JP2006061113A - 冷凍調味液塊並びに調味液付き冷凍食品及びその製造方法 - Google Patents

冷凍調味液塊並びに調味液付き冷凍食品及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 食味及び食感が良好で、調理後のできあがりの見栄えが良く容易に解凍・加熱調理を行うことが可能な冷凍調味液塊並びに調味液付き冷凍食品及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】 凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊であって、60℃における流動性が、第一成分と第二成分とで異なることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷凍調味液塊並びに調味液付き冷凍食品及びその製造方法に関し、特に、解凍・加熱調理を電子レンジ等で行うのに適した冷凍調味液塊並びに調味液付き冷凍食品及びその製造方法に関する。
従来、調味液付き冷凍食品、例えば、調味液付き冷凍麺や冷凍米飯等は、麺塊、パスタ塊又は米飯塊と、調味液とが、混ざって一体化した状態で冷凍されている。このような調味液付き冷凍食品は、電子レンジ等を用いた加熱により、解凍・加熱調理されて食される。
例えば、冷凍スパゲティでは、茹で麺とソースとが混ざった状態で冷凍されている。このような冷凍スパゲティの製造方法としては、所定の成型容器に茹で麺を投入した後、この茹で麺の中央部付近に、充填機を用いて、上からソースをスポット状に滴下する。それにより、茹で麺とソースとが混ざり合って一体化する。そして、この一体化した茹で麺とソースとを冷凍する方法が一般的である。
しかしながら、前述の製造方法により製造された冷凍スパゲティでは、ソースの大部分が麺塊の隙間に流れ込んだ状態で冷凍されるので、麺塊の中心部でソースの冷凍塊ができる。このため、電子レンジで解凍・加熱調理した際に、前記中心部が解凍しがたく解凍むらが生じる。また、ソースが麺塊の隙間に入り込んでしまうので、ソースが麺塊の上面に広がらず、よって、できあがりの見栄えが悪くなる。さらに、製造時に、凍結していない状態の麺とソースとが接触してソースが麺にしみ込んだり、あるいは、製品の流通中に、混ざり合って一体化した麺及びソースの一部が溶けてソースが麺にしみ込むため、食味及び食感が悪くなる。このような課題は、冷凍スパゲティ等の冷凍麺に限らず、調味液付き冷凍食品全般、例えば冷凍カレー等の冷凍米飯にも生じる。
そこで、凍結させてなる主食材塊の上に、凍結させてなる調味液塊が配置されてなる調味液付き冷凍食品や、茹でた後凍結したスパゲッティの上側表向きをソース類でむらなく覆いソース類と麺とを一体化したものが開示されている(例えば、特許文献1及び2参照)。このようなものは、麺塊の中心部等でソースの冷凍塊を形成することを防止できるが、電子レンジで解凍・加熱調理した際、ソース類の流動性が高いときには、ソース類がスパゲッティ塊の隙間に入り込んでしまうので、ソース類がスパゲッティの上面に載置されず、よって、できあがりの見栄えが悪くなり、一方、ソース類の流動性が低いときには、ソース類とスパゲッティとの絡みが悪く、食味が悪くなる。
また、グラタン類のホワイトソースを層状に充填する方法に関するものとして、2層のホワイトソースからなり、各々に特定量の異なる固形物を異なる量比で配合せしめるもの(例えば、特許文献3参照)や調味液及び具と、卵液とを各別に凍結し、卵液層を上にして積層するもの(例えば、特許文献4参照)が開示されている。しかしながら、できあがりの見栄えのみに注目し、調味液と主食材との絡みをも検討し、食味を改善するものではなく、本発明のものと内容を異にする。
特開2004−49224号公報 特開平7−31397号公報 特許第3133923号公報 特公平8−15415号公報
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、食味及び食感が良好で、調理後のできあがりの見栄えが良く容易に解凍・加熱調理を行うことが可能な冷凍調味液塊並びに調味液付き冷凍食品及びその製造方法を提供することを目的としている。
本発明の冷凍調味液塊は、凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊であって、60℃における流動性が、第一成分と第二成分とで異なる。
本発明の調味液付き冷凍食品は、凍結させてなる主食材塊の上に、凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊が配置されてなる調味液付き冷凍食品であって、前記冷凍調味液塊は、第二層を下にして配置され、さらに、60℃における流動性が、第二成分よりも第一成分の方が低い。
かかる構成によれば、電子レンジ等で解凍・加熱調理した際、冷凍調味液塊の第二層が解凍されると、流動性が高いため主食材塊内に伝わって行くので、主食材のほぼ全体に渡って調味液を付着させることが可能となり、主食材と調味液との絡みが良く、食味及び食感が良好となるとともに、冷凍調味液塊の第一層が解凍されると、流動性が低いため前記第二層より遅れて主食材塊内に浸透して行くか、または、主食材塊の上面に残留させることが可能となり、当該第一層に使用する食材により、できあがりの見栄えが良好となる。
なお、60℃における流動性とは、電子レンジ等で解凍・加熱調理した通常の喫食時の温度における流動性のことをいう。
また、本発明は、前記主食材塊が、麺塊、パスタ塊、又は、米飯塊であることが好ましい。
そして、本発明は、平面視において前記冷凍調味液塊の全外周が、前記主食材塊の外周より内に収まるように配置され、前記冷凍調味液塊の底部が前記主食材塊に埋没しているとともに、前記冷凍調味液塊の上部が前記主食材塊の周縁上面より突出していることが好ましい。
かかる構成によれば、主食材塊に形成された凹部の側壁により、冷凍調味液塊の底部外周部が支持されるため、包装時、輸送時等において、冷凍調味液塊が主食材塊からずれたり分離するのを防止することが可能となる。また、冷凍調味液塊が埋め込まれた分だけ製品全体の薄型化が図られるため、物流コストの低減化を図ることが可能となるとともに、包装材の消費を抑えて製造コストの低減化を図ることが可能となる。そして、薄型化により、解凍・加熱調理時に、全体を短時間で均一に加熱することが可能となる。
さらに、本発明の調味液付き冷凍食品の製造方法は、凍結させてなる主食材塊の上に、凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊が配置されてなる調味液付き冷凍食品の製造方法であって、第一成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、第一層を得る第一工程と、60℃における流動性が第一成分よりも高い第二成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、冷凍調味液塊を得る第二工程と、調理された主食材の上に、前記調味液凍結成型用容器から取り出した前記冷凍調味液塊を第二層を下にして配置して冷凍する冷凍工程とを含み、前記冷凍工程で、平面視において前記冷凍調味液塊の全外周が、前記主食材塊の外周より内に収まるように配置され、前記冷凍調味液塊の底部が前記主食材塊に埋没しているとともに、前記冷凍調味液塊の上部が前記主食材塊の周縁上面より突出しているようにする。
また、本発明の調味液付き冷凍食品の製造方法は、凍結させてなる主食材塊の上に、凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊が配置されてなる調味液付き冷凍食品の製造方法であって、第二成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、第二層を得る第一工程と、60℃における流動性が第二成分よりも低い第一成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、冷凍調味液塊を得る第二工程と、調理された主食材の上に、前記調味液凍結成型用容器から取り出した前記冷凍調味液塊を第二層を下にして配置して冷凍する冷凍工程とを含み、前記冷凍工程で、平面視において前記冷凍調味液塊の全外周が、前記主食材塊の外周より内に収まるように配置され、前記冷凍調味液塊の底部が前記主食材塊に埋没しているとともに、前記冷凍調味液塊の上部が前記主食材塊の周縁上面より突出しているようにする。
かかる構成によれば、主食材塊と冷凍調味液塊とが個々に独立した非混合状態で一体化されるため、主食材塊の中心部等に調味液がしみ込むのを防止することが可能となる。それにより、主食材塊の中心部等に調味液の冷凍塊を形成するのを防止することが可能となるので、解凍むらを生じることなく容易に電子レンジ等で解凍・加熱調理することが可能となる。
さらに、このように製造された調味液付き冷凍食品によれば、電子レンジ等で解凍・加熱調理した際、冷凍調味液塊の第二層が解凍されると、流動性が高いため主食材塊内に伝わって行くので、主食材のほぼ全体に渡って調味液を付着させることが可能となり、主食材と調味液との絡みが良く、食味及び食感が良好となるとともに、冷凍調味液塊の第一層が解凍されると、流動性が低いため前記第二層より遅れて主食材塊内に浸透して行くか、または、主食材塊の上面に残留させることが可能となり、当該第一層に使用する食材により、できあがりの見栄えが良好となる。
また、主食材塊に形成された凹部の側壁により、冷凍調味液塊の底部外周部が支持されるため、包装時、輸送時等において、冷凍調味液塊が主食材塊からずれたり分離するのを防止することが可能となる。また、冷凍調味液塊が埋め込まれた分だけ製品全体の薄型化が図られるため、物流コストの低減化を図ることが可能となるとともに、包装材の消費を抑えて製造コストの低減化を図ることが可能となる。そして、薄型化により、解凍・加熱調理時に、全体を短時間で均一に加熱することが可能となる。
このように本発明の冷凍調味液塊及び調味液付き冷凍食品によれば、電子レンジ等で解凍・加熱調理した際、冷凍調味液塊の第二層が解凍されると、流動性が高いため主食材塊内に伝わって行くので、主食材のほぼ全体に渡って調味液を付着させることが可能となり、主食材と調味液との絡みが良く、食味及び食感が良好となるとともに、冷凍調味液塊の第一層が解凍されると、流動性が低いため前記第二層より遅れて主食材塊内に浸透して行くか、または、主食材塊の上面に残留させることが可能となり、当該第一層に使用する食材により、できあがりの見栄えが良好となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。実施の形態においては、調味液付き冷凍食品の一例として調味液付き冷凍麺について説明する。
図1は本発明の調味液付き冷凍麺の模式的な平面図であり、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。
図1及び図2に示すように、調味液付き冷凍麺5は、麺塊1と、冷凍調味液塊2とから構成される。
麺塊1は、上面に直方体形状の凹部を有する平坦な長方体形状である。なお、麺塊1の凹部の開口形状は麺塊1の上面と相似し、麺塊1の凹部は麺塊1の上面の各辺からほぼ等距離に位置するとともに、麺塊1の上面のほぼ全面に形成されている。ここでは、麺塊1が主食材塊に相当する。
冷凍調味液塊2は、楕円球の一部の形状をした第一層3に第二層4が第一層3の球面状の外側に被さるように積層されて、全体で平坦な長方体形状をしている。なお、冷凍調味液塊2の上面及び下面は、麺塊1の凹部の開口形状と同一である。
冷凍調味液塊2は、麺塊1の凹部に第二層4を下にして配置されている。すなわち、冷凍調味液塊2は、麺塊1の上面全面をほぼ覆うように配置されていることになる。
また、図2に示すように、冷凍調味液塊2の下部、すなわち下面から所定の高さまでの部分が、麺塊1内に埋没しているとともに、冷凍調味液塊2の上部、すなわち所定の高さから上面までの部分が麺塊1の周縁上面より突出している。なお、麺塊1の凹部は、平坦な長方体形状である麺塊上に調味液塊2を載置したときに、冷凍調味液塊2が自重で麺塊内に埋没することにより形成される。
上記麺塊は、例えば、常法により茹でてα化処理したスパゲティ、マカロニ等のパスタ類、うどん、そば、中華麺等を冷凍して凍結させたものである。
上記第一層は、第一成分を含んでおり、冷凍されて凍結されたものである。
上記第二層は、第二成分を含んでおり、冷凍されて凍結されたものである。
このとき、60℃における流動性を、第二成分よりも第一成分の方を低くすることが好ましく、第一成分は、加熱解凍後の喫食時に主食材塊中に浸透し難い程度の流動性に、また第二成分は、加熱解凍後の喫食時に主食材塊中に浸透し易い程度の流動性に調整しておくことがより好ましい。
また、上記第一層及び/又は第二層には、必要に応じて、凍結させてなる具材、調味成分、薬味等を含有してもよい。
また、上記第一層の厚さ及び上記第二層の厚さは、特に限定されず、適宜変更される。
また、上記冷凍調味液塊は、三層以上の多層構造としてもよく、例えば、凍結させてなる具材を含む第三層が第一層上に形成されていてもよい。
上記第一層及び/又は第二層の形状は、上記の実施の形態における形状に限定されるものではない。例えば、第一層及び第二層の形状は、ともに直方体形状等としてもよい。
そして、上記麺塊及び/又は冷凍調味液塊の形状は、上記の実施の形態における形状に限定されるものではない。例えば、円柱形状等としてもよい。
さらに、上記冷凍調味液塊は、必ずしも上記麺塊と相似な形状に限定されるものではない。上記麺塊よりも大きさが小さく、かつ、平面視において上記麺塊内に収まる形状であれば、上記冷凍調味液塊の形状が上記麺塊と異なってもよい。例えば、平面視において、長方形形状の麺塊上に、円形の冷凍調味液塊が配置された構成も可能である。なお、麺全体に調味液を付着させるには麺塊の上面をなるべく広く冷凍調味液塊で覆うことが好ましいことから、上記の実施の形態のように冷凍調味液塊の形状を麺塊と相似とするのが好ましい。
次に、本発明の調味液付き冷凍麺の製造方法の一例を説明する。
まず、常法により得られた麺を茹でてα化処理した後、冷却又は放冷する。そして、この茹で麺を所定量ずつ麺凍結成型用容器に入れる。ここでは、麺凍結成型用容器として、一端に開口部を有するほぼ直方体形状のものを用いる。この麺凍結成型用容器は耐冷凍性を有する材料、例えば、ポリエチレン等のプラスティックや紙、あるいはそれらのラミネート材等から構成される。
一方、所定の調理方法により第一成分を含む第一調味液及び60℃における流動性が第一成分よりも高い第二成分を含む第二調味液を用意する。なお、60℃での第一調味液及び第二調味液の流動性を調製するには、原料とする素材そのものが有する流動性を利用する方法の他、例えば、水等の配合量を増やし流動性を上げる方法、使用する増粘剤の量を減らし流動性を上げる方法等が挙げられる。
さらに、調味液凍結成型用容器を用意する。ここで、調味液凍結成型用容器としては、一端に開口部を有するほぼ直方体形状で、前述の麺凍結成型用容器よりも長方形である底面の縦及び横の長さが短いものを用いる。このような調味液凍結成型用容器は、前述の麺凍結成型用容器と同様の材料から構成される。
そして、調味液凍結成型用容器に所定量の第一調味液を入れた後、調味液凍結成型用容器ごと第一調味液を冷凍して凍結させる。それにより、第一層3が得られる。さらに、調味液凍結成型用容器の凍結された第一層3上に所定量の第二調味液を入れた後、調味液凍結成型用容器ごと第二調味液を冷凍して凍結させる。それにより、冷凍調味液塊2が得られる。
続いて、調味液凍結成型用容器から直方体形状の冷凍調味液塊2を取り出し、これを麺凍結成型用容器内の麺塊の上面の各辺からほぼ等距離に位置するように第二層4を下にして配置する。このように麺塊の上面に冷凍調味液塊2を載置すると、冷凍調味液塊2の自重により、麺塊に凹部が形成されて冷凍調味液塊2の一部が麺塊に埋没した状態となる。それにより、麺塊に形成された凹部の側壁によって冷凍調味液塊2の底部外周部が支持される。
上記のようにして冷凍調味液塊2を配置した後、麺凍結成型用容器ごと麺塊及び冷凍調味液塊2を冷凍して凍結させる。麺塊が凍結したら、調味液付き冷凍麺5を麺凍結成型用容器から取り出し、これを包装用容器に入れる。包装用容器としては、電子レンジ用パウチ等の袋や、トレーや皿等の容器が使用されるが、ここでは例えば一端に開口部を有する直方体形状のトレーを用いている。このような包装用容器の構成材料としては、電子レンジ加熱に耐え得る耐熱性、冷凍保管に耐え得る耐寒性、耐水性等が求められことから、ポリエチレンやポリプロピレン等のプラスティック、各種紙材、あるいはそれらのラミネート材等のマイクロ波透過可能な材料が用いられる。
このようにして製造された本実施の形態の調味液付き冷凍麺5では、麺塊1と冷凍調味液塊2とが個々に独立した非混合状態でかつ一体化されて冷凍されているため、冷凍保存流通時に、麺塊1の内部に、調味液がしみ込むのを防止することが可能となる。それにより、以下の効果が得られる。
すなわち、調味液が麺塊1の内部にしみ込んで調味液の冷凍塊を形成するのを防止することが可能となるので、解凍むらを生じることなく容易に電子レンジで解凍・加熱調理することが可能となる。
また、冷凍調味液塊2の大きさを麺塊1よりも小さくするとともに、自重により冷凍調味液塊2の一部を麺塊1に埋没させているため、以下のような効果が得られる。
すなわち、冷凍調味液塊2の底部外周部が麺塊1に形成された凹部の側壁により支持されているため、包装時、輸送時等において、冷凍調味液塊2が麺塊1からずれたり分離するのを防止することが可能となり、壊れにくい製品を実現できる。
また、冷凍調味液塊2が麺塊1に埋没した分だけ、製品全体の薄型化が図られる。したがって、物流コストの低減化を図ることが可能になるとともに、製品の陳列数も増える。また、薄型化した分だけ製品の包装材の消費が少なくて済むため、製造コストの低減化を図ることが可能となる。さらに、薄型になった冷凍麺では、電子レンジ加熱を行うと、全体を均一に加熱することが可能となる。このため、短時間で容易に加熱することが可能となる。
また、冷凍調味液塊2は、第一層3と第二層4とが積層され、さらに、第二層4を下にして配置されるともに、60℃における流動性を、第二成分よりも第一成分の方を低くしているため、以下のような効果が得られる。
すなわち、電子レンジ等で解凍・加熱調理した際、第二層4が解凍されると、流動性が高いため主食材塊内に伝わって行くので、主食材のほぼ全体に渡って調味液を付着させることが可能となり、主食材と調味液との絡みが良く、食味及び食感が良好となるとともに、第一層3が解凍されると、流動性が低いため前記第二層より遅れて主食材塊内に浸透して行くか、または、主食材塊の上面に残留させることが可能となり、当該第一層に使用する食材により、できあがりの見栄えが良好となる。
さらに、麺塊1から突出した冷凍調味液塊2の第二層4が解凍されると麺塊上を流れて適度に広がって行くため、冷凍調味液塊2が配置されていなかった麺塊の周辺部にも調味液を付着させることがより可能となる。また、冷凍調味液塊2が麺塊1よりも小さいため、解凍・加熱調理した際に、調味液が麺塊の外の部分にたれるのを抑制することが可能となる。
本発明において用いられる麺凍結成型用容器、調味液凍結成型用容器及び包装用容器の形状は、上記の実施の形態における形状に限定されるものではない。例えば、麺凍結成型用容器、調味液凍結成型用容器及び包装用容器として、円筒状のトレーや皿を用いてもよく、あるいは、開口部に向かって断面が広くなるようにテーパになっているトレーや皿を用いてもよい。
また、冷凍調味液塊2の大きさが麺塊1よりも小さくなるように両者を成型することが可能であれば、調味液凍結成型用容器及び麺凍結成型用容器として、同一の容器を用いてもよい。例えば、凍結後に型抜きしやすいように開口部に向かって断面が広くなるようにテーパになっている逆円錐台形状の容器を、麺及び調味液の凍結の際に共通して用いてもよい。この場合、容器に充填する調味液の高さを麺塊の高さよりも低くすることにより、冷凍調味液塊2及び麺塊1において容器の底面と反対側に形成される凍結表面の大きさが異なり、冷凍調味液塊2の方が麺塊1よりも小さくなる。したがって、麺塊1の表面形状に対応し、かつ、麺塊1よりも大きさの小さい冷凍調味液塊2を、共通の容器により容易に製造することが可能となる。
なお、上記においては、本発明に係る調味液付き冷凍食品として調味液付き冷凍麺について説明したが、本発明は冷凍麺に限定されるものではなく、調味液付き冷凍米飯であってもよい。例えば、冷凍カレー、冷凍ハヤシライス、冷凍丼物、冷凍ドリア等であってもよい。この場合、凍結された米飯塊上に、凍結された冷凍調味液塊が、前述の冷凍麺の場合の麺塊1及び冷凍調味液塊2の配置と同様に配置される(図1及び図2参照)。
ここでは、米飯塊が主食材塊に相当する。調味液付き冷凍米飯の米飯塊を構成する米飯としては、例えば、白米、玄米、もち米等であって常法により炊飯してα化処理したものが用いられる。また、冷凍調味液塊を構成する第一成分としては、例えば、半熟卵ソース、チーズソース等が挙げられ、冷凍調味液塊を構成する第二成分としては、例えば、ケチャップソース、ビーフソース等が挙げられる。
また、解凍・加熱調理は、電子レンジによる方法に限定されるものではなく、例えば、冷凍ドリア等については、オーブンにより解凍・加熱調理を行う。
本発明を、その好適な実施例に基づいて以下に具体的に説明するが、本発明は、これら実施例の開示に基づいて限定的に解釈されるべきではない。
(実施例1)
常法により得られたスパゲティ(太さ1.7mm)を9分間茹でた後、水を切り、放冷して室温まで冷却した。そして、この茹で麺を200gずつ計量して小分けにし、底面が長方形形状(155mm×115mm)を有するプラスティック製の麺凍結成型用容器に入れた。
一方、植物油10kg、バター5kgを60℃で溶解させ、これに牛乳155kg、生クリーム5kg、水110kg、澱粉9kg、粉チーズ4kg、エキス調味料3kg、粉末調味料2.5kg、塩7kg、キサンタンガム0.5kg、カロチン色素0.15kgを加えた。そして、85℃まで加温した後、加温を停止し、60分放冷し、カルボナーラソースを得た。
次に、所定の方法により調理し細かく切断されたベーコンを5gずつ計量して小分けにし、底面が長方形形状(145mm×105mm)を有するプラスティック製の調味液凍結成型用容器に入れた。
そして、所定の方法により調理した半熟卵ソース(60℃における流動性がカルボナーラソースより低い)を50gずつ計量して小分けにし、ベーコンが入った調味液凍結成型用容器に入れた。そして、これを調味液凍結成型用容器ごと−18℃で60分間冷凍して凍結させ、第一層3を得た。
さらに、カルボナーラソースを90gずつ計量して小分けにし、調味液凍結成型用容器内の凍結させた第一層3上に入れた。そして、これを調味液凍結成型用容器ごと−18℃で60分間冷凍して凍結させて、冷凍調味液塊2を得た。
麺凍結成型用容器内において麺塊が均一な厚さになるように平らにならした後、麺塊の上面に、調味液凍結成型用容器から取り出した冷凍調味液塊2を第二層4を下にして載せた。ここでは、 図1及び図2に示すように、麺塊1の上面の各辺からほぼ等距離に位置し麺塊1の上面全体をほぼ均一に覆うように冷凍調味液塊2を配置した。次に、冷凍調味液塊2が載った麺塊を麺凍結成型用容器ごと急速冷凍して凍結させ、 図1及び図2に示すように、凍結させた麺塊1の上に冷凍調味液塊2が配置されてなる冷凍スパゲティ5を得た。その後、これを麺凍結成型用容器から取り出して所定の方法に従って電子レンジパウチに封入した。
得られた冷凍スパゲティ5を、家庭用電子レンジ(500w)にて電子レンジパウチごと6分30秒間加熱して解凍・加熱調理を行い、皿に移して試食した。 解凍後のスパゲティでは、冷凍スパゲティによく見られるように麺にソースの色がしみ込むことはなく、また、茹でたてのスパゲティに調味液をかけた直後のものと同様の食感が得られた。さらに、卵ソースが、スパゲッティ上で広がって行くので、スパゲッティの上面に卵ソースが載置され、できあがりの見栄えが良好となるとともに、カルボナーラソースが、スパゲティ塊内に伝わって行くので、スパゲティのほぼ全体に渡ってカルボナーラソースを付着させることが可能となり、スパゲティとカルボナーラソースとの絡みが良く、食味が良好となった。
本発明の実施の形態に係る調味液付き冷凍麺の模式的な平面図である。 図1のA−A線に沿った断面図である。
符号の説明
1 麺塊
2 冷凍調味液塊
3 第一層
4 第二層
5 調味液付き冷凍麺

Claims (6)

  1. 凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊であって、
    60℃における流動性が、第一成分と第二成分とで異なることを特徴とする冷凍調味液塊。
  2. 凍結させてなる主食材塊の上に、凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊が配置されてなる調味液付き冷凍食品であって、
    前記冷凍調味液塊は、第二層を下にして配置され、さらに、60℃における流動性が、第二成分よりも第一成分の方が低いことを特徴とする調味液付き冷凍食品。
  3. 前記主食材塊が、麺塊、パスタ塊、又は、米飯塊である請求項2に記載の調味液付き冷凍食品。
  4. 平面視において前記冷凍調味液塊の全外周が、前記主食材塊の外周より内に収まるように配置され、
    前記冷凍調味液塊の底部が前記主食材塊に埋没しているとともに、前記冷凍調味液塊の上部が前記主食材塊の周縁上面より突出している請求項2又は3に記載の調味液付き冷凍食品。
  5. 凍結させてなる主食材塊の上に、凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊が配置されてなる調味液付き冷凍食品の製造方法であって、
    第一成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、第一層を得る第一工程と、
    60℃における流動性が第一成分よりも高い第二成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、冷凍調味液塊を得る第二工程と、
    調理された主食材の上に、前記調味液凍結成型用容器から取り出した前記冷凍調味液塊を第二層を下にして配置して冷凍する冷凍工程とを含み、
    前記冷凍工程で、平面視において前記冷凍調味液塊の全外周が、前記主食材塊の外周より内に収まるように配置され、
    前記冷凍調味液塊の底部が前記主食材塊に埋没しているとともに、前記冷凍調味液塊の上部が前記主食材塊の周縁上面より突出しているようにすることを特徴とする調味液付き冷凍食品の製造方法。
  6. 凍結させてなる主食材塊の上に、凍結させてなる第一成分を含む第一層と凍結させてなる第二成分を含む第二層とが積層された冷凍調味液塊が配置されてなる調味液付き冷凍食品の製造方法であって、
    第二成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、第二層を得る第一工程と、
    60℃における流動性が第二成分よりも低い第一成分を調味液凍結成型用容器に収容して冷凍し、冷凍調味液塊を得る第二工程と、
    調理された主食材の上に、前記調味液凍結成型用容器から取り出した前記冷凍調味液塊を第二層を下にして配置して冷凍する冷凍工程とを含み、
    前記冷凍工程で、平面視において前記冷凍調味液塊の全外周が、前記主食材塊の外周より内に収まるように配置され、
    前記冷凍調味液塊の底部が前記主食材塊に埋没しているとともに、前記冷凍調味液塊の上部が前記主食材塊の周縁上面より突出しているようにすることを特徴とする調味液付き冷凍食品の製造方法。
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