JP2006068836A - 打抜き工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】打抜き加工において、被加工部材Wに貫通孔を形成するために使用されるパンチ1であって、パンチ1が、そのパンチ本体10の先端に略錐体状の突起部11を備えている。パンチ本体10を被加工部材Wに進入させたときに、突起部11の側面11aに加わる反力Fが不均一であれば、反力Fの直交成分が反力Fの軸方向成分F2の差に起因するパンチ本体10の曲がりと逆方向にパンチ本体10を曲げようとするから、パンチ本体10の曲がりを抑えることができ、パンチ本体10を真っ直ぐに被加工部材W内に進入させることができる。よって、高アスペクト比の貫通孔を形成しても、パンチ本体10が曲がりながら被加工部材W内に侵入することを防ぐことができるから、パンチ1が破損することを防ぐことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、かかるせん断加工により貫通孔を形成する場合に使用される打抜き工具に関する。
このため、ダイスDのダイス面Db上に被加工部材Wを載せて、この被加工部材WをストリッパーSによってダイスDのダイス面Dbに固定した状態でパンチ100を下降させれば、被加工部材Wは、ダイスDのダイス面Dbとパンチ100のパンチ面100bとの間の部分が、圧縮変形、せん断変形したのち、亀裂が発生し、その亀裂の成長により破断するから、被加工部材Wに貫通孔が形成されるのである(非特許文献1)。
しかし、被加工部材Wの厚さtがパンチ100の直径Lよりも長い場合、つまりアスペクト比が高い場合には、パンチ100が被加工部材Wに進入するにつれ、被加工部材Wからパンチ100に加わる反力FA,FBも大きくなり、両者の差も大きくなる。すると、被加工部材Wに亀裂が発生する前に、パンチ100の変形が大きくなり、貫通孔を形成している途中でパンチ100が折損してしまう。
第2発明の打抜き工具は、第1発明において、前記突起部が、前記パンチ本体の中心軸の延長線上に頂点を有するように形成されており、前記パンチ本体の中心軸の延長線と母線との間に形成される角度が、30〜87度であることを特徴とする。
第3発明の打抜き工具は、第1発明において、前記突起部の側面が、前記パンチ本体の側面と連続することを特徴とする。
第2発明によれば、突起部に加わる反力の直交成分が強くなりすぎたり、弱くなりすぎたりすることを防ぐことができるから、パンチ本体の曲がりを効果的に防ぐことができる。
第3発明によれば、突起部とパンチ本体との間に、パンチ本体の軸方向と直交する方向のせん断応力が発生することを防ぐことができるから、パンチの破損を防ぐことができる。
本発明の打抜き工具は、被加工部材に貫通孔を形成するために使用されるパンチであって、孔径に比べて被加工部材の厚さが大きい、いわゆる高アスペクト比の貫通孔を形成することができるような形状にしたことに特徴を有するものである。
パンチ本体10は、パンチ本体10に比べて軸径の太い連結部3を介して取り付け部2に取り付けられており、また、連結部3とパンチ本体10との間には、両者をRまたはテーパによって連結する継ぎ部4が設けられている。パンチ1をかかる形状とすることによって、パンチ本体10の座屈荷重を連結部3に支持させることができるから、パンチ1が座屈して破損することを防ぐことができる。とくに、継ぎ部4をRで形成すれば、つまり、連結部3とパンチ本体10との間をRで連結すれば、パンチ折損に対する切欠き効果を減少させることができより耐久性を増すことができる。
なお、パンチ本体10の軸径が十分に太く(例えば、10mm以上)、座屈荷重に対する耐久性が高い場合には、パンチ本体10を直接取り付け部2に取り付けてもよい。
このため、パンチ1を、打抜き加工を行う装置のパンチプレート等に取り付け(図2(A)参照)、ダイスDとストリッパーSによって支持された被加工部材Wに向けて移動させれば、パンチ1のパンチ本体10および突起部11が被加工部材Wに進入する。
すると、パンチ1の突起部11の側面11aには、全面、つまり、パンチ本体10の中心軸CP周り全周に、被加工部材Wからパンチ1を被加工部材Wに向けて移動させる力に対応する反力Fが加わる。
しかし、反力FAの半径方向成分F1Aが反力FBの半径方向成分F1Bよりも大きくなるため、反力FAの加わっている部分から反力FBの加わっている部分に向けて(矢印bの方向)に、半径方向成分F1Aと半径方向成分F1Bの差の分だけ、パンチ本体10を曲げようとする力が発生する。この力は、反力FA,FBの軸方向成分F2A,F2Bの差に起因するパンチ本体10の曲がりと逆方向にパンチ本体10を曲げようとするから、パンチ本体10が曲がることを抑えることができ、パンチ本体10を真っ直ぐに被加工部材W内に進入させることができる。
よって、本実施形態のパンチ1を使用すれば、パンチ本体10が曲がりながら被加工部材W内に侵入することを防ぐことができるから、パンチ本体10を破損することなく、高アスペクト比の貫通孔を形成することができる。
よって、パンチ本体10の中心軸CPと突起部11の側面11aとのなす角度θは、45〜87度が適しており、とくに60〜80度が好適である。
10 パンチ本体
11 突起部
11a 側面
CP 中心軸
W 被加工物
Claims (3)
- 打抜き加工において、被加工部材に貫通孔を形成するために使用されるパンチであって、
該パンチが、そのパンチ本体の先端に略錐体状の突起部を備えている
ことを特徴とする打抜き工具。 - 前記突起部が、
前記パンチ本体の中心軸の延長線上に頂点を有するように形成されており、
前記パンチ本体の中心軸の延長線と母線との間に形成される角度が、30〜87度である
ことを特徴とする請求項1記載の打抜き工具。 - 前記突起部の側面が、前記パンチ本体の側面と連続する
ことを特徴とする請求項1記載の打抜き工具。
Priority Applications (1)
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2006068836A (ja) |
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2004
- 2004-08-31 JP JP2004252850A patent/JP2006068836A/ja active Pending
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