JP2021125260A - 情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示用プログラム - Google Patents

情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの味の好み(嗜好性)に合う飲食店の情報を提示できる情報提示システム、情報提示方法及び情報提示用プログラムを提供する。
【解決手段】情報提示システム100は、飲食店の位置情報と、前記飲食店が提供する料理の味傾向情報とを保有する飲食店DB121から、ユーザが指定したエリアに存在する飲食店を抽出し、抽出した飲食店の料理の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する店舗情報提示部150を備える。
【選択図】図12B

Description

本発明は、ユーザの味の好みに合う飲食店の、情報提示システム、情報提示方法、及び情報提示用プログラムに関する。
近年では、各地に様々な種類の飲食店が存在するため、利用者が飲食店を選ぶ際には、飲食店の情報を提供するWebサイトが広く利用されている。飲食店の情報を提供するWebサイトとしては、いわゆる「口コミサイト」が知られており、「口コミサイト」としては、例えば、「食べログ(登録商標)」、「ぐるなび(登録商標)」、「Retty(登録商標)」などが挙げられる。
ここで、上述したような飲食店などの店舗の情報を利用者に提供する技術としては、例えば、多数のユーザ(一般ユーザ)の評価が高い店舗や商品を検索できるようにするために、多数のユーザの評価情報に基づいて標準評価情報を求め、当該標準評価情報に基づいて、店舗を検索するユーザが指定した検索条件と合致した店舗情報(商品情報)を表示する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来技術は、例えば、多数のユーザによる飲食店の評価結果の平均などに基づいて、ランキング形式で飲食店の情報を表示するものであり、ユーザが指定したエリアにおいて、飲食店の検索サービスを利用するユーザ自身の味の嗜好に応じて、当該ユーザの味の好みに合った飲食店の情報を提示できるものはなかった。
特開2013−073577号公報
本発明は、ユーザの味の好み(嗜好性)に合う飲食店の情報を提示できる情報提示システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための手段としての本発明の情報提示システムは、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示手段を有する。
また、上記の課題を解決するための手段としての本発明の情報提示方法は、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含む。
加えて、上記の課題を解決するための手段としての本発明の情報提示用プログラムは、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含む。
本発明によれば、ユーザの味の好み(嗜好性)に合う飲食店の情報を提示できる情報提示システムを提供することができる。
図1は、飲食店データベースの一例を示す図である。 図2は、飲食店データベースにおける店舗情報テーブルの一例を示す図である。 図3は、飲食店データベースにおけるメニュー情報テーブルの一例を示す図である。 図4は、飲食店データベースにおける味傾向情報テーブルの一例を示す図である。 図5は、ユーザデータベースの一例を示す図である。 図6は、ユーザデータベースにおけるユーザ情報テーブルの一例を示す図である。 図7は、ユーザデータベースにおける嗜好性情報テーブルの一例を示す図である。 図8は、栄養素情報データベースにおける栄養素情報テーブルの一例を示す図である。 図9は、注意情報データベースにおける注意情報テーブルの一例を示す図である。 図10は、サプリメント情報データベースにおけるサプリメント情報テーブルの一例を示す図である。 図11は、支払い情報データベースにおける支払い情報テーブルの一例を示す図である。 図12Aは、第1の実施形態における情報提示システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図12Bは、第1の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図13は、第1の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図14は、第2の実施形態における情報提示システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図15は、第3の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図16は、第3の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図17は、第4の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図18は、第4の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図19は、第5の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 図20は、第5の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。
(情報提示システム)
本発明の情報提示システムは、従来技術では、ユーザが指定したエリアにおいて、飲食店の検索サービスを利用するユーザ自身の嗜好に応じて、当該ユーザの好みに合った飲食店の情報を提示ことができないという、本発明者の知見に基づくものである。より具体的には、従来技術においては、例えば、多数のユーザによる飲食店の評価結果の平均などに基づいて、ランキング形式で飲食店の情報を表示しており、ユーザの味の好み(嗜好性)に応じて効果的に飲食店の情報を提示することができないという問題があった。
例えば、従来技術においては、ユーザの検索条件(エリア、価格帯、雰囲気、混雑の程度、料理のボリュームなど)に応じて、当該検索条件を満たす飲食店の情報を提示しており、飲食店で提供される料理の味が、飲食店を検索しているユーザの味の好みに合っているかどうかを考慮して飲食店の情報を提示するものではなかった。このため、従来技術では、ユーザの味の好みに合わせて、効果的に飲食店の情報を提供することができず、例えば、飲食店や飲食店の情報を提供するサービスを行う事業者は、当該飲食店が提供する料理の味を好む可能性が高いユーザに対し、広告などの情報を選択的に提供することができず、ユーザを効果的に集客することができないという問題があった。
また、従来技術においては、上述したように、例えば、多数のユーザによる飲食店の評価結果の平均などに基づいて、ランキング形式で飲食店の情報を表示しており、自身の味の好みに合った料理を提供してくれる飲食店を、ユーザが効率的に検索できないという問題があった。
例えば、ユーザが、あるエリア(地域)を指定して飲食店を検索しようとするときに、従来技術においては、ユーザが更に指定した検索条件(価格帯、雰囲気、混雑の程度、料理のボリュームなど)に応じて、当該検索条件を満たす飲食店の情報を提示される。このとき、ユーザに提示された飲食店が提供する料理が、ユーザの味の好みに合っているかどうかは考慮されていない。このため、従来技術においては、例えば、提示した飲食店が提供する料理の味が、ユーザの味の好みに合っておらず、ユーザが不満を持つことや後悔をすることがあると考えられる。
ここで、ユーザにとって馴染みのないエリア(例えば、旅行先、出張先など)において飲食店を検索する場合、ユーザが当該エリアに行く頻度は低いと考えられるため、自身の味の好みに合った(美味しいと感じる)料理を食べたいという希望が強くなると考えられる。しかしながら、従来技術においては、上述したように、ユーザが指定した検索条件(価格帯、雰囲気、混雑の程度、料理のボリュームなど)に応じて、当該検索条件を満たす飲食店の情報を提示するのみであり、更に、ユーザにとって馴染みのないエリアについては、ユーザが当該エリアの飲食店の情報をあまり知らないと考えられることから、提示した飲食店が提供する料理の味が、ユーザの味の好みに合っておらず、ユーザが不満を持つことや後悔をすることがあると考えられる。
このように、従来技術においては、ユーザが指定したエリアにおいて、飲食店の検索サービスを利用するユーザ自身の嗜好に応じて、当該ユーザの好みに合った飲食店の情報を提示ことができない。このため、従来技術では、ユーザの味の好み(嗜好性)に応じた効果的な飲食店の情報(広告など)の提示を行うことができないという問題があった。さらに、従来技術においては、ユーザが、自身の味の好みに合った料理を提供してくれる飲食店を、ユーザが効率的に検索できないという問題があった。
そこで、本発明者らは、ユーザの味の好み(嗜好性)に合う飲食店の情報を提示できる情報提示システム等について鋭意検討を重ね、以下の知見を得た。
すなわち、本発明者らは、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示手段を有する情報提示システム等により、ユーザの味の好み(嗜好性)に合う飲食店の情報を提示できることを知見した。
ここで、本発明においては、ユーザに指定されたエリア(地域)の情報を受け付ける。そして、本発明においては、当該エリアに存在する(位置する)飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する。
つまり、本発明においては、ユーザに指定されたエリアの情報に基づいて、当該エリアに存在する飲食店の情報を提示する。こうすることにより、本発明では、ユーザが飲食店を検索したいと考えているエリアに存在する飲食店の情報を選択的に提示することができ、ユーザにとっての利便性を向上させることができる。
また、本発明では、ユーザの嗜好性(味の好み)との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する。つまり、本発明においては、例えば、あらかじめ特定したユーザの嗜好性の情報と、あらかじめ特定した飲食店が提供する料理の味の傾向情報とに基づいて、当該ユーザの嗜好性の情報と飲食店が提供する料理の味の傾向情報との一致度を求め、当該一致度が所定以上の飲食店の情報を、ユーザに対して提示する。
こうすることにより、本発明では、ユーザの嗜好性(味の好み)に合った料理を提供している飲食店の情報を選択的にユーザに対して提示することができる。
このため、本発明では、例えば、飲食店や飲食店の情報を提供するサービスを行う事業者が、当該飲食店が提供する料理の味を好む可能性が高いユーザに対し、選択的に広告などの情報を提供することができ、ユーザを効果的に集客することが可能となる。本発明により飲食店の情報の提示を受けて、当該飲食店で実際に食事を行ったユーザについては、当該飲食店に対する満足度が高いことが予想されるため、当該飲食店のリピータとなる可能性が高いと考えられる。つまり、本発明を用いることにより、飲食店のリピータとなり得るユーザに対して、効果的かつ選択的に飲食店の情報を提示することができるため、飲食店にとっては、広告などを提示する効果をより高くすることができるというメリットがある。
さらに、本発明においては、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示するため、例えば、ユーザが飲食店を検索する際に、自身の嗜好性(味の好み)に基づいて、自身が美味しいと感じる可能性が高い料理を提供してくれる飲食店を検索することができる。
このため、本発明を用いることにより、提示された飲食店で実際に食事を行った際に、自身の味の好みと合う(美味しいと感じる)料理を提供される可能性を高くすることができ、ユーザの満足度を高くすることができる。また、本発明では、ユーザが、自身にとって馴染みのないエリアにおける飲食店の情報を検索する場合であっても、自身が美味しいと感じる可能性が高い料理を提供してくれる飲食店を検索して選択することができるため、ユーザの満足度を高くすることができる。
このように、本発明は、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示することにより、ユーザの味の好み(嗜好性)に合う飲食店の情報を提示できるため、飲食店、飲食店の情報を提供するサービスを行う事業者、及びユーザのいずれに対しても好適に用いることができる。
本発明の情報提示システムは、飲食店情報提示手段を有し、必要に応じてその他の手段を有する。
また、本発明の情報提示システムにおける各手段は、一体となっていてもよいし、別々になって(互いに離れて)いてもよい。各手段が別々となっている場合には、例えば、これらの各手段をイントラネットやインターネットなどのネットワークを用いて接続することが好ましい。
<飲食店情報提示手段>
飲食店情報提示手段は、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、当該ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する手段である。
飲食店情報提示手段としては、上記の機能を実現可能なものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
また、飲食店情報提示手段は、例えば、エリア情報受付部と、エリア内飲食店特定部と、味傾向情報取得部と、嗜好性情報取得部と、嗜好一致度導出部と、店舗情報提示部とを有するものとすることができ、栄養素情報取得部と、注意情報取得部と、注意情報一致度導出部とを有するものが好ましい。また、飲食店情報提示手段は、サプリメント情報取得部と、サプリメント特定部を有することが好ましい。
これらの各部は、一体となっていてもよいし、別々になって(互いに離れて)いてもよい。各部が別々となっている場合には、例えば、これらの各部をイントラネットやインターネットなどのネットワークを用いて接続することが好ましい。
<<エリアの情報の受け付け(エリア情報受付部)>>
エリア情報受付部としては、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付けることができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
<<<エリアの情報>>>
受け付けるエリアの情報(エリア情報)としては、提示する飲食店の位置の範囲を指定可能な情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、地域(領域)の名称、駅名、施設の名称、郵便番号、位置情報などが挙げられる。
エリアの情報としての地域(領域)の名称としては、例えば、国名、地方名(例えば、関東、関西、九州など)、県名、市区町村名、地名などが挙げられる。
施設の名称としては、例えば、デパートの名称、ショッピングモールの名称、テーマパークの名称などが挙げられる。
位置情報としては、例えば、緯度及び経度の情報、住所の情報などが挙げられる。
ここで、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付ける方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内の入力フォーム(テキストボックス)にユーザが入力する方法、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内におけるアイコンやプルダウンからユーザが選択する方法、音声によりユーザが入力する方法、ユーザの情報と関連付けて記憶されたエリアの情報を用いる方法、ユーザが有する端末の位置情報を利用する方法などが挙げられる。
ユーザに指定されたエリアの情報を受け付ける方法としては、上述した方法の中でも、ユーザが有する端末の位置情報を利用する方法が好ましい。言い換えると、本発明の情報提示システムにおいては、ユーザに指定されたエリアの情報が、当該ユーザが有する端末の位置情報であることが好ましい。
こうすることにより、飲食店が存在するエリアを指定するユーザの入力作業を省略することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。さらに、ユーザに指定されたエリアの情報が、当該ユーザが有する端末の位置情報であることにより、飲食店としては、来店する可能性が高いと考えられる、当該飲食店の周辺にいるユーザに対して情報を提示することができるため、情報を提示する効果(広告効果)をより高くすることができる。
ここで、ユーザが有する端末としては、端末自体の位置情報を取得して送信できるものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、GPS(Global Positioning System)などのGNSS(Global Navigation Satellite System;全球測位衛星システム)により位置情報を取得可能な機器を用いることが好ましく、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などを用いることができる。
また、ユーザが有する端末の位置情報を受け付ける際には、例えば、当該ユーザが有する端末から送信された位置情報(例えば、緯度及び経度の情報)を、公知の通信機器(通信インターフェース)により受信することで、ユーザが有する端末の位置情報を受け付けることができる。
このように、本発明においては、ユーザが有する端末を、位置情報を発信(送信)するための手段の一例として利用することができ、端末から発信された位置情報を、本発明の情報提示システムにおける飲食店情報提示手段で受信することにより、位置情報を取得することができる。
<<エリアに存在する飲食店の特定(エリア内飲食店特定部)>>
エリア内飲食店特定部としては、ユーザに指定されたエリアに存在する飲食店を特定することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
受け付けたエリアに存在する飲食店を特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食店の位置情報を保有するデータベース(例えば、後述する飲食店データベース)から、受け付けたエリア内に存在する(位置する)飲食店を抽出する方法が挙げられる。
飲食店の位置情報を保有するデータベースから、受け付けたエリア内に存在する飲食店を抽出する方法としては、例えば、受け付けた地域の名称と飲食店が位置する地域の名称とを照合する方法、受け付けた駅名と飲食店の最寄りの駅名とを照合する方法、受け付けた施設の名称と飲食店が入居している施設の名称とを照合する方法、受け付けた郵便番号と飲食店の郵便番号を照合する方法などが挙げられる。
また、エリアの情報として、緯度及び経度の情報などの位置情報を受け付けた場合は、飲食店の位置情報を保有するデータベースから、受け付けたエリア内に存在する飲食店を抽出する際に、例えば、受け付けた位置から所定の距離内に位置する飲食店を抽出してもよいし、受け付けた位置を、当該位置を含む地域の名称などに変換して、変換した情報とデータベースの情報とを照合するようにしてもよい。
受け付けた位置から所定の距離内に位置する飲食店を抽出する場合における、所定の距離としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100m以上1km以下とすることが好ましい。
受け付けた位置を、当該位置を含む地域の名称に変換する際には、例えば、当該位置が属する市区町村名又は地名に変換することが好ましい。
ここで、ユーザに指定されたエリアに存在する飲食店としては、例えば、ユーザに指定されたエリアに料理を配達可能な飲食店であってもよい。この場合、飲食店自体の位置は、指定されたエリアの外であってもよい。また、飲食店が料理を配達可能なエリアの情報は、飲食店の情報を保有するデータベースに記録されていることが好ましい。
飲食店が料理を配達(宅配)する際においては、飲食店自体が料理を配達する通常の配達サービスに限られるものではなく、例えば、「ウーバーイーツ(UBER EATS)」のように、飲食店と別の事業者が料理の配達を行うサービスであってもよい。
<<味傾向情報の取得(味傾向情報取得部)>>
味傾向情報取得部としては、飲食店が提供する料理における味の傾向の情報(味傾向情報)を取得することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置、携帯端末、味覚センサなどを用いて実現することができる。
飲食店の料理の味傾向情報としては、飲食店が提供する料理における味の傾向を示す情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、飲食店が提供する料理ごとの味の傾向情報であってもよいし、飲食店が提供する料理のジャンルごとの味の傾向情報であってもよいし、飲食店が提供する料理全体の味の傾向情報であってもよい。
なお、料理のジャンルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、日本料理、寿司、海鮮料理、とんかつ、そば、うどん、ラーメン、焼き鳥、すき焼き、しゃぶしゃぶ、おでん、お好み焼き、たこ焼き、丼もの、ステーキ、ハンバーグ、パスタ、ピザ、ハンバーガー、オムライス、餃子、肉まん、焼き肉、カレーライス、鍋、スイーツなどが挙げられる。
ここで、飲食店の料理の味傾向情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、飲食店の位置情報と、飲食店が提供する料理の味傾向情報とを保有する飲食店データベースから抽出する方法が好ましい。言い換えると、本発明の情報提示システムが飲食店データベースを有し、飲食店情報提示手段が、ユーザに指定されたエリアに存在する飲食店を、飲食店データベースから抽出して、エリア内の飲食店の料理の味傾向情報を取得することが好ましい。
<<<飲食店データベース>>>
飲食店データベース(飲食店DB)としては、飲食店の位置情報と、飲食店が提供する料理の味傾向情報とを保有するデータベースであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
飲食店データベースとしては、例えば、飲食店のID(Identification)、飲食店の名称情報、飲食店の位置情報、飲食店の業種情報、飲食店の電話番号、飲食店のホームページのURL(Uniform Resource Locator)、飲食店が提供する料理のメニュー情報、飲食店が提供する料理の味傾向情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、飲食店データベースとしては、例えば、図1に示すように、店舗情報テーブルと、メニュー情報テーブルと、味傾向情報テーブルとを有するものを用いることができる。
飲食店データベースにおける店舗情報テーブルとしては、図2に示すように、例えば、飲食店のID(店舗情報テーブルにおけるユニークな番号)、飲食店の名称情報、飲食店の位置情報、飲食店の業種情報、飲食店の電話番号、及び飲食店のホームページのURLが記録されたものを用いることができる。店舗情報テーブルにおいては、図2に示すように、例えば、特定の飲食店における、飲食店のID、飲食店の名称情報、飲食店の位置情報、飲食店の業種情報、飲食店が提供する料理のメニュー情報、飲食店が提供する料理の味傾向情報、飲食店の電話番号、及び飲食店のホームページのURLが、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の飲食店に関する情報が記録されているものを用いることができる。
ここで、図2に示した例では、飲食店データベースにおける店舗情報テーブルが保有する飲食店の位置情報として、飲食店の住所を例示したが、これに限られるものではなく、例えば、緯度及び経度の情報、当該飲食店が入居している施設の住所、緯度及び経度の情報などであってもよい。
また、飲食店の業種情報としては、例えば、飲食店の業種や主として提供している料理のジャンルなどの情報とすることができる。具体的には、飲食店の業種情報としては、例えば、居酒屋、定食屋、和食店、洋食店、寿司店、焼き肉店、中華料理店、イタリアン、フレンチ、カレー店、ラーメン店、バー、カフェ、ファミリーレストランなどが挙げられる。
飲食店データベースにおけるメニュー情報テーブルとしては、図3に示すように、例えば、飲食店のID、飲食店が提供する料理のメニュー毎に割り振られたメニューID(メニュー情報テーブルにおけるユニークな番号)、メニュー名称情報、及びジャンル情報が記録されたものを用いることができる。メニュー情報テーブルにおいては、図3に示すように、例えば、飲食店のID、メニューID、メニュー名称情報、及びジャンル情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のメニューに関する情報が記録されているものを用いることができる。
ここで、メニュー情報テーブルでは、例えば、メニュー名称情報が記録されるカラム(列)において、同一の名称のメニューが存在していてもよい。
例えば、飲食店がチェーン店である場合には、各店舗において同一の名称のメニューが存在することが通常であり、また、「カレー」などの一般的な名称のメニューの場合は、飲食店がチェーン店であるか否かに関わらず、多数の飲食店において同一の名称のメニューが存在すると考えられる。このような場合でも、メニュー情報テーブルでは、メニュー情報テーブルにおけるユニークなIDであるメニューID毎にメニュー名称情報が割り振られるため、同一の名称のメニューであっても「どの飲食店のメニューであるのか」を区別して情報を記憶することができる。
また、メニュー情報テーブルにおけるジャンル情報としては、例えば、そのメニューが属するジャンルの区分などが挙げられる。例えば、メニュー名称情報が「鉄板焼き餃子」である場合は、ジャンル情報としては「餃子」が記録されるようにする。
飲食店データベースにおける味傾向情報テーブルとしては、図4に示すように、例えば、飲食店のID、メニューID、飲食店の料理における味傾向の評価毎に割り振られた味傾向情報ID(味傾向情報テーブルにおけるユニークな番号)、味傾向情報、味傾向の評価者情報、味傾向の評価方法情報、及び味傾向の評価日時情報が記録されたものを用いることができる。味傾向情報テーブルにおいては、図4に示すように、例えば、飲食店のID、メニューID、味傾向情報ID、味傾向情報、味傾向の評価者情報、味傾向の評価方法情報、味傾向の評価日時情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の味傾向情報に関する情報が記録されているものを用いることができる。
ここで、味傾向情報テーブルが保有する味傾向情報としては、上述したように、飲食店が提供する料理ごとの味傾向情報であってもよいし、飲食店が提供する料理のジャンルごとの味傾向情報であってもよいし、飲食店が提供する料理全体の味傾向情報であってもよいが、図4に示すように、飲食店が提供する料理ごとの味傾向情報であることが好ましい。
また、味傾向情報の具体的な情報の種類としては、飲食店が提供する料理の味の傾向(特徴)を表現可能なものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、飲食店が提供する料理における味要素の情報であることが好ましい。
なお、飲食店が提供する全てのメニューについての味傾向情報を取得することは必須ではなく、飲食店が提供する一部のメニューについて味傾向情報を取得してもよい。また、味傾向情報を取得する一部のメニューは、飲食店における代表的なメニュー(看板メニュー)が含まれることが好ましい。
飲食店が提供する料理における味要素としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、当該飲食店が提供する料理における、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、渋味などが挙げられる。また、飲食店が提供する料理における味要素は、例えば、先味(料理を口に入れた後に、すっきりと消える味)と後味(料理を口に入れた後に、舌に残る味)とに分かれていてもよい。
また、飲食店が提供する料理における味要素の情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、当該飲食店が提供する料理における、酸味の評価値、辛味の評価値、旨味の評価値、苦味の評価値、塩味の評価値、甘味の評価値、渋味の評価値などが挙げられる。また、飲食店が提供する料理における味要素の情報は、例えば、先味の評価値と後味の評価値とに分かれていてもよい。
それぞれの味要素における評価値としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、味要素の強さ(大きさ)を示す数値であることが好ましい。味要素の強さ(大きさ)を示す数値としては、例えば、正の数(0から5の間の整数、0から100の間の整数など)で表されたものであってもよいし、0を基準とした正負の数(−5から+5の間の整数、−100から+100の間の整数など)で表されたものであってもよい。
また、それぞれの味要素における評価値としては、例えば、基準となる料理における味要素の評価に対する、評価対象となる料理における味要素の評価を数値化したものであってもよい。
ここで、基準となる料理における味要素の評価としては、例えば、実際の料理について味要素を評価して求めたものであってもよいし、評価対象となる料理における味要素を評価する評価者が、当該評価対象となる料理と同じ種類の料理を思い浮かべたときに想定する「普通の料理」における味要素であってもよい。
また、本発明においては、飲食店の料理の味傾向情報が、当該料理における味要素の順位の情報(順位情報)であることが好ましい。味要素の順位情報としては、例えば、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。つまり、本発明では、飲食店の料理の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。
味要素の順位情報としては、例えば、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの評価値を、評価値が大きい(数値が大きい)順に並べたものとすることができる。
味要素の順位情報の一例として、例えば、飲食店が提供する料理における味要素の情報を、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの評価値(0から10の整数による11段階の評価)とする場合において、例えば、酸味が「6」、辛味が「2」、旨味が「10」、苦味が「0」、塩味が「4」、甘味が「8」、渋味が「1」という評価値であるとする。この場合、味要素の順位情報は、「旨味、甘味、酸味、塩味、辛味、渋味、苦味」という順番(順位)の情報となる。
また、味要素の順位情報は、例えば、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」、5位「辛味」、6位「渋味」、7位「苦味」』のように表現することができる。
なお、この例では、それぞれの味要素の評価値が互いに異なる場合について説明したが、本発明においては、味要素の評価値が同じである味要素が存在してもよい。味要素の評価値が同じである味要素が存在する場合、当該味要素の評価値が同じである味要素どうしの順位情報は、例えば、同一の順位として扱ってもよいし、料理のジャンルなどに応じて異なる順位に割り振ってもよい。
味要素の評価値が同じである味要素どうしの順位情報を同一の順位として扱う場合、例えば、酸味と塩味の評価値が同一で3位相当であるときは、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味・塩味」、5位「辛味」、6位「渋味」、7位「苦味」』のように表現することができる。
ここで、飲食店が提供する料理における味傾向情報(例えば、味要素の情報)は、例えば、飲食店から提供された情報であってもよいし、当該飲食店のユーザから提供された情報であってもよい。言い換えると、本発明においては、飲食店の料理の味傾向情報が、飲食店から提供された、及び飲食店のユーザから提供された、の少なくともいずれかであることが好ましい。
味傾向情報を飲食店から提供された情報とする場合において、味傾向情報を取得する方法としては、例えば、飲食店の従業員が実際に料理を食べた際の味の感じ方(味覚)に基づいて当該料理の味を評価する方法、味覚センサを用いて料理の味傾向を分析する方法、料理に用いた食材や調味料、調理方法等に基づいて当該料理の味傾向を求める方法などが挙げられる。また、本発明において飲食店が提供する料理における味傾向情報を取得する際には、このような方法を組み合わせて用いてもよい。
ここで、飲食店が提供する料理における味傾向情報として、飲食店の従業員が実際に料理を食べた際の味の感じ方(味覚)に基づいた評価結果の情報を用いる場合、複数の従業員(評価者)による評価結果に基づいて、味傾向情報を求めることが好ましい。こうすることにより、飲食店が提供する料理における味傾向情報が、特定の評価者における味の感じ方(味覚)の特徴に大きく影響されることを抑制して、より一般化された信頼性が高い味傾向情報を得ることができる。
また、複数の従業員(評価者)による評価結果に基づいて味傾向情報を求める方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、それぞれの評価者の評価結果における評価値の平均値を求める方法、それぞれの評価者の評価結果における評価値の中央値を求める方法などが挙げられる。
飲食店が提供する料理における味傾向情報として、味覚センサを用いた料理の味傾向の分析結果を用いる場合において、味傾向の分析に用いる味覚センサ(味覚認識装置)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、公知の味覚センサを用いることができる。
ここで、公知の味覚センサを用いて味傾向情報を分析する場合、分析する料理の種類や味覚センサの性能などの制約により、特定の味要素を分析することが難しい場合には、味覚センサで分析可能な味要素を対象とした分析を行い、その他の味要素については、評価者による評価結果に基づいて求めることが好ましい。例えば、味覚センサを用いる場合に、主に痛覚により感じるとされる辛味の分析が難しいと考えられるときは、辛味以外の味要素については、味覚センサによる分析結果と評価者による評価結果とに基づいて味要素の情報を求め、辛味については評価者による評価結果に基づいて味要素の情報を求めることができる。
味傾向情報を飲食店のユーザから提供された情報とする場合において、味傾向情報を取得する方法としては、例えば、飲食店を利用したユーザが、実際に料理を食べた際の味の感じ方(味覚)に基づいて当該料理の味を評価する方法などが挙げられる。
飲食店が提供する料理における味傾向情報として、飲食店を利用したユーザが実際に料理を食べた際の味の感じ方(味覚)に基づいた評価結果の情報を用いる場合、複数のユーザ(評価者)による評価結果に基づいて、味傾向情報を求めることが好ましい。こうすることにより、飲食店が提供する料理における味傾向情報が、特定の評価者における味の感じ方(味覚)の特徴に大きく影響されることを抑制して、より一般化された信頼性が高い味傾向情報を得ることができる。
複数のユーザ(評価者)による評価結果に基づいて味傾向情報を求める方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、それぞれの評価者の評価結果における評価値の平均値を求める方法、それぞれの評価者の評価結果における評価値の中央値を求める方法などが挙げられる。
また、複数のユーザ(評価者)による評価結果に基づいて味傾向情報を求める際には、例えば、評価を行ったユーザの属性などに応じて重み付けを行い、重みが大きいユーザの評価の影響が大きくなるようにして、それぞれの評価者の評価結果を機械学習することにより味傾向情報を求めてもよい。この場合、ユーザの属性としては、例えば、ユーザが料理の味傾向情報の評価を行った回数(味傾向情報の投稿回数)とすることができ、料理の味傾向情報の評価を行った回数が多いほど、重みを大きくすることが好ましい。
ここで、飲食店を利用したユーザから料理の評価結果を取得する(集める)方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食店内でアンケートを実施する方法、ユーザが有する端末を用いる方法などが挙げられる。
飲食店内でアンケートを実施する方法としては、例えば、ユーザにアンケート用紙を配布して、当該アンケート用紙に料理の味の評価結果を記入してもらう方法、飲食店内に配置された端末(例えば、メニューを注文する際に用いるタブレット端末など)により、ユーザに対する料理の味の評価についてのアンケートを行う方法、飲食店の従業員が、ユーザに対して口頭で料理の味の評価を尋ねるアンケートを行う方法などが挙げられる。
ユーザが有する端末を用いる方法としては、例えば、ユーザの携帯端末(例えば、スマートフォンなど)の画面に、料理の味についてのアンケートを表示させて、料理の味の評価結果を入力してもらう方法などが挙げられる。
また、飲食店を利用したユーザから料理の評価結果を取得する際には、ユーザが飲食店で食べた全ての料理についての味の評価結果を取得するようにしてもよいし、ユーザが飲食店で食べた一部の料理について味の評価結果を取得するようにしてもよい。
飲食店を利用したユーザからの料理の味の評価結果の取得率(アンケートの回収率)を高めるという観点では、例えば、料理の味の評価を行ったユーザ(アンケートに回答したユーザ)に対して、当該飲食店で利用可能なポイントの付与や割引券の配布を行うことが好ましい。
ここで、再び図4を参照して、飲食店データベースにおける味傾向情報テーブルの一例について説明する。
図4に示した例において、味傾向情報テーブルは、味傾向情報としての味要素の情報(酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの評価値)、味傾向の評価者情報、味傾向の評価方法情報、及び味傾向の評価日時情報が、それぞれ記録されたカラム(列)を有する。
図4に示した例では、味傾向の評価者情報として、味傾向を評価した評価者が、飲食店(飲食店自体、飲食店から料理の味傾向の分析を委託された業者など)であるか、飲食店を利用したユーザであるかについての情報が記録されている。
味傾向情報テーブルが、味傾向の評価者情報として、料理の味傾向情報の評価者(情報を入力した人)の属性に関する情報を有することにより、特定の評価者の評価結果を選択して(ピックアップして)求めた味傾向情報を得ることができる。
なお、この例では味傾向の評価者情報として、味傾向を評価した評価者が、飲食店であるか、飲食店を利用したユーザであるかについての情報を例示したが、これに限られるものではなく、目的に応じて適宜選択することができる。
また、図4に示した例では、味傾向の評価方法情報として、味傾向を評価した方法(味傾向情報の取得方法)が、飲食店の従業員の味覚に基づく評価結果であるか、味覚センサによる評価結果(分析結果)であるか、飲食店のユーザの味覚に基づく評価結果であるかについての情報が記録されている。
味傾向情報テーブルが、味傾向の評価方法情報として、料理の味傾向を評価した方法に関する情報を有することにより、特定の評価方法による評価結果を選択して(ピックアップして)求めた味傾向情報を得ることができる。例えば、ユーザが、自身の嗜好性と、他の多数のユーザによる評価結果とを比べて、自身の味の好みに合った飲食店を検索することを希望する場合には、ユーザの嗜好性情報と、飲食店のユーザの味覚に基づく評価結果に基づいて求めた飲食店の料理の味傾向情報との一致度が所定以上となる飲食店を提示することが好ましい。
なお、この例では、味傾向の評価方法情報として、飲食店の従業員の味覚に基づく評価結果であるか、味覚センサによる評価結果であるか、飲食店のユーザの味覚に基づく評価結果であるかについての情報を例示したが、これに限られるものではなく、目的に応じて適宜選択することができる。
加えて、図4に示した例では、味傾向の評価日時情報として、味傾向情報が取得された時の年月日の情報が記録されている。
味傾向情報テーブルが、味傾向の評価日時情報として、料理の味傾向情報が取得された時の年月日の情報を有することにより、特定の期間に取得された評価結果を選択して(ピックアップして)求めた味傾向情報を得ることができる。例えば、ユーザが飲食店の情報を検索する時から所定の期間内(例えば、1年以内)に取得された味傾向情報に基づいて、ユーザに飲食店の情報を提供することで、より新しく信頼性が高いと考えられる情報に基づいた飲食店の情報の提示を行うことができる。
なお、この例では、味傾向の評価日時情報として、味傾向情報が取得された時の年月日の情報を例示したが、これに限られるものではなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、味傾向情報が取得された時の時刻の情報を更に有していてもよい。
本発明においては、飲食店が提供する料理における味傾向情報を求める際に、飲食店から提供された情報と、飲食店のユーザから提供された情報を組み合わせて用いてもよい。この場合、飲食店から提供された情報と飲食店のユーザから提供された情報とを区別せずに扱ってもよいし、それぞれの情報を区別して扱ってもよい。
ここで、飲食店の料理の味傾向情報は、上述したように、例えば、それぞれの料理に対する味要素の各評価結果における評価値から求めることができ、各評価結果における評価値の平均値としてもよいし、各評価結果における評価値の中央値としてもよい。
また、上述したように、本発明においては、味傾向情報を取得(評価)する際の評価方法が複数混在する場合があり得る。このような場合には、例えば、味傾向情報の尺度、単位、基準などが、評価方法によって異なるときがあると考えられる。例えば、味覚センサを用いて、基準となる料理における味要素の評価に対する、評価対象となる料理における味要素の評価を数値化することにより求めた評価値と、飲食店を利用したユーザの味覚に基づいた評価値とでは、互いに尺度、単位、基準などが異なる場合があると考えられる。
このような場合には、例えば、味傾向情報を取得する際の評価方法(味傾向の評価方法情報)ごとに、味傾向情報を分けて求めることが好ましい。こうすることにより、同一の評価方法によって得た情報に基づいて味傾向情報を求めることができるため、飲食店の料理の味傾向情報の信頼性をより高くすることができる。
また、飲食店データベースは、新たな情報を適宜追加することができるものが好ましい。例えば、飲食店を利用したユーザが、当該飲食店の料理の味傾向情報を追記できるようにして、データベースの情報を随時アップデートできるようにすることが好ましい。
<<嗜好性情報の取得(嗜好性情報取得部)>>
嗜好性情報取得部としては、ユーザの嗜好性を示す情報(嗜好性情報)を取得することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置、携帯端末などを用いて実現することができる。
ユーザの嗜好性情報としては、ユーザの嗜好性(味の好み)を示す情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、料理のジャンルごとの情報であってもよいし、料理のジャンルを区別しないユーザの全体的な味の好みを示す情報であってもよい。これらの中でも、ユーザの嗜好性情報としては、料理のジャンルごとの情報であることが好ましい。ユーザの嗜好性情報が料理のジャンルごとの情報であることにより、ユーザのより細かい嗜好性を考慮して、飲食店の情報を提示することができる。
ここで、ユーザの嗜好性情報の具体的な情報の種類としては、ユーザの嗜好性を表現可能なものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ユーザの味の好みを味要素で表した情報(味要素の情報)であることが好ましい。
ユーザの味の好みを表す味要素としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食店の料理の味傾向情報と同様に、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、渋味などが挙げられる。また、ユーザの味の好みを表す味要素は、例えば、飲食店の料理の味傾向情報と同様に、先味と後味とに分かれていてもよい。
ユーザの味の好みを味要素で表した情報(味要素の情報)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酸味の嗜好値、辛味の嗜好値、旨味の嗜好値、苦味の嗜好値、塩味の嗜好値、甘味の嗜好値、渋味の嗜好値などが挙げられる。また、ユーザの味の好みを表す味要素の情報は、例えば、先味の嗜好値と後味の嗜好値とに分かれていてもよい。
なお、それぞれの味要素における嗜好値としては、例えば、ユーザが重要視する味要素において、値が大きくなる数値とすることができる。
本発明においては、例えば、飲食店の料理の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に基づいて、飲食店の情報を提示する。このため、本発明では、飲食店の料理の味傾向情報とユーザの嗜好性情報との表現形式や項目が一致していることが好ましい。したがって、飲食店の料理の味傾向情報における好ましい形態と、ユーザの嗜好性情報における好ましい形態とは、同様にすることができる。
より具体的には、ユーザの嗜好性情報としては、飲食店の料理の味傾向情報と同様に、味要素の順位の情報(順位情報)であることが好ましい。更に、本発明においては、ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。
味要素の順位情報としては、例えば、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの嗜好値を、嗜好値が大きい(数値が大きい)順に並べたものとすることができる。
ここで、料理のジャンルごとにユーザの嗜好性情報としての味要素の情報を取得する場合の一例として、「カレー」のジャンルにおけるユーザの味の好みを表す味要素の情報の例について説明する。
「カレー」のジャンルにおける味要素の順位情報の例として、味要素の情報を、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの嗜好値(0から10の整数による11段階の評価)とする場合、例えば、酸味が「4」、辛味が「9」、旨味が「7」、苦味が「2」、塩味が「3」、甘味が「6」、渋味が「1」という嗜好値であるとする。この場合、味要素の順位情報は、「辛味、旨味、甘味、酸味、塩味、苦味、渋味」という順番(順位)の情報となる。
また、味要素の順位情報は、例えば、『1位「辛味」、2位「旨味」、3位「甘味」、4位「酸味」、5位「塩味」、6位「苦味」、7位「渋味」』のように表現することができる。このような味要素の順位情報となる場合、ユーザの嗜好性としては、「カレー」のジャンルにおいて、辛味や旨味が強いものが好みであると考えられる。
ここで、ユーザの嗜好性情報は、例えば、ユーザから提供された情報であってもよいし、ユーザから入手した情報であってもよい。言い換えると、本発明においては、ユーザの嗜好性情報が、ユーザから提供された、及びユーザから入手した、の少なくともいずれかであることが好ましい。
嗜好性情報がユーザから提供された情報である場合における、嗜好性情報を取得する方法(ユーザが嗜好性情報を提供する方法)としては、例えば、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内の入力フォーム(テキストボックス)にユーザが入力する方法、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内におけるアイコンやプルダウンからユーザが選択する方法、音声によりユーザが入力する方法などが挙げられる。また、本発明においてユーザの嗜好性情報を取得する際には、これらの方法を組み合わせて用いてもよい。
例えば、これらの方法を用いて、ユーザに対して嗜好性情報の提供を求めるアンケートを実施することにより、ユーザの嗜好性情報を取得することができる。また、実施するアンケートとしては、例えば、料理のジャンルごとに、ユーザ自身の味の好みが反映されるように、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味の嗜好値を入力してもらうアンケートなどとすることができる。
また、ユーザから提供された嗜好性情報については、データベースに記録することが好ましく、更に、一度提供された嗜好性情報は、データベースから当該嗜好性情報を抽出し、ユーザの嗜好性情報として用いることが好ましい。こうすることにより、ユーザが自身の嗜好性情報を指定する際などに、同じ嗜好性情報を繰り返し入力(提供)する作業を省略することができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。
ユーザから提供された嗜好性情報を記録するデータベース(ユーザデータベース)としては、ユーザの嗜好性情報を保有するデータベースであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
ユーザデータベース(ユーザDB)としては、例えば、ユーザのID、ユーザの名称情報、ユーザの属性情報、ユーザの嗜好性情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。また、ユーザの属性情報としては、例えば、ユーザの性別情報、ユーザの年齢情報などが挙げられる。
また、ユーザデータベースとしては、例えば、図5に示すように、ユーザ情報テーブルと、嗜好性情報テーブルとを有するものを用いることができる。
ユーザデータベースにおけるユーザ情報テーブルとしては、図6に示すように、例えば、ユーザID(ユーザ情報テーブルにおけるユニークな番号)、ユーザの名称情報、ユーザの性別情報、及びユーザの年齢情報が記録されたものを用いることができる。ユーザ情報テーブルにおいては、図6に示すように、例えば、特定のユーザにおける、ユーザID、ユーザの名称情報、ユーザの性別情報、及びユーザの年齢情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のユーザに関する情報が記録されているものを用いることができる。
ユーザデータベースにおける嗜好性情報テーブルとしては、図7に示すように、例えば、ユーザID、嗜好性情報ID(嗜好性情報テーブルにおけるユニークな番号)、料理のジャンル、及び嗜好性情報が記録されたものを用いることができる。味傾向情報テーブルにおいては、図7に示すように、例えば、ユーザID、嗜好性情報ID(嗜好性情報テーブルにおけるユニークな番号)、料理のジャンル、及び嗜好性情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の嗜好性情報に関する情報が記録されているものを用いることができる。
嗜好性情報テーブルにおいては、図7に示すように、ユーザの嗜好性情報が料理のジャンルごとに記録されていること、即ち、ユーザの嗜好性情報が料理のジャンルごとの情報であることが好ましい。ユーザの嗜好性情報が料理のジャンルごとの情報であることにより、料理のジャンルによってユーザの嗜好性が異なる場合においても、ユーザの嗜好性により一致した料理を提供する飲食店の情報を提示することができる。一例としては、辛味の強い担々麺が好みであるユーザが、どの料理においても辛味が強いものが好みであるとは限らず、例えば、カレーについては甘口のもの(辛味が弱いもの)が好みである場合もあり得ると考えられる。このような場合においても、ユーザの嗜好性情報が料理のジャンルごとの情報であれば、例えば、ユーザにおけるジャンルごとの料理の好みに応じて、より適切にユーザの嗜好性に合った飲食店の情報を提示することができる。
また、図7に示した例において、嗜好性情報テーブルは、嗜好性情報としての味要素の情報(酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味のそれぞれの嗜好値)が、それぞれ記録されたカラム(列)を有する。
なお、嗜好性情報テーブルに記録する嗜好性情報(例えば、味要素の情報)としては、上述したように、ユーザから提供された情報を用いることができるが、これに限られるものではなく、例えば、後述するユーザから入手した情報(ユーザから取得した情報を用いた機械学習などにより得た情報)を、嗜好性情報として記録してもよい。さらに、嗜好性情報テーブルには、ユーザから提供された情報及びユーザから入手した情報の両方を記録してもよい。
嗜好性情報がユーザから入手した情報である場合における、嗜好性情報を入手(取得)する方法としては、例えば、ユーザの食べた料理に対する評価と、当該料理の味の傾向とを学習することにより、当該ユーザの嗜好性を推定して取得する方法、飲食店において料理を食べている時のユーザの表情を撮影したデータに基づいて、当該料理に対するユーザの満足度を求め、満足度と食べた料理の味の傾向とを学習することにより、当該ユーザの味の嗜好性を推定して取得する方法などが挙げられる。また、本発明においてユーザの嗜好性情報を入手する際には、これらの方法を組み合わせて用いてもよい。
ここで、ユーザの食べた料理に対する評価と、当該料理の味の傾向とを学習することにより、当該ユーザの嗜好性を推定して取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
ユーザの食べた料理に対する評価と、当該料理の味の傾向とを学習する際には、例えば、飲食店においてユーザが料理を食べた後に、当該料理の味についての評価の情報を、アンケートなどにより取得する。ここで、料理の味についての評価の情報としては、例えば、料理を食べたときの当該料理に対する満足度(美味しさ)を数値で表した情報、当該料理における味要素の評価値などが挙げられる。また、料理の味についての評価の情報は、学習の効率や精度の観点から、多数の情報を取得して学習に用いることが好ましい。
また、料理の味の傾向に関する情報としては、例えば、上述した飲食店データベースに記録された味傾向情報を用いてもよいし、そのユーザ自身が評価した味要素の評価値を用いてもよい。これらの中でも、料理の味の傾向に関する情報の信頼性をより高めるという観点では、多数の情報が記録されていると考えられる飲食店データベースに記録された味傾向情報を用いることが好ましい。
上述のようにして取得した、ユーザの食べた料理に対する評価の情報と、当該料理の味の傾向の情報とを学習する際には、例えば、ユーザの当該料理に対する満足度の情報と、飲食店データベースに記録された当該料理の味傾向情報とについて、機械学習(Machine Learning)を行うことにより、当該ユーザの嗜好性を推定可能な学習モデルを得ることが好ましい。
ここで、機械学習の方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ニューラルネットワークを用いた方法、遺伝的プログラミングを用いた方法、サポートベクターマシン(SVM)を用いた方法などが挙げられる。
機械学習を行う際には、例えば、ユーザの満足度が高い料理の味傾向情報と、推定したユーザの嗜好性(嗜好性情報)とが近くなるように、機械学習を行うことが好ましい。
また、機械学習を行う際においては、例えば、ユーザの食べた料理に対する評価の情報について、当該料理が含まれるジャンルについてユーザが評価を行った回数などに応じて重み付けを行い、重みが大きい情報の影響が大きくなるようにして、機械学習を行うようにしてもよい。この場合、ユーザが評価を行った回数が多い料理(食べた回数が多い料理)のジャンルについての評価の情報における重みを大きくすることが好ましい。
学習モデルの精度(推定した嗜好性の信頼度)をより向上させるという観点では、例えば、料理のジャンルごとに機械学習を行い、料理のジャンルごとの学習モデルを得ることが好ましい。この場合、例えば、特定のジャンルの料理におけるユーザの満足度の情報と、飲食店データベースに記録された当該ジャンルの料理の味傾向情報とについて、機械学習を行うことにより、それぞれのジャンルに対応した学習モデルを得ることができる。
そして、例えば、上述のようにして得た学習モデル(学習済みモデル)を用いて、実際に推定した嗜好性情報(例えば、それぞれのジャンルの料理における味要素の嗜好値)を、ユーザの嗜好性情報として取得する。また、このようにして取得したユーザの嗜好性情報は、ユーザデータベースに記録することが好ましい。
また、飲食店において料理を食べている時のユーザの表情を撮影したデータに基づいて、当該料理に対するユーザの満足度を求め、満足度と食べた料理の味の傾向とを学習することにより、当該ユーザの味の嗜好性を推定して取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
料理に対するユーザの満足度を、飲食店において料理を食べている時のユーザの表情を撮影したデータに基づいて求める方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、機械学習を利用した画像解析を用いた方法などが挙げられる。
この場合、例えば、飲食店において料理を食べている時のユーザの表情をカメラによって撮影することにより得た動画データを、動画データから人間の感情を推定可能な学習済みモデルを用いて分析することにより、当該料理に対するユーザの満足度を推定することが好ましい。例えば、学習済みモデルを用いた分析により、料理を食べている時のユーザの感情が「喜び」や「幸せ」などのポジティブな感情であると推定された場合に、当該料理に対する満足度が高いとみなすことが好ましい。
ここで、動画データから人間の感情を推定可能な学習済みモデルとしては、例えば、API(Application Programming Interface)などのサービスで提供されている公知のものを用いることができる。
なお、動画データからユーザの料理に対する満足度を推定する方法は、公知の学習済みモデルを用いることに限定されるものではなく、例えば、飲食店において料理を食べている時のユーザの表情と当該ユーザの満足度とがセットとなったデータセットを用いて学習した学習モデルを作成して利用してもよい。
ユーザが食べた料理の味の傾向の情報としては、例えば、上述した飲食店データベースに記録された味傾向情報を用いることができる。
ここで、求めた満足度とユーザが食べた料理の味の傾向とを学習して、ユーザの嗜好性を推定する際には、例えば、上述したユーザの食べた料理に対する評価と当該料理の味の傾向とを学習して、ユーザの嗜好性を推定する方法と同様にして行うことができる。つまり、満足度と食べた料理の味の傾向とを学習して、ユーザの嗜好性を推定する際には、例えば、動画データから推定したユーザの満足度が高い料理の味傾向情報と、推定したユーザの嗜好性(嗜好性情報)とが近くなるように機械学習を行うことにより得た学習モデルを用いることで、ユーザの嗜好性情報を推定して取得することができる。
また、上述したユーザの食べた料理に対する評価と当該料理の味の傾向とを学習して、ユーザの嗜好性を推定する方法と同様に、取得したユーザの嗜好性情報は、ユーザデータベースに記録することが好ましい。
ユーザデータベースは、新たな情報を適宜追加することができるものが好ましい。例えば、ユーザの嗜好性情報を、必要に応じて随時アップデートできるようにすることが好ましい。
ここで、ユーザの嗜好性情報は、ユーザの周囲の環境に応じて変化するものとしてもよく、例えば、ユーザが料理を食べた(食事をした)時の気温の情報、ユーザが本発明を用いる時の気温の情報などを考慮して、嗜好性情報を求めてもよい。
例えば、夏の暑い日と冬の寒い日とでは、同一の料理を食べた場合でも食べた料理に対する評価が変わる可能性や、ユーザが食べたいと思う料理が変わる可能性があると考えられる。ユーザが料理を食べた時の気温の情報、ユーザが本発明を用いる時の気温の情報を考慮して、嗜好性情報を求めることにより、ユーザの周囲の環境に応じた嗜好性情報を得ることで、ユーザの嗜好性により一致する飲食店の情報を提示することができる。
また、ユーザの嗜好性情報を、機械学習を用いた方法により推定して取得する場合には、ユーザが料理を食べた時の気温の情報と、ユーザの食べた料理に対する評価の情報とを関連付けて機械学習を行い、所定の気温範囲ごとのユーザの嗜好性情報を推定可能な学習モデルを得ることが好ましい。そして、例えば、ユーザが本発明を用いる際の気温を取得し、取得した気温が含まれる気温範囲における推定した嗜好性情報を用いて、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店を提示することが好ましい。こうすることにより、例えば、ユーザが本発明を用いる際の気温に応じて、情報を提示する飲食店が変化する場合もあり、ユーザのその時の嗜好性により一致した飲食店の情報を提示することができる。
気温の情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユーザ自身が入力する方法、ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、その位置における気温の情報を取得する方法などが挙げられる。これらの中でも、ユーザが気温の情報を入力する必要がなく、利便性をより向上できるため、ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、その位置における気温の情報を取得する方法が好ましい。
ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、その位置における気温の情報を取得する方法としては、例えば、GPSにより位置情報を取得可能な端末(例えば、スマートフォン)によりユーザの位置情報を取得し、取得した位置情報と場所ごとの気温が記録されたデータベースを照合する方法が挙げられる。
より具体的には、ユーザが料理を食べた時の気温の情報を取得する際には、例えば、ユーザが有する端末の位置情報が所定時間(例えば、10分間)以上変化しなかった場合に、その位置情報が示す場所が飲食店の場所であるときには、当該飲食店で食事をしたとみなし、その位置情報が示す場所の気温を、場所ごとの気温が記録されたデータベースから抽出することにより、ユーザが料理を食べた時の温度の情報を取得することができる。
また、場所ごとの気温が記録されたデータベースとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、インターネット上で公開されている気象庁のデータベースなどを用いることができる。
<<ユーザの嗜好性との一致度の導出(嗜好一致度導出部)>>
嗜好一致度導出部としては、飲食店が提供する料理の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度を導出することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置、携帯端末などを用いて実現することができる。
飲食店が提供する料理の味の傾向と、ユーザの嗜好性との一致度を導出する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した飲食店の料理の味傾向情報と、上述したユーザの嗜好性情報とに基づいて、当該味傾向情報と当該嗜好性情報との一致度を導出することが好ましい。
ここで、飲食店が提供する料理の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度(嗜好一致度)は、例えば、味傾向情報と嗜好性情報の各数値(例えば、ぞれぞれにおける味要素の数値)における差の大きさ、味傾向情報としての味要素の順位情報と、嗜好性情報としての味要素の順位情報とにおける各味要素の順序の情報などを用いて表すことができる。
味傾向情報と嗜好性情報の各数値における差の大きさに基づいて、嗜好一致度を導出する場合は、例えば、味傾向情報としての各味要素の評価値と、嗜好性情報としての各味要素の嗜好値とにおいて、各味要素の値どうしの差の絶対値を算出し、算出した各味要素の差の絶対値を足し合わせたものを嗜好一致度とすることができる。
このようにして嗜好一致度を導出した場合には、嗜好一致度の値が小さいほど、飲食店が提供する料理の味の傾向とユーザの嗜好性(味の好み)とが一致している(一致度が高い)ことを意味する。
より具体的には、例えば、味傾向情報としての味要素の評価値が、酸味が「6」、辛味が「2」、旨味が「10」、苦味が「0」、塩味が「4」、甘味が「8」、渋味が「1」であり、嗜好性情報としての味要素の嗜好値が、酸味が「4」、辛味が「9」、旨味が「7」、苦味が「2」、塩味が「3」、甘味が「6」、渋味が「1」であるとする。
この場合、各味要素の値どうしの差の絶対値を算出すると、酸味が「|6−2|=4」、辛味が「|2−9|=7」、旨味が「|10−7|=3」、苦味が「|0−2|=2」、塩味が「|4−3|=1」、甘味が「|8−6|=2」、渋味が「|1−1|=0」となる。このとき、各味要素の差の絶対値を足し合わせると、「4+7+3+2+1+2+0=19」となり、嗜好一致度の値は「19」となる。この嗜好一致度の値が小さいほど、飲食店が提供する料理の味の傾向とユーザの嗜好性とが一致している(一致度が高い)ことを意味する。
なお、この例では、各味要素の差の絶対値を用いて嗜好一致度を導出したが、これに限定されるものではなく、例えば、各味要素の差の二乗(自乗)を用いてもよい。
味傾向情報としての味要素の順位情報と、嗜好性情報としての味要素の順位情報とにおける各味要素の順序の情報に基づいて嗜好一致度を導出する場合は、例えば、味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度とすることができる。
より具体的には、例えば、味傾向情報としての味要素の順位情報が、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」、5位「辛味」、6位「渋味」、7位「苦味」』であり、嗜好性情報としての味要素の順位情報が、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」、5位「渋味」、6位「苦味」、7位「辛味」』であるとする。
この場合、味傾向情報と嗜好性情報とにおいて、『1位「旨味」、2位「甘味」、3位「酸味」、4位「塩味」』までの上位4つの順序が一致しており、例えば、嗜好一致度としては「4」とすることができる。また、上記の例のように、味傾向情報と嗜好性情報とにおいて、上位4つの順序が一致している場合には、例えば、味要素の項目の数(要素数)を用いて、嗜好一致度を「4/7」のように表してもよい。
この例においては、嗜好一致度の値が大きいほど、飲食店が提供する料理の味の傾向とユーザの嗜好性とが一致している(一致度が高い)ことを意味する。
ここで、本発明においては、上述した方法の中でも、味傾向情報としての味要素の順位情報と、嗜好性情報としての味要素の順位情報とにおける各味要素の順序の情報に基づいて嗜好一致度を導出することが好ましく、味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度とすることがより好ましい。
本発明においては、例えば、味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度とすることにより、ユーザがより重要視していると考えられる上位の味要素が一致しているか否かを考慮して、ユーザの嗜好性との一致度を求めることができるため、ユーザの味の好みをより反映した一致度に基づいた飲食店の情報の提示を行うことができる。
また、本発明においては、料理のジャンルに応じて嗜好一致度を導出することが好ましい。例えば、特定のジャンルの料理における味傾向情報と、そのジャンルにおけるユーザの嗜好性情報とを用いて、嗜好一致度を導出することにより、ユーザのより細かい嗜好性を考慮して、飲食店の情報を提示することができる。
より具体的には、本発明においては、例えば、料理のジャンルに応じて嗜好一致度を導出することにより、料理のジャンルによってユーザの嗜好性が異なる場合においても、ユーザにおけるジャンルごとの料理の好みに応じて、ユーザの嗜好性により一致した料理を提供する飲食店の情報を提示することができる。
<<飲食店の情報の提示(店舗情報提示部)>>
店舗情報提示部としては、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示することができれば、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のディスプレイを有するコンピュータ、携帯端末などを用いることができる。
店舗情報提示部により提示する飲食店の情報としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食店の名称情報、飲食店の位置情報、飲食店の業種情報、飲食店のホームページのURL、飲食店が提供する料理のメニュー情報、飲食店が提供する料理の味傾向情報などが挙げられる。また、店舗情報提示部により提示する飲食店の情報は、例えば、上述した飲食店データベースに記録された情報とすることができる。
また、店舗情報提示部は、受け付けたエリア内にユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店が存在しない場合は、例えば、「受け付けたエリア内に条件を満たす飲食店が存在しないこと」を提示してもよい。
店舗情報提示部は、例えば、飲食店が提供する料理の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する。例えば、飲食店の味の傾向としては、上述した飲食店の料理の味傾向情報を用いることが好ましく、ユーザの嗜好性としては、上述したユーザの嗜好性情報を用いることが好ましい。加えて、飲食店の料理の味傾向情報は、上述した飲食店データベースから抽出することが好ましい。
つまり、本発明においては、飲食店の位置情報と、当該飲食店が提供する料理の味傾向情報とを保有する飲食店データベースを有し、飲食店情報提示手段が、受け付けたエリアに存在する飲食店を飲食店データベースから抽出し、抽出した飲食店の料理の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示することが好ましい。
飲食店が提供する料理の味の傾向とユーザの嗜好性との一致度(嗜好一致度)が所定以上である飲食店を特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、上述した嗜好一致度と設定した閾値とを比較して特定する方法、受け付けたエリア内に存在する飲食店のうち、嗜好一致度が高い順に所定数の飲食店を特定する方法などが挙げられる。
嗜好一致度が所定以上である飲食店を特定する際に、嗜好一致度と所定の閾値とを比較して特定する場合において、閾値を設定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、あらかじめ設定した所定の閾値を用いる方法、ユーザが閾値を設定する方法などが挙げられる。
あらかじめ設定した所定の閾値を用いる場合、例えば、ユーザの嗜好性と大きく異なると考えられる飲食店を提示しないような閾値(低い閾値)としてもよいし、ユーザの嗜好性と特に近いと考えられる飲食店を提示できるような閾値(高い閾値)としてもよい。
また、ユーザが閾値を設定する場合、閾値の大きさは、ユーザの目的に応じて適宜選択することができ、例えば、自身の嗜好性に合わない飲食店の提示を避けることを目的とするときは、閾値を低くする(嗜好一致度が比較的低い飲食店も提示する)ことができ、自身の嗜好性と特に一致する飲食店の提示を目的とするときは、閾値を高くする(嗜好一致度が特に高い飲食店を提示する)ことができる。
嗜好一致度が所定以上である飲食店を特定する際に、受け付けたエリア内に存在する飲食店のうち、嗜好一致度が高い順に所定数の飲食店を特定する場合において、特定する飲食店の数(所定数)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、あらかじめ設定した数値を用いる方法、ユーザが数値を設定する方法などが挙げられる。
あらかじめ設定した所定の数値を用いる場合、例えば、受け付けたエリアに存在する飲食店の総数に応じて設定する数値を変更する(例えば、飲食店の総数が多い場合には、設定する数値を大きくする)ことが好ましい。
また、ユーザが数値を設定する場合、数値の大きさは、ユーザの目的に応じて適宜選択することができ、例えば、自身の嗜好性に合わない飲食店の提示を避けることを目的とするときは、数値を大きくする(嗜好一致度が比較的低い飲食店も提示する)ことができ、自身の嗜好性と特に一致する飲食店の提示を目的とするときは、数値を小さくする(嗜好一致度が特に高い飲食店を提示する)ことができる。
ここで、本発明においては、上述したように、飲食店の料理の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であることが好ましい。
この場合、味傾向情報と嗜好性情報とにおける味要素の上位何位までが一致しているかを嗜好一致度するときには、上位3つの順序が一致する飲食店の情報を提示することが好ましい。言い換えると、本発明においては、飲食店情報提示手段が、受け付けたエリアに存在する飲食店における味要素の順位情報のうちの上位3つの順序が、ユーザの嗜好性情報における味要素の順位情報のうちの上位3つの順序と一致したとき、飲食店の情報を提示することが好ましい。こうすることにより、本発明においては、ユーザが特に重要視していると考えられる上位3つの味要素が一致しているか否かを考慮して、ユーザの嗜好性との一致度を求めることができるため、ユーザの味の好みを特に反映して飲食店の情報の提示を行うことができる。
また、飲食店の情報を提示する際には、嗜好一致度が所定以上であるか否かに加えて、ユーザによる飲食店が提供する料理のジャンルについての指定を受け付け、指定されたジャンルの料理を提供する飲食店の情報を提示することが好ましい。
例えば、ユーザが「カレー」のジャンルを指定した場合には、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、飲食店データベースにおける「ジャンル情報」が「カレー」となっている料理を提供する飲食店を提示するようにすることが好ましい。
飲食店の情報を提示する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ディスプレイ(画面)に飲食店の情報を表示する方法が好ましい。ディスプレイとしては、例えば、ユーザが使用する端末のディスプレイを用いることができる。つまり、本発明においては、飲食店情報提示手段が、飲食店の情報をユーザが使用する端末に提示することが好ましい。こうすることにより、ユーザが自身の使用する端末で容易に飲食店の情報を得ることができ、ユーザの利便性をより向上させることができる。
ユーザが使用する端末としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)、携帯電話、タブレット端末、スマートフォンなどが挙げられる。これらの中でも、端末自体の位置情報を取得して送信可能であり、ディスプレイの面積が広く飲食店の情報を視認しやすいと考えられる点から、スマートフォンであることが好ましい。
このように、本発明においては、例えば、情報提示システムにおけるサーバ装置等と、ユーザが所有するスマートフォンなどの端末装置とをネットワークにより接続することにより、ユーザが所有する端末装置に、飲食店の情報を表示させることができる。
飲食店の情報をディスプレイに表示する際の表示方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、テキスト(文字)情報として表示する方法、テキストと画像を組み合わせた情報として表示する方法、地図上に飲食店の情報を重ねて表示する方法などが挙げられる。
テキストと画像を組み合わせた情報として表示する際には、例えば、「食べログ(登録商標)」や「ぐるなび(登録商標)」などで用いられているように、飲食店の名称の情報、飲食店の住所、飲食店のメニューの情報、飲食店の外観の画像、飲食店の内装の画像、飲食店の料理の画像などを共に表示することが好ましい。
地図上に飲食店の情報を重ねて表示する際には、例えば、受け付けたエリアに対応する領域を示した地図上に、飲食店の位置情報を示すアイコンを重ねて表示し、アイコンを選択したとき(例えば、クリックしたとき、タッチしたときなど)に、飲食店の名称の情報や飲食店の料理の画像などが更に表示されるようにすることが好ましい。
また、地図上に飲食店の情報を重ねて表示する際には、ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、ユーザの現在位置周辺の飲食店の情報を、地図上に表示することが好ましい。こうすることにより、飲食店としては、来店する可能性が高いと考えられる、当該飲食店の周辺にいるユーザに対して情報を提示することができるため、情報を提示する効果(広告効果)をより高くすることができる。
さらに、本発明においては、ユーザのスマートフォンにインストールされた地図アプリ上に、ユーザが有する端末の位置情報に基づいて、ユーザの現在位置周辺に存在する、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報をポップアップ通知(プッシュ通知)することが好ましい。こうすることにより、飲食店としては、来店する可能性が高いと考えられる、当該飲食店の周辺にいるユーザに対して、より積極的に情報を提示することができるため、情報を提示する効果(広告効果)を特に高くすることができる。
<<注意情報の利用>>
本発明の情報提示システムにおいては、飲食店情報提示手段が、飲食店データベースから抽出した飲食店の料理の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食店の情報を提示することが好ましい。注意情報の一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する際には、例えば、飲食店情報提示手段が、栄養素情報取得部と、注意情報取得部と、注意情報一致度導出部とを更に有することが好ましい。
<<<料理の栄養素情報の取得(栄養素情報取得部)>>>
栄養素情報取得部としては、飲食店が提供する料理における栄養素の情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、飲食店が提供する料理における栄養素の情報(栄養素情報)としては、飲食店が提供する料理における栄養素に関する情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エネルギー量(カロリー)、たんぱく質量、脂質量、炭水化物量、糖質量、食物繊維量、ナトリウム量(食塩相当量)などが挙げられる。これらの中でも、栄養素情報としては、脂質量、糖質量、ナトリウム量(食塩相当量)から選択される少なくとも1つであることが好ましい。
飲食店が提供する料理の栄養素情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、飲食店が提供する料理の栄養素情報を保有する栄養素情報データベースから抽出する方法が好ましい。
栄養素情報データベース(栄養素情報DB)としては、例えば、飲食店のID、メニューID、メニューにおける栄養素情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、栄養素情報データベースとしては、例えば、栄養素情報テーブルを有するものを用いることができる。
栄養素情報テーブルとしては、図8に示すように、例えば、飲食店のID、メニューID、及びメニューにおける栄養素情報が記録されたものを用いることができる。栄養素情報テーブルにおいては、図8に示すように、例えば、飲食店のID、メニューID、及びメニューにおける栄養素情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のメニューにおける栄養素情報が記録されているものを用いることができる。
なお、栄養素情報テーブルにおける飲食店のID及びメニューIDは、飲食店データベースにおける飲食店のID及びメニューIDと対応している。
また、栄養素情報データベースは、上述した飲食店データベースの一部であってもよい。この場合、例えば、飲食店データベースが栄養素情報テーブルを有するようにしてもよいし、飲食店データベースのメニュー情報テーブルに、栄養素情報を更に記録するようにしてもよい。
ここで、飲食店が提供する料理の栄養素情報としては、例えば、飲食店から提供された情報を用いることが好ましく、飲食店が、料理に用いた食材、調味料、調理方法等に基づいて求めた情報を用いることがより好ましい。例えば、飲食店が提供する料理の栄養素情報が飲食店から提供された情報であることにより、高い精度の栄養素情報を得ることができる。
また、料理に用いた食材、調味料、調理方法等に基づいて栄養素情報を求める際には、例えば、食材及び調味料毎の栄養素を合計することなどにより栄養素情報を求めることができる。なお、食材及び調味料毎の栄養素は、例えば、文部科学省が公表している日本食品標準成分表などに基づいて求めることができる。
<<<ユーザの注意情報の取得(注意情報取得部)>>>
注意情報取得部としては、ユーザの注意情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、ユーザの注意情報としては、ユーザが食事をする際に注意すべき事項に関する情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、食事をする際に考慮をすべき栄養素に関する情報などが挙げられる。
より具体的には、ユーザの注意情報としては、例えば、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つであることが好ましい。本発明においては、注意情報が、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つであることにより、ユーザが注意すべき食事の要素を適切に考慮して、ユーザに合った飲食店の情報を提示することができる。
ユーザの注意情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ユーザが自身で入力する方法、ユーザの注意情報を保有する注意情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
ユーザが注意情報を入力する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内の入力フォーム(テキストボックス)にユーザが入力する方法、インターネット上のWebサイトやアプリケーション内におけるアイコンやプルダウンからユーザが選択する方法、音声によりユーザが入力する方法などが挙げられる。
また、注意情報データベース(注意情報DB)としては、例えば、ユーザID、ユーザの注意情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。また、注意情報データベースに記録するユーザの注意情報としては、例えば、ユーザにより入力された情報を用いることができる。
より具体的には、注意情報データベースとしては、例えば、注意情報テーブルを有するものを用いることができる。
注意情報テーブルとしては、図9に示すように、例えば、ユーザID及びユーザの注意情報が記録されたものを用いることができる。注意情報テーブルにおいては、図9に示すように、例えば、ユーザID及びユーザの注意情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のユーザにおける注意情報が記録されているものを用いることができる。
図9に示す例においては、「○」が付いている項目が注意情報に該当する。例えば、ユーザIDが「1」のユーザにおいては、「減塩」が注意情報となる。
また、注意情報データベースは、上述したユーザデータベースの一部であってもよい。この場合、例えば、ユーザデータベースが注意情報テーブルを有するようにしてもよいし、ユーザデータベースのユーザ情報テーブルに、注意情報を更に記録するようにしてもよい。
<<<注意情報の一致度の導出(注意情報一致度導出部)>>>
注意情報一致度導出部としては、飲食店が提供する料理における栄養素とユーザの注意情報との一致度を導出することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
飲食店が提供する料理における栄養素とユーザの注意情報との一致度を導出する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した飲食店が提供する料理の栄養素情報と、上述したユーザの注意情報とに基づいて、当該栄養素情報と当該注意情報との一致度を導出することが好ましい。
飲食店が提供する料理における栄養素とユーザの注意情報との一致度(注意情報一致度)は、例えば、飲食店が提供する料理の栄養素情報における、ユーザの注意情報により指定された栄養素(成分)の量に基づいて導出することができる。より具体的には、注意情報一致度は、例えば、飲食店が提供する料理において、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が、所定量以下となっている栄養素の数とすることができる。
また、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が所定量以下となっているか否かを判定する際における「所定量」としては、例えば、ユーザが日本人である場合は、厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」に基づいて求めた量とすることができる。この場合、例えば、ユーザの年齢及び性別における、1日当たりの食事摂取基準を3で割った量(1食当たりの食事摂取基準)とすることができる。
ここで、例えば、料理の栄養素情報が、食塩相当量、糖質量、及び脂質量を含み、ユーザの注意情報が、減塩、低糖質、及び低脂肪であるとする。さらに、例えば、料理における栄養素の量は、食塩相当量が4g、糖質量が70g、脂質量が15gであり、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が所定量以下となっているか否かを判定する際における「所定量」が、食塩相当量については3g、糖質量については100g、脂質量については20gであるとする。
このとき、飲食店が提供する料理において、ユーザの注意情報により指定された栄養素の量が、所定量以下となっている栄養素の数は、2つ(糖質量及び脂質量)となり、注意情報一致度は「2」とすることができる。また、注意情報の項目の数(要素数)を用いて、注意情報一致度を「2/3」のように表してもよい。
また、注意情報一致度は、1つの項目について導出してもよく、例えば、ユーザの注意情報が「低脂肪」である場合には、料理における脂肪量が所定量以下となるときに、注意情報一致度が「1」であるとしてもよく、注意情報の項目の数を用いて「1/1」のように表してもよい。
ここで、飲食店が提供する料理における栄養素とユーザの注意情報との一致度(注意情報一致度)が所定以上である飲食店を特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、嗜好一致度が所定以上である飲食店を特性する方法と同様の方法を用いることができる。つまり、注意情報一致度が所定以上である飲食店を特定する際には、例えば、上述した店舗情報提示部を用いて、注意情報一致度と設定した閾値とを比較して特定する方法、受け付けたエリア内に存在する飲食店のうち、注意情報一致度が高い順に所定数の飲食店を特定する方法などを用いることができる。
また、注意情報一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した店舗情報提示部により提示することが好ましい。
このように、本発明においては、飲食店情報提示手段が、飲食店データベースから抽出した飲食店の料理の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食店の情報を提示することが好ましい。こうすることにより、本発明においては、ユーザの味の好み(嗜好性)に合致すると共に、ユーザの健康状態を維持及び改善するために注意すべき情報に基づいて、より健康的な料理を提供している飲食店の情報をユーザに提示することができる。
本発明は、例えば、ユーザの注意情報を考慮して飲食店の情報の提示を行うことにより、ユーザの健康管理をサポートすることができる。このため、本発明は、健康管理を必要とするユーザに対しても好適に用いることができる。また、健康管理を必要とするユーザは、自身の食事の内容などをより積極的に記録することが期待できると考えられ、例えば、料理の味傾向情報やユーザの嗜好性情報を得るための情報を、より積極的に提供する可能性が高いと考えられる。
<<栄養補助食品の情報の提示>>
本発明の情報提示システムにおいては、飲食店情報提示手段が、飲食店の情報に加え、更に栄養補助食品(サプリメント;サプリ)の情報を提示することが好ましい。栄養補助食品の情報を提示する場合には、飲食店情報提示手段が、サプリメント情報取得部と、サプリメント特定部とを更に有することが好ましい。
<<<栄養補助食品の情報の取得(サプリメント情報取得部)>>>
サプリメント情報取得部としては、栄養補助食品(サプリメント)の情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、栄養補助食品の情報(サプリメント情報)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、摂取することにより期待される効果の情報などが挙げられる。
サプリメント情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、サプリメント情報を保有するサプリメント情報データベースから取得する方法が好ましい。
サプリメント情報データベース(サプリメント情報DB)としては、例えば、サプリメントID、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、摂取することにより期待される効果の情報などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、サプリメント情報データベースとしては、例えば、サプリメント情報テーブルを有するものを用いることができる。
サプリメント情報テーブルとしては、図10に示すように、例えば、サプリメントID、サプリメントの名称(商品名)、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、及び摂取することにより期待される効果の情報が記録されたものを用いることができる。栄養素情報テーブルにおいては、図10に示すように、例えば、サプリメントID、サプリメントの名称(商品名)、含有する成分の種類の情報、含有する成分の量の情報、及び摂取することにより期待される効果の情報が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別のサプリメントにおけるサプリメント情報が記録されているものを用いることができる。
なお、図10中の「グラボノイド」及び「ヒアルログルコ」は登録商標である。
ここで、サプリメント情報は、インターネット上の様々なWebサイトから収集することができ、例えば、各種サプリメントを販売する事業者のWebサイトから好適に収集することができる。
<<<提示する栄養補助食品の特定(サプリメント特定部)>>>
サプリメント特定部としては、ユーザに合わせて栄養補助食品(サプリメント)を特定することができれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、ユーザに合わせてサプリメントを特定する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食店が提供する料理における栄養素情報に基づいて特定する方法、ユーザの注意情報に基づいて特定する方法、ユーザの嗜好性情報に基づいて特定する方法、ユーザの食事の履歴情報に基づいて特定する方法などが挙げられる。また、これらの方法を、組み合わせて用いてもよい。
飲食店が提供する料理における栄養素情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、当該料理における不足している栄養素を摂取可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、上記の料理における栄養素情報に基づいて、当該料理に過剰に含まれる栄養素の吸収を抑制すること又は排出を促すことが可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、飲食店が提供する料理における栄養素情報に基づいて、当該料理に含まれる栄養素の種類や量に応じて、当該料理の特徴に合わせたサプリメントの情報を提示することができる。こうすることにより、本発明では、飲食店が提供する料理において、不足する栄養素(ビタミンや鉄分など)を補うことができるサプリメントや、過剰に摂取してしまう栄養素(糖質や塩分など)の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントの情報を、飲食店の情報と共に提示することができる。このため、提示された飲食店で料理を食するユーザは、より健康的な食事を行うことができる。
ユーザの注意情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、ユーザにとって、更に摂取すべき成分を含有するサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、摂取することを控えるべき成分の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、ユーザの注意情報に基づいて、ユーザが食事をする際に注意すべき事項を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができる。こうすることにより、本発明では、例えば、ユーザの注意情報が「貧血」である場合には、飲食店の情報と共に、鉄分を多く含有するサプリメントの情報を提示する。また、他の例としては、例えば、ユーザの注意情報が「低脂肪」である場合は、飲食店の情報と共に、脂肪の吸収を抑える機能を有するサプリメントの情報を提示する。このようにすることにより、ユーザの注意情報を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができ、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
ユーザの嗜好性情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、ユーザの味の好みを表す味要素の情報に応じて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、ユーザの味の好みを表す味要素の情報に応じて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントの情報を、飲食店の情報と共に提示することにより、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
例えば、ユーザの味の好みを表す味要素において、「塩味」の嗜好値又は順位が高い場合には、当該ユーザが塩分の多い飲食物を食する頻度が高いと考えられるため、塩分を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、「塩味」の嗜好値又は順位が高いユーザに対しては、塩分の吸収を抑える又は排出を促すことができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。また、他の例としては、例えば、「甘味」の嗜好値又は順位が高い場合には、当該ユーザが糖質の多い飲食物を食する頻度が高いと考えられるため、糖質を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、「甘味」の嗜好値又は順位が高いユーザに対しては、糖質の吸収を抑える又は排出を促すことができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。このようにすることにより、ユーザの嗜好性情報を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができ、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
ユーザの食事の履歴情報に基づいてサプリメントを特定する方法としては、例えば、ユーザが過去に食した料理の栄養素に応じてサプリメントを特定する方法、ユーザの過去に食した料理のジャンルの割合に応じてサプリメントを特定する方法などが挙げられる。
ユーザが過去に食した料理の栄養素に応じてサプリメントを特定する方法としては、例えば、過去の所定期間において、ユーザが食した料理の栄養素を分析することにより、当該ユーザに不足していると考えられる栄養素を摂取可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、当該ユーザが過剰に摂取していると考えられる栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
このように、本発明においては、例えば、ユーザが過去に食した料理の栄養素に応じて、ユーザにとって適切なサプリメントの情報を、飲食店の情報と共に提示することにより、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
また、ユーザの過去に食した飲食物のジャンルの割合に応じてサプリメントを特定する方法としては、例えば、過去の所定期間において、ユーザが食した料理のジャンルの割合を分析することにより、当該ユーザに不足していると考えられる栄養素を摂取可能なサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法、当該ユーザが過剰に摂取していると考えられる栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、サプリメント情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
例えば、ユーザが「ラーメン」のジャンルの料理を食する割合が高い場合には、当該ユーザは塩分を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、当該ユーザに対しては、塩分の排出を促すことができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。また、他の例としては、例えば、ユーザが「天ぷら」のジャンルの料理を食する割合が高い場合には、当該ユーザは脂質を過剰に摂取している可能性が高いと考えられる。この場合には、当該ユーザに対しては、脂質の吸収を抑えることができる機能を有するサプリメントの情報を提示する。このようにすることにより、ユーザの食事の履歴情報を考慮して、ユーザに適したサプリメントの情報を提示することができ、ユーザの健康管理をサポートすることができる。
ここで、ユーザの食事の履歴情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ユーザが自身で入力する方法、ユーザの食事の履歴情報を保有する食事履歴情報データベースから抽出する方法などが挙げられる。
また、ユーザに合ったサプリメント(合致サプリメント)を特定する際には、例えば、ユーザが自身の体調や改善したい症状についての情報を入力して、その情報に基づいて、ユーザの状態に適したサプリメントを特定してもよい。
例えば、ユーザが、自身の体調の情報として「疲労感がある」という情報を入力した場合には、疲労感を軽減する機能を有するサプリメントの情報を提示することが好ましい。また、他の例としては、例えば、改善したい症状の情報として「低血圧」という情報を入力した場合には、低血圧の症状を改善できる機能を有するサプリメントの情報を提示することが好ましい。
また、栄養補助食品(サプリメント)の情報を提示する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、上述した店舗情報提示部により提示することが好ましい。
<<広告料の支払い情報の利用>>
本発明の情報提示システムにおいては、飲食店情報提示手段が、飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて提示することが好ましい。飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて提示する際には、例えば、飲食店情報提示手段が、支払い情報取得部を更に有することが好ましい。
<<<広告料の支払い情報の取得(支払い情報取得部)>>>
支払い情報取得部としては、飲食店における広告料の支払い情報を取得できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、公知のコンピュータ、サーバ装置などを用いて実現することができる。
ここで、飲食店における広告料の支払い情報としては、飲食店が、本発明の情報提示システムの管理者等に支払っている広告料に関する情報であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、広告料を支払った日時の情報、支払った広告料の金額の情報(支払い額の情報)などが挙げられる。
飲食店における広告料の支払い情報を取得する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、飲食店における広告料の支払い情報を保有する支払い情報データベースから抽出する方法が好ましい。
支払い情報データベース(支払い情報DB)としては、例えば、飲食店のID、広告料を支払った日時の情報、支払った広告料の金額の情報(支払い額の情報)などが照合可能に対応付けられて記録されているデータベースを用いることができる。
より具体的には、支払い情報データベースとしては、例えば、支払い情報テーブルを有するものを用いることができる。
支払い情報テーブルとしては、図11に示すように、例えば、飲食店のID、広告料を支払った日時の情報、及び支払った広告料の金額の情報(支払い額の情報)が記録されたものを用いることができる。支払い情報テーブルにおいては、図11に示すように、例えば、飲食店のID、広告料を支払った日時の情報、及び支払った広告料の金額の情報(が、1つのレコード(行)に記録されており、各カラム(列)に別の支払い情報が記録されているものを用いることができる。
なお、支払い情報テーブルにおける飲食店のIDは、飲食店データベースにおける飲食店のIDと対応している。
ここで、図11に示した支払い情報テーブルの一例においては、例えば、IDが「1」である飲食店は、2017年3月20日に「¥10,000」の広告料を、2017年9月20日に「¥10,000」の広告料を、情報提示システムの管理者等にそれぞれ支払ったことを表す。また、図11に示した支払い情報テーブルの一例においては、例えば、IDが「2」である飲食店は、今まで一度も広告料を支払っていないことを表す。
また、支払い情報データベースは、上述した飲食店データベースの一部であってもよい。この場合、例えば、飲食店データベースが支払い情報テーブルを有するようにすることができる。
<<<広告料の支払い情報に応じた情報の提示>>>
本発明において、飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて提示する方法としては、例えば、支払った広告料(支払い額)が多い飲食店の情報を提示する際の情報量を、支払った広告料が少ない(広告料を支払っていない場合を含む)飲食店の情報を提示する際の情報量よりも多くする方法などが挙げられる。
より具体的には、例えば、飲食店が支払った広告料の金額(支払い額)が多いほど、飲食店情報提示手段が提示する飲食店の情報における情報量を多くして提示(広告料の金額に応じて段階的に情報量を変更)してもよいし、飲食店が広告料を支払っているか否かを判定し、広告料を支払っている飲食店の情報を、情報量がより多くなるように提示(広告料の支払いの有無に応じて情報量を変更)してもよい。
また、本発明において、飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて提示する際には、例えば、飲食店情報提示手段が、広告料の支払い情報における当該広告料の支払い額の情報に基づいて、飲食店における広告料の支払い額が多いほど、飲食店の情報を情報量が多くなるように提示することが好ましい。つまり、本発明では、飲食店が情報提示システムの管理者等に対して支払っている広告料の支払い額に応じて、広告料の支払い額が少ない(広告料を支払っていない場合を含む)飲食店の情報を提示する際に比べて、広告料の支払い額が多い飲食店の情報を、情報量がより多くなるように提示することが好ましい。
なお、上述したように、広告料の支払い情報における当該広告料の支払い額の情報に基づいて、飲食店における広告料の支払い額が多いほど、飲食店の情報を情報量が多くなるように提示する際には、例えば、当該飲食店の支払い額に応じて段階的に情報量を変更してもよいし、広告料の支払い額の情報に基づいて、当該飲食店が広告料を支払っているか否か(支払い額が「0」であるか否か)を判定し、広告料を支払っている飲食店の情報を、情報量がより多くなるように提示(広告料の支払いの有無に応じて情報量を変更)してもよい。
本発明においては、上述したようにして、広告料の支払い額が少ない飲食店の情報を提示する際に比べて、広告料の支払い額が多い飲食店の情報を、情報量がより多くなるように提示することにより、広告料を多く支払っている飲食店にユーザが来店する可能性をより高めることができる。
このように、飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて提示することにより、例えば、本発明の情報提示システムを実施する事業者は、各飲食店からの広告収入を得ることができ、収益性を向上させることができる。さらに、飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて提示することにより、例えば、飲食店は、当該飲食店が提供する料理の味を好む可能性が高いユーザに対し、より効果的な広告を行うことができる。
ここで、広告料を多く支払っている飲食店の情報を、情報量がより多くなるように提示する際の具体的な方法としては、例えば、広告料を支払っている飲食店における、料理の画像等をより大きく表示する方法、当該飲食店の料理の画像を表示する数を多くする方法、当該飲食店を紹介する文章を多く表示する方法、当該飲食店を利用したユーザによるコメント(評価)を更に表示する方法、当該飲食店を紹介するWebページのページ数を多くする方法などが挙げられる。なお、本発明では、これらの方法を組み合わせて用いてもよい。
上述したようにして、広告料を多く支払っている飲食店の情報を、情報量がより多くなるように提示し、ユーザの目に留まりやすくすることにより、広告料を支払っている飲食店にユーザが来店する可能性をより高くすることができる。
本発明の情報提示システムにおいて、飲食店が支払う広告料の金額(支払い金額)等は、情報提示システムの管理者等が適宜設定することができ、例えば、所定の期間の広告料として一定の金額を設定する手法(サブスクリプション)、飲食店が利用する広告のオプション(画像を大きく提示する、文章を多く表示する、ユーザによるコメントを更に表示するなど)の数に応じて設定する手法などを用いることができる。
また、飲食店が支払う広告料の金額(支払い金額)は、例えば、飲食店が広告料を支払っている期間や金額に応じて当該飲食店のステージ(グレード、ランク)を設定し、ステージが高い飲食店については、広告料の金額を割り引くようにしてもよい。こうすることにより、飲食店は、継続して広告料を支払い続けることで、広告料の金額の割引などの特典を受けることができるようになるため、長期にわたって広告料を支払う飲食店の数を多くすることができる。
<その他の手段>
その他の手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
(情報提示方法)
本発明の情報提示方法は、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含む。
本発明の情報提示方法は、例えば、上記の情報提示システムにより実現することができる。このため、本発明の情報提示方法における好ましい形態は、上記の情報提示システムと同様とすることができる。
(情報提示用プログラム)
本発明の情報提示用プログラムは、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含む処理をコンピュータに行わせる。
本発明の情報提示用プログラムは、例えば、上記の情報提示方法をコンピュータにより実現させるためのプログラムとすることができる。言い換えると、本発明の情報提示用プログラムをコンピュータにより実行することで、コンピュータを上記の情報提示システムとして機能させることができる。このため、本発明の情報提示用プログラムにおける好ましい形態は、上記の情報提示システム及び情報提示方法と同様とすることができる。
本発明の情報提示用プログラムは、使用するコンピュータの構成及びオペレーティングシステムの種類・バージョンなどに応じて、各種のプログラミング言語を用いて作成することができる。
本発明の情報提示用プログラムは、ハードディスクなどの記録媒体に記録しておいてもよいし、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc−ROM)、MO(Magneto−Optical)ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体に記録しておいてもよい。
また、コンピュータから情報通信ネットワークを通じてアクセス可能な外部記憶領域(他のコンピュータなど)に、本発明の情報提示用プログラムを記録しておいてもよい。この場合、外部記憶領域に記録された本発明の情報提示用プログラムを、必要に応じて、外部記憶領域から情報通信ネットワークを通じて、ハードディスクにインストールして使用することができる。
なお、本発明の情報提示用プログラムは、複数の記録媒体に、任意の処理毎に分割されて記録されていてもよい。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図12Aは、第1の実施形態における情報提示システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図12Aに示すように、情報提示システム100は、CPU(Central Processing Unit)101と、主記憶装置102と、補助記憶装置103と、通信インターフェース104と、入力装置105と、出力装置106とを有する。これらは、バス107を介してそれぞれ接続されている。
CPU101は、種々の制御や演算を行う処理装置である。CPU101は、主記憶装置102などに読み込まれたプログラム等を実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU101は、情報提示システム100における各種プログラム(例えば、情報提示用プログラム)を実行する。
また、CPU101は、情報提示システム100全体の動作を制御することができる。なお、本実施形態では、情報提示システム100全体の動作を制御する装置をCPU101としたが、これに限ることなく、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)などとしてもよい。
主記憶装置102は、各種プログラムを記憶するとともに、各種プログラムを実行するために必要なデータ等を記憶する。
主記憶装置102は、例えば、ROM及びRAM(Random Access Memory)の少なくともいずれかを有する。
ROMは、例えば、BIOS(Basic Input/Output System)、本発明の情報提示用プログラムなどの各種プログラムなどを記憶している。ROMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。ROMとしては、例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)などが挙げられる。
RAMは、ROMや補助記憶装置などに記憶された各種プログラムが、CPU101により実行される際に展開される作業範囲として機能する。RAMとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。RAMとしては、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)などが挙げられる。
補助記憶装置103としては、各種情報を記憶できれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ソリッドステートドライブ(SSD)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。また、補助記憶装置103は、CDドライブ、DVDドライブ、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)ドライブなどの可搬記憶装置としてもよい。
通信インターフェース104としては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、無線又は有線を用いた通信デバイスなどが挙げられる。
入力装置105としては、情報提示システム100に対する各種要求や情報の入力を受け付けることができれば特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクなどが挙げられる。また、入力装置105がタッチパネル(タッチディスプレイ)である場合は、入力装置105が出力装置106を兼ねることができる。
出力装置106としては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、ディスプレイなどが挙げられる。出力装置106に用いられるディスプレイとしては、特に制限はなく、適宜公知のものを用いることができ、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが挙げられる。
なお、情報提示システム100は、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドの一部であってもよい。
図12Bは、第1の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。
図12Bに示すように、情報提示システム100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130と、入力部140と、店舗情報提示部150とを有する。情報提示システム100においては、例えば、通信インターフェース104により通信部110の機能が実現され、主記憶装置102及び補助記憶装置103により記憶部120の機能が実現され、CPU101及び主記憶装置102により制御部130の機能が実現され、入力装置105により入力部140の機能が実現され、CPU101及び出力装置106により店舗情報提示部150の機能が実現される。
通信部110は、例えば、各種のデータを外部の装置(例えば、クラウドサーバ)と送受信する。
記憶部120は、例えば、各種プログラムを記憶すると共に、飲食店DB121と、ユーザDB122と、地図DB123とを有する。
ここで、飲食店DB121としては、図1〜4に示した、店舗情報テーブルと、メニュー情報テーブルと、味傾向情報テーブルとを有するものを用いることができる。また、ユーザDB122としては、図5〜7に示した、ユーザ情報テーブルと、嗜好性情報テーブルとを有するものを用いることができる。
地図DB123としては、ユーザが指定可能なエリアに関する地図情報を有するものであれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
制御部130は、例えば、記憶部120に記憶された各種プログラムを実行するとともに、情報提示システム100全体の動作を制御する。また、制御部130は、エリア情報受付部131と、エリア内飲食店特定部132と、味傾向情報取得部133と、嗜好性情報取得部134と、嗜好一致度導出部135とを有する。
エリア情報受付部131は、ユーザに指定されたエリアの情報(エリア情報)を受け付ける。より具体的には、エリア情報受付部131は、通信部110により受信したユーザが有する端末の位置情報を、エリア情報として受け付ける。
エリア内飲食店特定部132は、ユーザに指定されたエリアに存在する飲食店を特定する。より具体的には、エリア内飲食店特定部132は、飲食店DB121から、エリア情報受付部131により受け付けたエリアの情報に基づいて、ユーザの有する端末から所定距離内に存在する飲食店を、当該エリア内に存在する飲食店として抽出する。
味傾向情報取得部133は、受け付けたエリア内の飲食店について、飲食店が提供する料理における味傾向情報を取得する。より具体的には、味傾向情報取得部133は、受け付けたエリア内に存在する飲食店の料理の味傾向情報を、飲食店DB121から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、飲食店の料理の味傾向情報として、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報を取得する。
嗜好性情報取得部134は、ユーザの嗜好性情報を取得する。より具体的には、嗜好性情報取得部134は、ユーザの嗜好性情報をユーザDB122から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、ユーザの嗜好性情報として、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報を取得する。
嗜好一致度導出部135は、飲食店が提供する料理における味傾向情報とユーザの嗜好性情報との一致度を導出する。より具体的には、嗜好一致度導出部135は、受け付けたエリア内の飲食店について、飲食店が提供する料理の味傾向情報における味要素の順位情報と、ユーザの嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報が上位何位までが一致しているか(嗜好一致度)を導出する。
店舗情報提示部150は、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する。より具体的には、店舗情報提示部150は、受け付けたエリア内の飲食店について、嗜好一致度導出部135により導出した嗜好一致度に基づき、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致する料理を提供する飲食店の情報を、出力装置106に表示する。
入力部140は、例えば、情報提示システム100に対する各種指示を受け付ける。
このように、第1の実施形態においては、記憶部120と、制御部130と、店舗情報提示部150などが協同して機能することにより、飲食店情報提示手段として機能する。
なお、第1の実施形態では、それぞれの要素が一体となった例を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、一部の要素を独立させて、それぞれを通信インターフェースでネットワーク接続する形態であってもよい。より具体的には、例えば、飲食店DB121と、ユーザDB122と、地図DB123とを、クラウドサーバ上の領域に保存するような形態であってもよい。
図13は、第1の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。ここでは、上記の処理の流れを図13に示すフローチャートの図中Sで表すステップにしたがって説明する。
まず、ステップS101では、情報提示システム100におけるエリア情報受付部131は、通信部110により受信したユーザが有する端末の位置情報を、ユーザに指定されたエリアの情報(エリア情報)として受け付けると、処理をステップS102に移す。
次に、ステップS102では、情報提示システム100におけるエリア内飲食店特定部132は、エリア情報受付部131により受け付けたエリアの情報に基づいて、飲食店DB121から、ユーザの有する端末から所定距離内に存在する飲食店を、当該エリア内に存在する飲食店として抽出して特定すると、処理をステップS103に移す。
続いて、ステップS103では、情報提示システム100における味傾向情報取得部133は、受け付けたエリア内に存在すると特定した飲食店について、当該飲食店が提供する料理の味傾向情報を、飲食店DB121から抽出して取得すると、処理をステップS104に移す。
次いで、ステップS104では、情報提示システム100における嗜好性情報部134は、ユーザ(エリアを指定したユーザ)の嗜好性情報を、ユーザDB122から抽出して取得すると、処理をステップS105に移す。
そして、ステップS105では、情報提示システム100における嗜好一致度導出部135は、受け付けたエリア内に存在すると特定した飲食店のそれぞれについて、各飲食店が提供する料理の味傾向情報における味要素の順位情報と、ユーザの嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報が上位何位までが一致しているか(嗜好一致度)を導出すると、処理をステップS106に移す。
次に、ステップS106では、情報提示システム100における店舗情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食店のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、受け付けたエリア内に存在する各飲食店について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS106では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在する)と判定した場合は処理をステップS107に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在しない)と判定した場合は処理をステップS108に移す。
ステップS107では、情報提示システム100における店舗情報提示部150は、出力装置106により、受け付けたエリアに対応する領域を、地図DB123から読み出して示した地図情報上に、ステップS106において嗜好一致度が所定以上であると判定した飲食店の位置情報を示すアイコンを重ねて表示することで、飲食店の情報を提示すると、処理を終了させる。
また、ステップS108では、情報提示システム100における店舗情報提示部150は、出力装置106により、受け付けたエリア内には、嗜好一致度が所定以上である飲食店が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
なお、ここでは、図13に示すフローチャートに従って特定の順番での処理について説明したが、本発明は、図13に示すフローチャートの順に処理を行うことに限られるものではなく、技術的に矛盾を生じない範囲で適宜順番を変更することができる。
例えば、ステップS104に示した「ユーザの嗜好性情報を、ユーザDB122から抽出して取得する処理」を、ステップS103に示した「飲食店が提供する料理の味傾向情報を、飲食店DB121から抽出して取得する処理」の前に行ってもよい。
<第2の実施形態>
図14は、第2の実施形態における情報提示システムのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図14では、第1の実施形態として図12Aに示した例において、出力装置106として、ユーザが使用する端末の一例としてのスマートフォンを用いた場合の例を示す。
図14に示した第2の実施形態の例では、図12Aに示した例(第1の実施形態)と異なり、出力装置106が、ユーザが使用するスマートフォン200により実現される。このとき、スマートフォン200は、ネットワーク201により、情報提示システム100aにおける出力装置106以外の要素と接続されている。
第2の実施形態においては、店舗情報提示部150は、飲食店の情報をユーザが使用する端末(スマートフォン)に提示する。より具体的には、店舗情報提示部150は、ユーザが使用するスマートフォンのディスプレイに、受け付けたエリアに対応する領域を、地図DB123から読み出して示した地図情報上に、飲食店の位置情報を示すアイコンを重ねて表示することにより、飲食店の情報を提示する。
なお、第2の実施形態において、機能構成や処理の流れについては、第1の実施形態と同様とすることができる。
<第3の実施形態>
図15は、第3の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。第3の実施形態では、第1の実施形態と異なり、飲食店データベースから抽出した飲食店の料理の味傾向情報と、ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する。
第3の実施形態においては、第1の実施形態として示した情報提示システム100とは異なり、図15に示すように、情報提示システム100bにおける記憶部120が、栄養素情報DB124と、注意情報DB125とを更に有し、制御部130が、栄養素情報取得部136と、注意情報取得部137と、注意情報一致度導出部138とを更に有する。
ここで、栄養素情報DB124としては、図8に示したような栄養素情報テーブルを有するものを用いることができる。また、注意情報DB125としては、図9に示したような注意情報テーブルを有するものを用いることができる。
栄養素情報取得部136は、受け付けたエリア内の飲食店について、飲食店が提供する料理における栄養素情報を取得する。より具体的には、栄養素情報取得部136は、受け付けたエリア内に存在する飲食店の料理の栄養素情報を、栄養素情報DB124から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、飲食店の料理の栄養素情報として、食塩相当量、糖質量、及び脂質量を含む情報を取得する。
注意情報取得部137は、ユーザの注意情報を取得する。より具体的には、注意情報取得部137は、ユーザの注意情報を注意情報DB125から抽出して取得する。
また、本実施形態においては、取得したユーザの注意情報が、減塩、低糖質、及び低脂肪である(つまり、ユーザが、料理における食塩相当量、糖質量、及び脂質量の全てに注意している)とする。
注意情報一致度導出部138は、飲食店が提供する料理における栄養素情報とユーザの注意情報との一致度(注意情報一致度)を導出する。より具体的には、注意情報一致度導出部138は、受け付けたエリア内の飲食店について、飲食店が提供する料理における食塩相当量、糖質量、及び脂質量が、所定量(1食当たりの食事摂取基準量)以下となっている栄養素の数を、注意情報一致度として導出する。
第3の実施形態において、店舗情報提示部150は、受け付けたエリア内の飲食店において、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、注意情報一致度が所定以上である飲食店の情報を、出力装置106に表示する。
図16は、第3の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。第3の実施形態において、ステップS201〜S205は、第1の実施形態の処理の流れの一例を示した図13におけるステップS101〜S105と同様の処理(対応する処理)であるため、説明を省略する。
ステップS206では、情報提示システム100bにおける店舗情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食店のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、受け付けたエリア内に存在する各飲食店について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS206では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在する)と判定した場合は処理をステップS207に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在しない)と判定した場合は処理をステップS212に移す。
ステップS207では、情報提示システム100bにおける栄養素情報取得部136は、ステップS206において嗜好一致度が所定以上であると判定した飲食店について、当該飲食店が提供する料理の栄養素情報を、栄養素情報DB124から抽出して取得すると、処理をステップS208に移す。
次に、ステップS208では、情報提示システム100bにおける注意情報取得部137は、ユーザ(エリアを指定したユーザ)の注意情報を注意情報DB125から抽出して取得すると、処理をステップS209に移す。
続いて、ステップS209では、情報提示システム100bにおける注意情報一致度導出部138は、飲食店が提供する料理における食塩相当量、糖質量、及び脂質量が、所定量(1食当たりの食事摂取基準量)以下となっている栄養素の数を、注意情報一致度として導出すると、処理をステップS210に移す。
次いで、ステップS210では、情報提示システム100bにおける店舗情報提示部150は、ステップS206で嗜好一致度が所定以上であると判定した各飲食店について、注意情報一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS210では、注意情報一致度が所定以上である(注意情報一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在する)と判定した場合は処理をステップS211に移し、注意情報一致度が所定以上でない(注意情報一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在しない)と判定した場合は処理をステップS212に移す。
そして、ステップS211では、情報提示システム100bにおける店舗情報提示部150は、出力装置106により、受け付けたエリアに対応する領域を、地図DB123から読み出して示した地図情報上に、嗜好一致度及び注意情報一致度が所定以上であると判定した飲食店の位置情報を示すアイコンを重ねて表示することで、飲食店の情報を提示すると、処理を終了させる。
また、ステップS212では、情報提示システム100bにおける店舗情報提示部150は、出力装置106により、受け付けたエリア内には、嗜好一致度が所定以上であり、かつ、注意情報一致度が所定以上である(条件を満たす)飲食店が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
<第4の実施形態>
図17は、第4の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。第4の実施形態では、第1の実施形態と異なり、飲食店の情報に加え、更に栄養補助食品(サプリメント)の情報を提示する。
第4の実施形態においては、第1の実施形態として示した情報提示システム100とは異なり、図17に示すように、情報提示システム100cにおける記憶部120が、サプリメント情報DB126を更に有し、制御部130が、サプリメント情報取得部139aと、サプリメント特定部139bとを更に有する。
ここで、サプリメント情報DB126としては、図10に示したようなサプリメント情報テーブルを有するものを用いることができる。
サプリメント情報取得部139aは、栄養補助食品(サプリメント)の情報を取得する。より具体的には、サプリメント情報取得部139aは、サプリメントの情報をサプリメント情報DB126から取得する。
サプリメント特定部139bは、ユーザにあわせて、提示するサプリメントを特定する。より具体的には、サプリメント特定部139bは、ユーザの嗜好性情報に基づいて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、ユーザに提示するサプリメントとして特定する。
第4の実施形態において、店舗情報提示部150は、嗜好一致度が所定以上である飲食店の情報、及びサプリメント特定部139bが特定したサプリメントの情報を、出力装置106に表示する。
図18は、第4の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。第4の実施形態において、ステップS301〜S305は、第1の実施形態の処理の流れの一例を示した図13におけるステップS101〜S105と同様の処理(対応する処理)であるため、説明を省略する。
ステップS306では、情報提示システム100cにおける店舗情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食店のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、受け付けたエリア内に存在する各飲食店について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS306では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在する)と判定した場合は処理をステップS307に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在しない)と判定した場合は処理をステップS310に移す。
ステップS307では、情報提示システム100cにおけるサプリメント情報提示部139aは、サプリメント情報を、サプリメント情報DB126から取得すると、処理をステップS308に移す。
ステップS308では、情報提示システム100cにおけるサプリメント特定部139bは、ユーザの嗜好性情報に基づいて、ユーザが過剰に摂取することが多いと想定される栄養素の吸収を抑える又は排出を促すことができるサプリメントを、ユーザに提示するサプリメントとして特定すると、処理をステップS309に移す。
次に、ステップS309では、情報提示システム100cにおける店舗情報提示部150は、出力装置106により、嗜好一致度が所定以上である飲食店の情報、及びサプリメント特定部139bが特定したサプリメントの情報を表示すると、処理を終了させる。
また、ステップS310では、情報提示システム100cにおける店舗情報提示部150は、出力装置106により、受け付けたエリア内には、嗜好一致度が所定以上である飲食店が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
<第5の実施形態>
図19は、第5の実施形態における情報提示システムの機能構成の一例を示すブロック図である。第5の実施形態では、第1の実施形態と異なり、飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて提示する。
第5の実施形態においては、第1の実施形態として示した情報提示システム100とは異なり、図19に示すように、情報提示システム100dにおける記憶部120が、支払い情報DB127を更に有し、制御部130が、支払い情報取得部139cを更に有する。
ここで、支払い情報DB127としては、図11に示したような支払い情報テーブルを有するものを用いることができる。
支払い情報取得部139cは、飲食店における広告料の支払い情報を取得する。より具体的には、支払い情報取得部139cは、飲食店における広告料の支払い情報を支払い情報DB127から取得する。
第5の実施形態において、店舗情報提示部150は、飲食店における広告料の支払い情報に応じて、飲食店の情報における情報量を異ならせて、嗜好一致度が所定以上である飲食店の情報を出力装置106に表示する。より具体的には、第5の実施形態において、店舗情報提示部150は、広告料の支払い情報に基づいて、飲食店が広告料を支払っているか否かを判定し、広告料を支払っていると判定した飲食店の情報を、広告料を支払っていないと判定した飲食店の情報よりも、情報量が多くなるようにして、嗜好一致度が所定以上である飲食店の情報を出力装置106に表示する。
図20は、第5の実施形態の情報提示システムにおける処理の流れの一例を示すフローチャートである。第5の実施形態において、ステップS401〜S405は、第1の実施形態の処理の流れの一例を示した図13におけるステップS101〜S105と同様の処理(対応する処理)であるため、説明を省略する。
ステップS406では、情報提示システム100dにおける店舗情報提示部150は、嗜好一致度を導出した飲食店のそれぞれについて、味傾向情報における味要素の順位情報と、嗜好性情報における味要素の順位情報とにおいて、順位情報のうちの上位3つの順序が一致するか否かを判定することにより、受け付けたエリア内に存在する各飲食店について、嗜好一致度が所定以上であるか否かを判定する。
ステップS406では、嗜好一致度が所定以上である(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在する)と判定した場合は処理をステップS407に移し、嗜好一致度が所定以上でない(嗜好一致度が所定以上の飲食店がエリア内に存在しない)と判定した場合は処理をステップS411に移す。
ステップS407では、情報提示システム100dにおける支払い情報取得部139cは、飲食店における広告料の支払い情報を、支払い情報DB127から取得すると、処理をステップS408に移す。
ステップS408では、情報提示システム100dにおける店舗情報提示部150は、S406で嗜好一致度が所定以上であると判定した飲食店について、飲食店が広告料を支払っているか否かを判定する。
ステップS408では、飲食店が広告料を支払っていると判定した場合は処理をステップS409に移し、飲食店が広告料を支払っていないと判定した場合は処理をステップS410に移す。
ステップS409では、情報提示システム100dにおける店舗情報提示部150は、出力装置106により、ステップS408で広告料を支払っていると判定した飲食店の情報を、情報量が多くなるように提示(表示)すると、処理を終了させる。
また、ステップS410では、情報提示システム100dにおける店舗情報提示部150は、出力装置106により、ステップS408で広告料を支払っていないと判定した飲食店の情報を、通常の情報量で提示(表示)すると、処理を終了させる。
このように、第5の実施形態において、店舗情報提示部150は、広告料を支払っていると判定した飲食店の情報を、広告料を支払っていないと判定した飲食店の情報よりも、情報量が多くなるようにして、嗜好一致度が所定以上である飲食店の情報を出力装置106に表示する。
一方、ステップS411では、情報提示システム100dにおける店舗情報提示部150は、出力装置106により、受け付けたエリア内には、嗜好一致度が所定以上である飲食店が存在しないことを提示すると、処理を終了させる。
以上、説明したように、本発明の情報提示システムは、ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、当該エリアに存在する飲食店のうち、ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示手段を有する。こうすることにより、本発明の情報提示システムは、ユーザの味の好み(嗜好性)に合う飲食店の情報を提示できる。
本発明の態様としては、例えば、以下のものなどが挙げられる。
<1> ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、
前記エリアに存在する飲食店のうち、前記ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示手段を有することを特徴とする情報提示システムである。あ
<2>前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店の情報を前記ユーザが使用する端末に提示する、前記<1>に記載の情報提示システムである。
<3> 前記ユーザに指定された前記エリアの情報が、前記ユーザが有する端末の位置情報である、前記<1>から<2>のいずれかに記載の情報提示システムである。
<4> 飲食店の位置情報と、前記飲食店が提供する料理の味傾向情報とを保有する飲食店データベースを有し、
前記飲食店情報提示手段が、前記エリアに存在する飲食店を前記飲食店データベースから抽出し、抽出した前記飲食店の料理の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する、前記<3>に記載の情報提示システムである。
<5> 前記飲食店の料理の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
前記ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
前記飲食店情報提示手段が、前記エリアに存在する前記飲食店における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序が、前記ユーザの嗜好性情報における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序と一致したとき、前記飲食店の情報を提示する、前記<4>に記載の情報提示システムである。
<6> 前記飲食店の料理の味傾向情報が、前記飲食店から提供された、及び前記飲食店のユーザから提供された、の少なくともいずれかである、前記<4>から<5>のいずれかに記載の情報提示システムである。
<7> 前記ユーザの嗜好性情報が、前記ユーザから提供された、及び前記ユーザから入手した、の少なくともいずれかである、前記<4>から<6>のいずれかに記載の情報提示システムである。
<8> 前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店データベースから抽出した前記飲食店の料理の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する、前記<4>から<7>のいずれかに記載の情報提示システムである。
<9> 前記注意情報が、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つである、前記<8>に記載の情報提示システムである。
<10> 前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店の情報に加え、更に栄養補助食品の情報を提示する、前記<1>から<9>のいずれかに記載の情報提示システムである。
<11> 前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店における広告料の支払い情報に応じて、前記飲食店の情報における情報量を異ならせて提示する、前記<1>から<10>のいずれかに記載の情報提示システムである。
<12> 前記飲食店情報提示手段が、
前記広告料の支払い情報における前記広告料の支払い額の情報に基づいて、
前記飲食店における前記広告料の支払い額が多いほど、前記飲食店の情報を情報量が多くなるように提示する、前記<11>に記載の情報提示システムである。
である。
<13> ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、
前記エリアに存在する飲食店のうち、前記ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含むことを特徴とする情報提示方法である。
<14> ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、
前記エリアに存在する飲食店のうち、前記ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含む処理をコンピュータに行わせることを特徴とする情報提示用プログラムである。
前記<1>から<12>のいずれかに記載の情報提示システム、前記<13>に記載の情報提示方法、及び前記<14>に記載の情報提示用プログラムによると、従来における前記諸問題を解決し、本発明の目的を達成することができる。
100、100a、100b、100c、100d 情報提示システム
121 飲食店データベース
122 ユーザデータベース
123 地図データベース
124 栄養素情報データベース
125 注意情報データベース
126 サプリメント情報データベース
127 支払い情報データベース
131 エリア情報受付部
132 エリア内飲食店特定部
133 味傾向情報取得部
134 嗜好性情報取得部
135 嗜好一致度導出部
136 栄養素情報取得部
137 注意情報取得部
138 注意情報一致度導出部
139a サプリメント情報取得部
139b サプリメント特定部
139c 支払い情報取得部
150 店舗情報提示部

Claims (14)

  1. ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、
    前記エリアに存在する飲食店のうち、前記ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示手段を有することを特徴とする情報提示システム。
  2. 前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店の情報を前記ユーザが使用する端末に提示する、請求項1に記載の情報提示システム。
  3. 前記ユーザに指定された前記エリアの情報が、前記ユーザが有する端末の位置情報である、請求項1から2のいずれかに記載の情報提示システム。
  4. 飲食店の位置情報と、前記飲食店が提供する料理の味傾向情報とを保有する飲食店データベースを有し、
    前記飲食店情報提示手段が、前記エリアに存在する飲食店を前記飲食店データベースから抽出し、抽出した前記飲食店の料理の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する、請求項3に記載の情報提示システム。
  5. 前記飲食店の料理の味傾向情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
    前記ユーザの嗜好性情報が、酸味、辛味、旨味、苦味、塩味、甘味、及び渋味から選択される味要素の順位情報であり、
    前記飲食店情報提示手段が、前記エリアに存在する前記飲食店における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序が、前記ユーザの嗜好性情報における前記味要素の順位情報のうちの上位3つの順序と一致したとき、前記飲食店の情報を提示する、請求項4に記載の情報提示システム。
  6. 前記飲食店の料理の味傾向情報が、前記飲食店から提供された、及び前記飲食店のユーザから提供された、の少なくともいずれかである、請求項4から5のいずれかに記載の情報提示システム。
  7. 前記ユーザの嗜好性情報が、前記ユーザから提供された、及び前記ユーザから入手した、の少なくともいずれかである、請求項4から6のいずれかに記載の情報提示システム。
  8. 前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店データベースから抽出した前記飲食店の料理の味傾向情報と、前記ユーザの嗜好性情報との一致度に加え、更に注意情報の一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する、請求項4から7のいずれかに記載の情報提示システム。
  9. 前記注意情報が、減塩、低糖質及び低脂肪から選択される少なくとも1つである、請求項8に記載の情報提示システム。
  10. 前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店の情報に加え、更に栄養補助食品の情報を提示する、請求項1から9のいずれかに記載の情報提示システム。
  11. 前記飲食店情報提示手段が、前記飲食店における広告料の支払い情報に応じて、前記飲食店の情報における情報量を異ならせて提示する、請求項1から10のいずれかに記載の情報提示システム。
  12. 前記飲食店情報提示手段が、
    前記広告料の支払い情報における前記広告料の支払い額の情報に基づいて、
    前記飲食店における前記広告料の支払い額が多いほど、前記飲食店の情報を情報量が多くなるように提示する、請求項11に記載の情報提示システム。
  13. ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、
    前記エリアに存在する飲食店のうち、前記ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含むことを特徴とする情報提示方法。
  14. ユーザに指定されたエリアの情報を受け付け、
    前記エリアに存在する飲食店のうち、前記ユーザの嗜好性との一致度が所定以上の飲食店の情報を提示する飲食店情報提示ステップを含む処理をコンピュータに行わせることを特徴とする情報提示用プログラム。
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