JP2015003595A - 乗物用シート - Google Patents

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英雄 佐橋
Hideo Sahashi
英雄 佐橋
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Toyota Boshoku Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】シートクッションの骨格を成すクッションフレームの上から軟質材製のクッションパッドを被せ、更にその上から表皮材としてのシートカバーで被って構成される乗物用シートにおいて、クッションパッドがクッションフレームから離れて持ち上げられるように動いてしまうことを抑制する。【解決手段】クッションパッド18の前方下端部には、クッションフレーム22の前方下端部22Bを下方から被うように屈曲された屈曲部30が形成され、シートカバー20のカーペット30は、屈曲部30を下方から圧縮するように被ってクッションフレーム22に係止されている。【選択図】図3

Description

本発明は、自動車、飛行機等の乗物用のシートに関する。
車両用シートにおいて、シートクッションは、クッションフレームの上からクッションパッドを被せ、更にその上からシートカバーで被って構成されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2007−216811号公報
このような車両用シートでは、乗員が着座するのみなら問題は生じないが、シートクッション前下方を持ち上げるような操作が行われると、クッションパッドがクッションフレームから離れて持ち上げられるように動いてしまう。このようなシートクッションの動きは、製品としての品質感を損なうことになる。
このような問題に鑑み本発明の課題は、クッションフレームに対するクッションパッドの上方への移動を規制することにより、クッションパッドがクッションフレームから離れて持ち上げられるように動いてしまうことを抑制することにある。
本発明の第1発明は、シートクッションの骨格を成すクッションフレームの上から軟質材製のクッションパッドを被せ、更にその上から表皮材としてのシートカバーで被って構成される乗物用シートにおいて、前記クッションパッドの前方下端部には、前記クッションフレームの前方下端部を下方から被うように屈曲された屈曲部が形成され、前記シートカバーは、前記屈曲部を下方から圧縮するように被って前記クッションフレームに係止されていることを特徴とする。
第1発明によれば、クッションパッドの下端部の屈曲部は、クッションフレームの前方下端部に当接した状態でシートカバーによって被われて、下方から押圧された状態とされる。そのため、シートクッション前下方を持ち上げるような操作が行われても、クッションパッドがクッションフレームから離れて持ち上げられるように動いてしまうことは抑制される。従って、乗物用シートの製品としての品質感が損なわれるのを抑制することができる。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記屈曲部は、前記クッションパッドの前方下端部において下方に向けて突出して形成された突部が、前記シートカバーによって下方から被われて押されることによって、前記クッションフレームの前方下端部を下方から被うように屈曲して形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、屈曲部は、シートカバーによって押圧されると、その屈曲変形に伴う反力をシートカバーに向けて生じる。そのため、シートカバーは弛みのない状態を維持することができる。
本発明の第3発明は、上記第2発明において、前記突部は、前記クッションパッドの前方下端部の後方側に偏倚した位置から下方に向けて突出して形成されていることを特徴とする。
第3発明によれば、クッションパッドの前方下端部の突部をシートカバーによって前下方から被って屈曲部を形成する際、屈曲部を成す突部が前方下端部の後方側に偏倚した位置にあるため、突部はシートカバーによって押圧されるのに伴って、クッションフレームの下端部を巻き込むように屈曲し易く、屈曲部を形成する作業をスムースに行うことができる。
本発明の第1実施形態の斜視図である。 上記第1実施形態におけるシートクッションの平面図である。 図2のIII−III線断面矢視図である。 図2のIV−IV線断面矢視図である。 上記第1実施形態におけるシートクッションの底面斜視図である。 本発明の第2実施形態における図3に対応する断面図である。
<第1実施形態>
図1〜5は、本発明の第1実施形態を示す。第1実施形態は、自動車用フロントシートのシートクッションに本発明を適用した例を示す。各図中、矢印によりシートを自動車に搭載した際の各方向を示している。以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。
自動車用フロントシート10は、主にシートクッション12とシートバック14とから成り、シートクッション12は、骨格を成すクッションフレーム22の上から軟質材製のクッションパッド18を被せ、更にその上から表皮材としてのシートカバー20で被って構成される。シートバック14の上部にはヘッドレスト16が設けられ、クッションパッド18の下面で、クッションフレーム22との当接面には、クッションパッド18の形状保持及び異音防止のため裏面材24が貼られている。これらの構成は周知のとおりである。
第1実施形態の場合、図5に良く示されるように、シートカバー20は大略履物のスリッパのような形状を成し、スリッパのつま先部に相当するシートカバー20の前端部内にクッションパッド18の前端側が挿入されることによって、クッションパッド18の表面上にシートカバー20が被せられている。
シートカバー20の前下面部はカーペット20Aによって構成され、このカーペット20Aには、左右方向に並ぶ3箇所にシートカバー20をクッションフレーム22に固定するための係止孔20B、20Cが形成されている。3つの係止孔20B、20Cのうち、両外側の係止孔20Bは左右方向に細長いスリット状の孔とされており、中央部の係止孔20Cは丸孔とされている。
図4、5に示されるように、上記各係止孔20Bに対応してクッションフレーム22には突片22Aが突出形成されており、クッションパッド18上にシートカバー20を被せたとき、各突片22Aが各係止孔20Bに挿入される。このとき、図3、5に示されるように、上記係止孔20Cがクッションフレーム22に形成された貫通孔22Cに対応し、この状態で、係止孔20C及び貫通孔22Cに貫通させてボルト26を挿入し、ボルト26をナット28に螺合させることにより、カーペット20Aはクッションフレーム22に結合されている。カーペット20Aは、上述のように各突片22Aと各係止孔20Bとの係合によってもクッションフレーム22に結合されている。
クッションパッド18の前方下端部の後方側に偏倚した位置には、図3、4に仮想線で示すように、カーペット20Aの左右幅に対応して下方に向けて突部18Aが突出して形成されている。上述のようにクッションパッド18の表面上にシートカバー20が被せられ、シートカバー20の前下面部を成すカーペット20Aがクッションフレーム22に結合されると、突部18Aはカーペット20Aによって後方側へ押し曲げられ、クッションフレーム22の前方下端部22Bを下方から被うように屈曲されて、屈曲部30を構成する。
このように屈曲部30が形成されることにより、屈曲部30は、クッションフレーム22の前方下端部22Bに当接した状態でシートカバー20のカーペット20Aによって被われて、下方から押圧された状態とされる。そのため、シートクッション12の前下方を持ち上げるような操作が行われても、クッションパッド18がクッションフレーム22から離れて持ち上げられるように動いてしまうことは抑制される。従って、自動車用フロントシート10の製品としての品質感が損なわれるのを抑制することができる。
また、屈曲部30は、シートカバー20のカーペット20Aによって押圧されると、その屈曲変形に伴う反力をシートカバー20に向けて生じる。そのため、カーペット20Aを含むシートカバー20は弛みのない状態を維持することができる。シートカバー20の前下面部は、カーペット20Aによって構成したため、カーペット20Aが係止孔20B、20Cを介してクッションフレーム22に結合され、引張り力を受けても、破れたり、伸びたりすることを防止できる。
更に、クッションパッド18の前方下端部の突部18Aをシートカバー20のカーペット20Aによって前下方から被って屈曲部30を形成する際、屈曲部30を成す突部18Aがクッションパッド18の前方下端部の後方側に偏倚した位置にあり、しかも突部18Aの前後方向での厚さは、クッションパッド18の前方下端部の厚さに比べて薄く形成されているため、突部18Aはカーペット20Aによって押圧されるのに伴って、クッションフレーム22の前方下端部22Bを巻き込むように屈曲し易く、屈曲部30を形成する作業をスムースに行うことができる。
更にまた、屈曲部30は、クッションパッド18の前方下端部に設けられ、その他の構成は通常の自動車用フロントシートと同一であるため、屈曲部30を設けることによって、シートの乗り心地など使用性に何ら影響を与えない。
<第2実施形態>
図6は、本発明の第2実施形態を示す。第2実施形態は、上述の第1実施形態に対し、突部18Aを屈曲し易い構成とした点を特徴とし、その他の構成は、上述の第1実施形態と同一であり、同一部分には同一符号を付して再度の説明と図示は省略する。なお、図中、矢印によりシートを自動車に搭載した際の各方向を示している点についても上述の第1実施形態と同一である。
第2実施形態では、屈曲部30を成す突部18Aの後面側(屈曲された状態では上面側)にクッションパッド18の下面に設けられている裏面材24と同様の裏面材24Aが貼られている。裏面材24Aは、裏面材24と連続して設けられず、僅かに間隔を空けて設けられている。この間隔が空けられる位置は、クッションパッド18表面上にシートカバー20を被せたとき、突部18Aが屈曲されるクッションフレーム22の前方下端部22Bに対応する位置である。
裏面材24、24Aは、クッションパッド18に比べて剛性が高いため、突部18Aが屈曲されて屈曲部30が形成されるとき、突部18Aは裏面材24と裏面材24Aとの隙間位置で屈曲され易くなる。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、
1.上記実施形態では、シートカバー20をスリッパ形状のものとしたが、スリッパ形状のものに限定されない。
2.上記実施形態では、シートクッション前下面部のシートカバー20をカーペット20Aによって構成したが、上面側と同様の素材で一体に構成しても良い。
3.上記実施形態では、シートカバー20のクッションフレーム22への係止を、クッションフレーム22の突片22Aにシートカバーの端部に穿設された係止孔20Bを引掛けること等によって実現したが、クッションフレーム22の突片22Aにシートカバー20の端部に結合されたフックを引掛けることによって実現しても良い。
4.上記第2実施形態では、突部18Aを屈曲し易くするために突部18Aの後面側に裏面材24Aを貼ったが、その代わりに突部18Aの屈曲位置であるクッションフレーム22の前方下端部22Bに対応する部位に沿って切欠を形成して屈曲し易くしても良い。
5.上記実施形態では、本発明を自動車用シートに適用したが、飛行機用、船用、電車用等のシートに適用しても良い。
10 自動車用フロントシート
12 シートクッション
14 シートバック
16 ヘッドレスト
18 クッションパッド
18A 突部
20 シートカバー
20A カーペット
20B、20C 係止孔
22 クッションフレーム
22A 突片
22B 前方下端部
22C 貫通孔
24 裏面材
24A 裏面材
26 ボルト
28 ナット
30 屈曲部

Claims (3)

  1. シートクッションの骨格を成すクッションフレームの上から軟質材製のクッションパッドを被せ、更にその上から表皮材としてのシートカバーで被って構成される乗物用シートにおいて、
    前記クッションパッドの前方下端部には、前記クッションフレームの前方下端部を下方から被うように屈曲された屈曲部が形成され、
    前記シートカバーは、前記屈曲部を下方から圧縮するように被って前記クッションフレームに係止されていることを特徴とする乗物用シート。
  2. 請求項1において、
    前記屈曲部は、前記クッションパッドの前方下端部において下方に向けて突出して形成された突部が、前記シートカバーによって下方から被われて押されることによって、前記クッションフレームの前方下端部を下方から被うように屈曲して形成されていることを特徴とする乗物用シート。
  3. 請求項2において、
    前記突部は、前記クッションパッドの前方下端部の後方側に偏倚した位置から下方に向けて突出して形成されていることを特徴とする乗物用シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019006257A (ja) * 2017-06-26 2019-01-17 株式会社タチエス 車両用シート
US10525857B2 (en) 2015-07-08 2020-01-07 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seat
US11745400B2 (en) 2015-08-31 2023-09-05 Proprietect L.P. Vented mold

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