JP2006063973A - エンジン点火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多重点火の期間を可変することで点火プラグに供給する電気エネルギーを変更する技術が提案されているが、点火プラグに流す電流値を数十mA〜数百mAに可変できる技術がなかった。
【解決手段】 1次コイル4aに第1電圧Vcを与える第1DC/DCコンバータ2とは別に、第1電圧Vcより大きい第2電圧Vdcを1次コイル4aに与える第2DC/DCコンバータ13を備える。通常運転時には第2DC/DCコンバータ13を作動させず、第1DC/DCコンバータ2によって2次コイル4bに数十mAの通常2次電流を生じさせる。超リーンバーン運転時には第2DC/DCコンバータ13を作動させ、大きな電気エネルギーを1次コイル4aに与えることで2次コイル4bに数百mAの大2次電流を生じさせる。このように、点火プラグに流す電流値を数十mA〜数百mAに可変できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン(内燃機関)の点火装置に関するものであり、特に点火プラグに供給する電気エネルギーをエンジンの運転状態に応じて変更可能な技術に係わる。
エンジンの運転状態に応じて点火プラグに供給する電気エネルギーを変更するエンジン点火装置として、点火プラグに交流電流を供給する時間(多重点火を行う期間)を可変する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、近年のエンジン点火装置では、エンジンの運転状態に応じて時間だけではなく、点火プラグに流す電流(点火コイルの2次コイルの2次電流)の絶対値を大きくする要求がある。
具体的な一例を示すと、従来のエンジンでは、点火プラグに数十mAの電流を流せば十分な燃焼を実現できた。しかし、超リーンバーンエンジンのように、過酷な燃焼条件下で確実な着火を実現するために、点火プラグに数百mAの電流を流すことを必要とする条件が存在する。
一例として示す超リーンバーンエンジンは、所定の運転条件が成立した時に空燃比を超希薄空燃比(例えば、空燃比30以上、場合によっては空燃比50以上)にするものであり、超リーンバーンの運転条件が成立していない場合には、理論空燃比や、単なる通常のリーンバーン空燃比で運転する。
このようなエンジンでは、点火プラグの摩耗や、消費電力を抑えるために、大電流が必要でない運転条件では、点火プラグに流す電流値を数十mAに抑える必要がある。
このように近年では、点火プラグに流す電流値を数十mA〜数百mAに変更できるエンジン点火装置が要求される。しかし、点火プラグに流す電流値を数十mA〜数百mAに変更できるエンジン点火装置は存在しないため、上記の要求を従来のエンジン点火装置は満たすことができないという問題がある。
特許第2811781号公報
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は点火プラグに流す電流値を変更可能なエンジン点火装置の提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用するエンジン点火装置は、第1電気エネルギー印加手段とは別に、通常2次電流より多い大2次電流を2次コイルに発生させることが可能な第2電気エネルギー印加手段を備える。
(小電流)
第2電気エネルギー印加手段を作動させない。この結果、第1電気エネルギーが1次コイルに与えられた状態で1次コイルの通電が断続されることで、2次コイルに通常2次電流(従来構成と同様の2次電流)が発生する。
(大電流)
第2電気エネルギー印加手段を作動させる。この結果、2次コイルには、通常2次電流より多い大2次電流が発生する。
このように、請求項1の手段を採用することにより、点火プラグに流す電流値を、通常2次電流(小電流)と、大2次電流(大電流)とに変更することができる。
なお、エンジンの運転状態に応じて大2次電流を可変して、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流の間で連続的あるいは段階的に可変しても良い。また、エンジンの種類等に応じて大2次電流を一定にして、点火プラグに流す電流値を、小電流または大電流に切り替えるようにしても良い。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用するエンジン点火装置は、第1電気エネルギー印加手段とは別に、1次コイルに第1電気エネルギーより大きい第2電気エネルギーを与えることが可能な第2電気エネルギー印加手段を備え、第2電気エネルギーが1次コイルに与えられた状態で1次コイルの通電を断続することで、2次コイルに通常2次電流より多い大2次電流を発生させるものである。
(小電流)
第2電気エネルギー印加手段を作動させない。この結果、第1電気エネルギーが1次コイルに与えられた状態で1次コイルの通電が断続されることで、2次コイルに通常2次電流(従来構成と同様の2次電流)が発生する。
(大電流)
第2電気エネルギー印加手段を作動させる。この結果、第1電気エネルギーより大きい第2電気エネルギーが1次コイルに与えられた状態で1次コイルの通電が断続されることで、2次コイルには通常2次電流より多い大2次電流が発生する。
このように、請求項2の手段を採用することにより、請求項1と同様、点火プラグに流す電流値を、通常2次電流(小電流)と、大2次電流(大電流)とに変更することができる。
なお、エンジンの運転状態に応じて第2電気エネルギーを可変して、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流の間で連続的あるいは段階的に可変しても良い。また、エンジンの種類等に応じて第2電気エネルギーを一定にすることで大2次電流を一定にして、点火プラグに流す電流値を、小電流または大電流に切り替えるようにしても良い。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用するエンジン点火装置は、車両に搭載されたバッテリの電圧を第1電圧に昇圧する第1DC/DCコンバータ(第1電気エネルギー印加手段)と、車両に搭載されたバッテリの電圧を第1電圧より高い第2電圧に変換する第2DC/DCコンバータ(第2電気エネルギー印加手段)とを備えるとともに、制御装置から多重点火区間信号が与えられている間に亘って1次コイルを短い周期で繰り返して断続させる多重点火手段を備える。
これによって、多重点火を行うエンジン点火装置において、点火プラグに流す電流値を、通常2次電流(小電流)と大2次電流(大電流)とに変更できる。
[請求項4の手段]
請求項4の手段を採用するエンジン点火装置は、エンジンの運転状態に応じて第2DC/DCコンバータの昇圧値(即ち、第2電圧の値)を制御することにより、2次コイルの2次電流を制御する2次電流制御手段を備える。
即ち、エンジンの運転状態に応じて第2DC/DCコンバータの昇圧値を可変して、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流に連続的あるいは段階的に可変するものである。
このように設けることにより、点火プラグに流す電流値をエンジンの運転状態に応じて最適にできるため、余分な発熱を抑えることができるとともに、余分な電力消費を抑えることができる。
[請求項5の手段]
請求項5の手段を採用するエンジン点火装置は、1次コイルを流れる1次電流を検出する1次電流モニター手段を備える。そして、2次電流制御手段は、1次電流モニター手段で検出された1次電流に基づいて第2DC/DCコンバータの昇圧値をフィードバック制御することで、2次コイルの2次電流をフィードバック制御するものである。
このように、1次コイルの1次電流をモニターして2次コイルの2次電流をフィードバック制御することにより、点火プラグに流れる電流値の精度を高めることができる。
[請求項6の手段]
請求項6の手段を採用するエンジン点火装置は、第2DC/DCコンバータで昇圧された第2電圧を1次コイルに与える際に、この1次コイルに流れる1次電流の流れ方向を交互に逆転させる電流方向切替手段を備えるものである。
このように、1次コイルに流れる1次電流の流れ方向を交互に逆転させることにより、1次電流の値を小さくすることができ、第2DC/DCコンバータや点火コイル等の発熱を抑えることができるとともに、第2DC/DCコンバータや点火コイル等を小型化、軽量化できる。
[請求項7の手段]
請求項7の手段を採用するエンジン点火装置は、第1電気エネルギー印加手段とは別に、通常2次電流より多い大2次電流を2次コイルに直接発生させる第2電気エネルギー印加手段を備えるものである。
(小電流)
第2電気エネルギー印加手段を作動させない。この結果、第1電気エネルギーが1次コイルに与えられた状態で1次コイルの通電が断続されることで、2次コイルに通常2次電流(従来構成と同様の2次電流)が発生する。
(大電流)
第2電気エネルギー印加手段を作動させる。この結果、2次コイルには、通常2次電流より多い大2次電流が発生する。
このように、請求項7の手段を採用することにより、請求項1と同様、点火プラグに流す電流値を、通常2次電流(小電流)と、大2次電流(大電流)とに変更することができる。
なお、エンジンの運転状態に応じて大2次電流を可変して、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流の間で連続的あるいは段階的に可変しても良い。また、エンジンの種類等に応じて大2次電流を一定にして、点火プラグに流す電流値を、小電流または大電流に切り替えるようにしても良い。
[請求項8の手段]
請求項8の手段を採用するエンジン点火装置は、車両に搭載されたバッテリが第1電気エネルギー印加手段であり、1次コイルの通電が停止されて2次コイルに通常2次電流が発生する際に、その通常2次電流をさらに増加させる第3DC/DCコンバータが第2電気エネルギー印加手段である。
これによって、単発点火(例えば、フルトラ点火)を行うエンジン点火装置において、点火プラグに流す電流値を、通常2次電流(小電流)と大2次電流(大電流)とに変更できる。
[請求項9の手段]
請求項9の手段を採用するエンジン点火装置は、車両に搭載されたバッテリの電圧を第1電圧に昇圧する第1DC/DCコンバータ(第1電気エネルギー印加手段)と、制御装置から多重点火区間信号が与えられている間に亘って1次コイルを短い周期で繰り返して断続させる多重点火手段とを備える。
さらに、エンジン点火装置は、1次コイルの通電が停止されて2次コイルにマイナス方向の通常2次電流が発生する際に、そのマイナス方向の通常2次電流をさらにマイナス側に増加させ、1次コイルの通電が停止されて2次コイルにプラス方向の通常2次電流が発生する際に、そのプラス方向の通常2次電流をさらにプラス側に増加させる第4DC/DCコンバータ(第2電気エネルギー印加手段)を備える。
これによって、多重点火を行うエンジン点火装置において、点火プラグに流す電流値を、通常2次電流(小電流)と大2次電流(大電流)とに変更できる。
最良の形態1のエンジン点火装置は、1次コイルと2次コイルを備える点火コイルと、1次コイルに第1電気エネルギーを印加する第1電気エネルギー印加手段とを具備し、第1電気エネルギーが1次コイルに与えられた状態で1次コイルの通電を断続することで、2次コイルに通常2次電流を発生させる。
このエンジン点火装置は、第1電気エネルギー印加手段とは別に、通常2次電流より多い大2次電流を2次コイルに発生させることが可能な第2電気エネルギー印加手段を備える。
第2電気エネルギー印加手段は、1次コイルに第1電気エネルギーより大きい第2電気エネルギーを与えるものであっても良いし(請求項2)、通常2次電流より多い大2次電流を2次コイルに直接発生させるものであっても良い(請求項7)。
なお、エンジンの運転状態に応じて大2次電流値を可変して、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流に連続的あるいは段階的に可変しても良い。また、エンジンの種類等に応じて大2次電流を一定にして、点火プラグに流す電流値を、小電流または大電流に切り替えるようにしても良い。
従来構成のエンジン点火装置を図3、図4を参照して説明し、その後に本発明が適用された実施例1のエンジン点火装置を図1、図2を参照して説明する。
[従来構成のエンジン点火装置の説明]
図3に示す従来構成のエンジン点火装置は、多重点火を行うエンジン点火装置(実施例1も多重点火を行う)であり、車両に搭載されたバッテリ6(直流電源)の電圧を、バッテリ電圧より高い第1電圧Vcに昇圧する第1DC/DCコンバータ2(第1電気エネルギー印加手段)と、この第1DC/DCコンバータ2で発生した第1電気エネルギーを各気筒毎に設けられた点火コイル4の1次コイル4aに断続供給する点火回路5とを備える。
第1DC/DCコンバータ2は、バッテリ6に接続されたエネルギー蓄積コイル1と、このエネルギー蓄積コイル1の通電を断続する第1スイッチ手段7(例えば、IGBT、パワートランジスタ、MOS−FET、接点式スイッチ等)と、エネルギー蓄積コイル1から放出された電気エネルギーを蓄えるコンデンサ3とから構成される。
エネルギー蓄積コイル1と第1スイッチ手段7は、バッテリ6のプラス端子とグランドアースとの間に直列接続されており、エネルギー蓄積コイル1によって発生する電気エネルギーは、電流の逆流を防ぐダイオード8を介してコンデンサ3および1次コイル4aの一端に供給するように設けられている。
なお、エネルギー蓄積コイル1は、インダクタンスが大きいものである。
第1スイッチ手段7は、駆動回路10の出力する駆動信号Aによって断続制御される。 駆動回路10は、各種のセンサ信号に基づいてエンジンを制御するECU11(エンジン・コントロール・ユニットの略:制御装置)から、図4に示すようにHiのエネルギー蓄積信号IGtが与えられている間に第1スイッチ手段7をONさせるものである(なお、第1スイッチ手段7を断続させてエネルギー蓄積コイル1で発生した高電圧をコンデンサ3で蓄えるタイプであっても良い)。
この駆動回路10は、第1スイッチ手段7と後述する第2スイッチ手段12を交互に短い周期で繰り返して断続させる「多重点火手段」の機能を備えるものであり、ECU11から放電区間信号IGwが与えられて、第2スイッチ手段12がON−OFFを繰り返す際に、第2スイッチ手段12のON−OFFに対して反転させて第1スイッチ手段7をON−OFFさせるものである。
また、駆動回路10は、第2スイッチ手段12のON−OFFが停止した直後に、コンデンサ3を充電させて待機させるために第1スイッチ手段7を1度ON−OFFさせる「充電待機機能」を備える。
コンデンサ3の充放電側は、エネルギー蓄積コイル1における電気エネルギーの放出側(ダイオード8の順方向側)と、1次コイル4aの一端とに接続され、コンデンサ3に蓄えた電気エネルギーが1次コイル4aの一端に供給されるように設けられている。
点火回路5は、エンジンの気筒毎に設けられた点火コイル4の1次コイル4aをそれぞれ断続するための第2スイッチ手段12(例えば、IGBT、パワートランジスタ、MOS−FET、接点式スイッチ等)を備える。
各第2スイッチ手段12は、駆動回路10の出力する気筒別駆動信号B♯1、B♯2・・B♯n(nは気筒数である)によって断続制御される。
駆動回路10は、ECU11からHiの放電区間信号IGwが与えられている間、点火気筒の第2スイッチ手段12を短い周期で繰り返してON−OFFさせるものである。なお、駆動回路10は、上述したように、放電区間信号IGwが与えられている間で第2スイッチ手段12がON−OFFを繰り返す際に、第2スイッチ手段12のON−OFFに対して反転させて第1スイッチ手段7をON−OFFさせるものである。
ECU11からHiのエネルギー蓄積信号IGtが与えられている間は、図4中ieに示すように、第1スイッチ手段7がONしてエネルギー蓄積コイル1に蓄積される電気エネルギーが徐々に大きくなる。そして、第1スイッチ手段7のOFF時(第2スイッチ手段12のON時)に第1DC/DCコンバータ2(エネルギー蓄積コイル1およびコンデンサ3)で蓄積させた第1電気エネルギーが点火コイル4の1次コイル4aに供給される。
第2スイッチ手段12がONすると、第1DC/DCコンバータ2(エネルギー蓄積コイル1およびコンデンサ3)に蓄積された第1電気エネルギーが点火コイル4の1次コイル4aに与えられ、1次コイル4aに1次電流(図中、符号i1)が流れる。この時の突入電流により、点火コイル4の2次コイル4bに通常2次電流(図中、符号i2)が流れ、点火プラグで火花放電(CDI点火)が行われる。続いて、第2スイッチ手段12がOFFすると、1次電流の流れにより点火コイル4に蓄えられた電気エネルギーによって、点火コイル4の2次コイル4bに先ほどとは逆方向の通常2次電流が流れ、点火プラグで火花放電(フルトラ点火)が行われる。
つまり、ECU11から与えられたエネルギー蓄積信号IGtがHiからLoへ切り替わった直後にCDIによる点火動作を行うとともに、ECU11からHiの放電区間信号IGwが与えられている間、第2スイッチ手段12と第1スイッチ手段7が短い周期で交互に繰り返してON−OFFすることで、フルトラによる多重点火の動作を行う。
[実施例1のエンジン点火装置の説明]
上記で示した従来構成のエンジン点火装置は、通常のエンジン(理論空燃比や、単なる通常のリーンバーン空燃比で運転するエンジン)のための点火装置であり、2次コイル4bに流れる電流波幅i2p−pは数十mA(通常2次電流)であった。
しかし、超リーンバーンエンジンでは、超希薄空燃比(例えば、空燃比30以上、場合によっては空燃比50以上)において確実な着火を実現するために、点火プラグに数百mA(大2次電流)の電流を流すことが要求される。
一方、超リーンバーンエンジンは、所定の運転条件が成立した時に超リーンバーン運転を行うものであり、超リーンバーン運転の条件が成立していない場合には、通常運転(理論空燃比や、単なる通常のリーンバーン空燃比で運転)を行うものである。
このため、超リーンバーンエンジンに搭載されるエンジン点火装置は、通常運転時において発熱や点火プラグの摩耗を防ぐために2次コイル4bに生じる電流波幅i2p−pを数十mA(通常2次電流)とし、超リーンバーン運転時において確実な着火を実現するために2次コイル4bに生じる電流波幅i2p−pを数百mA(大2次電流)とすることが要求される。
そこで、この実施例1のエンジン点火装置は、上記の要求を満足するために、上述した従来構成のエンジン点火装置に加え、第1電気エネルギー印加手段(第1DC/DCコンバータ2)とは別に、第2電気エネルギー印加手段を追加して、2次コイル4bに流れる2次電流(点火プラグに流す電流)を、通常2次電流と大2次電流に切り替えるものである。
具体的に、この実施例1は、第1電気エネルギー印加手段(第1DC/DCコンバータ2)とは別に、1次コイル4aに第2電気エネルギーを与える第2電気エネルギー印加手段を備えるものであり、第2電気エネルギーが1次コイル4aに与えられた状態で1次コイル4aの通電を断続することで、2次コイル4bに通常2次電流より多い大2次電流を発生させるものである。
実施例1の第2電気エネルギー印加手段は、バッテリ6の電圧を第1電圧Vcより大きい第2電圧Vdcに昇圧させる第2DC/DCコンバータ13である。
この第2DC/DCコンバータ13は、超リーンバーン運転時にECU11の作動指示信号によって作動するものであり、第2DC/DCコンバータ13で昇圧させた第2電圧Vdcは、電流の逆流を防ぐダイオード14を介して1次コイル4aの一端に与えられる。
上記のように設けられることにより、超リーンバーン運転時は、第1電圧Vcより大きい第2電圧Vdcが1次コイル4aの一端に印加されるため、図2に示すように、ECU11からHiの放電区間信号IGwが与えられている間(第1、第2スイッチ手段7、12が交互にON−OFFを繰り返す間)、点火コイル4の1次コイル4aに、従来構成よりも大きい第2電気エネルギーが与えられ、結果的に点火コイル4の2次コイル4bに、通常2次電流より多い大2次電流が流れ、点火プラグにおいて大電流(数百mA)の多重点火が行われる。
ここで、第2DC/DCコンバータ13の出力する第2電圧Vdcについて説明する。 この実施例1は、点火プラグに印加される電流値(必要出力電流)をエンジンの運転状態に応じて連続的または段階的に可変する手段を採用している。
具体的に、ECU11には、エンジンの運転状態(例えば、空燃比)に応じて第2DC/DCコンバータ13の昇圧値を制御することにより、第2DC/DCコンバータ13の出力する第2電圧Vdcを制御して、結果的に2次コイル4bに流れる大2次電流(即ち、点火プラグに流れる電流値)を制御する「2次電流制御手段」の機能が設けられている。
ECU11に設けられた2次電流制御手段は、次の作動を実行する。
(1)エンジンの運転状態に最適な必要出力電流(例えば、数百mA)を求める。
(2)上記で求めた必要出力電流を得るための電流波幅i2p−pを求める。なお、上記(1)においてエンジンの運転状態に応じた電流波幅i2p−pを直接求めるようにしても良い。
(3)上記で求めた電流波幅i2p−pを2次コイル4bで発生させるための1次電流の波高i1pを点火コイル4の巻線比に基づき求める。なお、波高i1pと電流波幅i2p−pは、1次コイル4aと2次コイル4bの巻線比に逆比例するものである。
(4)上記で求めた波高i1pを生じさせるための第2電圧Vdcを求める。
(5)第2DC/DCコンバータ13の出力が第2電圧Vdcとなるように第2DC/DCコンバータ13の動作(昇圧値)を制御する。
上記(1)〜(5)により、エンジンの運転状態に応じた必要出力電流を確保することができる。
即ち、エンジンの運転状態に応じて第2DC/DCコンバータ13の昇圧値を可変することにより、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流に連続的あるいは段階的に可変することができる。
なお、1次コイル4aを流れる1次電流を1次電流モニター手段(例えば、電流検出用抵抗体:図示しない)で検出し、この1次電流モニター手段で検出された1次電流が、運転状態に応じた目標の電流波幅i2p−p(大2次電流)に対応した1次電流となるように第2DC/DCコンバータ13の昇圧値をフィードバック制御しても良い。
このフィードバック制御により、点火プラグに印加される電流値の精度を高めることができる。
(実施例1の効果)
実施例1におけるエンジン点火装置は、第1DC/DCコンバータ2とは別に第2DC/DCコンバータ13を備え、通常運転時は第2DC/DCコンバータ13を作動させず、超リーンバーン運転時に第2DC/DCコンバータ13を作動させるものである。
(通常運転時)
通常運転時は、第2DC/DCコンバータ13を作動させないため、従来構成のエンジン点火装置と同様の第1DC/DCコンバータ2で発生させた第1電気エネルギーが1次コイル4aに印加される。このため、2次コイル4bには従来構成のエンジン点火装置と同様の通常2次電流(数十mAの電流波幅i2p−p)が流れる。
(超リーンバーン運転時)
超リーンバーン運転時は、第2DC/DCコンバータ13を作動させるため、第2DC/DCコンバータ13によって昇圧された第2電圧Vdcが1次コイル4aに印加される。このため、2次コイル4bには通常2次電流より多い大2次電流(数百mAの電流波幅i2p−p)が流れる。
このように、実施例1のエンジン点火装置は、通常運転時は点火プラグに流す電流値を従来通りに数十mAとし、超リーンバーン運転時は点火プラグに流す電流値を従来より大きい数百mAにできる。
このため、大電流が必要でない通常運転時は、点火プラグに流す電流値を数十mAに抑えることができ、点火プラグの摩耗や、消費電力を抑えることができる。
また、大電流が要求される超リーンバーン運転時は点火プラグに流す電流値を数百mAに高めることができ、過酷な燃焼条件下で確実な着火を実現することができる。
さらに、この実施例1では、エンジンの運転状態に応じて第2DC/DCコンバータ13の昇圧値を可変して、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流に連続的あるいは段階的に可変する。これによって、点火プラグに流す電流値をエンジンの運転状態に応じて最適に制御できるため、余分な点火プラグの摩耗や、余分な発熱を抑えることができるとともに、余分なバッテリ6の電力消費を抑えることができる。
なお、1次コイル4aを流れる1次電流を検出し、検出された1次電流に基づいて第2DC/DCコンバータ13の昇圧値をフィードバック制御することにより、点火プラグに供給される電流値の精度を高めることができる。
図5、図6を参照して実施例2を説明する。なお、以下の実施例において、実施例1と同一符号は、同一機能物を示すものである。
実施例2のエンジン点火装置は、第2DC/DCコンバータ13で昇圧された第2電気エネルギーを1次コイル4aに与える際{超リーンバーン運転時で、且つECU11(符号、実施例1参照)から放電区間信号IGwが駆動回路10に与えられている際}に、この1次コイル4aに流れる1次電流の流れ方向を交互に逆転させる「電流方向切替手段」を備えるものである。
この実施例2の電流方向切替手段は、(1)第2DC/DCコンバータ13の出力を1次コイル4aの一端側に与えることが可能な第1印加スイッチ手段A1、(2)第2DC/DCコンバータ13の出力を1次コイル4aの他端側に与えることが可能な第2印加スイッチ手段A2、(3)1次コイル4aの一端側をアース接地可能な第1アーススイッチ手段B1、(4)1次コイル4aの他端側をアース接地可能な第2アーススイッチ手段B2からなる。
なお、第1印加スイッチ手段A1と第1アーススイッチ手段B1は全気筒共通であり、各気筒(各点火コイル4)に対応して第2印加スイッチ手段A2と第2アーススイッチ手段B2が設けられるものである。
第1、第2印加スイッチ手段A1、A2は、パワートランジスタ、IGBT、MOS−FET、接点式スイッチ等よりなる。
第1、第2アーススイッチ手段B1、B2は、IGBT、パワートランジスタ、MOS−FET、接点式スイッチ等よりなる。
第2アーススイッチ手段B2は、実施例1の第2スイッチ手段12に相当するものである。
第1、第2印加スイッチ手段A1、A2および第1、第2アーススイッチ手段B1、B2は、ECU11から放電区間信号IGwが与えられている間、駆動回路10によって、(1)第1印加スイッチ手段A1と第2アーススイッチ手段B2がONで、第2印加スイッチ手段A2と第1アーススイッチ手段B1がOFFの第1通電状態と、(2)第1印加スイッチ手段A1と第2アーススイッチ手段B2がOFFで、第2印加スイッチ手段A2と第1アーススイッチ手段B1がONの第2通電状態とを、交互に繰り返す動作を行う。 この結果、超リーンバーン運転時で、且つECU11から放電区間信号IGwが駆動回路10に与えられている間、図6に示すように、1次コイル4aに流れる1次電流の流れ方向が交互に正負逆転して流れる。
次に、第2DC/DCコンバータ13の出力する第2電圧Vdcについて説明する。
この実施例2は、実施例1と同様、点火プラグに印加される電流値(必要出力電流)をエンジンの運転状態に応じて連続的または段階的に可変する手段を採用している。
具体的に、ECU11には、エンジンの運転状態(例えば、空燃比)に応じて第2DC/DCコンバータ13の昇圧値を制御することにより、第2DC/DCコンバータ13の出力する第2電圧Vdcを制御して、結果的に2次コイル4bに流れる大2次電流(即ち、点火プラグに流れる電流値)を制御する「2次電流制御手段」の機能が設けられている。
ECU11に設けられた2次電流制御手段は、実施例1と同様に、次の作動を実行する。
(1)エンジンの運転状態に最適な必要出力電流(例えば、数百mA)を求める。
(2)上記で求めた必要出力電流を得るための電流波幅i2p−pを求める。なお、上記(1)においてエンジンの運転状態に応じた電流波幅i2p−pを直接求めるようにしても良い。
(3)上記で求めた電流波幅i2p−pを2次コイル4bで発生させるための1次電流の電流波幅i1p−pを点火コイル4の巻線比に基づき求める。なお、電流波幅i1p−pと電流波幅i2p−pは、1次コイル4aと2次コイル4bの巻線比に逆比例するものである。
(4)上記で求めた電流波幅i1p−pを生じさせるための第2電圧Vdcを求める。 (5)第2DC/DCコンバータ13の出力が第2電圧Vdcとなるように第2DC/DCコンバータ13の動作(昇圧値)を制御する。
上記(1)〜(5)により、エンジンの運転状態に応じた必要出力電流を確保することができる。
即ち、エンジンの運転状態に応じて第2DC/DCコンバータ13の昇圧値を可変することにより、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流に連続的あるいは段階的に可変することができる。
なお、1次コイル4aを流れる1次電流を1次電流モニター手段(例えば、電流検出用抵抗体:図示しない)で検出し、この1次電流モニター手段で検出された1次電流が、運転状態に応じた目標の2次電流に対応した1次電流となるように第2DC/DCコンバータ13の昇圧値をフィードバック制御しても良い。
このフィードバック制御により、点火プラグに印加される電流値の精度を高めることができる。
(実施例2の効果)
実施例2におけるエンジン点火装置は、第2DC/DCコンバータ13で昇圧された電気エネルギーを1次コイル4aに与える際(超リーンバーン運転時で、且つECU11から放電区間信号IGwが駆動回路10に与えられている際)に、この1次コイル4aに流れる1次電流の流れ方向を交互に逆転させるため、1次電流の値(プラスの電流値およびマイナスの電流値)を小さくできる。
これによって、第2DC/DCコンバータ13や点火コイル4の発熱を抑えることができるとともに、第2DC/DCコンバータ13や点火コイル4等を小型化、軽量化できる。
図7を参照して実施例3を説明する。なお、この実施例3はフルトラ式のエンジン点火装置に、本発明を適用したものである。
先ず、フルトラ式のエンジン点火装置の基本構成(従来構成)を説明する。
フルトラ式のエンジン点火装置は、車両に搭載されたバッテリ6(直流電源)の電圧を直接的に点火コイル4の1次コイル4aに印加するものである。即ち、この実施例3では、バッテリ6が第1電気エネルギー印加手段に相当する。
1次コイル4aには、第2スイッチ手段12が直列に接続されており、第2スイッチ手段12がON−OFFすることで1次コイル4aの通電を断続するように設けられている。
第2スイッチ手段12は、駆動回路10またはECU11(符号、実施例1参照)から与えられるエネルギー蓄積信号IGtがHiの時にONするものである。第2スイッチ手段12がONすると、バッテリ6から1次コイル4aに1次電流が流れ、図7(b)に示すように、エネルギー蓄積信号IGtが与えられている間、1次コイル4aに第1電気エネルギーが与えられ、点火コイル4に電気エネルギーが徐々に蓄えられる。そして、第2スイッチ手段12のOFF時に、点火コイル4に蓄積された電気エネルギーによって、2次コイル4bにマイナス方向の通常2次電流(図中、実線αに示す)が流れ、点火プラグで火花放電(フルトラ点火)が行われる。
この実施例3は、上述した従来構成のフルトラ式のエンジン点火装置に、バッテリ6(第1電気エネルギー印加手段)とは別に、第2電気エネルギー印加手段を追加して、2次コイル4bに流れる2次電流(点火プラグに流す電流)を、通常2次電流と大2次電流に切り替えるものである。
具体的に、この実施例3は、通常2次電流が発生するタイミングにおいて、通常2次電流より多い大2次電流を2次コイル4bに直接発生させる第2電気エネルギー印加手段を備えるものである。
実施例3の第2電気エネルギー印加手段は、1次コイル4aの通電が停止されて2次コイル4bにマイナス方向の通常2次電流が発生する際に、その通常2次電流(例えば、−数十mA)をさらにマイナス方向に増加(例えば、−数百mA)させる第3DC/DCコンバータ21である。
第3DC/DCコンバータ21は、2次コイル4bに発生する放電電圧(−数kV)を維持できるマイナス電圧(放電維持電圧)を発生するものであり、放電維持電圧の発生部が電流の逆流を防ぐダイオード22を介して2次コイル4bのアース側に接続されるものである。なお、第3DC/DCコンバータ21は、バッテリ6より与えられる電気エネルギーによって作動して放電維持電圧を発生させる負電圧発生装置である。
この第3DC/DCコンバータ21は、ECU11(符号、実施例1参照)から運転指示(例えば、超リーンバーン運転時等)が与えられた際に作動して、1次コイル4aの通電が停止されて2次コイル4bにマイナス方向の通常2次電流が発生する際に、マイナス方向の通常2次電流をさらにマイナス側に増加させるものである。これにより、2次コイル4bには、マイナス方向の大2次電流(図中、破線βに示す)が流れる。
このように、第3DC/DCコンバータ21を作動させることにより、1次コイル4aの通電が停止されて2次コイル4bにマイナス方向の通常2次電流が発生する際に、そのマイナス方向の通常2次電流を第3DC/DCコンバータ21によってさらにマイナス側に増加させることにより、2次コイル4bには通常2次電流(例えば、−数十mA)より多い大2次電流(例えば、−数百mA)が流れる。
この実施例3のエンジン点火装置は、通常運転時に第3DC/DCコンバータ21を作動させないことで、点火プラグに流す電流値を従来通りに−数十mAにでき、超リーンバーン運転時に第3DC/DCコンバータ21を作動させて、点火プラグに流す電流値を従来より大きい−数百mAにできる。
このため、実施例1と同様、大電流が必要でない通常運転時は、点火プラグに流す電流値を抑えることができ、点火プラグの摩耗や、消費電力を抑えることができる。また、大電流が要求される超リーンバーン運転時は、点火プラグに流す電流値を高めることができ、過酷な燃焼条件下で確実な着火を実現することができる。
なお、第3DC/DCコンバータ21の電流値を可変させて、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流に連続的あるいは段階的に可変させても良い。これによって、点火プラグに流す電流値をエンジンの運転状態に応じて最適に制御できるため、余分な点火プラグの摩耗や、余分な発熱を抑えることができるとともに、余分なバッテリ6の電力消費を抑えることができる。
(実施例3の変形例)
上記実施例3では、点火時に2次コイル4bにマイナス方向の電流が流れる例を示したが、点火時に2次コイル4bにプラス方向の電流が流れる場合においても、プラス方向の通常2次電流より多い大2次電流を2次コイル4bに直接発生させるようにしても良い。 その場合、第3DC/DCコンバータ21およびダイオード22は極性が逆のものであり、第3DC/DCコンバータ21は、1次コイル4aの通電が停止されて2次コイル4bにプラス方向の通常2次電流が発生する際に、その通常2次電流(例えば、数十mA)をさらにプラス方向に増加(例えば、数百mA)させるものである。即ち、第3DC/DCコンバータ21は、2次コイル4bに発生する放電電圧(数kV)を維持できるプラス電圧(放電維持電圧)を発生するものである。
これによって、フルトラ点火時に2次コイル4bにプラス方向の電流が流れる場合であっても、点火プラグに流す電流値を数十mA〜数百mAに切り替えることができる。
図8、図9を参照して実施例4を説明する。なお、この実施例4は実施例1で示した多重点火を行う従来構成のエンジン点火装置(図3、図4参照)に、第1DC/DCコンバータ2(第1電気エネルギー印加手段)とは別に、第2電気エネルギー印加手段を追加して、2次コイル4bに流れる2次電流(点火プラグに流す電流)を、通常2次電流と大2次電流に切り替えるものである。
具体的に、この実施例4は、上記実施例3と同様、通常2次電流が発生するタイミングにおいて、通常2次電流より多い大2次電流を2次コイル4bに直接発生させる第2電気エネルギー印加手段を備えるものである。
実施例4の第2電気エネルギー印加手段は、1次コイル4aの通電が停止されて2次コイル4bにマイナス方向の通常2次電流(例えば、−数十mA)が発生する際に、そのマイナス方向の通常2次電流をさらにマイナス側に増加(例えば、−数百mA)させるとともに、1次コイル4aの通電が停止されて2次コイル4bにプラス方向の通常2次電流(例えば、数十mA)が発生する際に、そのプラス方向の通常2次電流をさらにプラス側に増加(例えば、数百mA)させる第4DC/DCコンバータ23である。
第4DC/DCコンバータ23は、2次コイル4bに発生する正負の放電電圧(±数kV)を維持できる正負電圧(正負の放電維持電圧)を発生するものであり、マイナス側の放電維持電圧の発生部が負電圧印加ゲート(第1サイリスタ)24を介して2次コイル4bのアース側に接続され、プラス側の放電維持電圧の発生部が正電圧印加ゲート(第2サイリスタ)25を介して2次コイル4bのアース側に接続されるものである。なお、第4DC/DCコンバータ23は、バッテリ6より与えられる電気エネルギーによって作動して正負の放電維持電圧を発生させる電圧発生装置である。
この第4DC/DCコンバータ23は、ECU11(符号、実施例1参照)から運転指示(例えば、超リーンバーン運転時等)が与えられた際に作動し、図9に示すように、2次コイル4bにマイナス方向の通常2次電流が発生するタイミングで負電圧印加ゲート24を開いて(第1サイリスタをONして)マイナス方向の通常2次電流をさらにマイナス側に増加させるとともに、2次コイル4bにプラス方向の通常2次電流が発生するタイミングで正電圧印加ゲート25を開いて(第2サイリスタをONして)プラス方向の通常2次電流をさらにプラス側に増加させるものである。
これにより、2次コイル4bには、正負方向の大2次電流(図中、破線βに示す)が流れる。なお、図9中の実線αは、第4DC/DCコンバータ23を作動させない(あるいは負電圧印加ゲート24および正電圧印加ゲート25を開かない)状態、即ち超リーンバーン運転時とは異なる通常運転時における通常2次電流の波形を示すものである。
このように、第4DC/DCコンバータ23を作動させることにより、2次コイル4bに正負方向の通常2次電流が発生するタイミングで、その正負方向の通常2次電流を第4DC/DCコンバータ23によってさらに正負方向へ増加させることにより、2次コイル4bには通常2次電流(例えば、±数十mA)より多い大2次電流(例えば、±数百mA)が流れる。
この実施例4のエンジン点火装置は、通常運転時に第4DC/DCコンバータ23を作動させないことで、点火プラグに流す電流値を従来通りに±数十mAにでき、超リーンバーン運転時に第4DC/DCコンバータ23を作動させて、点火プラグに流す電流値を従来より大きい±数百mAにできる。
このため、実施例1と同様、大電流が必要でない通常運転時は、点火プラグに流す電流値を抑えることができ、点火プラグの摩耗や、消費電力を抑えることができる。また、大電流が要求される超リーンバーン運転時は点火プラグに流す電流値を高めることができ、過酷な燃焼条件下で確実な着火を実現することができる。
なお、第4DC/DCコンバータ23の電流値を可変させて、点火プラグに流す電流値を、小電流〜大電流に連続的あるいは段階的に可変させても良い。これによって、点火プラグに流す電流値をエンジンの運転状態に応じて最適に制御できるため、余分な点火プラグの摩耗や、余分な発熱を抑えることができるとともに、余分なバッテリ6の電力消費を抑えることができる。
[変形例]
上記の実施例1〜4では、超リーンバーン運転時に第2エネルギー印加手段(実施例1、2では第2DC/DCコンバータ13、実施例3では第3DC/DCコンバータ21、実施例4では第4DC/DCコンバータ23)を作動させる例を示したが、超リーンバーン運転時ではなくても点火プラグに大きい点火エネルギーが要求される運転状態の時に、第2エネルギー印加手段を作動させるようにしても良い。
エンジン点火装置の概略回路図である(実施例1)。 超リーンバーン運転時の作動を示すタイムチャートである(実施例1)。 エンジン点火装置の概略回路図である(従来構成)。 通常運転時の作動を示すタイムチャートである(従来構成)。 エンジン点火装置の概略回路図である(実施例2)。 超リーンバーン運転時の作動を示すタイムチャートである(実施例2)。 エンジン点火装置の概略回路図および作動を示すタイムチャートである(実施例3)。 エンジン点火装置の概略回路図である(実施例4)。 作動を示すタイムチャートである(実施例4)。
符号の説明
2 第1DC/DCコンバータ(実施例1、2、4における第1電気エネルギー印加手段)
4 点火コイル
4a 1次コイル
4b 2次コイル
6 バッテリ(実施例3における第1電気エネルギー印加手段)
11 ECU(制御装置)
13 第2DC/DCコンバータ(実施例1、2における第2電気エネルギー印加手段)
21 第3DC/DCコンバータ(実施例3における第2電気エネルギー印加手段)
23 第4DC/DCコンバータ(実施例4における第2電気エネルギー印加手段)

Claims (9)

  1. 1次コイルと2次コイルを備える点火コイルと、
    前記1次コイルに第1電気エネルギーを印加する第1電気エネルギー印加手段とを具備し、
    前記第1電気エネルギーが前記1次コイルに与えられた状態で前記1次コイルの通電を断続することで、前記2次コイルに通常2次電流を発生させるエンジン点火装置において、
    このエンジン点火装置は、
    前記第1電気エネルギー印加手段とは別に、前記通常2次電流より多い大2次電流を前記2次コイルに発生させることが可能な第2電気エネルギー印加手段を備えることを特徴とするエンジン点火装置。
  2. 1次コイルと2次コイルを備える点火コイルと、
    前記1次コイルに第1電気エネルギーを印加する第1電気エネルギー印加手段とを具備し、
    前記第1電気エネルギーが前記1次コイルに与えられた状態で前記1次コイルの通電を断続することで、前記2次コイルに通常2次電流を発生させるエンジン点火装置において、
    このエンジン点火装置は、
    前記第1電気エネルギー印加手段とは別に、前記1次コイルに前記第1電気エネルギーより大きい第2電気エネルギーを与えることが可能な第2電気エネルギー印加手段を備え、
    前記第2電気エネルギーが前記1次コイルに与えられた状態で前記1次コイルの通電を断続することで、前記2次コイルに前記通常2次電流より多い大2次電流を発生させることを特徴とするエンジン点火装置。
  3. 請求項2に記載のエンジン点火装置において、
    前記第1電気エネルギー印加手段は、車両に搭載されたバッテリの電圧を第1電圧に昇圧する第1DC/DCコンバータであり、
    前記第2電気エネルギー印加手段は、車両に搭載された前記バッテリの電圧を前記第1電圧より高い第2電圧に変換する第2DC/DCコンバータであり、
    前記エンジン点火装置は、
    制御装置から多重点火区間信号が与えられている間に亘って前記1次コイルを短い周期で繰り返して断続させる多重点火手段を備えることを特徴とするエンジン点火装置。
  4. 請求項3に記載のエンジン点火装置において、
    このエンジン点火装置は、
    エンジンの運転状態に応じて前記第2DC/DCコンバータの昇圧値を制御することにより、前記2次コイルの2次電流を制御する2次電流制御手段を備えることを特徴とするエンジン点火装置。
  5. 請求項4に記載のエンジン点火装置において、
    このエンジン点火装置は、
    前記1次コイルを流れる1次電流を検出する1次電流モニター手段を備え、
    前記2次電流制御手段は、前記1次電流モニター手段で検出された1次電流に基づいて前記第2DC/DCコンバータの昇圧値をフィードバック制御することで、前記2次コイルの2次電流を制御することを特徴とするエンジン点火装置。
  6. 請求項3〜請求項5のいずれかに記載のエンジン点火装置において、
    このエンジン点火装置は、
    前記第2DC/DCコンバータで昇圧された第2電圧を前記1次コイルに与える際に、この1次コイルに流れる1次電流の流れ方向を交互に逆転させる電流方向切替手段を備えることを特徴とするエンジン点火装置。
  7. 1次コイルと2次コイルを備える点火コイルと、
    前記1次コイルに第1電気エネルギーを印加する第1電気エネルギー印加手段とを具備し、
    前記第1電気エネルギーが前記1次コイルに与えられた状態で前記1次コイルの通電を断続することで、前記2次コイルに通常2次電流を発生させるエンジン点火装置において、
    このエンジン点火装置は、
    前記第1電気エネルギー印加手段とは別に、前記通常2次電流より多い大2次電流を前記2次コイルに直接発生させる第2電気エネルギー印加手段を備えることを特徴とするエンジン点火装置。
  8. 請求項7に記載のエンジン点火装置において、
    前記第1電気エネルギー印加手段は、車両に搭載されたバッテリであり、
    前記第2電気エネルギー印加手段は、前記1次コイルの通電が停止されて前記2次コイルに前記通常2次電流が発生する際に、その通常2次電流をさらに増加させる第3DC/DCコンバータであることを特徴とするエンジン点火装置。
  9. 請求項7に記載のエンジン点火装置において、
    前記第1電気エネルギー印加手段は、車両に搭載されたバッテリの電圧を第1電圧に昇圧する第1DC/DCコンバータであり、
    前記エンジン点火装置は、制御装置から多重点火区間信号が与えられている間に亘って前記1次コイルを短い周期で繰り返して断続させる多重点火手段を備え、
    前記第2電気エネルギー印加手段は、
    前記1次コイルの通電が停止されて前記2次コイルにマイナス方向の前記通常2次電流が発生する際に、そのマイナス方向の前記通常2次電流をさらにマイナス側に増加させ、 前記1次コイルの通電が停止されて前記2次コイルにプラス方向の前記通常2次電流が発生する際に、そのプラス方向の前記通常2次電流をさらにプラス側に増加させる第4DC/DCコンバータであることを特徴とするエンジン点火装置。
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