これによれば、サイドエアバッグモジュール2に対してより一層の抜け止め効果が得られる。また、図11に示す如く、既述の実施の形態における側部係合片13の先端部13aを内側へほぼ直角に折り曲げて、側部差込穴21の周縁に引っ掛けるようにすることもできる。
本発明の実施の形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、シートバックの側部にサイドエアバッグのモジュールが取付けられる前の状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、シートバックの側部にサイドエアバッグのモジュールが取付けられた状態を示す斜視図である。 図2におけるA−A線断面図である。 本発明の実施の形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、シートバックの表皮と補強板を示す斜視図である。 図4におけるD−D線断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、シートバックの表皮と補強板を示す斜視図である。 本発明の他の実施の形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、図2におけるB−B線断面図である。 本発明の他の実施の形態に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、図2におけるC−C線断面図である。 本発明の実施の形態の第1変形例に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、図2におけるB−B線断面図である。 本発明の実施の形態の第2変形例に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、図2におけるB−B線断面図である。 本発明の実施の形態の第3変形例に係るサイドエアバッグの表皮固定構造において、図2におけるB−B線断面図である。
符号の説明
1 シートバック
1a シートバックの側部
2 サイドエアバッグモジュール
3 シートバックフレーム
4 パッド
5 シート表皮
6 収容部
7 プッシュナット
8 フック穴
9 蓋部材
9a 端部
10 モジュールケース
11 フランジ部
12,13 係合片
14 差込ピン
15 フック
16 挿入穴
17 切欠き部
18 補強板
19 貫通穴
20,21 差込穴
21a 側部差込穴
24 切起こし部

Claims (3)

  1. シートバックの側部にサイドエアバッグのモジュールがその外表面を露出して取付けられるサイドエアバッグの表皮固定構造において、前記シートバックの側部に前記サイドエアバッグのモジュールが配置される収納部を設け、前記シートバックの表皮に前記サイドエアバッグのモジュールが挿入される挿入穴を設けると共に、前記表皮の挿入穴の周縁部裏側にリング状の補強板を固定し、該補強板に前記サイドエアバッグのモジュールの一部を係合させて取付けたことを特徴とするサイドエアバッグの表皮固定構造。
  2. 前記サイドエアバッグのモジュールには、その外方へ延びるフランジが設けられ、該フランジには、前記補強板に設けた差込穴に差し込む係合片が突設されていると共に、前記係合片または前記差込穴には、前記サイドエアバッグのモジュールの抜け方向の移動を規制する抜け止め部が設けられており、前記フランジと前記補強板との間に前記表皮を配置することによって、前記補強板が前記フランジに対して前記表皮を挟んだ状態で固定されていることを特徴とする請求項1に記載のサイドエアバッグの表皮固定構造。
  3. 前記差込穴および前記係合片は、前記シートバックの側部において車両前方側に配置されていると共に、前記差込穴および前記係合片は、上下方向に長く形成されていることを特徴とする請求項2に記載のサイドエアバッグの表皮固定構造。
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