JP2006063833A - エンジンの始動制御方法及び始動制御装置 - Google Patents

エンジンの始動制御方法及び始動制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 フライホイールダンパを備えたエンジンにおいて、フライホイールダンパの有する共振周波数に相当する共振エンジン回転数領域から素早く脱し、常に良好な始動性を確保できるエンジンの始動制御方法及び始動制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】 ECUは、エンジン始動時に、エンジンの回転数がフライホイールダンパの有する共振周波数に相当する共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したか否かの判定処理を行う(S22)。ECUが、共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したと判定された場合は、燃料噴射量を増量する(S25)。これによりエンジンを素早く、確実に始動させることができる。また、この増量した燃料噴射量をECU(1)内の書き換え可能メモリに記憶させ(S27)、次回エンジン始動をするときの初期燃料噴射量Qとし、次回のエンジン始動を速やかに行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、フライホイールダンパを備えるエンジンの始動性を改善するエンジンの始動制御方法及び始動制御装置に関する。
従来、内燃機関を搭載する車両には、駆動系のNV性能向上を目的としてフライホイールダンパが装着されたものがある。このフライホイールダンパは、例えば、二つに分けた慣性マスをばねで結合したもの等、種々の形式のものがある。このフライホイールダンパはその構造に起因する共振周波数を有している。この共振周波数は、通常、エンジンのアイドル回転数よりも低回転側となるように設定されている。従って、エンジンを始動するときには必ずこのフライホールダンパの有する共振周波数に相当するエンジン回転数領域(以下、本明細書において「共振エンジン回転数領域」という)を通過することになる。このとき、エンジンの回転数が共振エンジン回転数領域に停留すると、エンジンの始動に時間がかかったり、最悪の場合はエンジン停止状態となったりすることが考えられる。これは、エンジン始動時の共振エンジン回転数領域では、エンジンの入力トルクがエンジン回転系の振動に消費され、エンジンが始動不良状態に陥ることに起因する。このような事態を回避すべく、通常、停止状態から一気に共振エンジン回転数領域を通過させることができ、良好な始動性を確保できる量の燃料噴射を行うように予め調整されている。
また、特許文献1には、フライホイールダンパの共振周波数とエンジンの回転数とが合致してしまうと、フライホイールダンパを備えているにも拘らず、却って車両振動が激しくなることがあることから、エンジンの回転とフライホイールダンパとの共振による回転数変化を考慮した燃料噴射を行う内燃機関のトルク制御装置が開示されている。
特開平9−217639号公報
しかしながら、前記のように予めエンジン回転数が共振エンジン回転数領域に停留しないように燃料噴射量を調整しておいても、エンジンの使用を続けたことにより、例えば、燃料噴射弁の経時変化や、使用する燃料性状が相違したりすることに起因して徐々にエンジンの始動性が低下してくることがある。また、エンジンスタータの出力が低下する等、エンジン各部に経時変化、経時劣化も生じてくる。このような状態となってくると、前記のような共振エンジン回転数領域に停留し、エンジンの始動に時間がかかったり、エンジンが停止してしまったりすることになりかねない。特に、最近では、交差点等で自動的にエンジンを停止、始動させるアイドルストップ機構を備えたエンジンが登場しているが、このようなエンジンでは始動時間が長いと都合が悪い。また、アイドルストップ機構を備えたエンジンでは頻繁にエンジンの停止、始動を繰り返すことからエンジンスタータ等の始動系の機器に負担を強いている。
このような原因によるエンジンの始動性の低下を見越して予め燃料噴射量を高めに設定しておき、エンジン各部の経時変化、経時劣化等を保証しておくことも可能であるが、これでは必要量よりも多く噴射している期間が長期間に亘ることとなり、省燃費の面、エミッション軽減の面から好ましくない。
また、前記特許文献1に開示された内燃機関のトルク制御装置も、フライホイールダンパの共振周波数に起因するエンジン始動時の始動性不良に対する制御は考慮されておらず、エンジンの始動時間の長期化、エンジン始動時のエンジンの停止といった事態を改善することはできていなかった。
そこで、本発明は、フライホイールダンパを備えたエンジンにおいて、常に良好な始動性を確保できるエンジンの始動制御方法及び始動制御装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、フライホイールダンパを備えるエンジンの始動制御方法であって、エンジン始動時に、前記エンジンの回転数が前記フライホイールダンパの有する共振周波数に相当する共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したか否かの判定処理を行い、前記共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したと判定された場合、燃料噴射量を増量することを特徴とするエンジンの始動制御方法とした。ここで、増量した前記燃料噴射量を記憶して、当該燃料噴射量を次回エンジン始動時の初期燃料噴射量とすることが望ましい。
また、このようなエンジンの始動制御方法において、エンジン始動時のエンジン回転数オーバーシュート量が所定値を超えた場合、燃料噴射量を減量し、当該減量した燃料噴射量を記憶して、当該燃料噴射量を次回エンジン始動時の燃料噴射量としたり、前記燃料噴射量の増量分よりも少ない燃料噴射量を前記増量後の燃料噴射量から減量した燃料噴射量を記憶して、当該燃料噴射量を次回エンジン始動時の燃料噴射量としたりする制御を行うことが望ましい。さらに、本発明のエンジンの始動制御方法では、前記燃料噴射量を所定量ずつ段階的に増量することができる。
以上のような始動制御方法を行うエンジンは、アイドルストップ機構を備え、エンジンの自動停止制御及び自動始動制御が行われる構成としてもよい。
さらに、本願の始動制御装置の発明は、フライホイールダンパを備えるエンジンの始動制御装置であって、エンジン始動時に、前記エンジンの回転数が前記フライホイールダンパの有する共振周波数に相当する共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したか否かを判定する判定手段と当該判定手段による判定結果に基づいて燃料噴射量を増量する燃料噴射量増量手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、共振エンジン回転数領域に所定時間停留したときは燃料噴射量を増量するようにしたので、共振エンジン回転数領域から早急に脱出し、確実にエンジンを始動させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は、車両に搭載され、本発明のエンジンの始動制御方法が行われるディーゼルエンジン11(以下、「エンジン」という)にとりつけられた制御装置のシステム構成図である。ECU1には、水温センサ2、ブレーキペダル3aと連動したブレーキスイッチ3b、車速センサ4、エンジン回転数センサ5、スロットルバルブ6、エンジンスタータ7、バッテリ8、燃料噴射ポンプ9、燃料噴射弁9a、アクセルペダル10aと連動したアイドルスイッチ10bが接続されている。また、ECU1はマイクロコンピュータを中心として構成されており、内部のROM1aには、エンジン11のアイドルストップ機構をなすエンジン自動停止プログラム、エンジン自動始動プログラムが格納されている。さらに、共振エンジン回転数領域から素早く脱出するために燃料噴射量の増量等を行う燃料噴射量変更プログラムも格納されている。
また、エンジン11には図示しないフライホイールダンパが装着されている。このフライホイールダンパは固有の共振周波数を有している。この共振周波数とエンジン11が振動するときの周波数とは、エンジン11の回転数が図5においてハッチングをして示したエンジン回転数領域にあるときに一致する。本実施例のエンジン11ではそのようなエンジン回転数領域はおよそ370rpm〜530rpm位に相当する。すなわち、このエンジン回転数領域370rpm〜530rpmが本実施例における共振エンジン回転数領域ということになる。
なお、本実施例のエンジン11はアイドル回転数が820rpm前後となるように調整されている。
次に以上のようなシステムによるエンジン11の始動制御方法について説明する。本発明のエンジン11の始動制御方法は、イグニッションをONにしてエンジンスタータ7を駆動してエンジン11を始動させる場合のみならず、アイドルストップ機構が作動することにより一旦エンジン11が停止し、再びエンジン11が始動するときにも適用される。以下、アイドルストップ機構が機能してエンジン11が一旦停止し、その後再び始動する場合の制御について説明する。
アイドルストップ機構をなすエンジン自動停止プログラムは、(1)エンジンが暖機後であり、かつ、過熱していない状態(エンジン冷却水の水温Twが水温上限値Twmaxよりも低く、かつ、水温下限値Twminより高い)、(2)アクセルペダル10aが踏まれていない状態(アイドルスイッチ10b、オン)、(3)バッテリ8の充電量が基準電圧以上、(4)ブレーキペダル3aが踏み込まれている状態(ブレーキスイッチ3b、オン)、(5)車両が停止している状態のときに自動的にエンジンを停止するようにプログラムされている。
図2は、このエンジン自動停止プログラムに基づき、エンジン11を自動停止させるフローチャートを示すものである。エンジン自動停止プログラムに基づく処理は予め設定した短時間毎に周期的に繰り返し実行される処理である。この処理が開始されると、まず、ステップS01で自動停止実行を判定する運転状況が読み込まれる。すなわち、水温センサ2により検出された水温Tw、アイドルスイッチ10bから検出されるアクセルペダル10aの踏み込みの有無、バッテリ8の電圧、ブレーキスイッチ3bから検出されるブレーキペダル3aの踏み込みの有無、車速センサ4から検出される車速をECU1内のRAMの作業領域に読み込む。次にステップS02でこれらの運転状態から前記(1)〜(5)の自動停止条件の全てを満たしているか否かの判断が行われ、(1)〜(5)の自動停止条件の全てを満たしている場合にはステップS03に進んでエンジン11を停止する。
エンジン11が停止した状態となると、エンジン自動始動プログラムによる制御が行われる。図3は、このエンジン自動始動プログラムに基づき、エンジン11を自動始動させるフローチャートを示すものである。エンジン自動始動プログラムに基づく処理は予め設定した短時間毎に周期的に繰り返し実行される処理である。この処理が開始されると、まず、ステップS11で自動始動実行を判定する運転状況が読み込まれる。すなわち、水温センサ2により検出された水温Tw、アイドルスイッチ10bから検出されるアクセルペダル10aの踏み込みの有無、バッテリ8の電圧、ブレーキスイッチ3bから検出されるブレーキペダル3aの踏み込みの有無、車速センサ4から検出される車速をECU1内のRAMの作業領域に読み込む。次にステップS12でこれらの運転状態から前記(1)〜(5)の自動停止条件の全てを満たしているか否かの判断が行われ、(1)〜(5)の自動停止条件のうち一つでも満たしていなかった場合にはステップS13に進んでエンジン始動制御を開始する。
エンジン始動制御が開始されると、ECU1は燃料噴射量変更プログラムに基づく制御を開始する。図4は、燃料噴射量変更プログラムに基づくフローチャートを示すものである。燃料噴射量変更プログラムによる処理は、まず、ステップS21でECU1がエンジンスタータ7に指令を出してエンジンスタータ7を駆動するとともに、スロットルバルブ6に指令を出してスロットルバルブ6を開く。また、ECU1は燃料噴射弁9aに対し燃料噴射の指令を行う。このときの噴射量は初期燃料噴射量Qで、この初期燃料噴射量Qは、ECU1内の書き換え可能なメモリに記憶されたものを読み込む。
次に、ステップS22では、ECU1は、エンジン11の回転数が共振エンジン回転数領域に停留しているか否かの判断を行う。すなわち、Ne>Ne>Neであるか否かの判定行う。ここで、Neはエンジン回転数でECU1はエンジン回転数センサ5よりNeを取得する。また、Neは、停留判定エンジン下限回転数であり、370rpmに設定されており、この値は予めECU1のROM1aに記憶されている。さらに、Neは停留判定エンジン上限回転数であり、530rpmに設定されており、この値も予めECU1のROM1aに記憶されている。
ステップS22でECU1がYesと判断した場合、すなわち、エンジン回転数NeがNe>Ne>Neのときは、ステップS23に進む。ステップS23では、停留時間を判定するための停留時間カウントアップを行う。すなわち、ステップS22から始まる制御ループ(ステップS22→S23→S24→S26→S22の制御ループ)を何回通過したかをカウントする。このため、Ncの初期値はNc=0となっており、この状態から制御ループを通過するたびにカウントアップする。
一方、ステップS22でECU1がNoと判断した場合、すなわち、エンジン回転数NeがNe>Ne>Neの条件を満たさないときは、後述するステップS26に進む。
ステップS23で停留時間のカウントアップを行った後は、ステップS24に進み、停留時間が所定時間に達したか否かを判断する。ここでは、所定時間に達したか否かの判断を前記の制御ループを何回通過したかを基準とし、Nc>Ncmaxの条件が満たされているか否かを判断する。本実施例では停留時間を判定するための基準となる所定時間としての前記制御ループの通過回数Ncmaxが、Ncmax=6(回)に設定されている。すなわち、Ne>Ne>Neの状態で、制御ループを6回通過する場合は、後述するステップS25における噴射量増量の措置を採ることとなる。
ステップS24でECU1がYesと判断した場合、すなわち、Nc>Ncmaxの条件を満たしているときは、ステップS25に進む。ステップS25では、初期燃料噴射量Qでは、共振エンジン回転数領域に停留した状態から脱け出し難くなっているとして、初期燃料噴射量Qへ噴射量Qaの増量を行う措置が採られる。ここで、本実施例では一回の増量指令による増加分はQa=3mmに設定されている。このような燃料噴射量の増量措置は、共振エンジン回転数領域から脱け出すことができるまで繰り返し行われる。すなわち、Qa=3mmの増量を一回行った後は、後述するステップS26へ進み、ステップS26でECU1がNoと判断したときはステップS22からの処理が繰り返し行われ、Q+Qa分の燃料の噴射を行ったにも拘らず共振エンジン回転数領域から脱け出すことができないときは、Q+Qa+Qa分、・・・の燃料を噴射するというように、共振エンジン回転数領域から脱け出せるまで燃料噴射量を段階的に増量する。
ステップS25で初期燃料噴射量Qの増量を行った後、または、ステップS24でECU1がNoと判断した場合、すなわちNc>Ncmaxの条件を満たしていないとき、さらに、上述したステップS22でECU1がNoと判断した場合は、ステップS26へ進む。ステップS26では、燃料噴射に関し、通常制御状態に切り替えても良いか否かの通常制御切替判定を行う。すなわち、エンジン回転数NeがNeよりも大きくなっているか否かの判断を行う。ここで、Neは、その後アイドル回転数まで吹き上がることができると判断されるエンジン回転数で、この回転数まで達すれば通常制御に復帰させても良いと判断できる通常制御復帰エンジン回転数である。本実施例ではNe=700(rpm)に設定されており、この値も予めECU1のROM1aに記憶されている。
ステップS26でECU1がYesと判断した場合、すなわち、エンジン回転数NeがNeよりも大きくなっており、アイドル回転数(およそ820rpm)まで吹き上がることができる状態となっている場合はステップS27に進む。ステップS27では増量した燃料噴射量QをECU1内の書き換え可能なメモリに記憶する。ここで、この増量した燃料噴射量は、ステップS26でNe>Neの条件を満たすことができたときの燃料噴射量である。すなわち、ステップS25で燃料噴射量の増量措置を行っている場合に、初期燃料噴射量Qに増量分を加算した噴射量が新たな初期燃料噴射量QとなりECU1内の書き換え可能なメモリに記憶される。例えば、噴射量Qaを一回増量しただけでNe>Neの条件を満たすことができたときは、初期のQにQaを加えた量が新たな初期燃料噴射量Qとして記憶される。また、噴射量Qaを2回増量してNe>Neの条件を満たすことができたときは、初期燃料噴射量Qに二回分のQa×2を加えた量が新たな初期燃料噴射量Qとして記憶される。
一方、エンジン11の始動制御が開始された時点での初期燃料噴射量Qのまま、何ら噴射量の増量措置を採ることなくNe>Neの条件を満たすことができたときは、初期燃料噴射量Qのデータの書き換えは行わない。
このようにしてECU1内の書き換え可能なメモリに記憶された新たな初期燃料噴射量Qは、次回、エンジン11が始動するときにECU1に読み込まれ燃料噴射ポンプ9により図示しないコモンレールを介して燃料噴射弁9aから各気筒の燃焼室内に噴射される。ステップS27による処理が終了すればエンジン11の始動時における一連の処理が完了する。
一方、ステップS26でECU1がNoと判断したときは再びステップS22へ戻って、ステップS26でYesの判断がなされるまで同様の処理が繰り返される。
以上でエンジン11の始動制御が完了する。図5は、時間(sec.)と、エンジン回転数(rpm)、燃料噴射量(mm)との関係を、燃料の増量制御が無い場合と、増量制御がある場合についてそれぞれ示したものである。増量制御が無い場合というのは初期燃料噴射量Qが適正な噴射量であった場合であるが、共振エンジン回転数領域でおよそ0.2sec.停留するものの、その後速やかにエンジン回転数が上昇し、アイドル回転数であるおよそ820rpmまで吹き上がっている。一方、増量制御がある場合も時間1.2sec.のときに噴射量が上述の燃料噴射量変更プログラムに基づいて3mm増加されたことにより、速やかにエンジン回転数が上昇し、増量制御が無い場合と同様にアイドル回転数であるおよそ820rpmまで吹き上がっている。このように燃料噴射量変更プログラムに基づいて増量制御を行えば、共振エンジン回転数領域に停留し続け、なかなかエンジン11が始動せず、最悪の場合、エンジン11が停止してしまうようなときであっても、エンジン11を素早く始動させることができる。また、一旦、増量制御が入った場合であっても、次回のエンジン始動時には増量後の噴射量が初期燃料噴射量Qとして始動制御が開始されるので、次回はより素早くエンジン11を始動させることができる。本実施例では、約0.2sec.始動時間が短縮されている。
次に、本発明の実施例2について図6に基づいて説明する。図6は、燃料噴射量変更プログラムに基づく他のフローチャートを示すものである。図4に示した実施例1のフローチャートと本実施例のフローチャートとは、図4に示した実施例1のフローチャートにおけるステップS27がステップS30からステップS33に置き換わっている点で相違する。
実施例1では、ステップS25で増量した噴射量を新たな初期燃料噴射量Qとし、これを次回のエンジン始動時のための初期燃料噴射量QとしてECU1内の書き換え可能メモリに記憶している。この書き換えられた初期燃料噴射量Qは、その時点でのエンジン11のコンディション等に適合した噴射量となっている。
しかし、例えば、オイル交換をした場合などに、共振エンジン回転数領域を脱出するために必要となる噴射量が異なってくることがある。すなわち、オイル交換直後でオイルの粘度が保たれているときは、共振エンジン回転数領域を脱出するために必要となる噴射量は多めとなる傾向にある。このような状態でエンジン11を始動させれば、その多めの噴射量に適合した初期燃料噴射量Qが記憶されることとなる。その後、オイルの劣化が進む等して、共振エンジン回転数領域を脱出するために必要となる噴射量が低下してきた場合は、前記の多めの初期燃料噴射量Qのままでは、必要となる噴射量に対して過多となってしまう。このような状況は、燃料噴射ノズルを新しいものに交換したりする場合にも生じ得る。燃料噴射量が必要となる噴射量に対して過多となる場合、エンジン始動時にエンジン回転数オーバーシュート量が目標アイドル回転数を大きく上回ることがあるが、このような状態は、省燃費の面、エミッション軽減の面から好ましくない。
そこで、本実施例では、ECU1はエンジン11の始動時におけるエンジン回転数をエンジン回転数センサ5により監視し、ステップS30においてエンジン回転数センサ5により取得したエンジン回転数オーバーシュート量Noverが、予め設定した所定値Nover1を超えたか否かを判断する。ステップS30において、ECU1がYesと判断した場合、すなわち、Nover>Nover1の場合、ステップS25で噴射量Qaを増量した新たな初期燃料噴射量Qから、噴射量Qaよりも少量の噴射量Qbを減量したものを修正した燃料噴射量Qfとして算出し(ステップS31)、これを次回のエンジン始動時の初期燃料噴射量QとしてECU1内の書き換え可能メモリに記憶させるようにした(ステップS32)。
一方、ステップS30でECU1がNoと判断した場合、すなわち、Nover<Nover1の場合は、ステップS25で算出した増量した燃料噴射量QをECU1内の書き換え可能メモリに記憶して、次回のエンジン始動時の初期燃料噴射量Qとする(ステップS33)。なお、ステップS25を経由せず、すなわち、ステップS22でNoと判断され、さらにステップS26でYesと判断されたときは、燃料噴射量を増量する制御はされていないので、触燃料噴射量Qの書き換えは行わない。
ここで、一回に増量する噴射量はQa=3mmとしているが、これに対し、減量する噴射量Qbは、減量することにより増量前の噴射量を下回らないようにすべく、Qa>Qbの条件を満たすようにQb=1mmとしている。
また、図6に示したフローチャートでは、所定値として一の量を設定し、エンジン回転数オーバーシュート量がその所定値を超えたときに1mm減量するようにしているが、この所定値よりも更に大きい量を第二の所定値として設定し、この」第二の所定値をも超える場合は、例えば、減量分をQb=1.5mmとすることができる。このような処理を行うことにより、エンジン回転数オーバーシュート量が大きい場合の省燃費対策、エミッション軽減対策とすることができる。
次に、本発明の実施例3について図7に基づいて説明する。図7は、燃料噴射量変更プログラムに基づく他のフローチャートを示すものである。図4に示した実施例1のフローチャートと本実施例のフローチャートとは、図4に示した実施例1のフローチャートにおけるステップS27がステップS40とステップS41とに置き換わっている点で相違する。
ステップS25における噴射量の増量措置は、初期噴射量Qに単に対して噴射量Qaを増量させるのみである。このような噴射量の増量措置を行うことにより停留状態から脱出することは可能であるが、設定する噴射量Qaによっては停留状態から脱出するための最低限の燃料噴射量を大きく上回ってしまうことが考えられる。このような状態は、省燃費の面、エミッション軽減の面から好ましくない。
そこで、本実施例では、ステップS25で噴射量Qaを増量した新たな初期燃料噴射量Qから、噴射量Qaよりも少量の噴射量Qcを減量したものを修正した燃料噴射量Qfとして算出し(ステップS40)、これを次回のエンジン始動時の初期燃料噴射量QとしてECU1内の書き換え可能メモリに記憶させるようにした(ステップS40)。
ここで、一回に増量する噴射量はQa=3mmとしているが、これに対し、減量する噴射量Qcは、Qa>Qcの条件を満たすようにQc=1mmとしている。このようにQa>Qcとしておけば、エンジン11を数回始動させるうちに、初期燃料噴射量Qは、そのときどきのエンジン11の状態に適合した最適の噴射量に収束する。このような処理をすることにより、常に共振エンジン回転数領域を脱出するために必要となる噴射量とほぼ一致する最適噴射量とすることができ、省燃費、エミッション軽減に資することができる。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
本発明の実施例のシステム構成図である。 図1に示すシステムに含まれるECUが実行するエンジンの自動停止処理を示すフローチャートである。 同じくECUが実行するエンジンの自動始動処理を示すフローチャートである。 同じくECUが実行する燃料増量処理を示すフローチャートである。 時間(sec.)と、エンジン回転数(rpm)、燃料噴射量(mm)との関係を、燃料の増量制御が無い場合と増量制御がある場合についてそれぞれ示したグラフである。 ECUが実行する燃料増量処理を示す他のフローチャートである。 同じくECUが実行する燃料増量処理を示す他のフローチャートである。
符号の説明
1 ECU
1a ROM
2 水温センサ
3a ブレーキペダル
3b ブレーキスイッチ
4 車速センサ
5 エンジン回転数センサ
6 スロットルバルブ
7 エンジンスタータ
8 バッテリ
9 燃料噴射ポンプ
9a 燃料噴射弁
10a アクセルペダル
10b アイドルスイッチ
11 エンジン

Claims (7)

  1. フライホイールダンパを備えるエンジンの始動制御方法であって、
    エンジン始動時に、前記エンジンの回転数が前記フライホイールダンパの有する共振周波数に相当する共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したか否かの判定処理を行い、前記共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したと判定された場合、燃料噴射量を増量することを特徴とするエンジンの始動制御方法。
  2. 増量した前記燃料噴射量を記憶して、当該燃料噴射量を次回エンジン始動時の初期燃料噴射量とすることを特徴とした請求項1記載のエンジンの始動制御方法。
  3. 請求項1記載のエンジンの始動制御方法において、
    エンジン始動時のエンジン回転数オーバーシュート量が所定値を超えた場合、
    燃料噴射量を減量し、当該減量した燃料噴射量を記憶して、当該燃料噴射量を次回エンジン始動時の燃料噴射量とすることを特徴としたエンジンの始動制御方法。
  4. 請求項1記載のエンジンの始動制御方法において、
    前記燃料噴射量の増量分よりも少ない燃料噴射量を前記増量後の燃料噴射量から減量した燃料噴射量を記憶して、当該燃料噴射量を次回エンジン始動時の燃料噴射量とすることを特徴としたエンジンの始動制御方法。
  5. 請求項1又は2記載のエンジンの始動制御方法において、
    前記燃料噴射量を所定量ずつ段階的に増量することを特徴としたエンジンの始動制御方法。
  6. 前記エンジンは、アイドルストップ機構を備え、エンジンの自動停止制御及び自動始動制御が行われることを特徴とした請求項1乃至5のいずれか一項記載のエンジンの始動制御方法。
  7. フライホイールダンパを備えるエンジンの始動制御装置であって、
    エンジン始動時に、前記エンジンの回転数が前記フライホイールダンパの有する共振周波数に相当する共振エンジン回転数領域に所定時間以上停留したか否かを判定する判定手段と、
    当該判定手段による判定結果に基づいて燃料噴射量を増量する燃料噴射量増量手段と、
    を有することを特徴 とするエンジンの始動制御装置。
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