JP2598724Y2 - 自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構造 - Google Patents

自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構造

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JP2598724Y2
JP2598724Y2 JP1993072943U JP7294393U JP2598724Y2 JP 2598724 Y2 JP2598724 Y2 JP 2598724Y2 JP 1993072943 U JP1993072943 U JP 1993072943U JP 7294393 U JP7294393 U JP 7294393U JP 2598724 Y2 JP2598724 Y2 JP 2598724Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ドアの内装部
材であるドアトリムの支持ブラケット構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用ドア50は、図9、図
10に示すようにドアアウタパネル30の内側にドアイ
ンナパネル31を設け、ドアアウタパネル30とドアイ
ンナパネル31との間にヒンジリインホースメント、ア
ウタウエストリインホースメント等の補強部材(いずれ
も図示せず)を介装し、前記ドアインナパネル31の内
側にドアトリム32と呼ばれる内装部材を取り付けて構
成されている。
【0003】そして、このドアトリム32の衝突範囲は
図9に格子線に示すように座席45に座った人間46の
肩部と腰部に対向する部分であり、この部分に、前記ド
アトリム32の取り付けに際し、このドアトリム32の
支持に金属製の内装部材支持ブラケット34が使用され
ている。
【0004】この内装部材支持ブラケット34は、図1
1に示すように取付端面部35の両側に支持脚部36を
折り曲げ形成し、これらの支持脚部36の端部に取付座
部37を折り曲げ形成し、この取付座部37に取付用孔
38を設け、前記取付端面部35に、切欠き39と孔4
0とを組み合わせて成る係止部41を形成して構成して
ある。
【0005】そして、この内装部材支持ブラケット34
を、その取付座部37でリベット42により前記ドアト
リム32の内面側に固着し、このドアトリム32を前記
ドアインナパネル31に取り付けるにあたって、前記内
装部材支持ブラケット34の係止部41を、ドアインナ
パネル31に取り付けた係止部材43に係止して、この
内装部材支持ブラケット34で前記ドアトリム32を支
持していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の内装部材支持ブラケット構造にあっては、前記内装
部材支持ブラケット34が、その取付座部37でリベッ
ト42により前記ドアトリム32に固着してあって、不
動であるために、側面衝突時に、図12に示す矢印方向
から前記内装部材支持ブラケット34に衝撃力Fが加わ
ると、内装部材支持ブラケット34の強度が自動車用ド
ア40の破壊を妨げるおそれがあるという問題点があっ
た。
【0007】本考案は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、その目的とするところは、側面衝突時
の衝撃力Fにより、容易に破壊状態に変形して自動車用
ドアの破壊を助長する自動車用ドアの内装部材支持ブラ
ケット構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、取付端面部の両側に支持脚部を形成
し、これらの支持脚部の端部に取付座部を形成して構成
したブラケット本体を備え、前記取付端面部にドアパネ
ルの係止部材が係止される係止部を、前記取付座部に、
ブラケット本体を内装部材に固定する取付部材の挿入用
の取付用孔をそれぞれ形成した自動車用ドアの内装部材
支持ブラケット構造において、前記支持脚部は前記取付
端面部から取付座部にかけて拡開するように形成されて
おり、更に、該取付座部と前記支持脚部との間に開口部
を形成し、該開口部と前記取付用孔との間にスリット又
は薄肉部等からなる破壊部を形成して、該破壊部と前記
開口部とで、自動車の側面衝突時の衝撃力Fによる支持
脚部拡開する時に記取付部材を前記取付用孔から外
して前記取付部材を前記開口部側に逃がす取付部材逃が
し部を構成したことを特徴とする。
【0009】
【0010】
【作用】考案の構成により、側面衝突時の衝撃力Fに
よる支持脚部の拡開時に、前記取付部材逃がし部によ
り、前記取付部材が前記取付座部から外れてこの取付部
材を逃がすことができる。このために、内装部材支持ブ
ラケットが破壊状態に変形し、自動車用ドアの破壊を助
長する。
【0011】また、考案の構成により、側面衝突時の
衝撃力Fによる支持脚部の拡開時に、前記破壊部が前記
取付部材により破壊されて、相対的に前記開口部を取付
部材が通過するようになって、前記内装部材支持ブラケ
ットが破壊状態に変形し、自動車用ドアの破壊を助長す
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図8に基づ
いて説明する。図1は本考案の一実施例に係わる自動車
用ドアの内装部材支持ブラケット構造の斜視図、図2は
同自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構造の取付状
態の断面図、図3は同自動車用ドアの内装部材支持ブラ
ケット構造における側面衝突時の衝撃力Fによる破壊状
態の説明図、図4は図3のA方向からの矢視図である。
【0013】自動車用ドアの内装部材であるドアトリム
1の内装部材支持ブラケット2は、図1に示すように取
付端面部3の両側に支持脚部4をほぼハの字形に拡開す
るように折り曲げ形成し、これらの支持脚部4の端部に
取付座部5を折り曲げ形成したブラケット本体6を備え
ており、このブラケット本体6の取付端面部3には、切
欠き7と孔8とを組み合わせて成る係止部9を形成して
ある。また、ブラケット本体6の取付座部5には円形状
の取付用孔10と取付部材逃がし部11とが形成してあ
る。
【0014】この取付部材逃がし部11は、前記支持脚
部4と取付座部5との中間の曲り部12に支持脚部4と
取付座部5とに跨がって形成された開口部13と、この
開口部13と前記取付用孔10との間に位置する破壊部
15とにより構成してある。
【0015】そして、この破壊部15は、前記開口部1
3と前記取付用孔10との間に位置する連続部16に、
前記開口部13から前記取付用孔10にかけて幅広なス
リット14を形成して構成してある。
【0016】そして、この内装部材支持ブラケット2
は、その取付座部5の取付用孔10の部分でリベット1
7により前記ドアトリム1の内面側に固着してあり、こ
のドアトリム1をドアインナパネル18に取り付けるに
あたって、前記内装部材支持ブラケット2の係止部9
を、ドアインナパネル18に取り付けた係止部材19に
係止して、この内装部材支持ブラケット2で前記ドアト
リム1が支持されている。
【0017】次に、自動車用ドアの内装部材支持ブラケ
ット構造の側面衝突時の挙動を説明する。
【0018】側面衝突時に、図3に示す矢印方向から前
記内装部材支持ブラケット2に衝撃力Fが加わると、こ
の内装部材支持ブラケット2の左右の支持脚部4がほぼ
ハの字形に折り曲げ形成してあるために、衝撃力Fは図
3に示すように支持脚部4を拡げる方向に分力F1が発
生し、支持脚部4を外方に押し開く。
【0019】このために、前記破壊部15が前記リベッ
ト17により破壊されて、相対的に前記開口部13をリ
ベット17が通過するようになって、前記内装部材支持
ブラケット2が図3に点線で示す正常支持状態から実線
で示す破壊状態に変形し、自動車用ドアの破壊を助長す
る。
【0020】上記の実施例にあっては、取付部材逃がし
部11の破壊部15を、前記開口部13と前記取付用孔
10との間に位置する連続部16に、前記開口部13か
ら前記取付用孔10にかけて幅広なスリット14を形成
して構成したが、図5に示すように前記開口部13と前
記取付用孔10との間に位置する連続部16に、前記開
口部13から前記取付用孔10にかけて幅広なスリット
14を形成し、また、前記取付用孔10から取付座部5
の端縁部5aにかけて前記スリット14と同幅寸法のス
リット20を形成して構成してもよい。この場合は、前
記破壊部15が前記リベット17により破壊される際
に、前記取付座部5がスリット14、20を境に外方に
広がって、破壊を向上させる。
【0021】また、前記取付部材逃がし部11の破壊部
15は、図6、図7に示すように前記開口部13と前記
取付用孔10との間に位置する連続部16を薄肉に形成
して構成してもよいし、また、図8に示すように前記連
続部16に前記開口部13から前記取付用孔10にかけ
て幅狭なスリット21を形成して構成してもよい。
【0022】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、取付端
面部の両側に支持脚部を形成し、これらの支持脚部の端
部に取付座部を形成して構成したブラケット本体を備
え、前記取付端面部にドアパネルの係止部材が係止され
る係止部を、前記取付座部に、ブラケット本体を内装部
材に固定する取付部材の挿入用の取付用孔をそれぞれ形
成した自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構造にお
いて、前記支持脚部は前記取付端面部から取付座部にか
けて拡開するように形成されており、更に、該取付座部
と前記支持脚部との間に開口部を形成し、該開口部と前
記取付用孔との間にスリット又は薄肉部等からなる破壊
部を形成して、該破壊部と前記開口部とで、自動車の
面衝突時の衝撃力Fによる支持脚部拡開する時に
取付部材を前記取付用孔から外して前記取付部材を前記
開口部側に逃がす取付部材逃がし部を構成したから、側
面衝突時の衝撃力Fによる支持脚部の拡開時に、前記取
付部材逃がし部により、前記取付部材が前記取付座部か
ら外れてこの取付部材を逃がすことができる。このため
に、内装部材支持ブラケットが破壊状態に変形し、自動
車用ドアの破壊を助長する。
【0023】また、本考案は、取付座部と支持脚部との
間に形成した開口部と、該開口部と取付用孔との間に形
成したスリット又は薄肉部等からなる破壊部とで、自動
車の側面衝突時の衝撃力Fによる支持脚部の拡開時に、
前記取付部材を前記取付用孔から外して前記取付部材を
前記開口部側に逃がす取付部材逃がし部を構成したか
ら、側面衝突時の衝撃力Fによる支持脚部の拡開時に、
前記破壊部が前記取付部材により破壊されて、相対的に
前記開口部を取付部材が通過するようになって、前記内
装部材支持ブラケットが破壊状態に変形し、自動車用ド
アの破壊を助長する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わる自動車用ドアの内装
部材支持ブラケット構造の斜視図である。
【図2】同自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構造
の取付状態の断面図である。
【図3】同自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構造
における側面衝突時の衝撃力Fによる破壊状態の説明図
である。
【図4】図3のA方向からの矢視図である。
【図5】本考案の他の実施例に係わる自動車用ドアの内
装部材支持ブラケット構造の斜視図である。
【図6】本考案の別の他の実施例に係わる自動車用ドア
の内装部材支持ブラケット構造の斜視図である。
【図7】図6に示す自動車用ドアの内装部材支持ブラケ
ット構造における取付用孔部と取付部材逃がし部との平
面図である。
【図8】本考案の別の他の実施例に係わる自動車用ドア
の内装部材支持ブラケット構造の斜視図である。
【図9】自動車用ドアの車室側から視た状態の側面図で
ある。
【図10】図7B−B線に沿う断面図である。
【図11】従来の自動車用ドアの内装部材支持ブラケッ
ト構造の斜視図である。
【図12】同自動車用ドアの内装部材支持ブラケット構
造の取付状態の断面図である。
【符号の説明】
3 取付端面部 4 支持脚部 5 取付座部 6 ブラケット本体 10 取付用孔 11 取付部材逃がし部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付端面部の両側に支持脚部を形成し、
    これらの支持脚部の端部に取付座部を形成して構成した
    ブラケット本体を備え、前記取付端面部にドアパネルの
    係止部材が係止される係止部を、前記取付座部に、ブラ
    ケット本体を内装部材に固定する取付部材の挿入用の取
    付用孔をそれぞれ形成した自動車用ドアの内装部材支持
    ブラケット構造において、前記支持脚部は前記取付端面
    部から取付座部にかけて拡開するように形成されてお
    り、更に、該取付座部と前記支持脚部との間に開口部を
    形成し、該開口部と前記取付用孔との間にスリット又は
    薄肉部等からなる破壊部を形成して、該破壊部と前記開
    口部とで、自動車の側面衝突時の衝撃力Fによる支持脚
    拡開する時に記取付部材を前記取付用孔から外し
    て前記取付部材を前記開口部側に逃がす取付部材逃がし
    部を構成したことを特徴とする自動車用ドアの内装部材
    支持ブラケット構造。
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