JP2006083834A - 筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置 - Google Patents

筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 炭化水素(HC)の増加を抑制しつつ、燃焼室内での燃料燃焼に伴い発生する微小粒子の排気ガス処理用フィルタのトラップ性能を向上させ、微小粒子の排出を抑制し得る筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置を提供する。
【解決手段】 燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置において、排気系にディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)を配設し、また、上記燃焼室への燃料の噴射に際し、燃料の微小粒子の粒径を制御する粒径制御手段を設ける。粒径制御手段は、エンジンの運転状態が炭化水素(HC)の排出が増加し得る所定の運転状態にあるとき、微小粒子の粒径が小さくなるように作動させられ、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態とは異なる状態にあるとき、エンジンから排出される微小粒子が、DPFでトラップ可能な粒径を有するように作動させられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、気筒の燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置に関する。
近年、エンジン等から排出される排気ガス中に含まれる粒子の中でも特に100nm以下の径を有する微小粒子(所謂ナノ粒子)の人体への影響が懸念されている。この微小粒子については、同じ重量でも粒子個数が多いため総表面積が大きいため、表面に存在する有害化学物質の影響がより顕著に現れることが知られている。将来的には、単位排気量当たりの微小粒子数を規制する大気環境基準が導入されることが予想され、これに対処するためにも、排気ガス中に含まれる微小粒子数を効果的に減少させる技術が求められる。
現在、排気ガス内の粒子は重量濃度に基づき規制されており、例えばディーゼルエンジンにおいては、排気ガスをディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFと表記)等の排気ガス処理装置に通過させ、排気ガス中に含まれる粒子を捕集(トラップ)することが行われる。また、一方、ガソリンエンジンにおいて、単位排気量当たりの粒子数を減らすには、基本的に、エンジンの燃焼室内での燃料の気化霧化時間をより長く確保して、燃料の燃焼効率を向上させることが望ましい。特に気筒の燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射式ガソリンエンジンにおいては、燃料の気化霧化時間が短く、部分的に過濃な混合気が生成されるため、不完全燃焼となり、微小粒子が多く排出されることから、高い燃焼効率の実現が求められる。これに対処し得る技術として、例えば特開平4−241753号公報には、燃焼室内温度に応じて、燃料噴射時期を変更する技術が、具体的には、燃料室内温度が低い場合に燃料噴射時期を進角させることで、混合気の形成及びエミッションを向上させ、また、スモークの発生を防止するものが開示されている。
また、別に、ガソリンエンジンにおいて単位排気量当たりの粒子数を減少させ得る手段としては、例えば特開2003−206732号公報に、燃焼室でのガソリンの燃焼に伴い発生する微小粒子を、排気通路中に設けた排気ガス処理用のフィルタを用いて除去するようにした技術が開示されている。
特開平4−241753号公報 特開2003−206732号公報
ところで、軽油を使用するディーゼルエンジンとガソリンエンジンとでは、粒子サイズが異なる。ディーゼルエンジンの場合、粒径は平均200〜500nmであるのに対し、ガソリンエンジンの場合、粒径はディーゼルエンジンよりも小さい100nm以下である。そして、通常、DPFは、ディーゼルエンジン用であるため、小さくてもせいぜい30nm以上の微小粒子しか確実にトラップすることはできない。したがって、粒径の小さい微小粒子が多く排出されるガソリンエンジンにおいてDPFを設けても、微小粒子を十分にトラップすることはできない。
そこで、本出願人は、ガソリンエンジンにおいてもDPFで微小粒子をトラップ可能となるよう粒径をコントロールすることを考えた。例えば燃圧を低下する若しくは吸気流動を弱くするなど、各種パラメータを調整することにより、燃焼室内への燃料噴射時における燃料の微細化を軽減して、燃料の粒径を大きくする等の粒径制御を行うことが考えられる。しかし、エンジン始動時など触媒装置の触媒が活性化していない状態や加速時など炭化水素(HC)の排出量が多い運転状態の下では、燃料の粒径が大きくなることで、燃焼室内での燃料の気化霧化効率が低下すれば、炭化水素が著しく増加するという問題が発生する。
そこで、この発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、炭化水素(HC)の増加を抑制しつつ、燃焼室内での燃料燃焼に伴い発生する微小粒子の排気ガス処理用フィルタのトラップ性能を向上させ、微小粒子の排出を抑制し得る筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
本願の請求項1に係る発明は、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置において、排気系にディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)が配設され、また、上記燃焼室への燃料の噴射に際し、燃料の粒径を制御する粒径制御手段が設けられており、上記粒径制御手段は、エンジンの運転状態が炭化水素(HC)の排出が増加し得る所定の運転状態にあるとき、燃焼室内での燃料の気化霧化を促進するように作動させられる一方、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態とは異なる状態にあるとき、エンジンから排出される微小粒子が、上記ディーゼルパティキュレートフィルタでトラップ可能な粒径を有するように作動させられることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記粒径制御手段は、燃料噴射弁から噴射される燃料の圧力を調整する手段であって、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態にあるときに、燃料の圧力を上昇させ、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態とは異なる状態にあるときには、燃料の圧力を低下させることを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、上記燃焼室内への燃料が高流量となる領域では、上記粒径制御手段による上記燃料の圧力の低下を制限することを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記粒径制御手段は、吸気流動を制御する吸気流動制御手段であって、エンジンの運転状態が所定の運転状態にあるときに、該吸気流動を増加させ、エンジンの運転状態が所定の運動状態とは異なる状態にあるときには、該吸気流動を減少させることを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、請求項1〜4に係る発明のいずれかにおいて、所定の運転状態は、触媒温度が所定温度以下である状態若しくは過渡状態のいずれかにおける運転状態であることを特徴としたものである。
本願の請求項1に係る発明によれば、ディーゼルエンジンに比べてエンジンから排出される微小粒子の粒径が小さい筒内噴射式ガソリンエンジンにおいて、エンジンの運転状態が炭化水素(HC)の排出が増加し得る所定の運転状態にあるとき、燃焼室内での燃料の気化霧化を促進して、HC排出量の増大を抑制しつつ、DPFでトラップ可能な粒径をもつ微小粒子を生成することができ、また、一方、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態とは異なる状態にあるとき、微小粒子をDPFでのトラップ効率を向上させることができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、燃圧の低下によって燃料の気化霧化効率を低下させ、排気ガス中に含まれる微小粒子を、DPFでトラップ可能な粒径をもつ粒子とすることができる。
更に、本願の請求項3に係る発明によれば、燃焼室内への燃料が高流量となる領域において、燃料の圧力の低下を制限することにより、噴射パルス幅が長くなり噴射パルス幅と燃料噴射量との間のリニア性が不良になることに起因する燃料の流量不足を抑制することができる。
また、更に、本願の請求項4に係る発明によれば、吸気系における燃料の流動を弱めることにより、燃料の気化霧化効率を低下させ、エンジンから排出される微小粒子を、DPFでトラップ可能な粒径をもつように大きくすることができる。
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、触媒が不活性である状態若しくは過渡状態におけるHC排出量の増大を抑制しつつ、排気ガス中に含まれる微小粒子を、DPFでトラップ可能な粒径をもつように大きくすることができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る筒内噴射式エンジン及び該エンジンに対して燃圧制御を行うシステム構成をあらわす図である。筒内噴射式エンジン1は、基本的に、ピストン13の吸気する行程時に燃料を燃焼室4内に噴射することで、燃焼室4内の混合気が均一である状態での燃焼(所謂均一燃焼)を行う多気筒エンジンである。
このエンジン1では、吸気弁2が開かれたときに、シリンダヘッド16内に構成される吸気ポート3を介して燃焼室4内に燃料燃焼用のエアが吸入され、かかる燃焼室4内のエア中に、所定のタイミングでインジェクタ5から燃料(ガソリン)が噴射され、混合気が形成される。気筒14毎に設けられた各インジェクタ5には、燃料供給系31内で燃料ポンプ(不図示)により燃料タンク(不図示)から汲み上げられ加圧された燃料が、共通の燃料分配通路30を介して送り込まれる。この燃料分配通路30には、各インジェクタ5に供給される燃料の圧力(燃圧)を検出する燃圧センサ30aが設けられている。また、燃料分配通路30には、燃料の流量を計測する燃料流量計(不図示)が設けられてもよい。
燃焼室4内で形成された混合気は、ピストン13により圧縮され、点火プラグ7及びそれに接続される点火回路8により所定のタイミングで点火されて燃焼する。点火プラグ7及び点火回路8は、エンジン本体に構成される気筒14毎に設けられ、それぞれ、所定の点火タイミングで点火を行い、混合気を燃焼させる。なお、点火プラグ7の点火タイミングは、自在にリタード(遅角)させる若しくはアドバンス(進角)させることができる。燃焼ガスすなわち排気ガスは、排気弁9が開かれたときに、シリンダヘッド16内に構成された排気ポート17を通じて排気マニホールド18へ排出される。
また、吸気弁2及び排気弁9には、それぞれ、可変動弁機構2a及び9aが取り付けられ、これら可変動弁機構2a及び9aにより吸気弁2及び排気弁9の開閉作動時期(バルブタイミング)が個々に変更されるようになっている。
排気ポート17に連通する排気マニホールド18には、排気中の酸素濃度に基づき空燃比を検出するリニアOセンサ21が設けられている。また、排気マニホールド18に接続する排気管19には、排気浄化用触媒としてCO,HC及びNOxを浄化する三元触媒を用いた触媒コンバータ20が介設され、触媒コンバータ20の下流側には、触媒の劣化状態を判定するために、出力が理論空燃比を境に反転するラムダOセンサ22が設けられている。更に、排気管19には、該排気管19内に通過する排気ガスの一部をEGR(exhaust gas recirculation)として吸気管32に戻す排気ガス再循環通路(以下、EGR通路と表記)23が設けられ、このEGR通路23に、EGRガス流量を制御するEGR弁29が介設されている。
他方、吸気ポート3に連通する吸気マニホールド24には、燃費向上を図り、燃料と空気の混合比を最適化すべく、吸気マニホールド24内のエア流動を制御する吸気流動制御弁(以下、TSCVと表記)25が設けられている。また、吸気マニホールド24に連通する吸気管32には、エアの流れを安定化させるサージタンク26と、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量に応じて開閉されてエアを絞るスロットル弁27と、吸気管32内に通過する吸入エアの流量を検出するエアフローセンサ28とが設けられている。スロットル弁27には、該スロットル弁27の開度、すなわちアクセルペダル(不図示)の踏み込み量を検出するアクセル開度センサ45が取り付けられている。なお、特に図示しないが、エアフローセンサ28の上流側には、通常、エア中のダスト等を除去するエアクリーナが設けられる。
この実施形態では、エンジン本体において、シリンダブロック10に配設されて、ウォータジャケット15内を還流する冷却水の温度を検出する水温センサ41,シリンダブロック10の下部側壁に配設されて、クランク軸11の基準位置からの回転角度を検出するクランク角センサ42が設けられている。クランク軸11の回転角度を検出することで、クランク軸11にロッド12を介して連結されたピストン13の気筒14内での位置が求まる。
また、エンジン本体に直接に配設されるセンサ以外に、エンジン1には、例えばエンジン1のエアクリーナ(不図示)に配設されて、吸気ポート3へ吸入される吸入エアの温度(吸気温度)を検出する吸気温センサ43,エンジン1の回転数を検出するエンジン回転数センサ44と、が設けられている。
なお、ここでは、エンジンに搭載されるセンサとして代表的なもの若しくは本発明に関連するもののみを挙げ、それ以外のセンサについてはその説明を省略する。
この実施形態では、排気管19において、触媒コンバータ20及びラムダOセンサ22の下流側に、ディーゼルパティキュレートフィルタ(以下、DPFという)47が設けられている。このDPF47の内部は、1mm角程度の断面を持った細いセル通路に区画され、通路の端面が交互に目封じされている。基本的には、セラミックス製の多孔質体からなり、セル通路間の壁の内部には、直径が数μ〜数十μmの気孔が3次元的に無数に連通して形成されている。このDPF47において、上流側が開口されたセル通路の入口から流入した排気ガスは、セル通路間の壁内部の気孔を通過し、下流側が開口された隣のセル通路から排出される。この際に、排気ガス中に含まれる微小粒子は気孔にトラップされ、壁に堆積する。このようなメカニズムにより、DPF47では、エンジン1から排出される微小粒子の約90%をトラップし低減することができる。
以上のような構成を備えたエンジン1に対して、該エンジン1を制御するエンジンコントロールユニット(以下、ECUと表記)40が設けられている。このECU40は、コンピュータからなる、エンジン1用の総合的な制御装置であって、各種センサから検出された情報、例えば、エアフローセンサ28によって検出される吸入エアの流量,水温センサ41によって検出されるエンジン水温,クランク角センサ42によって検出されるクランク軸11の回転角度,吸気温センサ43によって検出される吸気温度,エンジン回転数センサ44によって検出されるエンジン回転数,アクセル開度センサ45やアイドルスイッチ(アクセルペダル全閉時にONされるスイッチであるが、ここでは不図示)によって検出されるアクセル開度,燃料流量計によって検出されるインジェクタ5への燃料流量等の各種パラメータ情報に基づいて、インジェクタ5における燃料噴射タイミング制御や燃圧制御,点火プラグ7における点火時期制御,スロットル弁27におけるアイドル回転数制御,TSCV25における吸気マニホールド24内のエア流動制御などの各種制御を行う。このECU40は、その内部に、制御回路(不図示)を有しており、各種制御を行うに際して実行される補正,演算,判定等の処理は、その制御回路によって行われる。
この実施形態では、また、ECU40が、排気ガス中に含まれる微小粒子のサイズ分布が、例えば燃圧,吸気流動,燃焼温度等の各種パラメータに基づき変化するという特性を利用して、それら各種パラメータを制御し、DPF47により確実にトラップされ得る粒径をもつ微小粒子の割合が大きくなるように、微小粒子の粒径制御を行う。例えば、燃圧が高くなるほど、粒径の小さい微小粒子の割合が大きくなり、また、同様に、吸気流動が強くなる(すなわちTSCV25の開度が小さくなる)ほど、粒径の小さい微小粒子の割合が大きくなる。
図2Aには、異なる燃圧(燃圧5.5MPa,8.5MPa,11.5MPa)の下で得られた排気ガス中に含まれる微小粒子のサイズ分布をあらわす。燃圧5.5MPaの下では、粒子サイズ(粒径)30〜60nmの微小粒子の数が最も多くなり、粒径7〜30nm及び60〜104nmの微小粒子の数が同程度になる。また、燃圧8.5MPaの下では、粒径7〜30nmの微小粒子の数が最も多くなり、粒径30〜60nm及び60〜104nmの順に少なくなる。更に、燃圧11.5MPaの下では、燃圧8.5MPaの場合と同様に、粒径7〜30nmの微小粒子の数が最も多くなり、粒径30〜60nm及び60〜104nmの順に少なくなる。次に、粒径別に比較すると、粒径7〜30nmについては、燃圧が高くなるほど、微小粒子数が多くなり、また、粒径30〜60nm及び60〜104nmについては、燃圧が高くなるほど、微小粒子数が少なくなる。図2Aからは、燃圧が高くなるほど、粒径の小さい微小粒子の割合が大きくなり、燃圧が低くなるほど、粒径の大きい微小粒子の割合が大きくなることが明らかである。
また、図2Aには、異なる燃圧の下で得られたDPF通過前の微小粒子数及びDPF通過前の総微小粒子数を、それぞれ、「Total(DPF通過前)」及び「Total(DPF通過後)」としてあらわす。ここから分かるように、DPF通過前のトータルでは、燃圧5.5MPaの下で得られた微小粒子の数が最も多く、燃圧が高くなるほど、微小粒子数は少なくなる。ただし、ここでは、燃圧が低いほど粒径の大きい微小粒子の割合が大きく、その結果、排気ガスがDPF47を通過する際に、粒径の大きい微小粒子がDPF47でトラップされることから、燃圧5.5MPaの下で得られたDPF通過後の微小粒子の数が最も少なくなる。
このように、DPF47が配設された上で、燃圧を低下させ、粒径の大きい微小粒子の割合を大きくする粒径制御を行うことで、最終的な排気ガス中に含まれる微小粒子数を少なくすることができる。
他方、図2Bには、異なる吸気流動状態(TSCV25の開状態及び閉状態)の下で得られた微小粒子のサイズ分布をあらわす。なお、ここでの「開状態」とは、TSCV25の開度が大きく、吸気流動が強い状態をあらわし、また、「閉状態」とは、TSCV25の開度が開状態と比べて小さく、吸気流動が弱い状態をあらわし、TSCV25が完全に閉じた状態をあらわすものでない。
TSCV25が開状態にある場合には、粒径30〜60nmの微小粒子の数が最も多くなり、粒径7〜30nm,60〜104nmの順に、微小粒子の数が少なくなる。また、TSCV25が閉状態にある場合には、粒径7〜30nm及び30〜60nmの微小粒子の数が同程度になり、粒径60〜104nmの微小粒子の数がそれより少なくなる。次に、粒径別に比較すると、粒径7〜30nmについては、TSCV25が閉状態にある場合には、微小粒子数が多くなり、また、粒径30〜60nm及び60〜104nmについては、TSCV25が開状態にある場合には、微小粒子数が少なくなる。図2Bからは、TSCV25の開度が小さくなるほど、粒径の小さい微小粒子の割合が大きくなり、TSCV25の開度が大きくなるほど、粒径の大きい微小粒子の割合が大きくなることが明らかである。
また、図2Bには、異なる吸気流動状態の下で得られたDPF通過前の微小粒子数及びDPF通過前の総微小粒子数を、それぞれ、「Total(DPF通過前)」及び「Total(DPF通過後)」としてあらわす。ここから分かるように、DPF通過前のトータルでは、TSCV25が開状態にある場合に得られた微小粒子の数が多くなる。ただし、ここでは、TSCV25の開度が大きいほど粒径の大きい微小粒子の割合が大きく、その結果、排気ガスがDPF47を通過する際に、粒径の大きい微小粒子がDPF47でトラップされることから、TSCV25が開状態にある場合にDPF通過後の微小粒子の数が少なくなる。
このように、DPF47が配設された上で、TSCV25の開度を大きくし、粒径の大きい微小粒子の割合を大きくする粒径制御を行うことで、DPF47での微小粒子のトラップ効率を向上させ、最終的な排気ガス中に含まれる微小粒子数を少なくすることができる。
ところで、図1に示すシステム構成では、燃圧に関して、エンジン始動後に、触媒が活性化するまでの間の触媒コンバータ20における排気ガス処理性能を向上させるべく、燃圧を11.5MPaまで上昇させ、気化霧化を促進することが行われ、また、TSCV25に関しても、エンジン始動後に、同様の目的で、TSCV25の開度を小さくし、吸気流動を強くして、気化霧化を促進することが行われる。すなわち、エンジン始動後の排気ガス処理性能を向上させる上では、燃圧を上昇させる若しくは吸気流動を強くすることが求められ、他方、前述したようなDPF47でのトラップ効率を向上させる上では、燃圧を低下させる若しくは吸気流動を弱くすることが求められる。
このように、排気ガス処理性能の向上及びDPF47でのトラップ効率の向上を実現するための条件は相反するが、通常、エンジン始動直後には、燃焼温度やエンジン水温が低いため、気化霧化が十分に行われず、燃圧を上昇させてもあるいは吸気流動を強くしても、粒径は比較的大きくなるエンジン特性があり、かかるエンジン特性によれば、触媒コンバータ20における排気ガス処理性能が所定以上に及ばない場合にも、燃圧を上昇させあるいは吸気流動を強くして、気化霧化を促進し、触媒コンバータ20における排気ガス処理性能を確保しつつ、比較的大きな粒径をもつ微小粒子をDPF47にてトラップするようにして、DPF47での良好なトラップ効率を実現することができる。また、燃焼温度及び触媒温度が安定した領域では、前述した通り、燃圧を低下させる又は吸気流動を弱くすることで、DPF47でのトラップ効率を向上させる。以下、DPF47でのトラップ効率を向上させるために、ECU40により実行される制御処理について詳しく説明する。
図3は、DPF47での微小粒子のトラップ効率を向上させるための、燃圧制御を伴う制御処理についてのフローチャートである。この処理では、まず、各種センサから検出される各種パラメータ信号が読み込まれる(♯11)。具体的には、エアフローセンサ28によって検出される気筒2内に吸入されるエアの流量,エンジン回転数センサ44によって検出されるエンジン回転数,水温センサ41によって検出されるエンジン水温等が読み込まれる。次に、その時点でのエンジン回転数及びエンジン負荷による運転状態に基づき、図4に示すようなマップから、基本燃圧が設定される(♯12)。図4は、ECU40に予め設定されたマップであり、エンジン回転数及びエンジン負荷による運転状態が、互いに異なるベース燃圧2.5MPa,7MPa,11.5MPaがそれぞれ設定された運転領域A,B,Cに区画されてなるマップである。基本燃圧の設定に際しては、その時点でのエンジン回転数及びエンジン負荷による運転状態が、マップ上の運転領域A,B及びCのいずれに該当するかが判断され、それに応じた基本燃圧が設定される。
次に、触媒コンバータ20における触媒温度が低いか否か、すなわち触媒が活性化しているか否かが判断される(♯13)。ここでは、例えば触媒コンバータ20に設けられた温度センサ(不図示)により検出したり、経過時間から間接的に判断したりすることで、触媒温度が所定の温度(以下、安定温度という)より大きいか否かが判断される。♯13の結果、触媒温度が低いと判断された場合には、排気ガス処理性能を向上させ、HCの発生を抑制するために、燃圧が基本燃圧から所定圧大きく設定され(#14)、その後、燃圧に応じた燃料噴射パルス幅が算出される(♯17)。以上でメインルーチンへリターンされる。
また、一方、#13の結果、触媒温度が低くない、すなわち触媒温度が安定温度に達し触媒が活性化していると判断された場合には、引き続き、その時点でのエンジンの運転状態が過渡状態にあるか否かが判断される(#15)。例えば、スロットル弁27の開度の所定値以上の変化量が加速側又は減速側にあるかによって、過渡状態にあるか否かが判断される。その結果、過渡状態にあると判断された場合には、HCが増加する可能性があることから、♯17へ進み、燃圧の低下が実行されない。他方、過渡状態にないと判断された場合には、引き続き、エンジン回転数及びエンジン負荷による運転状態が、燃料が高流量となる運転領域Cに該当するか否かが判断される(♯16)。
#16の結果、運転状態が運転領域Cに該当すると判断された場合、♯17へ進む。ここでは、運転領域Cに該当する運転状態の下で燃圧の低下が実行されると、噴射パルス幅が長くなり、燃料噴射パルス幅と燃料噴射量との間のリニア性が不良になる高流量側に達して、燃料流量不足が生じる可能性があるため、燃圧の低下が防止される。他方、#16の結果、運転状態が運転領域Cに該当しないと判断された場合には、引き続き、基本燃圧が所定圧だけ低下させられる(#18)。
#18の後、燃圧に応じた燃料噴射パルス幅が算出される(♯19)。続いて、燃料噴射パルス幅がその上限から所定値αを引いた値(上限−α)よりも大きいか否かが判断される(#20)。その結果、燃料噴射パルス幅が(上限−α)以下であると判断された場合には、♯18へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。このように♯18〜20の繰返しにより、燃圧が低下し、噴射パルス幅が燃料噴射パルス幅と燃料噴射量との間のリニア性が確保される範囲の上限付近に設定されることとなる。
他方、♯18の結果、燃料噴射パルス幅が(上限−α)より大きいと判断された場合には、引き続き、燃料が上限よりも大きいか否かが判断される(#21)。その結果、燃料噴射パルス幅が上限以下であると判断された場合には、即時にメインルーチンへリターンされる。他方、燃料噴射パルス幅が上限よりも大きいと判断された場合には、噴射パルス幅が燃料噴射パルス幅と燃料噴射量との間のリニア性を確保するために、基本燃圧が所定圧だけ上昇させられ(#22)、上昇後の燃圧に応じた燃料噴射パルス幅が算出される(#23)。その後、♯21へ戻り、それ以降のステップが繰り返される。♯18〜20及び♯21〜23の繰返しにより、燃料噴射パルス幅が(上限−α)より大きく上限を超えない所定の範囲に収められる。
なお、燃圧の低下に際して、燃圧が過度に低下させられると、噴射パルス幅が長くなり、燃料噴射パルス幅と燃料噴射量との間のリニア性が不良になる高流量側に達して、燃料流量不足が生じる可能性があるが、燃圧が所定値以下になることを回避するために、図4に示すマップ上の各運転領域A,B及びCについて最小燃圧を設定し、燃圧をその最小燃圧まで低下させるようにしてもよい。図5は、図4に示すマップ上の各運転領域に対して最小燃圧が設定されたマップである。図4及び5から分かるように、運転領域Aについては、基本燃圧2.5MPaに対して最小燃圧0.5MPaが設定され、運転領域Bについては、基本燃圧7MPaに対して最小燃圧3MPaが設定され、また、運転領域Cについては、基本燃圧11.5MPaに対して最小燃圧6MPaが設定されている。
図6は、燃圧低下に際して過度の燃圧低下を回避するための、図5のマップを用いた制御処理についてのフローチャートである。この処理では、まず、各種センサから検出される各種パラメータ信号が読み込まれる(♯31)。具体的には、エアフローセンサ28によって検出される気筒2内に吸入されるエアの流量,エンジン回転数センサ44によって検出されるエンジン回転数,水温センサ41によって検出されるエンジン水温等が読み込まれる。次に、その時点でのエンジン回転数及びエンジン負荷による運転状態に基づき、図4に示すようなマップから、基本燃圧が設定される(♯32)。
次に、触媒温度が低いか否か、すなわち触媒が活性化しているか否かが判断される(♯33)。その結果、触媒温度が低いと判断された場合には、排気ガス処理性能を向上させ、HCの発生を抑制するために、燃圧が基本燃圧から所定圧大きく設定され(#34)、以上でメインルーチンへリターンされる。また、一方、#33の結果、触媒温度が低くない、すなわち触媒温度が安定温度に達し触媒が活性化していると判断された場合には、引き続き、その時点でのエンジンの運転状態が過渡状態にあるか否かが判断される(#35)。その結果、過渡状態にあると判断された場合には、HCが増加する可能性があることから、即時にメインルーチンへリターンされ、燃圧の低下が実行されない。他方、過渡状態にないと判断された場合には、引き続き、図5に示すようなマップに基づき、最小燃圧に設定される(♯36)。以上でメインルーチンへリターンされる。
図7は、DPF47での微小粒子のトラップ効率を向上させるための、吸気流動制御を伴う制御処理についてのフローチャートである。この処理では、まず、各種センサから検出される各種パラメータ信号が読み込まれる(♯41)。具体的には、エアフローセンサ28によって検出される気筒2内に吸入されるエアの流量,エンジン回転数センサ44によって検出されるエンジン回転数,水温センサ41によって検出されるエンジン水温等が読み込まれる。次に、触媒温度が低いか否かが判断される(♯42)。具体的な判断方法は、図3中の#13及び図5中の♯33と同様である。♯42の結果、触媒温度が低いと判断された場合には、排気ガス処理性能を向上させ、HCの発生を抑制するために、TSCV25が閉状態にされ、すなわち、TSCV25の開度が小さくされる。以上でメインルーチンへリターンされる。
また、一方、#42の結果、触媒温度が低くないと判断された場合には、引き続き、その時点でのエンジンの運転状態が過渡状態にあるか否かが判断される(#43)。具体的な判断方法は、図3中の#15及び図5中の♯35と同様である。#43の結果、過渡状態にあると判断された場合には、HCが増加する可能性があることから、♯44へ進み、TSCV25が閉状態にされ、他方、過渡状態にないと判断された場合には、TSCV25が開状態にされる(♯45)。以上でメインルーチンへリターンされる。
図8は、車速及びエンジン回転数の変動に伴い実行される前述した燃圧制御及び吸気流動制御に基づく燃圧及びTSCVの開閉状態のエンジン始動時からの推移をあらわす図である。車速及びエンジン回転数の変動に伴い、燃圧は図4に示すようなマップに基づき適宜変化させられ、他方、吸気流動は初期の所定期間を除いて強い状態に保たれる、すなわち、吸気流動制御弁25が閉状態に保持される。エンジン始動後、触媒温度及びエンジン水温は次第に上昇する。触媒温度が安定温度に達した後、従来の燃圧制御によれば、燃焼室4における燃料の気化霧化を促進させるべく、破線で示すように、噴射時における燃料の微粒化を図り、燃圧は上昇させられるが、これに対して、本実施形態に係る燃圧制御によれば、粒径の大きい微小粒子の割合が大きくなるサイズ分布を実現すべく、実線で示すように、燃圧が低下させられる。
また、触媒温度が安定温度に達した後、従来の吸気流動制御によれば、燃焼室4における燃料の気化霧化を促進させるべく、破線で示すように、噴射時における燃料の微粒化を図り、吸気流動制御弁25は閉状態に保たれるが、これに対して、本実施形態に係る吸気流動制御によれば、粒径の大きい微小粒子の割合が大きくなるサイズ分布を実現すべく、実線で示すように、吸気流動制御弁25は閉状態から開状態に切り替えられる。
以上説明したように、筒内噴射式ガソリンエンジン1を制御する上で、エンジン始動直後に、燃焼温度やエンジン水温が低いことから、気化霧化が十分に行われず、燃圧を上昇させてもあるいは吸気流動を強くしても、粒径は比較的大きくなるエンジン特性を用いることで、触媒が不活性である状態若しくは過渡状態にある場合には、燃圧を上昇させあるいは吸気流動を強くして、気化霧化を促進し、触媒機能を確保しつつ、比較的大きな粒径をもつ微小粒子をDPF47にてトラップするようにして、DPF47での良好なトラップ効率を実現することができる。また、燃焼温度及び触媒温度が安定した領域では、燃圧を低下させる又は吸気流動を弱くすることで、DPF47でのトラップ効率を向上させることができる。
更に、燃焼室4内への燃料が高流量となる領域において、燃料の圧力の低下を制限することにより、噴射パルス幅が長くなり噴射パルス幅と燃料噴射量との間のリニア性が不良になることに起因する燃料の流量不足を抑制することができる。
なお、本発明は、例示された実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本願発明に係る筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置は、自動車等の車両を含み、筒内噴射式ガソリンエンジンが搭載されるものであれば、いかなるものにも適用可能である。
本発明の実施形態に係る筒内噴射式エンジン及び該エンジンに対して燃料粒子サイズ制御を行うシステム構成をあらわす図である。 異なる燃圧の下で得られた排気ガス中に含まれる微小粒子のサイズ分布、及び、DPF通過前後における総微小粒子数の変化をあらわす説明図である。 異なる吸気流動状態の下で得られた排気ガス中に含まれる微小粒子のサイズ分布、及び、DPF通過前後における総微小粒子数の変化をあらわす説明図である。 DPFでのトラップ効率を向上させるための、燃圧制御を利用したエンジン制御処理についてのフローチャートである。 エンジン回転数及びエンジン負荷による運転状態が、それぞれ異なるベース燃圧が設定された運転領域に区画されてなるマップである。 図4に示す各運転領域に対して最小燃圧が設定されたマップである。 燃圧低下に際して過度の燃圧低下を回避するための、図5のマップを用いた制御処理についてのフローチャートである。 DPFでのトラップ効率を向上させるための、吸気流動制御を利用したエンジン制御処理についてのフローチャートである。 車速及びエンジン回転数の変動に伴い実行される燃圧制御及び吸気流動制御に基づいた燃圧及びTSCVの開閉状態のエンジン始動時からの推移をあらわす図である。
符号の説明
1…エンジン
2…吸気弁
3…吸気ポート
4…燃焼室
5…インジェクタ
7…点火プラグ
8…点火回路
9…排気弁
11…クランク軸
12…ロッド
13…ピストン
14…気筒
20…触媒コンバータ
24…吸気マニホールド
25…吸気流動制御弁
27…スロットル弁
28…エアフローセンサ
30…燃料分配通路
30a…燃圧センサ
31…燃料供給系
40…ECU
41…水温センサ
42…クランク角センサ
43…吸気温センサ
44…エンジン回転数センサ
45…アクセル開度センサ
47…ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)

Claims (5)

  1. 燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置において、
    排気系にディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)が配設され、また、上記燃焼室への燃料の噴射に際し、燃料の粒径を制御する粒径制御手段が設けられており、
    上記粒径制御手段は、エンジンの運転状態が炭化水素(HC)の排出が増加し得る所定の運転状態にあるとき、燃焼室内での燃料の気化霧化を促進するように作動させられる一方、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態とは異なる状態にあるとき、エンジンから排出される微小粒子が、上記ディーゼルパティキュレートフィルタでトラップ可能な粒径を有するように作動させられる、ことを特徴とする筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置。
  2. 上記粒径制御手段は、燃料噴射弁から噴射される燃料の圧力を調整する手段であって、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態にあるときに、燃料の圧力を上昇させ、エンジンの運転状態が上記所定の運転状態とは異なる状態にあるときには、燃料の圧力を低下させることを特徴とする請求項1記載の筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置。
  3. 上記燃焼室内への燃料が高流量となる領域では、上記粒径制御手段による上記燃料の圧力の低下を制限することを特徴とする請求項2記載の筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置。
  4. 上記粒径制御手段は、吸気流動を制御する吸気流動制御手段であって、エンジンの運転状態が所定の運転状態にあるときに、該吸気流動を増加させ、エンジンの運転状態が所定の運動状態とは異なる状態にあるときには、該吸気流動を減少させることを特徴とする請求項1記載の筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置。
  5. 所定の運転状態は、触媒温度が所定温度以下である状態若しくは過渡状態のいずれかにおける運転状態であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記載の筒内噴射式ガソリンエンジンの制御装置。
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