JP4845391B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸気バルブの作動角を可変とする作動角可変機構を備えるとともに、前記吸気バルブの作動角とスロットルバルブの開度との協調制御により吸入空気量の調整を行う内燃機関の制御装置に関する。
従来、機関始動後において暖機を促進すべく、アイドル回転速度を高めの設定としたり、点火時期を遅角させることにより暖機に供される熱量を多く確保したりといった対策が講じられている。
また従来、内燃機関に適用されるシステムとして、吸気バルブの作動角を可変とする作動角可変機構を通じて該作動角を可変制御するものが実用されている(例えば、特許文献1参照)。こうしたシステムを採用する内燃機関では、吸気バルブの作動角を小さくすることで、燃焼室内に吸入される空気量を低減することができる。この場合、例えばスロットルバルブを絞ることで吸入空気量を低減するよりもポンピングロスを小さくすることができ、即ち内燃機関における出力のロスを抑えることが可能となり燃費を向上させることができるようになる。
特開2001−263015号公報
本発明は、上述したような作動角可変機構を備える内燃機関において暖機促進を更に効率的に行うことのできる内燃機関の制御装置を提供することをその目的とする。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
先ず、請求項1に係る発明は、吸気バルブの作動角を可変とする作動角可変機構を備えるとともに、前記吸気バルブの作動角とスロットルバルブの開度との協調制御により吸入空気量の調整を行う内燃機関の制御装置であって、機関始動直後から暖機完了までの期間、当該機関の低中回転速度運転域では前記作動角を予め設定された暖機時作動角に固定する一方、前記期間内において当該機関の高回転速度運転域では前記作動角を機関回転速度の増加に応じて前記暖機時作動角から増大させ、前記期間内において前記高回転速度運転域から同運転域よりも低回転の運転域に戻った場合には前記作動角を前記暖機時作動角に戻すことをその要旨とする。
明のように、上記協調制御により吸入空気量の調整を行うものにおいては、同じ吸入空気量を実現するのに「吸気バルブの作動角大、且つスロットルバルブの開度小」とするよりも「吸気バルブの作動角小、且つスロットルバルブの開度大」とした方がポンピングロスは小さい、即ち同じ機関出力を得るための吸入空気量及び燃料量が少なくてすむ。換言すれば、機関始動直後から暖機完了までの期間においてアイドル運転を継続し得るだけの機関出力を確保しながら暖機をより効率よく行うためには、上記吸入空気量及び燃料量の多い、即ちポンピングロスの大きい「吸気バルブの作動角大、且つスロットルバルブの開度小」状態とすることが望ましい。但しこの場合には、当然ながら排ガスの量も増大することから排気性能の悪化が懸念されることとなる。従って、こうした排気性能の向上を図りつつ暖機促進を極力効率よく行うためには、吸気バルブの作動角を単に最大としてしまうよりも、排ガス量の抑制と暖機のための熱量確保とを両立するのに適した「暖機時作動角」に設定することが適切である。
記発明では、機関始動直後から暖機完了までの期間において当該機関の低中回転速度運転域であるときに、上記作動角がこうした暖機時作動角に固定されるため上記排気性能の向上を図りつつ暖機促進を極力効率よく行うことができるようになる。
但し、このように作動角が暖機時作動角に固定されると、高回転速度運転が要求された場合に、仮にスロットルバルブを最大開度にしたとしても、吸入空気量の不足等によりこうした要求を満たすのが困難となる懸念がある。その点、上記発明では、上記要求の生じたとき、機関回転速度の増加に応じて作動角を暖機時作動角から増大させるようにしたため、上記要求が速やかに満たされるようになる。
従って上記発明によれば、こうした高出力要求にも柔軟に対応しながら排気性能の向上をも図りつつ、このような極力効率のよい暖機促進を行うことができるようになる
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記内燃機関は、前記吸気バルブのバルブタイミングを可変とする油圧駆動式のバルブタイミング可変機構を備え、前記機関始動直後から暖機完了までの期間において、前記吸気バルブのバルブタイミングを予め設定された暖機時バルブタイミングに固定することをその要旨とする。
機関始動直後から暖機完了までの期間といった、バルブタイミング可変機構を駆動する油が低温・高粘度で同機構の制御性が低下しがちな場合であっても、本発明のような吸気バルブのバルブタイミングを一定値(暖機時バルブタイミング)に固定する、といった駆動に関しては比較的精度よく行うことが可能である。従って、本発明によれば、予め「暖機時バルブタイミング」を、例えば排気性能を良好に維持し得るタイミングに設定しておくことで、上記したような制御性の低い状況下であっても排気性能を極力良好に維持できるようになる。
また、本発明では、上記したように当該機関の低中回転速度運転域であるときに、吸気バルブの作動角が上記暖機時作動角に固定される(変動しない)ため、上記暖機時バルブタイミングを排気性能の維持に最適な値に設定することが容易となる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1〜図9を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態の適用される車載用のエンジン(内燃機関)10の模式構造を示している。同図に示すようにエンジン10は大きくは、吸気通路11、燃焼室12及び排気通路13を備えて構成されている。
エンジン10の吸気通路11には、その内部の空気流量を検出するエアフローメータ14、及びその内部の流路面積を変更して空気流量を変更するスロットルバルブ15が配設されており、吸気バルブ16を介して燃焼室12に接続されている。燃焼室12は、排気バルブ17を介して排気通路13に接続されている。吸気バルブ16及び排気バルブ17は、エンジン10の回転に応じて駆動され、燃焼室12に対して吸気通路11及び排気通路13を開閉する。
燃焼室12には吸気通路11を通じて空気が吸入される。この空気と、図示しない燃料噴射弁から噴射された燃料とからなる混合気に対し点火プラグ18による点火が行われると、同混合気が燃焼してピストン19が往復移動し、機関出力軸であるクランクシャフトが回転する。そして、燃焼後の混合気は排ガスとして燃焼室12から排気通路13に送り出される。排気通路13には三元触媒からなる排気浄化触媒20が内蔵されており、燃焼室12からの排ガスが浄化されるようになっている。
このエンジン10の吸気バルブ16の動弁系には、バルブタイミング可変機構(VT可変機構)21と作動角可変機構22とが設けられている。バルブタイミング可変機構21は、図2(a)に示すように、吸気バルブ16の作動角中心(即ち吸気バルブ16を駆動するカムの作用角中心)φを連続的に変更させる機構として構成されている。このエンジン10では、バルブタイミング可変機構21として、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対回転位相を変更することで、上記作動角中心φを変更する機構が採用されている。
また作動角可変機構22は、図2(b)に示すように、吸気バルブ16の作動角θを連続的に変更させる機構として構成されている。なお同図(b)に示されるように、この作動角可変機構22では、作動角θの拡大/縮小に併せて吸気バルブ16の最大リフト量も拡大/縮小されるようになっている。
なお、バルブタイミング可変機構21は油圧により駆動されるようになっている。この油圧は、エンジン10のクランクシャフトの回転により駆動されて油圧を発生させるオイルポンプから供給されるようになっている。
また、作動角可変機構22はこうした油圧駆動式ではなく、電動モータ或いは電磁ソレノイド等からなる電磁アクチェータにより駆動される電磁駆動式となっている。
以上のように構成されたエンジン10における燃料噴射制御や点火時期制御を始めとする各種制御は、電子制御装置30により行われる。電子制御装置30は、エンジン10の制御に係る各種演算処理を実施する中央演算装置(CPU)、制御用のプログラムやデータの記録された読込専用メモリ(ROM)、上記CPUの演算結果やセンサ等から入力されたデータが記録されるランダムアクセスメモリ、外部との間で信号を授受するための入・出力ポート等を備えて構成されている。
電子制御装置30の入力ポートには、上記エアフローメータ14に加え、スロットルバルブ15に設けられたスロットルセンサやバルブタイミング可変機構21に設けられたVTセンサ、及び作動角可変機構22に設けられた作動角センサが接続されている。上記スロットルセンサはスロットルバルブ15の開度(スロットル開度)Taを検出する。上記VTセンサは現在の吸気バルブ16の作動角中心φを検出する。また上記作動角センサは現在の吸気バルブ16の作動角θを把握する。
更に、上記入力ポートには、アクセルポジションセンサ31やクランク角センサ32、水温センサ33が接続されている。アクセルポジションセンサ31はアクセルの踏み込み量を検出する。クランク角センサ32はクランクシャフトの回転速度、即ち機関回転速度Neを検出する。水温センサ33はエンジン10の冷却水の温度(機関冷却水温)を検出する。この他にも上記入力ポートには、エンジン10の運転状況や車両の走行状況を検出する各種センサが接続されている。
電子制御装置30の出力ポートには、上記スロットルバルブ15、点火プラグ18、バルブタイミング可変機構21及び作動角可変機構22を始め、エンジン10の制御に用いられる各種アクチュエータが接続されている。電子制御装置30は、上記各種センサの検出結果に基づき、これらアクチュエータを駆動制御することで、エンジン10の各種制御を行っている。
例えば、作動角中心φや作動角θといった吸気バルブ16のバルブ特性についての制御は、次の態様で行われている。即ち、電子制御装置30は先ず、アクセルポジションセンサ31やクランク角センサ32により検出されたアクセルペダルの踏み込み量や機関回転速度Ne等に基づいて、現在の機関運転状態に適した吸気バルブ16の作動角中心φや作動角θの目標値を算出する。そして電子制御装置30は、上記VTセンサ及び作動角センサより検出される現状の吸気バルブ16の作動角中心φや作動角θが、上記算出された各々の目標値と一致するようにバルブタイミング可変機構21及び作動角可変機構22をフィードバック制御する。これにより、現状の機関運転状態に応じて最適な吸気バルブ16のバルブ特性が得られるようにしている。
なお作動角可変機構22により吸気バルブ16の作動角θが変更されると、燃焼室12に導入される空気量(吸入空気量)が変化してしまう。そのため、電子制御装置30は、作動角θの可変制御に連動してスロットルバルブ15の開度制御を行うようにしている(作動角θとスロットル開度Taとの協調制御)。これにより、作動角可変機構22による吸気バルブ16の作動角θの変更に拘わらず、必要なだけの吸入空気量が確保されるようになっている。
またエンジン10では、その始動時や、暖機時(機関始動直後から暖機完了までの期間)において、それぞれに適した作動角θ及び作動角中心φとなるようにこれらが調節されるようになっている。即ち、作動角θ及び作動角中心φが、始動時には機関始動に適した、また、暖機時には暖機に適したものとなるように調節される。そして、これら始動時や暖機時には、作動角θ及び作動角中心φが上記のように調節された状態で、スロットルバルブ15の開度制御を通じて、必要なだけの吸入空気量が確保されるようになっている。
上記始動時においては、作動角中心φに関しては吸気バルブ16のバルブタイミングが最遅角状態となる値(以下、この値を「始動時作動角中心φs」と称する)に調節され、作動角θは作動角中心φが上記始動時作動角中心φsとされている状態での機関始動に最適な値(以下、この値を「始動時作動角θs」と称する)に調節される。
また、上記暖機時においては、作動角θ及び作動角中心φがそれぞれ暖機に最適な値に調節されるようになっている。以下では、この暖機に最適な作動角θの値を「暖機時作動角θw」と称し、そして同暖機に最適な作動角中心φの値を「暖機時作動角中心φw」と称する。
即ち、上記協調制御により吸入空気量の調整を行う態様においては、同じ吸入空気量を確保するのに「作動角θ大、且つスロットル開度Ta小」とするよりも「作動角θ小、且つスロットル開度Ta大」とした方がポンピングロスは小さい、即ち同じ機関出力を得るための吸入空気量及び燃料量が少なくてすむ。換言すれば、上記暖機時においてアイドル運転を継続し得るだけの機関出力を確保しながらその暖機をより効率よく行うためには、上記吸入空気量及び燃料量の多い、即ちポンピングロスの大きい「作動角θ大、且つスロットル開度Ta小」状態とすることが望ましい。
但しこの場合には、当然ながら排ガスの量も増大することから排気性能の悪化が懸念されることとなる。従って、こうした排気性能の向上を図りつつ暖機促進を極力効率よく行うためには、作動角θを単に最大としてしまうよりも、排ガス量の抑制と暖機のための熱量確保とを両立するのに適した値に設定することが適切である。本実施形態では、上記暖機時作動角θwを、暖機時においてこうした排ガス量の抑制と暖機のための熱量確保とを両立するのに最適な値として設定している。なお、暖機時作動角θwは、電子制御装置30による作動角θの可変制御における最大作動角θmaxよりも小さい値に設定されている。
本実施形態では、上記暖機時においてエンジン10が低中回転速度運転域で運転されているとき、作動角θがこうした暖機時作動角θwに調節(固定)されて、上記排気性能の向上、及び暖機促進が図られる。但し、このように作動角θが暖機時作動角θwに固定されると、エンジン10において高回転速度運転が要求された場合に、仮にスロットルバルブ15を最大開度にしたとしても、吸入空気量の不足等によりこうした要求を満たすのが困難となる懸念がある。
そこで本実施形態では、こうした懸念を回避すべく、上記要求の生じたとき、機関回転速度Neの増加に応じて作動角θを暖機時作動角θwから増大させるようにしている。
以下、こうした作動角θの制御等に関しその処理手順について図3〜図6のフローチャート等を参照しつつ説明する。これらフローチャートで示される制御ルーチンは電子制御装置30を通じて例えば所定時間毎の時間割り込みにて実行される。
先ず、図3の制御ルーチンについて説明する。
この制御ルーチンでは先ず、エンジン10の始動要求があったか否かが判定される(ステップS110)。この判定は、イグニッションスイッチ(IGスイッチ)のオフ状態からオン状態への切り換えがなされたか否かに基づいて行われる。即ち上記切り換えがなされたときには上記始動要求有りと判定され、なされないときには上記始動要求無しと判定される。上記始動要求無しと判定された場合(ステップS110:NO)には、本制御ルーチンでの処理が一旦終了される。
一方、上記始動要求有りと判定された場合(ステップS110:YES)には、処理がステップS120に移行されて作動角θの目標値(目標作動角θt)が上記始動時作動角θsに設定される。この始動時作動角θsは、電子制御装置30による作動角θの可変制御における最小作動角θminよりも大きく設定されている。
なお、後述するが本実施形態では、エンジン10を停止させるにあたって、目標作動角θtを上記最大作動角θmaxに設定するとともに、作動角中心φの目標値(目標作動角中心φt)を上記始動時作動角中心φsに設定するようになっている。即ち、エンジン10の始動直前における作動角θ及び作動角中心φの初期設定値はそれぞれ上記最大作動角θmax、上記始動時作動角中心φsとされている。
従って、このステップS120処理においては、目標作動角中心φtが上記始動時作動角中心φsに保持される(即ち吸気バルブ16の目標バルブタイミングが最遅角バルブタイミングに保持される)とともに、この状態での機関始動に最適な始動時作動角θsに目標作動角θtが変更される。
そしてステップS130処理によって、現状の作動角中心φ及び作動角θがそれぞれ上記目標作動角中心φt、目標作動角θtと一致するように各可変機構21,22が駆動制御される。これにより、作動角中心φ及び作動角θが機関始動に最適なものとなる。
次に、ステップS140において、エンジン10の始動が完了したか否かが判定される。この判定は、クランキング用のエンジンスタータモータの回転速度よりも高速な値に設定された所定の基準速度を、機関回転速度Neが上回ったか否かに基づいて行われる。即ち、クランク角センサ32を通じて得られた上記機関回転速度Neの検出値が上記基準速度を上回ったことをもって上記始動が完了した旨の判定がなされる。この判定処理は、上記始動が完了したと判定されるまで継続して行われる。
同ステップS140において上記始動が完了した旨判定されると(S140:YES)、処理がステップS150に移行され、暖機が完了したか否かの判定がなされる。この判定は水温センサ33を通じて得られた機関冷却水温の検出値が所定値を上回ったか否かに基づいて行われる。即ち、上記検出値が上記所定値を上回ったことをもって上記暖機が完了した旨の判定がなされる。そして上記暖機が完了した旨の判定がなされた場合(ステップS150:YES)には、作動角中心φ及び作動角θの制御に関して、上記暖機のための熱量確保と排気性能との両立を目的とした処理(暖機時処理)が行われることなく、暖機完了後のための通常の制御が実行される。
一方、ステップS150において上記暖機が未完である旨の判定がなされた場合(ステップS150:NO)には、ステップS160において、上記暖機時処理が実行される。この暖機時処理は、上記暖機が完了したと判定されるまで継続して行われる。
図4、図5の各制御ルーチンは、それぞれ上記暖機時処理に関し、同順に、作動角θ、作動角中心φについてのものとなっている。
先ず、作動角θについての暖機時処理に関する図4の制御ルーチンを説明する。
この制御ルーチンにおいては先ず、ステップS210において、エンジン10が低中回転速度運転域で運転されているか否かが判定される。この判定はクランク角センサ32を通じた機関回転速度Neの検出値に基づいて行われる。そして上記低中回転速度運転域で運転されている旨の判定がなされた場合(ステップ210:YES)には、処理がステップS220に移行されて目標作動角θtが上記暖機時作動角θwに設定される。
一方、上記ステップS210の判定結果がNOであるときは、エンジン10が高回転速度運転域で運転されているとして、処理がステップS230に移行されて、目標作動角θtが、より多量の吸入空気量を確保可能な値に設定される。即ち、上記暖機時作動角θwよりも大きな作動角θに目標作動角θtが設定される。
この設定処理においては、目標作動角θtが同設定時点での機関回転速度Neに応じた値(以下、これを「機関回転速度対応値」と称する)に設定されるようになっている。本実施形態では、最大作動角θmaxを上限として、機関回転速度Neが高いほど上記機関回転速度対応値が大きくなるように設定されている。
図7は、始動時及び暖機時において、上記のようにして設定される目標作動角θtと機関回転速度Neとの関係を示す図である。なお上記ROMにはこの関係に基づく制御マップが予め格納されている。
同図に示されるように、目標作動角θtは上記低中回転速度運転域において暖機時作動角θwに固定される。そして、上記高回転速度運転域においては、上記低中回転速度運転域と高回転速度運転域との閾値となる機関回転速度(閾速度Ne1)から機関回転速度Neが増大するほど目標作動角θtが(最大作動角θmaxを上限として)増大される。目標作動角θtがこの増大によって最大作動角θmaxに至った後は、機関回転速度Neがそれより増大しても上記目標作動角θtは最大作動角θmaxを超えることなくこれに保持される。
そして、ステップS240では、このように設定された目標作動角θtに対して現状の作動角θを一致させるべく作動角可変機構22の駆動制御が実行される。従って、暖機時においてエンジン10が低中回転速度運転域で運転されているときには、作動角θが暖機時作動角θwに固定されることで、上記排気性能の向上が図られた上での暖機促進が極力効率よく行われるようになる。一方、上記高回転速度運転域での運転が要求されたときには、機関回転速度Neの増加に応じて作動角θが暖機時作動角θwから増大されるため、吸入空気量の増大を通じて上記各要求が速やかに満たされるようになる。
次に、作動角中心φ即ち吸気バルブ16のバルブタイミングについての暖機時処理に関する図5の制御ルーチンを説明する。
この制御ルーチンにおいては先ず、ステップS310において、バルブタイミング可変機構21を駆動するための油(油圧駆動に用いられる油)の温度(油温)が所定値以上であるか否かが判定される。この判定は上記水温センサ33に基づく機関冷却水温の検出値を参照して行われる。そして上記油温が所定値以上である旨の判定がなされた場合(ステップ310:YES)には、当該暖機時のような比較的油温の低いときではあるがしかし、或る程度の制御性をもってバルブタイミング可変機構21を駆動可能なレベルにまで上記油の粘度が低くなっているとして、処理がステップS320に移行される。このステップS320においては、目標作動角中心φtが上記暖機時作動角中心φwに設定される。なお、この暖機時作動角中心φwは、目標作動角θtが上記暖機時作動角θwに設定された状態において暖機に最適な作動角中心φとされており、作動角中心φの制御におけるその最大値(最進角バルブタイミングに対応する値)φmaxよりも小さい値に設定されている。
一方、上記ステップS310の判定結果がNOであるときは、上記油温が所定値未満であり上記油の粘度がバルブタイミング可変機構21の駆動に適さないほどに高い状態にあるとして、処理がステップS330に移行されて、目標作動角中心φtが上記初期設定値に設定される。なお、本実施形態においてこの初期設定値は、吸気バルブ16の最遅角バルブタイミングに対応する始動時作動角中心φsとされている。
そして、ステップS340では、このように設定された目標作動角中心φtに対して現状の作動角中心φを一致させるべくバルブタイミング可変機構21の駆動制御が実行される。従って、暖機時において、上記油温が上記所定値以上であるときには現状の作動角中心φが暖機時作動角中心φwに固定されることとなる。
上記暖機時といった、バルブタイミング可変機構21を駆動する油が低温・高粘度で同機構21の制御性が低下しがちな場合であっても、本実施形態のような吸気バルブ16のバルブタイミングを一定値(暖機時バルブタイミング)に固定する、といった駆動に関しては比較的精度よく行うことが可能である。従って、本実施形態のように予め「暖機時バルブタイミング」を、排気性能を良好に維持し得るタイミングに設定しておくことで、上記したような制御性の低い状況下であっても排気性能を極力良好に維持できるようになる。
また、本実施形態では、上記したように低中回転速度運転域での機関運転時において作動角θが上記暖機時作動角θwに固定される(変動しない)ため、上記暖機時バルブタイミングを排気性能の維持に最適な値に設定することが容易となる。
図6の制御ルーチンは、エンジン10の停止時における作動角θ、及び作動角中心φの制御に関するものである。
この制御ルーチンでは先ず、エンジン10の停止要求があったか否かが判定される(ステップS410)。この判定は、上記IGスイッチのオン状態からオフ状態への切り換えがなされたか否かに基づいて行われる。即ち上記切り換えがなされたときには上記停止要求有りと判定され、なされないときには上記停止要求無しと判定される。上記停止要求無しと判定された場合(ステップS410:NO)には、本制御ルーチンでの処理が一旦終了される。
一方、上記停止要求有りと判定された場合(ステップS410:YES)には、処理がステップS420に移行されて目標作動角θt及び目標作動角中心φtがそれぞれ上記初期設定値に設定される。即ち、目標作動角θtは上記最大作動角θmaxに、そして目標作動角中心φtは上記始動時作動角中心φsに設定される。
そして、このように設定された目標作動角θt、及び目標作動角中心φtに対して現状の作動角θ、及び作動角中心φを一致させるべく各可変機構21,22の駆動制御が実行される(ステップS430)。
なお本実施形態では、上記ステップS410においてYES判定がなされたとき、目標作動角θt及び目標作動角中心φtの設定に関して、図3〜図5での目標作動角θt、目標作動角中心φtの設定処理(ステップS120,s220、S230,S320,S330)よりも優先して上記ステップS420処理を実行するようにしている。即ち、エンジン10の停止要求があったときには、作動角θ及び作動角中心φは優先的に上記初期設定値に戻される。
次に、こうした目標作動角θt及び目標作動角中心φtの設定態様例について、図8を参照して説明する。
先ず、エンジン10の始動前、即ち停止した状態においては、目標作動角θt及び目標作動角中心φtはそれぞれ初期設定値(最大作動角θmax、始動時作動角中心φs)に設定される(状態A)。そしてエンジン10の始動が要求されることにより、目標作動角θtのみ変更されて始動時作動角θsに設定される(状態B)。その後、エンジン10の始動が完了し暖機中となると、例えばファーストアイドル運転時等、低中回転速度運転域での機関運転時に目標作動角θtが暖機時作動角θwに設定変更され、その発生熱量によって機関冷却水温が上昇し上記所定値以上となると目標作動角中心φtが暖機時作動角中心φwに設定変更される(状態C)。
そして、エンジン10が高回転速度運転域で運転されると目標作動角θtのみ変更される。即ち、目標作動角θtは機関回転速度Neの増加に応じて上記暖機時作動角θwから増大される。例えば機関回転速度Neが上記高回転速度運転域での運転時に変動した場合などには、目標作動角θtが上記暖機時作動角θwと最大作動角θmaxとの間の領域(状態Cと状態Dとの間)で変動することとなる。
図9は、こうした設定態様例をタイミングチャートに示したものである。即ち、上記IGスイッチのオン操作とともにエンジン10の始動が開始されると、始動前には最大作動角θmaxであった目標作動角θtが始動時作動角θsに向けて変更される(タイミングt1)。この際、作動角θの急激な変動を避けるために目標作動角θtは徐々に変更される(漸減される)。
そしてエンジン10の始動完了に伴い目標作動角θtが暖機時作動角θwに向けて変更される(タイミングt2)。この際にも、急激な作動角θの変動を避けるために目標作動角θtは徐々に変更される(漸増される)。こうして目標作動角θtが暖機時作動角θwに固定されることにより、暖機時における熱量の確保と排気性能の向上との両立が図られる。
そして機関冷却水温がその上昇とともに上記所定値以上となることにより目標作動角中心φtが暖機時作動角中心φwに向けて変更される(タイミングt3)。この際、作動角中心φの急激な変動を避けるために目標作動角中心φtは徐々に変更される(漸増される)が、この漸増度合いについては、バルブタイミング可変機構21の上記制御性を配慮し、ゆっくりとしたものにしてもよい。
こうしてエンジン10が低中回転速度運転域で運転されている期間は目標作動角θt及び目標作動角中心φtが上記暖機時作動角θw及び暖機時作動角中心φwにそれぞれ固定される。そして機関回転速度Neが上記閾速度Ne1を超えて高回転速度運転域での運転となった場合には、目標作動角θtが機関運転速度の増加に応じて増大される(タイミングt4〜t5間、及びタイミングt6〜t7間)。これにより、高回転速度運転域において好適に機関出力が確保されるようになる。
そして、上記IGスイッチがオフ操作されると、これに伴い目標作動角θt、目標作動角中心φtともに上記初期設定値に戻される(タイミングt8)。この際においても、作動角θ及び作動角中心φにおける急激な変動等を避けるべく目標作動角θt及び目標作動角中心φtは徐々に変更される(漸減される)。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、暖機時即ち機関始動直後から暖機完了までの期間においてエンジン10が低中回転速度運転域で運転されているときに、作動角θが暖機時作動角θwに固定されることとなるため、上記排気性能の向上を図りつつ暖機促進を極力効率よく行うことができるようになる。
また本実施形態では、高回転速度運転域での運転が要求されたとき、機関回転速度Neの増加に応じて作動角θを暖機時作動角θwから増大させるようにしたため、上記各要求が速やかに満たされるようになる。
従って本実施形態によれば、こうした高出力要求にも柔軟に対応しながら排気性能の向上をも図りつつ、このような極力効率のよい暖機促進を行うことができるようになる。
(2)本実施形態では、暖機時において、バルブタイミング可変機構21を通じて吸気バルブ16の作動角中心φを予め設定された暖機時作動角中心φwに固定する、即ち吸気バルブ16のバルブタイミングを予め設定された暖機時バルブタイミングに固定するようにした。
従って、バルブタイミング可変機構21を駆動するための油が比較的低温・高粘度であるといった上記制御性の低い状況下であっても、排気性能を極力良好に維持できるようになる。また、本実施形態では、上記したように低中回転速度運転域での運転時において吸気バルブ16の作動角θが上記暖機時作動角θwに固定される(変動しない)ため、上記暖機時作動角中心φw即ち暖機時バルブタイミングを排気性能の維持に最適な値に設定することが容易となる。
なお、実施の形態は上記に限定されるものではなく、例えば、以下の様態としてもよい。
・上記暖機時において、上記暖機時作動角θwへの作動角θの固定、及び上記暖機時作動角中心φwへの作動角中心φの固定等に加えて、点火プラグ18の点火時期を遅角させることにより機関出力を低減させてその分だけ発生熱量を増大させるようにし、これにより暖機の促進を図るようにしてもよい。
・上記油温に拘わることなくバルブタイミング可変機構21を駆動するようにしてもよい。即ち上記実施形態では、油温が所定値以上であることを条件に作動角中心φを始動時作動角中心φsから暖機時作動角中心φwに変更したが、こうした条件を廃し、例えば、作動角θを始動時作動角θsから暖機時作動角θwに変更する際にこれと同時に作動角中心φの上記変更を行うようにしてもよい。
・上記バルブタイミングについては、上記した暖機時処理(図5の制御ルーチンに係るもの)を行わないようにしてもよい。更には、例えば、バルブタイミング可変機構21を備えないエンジン10において、上記作動角θに関する制御のみ適用するようにしてもよい。
・上記実施形態では、上記暖機時において、エンジン10の低中回転速度運転域に作動角θを予め設定された暖機時作動角θwに固定し、高回転速度運転域では作動角θを機関回転速度Neの増加に応じて暖機時作動角θwから増大させるようにしたが、これに限らず、以下のようにしてもよい。即ち、上記態様に代えて、例えば、上記暖機時において、エンジン10の低中負荷域に作動角θを暖機時作動角θwに固定し、高負荷域では作動角θを機関負荷の増加に応じて暖機時作動角θwから増大させる、といった態様を採用してもよい。機関負荷に関しては、例えば、アクセルポジションセンサ31を通じて得られたアクセルペダルの踏み込み量の検出値やエアフローメータ14を通じて得られた吸入空気量の検出値等を参照して把握するようにする。
上記態様においては、上記低中負荷域に作動角θが暖機時作動角θwに固定されるため上記排気性能の向上を図りつつ暖機促進を極力効率よく行うことができるようになる。また、高負荷域での運転が要求された場合に、機関負荷の増加に応じて作動角θを暖機時作動角θwから増大させるようにしたため、上記要求が速やかに満たされるようになる。従って、こうした高出力要求にも柔軟に対応しながら排気性能の向上をも図りつつ、このような極力効率のよい暖機促進を行うことができるようになる。
また例えば、上記暖機時において、エンジン10の要求吸入空気量が所定空気量以下であることを条件に作動角θを暖機時作動角θwに固定し、上記要求吸入空気量が上記所定空気量より多いことを条件に作動角θを同要求吸入空気量の増加に応じて暖機時作動角θwから増大させる、といった態様を採用してもよい。上記要求吸入空気量に関しては、例えば、アクセルポジションセンサ31を通じて得られたアクセルペダルの踏み込み量の検出値等を参照して把握するようにする。
上記態様においては、上記要求吸入空気量が所定空気量以下であるときに作動角θが暖機時作動角θwに固定されるため上記排気性能の向上を図りつつ暖機促進を極力効率よく行うことができるようになる。また、上記所定空気量より多い吸入空気量が要求された場合に、要求吸入空気量の増加に応じて作動角θを暖機時作動角θwから増大させるようにしたため、上記要求が速やかに満たされるようになる。従って、こうした高出力要求にも柔軟に対応しながら排気性能の向上をも図りつつ、このような極力効率のよい暖機促進を行うことができるようになる。
また、要求吸入空気量の多寡を条件とするこうした態様においては、上記「所定空気量」を、作動角θを暖機時作動角θwとした状態でスロットルバルブ15を最大開度としたときに得られる空気量(以下これを基準空気量GaCと称する)に設定するのが望ましい。
この場合、要求吸入空気量が上記「所定空気量」以下であれば作動角θが暖機時作動角θwから変更されないことから、暖機促進と排気性能とを好適に両立し得る要求吸入空気量の上限は基準空気量GaCと等しくなる。
ここで仮に、上記「所定空気量」を、基準空気量GaCよりも少量に設定した場合には、この設定をしない場合と比較して、上記暖機促進と排気性能とを好適に両立し得る要求吸入空気量の上限が小さくなってしまう。従ってこの場合、仮に、要求吸入空気量が基準空気量GaCにまで増大したときには、作動角θが暖機時作動角θwから変更されることとなるため、上記両立のバランスが最適点から変化する懸念が生じてしまう。その点、上記のように「所定空気量」を基準空気量GaCに設定することで、こうした懸念を解消できる。
一方、仮に、上記「所定空気量」を、基準空気量GaCよりも多量に設定した場合には、この設定空気量より少なく且つ上記基準空気量GaCより多い吸入空気量が要求されたときこの要求に対応した吸入空気量調節ができなくなる。その点、上記のように「所定空気量」を基準空気量GaCに設定することで、こうした調節不可能な要求吸入空気量をなくすことができる。
従って、上記「所定空気量」を基準空気量GaCに設定することにより、調節不可能な要求吸入空気量をなくした状態で、上記暖機促進と排気性能とを好適に両立し得る要求吸入空気量の上限を最大とすることができるようになる。
一実施形態のエンジンの制御系を示す模式図。 同実施形態に適用されるVT可変機構(a)及び作動角可変機構(b)のバルブ特性の可変態様を示す図。 同実施形態において暖機時処理の開始条件の成立を判定する制御ルーチンを示すフローチャート。 同実施形態における作動角に係る暖機時処理のフローチャート。 同実施形態におけるバルブタイミングに係る暖機時処理のフローチャート。 同実施形態におけるエンジン停止時の作動角及びバルブタイミングに係る処理のフローチャート。 機関回転速度と目標作動角との関係についての制御マップに関しその構成を説明するための図。 同実施形態における作動角及び作動角中心の制御態様例を示す図。 同実施形態における作動角及び作動角中心の制御態様例を示すタイミングチャート。
符号の説明
10…エンジン、15…スロットルバルブ、16…吸気バルブ、21…バルブタイミング可変機構、22…作動角可変機構、30…電子制御装置、Ne…機関回転速度、Ta…スロットル開度、θ…作動角、θw…暖機時作動角。

Claims (2)

  1. 吸気バルブの作動角を可変とする作動角可変機構を備えるとともに、前記吸気バルブの作動角とスロットルバルブの開度との協調制御により吸入空気量の調整を行う内燃機関の制御装置であって、
    機関始動直後から暖機完了までの期間、当該機関の低中回転速度運転域では前記作動角を予め設定された暖機時作動角に固定する一方、前記期間内において当該機関の高回転速度運転域では前記作動角を機関回転速度の増加に応じて前記暖機時作動角から増大させ、前記期間内において前記高回転速度運転域から同運転域よりも低回転の運転域に戻った場合には前記作動角を前記暖機時作動角に戻す
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記内燃機関は、前記吸気バルブのバルブタイミングを可変とする油圧駆動式のバルブタイミング可変機構を備え、前記機関始動直後から暖機完了までの期間において、前記吸気バルブのバルブタイミングを予め設定された暖機時バルブタイミングに固定する
    請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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