JP2006075209A - ゴルフボール - Google Patents

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Abstract

【課題】 ドライバーやロングアイアンでのショット時には飛距離を損なうことなく、且つ、ミドルアイアンやショートアイアンでのショット時のコントロール性を備えたゴルフボールを提供する。
【解決手段】 ゴルフボール本体と、ゴルフボール本体表面を被覆するペイント層とを有するゴルフボールであって、前記ペイント層を構成する樹脂成分は、ポリアミド系硬化剤で硬化されたものであり、該ゴルフボールの静止摩擦係数が0.22以下であるゴルフボール。

Description

本発明は、ゴルフボールに関するもので、より詳しくは、コントロール性および飛行性能に優れたゴルフボールに関する。
一般に、ロフト角が小さなドライバーやロングアイアンなどが用いられるショットでは飛距離が重視され、一方、これよりもロフト角が大きいミドルアイアンやショートアイアンなどが用いられるグリーン側からのアプローチショットでは、打球落下後に転がる距離(ラン)を可能な限り小さくすることが求められる。
このようなゴルフボールの飛行性能やコントロール性能を支配する重要な特性として打球のスピン量が挙げられる。すなわち、飛距離を優先するショットでは、打球のスピン量をある程度抑えるのが好ましく、一方のアプローチショットでは、ランを抑えて意図した位置にボールを止めるために打球のバックスピン量を増大させるのが好ましい。
ところで、打球のバックスピン量は、インパクト時にボールが接触するゴルフクラブのフェース面の摩擦係数に大きく左右されることが知られており、一般的には、フェース面の摩擦係数が大きいほど打球のバックスピン量が増大するものと考えられている。かかる知見を基に、特許文献1〜4では、ゴルフクラブ側から打球のバックスピン量をコントロールする技術が提案されている。
一方、ゴルフボール側からのアプローチとしては、カバー層を柔らかく、薄くして、ショートアイアンなどを用いたショットではスピン量を増大させ、ドライバーショット時にはボール速度を維持し、飛距離を確保するといった手法が採用されている。
特開昭61−272067号公報 特開平2−228980号公報 特開平2−228981号公報 特開平9−192274号公報 特開2000−254256号公報
しかしながら、ゴルフクラブ側からのアプローチのみではバックスピン量のコントロールは不十分であり、例えば特許文献5には、低番手のアイアンゴルフクラブ(ロフト角40°未満)では、フェース面の摩擦係数を小さくした場合には、ロングアイアン、ドライバーなどの打撃に対してボールのバックスピン量が増加する傾向があることが報告されている。すなわち、単に、ゴルフクラブフェース面の摩擦係数を小さくするだけでは、打球のバックスピン量をコントロールして、飛距離を確保したり、打球落下後のランを抑制することは困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ドライバー、ロングアイアンおよびミドルアイアンでの打撃に対しては、スピン量を増大することなく、ショートアイアンでの打撃に対しては、打出し角を大きくすることで止まり易いゴルフボールを提供することにある。
上記課題を解決し得た本発明のゴルフボールとは、ゴルフボール本体と、ゴルフボール本体表面を被覆するペイント層とを有するゴルフボールであって、前記ペイント層を構成する樹脂成分は、ポリアミド系硬化剤で硬化されたものであり、該ゴルフボールの静止摩擦係数が0.22以下であるところに要旨を有するものである。
本発明者らは、ドライバー、ロングアイアンおよびミドルアイアンでの打撃に対しては、スピン量を増大することなく、ショートアイアンでの打撃に対しては、打出し角を大きくすることで止まり易いゴルフボールを提供すべく検討を重ねたところ、ゴルフボールの静止摩擦係数が0.22以下であれば、上記課題を解決し得るゴルフボールが得られることを見出し、本発明を完成した。
ゴルフボールの静止摩擦係数を特定の範囲にすることで、ゴルフボール打撃時の打出し角度が高められる理由は次のように考えられる。図1(a)に示すように、ゴルフクラブがゴルフボールに衝突する際に生じる力Fは、ゴルフボール接線方向の力Ftと、クラブフェース法線方向の力Fnとに分解される。ここで、ゴルフボールの静止摩擦係数が小さい場合には、ゴルフボール接線方向の力Ftも小さくなり、ゴルフボールに加わる力Fの方向ベクトルは、図1(b)のF’のように変化し、打球の打出し角が高くなる。これにより、打球の落下角度も大きくなるため、打球落下後のランが少なくなり、ボールを狙った位置に止めることが可能となる。
前記ペイント層を構成する樹脂成分は、ポリアミド系硬化剤で硬化されたものであって、特に、エポキシ樹脂がポリアミド系硬化剤で硬化されたものであるのが望ましい。かかる樹脂を採用することによって、静止摩擦係数を0.22以下とすることができる。
さらに、前記ポリアミド系硬化剤が、ポリアミノアミドであるのが好ましい。
また、本発明のゴルフボールは、前記ペイント層が、ゴルフボール最外層を形成するものであることが望ましい実施態様である。
本発明のゴルフボールは、ショートアイアンなどを使用したショット時の打球の打出し角を高くできるため、打球のバックスピン量を増加させなくとも打球落下後のランを抑えることができ、意図した位置にゴルフボールを止めることが容易となる。また、ドライバーやロングアイアンなどによる打撃に対して打球のバックスピン量が増大しないため、飛距離を減じることがない。
本発明のゴルフボールは、ゴルフボール本体と、ゴルフボール本体表面を被覆するペイント層とを有するゴルフボールであって、前記ゴルフボールの静止摩擦係数が0.22以下であるところに特徴を有するものである。
上述のように、本発明のゴルフボールの静止摩擦係数は0.22以下であり、より好ましくは0.21以下、さらに好ましくは0.20以下である。ゴルフボールの静止摩擦係数を上記範囲とすることで、ロフト角40°以上のクラブ(例えば、ショートアイアンなど)に対する打球のバックスピン量を減少させ、打球の打出し角を高くすることができ、打球のコントロール性能を向上させることができる。尚、打球のバックスピン量の減少が大きすぎると、ロフト角が小さなクラブ(ロフト角40°未満;例えば、ドライバーや、3〜7番アイアン)でのショットにおいても、ボールが上がらず、飛距離が得られ難い場合がある。従って、飛距離を確保する観点からは、ゴルフボールの静止摩擦係数は0.10以上であるのが好ましく、より好ましくは0.15以上である。
ゴルフボール表面の静止摩擦係数は、例えば次のようにして測定することができる。図2に示すようなロードセル付きの走行可能な台車1に、ゴルフボール5の略半分が露出した状態で固定する。次いで、ゴルフクラブフェース面と同様の溝を形成したフェース板4を圧縮機に取り付けた平面板3に固定し、200kgの縦荷重を負荷した上で、ボール5とフェース板4とを滑らせながら台車1を50mm/分にて横方向に移動させ、このときの横荷重をロードセルにより測定する。測定された横荷重は、図3に示すような、最大値と最小値とを交互に繰り返す波線状をなす。測定結果より、最大値である最大静止摩擦力を縦荷重(200kg)で割った値を静止摩擦係数μとする。かかる測定には、島津製作所のUNIVERSAL TESTING MACHINE RH−30が使用可能である。
〔ペイント層〕
本発明のゴルフボールは、ペイント層の樹脂成分にポリアミド系硬化剤で硬化されたものを含有するのが好ましい。具体的には、上記ペイント層の樹脂成分が、エポキシ樹脂がポリアミド系硬化剤で硬化されたポリアミド硬化エポキシ樹脂系塗料であるのが望ましい。
上記ポリアミド系硬化剤とは、分子中にエポキシドと反応し得る複数の活性なアミノ基と、アミド基を1個以上有するポリアミノアミド系硬化剤であるのが好ましく、重合脂肪酸とポリエチレンポリアミンの縮合反応により得られる高分子硬化剤の他、同様の機能を有する低分子硬化剤やポリアミノアミドの変性物も包含される。
上記重合脂肪酸としては、トール油、大豆油、アマニ油、魚油などのように、リノール酸、リノレイン酸などの不飽和脂肪酸を多く含む天然脂肪酸類を触媒存在下で加熱して合成したものを用いることができるが、好ましくはダイマー分が90質量%以上、トリマー分が10質量%以下で、かつ、水素添加したものが好ましく用いられる。上記ポリエチレンポリアミンとしては、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミンなどが用いられる。また、上記ポリエチレンポリアミンに代えて、ポリオキシアルキレンポリアミンやメタキシリレンジアミンなどを使用することもできる。
上述のようなポリアミド系硬化剤としては、富士化成工業株式会社製のトーマイド(例えばトーマイド210、トーマイド235A、トーマイド290Cなど)、ヘンケル白水株式会社製のバーサミドジェナミド(バーサミドジェナミド100、バーサミドジェナミド115、バーサミドジェナミド250など)、大日本インキ化学工業株式会社製のラッカーマイド(ラッカーマイドTD982、ラッカーマイドTD984など)、三和化学工業株式会社のサンマイド(サンマイド300、サンマイド305、サンマイド330など)、三洋化成工業株式会社製のポリマイド(ポリマイドL10−3、ポリマイドL15−3、ポリマイドL25−3など)が挙げられる。
上記ポリアミノアミドの変性物としては、過剰のアミンをモノ、またはジエポキシ化合物と反応させたアミンアダクトが挙げられる。上記アミンには、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ジエチルアミノプロピルアミンなどの脂肪族ポリアミン、メンセンジアミン、イソホロンジアミン、N-アミノエチルピペラジン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカンアダクト、ビス(4−アミノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタンなどの脂環族ポリアミン、メタキシレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、m−フェニレンジアミンなどの芳香族ポリアミンが用いられる。エポキシ化合物には、グリシジル基を有する化合物(例えば、アルキルグリシジルエーテル、ビスフェノールAグリシジルエーテル、ビスフェノールFグリシジルエーテル、ダイマー酸グリシジルエステルなど)が用いられる。ポリアミノアミドの変性物の好ましい態様としては、ジエチレントリアミンとフェニルグリシジルエーテルのアダクト体、または、ジエチレントリアミンとビスフェノールAグリシジルエーテルのアダクト体が挙げられる。
上記ポリアミド系硬化剤で硬化されるエポキシ樹脂としては、エポキシ環を含有する樹脂であれば特に限定されず、例えば、ビスフェノールAをエピクロルヒドリンなどのエポキシ基含有化合物と反応させてなるビスフェノールA型エポキシ樹脂;ビスフェノールFをエポキシ基含有化合物と反応させてなるビスフェノールF型エポキシ樹脂;ビスフェノールADをエピクロルヒドリンなどのエポキシ基含有化合物と反応させてなるビスフェノールAD型エポキシ樹脂、フェノールノボラックあるいはクレゾールノボラックとエピクロルヒドリンとを反応させてなるノボラック型エポキシ樹脂などを用いることができる。これらの中でも、柔軟性、耐薬品性、耐熱性、強靭性のバランスがよいという点からは、ビスフェノールA型樹脂を用いるのが好ましい。
上記エポキシ樹脂とポリアミド系硬化剤との混合比率は、エポキシ基/アミン活性水素(モル比)=1/1〜1/1.4であるのが好ましい。混合比率が上記範囲であれば、硬化反応が良好に進行するからである。
上記構成を有するポリアミド硬化エポキシ樹脂系塗料としては、「エポマリン」、「エポマリンEX300」、「エポマリンEX600」(いずれも関西ペイント株式会社製)
などが挙げられる。
本発明にかかるペイント層中には、紫外線照射などによる変色を防ぐため、顔料を添加しておくのが好ましい。例えば、白色ゴルフボールの場合であれば、ペイント層中に白色顔料として、酸化チタン、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなどを用いることができる。これらの中でも、酸化チタンは耐候性に優れるため好ましい。
また、ペイント層には、必要に応じて、種々の添加剤を含有させてもよい。添加剤の例としては、紫外線吸収剤(劣化防止)、酸化防止剤、光安定剤、シリコン系スリップ剤、レベリング剤、粘度調整剤、蛍光増白剤、ブロッキング防止剤、硬化触媒、着色顔料など、一般にゴルフ用ペイントに含有され得る添加剤が挙げられる。また、これらの添加剤は、主剤(エポキシ樹脂)、硬化剤(ポリアミド系硬化剤)のいずれに含有されていてもよく、上記添加剤の配合量は樹脂固形分100質量部に対して0.1〜10質量部である。
上記ペイント層の塗装方法は限定されず、スプレー塗装、刷毛塗り、ペイントガンを用いる方法、静電塗装など、主剤と硬化剤とからなる2液硬化型塗料の塗装方法として従来公知の塗装方法はいずれも採用することができる。尚、スプレーガンで塗装する場合には、主剤と硬化剤とを少量ずつ混合して使用してもよく、2液定比率ポンプを使ってスプレーガン直前のペイント輸送経路でスタティックミキサーのようなラインミキサーを通して連続的に2液を定比率で混合してもよく、また混合比制御機構を備えたエアースプレーシステムを用いることもできる。
また、塗装作業を円滑に行うために、上述の樹脂成分などに加えて希釈剤を配合してもよい。かかる希釈剤としては、水、イソプロピルアルコール等のアルコール類、トルエン等の芳香族類、ヘキサン等の炭化水素類、酢酸エチル等のエステル類、メチルエチルケトン等のケトン類等が挙げられる。希釈剤の配合量は特に限定されないが、5〜50質量%である。
ゴルフボール本体には、ペイント層の塗装に先立ってサンドブラスト処理やショットブラスト処理、バフ研磨など当業者に公知の粗面化処理を施しておくのが好ましい。予め粗面化処理を施しておくことで、ボール本体表面(或いはカバー層表面)と、ペイント樹脂との密着性を向上させることができる。
本発明の塗装ゴルフボールにおいて、上記ペイント層は単層構造、2層以上の多層構造など種々の態様をとり得るが、塗装工程を簡略化する観点からは単層構造とすることが好ましい。また、ゴルフボールの静止摩擦係数を上記範囲とするには、ポリアミド硬化エポキシ樹脂系塗料を使用したペイント層をゴルフボール最表層とするのが好ましい。
本発明にかかるペイント層の厚みは、1μm以上であるのが好ましく、より好ましくは2μm以上であり、20μm以下であるのが好ましく、より好ましくは10μm以下である。厚みが薄すぎると、ペイント層が剥離し易くなり、一方、分厚すぎるとボール本体表面に形成するディンプルのサイズが小さくなって飛距離が得られ難くなる傾向がある。
〔ゴルフボール本体〕
本発明のゴルフボールの構造は、特に限定されず、例えば、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、スリーピースゴルフボール以上のマルチピースゴルフボール、或いは、糸巻きゴルフボールであってもよい。いずれの場合であっても、本発明を好適に適用できるからである。以下に、本発明のゴルフボールの製法について、ツーピースゴルフボールの態様を例にとって説明するが、本発明は、かかる製法およびツーピースゴルフボールに限定されるものではない。
ツーピースゴルフボールのコアとしては、従来より公知のコアを使用することができ、例えば、基材ゴムとしてのジエン系ゴム、共架橋剤、および架橋開始剤を含むゴム組成物を加熱プレスして成形したものであることが好ましい。前記ジエン系ゴムとしては、特に反発に有利なシス結合が40%以上、好ましくは70%以上、より好ましくは90%以上のハイシスポリブタジエンを用いることが好ましい。前記共架橋剤は、炭素数が3〜8個のα,β‐不飽和カルボン酸またはその金属塩、好ましくはアクリル酸、メタクリル酸の金属塩が用いられ、金属としては、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、ナトリウムが好ましく用いられ、より好ましくは亜鉛が用いられる。このような共架橋剤の使用量は、基材ゴム100質量部あたり10〜60質量部とするのが好ましい。また、架橋開始剤としては、有機化酸化物が好ましく用いられる。具体的には、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル‐2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ‐t−ブチルパーオキサイドなどの有機化酸化物が挙げられ、これらのうちジクミルパーオキサイドが好ましく用いられる。有機化酸化物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して0.5〜5質量部であるのが好ましい。前記コア用ゴム組成物には、基材ゴム、共架橋剤、および架橋開始剤に加えて、さらに、酸化亜鉛や硫酸バリウムなどの比重調整剤、老化防止剤、色粉などを適宜配合することができる。前記比重調整剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して、10〜30質量部とするのが好ましい。前記コア用ゴム組成物の加熱プレス成形条件はゴム組成物に応じて適宜設定すればよいが、通常、130〜240℃、圧力2.9〜11.8MPaで15〜60分間加熱するか、或いは130〜150℃で20〜40分間加熱した後、160〜180℃で5〜15分間と2段階加熱することが好ましい。得られたコアは、その表面を被覆するカバーとの密着性を高めるため、表面をバフ研磨しておくのが好ましい。
上記のようにして得られたコア上にカバーを被覆して、ゴルフボール本体を作製する。前記カバー材料としては、例えば、アイオノマー樹脂やウレタン樹脂などの熱可塑性樹脂、2液硬化型ウレタン樹脂、バラタまたは硬質ゴムなどを挙げることができる。これらの材料を含有するカバー組成物には、上述の樹脂成分に加えて、二酸化チタンなどの着色剤、分散剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光材料、蛍光増白剤などの添加剤を添加してもよい。これらの添加剤は、ゴルフボールカバーの特性が損なわれない範囲で用いればよく、例えば、着色剤の場合であれば、カバー用組成物の樹脂成分100質量部に対して、0.1〜6質量部、好ましくは0.5〜5質量部、1〜4質量部とするのが望ましい。
また、カバーを被覆してゴルフボール本体を作製する際には、通常、表面にディンプルと言われるくぼみが形成される。ボール表面に形成するディンプルの個数は250〜500個であるのが好ましく、ディンプルがボール表面を占める占有率を60〜85%とするのが好ましい。なお、ディンプルの直径は2.0〜5.0mmであるのが好ましく、ディンプル容積は250〜350mm3であるのが好ましい。さらに、ゴルフボール本体表面には、必要に応じて、マークや塗膜との密着性を向上させるために、サンドブラスト処理のような研磨処理を施してもよい。
上記製法では、ツーピースゴルフボールの態様を例にとって説明したが、例えば、糸巻きゴルフボールの場合には、糸巻きコアを使用すればよく、スリーピース以上のマルチピースゴルフボールの場合には、コアとカバーの間に少なくとも1層以上の中間層を設けることができる。前記糸巻きコアは、センターとそのセンターの周囲に糸ゴムを延伸状態で巻き付けることによって形成した糸ゴム層とからなり、従来より公知のものを使用することができる。センターとしては液形(リキッドセンター)またはゴム系(ソリッドセンター)のいずれを用いてもよい。また、上記センター上に巻き付ける糸ゴムは、糸巻きゴルフボールの糸巻き層に従来から使用されているものと同様のものを使用することができ、例えば、天然ゴムまたは天然ゴムと合成ポリイソプレンに硫黄、加硫助剤、加硫促進剤、老化防止剤を配合したゴム組成物を加硫することによって得られたものを用いてもよい。糸ゴムはセンター上に約10倍に引き伸ばして巻きつけて糸巻きコアを作成する。
また、スリーピース以上のマルチピースゴルフボールの中間層としては、例えば、ポリウレタン樹脂、アイオノマー樹脂、ナイロン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂;ポリスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなどの熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。ここで、アイオノマー樹脂としては、例えば、エチレンとα,β‐不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したものが挙げられる。前記中間層には、更に硫酸バリウム、タングステンなどの比重調整剤、老化防止剤、顔料などが配合されていてもよい。
前記中間層のセンターへの被覆方法は特に限定されないが、熱可塑性樹脂の場合にはインジェクション方式やコンプレッション方式を採用してセンター上に熱可塑性樹脂を被覆することができ、ゴム組成物の場合には、未加硫のゴム組成物をセンター上に被覆した後、金型内で加硫成形(金型内で160℃〜180℃で10〜20分間)すればよい。
ゴルフボールのサイズは、米国ゴルフ協会(USGA)の規定を満たす範囲であればよい。上記規定によれば、現在、ゴルフボールの質量は45.92g以下と定められているが、下限についての制限はなく、本発明のゴルフボールの質量は44.0g以上とするのが好ましく、より好ましくは44.2g以上であり、45.8g以下であるのが好ましい。ボールの質量が上記下限値に満たない場合には、軽すぎて飛行中の慣性を失い、飛行後半で失速して飛距離が低下する場合がある。一方、上記上限値を超える場合には打球感が重く悪くなる。
また、本発明のゴルフボールの直径は、41.0mm以上であるのが好ましく、より好ましくは42.67mm以上であり、44.0mm以下とするのが望ましい。なお、通常は42.75mmとするのが望ましい。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は、下記実施例によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更、実施の態様は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。
〔測定、および、評価方法〕
(1)静止摩擦係数
島津製作所製の「UNIVERSAL TESTING MACHINE RH−30」を使用して、下記実験例により得られたゴルフボールの静止摩擦係数を測定した。尚、フェース板としては、6−4Tiの溝付きのサンドウェッジ、商品名「XX10 3(SRIスポーツ(株)製2004年モデル)」を使用し、200kgの縦荷重を負荷して測定した。尚、荷重負荷時のゴルフボールとフェース板との接触面積は略350mm2であった。
(2)スピン量(rpm)
ゴルフラボラトリー社製スイングロボットM/Cに、表4に示すチタン製ドライバー(W#1),アイアン(I#5)およびSW(いずれもSRIスポーツ(株)製、商品名「XXIO」)を取り付け、それぞれのドライバーやアイアンに応じてヘッドスピードで打撃されたゴルフボールを連続写真撮影することによってスピン量(rpm)を測定した。測定は、各ゴルフボールについて12回ずつ行い、その平均値をスピン量とした。
(3)打ち出し角
上記「(2)スピン量」の測定と同様にして、ゴルフボールを連続写真撮影することによってゴルフボールの打出し各を測定した。
(4)止まり性能−1(ラン)
ゴルフラボラトリー社製スイングロボットM/Cにサンドウェッジ(SRIスポーツ(株)製、商品名「XXIO」)を取り付け、ヘッドスピードを21m/sで打撃し、落下地点から停止地点までの距離(yds)を測定した。
(5)止まり性能−2(フィーリング試験)
止まり性能−2として、フィーリング試験を行った。ハンディキャップ10〜30のゴルファー(合計20人)に、アプローチショットを打ってもらい、打球の止まり易さを官能評価した。
判断基準:
×:止まると感じたのが5人未満であった。
△:5人以上が止まると感じた。
○:10人以上が止まると感じた。
◎:15人以上が止まると感じた。
〔ゴルフボールの製造〕
表1に示すコア用組成物を調整し、均一に混練した後、これを金型に入れて140℃で28分間加熱し、さらに165℃で8分間加熱、硬化、加圧・成形し、直径39.9mmのコアを作成した。次いで、このコアの表面に表2に示すカバー用組成物を被覆して(インジェクション成形し)、直径42.7mmのゴルフボール本体を得た。
Figure 2006075209
ポリブタジエンゴム:JSR(株)製、商品名「BR18」、ハイシスポリブタジエン(シス−1,4−ポリブタジエン含量=96%)
アクリル酸亜鉛 :三新化学工業株式会社製、商品名「サンセラーSR」、
酸化亜鉛 :東邦亜鉛製、商品名「銀嶺R」
硫酸バリウム :堺化学工業株式会社製、商品名「バリコ#100」(ヒ性硫酸バリウム(無機フィラー))
ジクミルパーオキサイド(DCP):日本油脂製、商品名「パークミルD」
ジフェニルジスルフィド(DPDS):住友精化株式会社製、商品名「DPDS」
〔カバー組成物の調整〕
表2に示す配合組成のカバー用原料を二軸混練型押出機によりミキシングして、ペレット状のカバー用組成物を調整した。押出条件は、スクリュー径:45mm、スクリュー回転数:200rpm、スクリューL/D=35であり、配合物は、押出機のダイの位置で200〜260℃に加熱された。
Figure 2006075209
ハイミラン1605:三井デュポンケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂
ハイミラン1706:三井デュポンケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー
〔ゴルフボール本体の作成(カバーの形成)〕
得られたカバー用組成物を、上述のようにして得られたコア上に直接射出成形してカバー層を形成し、直径42.7mmのゴルフボールボール本体を得た。尚、カバー層の射出成形時には、半球状キャビティを有し、ディンプルつきで、ディンプル部が進退可能なホールドピンを具えた金型を使用した。金型に投入したコアに、上記ホールドピンを突き出してコアをホールドし、80トンの圧力で型締めした金型に、210℃に加熱した樹脂を0.3秒で注入し、30秒間冷却した後、型開きしてゴルフボール本体を取り出した。
〔塗料の調製〕
(1)ポリアミド硬化エポキシ樹脂ペイント
ポリアミド硬化エポキシ樹脂系ペイントとして、ビスフェノールA型エポキシ系ペイントを使用した。尚、表4中のペイントA〜C(いずれも関西ペイント株式会社製)は下記の通りである。
ペイントA:商品名「エポマリン」(硬化剤:ポリアミノアミド)
ペイントB:商品名「エポマリンEX300」(硬化剤:変性ポリアミノアミド)
ペイントC:商品名「エポマリンEX600」(硬化剤:変性ポリアミノアミド)
(2)ウレタンペイント
(i)主剤の調製
表3の配合に従って主剤の調製を行った。ポリテトラメチレングリコール(PTMG)を溶剤(トルエンおよびメチルエチルケトン)に溶解し、これに硬化触媒としてジブチル錫ラウレートを塗料の樹脂分(塗膜形成成分)に対して0.1質量%となるように添加した。このポリオール溶液を80℃に保持しながらイソホロンジイソシアネート(IPDI)を滴下混合した。滴下後、イソシアネートがなくなるまで攪拌を続け、その後常温で冷却し、ウレタンポリオール(固形分60質量%、重量平均分子量:7850、水酸基価:87)を合成した。
Figure 2006075209
ポリテトラメチレングリコール:保土谷化学工業株式会社製、商品名「PTMG650」(2価ポリオール,分子量650)
トリメチロールプロパン :広栄化学製、(3価ポリオール,分子量135)
イソホロンジイソシアネート :住友バイエルウレタン製、商品名「デスモジュール」
(ii)硬化剤
ヘキサメチレンジイソシアネート(住友バイエルウレタン製,商品名「N3500」)を用いた。
(iii)塗料の調製
得られたウレタンポリオールに、蛍光増白剤、滑剤、紫外線防止剤、触媒、溶剤(トルエン、メチルエチルケトン)を配合し、固形分35%とした。次いで、上記ポリオールにHDI系イソシアネート(N3500)を、NCO/OH(モル比)が1.2となるように硬化剤を添加した後、2分間撹拌して、ペイントDとした。
〔塗膜の形成〕
ゴルフボール本体表面を研磨して、プレス成形時に表面に付着した離形剤を除去し、ペイント(ポリアミドペイントまたはポリウレタン系ペイント)を塗装した。塗装は、ゴルフボールを回転させながら、エアガンを上下に動かすことにより1分間行い、その後、20℃で16時間乾燥させた。乾燥後のペイント層の厚みは10μmであった。
得られたゴルフボールの直径は42.72mm、質量45.4gであった。ゴルフボールNo.1〜4について、上記評価・測定方法に基づいて、静止摩擦係数、スピン量、打出し角、止まり性能‐1,2を評価した。評価結果を表4に示す。
Figure 2006075209
表4より、ゴルフボールNo.1〜3は、ゴルフボールの静止摩擦係数が0.22以下であり、SWを使用したショット時の止まり性能に優れていた。また、ドライバーや5番アイアンを使用したショットにおいてもスピン量の増加は見られず、飛行性能にも優れていることがわかる。
これに対して、静止摩擦係数の大きいゴルフボールNo.4は、いずれのクラブを用いたショットであっても、ゴルフボールNo.1〜3に比べて打球のスピン量が増加しており、また、SWでのショット時における打出し角は小さく、打球落下後のランを抑えることができず、止まり性能に劣るものであった。
打球時にゴルフボールとクラブフェース面に作用する力の関係を説明する図である。 静止摩擦係数の測定装置を示す模式図である。 静止摩擦係数測定時の横荷重(摩擦力)の波形の一例を示すグラフである。
符号の説明
1 ゴルフボール
5 平面板
6 フェース板
7 台車
8 ロードセル

Claims (4)

  1. ゴルフボール本体と、ゴルフボール本体表面を被覆するペイント層とを有するゴルフボールであって、
    前記ペイント層を構成する樹脂成分は、ポリアミド系硬化剤で硬化されたものであり、
    該ゴルフボールの静止摩擦係数が0.22以下であることを特徴とするゴルフボール。
  2. 前記ペイント層を構成する樹脂成分は、エポキシ樹脂がポリアミド系硬化剤で硬化されたものである請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 前記ポリアミド系硬化剤が、ポリアミノアミドである請求項1または2に記載のゴルフボール。
  4. 前記ペイント層が、ゴルフボール最外層を形成するものである請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフボール。
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