JP2006075136A - 薬剤揮散装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回転に際し、通気が可能である空隙を介して薬剤を保持し得る薬剤保持体2と、当該薬剤保持体2の上側において、当該薬剤保持体2の上側表面に近接又は当接し、かつ所定の上下幅を有することによって、当該上側表面における気流の方向を変化させることができる部材3を、回転中心を基準とする内側から、周囲の外側にかけての全ての領域又は一部の領域に配置している回転体1と、当該回転体1に対する回転駆動装置を設けた薬剤揮散装置。
【選択図】図1
Description
(1)回転に際し、通気が可能である空隙を介して薬剤を保持し得る薬剤保持体と、当該薬剤保持体の上側において、当該薬剤保持体の上側表面に近接又は当接し、かつ所定の上下幅を有することによって、当該上側表面における気流の方向を変化させることができる部材(以下「気流方向変化部材」と略称する。)を回転中心を基準とする内側から、周囲の外側にかけての全ての領域又は一部の領域に配置している回転体と、当該回転体に対する回転駆動装置を設けたことを特徴とする薬剤揮散装置。
(2)気流方向変化部材として回転方向に対し30°〜150°の範囲の角度を形成した状態にて長手方向を有している板状体を採用したことを特徴とする前記(1)記載の薬剤揮散装置。
(3)板状体が薬剤保持体の上側表面側に底部を有しており、回転方向に対し直角を形成することによって断面L字型であるか、又は回転方向に対し鋭角を形成することによって、断面V字型であることを特徴とする前記(2)記載の薬剤揮散装置。
(4)気流方向変化部材として、長手方向を有している柱構造を採用したことを特徴とする前記(1)記載の薬剤揮散装置。
(5)柱構造が、矩形断面、円形断面、半円形断面、三角形断面、又は回転方向側に急激に隆起し、回転方向反対側に順次婉曲に下降したことによって、流線形の外周を有した形状であることを特徴とする前記(4)記載の薬剤揮散装置。
(6)気流方向変化部材を、回転軸に嵌合した状態にて、複数個を単位として直線状又は曲線状の放射形状に延設されていることを特徴とする前記(2)、(4)記載の薬剤揮散装置。
(7)気流方向変化部材を薬剤保持体の表面に固着された状態にて、複数個を単位として直線状又は曲線状に回転中心を基準として内側から外側に延設されていることを特徴とする前記(2)、(4)記載の薬剤揮散装置。
(8)回転体を薬剤保持体の下側から支持することができる保護ケースを介して回転させることを特徴とする前記(1)記載の薬剤揮散装置。
(9)薬剤保持体が、紙、不織布、編み物、織物及びフェルトの何れかによる繊維構造物からなることを特徴とする前記(1)記載の薬剤揮散装置。
(10)回転駆動装置において、電源からの入力を所定時間毎に開閉状態とする間欠制御装置を設けたことを特徴とする前記(1)記載の薬剤揮散装置。
(11)薬剤として、殺虫剤、防虫剤及び芳香剤の何れか、又はこれらの組み合わせを採用していることを特徴とする前記(1)記載の薬剤揮散装置。
(12)殺虫剤が、一般式
(式中、Xは水素原子又はメチル基を表す。Xが水素原子の時、Yはビニル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロぺニル基、2,2−ジクロロビニル基、2,2−ジフルオロビニル基又は2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル基を表し、Xがメチル基の時、Yはメチル基を表す。また、Zは水素原子、フッ素原子、メチル基、メトキシメチル基又はプロパルギル基を表す)で表されるフッ素置換ベンジルアルコールエステル化合物から選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする前記(11)記載の薬剤揮散装置。
P+ρv2/2=constant
(但し、P:圧力、ρ:気流の密度、v:気流速度)
というベルヌイの定理に立脚した場合、気流方向変化部材3の上側頂点は、明らかに気流速度vが大きく、かつ圧力Pは小さな状態となっているが、このような上側頂部に準じた状態が、気流方向変化部材3の後方においても生じており、通常の上側表面よりも圧力Pが小さな状態となっていることに由来するものと考えられるが、この点に関する具体的な因果関係は、必ずしも全面的に解明されている訳ではない。
更には、前記(4)に記載し、かつ図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、長手方向を有している柱構造を採用したことを特徴とする実施形態、
を典型例として揚げることができる。
尚、図1(a)、(b)は、気流方向変化部材3が薬剤保持体2の表面と当接した状態にて設けられている場合を示しており、図2(a)、(b)、(c)、(d)、(e)は、気流方向変化部材3が薬剤保持体2の表面から一定の距離をおいて設けられている場合を示しているが、何れの場合においても、気流方向変化部材3の回転方向後方であって、薬剤保持体2の上側表面においては、負圧領域の形成、更には薬剤保持体2からの空気の上昇を形成することが可能であるものと考えられる。
又は、図4(a)、(b)に示すように、気流方向変化部材3を薬剤保持体2の表面に固着された状態にて、複数個を単位として直線状又は曲線状に回転中心を基準として内側から外側に延設することによって薬剤保持体2の上側の広い領域幅において乱気流を発生させ、ひいては前記効果を有効に実現することができる。
尚、一般式(I)で表される化合物には、その不斉炭素や二重結合に基づく光学異性体や幾何異性体が存在するが、これらの各々やそれらの任意の混合物の使用も本発明に含まれるのは勿論である。
薬剤揮散装置の回転駆動部に用いられるモーター5の仕様は、DC1.5V〜6.0V駆動で、500〜2000rpmの回転数を与えるものが適当である。
尚、対照例としては、薬剤保持体2を回転させるも気流方向変化部材3を有さない薬剤揮散装置を用いた。すなわち、対照例1は、試験例1の回転体1から、また対照例2は、試験例3〜9の回転体1から気流方向変化部材3を除いた状態にある。
** 対照例1は、試験例1の回転体から気流方向変化部材を除いた形態に該当する。
*** 対照例2は、試験例3〜9の回転体から気流方向変化部材を除いた形態に該当する。
2 薬剤保持体
3 気流方向変化部材
4 保護ケース
41 保持枠
5 モーター
51 回転軸
6 乾電池
7 通気口
8 電源スイッチ
9 パイロットランプ
10 回転駆動装置
Claims (12)
- 回転に際し、通気が可能である空隙を介して薬剤を保持し得る薬剤保持体と、当該薬剤保持体の上側において、当該薬剤保持体の上側表面に近接又は当接し、かつ所定の上下幅を有することによって、当該上側表面における気流の方向を変化させることができる部材(以下「気流方向変化部材」と略称する。)を回転中心を基準とする内側から、周囲の外側にかけての全ての領域又は一部の領域に配置している回転体と、当該回転体に対する回転駆動装置を設けたことを特徴とする薬剤揮散装置。
- 気流方向変化部材として回転方向に対し30°〜150°の範囲の角度を形成した状態にて長手方向を有している板状体を採用したことを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
- 板状体が薬剤保持体の上側表面側に底部を有しており、回転方向に対し直角を形成することによって断面L字型であるか、又は回転方向に対し鋭角を形成することによって、断面V字型であることを特徴とする請求項2記載の薬剤揮散装置。
- 気流方向変化部材として、長手方向を有している柱構造を採用したことを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
- 柱構造が、矩形断面、円形断面、半円形断面、三角形断面、又は回転方向側に急激に隆起し、回転方向反対側に順次婉曲に下降したことによって、流線形の外周を有した形状であることを特徴とする請求項4記載の薬剤揮散装置。
- 気流方向変化部材を、回転軸に嵌合した状態にて、複数個を単位として直線状又は曲線状の放射形状に延設されていることを特徴とする請求項2、4記載の薬剤揮散装置。
- 気流方向変化部材を薬剤保持体の表面に固着された状態にて、複数個を単位として直線状又は曲線状に回転中心を基準として内側から外側に延設されていることを特徴とする請求項2、4記載の薬剤揮散装置。
- 回転体を薬剤保持体の下側から支持することができる保護ケースを介して回転させることを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
- 薬剤保持体が、紙、不織布、編み物、織物及びフェルトの何れかによる繊維構造物からなることを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
- 回転駆動装置において、電源からの入力を所定時間毎に開閉状態とする間欠制御装置を設けたことを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
- 薬剤として、殺虫剤、防虫剤及び芳香剤の何れか、又はこれらの組み合わせを採用していることを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散装置。
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