JP2009273392A - 電子レンジ加熱用容器入り食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子レンジで加熱するだけで、米粒の芯を程よく残したリゾットやパエリア等の米飯調理食品を、本格的な美味しさを有したものとして調理できる電子レンジ加熱用容器入り食品を提供する。
【解決手段】施蓋した容器3内の底部3b側には含水率54〜71%の早炊米4を、開口部3a側には澱粉を1〜4%含有し10℃以下で固化させた加熱流動性の調味液5を前記早炊米4の上面に載置して収容してある電子レンジ加熱用容器入り食品1とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は電子レンジ加熱用容器入り食品に関し、詳しくは、主に10℃以下の冷蔵温度において保管及び流通させ、食卓に供する直前に電子レンジで加熱することで、美味しいリゾットやパエリア等の米飯調理食品を得ることができる、電子レンジ加熱用容器入り食品に関する。
近年、電子レンジで調理を行うだけで、高い満足感のあるおいしい料理品が得られる電子レンジ加熱用容器入り食品が、種々提案されている。
例えば、外蓋付の容器内に加熱調理用食品として、加工米又は生米を主原料とし、これに種々の具材を加えて電子レンジで加熱調理する技術が、特許文献1に記載されている。この技術は、加熱調理する際に調理中の煮沸等による吹きこぼれや飛散を抑止できるようにしたものであり、容器を中蓋で容器本体の開口面より下側で開口部を被冠すると共に、この中蓋の表面を貫通孔付の窪み部を設けて形成し、煮沸によって噴き上げる煮汁等を貫通孔から容器本体に戻すようにして調理するものである。
また、電子レンジによる加熱に適した容器入り冷凍スパゲッティが特許文献2により提案されている。この技術は、冷凍茹スパゲッティ層とこの層の上面全体を覆う冷凍ソース層の密着一体化した二層を皿型容器に収容した構造とすることで、冷凍保存中のスパゲッティの乾燥を防ぎ、電子レンジ加熱の際に独立している麺線が固くなったり、焦げてしまうことを防止できるようにするものである。
その他、肉類、野菜類、魚介類などの生鮮食品から特定の食材を選択して組み合せ適当なサイズにしておき、また必要な調味料を必要な分量で組合せ、電子レンジで調理する際の料理手順を説明した書類を添付して1セットにした電子レンジ加熱調理用包装食品セットも特許文献3に記載されている。
特開2002−240864号公報 特開平7−31397号公報 特開2001−204399号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3には、いずれも電子レンジで加熱することで目的とする食品を調理し得ることまでは記載されているものの、電子レンジで調理する際に生ずる特有の問題点を解決する手段については何ら開示されていない。
例えば、特許文献1の記載に基づいてリゾットを製する場合、得られる電子レンジ加熱用容器入り食品は、主材となる米として生米或いは早炊米のいずれを用いたものであっても、リゾット等として満足な食感を呈するものは得られない。その理由は、米として単に吸水させた生米を使用した場合には、電子レンジの加熱時間が短いと米粒の中心に硬い芯が残り不快な食感となり、逆に加熱時間が長いと米粒が完全にふやけて歯応えのないものとなる等、加熱調理時間の調節が極めて難しいからであり、一方、米として早炊米を用いたとしても、一般にその含水率は低いため、電子レンジ加熱による短時間の炊飯では米粒の中心に硬い芯が残ってしまい、適度に柔らかく少し歯応えのあるリゾットやパエリア等の米飯調理食品を得ることは困難だからである。
また、特許文献2には、電子レンジ加熱用の容器に収容した冷凍スパゲッティ特有の問題を解決するための手段が開示されており、特許文献3には、種々の生鮮食品を組合せてセットにすることにより、各種の電子レンジ加熱食品を容易に調理できることが開示されている。
しかしながら、上記特許文献のいずれにおいても、リゾットやパエリア等の米飯調理食品を電子レンジで美味しく調理することができる技術については開示されていない。
そこで本発明の目的は、電子レンジで加熱するだけで、米粒の芯を程よく残したリゾットやパエリア等の米飯調理食品を、その本格的なおいしさを有したものとして調理できる電子レンジ加熱用容器入り食品を提供することにある。
即ち、本発明の電子レンジ加熱用容器入り食品は、施蓋した容器内の底部側には含水率54〜71%の早炊米を、開口部側には澱粉を1〜4%含有し10℃以下で固化させた加熱流動性の調味液を前記早炊米の上面に載置して収容してあることを特徴とする。
このような構成により、電子レンジにより加熱した際には調味液が溶けて液状になって早炊米と混ざり合うため、早炊米は調味液を吸収してやわらかくなるとともに米粒の芯が程よく残った、特にリゾットやパエリア等の洋風の米飯調理食品として最適な状態にすることができる。
また、保管時には、調味液を固化させてあるので、調味液が保管中に米粒の内部まで染み込むことにより本発明の食品全体が単調な食味になってしまうという問題が生じないものである。さらに、調味液中の澱粉が加熱により糊化されて米粒の表面に適度な粘りと光沢を付与するので、生米を丁寧に煮込んで作った本格的なリゾットのように滑らかな食感と美しい外観を呈するのでよい。
この際、前記調味液の上側又は下側に、少なくとも生野菜を含む食品素材(以下、「具材」ともいう。)を配しておくと、食味のバリエーションを豊富にすることができ、例えば洋風米飯食品のリゾットやパエリアのみならず、和風の雑炊等幅広い食品メニューに適用できるのでさらによい。
本発明の電子レンジ加熱用容器入り食品は、早炊米を適度な含水率に調整してあるため、電子レンジでの短時間の加熱であっても硬い芯を残さず、またふやけて歯応えがなくなることもない、芯がほどよく残りほくほくした炊きたての食感を呈する炊飯米にすることができる。
また、調味液は固化させてあるので、冷蔵保管中に調味液が米粒の内部まで染み込み難く、食品全体が調味液の単一で単調な風味になってしまうことを防ぐことができる。また、電子レンジ加熱することによって、調味液中の澱粉が糊化して粘性を生ずるため、米粒の表面に適度な粘りと光沢を付与することになるので、生米から丁寧に煮込んで製した本格的なリゾット等と同等の滑らかで美味しい食感と美しい外観に仕上げることができる。
さらに、本発明は、固化させた調味料の上側又は下側に、少なくとも生野菜を含む食品素材を配しておくことによって、電子レンジで加熱した場合に、施蓋容器内で生野菜を含む食品素材は加熱調理されると共に蒸らされるので、得られるリゾットやパエリア等の食品を、一層深みのある美味しい風味に仕上げることができる。そのため、食品素材の種類を適宜選択することにより、風味のバリエーションを豊富にすることができ、多様な食品メニューに適用できるものである。
以下、本発明について詳細に説明する。尚、本発明において「%」は、特に規定しない限り「質量%」を意味する。
本発明において早炊米とは、生米に比べて炊飯時間を短縮できるようにあらかじめ加熱処理を施してある加工米をいう。そして、本発明に使用される含水率54〜71%とした早炊米は、例えば生米(通常は含水率15%程度で、澱粉は殆どα化していない。)を蒸し機等で加熱して含水率30〜50%に高め、さらに、熱水中に数分から数十分間浸漬した後に水切りすることによって製造することができる。
このように製造した早炊米は、一般に澱粉のα化度が70%以上に高められているため、その炊飯にあたっては、電子レンジ加熱による短時間の炊飯であっても、美味しい炊きたての食感を呈するものとすることができる。
この際、使用する早炊米の含水率が54%未満であると、電子レンジ加熱によって早炊米を適度の柔らかさを有したものにすることができず、硬い芯が残ったままの食感を呈するものとなる傾向がある。
また、含水率が71%を超えると、電子レンジ加熱によって早炊米が完全にふやけて歯応えのない食感になる傾向があるので、特に米の芯が程良く残り、少し歯応えのある食感が最良とされるリゾットやパエリア等の洋風の米飯調理食品においては、早炊米の含水率は54〜71%に調整しておくのがよい。
ここで早炊米の含水率の測定は、一般に市販されている水分計を用いて測定することができる。
尚、上記の米飯調理食品用として早炊米を使用せずに吸水させた生米を使用した場合には、電子レンジ加熱時間が短いと、米粒の中心に硬い芯が残り好ましい食感のものとはならず、また、電子レンジ加熱時間を長くすると、米粒が完全にふやけて歯応えが失われてしまい、やはり米飯調理食品として好ましい食感とは云えないものとなる。いずれにしても生米を使用することは、加熱調理時間の調節が極めて難しく満足な食感のものを安定的に得ることは困難である。
次に、本発明において調味液は、米飯調理食品がリゾットである場合には、一般にブイヨンその他の調味料や食品素材を加えて調味したトマトソース、カレーソース、ホワイトソース等であり、和風の雑炊である場合には、醤油、味噌その他の調味料や食品素材を加えて調味しただし汁等である。
また、本発明においては、調味液として澱粉を1〜4%含有し10℃以下で固化させた加熱流動性の調味液を使用する。
このように、調味液を1〜4%の澱粉を含有するものとすることにより、短時間の電子レンジ加熱であっても、調味液に適度な粘性が生じ、早炊米に程良くからみ付き滑らかな舌触りと光沢を付与することができる。したがって、本発明の食品を、生米を丁寧に煮込んで製される本格的なリゾット等の米飯調理食品と同等の美味しい食感と美しい外観を呈するものとすることができる。すなわち、一般に本格的なリゾット等を製する際には、生米を丁寧に煮込むため、米粒の表面が少し崩れて澱粉が流出して糊化し、滑らかな食感とつややかな光沢が付与されるが、本発明においては、電子レンジにより短時間加熱するものであるにもかかわらず、調味液中の澱粉が糊化して適度に粘度が上昇した調味液が早炊米の米粒表面を覆うため、あたかも生米から製した本格的なリゾットと同様の滑らかな食感とつややかな外観を呈するものとなし得るのである。
本発明において、調味液中の澱粉の含有量が1%未満であると、電子レンジ加熱した際に適度な粘度が生じ難くなり、また、4%を超えると調味液がべたべたした食感になり好ましくない。
その際使用する澱粉としては、例えば馬鈴薯澱粉、小麦澱粉、トウモロコシ澱粉、タピオカ澱粉等のあらゆる種類の生澱粉や、これらの生澱粉に対し分子架橋等の化学的な処理を施した加工澱粉、または湿熱処理等の物理的な処理を施したもの等を任意に使用することができる。尚、調味液の保存中における離水や風味の低下現象を防ぐ必要がある場合には、加工澱粉や湿熱処理澱粉を使用することが好ましい。
また、調味液を10℃以下で固化させた加熱流動性のものとして早炊米の上面に載置しておくことにより、電子レンジ加熱用容器入り食品として、一般的な冷蔵庫の冷蔵温度である0〜10℃において保管及び流通する際に、固化された調味液は、早炊米の上方の一部と接触しているものの全体的には混ざり合わず分離しているので、早炊米に調味液の水分や風味が移行することを防ぐことができる。したがって、早炊米の含水率が上昇し71%を超えてしまい加熱後の食感が損われたり、保管中に調味液の風味が早炊米に染み込んで食品全体が単一で単調な食味になってしまうことを避けることができる。
尚、調味液が固化されているとは、調味液が10℃以下に冷却されて、固体状または半固体状(ペースト状、ゼリー状等)となり流動性をほとんど呈しない状態となっていることをいう。
このような構造とされた本発明の電子レンジ加熱用容器入り食品は、電子レンジ加熱によって固化された調味液が流動化し、早炊米の米粒間に流れ落ちて調味液と早炊米が混じり合うものであるが、電子レンジによる加熱は短時間であるため、調味液の風味が、それぞれの米粒の深部まで染込むことはなく、米飯食品の食味が単調になってしまうことはない。
本発明において、冷却固化されている調味液に加熱により流動化する性質(加熱流動性)を付与するには、例えば、ゼラチン、寒天、カラギーナン、ジェランガム、ペクチン等の加熱により溶解し冷却によって固化する市販のゲル化材を、あらかじめ調味液に添加しておけばよい。特に、ゼラチンは、一般に融点が50℃以下と低いため、短時間の電子レンジ加熱であっても、調味液が完全に流動化して早炊米の米粒間に素早く浸透するため好ましい。一般にゼラチンは、原料や製造方法が相違する多くの種類が市販されているが、本発明においては使用上特に制限はなく、通常のゲル化機能を有する食用のゼラチンであればいずれも使用することができる。
尚、本発明において電子レンジ加熱は、一般に市販されている家庭用又は業務用の電子レンジを使用して、所謂マイクロ波加熱を行うことであり、加熱時間は、一般には、一食分の場合500Wの電子レンジで約4〜5分、1000Wの電子レンジで約2〜3分である。
また本発明においては、少なくとも生野菜を含む食品素材を、固化してなる調味液の上側又は下側に配しておくとよい。ここで食品素材として使用する生野菜は、米飯調理食品のメニューに応じて任意に選択できる。例えば、洋風のリゾットの場合は、スライスしたタマネギ、ダイス状にカットしたパプリカ、短冊状にカットしたニンジン、一口大にカットしたブロッコリー又はカリフラワー等を好適に使用でき、和風の雑炊の場合は、さらに輪切りにしたネギ、みょうが、見栄えよくカットした春菊、三つ葉等を好適に使用できる。
また、生野菜以外の食品素材も米飯調理食品のメニューに応じて任意に使用できる。例えば、ジャガイモ、サツマイモ、里芋等の芋類やカボチャ等は、事前に蒸煮したものを使用することが望ましい。また、加熱調理済みの食肉類や、ハム、ベーコン等の食肉加工品、竹輪、カマボコ、はんぺん等の魚肉加工品、さらに卵焼、茹で卵等の卵加工品等を使用することができる。
本発明に使用する容器としては、電子レンジ加熱耐性を備える材質であって、カップ状又は深皿状に成形した施蓋可能な容器を用いることができる。このような加熱耐性を備える材質としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、耐水加工紙等がよく、これらで成形した成形容器がこれに相当する。
なお、この際、加熱による容器内圧力の増加を防ぐために、容器又は蓋には容器内に通ずる通気孔を穿ってある形状のものを使用することが好ましい。
以下、本発明の電子レンジ加熱用容器入り食品を、実施例および試験例に基づき詳述する。尚、本発明の電子レンジ加熱用容器入り食品は、これらの実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕
下記の方法にて、本発明にかかるトマトリゾットを製造した。
(1)早炊米の製造
精米済みのうるち米を、清水に約2時間浸漬した後水切りし、次いで連続式スチーマーに供給し、約120℃の水蒸気を吹き込んで約7分間加熱した。連続式スチーマーから排出された早炊米を真空冷却機で急速冷却し、品温を30℃以下にした後、ポリエチレン製の袋に1kgずつ充填密封し、加圧加熱殺菌機を用いて102℃で30分間の殺菌を行った。得られた包装済み早炊米は、室温(約20℃)での長期間保存が可能なものであり、含水率は40%、澱粉のα化度は約93%であった。
上記包装済み早炊米は、そのまま本実施例に係る電子レンジ加熱用容器入り食品に使用するには含水率が低く適当でない。そこで、上記包装済み早炊米を包装袋から取り出し、約90℃の熱水に約15分間浸漬した後ザルに上げて水切りし、品温が10℃以下になるまで真空冷却機を用いて冷却した。得られた早炊米は、含水率は66%まで上昇しており、澱粉のα化度は約95%であった。
尚、早炊米の含水率の測定は、株式会社ケツト科学研究所製赤外線水分計を用い、熱源400℃、測定時間30分の条件で測定した。また、早炊米の澱粉のα化度の測定は、日本薬局方アミラーゼを用いた酵素法によった。
(2)調味液(トマトソース)の製造
下記配合の原料(合計108kg)を、蒸気加熱式の二重釜に投入し、撹拌しながら約90℃で加熱し、水分の蒸発によって全体の質量が100kgになるまで煮込んでトマトソースを製造した。次いで、得られたトマトソースを冷蔵庫に収容し品温が約5℃になるまで冷却し、半固体状に固化され流動性をほとんど呈しないゼリー状トマトソースとした。
尚、得られたゼリー状トマトソースの澱粉含有量は2%である。

<配合> (単位:kg)
カットトマト 52
刻みタマネギ(ソテー済み) 10
ブイヨン 5
食用油 3
刻みニンニク 1
砂糖 2
ゼラチン(宮城化学工業株式会社製) 3
加工澱粉(アセチル化アジピン酸架橋澱粉, 2
NATIONAL STARCHI & CHEMICAL社製)
清水 30
―――――――――――――――――――――――――
合計 108
(3)食品素材の用意
生野菜の食品素材(具材)として、へたおよび種を取り除いた後に一辺約10mmのダイス状にカットしたパプリカ、約5mm幅にスライスカットしたタマネギ、短冊状にカットしたニンジン、一口大にカットしたブロッコリーを用意した。
また、加熱処理済みの食品素材として、一口大にカットし約40分間蒸煮したジャガイモを用意した。
(4)蓋付き容器への収容
図1および図2に示す蓋付き容器3に、上記(1)〜(3)で得られた早炊米、ゼリー状トマトソースおよび食品素材を収容した。すなわち、図2に示す通り、上記(1)で得られた早炊米4(110g)を容器3に充填し、その上面に載置するように上記(2)で得られたゼリー状トマトソース5(120g)を充填し、さらに、ゼリー状トマトソース5の上側に、上記(3)で用意した各食品素材6を適量ずつ見た目良く配し、最後に蓋2で容器の開口部3aを密閉し、本実施例の電子レンジ加熱用容器入りトマトリゾット1を完成した。
尚、図2に示す通気孔7は、容器3の内側面の一部を穿って設けられた溝であり、これにより、電子レンジ加熱中に発生する多量の水蒸気を容器外に効率良く排出することができる。
(5)試食
上記(4)で得られた電子レンジ加熱用容器入りトマトリゾットを、約10℃の冷蔵庫内で24時間保管した後、出力500Wの電子レンジを用いて5分間加熱した。
加熱後、蓋2を取り除いたところ、図3に示すようにトマトソース8は完全に流動化して早炊米4と混ざり合い、米粒に光沢が付与され見た目の美しいトマトリゾットとなっていた。次いで試食したところ、米粒の芯が程よく残っているとともに滑らかな食感であり、生米から丁寧に調理した本格的なリゾットに遜色ない出来栄えであった。
また、食品素材の生野菜については、十分に加熱されているものの、新鮮な風味と適度な歯応えが感じられ、トマトリゾットの優れた食味と外観を効果的に引き立て得るものであった。
〔実施例2〕
下記の方法にて本発明にかかるカレーリゾットを製造した。
(1)早炊米の製造
上記の実施例1と同じ方法にて早炊米を製造した。
(2)調味液(カレーソース)の製造
下記配合の原料(合計107kg)を、蒸気加熱式の二重釜に投入し、撹拌しながら約90℃で加熱し、水分の蒸発によって全体の質量が100kgになるまで煮込んでカレーソースを製造した。次いで、得られたカレーソースを冷蔵庫に収容し品温が約5℃になるまで冷却し、半固体状に固化され流動性をほとんど呈しないゼリー状カレーソースとした。
尚、得られたゼリー状カレーソースの澱粉含有量は3%である。

<配合> (単位:kg)
しょうゆ 8
食用油 5
おろしニンニク 2
ブイヨン 2
カレー粉 2
砂糖 2
食塩 1
ゼラチン(宮城化学工業株式会社製) 2
加工澱粉(アセチル化アジピン酸架橋澱粉, 3
NATIONAL STARCHI & CHEMICAL社製)
清水 80
―――――――――――――――――――――――――
合計 107
(3)食品素材の用意
生野菜の食品素材(具材)として、約5mm幅にスライスカットしたタマネギ、短冊状にカットしたニンジン及びキャベツ、一口大にカットしたブロッコリーを用意した。
また、加熱処理済みの食品素材として、一口大にカットし約40分間蒸煮したジャガイモ、一口大にカットし中心部まで火が通る程度に蒸煮した鶏肉を用意した。
(4)蓋付き容器への収容
実施例1と同じ蓋付き容器に、上記(1)〜(3)で得られた早炊米、ゼリー状カレーソースおよび食品素材を収容した。すなわち、実施例1と同様に、上記(1)で得られた早炊米(100g)を容器に充填し、その上面に載置するように上記(2)で得られたゼリー状カレーソース(100g)を充填し、さらに、ゼリー状カレーソースの上側に、上記(3)で用意した各食品素材を適量ずつ見た目良く配し、最後に蓋で容器の開口部を密閉し、本実施例の電子レンジ加熱用容器入りカレーリゾットを完成した。
(5)試食
上記(4)で得られた電子レンジ加熱用容器入りカレーリゾットを、約10℃の冷蔵庫内で24時間保管した後、出力500Wの電子レンジを用いて5分間加熱した。
加熱後、蓋を取り除いたところ、カレーソースは完全に流動化して早炊米と混ざり合い、米粒に光沢が付与され見た目の美しいカレーリゾットとなっていた。次いで試食したところ、米粒の芯が程よく残っているとともに滑らかな食感であり、生米から丁寧に調理した本格的なリゾットに遜色ない出来栄えであった。
また、食品素材の生野菜については、十分に加熱されているものの、新鮮な風味と適度な歯応えが感じられ、カレーリゾットの優れた食味と外観を効果的に引き立て得るものであった。
〔試験例1〕
本発明において、調味液に含有させる澱粉量の変更が電子レンジ加熱用容器入り食品の食感に与える影響について試験した。
まず、試験用のサンプルを製造した。すなわち、上記実施例1の(2)に示す配合において、加工澱粉(アセチル化アジピン酸架橋澱粉)の配合量(質量%)を下記表1の「澱粉量」欄の通りに変更し、清水をバランスとして、6種類のゼリー状トマトソースを製造した。
得られたゼリー状トマトソースを使用し、また早炊米の製造、食品素材の用意、蓋付き容器への収容の各方法については上記実施例1の方法に準じ、表1に示すa〜fの6種類の電子レンジ加熱用容器入りトマトリゾットのサンプルを製造した。尚、サンプルcは実施例1と同配合品である。
試験は、上記6種類のサンプルを電子レンジ加熱した後に試食する方法により行った。すなわち、6種類のサンプルを約10℃の冷蔵庫内で24時間保管した後、出力500Wの電子レンジを用いて各々5分間加熱し、早炊米部分を試食してその食感を評価した。評価結果は表1に示す通りである。
Figure 2009273392
表1より、電子レンジ加熱容器入りトマトリゾットにおいて、トマトソースに含有させる澱粉量を1〜4%とすれば、食感が滑らかで良好であることが理解できる(サンプルb〜e)。また、澱粉量を2〜3%とすれば、食感がさらに滑らかであり極めて良好であることが理解できる(サンプルc〜d)。
〔試験例2〕
本発明において、早炊米の含水率の変更が電子レンジ加熱用容器入り食品の食感に与える影響について試験した。
まず、試験用のサンプルを製造した。すなわち、上記実施例1の(1)に示す早炊米の製造方法において、包装済み早炊米を包装袋から取り出し約90℃の熱水に浸漬する工程の浸漬時間を変更することにより、下記表2の「含水率」欄に示す通り含水率の異なる5種類の早炊米を製造した。
得られた早炊米を使用し、また調味液の製造、食品素材の用意、蓋付き容器への収容の各方法については上記実施例1の方法に準じ、表2に示すg〜kの5種類の電子レンジ加熱用容器入りトマトリゾットのサンプルを製造した。
尚、サンプルgに使用した早炊米は、上記実施例1の(1)に示す包装済み早炊米と同等品であり、熱水浸漬処理を行っていないものである。また、サンプルiは実施例1と同配合品である。
試験は、上記5種類のサンプルを電子レンジ加熱した後に試食する方法により行った。すなわち、5種類のサンプルを約10℃の冷蔵庫内で24時間保管した後、出力500Wの電子レンジを用いて各々5分間加熱し、早炊米部分を試食してその食感を評価した。評価結果は表2に示す通りである。
Figure 2009273392
表2より、電子レンジ加熱容器入りトマトリゾットにおいて、早炊米の含水率を54〜71%とすれば、米粒が程よい硬さとなり良好であることが理解できる(サンプルh〜j)。
本発明の電子レンジ加熱用容器入り食品の一実施例を示す外観斜視図。 図1の電子レンジ加熱用容器入り食品の、電子レンジ加熱前の状態を示す断面図。 図1の電子レンジ加熱用容器入り食品の、電子レンジ加熱後に開蓋した状態を示す断面図。
符号の説明
1 電子レンジ加熱用容器入り食品
2 蓋
3 容器
3a 容器の開口部
3b 容器の底部
4 早炊米
5 半固体状の調味液(ゼリー状トマトソース)
6 食品素材(具材)
7 通気孔
8 流動性を呈する調味液(流動性を呈するトマトソース)
9 水蒸気

Claims (2)

  1. 施蓋した容器内の底部側には含水率54〜71%の早炊米を、開口部側には澱粉を1〜4%含有し10℃以下で固化させた加熱流動性の調味液を前記早炊米の上面に載置して収容してあることを特徴とする電子レンジ加熱用容器入り食品。
  2. 前記調味液の上側又は下側に、少なくとも生野菜を含む食品素材を配してある請求項1記載の電子レンジ加熱用容器入り食品。
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