JP2006086753A - 受信装置及び受信方法 - Google Patents

受信装置及び受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006086753A
JP2006086753A JP2004268811A JP2004268811A JP2006086753A JP 2006086753 A JP2006086753 A JP 2006086753A JP 2004268811 A JP2004268811 A JP 2004268811A JP 2004268811 A JP2004268811 A JP 2004268811A JP 2006086753 A JP2006086753 A JP 2006086753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reception state
antenna
information
unit
optimum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004268811A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Adachi
達也 足立
Naoki Ejima
直樹 江島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2004268811A priority Critical patent/JP2006086753A/ja
Publication of JP2006086753A publication Critical patent/JP2006086753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)

Abstract

【課題】 ユーザのアンテナ方向等の調整作業を容易にする受信装置を提供する。
【解決手段】 本発明の受信装置は、アンテナから変調されたデジタル信号を受信する受信部と、デジタル信号を復調し、復号化して出力する信号処理部と、受信したデジタル信号の受信信号レベル及び/又は信号品質に関する受信状態の情報を検出する受信状態検出部と、最良の受信状態の情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された最良の受信状態の情報と、現在の受信状態の情報とを比較し、現在の受信状態が記憶部に記憶された最良の受信状態より良ければ、記憶部に記憶された最良の受信状態の情報を現在の受信状態の情報に更新する受信状態比較部と、現在の受信状態が記憶部に記憶された最良の受信状態より所定値以上悪くなければ、現在の受信状態が良好であることを示す表示情報を生成する表示情報生成部と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、デジタル放送信号等を受信する受信装置及び受信方法に関する。
アナログ放送信号やアナログ衛星放送信号の受信装置において、受信アンテナの方向を調整する場合、受信アンテナの方向が適切な方向に近づくに従って受信状態はノイズの多い状態から鮮明な状態に変化する。受信状態が画質の変化として画面に現れるため、テレビ画面を見ながら最も画像が鮮明となると思われる方向を探すことで最適なアンテナ方向を決定することができた。
一方、デジタル放送信号の場合、受信信号の誤り訂正が可能であるため、誤り訂正の限界までほぼ一定の鮮明な画質を得ることができる。このことは、高画質な映像や音声を得られるという利点であるとともに、受信アンテナの方向調整の点から見れば欠点でもあり得る。アンテナの受信方向を調整しようとした場合、誤り訂正が可能な受信状態の範囲内では受信状態の良し悪しに関わらず一定の画質で映像が表示され、誤り訂正の限界を超えると急に画質が劣化する。そのため、ユーザが画質の善し悪しだけでアンテナ方向を決定すると、誤り訂正の限界付近でアンテナ方向を設定する恐れがあった。このような場合、例えば風雨等によりアンテナが少しでも動かされると、誤り訂正の限界点を超え、画質が一気に劣化し、見るに耐えなくなる恐れがある。
特開2002−353832号公報に、この問題を解決するデジタル信号受信のための従来例のアンテナの受信方向設定方法及び受信装置が開示されている。従来例によると、アンテナ調整作業において、ユーザは十分な裕度のあるアンテナ方向を決定することができる。
図18を用いて、デジタル信号を受信する従来例のデジタルテレビ受信装置のアンテナの受信方向設定方法を説明する。図18は、従来例のデジタルテレビ受信装置の構成の概略を示す図である(特開2002−353832号公報の図面を簡略化している。)。図18において、1はアンテナ、2はチューナ、3は信号処理部、14は電界強度検出部、15は誤り率検出部(エラー率計測部)、181は受信状況監視部、4は表示部である。
アンテナ1は、映像信号や音声信号等のデジタル信号を変調した放送信号を受信する。チューナ2は、上記放送信号を入力し、複数のチャンネルの放送信号のうちユーザに選択されたチャンネルの放送信号を抽出する。信号処理部3は、チューナ2が抽出した所定のチャンネルの放送信号を復調する。更に復調された信号を誤り訂正復号化し、伸長して、映像信号及び音声信号に変換する。映像信号及び音声信号は表示部4に送られる。表示部4は、例えば映像ディスプレイとスピーカとであり、映像及び音声を出力する。
電界強度検出部14は、地上波デジタル放送信号の電界強度に応じた値(電力値)を検出する。エラー率計測部15は、信号処理部3が誤り訂正復号化を行う時の誤り率(エラーレート)を検出する。検出されたエラーレートは、受信状態監視部181に送られる。受信状態監視部181は、誤り訂正の限界点となるエラーレート値に対応する電界強度値から得られる基準受信状態値を記憶している。受信状態監視部181は、エラー率計測部15から入力されるエラーレートと電界強度検出部14から入力される電界強度値とから受信状態値を検出し、求めた受信状態値が基準受信状態値より大きい場合に、差の値を示す表示を受信状態情報を表示部4へ出力する。差の値が大きいほど、受信状態が良い。求めた受信状態値が基準受信状態値より小さい場合は、表示部4には何も表示しない。
以上のようにして、ユーザは、アンテナ方向調整作業時、表示部4に表示される受信状態値を確認しながら、受信状態値が最大となるアンテナ方向を探し、十分な裕度のある最適のアンテナ方向を設定することが出来る。
特開2002−353832号
しかしながら、従来例の受信装置は現時点における受信状態値を表示するが、ユーザが最適の受信状態を得るためにアンテナをどちらの方向に回転または移動させれば良いかという点について、ユーザは表示部4の表示から判断できなかった。ユーザは、例えばアンテナの方向を変化させるにつれて、表示部4に表示された受信状態値が変化する様子を見ながら、最適のアンテナ方向を探さなければならなかった。従来例の受信装置においては、ユーザが最適のアンテナ方向を見落とす可能性があった。
本発明は、デジタル放送信号、デジタル通信信号等を受信する受信装置又はアンテナの位置又は方向の調整時に、ユーザに最適点を表示することで、ユーザのアンテナ方向等の調整作業を容易にする受信装置及び受信方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。請求項1に記載の発明は、アンテナから変調されたデジタル信号を受信する受信部と、前記デジタル信号を復調し、復号化して出力する信号処理部と、受信した前記デジタル信号の受信信号レベル及び/又は信号品質に関する受信状態の情報を検出する受信状態検出部と、最良の受信状態の情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された最良の受信状態の情報と、現在の受信状態の情報とを比較し、現在の受信状態が前記記憶部に記憶された最良の受信状態より良ければ、前記記憶部に記憶された最良の受信状態の情報を現在の受信状態の情報に更新する受信状態比較部と、現在の受信状態が前記記憶部に記憶された最良の受信状態より所定値以上悪くなければ、現在の受信状態が良好であることを示す表示情報を生成する表示情報生成部と、を有することを特徴とする受信装置である。
本発明により、ユーザは、現在の受信装置の位置又はアンテナの位置若しくは方向が、調整開始後の最適の位置か否かを知ることが出来る。例えば、ユーザはアンテナを360度回転させる。アンテナを360度(又は最良の方向と思われる方向を中心とする所定の角度範囲)回転させる中で、受信状態比較部は最良の受信状態の情報を記憶部に格納する。次にもう一度ユーザがアンテナを360度(又は上記の所定の角度範囲)回転させながら、表示情報を表示する表示部(例えば画像、音声ガイド、可視LED又はブザー)を注目する。受信状態が最良になるアンテナ方向の近傍で、表示部が現在の受信状態が良好であることを表示する。例えば画像で表示し、音声ガイドが案内し、可視LEDが点灯し、又はブザーが鳴る。ユーザは、容易にアンテナを最適な方向に調整することが出来る。
請求項2に記載の発明は、アンテナから変調されたデジタル信号を受信する受信部と、前記デジタル信号を復調し、復号化して出力する信号処理部と、受信した前記デジタル信号の受信信号レベル及び/又は信号品質に関する受信状態の情報を検出する受信状態検出部と、前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する位置及び/又は方向検出部と、前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向の情報と、各位置及び/又は方向における前記受信状態の情報とを関連づけて記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、最適の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する最適点検出部と、前記最適の位置及び/又は方向を含む情報を表示する表示情報を生成する表示情報生成部と、を有することを特徴とする受信装置である。
本発明は、デジタル放送信号、デジタル通信信号等を受信する受信装置の位置又はアンテナの位置若しくは方向の調整時に、ユーザに最適点を表示することで、ユーザのアンテナ方向等の調整作業を容易にする受信装置を実現できるという作用を有する。
好ましくは、視覚的な表示情報は、受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を、現在の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向と共に表示する。他の具体例においては、受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向が最適の位置及び/又は方向と一致すれば又はその近傍であれば、表示情報はそのことを視覚的又は聴覚的に表示してユーザに通知する。
受信装置は、映像ディスプレイ、スピーカ等の表示部を含んでいても良く、含んでいなくても良い。一般には例えば本発明の地上波デジタル放送を受信するテレビ等(受信装置)は表示部を有する。例えば本発明の地上波デジタル放送のチューナ(受信装置)は、表示部を有していない。ユーザは、本発明の地上波デジタル放送のチューナ(受信装置)が出力した表示情報を既存のテレビに入力し、そのテレビに表示情報を表示させることにより、アンテナ方向等の調整作業を容易に出来る。
請求項3に記載の発明は、前記位置及び/又は方向検出部が、絶対的又は相対的な前記受信装置又はアンテナの方向を検出する方向センサ、及び絶対的又は相対的な受信装置又はアンテナの位置を検出する位置センサの中の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項2に記載の受信装置である。
方向センサは、アンテナの絶対的な方向を検出する方位磁石、アンテナの回転角度(相対的な方向)を検出する角度センサを含む任意のセンサである。アンテナの回転角度(相対的な方向)を検出する角度センサとは、例えば外周に沿って多極が形成された磁石を取り付けたアンテナの回転を検知する磁界又は磁束検知素子(例えばホール素子)、外周に沿って多数のスリットが設けられたロータリエンコーダを取り付けたアンテナの回転を検知するフォトカプラ等である。位置センサは、例えば受信装置の絶対的位置を検出するGPS(Global Positioning System)、受信装置の相対的な位置(ある点を基準にした相対的な移動量)を検出信号に基づいて算出可能な加速度センサを含む任意のセンサである。方向センサ及び位置センサは、2次元平面の方向又は位置を検出するセンサであっても良く、3次元空間の方向又は位置を検出するセンサであっても良い。センサの数は任意である。
請求項4に記載の発明は、前記位置及び/又は方向検出部がアンテナ角度を検出する方向センサを有し、360度のアンテナ角度について、各角度における前記受信状態の情報を取得すると、前記最適点検出部が自動的に起動して最適のアンテナ角度を検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置である。本発明は、ユーザが受信装置に最適点の表示指令を入力することなく、自動的に最適点の情報を表示する受信装置を実現する。
請求項5に記載の発明は、前記位置及び/又は方向検出部が、受信装置本体又はアンテナの1又は複数方向への加速度を検出する加速度センサと、前記加速度に基づいて受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を算出する受信装置状態検出部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の受信装置である。
加速度センサが出力する加速度値を2階積分することにより、相対的な移動距離又は回転角度を算出することが出来る。本発明は、加速度センサを用いて最適点を検出する受信装置を実現する。一般に絶対位置の検出素子(例えばGPS)は高価である。これに対して加速度センサは比較的安価である。例えば地面と接触して回転するタイヤの回転数を検出する機構等を設けることなく、加速度センサの出力信号に基づいて、受信装置又はアンテナの移動距離を算出できる。例えばユーザが受信装置を手に持って歩いただけで、受信装置の移動距離を、加速度センサの出力信号に基づいて算出できる。本発明は、特に最適の相対位置(例えばスタート地点又は現在の位置に対する最適点の相対位置)を検出表示する安価な受信装置を実現する。従って、本発明は、特にユーザがアンテナ又は受信装置本体を持ち歩いて最適点に設置する場合に有用である。例えばユーザが携帯型の放送受信装置を持って外出した場合に、放送受信装置を持って歩くだけで、例えばビルとビルの間の隙間にある、最適の受信状態を実現できる位置を検出できる。
加速度センサは、例えばX軸方向、Y軸方向、Z軸方向(X,Y,Zは3次元の直行座標軸)、及びR軸(回転軸)方向の中の1又は複数の方向の加速度を検出するセンサである。
請求項6に記載の発明は、前記受信状態の情報が、受信した前記デジタル信号の電圧、電流及び電力、並びに前記デジタル信号の誤り率の中の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受信装置である。
これらのデータを比較して、受信状態の最適点を検出できる。受信したデジタル信号(2値化する前の信号)の電圧、電流及び電力は、放送電波の電界強度に応じた値となる。一般に、デジタル放送の受信電界強度が高いほどデジタル信号の誤り率は低く、デジタル放送の受信電界強度が所定の閾値より高ければ(受信したデジタル信号の電圧、電流又は電力が高ければ)、表示画像又は音声が乱れるほどデジタル信号の誤り率が急に劣化する恐れがほとんどない。例えば、受信したデジタル信号の電圧、電流若しくは電力が最大になる点、又はデジタル信号の誤り率が最低になる点を最適点に決定する。これらのパラメータを組み合わせ、例えば受信したデジタル信号の電圧、電流又は電力が所定の閾値以上であって、デジタル信号の誤り率が最低になる点を最適点に決定しても良い。
請求項7に記載の発明は、前記最適点検出部は、前記デジタル信号の誤り率が最低になる受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を、最適点として検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置である。本発明は、最も受信状態が良い点を最適点に決定する受信装置を実現する。
請求項8に記載の発明は、前記最適点検出部は、受信状態が最良となる点より受信状態が所定値以上悪くならない受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向の領域を検出し、前記領域の中で最も大きな領域のほぼ中央の点を最適点として検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置である。
デジタル信号の受信装置においては、デジタル信号の誤り率が所定値以下であれば、受信信号である映像信号又は音声信号等の再生品質は優劣なく良い。本発明は、より広い範囲で一定値以下の誤り率となった領域のほぼ中央の点を最適点として検出する。受信信号の誤り率が所定値以下に低下する確率が最も低い点を最適点に決定することとなる。環境変化等によりデジタル信号の誤り率が所定値より高くなって、映像信号又は音声信号等の再生品質が劣化する可能性を非常に低くできる。ユーザは、アンテナ等をより裕度のある位置及び/又は方向に設定することができる。
請求項9に記載の発明は、前記最適点検出部に最適点検出開始を指令する入力スイッチを更に有し、前記入力スイッチを押すと、そのスイッチを押した時点からさかのぼって所定時間だけ前又は所定の移動量だけ前の時点から、前記入力スイッチを押した時までの間における、前記記憶部に記憶した位置及び/又は方向の情報と、各位置及び/又は方向における前記受信状態の情報とに基づいて、前記最適点検出部は、最適の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置である。
本発明は、ユーザが入力スイッチを1回押すだけで自動的に最適点を検出して表示する、操作が簡単で使い易い受信装置を実現する。
請求項10に記載の発明は、前記表示情報生成部は、最適点及び現在の位置及び/又は方向の情報を含む画像情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の受信装置である。ユーザは、表示部に表示された現在の位置又は方向と、最適点の位置又は方向と、を見比べることにより、どの方向に受信装置又はアンテナの位置又は方向を移動させれば良いかを容易に知ることが出来る。
請求項11に記載の発明は、更に、前記表示情報を出力する表示部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受信装置である。表示部は、例えばユーザに現在位置と最適点の位置とを視覚的に表示した映像信号を表示する映像ディスプレイ、ユーザがアンテナを回転させると最適点で点灯する可視LED(発光ダイオード)、ユーザが最適点に位置設定出来る様に音声案内する音声信号を表示するスピーカ、ユーザがアンテナを回転させると最適点で鳴るブザーを含む、ユーザの視覚及び/又は聴覚に表示する任意の装置である。
請求項12に記載の発明は、アンテナから変調されたデジタル信号を受信する受信ステップと、前記デジタル信号を復調し、復号化して出力する信号処理ステップと、受信した前記デジタル信号の受信信号レベル及び/又は信号品質に関する受信状態の情報を検出する受信状態検出ステップと、前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する位置及び/又は方向検出ステップと、前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向の情報と、各位置及び/又は方向における前記受信状態の情報とを関連づけて記憶する記憶ステップと、前記記憶部に記憶された情報に基づいて、最適の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する最適点検出ステップと、前記最適の位置及び/又は方向を示す表示情報を生成する表示情報生成ステップと、を有することを特徴とする受信方法である。
本発明は、デジタル放送信号、デジタル通信信号等を受信する受信装置の位置又はアンテナの位置若しくは方向の調整時に、映像ディスプレイ又はスピーカ等の表示部を通じてユーザに最適点を表示することで、ユーザのアンテナ方向等の調整作業を容易にする受信方法を実現できるという作用を有する。
本発明によれば、デジタル放送信号、デジタル通信信号等を受信する受信装置の位置又は方向の調整時に、ユーザに最適点を表示することで、ユーザのアンテナ方向等の調整作業を容易にする受信装置及び受信方法を実現できるという有利な効果が得られる。
以下本発明の実施をするための最良の形態を具体的に示した実施の形態について、図面とともに記載する。
《実施の形態1》
図1〜図4を用いて、本発明の実施の形態1における受信装置及び受信方法を説明する。実施の形態1の受信装置は、地上波デジタルテレビジョン放送信号の携帯型受信装置である。図1は、本実施の形態における受信装置の構成の概略を示す図である。図1において、1はアンテナ、2はチューナ、3は信号処理部、4は表示部、6は受信状態検出部、7は操作入力部、8は制御部、9は記憶部、10は画像生成部である。実施の形態1の受信装置は、アンテナの受信位置又は方向を最適に調整するための機能を有する。
アンテナ1は、映像信号、音声信号、及びデータ信号を含む複数の信号から構成されるデジタル信号ストリームを変調した地上波のデジタルテレビジョン放送信号を受信し、チューナ2に出力する。チューナ2は、デジタルテレビジョン放送信号を入力し、ユーザが選択したチャンネルのデジタルテレビジョン放送信号を同調抽出し、信号処理部3に出力する。
地上波デジタルテレビジョン放送方式において、変調方式としてOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式が採用されている。また、音声圧縮符号化方式としてMPEG−2 AAC(Moving Picture Experts Group-phase 2 Advanced Audio Coding)が、映像圧縮符号化方式としてMPEG−2(Moving Picture Experts Group-phase 2)が、誤り訂正符号化方式として内符号に畳込み符号が、外符号にリードソロモン符号が各々採用されている。
信号処理部3は、復調部21、誤り検出/訂正部22、及びAV復号化部23を有する。復調部21は、OFDM変調方式に準拠した直交復調部とフーリエ逆変換部を含む。復調部21は、チューナ2が出力したベースバンドのデジタルテレビジョン放送信号を入力し、デジタル信号ストリームにデジタル復調する。誤り検出/訂正部22は、内符号を復号化するためのビタビ(Viterbi)復号化部と外符号を復号化するためのリードソロモン復号化部とを有する。誤り検出/訂正部22は、デジタル信号ストリームの誤りを検出し、誤りを訂正し、復号化する。
AV復号化部23は、デジタル信号ストリームを圧縮された映像信号と圧縮された音声信号とその他のデータとに分離するデマルチプレクサと、MPEG−2 AAC符号化方式に準拠して圧縮された音声信号を伸長する音声復号化部と、MPEG−2符号化方式に準拠して圧縮された映像信号を伸長する映像復号化部と、を含む。
表示部4は、伸長された映像信号及び音声信号を入力し、映像及び音声を再現するための出力装置であり、実施の形態においては液晶ディスプレイ及びスピーカである。
受信状態検出部6は、電界強度検出部24と誤り率検出部25とを有する。電界強度検出部24は、地上波テレビジョン放送信号の電界強度に応じた検出信号を生成する。具体的には、電界強度検出部24は、チューナ2が出力した放送電波の電界強度に応じた振幅電圧を有するデジタルテレビジョン放送信号(オートゲインコントロール回路により振幅値を一定にした信号を除く。)を入力し、その振幅電圧を電界強度値に変換し、電界強度値を制御部8に出力する。電界強度値は、アンテナ1近傍の地上波デジタル放送信号の電界強度が高い程、高い値となる。ベースバンドのデジタルテレビジョン放送信号の振幅電圧に代えて、中間周波数信号のデジタルテレビジョン放送信号の振幅電圧、任意のデジタルテレビジョン放送信号の振幅に応じた電流、電力等を電界強度値に変換しても良い。
一般に、地上波デジタル放送信号は、アンテナ近傍の電界強度が所定の閾値を下回ると、誤り率が急に高くなる(悪化する)危険性が高くなる。誤り率検出部25の誤り訂正能力を超える誤り率が発生すると、再生画像信号又は再生音声信号が突然乱れ始める。一方、アンテナ近傍の電界強度が所定の閾値以上であれば、誤り率が急に劣化する恐れは非常に低く、再生画像信号又は再生音声信号が乱れることはほとんどない。
誤り率検出部25は、誤り検出/訂正部22がビタビ復号化及びリードソロモン復号化を行う時に検出したデータの誤り率(エラーレート)を算出し、算出した誤り率をエラーレート受信状態値(以下「ER受信状態値」と呼ぶ。)に変換した後、制御部8に出力する。ER受信状態値は、算出したエラーレート値が低い程高い値を示す。
操作入力部7は、モード切換スイッチを有する。モード切換スイッチは、アンテナ調整モードと通常モードとを切り換えるための入力手段である。モード切換スイッチは、ノンロックのスイッチであって、ユーザがモード切換スイッチを押す度にアンテナ調整モードと通常モードとが交互に切り換わる。
制御部8は、受信状態比較部26を有する。実施の形態1において、制御部8はマイクロコンピュータである。受信状態比較部26はマイクロコンピュータによって実行されるプログラムである。ユーザが操作入力部7のモード切換スイッチを押すと、制御部8は、例えばシステム内部でフラグ等を操作することによって、アンテナ調整モードと通常モードとを交互に切り換える。通常モードにおいて、表示部4は信号処理部3が出力するデジタルテレビジョン放送信号を表示する。
アンテナ調整モードにおいて、実施の形態1の受信装置は、信号処理部3が出力する映像信号に代えて(又は映像信号に重畳して)、後述する画像生成部10が生成したビットマップ画像を表示部4に出力する。ユーザがアンテナの位置又は方向を変えるに従って、電界強度値及びER受信状態値が変化する。制御部8は電界強度値及びER受信状態値を取得する。受信状態比較部26は、電界強度値が第1の閾値以上である場合におけるER受信状態値の最大値(「ERHMAX」と呼ぶ。)を記憶部9に記憶する。電界強度値が第1の閾値未満である場合には、電界強度が弱すぎてデジタル放送を安定して受信することができない故に、たとえその電界強度が調整モードを開始した後で最も良い値であっても、最良点として採用しない。
受信状態比較部26は、入力した現在の電界強度値が第1の閾値以上であって且つ入力した現在のER受信状態値が記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない場合(ER受信状態値>ERHMAX−ERH。後述するERH領域202内であることを意味する。)、最良点フラグ(「BSP」と呼ぶ。)をHighにする。受信状態比較部26は、入力した現在の電界強度値が第1の閾値未満である場合又は入力した現在のER受信状態値が記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さい場合(ER受信状態値≦ERHMAX−ERH)、最良点フラグをLowにする。制御部は、最良点フラグの値に応じた表示命令を画像生成部10に送る。画像生成部10は画像を生成する。ユーザは、表示部4が表示する画像を見ながらアンテナの位置又は方向を調整する。
受信状態比較部26は、電界強度検出部24が出力する電界強度値を入力し、予め与えられた所定の基準値と比較する。電界強度値が基準値よりも低い場合、ER受信状態値が低い又は急落する恐れがある(画像品質・音声品質が劣化しており又は急に劣化する恐れがある)。
電界強度値が基準値よりも低い場合、受信状態比較部26は、その時点のER受信状態値を入力せず、制御部8は非最良点表示命令を出力する。表示部4は、アンテナの位置又は方向が最良ではないことを表示する。
。電界強度値が基準値以上である場合、ER受信状態値がある程度以上の値であり又は急落する恐れがない。受信状態比較部26は電界強度値を入力し、記憶部9に記憶された最大値ERHMAXと比較する。
アンテナ調整モードにおいて、受信状態比較部26は、制御部8が入力したER受信状態値のピークホールドを行う。具体的には、受信状態比較部26は、制御部8が入力したER受信状態値の最大値を記憶部9に格納する。
受信状態比較部26は、電界強度値が基準値よりも高い場合、記憶部9に格納したER受信状態値の最大値(最良値)と、誤り率検出部25から入力した現在のER受信状態値とを比較する。現在のER受信状態値の方が大きければ、記憶部9に記憶されたER受信状態値の最大値を更新する。例えばユーザがアンテナを360度回転させると(又はアンテナの位置を任意の範囲で移動させると)、記憶部9に360度の各方向(又は上記の範囲の各位置)のER受信状態値の最大値が記憶される(アンテナの仰角がほぼ一定であるとする。)。
ユーザが再びアンテナを360度回転させる(又はアンテナの位置を先ほどと同じ範囲で移動させる。)。受信状態比較部26は、電界強度値が基準値よりも高く、且つ誤り率検出部25から入力した現在のER受信状態値が、記憶部9に格納したER受信状態値の最大値より第2の閾値ERH以上小さくない場合(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)、画像生成部10に最良点表示命令を出力する。受信状態比較部26は、誤り率検出部25から入力した現在のER受信状態値が、記憶部9に格納したER受信状態値の最大値より第2の閾値ERH以上小さい場合(ER受信状態値≦ERHMAX−ERH)、又は電界強度検出部24が出力する電界強度値が基準値よりも低い場合、画像生成部10に非最良点表示命令を出力する(詳細は後述。)。
画像生成部10は、最良点表示命令を受け、現在の受信状態が最良又はそれに近いことを表示する画像(例えば、図4の(a)に示す最良点表示画像)を作成し、表示部4に出力する。表示部4は、最良点表示画像を表示し、現在のアンテナの位置又は方向が最良又はそれに近いことをユーザに通知する。画像生成部10は、非最良点表示命令を受け、現在の受信状態が最良ではないことを表示する画像画像(例えば、図4の(b)に示す非最良点表示画像)を作成し、表示部4に出力する。表示部4は、非最良点表示画像を表示し、現在のアンテナの位置又は方向が最良ではないことをユーザに通知する。
図2は、本実施の形態の最良点検出方法を説明する図である。図2において、横軸は時間である。ユーザは、時間の経過とともにアンテナを回転させてその方向を変える。200は受信状態検出部6で検出されるER受信状態値、201は受信状態比較部26がピークホールドして記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAXである。202は、受信状態比較部26が画像生成部10に最良点表示命令を出力する領域で、ER受信状態値がERHMAX201より第2の閾値ERH以上小さくない領域(ER受信状態値>ERHMAX−ERH。以下、「ERH領域」と呼ぶ。)である。203は受信状態比較部26が有する最良点フラグ(以下「BSP」と呼ぶ。)であって、受信状態比較部26が最良点表示命令を出力するか、又は非最良点表示命令を出力するかを判断するために使用する。BSP203は、ER受信状態値200がERH領域202内にある時(境界を含む。)、Highとなり、ER受信状態値200がERH領域202外にある時、Lowとなる。
図3は、本発明の実施の形態1の受信方法を示すフローチャートである。図3のフローチャートを用いて、実施の形態1のアンテナ調整方法を説明する。まず、制御部8はモード切換スイッチがOFFからONに変化したか否かを調べる(S301)。OFFからONに変化したのであればS302に進む。OFFからONに変化していなければS305に進む。S302において、制御部8は現在通常モードか否かを調べる。現在通常モードであれば、制御部8はアンテナ調整モードに設定する(S303)。アンテナ調整モードを開始した時点で(又はアンテナ調整モードを終了した時点で)、受信状態比較部26は、記憶部9に記憶されたER受信状態値の最大値を所定の初期値に戻す。S305に進む。S302で現在通常モードでなければ(アンテナ調整モードであれば)、制御部8は通常モードに設定する(S304)。S305に進む。
S305において、制御部8はアンテナ調整モードか否かを調べる。アンテナ調整モードであれば、制御部8はER受信状態値200を取得する(S306)。受信状態比較部26は、記憶部9に格納したER受信状態値の最大値(最良値)ERHMAX201と、誤り率検出部25から入力した現在のER受信状態値200とを比較し(S307)、現在のER受信状態値200の方が大きければ、記憶部9に記憶されたER受信状態値の最大値を更新する(S308)。現在のER受信状態値200の方が大きくなければ、S309に進む。
S309において、受信状態比較部26は、ERHMAX201から定義されるERH領域202内にER受信状態値200が含まれるか否かを調べる。ER受信状態値200がERH領域202内にある時(境界を含む。)、BSP203をHighに設定し、ER受信状態値200がERH領域202外にある時、BSP203をLowに設定する。
制御部8は、BSP203がHighであれば最良点表示命令を出力し(S310)、BSP203がLowであれば非最良点表示命令を画像生成部10に出力する(S311)。表示部4は、最良点表示又は非最良点表示を表示する(図4)。
S305で通常モードであれば、受信装置は通常の映像音声信号の再生処理を行う(S312)。表示部4は、信号処理部3が出力するデジタルテレビジョン放送信号を表示する。
図2に示される例において、BSP203は、時間a〜時間d、時間f〜時間i、及び、時間j〜時間kの期間において、Highとなり、それ以外の期間においては、Lowとなる。BSP203がHighである時、受信状態比較部26は、画像生成部10に最良点表示命令を出力する。BSP203がLowである時、受信状態比較部26は、画像生成部10に非最良点表示命令を出力する。
ユーザは、表示部4の画面を見ながら最良点表示が出るようにアンテナ方向を調節する。調節が終わった時点で、再度操作入力部7のモード切換スイッチを入力し、通常モードを選択することで、アンテナ調整を完了する。
以上のようにして、ユーザは、アンテナ方向の最良点表示を画面上で確認しながら、確実かつ容易に最良のアンテナ方向でアンテナ調整作業を完了することができる。
なお、本実施の形態において、アンテナ調整モードは、再度操作入力部7のモード切換スイッチ入力があるまでアンテナ調整モードを維持するものとしたが、これに限らず、アンテナ調整モードが選択された後、所定の時間(例えば15分)が経過すると自動的に通常モードに戻るものでも良い。
また、実施の形態1の受信装置においては、アンテナ1を手動により回転させるとした。しかし、これに限らず、更にアンテナ1にモータが取り付けられており、アンテナ1が自動的に所定の回転速度で回転し、アンテナ1が1回転した後、最良点で停止するものとしても良い。
また、実施の形態1の受信状態比較部26は、電界強度値と誤り率とを両方用いて最良点か否かを判断した。これに代えて、受信状態比較部26は、電界強度値及び誤り率のいずれか一方を用いて最良点か否かを判断しても良い。受信状態比較部26は、所定のウエイト付けした電界強度値と誤り率とを加算した値に基づいて、最良点か否かを判断しても良い。
アンテナを受信装置本体(典型的には、アンテナを内蔵する受信装置本体)に置き換えても良い。
ER受信状態値は、データの誤り率に応じた値であれば良く、誤り率が低いほど低い値であっても良い。例えば、ER受信状態値は、データの誤り率そのものであっても良い。
《実施の形態2》
図5〜図8を用いて、本発明の実施の形態2における受信装置及び受信方法を説明する。実施の形態2の受信装置は、地上波デジタルテレビジョン放送信号の携帯型受信装置である。図5は、実施の形態2における受信装置の構成の概略を示す図である。図5において、1はアンテナ、2はチューナ、3は信号処理部、4は表示部、6は受信状態検出部、7は操作入力部、8は制御部、9は記憶部、50は画像生成部、51は角度検出部である。実施の形態2の受信装置は、アンテナの受信方向を最適に調整するための機能を有する。
実施の形態2の受信装置は、角度検出部51を更に有し、制御部8が受信状態検出部26に代えて最適点検出部54を有する点で、実施の形態1の受信装置(図1)と異なる。それ以外の点において、実施の形態2の受信装置は、実施の形態1の受信装置と同一である。図5において、図1と同一のブロックには同一の符号を付し、その説明を省略する。
角度検出部51は、角度センサ(方向センサ)52と角度演算部53とを有する。実施の形態2において、アンテナ1は、受信装置本体に360度回転可能に取り付けられた軸の頂部に固定されている。回転可能な軸には外周に沿って複数の極が着磁されたドーナツ状の磁石が嵌め込まれている。角度センサ52であるホール素子が、受信装置本体内部に、磁石の外周に対向して取り付けられている。ユーザがアンテナ1及び軸を回転させると、ホール素子が磁界の変化(即ち、アンテナ1の角度変化)を検知する。ユーザがアンテナ1を一方向に回転させると、角度演算部53は、ホール素子の出力信号の変化量を演算して、アンテナ1の角度の相対変化量を演算する。具体的には、角度演算部53は、ホール素子の出力パルスをカウントする。角度演算部53は、アンテナ1を360度回転させた時にホール素子が出力するパルス数を記憶している。角度演算部53は、そのパルス数に基づいて、ホール素子の出力パルスのカウント値からアンテナ1の回転角度を算出する。
角度センサ52を角度をずらして配置した2個のホール素子で構成しても良い。この構成により、アンテナ1の回転方向を検知できる。ユーザがアンテナ1を二方向に回転させた場合も、演算部53は正確にアンテナ1の角度の相対変化量を演算する。
ホール素子に代えて他の角度センサを用いても良い。例えばMR素子(Magentic Resinstance)を用いる。外周に沿って多数のスリットを設けた光エンコーダを回転可能な軸に嵌め込み、光エンコーダに対向してフォトリフレクタを角度センサとして配置し、又は光エンコーダを挟んでフォトカプラを角度センサとして配置しても良い。
マイクロコンピュータである制御部8は、アンテナ調整モードと通常モードとを有する。通常モードにおいて、表示部4は信号処理部3が出力するデジタルテレビジョン放送信号を表示する。
アンテナ調整モードにおいて、実施の形態2の受信装置は、信号処理部3が出力する映像信号に代えて(又は映像信号に重畳して)、図4に例示する画像生成部50が生成したビットマップ画像を表示部4に出力する。ユーザがアンテナ1の方向を変えるに従って(アンテナ1を回転させるにしたがって)、電界強度値及びER受信状態値が変化する。制御部8は、角度演算部53が出力するアンテナ1の回転角度と、回転角度に対応した電界強度値及びER受信状態値と、を取得する。最適点検出部54は、電界強度値が第1の閾値以上である場合におけるER受信状態値の最大値ERHMAXを、その値に対応するアンテナ1の回転角度と共に記憶部9に記憶する。
最適点検出部54は、入力した現在の電界強度値が第1の閾値以上であって且つ入力した現在のER受信状態値が記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない場合(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)、最良点フラグ(「BSP」と呼ぶ。)をHighにする。最適点検出部54は、入力した現在の電界強度値が第1の閾値未満である場合又は入力した現在のER受信状態値が記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さい場合(ER受信状態値≦ERHMAX−ERH)、最良点フラグをLowにする。
制御部8は、アンテナ1の現在の角度及び最適角度の情報を画像生成部50に送る。画像生成部50はアンテナ1の現在の角度及び最適角度を表示する画像(図8に例示)を生成する。ユーザは、表示部4が表示する画像を見ながらアンテナの方向を調整する。
図8は、画像生成部50が生成する画像を例示する。図8は発明を説明するためのものであって、必ずしも角度の値を正確に表していない。図8において、81は現在アンテナ1が向いている方向を示す領域である。82は、最適点検出部54が決定した最適角度を示す領域である。実施の形態2の画像生成部50は、10度を単位とする領域で画像を表示する。図8より、現在のアンテナ1の角度が30度であり、最適角度が190度及び200度であることが分かる。
次に、最適点検出部54における最適方向検出方法について説明する。
図6は、実施の形態2の最適点検出部54の最適方向検出方法を説明する図である。図6において、横軸は角度検出部51が出力した角度の相対変化量である。200は受信状態検出部6が検出したER受信状態値、201は最適点検出部54が記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAX、60はERHMAX201の更新状態を示す最大値更新フラグ(「ATSV」と呼ぶ。)である。最適点検出部54は、受信状態検出部6から入力した新たなER受信状態値と、記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAX201とを比較し、新たなER受信状態値が記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAX201より大きければ、記憶部9に格納したER受信状態値の最大値ERHMAX201を更新する。最適点検出部54は、ER受信状態値の最大値ERHMAX201を更新すれば、最大値更新フラグATSV60をHighに設定し、更新しなければ、Lowに設定する。
図7は、実施の形態2の受信方法を示すフローチャートである。図7のフローチャートを用いて、アンテナ調整における手順を説明する。S301〜S305のステップは、実施の形態1と同一であるので、説明を省く。アンテナ調整モードにおいて、最適点検出部54は受信状態検出部6からER受信状態値200を取得する(S306)。最適点検出部54は角度検出部51からその時のアンテナ1の角度情報を取得する(S707)。最適点検出部54は、ER受信状態値200と角度情報とを記憶部9に対応付けて記憶する。アンテナ1の角度が、第3の閾値以上変化する毎に、最適点検出部54がER受信状態値200と角度情報とを対応付けて記憶部9に記憶しても良い。
最適点検出部54は、調整モードを開始後現在までに記憶部9に記憶されたER受信状態値200の中で最大の値ERHMAX201と、ER受信状態値200が最大値ERHMAX201になる時のアンテナ1の角度と、を抽出する(S708)。次に、最適点検出部54は、ER受信状態値200がER受信状態値の最大値ERHMAXとなる角度を含む連続する範囲であって、ER受信状態値200がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)を、最適方向範囲として決定する(S709)。
画像生成部50は、制御部8から送られた最適方向範囲の情報と、現在のアンテナ角度の情報とに基づいて、最適方向範囲82及び現在方向81を表示する画像情報(図8に例示)を生成する(S710)。S301に戻って上記の処理を繰り返す。
ユーザは、画像情報に基づいて、アンテナ1をどちらの方向に回転させれば最適方向となるかを知る。例えば図6において、d地点が最適方向でありe地点が現在方向であるとすると、ユーザが画像情報(図8)を見ながら、アンテナを現在方向から角度DFだけ移動させることによりアンテナの方向を最適に出来る。アンテナの現在方向が最適方向になった時、図8において最適方向範囲82と現在方向81とは一致する。
実施の形態2において、最適点検出部54は、アンテナ調整モード開始後の最適方向を常に検出し、表示した。ユーザがアンテナ1を手動で適当な回転速度で1回転させると、記憶部9は全方向360度についてER受信状態値200を取得する。ユーザがアンテナ1を手動で1回転させた時点で、最適点検出部54が自動的に起動して最適方向範囲を決定し、画像生成部50が画像を生成しても良い。
実施の形態2の記憶部9は、電界強度を測定した全ての角度におけるER受信状態値200を記憶した。これに代えて、記憶部9は、ER受信状態値200の最大値ERHMAX201と、その時の角度情報と、を記憶しても良い。この場合、画像生成部50は、ER受信状態値200が最大値ERHMAX201となる角度を中心とする一定の範囲を最適の方向範囲82とする。
又は、記憶部9は、ER受信状態値200の最大値ERHMAX201と、その時の角度を起点として現在位置までの角度変化量と、を記憶しても良い。画像情報は、図8の表示に代えて、例えば現在の位置(角度)から時計回りに40度のように、アンテナ1を何度回転させれば、アンテナ1が最適角度になるかを表示する。
以上のようにして、ユーザは、アンテナ1の最適方向と現在方向を画面上で確認しながら、確実かつ容易に最適のアンテナ方向でアンテナ調整作業を完了することができる。
図8の表示画像は、現在のアンテナ方向と最適なアンテナ方向とを両方表示したが、これに限らず、等、現在のアンテナ方向角度と、最適なアンテナ方向角度の差分を表示することでも同様の効果が得られる。
画像情報生成部50に代えて、音声ガイドで表示を行っても良い。
なお、本実施の形態において、アンテナ調整モードは、再度操作入力部7のモード切換スイッチ入力があるまでアンテナ調整モードを維持するものとしたが、これに限らず、アンテナ調整モードが選択された後、所定の時間(例えば15秒)が経過すると自動的に通常モードに戻るものでも良い。
また、アンテナ1を手動により回転させるとしたが、これに限らず、更にモータを備え、自動的に適当な回転速度でアンテナ1を回転させるものでも良い。
また、受信状態を判定するための手段としてエラーレートと電力強度の両方を利用したが、これに限らず、エラーレート及び電界強度のいずれか一方を用いても、同様の効果が得られる。
《実施の形態3》
図9、図10を用いて、本発明の実施の形態3における受信装置及び受信方法を説明する。実施の形態3の受信装置は、地上波デジタルテレビジョン放送信号の携帯型受信装置である。本実施の形態における受信装置及び受信方法は、その概略構成及びフローチャートにおいて、実施の形態2における図6及び図7と同一であり、最適点検出部54での最適方向検出方法(図7のS709)のみ異なる。実施の形態2と同一の各要素についての説明は省略する。
実施の形態2の受信方法(図7)のS709において、ER受信状態値200がER受信状態値の最大値ERHMAXとなる角度を含む連続する範囲であって、ER受信状態値200がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)を、最適方向範囲として決定した。実施の形態3の受信方法(図7)のS709において、ER受信状態値200がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)の中で最も広い連続する範囲を選択し、その範囲の中心角度を最適方向とし、最適方向を中心とする一定角度範囲を最適範囲として決定する。
図9は、実施の形態3の最適点検出部54における最適方向検出方法を説明する図である。図9において、200は受信状態検出部6で検出されるER受信状態値、201は記憶部9でピークホールドされたER受信状態値の最大値ERHMAX、202はER受信状態値がERHMAX201より第2の閾値ERH以上小さくない領域(ER受信状態値>ERHMAX−ERH。ERH領域)である。60はERHMAX201の更新状態を示すフラグATSV、203は最適点フラグBSP、202はデータ取得完了後の最終的なERH領域である。ATSV60は、ERHMAX201が、直前の値よりも大きければHighとなり、それ以外はLowとなる。BSP値203は、ER受信状態値200が最終的なERH領域202内にある時、Highとなり、ER受信状態値200が最終的なERH領域202外にある時、Lowとなる。
図9において、ER受信状態値の最大値ERHMAXはERH領域S1に存在するが、連続するERH領域S1は、連続するERH領域S2より狭い。実施の形態2においてはピークが一番高いERH領域S1を最適方向範囲に決定した。これに対して実施の形態3では、幅が一番広いERH領域S2を最適方向範囲に決定する。
図10は、実施の形態3の最適点検出部54が最適方向を検出する方法(図7のS709)の詳細を示すフローチャートである。図10のフローチャートを用いて、実施の形態3の最適点検出部54が最適方向を検出する方法を説明する。図7のS708において、最適点検出部54はER受信状態値の最大値ERHMAXを検出している。図10において、最適点検出部54はERH領域(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)を検出する(S1001)。最適点検出部54は、ERH領域の中で、角度幅が最も広い連続する領域を検出する(S1002)。
最適点検出部54は、角度幅が最も広い連続する領域の中心角度を算出し、最適方向とする(S1003)。最適点検出部54は、角度幅が最も広い連続する領域の中心角度を中心として一定の角度範囲(例えば10度)を最適方向範囲として決定する(S1004)。
画像生成部50は、現在のアンテナ1の角度と決定した最適方向との両方を示す画像(例えば、図8に示す画像)を表示部4に出力する(図7のS714)。これにより、ユーザは、アンテナ1をどちらの方向に回転させれば最適方向となるかを知る。例えば、図9において、角度幅が最も広い連続する領域はS2であり、最適方向はmの点である。現在位置をdとすれば、現在位置dから角度DFだけアンテナ1を回転させることにより、アンテナ1を最適方向に向けることができる。ユーザは、アンテナ1の最適方向と現在方向を画面上で確認しながら、確実かつ容易に、アンテナをより裕度のある最適方向に調整できる。
《実施の形態4》
図11〜図13を用いて、本発明の実施の形態4における受信装置及び受信方法を説明する。実施の形態4の受信装置は、地上波デジタルテレビジョン放送信号の携帯型受信装置である。図11は、実施の形態4における、受信装置の構成の概略を示す図である。実施の形態4における受信装置は、最適点検出部54に代えて最適点検出部1104、画像生成部50に代えて画像生成部1100、角度検出部51に変えて位置検出部1101を有する点において、実施の形態2(図5)と異なる。その他の点においては両者は同一であり、同符号を付した要素については説明を省略する。実施の形態2と異なる点についてのみ説明する。
位置検出部1101は、受信装置本体(又はアンテナ)の位置を検出する。位置検出部1101は、2つの加速度センサ(ジャイロスコープ)1102と、位置演算部1103とを有する。2つの加速度センサ1102は、直交するX軸、Y軸の2軸方向において受信装置本体(又はアンテナ)の加速度の変化を検出する。3つの加速度センサを用いて、X軸、Y軸及びZ軸の互いに直交する3軸方向において受信装置本体の加速度を検出しても良い。1つの加速度センサを用いて、X軸方向の受信装置本体の加速度を検出しても良い。加速度センサ1102の検出方法は任意である。加速度センサ1102は、例えばコリオリ力を検出する圧電振動ジャイロである。
位置演算部1101は、2つの加速度センサ1102の出力信号を2回積分して、受信装置本体(又はアンテナ)の相対的な位置変化量を算出する。典型的には位置演算部1101は、受信装置本体(又はアンテナ)の地上での2次元位置(移動方向及び距離)を検出する。
最適点検出部1104は、ER受信状態値を取得する。最適点検出部1104は、位置検出部1101に位置情報の読み取り命令を出力し、その時の受信装置本体(又はアンテナ)の2次元位置情報を取得する。最適点検出部1104は、2次元位置情報とER受信状態値とを互いに関連づけて記憶部9に格納する。最適点検出部1104は、記憶部9に格納した2次元位置情報とER受信状態値とに基づいて、受信装置本体(又はアンテナ)が地上波デジタル放送を受信するのに最適な位置を検出する。
画像生成部1100は、受信装置本体(又はアンテナ)が地上波デジタル放送を受信するのに最適な位置と、現在の位置とを表示する画像情報を生成する(図13)。
図12は、実施の形態4の受信方法を示すフローチャートである。実施の形態4の受信方法(図12)は、実施の形態2の受信方法(図7)のS306〜S710に代えて、S1206〜S1210を有する。それ以外の点において、実施の形態4の受信方法(図12)は、実施の形態2の受信方法(図7)と同一である。図12のS1206〜S1210のみを説明する。
アンテナ調整モードにおいて、最適点検出部1104は受信状態検出部6からER受信状態値を取得する(S1206)。最適点検出部1104は位置検出部1101からその時の受信装置本体(又はアンテナ)の位置情報を取得する(S1207)。最適点検出部1104は、ER受信状態値と位置情報とを対応付けて記憶部9に記憶する。受信装置本体(又はアンテナ)の位置が、第4の閾値以上変化する毎に、最適点検出部1104がER受信状態値と位置情報とを対応付けて記憶部9に記憶しても良い。
最適点検出部1104は、調整モードを開始後現在までに記憶部9に記憶されたER受信状態値の中で最大の値ERHMAXと、ER受信状態値が最大値ERHMAXになる時の受信装置本体(又はアンテナ)の位置と、を抽出する(S1208)。次に、最適点検出部1104は、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXとなる受信装置本体(又はアンテナ)の位置を含む連続する範囲であって、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)を、最適位置範囲として決定する(S1209)。
画像生成部1100は、制御部8から送られた最適位置範囲の情報と、現在の受信装置本体(又はアンテナ)の位置の情報とに基づいて、最適位置範囲1302及び現在位置1301を表示する画像情報(図13に例示)を生成する(S1210)。S301に戻って上記の処理を繰り返す。
ユーザは、画像情報に基づいて、受信装置本体(又はアンテナ)をどの位置に配置すれば地上波デジタル放送の受信状態が最良となるかを知る。図13は、画像生成部1100が生成する画像を例示する。図13は2次元の位置情報を示し、1301は受信装置本体(又はアンテナ)の現在位置を示し、1302は、受信状態が最良となる最良位置を示す。図13において、ユーザは受信装置本体(又はアンテナ)を持って現在位置1301から最良位置である地点1302に移動すれば、最良の受信状態が得られる。
実施の形態4では、最適点検出部1104は、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXとなる受信装置本体(又はアンテナ)の位置を含む連続する範囲であって、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)を、最適位置範囲として決定した(S1209)。これに代えて、最適点検出部1104は、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)の中で最も広い連続する範囲を選択し、その範囲の中心を最適位置とし、最適位置を中心とする一定領域を最適範囲として決定しても良い。
《実施の形態5》
図14〜図16を用いて、本発明の実施の形態5における受信装置及び受信方法を説明する。実施の形態5の受信装置は、地上波デジタルテレビジョン放送信号の携帯型受信装置である。図14は、実施の形態5における、受信装置の構成の概略を示す図である。実施の形態5における受信装置は、実施の形態2の構成に加えて位置検出部1101を有し、また、角度検出部51に代えて角度検出部1401、最適点検出部54に代えて最適点検出部1404、画像生成部50に代えて画像生成部1400を有する点において、実施の形態2(図5)とは異なる。その他の点においては両者は同一であり、同符号を付した要素については説明を省略する。実施の形態2と異なる点についてのみ説明する。
位置検出部1101は、受信装置本体(又はアンテナ)の位置を検出する。位置検出部1101は、2つの加速度センサ(ジャイロスコープ)1102と、位置演算部1103とを有する。位置検出部1101は、実施の形態4の位置検出部1101と同一である。
角度検出部1401は、角度センサ1402、角度演算部1403を有する。角度センサ1402は、R軸(回転軸)角加速度センサである。R軸の角加速度を検出する加速度センサは任意である。R軸の角加速度を検出する加速度センサは、例えばサニャック効果を利用した光ファイバジャイロである。角度演算部1403は、角加速度を2回積分して角度を算出する。
実施の形態5において、ユーザはアンテナ付きの受信装置を持ち歩く。一定位置に設置したアンテナの回転角度を検出する実施の形態2の角度検出部51では、実施の形態5のアンテナ1の角度を検出できない。角加速度センサ1402を用いることにより、ユーザがアンテナ及び受信装置を持ち歩いても、正確にアンテナ角度を検出できる。
最適点検出部1404は、ER受信状態値を取得する。最適点検出部1404は、角度検出部51に角度情報の読み取り命令を出力し、その時のアンテナ1の角度情報を取得する。最適点検出部1404は、位置検出部1101に位置情報の読み取り命令を出力し、その時の受信装置本体(又はアンテナ)の2次元位置情報を取得する。最適点検出部1404は、2次元位置情報と角度情報とER受信状態値とを互いに関連づけて記憶部9に格納する。最適点検出部1404は、記憶部9に格納した2次元位置情報と角度情報とER受信状態値とに基づいて、受信装置本体(又はアンテナ)が地上波デジタル放送を受信するのに最適な位置及び角度を検出する。
画像生成部1400は、受信装置本体(又はアンテナ)が地上波デジタル放送を受信するのに最適な位置及びアンテナの最適方向と、現在の位置及びアンテナ方向とを表示する画像情報を生成する(図16)。
図15は、実施の形態5の受信方法を示すフローチャートである。実施の形態5の受信方法(図15)は、実施の形態2の受信方法(図7)のS306〜S710に代えて、S1506〜S1510を有する。それ以外の点において、実施の形態5の受信方法(図15)は、実施の形態2の受信方法(図7)と同一である。図15のS1506〜S1510のみを説明する。
アンテナ調整モードにおいて、最適点検出部1404は受信状態検出部6からER受信状態値を取得する(S1506)。最適点検出部1404は角度検出部51からその時のアンテナ1の角度情報を取得する。最適点検出部1404は位置検出部1101からその時の受信装置本体(又はアンテナ)の位置情報を取得する(S1507)。最適点検出部1404は、ER受信状態値と角度情報と位置情報とを対応付けて記憶部9に記憶する。アンテナ1の角度が第3の閾値以上変化する毎に、及び受信装置本体(又はアンテナ)の位置が第4の閾値以上変化する毎に、最適点検出部1404がER受信状態値と角度情報と位置情報とを対応付けて記憶部9に記憶しても良い。
最適点検出部1404は、調整モードを開始後現在までに記憶部9に記憶されたER受信状態値の中で最大の値ERHMAXと、ER受信状態値が最大値ERHMAXになる時のアンテナ1の角度と、受信装置本体(又はアンテナ)の位置と、を抽出する(S1508)。次に、最適点検出部1404は、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXとなるアンテナ1の角度及び受信装置本体(又はアンテナ)の位置を含む連続する範囲であって、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)を、最適角度及び位置範囲として決定する(S1509)。
画像生成部1400は、制御部8から送られた最適角度及び位置範囲の情報と、現在のアンテナの角度及び受信装置本体(又はアンテナ)の位置の情報とに基づいて、最適角度1602、現在の角度1601、最適位置範囲1604及び現在位置1603を表示する画像情報(図16に例示)を生成する(S1510)。S301に戻って上記の処理を繰り返す。
ユーザは、画像情報に基づいて、受信装置本体(又はアンテナ)をどの角度及び位置に配置すれば地上波デジタル放送の受信状態が最良となるかを知る。図16は、画像生成部1400が生成する画像を例示する。図16はアンテナ方向及び2次元の位置情報を示し、アンテナ1の最適角度1602、アンテナ1の現在の角度1601、信装置本体(又はアンテナ)の最適位置範囲1604、及び信装置本体(又はアンテナ)の現在位置1603を表示する。図16において、ユーザは受信装置本体(又はアンテナ)を持って現在位置1603から最良位置である地点1604に移動し、更に地点1604でアンテナ1の方向を現在の角度1601から最適角度1602に変更すれば、最良の受信状態が得られる。
なお、少ない情報で最適の角度及び位置を導出すると、その角度及び位置は必ずしも真に最適でない場合がある。ユーザが受信装置の設置状態を現在の位置及び角度から最適の位置及び角度に変更する途中で、最適点検出部1404が、ER受信状態値とアンテナ1の角度情報と、受信装置本体(又はアンテナ)の位置情報とを取得し、最適の位置及び角度を更新していけば、受信装置が表示する最適の角度及び位置は、真に最適の角度及び位置に近づく。
実施の形態5では、最適点検出部1404は、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXとなるアンテナ1の方向、及び受信装置本体(又はアンテナ)の位置を含む連続する範囲であって、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)を、最適位置範囲として決定した(S1509)。これに代えて、最適点検出部1404は、ER受信状態値がER受信状態値の最大値ERHMAXより第2の閾値ERH以上小さくない範囲(ER受信状態値>ERHMAX−ERH)の中で最も広い連続する範囲を選択し、その範囲の中心を最適角度及び位置とし、最適角度及び位置を中心とする一定領域を最適範囲として決定しても良い。
以上のようにして、ユーザは、アンテナ1の最適方向及び最適位置と、現在方向及び現在位置を画面上で確認しながら、確実かつ容易に最適のアンテナ位置及びアンテナ方向でアンテナ調整作業を完了することができる。
《実施の形態6》
図17を用いて、本発明の実施の形態6における受信装置及び受信方法を説明する。実施の形態6の受信装置は、地上波デジタルテレビジョン放送信号の携帯型受信装置である。
図17は、実施の形態6における、受信装置の構成の概略を示す図である。実施の形態6における受信装置は、位置検出部1101に代えて位置検出部1701を有し、角度検出部1401に代えて角度検出部1702を有する点において、実施の形態5(図14)とは異なる。その他の点においては両者は同一であり、同符号を付した要素については説明を省略する。実施の形態5と異なる点についてのみ記述する。
位置検出部1701は、GPS(Grobal Positioning System:汎地球測位システム)装置である。位置検出部1701は、受信装置本体(又はアンテナ)の絶対的位置を検出する。
角度検出部1401は、地磁気センサ(典型的には方位磁石)である。角度検出部1401は、アンテナの絶対的角度を検出する。
実施の形態5の受信装置は、相対的な角度情報及び位置情報を取得した。実施の形態6の受信装置は、絶対的な角度情報及び/又は位置情報を取得する。実施の形態6の受信装置及び受信方法は、実施の形態2と同様の効果を奏する。
以上のようにして、ユーザは、アンテナ1の最適位置と現在位置を画面上で確認しながら、確実かつ容易に最適のアンテナ位置でアンテナ調整作業を完了することができる。
受信状態検出部は、実施の形態の構成に限られず、受信したデジタル信号の電圧、電流及び電力、並びに前記デジタル信号の誤り率の中の少なくとも1つを有していても良い。
実施の形態の構成に加えて、最適点検出部に最適点検出開始を指令する入力スイッチを設け、入力スイッチを押すと、そのスイッチを押した時点からさかのぼって所定時間だけ前又は所定の移動量だけ前の時点から、入力スイッチを押した時までの間における、記憶部に記憶した位置及び/又は方向の情報と、各位置及び/又は方向における受信状態の情報とに基づいて、最適点検出部は、最適の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出しても良い。
上記の実施の形態の構成に加えて、受信装置が例えばアンテナの仰角を検出する角度センサを有していても良い。
上記の実施の形態の受信装置は、最適位置、最適方向を画像で表示した。これに代えて、スピーカで音声ガイドし、可視LEDを点灯させ、ブザーを鳴らして最適位置、最適方向を表示しても良い。
実施の形態の受信装置は、地上波デジタルテレビジョン放送の受信装置としたが、これに限らず、他の無線信号を受信する受信装置(例えば携帯電話)であっても良い。
本発明は、例えば、地上波デジタルテレビジョン放送等の無線放送における受信装置に適用することが出来る。
本発明の実施の形態1における受信装置の構成の概略を示す図 本発明の実施の形態1における最適点の検出方法を説明する図 本発明の実施の形態1における受信方法のフローチャート (a)本発明の実施の形態1におけるアンテナ方向が最適である時の画面表示例 (b)本発明の実施の形態1におけるアンテナ方向が最適でない時の画面表示例 本発明の実施の形態2における受信装置の構成の概略を示す図 本発明の実施の形態2における最適点の検出方法を説明する図 本発明の実施の形態2における受信方法のフローチャート 本発明の実施の形態2における画面表示例 本発明の実施の形態3における最適点の検出方法を説明する図 本発明の実施の形態3における受信方法のフローチャート 本発明の実施の形態4における受信装置の構成の概略を示す図 本発明の実施の形態4における受信方法のフローチャート 本発明の実施の形態4における画面表示例 本発明の実施の形態5における受信装置の構成の概略を示す図 本発明の実施の形態5における受信方法のフローチャート 本発明の実施の形態5における画面表示例 本発明の実施の形態6における受信装置の構成の概略を示す図 従来例における、受信装置の構成の概略を示す図
符号の説明
1 アンテナ
2 チューナ
3 信号処理部
4 表示部
5 制御部
6 受信状態検出部
7 操作入力部
8 制御部
9 記憶部
10、50、1100、1400 画像生成部
21 復調部
22 誤り検出/訂正部
23 AV復号化部
24 電界強度検出部
25 誤り率検出部
26 受信状態比較部
54、1104、1404 最適点検出部
51、1403、1702 角度検出部
52、1402 角度センサ
53、1403 角度演算部
1101、1701 位置検出部
1102 加速度センサ
1103 位置演算部

Claims (12)

  1. アンテナから変調されたデジタル信号を受信する受信部と、
    前記デジタル信号を復調し、復号化して出力する信号処理部と、
    受信した前記デジタル信号の受信信号レベル及び/又は信号品質に関する受信状態の情報を検出する受信状態検出部と、
    最良の受信状態の情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された最良の受信状態の情報と、現在の受信状態の情報とを比較し、現在の受信状態が前記記憶部に記憶された最良の受信状態より良ければ、前記記憶部に記憶された最良の受信状態の情報を現在の受信状態の情報に更新する受信状態比較部と、
    現在の受信状態が前記記憶部に記憶された最良の受信状態より所定値以上悪くなければ、現在の受信状態が良好であることを示す表示情報を生成する表示情報生成部と、
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. アンテナから変調されたデジタル信号を受信する受信部と、
    前記デジタル信号を復調し、復号化して出力する信号処理部と、
    受信した前記デジタル信号の受信信号レベル及び/又は信号品質に関する受信状態の情報を検出する受信状態検出部と、
    前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する位置及び/又は方向検出部と、
    前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向の情報と、各位置及び/又は方向における前記受信状態の情報とを関連づけて記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された情報に基づいて、最適の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する最適点検出部と、
    前記最適の位置及び/又は方向を含む情報を表示する表示情報を生成する表示情報生成部と、
    を有することを特徴とする受信装置。
  3. 前記位置及び/又は方向検出部が、絶対的又は相対的な前記受信装置又はアンテナの方向を検出する方向センサ、及び絶対的又は相対的な受信装置又はアンテナの位置を検出する位置センサの中の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記位置及び/又は方向検出部がアンテナ角度を検出する方向センサを有し、
    360度のアンテナ角度について、各角度における前記受信状態の情報を取得すると、前記最適点検出部が自動的に起動して最適のアンテナ角度を検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  5. 前記位置及び/又は方向検出部が、
    受信装置本体又はアンテナの1又は複数方向への加速度を検出する加速度センサと、
    前記加速度に基づいて受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を算出する受信装置状態検出部と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  6. 前記受信状態の情報が、受信した前記デジタル信号の電圧、電流及び電力、並びに前記デジタル信号の誤り率の中の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受信装置。
  7. 前記最適点検出部は、前記デジタル信号の誤り率が最低になる受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を、最適点として検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  8. 前記最適点検出部は、受信状態が最良となる点より受信状態が所定値以上悪くならない受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向の領域を検出し、前記領域の中で最も大きな領域のほぼ中央の点を最適点として検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  9. 前記最適点検出部に最適点検出開始を指令する入力スイッチを更に有し、
    前記入力スイッチを押すと、そのスイッチを押した時点からさかのぼって所定時間だけ前又は所定の移動量だけ前の時点から、前記入力スイッチを押した時までの間における、前記記憶部に記憶した位置及び/又は方向の情報と、各位置及び/又は方向における前記受信状態の情報とに基づいて、前記最適点検出部は、最適の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  10. 前記表示情報生成部は、最適点及び現在の位置及び/又は方向の情報を含む画像情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の受信装置。
  11. 更に、前記表示情報を出力する表示部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の受信装置。
  12. アンテナから変調されたデジタル信号を受信する受信ステップと、
    前記デジタル信号を復調し、復号化して出力する信号処理ステップと、
    受信した前記デジタル信号の受信信号レベル及び/又は信号品質に関する受信状態の情報を検出する受信状態検出ステップと、
    前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する位置及び/又は方向検出ステップと、
    前記デジタル信号を受信した受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向の情報と、各位置及び/又は方向における前記受信状態の情報とを関連づけて記憶する記憶ステップと、
    前記記憶部に記憶された情報に基づいて、最適の受信装置又はアンテナの位置及び/又は方向を検出する最適点検出ステップと、
    前記最適の位置及び/又は方向を示す表示情報を生成する表示情報生成ステップと、
    を有することを特徴とする受信方法。
JP2004268811A 2004-09-15 2004-09-15 受信装置及び受信方法 Pending JP2006086753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268811A JP2006086753A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 受信装置及び受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004268811A JP2006086753A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 受信装置及び受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006086753A true JP2006086753A (ja) 2006-03-30

Family

ID=36164898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004268811A Pending JP2006086753A (ja) 2004-09-15 2004-09-15 受信装置及び受信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006086753A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183184A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Aloka Co Ltd ワイヤレス超音波診断装置
WO2010114065A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 マスプロ電工株式会社 レベルチェッカ
JP2010239540A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Maspro Denkoh Corp レベルチェッカ
JP2011035479A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Kyocera Corp 携帯テレビジョン装置
EP2785022A4 (en) * 2011-11-24 2015-07-22 Ntt Docomo Inc MOBILE COMMUNICATION TERMINAL, MOBILE COMMUNICATION PROCESS, MOBILE COMMUNICATION PROGRAM AND STORAGE MEDIUM
WO2016137649A1 (en) * 2015-02-25 2016-09-01 Thomson Licensing Mobile atsc 3.0 receiver as signal meter
JP2018078477A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 Necプラットフォームズ株式会社 無線通信装置
US10103827B2 (en) 2015-02-27 2018-10-16 Nec Corporation Display device, image generation device, communication device, communication system, antenna adjustment method, image generation method, and non-transitory computer readable medium storing program

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06318855A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Omron Corp 光電スイッチ
JPH10163894A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Fujitsu Ten Ltd 電気的調整の支援方法および支援装置
JPH11153658A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Nippon Steel Corp 移動体搭載用アンテナの追尾制御装置及びその追尾制御方法
JPH11225058A (ja) * 1998-02-09 1999-08-17 Omron Corp 光電センサ
JP2002353832A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナの受信方向設定方法および受信装置
JP2003043344A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Canon Inc カメラおよびカメラシステム

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06318855A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Omron Corp 光電スイッチ
JPH10163894A (ja) * 1996-12-02 1998-06-19 Fujitsu Ten Ltd 電気的調整の支援方法および支援装置
JPH11153658A (ja) * 1997-11-20 1999-06-08 Nippon Steel Corp 移動体搭載用アンテナの追尾制御装置及びその追尾制御方法
JPH11225058A (ja) * 1998-02-09 1999-08-17 Omron Corp 光電センサ
JP2002353832A (ja) * 2001-05-30 2002-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd アンテナの受信方向設定方法および受信装置
JP2003043344A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Canon Inc カメラおよびカメラシステム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183184A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Aloka Co Ltd ワイヤレス超音波診断装置
WO2010114065A1 (ja) * 2009-03-31 2010-10-07 マスプロ電工株式会社 レベルチェッカ
JP2010239539A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Maspro Denkoh Corp レベルチェッカ
JP2010239540A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Maspro Denkoh Corp レベルチェッカ
JP2011035479A (ja) * 2009-07-29 2011-02-17 Kyocera Corp 携帯テレビジョン装置
EP2785022A4 (en) * 2011-11-24 2015-07-22 Ntt Docomo Inc MOBILE COMMUNICATION TERMINAL, MOBILE COMMUNICATION PROCESS, MOBILE COMMUNICATION PROGRAM AND STORAGE MEDIUM
WO2016137649A1 (en) * 2015-02-25 2016-09-01 Thomson Licensing Mobile atsc 3.0 receiver as signal meter
US10103827B2 (en) 2015-02-27 2018-10-16 Nec Corporation Display device, image generation device, communication device, communication system, antenna adjustment method, image generation method, and non-transitory computer readable medium storing program
US10382149B2 (en) 2015-02-27 2019-08-13 Nec Corporation Display device, image generation device, communication device, communication system, antenna adjustment method, image generation method, and non-transitory computer readable medium storing program
US10630400B2 (en) 2015-02-27 2020-04-21 Nec Corporation Display device, image generation device, communication device, communication system, antenna adjustment method, image generation method, and non-transitory computer readable medium storing program
JP2018078477A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 Necプラットフォームズ株式会社 無線通信装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2217847C2 (ru) Способ и устройство для ориентации антенны
JP4283826B2 (ja) アンテナの調整方法および装置
US7825988B2 (en) Vehicle-mounted displaying device employing TV program displaying method
JP4608988B2 (ja) ディジタルテレビジョン放送信号受信装置
EP2031864A1 (en) Dynamic image display method, dynamic image display system, and wide-angle dynamic image capturing device
JP2008042628A (ja) 携帯型受信装置及び、携帯型受信装置の動作方法
JP4638910B2 (ja) 携帯型テレビ放送受信装置、テレビ放送受信方法、テレビ放送受信プログラム及びテレビ放送受信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006086753A (ja) 受信装置及び受信方法
WO2012060412A1 (ja) 映像表示装置
JP2006279742A (ja) デジタル放送受信機
WO2006106684A1 (ja) 受信制御装置、受信装置、再生装置、受信制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
WO2006098108A1 (ja) 受信装置
WO2013077197A1 (ja) 移動通信端末、移動通信方法、移動通信プログラム、及び記憶媒体
JP2003274303A (ja) ディジタル放送受信装置、車載装置、ディジタル放送受信の案内方法、ディジタル放送受信の案内方法のプログラム及びディジタル放送受信の案内方法のプログラムを記録した記録媒体
JP2010171801A (ja) 電波受信装置および電波受信装置の制御方法
JP2008099154A (ja) 携帯端末および制御方法
JP2006014026A (ja) ディジタルテレビジョン放送信号受信装置
JP2006025201A (ja) テレビジョン放送受信システム
JP4559843B2 (ja) ナビゲーション装置
JP5441157B2 (ja) 放送受信装置、切替え方法及びプログラム
JP5350209B2 (ja) デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法
JP2012004907A (ja) アンテナ制御装置およびアンテナ制御方法
JP2007074130A (ja) 表示装置
JP4658701B2 (ja) ナビゲーション装置
JP3882601B2 (ja) 携帯電話装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20061129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100806

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100831

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110104