JP4164310B2 - シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート処理装置及びこれを備えた画像形成装置に関し、特に画像形成された後のシートに対して綴じ処理を行うようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、画像形成された後の複写用紙等のシートに対する綴じ処理に要する手間を軽減するため、画像形成された後のシートを順次装置内に取り込み、このシートに対して綴じ処理を施すようにしたシート処理装置を備えたものがある。
【0003】
ここで、このようなシート処理装置としては、画像形成装置本体のシート排出口側の側面に設けられ、画像形成装置本体側で画像形成(印字)された後、順次、排出口から供給されるシートを整合し、この後、綴じ処理を施して排紙ローラにより排出するタイプのものが知られている。
【0004】
ところで、このようなシート処理装置において、図21に示すように排紙ローラ対としては上下排紙ローラ1330a,1330bともローラ軸が固定された状態でローラ同士が当接するように構成したものがあるが、このような構成の排紙ローラ対の場合、こしの弱い薄いシートSを排出すると、シートSの先端部が垂れ下がるようになる。
【0005】
そして、このように先端部が垂れ下がると、特にシートSの積載量を大きくとれるよう排紙ローラ対1330とシート積載部1340の高さ方向の距離を長くしている場合、同図に示すようにシートSの先端が、シート積載部1340や先に排出されているシートに接触して丸まってしまい、積載不良を起こすことがある。
【0006】
そこで、このようなこしの弱い(剛性の小さい)薄いシートSを排出する際の積載不良の発生を防ぐため、例えば上下排紙ローラ1330a,1330bのローラ本体を、それぞれのローラ本体間に入り込むように、千鳥配置すると共に交互にオーバーラップさせて所謂櫛歯状に構成し、排出シートに強制的にこしをつけるようにしたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の櫛歯状の排紙ローラ対を備えたシート処理装置において、強制的にこしをつける必要のない厚紙等のこしの強い(剛性の大きい)シートを排出しようとすると、特に上下排紙ローラのオーバーラップ量(噛合い量)が大きい場合には、シートが傷つく場合がある。つまり、こしの弱い薄いシートに強制的にこしをつけるように構成した場合、強制的にこしをつける必要のないこしの強いシートを排出する際、シートに傷をつけてしまうようになる。
【0008】
また、従来のシート処理装置において、単にシートを排出してスタックするのではなく、シート束を綴じた後、シート束を排出してスタックする場合には、束排出を行うようにしているが、このような櫛歯構成の排紙ローラ対の場合、シート束のような多量のシートを排出する際、排紙ローラ対には大きなトルクが必要となり、このため排紙ローラ対を駆動するモータの負荷は大きいものとなる。この結果、モータのコストアップを招いてしまう。
【0009】
そこで、本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、シートに傷つけることなく、また安価で多量のシートを排出することのできるシート処理装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像が形成された後、排出されたシートに対して処理を行うシート処理装置において、軸方向に複数のローラ本体を設けた第1ローラと、前記第1ローラに対向して移動可能に配され、軸方向に複数のローラ本体を設けた第2ローラとを有し、前記第1及び第2ローラの複数のローラ本体が、互いに前記ローラ本体の間に入り込むように構成された排紙ローラ対と、前記第2ローラの駆動側端部に設けられた駆動ギアと、前記駆動側端部と、反対側の非駆動側端部と、の2点で前記第2のローラを前記第1ローラの方向に付勢する付勢手段と、第2ローラ側に付勢され、前記駆動ギアに噛合して駆動源からの駆動を伝達する揺動可能な伝達ギアと、を備え、前記第1及び第2ローラのうちの下方に位置するローラのローラ本体のうち、前記シートの側端部に当接するローラ本体の直径を外側に向かうほど大きくなるようにするとともに、前記シートを排出する際、前記シートの剛性に応じて前記第2ローラを、前記付勢手段の付勢力に抗しながら前記第1ローラから離間させるようにし、前記駆動ギアは、前記第2ローラがシート排出可能な位置において前記伝達ギアに噛合し、前記第2ローラが離間した位置においては前記伝達ギアより離間し、かつ前記伝達ギアには前記第2ローラが前記第1ローラから離間する際、前記第2ローラに伴って移動する前記駆動ギア方向へ付勢力がかかっており、前記駆動側の付勢手段の付勢力前記非駆動側の付勢手段の付勢力よりも強くすることを特徴とするものである。
【0012】
また本発明は、前記第2ローラは前記排紙ローラ対のうちの上方に位置するローラであることを特徴とするものである。
【0013】
また本発明は、前記第1及び第2ローラの軸方向にそれぞれ複数設けられたローラ本体が、互いに前記ローラ本体の間に入り込むオーバーラップ量を可変としたことを特徴とするものである。
【0014】
また本発明は、前記第2ローラのローラ本体が前記第1ローラのローラ本体の間に入り込むオーバーラップ量を変化させるカム部材を備え、前記カム部材によって前記第2ローラのオーバーラップ量及び前記第1ローラからの退避位置が決定されることを特徴とするものである。
【0016】
本発明は、前記伝達ギアを保持する回動自在なギアアームと、前記ギアアームを前記伝達ギアが前記駆動ギアに追従する方向に付勢するギア付勢手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0019】
また本発明は、前記付勢手段は圧縮バネであることを特徴とするものである。
【0020】
また本発明は、前記第1及び第2ローラともに駆動源より駆動回転していることを特徴とするものである。
【0021】
また本発明は、前記第2ローラは回動可能なアーム部材に支持され、前記付勢手段は前記アーム部材を介して前記第2ローラを付勢することを特徴とするものである。
【0023】
また本発明は、排出したシートに対して綴じ処理を行うステイプラを備えたことを特徴とするものである。
【0024】
また本発明は、画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理するシート処理装置とを備えた画像形成装置において、前記シート処理装置は上記のいずれかに記載のものであることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
【0026】
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図である。
【0027】
同図において、100Aはレーザビームプリンタ、100はレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)であり、このレーザビームプリンタ100Aは単独にコンピュータ、或いはLAN等のネットワークに接続され、これらコンピュータやネットワークから送られた画像情報やプリント信号等に基づいて、所定の画像形成プロセスによってシートに画像形成(印字)し、排出するようになっている。
【0028】
また、300はシート処理装置であり、このシート処理装置300は、プリンタ本体100の上方に配されると共に、プリンタ本体100から機外に排出されるシートをシート処理装置内の搬送部を経由して画像面を下側にしたフェイスダウン状態で第1の積載部300Bに載置した後、後述する整合手段による整合を行い、所定のジョブ毎にシートを束ねて当該シートの1ヶ所又は複数箇所をステイプルして第2の積載部325に排出積載したり、単にフェイスダウンで第2の積載部325に排出積載するようになっている。
【0029】
ここで、シート処理装置300とプリンタ本体100とは、不図示のケーブルコネクタで電気的に接続されている。また、シート処理装置300は、各部を格納するケーシング部300Aを有し、プリンタ本体100に着脱可能とされている。
【0030】
次に、プリンタ本体100の各部の構成について、搬送されるシートSの搬送経路に沿って説明する。
【0031】
プリンタ本体100では、給送カセット200内にシートSが複数枚積載され、各種ローラによって最上位のシートS1が順次1枚ずつ分離給送されるようになっている。そして、コンピュータやネットワークから供給された所定のプリント信号により、給送カセット200から給送されたシートSは、まず所謂レーザービーム方式の画像形成プロセスによりトナー画像を形成する画像形成部101において上面にトナー画像が転写され、続いて下流側の定着器120で熱及び圧力を加えられることにより、このトナー画像が永久定着される。
【0032】
次に、画像が定着されたシートSは、排出ローラ130に至るまでの略U字状のシート搬送路で折り返されることにより画像面が反転し、このように画像面が下側になった状態でプリンタ本体100から外部にフェイスダウンで排出される。
【0033】
ここで、このシートSは不図示の制御部からの制御信号に基づいて回動するプリンタ本体100のフラッパ150の位置に応じて、例えば排出ローラ130によってプリンタ本体100の上部に設けられたフェイスダウン(FD)排出部125に排出されるか、シート処理装置300の第2の積載部325に排出されるかが選択されるようになっている。
【0034】
次に、シート処理装置300の構成及びプリンタ本体100から搬送されたシートSがシート処理装置300に向かう場合の各部の動きについて、図2及び図3を用いて説明する。
【0035】
図2において、330aは排紙上ローラ、330bは排紙下ローラ、Mは駆動源としてのジョガーモータ、322はパドル、323はシート後端を突き当てるための基準壁である。ここで、同図に示すように、排紙上ローラ330aと排紙下ローラ330bで構成される排出ローラ対330は、上述したフラッパ150のシート搬送方向の下流側上方に配置されると共に、排紙上及び下ローラ330a,300bは不図示の駆動モータによって回転駆動される。
【0036】
また、排紙上ローラ330aはパドル軸350を中心に回動可能なアーム部材であるアーム330cに軸支されている。ジョガーモータMは、後述する各スライドガイド301,302を駆動するためのモータであり、本実施の形態ではステッピングモータが用いられている。
【0037】
また、パドル322は、ゴムなどの可撓性材料で構成され、パドル軸350にシート搬送方向と直交する方向に複数個固定されている。そして、プリンタ本体100からシートが排出されると、パドル軸350の駆動により時計まわりに回転するようになっており、これによりシートSはシート搬送方向と反対方向に移動して基準壁323に当接し、整合される。
【0038】
また、図3に示すように、本実施の形態のシート処理装置300では、シートの幅方向の整合を行う、詳細を後述するスライドガイド301及びスライドガイド302を備えた整合手段が設けられている。また、同図において、Hはシート束に針打ちしてシート束に対して綴じ処理を行う綴じ手段であるステイプラであり、このステイプラHは画像形成されたシートの画像面の左上コーナー部に針打ちを行って各シートを綴じるため、スライドガイド301側に固定配置されている。
【0039】
そして、このような構成のシート処理装置300は、コンピュータ等から予め出力されたコマンドに基づいてステイプル処理を行うようになっており、このようなステイプル処理を行う場合には、まずステイプルされるシートSがプリンタ本体100に設けられた搬送ローラ121(図1参照)で排出される前に、不図示のソレノイドによりフラッパ150を図2の(a)に示すように反時計回り方向に回動させ、紙パスをシート処理装置側に切り換える。
【0040】
これにより、シートSは搬送ローラ121によりシート処理装置300に搬入される。そして、このようにシート処理装置300に搬入されたシートSは、入り口センサ390のフラグ391を時計回りに回転させ、これによりフラグ391がフォトセンサ392を透光させることで検知される。この後、入り口ローラ対363により上方へ搬送される。
【0041】
ところで、本実施の形態において、このシート処理装置300は、シートをステイプルして第2の積載部325に排出積載すること及び単にフェイスダウンで第2の積載部325に排出積載することができるようになっている。
【0042】
次に、フェイスダウンで第2の積載部325にシートを排出積載する動作について説明する。
【0043】
この場合、図4の(a)に示すように、シート搬入方向に対して右側のスライドガイド301及び左側のスライドガイド302の支持部を構成する底面301c,302cが、搬入されてくるシートSに当接しない位置に、つまりシートSを支持しないシートSの幅方向より所定量だけ外側の位置に退避している。
【0044】
したがって、入り口ローラ対363により搬送されたシートはステイプルローラ対320を通過した後、ステイプラHの間口を通過してから排紙ローラ対330により搬送され、(b)の矢印及び図2の(b)に示すように第2のシート排出部325に向けて落下して行く。
【0045】
次に、シートをステイプルして第2の積載部325に排出積載する動作について説明する。
【0046】
この場合、スライドガイド301,302は、図3の(a)に示すようにスライドガイド301,302の壁面にそれぞれ突設された当接部である基準板303,304が、搬入されてくるシートSと干渉しないような位置に退避している。
【0047】
またこのとき、2つのスライドガイド301,302の底面の端面の間隔はシートSの幅より小さい位置にあり、2つのスライドガイド301,302がこのような位置にあることにより、進入してくるシートSを支持する第1の積載部300Bを構成することができるようになっている。
【0048】
したがって、入り口ローラ対363により搬送されたシートはステイプルローラ対320を通過した後、ステイプラHの間口を通過してから排紙ローラ対330により搬送されて、スライドガイド301,302により構成される第1のシート積載部300Bのガイド面上へ搬送される。
【0049】
ここで、第1のシート積載部300Bのガイド面は、図5の(a)に示すように、水平方向に対して所定角度で傾斜するとともに、シート搬入方向の上流側と下流側とで相互に異なった傾斜角度となっており、具体的には上流側の所定区間と下流側の所定区間との間で傾斜角度αで屈曲する屈曲部300Cが形成されている。なお、このような屈曲部300Cを有することにより、各スライドガイド301,302ではガイドされないシートSの中央部の撓みを防止している。
【0050】
一方、このように1枚目のシートがスライドガイド301,302により形成される面上に搬送された直後に、同図の(b)に示すようにアーム330cが反時計回りに回動し、これによりアーム330cに軸支されている排紙上ローラ330aが上方向に退避し、排紙ローラ対が離間される。
【0051】
また、これと同時に排紙ローラ対330に接続されていた駆動を切断し、排紙上ローラ330a及び排紙下ローラ330bの回転を停止させる。この結果、シートSの後端がステイプルローラ対320を完全に抜けると、シートSは自重で搬送方向と反対方向に戻り、基準壁323方向に移動する。
【0052】
次に、左側のスライドガイド302のみが動作し、第1のシート積載部300B上に積載されたシートSの幅方向の整合動作が開始される。具体的には、スライドガイド302がモータMに駆動されて図3の右側に移動することでスライドガイド302に突設された基準板304がシートSの左側面に当接してスライドガイド301側にシートSを押し込む。
【0053】
そして、シートSの右側面がスライドガイド301に設けられた基準板303及びステイプル近傍に設けられた基準板303bに突き当たることで、シートの幅方向の整合が行われる。ここで、基準板303,301bは、この基準板303,303bにシートSが当接して整合された位置がステイプル位置となるように設定されている。整合動作後、スライドガイド302がシートSの幅より広がる方向に移動し、再び待機ポジションで次のシートの搬送に対応できるようにする。
【0054】
ここで、スライドガイド301,302の構成について詳細に説明する。
【0055】
各スライドガイド301,302は、図3に示すようにモールドフレームに設けられたガイドピン313a及び板金フレームに設けられたガイドピン313bの計4本でガイドされることにより、図3の左右方向、すなわちシート搬送方向に直角な方向(幅方向)に往復移動可能とされると共にジョガーモータMからの駆動力により移動するようになっている。
【0056】
また各スライドガイド301,302は、シート搬送方向下流からから見ると、図3の(b)に示すように、シートSの両サイドをガイドする各壁部とシートSの上下面を支持する支持部とにより、断面略コ字型の形状を呈しており、このコ字型の下面301c、302cによって第1のシート積載部300B上に排出される各シートを支持し、シートSの幅方向中央部についてはガイドしない構成となっている。
【0057】
さらに、スライドガイド302には段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック部310が設けられている。またスライドガイド301にも段ギア317と噛み合う平板歯車を有するスライドラック312が取り付けられている。
【0058】
ここで、スライドラック312は、コイル状のバネ314を介してスライドガイド301に対して相対移動可能に設けられている。なお、このバネ314は、その一端側がスライドガイド302に当接し、他端側がスライドラック312に当接し、スライドガイド301とスライドラック312とを広げる方向に付勢している。また、スライドラック312は、スライドガイド301側のエンボス部312aを移動させる角穴部310aを有している。
【0059】
さらにスライドガイド301の側壁には1つの基準板303が、ステイプル近傍には1つの基準板303bが、さらにスライドガイド302の側壁には1つの基準板304がそれぞれ設けられており、シートを整合するときには、既述したようにスライドガイド302が移動して、シートの両側端面305,306に、基準板304,303,303bが当接する。
【0060】
また、スライドガイド301及びスライドガイド302は、段ギア317及ジョグ板金フレームF'により高さ方向を支持されている。
【0061】
次に、各スライドガイド301,302の動作について説明する。
【0062】
シート処理装置300に電源が入ると、ステイプルローラ対320が回転を開始し、次にジョガーモータMが回転して段ギア317が回転することで、スライドガイド302のラック部310が駆動されて外側に退避する。
【0063】
またスライドガイド301は、ジョガーモータMが回転して段ギア317が回転すると、まずスライドラック312が相対移動し、スライドラック312の角穴部310aがスライドガイド301のエンボス312aの図3の右側端面に当接した後、角穴部310aで押圧されることにより外側に退避する。
【0064】
スライドガイド301にはスリット部301Sが設けられており、スリット部301Sが所定の退避距離まで移動すると、図4の(b)に示すように、フォトセンサ316が透光し、その時点でジョガーモータMが停止する。以下、この位置をホームポジションという。
【0065】
一方、シートSがシート処理装置300に進入する信号がプリンタ本体100から入力されると、ジョガーモータMが回転し、スライドガイド301,302が内側に移動し、図3に示すように進入するシートSの幅よりも所定量dだけ広い位置で停止する。この位置において、スライドガイド301は、ストッパ301bがガイドピン313aに当接し、それ以上内側には移動できない状態となる。以下、この位置を待機位置という。なお、この待機位置ではスライドガイド301の側面が整合動作時の基準位置になる。
【0066】
ここで、本実施の形態では、シートSのサイズ(幅)が通紙可能な最大サイズである場合に、両側の隙間がそれぞれ所定量d,dとなるように、スライドガイド301,302の待機位置が設定されている。
【0067】
なお、これよりも幅の狭いシートを整合する場合には、これに応じた分だけスライドガイド302が右側に移動することにより、図3に示す待機位置における左側の隙間が常に所定量dとなる。一方、この場合には、シートとスライドガイド302との隙間は、所定量dよりも幅狭となった量の半分だけ広がることになる。
【0068】
一方、図6に示すようにスライドガイド301,302により幅方向の整合を行った後、両スライドガイド301,302が若干量外側に退避することによりシートSの整合方向の規制をラフ状態にし、シートSがシート搬送方向に移動可能な状態にする。この後、図5の(b)に示すように、パドル322がパドル軸350を中心に時計回りにシートSの上面に当接しながら一回転し、これによりシートSが基準壁323に突き当てられて整列する。
【0069】
そして、これらの動作でシート搬送方向および幅方向の整合が可能となる。なお、このように整合された状態を保つために図6に示すように整合された状態のシートの右端面近傍に、図3のA方向矢視図である図7に示すように摩擦部材400aを設けたレバー400bが上下方向に移動して整合されたシートSを押圧するスタンプ手段400が設けられている。
【0070】
ここで、このスタンプ手段400は上下方向に回動するレバー400bを備えており、整合動作が終了した後、次に進入するシートが、整合されたシートに当接する前に、図7の(b)に示すように上方回動していたレバー400bを下方回動させ、図7の(a)に示すようにシート上面を押圧することにより、次のシートにより整合された状態のシートが移動し、整合が乱れるのを防ぐようにしている。
【0071】
なお、このようにして1枚目のシートの整合が終了した後、2枚目のシートが搬送されるが、この場合、2枚目以降のシートの搬送時には、排紙ローラ対330が離間されているため、シートSの後端がステイプルローラ対320を完全に抜けると、シートは自重で搬送方向と反対方向に戻り、基準壁323方向に移動する。なお、ここからの整合動作は1枚目と全く同様であるので説明を省略する。
【0072】
そして、このような動作を繰り返し行い、1ジョブの最後(n番目)のシート(Sn)を整合する動作を行い、スライドガイド302に設けられた各基準板304がシートの左側面をスライドガイド301の基準板303及びステイプル近傍に設けられた基準板303bに突き当て(押付けて)、スライドガイド302の移動を停止した図6の状態で、シート束の後端右側に位置する小型のステイプラHで後端右側の位置をステイプルする。
【0073】
ここで、この構成及び動作によれば、各シートの整合動作中はスライドガイド301が基準位置で停止して移動せず、スライドガイド302のみが移動して各シートの左側端部が基準位置に揃うので、スライドガイド301側に固定配置されたステイプラHによる綴じ処理が正確かつ確実に行われる。
【0074】
さらには、1ジョブにおいて搬入される各シートの幅にばらつきがある場合や1ジョブ内でシートサイズが例えばLTRからA4に変化した場合であっても、各シートの左端部の位置が一定に揃えられるので、安定したシートの整合が可能となり、この結果、ステイプラHによる綴じ処理の仕上がりが正確かつ綺麗になり、優れた効果が得られる。
【0075】
一方、このようにしてステイプル動作が終了すると、図5の(c)に示すように、アーム330cが時計回りに回転することでアーム330cに軸支されている排紙上ローラ330aが下方向に移動して、排紙ローラ対330が形成されると同時に排紙ローラ対330を駆動して排紙上ローラ330aおよび排紙下ローラ330bの回転を開始する。これにより、シート束Sは排紙ローラ対330に挟持されてスライドガイド301,302により形成される第1の積載部300B上に搬送される。
【0076】
そして、この後、シート束Sが排紙ローラ対330から完全に排出されると、ジョガーモータMが回転駆動されることにより、図6に示す状態からスライドガイド302が広がる方向に移動する。なお、このスライドガイド302の移動開始時には、スライドガイド301側は、スライドラック312が図6の右側に移動し、スライドガイド301自体は直ちには移動しない。
【0077】
そして、スライドガイド302の位置が図3に示す待機位置を過ぎると、スライドラック312のエンボス部312aがスライドガイド301の角穴部310aの端面と当接して、スライドガイド301が図3の右側に移動を開始し、両スライドガイド301,302が移動する。
【0078】
さらにこの後、両スライドガイド301,302の間隔がシートの幅近傍又はそれより広くなったとき、スライドガイド301,302に支持されているステイプル済みのシート束は、図5の(c)に示すように下方に落下し、第2の積載部325に積載される。
【0079】
なお、本実施の形態におけるシート処理装置300は、既述したようにシートSを処理することなく第2の積載部325へ積載するだけのシート積載装置としても使用可能となっているが、このようにシート積載装置として使用される時には、図8に示すようにアーム330cに軸支されている排紙上ローラ330aは下方向に移動している状態にある。
【0080】
これにより、排紙ローラ対330が常時形成されると同時に、この排紙ローラ対330のローラ双方に駆動を接続することにより、排紙上ローラ330a及び排紙下ローラ330bを回転させるようにしている。
【0081】
以上が、本実施の形態におけるプリンタ本体及びシート処理装置の構成及び一連の動作である。
【0082】
次に、本実施の形態における排紙ローラ対330の構成について説明する。
【0083】
本実施の形態において、排紙ローラ対330は図9に示すように第2ローラである排紙上ローラ330aのローラ本体330a1及び第1ローラである排紙下ローラ330bのローラ本体330b1,330b2が、それぞれのローラ本体間に入り込むように、所謂千鳥配置されると共に交互にオーバーラップさせて櫛歯状に構成されている。
【0084】
そして、排紙ローラ対330をこのような構成とすることにより、こしの弱い(剛性の小さい)薄いシートSを排出する際、シートにこしをつけることができ、これにより図10に示すようにシートSを、先端が垂れ下がることなく排出することができる。これにより、排紙ローラ対330と第2の積載部325との高さ方向の距離の大きい、言い換えれば積載量を大きくとれる構成の装置において積載不良を起こすことなくシートSを積載することができる。
【0085】
なお、本実施の形態において、図11に示すように、下方のローラである排紙下ローラ330bのシートの両端部に当接するローラ本体330b2は、それぞれ外側になるにつれて直径が大きくなるように形成されており、これによりシートに対するこし付けをより効率的に行うことができるようにしている。
【0086】
ところで、既述したように、こしの強い(剛性の大きい)厚紙等のシートSは排紙ローラ対330により強制的にこしをつけなくともシート先端が垂れ下がることなく、逆にオーバーラップ量(かみ合い量)の大きい櫛歯構成の排紙ローラ対330ではシートSに傷をつける危険性がある。
【0087】
また、既述したようにステイプルスタッカとして使用する際、オーバーラップ量(かみ合い量)の大きい櫛歯構成の排紙ローラ対330によりシート束を排出する場合、排紙ローラ対330には大きな回転トルクが必要とされ、これに伴い駆動する駆動モータの負荷トルクも大きくする必要があり、この結果、駆動モータの大型化やコストアップを招いてしまう。
【0088】
そこで、本実施の形態においては、図11に示すように付勢手段である圧縮バネ501a,501bによってアーム330cを下方へ付勢することにより、アーム330cを介して排紙上ローラ330aを付勢し、排紙ローラ対330のニップ圧を発生させると共に、搬送されるシートのこしが圧縮バネ501によって決定されるニップ圧を上回った場合には、図12に示すようにシートSのこしにより、回転軸350を支点としてアーム330cを回動させながら排紙上ローラ330aが上方へ押し上げられるようにしている。
【0089】
つまり、搬送しているシートSのこし(剛性)に応じてシート搬送中における排紙ローラ対330のオーバーラップ量(かみ合い量)を変化させるようにしている。
【0090】
これにより、こしの強い厚紙等のシートSを搬送する場合には、図13(a)に示すように、排紙上ローラ330aはより大きく上方へ押し上げられ、このように排紙上ローラ330aが押し上げられると、排紙ローラ対330のオーバーラップ量(かみ合い量)は小さくなる。この結果、こしの強い厚紙等のシートSはオーバーラップ量(かみ合い量)の小さい排紙ローラ対330により、傷をつけられることなく排出されるようになる。
【0091】
なお、こしの弱い薄紙等のシートSを搬送している時は図13(b)に示すように排紙上ローラ330aはそれほど上方へ押し上げられないため、排紙ローラ対330のオーバーラップ量(かみ合い量)は大きいままとなる。この結果、こしの弱いシートSは、オーバーラップ量(かみ合い量)が大きい排紙ローラ対330により、強制的にこしを付けられた状態で排出されるようになる。
【0092】
このように、圧縮バネ501により排紙上ローラ330aを排紙下ローラ330bの方向に付勢し、シートを排出する際、シートの剛性に応じて排紙上ローラ330aを、圧縮バネ501の付勢力に抗しながら排紙下ローラ330bから離間させることにより、シートの剛性に応じて排紙上ローラ330aと第2ローラとのオーバーラップ量(かみ合い量)の大きさを変更させることができる。これにより、積載不良を起こすことなく、またシートSに傷つけることなくシートSを排出することができる。
【0093】
また、このように構成することにより、シート束を排出する場合においても、排紙上ローラ330aが上方に移動(退避)することにより、排出時における排紙ローラ対330の回転トルクも小さくすることができ、これに伴い駆動モータの負荷トルクを小さくすることができ、この結果、駆動モータの大型化及びコストアップを防ぐことができる。
【0094】
ところで、このような構成のシート処理装置300においては、プリンタ本体100からシートSを受け取る入り口ローラ対363の径が磨耗などの要因で小さくなったり、摩擦力が低下したりすると、入り口ローラ対363がシートSに対して滑り始めるようになる。
【0095】
そして、このように入り口ローラ対363が滑り始めると、図14に示す入り口ローラ対363のシート搬送速度Bが低下し、排紙ローラ対330のシート搬送速度Aとの速度差が生じる。ここで、このような速度差が生じると、入り口ローラ対363と排紙ローラ対330との間でシートSの引っ張り合いが発生し、搬送モータが脱調する可能性が考えられる。
【0096】
しかしながら、このような速度差が生じた場合でも、排紙上ローラ330aが上方に移動(退避)するようにすることにより、図15に示すように入り口ローラ対363と排紙ローラ330との間のシート搬送速度差によりシートSに引張り力が生じても、この引張り力をシートSを介して排紙上ローラ330aを上方に移動させる力へと転化させることができる。
【0097】
これにより、入り口ローラ対363と排紙ローラ対330との間で速度差が生じた場合でも、搬送モータが脱調することなくシートSを搬送することができる。つまり、排紙上ローラ330aを上下方向に移動可能とし、入り口ローラ対363と排紙ローラ330との間にシート搬送速度差が生じた場合でも、排紙上ローラ330aを上方に移動(退避)させることにより、搬送モータが脱調するのを防ぐことができる。
【0098】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0099】
図16は、本実施の形態に係るシート処理装置の排紙ローラ対の構成を示す図である。なお、同図において、図12と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0100】
同図において、503はカムギア、502はアーム330cの中央部から下方に突設されたアーム側カム部であり、このカムギア503とアーム330cのアーム側カム部502との噛合いにより排紙上ローラ330aのシート搬送時における位置、即ち排紙ローラ対330のオーバーラップ量(かみ合い量)及び上への退避位置が決定されるようになっている。
【0101】
また、排紙上ローラ330aは図17に示すように排紙上ローラ330aと同軸504に保持された駆動ギア505が、不図示の駆動モータ部に連結されている軸507を中心に回動可能な伝達ギア506に噛合うことで駆動源である駆動モータからの駆動が伝達されて回転するようになっている。
【0102】
ここで、本実施の形態において、伝達ギア506は、軸507を支点として回動自在で、かつ不図示のギア付勢手段により排紙上ローラ側に付勢されているギアアーム510の先端部に回転自在に保持されている。これにより、排紙上ローラ330aがシートのこしに応じて排紙下ローラ330bから離間する際、排紙上ローラ330aと共に駆動ギア505が移動しても伝達ギア506は駆動ギア505に追従しながら移動し、駆動ギア505が離間するまで駆動を伝達することができる。なお、駆動ギア505が移動しても伝達ギア506が、追従して駆動ギア505との噛合をそのまま継続できるように構成しても良い。
【0103】
また、シートが通過した後、圧縮バネ501a,501bにより排紙上ローラ330aが下方に移動し、この際、排紙上ローラ303aの動きに伴ってギア同士が衝突しても、その衝撃を吸収することができ、また適切なギア同士の軸間を保つことができる。
【0104】
ところで、このような排紙ローラ対330を駆動するための駆動部は、図18に示すように排紙ローラ対330の片側に配されている。つまり、排紙ローラ対330は片側駆動されるようになっている。ここで、このような片側駆動の構成の場合、排紙上ローラ330aは、駆動ギア505が伝達ギア506に噛合って駆動される際に反発トルクを受けるため、排紙ローラ対330の駆動側のニップ圧は非駆動側に比べて若干小さくなる。
【0105】
そして、このように櫛歯構成の排紙ローラ対330において、駆動ギア505が設けられている駆動側端部と、駆動側端部と反対側の非駆動側端部とでニップ圧のバランスが異なると、排出シートSのこしづけのバランスが異なるようになり、これに伴いシートをバランス良く排出することができなくなり、積載整合性が悪くなる。
【0106】
そこで、本実施の形態では、同図に示す非駆動側を付勢する圧縮バネ501bの付勢力よりも駆動側を付勢する圧縮バネ501aの付勢力の方が強くなるように設定し、シート搬送時における排紙ローラ対330のニップ圧のバランスを均等にするようにしている。これにより、シートをバランス良く排出することができ、積載整合性も向上させることができる。
【0107】
次に、本発明の参考例について説明する。
【0108】
図19は、本参考例に係るシート処理装置の排紙ローラ対の構成を示す図である。なお、同図において、図11と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
【0109】
同図において、330Aは排紙ローラ対330を構成する排紙上ローラ、330A1は排紙下ローラ330bのローラ本体330b1,330b2と櫛歯状に噛合うローラ本体である。ここで、本参考例において、このローラ本体330A1は、既述した第1及び第2の実施の形態の排紙上ローラ330aのようにアーム330cに一体に軸支されているのではなく、それぞれ独立して設けられると共に、圧縮バネ508によって下方へ付勢されているホルダ509により回転自在に保持されている。
【0110】
ここで、このようにローラ本体330A1を圧縮バネ508によって下方へ付勢されているホルダ509により回転自在に保持することにより、排紙ローラ対330により搬送されるシートのこしが圧縮バネ508によって決定されるニップ圧を上回ると、搬送中にシートSが排紙上ローラ330aを上方へ押し上げる動きをする。つまり、シート搬送中における排紙ローラ対330のオーバーラップ量(かみ合い量)は搬送しているシートSのこしによって変化する。
【0111】
例えば、こしの強い厚紙等のシートSを搬送する場合は、図20の(a)に示すように排紙上ローラ330Aはより大きく上方へ押し上げられるために排紙ローラ対330のオーバーラップ量(かみ合い量)は小さくなる。この結果、こしの強い厚紙等のシートSはオーバーラップ量(かみ合い量)の小さい排紙ローラ対330により、傷をつけられることなく排出されるようになる。
【0112】
なお、こしの弱い薄紙等のシートSを搬送する場合は、図20の(b)に示すように排紙上ローラ330Aはそれほど上方へ押し上げられないため、排紙ローラ対330のオーバーラップ量(かみ合い量)は大きいままとなる。この結果、こしの弱いシートSは、オーバーラップ量(かみ合い量)が大きい排紙ローラ対330により、強制的にこしを付けられた状態で排出されるようになる。
【0113】
また、このようにローラ本体330A1を圧縮バネ508によって下方へ付勢されているホルダ509により回転自在に保持することにより、アーム330c等が不要となるためコストダウンを図ることができる。さらに、各ローラ本体330A1を圧縮バネ508でそれぞれ付勢することにより、各圧縮バネ508のバネ圧の設定に応じて排紙ローラ対330における圧バランスを決定することができるので、駆動部からの負荷トルクなども含めたシート処理装置300の構成における理想的なニップ圧の微妙なバランスを図ることができる。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のように、シートを排出する際、第1ローラと共に排紙ローラ対を構成する第2ローラを、シートの剛性に応じて付勢手段の付勢力に抗しながら第1ローラから離間させて第1ローラと第2ローラとの噛合い量が変化するようにすることにより、シートに傷つけることなくまた安価で多量のシートを排出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの全体構成を示す概略断面図。
【図2】上記シート処理装置の構成及びプリンタ本体から搬送されたシートがシート処理装置に向かう場合の各部の動きを説明する図。
【図3】上記シート処理装置の要部平面図及び要部側面図。
【図4】上記シート処理装置に設けられたスライドガイドがホームポジションに位置してシート束が落下する状態を示す図。
【図5】上記シート処理装置の綴じ動作における各部の動きを説明する図。
【図6】上記スライドガイドによりシートを整合した状態を示す図。
【図7】図3のA方向矢視図。
【図8】上記シート処理装置のシートを処理することなく第2の積載部へ積載する時の状態を示す図。
【図9】上記シート処理装置に設けられた排紙ローラ対の斜視図。
【図10】上記シート処理装置の、こしの弱い薄いシートにこしをつけて排出する時の様子を示す図。
【図11】上記排紙ローラ対の正面図。
【図12】上記シート処理装置のこしの強いシートに排出する時の様子を示す図。
【図13】上記シート処理装置の、(a)はこしの強いシートを排出する時の様子を示す正面図、(b)はこしの弱い薄いシートにこしをつけて排出する時の様子を示す正面図。
【図14】上記シート処理装置の入り口ローラ対のシート搬送速度と、排紙ローラ対シート搬送速度との間に速度差が生じた時の様子を示す図。
【図15】上記シート処理装置の上記速度差が生じたときの様子を示す図。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係るシート処理装置の排紙ローラ対の構成を示す図。
【図17】上記シート処理装置の排紙ローラ対の駆動部を説明する図。
【図18】上記シート処理装置の排紙ローラ対の正面図。
【図19】 本発明の参考例に係るシート処理装置の排紙ローラ対の構成を示す図。
【図20】上記シート処理装置の、(a)はこしの強いシートを排出する時の様子を示す正面図、(b)はこしの弱い薄いシートにこしをつけて排出する時の様子を示す正面図。
【図21】従来のシート処理装置のこしの弱い薄いシートを排出する時の様子を示す図。
【符号の説明】
100 プリンタ本体
100A 装置本体
300 シート処理装置
300B 第1の積載部
330 排紙ローラ対
330a 排紙上ローラ
330a1 ローラ本体
330A 排紙上ローラ
330A1 ローラ本体
330b 排紙下ローラ
330b1 ローラ本体
330b2 ローラ本体
330c アーム
363 入り口ローラ対
501a,501b 圧縮バネ
502 アーム側カム部
503 カムギア
505 駆動ギア
506 伝達ギア
508 圧縮バネ
510 ギアアーム

Claims (10)

  1. 画像が形成された後、排出されたシートに対して処理を行うシート処理装置において、
    軸方向に複数のローラ本体を設けた第1ローラと、前記第1ローラに対向して移動可能に配され、軸方向に複数のローラ本体を設けた第2ローラとを有し、前記第1及び第2ローラの複数のローラ本体が、互いに前記ローラ本体の間に入り込むように構成された排紙ローラ対と、
    前記第2ローラの駆動側端部に設けられた駆動ギアと、
    前記駆動側端部と、反対側の非駆動側端部と、の2点で前記第2のローラを前記第1ローラの方向に付勢する付勢手段と、
    第2ローラ側に付勢され、前記駆動ギアに噛合して駆動源からの駆動を伝達する揺動可能な伝達ギアと、
    を備え、
    前記第1及び第2ローラのうちの下方に位置するローラのローラ本体のうち、前記シートの側端部に当接するローラ本体の直径を外側に向かうほど大きくなるようにするとともに、前記シートを排出する際、前記シートの剛性に応じて前記第2ローラを、前記付勢手段の付勢力に抗しながら前記第1ローラから離間させるようにし、
    前記駆動ギアは、前記第2ローラがシート排出可能な位置において前記伝達ギアに噛合し、前記第2ローラが離間した位置においては前記伝達ギアより離間し、かつ前記伝達ギアには前記第2ローラが前記第1ローラから離間する際、前記第2ローラに伴って移動する前記駆動ギア方向へ付勢力がかかっており、前記駆動側の付勢手段の付勢力前記非駆動側の付勢手段の付勢力よりも強くすることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記第2ローラは前記排紙ローラ対のうちの上方に位置するローラであることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記第1及び第2ローラの軸方向にそれぞれ複数設けられたローラ本体が、互いに前記ローラ本体の間に入り込むオーバーラップ量を可変としたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート処理装置。
  4. 前記第2ローラのローラ本体が前記第1ローラのローラ本体の間に入り込むオーバーラップ量を変化させるカム部材を備え、前記カム部材によって前記第2ローラのオーバーラップ量及び前記第1ローラからの退避位置が決定されることを特徴とする請求項3に記載のシート処理装置。
  5. 前記伝達ギアを保持する回動自在なギアアームと、前記ギアアームを前記伝達ギアが前記駆動ギアに追従する方向に付勢するギア付勢手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記付勢手段は圧縮バネであることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  7. 前記第1及び第2ローラともに駆動源より駆動回転していることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  8. 前記第2ローラは回動可能なアーム部材に支持され、前記付勢手段は前記アーム部材を介して前記第2ローラを付勢することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  9. 排出したシートに対して綴じ処理を行うステイプラを備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  10. 画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを処理する請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート処理装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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