JP2019175192A - オーダーシステム、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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純也 伊東
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吉宏 湯本
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洋平 楠
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Abstract

【課題】ユーザ端末に対して飲食物を注文するために必要な情報を表示するシステムにおいて、適切な飲酒をユーザ毎に促す。【解決手段】オーダーシステムは、ユーザが所持するユーザ端末と、飲食店に来訪したユーザの前記ユーザ端末からの接続要求を受け付ける受付手段と、前記接続要求を行った前記ユーザ端末に対して酒類を注文するために必要な必要情報を表示し、ユーザから酒類の注文を受ける注文手段と、前記注文手段が受けた酒類の注文情報を含むユーザの個人情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記個人情報に基づいて作成されるユーザへの酒類の影響に関する影響情報を、ユーザの前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を備えている。【選択図】図11

Description

本発明は、オーダーシステム、情報処理装置およびプログラムに関する。
例えば特許文献1には、顧客を識別する情報/顧客が着座した場所を識別する場所識別情報と、その顧客が注文した料理に関する情報とを対応づけて記憶する注文情報記憶部と、飲食店で提供する料理に関する情報を記憶する料理情報記憶部と、料理情報記憶部に記憶する料理に関する情報を顧客が利用する携帯端末、顧客が着座した場所に設置されたテーブル端末に表示させることで、顧客が注文をする料理に関する情報を携帯端末/テーブル端末から受け付けて、顧客識別情報/場所識別情報に対応づけて注文情報記憶部に記憶させる注文処理部と、顧客が注文した料理が完成した情報を受け取ると、携帯端末/テーブル端末に注文した料理が完成した通知を送る配膳処理部とを有する注文システムが記載されている。
特開2017−68872号公報
ところで、飲食店に来訪したユーザ(来店客)のユーザ端末に対して飲食店にて飲食物をオーダーするために必要な情報を表示するシステムにおいて、飲食物のうち酒類の注文の際に、適切な飲酒をユーザに促すことができると好ましい。
本発明は、ユーザ端末に対して飲食物を注文するために必要な情報を表示するシステムにおいて、適切な飲酒をユーザ毎に促すことを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、ユーザが所持するユーザ端末と、飲食店に来訪したユーザの前記ユーザ端末からの接続要求を受け付ける受付手段と、前記接続要求を行った前記ユーザ端末に対して酒類を注文するために必要な必要情報を表示し、ユーザから酒類の注文を受ける注文手段と、前記注文手段が受けた酒類の注文情報を含むユーザの個人情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記個人情報に基づいて作成されるユーザへの酒類の影響に関する影響情報を、ユーザの前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を備えるオーダーシステムである。
ここで、前記影響情報は、ユーザの予め定められたアルコール量を超えた飲酒を抑制する情報であることを特徴とすることができる。
さらに、前記影響情報は、前記酒類の注文情報から特定されるユーザの摂取アルコール量の履歴であることを特徴とすることができる。
また、前記影響情報は、前記予め定められたアルコール量と、前記酒類の注文情報から特定されるユーザの摂取アルコール量とに基づくユーザに対する通知であることを特徴とすることができる。
また、前記影響情報は、前記酒類の注文情報から特定されるユーザの摂取アルコール量に応じて前記必要情報に表示される情報であることを特徴とすることができる。
さらに、前記影響情報は、前記酒類の注文情報から特定されるユーザが注文した酒類の種類に関する情報であることを特徴とすることができる。
そして、前記影響情報は、飲酒したユーザの酔いが醒める時間に関する情報であることを特徴とすることができる。
さらにまた、前記注文手段は、前記取得手段が取得した前記個人情報に基づいて前記必要情報を表示することを特徴とすることができる。
そして、前記注文手段は、前記酒類の注文情報に基づくユーザの過去の酒類の注文順序の傾向に基づいて前記必要情報を表示することを特徴とすることができる。
また、かかる目的のもと、本発明は、飲食店に来訪したユーザが所持するユーザ端末からの接続要求を受け付ける受付手段と、前記接続要求を行った前記ユーザ端末に対して酒類を注文するために必要な必要情報を表示し、ユーザから酒類の注文を受ける注文手段と、前記注文手段が受けた酒類の注文情報を含むユーザの個人情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記個人情報に基づいて作成されるユーザへの酒類の影響に関する影響情報を、ユーザの前記ユーザ端末に送信する送信手段と、を備える情報処理装置である。
また、かかる目的のもと、本発明は、情報処理装置に接続するユーザ端末として機能するコンピュータに、飲食店に来訪したユーザが所持する前記ユーザ端末から接続要求を行う機能と、前記飲食店に来訪したユーザが当該飲食店にて酒類を注文するために必要な必要情報を表示する機能と、ユーザから酒類の注文を受ける機能と、ユーザが行った酒類の注文情報を含むユーザの個人情報に基づいて作成されたユーザへの酒類の影響に関する影響情報を取得する機能と、を実現させるプログラムである。
本発明によれば、ユーザ端末に対して飲食物を注文するために必要な情報を表示するシステムにおいて、適切な飲酒をユーザ毎に促すことができる。
本実施形態のオーダーシステムの一例の全体図である。 本実施形態のサーバ装置の機能構成を示す図である。 本実施形態における飲食物の登録画面の一例である。 本実施形態におけるユーザ情報設定画面の一例である。 本実施形態のメニュー画面の一例である。 本実施形態のメニュー画面におけるカロリーに基づく推奨メニューの提示例である。 本実施形態のメニュー画面におけるアルコール量に基づく推奨メニューの提示例である。 (A)および(B)は、本実施形態のリクエスト画面の一例である。 本実施形態のオーダーシステムのシーケンス図である。 本実施形態のカロリー・栄養素の履歴の表示の一例である。 (A)および(B)は、本実施形態の飲酒履歴表示および飲酒アラーム表示の一例である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本実施形態のオーダーシステム1の一例の全体図である。
[オーダーシステム1]
図1に示すように、本実施形態のオーダーシステム1は、複数の機器と通信接続するサーバ装置10(情報処理装置の一例)と、ユーザ(飲食店の来訪客)が操作可能な端末装置20(ユーザ端末の一例)と、飲食物を提供する飲食店にて操作される店舗端末装置30と、を備えている。サーバ装置10、端末装置20および店舗端末装置30は、ネットワークを介して相互に情報通信が可能になっている。
なお、ネットワークは、各装置の間のデータ通信に用いられる通信ネットワークであれば特に限定されず、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット等として良い。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用しても良い。また、各装置は、ゲートウェイ装置やルータ等の中継装置を用い、複数のネットワークや通信回線を介して接続されても良い。
本実施形態のオーダーシステム1では、飲食店に来訪したユーザが所持する端末装置20に、飲食店が提供する飲食物の情報の一覧であるメニューなどユーザが飲食店にて注文するために必要な必要情報が表示される。そして、オーダーシステム1では、ユーザは、ユーザの端末装置20から飲食物の注文(オーダー)を行うことができる。さらに、オーダーシステム1では、ユーザの端末装置20にて、飲食代金の決済(支払)を行うことができる。
また、本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザの個人情報に基づいて、ユーザが飲食店にて注文するために必要な必要情報を、ユーザ毎に異ならせて端末装置20に表示するようにしている。本実施形態のオーダーシステム1においては、例えばメニューの表示態様がユーザ毎にカスタマイズされるようになっている。
以下、本実施形態のオーダーシステム1について詳細に説明する。
〔サーバ装置10〕
サーバ装置10は、端末装置20からユーザの飲食に関する情報を含むユーザの個人情報の登録を受け付ける。さらに、サーバ装置10は、飲食店からその飲食店が提供する飲食物の情報の登録を受け付ける。そして、サーバ装置10は、飲食店に来訪したユーザの端末装置20からの接続要求に基づいてユーザのログインを受け付け、飲食物を注文するために必要な必要情報をユーザの端末装置20に送信する。
なお、図1に示す例では、一つのサーバ装置10が示されているが、サーバ装置10は、単体のサーバマシンに限定されない。サーバ装置10は、ネットワーク上に設けられた複数のサーバマシンに分散させてサーバ装置10の機能を実現しても良い(いわゆるクラウド環境等)。
〔端末装置20〕
端末装置20には、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット型端末などの携帯端末機器など、ユーザが持ち歩くことが可能な装置を用いることができる。なお、本実施形態において、端末装置20は、ユーザが店舗に来店した際、ユーザが所持しているものを想定している。
本実施形態の端末装置20は、タッチパネルが設けられており、画面をユーザがタッチすることで画面に表示される画像に対する操作および指示を行う。
さらに、端末装置20は、例えばバーコード、二次元コード、QRコード(登録商標)などの識別情報を読み取ることが可能なカメラなどの画像読取部と、読み取った識別情報に基づいて各種処理を行うソフトウェアとを備えている。
〔店舗端末装置30〕
店舗端末装置30には、デスクトップPCなどの飲食店に設置される固定端末機器や、タブレット型端末などの飲食店の店員が操作する携帯端末機器などを用いることができる。
そして、店舗端末装置30は、提供可能な飲食物のメニューの登録、店舗の空席情報の把握、ユーザからの飲食物の受注確認、ユーザに対する飲食物の提供済情報の入力、飲食代金の決済情報など、飲食店における飲食物の提供に関する一連の作業に用いられる。
図2は、本実施形態のサーバ装置10の機能構成を示す図である。
図2に示すように、サーバ装置10は、飲食店が提供する飲食物(食べ物、飲み物)の情報を管理する店舗メニュー管理部11と、ログインを認証するログイン認証部12(受付手段の一例)と、ユーザ(客)の飲食に関する個人情報を管理するユーザ情報管理部13とを有している。さらに、サーバ装置10は、ユーザの端末装置20に表示するメニューを作成する表示メニュー作成部14(取得手段、送信手段の一例)と、ユーザから飲食物の注文を受け付けるオーダー受付部15(注文手段の一例)と、飲食代金の決済を行う決済処理部16と、を有している。
(店舗メニュー管理部11)
図3は、本実施形態における飲食物の登録画面の一例である。
店舗メニュー管理部11は、飲食店が提供可能な飲食物を管理する。図3に示すように、本実施形態の店舗メニュー管理部11は、飲食物を登録するための登録画面40を飲食店の店舗端末装置30に表示させる。そして、店舗メニュー管理部11は、登録画面40を介して飲食店が提供する飲食物の登録を受ける。
登録画面40には、飲食物ごとに以下の項目が設けられている。本実施形態の登録画面40に設けられる項目は、「管理番号41」、「名称42」、「価格43」、「量44」、「熱量45」、「食材46」、「栄養素情報47」、「味覚・臭覚48」、「アレルギー品目49」、「アルコール度数50」、「画像51」、および「提供情報52」である。そして、登録画面40にて登録された各項目の内容は、後述するメニュー画面70における表示に反映される。
管理番号41は、飲食物ごとに付される通し番号である。登録画面40に一度、飲食物が登録されると、飲食物は、管理番号41に基づいて管理することができる。
名称42は、飲食物の名称である。名称42は、飲食店の店員が任意に付けることができる。
価格43は、飲食物の単価である。後述するメニュー画面70では、登録された価格43に基づいて、各飲食物の価格が表示される。また、価格43の情報は、決済処理部16による飲食代の決済に用いられる。
量44は、飲食物の重さや体積に関する情報である。なお、飲食物が複数の食材から構成されている場合には、代表的な食材の重さや体積が、その飲食物の量44として採用される。
熱量45は、飲食物のカロリー(生理学的熱量)である。熱量45は、飲食物が複数の食材から構成されている場合、トータル量に基づいて特定しても良いし、代表的な食材に基づいて特定しても良い。
食材46は、飲食物が複数の食材から構成されている場合には、代表的な食材である。食材46は、飲食物が刺身であれば魚肉、飲食物がハンバーグであれば牛肉および豚肉となる。
栄養素情報47は、本実施形態においては、五大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル)の成分量の情報である。なお、本実施形態の説明においては、ビタミンの一例としてビタミンCを用い、ミネラルの一例として塩分を用いている。
味覚・臭覚48は、飲食物を味わう際の味覚に関する情報である。味覚・臭覚48は、例えば、辛味が強いか否か、甘味が強いか否かなど、飲食物についての特徴的な味覚に関する情報である。また、味覚・臭覚48は、薬味や香草などの香りに関する情報である。
アレルギー品目49は、食品アレルギーの原因となり得る食材が含まれていることを示す情報である。具体的には、飲食物に、卵、小麦、えび、かに、そば、落花生、乳等が含まれている場合、アレルギー品目49には、その食材が登録される。
アルコール度数50は、飲み物のうち酒類に含まれるアルコール濃度(アルコール量を含む)を示す情報である。
画像51は、飲食物を撮影した撮影画像や、飲食物のイメージ画像である。登録された画像51は、後述するメニュー画面70において各飲食物を視覚的に表現するために用いられる。
提供情報52は、その飲食物をユーザ(客)に提供できるか否かを登録するための項目である。例えば、食材が仕入れられなかった場合や、ある飲食物が売り切れた場合には、その飲食物の提供情報52は、「不可」に設定される。一方、飲食店が提供できる飲食物については、提供情報52は、「可」に設定される。
なお、上述した登録画面40における飲食物の登録は、飲食店の店員が全ての項目を入力することに限定されない。店舗メニュー管理部11は、登録画面40の登録の際、画面に、予め登録されている飲食物を例示し、例示された飲食物の中から特定の飲食物の名称の選択を定員から受け付けるようにしても良い。そして、店舗メニュー管理部11は、飲食物の名称に対応させて、上述した各項目をそれぞれ自動的に入力するようにしても良い。この場合、サーバ装置10は、飲食物ごとに保持していた各項目に関する情報を用いたり、ネットワークを介して他のサーバ装置等から各項目に関する情報を取得したりする。
また、登録画面40における飲食物の各々の項目の登録は、飲食店にて撮影した飲食物の撮影画像に基づいて行っても良い。この場合、サーバ装置10は、飲食物の撮影画像を画像解析することで、飲食物を特定し、特定した飲食物に基づいて、登録画面40における各々の項目を自動的に登録するようにしても良い。
なお、登録画面40に登録する項目は、上述した例に限定されない。例えば、登録画面40には、飲食店が推薦する飲食物の推薦度、限定商品に関する情報、特別価格に関する情報など、飲食店がメニュー画面70に表示させたい情報、ユーザの端末装置20を介してユーザに知らせたい情報を登録することができる。
(ログイン認証部12)
ログイン認証部12は、ユーザが飲食店に来訪した際や、後述するようにユーザが個人情報の設定を行う際に、ユーザの端末装置20からログインを受け付ける。
本実施形態のオーダーシステム1を採用する飲食店では、飲食店に設置される各テーブルに、各々のテーブルを一義に特定可能にする識別情報(例えばバーコード、二次元コード、QRコード(登録商標))が表示されたラベルが設けられる。そして、ある飲食店に来訪したユーザは、テーブルのラベルから読み取った識別情報をログインIDと共にサーバ装置10に送信する。これによって、ユーザは、飲食店の来訪時に、ログインを実行する。
また、ログイン認証部12は、取得したユーザのログインIDおよび識別情報に基づいて、ユーザを特定するとともに、そのユーザが来訪している飲食店を特定する。
さらに、ログイン認証部12は、ユーザが来訪している飲食店の店舗端末装置30に対して、ユーザおよびユーザが存在するテーブルの情報を送信する。これによって、飲食店の店員は、飲食店に来訪しているユーザの情報や、テーブルの空席状況を把握することができる。
(ユーザ情報管理部13)
図4は、本実施形態におけるユーザ情報設定画面の一例である。
ユーザ情報管理部13は、ユーザに関する個人情報を管理する。本実施形態では、ユーザ情報管理部13は、ユーザの個人情報として、ユーザの属性情報であるユーザ属性情報と、ユーザの飲食に関する設定情報である飲食設定情報(設定情報の一例)と、ユーザの飲食に関する履歴情報である飲食履歴情報(履歴情報の一例)とを管理する。
そして、ユーザ情報管理部13(個人情報送信手段の一例)は、管理しているユーザの個人情報を表示メニュー作成部14に送ったり、管理しているユーザの個人情報に基づいて作成した各種の情報を端末装置20に送信したりする。
図4に示すように、ユーザ情報管理部13は、ユーザの個人情報の登録をユーザから受け付けるためのユーザ設定画面60をユーザの端末装置20に表示させる。
ユーザ設定画面60には、ユーザ属性情報を設定するための「個人設定ボタン61」と、飲食設定情報を設定するための「飲食設定ボタン62」とが表示される。
個人設定ボタン61は、ユーザが押下することで、ユーザID、ログインのための認証パスワード、ユーザの氏名、生年月日(年齢)、性別、決済方法などの各種項目の入力画面が表示される。
なお、個人設定ボタン61は、オーダーシステム1の利用開始時に、ユーザがユーザ属性情報を設定する際に用いられる。また、ユーザのオーダーシステム1の利用開始後において、個人設定ボタン61は、ユーザが設定内容の変更や修正を行うときに用いられる。
飲食設定ボタン62は、「好物ボタン621」、「苦手ボタン622」、「体質設定ボタン623」、「カロリー設定ボタン624」、「アルコール量設定ボタン625」、および「宗教食設定ボタン626」のそれぞれのボタンを有して構成される。
好物ボタン621は、ユーザが押下することで、ユーザが好きな飲食物を登録する画面に遷移する。好物ボタン621からは、ユーザが好きな飲食物として、具体的な食べ物の名称、飲み物の名称、魚などの食材の情報を登録することができる。また、好物ボタン621からは、例えば辛いものが好き、濃い味付けが好き、香草が好きなど、味覚や嗅覚に関する情報を登録することができる。
苦手ボタン622は、ユーザが押下することで、ユーザが嫌いな飲食物を登録する画面に遷移する。苦手ボタン622からは、ユーザが嫌いな飲食物として、具体的な食べ物の名称、飲み物の名称、食肉の特定の部位などの食材の情報を登録することができる。また、苦手ボタン622からは、例えば香辛料が嫌い、臭いが強いものが嫌いなど味覚や嗅覚に関する情報を登録することができる。
体質設定ボタン623は、ユーザが押下することで、ユーザの飲食に関わる体質を登録する画面に遷移する。飲食に関わる体質の情報としては、特定の食材に対するユーザのアレルギーの情報、ユーザの疾病などの理由で摂取を控えたい飲食物や食材や成分(例えば、塩分、糖分、脂質)の情報が含まれる。
カロリー設定ボタン624は、ユーザが押下することで、ユーザが1日あたりに摂取するカロリーの上限の設定値である「設定カロリー」を登録する画面に遷移する。登録する設定カロリーは、ユーザが具体的な数値を入力しても良い。また、設定カロリーは、ユーザの体型や年齢や運動量に基づいて特定される推奨カロリーをユーザに提示したうえで、その推奨カロリーとして選択されても良い。
なお、設定カロリーは、一週間単位や一月単位で設定したり、朝食、昼食および夕食ごとにそれぞれ設定したりしても良い。
アルコール量設定ボタン625は、ユーザが押下することで、ユーザが1日あたりに摂取するアルコール量の上限の設定値である「設定アルコール量」を登録する画面に遷移する。登録する設定アルコール量は、ユーザが具体的な数値を入力しても良い。また、設定アルコール量は、ユーザの体格などのユーザの属性情報やユーザの酒類のオーダーに関する飲食履歴情報に基づいて特定される推奨アルコール量をユーザに提示したうえで、その推奨アルコール量として選択されても良い。
なお、設定アルコール量は、一週間単位や一月単位で設定するなど、任意の期間に設定して良い。
宗教食設定ボタン626は、ユーザが押下することで、宗教上禁忌されている飲食物や食材(例えば、特定の肉)を登録する画面に遷移する。なお、設定は、飲食物の名称を直接的に入力するものであったり、予め登録されている宗教をユーザに選択させたりしても良い。
飲食履歴情報は、本実施形態のオーダーシステム1を利用するユーザが飲食した飲食物の履歴である。本実施形態では、ユーザ情報管理部13(反映手段の一例)は、オーダー受付部15にて受け付けたユーザの注文情報を取得し、飲食履歴情報に反映することで飲食履歴情報を更新する。つまり、本実施形態では、オーダーシステム1を用いてユーザが注文した飲食物は、そのユーザが飲食したとみなしている。
飲食履歴情報には、ユーザの朝食、昼食、および夕食にそれぞれ飲食した飲食物の履歴が記憶される。さらに、ユーザ情報管理部13は、飲食物の履歴に基づいて、ユーザの飲食物の飲食の傾向、ユーザが摂取した摂取アルコール量、ユーザが摂取した摂取栄養素の情報、摂取カロリーの情報をまとめて管理する。
また、飲食履歴情報には、ユーザが飲食をした日時および場所の情報も記憶される。そして、ユーザ情報管理部13は、ユーザの日時に基づく飲食物の注文の傾向や、ユーザの場所に基づく飲食物の注文の傾向を管理する。
さらにまた、飲食履歴情報には、飲食店においてユーザによる飲食物の注文順序の履歴が記録される。そして、ユーザ情報管理部13は、飲食物の注文順序の履歴に基づいて、ユーザによる飲食物の注文順の傾向を管理する。
ユーザ情報管理部13は、飲食をした際に、1人であるか、カップルやグループであるかについての構成メンバーの履歴も管理している。そして、ユーザ情報管理部13は、構成メンバーによってオーダーされた飲食物の履歴も管理している。
本実施形態では、同じタイミングで同じテーブルの識別情報を用いて複数のユーザのログインが行われた場合、そのタイミングでログインした複数のユーザは、グループ(夫婦、家族、会社の同僚、友人等)であると推測している。なお、ユーザ情報管理部13は、推測ではなく、ユーザからグループ情報の登録を受け付けても良い。
(表示メニュー作成部14)
表示メニュー作成部14は、店舗メニュー管理部11およびユーザ情報管理部13に基づいて、ユーザが飲食物を注文するために必要な必要情報を作成し、作成した必要情報をユーザの端末装置20に送信する。そして、本実施形態の表示メニュー作成部14は、必要情報として、複数の飲食物の情報を並べたメニュー画面70と、調理方法等の要望をユーザから受け付けるためのリクエスト画面80とを作成する。
−メニュー画面70−
図5は、本実施形態のメニュー画面70の一例である。
図5に示すように、メニュー画面70は、ユーザの端末装置20に、複数の飲食物の情報を並べて表示し、ユーザから具体的な飲食物の注文を受け付ける画面である。本実施形態において、メニュー画面70は、店舗メニュー管理部11に登録された飲食物に基づいて作成される。
メニュー画面70には、4つのページとして、「一推メニュー71」のページ、「お食事メニュー721」のページ、「お飲物メニュー722」のページ、「デザートメニュー723」のページが設けられている。各ページには、タブが設けられており、タブが選択されることでそれぞれのページが表示される。
なお、一推メニュー71は、ユーザごとに飲食物の表示内容が異なる。一方、お食事メニュー721、お飲物メニュー722およびデザートメニュー723は、異なるユーザにおいて共通(同じ)の飲食物が表示される。
一推メニュー71は、飲食店が提供可能な飲食物であって、ログインを行っているユーザに対して一推し(推薦)する飲食物の情報を並べた一覧である。なお、一推メニュー71については、後に詳しく説明する。
お食事メニュー721は、食べ物が並べられたページである。お飲物メニュー722は、飲食店が提供可能な飲食物のうち、飲み物がまとめられたページである。さらに、デザートメニュー723は、飲食店が提供可能な飲食物のうち、デザートがまとめられたページである。
また、メニュー画面70には、飲食店の店員をテーブルに呼び出すための「店員呼出ボタン731」、その飲食店での飲食物の注文履歴を表示させるための「履歴ボタン732」、および飲食代金の決済を行うための「お会計ボタン733」が表示される。
そして、図5に示すように、一推メニュー71には、店舗メニュー管理部11に登録されている飲食物のうちからユーザの個人情報に基づいて、ユーザが好んで選択する可能性が高い飲食物を並べて表示する。
本実施形態において、一推メニュー71に表示する飲食物の条件は、(1)ユーザの食の嗜好に関する情報、(2)ユーザの飲食に関わる体質の情報、(3)ユーザの摂取カロリーに関する情報、(4)ユーザの酒類に関する情報、(5)ユーザの宗教に関する情報、をそれぞれ用いることができる。
なお、これらの項目(1)〜(5)の条件は、複数以上の組み合わせであっても良い。さらには、これらの条件に限定されず、ユーザ情報管理部13が管理しているユーザの個人情報として得られる情報であれば、他の条件に基づいて一推メニュー71を表示しても良い。
(1)ユーザの食の嗜好に関する情報
一推メニュー71には、飲食設定情報のうち、ユーザが好む飲食物、食材、味覚や嗅覚の情報に基づいて、ユーザが好む条件に該当する飲食物が選択される。また、一推メニュー71は、飲食設定情報のうちユーザが苦手な飲食物、食材、味覚や嗅覚の情報を条件に飲食物を選択し、選択した飲食物を表示しても良い。
(2)ユーザの飲食に関わる体質の情報
一推メニュー71には、飲食設定情報のうち、飲食に関わる体質の情報に基づいて、ユーザの体質に合った飲食物が選択される。一推メニュー71は、例えば、ユーザが特定の食材に対して食品アレルギーがある場合、アレルギー品目に該当する食材を含まない飲食物を表示する。また、一推メニュー71は、例えば、ユーザが疾病等に基づいて塩分などを控えている場合、塩分が少ない飲食物が表示される。
(3)ユーザの摂取カロリーに関する情報
一推メニュー71(必要情報の一例)には、ユーザが設定した設定カロリーと、メニュー画面70を表示するときまでにユーザが摂取した摂取カロリーと、飲食物のカロリーとに基づいて、条件を満たす飲食物が選択される。
設定カロリーは、上述したとおり、ユーザが予め設定した1日あたりのトータルの摂取カロリーの目標値である。摂取カロリーは、ユーザがその日に注文した飲食物のカロリーの合計値である。そして、設定カロリーから既にユーザが摂取した摂取カロリーを差し引いた差分のカロリーを超えないカロリーの飲食物が、一推メニュー71として表示される。
さらに、一推メニュー71には、飲食履歴情報に基づいて、ユーザが摂取した栄養素がバランス良く摂取できる飲食物を、摂取カロリーの情報に加味して選択しても良い。例えば、上述した例では、所定のカロリーに相当する飲食物が、ユーザに推奨する飲食物の候補となる。そして、一推メニュー71は、カロリーに基づく候補の飲食物のうち、ユーザが摂取した栄養素のうち足りない栄養素を補う飲食物を選択したものであったり、摂取が過剰となる栄養素を含む飲食物を外したりするものでも良い。
なお、一推メニュー71は、上述した摂取カロリーとは別に、栄養素の情報に基づいて構成しても良い。
(4)ユーザの酒類に関する情報
一推メニュー71には、飲食設定情報のうち、ユーザが好きな種類の酒類の条件を満たすものを選択する。例えば、飲食設定情報に基づいてユーザが生ビールを好むことが特定される場合、一推メニュー71には、生ビールが他の酒類よりも優先して表示される。
また、一推メニュー71には、飲食設定情報のうち、ユーザが予め設定した設定アルコール量と、メニューを表示するときまでにユーザが摂取した摂取アルコール量とに基づいて、条件を満たす酒類が選択される。
まず、本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザが注文した酒類は、そのユーザが飲酒したとみなし、注文された酒類のアルコール量を摂取アルコール量としている。なお、酒類のアルコール量(摂取アルコール量)は、酒類の種類に基づくアルコール濃度、および、その酒類の総量から特定される。そして設定アルコール量から既にユーザが摂取した摂取アルコール量を差し引いた差分のアルコール量を超えないアルコール量の飲食物(酒類)が、一推メニュー71として表示される。
さらに、一推メニュー71には、飲食履歴情報のうち、ユーザにより注文される酒類の種類の順番に基づいて、一推メニュー71に表示する酒類の種類を順番(時間)に応じて異ならせても良い。例えば、スパークリングワイン、赤ワインの順に注文する傾向があるユーザに対して、最初の1杯目の注文を受け付ける際には、スパークリングワインを一推メニュー71に表示する。その後、2杯目以降の注文を受け付ける際には、赤ワインを一推メニュー71に表示する。
(5)ユーザの宗教に関する情報
一推メニュー71には、飲食設定情報のうち、ユーザの宗教に関する情報に基づいて、宗教上の禁忌の食材を含まない飲食物が選択される。例えば、宗教上の理由でユーザが特定の食肉を食べることができない場合には、一推メニュー71には、特定の食肉を食材に用いている飲食物は表示せず、他の食材を用いた飲食物を優先的に表示する。また、この場合に、栄養素の偏りを無くすという観点で、一推メニュー71には、植物性たんぱく質を多く含む飲食物を優先的に表示しても良い。
なお、一推メニュー71は、ユーザがある飲食店に滞在している間、同じ内容を表示することに限定されない。上述した酒類の種類の例に限らず他の飲食物についても、一推メニュー71の内容は、飲食時間の経過や飲食物の注文が進むにつれて内容が変化しても良い。例えば、一推メニュー71は、ユーザの飲食履歴情報における飲食物の注文順の傾向に基づいて表示する飲食物を変化させることができる。
ここで、一推メニュー71は、他の飲食物よりも優先的に表示される飲食物の表示(ページ)である。本実施形態において、優先的に表示されるとは、ユーザが端末装置20にメニュー画面を表示させて注文を行おうとする際に、例えば、最初のページ(画面)に表示することを例示できる。また、本実施形態において、優先的に表示されるとは、メニュー画面が階層的に表示される場合には、最も上位の階層(画像レイヤ)に表示することである。
さらに、他の飲食物よりも優先的に表示されるとは、例えば他の飲食物よりも表示サイズを大きくすることを例示できる。図5に示す一推メニュー71においてユーザに推奨される飲食物の中でも、より優先的に表示する例として、例えば、「○○焼き」は、他の「△△スープ」よりも表示サイズが大きく表示されている。
上述した例では、一推メニュー71を用いて、推奨する飲食物で構成されたメニューページを表示することで、ユーザに特定の飲食物を薦めるようにしているが、この態様に限定されない。
例えば、ユーザに特定の飲食物を薦めるためのメニュー表示は、各ユーザに共通して表示される共通メニュー(お食事メニュー721等)に対して、付加的な情報をユーザ毎に異ならせて表示し、ユーザごとに異なる内容であっても良い。
以下では、上述したユーザの摂取カロリーに関する情報に基づいて、ユーザに対して特定の飲食物を薦める例と、上述したユーザの摂取アルコール量に関する情報に基づいて、飲食物を薦める例とをそれぞれ用いて説明する。
図6は、本実施形態のメニュー画面70におけるカロリーに基づく推奨メニューの提示例である。
図7は、本実施形態のメニュー画面70におけるアルコール量に基づく推奨メニューの提示例である。
図6に示すように、本実施形態では、メニュー画面70において、各ユーザに共通して表示される共通メニュー(お食事メニュー721、お飲物メニュー722およびデザートメニュー723)に対して、ログインしているユーザの摂取カロリーに基づく表示を行う。
ここでは、例えば、ユーザがメニュー画面70を用いて夕飯のメニューを選択する状況を想定する。そして、ユーザが設定した設定カロリーは、2000Kcalである。また、このユーザの朝食および昼食で摂取した摂取カロリーは、1100Kcalである。従って、この例で、メニュー画面70にてユーザに推奨する飲食物は、900Kcal以下のものとなる。
そして、図6に示すように、本実施形態では、メニュー画面70に、ユーザの現時点(注文時点)までの摂取カロリーを示す摂取カロリー表示741と、設定カロリーに達するまでの残りのカロリーである残カロリー表示742とを表示する。この例では、摂取カロリー表示741として、例えば「現在までの摂取カロリー:1100Kcal」のテキストを表示する。また、残カロリー表示742として、例えば「残り:900Kcal」のテキストを表示する。
メニュー画面70には、お食事メニュー721が表示されている。本実施形態において、お食事メニュー721として並べられている複数の飲食物は、ユーザ毎に同じものであって共通する内容である。そして、本実施形態では、このお食事メニュー721として表示される複数の飲食物の情報のうち、ユーザに推奨する飲食物(例えば、900Kcal以下)に対して特別表示75を行う。特別表示75(付加情報の一例)は、例えば、「おすすめ」などの、ユーザが推奨された飲食物であると認識できるテキスト等を用いることができる。
また、本実施形態のメニュー画面70には、各々の飲食物のカロリーを示すカロリー表示76が飲食物ごとに表示される。そして、カロリー表示76の表示態様は、特別表示75の表示対象の飲食物と、特別表示75の表示対象ではない飲食物とで異ならせている。本実施形態では、特別表示75の表示対象の飲食物に表示されるカロリー表示76は、より大きく表示するなど、目立つように強調している。これによって、ユーザは、端末装置20の画面にて、目標とする設定カロリーを意識しながら、メニュー画面70の中から希望する飲食物を探し易くなる。
なお、ユーザの摂取カロリーが、設定カロリーに限りなく近い場合や、設定カロリーを既に超えている場合、メニュー画面70では、提供可能な飲食物のうちカロリーが最も低い飲食物やカロリーが比較的低い飲食物をユーザに薦めるようにする。
以上のように、本実施形態では、ユーザの設定カロリーと、摂取カロリーと、飲食物のカロリーとに基づいて、メニュー画面70を作成している。
図7に示すように、本実施形態では、メニュー画面70において、各ユーザに共通して表示される共通メニュー(お飲物メニュー722)に対して、ログインしているユーザの摂取アルコール量に基づく表示を行う。
ここでは、例えば、ユーザが酒類を飲み始めており、追加の注文を行う状況を想定する。そして、ユーザが設定した設定アルコール量は、30gである。また、追加の注文を行うときまでのユーザの摂取アルコール量は、20gである。従って、この例で、メニュー画面70にてユーザに推奨する飲み物(酒類)は、アルコール量が10g以下のものとなる。
そして、図7に示すように、本実施形態では、メニュー画面70に、飲酒可能な残りのアルコール量をユーザに報知する報知表示77と、摂取アルコール量に基づいてユーザにアドバイスを行うメッセージ表示78(影響情報の一例)とを表示する。さらに、本実施形態では、メニュー画面70に、ユーザに対して推奨する飲み物を明示する推奨表示791と、ユーザに対して推奨しない飲み物を明示する非推奨表示792とを行う。
本実施形態では、報知表示77として、例えば「残り目安:生ビール(小)1杯」のテキストを表示する。本実施形態の報知表示77は、飲酒可能な残りのアルコール量を数字で示すのではなく、酒類の種類と量との具体例を示すことでユーザに対して飲酒可能な残りのアルコール量を解りやすくしている。ただし、報知表示77は、飲酒可能な残りのアルコール量を、数字を用いて表示するものであっても良い。
また、メッセージ表示78は、例えば「お酒のペースを落としましょう!」などのユーザに対して飲酒を抑制する内容のテキストを用いることができる。なお、ユーザの単位時間あたりの摂取アルコール量や、設定アルコール量に対する摂取アルコール量に応じて、メッセージ表示78は、ユーザへの酒類の影響を具体的に伝える。例えば、ユーザの摂取アルコール量が既に設定アルコール量を超えている場合、メッセージ表示78は、例えば「お酒は、ストップ!!」などのテキストを表示する。
本実施形態では、推奨表示791は、例えば「推奨」のテキストで表示される。この例の場合、推奨表示791は、アルコール量が10g以下の飲み物(酒類)に対して表示される。推奨表示791は、例えば、アルコール濃度が低い酒類や、総ドリンク量が少ない酒類や、お水などに対して表示される。
また、非推奨表示792は、例えば「飲過ぎ」のテキストで表示される。この例の場合、非推奨表示792は、アルコール量が10gよりも多い酒類に対して表示される。非推奨表示792は、例えば、アルコール濃度が比較的高い酒類や、総ドリンク量が比較的多い酒類に表示される。
なお、ユーザが設定した設定アルコール量に近い場合や設定アルコール量を超えた場合には、アルコール度数が比較的低い酒類や、ノンアルコール飲料やソフトドリンクを推奨する表示を行う。
−リクエスト画面80−
図8は、本実施形態のリクエスト画面80の一例である。
図8に示すように、リクエスト画面80は、ユーザの端末装置20に、飲食物の調理方法や飲食物の食材の選定について、ユーザから飲食店へのリクエスト(要望)を受け付けるための画面である。飲食店では、リクエスト画面80を介して受け付けたユーザのリクエストを参照して飲食物の調理等を行う。
本実施形態において、リクエスト画面80は、店舗メニュー管理部11に登録された飲食物に基づいて作成される。
図8(A)に示すように、リクエスト画面80は、飲食物の調理方法についてのリクエストを受け付ける調理方法ボタン81を表示する。調理方法ボタン81は、ユーザの個人情報に基づいて設定される。従って、調理方法ボタン81の表示内容は、ユーザごとに異なっている。
例えば、ユーザの飲食設定情報からユーザが塩分および糖分の摂取を抑えていることが特定される場合、図8(A)に示すように、調理方法ボタン81は、「塩分控えめ」と「糖質控えめ」の内容で表示される。なお、他のユーザの飲食設定情報から他のユーザが脂肪分の摂取を抑えていることが特定される場合、調理方法ボタン81は、「脂質控えめ」の内容で表示される。
さらに、ユーザの個人情報に基づいて、ユーザが低カロリーの飲食物を飲食することを希望していると特定される場合、調理方法ボタン81には、例えば「低カロリー」の要望を受け付ける表示を行う。
図8(B)に示すように、リクエスト画面80は、飲食物の食材についてのリクエストを受け付ける食材選択ボタン82を表示する。食材選択ボタン82は、ユーザの個人情報に基づいて設定される。従って、食材選択ボタン82の表示内容は、ユーザごとに異なっている。
例えば、ユーザの飲食設定情報からユーザが甲殻類および卵に対して食品アレルギーをもっている場合、図8(B)に示すように、食材選択ボタン82は、「甲殻類を使わない」と「卵を使わない」の内容で表示される。なお、他のユーザの飲食設定情報からそのユーザが小麦に対して食品アレルギーを持っていることが特定される場合、食材選択ボタン82は、「小麦を使わない」の内容で表示される。
なお、調理方法ボタン81を介してユーザから受け付けるように説明した飲食物の低カロリー化の要望は、調理方法ボタン81のみならず、食材選択ボタン82から受け付けても良い。例えば、食材選択ボタン82では、例えば、オリジナルとしては麦の麺を用いる麺類に対して、低カロリーの食材を用いた麺への変更を受け付けても良い。
以上のように、本実施形態では、調理方法ボタン81や食材選択ボタン82をユーザごとにカスタマイズすることで、ユーザに関係が低い選択肢を表示せず、ユーザに関係が高い選択肢が表示されるようにしている。これによって、本実施形態では、例えば、調理方法ボタン81や食材選択ボタン82として、ユーザの個人情報に基づかないで全ての選択肢を一覧で表示する場合と比較して、ユーザが要望する選択肢を選択しやすくしている。
なお、本実施形態では、上述した例の他に、ユーザの端末装置20の画面に「いつものボタン」を優先的に表示しても良い。本実施形態では、ユーザの飲食履歴情報に基づいて、ユーザが特定の飲食店において注文する頻度が極めて高い飲食物や味付けを特定する。そして、「いつものボタン」には、特定した飲食物や味付けの情報を紐付ける。例えば、「いつものボタン」を押下すると、画面には、あじフライ定食(ごはん大盛り、マヨネーズトッピング)とレモンチューハイが確認的に表示される。その後、ユーザが注文確定ボタンなどを押すことで、「いつものボタン」として選択された飲食物が、飲食店に注文されるようにしても良い。
以上のようにして、本実施形態の表示メニュー作成部14は、店舗メニュー管理部11およびユーザ情報管理部13に記憶される情報に基づいて、ユーザが飲食店にて注文するために必要な情報であるメニュー画面70の表示やリクエスト画面80を、ユーザ毎に異ならせて表示するようにしている。
なお、表示メニュー作成部14は、ユーザの個人情報のうち飲食設定情報や飲食履歴情報として得られる情報であれば、上述した例の他の情報に基づいて、注文するために必要な情報を端末装置20の画面に表示して良い。
さらに、表示メニュー作成部14は、ユーザの属性情報であるユーザの性別や年齢に基づいて、注文するために必要な情報を端末装置20の画面に表示して良い。
(オーダー受付部15)
オーダー受付部15は、端末装置20の画面のメニュー画面70にてユーザから受け付けた飲食物の注文を、店舗端末装置30に送信する。
また、オーダー受付部15は、店舗端末装置30を介して、注文された飲食物がユーザに提供されたという提供済情報を取得するようになっている。なお、本実施形態では、提供済情報は、例えば飲食店の店員が注文された飲食物をユーザに提供した後に、店舗端末装置30を操作することで作成される。
そして、オーダー受付部15は、注文された飲食物がユーザに提供されたことを特定した場合に、オーダーされた飲食物の情報を決済処理部16に送信する。さらに、オーダー受付部15は、ユーザによって注文された飲食物の情報をユーザ情報管理部13に送る。
(決済処理部16)
決済処理部16は、オーダー受付部15からユーザの注文に関する情報を取得する。そして、決済処理部16は、店舗メニュー管理部11に登録される飲食物の価格に関する情報に基づいて飲食代金を算出する。
そして、決済処理部16は、ユーザから決済の指示を受け付けると、ユーザによって予め指定された支払い方法による飲食代金の決済処理を実行する。
続いて、本実施形態のオーダーシステム1の動作例について説明する。
図9は、本実施形態のオーダーシステム1のシーケンス図である。
図9に示すように、ユーザが飲食店に来訪すると、ユーザは、ユーザが所持している端末装置20を用いて、テーブルに設けられた識別情報(例えば、QRコード(登録商標))を読み取る(ステップ(以下、「S」と表記)101)。QRコードには、飲食店を特定する情報と、その飲食店のテーブルを特定する情報が含まれている。
そして、ユーザは、識別情報から取得した情報、ログインID、および認証パスワードの情報をサーバ装置10のログイン認証部12に送信することでログインを行う(S102)。
サーバ装置10において、ログイン認証部12は、ユーザの来訪している飲食店の店舗端末装置30に対して、テーブルにユーザが存在しているという来店情報を送る(S103)。
また、サーバ装置10は、ログインしたユーザの個人情報を検索する(S104)。さらに、サーバ装置10は、ユーザが来訪している飲食店が登録している飲食物の登録情報(登録画面40)を検索する(S105)。
そして、サーバ装置10においては、表示メニュー作成部14は、ユーザの個人情報と飲食店の飲食物の登録情報とに基づいて作成したメニュー画面70を表示するための情報を送信する(S106)。
その後、ユーザの端末装置20の画面には、メニュー画面70が表示される(S107)。この際に、メニュー画面70には、ユーザごとに作成された一推メニュー71が表示される。また、ユーザの端末装置20の画面には、ユーザ毎に作成されたリクエスト画面80が表示される。
そして、ユーザは、端末装置20の画面に表示されるメニュー画面70を操作することで、メニュー画面70に表示された飲食物の注文を行う(S108)。そして、ユーザが行った注文は、サーバ装置10のオーダー受付部15にて受け付けられ、さらに、店舗端末装置30に送信される(S109)。また、サーバ装置10では、ユーザの注文に基づいて、ユーザの注文履歴の情報の蓄積が行われる(S110)。
そして、飲食店において、注文された飲食物がユーザに提供されると、店舗端末装置30は、サーバ装置10に提供済情報を送信する(S111)。
なお、S106〜S111は、ユーザによって飲食物が注文される度に繰り返し行われる。
その後、ユーザの飲食が終了すると、ユーザは、端末装置20の画面に表示される「お会計ボタン733」(図5参照)を操作することで、会計の手続きを要求する(S112)。サーバ装置10では、会計の要求に基づいて、決済処理を行う(S113)。サーバ装置10は、決済完了の報告をユーザの端末装置20に送信する(S114)。さらに、サーバ装置10は、決済に関する情報を、飲食店の店舗端末装置30に送信する(S115)。
以上のように、本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザが所持している端末装置20を用いて飲食店のメニューに対する注文を行うことができるシステムとなっている。さらに、本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザの端末装置20上で、飲食代金の決済までを行うことができる。
−カロリー・栄養素の履歴の表示−
続いて、ユーザの摂取カロリーおよび栄養素の履歴の表示について説明する。
図10は、本実施形態のカロリー・栄養素の履歴の表示の一例である。
本実施形態のオーダーシステム1では、サーバ装置10に記憶されるユーザの飲食履歴情報に基づいて、端末装置20の画面に、ユーザの摂取カロリーを表示することができる。
図10に示すように、端末装置20の画面には、ユーザが摂取したカロリーの履歴を示す摂取カロリー履歴91と、ユーザが摂取した栄養素の履歴を示す栄養素履歴92とが表示される。
摂取カロリー履歴91では、例えば一日ごとの摂取カロリーが、視覚的に把握し易いグラフ911で表示される。また、この例において、摂取カロリー履歴91は、朝食、昼食および夕食ごとに摂取カロリーの詳細が表示される。また、摂取カロリー履歴91には、ユーザが設定した設定カロリーの情報に基づいて、毎日の摂取カロリーの限度表示912を表示することが可能になっている。そして、例えば摂取カロリーの日単位での限度を超えた場合には、警告表示を行うなどして、ユーザに対してカロリーの過剰摂取の抑制を促すことが可能になっている。
栄養素履歴92は、例えば5大栄養素の一日の摂取量が、視覚的に把握し易いチャートグラフ921で表示される。また、チャートグラフ921は、栄養素の理想とするバランス表示922と、ユーザがある一日に摂取した栄養素の実績値を示す実績表示923とが表示される。なお、栄養素履歴92についても、例えば不足している栄養素、あるいは、過剰に摂取している栄養素について、警告表示を行うなどして、ユーザに対して栄養素をバランス良く摂取させることが可能になっている。
本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザの端末装置20を用いてユーザによる飲食物の注文が行われる。そして、端末装置20が接続するサーバ装置10には、ユーザの飲食物の注文履歴が蓄積される。従って、本実施形態では、蓄積されたユーザの飲食物の注文履歴を利用して、ユーザに対して摂取カロリーや栄養素の履歴を提供するサービスを行うことができる。
また、ユーザは、端末装置20の画面に表示される摂取カロリー履歴91や栄養素履歴92を、飲食店にて飲食物を選ぶ際や、自身が料理を作る際などに参照することができる。
−飲食物履歴の補完−
ユーザが本実施形態のオーダーシステム1を用いる飲食店を利用した場合、ユーザが飲食を行うことで摂取したカロリーや栄養素の情報は、サーバ装置10(店舗メニュー管理部11)の登録画面40(図3参照)に登録されている飲食物の情報から特定することができる。しかしながら、本実施形態のオーダーシステム1を用いていない飲食店を利用した場合や、家庭などで作られた飲食物を飲食した場合や、コンビニ店などで飲食物を購入して飲食した場合などには、登録画面40に登録された情報を用いて、ユーザが飲食を行うことで摂取した摂取カロリーや栄養素を特定することができない。
そこで、本実施形態のオーダーシステム1では、端末装置20を用いて、ユーザの摂取カロリーや摂取栄養素の情報を補完できるようにしている。
サーバ装置10は、ユーザの端末装置20のカメラ等を介して、ユーザが飲食した飲食物の画像を受け付けることができる。そして、サーバ装置10(特定手段の一例)は、受け付けた画像に対してパターンマッチングなどの画像解析を行い、飲食物を特定する。さらに、サーバ装置10は、特定した飲食物のカロリーや栄養素を推定する。そして、サーバ装置10は、特定した飲食物、および推定したユーザの摂取カロリーや摂取栄養素の情報を用いて、ユーザの飲食履歴情報を更新する。
なお、サーバ装置10は、ユーザがコンビニエンスストア等で購入した飲食物の情報(購入情報の一例)を取得し、取得した情報から飲食物のカロリーを特定しても良い。また、サーバ装置10は、ユーザの入力により、飲食物の名称等をテキスト情報で受け付け、受け付けたテキスト情報から飲食物のカロリーを特定しても構わない。さらに、サーバ装置10は、ユーザの入力によって、摂取カロリーや摂取栄養素の情報を直接的に受け付けても良い。
−運動等による消費カロリーの考慮−
本実施形態では、ユーザが登録した設定カロリーに対する、ユーザが飲食した飲食物の摂取カロリーに応じて、ユーザが飲食物の注文を行うための情報をカスタマイズしている。ここで、ユーザの摂取カロリーは、注文した飲食物のカロリーを積算するだけではなく、ユーザが行った運動等によって消費された消費カロリーを差し引いたカロリーとして扱っても良い。
本実施形態のサーバ装置10(消費カロリー取得手段の一例)は、例えば、端末装置20に設けられた歩数計の機能により計測された歩数に基づいて消費カロリーを特定する。そして、本実施形態では、ユーザが飲食した飲食物の摂取カロリーから特定した消費カロリーを差し引く。
なお、消費カロリーは、上述した歩数計の例に限らず、ユーザの年齢や体型、基礎代謝、ユーザの運動(歩行)に関する情報、通勤手段、スポーツの有無と種類、スポーツの練習量など消費カロリーに関する情報をユーザから取得し、取得した情報に基づいて算出しても良い。
上述のとおり、本実施形態では、カロリーに関する情報に基づいて、メニュー画面70にて、一推メニュー71や特別表示75や残カロリー表示742等を表示したり、リクエスト画面80にて、調理方法ボタン81等を表示したりすることで、ユーザが予め定められた摂取カロリーを超えて飲食することを抑制するようにしている。
なお、本実施形態では、メニュー画面70を用いてユーザが予め定められた摂取カロリーを超えて飲食することを抑制できれば、上記の例に限定されない。例えば、メニュー画面70は、ユーザが積極的に設定した設定カロリーではなく、ユーザの個人情報のうち身長や体重に基づいて特定される推奨カロリーに基づいて一推メニュー71等が表示されても良い。
以上のとおり、本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザ毎の摂取カロリーを考慮し、各ユーザにとって好ましいカロリー摂取を可能にしている。
図11は、本実施形態の飲酒履歴表示および飲酒アラーム表示の一例である。
本実施形態のオーダーシステム1では、サーバ装置10に記憶されるユーザの個人情報(飲食履歴情報)に基づいて、端末装置20の画面に、ユーザへの酒類による影響に関する影響情報を表示させる。本実施形態では、サーバ装置10は、影響情報の一例として、ユーザの摂取アルコール量の履歴である飲酒履歴表示や、ユーザの飲酒に関するアラームである飲酒アラーム表示を行う。
−飲酒履歴表示−
図11(A)に示すように、端末装置20の画面には、飲酒履歴表示として、ユーザの摂取アルコール量の履歴を示す摂取アルコール量履歴93と、ユーザが飲酒した日を示す飲酒日履歴94とが表示される。
摂取アルコール量履歴93は、例えばユーザのアルコール量を月単位で棒グラフなどの可視化したグラフ931により表示する。また、摂取アルコール量履歴93には、ユーザが設定した設定アルコール量の情報に基づいて、毎月の摂取アルコール量の限度表示932を表示することが可能になっている。そして、例えば摂取アルコール量の月単位での限度を超えた場合には、警告表示などにより通知して、ユーザに対して節酒を促すことが可能になっている。
なお、摂取アルコール量履歴93は、月単位に限らず、日単位など他の期間に基づいて行うことができる。
飲酒日履歴94は、飲食履歴情報における飲酒の情報に基づいて、カレンダー表示941上に、飲酒をした日をマーク942で表示する。これによって、ユーザは、飲酒する日が続いている場合などに、実際の状況を確認することができる。また、飲酒する日が予め定められた連続日数になった場合には、端末装置20からユーザに対して、節酒を促すアラームを鳴らしたり、節酒を促す表示を行ったりしても良い。
なお、アルコール量に関する飲食履歴情報は、上述したユーザの摂取カロリーや摂取栄養素の情報の特定と同様に、ユーザの端末装置20のカメラ等を介してユーザが飲食した酒類の画像や、酒類の購入情報、ユーザからの入力された情報等に基づいて更新しても良い。これによって、ユーザがオーダーシステム1を用いる飲食店を利用しない場合であっても、アルコール量に関する飲食履歴情報を更新することができる。
−飲酒アラーム表示−
さらに、本実施形態のオーダーシステム1では、サーバ装置10に記憶されるユーザの飲食履歴情報に基づいて、端末装置20の画面に、飲酒アラーム表示として、ユーザに対して酒類の飲過ぎに関する警告(アラーム)を行うことができる。
図11(B)に示すように、端末装置20の画面には、例えば1日あたりのユーザの摂取アルコール量に応じて、アルコールメータ95にて目盛りに飲酒レベル項目951を表示する。アルコールメータ95は、1日あたりの摂取アルコール量の増加に伴って、メーターの針952が増加する方向に動くようになっている。また、飲酒レベル項目951は、低い方から高い方に向けて、「爽快」、「ほろ酔い」、「酩酊」、「泥酔」といったように段階的に設定される。ユーザは、アルコールメータ95において針952が指す飲酒レベル項目951に応じて、摂取アルコール量の状況を把握できるようになっている。
さらに、本実施形態では、ユーザが予め設定した設定アルコール量をアルコールメータ95に表示するとともに、摂取アルコール量が設定アルコール量を超えた場合に、ユーザに対して通知(警告)を行うようにしている。
さらには、本実施形態のオーダーシステム1では、飲酒した際に、酔いが醒めるまでの目安となる時間である覚醒時間表示96を表示することができる。
覚醒時間表示96は、ユーザが摂取した1日あたりの摂取アルコール量に基づいて特定される。そして、覚醒時間表示96は、飲酒したユーザが摂取したアルコールを分解し、酔いが醒めるまでの推定時間961を表示する。この推定時間は、ユーザの摂取アルコール量の増加に伴って長くなる。
なお、覚醒時間表示96の推定時間の算出には、ユーザの体格やユーザの普段の飲酒量などユーザの個人情報を加味しても良い。
また、オーダーシステム1では、酔いが醒め推定時間が経過したタイミングで、ユーザにアラームなどを用いて通知するようにしても良い。
上述のとおり、本実施形態では、酒類による影響情報の一例として、飲酒履歴表示や、飲酒アラーム表示、さらには、摂取アルコール量に基づいて選択された酒類の一推メニュー71の表示、メニュー画面70におけるメッセージ表示78などを行うことで、ユーザが予め定められた摂取アルコール量を超えて飲酒することを抑制するようにしている。
なお、ユーザへの酒類による影響情報は、上述した摂取アルコール量に基づく例に限定されず、ユーザの体質と酒類の種類との関係に基づく情報でも良い。例えば、特定の種類の酒類を飲酒するとユーザが悪酔いする場合には、特定の種類の酒類を注文する際に、その情報をユーザに通知しても良い。また、例えば、異なる種類の酒類を飲酒することでユーザの気分が悪くなる場合には、酒類を注文する際に、警告を行ったりしても良い。
以上のとおり、本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザの適正な飲酒を手助けし、飲酒による各種の問題を軽減するようにしている。
また、本実施形態のオーダーシステム1では、ユーザが来訪する店舗が異なっても、端末装置20におけるメニューの配置や表記が基本的に同じ表示態様になるため、ユーザが希望する飲食物を探し易くなっている。なお、ユーザの好みに応じて、メニューの表示をユーザ毎にカスタマイズ可能にしても良い。
ここで、本実施形態のサーバ装置10、端末装置20および店舗端末装置30のハードウェア構成について説明する。
サーバ装置10、端末装置20および店舗端末装置30は、それぞれ、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)、主記憶手段であるメモリ、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)、ネットワークインターフェイス、ディスプレイ装置を含む表示機構、音声機構、および、キーボードやマウス等の入力デバイス等を備える。
そして、磁気ディスク装置には、OSのプログラムやアプリケーション・プログラムが格納されている。そして、これらのプログラムがメモリに読み込まれてCPUに実行されることにより、本実施形態のサーバ装置10、端末装置20および店舗端末装置30の各々における各機能部の機能が実現される。
さらに、本実施形態のオーダーシステム1における一連の動作をサーバ装置10、端末装置20および店舗端末装置30にてそれぞれ実現させるプログラムは、例えば通信手段により提供することはもちろん、各種の記録媒体に格納して提供しても良い。
なお、本実施形態のオーダーシステム1において行われる一連の機能を実現するための構成は、上述した例に限定されない。例えば、上述した実施形態においてサーバ装置10が実現する機能は、全てサーバ装置10によって実現される必要はなく、例えば端末装置20や店舗端末装置30が実現しても良い。例えば、サーバ装置10のユーザ情報管理部13の機能は、端末装置20が実現しても構わない。また、例えば、サーバ装置10の決済処理部16の機能は、店舗端末装置30が実現しても構わない。
1…オーダーシステム、10…サーバ装置、11…店舗メニュー管理部、12…ログイン認証部、13…ユーザ情報管理部、14…表示メニュー作成部、15…オーダー受付部、16…決済処理部、20…端末装置、30…店舗端末装置

Claims (11)

  1. ユーザが所持するユーザ端末と、
    飲食店に来訪したユーザの前記ユーザ端末からの接続要求を受け付ける受付手段と、
    前記接続要求を行った前記ユーザ端末に対して酒類を注文するために必要な必要情報を表示し、ユーザから酒類の注文を受ける注文手段と、
    前記注文手段が受けた酒類の注文情報を含むユーザの個人情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記個人情報に基づいて作成されるユーザへの酒類の影響に関する影響情報を、ユーザの前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
    を備えるオーダーシステム。
  2. 前記影響情報は、ユーザの予め定められたアルコール量を超えた飲酒を抑制する情報である請求項1に記載のオーダーシステム。
  3. 前記影響情報は、前記酒類の注文情報から特定されるユーザの摂取アルコール量の履歴である請求項2に記載のオーダーシステム。
  4. 前記影響情報は、前記予め定められたアルコール量と、前記酒類の注文情報から特定されるユーザの摂取アルコール量とに基づくユーザに対する通知である請求項2に記載のオーダーシステム。
  5. 前記影響情報は、前記酒類の注文情報から特定されるユーザの摂取アルコール量に応じて前記必要情報に表示される情報である請求項2に記載のオーダーシステム。
  6. 前記影響情報は、前記酒類の注文情報から特定されるユーザが注文した酒類の種類に関する情報である請求項1に記載のオーダーシステム。
  7. 前記影響情報は、飲酒したユーザの酔いが醒める時間に関する情報である請求項1に記載のオーダーシステム。
  8. 前記注文手段は、前記取得手段が取得した前記個人情報に基づいて前記必要情報を表示する請求項1に記載のオーダーシステム。
  9. 前記注文手段は、前記酒類の注文情報に基づくユーザの過去の酒類の注文順序の傾向に基づいて前記必要情報を表示する請求項8に記載のオーダーシステム。
  10. 飲食店に来訪したユーザが所持するユーザ端末からの接続要求を受け付ける受付手段と、
    前記接続要求を行った前記ユーザ端末に対して酒類を注文するために必要な必要情報を表示し、ユーザから酒類の注文を受ける注文手段と、
    前記注文手段が受けた酒類の注文情報を含むユーザの個人情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記個人情報に基づいて作成されるユーザへの酒類の影響に関する影響情報を、ユーザの前記ユーザ端末に送信する送信手段と、
    を備える情報処理装置。
  11. 情報処理装置に接続するユーザ端末として機能するコンピュータに、
    飲食店に来訪したユーザが所持する前記ユーザ端末から接続要求を行う機能と、
    前記飲食店に来訪したユーザが当該飲食店にて酒類を注文するために必要な必要情報を表示する機能と、
    ユーザから酒類の注文を受ける機能と、
    ユーザが行った酒類の注文情報を含むユーザの個人情報に基づいて作成されたユーザへの酒類の影響に関する影響情報を取得する機能と、
    を実現させるプログラム。
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