JP2006082573A - 船外機のニュートラルポジション検出装置 - Google Patents

船外機のニュートラルポジション検出装置 Download PDF

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秀昭 高田
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Abstract

【課題】ニュートラルスイッチの大型化を防止してその設置スペースを縮小するようにした船外機のニュートラルポジション検出装置を提供する。
【解決手段】エンジンが載置されるマウントケース(44)の上部に密閉空間(54)を設けると共に、前記密閉空間(54)に、シフトチェンジに伴って変位するシフト機構の一部たる第2のギヤ(86)と、前記第2のギヤ(86)の変位に応じて船外機のシフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するニュートラルスイッチ(24)とを配置する。
【選択図】図3

Description

この発明は、船外機のシフト機構がニュートラルポジションにあることを検出する船外機のニュートラルポジション検出装置に関する。
従来、船外機のエンジン始動時に船体が意図せず発進するのを防止するため、シフト機構がニュートラルポジションにあるときのみエンジン始動を可能とした技術が提案されている。
船外機のシフト機構がニュートラルポジションにあることを検出するには、船外機上部のエンジンカバー内に配置されたニュートラルスイッチを、シフト機構と連動して動作するアーム類でオン・オフさせるのが一般的であった(例えば特許文献1参照)。
特開2000−85688号公報(段落0034、0039、図1から図3など)
エンジンカバー内の密閉性は、スイッチ類を海水から保護する上で必ずしも十分とは言えない。そのため、エンジンカバー内にニュートラルスイッチを配置する場合、ニュートラルスイッチに耐海水性を与える必要があり、スイッチが大型化して設置スペースが拡大するという不具合があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、ニュートラルスイッチの大型化を防止してその設置スペースを縮小するようにした船外機のニュートラルポジション検出装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、船外機のシフト機構がニュートラルポジションにあることを検出する船外機のニュートラルポジション検出装置において、前記船外機のエンジンが載置されるマウントケースの上部に密閉空間を設けると共に、前記密閉空間に、シフトチェンジに伴って変位する前記シフト機構の一部と、前記シフト機構の一部の変位に応じて前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するニュートラルスイッチとを配置するように構成した。
また、請求項2にあっては、前記ニュートラルスイッチが、前記密閉空間に露出させられたコンタクト端子を備えると共に、前記コンタクト端子に前記シフト機構の一部が当接されたときに前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するように構成した。
請求項1に係る船外機のニュートラルポジション検出装置にあっては、エンジンが載置されるマウントケースの上部に密閉空間を設けると共に、前記密閉空間に、シフトチェンジに伴って変位するシフト機構の一部と、前記シフト機構の一部の変位に応じて前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するニュートラルスイッチとを配置するように構成したので、ニュートラルスイッチに耐海水性を与える必要がなく、よってニュートラルスイッチの大型化を防止してその設置スペースを縮小することができる。
また、請求項2に係る船外機のニュートラルポジション検出装置にあっては、ニュートラルスイッチが、密閉空間に露出させられたコンタクト端子を備えると共に、前記コンタクト端子にシフト機構の一部が当接されたときに前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するように構成した、換言すれば、ニュートラルスイッチが、シフト機構の一部が当接する(触れる)ことによって信号を出力するタッチスイッチであるように構成したことから、信号を出力するまでのストロークにバラツキが生じやすい押圧式のスイッチなどに比べ、ニュートラルポジションの検出精度を向上させることができる。また、アーム類を介さず、シフト機構の一部が直接コンタクト端子に当接することによって信号が出力されることから、ニュートラルポジションの検出精度をより効果的に向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る船外機のニュートラルポジション検出装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る船外機のニュートラルポジション検出装置の構成を示す概略図である。
図1において、符号10は船外機を示す。船外機10は、図示の如く、船体12の後尾に装着される。
船外機10の上部には、エンジン14が搭載される。エンジン14は火花点火式のガソリンエンジンである。エンジン14は水面上に位置し、エンジンカバー16で覆われる。一方、船外機10の下部にはプロペラ18が配置される。プロペラ18は水中に位置すると共に、エンジン14の出力が伝達されて回転し、推力を発生して船体12を前進あるいは後進させる。
エンジンカバー16の内部においてエンジン14の付近には、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(以下「ECU」という)20が配置される。また、エンジン14のクランクシャフト(図示せず)には、フライホイール(図示せず)を介してスタータモータ22が取り付けられる。スタータモータ22は、ECU20に接続される。
また、エンジン14の下部には、ニュートラルスイッチ24が配置される。ニュートラルスイッチ24は、後述するシフト機構の一部の変位に応じ、シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力する。ニュートラルスイッチ24の出力は、ECU20に入力される。
また、ECU20には、船体12の操縦席(図示せず)の付近に配置されたイグニッションスイッチ26が接続される。イグニッションスイッチ26は、オフ(OFF)、オン(ON)およびスタート(START)の各ポジションを有し、操縦者によってそれらが選択自在とされる。
操縦者によってイグニッションスイッチ26のオフポジションが選択されると、ECU20を含めた補機類(図示せず)への電力供給が断たれる。一方、オンポジションが選択されると、ECU20を含めた補機類に電力が供給されてそれらの動作が開始する。そして、さらにスタートポジションが選択されると、ECU20はニュートラルスイッチ24からの入力に基づいてシフト機構がニュートラルポジションにあることを検出し、スタータモータ22を駆動してエンジン14を始動させる。尚、シフト機構がニュートラルポジションにあることが検出されないときは、船体12の意図しない発進を防止するため、スタータモータ22は駆動されない。
次いで、図2以降を参照し、船外機10の構造について詳説する。図2は、船外機10を側面視で表す部分断面図である。
図2に示すように、船外機10はスターンブラケット30を備える。スターンブラケット30は、船体12の後尾のトランサム12aに固定される。また、スターンブラケット30には、チルティングシャフト32を介してスイベルケース34が接続される。
スイベルケース34には、スイベルシャフト36が鉛直軸回りに回動自在に収容される。スイベルシャフト36は、その上端がマウントフレーム40に固定される一方、下端がロアマウントセンターハウジング42に固定される。マウントフレーム40とロアマウントセンターハウジング42は、船外機10の本体を構成するフレームに固定される。これにより、船外機10は、スイベルシャフト36を回転軸として左右に(鉛直軸回りに)操舵自在とされる。
エンジン14を覆うエンジンカバー16の下方には、マウントケース44が取り付けられる。エンジン14は、このマウントケース44の上部に載置される。
エンジン14の吸気管48には、スロットルボディ50が接続される。スロットルボディ50は、その内部にスロットルバルブ52を備える。スロットルバルブ52は、図示しないプッシュ・プルケーブルを介して船体12に設けられたスロットルレバー(図示せず)に接続される。即ち、スロットルレバーが操縦者によって操作されることによってスロットルバルブ52が開閉し、エンジン14の回転数が調整される。
また、マウントケース44の上部(具体的には、マウントケース44の底面とエンジン14の底面の間)には、密閉空間54が設けられる。密閉空間54には、前記したニュートラルスイッチ24が配置される。
一方、マウントケース44の下方には、エクステンションケース56が取り付けられる。エクステンションケース56の下方には、さらにギヤケース58が取り付けられる。
エクステンションケース56とギヤケース58の内部には、鉛直方向と平行に配置されたドライブシャフト(バーチカルシャフト)60が回転自在に支持される。ドライブシャフト60は、その上端にエンジン14のクランクシャフトが接続される一方、下端にはピニオンギヤ62が設けられる。
また、ギヤケース58の内部には、水平方向と平行に配置されたプロペラシャフト64が回転自在に支持される。プロペラシャフト64の一端はギヤケース58の内部から船外機後方の外部へと突出し、そこに前記したプロペラ18がボス部66を介して取り付けられる。
ギヤケース58の内部においてプロペラシャフト64の外周には、前進ベベルギヤ70と後進ベベルギヤ72が回転自在に支持される。前進ベベルギヤ70と後進ベベルギヤ72は、上記したピニオンギヤ62と噛合され、相反する方向に回転させられる。また、前進ベベルギヤ70と後進ベベルギヤ72の間には、プロペラシャフト64と一体に回転するクラッチ74が配置される。
さらに、ギヤケース58の内部には、鉛直方向と平行に配置されたシフトロッド76が回転自在に支持される。前記したクラッチ74は、シフトスライダ78を介し、シフトロッド76の底面に設けられたロッドピン76aに接続される。
ロッドピン76aは、シフトロッド76の底面において、シフトロッド76の回転中心から所定距離だけ偏心した位置に形成される。従って、シフトロッド76を回転させることにより、ロッドピン76aは、前記した所定距離(偏芯量)を半径とする円弧状の移動軌跡を描きながら変位する。
このロッドピン76aの変位は、シフトスライダ78を介し、船外機10の前後方向(即ち、プロペラシャフト64の軸方向)と平行な変位としてクラッチ74に伝達される。これにより、クラッチ74は、前進ベベルギヤ70および後進ベベルギヤ72のいずれかに係合する位置、あるいはそれらのいずれとも係合しない位置にスライドさせられる。
クラッチ74が前進ベベルギヤ70に係合させられると、ドライブシャフト60の回転がピニオンギヤ62と前進ベベルギヤ70を介してプロペラシャフト64に伝達され、プロペラ18が回転して船体12を前進させる方向の推力を生じる。これにより、フォワードポジションが確立される。
一方、クラッチ74が後進ベベルギヤ72に係合させられると、ドライブシャフト60の回転がピニオンギヤ62と後進ベベルギヤ72を介してプロペラシャフト64に伝達され、プロペラ18が前進時とは逆方向に回転して船体12を後進させる方向の推力を生じる。これにより、リバースポジションが確立される。また、クラッチ74が前進ベベルギヤ70および後進ベベルギヤ72のいずれとも係合させられなければ、ドライブシャフト60の回転はプロペラシャフト64に伝達されない。これにより、ニュートラルポジションが確立される。
また、シフトロッド76は、ギヤケース58とスイベルケース34(より具体的には、そこに収容されたスイベルシャフト36の内部空間)を貫通し、その上端は前記した密閉空間54に収容される。
図3は、図2に示す密閉空間54の付近を側面視で表す拡大断面図である。
図3において、密閉空間54を形成する壁部を斜線で示す。図示の如く、密閉空間54には、シフトロッド76の上端付近が回転自在に支持される。また、密閉空間54には、シフトロッド76と平行に配置されたシャフト80が回転自在に支持される。
シャフト80は、具体的には、その下部が密閉空間54に収容される一方、その上部は密閉空間54から上方へと突出し、エンジンカバー16の内部に収容される。シャフト80の上端付近(即ち、密閉空間54から突出し、エンジンカバー16の内部に収容された部位)には、プレート82が取り付けられる。プレート82は、図示しないプッシュ・プルケーブルを介して船体12に設けられたシフトレバー(図示せず)に接続される。シフトレバーが操縦者によって操作されると、プレート82がシャフト80の軸回りに回動し、よってシャフト80が回転させられる。
図4は、密閉空間54の付近を平面視で表す部分断面図である。
図3および図4に示すように、密閉空間54には、噛合された2個の扇型のギヤ84,86が配置される。以下、符号84で示すギヤを「第1のギヤ」と呼び、符合86で示すギヤを「第2のギヤ」と呼ぶ。
第1のギヤ84は、シフトロッド76の上端付近に取り付けられる。一方、第2のギヤ86は、シャフト80の下端付近に取り付けられる。これにより、シフトレバーが操作されることによって発生したシャフト80の回転は、第2のギヤ86と第1のギヤ84を介してシフトロッド76に伝達される。即ち、シフトレバーを操作することによってシフトロッド76が回転させられ、前記したフォワード、ニュートラルおよびリバースの各ポジションの間でシフトチェンジが行われる。
このように、船外機10のシフト機構は、前進ベベルギヤ70、後進ベベルギヤ72、クラッチ74、シフトロッド76、シフトスライダ78、シャフト80、プレート82、第1のギヤ84および第2のギヤ86とから構成される。そして、それらの一部、具体的には、シフトロッド76の上端付近と、シャフト80の下部と、第1のギヤ84と、第2のギヤ86とが、マウントケース44の上部に形成された密閉空間54に配置される。
また、密閉空間54において第2のギヤ86の下方には、前記したニュートラルスイッチ24が配置される。
図5は、図4のV−V線拡大断面図である。
ニュートラルスイッチ24は、図5に示すように、端子24aと、コンタクトプレート24bと、コンタクト端子24cとを備え、いずれも導電性の良好な金属材から形成される。端子24aは、信号線(図3に符号24Lで示す)を介してECU20に接続される。
コンタクトプレート24bは、断面視U字状を呈し、その底面が端子24aに取り付けられる。コンタクト端子24cは、コンタクトプレート24bの内部に収容され、その内面に摺動自在に接触させられる。即ち、端子24aとコンタクトプレート24bとコンタクト端子24cとは、通電自在に接続される。これにより、ニュートラルスイッチ24は、コンタクト端子24cがアースに接続されることによってオン信号を出力するタッチスイッチとして機能する。
端子24a、コンタクトプレート24bおよびコンタクト端子24cは、端子24aの一端とコンタクト端子24cの一端を除き、樹脂製の端子ベース24dとシャフトホルダ24eによってその周囲を覆われる。端子ベース24dとシャフトホルダ24eの周囲は、金属製のケース24fによって覆われる。ケース24fは、その外周にネジ部を備え、マウントケース44の底面(密閉空間54を形成する壁部)に螺合される。これにより、ニュートラルスイッチ24が密閉空間54に固定される。
図示の如く、コンタクト端子24cは、第2のギヤ86の底面に対峙するように密閉空間54に露出させられる。尚、コンタクト端子24cがコンタクトプレート24bの内面に摺動自在に接触させられるのは前述の通りであるが、その摺動方向は、具体的には、第2のギヤ86の底面と直交する方向である。即ち、コンタクト端子24cは、第2のギヤ86の底面に近接する方向と離間する方向に移動自在とされる。尚、コンタクト端子24cは、ニュートラルスイッチ24の内部に設けられたバネ24gにより、第2のギヤ86の底面に近接する方向に付勢される。
図3から図5に示すように、第2のギヤ86の底面には、コンタクト端子24cに当接される凸部90が設けられる。第2のギヤ86は、上記したようにシフト機構の一部であり、シフトチェンジに伴って変位(回動)するが、凸部90は、フォワード、リバースおよびニュートラルの各ポジションのうち、ニュートラルポジションが選択されているときにのみコンタクト端子24cに当接されるようにその形状と位置が決定される。尚、上述の如く、コンタクト端子24cは摺動自在とされると共に、バネ24gによって第2のギヤ86の底面、換言すれば、凸部90に近接する方向に付勢されることから、ニュートラルポジションが選択されている間、凸部90とコンタクト端子24cを確実に当接させることができる。
ここで、第2のギヤ86は、凸部90も含めて導電性を有する金属材から形成される。また、第2のギヤ86が取り付けられるシャフト80や、シャフト80を支持するマウントケース44(密閉空間54の壁部)も、導電性を有する金属材から形成される。即ち、コンタクト端子24cに凸部90が当接する(触れる)ことは、コンタクト端子24cがアースに接続されたことに相当する。
従って、シフト機構の一部たる第2のギヤ86に設けられた凸部90がコンタクト端子24cに当接されると、ニュートラルスイッチ24は、シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号(オン信号)を出力する。ECU20は、その信号を入力することによってシフト機構がニュートラルポジションにあることを検出し、スタータモータ22の駆動、即ち、エンジン14の始動を許可する。
このように、この発明の第1実施例に係る船外機のニュートラルポジション検出装置にあっては、エンジン14が載置されるマウントケース44の上部に密閉空間54を設けると共に、前記密閉空間54に、シフトチェンジに伴って変位するシフト機構の一部たる第2のギヤ86と、前記第2のギヤ86の変位に応じて前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するニュートラルスイッチ24とを配置するようにしたので、ニュートラルスイッチ24に耐海水性を与える必要がなく、よってニュートラルスイッチ24の大型化を防止してその設置スペースを縮小することができる。
また、ニュートラルスイッチ24が、密閉空間54に露出させられたコンタクト端子24cを備えると共に、前記コンタクト端子24cにシフト機構の一部たる第2のギヤ86に設けられた凸部90が当接されたとき、前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するようにした、換言すれば、ニュートラルスイッチ24が、シフト機構の一部が当接する(触れる)ことによって信号を出力するタッチスイッチであるようにしたことから、信号を出力するまでのストロークにバラツキが生じやすい押圧式のスイッチなどに比べ、ニュートラルポジションの検出精度を向上することができる。さらに、アーム類を介さず、シフト機構の一部が直接コンタクト端子24cに当接することによって信号が出力されることから、ニュートラルポジションの検出精度をより効果的に向上させることができる。
以上の如く、この発明の第1実施例にあっては、船外機(10)のシフト機構がニュートラルポジションにあることを検出する船外機のニュートラルポジション検出装置において、前記船外機(10)のエンジン(14)が載置されるマウントケース(44)の上部に密閉空間(54)を設けると共に、前記密閉空間(54)に、シフトチェンジに伴って変位する前記シフト機構の一部(具体的には第2のギヤ86)と、前記シフト機構の一部(86)の変位に応じて前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するニュートラルスイッチ(24)とを配置するように構成した。
また、前記ニュートラルスイッチ(24)が、前記密閉空間(54)に露出させられたコンタクト端子(24c)を備えると共に、前記コンタクト端子(24c)に前記シフト機構の一部(具体的には、第2のギヤ86に設けられた凸部90)が当接されたときに前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するように構成した。
尚、上記において、第2のギヤ86に設けられた凸部90がニュートラルスイッチ24のコンタクト端子24cに当接されるようにしたが、第1のギヤ84に凸部90と同様な凸部を設け、それがコンタクト端子24cに当接されるようにニュートラルスイッチ24の配置位置を決定しても良い。さらに、シフトロッド76やシャフト80に凸部を設け、かかる凸部がコンタクト端子24cに当接されるようにニュートラルスイッチ24の配置位置を決定しても良い。
この発明の第1実施例に係る船外機のニュートラルポジション検出装置の構成を示す概略図である。 図1に示す船外機を側面視で表す部分断面図である。 図2に示す密閉空間の付近を側面視で表す拡大断面図である。 図2に示す密閉空間の付近を平面視で表す部分断面図である。 図4のV−V線拡大断面図である。
符号の説明
10 船外機
14 エンジン
24 ニュートラルスイッチ
24c コンタクト端子
44 マウントケース
54 密閉空間
86 第2のギヤ86(シフト機構の一部)
90 第2のギヤに設けられた凸部(シフト機構の一部)

Claims (2)

  1. 船外機のシフト機構がニュートラルポジションにあることを検出する船外機のニュートラルポジション検出装置において、前記船外機のエンジンが載置されるマウントケースの上部に密閉空間を設けると共に、前記密閉空間に、シフトチェンジに伴って変位する前記シフト機構の一部と、前記シフト機構の一部の変位に応じて前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力するニュートラルスイッチとを配置したことを特徴とする船外機のニュートラルポジション検出装置。
  2. 前記ニュートラルスイッチが、前記密閉空間に露出させられたコンタクト端子を備えると共に、前記コンタクト端子に前記シフト機構の一部が当接されたときに前記シフト機構がニュートラルポジションにあることを示す信号を出力することを特徴とする請求項1記載の船外機のニュートラルポジション検出装置。
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