JP2006076938A - 粉末化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 化粧料中に配合された水溶性薬剤の薬剤安定性に優れ、かつざらつきや粉っぽさがなく、使用性に優れた粉末化粧料を提供する。
【解決手段】 (1)無機粉末の表面をシリコーン化合物、テトラアルキルアンモニウム塩などで表面処理を行った疎水化処理粉末を20〜95質量%と、(2)オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末、メチルシロキサン網状重合体球状粉末、これらを母粉末とする複合球状粉末のような平均粒子径0.5〜30μmのシリコーン系球状粉末を1.0〜30質量%と、(3)ハイドロキノン配糖体またはその誘導体、トラネキサム酸またはその誘導体、アルコキシサリチル酸またはその塩などの水溶性薬剤を0.01〜20質量%を配合する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、粉末化粧料に関し、さらに詳しくは、美白剤や抗炎症剤などの水溶性薬剤を安定に配合した粉末化粧料に関する。
従来より、化粧料中にはそれぞれ目的とする効果を期待して美白剤、紫外線吸収剤、抗炎症剤、ビタミン、ホルモン、抗ヒスタミン剤、皮脂抑制剤、制汗剤等が配合されることがある。また、化粧料には、化粧水、乳液、クリーム、粉末化粧料等、種々の剤型が用いられ、このうち粉末化粧料としては、例えばファンデーション、白粉 、ボディパウダー、美白パウダー、エモリエントパウダー、フレグランスパウダーなどがある。
このような化粧料における薬剤および剤型の組み合わせにおいて、水溶性薬剤を粉末化粧料に配合した従来技術としては、例えばハイドロキノン配糖体などの美白剤をファンデーション等に配合した例として特許文献1〜3が挙げられる。
特開昭61−207309号公報 特開2000−204019号公報 特開2000−169339号公報
しかしながら、かかる場合、粉末化粧料基剤中の多配合を占める無機粉末と、美白剤などの水溶性薬剤成分とが接触し、薬剤が分解される結果、安定性が悪くなるという問題点があった。
また、水溶性薬剤を実質的に水を含まない粉末基剤中に配合する場合は、水溶性薬剤を粉末状態で配合するが、この水溶性薬剤は通常の粉末とは異なり粒子径が大きかったりするなどの点から使用時にざらつき等の悪影響を与えるということがあり、使用性の観点からも改善が望まれていた。
本発明はこのような従来の問題点を解決するためになされたもので、水溶性薬剤を配合した粉末化粧料であって、薬剤安定性および使用性に優れた粉末化粧料を提供することを目的とする。
本発明は、次の成分(1)、(2)および(3)を含有することを特徴とする粉末化粧料である。
(1)疎水化処理粉末 20〜95質量%
(2)平均粒子径0.5〜30μmのシリコーン系球状粉末 1〜30質量%
(3)水溶性薬剤 0.01〜20質量%
ここで、前記疎水化処理粉末(1)は、無機粉末の表面をシリコーン化合物、テトラアルキルアンモニウム塩のいずれかから選ばれる1種あるいは2種以上で表面処理を行った疎水化処理粉末であることが好ましい。
このうち特に疎水化処理粉末(1)が、Si−H基を分子内に有するシリコーン化合物で無機粉末の表面を処理し、次いで残存Si−H基に直鎖状あるいは分岐状のアルキル基を導入した疎水化処理粉末であるか、あるいは、下記一般式(1)で示されるテトラアルキルアンモニウム塩で表面処理された無機粉末であることが好ましい。
Figure 2006076938
(式中、Xは塩素原子または臭素原子であり、R1〜R4のいずれか1つ以上が炭素原子10〜22個の直鎖アルキル基であって、その残りが炭素原子1〜10個の直鎖アルキル基である。)
前記シリコーン系球状粉末(2)は、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末、メチルシロキサン網状重合体球状粉末、またはこれらを母粉末とする複合球状粉末からなる群から選ばれる1種あるいは2種以上であることが好ましい。
前記水溶性薬剤(3)は、ハイドロキノン配糖体およびその誘導体、トラネキサム酸およびその誘導体、アルコキシサリチル酸およびその塩からなる群から選ばれる1種あるいは2種以上であることが好ましい。
本発明において、粉末化粧料とは、特に、粉末部を主体にした含有成分の構成をとる化粧料である。具体的には、本発明において、粉末化粧料は、粉末部が全量中、60質量%以上を占める化粧料のことを意味するものとする。よって、本粉末化粧料の製品形態は、この条件を満足する限りにおいて、あらゆる形態の化粧料であることが可能である。
本発明の粉末化粧料は、化粧料中に配合された水溶性薬剤の薬剤安定性に優れ、かつざらつきや粉っぽさがなく、使用性に優れたものである。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(1)疎水化処理粉末
本発明で用いられる(1)疎水化処理粉末は、無機粉末、有機粉末、金属顔料等、任意の粉末を疎水化処理した粉末である。さらに詳しくは、タルク、マイカ、カオリン、炭酸カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、オキシ塩化ビスマス、水酸化クロム、雲母チタン、酸化アルミニウム、コバルト、紺青、カーボンブラック、ケイ酸マグネシウム等に対し疎水化処理を行った粉末である。
疎水化処理の種類としては、化粧料用途に用いられる疎水化処理粉末を調製する常法を用いることが可能であり、例えば、高級脂肪酸、界面活性剤(アニオン性、カチオン性、ノニオン性のいずれの界面活性剤をも含む)、金属石鹸、油脂、ロウ、シリコーン、フッ素化合物、炭化水素、デキストリン脂肪酸エステル等の物質の1種または2種以上による、粉末粒子表面の処理を常法に従い行うことで、所望の疎水化処理粉末を調製することができる。
また、これらの疎水化処理方法のなかでも、シリコーン処理、テトラアルキルアンモニウム塩処理、フッ素化合物処理および金属石鹸処理から選ばれる1種または2種以上の処理方法を選択することが好適であり、中でも、テトラアルキルアンモニウム塩処理(特公平4−45483)、シリコーン処理が極めて好適である。テトラアルキルアンモニウム塩処理(特公平4−45483)あるいはシリコーン処理を行った疎水化処理粉末を用いることで、水溶性薬剤の分解がより抑えられ、優れた安定性改善効果を奏することができる。
ここで、テトラアルキルアンモニウム塩処理は、下記一般式(1)で示されるテトラアルキルアンモニウム塩で表面処理したものである。
Figure 2006076938
(式中、Xは塩素原子または臭素原子であり、R1〜R4のいずれか1つ以上が炭素原子10〜22個の直鎖アルキル基であって、その残りが炭素原子1〜10個の直鎖アルキル基である。)
このうち特に好ましいテトラアルキルアンモニウム塩は、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルジステアリルアンモニウムクロライド、ジメチルジミリスチルアンモニウムクロライドおよびジメチルジパルミチルアンモニウムクロライドである。
シリコーン処理方法としては、粉末粒子表面に対して、Si−H基を分子内に有するシリコーン処理を行い、かつ、当該処理表面に残存するSi−H基に対して、アルキル基の導入処理を行う方法が挙げられる。この疎水化処理を行った表面処理粉末は、化粧料の配合粉末として公知の粉末であり、その製造方法は限定されない。例えば、特開昭63−113081号公報、特開平11−343424号公報等に開示された方法に従うと、まず、Si−H基を有するシリコーンを、粉末粒子に接触させて、第1層のシリコーン被覆を行い、続いて、シリコーン被覆された粉末粒子表面のSi−H基に、ヒドロシリル化反応等により、第2層の直鎖状または分岐状のアルキル基を導入して、所望の疎水化処理粉末を製造することができる。
Si−H基を有するシリコーン化合物としては、Si−H基を有するシリコーン系のものであればどのような化合物でも用いることができる。例えば、シリコーン油、シリコーンレジン、シリコーンワックス等が挙げられる。導入するアルキル基としては、好ましくは炭素原子数1〜30、特に好ましくは炭素原子数8〜18のアルキル基のものがよい。
本発明において最も好ましい疎水化処理粉末は、Si−H基を分子内に有するシリコーン化合物で無機粉末の表面を処理し、次いで残存Si−H基に直鎖状あるいは分岐状のアルキル基を導入した疎水化処理粉末である。
本発明に係る粉末化粧料に配合される疎水化処理粉末の総量は、薬剤安定性と使用性の点から、20〜95質量%、特に30〜95質量%が好ましい。
(2)平均粒子径0.5〜30μmのシリコーン系球状粉末
本発明においては、シリコーン系球状粉末を用いることで、水溶性薬剤を粉末化粧料の基剤中に配合したときのざらつきなどの使用性の欠点を改善することができる。本発明で用いられるシリコーン系球状粉末としては、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末、メチルシロキサン網状重合体球状粉末、またはこれらを母粉末とする複合球状粉末からなる群から選ばれる1種あるいは2種以上が挙げられる。
市販品としては、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末として、例えばトレフィルE−505C、トレフィルE−506C、トレフィルE−506S(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)などが挙げられ、メチルシロキサン網状重合体球状粉末として、例えばトスパール145A(東芝シリコーン株式会社)などが挙げられ、これらを母粉末とする複合球状粉末として、例えばシリコーンパウダーKSP100(信越化学工業株式会社)などが挙げられる。
シリコーン系球状粉末以外の球状粉末を用いても、使用性は改善されない。
本発明のシリコーン系球状粉末の平均粒子径は0.5〜30μmであり、特に1〜20μmであることが使用性の点から好ましい。
本発明に係る粉末化粧料に配合されるシリコーン系球状粉末の総量は、1〜30質量%、特に1〜20質量%が好ましい。1質量%未満では、使用性の改善に不十分であり、30質量%を超えると、フィット感の低減や肌の上滑り感の発生など使用感触の悪化がおこることがある。
(3)水溶性薬剤
本発明で用いられる水溶性薬剤としては、ハイドロキノン配糖体およびその誘導体、トラネキサム酸およびその誘導体、アルコキシサリチル酸およびその塩、L−アスコルビン酸およびその誘導体ならびにその塩、グリチルリチン酸およびその塩などが挙げられる。このうち特に、ハイドロキノン配糖体およびその誘導体、トラネキサム酸およびその誘導体、アルコキシサリチル酸およびその塩が好ましい。
本発明に係る粉末化粧料に配合される水溶性薬剤の総量は、0.01〜20質量%、特に0.01〜10質量%が好ましい。
本発明においては、上記必須成分以外に、必要に応じて、水、非疎水性粉末、油分、界面活性剤、低級アルコール、多価アルコール、保湿剤、防腐剤、高分子(被膜剤を含む)、酸化防止剤、紫外線防御剤、香料、その他の各種薬剤等を本発明の所期の効果を損なわない質的、量的範囲で含有させることが可能である。
上記の任意成分のうち、非疎水性粉末としては、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、黒雲母、金雲母、合成雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー等の無機粉末;ポリアミド樹脂粉末、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレン−アクリル酸共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色系顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、カーボン、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等の金属粉末顔料;等が挙げられる。
本発明の粉末化粧料は、各製品形態についての常法に従い、製造することができる。
またその製品形態としては、上述した必須の要件を満足する限り、粉末化粧料の範疇のあらゆる製品形態をとることが可能である。具体的には、本発明の粉末化粧料は、例えば、化粧下地、ファンデーション、白粉、ボディパウダー、美白パウダー、エモリエントパウダー、フレグランスパウダー、頬紅、口紅、マスカラ、アイシャドー、アイライナー等の形態を採り得る。
以下、本発明の好適な実施例を説明する。なお、本発明はこれらに限定されるものではない。また、配合量は他に指定がない限り質量%である。
実施例1〜3、比較例1〜5
次の表1に示す処方により白粉を後記する方法で調製し、薬剤安定性および使用性(粉っぽさのなさ、ざらつきのなさ)を評価した。評価方法は、後記の通りである。その結果を併せて表1に示す。
1.製造方法
1〜27の各成分を攪拌混合した後、均一に加熱混合した28〜33を加えて混合して粉砕し、それを中皿へ充填して加圧成型することで、白粉を得た。
表中、疎水化処理粉末については、最初に無機粉末の表面を処理したSi−H基を分子内に有するシリコーン化合物を第1層とし、次いで残存Si−H基に導入した直鎖状あるいは分岐状のアルキル基を第2層として記載した。
2.評価方法
(1)薬剤安定性
白粉を温度40℃、相対湿度75%の条件で6ヶ月間保存した。保存後、高速液体クロマトグラフィーを用いて常法により保存品の薬剤定量分析を行い、下記基準で評価した。
○:薬剤残存率が95%以上
△:薬剤残存率が90%以上、95%未満
×:薬剤残存率が85%以上、90%未満
××:薬剤残存率が85%未満
(2)使用性
評価専門パネル10名により、白粉を実際に使用して、粉っぽさのなさ、ざらつきのなさに関して官能試験を行った。評価結果は下記の4水準で評価した。
◎:10名中8名以上が良好と判断
○:10名中6名〜7名が良好と判断
△:10名中4名〜5名が良好と判断
×:10名中3名以下が良好と判断
Figure 2006076938
実施例4
下記表2に示す処方により固型両用ファンデーションを後記する方法で調製した。得られた固型両用ファンデーションは、実施例1〜3で行ったのと同じ薬剤安定性試験、使用性試験において、実施例1〜3と同程度の効果が認められた。
Figure 2006076938
(製法)
1〜13の各成分を攪拌混合した後、均一に加熱混合した14〜20を加えて混合して粉砕し、それを中皿へ充填して加圧成型することで、固型両用ファンデーションを得た。
実施例5
下記表3に示す処方により固型単用ファンデーションを後記する方法で調製した。得られた固型単用ファンデーションは、実施例1〜3で行ったのと同じ薬剤安定性試験、使用性試験において、実施例1〜3と同程度の効果が認められた。
Figure 2006076938
(製法)
1〜12の各成分を攪拌混合した後、均一に加熱混合した13〜18を加えて混合して粉砕し、それを中皿へ充填して加圧成型することで、固型単用ファンデーションを得た。
実施例6
下記表4に示す処方により粉白粉を後記する方法で調製した。得られた粉白粉は、実施例1〜3で行ったのと同じ薬剤安定性試験、使用性試験において、実施例1〜3と同程度の効果が認められた。
Figure 2006076938
(製法)
1〜9の各成分を攪拌混合した後、更に10、11を加えて混合して粉砕し、粉白粉を得た。
実施例7
下記表5に示す処方により固型両用ファンデーションを後記する方法で調製した。得られた固型両用ファンデーションは、実施例1〜3で行ったのと同じ薬剤安定性試験、使用性試験において、実施例1〜3と同程度の効果が認められた。
Figure 2006076938
(製法)
1〜14の各成分を攪拌混合した後、均一に混合した15〜21を加えて混合して粉砕し、中皿へ成型して固型両用ファンデーションを得た

Claims (6)

  1. 次の成分(1)、(2)および(3)を含有することを特徴とする粉末化粧料。
    (1)疎水化処理粉末 20〜95質量%
    (2)平均粒子径0.5〜30μmのシリコーン系球状粉末 1〜30質量%
    (3)水溶性薬剤 0.01〜20質量%
  2. 前記疎水化処理粉末(1)が、無機粉末の表面をシリコーン化合物、テトラアルキルアンモニウム塩のいずれかから選ばれる1種あるいは2種以上で表面処理を行った疎水化処理粉末であることを特徴とする請求項1記載の粉末化粧料。
  3. 前記疎水化処理粉末(1)が、Si−H基を分子内に有するシリコーン化合物で無機粉末の表面を処理し、次いで残存Si−H基に直鎖状あるいは分岐状のアルキル基を導入した疎水化処理粉末であることを特徴とする請求項2記載の粉末化粧料。
  4. 前記疎水化処理粉末(1)が、下記一般式(1)で示されるテトラアルキルアンモニウム塩で表面処理された無機粉末であることを特徴とする請求項2記載の粉末化粧料。
    Figure 2006076938

    (式中、Xは塩素原子または臭素原子であり、R1〜R4のいずれか1つ以上が炭素原子10〜22個の直鎖アルキル基であって、その残りが炭素原子1〜10個の直鎖アルキル基である。)
  5. 前記シリコーン系球状粉末(2)が、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末、メチルシロキサン網状重合体球状粉末、またはこれらを母粉末とする複合球状粉末からなる群から選ばれる1種あるいは2種以上であることを特徴とする請求項1記載の粉末化粧料。
  6. 前記水溶性薬剤(3)が、ハイドロキノン配糖体およびその誘導体、トラネキサム酸およびその誘導体、アルコキシサリチル酸およびその塩からなる群から選ばれる1種あるいは2種以上であることを特徴とする請求項1記載の粉末化粧料。

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