JP2006062857A - シート処理装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、移動整合手段に対するシートの静電気による吸着を防止し、一旦整合したシート束が乱れることを防止することのできるシート処理装置を提供することを目的としている。
【解決手段】 上記課題を解決するために、本発明に係るシート処理装置の代表的な構成は、複数枚のシートを整合して所定の処理を行うシート処理装置において、シート搬送方向の直交方向両側にシートの整合と支持とを兼ねた整合支持手段を備え、前記整合支持手段は、一方が整合位置を規定する基準整合手段、他方がシートの側端を押す移動整合手段であって、前記移動整合手段のシート支持面に、凹凸を有することを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数枚のシートを整合して所定の処理を行うシート処理装置に関し、特に整合部材にシートが張り付いて整合不良を生じることを防止するものである。
従来より、プリンタ等の画像形成装置では、画像形成(印字もしくは記録)した複数枚のシートについて、シートの各端部を整合させてステイプル(針打ち)やパンチ(穴開け)等の後処理を施して排出するシート処理装置を備えているものがある。このようなシート処理装置としては、画像形成装置本体のシート排出口下流側に設けられ、画像形成装置本体側で画像形成されたシートについて、順次排出口から供給されたシートが中間積載部及びシート支持手段を兼ねた整合手段(以下、整合支持手段という)上に積載され、順次整合手段によって整合された後に、後処理を施して排出する構成のものが知られている。
例えば特許文献1(特開2003−335450)に示される整合支持手段は、シート幅方向の両側に、シートを支持するシート支持面と、シートの整合を行う側面壁と、上ガイド面とからなり、断面が略コの字形状の一対の整合手段を備えている。その一方が整合位置を規定する基準整合手段であり、他方がシートの側端を押す移動整合手段である。これらは間隔を開いてシートの搬送を待ち受けし、間隔を狭めることによってシート幅方向の整合を行っている。所定の処理を行った後には、整合手段対のシート幅方向の間隔を大きく開くことによってシート束を落下させて排出している。
特開2003−335450
このようなステイプル機能を有するシート処理装置においては、シート束を、より乱れることなく整合して後処理を行うことが重要である。
しかしながら、整合支持手段によって積載されたシートを整合する際に、一度整合されたシートがシート押し側の移動整合手段に静電気などによって張り付く現象が発生する場合がある。その場合、その後の整合手段の動きによって一度整合されたシートが連られて動いてしまい、整合が乱れてしまう。そのため、整合完了後に、後処理されたシート束の整合支持手段と直接接している1枚目が乱れていることがある。
そこで本発明は、移動整合手段に対するシートの静電気による吸着を防止し、一旦整合したシート束の整合支持手段と直接接している1枚目が乱れることを防止することのできるシート処理装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係るシート処理装置の代表的な構成は、複数枚のシートを整合して所定の処理を行うシート処理装置において、シート搬送方向の直交方向両側にシートの整合と支持とを兼ねた整合支持手段を備え、前記整合支持手段は、一方が整合位置を規定する基準整合手段、他方がシートの側端を押す移動整合手段であって、前記移動整合手段のシート支持面に、凹凸を有することを特徴とする。
本発明によれば、移動整合手段に対するシートの静電気による吸着を防止し、一旦整合したシート束の整合支持手段と直接接している1枚目が乱れることを防止することができるため、高品位な後処理を行うことができる。
[第一実施例]
本発明に係るシート処理装置の第一実施例について、図を用いて説明する。以下の各実施例では、レーザビームプリンタに代表されるプリンタ装置に装着されるシート処理装置の例について説明する。
(全体構成)
まず、図1乃至図4を参照して、本発明の第一実施例におけるプリンタ本体及びシート処理装置の構成及び一連の動作について説明する。
図1は、第一実施例のシート処理装置及び画像形成装置(プリンタ)の全体構成を示す概略断面図である。
図1において、画像形成装置としてのプリンタ本体100は、単独にコンピュータに接続され、或いはLAN等のネットワークに接続され、これらコンピュータやネットワークから送られた画像情報やプリント信号等に基づいて、所定の画像形成プロセスによってシートに画像形成(記録)し、排出する装置である。一方、シート処理装置300は、プリンタ本体100から機外に排出されるシートをそのまま、あるいは所定の処理を施してから排出する装置である。所定の処理として本実施例ではステイプル(綴じ処理)を例に用いて説明するが、パンチャー(穴開け処理)や折り処理、糊付け処理などを行う場合もある。シート処理装置300とプリンタ本体100は、不図示のケーブルコネクターで電気的に接続され、プリンタ本体100に対して着脱可能とされる。
(シート処理装置の構成)
図2はシート処理装置の平面図および背面図である。本シート処理装置300は、ステイプルしてシート処理装置300の積載部325に排出積載することと、ステイプルせずにシート処理装置300の積載部325に排出積載することができる。
図1に示したように、シート処理装置300にはプリンタ本体100の排出ローラ130からシートが搬入され、入口センサ360のフラグ361がフォトセンサ362を透光させることで検知させる。その後入口ローラ対320により上方へ搬送される。入口ローラ対320の下流側には中間積載部300Aが配置されており、その下流側端部には排出上ローラ330aおよび排出下ローラ330bからなる排出ローラ対330が配置されている。排出上ローラ330aおよび排出下ローラ330bは、不図示の駆動モータによって回転駆動される。また排出上ローラ330aは回動可能なアーム331の略先端に軸支され、排出ローラ対330は開閉可能に構成されている。
中間積載部300Aの上流側(入口ローラ対320の下方)には、シート後端を突き当てるための基準壁323が設けられている。また中間積載部300Aの上方には、排出されたシートを引き戻すためのパドル322が配置されている。パドル322は、ゴムなどの可撓性材料で構成され、パドル軸350にシート搬送方向と直角方向に複数個固定されている。パドル軸が駆動されて時計まわりに回転することでシートSをシート搬送方向と反対方向に移動させて基準壁323にシートSの端面を当接させて整合する。
図2に示すように、排出ローラ対330の下流側には、整合支持手段を構成する基準整合部材301(基準整合手段)、移動整合部材302(移動整合手段)からなるシート積載部300Bが配置されている。基準整合部材301および移動整合部材302は、シート積載部300Bの下方には、積載部325が配置されている。
また、中間積載部300Aの上流側の一端には、処理手段としてのステイプラHが配置されている。ステイプラHは、画像形成されたシートの画像面の左上コーナー部に針打ちを行って各シートを綴じるため、基準整合部材301側に固定配置されている。
(整合支持手段の構成)
整合支持手段を構成する基準整合部材301、移動整合部材302の詳細な構成について説明する。基準整合部材301および移動整合部材302は、ステッピングモータなどのジョガーモータMによって、シート幅方向に互いに離接するように駆動される。
各整合部材301、302は、シート搬送方向下流からから見ると、図2(b)に示すように、シートを支持するシート支持面301a、302aと、シートの整合を行う側面壁301b、302bと、上ガイド面301c、302cとからなり、断面が略コの字形状を呈している。このコの字形状の下面によってシート積載部300B上に排出される各シートを支持し、シートSの幅方向中央部についてはガイドしない構成となっている。
基準整合部材301および移動整合部材302からなるシート積載部300Bは、全体的に水平方向に対して所定角度で傾斜すると共に、途中で屈曲することによりシート搬入方向の上流側と下流側とで異なった傾斜角度とされている。具体的には、上流側の所定区間と下流側の所定区間との間で、傾斜角度αで屈曲する屈曲部300Cが形成されている。これにより、各整合部材301、302でガイドされないシートSの中央部の撓みを防止している。
基準整合部材301は整合に際しては移動せず、整合位置を規定する。他方の移動整合部材302は、シートの幅方向に移動して間隔を狭めることにより、シートの側端を押して整合を行う。
基準整合部材301の側壁には1つの右基準板303aが、ステイプラH近傍には1つの右基準板303bが配置されている。また移動整合部材302の側壁には2つの左基準板304a、304bが配置されている。シートを整合する際に移動整合部材302が移動すると、シートの両側端に左基準板304a、304b、及び右基準板303a、303bが当接する。
(整合支持手段の駆動構成)
次に、整合支持手段を構成する基準整合部材301、移動整合部材302の詳細な駆動構成について説明する。
各整合部材301、302は、不図示のモールドフレームに設けられたガイドピン313a、及び不図示の板金フレームに設けられたガイドピン313bの計4本にガイドされることにより、図2の左右方向、すなわちシート搬送方向に直角な方向(シート幅方向)に往復移動可能とされ、前記ジョガーモータMからの駆動力の伝達により移動するようになっている。
ジョガーモータMには段ギア317が接続されており、移動整合部材302には段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック310が設けられている。一方、基準整合部材301にも段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック312が取り付けられている。ここで、スライドラック312は、コイル状のバネ314を介して基準整合部材301に対して相対移動可能に設けられている。バネ314は、その一端側が基準整合部材301に当接し、他端側がスライドラック312に当接し、基準整合部材301とスライドラック312とを広げる方向に付勢している。またスライドラック312は、基準整合部材301側のエンボス部305を移動させる角穴部312aを有している。
(排出積載動作)
次に、シート処理装置300の積載部325への排出積載動作について説明する。図3はシート処理装置の動作を説明する平面図および背面図、図4はシート処理装置の動作を説明する側面断面図、図5は積載支持手段の状態を説明する図である。
まず、所定の処理をせずに単に排出する場合について説明する。このとき、図3(a)に示すように、基準整合部材301および移動整合部材302はそれぞれ大きく離間し、シート支持面301a、302aが搬送されてくるシートに当接しない位置、すなわちシート下面を支持しない位置にある。これにより、搬送されたシートは入口ローラ対320を通過した後、ステイプラHの間口を通過してから排出ローラ対330により搬送されて、シート処理装置の積載部325に直接排出、積載される。排出ローラ対330は、図4(a)に示すように、排出上ローラ330aと排出下ローラ330bとが当接した状態にある。
次に、複数枚のシートを整合し、所定の処理を行ってから、積載部325に排出する動作について説明する。
シート処理装置300に電源が入ると、排出ローラ対330が回転を開始する。次に図2に示すように、ジョガーモータMが回転して段ギア317が回転することで、移動整合部材302のスライドラック310が駆動されて外側に退避する。基準整合部材301は、ジョガーモータMが回転して段ギア317が回転すると、まずスライドラック312が相対移動し、スライドラック312の角穴部312aが基準整合部材301のエンボス部305の端面に当接した後に、角穴部312aで押圧されることにより、外側に退避する。基準整合部材301にはスリット部301sが設けられており、スリット部301sが所定の退避距離まで移動すると、図3(a)に示すように、フォトセンサ316が透光し、その時点でジョガーモータMが停止する。
これにより図5(a)に示すように、基準整合部材301はシート下面を支持しない第二位置(退避位置)に移動し、移動整合部材302もシート下面を支持しない第四位置(退避位置)に移動する。この位置をホームポジションとする。
シートSがシート処理装置300に進入する信号がプリンタ本体100からシート処理装置300に入力されると、ジョガーモータMが回転し、基準整合部材301、移動整合部材302が内側に移動して、図5(b)に示すように、基準整合部材301は整合位置を規定する第一位置(基準位置)となり、移動整合部材302は進入したシートSに対してシート側端よりも離隔してシートを待ち受ける第一位置(待機位置)となり、シートの待ち受けを行う。正確には、シート支持面301a、302aの対向する内側端部間の間隔はシート幅よりも狭く、側面壁301b、302bの間隔はシート幅よりもそれぞれ所定量dだけ外側に位置している。この位置において、基準整合部材301は、ストッパ306がガイドピン313aに当接し、それ以上内側には移動できない状態となる。図2に示すこの位置を待機ポジションとし、この待機ポジションでは基準整合部材301の側面が整合動作時の基準位置になる。なお、これよりも幅の狭いシートをシート処理装置300で整合する場合には、これに応じた分だけ移動整合部材302が基準整合部材301側に移動することにより、待機ポジションにおける図2左側の隙間を常に所定量dとする。
入口ローラ対320により搬送されたシートは、ステイプラHの間口を通過してから、排出ローラ対330によって更に搬送され、中間積載部300Aおよびシート積載部300Bに搬送される。1枚目のシートが基準整合部材301および移動整合部材302により形成される面上に搬送された直後に、アーム331が半時計回りに回転することで排出上ローラ330aが上方向に退避して、排出ローラ対330が離間される。これと同時に排出ローラ対330に接続されていた駆動を切断して、排出上ローラ330aおよび排出下ローラ330bの回転を停止させる。シートSの後端が入口ローラ対320を完全に抜けると、シートSは自重によって基準壁323に突き当たるまで落下し、搬送方向の整合が行われる。
そして図5(c)に示すように移動整合部材302が基準整合部材301に向かって第二位置まで移動し、シートを押すことにより、シート幅方向の整合が行われる。このように基準整合部材301が第一位置にあり、移動整合部材302が第二位置にあるとき、側面壁301b、302bの間隔は、シート幅よりもわずかに狭く設定されている。これによりシートは幅方向に撓み、確実に幅方向の整合が行われる。具体的には、移動整合部材302がモータMに駆動されて図2の右側に移動することで、移動整合部材302に設けられた左基準板304a、304bがシートSの左側端に当接して、基準整合部材301側にシートSを押し込む。そして、シートSの右側端が右基準板303a、303bに突き当たることで、各シートの幅方向の整合が行われる。
その後図5(d)に示すように、移動整合部材302をシートSの幅よりやや離隔した第三位置(支持位置)に移動させる。正確には、側面壁301b、302bがシートSの幅よりもやや離隔した位置関係である。その状態で図4(b)に示すようにパドル322をシート搬送方向と逆方向に回転させてシートを叩くことにより、シートSを基準壁323に引き戻し、搬送方向の整合が行われる。これは、幅方向の整合をする際に搬送方向の整合が乱れてしまう場合があるからである。
これらの動作により、設定されたステイプル位置にシートSが整合、積載される。搬送方向の整合が終了すると、移動整合部材302はさらにシートSの幅より離隔した第一位置に移動し、再び図5(b)に示した待機ポジションで停止して、次のシートの搬送を待ち受ける。2枚目以降のシートの搬送時には、排出ローラ対330が離間されているため、シートSの後端が入口ローラ対320を完全に抜けるとシートは自重で搬送方向と反対方向に戻り、基準壁323方向に移動する。
1つのジョブについて全てのシートを積載整合すると、ステイプラHによってステイプル処理が行われる。処理が完了すると、図4(c)に示すように、アーム331を時計回りに回転して、アーム331に軸支されている排出上ローラ330aを下方向に移動し、排出ローラ対330を形成する。これと同時に排出上ローラ330a、排出下ローラ330bに駆動を接続し、シート束をシート積載部300Bに向かって搬送する。シート束が排出ローラ対330から完全に排出されると、ジョガーモータMを駆動して、基準整合部材301および移動整合部材302を、再び図5(a)に示したホームポジションに移動する。これによりシート束は、積載部325に落下、積載される(図3(b)参照)。
なお、この移動整合部材302の移動開始時には、基準整合部材301側は、スライドラック312が図2の右側移動し、基準整合部材301自体は直ちには移動しない。そして、移動整合部材302の位置が図2に示す待機ポジションを過ぎると、スライドラック312のエンボス部305が基準整合部材301の角穴部312aの端面と当接して、基準整合部材301が図2の右側に移動を開始し、各整合部材301、302が移動する。
この構成及び動作によれば、各シートの整合動作中は基準整合部材301が基準位置で停止して移動せず、移動整合部材302のみが移動して、各シートの左側端が基準位置に揃うので、基準整合部材301側に固定配置されたステイプラHによる綴じ処理が正確かつ確実に行われる。さらには、1ジョブにおいて搬入される各シートの幅にばらつきがある場合や1ジョブ内でシートサイズが例えばLTRからA4に変化した場合であっても、各シートの左端部の位置が一定に揃えられるので、ステイプラHによる綴じ処理の仕上がりが正確かつ綺麗になり、優れた効果が得られる。
(本発明の特徴的な構成)
次に、本実施例に係る整合支持手段の特徴的な構成について説明する。図6は移動整合部材の構成を説明する斜視図、図7は移動整合部材の構成を説明する側面図、図8は整合を行った際の状態を説明する図である。
図6に示すように、本実施例においては、移動整合部材302のシート支持面302aに、凹凸形状の例として、搬送方向に対して垂直な向きのリブ400を形成している。リブ400は、図7に示すように、シート搬送時にシート先端がひっかからないように、搬送方向に傾斜した形状としている。
上述したように、基準整合部材301、移動整合部材302は、幅方向の整合をした後に、パドル322による搬送方向の整合を行うために、移動整合部材302がシートSの幅よりやや広がる方向に移動する(図5(d)参照)。このとき、シート積載部300Bに積載されたシートSはフリーな状態にある。そのためシート支持面302aにシートSが静電気などにより張り付いた状態になった時、図8(a)に示すように整合されていたシートであっても、図8(b)に示すように移動整合部材302の移動に追従し、整合が再び乱れるという現象を引き起こす可能性がある。
しかしながら本実施例では、シート支持面302aにリブ400を形成したことにより、シート支持面302aとシートSとの接触面積が小さくなるため、静電気が発生しにくく、また発生しても吸着してしまうことを防止することができる。従って一度幅方向の整合を終了したシートSの整合を乱してしまうことがなく、高品位な後処理を行うことができる。また、リブ400の延長方向を各整合部材の移動方向と一致させてシート搬送方向と直交する方向としたことにより、さらに抵抗を減らすことができる。
[第二実施例]
本発明に係るシート処理装置の第二実施例について説明する。図9は第二実施例に係る移動整合手段の構成を説明する斜視図、図10は第二実施例に係る基準整合手段の構成を説明する斜視図であって、上記第一実施例と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
上記第一実施例においては、凹凸形状を設けることにより、静電気による吸着を防止するものであった。これに対し本実施例は、帯電防止部材によって移動整合手段に対する吸着を防止し、さらに帯電部材によって基準整合手段に吸着させるものである。
図9に示すように、本実施例においては、移動整合部材302のシート支持面302aを、帯電防止部材401によって構成している。また図10に示すように、基準整合部材301のシート支持面301aを、帯電部材402によって構成している。これらは、移動整合部材302または基準整合部材301の全体を帯電防止部材または帯電部材で構成することでもよく、またシート支持面301aまたはシート支持面302aにそれらの部材を貼り付け又は塗布することでもよい。
上述したように、基準整合部材301、移動整合部材302は、幅方向の整合をした後に、パドル322による搬送方向の整合を行うために、移動整合部材302がシートSの幅よりやや広がる方向に移動する(図5(d)参照)。このとき、移動整合部材302のシート支持面302aが帯電防止部材401で構成されているために、シート支持面302aにシートSが張り付くことを防止することができる。一方、整合の基準側となる基準整合部材301のシート支持面301aを帯電部材402で構成したことにより、シート支持面301aにはシートSが張り付きやすく、動きづらくさせることができる。従って一度幅方向の整合を終了したシートSの整合を乱してしまうことがなく、高品位な後処理を行うことができる。
[第三実施例]
本発明に係るシート処理装置の第三実施例について説明する。図11は第三実施例に係る移動整合手段の構成を説明する斜視図であって、上記第一実施例と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
上記第一実施例においては、凹凸形状の例としてのリブ400を、搬送方向に対して直交する方向として説明した。
これに対し本実施例においては、図11に示すように、凹凸形状の例としてのリブ形状403を、シート搬送方向において外側に広がる方向に形成している。これにより、1枚目のシート搬入時におけるシート先端へのリブによる打痕などがつきにくく、かつシート支持面に整合シートSが静電気などによりはりつきにくい構成になっている。
また、シート支持面302aの基準整合部材301側の端面に向かってリブの高さを徐々に低くなるように構成し、端面においてはほぼ凹凸が無くなるように構成することでもよい。これにより、シート先端に打痕がつくことを防止し、シート積載部300Bに円滑にシートを搬送することができる。
なお、実施例の第1から第3までを、シートの整合、及び処理が終わった後に整合部材対のシート幅方向の間隔を大きく開くことによってシート束を落下させて排出しているシート処理装置を例として説明したが、整合部材がシート側端押圧面だけでなく、シート載置面を有する構成であれば、これに限るものではない。例えば、積載トレイ上に整合部材対を設け、シートの整合、及び処理が終わった後に積載トレイ上を搬送されるようなものに対しても有効である。
本発明は、複数枚のシートを整合して所定の処理を行うシート処理装置に利用することができる。
第一実施例のシート処理装置及び画像形成装置の全体構成を示す概略断面図である。 シート処理装置の平面図および背面図である。 シート処理装置の動作を説明する平面図および背面図である。 シート処理装置の動作を説明する側面断面図である。 積載支持手段の状態を説明する図である。 移動整合部材の構成を説明する斜視図である。 移動整合部材の構成を説明する側面図である。 整合を行った際の状態を説明する図である。 第二実施例に係る移動整合手段の構成を説明する斜視図である。 第二実施例に係る基準整合手段の構成を説明する斜視図である。 第三実施例に係る移動整合手段の構成を説明する斜視図である。
符号の説明
H …ステイプラ
M …ジョガーモータ
S …シート
100 …プリンタ本体
100A …装置本体
130 …排出ローラ
300 …シート処理装置
300A …中間積載部
300B …シート積載部
300C …屈曲部
301 …基準整合部材
301a …シート支持面
301b …側面壁
301c …上ガイド面
301s …スリット部
302 …移動整合部材
302a …シート支持面
302b …側面壁
302c …上ガイド面
303 …右基準板
304 …左基準板
305 …エンボス部
306 …ストッパ
310 …スライドラック
312 …スライドラック
312a …角穴部
313b …ガイドピン
314 …バネ
316 …フォトセンサ
317 …段ギア
320 …入口ローラ対
322 …パドル
323 …基準壁
325 …積載部
330 …排出ローラ対
330a …排出上ローラ
330b …排出下ローラ
331 …アーム
350 …パドル軸
360 …入口センサ
361 …フラグ
362 …フォトセンサ
400 …リブ
401 …帯電防止部材
402 …帯電部材
403 …リブ形状

Claims (12)

  1. 複数枚のシートを整合して所定の処理を行うシート処理装置において、
    シート搬送方向の直交方向両側にシートの整合と支持とを兼ねた整合支持手段を備え、
    前記整合支持手段は、一方が整合位置を規定する基準整合手段、他方がシートの側端を押す移動整合手段であって、
    前記移動整合手段のシート支持面に、凹凸を有することを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記凹凸は、シート搬送方向と直交する方向のリブ形状であることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記凹凸は、シート搬送方向において外側に広がる方向のリブ形状であることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  4. 複数枚のシートを整合して所定の処理を行うシート処理装置において、
    シート搬送方向の直交方向両側にシートの整合と支持とを兼ねた整合支持手段を備え、
    前記整合支持手段は一方が位置を規定する基準整合手段、他方がシートの側端を押す移動整合手段であって、
    前記移動整合手段のシート支持面を、帯電防止部材で構成したことを特徴とするシート処理装置。
  5. 前記基準整合手段のシート支持面を、帯電部材で構成したことを特徴とする請求項4記載のシート処理装置。
  6. 前記整合支持手段は、シートを支持するシート支持面と、シートの整合を行う側面壁と、上ガイド面とからなり、断面が略コの字形状であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載のシート処理装置。
  7. 前記基準整合手段は、整合位置を規定する基準位置と、シート束排出時にシート下面を支持しない退避位置とに移動可能であって、
    前記移動整合手段は、搬送されたシートに対しシート側端よりもシート搬送方向の直交方向に離隔してシートを待ち受ける待機位置と、シートを押して整合させる整合位置と、シートの搬送方向の整合を行う際に前記基準整合手段に一方の側端を突き当てられた整合済みシートのもう一方の側端に接近離間しつつシートを支持する待機位置と整合位置の間に位置する支持位置と、シート束排出時にシート下面を支持しない退避位置とに移動可能であることを特徴とする請求項1または請求項4記載のシート処理装置。
  8. シートを整合するために、前記基準整合手段が基準位置にあり、前記移動整合手段が整合位置にあるとき、該基準整合手段と移動整合手段との間隔はシート幅よりも狭いことを特徴とする請求項7記載のシート処理装置。
  9. 整合したシートに所定の処理を行う処理手段は、前記基準整合手段側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項4記載のシート処理装置。
  10. 前記処理手段は、ステイプル装置であることを特徴とする請求項9記載のシート処理装置。
  11. シートに画像形成する画像形成部と、画像形成されたシートに処理を施す請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載のシート処理装置と、を備え、前記シート処理装置を装置本体の上方に配置したことを特徴とする画像形成装置。
  12. シートに画像形成する画像形成部と、画像形成されたシートに処理を施す請求項1ないし請求項10のいずれか1項記載のシート処理装置と、を備え、前記シート処理装置を装置本体の側方に配置したことを特徴とする画像形成装置。
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