JP2009279642A - バーリング金型、バーリングパンチ及びバーリング加工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボス内へのパイプの挿入性を向上させるとともに、ボス内に挿入されたパイプの摩耗、損傷を抑制すること。
【解決手段】第1プレートと対向して配置されて板状の被加工材を第1プレートとの間で挟持する第2プレートと、被加工材に対して第1プレートと反対側から被加工材の下穴を突き破りバーリング穴に挿入可能に配置されるバーリングパンチとを備えたバーリング金型において、バーリングパンチは、円柱棒状に形成され、先端側の小径部51と、基端側の大径部52と、小径部51の外径を大径部52の外径まで拡径する拡径部53とを有し、小径部51の外径d1は下穴の穴径d2よりも小さく、大径部の外径d3は下穴の穴径d2よりも大きく形成され、拡径部53は、軸方向の断面が曲線状に形成されること。
【選択図】図3
【解決手段】第1プレートと対向して配置されて板状の被加工材を第1プレートとの間で挟持する第2プレートと、被加工材に対して第1プレートと反対側から被加工材の下穴を突き破りバーリング穴に挿入可能に配置されるバーリングパンチとを備えたバーリング金型において、バーリングパンチは、円柱棒状に形成され、先端側の小径部51と、基端側の大径部52と、小径部51の外径を大径部52の外径まで拡径する拡径部53とを有し、小径部51の外径d1は下穴の穴径d2よりも小さく、大径部の外径d3は下穴の穴径d2よりも大きく形成され、拡径部53は、軸方向の断面が曲線状に形成されること。
【選択図】図3
Description
本発明は、バーリング金型、バーリングパンチ及びバーリング加工方法に関する。
バーリング加工用の金型は、バーリング穴が形成されたダイブロックと、このダイブロックと対向して配置され、板状の被加工材をダイブロックとの間で挟持する押さえ板と、被加工材に対してダイブロックと反対側に配置され、バーリング穴に挿入可能に形成される円柱棒状のバーリングパンチとを備えて構成される。
被加工材は、予めプレス加工等により下穴が加工された状態で金型内にセットされる。ダイブロックと押さえ板との間に挟持された被加工材は、下穴の穴径よりも大きな外径を有するバーリングパンチが下穴を同軸方向に押し付け、下穴を突き破ることにより、バーリング加工が施される。すなわち、被加工材の下穴はバーリングパンチの押圧力によって下穴の縁が押し広げられながら、バーリングパンチの押し込み方向に沿って押し曲げられることにより、下穴の周縁には、ボスが成形される。
従来、このようなバーリング加工用の金型に用いられるバーリングパンチとしては、先端部が円錐状に形成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このようにして加工された成形品のボスの根元側には、通常、穴の周縁に曲げ成形によって穴径が広がった部分が形成されるのに対し、ボスの先端側の穴の周縁には、そのような穴径が広がる部分はなく、穴の先端まで平坦な面が形成されている。
ところで、このような成形品の用途として、例えば、成形品のボスの穴径よりも僅かに外径を小さくした円筒状のパイプ(金属製)をボスの穴内に挿入して使用する例が知られている。より具体的には、例えば、空調用のプレート式熱交換器の要素部品として、成形品のボス内に冷媒が流れる銅パイプを挿入して使用する例があげられる。このような用途において、パイプをボスの根元側から先端側に向かって挿入する際は、ボスの根元側の周縁の穴径の広がりがパイプを案内することになるため、挿入が容易であるのに対し、ボスの先端側から根元側に向かってパイプを挿入する際は、ボスの先端側の周縁がエッジとなるため、パイプの案内がなく、挿入が困難となる。
また、ボス内にパイプが挿入された状態で振動等の外力が加えられた場合、ボス先端の周縁とパイプの外周面が接触を繰り返すことにより、パイプの外周面が摩耗し損傷するおそれがある。
さらに、被加工材の下穴を形成するプレス加工においては、穴の周縁にバリが生じやすく、このバリが成形品の穴の周縁、つまりボスの先端側の穴の周縁に残存することにより、パイプの外周面が損傷するおそれがある。
本発明は、バーリング成形品のボス内にパイプを挿入するにあたり、ボス内へのパイプの挿入性を向上させるとともに、ボス内に挿入されたパイプの摩耗、損傷を抑制することを課題とする。
本発明では、バーリング穴が形成された第1プレートと、この第1プレートと対向して配置されて板状の被加工材を第1プレートとの間で挟持する第2プレートと、被加工材に対して第1プレートと反対側から被加工材の下穴を突き破りバーリング穴に挿入可能に配置されるバーリングパンチとを備えるバーリング金型において、バーリングパンチは、円柱の棒状に形成され、先端側の小径部と、基端側の大径部と、小径部の外径を大径部の外径まで拡径する拡径部とを有し、小径部の外径は下穴の穴径よりも小さく、大径部の外径は下穴の穴径よりも大きく形成され、拡径部は、軸方向の断面が曲線状に形成されることを特徴としている。
本発明の構成によれば、被加工材をバーリング加工する際、まず、バーリングパンチの小径部が下穴内に案内され、続いて、拡径部の側面が被加工材の下穴の周縁と接触する。ここで、バーリングパンチの拡径部は、側面が軸方向に徐々に拡径する曲面で形成されているため、例えば、断面テーパ状の拡径部を有する従来のバーリングパンチと比べて、下穴の内周縁との接触状態が長くなり、しかもその接触状態がバーリングパンチの移動とともに滑らかに変化する。このため、内周縁にバリが生じていても、これを確実に押し潰すことができ、成形後のボスの先端側の穴の周縁には、穴径が先端側に向かって広がる形状(例えば、面取り形状)が形成される。これにより、ボスの先端側からボス穴にパイプを挿入する場合のパイプの挿入性を向上させることができ、かつボス内にパイプが挿入された状態におけるパイプの摩耗、損傷を抑制することができる。
この場合において、拡径部は、小径部の外径から大径部の外径に向かって、外径の変化率が次第に大きくなる第1の曲率部と変化率が次第に小さくなる第2の曲率部とが連なって形成されているものとする。
このように拡径部を形成すれば、被加工材の下穴の周縁と拡径部の側面との接触状態を効率よく変化させることができるため、成形後のボスの先端側の穴の周縁をより安定的に押し潰すことができる。
このような拡径部を有するバーリングパンチの具体的な構成としては、先端側の小径部と、基端側の大径部と、小径部の外径を大径部の外径まで拡径する拡径部とを有し、小径部の外径は前記下穴の穴径よりも小さく、大径部の外径は前記下穴の穴径よりも大きく形成され、拡径部は、軸方向の断面が、小径部の外径から大径部の外径に向かって、外径の変化率が次第に大きくなる第1の曲率部と変化率が次第に小さくなる第2の曲率部とが連なって形成され、被加工材の板厚tを、0.8mm〜4.5mmの範囲において、小径部の外径をd1、下穴の穴径をd2、大径部の外径をd3、第1の曲率部の曲率半径をR1、第2の曲率部の曲率半径をR2としたとき、R1=t×2.5×(0.8〜1.2)、R2=d3×1/2×(0.8〜1.2)、d1=d2−0.1±0.05の範囲で形成することができる。
また、本発明は、バーリング穴が形成された第1のプレートと第1のプレートに対向して配置される第2のプレートとの間に下穴が形成された被加工材を挟持し、バーリング穴に挿入可能なバーリングパンチを被加工材の第1のプレートと反対側から被加工材の下穴に押し込むことにより、被加工材にボスを形成するバーリング加工方法において、バーリングパンチの軸方向の断面が曲線状に拡径された拡径部を下穴の縁に押し付けてバーリング加工を施すことにより、上述した効果を得ることができる。
本発明によれば、バーリング成形品のボス内にパイプを挿入するにあたり、ボス内へのパイプの挿入性を向上させるとともに、ボス内に挿入されたパイプの摩耗、損傷を抑制することができる。
以下、本発明を適用してなるバーリング金型の一実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態のバーリング金型に被加工材をセットした状態を示す横断面図である。図2は、図1のバーリング金型が被加工材をバーリング加工する状態を示す横断面図である。図3は、本実施形態のバーリング金型に使用されるバーリングパンチの先端部分の構成を示す断面図である。図4は、図3のバーリングパンチを用いて加工するときの動作と成形品の形状を示す図である。図5は、被加工材にバーリング加工を施して形成される成形品の要部を示す図である。
本実施形態のバーリング金型は、図1に示すように、上金型50と下金型60とが対向するようにプレス機(図示せず)に取り付けられて構成され、下金型60に対して上金型50が上下動することにより、下金型60の上に設置された被加工材80をプレス加工するようになっている。なお、本実施形態でバーリング金型にセットされる被加工材80は、予めプレス加工により下穴が開けられている。
上金型50は、上型ベース1と、ダイブロック2と、ガイドブッシュ3を備えて構成される。ダイブロック2は、上型ベース1に螺子4で固定されることにより上型ベース1の下面に密着して取り付けられている。
下金型60は、下型ベース5と、バーリングパンチ6と、リテーナ7と、圧縮コイルバネ8と、押え板9と、ガイドポスト10を備えて構成される。リテーナ7は、下型ベース5に螺子4で固定されることにより下型ベースの上面に密着して取り付けられている。押え板9は、下型ベース5を貫通する開口穴11とリテーナ7を貫通する貫通穴12に挿通されたストリッパボルト13の頭部に係止されるとともに、リテーナ7の貫通穴14に挿設された圧縮コイルバネ8によって上向きに付勢されている。
バーリングパンチ6は、リテーナ7の貫通穴15に下方から挿入されるとともに、鍔部の端面が下型ベース5と当接することにより固定され、先端部が押え板9の貫通穴16に挿入された状態となっている。押え板9と対向するダイブロック2には、バーリングパンチ6の先端部が挿入されるバーリング穴17が形成されている。
このようにして構成されるバーリング金型は、図2に示すように、押え板9の上に被加工材80がセットされた状態で上金型50が下降を始めることにより、被加工材80は押え板9とダイブロック2との間に挟持され、続いて押え板9が下降し、バーリングパンチ6の先端が被加工材80の下穴を押し破り、バーリング穴17内に挿入されることにより、バーリング加工が行われる。
図5に示すように、被加工材80には、予め穴径d2の下穴20が形成されており、この下穴20をバーリングパンチ6により押し広げ、その押し込み方向に押し曲げることにより円筒状のボス21が成形される。
ここで、被加工材80に下穴20を形成するプレス加工方法と、その加工によって得られた成形品の下穴20の断面状態について説明する。図6は、被加工材80に下穴を加工する動作を説明する図である。
図6に示すように、被加工材80をダイ31の上に設置し、上方に配置されたパンチ30を下方(A方向)に向けて打ち抜くことにより下穴を形成し、同時に抜きカス80bをダイ31の貫通穴を通じて下方へ落下させる。
このようにして加工された被加工材80の下穴の側断面を拡大すると、図7に示すようにパンチ30のA方向に沿って、下穴20の内周面には、だれ41、せん断42、破断43、バリ44が順に発生する。
ここで、下穴20が形成された被加工材80に従来のバーリングパンチを用いてバーリング加工したときの様子を図8に示す。図8(b)は、従来のバーリングパンチの一例を示す拡大図である。
図に示すように、従来のバーリングパンチは、軸方向の断面がテーパ状に形成された拡径部を有しており、その先端側には下穴に案内される小径部、基端側にはボス穴を形成する大径部が形成されている。このようなバーリングパンチを被加工材80のバリ44が発生する側(図7の下側)から押し込んでバーリング加工したときの様子を図8(a)に示す。図に示すように、バーリングパンチは、そのテーパ状の拡径部の側面をバリ44が存在する下穴の周縁に押し付け、さらに下穴を突き破りボス21を成形する。
しかしながら、このような加工を施した場合、バリ44は、ボス21の先端側の穴の周縁から内向きに突き出した状態で残存することがある。このようにボス21の先端側に残存するバリ44は、例えば、銅製のパイプをボス穴に挿入して使用する場合、挿入したパイプの表面を傷つけ、損傷を招くことがある。
ここで、本実施形態のバーリングパンチ6の構成について説明する。図3に示すように、本実施形態のバーリングパンチ6は、円柱棒状に形成されており、先端部の小径部51、基端部の大径部52、小径部51と大径部52との間に形成される拡径部53を備えて構成される。小径部51の外径d1は、被加工材80の下穴20の穴径d2よりも小さく、大径部52の外径d3は、穴径d2よりも大きく形成されている。
拡径部52は、軸方向の断面が曲線状に形成されており、小径部51の外径を大径部52の外径まで拡径する形状をなしている。より具体的には、拡径部53は、軸方向の断面において小径部51の外径から大径部52の外径に向かって、外径の変化率が次第に大きくなる第1の曲率部と、外径の変化率が次第に小さくなる第2の曲率部とが連なって形成されている。すなわち、第1の曲率部は、曲率半径R1の中心をパンチの外側に有する内向の円弧、第2の曲率部は、曲率半径R2の中心をパンチの内側に有する外向の円弧となっている。
このようにして構成されるバーリングパンチ6を被加工材80のバリ44が発生する側から押し込んでバーリング加工したときの様子を図4に示す。
図に示すように、小径部51が被加工材80の下穴20に案内され、続いて、下穴20の内周縁には、拡径部53の側面(以下、肩部という。)が接触する。ここで、下穴の周縁(バリ44を含む)には、まず、第1の曲率部の側面が接触し、バーリングパンチの押し込みとともに、肩部の接触面は、第1の曲率部から第2の曲率部へと変化する。つまり、下穴20の内周縁を押し付ける押し付け力は、バーリングパンチ6の移動とともに滑らかに変化する。したがって、例えば、図8のバーリングパンチを用いる場合と比べると、下穴20の内周縁を押し付ける時間を長くすることができ、しかも肩部の形状に由来する押し付け力を効果的に変化させることができる。これにより、下穴の周縁を効率よく捉え、内周縁に残留するバリ44を確実に押し潰すことができる。
続いて、穴20の内周縁を押し付ける肩部の外径はパンチの移動とともに徐々に大きくなり、ついには大径部52が下穴20を突き破って中に押し込まれることにより、バーリングパンチの押し込み方向に沿ってボスが形成される。
このようにして成形されたボス21には、図4に示すように、ボス先端側の穴の内周縁に、穴径を先端側に向かって拡径(例えば断面の勾配θ)させた形状61が形成される。
したがって、ボス21の先端側からボス穴にパイプを挿入する場合には、形状61がパイプを案内するため、ボス穴へのパイプの挿入性を向上させることができ、さらに、ボス内にパイプが挿入された状態で、振動が加えられたとしても、穴内にはバリが存在しないため、パイプの摩耗や損傷を抑制することができる。
本実施形態のバーリングパンチ6のより具体的な形状は、被加工材80の板厚tが0.8mm〜4.5mmの範囲において、小径部51の外径をd1、下穴の穴径をd2、大径部52の外径をd3としたとき、以下の関係を満たすときに、最も良好な形状61を有する成形品を成形することができる。
第1の曲率部の曲率半径R1=t×2.5×(0.8〜1.2)
第2の曲率部の曲率半径R2=d3×1/2×(0.8〜1.2)
d1=d2−0.1±0.05
なお、本実施形態においては、バーリングパンチ6の拡径部53の軸方向の断面形状を、二つの曲率部が連設する例について説明したが、小径部から大径部に向かって曲線状に外径が拡径する形状であれば、本実施形態に限られるものではない。
第1の曲率部の曲率半径R1=t×2.5×(0.8〜1.2)
第2の曲率部の曲率半径R2=d3×1/2×(0.8〜1.2)
d1=d2−0.1±0.05
なお、本実施形態においては、バーリングパンチ6の拡径部53の軸方向の断面形状を、二つの曲率部が連設する例について説明したが、小径部から大径部に向かって曲線状に外径が拡径する形状であれば、本実施形態に限られるものではない。
1 上型ベース
2 ダイブロック
5 下型ベース
6 バーリングパンチ
7 リテーナ
8 圧縮コイルバネ
9 押え板
17 バーリング穴
20 下穴
21 ボス
51 小径部
52 大径部
53 拡径部
80 被加工材
2 ダイブロック
5 下型ベース
6 バーリングパンチ
7 リテーナ
8 圧縮コイルバネ
9 押え板
17 バーリング穴
20 下穴
21 ボス
51 小径部
52 大径部
53 拡径部
80 被加工材
Claims (4)
- バーリング穴が形成された第1プレートと、前記第1プレートと対向して配置されて板状の被加工材を前記第1プレートとの間で挟持する第2プレートと、前記被加工材に対して前記第1プレートと反対側から前記被加工材の下穴を突き破り前記バーリング穴に挿入可能に配置されるバーリングパンチとを備えるバーリング金型において、
前記バーリングパンチは、円柱棒状に形成され、先端側の小径部と、基端側の大径部と、前記小径部の外径を前記大径部の外径まで拡径する拡径部とを有し、前記小径部の外径は前記下穴の穴径よりも小さく、前記大径部の外径は前記下穴の穴径よりも大きく形成され、前記拡径部は、軸方向の断面が曲線状に形成されてなることを特徴とするバーリング金型。 - 前記拡径部は、前記小径部の外径から前記大径部の外径に向かって、外径の変化率が次第に大きくなる第1の曲率部と前記変化率が次第に小さくなる第2の曲率部とが連なって形成されることを特徴とする請求項1に記載のバーリング金型。
- 被加工材の下穴に押し込んでバーリング加工するための円柱棒状のバーリングパンチにおいて、
先端側の小径部と、基端側の大径部と、前記小径部の外径を前記大径部の外径まで拡径する拡径部とを有し、前記小径部の外径は前記下穴の穴径よりも小さく、前記大径部の外径は前記下穴の穴径よりも大きく形成され、
前記拡径部は、軸方向の断面が、前記小径部の外径から前記大径部の外径に向かって、外径の変化率が次第に大きくなる第1の曲率部と前記変化率が次第に小さくなる第2の曲率部とが連なって形成されてなり、
前記被加工材の板厚t=0.8mm〜4.5mmの範囲において、前記小径部の外径をd1、前記下穴の穴径をd2、前記大径部の外径をd3、前記第1の曲率部の曲率半径をR1、前記第2の曲率部の曲率半径をR2としたとき、
R1=t×2.5×(0.8〜1.2)
R2=d3×1/2×(0.8〜1.2)
d1=d2−0.1±0.05 の範囲に形成されてなることを特徴とするバーリングパンチ。 - バーリング穴が形成された第1のプレートと該第1のプレートに対向して配置される第2のプレートとの間に下穴が形成された被加工材を挟持し、前記バーリング穴に挿入可能なバーリングパンチを前記被加工材の前記第1のプレートと反対側から前記被加工材の下穴に押し込むことにより、前記被加工材にボスを形成するバーリング加工方法において、
前記バーリングパンチの軸方向の断面が曲線状に拡径された拡径部を前記下穴の縁に押し付けてバーリング加工することを特徴とするバーリング加工方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008137076A JP2009279642A (ja) | 2008-05-26 | 2008-05-26 | バーリング金型、バーリングパンチ及びバーリング加工方法 |
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2008
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110802 |