JP2006085459A - 調理情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 パソコン1で調理メニューを選択し、知りたい効果項目を選択すると、サービスセンター2の制御装置7が第1〜6の記憶部8から、選択された調理メニューに使用される食材、その量、食材に含まれる単位重量当たりの栄養素量、一日に必要とする栄養素量、知りたい効果項目について栄養素が人体に及ぼす効果の計算式を読み出し、採食効果値を算出し、その効果値の大小に対応するイラストを選択する。そして、採食効果値の大小と選択したイラストをパソコン1に送信し、パソコン1はその効果値の大小およびイラストを表示装置5に表示する。
【選択図】 図1
Description
また、最近では、インターネットにおいても、食材や季節を指定して調理メニューとそのレシピを検索し、閲覧することが可能なWebサイトが増えてきている。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、選択された調理メニューが人体にいかなる効果を有するかを直感的に知ることができる調理情報提供システムを提供するにある。
図1は調理情報提供システムの概略的な構成を示すものである。この図1に示すように、調理情報提供システムは、各利用者が所有する端末装置としての例えばパソコン1と、調理情報の提供業者が所有するサービスセンター2とから構成されている。パソコン1は、周知のように、キーボード3(入力手段に相当)、マウス4(入力手段に相当)、液晶ディスプレイなどの表示装置5(出力手段に相当)から構成されている。
また、貧血の防止には、鉄分を摂ることが有効である一方で、鉄分の人体への吸収を助ける成分と妨げる成分とがある。ビタミンC、タンパク質は、鉄分の吸収を助け、タンニンは、鉄分の吸収を妨げる作用があると言われている。そこで、鉄分、ビタミンC、タンパク質、タンニンについて、貧血防止に対する効果を示す係数Feh、Vch、Ph、Thを定めると共に、計算式を次の(2)式のように定めて貧血防止効果の値を演算するようにしている。
更に、骨を強化するためには、カルシウムを摂取することが有効である一方、ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を促進し、骨や歯に沈着させる。また、リンは、骨や歯などの硬組織を作る。そこで、カルシウム、ビタミンD、リンについて、骨強化に対する効果を示す係数Cac、Vbc、Pcを定めると共に、計算式を次の(3)式のように定めて骨強化効果の値を演算するようにしている。
以上の(1)式〜(3)式から理解される通り、本実施例では、調理物から摂取される栄養素量からその栄養素量の標準値(基準値)を差し引き、その差し引き値に係数を乗じたものを加減算することによって、調理物の人体への効果値を求めている。ここで、標準値は、個人が朝、昼、夕の3食毎に必要とする標準的な栄養素量をいい、この標準値を基準にして効果値を演算するものである。この標準値は、例えば年齢、性別、体重、身長などの個人を特定する情報に基づき、第4の記憶部11に格納されているデータおよび計算エンジンを用いて制御装置7により演算される。
次に上記のような調理情報提供システムの動作を図2のシーケンスをも参照しながら説明する。なお、本システムを利用するには、事前に提供業者に対して利用登録をしているものとする。
採食効果値は、一日に必要な栄養素量から算出した値を100点として求めるものに限られず、一日に必要な栄養素量から算出した度合いを1として、5段階評価で表すようにしても良い。この場合、例えば
レベル1:効果の度合い 0.3未満
レベル2:効果の度合い 0.3以上0.7未満
レベル3:効果の度合い 0.7以上1.3未満
レベル4:効果の度合い 1.3以上1.6未満
レベル5:効果の度合い 1.6以上
と定める。
また、採食効果値の5段階評価は、第1の記憶部8に記憶された全調理メニューの採食効果値を演算して平均値μと標準偏差σとを求め、そして、選択された調理メニューの採食効果値を演算したとき、その5段階評価を次のようにして求めるようにしても良い。
レベル1:効果の度合い (μ−1.5σ)未満
レベル2:効果の度合い (μ−1.5σ)以上(μ−0.5σ)未満
レベル3:効果の度合い (μ−0.5σ)以上(μ+0.5σ)未満
レベル4:効果の度合い (μ+0.5σ)以上(μ+1.5σ)未満
レベル5:効果の度合い (μ+1.5σ)以上
採食効果値の大きさを示すためのイラストは、上記実施例で示したものの他、図8(a)に示すように結果(効果)を大げさに表現したり、図8(b)に示すように感情(顔の表情)で表現したり、図8(c)に示すように抽象化して表現したり(図8(c)の場合は効果の大小を木の太さで表している。)、図8(c)に示すように効果を関連する食材で表現したり(図8(d)の場合は骨強化に関連する牛乳瓶で表している。)しても良い。
端末装置はパソコン1に限られず、移動電話機、PDA(Personal digital assistants)などであっても良い。
端末装置の出力手段は、表示装置に限られず、音声によるものであっても良い。
採食効果値の大小は数字によるものに限られず、イラストだけで示すものであっても良い。
採食効果値を演算する対象は、上述の実施例に限られず、複数の調理メニューを組み合わせたものでも、また、一日分或は数日分の調理メニューであってっも良い。
Claims (4)
- 入力手段および出力手段を有する端末装置と、
前記端末装置と通信網を介して接続された通信手段、複数の調理メニューについての使用食材情報および食材の栄養素量情報を記憶した記憶手段、前記端末装置から前記入力手段による調理メニューの選択情報が入力されたとき前記記憶手段が記憶する前記使用食材情報および前記栄養素量情報に基づいて前記選択された調理メニューの使用食材から摂取される栄養素量を取得する情報取得手段を備えたサービスセンターと、
前記端末装置又は前記サービスセンターに設けられ、前記情報取得手段が取得した栄養素量に基づいて前記選択された調理メニューの人体に対する効果を表す採食効果値を演算する演算手段と、
を備え、前記演算手段により演算された前記採食効果値の大小は、前記端末装置の前記出力手段によってユーザに報知されることを特徴とする調理情報提供システム。 - 演算手段は、選択された調理メニューの使用食材から摂取される栄養素量にその栄養素について定められた係数を乗じた値を、四則演算することによって、採食効果値を求めることを特徴とする請求項1記載の調理情報提供システム。
- 演算手段は、端末装置の入力手段による入力情報から年齢、体重、性別のうちの少なくとも一つの個人特定情報を取得し、その個人特定情報により表される個人が必要な栄養素量の基準値を演算して、その基準値を基に採食効果値を演算することを特徴とする請求項1または2記載の調理情報提供システム。
- 端末装置の出力手段は表示装置により構成され、
演算手段は、採食効果値と共に、その採食効果値の大小に対応したイラスト情報を取得し、
前記表示装置は、採食効果値の大小と共に、その大小に対応したイラストを表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の調理情報提供システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004269902A JP2006085459A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 調理情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004269902A JP2006085459A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 調理情報提供システム |
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ID=36163917
Family Applications (1)
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JP2004269902A Pending JP2006085459A (ja) | 2004-09-16 | 2004-09-16 | 調理情報提供システム |
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JP (1) | JP2006085459A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2004
- 2004-09-16 JP JP2004269902A patent/JP2006085459A/ja active Pending
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