JP2006076619A - スライダーチャック付き包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 プラスチックチャック4と開閉する為のスライダー5とによって構成されたスライダーチャック6を筒状プラスチックフィルム7に装着してなる包装袋であって、スライダーチャックは本体部の幅と略同一の長さを有していて、筒状プラスチックフィルムの本体部8と冠状部9との境界付近において雄雌一対の鈎爪の下部フランジが筒状プラスチックフィルムの両内面に各々融着される形で装着されており、且つ冠状体のプラスチックチャックのスライダーより下位で前記フランジ部と筒状プラスチックフィルムとの融着部位より上位の部位に開封手段10a,10bを形成した包装袋とする。
【選択図】 図1
Description
そして、特に食品、薬品等の、密封性と共に不正開封防止性が要求される用途の場合には、包装袋のプラスチックチャックより上方の伸長部もシールすることによりプラスチックチャックも取り込んだ形で全体を密封状態とするとともに該伸長部に開封手段を設けた包装袋も多く使用され始めている。この包装袋の場合、使用時までの不正開封の防止と、使用時の容易な開封が可能である。
しかしながら、特許文献1に記載された袋は、両末端をL字状にカットしているためにスライダーチャックの長さは袋本体の最大幅より小さく、包装袋の開口幅はプラスチックチャックの開口幅に規制されて、袋本体の最大幅一杯に広げて内容物を取り出すことはできない。また、包装袋を逆さにして内容物を出そうとした場合は、両端の狭くなった部分に内容物が引っ掛かる事態が生じる。
(1)雄雌一対の鈎爪とその各々の上部フランジ及び下部フランジとによって構成されたプラスチックチャックと雄雌一対の鈎爪の咬合部を開閉する為のスライダーとによって構成されたスライダーチャックを筒状プラスチックフィルムに装着してなる包装袋であって、筒状プラスチックフィルムは一定の幅で上方に伸長する本体部と本体部の上方に位置して本体部より広い幅を有する冠状部とからなり、本体部の両側面並びに冠状部の両側面及び上端がシールされて互いに連続したシール部を形成しており、スライダーチャックは本体部の幅と略同一の長さを有していて、筒状プラスチックフィルムの本体部と冠状部との境界付近において雄雌一対の鈎爪の下部フランジが筒状プラスチックフィルムの両内面に各々融着される形で装着されており、且つ冠状体の、プラスチックチャックのスライダーより下位で前記フランジ部と筒状プラスチックフィルムとの融着部位より上位の部位に開封手段を形成したことを特徴とするスライダーチャック付き包装袋、
及び
(2)冠状体に形成した開封手段が、開封すべき部位の一方端又は両端にVカットを設けたことと冠状体を形成するプラスチックフィルムの延伸方向を冠状体の両端方向とすることにより構成されている上記(1)のスライダーチャック付き包装袋、
である。
図1は本発明の包装袋の1例を示す説明図であり、図2は図1におけるA−A’線断面図であり、図3は開封時の状態を示す説明図である。なお、図1におけるA−A’線の位置にはスライダーは存在しないが、図2では分かり易くするため、便宜的に、スライダーが存在するものとして描いている。
筒状プラスチックフィルム7は一定の幅で上方に伸長する本体部8と本体部8の上方に位置して本体部8より広い幅を有する冠状部9とからなり、本体部の両側面8a、8b並びに冠状部の両側面9a、9b及び上端9cがシールされて互いに連続したシール部を形成している。
冠状体8の両端のシール部を除いた幅D3は、本体部の幅D2より広く、従ってスライダーチャック6の長さD1より大きくなっており、両側面9a、9b及び上端9cがシールされた冠状部により、スライダーチャック6が完全に覆われる形となっている。
Vカットは、冠状体の一方の末端にのみ設けてもよく、又、開封手段は特に限定されない。
なお、開閉位置11は下部フランジ3a、3bが筒状プラスチックフィルム7の両内面7a、7bとの融着部位12にできるだけ近くした方が、余計なフィルムが残らないので好ましい。
図2に示したプラスチックチャックは、特許第2,938,784号に記載された、雄鉤爪の内側に該爪と平行に連続締付壁を、雌鉤爪の内側に該爪と平行に連続押付けリブを、各々形成して、連続締付壁と連続押付けリブとの密着性や自緊効果によって優れた持続的密閉性や耐衝撃性を有する高密閉型のものであり、このプラスチックチャックに対しては、図4に示したような、上部フランジの部分2a、2bをスライダー5の内部ガイド5aで押し広げることにより鉤爪同士の咬合を外しチャックを開くタイプのスライダー5を1例として示すことができる。その他、特開2004−209841号公報に記載されている、先ず鉤爪同士の咬合を外した後に上部フランジの結合を解く形のスライダー等も例示することができる。
一方、図5は、通常型のプラスチックチャックに、鉤爪1a、1bの間に内部ガイド5bを挿入してチャックを開くタイプのスライダー5を組み合わせた例を示している。
プラスチックチャック及びスライダーの材質は、プラスチックであれば特に限定されず、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリアクリレ−トなど、あるいはそれらのブレンド体等を用いることができる。
但し、スライダーについては、摺動特性を低減するため、上記の樹脂に、更にフッ素、シリコン等の潤滑成分を配合した材質とするのが好ましい。
(1) 2枚の原反プラスチックフィルムの一方側面の冠状体を形成する部分を、各々、相対する原反プラスチックフィルムとは逆の方向(以下この方向を「外側」、逆の方向を「内側」と記す。)に折り曲げる。
(2) 折り曲げた端部において、テープ状のプラスチックチャックを、雄雌一対の鉤爪の下方フランジを各原反プラスチックフィルムの内側に融着させる形で装着する。
(3) テープ状のプラスチックチャックの各個のプラスチックチャックの境界部分を溶融して潰した後、スライダーを装着する。
(4) プラスチックチャックの境界部分の溶融して潰した部分の中央部分をカットして、該部分中央の不要な部分を除去すると共に、両端の融着部分を含めて所定の長さを有する個々のプラスチックチャックに切り離す。
(5) 2枚の原反プラスチックフィルムにおいて外側に折り曲げていた、冠状体を形成する部分を、元の状態に折り返す。
(6) 2枚の原反プラスチックフィルムの所定部分をヒートシールする。
(7) ヒートシール部を切断して、個々の包装袋に切り離すと共に、不要なヒートシール部を除去する。
1a、1b:鉤爪
2a、2b:上部フランジ
3a、3b:下部フランジ 4:プラスチックチャック
5:スライダー
5a、5b:内部ガイド
6:スライダーチャック
7:筒状プラスチック
7a、7b:筒状プラスチックの内面 8:本体部
8a、8b:本体部側面のシール部 9:冠状部
9a、9b:冠状部側面のシール部 9c:冠状部上端のシール部
10a、10b:Vカット 11:開封位置
12:下部フランジと筒状プラスチックの内面との融着部
21a、21b:カット
22a、22b:逃げ部
23a、23b:ヒートシール
24a、24b:端部
25a、25b:サイドシール
26:シール
Claims (2)
- 雄雌一対の鈎爪とその各々の上部フランジ及び下部フランジとによって構成されたプラスチックチャックと雄雌一対の鈎爪の咬合部を開閉する為のスライダーとによって構成されたスライダーチャックを筒状プラスチックフィルムに装着してなる包装袋であって、筒状プラスチックフィルムは一定の幅で上方に伸長する本体部と本体部の上方に位置して本体部より広い幅を有する冠状部とからなり、本体部の両側面並びに冠状部の両側面及び上端がシールされて互いに連続したシール部を形成しており、スライダーチャックは本体部の幅と略同一の長さを有していて、筒状プラスチックフィルムの本体部と冠状部との境界付近において雄雌一対の鈎爪の下部フランジが筒状プラスチックフィルムの両内面に各々融着される形で装着されており、且つ冠状体の、プラスチックチャックのスライダーより下位で前記フランジ部と筒状プラスチックフィルムとの融着部位より上位の部位に開封手段を形成したことを特徴とするスライダーチャック付き包装袋。
- 冠状体に形成した開封手段が、開封すべき部位の一方端又は両端にVカットを設けたことと冠状体を形成するプラスチックフィルムの延伸方向を冠状体の両端方向とすることにより構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスライダーチャック付き包装袋。
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JP2004263334A JP2006076619A (ja) | 2004-09-10 | 2004-09-10 | スライダーチャック付き包装袋 |
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