JP2021125261A - ユーザ誘引システム、ユーザ誘引方法、及びユーザ誘引用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】各種調理方法の情報を提供するWebサイトにおいて、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、前記ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することにより、前記Webサイトにユーザを誘引できるユーザ誘引システム等の提供。【解決手段】飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引システムであって、ユーザが前記Webサイトにアクセスした際に、前記ユーザの嗜好性情報に基づき、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示手段を有するユーザ誘引システムである。【選択図】図16

Description

本発明は、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトにユーザを誘引する、ユーザ誘引システム、ユーザ誘引方法、及びユーザ誘引用プログラムに関する。
近年では、飲食物(料理や飲み物)の作り方を調べる際には、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトが広く利用されている。飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトとしては、いわゆる「レシピサイト」が知られており、「レシピサイト」としては、例えば、「クックパッド(登録商標)」、「Nadia(登録商標)」、「E・recipe(登録商標)」などが挙げられる。
ここで、上述したような飲食物の調理方法を利用者に提供する技術としては、例えば、ユーザに対して食事のレシピを提案する際に、ユーザの過去の食事履歴に基づいて、過去の食事のメニューと類似度が高くないメニューに関するレシピを提案することにより、ユーザに提案するレシピがワンパターン化することを抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来技術は、例えば、飲食物の調理方法の情報を検索可能なWebサイトを利用するユーザ自身の味の嗜好に応じて、当該ユーザの味の好みに合った飲食物を調理可能な調理方法の情報を提示できるものではなく、当該Webサイトに効果的にユーザを誘引できる(Webサイトの利用者を増やせる)ものではなかった。
特開2019−045902号公報
本発明は、各種調理方法の情報を提供するWebサイトにおいて、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、前記ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することにより、前記Webサイトにユーザを誘引できるユーザ誘引システム等を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための手段としての本発明のユーザ誘引システムは、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引システムであって、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示手段を有する。
また、上記の課題を解決するための手段としての本発明のユーザ誘引方法は、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引方法であって、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含む。
加えて、上記の課題を解決するための手段としての本発明のユーザ誘引用プログラムは、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引用プログラムであって、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含む処理をコンピュータに行わせる。
本発明によれば、各種調理方法の情報を提供するWebサイトにおいて、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、前記ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することにより、前記Webサイトにユーザを誘引できるユーザ誘引システム等を提供することができる。
図1は、飲食物データベースの一例を示す図である。 図2は、飲食物データベースにおける飲食物情報テーブルの一例を示す図である。 図3は、飲食物データベースにおける材料情報テーブルの一例を示す図である。 図4は、飲食物データベースにおける調理工程情報テーブルの一例を示す図である。 図5は、飲食物データベースにおける味傾向情報テーブルの一例を示す図である。 図6は、ユーザデータベースの一例を示す図である。 図7は、ユーザデータベースにおけるユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図8は、ユーザデータベースにおける嗜好性情報テーブルの一例を示す図である。 図9Aは、調理方法情報提示部が、飲食物の調理方法の情報を提示する際の提示形式の一例を示す図である。 図9Bは、調理方法情報提示部が、飲食物の調理方法の情報を提示する際の提示形式の他の一例を示す図である。 図10は、栄養素情報データベースにおける栄養素情報テーブルの一例を示す図である。 図11は、注意情報データベースにおける注意情報テーブルの一例を示す図である。 図12は、サプリメント情報データベースにおけるサプリメント情報テーブルの一例を示す図である。 図13は、材料製品情報データベースにおける材料製品情報テーブルの一例を示す図である。 図14は、調理器具製品情報データベースにおける調理器具製品情報テーブルの一例を示す図である。 図15Aは、第1の実施形態におけるユーザ誘引システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図15Bは、第1の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図16は、第1の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図17は、第2の実施形態におけるユーザ誘引システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図18は、第3の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図19は、第3の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図20は、第4の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図21は、第4の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図22は、第5の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図23は、第5の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(ユーザ誘引システム)
本発明のユーザ誘引システムは、従来技術では、各種調理方法の情報を提供するWebサイトにおいて、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、前記ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することができず、前記Webサイトにユーザを誘引すること(Webサイトの利用者を増やすこと)が難しいという、本発明者らの知見に基づくものである。
例えば、ユーザが自宅で調理を行う際には、自身の味の好み(嗜好性)に合った飲食物(料理)を作りたいと考えることが多く、自身の味の好みに合った飲食物を調理できる調理方法を調べたいというニーズがある。ユーザが飲食物の調理方法を調べる際には、例えば、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイト(例えば、レシピサイト)を利用し、調理方法の情報として、飲食物の材料、飲食物の各調理工程(作り方)の説明文、飲食物の各調理工程を撮影した画像や動画などを検索することがある。
しかしながら、上述した特許文献1に示したような従来技術においては、例えば、ユーザの過去の食事履歴に基づいて、過去の食事のメニューと類似度が高くないメニューに関するレシピを提案しており、ユーザの味の好み(嗜好性)に合った調理方法の情報を提示することができないという問題があった。
また、従来技術においては、例えば、多数のユーザによる飲食物の調理方法の評価結果の平均などに基づいて、ランキング形式で飲食物の調理方法の情報を表示しており、この場合にも、ユーザの味の好み(嗜好性)に応じて効果的に飲食物の調理方法の情報を提示することができない。
加えて、従来技術では、例えば、ユーザの検索条件(材料、ジャンル(カテゴリ)、調理の難易度など)に応じて、当該検索条件を満たす飲食物の調理方法を提示しており、当該調理方法により調理して作製した飲食物の味が、飲食物の調理方法を検索しているユーザの味の好みに合っているかどうかを考慮して情報を提示するものではなかった。
例えば、ユーザが「麻婆豆腐」のジャンルについては、比較的辛味が弱く旨味が強い味のものが好みであるとする。この場合、ユーザがレシピサイトなどのWebサイトにおいて、例えば、単に「麻婆豆腐」というキーワードで検索した場合には、辛味が強い麻婆豆腐を調理するための調理方法の情報が多く提示され、ユーザの好みに合わない調理方法の情報が提示されることになる。また、例えば、「甘口」及び「麻婆豆腐」というキーワードで検索した場合には、子供向けの甘味の強い麻婆豆腐を調理するための調理方法が多く提示され、ユーザの好みに合わない調理方法の情報が提示されることになる。
このように、従来技術は、ユーザの味の好みに合わせて、飲食物の調理方法の情報を提示するものではないことから、ユーザは自身の味の好みに合った調理方法を選択的に検索することができず、提示された調理方法により調理した飲食物の味が、ユーザの味の好みに合っておらず、ユーザが不満を持つことや後悔をすることがある。
また、ユーザにとって馴染みのない飲食物(例えば、調理したことがないジャンルの飲食物など)の調理方法を検索する場合には、ユーザが当該飲食物の味を想定することが特に難しく、どの調理方法を選択するべきであるのかを、ユーザが判断することが難しい。このような場合には、提示された調理方法により調理した飲食物の味が、ユーザの味の好みに合っておらず、ユーザが不満を持つ可能性や後悔をする可能性が高くなってしまう。
このように、従来技術においては、ユーザの味の好みに合った飲食物の調理方法の情報を提示することができないため、飲食物の調理方法の情報の提示を受けたユーザにおける満足度が十分でない場合があった。さらに、従来技術では、ユーザの満足度が十分でないことに起因して、例えば、ユーザが、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトの利用をやめてしまい、当該Webサイトを利用するユーザが減ってしまう場合がある。
また、飲食物の調理方法の情報を提示するWebサイト(例えば、レシピサイト)には多数の種類があり、例えば、多数のユーザによる飲食物の調理方法の評価結果の平均などに基づいて、ランキング形式で飲食物の調理方法の情報を表示する方法、ユーザの検索条件に応じて、当該検索条件を満たす飲食物の調理方法の情報を表示する方法などの従来技術を用いたとしても、ユーザの満足度を向上させて他のWebサイトとの差別化を図ることは難しく、Webサイトのユーザを増やすことは難しい。
このように、従来技術では、各種調理方法の情報を提供するWebサイトにおいて、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、当該ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することができず、当該Webサイトにユーザを誘引すること(Webサイトの利用者を増やすこと)が難しいという問題があった。
そこで、本発明者らは、各種調理方法の情報を提供するWebサイトにおいて、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、当該ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することにより、当該Webサイトにユーザを誘引できるユーザ誘引システム等について鋭意検討を重ね、以下のことを知見した。
すなわち、本発明者らは、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示手段を有するユーザ誘引システム等により、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、当該ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することにより、当該Webサイトにユーザを誘引できることを知見した。本発明は、この知見に基づくものである。
ここで、本発明においては、ユーザが、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する。つまり、本発明においては、例えば、あらかじめ特定したユーザの嗜好性の情報と、あらかじめ特定した調理方法により調理した飲食物の味の傾向情報とに基づいて、当該ユーザの嗜好性の情報と特定の調理方法により調理した飲食物の味の傾向情報との一致度を求め、当該一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報をユーザに対して提示する。
こうすることにより、本発明では、ユーザの嗜好性(味の好み)に合った飲食物を調理可能な調理方法の情報を、選択的にユーザに対して提示することができる。
本発明においては、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示するため、例えば、ユーザが飲食物の調理方法を検索する際に、自身の嗜好性(味の好み)に基づいて、自身が美味しいと感じる可能性が高い飲食物を調理可能な調理方法を、自身で積極的に検索することができる。
このため、本発明を用いることにより、提示された調理方法により調理した飲食物を実際に食べた際に、自身の味の好みと合う(美味しいと感じる)可能性を高くすることができ、ユーザの満足度を高くすることができる。また、本発明では、ユーザが、自身にとって馴染みのない飲食物の調理方法の情報を検索する場合であっても、自身が美味しいと感じる可能性が高い飲食物を調理可能な調理方法を検索して選択することができるため、ユーザの満足度を高くすることができる。
このように、本発明においては、例えば、Webサイトより提供された情報に基づいて飲食物を調理したユーザにおける、当該飲食物に対する満足度が高くなり、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対する満足度も高くなる。つまり、本発明では、ユーザの嗜好性(味の好み)に合った飲食物を調理可能な調理方法を提示できるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対する満足度を向上させることができ、当該Webサイトのユーザを増やす(当該Webサイトにユーザを誘引する)ことが可能である。
本発明のユーザ誘引システムは、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引システムである。
飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、いわゆる「レシピサイト」であってもよいし、「レシピサイト」と連携した「調理動画の掲載サイト」、飲食物の調理の様子を撮影した動画が投稿された「動画投稿サイト」であってもよい。
ここで、本発明のユーザ誘引システムは、情報提示手段を有し、必要に応じてその他の手段を有する。
また、本発明のユーザ誘引システムにおける各手段は、一体となっていてもよいし、別々になって(互いに離れて)いてもよい。各手段が別々となっている場合には、例えば、これらの各手段をイントラネットやインターネットなどのネットワークを用いて接続することが好ましい。
<情報提示手段>
情報提示手段は、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する手段である。
情報提示手段としては、上記の機能を実現可能なものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
また、情報提示手段は、例えば、味傾向情報取得部と、嗜好性情報取得部と、一致度導出部と、調理方法情報提示部とを有するものとすることができ、栄養素情報取得部と、注意情報取得部と、注意情報一致度導出部とを有するものが好ましい。また、情報提示手段は、サプリメント情報取得部と、サプリメント特定部を有することが好ましい。
これらの各部は、一体となっていてもよいし、別々になって(互いに離れて)いてもよい。各部が別々となっている場合には、例えば、これらの各部をイントラネットやインターネットなどのネットワークを用いて接続することが好ましい。
<<味傾向情報の取得(味傾向情報取得部)>>
味傾向情報取得部としては、Webサイトで提供される調理方法の情報に基づいて調理された飲食物における味の傾向の情報(味傾向情報)を取得することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置、携帯端末、味覚センサなどを用いて実現することができる。
Webサイトで提供される調理方法の情報に基づいて調理された飲食物(Webサイトにアップロードされた飲食物)における味傾向情報としては、Webサイトで提供される調理方法の情報に基づいて調理された飲食物における味の傾向を示す情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食物ごとの味の傾向情報とすることができる。以下では、「Webサイトで提供される調理方法の情報に基づいて調理された飲食物における味傾向情報」を、単に「飲食物の味傾向情報」と称することがある。
ここで、飲食物の味傾向情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、Webサイトにアップロードされた飲食物の味傾向情報を保有する飲食物データベースから抽出する方法が好ましい。言い換えると、本発明のユーザ誘引システムにおいては、Webサイトにアップロードされた飲食物の味傾向情報を保有する飲食物データベースを有し、情報提示手段が、飲食物データベースから抽出した飲食物の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。
<<<飲食物データベース>>>
飲食物データベース(飲食物DB)としては、Webサイトにアップロードされた飲食物の味傾向情報を保有するデータベースであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
飲食物データベースとしては、例えば、飲食物ID(Identification)、飲食物の名称情報、飲食物のジャンル情報、飲食物の調理方法情報、飲食物の味傾向情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、飲食物データベースとしては、例えば、図1に示すように、飲食物情報テーブルと、材料情報テーブルと、調理工程情報データベース、味傾向情報テーブルとを有するものを用いることができる。
飲食物データベースにおける飲食物情報テーブルとしては、図2に示すように、例えば、飲食物ID(飲食物情報テーブルにおけるユニークな番号)、飲食物の名称情報、飲食物のジャンル情報、飲食物の調理時間情報、及び飲食物の投稿者情報が記録されたものを用いることができる。飲食物情報テーブルにおいては、図2に示すように、例えば、特定の飲食物における、飲食物ID、飲食物の名称情報、飲食物のジャンル情報、飲食物の調理時間情報、及び飲食物の投稿者情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の飲食物に関する情報が記録されているものを用いることができる。
ここで、ジャンル情報として記録する飲食物のジャンルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、日本料理、寿司、海鮮料理、とんかつ、そば、うどん、ラーメン、焼き鳥、すき焼き、しゃぶしゃぶ、おでん、お好み焼き、たこ焼き、丼もの、ステーキ、ハンバーグ、パスタ、ピザ、ハンバーガー、オムライス、餃子、肉まん、焼き肉、カレーライス、鍋、スイーツなどが挙げられる。
また、飲食物情報テーブルにおけるジャンル情報としては、その飲食物が属するジャンルの区分とすることができ。例えば、飲食物の名称情報が「鉄板焼き餃子」である場合は、ジャンル情報としては「餃子」が記録されるようにする。
飲食物の調理時間情報としては、例えば、当該飲食物を調理するのに必要とされる時間の目安の情報とすることができる。飲食物データベースが飲食物の調理時間に関する情報を保有することにより、ユーザは、調理に必要となる時間を考慮して、より適切に自身に適した飲食物の調理方法の情報を選択することができる。より具体的には、例えば、ユーザがお弁当のおかずとなる飲食物の調理方法の提示を求める場合には、短時間で調理可能な飲食物の調理方法の情報を提示することなどができるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにユーザをより効果的に誘引することが可能である。
また、飲食物の投稿者情報としては、飲食物の調理方法の情報をWebサイトに投稿(アップロード)したユーザに関する情報であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、投稿者のユーザ名の情報、投稿者の属性情報などが挙げられる。投稿者の属性情報としては、例えば、一般ユーザ、投稿者がプロの料理人、管理栄養士、又は栄養士であるかの情報、投稿者の性別、過去の飲食物の調理方法(レシピ)の投稿数などが挙げられる。図2に示した例においては、飲食物の投稿者情報として、投稿者が、一般ユーザ、プロの料理人、管理栄養士、又は栄養士であるかの情報を記録する場合について示している。
ここで、飲食物情報テーブルでは、例えば、飲食物の名称情報が記録されるカラム(列)において、同一の名称の飲食物が存在していてもよい。
例えば、「親子丼」などの一般的な名称の飲食物の場合は、Webサイトに多数の同一の名称の飲食物の調理方法の情報がアップロードされていると考えられる。このような場合でも、飲食物情報テーブルでは、飲食物情報テーブルにおけるユニークなIDである飲食物ID毎に飲食物の名称情報が割り振られるため、同一の名称の飲食物であっても区別して情報を記憶することができる。
また、飲食物情報テーブルには、例えば、飲食物の完成物を撮影した写真のデータを更に記録してもよい。つまり、本発明のユーザ誘引システムにおいては、飲食物データベースが飲食物の完成物を撮影した写真の情報を更に保有することが好ましい。こうすることにより、飲食物の調理方法の情報を提示する際に、飲食物の完成物の写真の情報を更に提示することができるため、ユーザが当該飲食物のイメージをより持ちやすくすることができる。
加えて、飲食物情報テーブルには、例えば、飲食物を調理する際の難しさについての情報(難易度情報)を更に記録してもよい。つまり、本発明のユーザ誘引システムにおいては、飲食物データベースが飲食物を調理する際の難しさについての情報(難易度情報)を更に保有することが好ましい。
難易度情報としては、例えば、飲食物の調理方法に関する難易度を示すキーワードの情報とすることができる。飲食物の調理が容易(簡単)であることを示すキーワードの情報としては、例えば、「初心者向け」、「レンジで簡単調理」、「炊飯器に入れるだけ」、「短時間でささっと」などが挙げられる。一方、飲食物の調理が高難易度(本格的)であることを示すキーワードの情報としては、例えば、「熟練者向け」、「プロの技」などが挙げられる。
このように、飲食物データベースが飲食物を調理する際の難しさについての情報(難易度情報)を保有することにより、ユーザは、調理を行う際の難易度を考慮して、より適切に自身に適した飲食物の調理方法の情報を選択することができる。より具体的には、例えば、ユーザが調理に不慣れである場合などに、飲食物の調理が容易(簡単)である調理方法の情報を選択して提示することができるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにユーザをより効果的に誘引することが可能である。
飲食物情報テーブルには、例えば、飲食物のジャンルごとの特有の特徴についての情報(ジャンル特有情報)を更に記録してもよい。つまり、本発明のユーザ誘引システムにおいては、飲食物データベースが飲食物のジャンルごとの特有な特徴についての情報(ジャンル特有情報)を更に保有することが好ましい。
ジャンル特有情報としては、例えば、飲食物が属するジャンルにおいて、当該飲食物における詳細な分類や特徴などに関する情報とすることができる。
例えば、飲食物のジャンルが「焼きそば」である場合には、ジャンル特有情報としては、「ソース」、「しょうゆ」、「あんかけ」などの焼きそばの種類に関する情報とすることができる。また、例えば、飲食物のジャンルが「チャーハン」である場合には、ジャンル特有情報としては、「五目」、「納豆」、「高菜」、「あんかけ」などのチャーハンの種類に関する情報とすることができる。
また、例えば、飲食物のジャンルが「カレー」である場合には、ジャンル特有情報としては、「ビーフ」、「チキン」、「シーフード」、「キーマ」、「インド」などのカレーの種類に関する情報としてもよいし、「どろどろ」、「さらさら」、「家庭的」などのカレーに特有の特徴に関する情報としてもよい。さらに、例えば、飲食物のジャンルが「ラーメン」である場合には、ジャンル特有情報としては、「しょうゆ」、「みそ」、「塩」、「とんこつ」などのラーメンの種類に関する情報としてもよいし、「こってり」、「さっぱり」、「太麺」、「細麺」などのラーメンに特有の特徴に関する情報としてもよいし、「喜多方」、「博多」、「札幌」、「富山ブラック」、「赤穂塩」、「台湾」などの、いわゆるご当地ラーメンの分類に関する情報としてもよい。
このように、飲食物データベースが飲食物のジャンルごとの特有の特徴についての情報(ジャンル特有情報)を保有することにより、ユーザは、自身の好みや気分に合わせて、自身により適した飲食物の調理方法の情報を選択することができる。つまり、本発明のユーザ誘引システムでは、飲食物データベースがジャンル特有情報を保有することにより、例えば、特定のジャンルについての飲食物の調理方法の情報を提示する際に、ユーザの味の好みに合った飲食物のうち、更にユーザが指定したジャンル特有情報に合致した飲食物の調理方法の情報を選択的に提示することができる。このため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにユーザをより効果的に誘引することが可能である。
飲食物データベースにおける材料情報テーブルとしては、図3に示すように、例えば、飲食物ID、材料ID(材料情報テーブルにおけるユニークな番号)、材料名称情報、及び材料分量情報が記録されたものを用いることができる。材料情報テーブルにおいては、図3に示すように、例えば、飲食物ID、材料ID、材料名称情報、及び材料分量情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の材料に関する情報が記録されているものを用いることができる。
ここで、材料分量情報として記録する情報については、調理の際に通常用いられるその材料の単位等で表すことができる。例えば、牛肉であれば「100g」なとど表すことができ、水であれば「100cc」などと表すことができ、醤油であれば「小さじ1杯」などと表すことができ、卵であれば「2個」などと表すことができ、塩であれば「ひとつまみ」などと表すことができる。また、薬味や少量の調味料などについては、「適量」などとしてもよい。このように、材料分量情報には、調味料の情報が含まれていてもよい。
また、飲食物データベースにおいては、例えば、材料情報テーブルにおける材料分量情報が、「何人分(何人前)」の飲食物を調理する際の分量であるのかについての情報を保有することが好ましい。
飲食物データベースにおける調理工程情報テーブルとしては、図4に示すように、例えば、飲食物ID、調理工程ID(調理工程情報テーブルにおけるユニークな番号)、及び調理工程内容情報が記録されたものを用いることができる。調理工程情報テーブルにおいては、図4に示すように、例えば、飲食物ID、調理工程ID、及び調理工程内容情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の調理工程に関する情報が記録されているものを用いることができる。
なお、図4に示す調理工程情報テーブルでは、F1のIDが割り振られた飲食物(この例では「お手製ローストビーフ」)を調理する際に、S1からS5の順に各調理工程を行うことを表しており、更に、F2のIDが割り振られた飲食物(この例では「簡単!ほっこり肉じゃが」)を調理する際に、S6の調理工程から調理を行うことを表している。
調理工程内容情報として記録する情報としては、飲食物を調理する際の各工程についての情報であれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、各工程についての説明文、各工程を行うときの様子を撮影した写真のデータ、飲食物を調理する際の様子を撮影した動画のデータなどが挙げられる。また、これらの情報を組み合わせて記録して提示してもよい。
また、飲食物を調理する際の様子を撮影した動画データとしては、例えば、当該飲食物の調理の初めから終わりまでを撮影したものであってもよいし、当該飲食物の調理の初めから終わりまでを撮影したものを、短時間の動画として編集したものであってもよいし、重要な工程のみを撮影したものであってもよい。さらに、飲食物を調理する際の様子を撮影した動画データとしては、例えば、飲食物を調理する様子を撮影した動画に、調理の際のポイントやコツなどの情報をテロップとして追加し編集したものであってもよい。
なお、上記の図4においては、調理工程内容情報として、各工程についての説明文の情報を記録した場合を一例として示している。
また、本発明のユーザ誘引システムにおいては、例えば、材料情報テーブルに記録された情報と調理工程情報テーブルに記録された情報とを、飲食物の調理方法の情報として提示することができる。また、本発明のユーザ誘引システムにおいては、例えば、飲食物情報テーブルに記録された情報を更に提示してもよい。
飲食物データベースにおける味傾向情報テーブルとしては、図5に示すように、例えば、飲食物ID、飲食物における味傾向の評価毎に割り振られた味傾向情報ID(味傾向情報テーブルにおけるユニークな番号)、味傾向情報、味傾向の評価者情報、味傾向の評価方法情報、及び味傾向の評価日時情報が記録されたものを用いることができる。味傾向情報テーブルにおいては、図5に示すように、例えば、飲食物ID、味傾向情報ID、味傾向情報、味傾向の評価者情報、味傾向の評価方法情報、及び味傾向の評価日時情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の味傾向情報に関する情報が記録されているものを用いることができる。
ここで、味傾向情報テーブルが保有する味傾向情報としては、飲食物の味の傾向(特徴)を表現可能なものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、飲食物における味要素の情報であることが好ましい。
飲食物における味要素としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、当該飲食物における、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、渋味などが挙げられる。また、飲食物における味要素は、例えば、先味(飲食物を口に入れた後に、すっきりと消える味)と後味(飲食物を口に入れた後に、舌に残る味)とに分かれていてもよい。
また、飲食物における味要素の情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、当該飲食物における、酸味の評価値、辛味の評価値、旨味の評価値、苦味の評価値、塩味の評価値、甘味の評価値、渋味の評価値などが挙げられる。また、飲食物における味要素の情報は、例えば、先味の評価値と後味の評価値とに分かれていてもよい。
それぞれの味要素における評価値としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、味要素の強さ(大きさ)を示す数値であることが好ましい。味要素の強さ(大きさ)を示す数値としては、例えば、正の数(0から5の間の整数、0から100の間の整数など)で表されたものであってもよいし、0を基準とした正負の数(−5から+5の間の整数、−100から+100の間の整数など)で表されたものであってもよい。
また、それぞれの味要素における評価値としては、例えば、基準となる飲食物における味要素の評価に対する、評価対象となる飲食物における味要素の評価を数値化したものであってもよい。
ここで、基準となる飲食物における味要素の評価としては、例えば、実際の飲食物について味要素を評価して求めたものであってもよいし、評価対象となる飲食物における味要素を評価する評価者が、当該評価対象となる飲食物と同じ種類の飲食物を思い浮かべたときに想定する「普通の飲食物」における味要素であってもよい。
また、本発明においては、飲食物の味傾向情報が、当該飲食物における味要素の順位の情報(順位情報)であることが好ましい。味要素の順位情報としては、例えば、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。つまり、本発明では、飲食物の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。
味要素の順位情報としては、例えば、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの評価値を、評価値が大きい(数値が大きい)順に並べたものとすることができる。
味要素の順位情報の一例として、例えば、飲食物における味要素の情報を、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの評価値(0から10の整数による11段階の評価)とする場合において、例えば、酸味が「6」、辛味が「2」、旨味が「10」、苦味が「0」、塩味が「4」、甘味が「8」、渋味が「1」という評価値であるとする。この場合、味要素の順位情報は、「旨味、甘味、酸味、塩味、辛味、渋味、苦味」という順番(順位)の情報となる。
また、味要素の順位情報は、例えば、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」、5位「辛味」、6位「渋味」、7位「苦味」』のように表現することができる。
なお、この例では、それぞれの味要素の評価値が互いに異なる場合について説明したが、本発明においては、味要素の評価値が同じである味要素が存在してもよい。味要素の評価値が同じである味要素が存在する場合、当該味要素の評価値が同じである味要素どうしの順位情報は、例えば、同一の順位として扱ってもよいし、飲食物のジャンルなどに応じて異なる順位に割り振ってもよい。
味要素の評価値が同じである味要素どうしの順位情報を同一の順位として扱う場合、例えば、酸味と塩味の評価値が同一で3位相当であるときは、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味・塩味」、5位「辛味」、6位「渋味」、7位「苦味」』のように表現することができる。
ここで、飲食物における味傾向情報(例えば、味要素の情報)は、例えば、Webサイトから提供された情報であってもよいし、飲食物を食したユーザから提供された情報であってもよい。言い換えると、本発明においては、飲食物の味傾向情報が、Webサイトから提供された、及び飲食物を食したユーザから提供された、の少なくともいずれかであることが好ましい。
味傾向情報をWebサイトから提供された情報とする場合において、味傾向情報を取得する方法としては、例えば、Webサイトに飲食物の調理方法の情報をアップロードした投稿者自身が当該飲食物の味を評価する方法、味覚センサを用いて飲食物の味傾向を分析する方法、調理に用いた材料や調味料、調理方法等に基づいて当該飲食物の味傾向を求める方法などが挙げられる。また、本発明において飲食物における味傾向情報を取得する際には、このような方法を組み合わせて用いてもよい。
ここで、Webサイトに飲食物の調理方法の情報をアップロードした投稿者自身が当該飲食物の味を評価する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、投稿者が実際に調理した飲食物を食べた際の味の感じ方(味覚)に基づいて当該飲食物の味を評価する方法、調理に用いた材料や調味料、調理方法等に基づいて当該飲食物の味傾向を求める方法などが挙げられる。
飲食物における味傾向情報として、味覚センサを用いた飲食物の味傾向の分析結果を用いる場合において、味傾向の分析に用いる味覚センサ(味覚認識装置)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、公知の味覚センサを用いることができる。
ここで、公知の味覚センサを用いて味傾向情報を分析する場合、分析する飲食物の種類や味覚センサの性能などの制約により、特定の味要素を分析することが難しい場合には、味覚センサで分析可能な味要素を対象とした分析を行い、その他の味要素については、人間による評価結果に基づいて求めることが好ましい。例えば、味覚センサを用いる場合に、主に痛覚により感じるとされる辛味の分析が難しいと考えられるときは、辛味以外の味要素については、味覚センサによる分析結果に基づいて味要素の情報を求め、辛味については人間による評価結果に基づいて味要素の情報を求めることができる。
味傾向情報を、飲食物を食したユーザから提供された情報とする場合において、味傾向情報を取得する方法としては、例えば、Webサイトにアップロードされた飲食物の調理方法の情報に基づいて実際に当該飲食物を調理したユーザが、実際に当該飲食物を食べた際の味の感じ方(味覚)に基づいて当該飲食物の味を評価する方法などが挙げられる。
飲食物における味傾向情報として、ユーザが実際に当該飲食物を食べた際の味の感じ方(味覚)に基づいた評価結果の情報を用いる場合、複数のユーザ(評価者)による評価結果に基づいて、味傾向情報を求めることが好ましい。こうすることにより、飲食物における味傾向情報が、特定の評価者における味の感じ方(味覚)の特徴に大きく影響されることを抑制して、より一般化された信頼性が高い味傾向情報を得ることができる。
複数のユーザ(評価者)による評価結果に基づいて味傾向情報を求める方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、それぞれの評価者の評価結果における評価値の平均値を求める方法、それぞれの評価者の評価結果における評価値の中央値を求める方法などが挙げられる。
複数のユーザ(評価者)による評価結果に基づいて味傾向情報を求める際には、例えば、それぞれの評価者の評価結果のうち、全評価数に対し8割以上を占める評価結果(評価値)を、複数のユーザによる評価結果として用いてもよい。例えば、ある飲食物について、100人のユーザが味傾向情報の評価を行っている場合、当該飲食物の辛味について、84人が「7」と評価しており、10人が「6」と評価しており、5人が「10」と評価しており、1人が「2」と評価しているとする。この場合、最も評価が多かった評価値は、84人が評価した「7」であるので、複数のユーザによる評価結果を、そのまま「7」としてもよい。
このように、それぞれの評価者の評価結果のうち、評価数の割合が8割以上である評価結果を、複数のユーザによる評価結果とすることにより、例えば、通常の(一般の)味覚から離れたユーザの評価結果を除外することができ、より信頼性の高い味傾向情報を得ることができる。
なお、評価数の割合が8割以上である評価結果(評価値)が存在しない場合は、それぞれの評価者の評価結果のうち、評価数の割合が最も高い評価結果(評価値)を重要視するように重み付けを行ってもよい。
また、複数のユーザ(評価者)による評価結果に基づいて味傾向情報を求める際には、例えば、評価を行ったユーザの属性などに応じて重み付けを行い、重みが大きいユーザの評価の影響が大きくなるようにして、それぞれの評価者の評価結果を機械学習することにより味傾向情報を求めてもよい。この場合、ユーザの属性としては、例えば、ユーザが飲食物の味傾向情報の評価を行った回数(味傾向情報の投稿回数)とすることができ、飲食物の味傾向情報の評価を行った回数が多いほど、重みを大きくすることが好ましい。
また、評価を行ったユーザの属性などに応じて重み付けを行う場合、例えば、そのユーザが過去に行った飲食物の味傾向情報の評価結果が、当該飲食物における他のユーザが行った味傾向情報の評価結果とよく一致する(一致度が高い)場合に、そのユーザの評価は信頼性が高いと考えて、重みを大きくするようにしてもよい。
評価を行ったユーザの属性などに応じて重み付けを行う場合、例えば、ユーザの属性情報に、味の評価に慣れていることを示す情報が含まれているユーザの評価は信頼性が高いと考えて、重みを大きくするようにしてもよい。味の評価に慣れていることを示す情報としては、例えば、プロの料理人、管理栄養士、及び栄養士のいずれかであることなどが挙げられる。
また、飲食物の味の傾向は、例えば、Webサイトにアップロードされた飲食物の調理方法の情報に基づいて実際に当該飲食物を調理したユーザにおける調理の能力(調理スキル)にも影響されると考えられる。ここで、ユーザにおける、Webサイトにアップロードされた飲食物の調理方法の情報に基づいて実際に当該飲食物を調理した回数(調理回数)は、上記の味傾向情報の投稿回数以上であると考えられ、味傾向情報の投稿回数が多いユーザは、上記の調理回数も多いと考えられる。
このため、上述したようにユーザの属性として、当該ユーザにおける味傾向情報の投稿回数を考慮して、調理回数が多く、調理スキルが高い(料理が上手く、提示された調理方法の情報に従って正確に調理を行うことができる)と考えられるユーザの評価を重要視することにより、より信頼性が高いと考えられる飲食物の味傾向情報を求めることができる。
なお、ユーザの属性としての調理スキルは、例えば、ユーザ自身が入力してもよい。
また、ユーザの属性が、プロの料理人、管理栄養士、及び栄養士のいずれかである場合には、調理スキルが高いと考えられるため、当該ユーザの評価を重要視する(重みを大きくする)ようにしてもよい。
ここで、飲食物を食したユーザから飲食物の評価結果を取得する(集める)方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユーザが有する端末を用いる方法などが挙げられる。
ユーザが有する端末を用いる方法としては、例えば、ユーザの端末(例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなど)の画面に、飲食物の味についてのアンケートを表示させて、飲食物の味の評価結果を入力してもらう方法などが挙げられる。
飲食物を食したユーザからの飲食物の味の評価結果の取得率(アンケートの回収率)を高めるという観点では、例えば、飲食物の味の評価を行ったユーザ(アンケートに回答したユーザ)に対して、Webサイトにて利用可能なポイントの付与などを行うことが好ましい。
ここで、再び図5を参照して、飲食物データベースにおける味傾向情報テーブルの一例について説明する。
図5に示した例において、味傾向情報テーブルは、味傾向情報としての味要素の情報(酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの評価値)、味傾向の評価者情報、味傾向の評価方法情報、及び味傾向の評価日時情報が、それぞれ記録されたカラム(列)を有する。
図5に示した例では、味傾向の評価者情報として、味傾向を評価した評価者が、Webサイト側(例えば、飲食物の調理方法の情報の投稿者など)であるか、飲食物を食したユーザであるかについての情報が記録されている。
味傾向情報テーブルが、味傾向の評価者情報として、飲食物の味傾向情報の評価者(情報を入力した人)の属性に関する情報を有することにより、特定の評価者の評価結果を選択して(ピックアップして)求めた味傾向情報を得ることができる。
なお、この例では味傾向の評価者情報として、味傾向を評価した評価者が、飲食物の調理方法の情報の投稿者であるか、飲食物を食したユーザであるかについての情報を例示したが、これに限られるものではなく、目的に応じて適宜選択することができる。
また、図5に示した例では、味傾向の評価方法情報として、味傾向を評価した方法(味傾向情報の取得方法)が、Webサイトに飲食物の調理方法の情報をアップロードした者(投稿者)の味覚に基づく評価結果であるか、味覚センサによる評価結果(分析結果)であるか、飲食物を食したユーザの味覚に基づく評価結果であるかについての情報が記録されている。
味傾向情報テーブルが、味傾向の評価方法情報として、飲食物の味傾向を評価した方法に関する情報を有することにより、特定の評価方法による評価結果を選択して(ピックアップして)求めた味傾向情報を得ることができる。例えば、ユーザが、自身の嗜好性と、他の多数のユーザによる評価結果とを比べて、自身の味の好みに合った飲食物を調理可能な調理方法を検索することを希望する場合には、ユーザの嗜好性情報と、飲食物を食したユーザの味覚に基づく評価結果に基づいて求めた飲食物の味傾向情報との一致度が所定以上となる飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。
なお、この例では、味傾向の評価方法情報として、Webサイトに飲食物の調理方法の情報をアップロードした投稿者の味覚に基づく評価結果であるか、味覚センサによる評価結果であるか、飲食物を食したユーザの味覚に基づく評価結果であるかについての情報を例示したが、これに限られるものではなく、目的に応じて適宜選択することができる。
加えて、図5に示した例では、味傾向の評価日時情報として、味傾向情報が取得された時の年月日の情報が記録されている。
味傾向情報テーブルが、味傾向の評価日時情報として、飲食物の味傾向情報が取得された時の年月日の情報を有することにより、特定の期間に取得された評価結果を選択して(ピックアップして)求めた味傾向情報を得ることができる。例えば、ユーザが飲食物の調理方法の情報を検索する時から所定の期間内(例えば、1年以内)に取得された味傾向情報に基づいて、ユーザに飲食物の情報を提供することで、より新しい情報に基づいた飲食物の調理方法の情報の提示を行うことができる。
なお、この例では、味傾向の評価日時情報として、味傾向情報が取得された時の年月日の情報を例示したが、これに限られるものではなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、味傾向情報が取得された時の時刻の情報を更に有していてもよい。
本発明においては、飲食物における味傾向情報を求める際に、Webサイトから提供された情報と、飲食物を食したユーザから提供された情報を組み合わせて用いてもよい。この場合、Webサイトから提供された情報と飲食物を食したユーザから提供された情報とを区別せずに扱ってもよいし、それぞれの情報を区別して扱ってもよい。
ここで、飲食物の味傾向情報は、上述したように、例えば、それぞれの飲食物に対する味要素の各評価結果における評価値から求めることができ、各評価結果における評価値の平均値としてもよいし、各評価結果における評価値の中央値としてもよい。
また、上述したように、本発明においては、味傾向情報を取得(評価)する際の評価方法が複数混在する場合があり得る。このような場合には、例えば、味傾向情報の尺度、単位、基準などが、評価方法によって異なるときがあると考えられる。例えば、味覚センサを用いて、基準となる飲食物における味要素の評価に対する、評価対象となる飲食物における味要素の評価を数値化することにより求めた評価値と、飲食物を食したユーザの味覚に基づいた評価値とでは、互いに尺度、単位、基準などが異なる場合があると考えられる。
このような場合には、例えば、味傾向情報を取得する際の評価方法(味傾向の評価方法情報)ごとに、味傾向情報を分けて求めることが好ましい。こうすることにより、同一の評価方法によって得た情報に基づいて味傾向情報を求めることができるため、飲食物の味傾向情報の信頼性をより高くすることができる。
また、飲食物データベースは、新たな情報を適宜追加することができるものが好ましい。例えば、飲食物を食したユーザが、当該飲食物の味傾向情報を追記できるようにして、データベースの情報を随時アップデートできるようにすることが好ましい。
<<嗜好性情報の取得(嗜好性情報取得部)>>
嗜好性情報取得部としては、ユーザの嗜好性を示す情報(嗜好性情報)を取得することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ユーザの嗜好性情報としては、ユーザの嗜好性(味の好み)を示す情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食物(料理)のジャンルごとの情報であってもよいし、飲食物のジャンルを区別しないユーザの全体的な味の好みを示す情報であってもよい。これらの中でも、ユーザの嗜好性情報としては、飲食物のジャンルごとの情報であることが好ましい。ユーザの嗜好性情報が飲食物のジャンルごとの情報であることにより、ユーザのより細かい嗜好性を考慮して、飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
ここで、ユーザの嗜好性情報の具体的な情報の種類としては、ユーザの嗜好性を表現可能なものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ユーザの味の好みを味要素で表した情報(味要素の情報)であることが好ましい。
ユーザの味の好みを表す味要素としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食物の味傾向情報と同様に、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、渋味などが挙げられる。また、ユーザの味の好みを表す味要素は、例えば、飲食物の味傾向情報と同様に、先味と後味とに分かれていてもよい。
ユーザの味の好みを味要素で表した情報(味要素の情報)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酸味の嗜好値、辛味の嗜好値、旨味の嗜好値、苦味の嗜好値、塩味の嗜好値、甘味の嗜好値、渋味の嗜好値などが挙げられる。また、ユーザの味の好みを表す味要素の情報は、例えば、先味の嗜好値と後味の嗜好値とに分かれていてもよい。
なお、それぞれの味要素における嗜好値としては、例えば、ユーザが重要視する味要素において、値が大きくなる数値とすることができる。
本発明においては、例えば、飲食物の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に基づいて、飲食物の調理方法の情報を提示する。このため、本発明では、飲食物の味傾向情報とユーザの嗜好性情報との表現形式や項目が一致していることが好ましい。したがって、飲食物の味傾向情報における好ましい形態と、ユーザの嗜好性情報における好ましい形態とは、同様にすることができる。
より具体的には、ユーザの嗜好性情報としては、飲食物の味傾向情報と同様に、味要素の順位の情報(順位情報)であることが好ましい。更に、本発明においては、ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。
味要素の順位情報としては、例えば、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの嗜好値を、嗜好値が大きい(数値が大きい)順に並べたものとすることができる。
ここで、飲食物(料理)のジャンルごとにユーザの嗜好性情報としての味要素の情報を取得する場合の一例として、「カレー」のジャンルにおけるユーザの味の好みを表す味要素の情報の例について説明する。
「カレー」のジャンルにおける味要素の順位情報の例として、味要素の情報を、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの嗜好値(0から10の整数による11段階の評価)とする場合、例えば、酸味が「4」、辛味が「9」、旨味が「7」、苦味が「2」、塩味が「3」、甘味が「6」、渋味が「1」という嗜好値であるとする。この場合、味要素の順位情報は、「辛味、旨味、甘味、酸味、塩味、苦味、渋味」という順番(順位)の情報となる。
また、味要素の順位情報は、例えば、『1位「辛味」、2位「旨味」、3位「甘味」、4位「酸味」、5位「塩味」、6位「苦味」、7位「渋味」』のように表現することができる。このような味要素の順位情報となる場合、ユーザの嗜好性としては、「カレー」のジャンルにおいて、辛味や旨味が強いものが好みであると考えられる。
ここで、ユーザの嗜好性情報は、例えば、ユーザから提供された情報であってもよいし、ユーザから入手した情報であってもよい。言い換えると、本発明においては、ユーザの嗜好性情報が、ユーザから提供された、及びユーザから入手した、の少なくともいずれかであることが好ましい。
嗜好性情報がユーザから提供された情報である場合における、嗜好性情報を取得する方法(ユーザが嗜好性情報を提供する方法)としては、例えば、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内の入力フォーム(テキストボックス)にユーザが入力する方法、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内におけるアイコンやプルダウンからユーザが選択する方法、音声によりユーザが入力する方法などが挙げられる。また、本発明においてユーザの嗜好性情報を取得する際には、これらの方法を組み合わせて用いてもよい。
例えば、これらの方法を用いて、ユーザに対して嗜好性情報の提供を求めるアンケートを実施することにより、ユーザの嗜好性情報を取得することができる。また、実施するアンケートとしては、例えば、飲食物のジャンルごとに、ユーザ自身の味の好みが反映されるように、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味の嗜好値を入力してもらうアンケートなどとすることができる。
また、ユーザから提供された嗜好性情報については、データベースに記録することが好ましく、更に、一度提供された嗜好性情報は、データベースから当該嗜好性情報を抽出し、ユーザの嗜好性情報として用いることが好ましい。こうすることにより、ユーザが自身の嗜好性情報を指定する際などに、同じ嗜好性情報を繰り返し入力(提供)する作業を省略することができ、ユーザの利便性をより向上させることができるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにより効果的にユーザを誘引することが可能である。
本発明においては、例えば、データベースにユーザの嗜好性情報を記録しておき、Webサイトにユーザがアクセスしてログインした時に、ログインしたユーザの嗜好性情報を当該データベースから取得するようにしてもよい。また、Webサイトにユーザがログインする際には、例えば、「Cookie」を用いて、当該Webサイトにユーザがアクセスした際に自動的にログインするようにしてもよいし、ユーザによるID及びパスワードの入力を受け付けることにより、Webサイトにログインするようにしてもよい。
ユーザから提供された嗜好性情報を記録するデータベース(ユーザデータベース)としては、ユーザの嗜好性情報を保有するデータベースであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
ユーザデータベース(ユーザDB)としては、例えば、ユーザID、ユーザの名称情報、ユーザの属性情報、ユーザの嗜好性情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。また、ユーザの属性情報としては、例えば、ユーザの性別情報、ユーザの年齢情報などが挙げられる。
また、ユーザデータベースとしては、例えば、図6に示すように、ユーザ情報テーブルと、嗜好性情報テーブルとを有するものを用いることができる。
ユーザデータベースにおけるユーザ情報テーブルとしては、図7に示すように、例えば、ユーザID(ユーザ情報テーブルにおけるユニークな番号)、ユーザの名称情報、ユーザの性別情報、及びユーザの年齢情報が記録されたものを用いることができる。ユーザ情報テーブルにおいては、図7に示すように、例えば、特定のユーザにおける、ユーザID、ユーザの名称情報、ユーザの性別情報、及びユーザの年齢情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のユーザに関する情報が記録されているものを用いることができる。
ユーザデータベースにおける嗜好性情報テーブルとしては、図8に示すように、例えば、ユーザID、嗜好性情報ID(嗜好性情報テーブルにおけるユニークな番号)、飲食物のジャンル、及び嗜好性情報が記録されたものを用いることができる。味傾向情報テーブルにおいては、図8に示すように、例えば、ユーザID、嗜好性情報ID(嗜好性情報テーブルにおけるユニークな番号)、飲食物のジャンル、及び嗜好性情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の嗜好性情報に関する情報が記録されているものを用いることができる。
また、図8に示した例において、嗜好性情報テーブルは、嗜好性情報としての味要素の情報(酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの嗜好値)が、それぞれ記録されたカラム(列)を有する。
嗜好性情報テーブルにおいては、図8に示すように、ユーザの嗜好性情報が飲食物のジャンルごとに記録されていること、即ち、ユーザの嗜好性情報が飲食物のジャンルごとの情報であることが好ましい。ユーザの嗜好性情報が飲食物のジャンルごとの情報であることにより、飲食物のジャンルによってユーザの嗜好性が異なる場合においても、ユーザの嗜好性により一致した飲食物を調理可能な調理方法の情報を提示することができる。一例としては、辛味の強い担々麺が好みであるユーザが、どの飲食物においても辛味が強いものが好みであるとは限らず、例えば、カレーについては甘口のもの(辛味が弱いもの)が好みである場合もあり得ると考えられる。このような場合においても、ユーザの嗜好性情報が飲食物のジャンルごとの情報であれば、例えば、ユーザにおけるジャンルごとの飲食物の好みに応じて、より適切にユーザの嗜好性に合った飲食物の調理方法の情報を提示することができるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにより効果的にユーザを誘引することが可能である。
なお、嗜好性情報テーブルに記録する嗜好性情報(例えば、味要素の情報)としては、上述したように、ユーザから提供された情報を用いることができるが、これに限られるものではなく、例えば、後述するユーザから入手した情報(ユーザから取得した情報を用いた機械学習などにより得た情報)を、嗜好性情報として記録してもよい。さらに、嗜好性情報テーブルには、ユーザから提供された情報及びユーザから入手した情報の両方を記録してもよい。
嗜好性情報がユーザから入手した情報である場合における、嗜好性情報を入手(取得)する方法としては、例えば、飲食物に対するユーザ自身の評価と、当該飲食物の味の傾向とを学習することにより、当該ユーザの嗜好性を推定して取得する方法などが挙げられる。
ここで、飲食物に対するユーザ自身の評価と、当該飲食物の味の傾向とを学習することにより、当該ユーザの嗜好性を推定して取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
飲食物に対するユーザ自身の評価は、例えば、Webサイトにアップロードされた飲食物の調理方法の情報に基づいて実際に当該飲食物を調理した飲食物をユーザが食べた後に、当該飲食物の味についての評価の情報を入力してもらうことなどにより取得する。ここで、飲食物の味についての評価の情報としては、例えば、飲食物を食べたときの当該飲食物に対する満足度(美味しさ)を数値で表した情報などが挙げられる。また、飲食物の味についての評価の情報は、学習の効率や精度の観点から、多数の情報を取得して学習に用いることが好ましい。
また、飲食物の味の傾向に関する情報としては、例えば、上述した飲食物データベースに記録された味傾向情報を用いてもよいし、そのユーザ自身が評価した味要素の評価値を用いてもよい。これらの中でも、飲食物の味の傾向に関する情報の信頼性をより高めるという観点では、多数の情報が記録されていると考えられる飲食物データベースに記録された味傾向情報を用いることが好ましい。
上述のようにして取得した、飲食物に対するユーザ自身の評価の情報と、当該飲食物の味の傾向の情報とを学習する際には、例えば、ユーザの当該飲食物に対する満足度の情報と、飲食物データベースに記録された当該飲食物の味傾向情報とについて、機械学習(Machine Learning)を行うことにより、当該ユーザの嗜好性を推定可能な学習モデルを得ることが好ましい。
ここで、機械学習の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ニューラルネットワークを用いた方法、遺伝的プログラミングを用いた方法、サポートベクターマシン(SVM)を用いた方法などが挙げられる。
機械学習を行う際には、例えば、ユーザの満足度が高い飲食物の味傾向情報と、推定したユーザの嗜好性(嗜好性情報)とが近くなるように、機械学習を行うことが好ましい。
また、機械学習を行う際においては、例えば、飲食物に対するユーザ自身の評価の情報について、当該飲食物が含まれるジャンルについてユーザが評価を行った回数などに応じて重み付けを行い、重みが大きい情報の影響が大きくなるようにして、機械学習を行うようにしてもよい。この場合、ユーザが評価を行った回数が多い飲食物(食べた回数が多い飲食物)のジャンルについての評価の情報における重みを大きくすることが好ましい。
学習モデルの精度(推定した嗜好性の信頼度)をより向上させるという観点では、例えば、飲食物のジャンルごとに機械学習を行い、飲食物のジャンルごとの学習モデルを得ることが好ましい。この場合、例えば、特定のジャンルの飲食物におけるユーザの満足度の情報と、飲食物データベースに記録された当該ジャンルの飲食物の味傾向情報とについて、機械学習を行うことにより、それぞれのジャンルに対応した学習モデルを得ることができる。
そして、例えば、上述のようにして得た学習モデル(学習済みモデル)を用いて、実際に推定した嗜好性情報(例えば、それぞれのジャンルの飲食物における味要素の嗜好値)を、ユーザの嗜好性情報として取得する。また、このようにして取得したユーザの嗜好性情報は、ユーザデータベースに記録することが好ましい。
ユーザデータベースは、新たな情報を適宜追加することができるものが好ましい。例えば、ユーザの嗜好性情報を、必要に応じて随時アップデートできるようにすることが好ましい。
ここで、ユーザの嗜好性情報は、ユーザの周囲の環境に応じて変化するものとしてもよく、例えば、ユーザが飲食物を食した(食事をした)時の気温の情報、ユーザがWebサイトにアクセスした時の気温の情報などを考慮して、嗜好性情報を求めてもよい。
例えば、夏の暑い日と冬の寒い日とでは、同一の飲食物を食した場合でも、食べた飲食物に対する評価が変わる可能性や、ユーザが食べたいと思う飲食物が変わる可能性があると考えられる。ユーザが飲食物を食べた時の気温の情報、ユーザがWebサイトにアクセスした時の気温の情報を考慮して、嗜好性情報を求めることにより、ユーザの周囲の環境に応じた嗜好性情報を得ることで、ユーザの嗜好性により一致する飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
また、ユーザの嗜好性情報を、機械学習を用いた方法により推定して取得する場合には、ユーザが飲食物を食した時の気温の情報と、ユーザの食した飲食物に対する評価の情報とを関連付けて機械学習を行い、所定の気温範囲ごとのユーザの嗜好性情報を推定可能な学習モデルを得ることが好ましい。そして、例えば、ユーザがWebサイトにアクセスした時の気温を取得し、取得した気温が含まれる気温範囲における推定した嗜好性情報を用いて、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食物の調理方法を提示することが好ましい。こうすることにより、例えば、ユーザがWebサイトにアクセスした時の気温に応じて、提示する飲食物の調理方法の情報が変化する場合もあり、ユーザのその時の嗜好性により一致した飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
気温の情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユーザ自身が入力する方法、ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、その位置における気温の情報を取得する方法などが挙げられる。これらの中でも、ユーザが気温の情報を入力する必要がなく、利便性をより向上できるため、ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、その位置における気温の情報を取得する方法が好ましい。
ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、その位置における気温の情報を取得する方法としては、例えば、GPS(Global Positioning System)などのGNSS(Global Navigation Satellite System;全球測位衛星システム)により位置情報を取得可能な端末(例えば、スマートフォン)によりユーザの位置情報を取得し、取得した位置情報と場所ごとの気温が記録されたデータベースを照合する方法が挙げられる。
また、場所ごとの気温が記録されたデータベースとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、インターネット上で公開されている気象庁のデータベースなどを用いることができる。
<<ユーザの嗜好性との一致度の導出(嗜好一致度導出部)>>
嗜好一致度導出部としては、Webサイトにアップロードされた調理方法の情報に基づいて調理された飲食物の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度を導出することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
Webサイトにアップロードされた調理方法の情報に基づいて調理された飲食物の味の傾向と、ユーザの嗜好性との一致度を導出する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した飲食物の味傾向情報と、上述したユーザの嗜好性情報とに基づいて、当該味傾向情報と当該嗜好性情報との一致度を導出することが好ましい。
ここで、飲食物の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度(嗜好一致度)は、例えば、味傾向情報と嗜好性情報の各数値(例えば、ぞれぞれにおける味要素の数値)における差の大きさ、味傾向情報としての味要素の順位情報と、嗜好性情報としての味要素の順位情報とにおける各味要素の順序の情報などを用いて表すことができる。
味傾向情報と嗜好性情報の各数値における差の大きさに基づいて、嗜好一致度を導出する場合は、例えば、味傾向情報としての各味要素の評価値と、嗜好性情報としての各味要素の嗜好値とにおいて、各味要素の値どうしの差の絶対値を算出し、算出した各味要素の差の絶対値を足し合わせたものを嗜好一致度とすることができる。
このようにして嗜好一致度を導出した場合には、嗜好一致度の値が小さいほど、飲食物の味の傾向とユーザの嗜好性(味の好み)とが一致している(一致度が高い)ことを意味する。
より具体的には、例えば、味傾向情報としての味要素の評価値が、酸味が「6」、辛味が「2」、旨味が「10」、苦味が「0」、塩味が「4」、甘味が「8」、渋味が「1」であり、嗜好性情報としての味要素の嗜好値が、酸味が「4」、辛味が「9」、旨味が「7」、苦味が「2」、塩味が「3」、甘味が「6」、渋味が「1」であるとする。
この場合、各味要素の値どうしの差の絶対値を算出すると、酸味が「|6−2|=4」、辛味が「|2−9|=7」、旨味が「|10−7|=3」、苦味が「|0−2|=2」、塩味が「|4−3|=1」、甘味が「|8−6|=2」、渋味が「|1−1|=0」となる。このとき、各味要素の差の絶対値を足し合わせると、「4+7+3+2+1+2+0=19」となり、嗜好一致度の値は「19」となる。この嗜好一致度の値が小さいほど、飲食物の味の傾向とユーザの嗜好性とが一致している(一致度が高い)ことを意味する。
なお、この例では、各味要素の差の絶対値を用いて嗜好一致度を導出したが、これに限定されるものではなく、例えば、各味要素の差の二乗(自乗)を用いてもよい。
味傾向情報としての味要素の順位情報と、嗜好性情報としての味要素の順位情報とにおける各味要素の順序の情報に基づいて嗜好一致度を導出する場合は、例えば、味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度とすることができる。
より具体的には、例えば、味傾向情報としての味要素の順位情報が、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」、5位「辛味」、6位「渋味」、7位「苦味」』であり、嗜好性情報としての味要素の順位情報が、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」、5位「渋味」、6位「苦味」、7位「辛味」』であるとする。
この場合、味傾向情報と嗜好性情報とにおいて、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」』までの上位4つの順序が一致しており、例えば、嗜好一致度としては「4」とすることができる。また、上記の例のように、味傾向情報と嗜好性情報とにおいて、上位4つの順序が一致している場合には、例えば、味要素の項目の数(要素数)を用いて、嗜好一致度を「4/7」のように表してもよい。
この例においては、嗜好一致度の値が大きいほど、飲食物の味の傾向とユーザの嗜好性とが一致している(一致度が高い)ことを意味する。
ここで、本発明においては、上述した方法の中でも、味傾向情報としての味要素の順位情報と、嗜好性情報としての味要素の順位情報とにおける各味要素の順序の情報に基づいて嗜好一致度を導出することが好ましく、味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度とすることがより好ましい。
本発明においては、例えば、味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度とすることにより、ユーザがより重要視していると考えられる上位の味要素が一致しているか否かを考慮して、ユーザの嗜好性との一致度を求めることができるため、ユーザの味の好みをより反映した一致度に基づいた飲食物の調理方法の情報の提示を行うことができるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにより効果的にユーザを誘引することが可能である。
また、本発明においては、飲食物(料理)のジャンルに応じて嗜好一致度を導出することが好ましい。例えば、特定のジャンルの飲食物における味傾向情報と、そのジャンルにおけるユーザの嗜好性情報とを用いて、嗜好一致度を導出することにより、ユーザのより細かい嗜好性を考慮して、飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
より具体的には、本発明においては、例えば、飲食物のジャンルに応じて嗜好一致度を導出することにより、飲食物のジャンルによってユーザの嗜好性が異なる場合においても、ユーザにおけるジャンルごとの飲食物の好みに応じて、ユーザの嗜好性により一致した飲食物を調理可能な調理方法の情報を提示することができる。
<<飲食物の調理方法の情報の提示(調理方法情報提示部)>>
調理方法情報提示部としては、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示することができれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のディスプレイを有するコンピュータ、携帯端末などを用いることができる。
調理方法情報提示部により提示する飲食物の調理方法の情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食物の名称情報、飲食物のジャンル情報、飲食物の材料情報、飲食物の調理工程情報、飲食物の味傾向情報などが挙げられる。ここで、飲食物の材料情報、飲食物の調理工程情報などについては、全ての情報を一括して提示することは必須ではなく、情報の一部を提示してもよいし、全ての情報を提示可能な別のページへのリンクとして提示してもよい。また、調理方法情報提示部により提示する飲食物の調理方法の情報は、例えば、上述した飲食物データベースに記録された情報とすることができる。
また、調理方法情報提示部は、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食物を調理可能な調理方法が存在しない場合は、例えば、「条件を満たす飲食物の調理方法が存在しないこと」を提示してもよい。
調理方法情報提示部は、例えば、飲食物の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する。また、飲食物の味傾向情報は、上述した飲食物データベースから抽出することが好ましい。
つまり、本発明においては、Webサイトにアップロードされた飲食物の味傾向情報を保有する飲食物データベースを有し、情報提示手段が、飲食物データベースから抽出した飲食物の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。
飲食物の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度(嗜好一致度)が所定以上である飲食物の調理方法を特定する手法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、上述した嗜好一致度と設定した閾値とを比較して特定する方法、嗜好一致度が高い順に所定数の飲食物の調理方法の情報を特定する手法などが挙げられる。
嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法を特定する際に、嗜好一致度と所定の閾値とを比較して特定する場合において、閾値を設定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、あらかじめ設定した所定の閾値を用いる方法、ユーザが閾値を設定する方法などが挙げられる。
あらかじめ設定した所定の閾値を用いる場合、例えば、ユーザの嗜好性と大きく異なると考えられる飲食物の調理方法の情報を提示しないような閾値(低い閾値)としてもよいし、ユーザの嗜好性と特に近いと考えられる飲食物の調理方法の情報を提示できるような閾値(高い閾値)としてもよい。
また、ユーザが閾値を設定する場合、閾値の大きさは、ユーザの目的に応じて適宜選択することができ、例えば、自身の嗜好性に合わない飲食物の調理方法の情報の提示を避けることを目的とするときは、閾値を低くする(嗜好一致度が比較的低い飲食物の調理方法の情報も提示する)ことができ、自身の嗜好性と特に一致する飲食物の調理方法の情報の提示を目的とするときは、閾値を高くする(嗜好一致度が特に高い飲食物の調理方法の情報を提示する)ことができる。
嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法を特定する際に、嗜好一致度が高い順に所定数の飲食物の調理方法を特定する場合において、特定する飲食物の調理方法の数(所定数)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、あらかじめ設定した数値を用いる方法、ユーザが数値を設定する方法などが挙げられる。
あらかじめ設定した所定の数値を用いる場合、例えば、Webサイトにアップロードされている飲食物の調理方法の総数に応じて設定する数値を変更する(例えば、飲食物の調理方法の総数が多い場合には、設定する数値を大きくする)ようにしてもよい。
また、ユーザが数値を設定する場合、数値の大きさは、ユーザの目的に応じて適宜選択することができ、例えば、自身の嗜好性に合わない飲食物の調理方法の提示を避けることを目的とするときは、数値を大きくする(嗜好一致度が比較的低い飲食物の調理方法も提示する)ことができ、自身の嗜好性と特に一致する飲食物の調理方法の提示を目的とするときは、数値を小さくする(嗜好一致度が特に高い飲食物の調理方法を提示する)ことができる。
ここで、本発明においては、上述したように、飲食物の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。
この場合、飲食物の味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度するときには、上位3つの順序が一致する飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。言い換えると、本発明においては、情報提示手段が、飲食物における味要素の順位情報のうちの上位3つの順序が、ユーザの嗜好性情報における味要素の順位情報のうちの上位3つの順序と一致したとき、飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。こうすることにより、本発明においては、ユーザが特に重要視していると考えられる上位3つの味要素が一致しているか否かを考慮して、ユーザの嗜好性との一致度を求めることができるため、ユーザの味の好みを特に反映して飲食物の調理方法の情報の提示を行うことができるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにより効果的にユーザを誘引することが可能である。
ここで、飲食物の調理方法の情報を提示する際には、嗜好一致度が所定以上であるか否かに加えて、飲食物の調理に必要となる時間の上限についての指定をユーザから受け付け、指定された時間内で調理可能な飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。
つまり、飲食物の調理に必要となる時間の上限についての指定をユーザから受け付け、飲食物データベースにおける調理時間情報を参照することにより、指定された時間内で調理可能な飲食物の調理方法の情報を抽出して提示することが好ましい。こうすることにより、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、指定された時間内で調理可能な飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
また、指定された時間内で調理可能な飲食物の調理方法の情報を提示する場合には、ユーザが調理にあまり時間をかけたくないと考えていることが想定されることから、例えば、調理時間が短い順に飲食物の調理方法の情報を提示するようにしてもよい。
飲食物の調理方法の情報を提示する際には、嗜好一致度が所定以上であるか否かに加えて、飲食物の調理に使用したい材料の指定をユーザから受け付け、指定された材料を用いて調理可能な飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。
例えば、ユーザの自宅の冷蔵庫に「白菜」が多く余ってしまっている場合には、ユーザは「白菜」を用いて調理可能な飲食物の調理方法の情報を検索したいというニーズがある。このような場合には、飲食物の調理に使用したい材料の指定をユーザから受け付け、飲食物データベースにおける材料情報テーブルを検索することにより、指定された材料を用いて調理可能な飲食物の調理方法の情報を抽出して提示することが好ましい。こうすることにより、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、指定された材料を用いて調理可能な飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
また、飲食物の調理方法の情報を提示する際には、嗜好一致度が所定以上であるか否かに加えて、飲食物のジャンルについてのユーザからの指定を受け付け、指定されたジャンルの飲食物を調理可能な調理方法の情報を提示することが好ましい。
例えば、ユーザが「カレー」のジャンルを指定した場合には、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、飲食物データベースにおける「ジャンル情報」が「カレー」となっている飲食物の調理方法の情報を提示するようにすることが好ましい。こうすることにより、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、指定されたジャンルの飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
さらに、飲食物の調理方法の情報を提示する際には、嗜好一致度が所定以上であるか否かに加えて、飲食物のジャンル及びジャンル特有情報についてのユーザからの指定を受け付け、指定されたジャンルにおいて、指定されたジャンル特有情報を有する飲食物を調理可能な調理方法の情報を提示することが好ましい。
例えば、ユーザが「カレー」というジャンルにおいては、粘性(粘度)が低く「さらさら」のものが好みである場合には、「さらさら」の「カレー」を調理可能な飲食物の調理方法の情報を検索したいというニーズがある。このような場合には、飲食物のジャンル及びジャンル特有情報の指定をユーザから受け付け、飲食物データベースから、指定されたジャンル及びジャンル特有情報を満たす飲食物の調理方法の情報を抽出して提示することが好ましい。こうすることにより、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、指定されたジャンルにおける、ユーザの好みや気分をより適切に考慮して飲食物の調理方法の情報を提示することができる。このため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにユーザをより効果的に誘引することが可能である。
飲食物の調理方法の情報を提示する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ディスプレイ(画面)に飲食物の調理方法の情報を表示する方法が好ましい。ディスプレイとしては、例えば、ユーザが使用する端末のディスプレイを用いることができる。つまり、本発明においては、情報提示手段が、飲食物の調理方法の情報をユーザが使用する端末に提示することが好ましい。こうすることにより、ユーザが自身の使用する端末で容易に飲食物の調理方法の情報を得ることができ、ユーザの利便性をより向上させることができるため、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにより効果的にユーザを誘引することが可能である。
ユーザが使用する端末としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、タブレット端末、スマートフォンなどが挙げられる。本発明においては、例えば、ユーザ誘引システムにおけるサーバ装置等と、ユーザが所有する端末装置とをネットワークにより接続することで、当該端末装置に飲食物の調理方法の情報を表示させることができる。
本発明においては、ユーザが有する端末を、飲食物の調理方法の情報を表示するための手段の一例として利用することができ、例えば、本発明のユーザ誘引システムにおける情報提示手段から提示された飲食物の調理方法の情報を、ユーザが使用する端末で受信して表示することができる。
飲食物の調理方法の情報をディスプレイに表示する際の表示方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、テキスト(文字)情報として表示する方法、テキストと画像を組み合わせた情報として表示する方法、飲食物を調理する際の様子を撮影した動画を再生する方法などが挙げられる。
テキストと画像を組み合わせた情報として表示する際には、例えば、「クックパッド(登録商標)」、「Nadia(登録商標)」、「E・recipe(登録商標)」などのレシピサイトで用いられているように、飲食物の名称、飲食物のジャンル、飲食物の材料、飲食物の各調理工程(作り方)の説明文、飲食物の各調理工程を撮影した画像、飲食物の味傾向情報、飲食物の投稿者情報、飲食物の完成物を撮影した画像などを共に表示することが好ましい。
飲食物を調理する際の様子を撮影した動画を再生する際には、例えば、「You Tube(登録商標)」などの「動画投稿サイト」で用いられているように、動画を再生しながら当該動画の説明文などを表示できるようにすることが好ましい。
図9Aは、調理方法情報提示部が、飲食物の調理方法の情報を提示する際の提示形式の一例を示す図である。
図9Aでは、ユーザからのジャンルの指定を受け付け、ユーザが「カレー」というジャンルを指定した場合において、飲食物の調理方法の情報として、飲食物の「名称」、飲食物の「ジャンル」、飲食物を調理する際の「調理時間」、飲食物を調理する際の材料及び各調理工程の情報を表示する別のページへのリンクである「詳しい作り方」を提示する例を示している。また、図9Aの例では、飲食物の味傾向情報における味要素の順位情報と、ユーザの嗜好性情報における味要素の順位情報とにおける一致度(嗜好一致度)が高い順に順番を並び替え(ソートして)、「おすすめランキング」として、飲食物の調理方法の情報を提示している。
図9Bは、調理方法情報提示部が、飲食物の調理方法の情報を提示する際の提示形式の他の一例を示す図である。
図9Bの例では、図9Aに示した例と同様に、ユーザからのジャンルの指定を受け付け、ユーザが「カレー」というジャンルを指定した場合において、更に、飲食物の調理に必要となる時間の上限についての指定をユーザから受け付け、ユーザが「40分」という上限時間を指定した場合の例を示している。
このため、図9Bの例では、図9Aの例における「プロの味!本格辛口カレー(調理時間:50分)」及び「具沢山ごろごろ野菜カレー(調理時間:60分)」が提示されていない代わりに、「レンジで時短!ピリ辛カレー(調理時間20分)」及び「本場のインドカレー(調理時間:40分)」が、嗜好一致度の高い順に提示されている。
<<注意情報の利用>>
本発明のユーザ誘引システムにおいては、情報提示手段が、飲食物データベースから抽出した飲食物の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。
例えば、メタボリックシンドロームなどの健康上の問題を抱えるユーザや、糖質制限などの減量法を実践しているユーザにおいては、糖質が少ない飲食物の調理方法の情報を検索したいというニーズがある。
より具体的には、例えば、糖質の少ないスイーツ(お菓子)の調理方法の情報を検索する目的で、「糖質オフ」及び「スイーツ」というキーワードで検索した場合、従来技術を用いたときには、単に「糖質の少ないスイーツ」の調理方法の情報が提示され、ユーザの味の好みは考慮されない。このため、従来技術では、提示されたスイーツの味がユーザの好みに合っておらず、ユーザが不満を持つことや後悔をすることがある。
一方、本発明のユーザ誘引システムの好ましい形態においては、ユーザの嗜好性情報の一致度(嗜好一致度)が所定以上であり、更に、ユーザが食事の注意している情報である注意情報の一致度が所定以上である飲食物の調理方法の情報を提示する。このため、本発明のユーザ誘引システムでは、上記の糖質の少ないスイーツの調理方法を提示する例において、ユーザの味の好みに合ったスイーツの中から、糖質が少ないスイーツを更に絞り込んで提示することができるので、当該飲食物の調理方法の情報を提示したWebサイトに対するユーザの満足度を向上させることができ、当該Webサイトにより効果的にユーザを誘引することが可能である。
注意情報の一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する際には、例えば、情報提示手段が、栄養素情報取得部と、注意情報取得部と、注意情報一致度導出部とを更に有することが好ましい。
<<<飲食物の栄養素情報の取得(栄養素情報取得部)>>>
栄養素情報取得部としては、Webサイトにアップロードされた調理方法により調理される飲食物における栄養素の情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、飲食物における栄養素の情報(栄養素情報)としては、飲食物における栄養素に関する情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エネルギー量(カロリー)、たんぱく質量、脂質量、炭水化物量、糖質量、食物繊維量、ナトリウム量(食塩相当量)などが挙げられる。これらの中でも、栄養素情報としては、脂質量、糖質量、ナトリウム量(食塩相当量)から選択される少なくとも1つであることが好ましい。
飲食物の栄養素情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、Webサイトにアップロードされた調理方法により調理される飲食物の栄養素情報を保有する栄養素情報データベースから抽出する方法が好ましい。
栄養素情報データベース(栄養素情報DB)としては、例えば、飲食物ID、飲食物における栄養素情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、栄養素情報データベースとしては、例えば、栄養素情報テーブルを有するものを用いることができる。
栄養素情報テーブルとしては、図10に示すように、例えば、飲食物ID及び飲食物における栄養素情報が記録されたものを用いることができる。栄養素情報テーブルにおいては、図10に示すように、例えば、飲食物ID及び飲食物における栄養素情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のメニューにおける栄養素情報が記録されているものを用いることができる。
なお、栄養素情報テーブルにおける飲食物IDは、飲食物データベースにおける飲食物IDと対応している。
また、栄養素情報データベースは、上述した飲食物データベースの一部であってもよい。この場合、例えば、飲食物データベースが栄養素情報テーブルを有するようにしてもよいし、飲食物データベースの飲食物情報テーブルに、栄養素情報を更に記録するようにしてもよい。
ここで、飲食物の栄養素情報としては、Webサイトから提供された情報を用いることが好ましい。より具体的には、飲食物の栄養素情報としては、例えば、Webサイトに飲食物の調理方法の情報をアップロードした投稿者が、飲食物の調理に用いた材料、調味料、調理方法等に基づいて求めた情報を用いることがより好ましい。例えば、飲食物の栄養素情報が、Webサイトに飲食物の調理方法の情報をアップロードした投稿者から提供された情報であることにより、高い精度の栄養素情報を得ることができる。
また、飲食物の調理に用いた材料、調味料、調理方法等に基づいて栄養素情報を求める際には、例えば、飲食物データベースにおける材料情報テーブル及び調理工程情報テーブルに記録された情報に基づいて、材料及び調味料毎の栄養素を合計することなどにより栄養素情報を求めることができる。なお、材料及び調味料毎の栄養素は、例えば、文部科学省が公表している日本食品標準成分表などに基づいて求めることができる。
各調理工程の情報を考慮して栄養素情報を求める際には、例えば、油で揚げて調理を行う工程を含む飲食物における脂質量を所定量多くするなどが好ましい。
<<<ユーザの注意情報の取得(注意情報取得部)>>>
注意情報取得部としては、ユーザの注意情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、ユーザの注意情報としては、ユーザが食事をする際に注意すべき事項に関する情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、食事をする際に考慮をすべき栄養素に関する情報などが挙げられる。
より具体的には、ユーザの注意情報としては、例えば、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つであることが好ましい。本発明においては、注意情報が、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つであることにより、ユーザが注意すべき食事の要素を適切に考慮して、ユーザに合った飲食物の調理方法の情報を提示することができる。
ユーザの注意情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ユーザが自身で入力する方法、ユーザの注意情報を保有する注意情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
ユーザが注意情報を入力する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内の入力フォーム(テキストボックス)にユーザが入力する方法、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内におけるアイコンやプルダウンからユーザが選択する方法、音声によりユーザが入力する方法などが挙げられる。
また、注意情報データベース(注意情報DB)としては、例えば、ユーザID、ユーザの注意情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。また、注意情報データベースに記録するユーザの注意情報としては、例えば、ユーザにより入力された情報を用いることができる。
より具体的には、注意情報データベースとしては、例えば、注意情報テーブルを有するものを用いることができる。
注意情報テーブルとしては、図11に示すように、例えば、ユーザID及びユーザの注意情報が記録されたものを用いることができる。注意情報テーブルにおいては、図11に示すように、例えば、ユーザID及びユーザの注意情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のユーザにおける注意情報が記録されているものを用いることができる。
図11に示す例においては、「○」が付いている項目が注意情報に該当する。例えば、ユーザIDが「1」のユーザにおいては、「減塩」が注意情報となる。
また、注意情報データベースは、上述したユーザデータベースの一部であってもよい。この場合、例えば、ユーザデータベースが注意情報テーブルを有するようにしてもよいし、ユーザデータベースのユーザ情報テーブルに、注意情報を更に記録するようにしてもよい。
<<<注意情報の一致度の導出(注意情報一致度導出部)>>>
注意情報一致度導出部としては、Webサイトにアップロードされた調理方法により調理される飲食物における栄養素とユーザの注意情報との一致度を導出することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
飲食物における栄養素とユーザの注意情報との一致度を導出する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した飲食物の栄養素情報と、上述したユーザの注意情報とに基づいて、当該栄養素情報と当該注意情報との一致度を導出することが好ましい。
飲食物における栄養素とユーザの注意情報との一致度(注意情報一致度)は、例えば、飲食物の栄養素情報における、ユーザの注意情報により指定された栄養素(成分)の量に基づいて導出することができる。より具体的には、注意情報一致度は、例えば、飲食物における、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が、所定量以下となっている栄養素の数とすることができる。
また、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が所定量以下となっているか否かを判定する際における「所定量」としては、例えば、ユーザが日本人である場合は、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」に基づいて求めた量とすることができる。この場合、例えば、ユーザの年齢及び性別における、1日当たりの食事摂取基準を3で割った量(1食当たりの食事摂取基準)とすることができる。
ここで、例えば、飲食物の栄養素情報が、食塩相当量、糖質量、及び脂質量を含み、ユーザの注意情報が、減塩、低糖質、及び低脂肪であるとする。さらに、例えば、飲食物における栄養素の量は、食塩相当量が4g、糖質量が70g、脂質量が15gであり、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が所定量以下となっているか否かを判定する際における「所定量」が、食塩相当量については3g、糖質量については100g、脂質量については20gであるとする。
このとき、当該飲食物において、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が、所定量以下となっている栄養素の数は、2つ(糖質量及び脂質量)となり、注意情報一致度は「2」とすることができる。また、注意情報の項目の数(要素数)を用いて、注意情報一致度を「2/3」のように表してもよい。
また、注意情報一致度は、1つの項目について導出してもよく、例えば、ユーザの注意情報が「低脂肪」である場合には、飲食物における脂質量が所定量以下となるときに、注意情報一致度が「1」であるとしてもよく、注意情報の項目の数を用いて「1/1」のように表してもよい。
ここで、飲食物における栄養素とユーザの注意情報との一致度(注意情報一致度)が所定以上である飲食物の調理方法を特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法を特定する方法と同様の方法を用いることができる。つまり、注意情報一致度が所定以上である飲食物の調理方法を特定する際には、例えば、注意情報一致度と設定した閾値とを比較して特定する方法、注意情報一致度が高い順に所定数の飲食物の調理方法を特定する方法などを用いることができる。
また、注意情報一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した調理方法情報提示部により提示することが好ましい。
このように、本発明においては、情報提示手段が、飲食物データベースから抽出した飲食物の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示することが好ましい。こうすることにより、本発明においては、ユーザの味の好み(嗜好性)に合致すると共に、ユーザの健康状態を維持及び改善するために注意すべき情報に基づいて、より健康的な飲食物を調理可能な調理方法の情報をユーザに提示することができる。
本発明は、例えば、ユーザの注意情報を考慮して飲食物の調理方法の情報の提示を行うことにより、ユーザの健康管理をサポートすることができる。このため、本発明は、健康管理を必要とするユーザに対しても好適に用いることができる。また、健康管理を必要とするユーザは、自身の食事の内容などをより積極的に記録することが期待でき、例えば、飲食物の味傾向情報やユーザの嗜好性情報を得るための情報を、より積極的に提供する可能性が高いと考えられる。
<<栄養補助食品の情報の提示>>
本発明のユーザ誘引システムにおいては、情報提示手段が、飲食物の調理方法の情報に加え、更に栄養補助食品(サプリメント;サプリ)の情報を提示することが好ましい。栄養補助食品の情報を提示する場合には、情報提示手段が、サプリメント情報取得部と、サプリメント特定部とを更に有することが好ましい。
<<<栄養補助食品の情報の取得(サプリメント情報取得部)>>>
サプリメント情報取得部としては、栄養補助食品(サプリメント)の情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、栄養補助食品の情報(サプリメント情報)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、摂取することにより期待される効果の情報などが挙げられる。
サプリメント情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、サプリメント情報を保有するサプリメント情報データベースから取得する方法が好ましい。
サプリメント情報データベース(サプリメント情報DB)としては、例えば、サプリメントID、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、摂取することにより期待される効果の情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、サプリメント情報データベースとしては、例えば、サプリメント情報テーブルを有するものを用いることができる。
サプリメント情報テーブルとしては、図12に示すように、例えば、サプリメントID、サプリメントの名称(商品名)、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、及び摂取することにより期待される効果の情報が記録されたものを用いることができる。サプリメント情報テーブルにおいては、図12に示すように、例えば、サプリメントID、サプリメントの名称(商品名)、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、及び摂取することにより期待される効果の情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のサプリメントにおけるサプリメント情報が記録されているものを用いることができる。
なお、図12中の「グラボノイド」及び「ヒアルログルコ」は登録商標である。
ここで、サプリメント情報は、インターネット上の様々なWebサイトから収集することができ、例えば、各種サプリメントを販売する事業者のWebサイトから好適に収集することができる。
<<<提示する栄養補助食品の特定(サプリメント特定部)>>>
サプリメント特定部としては、ユーザに合わせて栄養補助食品(サプリメント)を特定することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、ユーザに合わせてサプリメントを特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食物における栄養素情報に基づいて特定する方法、ユーザの注意情報に基づいて特定する方法、ユーザの嗜好性情報に基づいて特定する方法、ユーザの食事の履歴情報に基づいて特定する方法などが挙げられる。また、これらの方法を、組み合わせて用いてもよい。
飲食物における栄養素情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、当該飲食物における不足している栄養素を摂取可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、上記の飲食物における栄養素情報に基づいて、当該飲食物に過剰に含まれる栄養素の吸収を抑制すること又は排出を促すことが可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、Webサイトにアップロードされた調理方法により調理した飲食物における栄養素情報に基づいて、当該飲食物に含まれる栄養素の種類や量に応じて、当該飲食物の特徴に合わせたサプリメントの情報を提示することができる。こうすることにより、本発明では、調理方法を提示した飲食物において、不足する栄養素(ビタミンや鉄分など)を補うことができるサプリメントや、過剰に摂取してしまう栄養素(糖質や塩分など)の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントの情報を、飲食物の調理方法と共に提示することができる。このため、提示された調理方法により調理された飲食物を食するユーザは、より健康的な食事を行うことができる。
ユーザの注意情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、ユーザにとって、更に摂取すべき成分を含有するサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、摂取することを控えるべき成分の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、ユーザの注意情報に基づいて、ユーザが食事をする際に注意すべき事項を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができる。こうすることにより、本発明では、例えば、ユーザの注意情報が「貧血」である場合には、飲食物の調理方法の情報と共に、鉄分を多く含有するサプリメントの情報を提示する。また、他の例としては、例えば、ユーザの注意情報が「低脂肪」である場合は、飲食物の調理方法の情報と共に、脂肪の吸収を抑える機能を有するサプリメントの情報を提示する。このようにすることにより、ユーザの注意情報を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができ、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
ユーザの嗜好性情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、ユーザの味の好みを表す味要素の情報に応じて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、ユーザの味の好みを表す味要素の情報に応じて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントの情報を、飲食物の調理方法の情報と共に提示することにより、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
例えば、ユーザの味の好みを表す味要素において、「塩味」の嗜好値又は順位が高い場合には、当該ユーザが塩分の多い飲食物を食する頻度が高いと考えられるため、塩分を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、「塩味」の嗜好値又は順位が高いユーザに対しては、塩分の吸収を抑える又は排出を促すことができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。また、他の例としては、例えば、「甘味」の嗜好値又は順位が高い場合には、当該ユーザが糖質の多い飲食物を食する頻度が高いと考えられるため、糖質を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、「甘味」の嗜好値又は順位が高いユーザに対しては、糖質の吸収を抑える又は排出を促すことができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。このようにすることにより、ユーザの嗜好性情報を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができ、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
ユーザの食事の履歴情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、ユーザが過去に食した飲食物の栄養素に応じてサプリメントを特定する方法、ユーザの過去に食した飲食物のジャンルの割合に応じてサプリメントを特定する方法などが挙げられる。
ユーザが過去に食した飲食物の栄養素に応じてサプリメントを特定する方法としては、例えば、過去の所定期間において、ユーザが食した飲食物の栄養素を分析することにより、当該ユーザに不足していると考えられる栄養素を摂取可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、当該ユーザが過剰に摂取していると考えられる栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、ユーザが過去に食した飲食物の栄養素に応じて、ユーザにとって適切なサプリメントの情報を、飲食物の調理方法の情報と共に提示することにより、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
また、ユーザの過去に食した飲食物のジャンルの割合に応じてサプリメントを特定する方法としては、例えば、過去の所定期間において、ユーザが食した飲食物のジャンルの割合を分析することにより、該ユーザに不足していると考えられる栄養素を摂取可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、当該ユーザが過剰に摂取していると考えられる栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
例えば、ユーザが「ラーメン」のジャンルの飲食物を食する割合が高い場合には、当該ユーザは塩分を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、当該ユーザに対しては、塩分の排出を促すことができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。また、他の例としては、例えば、ユーザが「天ぷら」のジャンルの飲食物を食する割合が高い場合には、当該ユーザは脂質を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、当該ユーザに対しては、脂質の吸収を抑えることができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。このようにすることにより、ユーザの食事の履歴情報を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができ、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
ここで、ユーザの食事の履歴情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユーザが自身で入力する方法、ユーザの食事の履歴情報を保有する食事履歴情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
また、ユーザに合ったサプリメント(合致サプリメント)を特定する際には、例えば、ユーザが自身の体調や改善したい症状についての情報を入力して、その情報に基づいて、ユーザの状態に適したサプリメントを特定してもよい。
例えば、ユーザが、自身の体調の情報として「疲労感がある」という情報を入力した場合には、疲労感を軽減する機能を有するサプリメントの情報を提示することが好ましい。また、他の例としては、例えば、改善したい症状の情報として「低血圧」という情報を入力した場合には、低血圧の症状を改善できる機能を有するサプリメントの情報を提示することが好ましい。
また、栄養補助食品(サプリメント)の情報を提示する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した調理方法情報提示部により提示することが好ましい。
<<材料の情報及び調理器具の製品情報の提示>>
本発明のユーザ誘引システムにおいては、情報提示手段が、飲食物の調理方法の情報に加え、当該飲食物の調理に用いる、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を更に提示することが好ましい。言い換えると、本発明のユーザ誘引システムにおいては、飲食物の調理方法の情報を提示する際に、当該飲食物の調理に必要となる材料や調理器具の製品情報を更に提示することが好ましい。
また、本発明において、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を提示する場合には、情報提示手段が、材料製品情報取得部と、調理器具製品情報取得部と、材料・調理器具特定部を更に有することが好ましい。
<<<材料の製品情報の取得(材料製品情報取得部)>>>
材料製品情報取得部としては、飲食物の調理に用いる材料(食材等)の製品情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、飲食物の調理に用いる材料の製品情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、材料の名称の情報、材料の金額の情報、材料を販売する事業者の情報、材料における消費期限(日持ち)の情報などが挙げられる。
材料の製品情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、材料の製品情報を保有する材料製品情報データベースから取得する方法が好ましい。
材料製品情報データベース(材料製品情報DB)としては、例えば、材料製品ID、材料の名称の情報、材料の金額の情報、材料を販売する事業者の情報、材料における消費期限(日持ち)の情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、材料製品情報データベースとしては、例えば、材料製品情報テーブルを有するものを用いることができる。
材料製品情報テーブルとしては、図13に示すように、例えば、材料製品ID、材料の名称の情報、材料の金額の情報、及び材料を販売する事業者の情報が記録されたものを用いることができる。材料製品情報テーブルにおいては、図13に示すように、例えば、材料製品ID、材料の名称の情報、材料の金額の情報、及び材料を提供する事業者の情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の材料における材料の製品情報が記録されているものを用いることができる。
図13に示すように、材料を提供する事業者の情報としては、例えば、事業者の名称の情報、事業者のWebサイト(例えば、材料を購入できるECサイト)のURLの情報、事業者における広告料の支払い情報などが挙げられる。
また、図13に示すように、材料製品IDは、例えば、同一の名称の材料であっても、材料を提供する事業者が異なる場合には、食品の金額や品質が異なるときがあると考えられることから、異なる材料製品IDを設定して管理してもよい。
ここで、材料の情報は、例えば、インターネット上の様々なWebサイトから収集することができ、各種材料を販売する事業者のWebサイトから好適に収集することができる。また、食品の情報は、例えば、材料を提供する事業者自身が、本発明のユーザ誘引システムにおける材料製品情報DBに登録してもよい。
<<<調理器具の製品情報の取得(調理器具製品情報取得部)>>>
調理器具製品情報取得部としては、飲食物の調理に用いる調理器具の製品情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、飲食物の調理に用いる調理器具の製品情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、調理器具の名称の情報、調理器具の金額の情報、調理器具の用途の情報、調理器具を販売する事業者の情報などが挙げられる。
調理器具の製品情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、調理器具の製品情報を保有する調理器具製品情報データベースから取得する方法が好ましい。
調理器具製品情報データベース(調理器具製品情報DB)としては、例えば、調理器具ID、調理器具の名称の情報、調理器具の金額の情報、調理器具の用途の情報、調理器具を販売する事業者の情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、調理器具製品情報データベースとしては、例えば、調理器具製品情報テーブルを有するものを用いることができる。
調理器具製品情報テーブルとしては、図14に示すように、例えば、調理器具製品ID、調理器具の名称の情報、調理器具の金額の情報、調理器具の用途の情報、及び調理器具を販売する事業者の情報が記録されたものを用いることができる。調理器具製品情報テーブルにおいては、図14に示すように、例えば、調理器具製品ID、調理器具の名称の情報、調理器具の金額の情報、調理器具の用途の情報、及び調理器具を販売する事業者の情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の調理器具における調理器具の情報が記録されているものを用いることができる。
図14に示すように、調理器具を提供する事業者の情報としては、例えば、事業者の名称の情報、事業者のWebサイト(例えば、調理器具を購入できるECサイト)のURLの情報、事業者における広告料の支払い情報などが挙げられる。
ここで、調理器具の製品情報は、例えば、インターネット上の様々なWebサイトから収集することができ、各種調理器具を販売する事業者のWebサイトから好適に収集することができる。また、調理器具の製品情報は、例えば、調理器具を提供する事業者自身が、本発明のユーザ誘引システムにおける調理器具製品情報DBに登録してもよい。
<<<提示する材料及び調理器具の特定(材料・調理器具特定部)>>>
材料・調理器具特定部としては、提示する飲食物の調理方法に合わせて材料及び調理器具の少なくともいずれかを特定することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、提示する飲食物の調理方法に合わせて材料の製品情報を特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、提示する飲食物の調理方法における、材料情報テーブル(例えば、図3)における「材料名称情報」と、材料製品情報テーブル(例えば、図13)における「材料名称情報」とを照合し、一致する材料の製品情報を特定する方法などが挙げられる。
また、提示する飲食物の調理方法に合わせて調理器具の製品情報を特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、提示する飲食物の調理方法における、調理工程情報テーブル(例えば、図4)における「調理工程内容情報」と、調理器具製品情報テーブル(例えば、図14)における「調理器具名称情報」とを照合し、調理工程において用いる調理器具の製品情報を特定する方法などが挙げられる。この方法においては、例えば、提示する飲食物の調理方法の調理工程内容情報に、「蒸し器により10分蒸す」との情報がある場合に、調理器具名称情報が「蒸し器」となっている調理器具の製品情報を特定することができる。
<<<材料及び調理器具の製品情報の提示>>>
本発明のユーザ誘引システムにおいては、上述したようにして特定した、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を、情報提示手段により更に提示することが好ましい。
こうすることにより、本発明では、例えば、提示する飲食物の調理方法において、あまり一般的でない材料(食材)や調理器具が必要となる場合などには、調理方法の情報と合わせて、必要な材料や調理器具の製品情報が提示されることにより、ユーザにとっての利便性を更に高くすることができる。
さらに、提示する飲食物の調理方法において必要となる材料や調理器具に、通常の飲食物では利用することが少ないもの(一般的でなく、珍しいもの)が含まれる場合などには、調理方法の情報と合わせて、必要な材料や調理器具の製品情報が提示されることにより、ユーザの利便性を特に向上させることができる。
ここで、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を提示する際の具体的な方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食物の調理方法の情報に加えて、当該飲食物の調理に必要となる材料及び調理器具の少なくともいずれかを、購入できるWebサイト(ECサイト)へのリンクを提示する方法などが挙げられる。
こうすることにより、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザは、自身の味の好みに合った飲食物の調理方法の情報と共に、当該飲食物の調理に必要となる材料や調理器具を、当該Webサイトを経由してそのまま購入することができるため、ユーザの利便性を更に向上させることができる。さらに、飲食物の調理に必要となる材料や調理器具を購入できるWebサイト(ECサイト)へのリンクを提示することにより、材料や調理器具を製品する事業者は、その材料や調理器具の購入意欲が特に高いと考えらえるユーザに対し、より効果的な広告を行うことができる。
また、本発明においては、情報提示手段が、材料及び調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者における広告料の支払い情報に基づいて、事業者における広告料の支払い額を特定し、事業者における広告料の支払い額が多いほど、事業者が提供する材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示することが好ましい。
なお、事業者における広告料の支払い額が多いほど、事業者が提供する材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示する際には、例えば、当該事業者の支払い額に応じて段階的に優先度合いを変更してもよいし、当該事業者が広告料を支払っているか否か(支払い額が「0」であるか否か)を判定し、広告料を支払っている事業者の情報を優先して提示(広告料の支払いの有無に応じて優先度合いを変更)してもよい。
広告料の支払い情報に基づいて、事業者における広告料の支払い額を特定する際には、例えば、図13に示した材料製品情報テーブル、及び図14に示した調理器具製品情報テーブルにおける「広告料の支払い情報」を用いることができる。
事業者における広告料の支払い情報(支払い情報)としては、材料及び調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者が、本発明のユーザ誘引システムの管理者等に支払っている広告料の支払い額(金額)を含む情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、広告料を支払った日時の情報、支払った広告料の支払い額(金額)の情報などが挙げられる。
ここで、図13に示した材料製品情報テーブルにおける広告料の支払い情報の一例においては、例えば、IDが「IS1」である事業者は、2017年3月20日に「¥10,000」の広告料をユーザ誘引システムの管理者等に支払ったことを表す。また、図13に示した材料製品情報テーブルにおける広告料の支払い情報の一例においては、例えば、IDが「IS3」である事業者は、今まで一度も広告料を支払っていないことを表す。
本発明において、事業者における広告料の支払い額が多いほど、事業者が提供する材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示する際の具体的な方法としては、例えば、広告料の支払い額が多い事業者についての製品情報を、広告料の支払い額が少ない(広告料を支払っていない場合を含む)事業者についての製品情報よりも、上位に(先に)提示する方法などを用いることができる。
また、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示する際の具体的な方法としては、例えば広告料の支払い額が少ない事業者の製品情報を提示する際に比べて、広告料の支払い額が多い事業者の製品情報を、情報量がより多くなるように提示する方法などを用いることもできる。
ここで、広告料を支払っている事業者についての製品情報を、情報量がより多くなるように提示する際の具体的な方法としては、例えば、広告料を支払っている事業者が提供する、材料や調理器具の画像等をより大きく表示する方法、当該事業者が提供する材料や調理器具の画像を表示する数を多くする方法、当該事業者が提供する材料や調理器具を紹介する文章を多く表示する方法、当該事業者が提供する材料や調理器具を利用したユーザによるコメント(評価)を更に表示する方法、当該事業者が提供する材料や調理器具を紹介するWebページのページ数を多くする方法などが挙げられる。なお、本発明では、これらの方法を組み合わせて用いてもよい。
本発明においては、上述したようにして、事業者における広告料の支払い額が多いほど、事業者が提供する材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示することにより、広告料を多く支払っている事業者から、ユーザが材料や調理器具を購入する可能性をより高めることができる。
このように、広告料を多く支払っていると判定した事業者が提供する、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示することにより、例えば、本発明のユーザ誘引システムを実施する事業者は、各事業者からの広告収入得ることができ、収益性を向上させることができる。さらに、広告料を多く支払っていると判定した事業者が提供する、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示することにより、例えば、材料及び調理器具を提供する事業者は、食材や調理器具の購入意欲が特に高いと考えらえるユーザに対し、より効果的な広告を行うことができる。
本発明のユーザ誘引システムにおいて、事業者が支払う広告料の金額(支払い額)等は、ユーザ誘引システムの管理者等が適宜設定することができ、例えば、所定の期間の広告料として一定の金額を設定する手法(サブスクリプション)、事業者が利用する広告のオプション(画像を大きく提示する、文章を多く表示する、ユーザによるコメントを更に表示するなど)の数に応じて設定する手法などを用いることができる。
また、事業者が支払う広告料の金額(支払い金額)は、例えば、事業者が広告料を支払っている期間や金額に応じて当該事業者のステージ(グレード、ランク)を設定し、ステージが高い事業者については、広告料の金額を割り引くようにしてもよい。こうすることにより、事業者は、継続して広告料を支払い続けることで、広告料の金額の割引などの特典を受けることができるようになるため、長期にわたって広告料を支払う事業者の数を多くすることができる。
<その他の手段>
その他の手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
(ユーザ誘引方法)
本発明のユーザ誘引方法は、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引方法であって、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含む。
本発明のユーザ誘引方法は、例えば、上記のユーザ誘引システムにより実現することができる。このため、本発明のユーザ誘引方法における好ましい形態は、上記のユーザ誘引システムと同様とすることができる。
(ユーザ誘引用プログラム)
本発明のユーザ誘引用プログラムは、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引用プログラムであって、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含む処理をコンピュータに行わせる。
本発明のユーザ誘引用プログラムは、例えば、上記のユーザ誘引方法をコンピュータにより実現させるためのプログラムとすることができる。言い換えると、本発明のユーザ誘引用プログラムをコンピュータにより実行することで、コンピュータを上記のユーザ誘引システムとして機能させることができる。このため、本発明のユーザ誘引用プログラムにおける好ましい形態は、上記のユーザ誘引システム及びユーザ誘引方法と同様とすることができる。
本発明のユーザ誘引用プログラムは、使用するコンピュータの構成及びオペレーティングシステムの種類・バージョンなどに応じて、各種のプログラミング言語を用いて作成することができる。
本発明のユーザ誘引用プログラムは、ハードディスクなどの記録媒体に記録しておいてもよいし、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc−ROM)、MO(Magneto−Optical)ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体に記録しておいてもよい。
また、コンピュータから情報通信ネットワークを通じてアクセス可能な外部記憶領域(他のコンピュータなど)に、本発明のユーザ誘引用プログラムを記録しておいてもよい。この場合、外部記憶領域に記録された本発明のユーザ誘引用プログラムを、必要に応じて、外部記憶領域から情報通信ネットワークを通じて、ハードディスクにインストールして使用することができる。
なお、本発明のユーザ誘引用プログラムは、複数の記録媒体に、任意の処理毎に分割されて記録されていてもよい。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図15Aは、第1の実施形態におけるユーザ誘引システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図15Aに示すように、ユーザ誘引システム100は、CPU(Central Processing Unit)101と、主記憶装置102と、補助記憶装置103と、通信インターフェース104と、入力装置105と、出力装置106とを有する。これらは、バス107を介してそれぞれ接続されている。
CPU101は、種々の制御や演算を行う処理装置である。CPU101は、主記憶装置102などに読み込まれたプログラム等を実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU101は、ユーザ誘引システム100における各種プログラム(例えば、ユーザ誘引用プログラム)を実行する。
また、CPU101は、ユーザ誘引システム100全体の動作を制御することができる。なお、本実施形態では、ユーザ誘引システム100全体の動作を制御する装置をCPU101としたが、これに限ることなく、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などとしてもよい。
主記憶装置102は、各種プログラムを記憶するとともに、各種プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。
主記憶装置102は、例えば、ROM及びRAM(Random Access Memory)の少なくともいずれかを有する。
ROMは、例えば、BIOS(Basic Input/Output System)、本発明のユーザ誘引用プログラムなどの各種プログラムなどを記憶している。ROMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。ROMとしては、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)などが挙げられる。
RAMは、ROMや補助記憶装置などに記憶された各種プログラムが、CPU101により実行される際に展開される作業範囲として機能する。RAMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。RAMとしては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などが挙げられる。
補助記憶装置103としては、各種情報を記憶できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ソリッドステートドライブ(SSD)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。また、補助記憶装置103は、CDドライブ、DVDドライブ、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)ドライブなどの可搬記憶装置としてもよい。
通信インターフェース104としては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、無線又は有線を用いた通信デバイスなどが挙げられる。
入力装置105としては、ユーザ誘引システム100に対する各種要求や情報の入力を受け付けることができれば特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクなどが挙げられる。また、入力装置105がタッチパネル(タッチディスプレイ)である場合は、入力装置105が出力装置106を兼ねることができる。
出力装置106としては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、ディスプレイなどが挙げられる。出力装置106に用いられるディスプレイとしては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが挙げられる。
なお、ユーザ誘引システム100は、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドの一部であってもよい。
図15Bは、第1の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図15Bに示すように、ユーザ誘引システム100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、入力部140と、調理方法情報提示部150とを有する。ユーザ誘引システム100においては、例えば、通信インターフェース104により通信部110の機能が実現され、主記憶装置102及び補助記憶装置103により記憶部120の機能が実現され、CPU101及び主記憶装置102により制御部130の機能が実現され、入力装置105により入力部140の機能が実現され、CPU101及び出力装置106により調理方法情報提示部150の機能が実現される。
通信部110は、例えば、各種のデータを外部の装置(例えば、クラウドサーバ)と送受信する。
記憶部120は、例えば、各種プログラムを記憶すると共に、飲食物DB121と、ユーザDB122とを有する。
ここで、飲食物DB121としては、図1〜5に示した、飲食物情報テーブルと、材料情報テーブルと、調理工程情報テーブルと、味傾向情報テーブルとを有するものを用いることができる。また、ユーザDB122としては、図6〜8に示した、ユーザ情報テーブルと、嗜好性情報テーブルとを有するものを用いることができる。
制御部130は、例えば、記憶部120に記憶された各種プログラムを実行するとともに、ユーザ誘引システム100全体の動作を制御する。また、制御部130は、味傾向情報取得部131と、嗜好性情報取得部132と、嗜好一致度導出部133とを有する。
味傾向情報取得部131は、Webサイトにアップロードされた飲食物の味傾向情報を取得する。より具体的には、味傾向情報取得部131は、Webサイトにアップロードされた調理方法により調理した飲食物の味傾向情報を、飲食物DB121から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、飲食物の味傾向情報として、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報を取得する。
嗜好性情報取得部132は、ユーザの嗜好性情報を取得する。より具体的には、嗜好性情報取得部132は、ユーザの嗜好性情報をユーザDB122から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、ユーザの嗜好性情報として、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報を取得する。
嗜好一致度導出部133は、飲食物における味傾向情報とユーザの嗜好性情報との一致度を導出する。より具体的には、嗜好一致度導出部133は、飲食物の味傾向情報における味要素の順位情報と、ユーザの嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報が上位何位までが一致しているか(嗜好一致度)を導出する。
調理方法情報提示部150は、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する。より具体的には、調理方法情報提示部150は、嗜好一致度導出部133により導出した嗜好一致度に基づき、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致する飲食物の調理方法の情報を、出力装置106に表示する。
入力部140は、例えば、ユーザ誘引システム100に対する各種指示を受け付ける。
このように、第1の実施形態においては、記憶部120と、制御部130と、調理方法情報提示部150などが協同して機能することにより、情報提示手段の機能を実現する。
なお、第1の実施形態では、それぞれの要素が一体となった例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、一部の要素を独立させて、それぞれを通信インターフェースでネットワーク接続する形態であってもよい。より具体的には、例えば、飲食物DB121と、ユーザDB122とを、クラウドサーバ上の領域に保存するような形態であってもよい。
図16は、第1の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、上記の処理の流れを図16に示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
まず、ステップS101では、ユーザ誘引システム100における味傾向情報取得部131は、Webサイトにアップロードされた調理方法の情報に基づいて調理される飲食物の味傾向情報を、飲食物DB121から抽出して取得すると、処理をステップS102に移す。
次いで、ステップS102では、ユーザ誘引システム100における嗜好性情報取得部132は、Webサイトにアクセスしたユーザの嗜好性情報を、ユーザDB122から抽出して取得すると、処理をステップS103に移す。
そして、ステップS103では、ユーザ誘引システム100における嗜好一致度導出部133は、Webサイトにアップロードされた調理方法の情報に基づいて調理される飲食物のそれぞれについて、飲食物の味傾向情報における味要素の順位情報と、ユーザの嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報が上位何位までが一致しているか(嗜好一致度)を導出すると、処理をステップS104に移す。
次に、ステップS104では、ユーザ誘引システム100における調理方法情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食物のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、各飲食物について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS104では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされている)と判定した場合は処理をステップS105に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされていない)と判定した場合は処理をステップS106に移す。
ステップS105では、ユーザ誘引システム100における調理方法情報提示部150は、出力装置106により、嗜好一致度が所定以上であると判定した飲食物を調理可能な調理方法の情報を提示すると、処理を終了させる。
また、ステップS106では、ユーザ誘引システム100における調理方法情報提示部150は、出力装置106により、Webサイトには、嗜好一致度が所定以上である飲食物を調理可能な調理方法が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
なお、ここでは、図16に示すフローチャートに従って特定の順番での処理について説明したが、本発明は、図16に示すフローチャートの順に処理を行うことに限られるものではなく、技術的に矛盾を生じない範囲で適宜順番を変更することができる。
例えば、ステップS102に示した「ユーザの嗜好性情報を、ユーザDB122から抽出して取得する処理」を、ステップS101に示した「飲食物の味傾向情報を、飲食物DB121から抽出して取得する処理」の前に行ってもよい。
<第2の実施形態>
図17は、第2の実施形態におけるユーザ誘引システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図17では、第1の実施形態として図15Aに示した例において、出力装置106として、ユーザが使用する端末を用いた場合の例を示す。
図17に示した第2の実施形態の例では、図15Aに示した例(第1の実施形態)と異なり、ユーザが使用する端末200における出力装置106bに、飲食物の調理方法の情報が提示される。このとき、端末200は、ネットワーク201により、ユーザ誘引システム100aにおける出力装置106以外の要素と接続されている。
なお、第2の実施形態において、機能構成や処理の流れについては、第1の実施形態と同様とすることができる。
<第3の実施形態>
図18は、第3の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。第3の実施形態では、第1の実施形態と異なり、飲食物データベースから抽出した飲食物の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する。
第3の実施形態においては、第1の実施形態として示したユーザ誘引システム100とは異なり、図18に示すように、ユーザ誘引システム100bにおける記憶部120が、栄養素情報DB123と、注意情報DB124とを更に有し、制御部130が、栄養素情報取得部134と、注意情報取得部135と、注意情報一致度導出部136とを更に有する。
ここで、栄養素情報DB123としては、図10に示したような栄養素情報テーブルを有するものを用いることができる。また、注意情報DB124としては、図11に示したような注意情報テーブルを有するものを用いることができる。
栄養素情報取得部134は、Webサイトにアップロードされた調理方法により調理される飲食物における栄養素情報を取得する。より具体的には、栄養素情報取得部134は、Webサイトにアップロードされた調理方法により調理される飲食物の栄養素情報を、栄養素情報DB123から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、飲食物の栄養素情報として、食塩相当量、糖質量、及び脂質量を含む情報を取得する。
注意情報取得部135は、ユーザの注意情報を取得する。より具体的には、注意情報取得部135は、ユーザの注意情報を注意情報DB124から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、取得したユーザの注意情報が、減塩、低糖質、及び低脂肪である(つまり、ユーザが、飲食物における食塩相当量、糖質量、及び脂質量の全てに注意している)とする。
注意情報一致度導出部136は、飲食物における栄養素情報とユーザの注意情報との一致度(注意情報一致度)を導出する。より具体的には、注意情報一致度導出部136は、飲食物における食塩相当量、糖質量、及び脂質量が、所定量(1食当たりの食事摂取基準量)以下となっている栄養素の数を、注意情報一致度として導出する。
第3の実施形態において、調理方法情報提示部150は、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、注意情報一致度が所定以上である飲食物の調理方法の情報を、出力装置106に表示する。
図19は、第3の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。第3の実施形態において、ステップS201〜S203は、第1の実施形態の処理の流れの一例を示した図16におけるステップS101〜S103と同様の処理(対応する処理)であるため、説明を省略する。
ステップS204では、ユーザ誘引システム100bにおける調理方法情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食物のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、各飲食物について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS204では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされている)と判定した場合は処理をステップS205に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされていない)と判定した場合は処理をステップS210に移す。
ステップS205では、ユーザ誘引システム100bにおける栄養素情報取得部134は、ステップS204において嗜好一致度が所定以上であると判定した飲食物の調理方法について、当該飲食物の栄養素情報を、栄養素情報DB123から抽出して取得すると、処理をステップS206に移す。
次に、ステップS206では、ユーザ誘引システム100bにおける注意情報取得部135は、Webサイトにアクセスしたユーザの注意情報を注意情報DB124から抽出して取得すると、処理をステップS207に移す。
続いて、ステップS207では、ユーザ誘引システム100bにおける注意情報一致度導出部136は、飲食物における食塩相当量、糖質量、及び脂質量が、所定量(1食当たりの食事摂取基準量)以下となっている栄養素の数を、注意情報一致度として導出すると、処理をステップS208に移す。
次いで、ステップS208では、ユーザ誘引システム100bにおける調理方法情報提示部150は、ステップS204で嗜好一致度が所定以上であると判定した各飲食物について、注意情報一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS208では、注意情報一致度が所定以上である(注意情報一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされている)と判定した場合は処理をステップS209に移し、注意情報一致度が所定以上でない(注意情報一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされていない)と判定した場合は処理をステップS210に移す。
そして、ステップS209では、ユーザ誘引システム100bにおける調理方法情報提示部150は、出力装置106により、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、注意情報一致度が所定以上であると判定した飲食物を調理可能な調理方法の情報を提示すると、処理を終了させる。
また、ステップS210では、ユーザ誘引システム100bにおける調理方法情報提示部150は、出力装置106により、Webサイトには、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、注意情報一致度が所定以上であるという条件を満たす飲食物を調理可能な調理方法が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
<第4の実施形態>
図20は、第4の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。第4の実施形態では、第1の実施形態と異なり、飲食物の調理方法の情報に加え、更に栄養補助食品(サプリメント)の情報を提示する。
第4の実施形態においては、第1の実施形態として示したユーザ誘引システム100とは異なり、図20に示すように、ユーザ誘引システム100cにおける記憶部120が、サプリメント情報DB125を更に有し、制御部130が、サプリメント情報取得部137と、サプリメント特定部138とを更に有する。
ここで、サプリメント情報DB125としては、図12に示したようなサプリメント情報テーブルを有するものを用いることができる。
サプリメント情報取得部137は、栄養補助食品(サプリメント)の情報を取得する。より具体的には、サプリメント情報取得部137は、サプリメントの情報をサプリメント情報DB125から取得する。
サプリメント特定部138は、Webサイトにアクセスしたユーザにあわせて、提示するサプリメントを特定する。より具体的には、サプリメント特定部138は、ユーザの嗜好性情報に基づいて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、ユーザに提示するサプリメントとして特定する。
第4の実施形態において、調理方法情報提示部150は、嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法の情報、及びサプリメント特定部138が特定したサプリメントの情報を、出力装置106に表示する。
図21は、第4の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。第4の実施形態において、ステップS301〜S303は、第1の実施形態の処理の流れの一例を示した図16におけるステップS101〜S103と同様の処理(対応する処理)であるため、説明を省略する。
ステップS304では、ユーザ誘引システム100cにおける調理方法情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食物のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、各飲食物について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS304では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされている)と判定した場合は処理をステップS305に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされていない)と判定した場合は処理をステップS308に移す。
ステップS305では、ユーザ誘引システム100cにおけるサプリメント情報提示部137は、サプリメント情報を、サプリメント情報DB125から取得すると、処理をステップS306に移す。
ステップS306では、ユーザ誘引システム100cにおけるサプリメント特定部138は、ユーザの嗜好性情報に基づいて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、ユーザに提示するサプリメントとして特定すると、処理をステップS307に移す。
次に、ステップS307では、ユーザ誘引システム100cにおける調理方法情報提示部150は、出力装置106により、嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法の情報、及びサプリメント特定部138が特定したサプリメントの情報を表示すると、処理を終了させる。
また、ステップS308では、ユーザ誘引システム100cにおける調理方法情報提示部150は、出力装置106により、Webサイトには、嗜好一致度が所定以上である飲食物を調理可能な調理方法が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
<第5の実施形態>
図22は、第5の実施形態におけるユーザ誘引システムの機能構成の一例を示すブロック図である。第5の実施形態では、第1の実施形態と異なり、飲食物の調理に用いる、材料及び調理器具の製品情報を更に提示する。
第5の実施形態においては、第1の実施形態として示したユーザ誘引システム100とは異なり、図22に示すように、ユーザ誘引システム100dにおける記憶部120が、材料製品情報DB126と、調理器具製品情報DB127とを更に有し、制御部130が、材料製品情報取得部139aと、調理器具製品情報取得部139bと、材料・調理器具特定部139cとを更に有する。
ここで、材料製品情報DB126としては、図13に示したような材料製品情報テーブルを有するものを用いることができ、調理器具製品情報DB127としては、図14に示したような調理器具製品情報テーブルを有するものを用いることができる。
材料製品情報取得部139aは、飲食物の調理に用いる材料(食材等)の製品情報を取得する。より具体的には、材料製品情報取得部139aは、飲食物の調理に用いる材料の製品情報を材料製品情報DB126から取得する。
調理器具製品情報取得部139bは、飲食物の調理に用いる調理器具の製品情報を取得する。より具体的には、調理器具製品情報取得部139bは、飲食物の調理に用いる調理器具の製品情報を調理器具製品情報DB127から取得する。
材料・調理器具特定部139cは、提示する飲食物の調理方法に合わせて材料及び調理器具を特定する。
第5の実施形態において、調理方法情報提示部150は、例えば、材料及び調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者における広告料の支払い情報に基づいて、事業者における広告料の支払い額を特定し、事業者における広告料の支払い額が多いほど、事業者が提供する材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先し、出力装置106に表示する。より具体的には、第5の実施形態において、調理方法情報提示部150は、例えば、事業者における広告料の支払い情報に基づいて、事業者が広告料を支払っているか否かを判定し、広告料を支払っていると判定した事業者が提供する材料及び調理器具の少なくともいずれかの情報を、広告料を支払っていないと判定した事業者が提供する材料及び調理器具の少なくともいずれかの情報よりも、優先して出力装置106に表示する。
図23は、第5の実施形態のユーザ誘引システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。第5の実施形態において、ステップS401〜S403は、第1の実施形態の処理の流れの一例を示した図16におけるステップS101〜S103と同様の処理(対応する処理)であるため、説明を省略する。
ステップS404では、ユーザ誘引システム100dにおける調理方法情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食物のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、各飲食物について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS404では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされている)と判定した場合は処理をステップS405に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされていない)と判定した場合は処理をステップS411に移す。
ステップS405では、ユーザ誘引システム100dにおける材料製品情報取得部139aは、材料の製品情報を材料製品情報DB126から取得すると、処理をステップS406に移す。
ステップS406では、ユーザ誘引システム100dにおける調理器具製品情報取得部139bは、調理器具の製品情報を調理器具製品情報DB127から取得すると、処理をステップS407に移す。
ステップS407では、ユーザ誘引システム100dにおける材料・調理器具特定部139cは、嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法の情報に基づいて、当該飲食物の調理に用いる、材料及び調理器具を特定すると、処理をステップS408に移す。より具体的には、ステップS407では、材料・調理器具特定部139cは、例えば、飲食物の調理に用いる、材料の製品情報及び調理器具の製品情報を、ユーザに提示する製品情報として特定すると、処理をステップS408に移す。
ステップS408では、情報提示システム100dにおける調理方法情報提示部150は、S407で特定した材料及び調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者について、当該事業者が広告料を支払っているか否かを判定する。なお、事業者が広告料を支払っているか否かの判定は、例えば、材料製品情報DB126と、調理器具製品情報DB127とに記憶された、事業者における広告料の支払い情報に基づいて行うことができる。
また、ステップS408では、材料及び調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者が広告料を支払っていると判定した場合は処理をステップS409に移し、事業者が広告料を支払っていないと判定した場合は処理をステップS410に移す。
材料及び調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者が広告料を支払っていると判定した場合、ステップS409では、ユーザ誘引システム100dにおける調理方法情報提示部150は、出力装置106により、嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法の情報を提示(表示)すると共に、当該事業者が提供する材料及び調理器具の製品情報を優先して提示(表示)すると、処理を終了させる。
一方、材料及び調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者が広告料を支払っていない判定した場合、ステップS410では、ユーザ誘引システム100dにおける調理方法情報提示部150は、出力装置106により、嗜好一致度が所定以上である飲食物の調理方法の情報を提示(表示)すると共に、当該事業者が提供する材料及び調理器具の製品情報を通常の優先度合いで提示(表示)すると、処理を終了させる。
このように、第5の実施形態において、調理方法情報提示部150は、広告料を支払っていると判定した事業者が提供する材料及び調理器具の製品情報を、広告料を支払っていないと判定した事業者が提供する材料及び調理器具の製品情報よりも、優先して出力装置106に表示する。
また、ステップS404において、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報がWebサイトにアップロードされていない)と判定した場合、ステップS411では、ユーザ誘引システム100dにおける調理方法情報提示部150は、出力装置106により、Webサイトには、嗜好一致度が所定以上である飲食物を調理可能な調理方法が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
以上、説明したように、本発明のユーザ誘引システムは、飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引システムであって、ユーザがWebサイトにアクセスした際に、当該ユーザの嗜好性情報に基づき、当該ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示手段を有する。
こうすることにより、本発明のユーザ誘引システムは、各種調理方法の情報を提供するWebサイトにおいて、ユーザの飲食物に対する嗜好性を考慮し、前記ユーザの飲食物に対する嗜好性に合った調理方法の情報を前記ユーザに提示することにより、前記Webサイトにユーザを誘引できる。
本発明の態様としては、例えば、以下のものなどが挙げられる。
<1> 飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引システムであって、
ユーザが前記Webサイトにアクセスした際に、
前記ユーザの嗜好性情報に基づき、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示手段を有することを特徴とするユーザ誘引システムである。
<2> 前記情報提示手段が、前記飲食物の調理方法の情報を前記ユーザが使用する端末に提示する、前記<1>に記載のユーザ誘引システムである。
<3> 前記Webサイトにアップロードされた前記飲食物の味傾向情報を保有する飲食物データベースを有し、
前記情報提示手段が、前記飲食物データベースから抽出した前記飲食物の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する、前記<1>から<2>のいずれかに記載のユーザ誘引システムである。
<4> 前記飲食物の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
前記ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
前記情報提示手段が、前記飲食物における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序が、前記ユーザの嗜好性情報における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序と一致したとき、前記飲食物の調理方法の情報を提示する、前記<3>に記載のユーザ誘引システムである。
<5> 前記飲食物の味傾向情報が、前記Webサイトから提供された、及び前記飲食物を食したユーザから提供された、の少なくともいずれかである、前記<3>から<4>のいずれかに記載のユーザ誘引システムである。
<6> 前記ユーザの嗜好性情報が、前記ユーザから提供された、及び前記ユーザから入手した、の少なくともいずれかである、前記<3>から<5>のいずれかに記載のユーザ誘引システムである。
<7> 前記情報提示手段が、前記飲食物データベースから抽出した前記飲食物の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する、前記<3>から<6>のいずれかに記載のユーザ誘引システムである。
<8> 前記注意情報が、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つである、前記<7>に記載のユーザ誘引システムである。
<9> 前記情報提示手段が、前記飲食物の調理方法の情報に加え、更に栄養補助食品の情報を提示する、前記<1>から<8>のいずれかに記載のユーザ誘引システムである。
<10> 前記情報提示手段が、前記飲食物の調理方法の情報に加え、前記飲食物の調理に用いる、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を更に提示する、前記<1>から<9>のいずれかに記載のユーザ誘引システムである。
<11> 前記情報提示手段が、
前記材料及び前記調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者における広告料の支払い情報に基づいて、前記事業者における前記広告料の支払い額を特定し、
前記事業者における前記広告料の支払い額が多いほど、前記事業者が提供する前記材料及び前記調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示する、前記<10>に記載のユーザ誘引システムである。
<12> 飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引方法であって、
ユーザが前記Webサイトにアクセスした際に、
前記ユーザの嗜好性情報に基づき、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含むことを特徴とするユーザ誘引方法である。
<13> 飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引用プログラムであって、
ユーザが前記Webサイトにアクセスした際に、
前記ユーザの嗜好性情報に基づき、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含む処理をコンピュータに行わせることを特徴とするユーザ誘引用プログラムである。
前記<1>から<11>のいずれかに記載のユーザ誘引システム、前記<12>に記載のユーザ誘引方法、及び前記<13>に記載のユーザ誘引用プログラムによると、従来における前記諸問題を解決し、本発明の目的を達成することができる。
100、100a、100b、100c、100d ユーザ誘引システム
121 飲食物データベース
122 ユーザデータベース
123 栄養素情報データベース
124 注意情報データベース
125 サプリメント情報データベース
126 材料製品情報データベース
127 調理器具製品情報データベース
131 味傾向情報取得部
132 嗜好性情報取得部
133 嗜好一致度導出部
134 栄養素情報取得部
135 注意情報取得部
136 注意情報一致度導出部
137 サプリメント情報取得部
138 サプリメント特定部
139a 材料製品情報取得部
139b 調理器具製品情報取得部
139c 材料・調理器具特定部
150 調理方法情報提示部

Claims (13)

  1. 飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引システムであって、
    ユーザが前記Webサイトにアクセスした際に、
    前記ユーザの嗜好性情報に基づき、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示手段を有することを特徴とするユーザ誘引システム。
  2. 前記情報提示手段が、前記飲食物の調理方法の情報を前記ユーザが使用する端末に提示する、請求項1に記載のユーザ誘引システム。
  3. 前記Webサイトにアップロードされた前記飲食物の味傾向情報を保有する飲食物データベースを有し、
    前記情報提示手段が、前記飲食物データベースから抽出した前記飲食物の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する、請求項1から2のいずれかに記載のユーザ誘引システム。
  4. 前記飲食物の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
    前記ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
    前記情報提示手段が、前記飲食物における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序が、前記ユーザの嗜好性情報における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序と一致したとき、前記飲食物の調理方法の情報を提示する、請求項3に記載のユーザ誘引システム。
  5. 前記飲食物の味傾向情報が、前記Webサイトから提供された、及び前記飲食物を食したユーザから提供された、の少なくともいずれかである、請求項3から4のいずれかに記載のユーザ誘引システム。
  6. 前記ユーザの嗜好性情報が、前記ユーザから提供された、及び前記ユーザから入手した、の少なくともいずれかである、請求項3から5のいずれかに記載のユーザ誘引システム。
  7. 前記情報提示手段が、前記飲食物データベースから抽出した前記飲食物の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する、請求項3から6のいずれかに記載のユーザ誘引システム。
  8. 前記注意情報が、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つである、請求項7に記載のユーザ誘引システム。
  9. 前記情報提示手段が、前記飲食物の調理方法の情報に加え、更に栄養補助食品の情報を提示する、請求項1から8のいずれかに記載のユーザ誘引システム。
  10. 前記情報提示手段が、前記飲食物の調理方法の情報に加え、前記飲食物の調理に用いる、材料及び調理器具の少なくともいずれかの製品情報を更に提示する、請求項1から9のいずれかに記載のユーザ誘引システム。
  11. 前記情報提示手段が、
    前記材料及び前記調理器具の少なくともいずれかを提供する事業者における広告料の支払い情報に基づいて、前記事業者における前記広告料の支払い額を特定し、
    前記事業者における前記広告料の支払い額が多いほど、前記事業者が提供する前記材料及び前記調理器具の少なくともいずれかの製品情報を優先して提示する、請求項10に記載のユーザ誘引システム。
  12. 飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引方法であって、
    ユーザが前記Webサイトにアクセスした際に、
    前記ユーザの嗜好性情報に基づき、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含むことを特徴とするユーザ誘引方法。
  13. 飲食物の調理方法の情報を提供するWebサイトのユーザ誘引用プログラムであって、
    ユーザが前記Webサイトにアクセスした際に、
    前記ユーザの嗜好性情報に基づき、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食物の調理方法の情報を提示する情報提示ステップを含む処理をコンピュータに行わせることを特徴とするユーザ誘引用プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023228837A1 (ja) * 2022-05-26 2023-11-30 マクセル株式会社 サプリメント供給装置、サプリメント選択装置、サプリメント供給システム、サプリメント選択方法、食品提案装置、食品提案システム、および、食品提案方法

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