JP2019191625A - 買い物支援システム、買い物支援サーバ、プログラム及びユーザ端末。 - Google Patents

買い物支援システム、買い物支援サーバ、プログラム及びユーザ端末。 Download PDF

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Abstract

【課題】消費者が栄養バランスに優れた食事ができるような買い物を可能とする。【解決手段】サーバ装置1は、複数の店舗端末2と複数のユーザ端末3に接続される。ユーザ端末3からのユーザ情報を基に、各ユーザが各店舗で利用するポイントカード等のIDをユーザ情報データベース11に登録し、店舗端末2からの電子レシート情報に含まれるポイントカードIDに基づいてユーザ毎の食材の購入履歴をユーザ別履歴データベース12に蓄積する。サーバ装置1では、栄養評価部1Aが、ユーザの食材の購入履歴から食材別栄養価データベース13、所要量データベース14、効能データベース15を参照し、当該ユーザの栄養素別の過不足を表す栄養摂取傾向と栄養摂取のアドバイスを生成して、ユーザ端末3に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、消費者の買い物を支援する買い物支援システム等に関する。
近年の健康志向の高まりによって、消費者は、より栄養バランスに優れた食事をすることを求めるようになっている。しかしながら、消費者が購入した、或いは購入しようとする食材が栄養バランスに優れるものであるかを判断するのは難しい。そこで、8つの食品種(肉、魚、卵、大豆製品、乳製品、野菜、果物、米)の購入量を調べることにより、栄養バランスの良否を判定する栄養管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−92196公報
しかしながら、同じ食品種に属する食品であっても、含まれる栄養素に大きな違いがある場合もある。例えば、同じ肉類であっても鶏のササミ肉と豚のロース肉では、含まれる栄養素に大きな違いがある。特許文献1のシステムでは、食品に含まれる栄養素の違いまで考慮していないので、栄養バランスの良否の判定精度が十分なものであるとは言えず、必ずしも栄養バランスに優れた食事ができるようなるとは限らなかった。
本発明は、栄養バランスに優れた食事ができるような買い物を可能とする買い物支援システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる買い物支援システムは、食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末と、ユーザが所有するユーザ端末と、該管理端末及び該ユーザ端末と通信可能なサーバ装置と、を備える買い物支援システムであって、前記管理端末は、前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を前記サーバ装置に送信する購入食品情報送信手段を備え、前記ユーザ端末は、前記サーバ装置が前記ユーザを識別するためのユーザ情報を前記サーバ装置に送信するユーザ情報送信手段と、前記サーバ装置から送信された栄養偏向情報を受信し、該受信した栄養偏向情報を出力する栄養偏向情報出力手段と、を備え、前記サーバ装置は、前記ユーザ情報送信手段から送信された前記ユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記購入食品情報送信手段から送信された前記購入食品情報を前記ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前記購入食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
上記買い物支援システムにより、ユーザは、自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを容易に知ることができる。
また、異なる販売店の使用に係る複数の管理端末があり、同じユーザが異なる販売店で食品を購入する場合であっても、サーバ装置では、ユーザ別に購入食品情報を記憶させることができる。このため、ユーザは、必ずしも1つの店舗で買い物をするのでなくても、当該ユーザの購入に係る食品から自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを知ることができる。
さらに、販売店毎に異なるユーザ識別情報が用いられた場合であっても、ユーザは、その何れのユーザ識別情報も自己のものであるとして登録しておけば、サーバ装置においてユーザ別に購入食品情報が記憶され、栄養偏向情報が生成される。このため、ユーザ識別情報を含む販売店のサービスに係るポイントカードなどを、異なる店舗で共通化する必要はなく、各販売店が独自に顧客サービスを提供しようとすることの妨げとなることがなく、販売店にとってもシステム利用にデメリットが生じない。
上記目的を達成するため、本発明にかかる買い物支援サーバは、食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末とユーザが所有するユーザ端末と通信可能な買い物支援サーバであって、前記ユーザ端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記管理端末から送信された、前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を、該ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前購入記食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段と、を備えることを特徴とする。
上記買い物支援サーバにより、ユーザは、自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを容易に知ることができる。
また、異なる販売店の使用に係る複数のユーザ端末があり、同じユーザが異なる販売店で食品を購入する場合であっても、その購入に係る購入食品情報に対応づけられたユーザ識別情報によってユーザを特定することができ、ユーザ別に購入食品情報を記憶させることができる。このため、ユーザは、必ずしも1つの店舗で買い物をするのでなくても、当該ユーザの購入に係る食品から自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを知ることができる。
さらに、販売店毎に異なるユーザ識別情報が用いられた場合であっても、ユーザは、その何れのユーザ識別情報も自己のものであるとして登録しておけば、ユーザ別に購入食品情報が記憶され、栄養偏向情報が生成される。このため、ユーザ識別情報を含む販売店のサービスに係るポイントカードなどを、異なる店舗で共通化する必要はなく、各販売店が独自に顧客サービスを提供しようとすることの妨げとなることがなく、販売店にとってもシステム利用にデメリットが生じない。
上記買い物支援サーバは、前記ユーザ情報を受信したときに、該ユーザ情報に対応する前記購入食品情報が前記管理端末に既に記憶されているかどうかの問い合わせを送信する問い合わせ手段を、さらに備え、前記購入食品情報記憶手段は、前記問い合わせを受信した前記管理端末から送信された前記購入食品情報を、前記ユーザの前記購入食品情報として記憶し、前記栄養偏向情報生成手段は、前記購入食品情報記憶手段に記憶されている前記購入食品情報が、前記問い合わせを受信した前記管理端末から送信された前記購入食品情報だけであっても、前記栄養偏向情報を生成するものとすることができる。
これにより、新規登録したユーザも直ぐに自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを知ることができるようになる。また、ユーザ自体としての新規登録ではなくても、これまで登録していなかった販売店についてのユーザ識別情報を追加登録すれば、追加登録した販売店で既に購入した食品を含めた栄養偏向情報が生成されるので、より正確に自己の摂取に係る栄養素の偏りを知ることができるようになる。
上記買い物支援サーバにおいて、前記購入食品情報は、購入された食品毎の購入量を示す購入量情報を含み、前記栄養偏向情報生成手段は、前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記購入量情報に基づいて、前記栄養偏向情報を生成するものとすることができる。
この場合、単にどのような食品の購入かという観点だけではなく、どの程度の量の食品の購入かという観点をも加味して栄養偏向情報が生成されるので、ユーザは、より正確に自己の摂取に係る栄養の偏りを知ることができるようになる。
上記買い物支援サーバは、前記ユーザ端末から、前記ユーザの健康の志向に関する健康志向情報を受信する健康志向情報受信手段と、前記健康志向情報受信手段が受信した健康志向情報を記憶する健康志向情報記憶手段と、をさらに備え、前記栄養偏向情報生成手段は、前記健康志向情報記憶手段に記憶された前記健康志向情報に従って前記栄養偏向情報を生成するものとすることができる。
ユーザは、それぞれが独自に健康の志向を有している(特に志向を有しない場合を含めて)ものである。ここでは、ユーザが自己の志向を登録すれば、その志向に従って栄養偏向情報が生成されることとなるので、ユーザは、自己の健康の志向に応じて、自己の摂取に係る栄養素の偏りを知ることができるようになる。
上記買い物支援サーバは、前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報に応じて前記ユーザに摂取を推奨する種類の食品を抽出する推奨食品抽出手段と、前記推奨食品抽出手段により抽出された食品を材料として含む料理に関する料理情報を抽出し、該抽出した料理情報を前記ユーザの前記ユーザ端末に送信する料理情報送信手段と、をさらに備えていてもよい。
この場合、ユーザは、不足している栄養素に応じて摂取を推奨する食品を材料として含む種類の料理の料理方法を知ることができるので、これに従った料理を食べることで、栄養素の偏りが生じないような健康な食生活を送れるようになる。
上記目的を達成するため、本発明にかかるプログラムは、食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末とユーザが所有するユーザ端末と通信可能なコンピュータ装置を、前記ユーザ端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記管理端末から送信された、前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を、該ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前記購入食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段、として機能させることを特徴とする。
上記目的を達成するためユーザ端末は、食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末と買い物支援サーバと通信可能な、ユーザが所有するユーザ端末であって、前記ユーザ端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記管理端末から送信された、前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を、該ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前購入記食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段と、を有するサーバからの前記栄養偏向情報を受信する。
本発明の実施の形態にかかる買い物支援システムの全体構成を示す図である。 本発明の実施形態の概要の説明図である。 販売商品情報のデータ構成を示す図である。 電子レシート情報のデータ構成を示す図である。 ユーザ情報データベースのデータ構成を示す図である。 ユーザ別履歴情報データベースのデータ構成を示す図である。 食材別栄養価データベースのデータ構成を示す図である。 所要量データベースのデータ構成を示す図である。 効能データベースのデータ構成を示す図である。 摂取食材モデルデータベースのデータ構成を示す図である。 レシピデータベースのデータ構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる買い物支援システムにおける全体的な処理の流れを示す図である。 栄養評価処理を示すフローチャートである。 ユーザ別嗜好特定処理を示すフローチャートである。 おすすめ食材抽出処理を示すフローチャートである。 おすすめレシピ抽出処理を示すフローチャートである。 トップ画面を示す図である。 ユーザ登録画面を示す図である。 栄養評価画面を示す図である。 おすすめ食材画面を示す図である。 おすすめレシピ画面を示す図である。 変形例にかかる食材別味覚情報データベースの構成を示す図である。 変形例にかかるユーザ別嗜好特定処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態にかかる買い物支援システムを、図面に基づいて説明する。
<買い物支援システムの全体構成>
まず、本実施形態にかかる買い物支援システムのシステム構成について説明する。図1は、本実施形態にかかる買い物支援システムの全体構成を示す図である。図示するように、本実施形態にかかる買い物支援システムは、サーバ装置1と、複数の店舗端末2(2−1〜2−m)と、複数のユーザ端末3(3−1〜3−n)とから構成されている。サーバ装置1と店舗端末(もしくは、店舗サーバ)2と、サーバ装置1とユーザ端末3とは、それぞれインターネットなどの通信回線を介して接続されている。
店舗端末2は、ネットスーパーを含むスーパーマーケット等の食材を販売する各店舗、または、複数のチェーン(もしくは、グループ)店舗を統括する支部や本部、または電子レシート運営会社等に設けられたPOS端末(もしくは、POSサーバ等)である。また、店舗端末2は、ECサイトやオンラインショップ等のインターネット上で食材を販売する各店舗、または、複数のECサイトやオンラインショップのチェーン(もしくは、グループ)店舗を統括する支部や本部等に設けられたPOS端末(もしくは、POSサーバ等)である。店舗端末2は、店舗やECサイトやオンラインショップ毎に構築されたりチェーン店舗において統一仕様で構築されたりするため、多少の構成の相違はあるが、基本的に、販売商品データベース21と、販売履歴データベース22とを有している。なお、本実施形態においては、スーパーマーケット等の食材を販売する各店舗、または、複数のチェーン(もしくは、グループ)店舗を統括する支部や本部、または電子レシート運営会社等に設けられたPOS端末(もしくは、POSサーバ等)を主体に説明する。
販売商品データベース21は、当該店舗、または、複数のチェーン(もしくは、グループ)店舗に属する各店舗で販売される商品に関する販売商品データを蓄積するデータベースである。販売商品データベース21に蓄積される販売商品データのうち少なくとも食品(食材)に該当する食品情報が、後述する販売商品情報としてサーバ装置1に送信される。販売履歴データベース22は、当該店舗で購入された商品に関する購入商品データを蓄積するデータベースである。商品購入の際に当該店舗でポイントカード等の会員カードが利用された場合には、ポイントカードに関する情報(カード種別及び会員ID)と対応づけて、購入された商品に関する情報が蓄積される。また、販売履歴データベース22に蓄積される購入商品データのうち少なくとも食品に該当する食品情報が、後述する電子レシート情報としてサーバ装置1に送信される。なお、サーバ装置1に送信される販売商品情報や電子レシート情報には、食品以外の商品に関する情報を含むようにしてもよい。
店舗端末2からサーバ装置1には、販売商品データベース21から抽出される販売商品データで構成される販売商品情報と、販売履歴データベース22から抽出される購入商品データで構成される電子レシート情報が送信される。販売商品情報および/または電子レシート情報は、店舗端末2毎に異なる形式のもの(但し、統一形式のものにおいて必要なデータを含んでいる)が送信されサーバ装置1において統一形式に変換するものとしても、店舗端末2においてサーバ装置1において要求する統一形式に変換してから送信するものとしてもよい。以下においては説明の簡単化のため、販売商品情報と電子レシート情報は、店舗端末2において統一形式に変換されてからサーバ装置1に送信されている前提で説明する。
<発展形:健康状態への対応>
以上が、買い物等の結果のみに基づく構成例の説明である。ここで、買い物等とは、前述のPOS等を含む全ての買い物から得ることができる情報が含まれる(以下、同様)。
さらに、ユーザの健康状態に基づく処理が可能である。以下、更に説明する。
ユーザ情報DB11には、健康DB11Aが含まれている。
そして、この健康DB11Aには、後述する、ユーザ端末から送られてくるユーザ端末健康情報や、健康記録情報サーバ4内にある健康情報DB41からの健康情報が、ユーザ毎に記憶される。
ここで、健康情報サーバ4の健康情報DB41には、例えば健康診断による結果、指先採血の結果、尿検査による結果、DNA調査による結果、その他ありとあらゆるユーザ端末から提供される情報による検査結果等が該当する。
さらに、ユーザ端末3−1からのユーザ端末健康情報は、例えば、睡眠情報(睡眠時間、睡眠の質(寝返り状況、いびき音情報等))、バイタルメータ(血圧、脈拍等)、各種運動情報(ランニング、歩数、フィットネスセンターでの情報等)、毎食毎の食事のデータ(ユーザの入力によるもの、写真などから解析するもの等)が含まれる。
以上のようなデータを蓄えた健康DB11Aからの情報を、体状態評価部1Fにおいて、解析する。
<本実施形態の概要の説明>
図2は、本発明の実施形態の概要の説明図である。
図2のように、図1における基本形は、買い物等情報から、栄養評価部1Aにおいて英必要な栄養評価を行い思考特定部1Bにおいて、嗜好を特定してお勧めの食材やレシピを抽出して、ユーザにお勧め等する。なお、嗜好の特定は、過去の買い物情報から特定することも可能であるし、ユーザへのアンケート結果、その人の属性(男性・女性の別、年齢、住居地、同居の家族の構成等)、レシピサイトの閲覧・調理状況等からも特定可能である。なお、買い物情報以外の情報の重みづけなどは、適切に設定可能である。具体的には、買い物情報をメインにしつつ、その他の情報による補正をしても良い。逆に、レシピサイトの調理状況をメインにすることも可能である。
さらに、図1における発展形では、各種の方法で集められ健康DB11Aに記憶されている健康等情報を体状態評価部1Fにおいて体状態評価を行う。
そして、買い物等情報と体状態の評価結果に基づいて、栄養評価部1Aにおいて栄養評価を行う。
より具体的には、現在の買い物等情報と、体状態の評価結果に基づいて、必要な栄養素、過剰な栄養素などに基づいて、購入(=食べる)するべき食材又は作るレシピのリストを作成する。
更に、そのリストの中から、そのユーザの嗜好により合致するものを更に、抽出してユーザにお勧めの食材・レシピとして提案を行う、
このように、発展形では、単なる買い物情報に加えて、体の状態に応じた食材・レシピを提供できる。その結果、ユーザはより健康管理を適切にすることができるようなる。
<販売商品情報のデータ構成>
図3は、販売商品情報のデータ構成を示す図である。販売商品情報200は、各店舗で販売している商品に関する情報であり、商品毎に1つのデータとなっている。販売商品情報200は、店舗ID201と、商品コード202と、更新日時203と、有効期限204と、食材名205と、単位数量206と、価格207と、クーポン情報208とからなっている。
店舗ID201は、各店舗を一意に識別する識別情報である。商品コード202は、当該店舗で販売する各商品を識別する識別情報であり、JANコードなどの統一コードであっても店舗独自のコードでもよい。店舗独自のコードである場合には、後述する店舗別販売商品データベース18に蓄積する際に統一コードに変換するものとしてもよい。
更新日時203は、販売商品情報が更新された日時を示すものであり、後述する店舗別販売商品データベース18に店舗ID201と商品コード202が同じデータで更新日時の古いものが登録されている場合には、有効期限204が設定されている場合を除いて上書き更新される。有効期限204は、販売商品情報200の有効期限を示すものであり、価格207が日替わり特売やタイムセールなどで期間限定となっていたり、クーポン情報208が期間限定となっていたりする場合に設定される。有効期限204が設定されている場合、店舗ID201と商品コード202が同じものが店舗別販売商品データベース18に登録されていても上書き更新されずデータが併存されるが、更新日時203の新しいものが優先される。
食材名205は、販売商品情報200が示す商品の種類名を示すものであるが、食品(食材)以外の商品である場合はサーバ装置1において用いられないため、ここでは、食品(食材)の名称を示す食材名205であるとして説明する。なお、食品(食材)には生鮮食品や加工食品、調味料、乳製品、飲料、インスタント食品等が含まれる。単位数量206は、食材を販売する単位を示すものであり、何個(1個、1/2個等)、何本(1本、5本等)、何カット(1カット、1/2カット)、何パック(1パック、1/2パック等)、何グラム(100g、200g等)なとで示される。なお、食肉等の販売単位が一義的に定まらない食品については、例えば、253gや568gというように示される。価格207は、単位数量206での商品の価格を示すものである。クーポン情報208は、当該商品についてのクーポンを提供するか否か、クーポンを提供する場合の割引率や割引価格を示すものである。
<電子レシート情報のデータ構成>
図4は、電子レシート情報のデータ構成を示す図である。電子レシート情報210は、店舗ID211と、ポイントカード種別212aと、ポイントカードID212bと、電子レシート種別213aと、電子レシートID213bと、購入日時214と、商品コード251及び数量252からなる商品情報(1)215と、同様の構成の商品情報(2)216〜商品情報(l)21lとからなっている。
店舗ID211は、各店舗を一意に識別する識別情報である。ポイントカード種別212aは、当該店舗での買い物で利用されたポイントカードの種別を示すものであり、異なる店舗であっても同一種別のポイントカードが利用される場合もある。ポイントカードID212bは、各ポイントカードを一意に識別する識別情報である。ポイントカード種別212a及びポイントカードID212bによって、ポイントカードを利用した各ユーザが一意に識別されるものとなる。電子レシート種別213aは、当該店舗での買い物で利用された電子レシート会員IDの種別を示すものである。電子レシートID213bは、各電子レート登録者を一意に識別する識別情報である。ポイントカード種別212a及びポイントカードID212bによって、電子レシート会員IDを買い物で利用した各ユーザが一意に識別されるものとなる。商品コード251は、当該店舗で販売した商品を識別する識別情報である。数量252は、その商品の単位数量206に対する販売数量である。各ユーザが購入した食材の量は、数量252と単位数量206とによって正確に特定できることとなる。
なお、ユーザがポイントカードを利用して買い物を行った場合は、ポイントカード種別212a及びポイントカードID212bが入力された電子レシート情報となり、ユーザが電子レシート会員IDを利用して買い物を行った場合は、電子レシート種別213a及び電子レシートID213bが入力された電子レシート情報となる。また、ユーザがポイントカードを利用し、かつ、電子レシート会員IDを利用して買い物を行った場合は、ポイントカード種別212a及びポイントカードID212bと、電子レシート種別213a及び電子レシートID213bが入力された電子レシート情報となる。
図1に戻り説明を続けると、ユーザ端末3は、この買い物支援システムのユーザの利用にかかるスマートフォンやタブレットPCなどのコンピュータ装置としての機能を有する携帯端末装置であり、入力部31、表示部32、及び通信部33を有している。買い物支援システムを利用したいユーザは、ユーザ端末3を操作して所定のサイトからダウンロードした専用アプリケーションをインストールして、所定の登録事項を入力することによって、この買い物支援システムを利用することができる。なお、専用アプリケーションを利用せずに通常のブラウザからサーバ装置1にアクセスして所定の登録事項を入力することによって、この買い物支援システムを利用することができるようにしてもよい。また、携帯端末装置に限らず、ディスクトップPCやノートPC等の端末装置によりこの買い物支援システムを利用できるようにしてもよい。
入力部31は、タッチパネルを利用したソフトウェアキーボードなどによって構成され、画面の切り替えの指示や、ユーザ情報の入力などに用いられる。表示部32は、サーバ装置1から送信されてきた情報の画面表示や、ソフトウェアキーボードの表示などを行う。通信部33は、インターネットなどの通信回線を介してサーバ装置1との間の各種情報の送受信を制御する。
ユーザ端末3−1では、ユーザの各種情報が集められる。
具体的には、ユーザ端末3−1からのユーザ端末健康情報は、例えば、睡眠情報(睡眠時間、睡眠の質(寝返り状況、いびき音情報等))、バイタルメータ(血圧、脈拍等)、各種運動情報(ランニング、歩数、フィットネスセンターでの情報等)、毎食毎の食事のデータ(ユーザの入力によるもの、写真などから解析するもの等)が含まれる。
これら以外にも、ユーザ端末で集めることができる物は、すべて収集して、サーバ装置1に送ることが可能である。今後、技術の進歩、又は、ユーザ端末3−1に取り付けることができ、各種の情報を集めることができるアタッチメントなどが開発されれば、さらに増やすことができる。
例えば、毎度のユーザのトイレで排出されたものの分析情報、ユーザの息の分析結果、ユーザの声の情報等が現在のところ考えられる。
ユーザ端末3からサーバ装置1には、ユーザの個人情報であるユーザ情報が送信される。ユーザ情報は、後述するユーザ情報データベース11に蓄積されるべきものであるので、その構成は、ユーザ情報データベース11のデータ構成と基本的に同じであるが、全てユーザ情報を1回で送信する(登録する)必要はなく、何回かに分けてユーザ情報をユーザ端末3からサーバ装置1に送信したり、任意で登録可能な情報を追加したユーザ情報としてユーザ端末3からサーバ装置1に送信したりすることもできる。以下においては説明の簡単化のため、ユーザ情報として登録される各データは最初のユーザ登録の際に全て入力され、1度にまとめてユーザ端末3からサーバ装置1に送信される前提で説明する。
サーバ装置1からユーザ端末3には、栄養摂取傾向、摂取アドバイス、おすすめ食材、おすすめレシピなどの情報が送信される。送信される情報は、栄養摂取傾向、摂取アドバイス、おすすめ食材、おすすめレシピのそれぞれについて1画面の情報となっているのではなく、例えば、後述するように栄養摂取傾向と摂取アドバイスが同一画面に含まれる情報として送信されることもある。
また、サーバ装置1は、店舗端末2から送信されてきた電子レシート情報を基に、ユーザ別に購入した食品(食材)を蓄積し、これを解析して各ユーザの摂取した栄養の過不足の評価を行う。また、各ユーザに不足している栄養素(成分)を多く含む食材を不足している栄養素を補うためのおすすめ食品として抽出する。さらに、ユーザ別に蓄積されている購入食材のうちから各ユーザが比較的嗜好していると考えられる食材を特定し、特定した食材を材料として含みつつ、おすすめ食材(すなわち、ユーザに不足している栄養素を含む食材)も材料として含むおすすめレシピを抽出する。
サーバ装置1は、ユーザ情報データベース11、ユーザ別履歴データベース12、食材別栄養価データベース13、所要量データベース14、効能データベース15、摂取食材モデルデータベース16、レシピデータベース17、及び店舗別販売商品データベース18を有している。サーバ装置1は、また、栄養評価部1A、嗜好特定部1B、おすすめ食材抽出部1C、おすすめレシピ抽出部1D、及び通信部1Eを有している。サーバ装置1は、複数台のコンピュータ装置からなるサーバ群によって構成されるものでもよく、例えば、各データベース11〜118を有してデータの蓄積、更新を行うデータサーバと、各処理部1A〜1Eにおける演算処理を行うエンジンサーバとから構成されるものであってもよい。
ユーザ情報データベース11は、各ユーザが自己のユーザ端末3において入力し、ユーザ端末3から送信されてきたユーザ情報を蓄積したデータベースである。ユーザ別履歴データベース12は、店舗端末2から送信されてきた電子レシート情報に基づいてユーザの食品(食材)の購入履歴をユーザ別に蓄積したデータベースである。
食材別栄養価データベース13は、各食材が単位量当たり如何なる栄養素(三大栄養素や各種ビタミンなどの成分)をどの程度含んでいるかを、食材別に登録したデータベースである。所要量データベース14は、性別や年齢区分に応じて単位期間(例えば、1カ月や1日)当たりに摂取すべき栄養素の必要量を、栄養素別に登録したデータベースである。効能データベース15は、各栄養素(成分)が有する効能を、効能別に数値化して登録したデータベースである。摂取食材モデルデータベース16は、性別や年齢区分に応じた単位期間当たりにおける各食材の標準的な摂取量を、食材別に登録したデータベースである。
レシピデータベース17は、複数種類のレシピに関する情報を登録したデータベースであり、レシピ毎に食材別の含有量と栄養素別の含有量とを情報として含んでいる。なお、ユーザ情報データベース11、ユーザ別履歴データベース12、食材別栄養価データベース13、所要量データベース14、効能データベース15、摂取食材モデルデータベース16、及びレシピデータベース17のデータ構成は、さらに詳しく後述する。
店舗別販売商品データベース18は、店舗端末2から送信されてきた販売商品情報200を登録したデータベースである。但し、送信されてきた販売商品情報200であっても、本実施形態の買い物支援システムにおける提供サービスに用いられないもの(例えば、食品(食材)ではない商品についてのもの)については、店舗別販売商品データベース18に登録しないものとすることができる。また、有効期限204が過ぎたものについては、随時消去される。
栄養評価部1Aは、後述する摂取栄養評価処理により、各ユーザが過去1ヶ月間に購入した食材の種類及び量をユーザ別履歴データベース12から読み出し、食材別栄養価データベース13を参照して、各ユーザが過去1ヶ月間に購入した食材に含まれる栄養素別の摂取量を求める。そして、ユーザの性別、年齢区分に従って所要量データベース14を参照して、各ユーザについて栄養素毎(成分毎)の過不足を判定する。この際に、ユーザ情報データベース11に登録されているユーザの身長、体重、健康志向に従って必要な補正を行う。栄養評価部1Aは、さらに、栄養素別の過不足の判定結果から効能データベース15を参照して、各ユーザが優先して摂取すべき栄養素などを示す摂取アドバイスを生成する。
嗜好特定部1Bは、後述するユーザ別嗜好特定処理により、ユーザ別履歴データベース12に蓄積されている各ユーザが過去1ヶ月間に購入した食材の種類及び量を、摂取食材モデルデータベース16に記憶されている性別や年齢区分に応じた単位期間当たりにおける各食材の標準的な摂取量と比較し、各ユーザが比較的好んで摂取している食材を特定する。
おすすめ食材抽出部1Cは、後述するおすすめ食材抽出処理により、栄養評価部1Aにより当該ユーザに不足していると評価される栄養素を多く含む食材を、おすすめ食材として抽出する。
おすすめレシピ抽出部1Dは、後述するおすすめレシピ抽出処理により、ユーザに不足していると評価された栄養素を多く摂取できることになる料理のレシピ、或いは後述する嗜好特定部1Bによりユーザが比較的好んで摂取しているものとして特定された食材を含みつつ、おすすめ食材抽出部1Cにより抽出されたおすすめ食材を含む料理、すなわちユーザの嗜好に沿いつつユーザに不足していると評価された栄養素を多く摂取できることになる料理のレシピを、おすすめレシピとして抽出する。
通信部1Eは、店舗端末2との情報の送受信の制御や、ユーザ端末3との情報の送受信の制御を行う。より具体的には、店舗端末2から送信されてきた販売商品情報や電子レシート情報を受信し、店舗別販売商品データベース18やユーザ別履歴データベース12に蓄積させる。また、ユーザ端末3から送信されてきたユーザ情報を受信し、ユーザ情報データベース11に蓄積させる。さらに、栄養摂取傾向、摂取アドバイス、おすすめ食材、おすすめレシピ等の生成した情報を、ユーザ端末3に表示される画面に含めさせて、ユーザ端末3に送信する。
以下、サーバ装置1が有する各データベース11〜17のデータ構成について、図5〜図11を参照して説明する。なお、図5〜図11においては、説明の便宜のために正規化されていないデータ構成を示しているが、実際のデータベースは正規化されて構築されているものであってもよい。また、食材別栄養価データベース13、所要量データベース14、効能データベース15、摂取食材モデルデータベース16、及びレシピデータベース17については、場合(時期、データの見直し、食品(食材)の追加や削除、レシピの追加や削除等)によっては内容が更新されることはあり得るものの、本実施形態においては予め構築されているものとして説明する。
<ユーザ情報データベースのデータ構成>
図5は、ユーザ情報データベース11のデータ構成を示す図である。ユーザ情報データベース11の各レコードは、ユーザID110と、メールアドレス111と、パスワード112と、ポイントカード種別113aと、ポイントカードID113bと、電子レシート種別114aと、電子レシートID114bと、ECサイト(オンラインショップ)種別と、ECサイト(オンラインショップ)会員ID(以上、図示なし)と、性別115と、年齢116と、身長117と、体重118と、健康志向119と、図示しない健康診断情報(身長、体重等の身体測定結果や血液検査結果等)、フィットネス情報(ウォーキングやランニング等のアクティビティ情報)からなっている。なお、ユーザ情報データベース11のレコードに家族構成情報(家族の年齢や性別)、ニックネームを登録するようにしてもよい。なお、同じユーザが複数のポイントカードを所持している場合は、複数のポイントカード種別とポイントカードIDを、このユーザ情報データベース11に登録することができる。同様に、同じユーザが複数の電子レシートサービスに登録している場合は、複数の電子レシート種別と電子レシートIDを、このユーザ情報データベース11に登録することができる。
ユーザID110は、ユーザ毎に一意にふられた識別情報である。メールアドレス111は、ユーザのメールアドレスであり、ユーザを一意に識別できる。システムにログインする場合には、ユーザID110とメールアドレス111の何れを入力してもよいことになる。パスワード112は、ユーザ登録の際に当該ユーザが設定したパスワードであり、システムログインの際に入力されるものである。
ポイントカード種別113aは、ユーザが買い物する際に利用するポイントカードの種別を示すものであり、ポイントカードID113bは、ユーザ毎のポイントカードを一意に識別するための識別情報である。電子レシート種別114aは、ユーザが買い物する際に提示する電子レシートの種別を示すものであり、電子レシートID114bは、ユーザ毎の電子レシート登録情報を一意に識別するための識別情報である。性別115は、ユーザの性別であり、年齢116は、ユーザの年齢である。後述するように、各栄養素の所要量や各食材の摂取モデルは、性別115及び年齢116に応じた区分に従って判断される。
身長117は、ユーザの身長であり、体重118は、ユーザの体重である。健康志向119は、ユーザが選択した、ユーザの食と健康に関する志向を登録したものである。健康志向119は、「便秘が気になる」、「高血圧が気になる」、「血糖値が気になる」などのシステム側で予め用意した一定種類のものからユーザが選ぶことができる。身長117、体重118、及び健康志向119は、後述するように、各栄養素の所要量を補正するために用いられる。
<ユーザ別履歴情報データベースのデータ構成>
図6は、ユーザ別履歴情報データベース12のデータ構成を示す図である。ユーザ別履歴情報データベース12の各レコードは、店舗端末2から送信されてきた電子レシート情報210から抽出されたデータからなるものであり、ユーザID121と、店舗ID122と、購入日時123と、食材名124と、数量125とからなっている。
ユーザID121は、ユーザを一意に識別する識別情報であり、上述したユーザ情報データベース11のユーザID110と同様である。店舗ID122は、ユーザが食材を購入した店舗の店舗IDである。購入日時123は、ユーザが食材を購入した日時であり、栄養評価部1A及び嗜好特定部1Bにより行われる各処理は、購入日時123が過去1ヶ月以内のものを対象に行われる。食材名124は、ユーザが購入した食材名であり、数量125は、当該食材の購入数量である。数量125は、上述した電子レシート情報200の数量252と販売商品情報200の単位数量206とから換算された値が登録され、統一的なデータ処理ができるようにされている。
<食材別栄養価データベースのデータ構成>
図7は、食材別栄養価データベース13のデータ構成を示す図である。食材別栄養価データベース13の各レコードは、食材名131と、成分1含有量132と、成分2含有量133と、…成分k含有量13kとからなっている。ここで、成分1、成分2、…、成分kとは、炭水化物、脂質、タンパク質などの三大栄養素や、各種のビタミンやミネラルなどの栄養素のことである。
食材名131は、ジャガイモ、カボチャ、豚ロース肉、鶏ささみ肉、マグロ赤身などといった食材や○○カレールウ、△△牛乳、××ビール等の食品等の名称である。成分1含有量132と、成分2含有量133と、…成分k含有量13kは、それぞれの食材や食品の単位数量当たりの含有量である。例えば、食材××100g当りについて、炭水化物が○○g、脂質が○○g、タンパク質が○○g、ビタミンAが○○mgといった具合に登録されている。これらのデータは、栄養評価部1Aによる各ユーザの栄養素毎の摂取量を求めるために用いられる。なお、食材別栄養価データベース13のレコードに食材区分、例えば、肉、野菜、果物、魚、乳製品、菓子、調味料等を加え、食品区分別に各データを区分けするようにしてもよい。
<所要量データベースのデータ構成>
図8は、所要量データベース14のデータ構成を示す図である。所要量データベース14の各レコードは、性別141と、年齢区分142と、成分1についての性別及び年齢区分に応じて摂取すべき量(成分1所要量)1431、標準偏差1432、及び補正式1433と、…成分kについての成分k所要量14k1、標準偏差14k2、及び補正式14k3とからなっている。
性別141は、男女の別であり、年齢区分142は、年齢階層の区分(例えば、20〜24歳、25〜29歳、…)である。性別や年齢が異なれば各栄養素の所要量も異なることから、異なるデータが用意されたものである。成分1についての成分1所要量1431は、性別141及び年齢区分142に応じて、身長や体重が標準的であり、とりわけ健康志向も選択していない場合、成分1を単位期間(ここでは、1ヶ月)あたりどれくらい摂取する必要があるかを示すものである。
成分1についての標準偏差1432は、性別141及び年齢区分142に応じて、成分1の摂取量にどの程度のばらつきがあるかを示すものであり、栄養評価部1Aによる成分1の摂取量の過不足判定に用いられる。成分1についての補正式1433は、性別141及び年齢区分142に応じて、身長や体重が標準的でなく、何らかの健康志向が選択されている場合に、成分1所要量1431や標準偏差1432を補正して栄養評価部1Aが成分1の摂取量の過不足判定を行うための補正式である。成分kについての所要量14k1、標準偏差14k2、補正式14k3についても同様である。
<効能データベースのデータ構成>
図9は、効能データベース15のデータ構成を示す図である。効能データベース15の各レコードは、成分名150と、効能1評価値151と、効能2評価値152と、…効能j評価値15jとからなっている。効能1、効能2、…、効能jとは、「腸の働きを助ける」、「血圧を下げる」、「血糖値を下げる」といった各成分(栄養素)がもつ働きをいう。
成分名150は、炭水化物、脂質、タンパク質などの三大栄養素や、各種のビタミンやミネラルなどの栄養素の名称である。効能1評価値151は、成分名150の栄養素が上述した効能データベース15の効能1に対して、どの程度に作用するかを数値で表したものである。効能2評価値152、…、効能j評価値15jについても同様である。効能1評価値151、効能2評価値152、…効能j評価値15jは、栄養評価部1Aによる栄養素別の過不足の判定結果から摂取アドバイスを生成するために用いられる。
<摂取食材モデルデータベースのデータ構成>
図10は、摂取食材モデルデータベース16のデータ構成を示す図である。摂取食材モデルデータベース16の各レコードは、性別161と、年齢区分162と、食材1についての標準的な摂取量(食材1摂取量)1631、及び標準偏差1632と、食材2についての食材2摂取量1641、及び標準偏差1642と、…食材iについての食材i摂取量16i1、及び標準偏差16i2とからなっている。
性別161は、男女の別であり、年齢区分162は、年齢階層の区分(例えば、20〜24歳、25〜29歳、…)である。性別や年齢が異なれば各食材の標準的な摂取量も異なることから、異なるデータが用意されたものである。食材1についての食材1摂取量1631は、性別161及び年齢区分162に応じて、食材1を単位期間(ここでは、1ヶ月)あたり標準的にどれくらい摂取しているかを示すものである。
食材1についての標準偏差1632は、性別161及び年齢区分162に応じて、食材1の摂取量にどの程度のばらつきがあるかを示すものである。食材1摂取量1631及び標準偏差1632は、ユーザが購入した食材1の摂取量について偏差値を算出することにより、嗜好特定部1Bによるユーザが嗜好する食品(食材)の特定に用いられる。食材2についての食材2摂取量1641及び標準偏差1642、…食材iについての摂取量16i1及び標準偏差16i2についても同様である。
<レシピデータベースのデータ構成>
図11は、レシピデータベース17のデータ構成を示す図である。レシピデータベース17の各レコードは、レシピ名171と、食材1含有量1721〜食材i含有量172iと、成分1含有量1731〜成分k含有量173kと、作り方174と、材料詳細175と、関連する他のレシピに関する情報176とからなっている。なお、このレシピデータベース17のレコードに、各レシピ名を識別するためのレシピIDを登録するようにしてもよい。
レシピ名171は、レシピの名称、すなわち当該レシピで作られる料理の名称である。食材1含有量1721〜食材i含有量172iは、当該レシピで作られる料理に食材1〜食材iがそれぞれどの程度の量だけ含まれているかを示すものである。成分1含有量1731〜成分k含有量173kは、当該レシピで作られる料理に成分1〜成分kがそれぞれどの程度の量だけ含まれているかを示すものである。食材1含有量1721〜食材i含有量172iと、成分1含有量1731〜成分k含有量173kとは、おすすめレシピ抽出部1Dによるおすすめレシピの抽出に用いられる。
作り方174は、当該レシピによる料理の作り方を詳細に説明する文章や画像である。材料詳細175は、当該レシピに必要な食材や調味料の種類、必要量を詳細に説明するものである。関連する他のレシピに関する情報176は、当該レシピと食材や栄養素の面で一定の関連性(共通性)があり、ユーザに参考として示させる他のレシピに関する情報(他のレシピを特定するためのレシピ名171やレシピID等)を登録したものである。
<買い物支援システムにおける全体的な処理の流れ>
以下、本実施形態にかかる買い物支援システムにおいて実行される処理について説明する。図12は、本実施形態にかかる買い物支援システムにおける全体的な処理の流れを示す図である。ここでは、サーバ装置1において行われる処理を中心に説明するが、サーバ装置1に情報を送信する際には、店舗端末2またはユーザ端末3において必要な処理(例えば、店舗端末2における情報入力やユーザ端末3における情報入力)が行われ、サーバ装置1から情報が送信された際には、店舗端末2またはユーザ端末3において必要な処理(例えば、店舗端末2における情報表示やユーザ端末3における情報表示)が行われているものとする。
まず、この買い物支援システムを新たに利用しようとするユーザによってユーザ端末3においてユーザ情報が入力されてサーバ装置1に送信され、これをサーバ装置1が受信すると、サーバ装置1では、受信したユーザ情報をユーザ情報データベース11に登録する(ステップS1)。ユーザ情報を登録すると、サーバ装置1は、当該ユーザ情報にポイントカード種別とポイントカードIDが含まれている場合、このポイントカード種別のポイントカードを利用することができる店舗(もしくは、チェーン店舗の支部や本部)の店舗端末2に対して、当該ユーザ情報に含まれるポイントカードIDに対応した電子レシート情報の送信を要求する。また、サーバ装置1は、当該ユーザ情報に電子レシート種別と電子レシートIDが含まれている場合、当該ユーザ情報に含まれる電子レシート種別の電子レートを発行することができる店舗(もしくは、チェーン店舗の支部や本部、電子レシート運営会社)の店舗端末2に対して、当該ユーザ情報に含まれる電子レシートIDに対応した電子レシート情報の送信を要求する。
当該ポイントカードIDおよび/または電子レシートIDに対応した販売履歴が販売履歴データベース22に蓄積されている店舗端末2において、ユーザの当該ポイントカードIDに対応する電子レシート情報が生成され、サーバ装置1に送信される。サーバ装置1は、この電子レシート情報を受信すると、ポイントカードIDおよび/または電子レシートIDに従って新規登録したユーザの食材の購入履歴を、ユーザ別履歴データベース12に登録する(ステップS2)。
また、既にユーザ情報を登録しているユーザが店舗で買い物をしてポイントカードを利用すると、店舗端末2において販売履歴が販売履歴データベース22に追加して蓄積されるとともに、当該ポイントカードIDに対応する電子レシート情報が生成され、サーバ装置1に送信される。この電子レシート情報を受信すると、サーバ装置1は、ポイントカードIDに従って当該ユーザの食材の購入履歴を、ユーザ別履歴データベース12に追加して登録する(ステップS3)。
ユーザ登録しているユーザがユーザ端末3から栄養評価を要求すると、サーバ装置1では、栄養評価部1Aにより、当該ユーザの過去1ヶ月に購入した食材をユーザ別履歴データベース12から読み出し、食材別栄養価データベース13及び所要量データベース14を参照して、各栄養素の摂取の過不足を判定する。また、不足している栄養素についての摂取アドバイスを生成する(ステップS4)。
また、おすすめレシピ抽出部1Dが、当該ユーザに不足している判定された栄養素を多く摂取することのできる料理のレシピを、おすすめレシピとしてレシピデータベース17から抽出する(ステップS5)。サーバ装置1は、ステップS4において生成された各栄養素の摂取の過不足の判定結果、及び不足している栄養素についての摂取アドバイスと、ステップS5において抽出されたおすすめレシピを、ユーザ端末3に送信する。
一方、ユーザ登録しているユーザがユーザ端末3からおすすめ食材を要求すると、サーバ装置1では、嗜好特定部1Bにより、当該ユーザの過去1ヶ月に購入した食材をユーザ別履歴データベース12から読み出し、摂取食材モデルデータベース16を参照して、当該ユーザが比較的好んで摂取している食材を特定する(ステップS6)。次に、おすすめ食材抽出部1Cにより、食材別栄養価データベース13を参照して、当該ユーザが比較的好んで摂取している食材のうちから栄養評価部1Aにより摂取が不足していると判定された栄養素を多く摂取することができる1または複数の食材を、おすすめ食材として抽出する(ステップS7)。なお、おすすめ食材が1つだけである場合は1つしか抽出されないが、おすすめ食材が2つ以上ある場合は2つ以上抽出されることもある。
また、おすすめレシピ抽出部1Dにより、当該ユーザが比較的好んで摂取している食材を材料として含みつつ、当該ユーザのおすすめ食材(すなわち、当該ユーザに不足している栄養素を多く含む食材)を材料として含む料理のレシピを、おすすめレシピとしてレシピデータベース17から抽出する(ステップS8)。サーバ装置1は、ステップS4において抽出されたおすすめ食材と、ステップS8において抽出されたおすすめレシピを、ユーザ端末3に送信する。
以下、サーバ装置1の栄養評価部1AがステップS4において行う栄養評価処理、嗜好特定部1BがステップS6において行う嗜好特定処理、おすすめ食材抽出部1CがステップS7において行うおすすめ食材抽出処理、及びおすすめレシピ抽出部1DがステップS5またはステップS8において行うおすすめレシピ抽出処理について、それぞれ図13〜図16のフローチャートを参照して、さらに詳細に説明する。
<栄養評価処理>
図13は、栄養評価部1Aが行う栄養評価処理を示すフローチャートである。栄養評価部1Aは、当該ユーザのユーザID121に対応づけてユーザ別履歴データベース12に登録されている購入日時123を読み出す。購入履歴123が過去1ヶ月以内ものものである場合には、食材名124が同じもの毎に数量125を加算していき、食材の種類毎の1ヶ月間の摂取量(実際には購入量であるが、摂取量と同じと仮定する)を求める。ここで、数量125には、電子レシート情報200の数量252と販売商品情報200の単位数量206とから換算された値が登録されているので、食材の摂取量はより正確に計算される。
栄養評価部1Aは、各食材の1ヶ月間の摂取量に対して、食材別栄養価データベース13に登録されている成分1含有量132と、成分2含有量133と、…成分k含有量13kを積算し、食材毎に成分1〜成分kをどの程度摂取したかを求める。そして、成分毎に全ての食材から摂取した成分1〜成分kの摂取量を加算する。こうして、当該ユーザの各1ヶ月間における栄養素別の摂取量を算出する(ステップS101)。
次に、栄養評価部1Aは、ユーザ情報データベース11から当該ユーザの性別115及び年齢116を読み出し、これに対応して所要量データベース14に登録されている性別141及び年齢区分142の成分1所要量1431及び標準偏差1432、…成分k所要量14k1及び標準偏差1432を読み出す(ステップS102)。さらに、栄養評価部1Aは、ユーザ情報データベース11から当該ユーザの身長117、体重118、健康志向119を読み出し、これに応じて所要量データベース14に登録されている補正式1433、…14k3を用いて、ステップS102で読み出した各栄養素の所要量及び標準偏差を補正する(ステップS103)。
次に、栄養評価部1Aは、ステップS101で求めた栄養素別の摂取量とステップS103で補正された所要量との標準偏差に基づく乖離度合いに従って、当該ユーザの栄養素別の過不足を判定する。例えば、ある栄養素についての摂取量が所要量から2標準偏差以上少ない場合には、当該栄養素が不足していると判定し、1標準偏差以上2標準偏差未満少ない場合には、当該栄養素がやや不足していると判定し、2標準偏差以上多い場合には、当該栄養素が過多であると判定する(ステップS104)。
次に、栄養評価部1Aは、ステップS104で不足またはやや不足していると判定された栄養素について効能データベース15の効能1評価値151、効能2評価値152、…効能j評価値153を読み出す。そして、不足またはやや不足している栄養素についての効能1評価値151、効能2評価値152、…効能j評価値153を加算する。そして、その値が小さい効能に基づいて、当該ユーザに対する摂取アドバイスを生成する(ステップS105)。
そして、栄養評価部1Aは、ステップS104で求めた当該ユーザの栄養素別の過不足判定の結果と、ステップS105で生成した当該ユーザに対する摂取アドバイスとをまとめたページを生成し、通信部1Eから当該ユーザのユーザ端末3に送信させる(ステップS106)。これで、栄養評価処理を終了する。
<ユーザ別嗜好特定処理>
図14は、嗜好特定部1Bが行うユーザ別嗜好特定処理を示すフローチャートである。嗜好特定部1Bは、当該ユーザのユーザID121に対応づけてユーザ別履歴データベース12に登録されている購入日時123を読み出す。購入履歴123が過去1ヶ月以内ものものである場合には、食材名124が同じもの毎に数量125を加算していき、食材の種類毎の1ヶ月間の摂取量(実際には購入量であるが、摂取量と同じと仮定する)を求める(ステップS201)。ここでも、数量125には、電子レシート情報200の数量252と販売商品情報200の単位数量206とから換算された値が登録されているので、食材の摂取量はより正確に計算される。
次に、嗜好特定部1Bは、ユーザ情報データベース11から当該ユーザの性別115及び年齢116を読み出し、これに対応して摂取食材モデルデータベース16に登録されている性別161及年齢区分162の食材1摂取量1631及び標準偏差1632、食材2摂取量1641及び標準偏差1642、…食材i摂取量16i1及び標準偏差16i2を読み出す(ステップS202)。
次に、嗜好特定部1Bは、食材1、食材2、…食材iのそれぞれについて、ステップS201で求めた摂取量と、ステップS202で読み出した摂取量及び標準偏差とから、当該ユーザの過去1ヶ月以内の食材の種類毎の摂取量の偏差値を算出する(ステップS203)。
そして、嗜好特定部1Bは、ステップS203で算出した偏差値が高い一定数の食材を、当該ユーザの嗜好する食材として特定する。この場合、偏差値が一定値以上の食材は全ての種類を当該ユーザの嗜好する食材として特定するものとしても、偏差値に関わらず予め定めた種類数までの食材を当該ユーザの嗜好する食材として特定するものとしてもよい(ステップS204)。これで、ユーザ別嗜好特定処理を終了する。
<おすすめ食材抽出処理>
図15は、おすすめ食材抽出部1Cが行うおすすめ食材抽出処理を示すフローチャートである。おすすめ食材抽出部1Cは、まず、ステップS104において栄養評価部1Aが当該ユーザに不足していると、或いはやや不足していると判定した栄養素を特定する(ステップS301)。なお、ここで不足またはやや不足している栄養素の特定には、上述したステップS103における補正式による補正で、当該ユーザの健康志向の考慮は既になされている。
次に、おすすめ食材抽出部1Cは、食材毎に、食材別栄養価データベース13に登録されている成分1含有量132と、成分2含有量133と、…成分k含有量13kを読み出す。おすすめ食材抽出部1Cは、ステップS301で不足またはやや不足していると特定された栄養素を多く含む食材を、ステップS302で読み出した成分1含有量132、成分2含有量133、…成分k含有量13kに従って判定する。そして、1または複数の食材を当該ユーザへのおすすめ食材として抽出する(ステップS302)。なお、おすすめ食材が1つだけである場合は1つしか抽出されないが、おすすめ食材が2つ以上ある場合は2つ以上抽出されることもある。
次に、おすすめ食材抽出部1Cは、ステップS303で抽出したおすすめ食材に関するクーポンが店舗別販売商品データベース18に登録されているかどうかを判定し、ユーザ別履歴情報データベース12に従って当該ユーザが利用したことのある店舗においておすすめ食材の購入に使用できるクーポンが登録されていれば、これを店舗別販売商品データベース18から読み出す(ステップS303)。
そして、おすすめ食材抽出部1Cは、ステップS302で抽出した当該ユーザへのおすすめ食材と、ステップS303で読み出したクーポンとをまとめたページを生成し、通信部1Eから当該ユーザのユーザ端末3に送信させる(ステップS304)。なお、後述するおすすめレシピ抽出処理でおすすめレシピが抽出される場合には、さらにおすすめレシピもまとめたページを生成し、ユーザ端末3に送信させるものとしてもよい。これで、おすすめ食材抽出処理を終了する。なお、抽出されたおすすめ食材が複数である場合、含んでいる栄養素の多い順におすすめ食材第1位、第2位…というように表示するようにしてもよい。
<おすすめレシピ抽出処理>
図16は、おすすめレシピ抽出部1Dが行うおすすめレシピ抽出処理を示すフローチャートである。おすすめレシピ抽出部1Dは、栄養評価部1Aの栄養評価処理で生成されたページの栄養評価画面においてユーザが栄養素を選択したことが通知されたのか、おすすめ食材抽出部1Dのおすすめ食材抽出処理で生成されたページのおすすめ食材画面においてユーザが食材を選択したことが通知されたのかを判定する(ステップS401)。
栄養素が選択された場合には、おすすめレシピ抽出部1Dは、レシピデータベース17の成分1含有量1731〜成分k含有量173kを参照して、選択された栄養素を多く含むレシピを抽出する(ステップS402)。一方、食材が選択された場合には、おすすめレシピ抽出部1Dは、レシピデータベース17の食材1含有量1721〜食材i含有量172を参照して、ステップS204で当該ユーザの嗜好する食材として特定された食材を比較的多く含むレシピを抽出する(ステップS403)。なお、このステップS403においておすすめレシピ抽出部1Dは、ユーザが嗜好する食材の数が比較的多いレシピ(例えば、嗜好する食材を2種類含むレシピよりも3種類含むレシピ)を抽出したり、ユーザが嗜好する食材のなかでも摂取量が比較的多い食材を含むレシピ(例えば、ユーザが嗜好する食材であり摂取量が多い食材が鳥のむね肉である場合、鳥のむね肉を使用したレシピ)を抽出したりする。
おすすめレシピ抽出部1Dは、さらに、レシピデータベース17の食材1含有量1721〜食材i含有量172を参照して、おすすめ食材抽出部1Cで抽出されたおすすめ食材を多く含むレシピに絞り込んで抽出する(ステップS404)。なお、おすすめ食材画面においてユーザが選択した食材は、当該ユーザへのおすすめ食材であることから、当該ユーザに不足している栄養素を多く含むものである。つまり、最終的に抽出されるレシピは、当該ユーザの嗜好する食材を多く含みつつ、当該ユーザに不足している栄養素も多く含むものとなる。
ステップS402またはステップS404でレシピが抽出されると、おすすめ食材抽出部1Dは、レシピデータベース17の作り方174、材料詳細175、関連する他のレシピに関する情報176と、食材1含有量1721〜食材i含有量172i、成分1含有量1731〜成分k含有量173kとをまとめたページを生成し、通信部1Eから当該ユーザのユーザ端末3に送信させる(ステップS405)。これで、レシピ抽出処理を終了する。
<買い物支援システムの利用例>
以下、本実施形態にかかる買い物支援システムの利用例を、図17〜図21のユーザ端末3における表示画面例に基づいて、具体的に説明する。図17は、トップ画面を示す図である。図18は、ユーザ登録画面を示す図である。図19は、栄養評価画面を示す図である。図20は、おすすめ食材画面を示す図である。図21は、おすすめレシピ画面を示す図である。なお、表示部32のサイズに収まらない画面であっても、スクロールして表示できるものは1画面として表している。
まず、図17のトップ画面500において、既に登録しているユーザがシステム利用する場合には、ID入力欄501にユーザIDまたはメールアドレスを、パスワード入力欄502にパスワードを入力し、ログインボタン503をタップする。すると、図19の栄養評価画面が表示されることになる。一方、新たにユーザ登録する場合には、「こちら」504をタップする。すると、図18(a)のユーザ登録画面が表示される。
図18(a)のユーザ登録画面600において、新規登録しようとするユーザは、メールアドレス入力欄601に自己のメールアドレスを、パスワード入力欄603に自分で設定したパスワードを入力する。また、ユーザがポイントカードを所有している場合、ポイントカード種別選択欄604aにおいて登録しようとするポイントカードの種別を選択し、ポイントカードID入力欄604bに自己の有するポイントカードに記載されているポイントカードIDを入力する。複数のポイントカードを登録しようとする場合には、追加ボタン604cをタップすると、ポイントカード種別選択欄604a及びポイントカードID入力欄604bと同様の入力欄が現れるので、ここに追加登録する。
また、ユーザが電子レシート会員IDを所有している場合、電子レシート種別選択欄605aにおいて登録しようとする電子レシートの種別を選択し、電子レシートID入力欄605bに自己の有する電子レシート会員IDを入力する。複数の電子レート会員IDを登録しようとする場合には、追加ボタン605cをタップすると、電子レシート種別選択欄605a及び電子レシートID入力欄605bと同様の入力欄が現れるので、ここに追加登録する。
また、ユーザがECサイトやオンラインショップの会員IDを所有している場合、ECサイト(オンラインショップ)種別選択欄(図示なし)において登録しようとするECサイトやオンラインショップの種別を選択し、ECサイト(オンラインショップ)会員ID入力欄に自己の有するECサイト(オンラインショップ)会員IDを入力する。複数のECサイト(オンラインショップ)会員IDを登録しようとする場合には、追加ボタン(図示なし)をタップすると、ECサイト(オンラインショップ)種別選択欄(図示なし)及びECサイト(オンラインショップ)会員ID入力欄(図示なし)と同様の入力欄が現れるので、ここに追加登録する。
また、ユーザは、性別選択用ボタン607で男女の別を選択入力し、年齢入力欄608に年齢を、身長欄609に身長を、体重欄610に体重を、それぞれ数字で入力する。さらに、健康志向選択欄611で健康志向を選択入力する。複数の健康志向を登録しようとする場合には、追加ボタン612をタップすると、健康志向選択欄611と同様の選択欄が現れるので、ここから追加登録する。そして、全ての欄に入力が終了して送信ボタン613をタップすると、図18(b)のユーザ情報確認画面620が現れる。
また、ユーザが家族構成入力ボタン(図示なし)をタップすると、家族1人に対して性別選択用ボタン、年齢入力欄、身長欄、体重欄が表示されるので、ユーザは各家族について入力する。また、ユーザがニックネームを入力したい場合、ニックネーム入力欄にニックネームを入力する。また、ユーザが健康診断情報を入力したい場合、健康診断情報入力ボタン(図示なし)をタップすると、健康診断情報入力欄が表示されるので、ユーザは、ユーザ端末に記憶されている健康診断情報ファイルの場所(ドライブ名やフォルダ名、ファイル名)を入力する。また、ユーザがフィットネス情報を入力したい場合、フィットネス情報入力ボタン(図示なし)をタップすると、フィットネス情報入力欄が表示されるので、ユーザは、ユーザ端末に記憶されているフィットネス情報ファイルの場所(ドライブ名やフォルダ名、ファイル名)を入力する。
ユーザ情報確認画面620において、「これでいいですか?」という問いに対して、NOボタン622をタップすると、図18(a)のユーザ登録画面600に戻る。YESボタン621をタップすると、図18(c)の登録完了画面630が現れる。そして、登録完了画面630において、「栄養状態」631をタップすると、図19(a)の栄養評価画面700が現れ、「おすすめ」632をタップすると、図20(a)のおすすめ食材画面800が現れる。「ログアウト」634をタップすると、ログアウトする。
図19(a)の栄養評価画面700では、上部に「栄養状態」701、「おすすめ」702、「ログアウト」703の文字があるが、「栄養状態」701は、栄養評価画面であることを表すために反転表示され、タップしても画面変化はない。「おすすめ」701をタップすると、図20(a)のおすすめ食材画面800が現れる。「ログアウト」703をタップすると、ログアウトする。
また、栄養素の「不足」、「適量」、「多い」、「グラフ」の選択欄704があるが、ここでは「不足」が反転表示されて、とても不足している栄養素として「ビタミンC」と「炭水化物」の表示が、やや不足している栄養素として「ビタミンK」の表示がなされている。「適量」をタップすると適量が摂取されている栄養素の表示に、「多い」をタップすると過剰に摂取されている栄養素の表示に、「グラフ」をタップすると栄養素の摂取量の過不足のグラフでの表示に切り替わる。コメント欄708には、ユーザへの摂取アドバイスが表示される。
「ビタミンC」705、「炭水化物」706、「ビタミンK」707の各文字列は、これをタップすることで栄養素の紹介画面への切り替えを指示できるものとなっている。例えば、「ビタミンK」707をタップした場合には、図19(b)のビタミンKの紹介画面710が表示される。この画面の左上の矢印711をタップすると、元の画面に戻る。また、ビタミンKの紹介画面710では、効能、不足リスク、過多リスクなどとともにビタミンKについての説明がなされている。
その下に、ビタミンKが多い食材が紹介されている。食材ボタン712〜714の何れかをタップすると、図20(c)の食材紹介画面820(但し、タップしたボタンに対応した食材についてのもの)が表示される。「もっとみる」715をタップすると、ビタミンKが多い他の食材についての食材ボタンが追加して現れる。さらにその下に、ビタミンKが摂れるおすすめレシピが紹介されている。レシピボタン716、717の何れかをタップすると、図21のレシピ画面900(但し、タップしたボタンに対応したレシピについてのもの)が表示される。「もっとみる」718をタップすると、ビタミンKが摂れる他のレシピについてのレシピボタンが追加して現れる。
図20(a)のおすすめ食材画面800では、上部に「栄養状態」801、「おすすめ」802、「ログアウト」803の文字があるが、「おすすめ」802は、おすすめ食材画面であることを表すために反転表示され、タップしても画面変化はない。「栄養状態」801をタップすると、図19(a)の栄養評価画面700が現れる。「ログアウト」803をタップすると、ログアウトする。
図20(a)のおすすめ食材画面800では、「あなたにおすすめ」804、食材別おすすめとして「野菜」805と「魚介類」806、志向別おすすめとして「お肌」807と「ダイエット」808の各ボタンが表示されているが、この何れかをタップすると、図20(b)に示すようなおすすめ食材画面810が現れる(ここでは、「あなたにおすすめ」804がタップされた場合を例としている。おすすめ食材画面810では、おすすめ食材として「さつまいも」、「ナス」、「ささみ肉」の表示がなされている。
「さつまいも」811、「ナス」812、「ささみ肉」813の各文字列は、これをタップすることで食材の紹介画面への切り替えを指示できるものとなっている。例えば、「さつまいも」811をタップした場合には、図20(c)のさつまいもの食材紹介画面820が表示される。この画面の左上の矢印821をタップすると、元の画面に戻る。また、さつまいもの食材紹介画面820では、アレルギー食品であるか否か、特徴的な成分など、さつまいもについての説明がなされている。
その下に、栄養素が近い他の食材が紹介されている。食材ボタン822〜824の何れかをタップすると、タップしたボタンに対応した食材についての食材紹介画面が表示される。「もっとみる」825をタップすると、栄養素が近い他の食材についての食材ボタンが追加して現れる。さらにその下に、さつまいもを使ったおすすめレシピが紹介されている。レシピボタン826、827の何れかをタップすると、図21のレシピ画面900(但し、タップしたボタンに対応したレシピについてのもの)が表示される。「もっとみる」828をタップすると、さつまいもを使った他のレシピについてのレシピボタンが追加して現れる。
さつまいもについてユーザに提供するクーポンがある場合には、さらにその下にクーポン情報が表示される。クーポンボタン829、830をタップすると、タップしたクーポンを取得できる。「もっとみる」831をタップすると、さらに別のクーポンボタンが現れる。
図21のレシピ画面900では、レシピの紹介がなされる。この画面の左上の矢印901をタップすると、元の画面に戻る。また、「作り方」902をタップすると、このレシピにおける料理の作り方の詳細が表示され、「材料詳細」903をタップすると、このレシピにおける料理を作るのに必要な材料の詳細が表示される。
その下に、このレシピに使われる食材が紹介されている。食材ボタン904〜907の何れかをタップすると、図20(c)の食材紹介画面820(但し、タップしたボタンに対応した食材についてのもの)が表示される。さらにその下に、このレシピが主として含む栄養素が紹介されている。成分ボタン908、909をタップすると、図19(b)の栄養素紹介画面710(但し、タップしたボタンに対応した栄養素についてのもの)が表示される。さらにその下に、他のおすすめレシピが紹介されている。レシピボタン910、911の何れかをタップすると、タップしたボタンに対応したレシピ画面)が表示される。「もっとみる」912をタップすると、他のレシピについてのレシピボタンが追加して現れる。
以上説明したように、本実施形態にかかる買い物支援システムでは、サーバ装置1において、ユーザ情報としてユーザ端末3から送信されてきたポイントカード種別113a及びポイントカードID113b、電子レシート種別114a及び電子レシートID114bがユーザ情報データベース11に登録されている。一方、店舗端末2からの電子レシート情報210は、ポイントカード種別212aとポイントカードID212b、電子レシート種別213a及び電子レシートID213bとを含んでおり、どのユーザについての電子レシート情報であるかをサーバ装置1が一意に特定できるものとなっている。
サーバ装置1では、こうして特定したユーザの食材の購入履歴を、購入店舗122、購入日時123、食材名124及び数量125を対応づけて、ユーザ別履歴データベース12に登録する。そして、栄養評価部1Aが、ユーザの過去1ヶ月間の食材の摂取量を求め、さらに食材別栄養価データベース13を参照して、ユーザの過去1ヶ月間の栄養素別の摂取量を求め、ユーザの性別、年齢区分に従って所要量データベース14を参照して、栄養素毎の過不足を判定している。さらに、栄養素別の過不足の判定結果から効能データベース15を参照して、各ユーザが優先して摂取すべき栄養素などを示す摂取アドバイスを生成する。
このように栄養評価部1Aが行った栄養素毎の過不足の判定結果と摂取アドバイスは、同じページにまとめられて、ユーザ端末3の表示部32に栄養評価画面700として表示される。これにより、ユーザは、自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを容易に知ることができ、どのような栄養素を優先的に摂取すればよいかも容易に知ることができるようになる。
また、栄養評価部1Aが栄養素別の過不足判定を行う際には、ユーザ情報データベース11に登録されているユーザの身長117、体重118、健康志向119に従って必要な補正がなされている。これにより、個人の体格の違いや、個人毎に異なる健康志向の違いに応じて、自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうか、どのような栄養素を優先的に摂取すればよいかを容易に知ることができるようになる。
また、栄養評価部1Aは、ユーザ別履歴データベース12に登録されている食材名124及び数量125に従って栄養素別の摂取量を求めるが、数量125は、電子レシート情報200の数量252と販売商品情報200の単位数量206とから換算された値が登録されるものとなっている。このため、単にどの種類の食材を摂取したかだけではなく、どの程度の量を摂取したかも加味して栄養素別の摂取量の過不足が判定されるので、ユーザは、より正確に自己の摂取に係る栄養の偏りを知ることができるようになる。
また、おすすめ食材抽出部1Cは、栄養評価部1Aによる栄養素別の過不足の判定結果に従って食材別栄養価データベース13を参照しておすすめ食材を抽出し、おすすめレシピ抽出部1Dは、おすすめ食材のうちからユーザの選択した食材を含む料理のレシピを抽出するものとしていた。そして、おすすめレシピを抽出するよりも前に、嗜好特定部1Bによりユーザの嗜好する食材が特定され、おすすめレシピは、特定したユーザの嗜好する食材をも含むものの中から選ばれるものとなっている。
このため、各ユーザは、おすすめ食材を材料として含む種類の料理の料理方法を知ることができるので、これに従った料理を食べることで、栄養素の偏りが生じない(もしくは、生じにくい)ような健康な食生活を送れるようになる。しかも、単に自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかだけでおすすめレシピが提供されるではなく、自己の嗜好にあった種類の食材を含む料理のレシピがおすすめレシピとして提供されるので、その料理を実際に食べることの動機付けが強くなる。また、栄養素が偏る原因と食材の好き嫌いとには関連性があるため、ユーザの嗜好にあった種類の食材を含む料理のレシピに従った料理を食べることによって、この料理をユーザが気に入れば、今まで敬遠しがち(もしくは、食べたことがない)であった食材も今後は摂取してみようと思うようになる。
さらに、おすすめレシピ抽出部1Dによるおすすめレシピの提供は、ユーザが選択した栄養素を含む料理についてもすることができる。このため、ユーザは、不足している栄養素を多く摂れる種類の料理の料理方法を知ることができるので、これに従った料理を食べることで、栄養素の偏りが生じないような健康な食生活を送れるようになる。
また、異なる店舗の使用に係る複数の店舗端末2があり、同じユーザが異なる店舗で食材を購入する場合であっても、電子レシート情報200に含まれるポイントカード種別212a及びポイントカードID212bによってユーザを特定することができ、ユーザ別に購入履歴をユーザ別履歴データベース12に記憶させることができる。このため、ユーザは、必ずしも1つの店舗で買い物をするのでなくても、当該ユーザの購入に係る食材から自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを知ることができる。
さらに、店舗毎に異なるポイントカード(電子レシート会員ID)が用いられた場合であっても、ユーザは、その何れのポイントカード(電子レシート会員ID)も自己のものであるとしてポイントカード種別(電子レシート種別)とポイントカードID(電子レシートID)を登録しておけばユーザ別に購入履歴をユーザ別履歴データベース12に記憶させることができる。このため、店舗のサービスに係るポイントカード(電子レシート会員ID)などを、異なる店舗で共通化する必要はなく、各店舗が独自に顧客サービスを提供しようとすることの妨げとなることがなく、店舗にとってもシステム利用にデメリットが生じない。
この場合、新規ユーザがユーザ情報を登録した場合であっても、当該ユーザ情報に含まれるポイントカード種別113a及びポイントカードID113bに対応する購入履歴や、電子レシート種別114a及び電子レシートID114bに対応する購入履歴が既に店舗端末2の販売履歴データベース22に記憶されていれば、問い合わせに応答して店舗端末2から送信された電子レシート情報200に基づいても、当該ユーザの食材の購入履歴がユーザ別履歴データベース12に記憶されることとなる。
このため、新規登録したユーザも直ぐに自己の摂取に係る栄養素に偏りがあるかどうかを知ることができるようになる。また、ユーザ自体としての新規登録ではなくても、これまで登録していなかった店舗についてのポイントカード種別113a及びポイントカードID113bを追加登録したり、電子レシート種別114a及び電子レシートID114bを追加登録したりすれば、追加登録した店舗で既に購入した食材を含めた栄養偏向情報が生成されるので、より正確に自己の摂取に係る栄養素の偏りを知ることができるようになる。なお、ECサイトやオンラインショップについても同様に追加登録することができる。
さらに、おすすめレシピ抽出部1Dにより、おすすめレシピの提供もなされている。このため、ユーザは、不足している栄養素を多く摂れる種類の料理、或いはおすすめ食品を材料として含む種類の料理の料理方法を知ることができるので、これに従った料理を食べることで、栄養素の偏りが生じないような健康な食生活を送れるようになる。
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について説明する。
上記の実施の形態では、サーバ装置1は、ユーザ情報データベース11、ユーザ別履歴データベース12、食材別栄養価データベース13、所要量データベース14、効能データベース15、摂取食材モデルデータベース16、レシピデータベース17、及び店舗別販売商品データベース18を有するものとしていた。これに限らず、食材別栄養価データベース13、所要量データベース14、効能データベース15、摂取食材モデルデータベース16、及びレシピデータベース17の全部または一部は、サーバ装置1の外部にあるものとし、サーバ装置1は、必要に応じて、これらの外部データベースを検索するものとしてもよい。
例えば、レシピデータベース17についてサーバ装置1が含まないものとし、レシピデータベース17と同等以上のデータベースを有し、サーバ装置1は、レシピの提供を主に行う他のサイトから栄養素や食材に応じたレシピの提供を受けるものとしてもよい。この場合、おすすめレシピについて、栄養摂取評価画面やおすすめ食材画面から当該サイトの各レシピのページへのリンクを張って、ユーザがレシピの詳細についての情報を得られるようにすることができる。
上記の実施の形態では、おすすめレシピ抽出部1Dは、食材画面810に表示されているおすすめ食材をタップした後に表示される当該食材についての食材紹介画面で表示されるおすすめレシピを抽出する際に、嗜好特定部1Bが特定したユーザの嗜好する食材も含む料理のレシピを抽出するものとしていた。これに限らず、おすすめレシピ抽出部1Dは、栄養評価画面700に表示されている栄養素をタップした後に表示される当該栄養素の紹介画面で表示されるおすすめレシピを抽出する際も、当該栄養素を多く含みつつ、嗜好特定部1Bが特定したユーザの嗜好する食材も含む料理のレシピを抽出するものとしてもよい。
上記の実施の形態では、栄養評価画面に挙げられた栄養素のうちでユーザが選択した栄養素に対して、或いはおすすめ食材画面に挙げられた食材のうちでユーザが選択した食材に対して、おすすめレシピの提供がされるものとしていた。これに対して、各栄養素の過不足についての総合評価や、一定数のおすすめ食材の総合評価に従って、おすすめレシピを提供するものとしてもよい。この場合、図19(a)の画面や図20(b)の画面において、おすすめレシピを示すことができる。ここでも、嗜好特定部1Bが特定したユーザの嗜好する食材も含む料理のレシピを抽出することができる。
上記の実施の形態では、ユーザ端末3を利用する各ユーザが自分一人で購入した食材を消費することを前提として、栄養評価やおすすめ食材の推薦などを行っていた。しかしながら、家族がいる者は、家族全員分の食材をまとめて購入し、それを調理して食べるのが普通である。そこで、ユーザ情報として家族構成及び構成員の性別や年齢等を登録できるものとし、家族全体で栄養評価やおすすめ食材の提供などを行うことができる。また、健康志向は家族の構成員毎に登録することができるものとし、健康志向に応じた栄養評価は構成員毎のものとすることもできる。
さらに、家族の構成員を登録することができる場合において、ユーザ情報としての登録がないユーザに関しては、サーバ装置1において購入されている食材の種類や量などから家族構成を推定するものとすることができ、推定した家族構成に従って栄養評価やおすすめ食材の提供などを行うものとすることもできる。
上記の実施の形態では、嗜好特定部1Bは、ユーザ別履歴データベース12に記憶されている食材の種類と量に基づいてユーザの嗜好する食材を特定するものとしていた。しかしながら、ユーザが食材を購入するのは、単にその食材が好きだからという理由に基づいているのではなく、価格が安いとか特売商品であるとかいう理由に基づくこともある。そこで、ユーザ別履歴データベース12には、購入した食材の価格や特売商品であったかなども記憶しておき、これらもユーザの嗜好の特定に用いるものとしてもよい。おすすめ食材抽出部1Cは、おすすめ食材の抽出に当たって店舗別販売商品データベース18を参照して、価格が安くなっていることや特売商品であることを考慮して、おすすめ食材を抽出することもできる。
<変形例にかかる食材別味覚情報データベースのデータ構成>
上記の実施の形態では、嗜好特定部1Bは、摂取食材モデルデータベース16に記憶されている性別や年齢区分に応じた単位期間当たりにおける各食材の標準的な摂取量と各ユーザが過去1ヶ月間に購入した食材の種類及び量との比較により、各ユーザが比較的好んで摂取している食材を特定するものとしていた。これに対して、どのような味覚を有する食材をユーザが購入しているかに応じて、各ユーザが比較的好んで摂取している食材を特定するものとしてもよい。この場合、サーバ装置1は、摂取食材モデルデータベース16の代わりに、食材別味覚情報データベースを備えるものとなり、嗜好特定部1Bが行う処理が変わるものとなる。
図22は、この変形例にかかる食材別味覚情報データベースの構成を示す図である。図示するように、食材別味覚情報データベース19の各レコードは、食材区分190と、食材名191と、基本味である甘味評価値192と、酸味評価値193と、塩味評価値194と、苦味評価値195と、旨味評価値196、そして、辛味評価値197と、渋味評価値198と、えぐ味評価値199とからなっている。
食材区分190は、肉、野菜、果物、魚、乳製品、菓子等などといった食材の区分の名称である。食材名191は、ジャガイモ、カボチャ、豚ロース肉、鶏ささみ肉、マグロ赤身などといった食材の名称である。甘味評価値192、酸味評価値193、塩味評価値194、苦味評価値195、旨味評価値196、辛味評価値197、渋味評価値198、及びえぐ味評価値199は、それぞれ食材名191の食材における甘味、酸味、塩味、苦味、旨味、辛味、渋味、及びえぐ味の程度を、例えば、10段階に評価して数値で表したものである。
<変形例にかかるユーザ別嗜好特定処理>
図23は、この変形例において、嗜好特定部1Bが行うユーザ別嗜好特定処理を示すフローチャートである。嗜好特定部1Bは、当該ユーザのユーザID121に対応づけてユーザ別履歴データベース12に登録されている購入日時123を読み出す。購入履歴123が過去1ヶ月以内のものである場合には、食材名124が同じもの毎に数量125を加算していき、食材の種類毎の1ヶ月間の摂取量(実際には購入量であるが、摂取量と同じと仮定する)を求める(ステップS501)。
次に、嗜好特定部1Bは、食材別味覚データベース19を参照して、食材名191毎の甘味評価値192、酸味評価値193、塩味評価値194、苦味評価値195、旨味評価値196、辛味評価値197、渋味評価値198、及びえぐ味評価値199の値を、ステップS501で算出した食材の種類毎の摂取量で重み付けして、算出する(ステップS502)。
さらに、嗜好特定部1Bは、甘味評価値192、酸味評価値193、塩味評価値194、苦味評価値195、旨味評価値196、辛味評価値197、渋味評価値198、及びえぐ味評価値199のバランスが、ステップS502で算出した甘味評価値192、酸味評価値193、塩味評価値194、苦味評価値195、旨味評価値196、辛味評価値197、渋味評価値198、及びえぐ味評価値199のバランスと近いバランスの値を有する食材を、当該ユーザが嗜好する味覚に近い(もしくは、同じ)食材として特定する(ステップS503)。これで、ユーザ別嗜好特定処理を終了する。
<変形例にかかるおすすめ食材抽出処理>
そして、図15を用いて上述したおすすめ食材抽出部1Cが行うおすすめ食材抽出処理のフローチャートにおけるステップS302の処理は、以下のように変更される。
(変形例におけるステップS302)
次に、おすすめ食材抽出部1Cは、食材毎に、食材別栄養価データベース13に登録されている成分1含有量132と、成分2含有量133と、…成分k含有量13kを読み出す。おすすめ食材抽出部1Cは、ステップS301で不足またはやや不足していると特定された栄養素を多く含む食材を、ステップS302で読み出した成分1含有量132、成分2含有量133、…成分k含有量13kに従って判定する。そして、判定の結果抽出された食材のうち、上述したユーザ別嗜好特定処理により特定されたユーザが嗜好する味覚に近い(もしくは、同じ)、1または複数の食材を当該ユーザへのおすすめ食材として抽出する(ステップS302)。なお、おすすめ食材が1つだけである場合は1つしか抽出されないが、おすすめ食材が2つ以上ある場合は2つ以上抽出されることもある。
<変形例にかかるおすすめレシピ抽出処理>
そして、図16を用いて上述したおすすめレシピ抽出部1Dが行うおすすめレシピ抽出処理のフローチャートにおけるステップS403とステップS404の処理は、以下のように変更される。
(変形例におけるステップS403)
食材が選択された場合には、おすすめレシピ抽出部1Dは、レシピデータベース17の食材1含有量1721〜食材i含有量172を参照して、ステップS302で当該ユーザの嗜好する味覚に近い(もしくは、同じ)食材として特定された食材を含むレシピを抽出する(ステップS403)。なお、このステップS403においておすすめレシピ抽出部1Dは、ユーザが嗜好する味覚に近い食材の数が比較的多いレシピ(例えば、嗜好する味覚に近い食材を1種類含むレシピよりも2種類含むレシピ)を抽出したり、ユーザが嗜好する味覚に近い食材のなかでも、嗜好する味覚のマッチング度が高い食材順にレシピ(例えば、マッチング度第1位の食材を含むレシピ、マッチング度第2位の食材を含むレシピ等)を抽出したりする。
(変形例におけるステップS404)
おすすめレシピ抽出部1Dは、さらに、レシピデータベース17の食材1含有量1721〜食材i含有量172を参照して、おすすめ食材抽出部1Cで抽出されたおすすめ食材を多く含むレシピに絞り込んで抽出する(ステップS404)。なお、おすすめ食材画面においてユーザが選択した食材は、当該ユーザへのおすすめ食材であることから、当該ユーザに不足している栄養素を多く含むものであり、かつ、ユーザの嗜好する味覚に近い(もしくは、同じ)ものである。つまり、最終的に抽出されるおすすめレシピは、当該ユーザの嗜好する食材を多く含みつつ、当該ユーザが嗜好する(もしくは嗜好する可能性が高い)味覚に近い(もしくは、同じ)ものであり不足している栄養素も多く含む食材、を含むものとなる。なお、このステップS404の処理を行わず、ステップS403によるレシピの抽出処理のみでもよい。
この変形例においては、嗜好特定部1Bにより、各ユーザの味の好みに応じてユーザの嗜好する(もしくは、嗜好する可能性が高い)味覚に近い(もしくは、同じ)食材を特定したうえで、これら食材のなかからおすすめ食材抽出部1Cにより不足している栄養素を補うための食材を抽出するようにしているので、ユーザが既に購入したことがある食材に限られず、ユーザが未だ購入したことがない食材であっても、ユーザの嗜好に合っていると思われる食材をおすすめ食材として提供できる。なお、嗜好特定部1Bにより、ユーザの嗜好する(もしくは、嗜好する可能性が高い)味覚に近い(もしくは、同じ)味覚を有する他のユーザを特定し、おすすめ食材抽出部1Cにより、この他のユーザが嗜好する食材のなかにユーザが不足している栄養素を補う食材がある場合、この食材をおすすめ食材として抽出するようにしてもよい。
また、ユーザの嗜好する(もしくは、嗜好する可能性が高い)味覚に近い(もしくは、同じ)食材を不足している栄養素を補うためのおすすめ食材として抽出し、このおすすめ食材を含むおすすめレシピを、おすすめレシピ抽出部1Dにより抽出するようにしているので、ユーザが既に購入したことがある食材は勿論のこと、ユーザが未だ購入したことがない食材であってもこの食材を使用した料理を作るきっかけを提供できる。このため、ユーザは、不足している栄養素を多く摂れる種類の料理、或いはおすすめ食材を材料として含む種類の料理の料理方法を知ることができるので、これに従った料理を食べることで、栄養素の偏りが生じないような健康な食生活を送れるようになる。
上記の実施の形態では、ユーザ別履歴データベース12に記憶されるユーザの食材の購入履歴は、店舗端末2から送信される電子レシート情報に基づいて蓄積されるものとしていた。しかしながら、ユーザが店舗のポイントカードを有していない場合や、この買い物支援システムにかかる店舗端末2を有する店舗以外の店舗や、モバイル決済やクレジット決済等によりユーザが食材を購入する場合もある。そこで、ユーザが購入した商品をユーザ端末3の入力部31から入力してサーバ装置1に送信するものとしたり、ユーザ端末3に附属するカメラで撮影した紙媒体のレシート情報をサーバ装置1に送ってOCRで文字認識するものとしたり、ユーザ端末3に記憶された、例えば、CSVファイル形式等のレシート(購入商品)ファイル等をファイル指定したりすることにより、ユーザが購入した食材の情報をユーザ別履歴情報データベース12に蓄積できるものとしてもよい。
上記の実施の形態では、栄養評価部1Aは、ユーザ別履歴データベース12に蓄積された各ユーザの過去1ヶ月間に購入した食材の種類及び量に基づいて栄養評価を行うものとしていた。また、嗜好特定部1Bも、ユーザ別履歴データベース12に蓄積された各ユーザの過去1ヶ月間に購入した食材の種類及び量に基づいて嗜好する食材の特定を行うものとしていた。これに限らず、これらの期間は1ヶ月に限るものではなく、1週間や6ヶ月等任意に設定することができる。栄養評価部1Aと嗜好特定部1Bとで、参照する期間が異なるものであってもよい。
また、各ユーザの栄養状態には、直近に摂取した栄養素ほど大きな影響を与えている。各ユーザの嗜好する食材にも、季節変化などから直近に摂取した食材ほど大きな影響を与えていると言える。そこで、栄養評価部1Aによる栄養評価や嗜好特定部1Bによる嗜好する食材の特定は、直近に購入したものほど重み付けを大きくして行うものとすることもできる。
上記の実施の形態では、ユーザが既に購入した食材について分析を行って、栄養評価やおすすめ食材の提供などを行うものとしていた。これに対して、スーパーマーケットで買い物かごやカートに食材を入れた段階で未だ精算をしていないときであっても、ユーザが購入しようとしている食材についてポイントカードIDと食材の種類、量とを対応づけてユーザ別履歴データベース12に仮に登録することもできる(この場合、購入しないときは後から削除される)。これは、ショッピングカートなどにポイントカードリーダとバーコードリーダを付け、当該店舗の店舗端末2に読み取った情報を送信することで実現できる。これにより、ユーザは、食材の購入前であっても、当該食品を購入すれば栄養評価にどのような影響が生じるかを判断することができるようになる。また、ネットスーパーなど電子商取引による場合も、同様である
上記の実施の形態では、おすすめレシピ抽出部1Dは、ユーザに不足している栄養素を摂取できる料理であることや、おすすめ食材を多く使う料理であることを基準にして、おすすめレシピを抽出するものとしていた。しかしながら、各ユーザが好む料理は、必ずしも食材や栄養素によって決められるものではなく、味付けなどによっても決められる。そこで、ユーザ別履歴データベース12にはカレールーやめんつゆなどの調理法と大きく関わる加工食品の情報を登録しておき、ユーザが好むであると思われる味付けの料理のレシピをおすすめレシピとして提供するものとしてもよい。
上記の実施の形態では、おすすめ食材提供画面において、おすすめ食材についてのクーポンを提供するものとしていた。これに対して、おすすめ食材についてのクーポンの提供に加えて、或いはこれに代えて、おすすめ食材の特売を行っている店舗についての情報をユーザに提供するものとしてもよい。
上記の実施の形態では、栄養評価やおすすめ食材、おすすめレシピといったユーザへの情報の提供を行う買い物支援システムについて説明した。しかしながら、ユーザが登録した健康志向についての情報や、ユーザが詳細を見たレシピに関する情報などは、店舗にとっても重要な情報と言える。そこで、サーバ装置1では、これらの情報を解析、評価して食材の販売に有用な情報としてまとめ、この買い物支援システムを利用する店舗に情報提供を行うものとすることもできる。
また、ユーザが登録した健康志向についての情報や、ユーザ別履歴情報などは、病院、スポーツクラブ、フィットネスクラブ等においても重要な情報と言える。そこで、サーバ装置1では、これらの情報を病院、スポーツクラブ、フィットネスクラブ等に情報提供を行うものとすることもできる。
1 サーバ装置
2 店舗端末
3 ユーザ端末
4 販売商品情報
5 電子レシート情報
11 ユーザ情報データベース
12 ユーザ別履歴情報データベース
13 食材別栄養価データベース
14 所要量データベース
15 効能データベース
16 摂取食材モデルデータベース
17 レシピデータベース
18 店舗別販売商品データベース
1A 栄養評価部
1B 嗜好特定部
1C おすすめ食材抽出部
1D おすすめレシピ抽出部

Claims (8)

  1. 食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末と、ユーザが所有するユーザ端末と、該管理端末及び該ユーザ端末と通信可能なサーバ装置と、を備える買い物支援システムであって、
    前記管理端末は、
    前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を前記サーバ装置に送信する購入食品情報送信手段を備え、
    前記ユーザ端末は、
    前記サーバ装置が前記ユーザを識別するためのユーザ情報を前記サーバ装置に送信するユーザ情報送信手段と、
    前記サーバ装置から送信された栄養偏向情報を受信し、該受信した栄養偏向情報を出力する栄養偏向情報出力手段と、を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記ユーザ情報送信手段から送信された前記ユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
    前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記購入食品情報送信手段から送信された前記購入食品情報を前記ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、
    前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前記購入食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、
    前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする買い物支援システム。
  2. 食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末とユーザが所有するユーザ端末と通信可能な買い物支援サーバであって、
    前記ユーザ端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
    前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記管理端末から送信された、前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を、該ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、
    前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前購入記食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、
    前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする買い物支援サーバ。
  3. 前記ユーザ情報を受信したときに、該ユーザ情報に対応する前記購入食品情報が前記管理端末に既に記憶されているかどうかの問い合わせを送信する問い合わせ手段を、さらに備え、
    前記購入食品情報記憶手段は、前記問い合わせを受信した前記管理端末から送信された前記購入食品情報を、前記ユーザの前記購入食品情報として記憶し、
    前記栄養偏向情報生成手段は、前記購入食品情報記憶手段に記憶されている前記購入食品情報が、前記問い合わせを受信した前記管理端末から送信された前記購入食品情報だけであっても、前記栄養偏向情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の買い物支援サーバ。
  4. 前記購入食品情報は、購入された食品毎の購入量を示す購入量情報を含み、
    前記栄養偏向情報生成手段は、前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記購入量情報に基づいて、前記栄養偏向情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の買い物支援サーバ。
  5. 前記ユーザ端末から、前記ユーザの健康の志向に関する健康志向情報を受信する健康志向情報受信手段と、
    前記健康志向情報受信手段が受信した健康志向情報を記憶する健康志向情報記憶手段と、をさらに備え、
    前記栄養偏向情報生成手段は、前記健康志向情報記憶手段に記憶された前記健康志向情報に従って前記栄養偏向情報を生成する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の買い物支援サーバ。
  6. 前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報に応じて前記ユーザに摂取を推奨する種類の食品を抽出する推奨食品抽出手段と、
    前記推奨食品抽出手段により抽出された食品を材料として含む料理に関する料理情報を抽出し、該抽出した料理情報を前記ユーザ端末に送信する料理情報送信手段と、をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の買い物支援サーバ。
  7. 食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末とユーザが所有するユーザ端末と通信可能なコンピュータ装置を、
    前記ユーザ端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
    前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記管理端末から送信された、前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を、該ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、
    前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前記購入食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、
    前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  8. 食品販売に関する情報を少なくとも管理する管理端末と買い物支援サーバと通信可能な、ユーザが所有するユーザ端末であって、
    前記ユーザ端末から、前記ユーザを識別するためのユーザ情報を受信するユーザ情報受信手段と、
    前記ユーザ情報受信手段が受信した前記ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記管理端末から送信された、前記ユーザが購入した食品に関する購入食品情報を、該ユーザの購入食品情報として記憶する購入食品情報記憶手段と、
    前記購入食品情報記憶手段に記憶された前記ユーザの前購入記食品情報から特定される食品が有する栄養素の種類別の栄養価に関する食品栄養情報を解析し、前記ユーザの栄養素の偏りを示す栄養偏向情報を生成する栄養偏向情報生成手段と、
    前記栄養偏向情報生成手段により生成された前記栄養偏向情報を、前記ユーザ端末に送信する栄養偏向情報送信手段と、
    を有するサーバからの前記栄養偏向情報を受信する
    ユーザ端末。
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