JP2006059244A - 製造管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各タグとリーダライタ装置とを用いて、現品情報、場所情報、移動手段情報、作業者情報といった情報を自動的に収集し、効率的な製造管理を実現する。
【解決手段】工場で製造される製品を構成する部品およびそれらを梱包する梱包部品である現品に貼付されて当該現品を識別する現品情報を記憶した現品タグ6と、工場内の複数の場所に貼付されて当該場所を識別する場所情報を記憶した場所タグ4と、前記現品を搬送する移動手段に貼付されて当該移動手段を識別する移動手段情報を記憶した移動手段タグ7と、作業者に携帯されて当該作業者を識別するための作業者情報を記憶した作業者タグ5と、各タグ4〜7に対して情報の読み書きを行う1以上のリーダライタ装置8とを備えている。リーダライタ装置8が読み取った情報はネットワークを介して送信され、タグ情報管理手段にて一元的に管理される。
【選択図】図2

Description

この発明は製造管理システムに関し、特に、ICタグを用いた製造管理システムに関する。
従来、物流倉庫などにおいて、商品に貼付され商品情報を記憶したICタグと、倉庫内の複数箇所に貼付され位置情報を記憶したICタグとを、フォークリフトなどの商品移動手段に取り付けたリーダライタで読み取り、これら商品情報と位置情報とを関連付けることで、商品の移動を管理することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−225915号公報
上述したように従来の方法では、ICタグを用いた商品情報(what)と位置情報(where)だけしか扱っていないため、商品の移動の管理は行えるものの、例えば、商品ごとの詳細な製造履歴の記録や、品質障害などの異常状況発生時の原因追求や現状の改善、あるいは、倉庫での最適な現品移動、個別受注製品などにおける適切な梱包部品管理など、効率的な製造管理は行えないという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、貼付するタグとリーダライタ装置とを用いて、現品情報(what)、場所情報(where)、移動手段情報(How)、作業者情報(who)といった情報を自動的に収集し、これらの情報をネットワークを介して関連付けることで効率的な製造管理を実現する製造管理システムを得ることを目的としている。
この発明は、工場で製造される製品を構成する部品およびそれらを梱包する梱包部品である現品に貼付されて、当該現品を識別するための現品情報を記憶した現品タグと、工場内の複数の場所に貼付されて、当該場所を識別するための場所情報を記憶した場所タグと、前記現品を搬送する移動手段に貼付されて、当該移動手段を識別するための移動手段情報を記憶した移動手段タグと、作業者に携帯されて、当該作業者を識別するための作業者情報を記憶した作業者タグと、工場内に設置されて、前記現品タグ、前記場所タグ、前記移動手段タグおよび前記作業者タグの各タグに対して情報の読み書きを行う1以上のリーダライタ装置と、前記リーダライタ装置とネットワーク経由で接続され、前記リーダライタ装置が読み取った情報を一元的に管理するタグ情報管理手段とを備えた製造管理システムである。
この発明は、工場で製造される製品を構成する部品およびそれらを梱包する梱包部品である現品に貼付されて、当該現品を識別するための現品情報を記憶した現品タグと、工場内の複数の場所に貼付されて、当該場所を識別するための場所情報を記憶した場所タグと、前記現品を搬送する移動手段に貼付されて、当該移動手段を識別するための移動手段情報を記憶した移動手段タグと、作業者に携帯されて、当該作業者を識別するための作業者情報を記憶した作業者タグと、工場内に設置されて、前記現品タグ、前記場所タグ、前記移動手段タグおよび前記作業者タグの各タグに対して情報の読み書きを行う1以上のリーダライタ装置と、前記リーダライタ装置とネットワーク経由で接続され、前記リーダライタ装置が読み取った情報を一元的に管理するタグ情報管理手段とを備えた製造管理システムであるので、各タグとリーダライタ装置とを用いて、現品情報(what)、場所情報(where)、移動手段情報(How)、作業者情報(who)といった情報を自動的に収集し、これらの情報をネットワークを介して関連付けることで効率的な製造管理を実現することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1に係る製造管理システムについて図面に基づいて説明する。図1は工場における製造工程の概略を表す。図2、図3、図4、図5、図6は、この発明の実施の形態1における各構成を示す。
図1に示すように、工場における入出荷工程1には、部品を工場外から工場内に入荷する入荷工程1aと、製品を工場内から工場外に出荷する出荷工程1bとが含まれる。また、工場内での入出庫工程2には、部品あるいは製品を倉庫に入庫する入庫工程2aと、部品あるいは製品を倉庫で保管する保管工程2bと、部品あるいは製品を倉庫から出庫する出庫工程2cとが含まれる。工場内での製造ライン工程3には、部品を加工する加工工程3aと、部品を組み立てる組立工程3bと、組み立てたものを検査する検査工程3cと、製品を梱包する梱包工程3dとが含まれる。
図2は入出荷工程1を説明した説明図である。図2において、場所タグ4は、工場の入出門に貼付され、当該場所を識別するための場所情報が記憶されたICタグである。また、作業者タグ5は、入出門を通過するトラックの運転手が携帯し、当該運転手を識別するための作業者情報が記憶されたICタグである。現品タグ6は、トラックに積載された現品に貼付されて、当該現品を識別するための現品情報が記憶されたICタグである。移動手段タグ7は、トラック等の移動手段に貼付されて、当該移動手段を識別するための移動手段情報が記憶されたICタグである。リーダライタ装置8は、据え置き型のリーダライタであり、所定の場所に設置されて(図2では入出門近傍に設置)、そこを通過する各タグ4〜7に記憶されているID情報を読んだり、逆に、ID情報を書き込んだりするものである。リーダライタ装置8は、アンテナ経由で各タグに対してリードライト(読み/書き)を行うIDリードライト部8aと、時計を内蔵して前記IDリードライト部8aがID情報の読み込み(リード)またはID情報の書き込み(ライト)を実行した時刻を記憶する時刻管理部8bと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置との通信を制御する通信制御部8cとを内部に備えている。また、リーダライタ装置8には、図2に示すように、アンテナ9が接続され、前記IDリードライト部8aの制御下で、各タグ4〜7間との電波送受信を行う構成になっている。
図3は、入出庫工程2の入庫工程2a及び出庫工程2cを示した図である。図3において、場所タグ10は、倉庫の出入口に貼付され、当該場所を識別するための場所情報が記憶されたICタグである。作業者タグ11は、倉庫出入口を通過するフォークリフトや台車を運転する作業者が携帯し、当該作業者を識別するための作業者情報が記憶されたICタグである。現品タグ12は、フォークリフトや台車に積載された現品に貼付され、当該現品を識別するための現品情報が記憶されたICタグである。移動手段タグ13は、フォークリフトや台車に貼付され、当該移動手段を識別するための移動手段情報が記憶されたICタグである。
図4は入出庫工程2の保管工程2bを示した図である。図4において、場所タグ14は、各現品置き場に貼付され、当該場所を識別するための場所情報が記憶されたICタグである。現品タグ15は、現品置き場に保管された現品に貼付され、当該現品を識別するための現品情報が記憶されたICタグである。
図5は製造ライン工程3を示した図である。図5において、場所タグ16は、各工程における設備などに貼付され、当該場所を識別するための場所情報が記憶されたICタグである。作業者タグ17は、各工程における作業者が携帯し、当該作業者を識別するための作業者情報が記憶されたICタグである。現品タグ18は、各工程において加工・組立などを行う部品に貼付され、当該部品を識別する部品情報が記憶されたICタグである。
図6は、各リーダライタ装置8が読み取ったID情報を収集し、部品・製品の製造履歴を管理する製造履歴管理装置19を表す。製造履歴管理装置19は、専用のハードウェア装置でも汎用の情報処理装置でもどちらで構成しても構わない。製造履歴管理装置19は、記憶装置19aと通信制御部19bとを有している。記憶装置19aは、製造履歴管理装置に内蔵された記憶装置である。通信制御部19bは、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置8との通信を制御する通信制御装置である。さらに、製造履歴管理手段19cは、ネットワーク回線で接続され、工場内の複数箇所に設置されたリーダライタ装置8から送られる各種ID情報を収集し関連付けて、製造履歴管理表19dを作成する製造履歴管理手段である。製造履歴管理表19dは、製造履歴管理手段19cによって作成され、記憶装置19aに記憶される。エラーログ19eは、ICタグの読み取りエラー履歴を記録する。
次に、動作について、図7、図8、図9、図10を用いて説明する。図7は各ICタグ(現品タグ、場所タグ、移動手段タグ、作業者タグ)が記憶する情報、図8は製造履歴管理表、図9はエラーログを示す図であり、図10は、製造履歴管理処理のフローチャートである。
まず、各ICタグの用途と記憶する情報について説明する。図7は各ICタグが記憶する情報の構成を示す。図7において、現品タグ20は、上述の説明の中で、図2の符号6、図3の符号12、図4の符号15、図5の符号18として示したものである。現品タグ20は、コンテナやダンボールといった部品・製品を梱包する梱包部品や、製品を構成する(主要な)部品といった、現品に貼付し、現品情報(what)を記憶したICタグである。なお、現品タグ20には、タグの種類を識別するためのタグID20aと、貼付された現品を識別する現品ID20bと、コンテナやダンボールに梱包される部品を識別する梱包部品ID20cと、主要な部品の製造履歴が記憶された製造履歴情報20dとが記憶される。但し製造履歴情報20dについては、製造履歴管理装置19(図6)上にも同様の情報が記録されているので、現品タグ20のICタグ上の記憶領域が小さい場合は省いても良い。以降では、ICタグ上の製造履歴情報を省いた場合について説明する。
場所タグ21は、図2の符号4、図3の符号10,図4の符号14、図5の符号16として示したものである。場所タグ21は、工場の複数箇所に設置されたリーダライタ装置8の近傍に貼付し、場所情報(where、why)を記憶したICタグである。場所タグ21には、タグの種類を識別するためのタグID21aと、貼付された場所を識別する場所ID21b、その場所で行われる作業内容を識別する目的ID21cとが記憶される。
移動手段タグ22は、図2の符号7、図3の符号13として示したものである。移動手段タグ22は、トラックやフォークリフト、パレットといった現品の移動手段に貼付し、移動手段情報(How)を記憶したICタグである。移動手段タグ22には、タグの種類を識別するためのタグID22aと、貼付された移動手段を識別する移動手段ID22bを記憶する。
作業者タグ23は、図2の符号5、図3の符号11、図5の符号17として示したものである。作業者タグ23は、トラックの運転手や製造ラインの作業者といった各作業者が携帯し、作業者情報(who)を記憶したICタグである。作業者タグ23には、タグの種類を識別するためのタグID23aと、作業者を識別するための作業者ID23bとが記憶されている。
(1)タグ読み取りステップ
次に図10に従って製造履歴管理動作の処理フローについて説明する。まず各ICタグからID情報を読み取るステップ(図10のステップS101〜S102、S106)について説明する。ステップS101では、図1にて示した各製造工程(入出荷工程、入出庫工程、製造ライン工程)において、工場内の複数箇所に設置されたリーダライタ装置8が各種ICタグに記憶されたID情報を読み取る。各製造工程で読み取るID情報について以降に示す。
入出荷工程においては(図2)、入出門をトラックが通過する場合、入出門に貼付された場所タグ4からタグID、場所ID、目的IDと、トラックの運転手が携帯する作業者タグ5からタグID、作業者IDと、トラックに積載された現品に貼付された現品タグ6からタグID、現品ID、梱包部品IDと、トラックに貼付された移動手段タグ7からタグID、移動手段IDをそれぞれ読み取る。
入出庫工程の入庫、出庫工程においては(図3)、倉庫入り口をフォークリフトが通過する場合、倉庫出入口に貼付された場所タグ10からタグID、場所ID、目的IDと、フォークリフトの運転手が携帯する作業者タグ11からタグID、作業者IDと、フォークリフトに積載された現品に貼付された現品タグ12からタグID、現品ID、梱包部品IDと、フォークリフトに貼付された移動手段タグ13からタグID、移動手段IDをそれぞれ読み取る。
入出庫工程の保管工程においては(図4)、現品置き場に貼付された場所タグ14からタグID、場所ID、目的IDと、置かれている現品に貼付された現品タグ15からタグID、現品ID、梱包部品IDを読み取る。
製造ライン工程においては(図5)、作業場所の設備などに貼付された場所タグ16からタグID、場所ID、目的IDと、作業者が携帯する作業者タグ17からタグID、作業者IDと、作業対象である主要部品に貼付された現品タグ18からタグID、現品IDを読み取る。
以上のタグ情報を読み取り、次に、ステップS102に進む。ステップS102では、タグ情報の読み取りが成功したかどうかCRCエラーチェックなどの手法により確認する。読み取りが成功した場合はステップS103に進む。読み取りが失敗した場合は、ステップS106に進む。ステップS106では、読み取りのリトライ回数をカウントし、リトライ回数の上限に達したかどうかを確認する。リトライ回数の上限に達していない場合はステップS101に進む。上限に達した場合、もしくは、タイムアウトが発生した場合などは読み取りエラーと判断し、ステップS107に進む。
(2)タグID情報、時刻情報送信ステップ
次に、各ICタグから読み取ったID情報と、読み取った時刻を履歴管理装置に送信するステップ(図10のステップS103〜S104)について説明する。ステップS103では、各リーダライタ装置8の時刻管理部8bにおいて、タグID情報を読み取った時刻を時刻情報として記憶する。ステップS104では、各リーダライタ装置8の通信制御部8cにより、読み取ったタグID情報と時刻情報を併せて、ネットワーク回線経由で、製造履歴管理装置19に送信し、ステップS105に進む。このように、時刻管理部8bおよび通信制御部8cは、リーダライタ装置8が各タグに対して情報の読み書きを行った時刻を記憶し、製造履歴管理装置(タグ情報管理手段)に送信する時刻記憶送信手段を構成している。
(3)製造履歴管理表作成ステップ
次に、各リーダライタ装置8から送信されたID情報と時刻情報から製造履歴管理表19dを作成するステップ(図10のステップS105)について説明する。ステップS105では、製造履歴管理装置19における製造履歴管理手段19cは、各リーダライタ装置8から送信されたID情報のうち、タグIDによってどの種類のタグ情報なのかを識別する。製造履歴管理手段19cは、これらのタグ情報から主要な部品ごとに製造履歴管理表19dを作成する。図8に製造履歴管理表19dの一例を示す。製造履歴管理表19dの「部品名」頂目は現品タグから読み取った現品IDもしくは梱包部品IDに対応し、「作業場所」と「作業理由」は場所タグから読み取った場所IDと目的IDに対応し、「移動手段」は移動手段タグから読み取った移動手段IDに対応し、「作業実施時間」はリーダライタ装置から送られた時刻情報に対応し、「作業者」は作業者タグから読み取った作業者IDに対応する。
(4)読み取りエラー処理ステップ
次に、リーダライタ装置8においてタグのID情報の読み取りに失敗した場合のエラー処理ステップ(図10のステップS107〜S108)について説明する。ステップS107では、リーダライタ装置8はID情報の読み取りの失敗を表すエラー情報と読み取りを実施した時刻情報を製造履歴管理装置19に送信する。ステップS108では、エラー情報を受信した製造履歴管理装置19は、エラー情報と時刻情報をエラーログ19eに記録する。図9にエラーログ19eの一例を示す。エラーログ19eには、「エラー内容」を示すエラー情報と「読み取り実施時刻」を示す時刻情報とが記録されている。
以上のように、本実施の形態においては、工場内の複数箇所に設置したリーダライタ装置8の時刻情報(when)と、現品(what)、場所(where、why)、作業者(who)、移動手段(how)に貼付したICタグとを利用することで、製造管理に必要な5W1H情報を自動的かつ正確に収集することが可能となり、またこれらの5W1H情報をネットワーク回線経由で一元管理し関連付けることで、詳細な製造履歴を記録することが可能である。
実施の形態2.
次に、ICタグから読み取ったID情報を用いた製造工程の進捗管理について本実施の形態において示す。図5、図8、図9、図11は、このような実施の形態における各構成を示したものである。但し、図5、図8、図9については前記実施の形態1で説明しているので説明を省略する。
図11に示すように、工程進捗管理装置24(工程進捗管理手段)は、各製造ライン工程において、各リーダライタ装置8が読み取ったID情報を収集し、製造ライン工程の工程進捗管理を行うものである。工程進捗管理装置24は、専用のハードウェア装置もしくは汎用の情報処理装置のどちらで構成しても構わない。工程進捗管理装置24には、当該工程進捗管理装置24に内蔵されている記憶装置24aと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置8との通信を制御する通信制御部24bと、ネットワーク回線で接続され、工場内の複数箇所に設置された前記リーダライタ装置8から送られる各種ID情報を収集し関連付け、各製造ライン工程における進捗状況を管理し、製造ラインに作業指示を出す工程進捗管理手段24cと、各製造ライン工程の標準作業時間や作業指示先が記載された工程進捗管理表24dとが設けられている。
また、図11に示すように、作業指示装置25は、各製造ライン工程に設置され製造ライン工程において前記工程進捗管理装置24から送信される作業指示情報をもとに、作業指示内容を表示するものである。作業指示装置25は専用のハードウェア装置もしくは汎用の情報処理装置のどちらで構成しても構わない。作業指示装置25には、当該作業指示装置25に内蔵されている記憶装置25aと、ネットワーク回線に接続された工程進捗管理装置24との通信を制御する通信制御部25bと、前記工程進捗管理装置24から送信される作業指示情報を受け、画面上に作業指示内容を表示する作業指示表示手段25cとが設けられている。
次に動作について図12、図13を用いて説明する。図12は工程進捗管理表を示した図であり、図13は工程進捗管理処理のフローチャートである。
(1)工程進捗管理表作成ステップ
まず工程進捗管理表24dを作成するステップ(図13のステップS201)について説明する。ステップS201において、製造ラインの工程進捗管理者は、各製造工程における標準的な作業時間である標準作業時間と、戻り作業などによる工程遅れが発生した場合にリカバリ指示を伝える作業指示先を定義し、工程進捗管理装置24の記憶装置24aに記憶される工程進捗管理表24dに入力する。図12に工程進捗管理表24dの一例を示す。この処理により、工程進捗管理表24dには、工程名と、当該工程の標準作業時間と、工程遅れが発生した場合のリカバリ指示の作業指示先とが、工事管理者により事前に定義されている。工程進捗管理表24dの他の部分については後述する。
(2)タグ読み取りステップ
次に製造ライン工程において各ICタグからID情報を読み取るステップ(図13のステップS202〜S203、S213)について説明する。ステップS202は、前記実施の形態1におけるステップS101の製造ライン工程の内容と同様であり、またステップS203は前記実施の形態1におけるステップS102と同様であり、ステップS213は前記実施の形態1におけるステップS106と同様であるため、説明は省略する。
(3)タグID情報、時刻情報送信ステップ
次に、各ICタグから読み取ったID情報と、読み取った時刻を表す時刻情報を工程進捗管理装置24に送信するステップ(図13のステップS204〜S205)について説明する。ステップS204では、各リーダライタ装置8の時刻管理部8bにおいて、タグID情報を読み取った時刻を時刻情報として記憶する。ステップS205では、読み取ったタグID情報と時刻情報を併せて、ネットワーク回線経由で工程進捗管理装置24に送信する。
(4)最初の部品投入確認ステップ
次に、各ICタグから読み取ったID情報とリーダライタ装置8から読み取った時刻情報から、各製造工程において最初の部品が投入されたかどうかを確認するステップ(図13のステップS206〜S207)について説明する。ステップS206では、工程進捗管理手段24cが、工程進捗管理表24dの部品ID欄が空欄、すなわちまだ部品が製造ラインに投入されていない状態で、製造ライン工程に設置されたリーダライタ装置8から現品IDが送信された場合、最初の部品が工程に投入され製造作業の一サイクルが開始されたと判断し、ステップS207に進む。工程進捗管理表24dの部品ID欄が空欄ではない場合は、既に最初の部品が製造ラインに投入されている状態と判断し、ステップS208に進む。ステップS207では、工程進捗管理表24dの部品ID欄に送信された現品IDを書き込み、作業開始時刻欄に送信された時刻情報を書き込み、ステップS202に進む。これにより、図12の一例に示すように、リーダライタ装置8から読み取った情報である、部品IDと作業開始時刻とが工程進捗管理表24dに記録される。
(5)製造作業サイクル終了確認
次に、各ICタグから読み取ったID情報とリーダライタ装置8から読み取った時刻情報から、各製造工程において実施される製造作業の一サイクルが終了したかどうかを確認するステップ(図13のステップS208)について説明する。ステップS208では、リーダライタ装置8から送信された現品IDと工程進捗管理表24dの部品ID欄に記載された現品IDを比較する。IDが同じ場合は、製造作業サイクルが終了していないと判断しステップS202に進む。IDが異なる場合は製造作業の一サイクルが終了したと判断しステップS209に進む。
(6)作業時間確認ステップ
次に、各ICタグから読み取ったID情報とリーダライタ装置8から読み取った時刻情報から、各製造工程において実施された製造作業一サイクルの作業時間を算出し、工程進捗管理表24dにて定義されている標準作業時間との比較を行い、工程遅れの発生を確認するステップ(図13のステップS209〜S210)について説明する。ステップS209では、リーダライタ装置8から送信された時刻情報と、工程進捗管理表の作業開始時刻欄に記載された時刻情報から製造作業一サイクルの実作業時間を算出して、工程進捗管理表24dの実作業時間欄に入力し、ステップS210に進む。これにより、図12の一例に示すように、リーダライタ装置8から読み取った情報から算出される、実作業時間(実際の作業時間)が工程進捗管理表24dに記録される。ステップS210では、ステップS209で算出した製造作業一サイクルの実作業時間と工程進捗管理表24dに記載された標準作業時間を比較する。実作業時間が標準作業時間内であれば工程遅れがなく次の製造作業サイクルが開始されたと判断し、ステップS207に進む。実作業時間が標準作業時間を越えた場合は工程遅れが発生したと判断し、ステップS211に進む。
(7)リカバリ対策実行ステップ
次に、工程遅れが発生した場合に、リカバリ対策処理を実行するステップ(図13のステップS211〜S212)について説明する。ステップS211では、工程進捗管理手段24cは、工程進捗管理表24dの作業指示先に記載された情報(作業指示装置のIPアドレスなど)をもとに作業指示情報を作業指示装置25に送信する。この作業指示情報を受信した作業指示装置25の作業指示表示手段25cは作業指示装置25の表示装置上に作業指示情報を表示する。ステップS212では、工程進捗管理手段24cは工程遅れが発生した部品の製造履歴管理表19dにおける備考欄に工程遅れが発生した旨を記載する。
(8)読み取りエラー処理ステップ
本ステップ(図13のS214〜S215)は、実施の形態1(図10のステップS107〜S108)と同様の内容なので説明を省略する。
以上のように、製造工程ごとに作業対象の現品を識別する現品情報、作業を行う場所を識別する場所情報、作業実施時間を識別する作業時間情報を、それぞれ、前記現品タグ、前記場所タグ、および、前記時刻記憶送信手段から読み取り、管理対象となる現品ごとに実作業時間を算出し、工程遅れの発生を監視し、工程遅れ発生時には復旧指示を出力する工程進捗管理装置24を設け、工場内の複数箇所に設置したリーダライタ装置の時刻情報(when)と、現品(what)、場所(where、why)、作業者(who)に貼付したICタグを利用し、これらの情報を自動的かつ正確に収集することで、製造ライン工程における工程進捗管理および工程遅れ発生時のリカバリ指示が自動的に実施することが可能である。
実施の形態3.
次に、ICタグから読み取ったID情報を用いた障害情報管理手法についての実施の形態を示す。図14はこのような実施の形態における構成を示す。図14において、リーダライタ装置28は、ICタグに記憶されるID情報を読み書きする携帯型のリーダライタ装置である。リーダライタ装置28は、アンテナ29経由でICタグに対しリードライトを行うIDリードライト部28aと、ネットワーク回線上に接続された情報処理装置間との通信を制御する通信制御部28bとを有している。アンテナ29は、図14に示すように、リーダライタ装置28に接続されて、前記リーダライト部28aの制御下でICタグ間との電波送受信を行う。障害情報管理装置26(品質管理手段)は、リーダライタ装置28が読み取ったID情報を受信し障害部品の製造履歴を検素し表示する。障害情報管理装置26は、専用のハードウェア装置でも汎用の情報処理装置でもどちらで構成しても構わない。障害情報管理装置26は、当該障害情報管理装置26に内蔵されている記憶装置26aと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置28との通信を制御する通信制御部26bと、リーダライタ装置28から送信される障害部品のID情報をもとに、障害部品の製造履歴を検索し表示する障害情報管理手段26cと、障害部品の製造履歴が記載された障害部品製造履歴表26dとを有している。また、現品タグ27は、製品を構成するキーパーツに貼付され現品情報が記憶されたICタグである。
次に、動作について、図6、図8、図15、図16を用いて説明する。図6は実施の形態1で説明した製造履歴管理装置、図8は同じく実施の形態1で説明した製造履歴管理表、図15は障害部品製造履歴表、図16は障害情報管理処理のフローチャートである。
(1)タグ情報読取ステップ
まずICタグからID情報を読み取るステップ(図16のステップS301)について説明する。ステップS301では、客先にて製品保守・サービス員が障害発生した部品に貼付された現品タグ27に記憶された現品情報を携帯型のリーダライタ装置28で読み取りステップS302に進む。
(2)タグ情報送信ステップ
次に、携帯型リーダライタ装置28で読み取った現品情報を送信するステップ(図16のステップS302)について説明する。ステップS302では、製品保守・サービス員が携帯型リーダライタ装置28で読み取った現品情報を、通信制御部28bを用いて一般回線や専用回路などの通信回線経由で送信し、ステップS303に進む。
(3)製造履歴検索ステップ
次に、通信回線で送信された現品情報をもとに障害部品の製造履歴情報を検索するステップ(図16のステップS303〜S304)について説明する。ステップS303では、障害情報管理装置26における障害情報管理手段26cは携帯型リーダライタ装置28から送信された現品情報を受信する。次に障害情報管理手段26cはネットワーク回線に接続された製造履歴管理装置19に記憶された製造履歴管理表19dから、障害部品の現品IDに対応する製造履歴情報を検索する。検索できたか否かをステップS304で判定し、検索できた場合はステップS305に進み、検素できなかった場合はステップS306に進む。
(4)障害部品製造履歴情報表示ステップ
次に、検索された障害部品の製造履歴情報を表示するステップ(図16のステップS305)について説明する。障害情報管理手段26cは、製造履歴管理表19dから検索された障害部品の製造履歴情報をダウンロードし、障害情報管理装置26の表示装置上に障害部品製造履歴表26dとして表示する。障害部品製造履歴表26dには、図15に一例を示すように、製造履歴管理表19dと同様に、部品名、作業場所、作業理由、移動手段、作業実施時間、作業者等の情報が含まれる。
(5)エラー処理ステップ
次に、障害部品の製造履歴情報が検索できなかった場合のステップ(図16のステップS306)について説明する。障害情報管理手段26cは、製造履歴管理表19d上に障害部品の製造履歴を検索できなかった場合、その旨を表すエラー情報を障害情報管理装置26の表示装置上に表示する。
以上のように、製造工程において工場内の複数箇所に設置したリーダライタ装置の時刻情報(when)と、現品(what)、場所(where、why)、作業者(who)、移動手段(How)に貼付したICタグのID情報とを用いた製造履歴情報を保持しておき、また、製品に品質不良が原因の障害が発生した場合、障害原因となる部品に貼付された現品タグから読み取った現品情報をもとに、製造履歴情報から該当する部品の製造履歴情報を検索し、検索された製造履歴情報を提示する障害情報管理装置26(品質管理手段)を設けることで、障害発生時に障害部品の詳細な製造履歴情報を自動的に得ることができる。これにより、障害部品をいつ(when)、誰が(who)、どこで(where)作業したのかなどを特定することができ、効率的な障害対策、再発防止策をうつことが可能となる。特に、作業者などが特定できた場合は、再教育などにより再発防止を図る。また、設備、場所などが特定できた場合には、設備改善および搬送ルート改善などにつなげることで、再発防止を図る。
実施の形態4.
次にICタグから読み取ったID情報を用いた最適な現品置場管理手法についての実施の形態を示す。図17はこのような実施の形態における構成を示す。図17において、現品置場管理装置30は工場内における現品置場の状況を管理する装置である。現品置場管理装置30は、専用のハードウェア装置でも汎用の情報処理装置でもどちらでも構わない。
現品置場管理装置30は、当該現品置場管理装置30に内蔵された記憶装置30aと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置との通信を制御する通信制御部30bと、複数の現品置場に設置されたリーダライタ装置から送信されるID情報をもとに現品置場の状況を管理する現品置場管理手段30cと、現品置場管理手段が作成する現品置場管理表30dとを有している。現品置場指示装置31は、当該現品置場指示装置31に内蔵されている記憶装置31aと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置との通信を制御する通信制御部31bと、現品置場管理装置30から送信されてくる情報をもとに現品置場を指示表示する現品置場指示表示手段31cとを有している。
次に、動作について図3、図4、図18、図19、図20を用いて説明する。図3は実施の形態1で説明した入出庫工程のうち、入庫工程及び出庫工程における構成を表す。図4は実施の形態1で説明した入出庫工程のうち、保管工程における構成を表す。図18は現品置場管理表、図19は現品置場管理表を作成および更新する処理のフローチャート、図20は現品置場管理処理の全体を示すフローチャートである。
(1)現品置場管理表作成ステップ
まず現品置場管理表30dを作成するステップ(図19のステップS401)について説明する。ステップS401では、現品置場の管理者が現品の種類ごとに所定の現品置場を定義し、現品置場管理装置30の記憶装置30aに記憶される現品置場管理表30d(図18)の現品名欄と所定置場欄に記載して、ステップS402に進む。これにより、図18に一例を示すように、管理者が事前に定義する、現品名と現品置場とが、現品置場管理表30dに記録される。
(2)現品置場のタグ情報読み取りステップ
次に各現品置場にてICタグからID情報を読み取るステップ(図19のステップS402〜S403、S406)について説明する。ステップS402では、各現品置場に設置されたリーダライタ装置8(図4)が現品置場に置かれた現品に貼付された現品タグ15(図4)に記憶された現品情報と、現品置場に貼付された場所タグ14(図4)に記憶された場所情報を読み取り、ステップS403に進む。ステップS403は前記実施の形態1におけるステップS102、ステップS406は前記実施の形態1におけるステップS106と同様であるため説明を省略する。
(3)現品置場のタグ情報送信ステップ
次にリーダライタ装置8で読み取った現品情報と場所情報を送信するステップ(図19のステップS404)について説明する。ステップS404では、リーダライタ装置8で読み取った現品情報及び場所情報を、通信制御部8cを用いてネットワーク回線経由で現品置場管理装置30に送信し、ステップS405に進む。
(4)現品置場管理表更新ステップ
次にリーダライタ装置8から送信されたタグ情報をもとに、現品置場管理表30dを更新するステップ(図19のステップS405)について説明する。ステップS405では、リーダライタ装置8から送信された現品情報と場所情報をもとに、現品置場管理手段30cが各現品置場の空き状況と置かれている現品の種類を認識し、現品置場管理表30dの置場状況欄と現品リスト欄に記述する。これにより、図18に一例を示すように、リーダライタ装置8から受信した情報である、空き状況と現品リストとが現品置場管理手段30dに記録される。この処理により現品置場管理表30dは常に最新の情報によって自動更新される。
(5)読み取りエラー処理ステップ
本ステップ(図19のステップS407〜S408)は、実施の形態1(図10のステップS107〜S108)と同様の内容なので説明を省略する。
(6)倉庫出入口のタグ情報読み取りステップ
次に各倉庫出入口にてICタグからID情報を読み取るステップ(図20のステップS501〜S502、S507)について説明する。ステップS501では、各倉庫出入口に設置されたリーダライタ装置8(図3)が、倉庫出入口に貼付された場所タグ10(図3)に記憶された場所情報と、フォークリフトなどの移動手段に貼付された移動手段タグ13(図3)に記憶された移動手段情報と、移動手段に積載された現品に貼付された現品タグ12(図3)に記憶された現品情報を読み取り、ステップS502に進む。ステップS502は前記実施の形態1におけるステップS102、ステップS507は前記実施の形態1におけるステップS106と同様であるため説明を省略する。
(7)倉庫出入口のタグ情報送信ステップ
次にリーダライタ装置8で読み取った現品情報と場所情報を送信するステップ(図20のステップS503)について説明する。ステップS503では、リーダライタ装置8で読み取った場所情報、移動手段情報、現品情報を、通信制御部8cを用いてネットワーク回線経由で現品置場管理装置30に送信し、ステップS504に進む。
(8)所定現品置場空き状況確認ステップ
次に現品置場管理表から所定の現品置場の空き状況を確認するステップ(図20のステップS504〜S505)について説明する。ステップS504では、リーダライタ装置8から送信された場所情報と現品情報から、現品置場管理手段30cが現品置場管理表30dから現品の所定置場を検索し、表中の置場状態欄から所定置場の空き状況を確認し、ステップS505に進む。ステップS505では、所定置場に空きがない場合はステップS510に進み、空きがある場合はステップS506に進む。
(9)所定現品置場指示ステップ
次に所定の現品置場を指示するステップ(図20のステップS506)について説明する。ステップS506では、現品置場管理手段30cが現品置場管理表30dの所定置場欄に記載された所定置場情報をネットワーク回線経由で、倉庫出入口に設置された現品置場指示装置31に送信する。現品置場指示装置31の現品置場指示表示手段31cは、所定置場情報を受信し、表示装置上に所定置場を表示し、フォークリフト運転者に移動場所を指示する。
(10)仮現品置場指示ステップ
次に所定の現品置場が空いていない場合、他の置場を指示するステップ(図20のステップS510〜S511)について説明する。ステップS510では、現品置場管理手段30cが現品置場管理表30dから所定置場以外に空いている仮の現品置場を検索する。空いている仮現品置場があれば、現品置場管理表30dの仮置き欄に仮置きした旨を表す情報を記載しステップS511に進む。これにより、図18に一例を示すように、仮置きの有無が現品置場管理表30dに記録される。ステップS511では空いている仮現品置場情報をネットワーク回線経由で、倉庫出入口に設置された現品置場指示装置31に送信する。現品置場指示装置31の現品置場指示表示手段31cは、仮現品置場情報を受信し、表示装置上に置場を表示し、フォークリフト運転者に移動場所を指示する。
(11)読み取りエラー処理ステップ
本ステップ(図19のステップS407〜S408)は、実施の形態1(図10のステップS107〜S108)と同様の内容なので説明を省略する。
以上のように、現品保管場所ごとに、当該場所を識別する場所情報、および、保管されている現品を識別する現品情報を、それぞれ、前記場所タグおよび前記現品タグから読み取ることにより、保管場所ごとの空き状況を算出し、当該空き状況に基づいて移動手段により入庫された現品を保管すべき現品置場を表示する現品置場管理装置30を設けて、工場内の物流(移動)工程において、各倉庫出入口と各現品置場に設置されたリーダライタ装置と、現品(what)、場所(where、why)に貼付したICタグのID情報を用いて、リアルタイムな現品置場の状況を自動的に把握することで、フォークリフトなど現品を積載した移動手段を自動的にかつ最適な場所に誘導することが可能となる。
実施の形態5.
次にICタグから読み取ったID情報を用いた最適な梱包部品管理手法についての実施の形態を示す。図21は、このような実施の形態における構成を示す。図21において、梱包部品管理装置32は、梱包部品を管理する装置である。梱包部品管理装置32は、当該梱包部品管理装置32に内蔵されている記憶装置32aと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置との通信を制御する通信制御部32bと、コンテナやダンボールなどに貼付された現品タグから読み取ったID情報をもとに梱包部品を管理する梱包部品管理手段32cと、梱包部品管理手段32cが作成する梱包部品管理表32dとを有している。また、梱包指示装置33は、各梱包作業場所に設置され梱包作業者に対し、梱包する部品を指示する装置である。梱包指示装置33は、梱包指示装置33に内蔵されている記憶装置33aと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置との通信を制御する通信制御部33bと、梱包作業者に梱包部品を指示する梱包指示表示手段33cとを有している。梱包部品管理装置32及び梱包指示装置33共に、専用のハードウェア装置でも汎用の情報処埋装置でもどちらで構成しても構わない。
次に動作について図5、図18、図22、図23を用いて説明する。図5は実施の形態1で説明した製造ライン工程のうち梱包工程における構成を表す。図18は実施の形態4で説明した現品置場管理表、図22は梱包部品管理表、図23は梱包部品管理処理のフローチャートである。
(1)タグ情報読み取りステップ
まず梱包工程にてICタグからID情報を読み取るステップ(図23のステップS601〜S602、S606)について説明する。ステップS601では、各梱包工程を行う作業場所に設置されたリーダライタ装置8(図5)が、コンテナやタンボールなどに貼付された現品タグ18(図5)に記憶された現品情報を読み取り、ステップS602に進む。ステップS602は前記実施の形態1におけるステップS102、ステップS606は前記実施の形態1におけるステップS106と同様であるため説明を省略する。
(2)タグ情報送信ステップ
次にリーダライタ装置8で読み取った現品情報を送信するステップ(図23のステップS603)について説明する。ステップS603では、リーダライタ装置8で読み取った現品情報を、通信制御部8cを用いてネットワーク回線経由で梱包部品管理装置32に送信し、ステップS604に進む。
(3)梱包部品検索ステップ
次に現品情報から梱包する部品を検索するステップ(図23のステップS604)について説明する。ステップS604では、梱包部品管理手段32cはリーダライタ装置8から送信された現品情報から梱包部品ID情報を読み出し、梱包部品管理表32dの梱包部品欄に記載する。更にネットワーク回線経由で現品置場管理装置30に記憶された現品置場管理表30dから、梱包する部品の所在を確認し、梱包部品管理表32dの場所欄に記載しステップS605に進む。これにより、図22に一例を示すように、現品名(梱包部品名)と現品置場とが梱包部品管理表32dに記録される。尚、現品タグの記憶容量が十分に確保できない場合は、現品タグには現品ID情報のみ記憶し、現品IDに対応した梱包部品ID情報を情報処理装置側に持たせても良い。
(4)梱包内容指示ステップ
次に梱包する部品を梱包作業者に指示するステップ(図23のステップS605)について説明する。ステップS605では、梱包部品管理手段32cが梱包部品管理表に記載された梱包部品情報をネットワーク回線経由で、各梱包工程作業場所に設置された梱包指示装置33に送信する。梱包指示装置33の梱包指示表示手段33cは、梱包部品情報を受信し、表示装置上に梱包部品を表示し、作業者に指示する。
(5)読み取りエラー処理ステップ
本ステップ(図23のS607〜S608)は、実施の形態1(図10のステップS107〜S108)と同様の内容なので説明を省略する。
以上のように、製品を梱包部品に梱包する場合、当該梱包部品に貼付された現品タグから読み取った現品情報をもとに、梱包する製品を検索し、製品の種類と保管場所とを表示する梱包物品管理装置32を設けて、工場内の梱包工程において、各梱包作業場所と各現品置場に設置されたリーダライタ装置と、現品(what)、場所(where、why)に貼付したICタグのID情報を用いて、梱包する部品の種類と置場所を自動的に把握し作業者に適切な指示を出すことで、欠品や誤発送を防ぐことが可能となる。
実施の形態6.
本実施の形態においては、梱包部品管理(梱包部品情報をタグに持たせた場合)について説明する。上述の実施の形態5では、コンテナやダンボールとこれらに梱包する部品との親子関係を表す梱包部品情報を、ネットワーク回線に接続された情報機器側に持たせた。実施の形態6では、製品構成に基づくこの梱包部品情報をコンテナやダンボールに貼付した現品タグに持たせることで梱包部品の管理を実現する。
図24および図26はこのような実施の形態における構成を示す。図24において、梱包部品管理装置40は、梱包部品情報をコンテナやダンボールに貼付された現品タグに登録する装置である。梱包部品管理装置40は、当該梱包部品管理装置40に内蔵されている記憶装置40aと、ネットワーク回線に接続された情報処理装置やリーダライタ装置との通信を制御する通信制御部40bと、コンテナやダンボールなどに貼付された現品タグに梱包部品情報をネットワーク経由で接続されたリーダライタ装置を経由して書き込む梱包部品管理手段40cと、梱包部品情報と各部品のID情報を記録した製品構成情報40dとを有している。梱包部品管理装置40は、専用のハードウェア装置でも汎用の情報処理装置でもどちらで構成しても構わない。図26において、リーダライタ装置41は、ICタグに記憶されるID情報を読み書きする携帯型の装置である。リーダライタ装置41は、アンテナ経由でICタグに対しリードライト制御を行うIDリードライト部41aと、ICタグから読み取ったID情報を表示する表示部41bと有している。また、アンテナ42は、リーダライタ装置41に接続されて、IDリードライト部41aの制御下でICタグ間との電波送受信を行う。また、現品タグ43が、コンテナやダンボールに貼付されている。現品タグ43に記憶されている内容44は、図26に示すように、タグID、製品ID、梱包部品情報(梱包部品名称)である。
次に動作について図5、図25、図27を用いて説明する。図5は実施の形態1で説明した製造ライン工程のうち梱包工程における構成を表す。図25は製品構成情報、図27は梱包部品管理処理のフローチャートである。
(1)製品構成情報作成ステップ
まず製品構成情報を作成するステップ(図27のステップS701)について説明する。ステップS701において、管理者は、各製品構成に基づいて、コンテナやダンボールに梱包する部品の名称とID情報とを、梱包部品管理装置40の記憶装置40aに記憶される製品構成情報40dを作成し、ステップS702に進む。図25に製品構成情報の一例を示す。図25の例においては、製品Aには、梱包部品A,B,Cが含まれており、さらに、梱包部品Cには、梱包部品D,Eが含まれている。
(2)タグ書き込み情報送信ステップ
次に梱包工程においてコンテナやダンボールに貼付された現品タグに書き込む梱包部品情報をリーダライタ装置に送信するステップ(図27のステップS702)について説明する。ステップS702では、梱包部品管理装置40は、各コンテナまたはダンボールに貼付された現品タグ43に書き込む梱包部品情報を製品構成情報40dから読み出し、ネットワーク回線経由で、梱包工程現場に設置されたリーダライタ装置8に送信し、ステップS703に進む。
(3)タグ情報書き込みステップ
次に梱包工程においてコンテナやダンボールに貼付された現品タグに梱包部品情報を書き込むステップ(図27のステップS703)について説明する。ステップS703では、梱包部品管理装置40から送信された梱包部品情報を受信し、この梱包部品情報を、コンテナやダンボールに貼付された現品タグ43に書き込み、ステップS704に進む。図26に示すように、現品タグに書き込まれた梱包部品情報の内容44の一例を表す。
(4)タグ情報読み取りステップ
次に梱包工程においてコンテナやダンボールに貼付された現品タグから梱包部品情報を読み取るステップ(図27のステップS704)について説明する。ステップS704では、梱包作業者は携帯型リーダライタ装置41を用いて、コンテナやダンボールに貼付された現品タグから梱包部品情報を読み取り、ステップS705に進む。
(5)梱包内容表示ステップ
次に梱包工程においてコンテナやダンボールに貼付された現品タグから読み取った梱包部品情報を表示するステップ(図27のステップS705)について説明する。ステップS705では、携帯型リーダライタ装置41の表示部41bは、コンテナやダンボールに貼付された現品タグから読み取った梱包部品情報を表示し、梱包作業者はこの梱包部品情報を見て対応する部品を梱包する。
以上のように工場内の梱包工程において、製品構成に基づいた梱包部品情報を、コンテナやダンポールに貼付された現品タグに記録し、この梱包部品情報を梱包作業者が読み取ることで、正確な梱包を行うことができ、欠品や誤発送を防ぐことが可能となる。
なお、上述の実施の形態1〜6で示したICタグとしては、リーダライタ装置により非接触で情報の読み書きが行える可搬式の磁気記憶媒体であれば任意のものを使用することが可能であるが、中距離(2〜10m程度)での精度の高い無線通信が可能なRFIDタグ(Radio Frequency Identification tag)を使用することが最も望ましい。
また、この発明の製造管理システムは、工場で生産される任意の製品に適用することが可能であることは言うまでもないが、例えば、エレベーター装置等のような製品構成(ファミリーツリー)情報の親部品と子部品の関係が客先オーダ毎に異なる個別受注オーダ製品等に適用すれば、その親と子の関係情報を梱包部品管理装置等の情報処理機器または親の現品タグ情報内に記憶させておき、コンテナやダンボールなどへの梱包の際に当該梱包材への混載すべき部品の特定を効率よく行えるので、作業者が関係帳票をめくってオーダを探し確認作業をする必要がなくなり、エレベーター建設材料等の品揃え確認が、梱包が完了した段階で、人手を介さずに一括して自動で可能となり、より有効である。
この発明の製造管理システムにおける製造工程の概略を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける製造工程における入出荷工程を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける製造工程における入出庫工程(入庫工程および出庫工程)を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける製造工程における入出庫工程(保管工程)を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける製造工程における製造ライン工程を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける製造履歴管理装置を示した構成図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける各ICタグが記憶する情報を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける製造履歴管理表を示した構成図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおけるエラーログを示した構成図である。 この発明の実施の形態1に係る製造管理システムにおける製造履歴管理処理の流れを示した流れ図である。 この発明の実施の形態2に係る製造管理システムにおける工程進捗管理装置および作業指示装置を示した構成図である。 この発明の実施の形態2に係る製造管理システムにおける工程進捗管理表を示した説明図である。 この発明の実施の形態2に係る製造管理システムにおける工程進捗管理処理の流れを示した流れ図である。 この発明の実施の形態3に係る製造管理システムの構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態3に係る製造管理システムにおける障害部品製造履歴表を示した構成図である。 この発明の実施の形態3に係る製造管理システムにおける障害情報管理処理の流れを示した構成図である。 この発明の実施の形態4に係る製造管理システムの構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態4に係る製造管理システムにおける現場置場管理表を示した説明図である。 この発明の実施の形態4に係る製造管理システムにおける現場置場管理表の作成・更新処理の流れを示した流れ図である。 この発明の実施の形態4に係る製造管理システムにおける現品置場管理処理の流れを示した流れ図である。 この発明の実施の形態5に係る製造管理システムの構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態5に係る製造管理システムにおける梱包部品管理表を示した構成図である。 この発明の実施の形態5に係る製造管理システムにおける梱包部品管理処理の流れを示した流れ図である。 この発明の実施の形態6に係る製造管理システムの構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態6に係る製造管理システムにおける製品構成情報を示した説明図である。 この発明の実施の形態6に係る製造管理システムの構成を示した構成図である。 この発明の実施の形態6に係る製造管理システムにおける梱包部品管理処理の流れを示した流れ図である。
符号の説明
1 入出荷工程、1a 入荷工程、1b 出荷工程、2 入出庫工程、2a 入庫工程、2b 保管工程、2c 出庫工程、3 製造ライン工程、3a 加工工程、3b 組立工程、3c 検査工程、3d 梱包工程、4,10,14,16,21 場所タグ、5,11,17,23 作業者タグ、6,12,15,18,20,27,43 現品タグ、7,13,22 移動手段タグ、8,28,41 リーダライタ装置、8a,28a,41a IDリードライト部、8b 時刻管理部、8c,28b 通信制御部、9,29,42 アンテナ、19 製造履歴管理装置、19a,24a,25a,26a,30a,31a,32a,33a,40a 記憶装置、19b,24b,25b,26b,30b,31b,32b,33b,40b 通信制御装置、19c 製造履歴管理手段、19d 製造履歴管理表、19e 読み取りエラーログ、24 工程進捗管理装置、24c 工程進捗管理手段、24d 工程進捗管理表、25 作業指示装置、25c 作業指示表示手段、26 障害情報管理装置、26c 障害情報管理手段、26d 障害部品製造履歴表、30 現品置場管理装置、30c 現品置場管理手段、30d 現品置場管理表、31 現品置場指示装置、31c 現品置場指示表示手段、32 梱包部品管理装置、32c 梱包部品管理手段、32d 梱包部品管理表、33 梱包指示装置、33c 梱包指示表示手段、40 梱包部品管理装置、40c 梱包部品管理手段、40d 製品構成情報、41b 表示部、44 内容。

Claims (8)

  1. 工場で製造される製品を構成する部品およびそれらを梱包する梱包部品である現品に貼付されて、当該現品を識別するための現品情報を記憶した現品タグと、
    工場内の複数の場所に貼付されて、当該場所を識別するための場所情報を記憶した場所タグと、
    前記現品を搬送する移動手段に貼付されて、当該移動手段を識別するための移動手段情報を記憶した移動手段タグと、
    作業者に携帯されて、当該作業者を識別するための作業者情報を記憶した作業者タグと、
    工場内に設置されて、前記現品タグ、前記場所タグ、前記移動手段タグおよび前記作業者タグの各タグに対して情報の読み書きを行う1以上のリーダライタ装置と、
    前記リーダライタ装置とネットワーク経由で接続され、前記リーダライタ装置が読み取った情報を一元的に管理するタグ情報管理手段と
    を備えたことを特徴とする製造管理システム。
  2. 工場内の複数の場所に貼付されて、当該場所において行われる作業目的を識別するための目的情報を記憶した目的タグをさらに備え、
    前記各タグは、前記目的タグを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の製造管理システム。
  3. 前記リーダライタ装置が前記各タグに対して情報の読み書きを行った時刻を時刻情報として記憶し、前記タグ情報管理手段に当該時刻情報を送信する時刻記憶送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の製造管理システム。
  4. 前記タグ情報管理手段は、
    製造工程ごとに作業対象の現品を識別する現品情報、作業を行う場所を識別する場所情報、現品の移動手段を識別する移動手段情報、作業者を識別する作業者情報、および、作業実施時間を識別する作業時間情報を、それぞれ、前記現品タグ、前記場所タグ、前記移動手段タグ、前記作業者タグおよび前記時刻記憶送信手段から読み取り、管理対象となる現品ごとに製造履歴を作成して管理する製造履歴管理手段
    を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の製造管理システム。
  5. 前記タグ情報管理手段は、
    製造工程ごとに作業対象の現品を識別する現品情報、作業を行う場所を識別する場所情報、作業実施時間を識別する作業時間情報を、それぞれ、前記現品タグ、前記場所タグ、および、前記時刻記憶送信手段から読み取り、管理対象となる現品ごとに実作業時間を算出し、標準作業時間と実作業時間とを比較することにより工程遅れの発生を監視し、工程遅れ発生時には復旧指示を出力する工程進捗管理手段
    を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の製造管理システム。
  6. 前記タグ情報管理手段は、
    製品に障害が発生した場合、当該製品の部品に貼付された現品タグから読み取った現品情報をもとに、前記製造履歴管理手段が管理する製造履歴から該当する部品の製造履歴情報を検索し、検索された製造履歴情報を提示する品質管理手段
    を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の製造管理システム。
  7. 前記タグ情報管理手段は、
    現品保管場所ごとに、当該場所を識別する場所情報、および、保管されている現品を識別する現品情報を、それぞれ、前記場所タグおよび前記現品タグから読み取り、現品ごとに予め登録されている所定置場と読み取った場所情報とを比較することにより、保管場所ごとの空き状況を算出し、当該空き状況に基づいて、前記移動手段により入庫された現品を保管すべき現品置場を検索して表示する現品置場管理手段
    を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の製造管理システム。
  8. 前記タグ情報管理手段は、
    製品を梱包部品に梱包する場合、当該梱包部品に貼付された現品タグから読み取った現品情報をもとに、梱包する製品を検索し、製品の種類と保管場所とを表示する梱包物品管理手段
    を有することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の製造管理システム。
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