JP2007328440A - 情報中継収集システム - Google Patents

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Abstract

【課題】作業工程間で材料・部品、半完成品、完成品などを入れて運ぶ通い箱に非接触で情報の書き込みと読み出しが可能なデータキャリアを固定的に取り付け、データキャリアの再利用を可能とするとともに各作業工程における着脱の手間と間違えを無くし、各作業工程において材料・部品、半完成品などの情報および製造条件・状態情報をデータキャリアで引き継ぎながら完成品の履歴情報とする情報中継収集システムを提供する。
【解決手段】作業台(100)対応に1つの製造履歴情報中継収集装置110と、製造状態・条件入力装置120と、表示装置130と、通い箱設置ラック140,142の所定の側面に固定的に取り付けられたデータキャリア読込/書込装置150,152と、前作業工程(180)側および次作業工程(190)側の通い箱160,162の所定の側面に固定的に取り付けられたデータキャリア170,172とを備えている。
【選択図】図1A

Description

本発明は、非接触で書き込みと読み出しが可能なデータキャリアを通い箱に固定的に取り付け、各作業工程において材料・部品、半完成品などの情報および製造条件・状態情報をデータキャリアで引き継ぎながら完成品の履歴情報とする情報中継収集システムに関するものである。
近年、製品のトレーサビリティに対する要求が高まり、製造現場においても製品を構成する部品とそれらの製造又は品質情報を関連付けて履歴管理し、不具合発生時の迅速な対応(1次的又は恒久の対策)のために不具合が影響される部品または製品ロットおよび不具合原因の特定が図れるトレーサビリティシステムが要求されている。
このような製造に関わる情報を収集する方法としては、従来、各作業工程において伝票、管理表などの紙情報に作業者が記入して管理したり、作業者が情報入力端末から情報を入力して生産管理システムなどへ渡したりする方法などが採られている。つい最近では、非接触で情報の書込みと読出しが可能なICタグなどを用いて、それらを応用したシステムが提案されている。この方法で、製品を構成するすべての部品ロット情報などを細かく管理しようとすると、ICタグを部品毎に取り付けなければならない。しかし、部品によってはサイズが小さかったり、取り付けると製造に支障をきたしたり、製品機能に問題が発生したりするため、ICタグをすべての部品毎に取り付けることは困難である。また、部品毎に取り付けると手間やコストが膨大なものとなる。
それを回避するための技術として、下記特許文献1及び特許文献2では、部品を入れる搬送容器(通い箱)にICタグ等のデータキャリアを取り付ける方法が提案されている。また下記特許文献3では、各工程に置かれた工程管理装置と生産ライン全体を管理する管理装置との間を疎結合による通信を行いながら生産管理を行うシステムが提案されている。また下記特許文献4では、製品の生産管理に必要な記録を生産工程内の加工製品に表示して流すとともに表示した記録を製品に添付した電子タグに書込み、梱包後の中間製品ないし最終製品に表示された項目の記録の確認は、電子タグに書き込まれている記録の呼び出しによって行い、製品梱包後においても最初に製品に添付した電子タグをそのまま継続して使用する方法が提案されている。
特開2001−100830号公報 特開2005−18797号公報 特開平07−287729号公報 特開2004−192161号公報
しかしながら上記特許文献1に記載された従来技術では、単一の容器(ICタグ)が一連の作業工程を流れていく方法となっており、作業工程の分岐や合流などがある場合は対応できない。また、最終出荷工程でICタグを取り外しライブラリに保管するため、最低でも生産製品個数分のICタグが必要となり、保管場所の問題やコストがかかるという問題がある。
また上記特許文献2に記載された従来技術では、作業工程の分岐のために次作業工程へ渡す情報を転記したICタグを次作業工程のロット毎に準備する方法を提案している。しかし、この方法では各作業工程で容器類(通い箱)にこの複製したICタグを取り付けることになるため、手間がかかる上に間違えも発生する可能性があるという問題がある。
また上記特許文献3に記載された従来技術では、生産対象物に付設したIDタグに生産ラインの先頭でスケジュールデータを格納し、各工程に置かれた工程管理装置はコンベアで搬送された生産対象物に付設されたIDタグから自工程に関わるデータを読出し、該データを使って自工程で加工するとともに作業実績を収集して個別情報を作成して全体を管理する管理装置に送信する方法を提案している。しかしながらこの方法では生産対象物にIDタグが付設された状態で製品が管理されるため生産対象物分のICタグが必要となり、コストがかかるという問題がある。
また上記特許文献4に記載された従来技術では、製品の生産管理に必要な記録を生産工程内の加工製品に表示して流すとともに表示した記録を製品に添付した電子タグに書込み、梱包後の中間製品ないし最終製品に表示された項目の記録の確認は、電子タグに書き込まれている記録の呼び出しによって行い、製品梱包後においても最初に製品に添付した電子タグをそのまま継続して使用する方法を提案している。しかしながらこの方法では梱包後の電子タグはそのままはい切りとなり、再利用ができないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、作業工程間で材料・部品、半完成品、完成品などを入れて運ぶ通い箱に非接触で情報の書き込みと読み出しが可能なデータキャリアを固定的に取り付け、データキャリアの再利用を可能とするとともに各作業工程における着脱の手間と間違えを無くし、各作業工程において材料・部品、半完成品などの情報および製造条件・状態情報をデータキャリアで引き継ぎながら完成品の履歴情報とする情報中継収集システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明の情報中継収集システムは、作業工程間で材料・部品、半完成品、完成品などを入れて運ぶ通い箱と、該通い箱に固定的に取り付けられ、非接触で情報の書込みと読出しが可能なデータキャリアと、作業工程ごとに設置され作業を行うための作業台と、該作業台の近傍に配置され前記通い箱を収納する通い箱設置ラックと、該通い箱設置ラックに固定的に取り付けられ前記データキャリアの情報を読み出し/書き込みするデータキャリア読込/書込装置と、現作業工程における製造の状態や条件を収集/入力する製造状態・条件入力装置と、前作業工程から送られてきた1つ以上の前記通い箱の前記データキャリアに蓄積されている前作業工程までの製造に関する情報を前記データキャリア読込/書込装置で読み出し、現作業工程で製造された半完成品または完成品を次作業工程へ搬送する前記通い箱の前記データキャリアに前作業工程までの製造に関する情報および前記製造状態・条件入力装置により取り込んだ現作業工程の製造に関する情報を前記データキャリア読込/書込装置から書き込む製造履歴情報中継収集装置と、を備えていることを特徴とする。
本発明の情報中継収集システムによれば、製造履歴情報を蓄積するデータキャリアの着脱の手間と間違えを無くすことが可能となり、さらにデータキャリアの再利用が図れるため運用コストの低減が可能となる。
また、通い箱設置ラックに通い箱を収納するだけで、各作業工程における材料・部品、半完成品などの情報および製造条件・状態情報をデータキャリアで引き継ぎながら完成品の履歴情報を得ることができるので、データキャリアの着脱の手間と間違えを無くすことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1Aは、本発明の実施形態に係る製品製造一工程における情報中継収集システムの構成を示すブロック図である。図1Aにおいて本発明の実施形態に係る情報中継収集システムは、作業台(100)対応に1つの製造履歴情報中継収集装置110を有し、さらに本発明の実施形態に係る情報中継収集システムは、製造状態・条件入力装置120と、表示装置130と、通い箱設置ラック140,142の所定の側面に固定的に取り付けられたデータキャリア読込/書込装置150,152と、前作業工程(180)側および次作業工程(190)側の通い箱160,162の所定の側面に固定的に取り付けられたデータキャリア170,172と、図示していないが前作業工程(180)側の通い箱(An)を搬送する搬送路と、次作業工程(190)側の通い箱(Bn)を搬送する搬送路と、を備えて構成されている。
上記において、通い箱160,162は、作業工程間で材料・部品、半完成品、完成品などを入れて運ぶ筐体であり、通い箱160,162には、非接触で情報の書き込みと読み出しが可能なデータキャリア170,172が固定的に取り付けられている。また通い箱設置ラック140,142は、通い箱160,162を通い箱設置ラック140,142内に収納することが可能で、通い箱160,162を収納した状態でデータキャリア170,172との間でデータの読み書きが可能となるデータキャリア読込/書込装置150,152が固定的に取り付けられている。データキャリア170,172は、非接触で情報の書き込みと読み出しが可能で、かつ情報が蓄積できるICタグやICカードなどで構成されている。データキャリア読込/書込装置150,152は製造履歴情報中継収集装置110に接続されており、製造履歴情報中継収集装置110の指示のもとにデータキャリア170,172に対してデータの読み書きを実行する。
製造状態・条件入力装置120は、バーコード読取装置、OCR(光学式文字読取装置)、キーボード、および現作業工程で製造作業に関与する作業者コードを非接触で読取るRFID等の読取り装置、設備・機器の作動状態を取り込むセンサ、各種計測器などで構成され、製造履歴情報中継収集装置110に接続されている。そして誰がどの設備・機器を使用してどんな状態で作業したかを製造履歴情報中継収集装置110に入力できるようにする。
表示装置130は、現作業工程において取り扱っている部品等に関する情報、製造履歴情報、および次作業工程190へ送る通い箱162に取り付けられたデータキャリア172に書き込む情報を表示する装置であり、作業者が表示された内容を視覚的に確認できるようにするものである。
製造履歴情報中継収集装置110は、現作業工程に関連して、受入伝票もしくは供給元で材料・部品に付けられたバーコード情報を製造状態・条件入力装置120で読み取るか、または供給元で材料・部品に付けられたデータキャリア170の情報をデータキャリア読込/書込装置150で読み取るか、のいずれかを介して入力データを得るとともに、読み取った入力データをそのまま次作業工程190へ材料・部品を搬送する通い箱162のデータキャリア172にデータキャリア読込/書込装置152から書き込み、さらに、現作業工程で付加される製造に関する情報を次作業工程190へ材料・部品を搬送する通い箱162のデータキャリア172にデータキャリア読込/書込装置152から書き込む。これにより次作業工程190へ材料・部品を搬送する通い箱162のデータキャリア172には、受入検査した材料・部品の型式、名称、製造ロットNo.等の情報の外に、現作業工程における製造に関する情報が付加される。このように製造履歴情報中継収集装置は情報を処理する情報処理装置の機能を有しているといえる。
図1Bは、本発明の実施形態に係る通い箱及び通い箱設置ラックの構成並びに相互関係を示すブロック図である。図1Bにおいて、通い箱設置ラック140の所定の側面にはデータキャリア読込/書込装置150が固定的に取り付けられ、また、通い箱160の所定の側面にはデータキャリア170が固定的に取り付けられ、通い箱160に取り付けられたデータキャリア170が通い箱設置ラック140のデータキャリア読込/書込装置150に対向するよう通い箱160は通い箱設置ラック140内に収納される。このように本実施形態では通い箱設置ラック140に通い箱160を収納するだけでデータキャリア読込/書込装置150によって通い箱160に固定的に取り付けられたデータキャリア170に対してデータの読み書きを行うことができる。なおデータキャリア読込/書込装置150は製造履歴情報中継収集装置110にケーブル等により接続されている。
図1A及び図1Bを用いて本発明の実施形態に係る情報中継収集システムの動作を説明する。まず、製品製造工程の前段階にある材料・部品の受入工程において、製造履歴情報中継収集装置110を使用して次作業工程(本来の製品製造工程)190へ材料・部品を搬送する通い箱162のデータキャリア172に受入検査した材料・部品の型式、名称、製造ロットNo.等の情報を書き込む。これらの情報は受入伝票もしくは供給元で材料・部品に付けられたデータキャリア170やバーコードの情報を基に製造状態・条件入力装置120やデータキャリア読込/書込装置150を使用して製造履歴情報中継収集装置110に取り込まれるものである。また部品受入システムが導入されていれば、部品受入システムから通信で取得することも可能である。本明細書では、製品製造工程および材料・部品の受入工程を含めて、「作業工程」と総称する。
製造状態・条件入力装置120は、バーコード読取装置、OCR、キーボード、および現作業工程で製造作業に関与する作業者コードを非接触で読取るRFID等の読取り装置、設備・機器の作動状態を取り込むセンサ、各種計測器などで構成されており、これらの装置を使って、誰がどの設備・機器を使用してどんな状態で作業したかの入力が可能となる。製品製造工程から空になって受入工程に戻ってきた通い箱160は再利用され、新たな材料・部品を入れ、その通い箱160に固定的取り付けられているデータキャリア170には新たに入れられた材料・部品情報が上書きされる。つまりデータキャリア170は通い箱160と同じように再利用される。
製造履歴情報中継収集装置110は、各作業工程の作業台(100)ごとに設置されており、前作業工程180から送られてきた通い箱160が作業台(100)付近の定位置、本例では通い箱設置用ラック140内、に置かれると、通い箱160に取り付けられたデータキャリア170に蓄積されている前作業工程180までの製造に関する情報を読み出す。また製造履歴情報中継収集装置110は、製造状態・条件入力装置120から現作業工程における製造の状態や条件など製造に関する情報を収集する。製造履歴情報中継収集装置110が上記各情報を自動的に読み出す/収集する方法としては、通い箱160,162の通い箱設置ラック140,142への収納を検知するリミットスイッチ等のトリガで行う方法、製造履歴情報中継収集装置(110)自身に備えるタイマによって定周期で起動する方法、センサなどで状変を検知したら起動する方法などが採用できる。
次に、製造履歴情報中継収集装置110は、製造状態・条件入力装置120から読み込んだ情報を、現作業工程で製造された半完成品または完成品を入れる次作業工程190へ搬送する通い箱162に取り付けられているデータキャリア172に書き込む。ここでも、受入工程と同様に、次作業工程から空になって戻ってきた通い箱162は再利用され、当該通い箱162に新たな部品もしくは現作業工程で製造された半完成品または完成品を入れ、その通い箱162に固定的に取り付けられているデータキャリア172に現作業工程における製造に関する情報を上書きする。つまりデータキャリア172は通い箱162と同じように再利用される。
上記において、現作業工程において取り扱っている部品情報、製造履歴情報、および次作業工程190へ送る通い箱162に取り付けられたデータキャリア172に書き込む情報は表示装置130に表示され、作業者が表示装置130の表示内容を見て各情報を確認する。
以上の説明から明らかなように本発明の情報中継収集システムによれば、データキャリアの着脱の手間と間違えを無くすことが可能となり、さらにデータキャリアの再利用が図れるため運用コストの低減が可能となる。
また、現作業工程において取り扱っている部品情報、製造履歴情報、および次作業工程へ送る通い箱に取り付けられたデータキャリアに書き込む情報を作業者が視覚的に確認することができるため、部品等の取違えを無くすことが可能となる。
また手作業で部品等をマウントする場合、従来はバーコードなどで作業内容を確認させる作業が付随し作業本来の手順から一旦離れなければならないが、本実施形態における作業工程では通い箱をラックに入れたままでどのロットの部品を使って組み立てたかを本来の作業中に入力/確認することができる。
図2は、本発明の実施形態に係る製品製造一工程における情報中継収集システムの他の構成を示すブロック図である。本実施形態における情報中継収集システムの他の構成は、作業を行うための作業台を現作業工程内に複数設置して同一の作業を複数箇所で行えるようにすると共に作業台に対応して製造履歴情報中継収集装置をそれぞれ設置して、増産等の生産計画の変更に応じて現作業工程における作業数を増やせるよう構成したものである。
すなわち製品を増産するために生産計画を変更し、作業を行うための作業台101,102を現作業工程内に複数設置して同一の作業を複数箇所で行えるようにした場合、図2に示すように前作業工程180から送られてくる通い箱160に固定的に取り付けられたデータキャリア170に前作業工程までの製造に関する情報が書き込まれているため、製造履歴情報中継収集装置111,112は各作業台における製造に関する情報の引継ぎのみ意識すれば良いことになる。よって、作業台を増やしたり減らしたりして構成を変更した場合でも、作業工程の全体構成を意識することなく製造履歴情報中継収集装置の追加、削除が可能となるため、生産計画の変更に容易に対応できる。
図3は、本発明の実施形態に係る情報中継収集システムにおける次作業工程側通い箱のデータキャリアに持たせるデータ構造を示す図である。図3において次作業工程側通い箱のデータキャリアに持たせるデータ構造としては、図1にも示した前作業工程(前作業工程1〜n)180側の通い箱(A1〜An)160のデータキャリア170に蓄積された製造履歴情報を次作業工程190側の通い箱(B1)162のデータキャリア172内に複写する工程が入るため、作業工程を一意に特定するための作業工程コード201とその作業に関わった作業台を一意に特定する作業台No.202に紐付けてデータを管理する構造を持つ。その上で、各通い箱(B1、A1〜An)に対して、それぞれの通い箱設置用ラック142,140に設置した時刻203,・・,206、取外した時刻204,・・,207をデータとして付加して持たせる。
次いで、次作業工程190側の通い箱(B1)162に入れる半完成品の情報(すなわち、ロットNo.、設備情報、作業者情報など)205,・・,208も同様に、次作業工程190側の通い箱(B1)162のデータキャリア172内にデータとして蓄積していく。本実施形態では各作業工程における次作業工程側通い箱のデータキャリアに上述のようなデータ構造を持たせるようにして最終作業工程に向かわせるものである。
また、各作業工程では表示装置130へ現状において通い箱設置用ラック140,142に設置されている通い箱160,162のデータキャリア170,172の内容を表形式、またはブロック形式で通い箱単位に表示する。これによって、作業者はどの部品を使ってどの製品(半完成品)の製造作業をしているかを認識することが可能となる。
図4は、本発明の実施形態に係る製品製造全工程における情報中継収集システムの構成を示すブロック図である。
図1A及び図2で示した製品製造一工程における情報中継収集システムではデータキャリアによる情報引継ぎ処理を各作業工程(第1作業工程,第2作業工程,・・・)10,20,・・で繰り返して、最終作業工程30でのみそれまで蓄積されてきた前作業工程までの製造に関する情報を最終作業工程30に置かれた製造履歴情報中継収集装置31から製造履歴情報などを管理する他の情報処理装置(データ管理サーバなど他の情報処理装置)50にLAN等のネットワーク42を介して送信する。この場合において、図4に示されているように、例えば前作業工程10から搬送された通い箱に対して現作業工程20における作業を行って半完成品または完成品として次作業工程に搬送する通い箱に入れるとともに、別工程60から搬送されてきた通い箱に対しても現作業工程20における作業を行って半完成品または完成品として次作業工程に搬送する通い箱に製造された半完成品または完成品を入れる。それと同時に製造に関わる情報を次作業工程に移送する通い箱のデータキャリアに書き込んで次作業工程に通い箱を搬送する。このように少なくとも複数の作業工程20,30においては通い箱の集中が行われるため、融通性に長けた製造工程を組むことができる。なお図示していないが、次作業工程への通い箱の搬送に際しては別工程に分岐することも可能であることはいうまでもない。
以上の説明から明らかなように本発明の情報中継収集システムによれば、最終作業工程(通常は出荷工程)で一括してデータ管理サーバなどの他の情報処理装置にネットワークを介して送信する形態を採るので、各作業工程での製造履歴情報中継収集装置と他の情報処理装置とのLAN等のネットワーク接続は不要となり、LAN等のネットワークの設置が困難な製品製造工程を余儀なくされる製造現場における製造履歴情報の中継収集には特に有効である。また通い箱を集中/分岐して製品製造工程を管理できるため、製品製造のトレーサビリティに優れるばかりでなく融通性に長けた製造工程を組むことができる。
図5は、本発明の実施形態に係る製品製造全工程における情報中継収集システムの他の構成を示すブロック図である。図4の情報中継収集システムの構成と異なる点は、LAN等のネットワークの設置が可能な製品製造工程を組める製造現場において各作業工程で中継収集される製造履歴情報を製造履歴情報中継収集装置からLAN等のネットワークを介して製造履歴情報を管理する他の情報処理装置(データ管理サーバなど)にリアルタイム送信できるようにしたことである。
図1A及び図2で示した製品製造一工程における情報中継収集システムではデータキャリアによる情報引継ぎ処理を各作業工程(第1作業工程,第2作業工程,・・・)10,20,・・で繰り返すことで、前作業工程までの製造に関する情報を引き継ぎながら最終作業工程(通常は出荷工程)30に到達する。これらの製造に関する情報は、各作業工程に置かれた製造履歴情報中継収集装置11,21,・・,31からLAN等のネットワーク41を介して製造履歴情報などを管理する他の情報処理装置(データ管理サーバなど他の情報処理装置)50に送信する。データ管理サーバなどの他の情報処理装置50は、送信されてきた各作業工程10,20,・・に置かれた製造履歴情報中継収集装置11,21,・・,31からの製造履歴情報などを最終製品に付けられる製造番号と紐付けて管理する。この場合において、図5に示されているように、例えば前作業工程10から搬送された通い箱に対して現作業工程20における作業を行って半完成品または完成品として次作業工程に搬送する通い箱に入れるとともに、別工程60から搬送されてきた通い箱に対しても現作業工程20における作業を行って半完成品または完成品として次作業工程に搬送する通い箱に製造された半完成品または完成品を入れる。それと同時に製造に関わる情報をリアルタイムで製造履歴情報などを管理するデータ管理サーバなどの他の情報処理装置50に送信し且つ次作業工程に移送する通い箱のデータキャリアに書き込んで次作業工程に通い箱を搬送する。このように各作業工程10,20,・・,30に置かれた製造履歴情報中継収集装置11,21,・・,31からデータ管理サーバなどの他の情報処理装置50にリアルタイムで製造に関わる情報が送信されるため迅速対応が可能なトレーサビリティ管理と生産管理を行うことができるとともに、少なくとも複数の作業工程20,30においては通い箱の集中が行われるため、融通性に長けた製造工程を組むことができる。なお図示していないが、次作業工程への通い箱の搬送に際しては別工程に分岐することも可能であることはいうまでもない。
以上の説明から明らかなように本発明の他の情報中継収集システムによれば、各作業工程で前作業工程または別工程から持ち込まれた製造に関する情報、および次作業工程へ搬送する通い箱のデータキャリアに新たに書き込む現作業工程の製造に関する情報をデータ管理サーバなどの他の情報処理装置(部品受入システム、生産管理システム、製造履歴情報管理データベースなどを含む)に送信することで、製造履歴情報の共有化が図れるため、情報収集処理のための設備の重複を無くすことが可能となる。なお本情報中継収集システムは、各作業工程に置かれた製造履歴情報中継収集装置からLAN等のネットワークを介して製造履歴情報などを管理する他の情報処理装置(データ管理サーバなど他の情報処理装置)に送信するばかりでなく、他の情報処理装置、例えば、部品受入システム、生産管理システム、から各作業工程に置かれた製造履歴情報中継収集装置に最適なタイミングで指示情報を受信することもできる。
本発明の実施形態に係る製品製造一工程における情報中継収集システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る通い箱及び通い箱設置ラックの構成並びに相互関係を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る製品製造一工程における情報中継収集システムの他の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る情報中継収集システムにおける次作業工程側通い箱のデータキャリアに持たせるデータ構造を示す図である。 本発明の実施形態に係る製品製造全工程における情報中継収集システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る製品製造全工程における情報中継収集システムの他の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 第1作業工程
11 製造履歴情報中継装置
20 第2作業工程
21 製造履歴情報中継装置
30 最終作業工程
31 製造履歴情報中継装置
41、42 ネットワーク(LAN)
50 他の情報処理装置
60、70 別工程
100 現作業工程作業台
101 第1の作業台
102 第2の作業台
100 現作業工程作業台
110 製造履歴情報中継装置
120 製造状態・条件入力装置
130 表示装置
140 通い箱設置ラック
150 データキャリア読込/書込装置
160 通い箱
170 データキャリア
180 前作業工程
190 次作業工程

Claims (7)

  1. 作業工程間で材料・部品、半完成品、完成品などを入れて運ぶ通い箱と、該通い箱に固定的に取り付けられ、非接触で情報の書込みと読出しが可能なデータキャリアと、作業工程ごとに設置され作業を行うための作業台と、該作業台の近傍に配置され前記通い箱を収納する通い箱設置ラックと、該通い箱設置ラックに固定的に取り付けられ前記データキャリアの情報を読み出し/書き込みするデータキャリア読込/書込装置と、現作業工程における製造の状態や条件を収集/入力する製造状態・条件入力装置と、前作業工程から送られてきた1つ以上の前記通い箱の前記データキャリアに蓄積されている前作業工程までの製造に関する情報を前記データキャリア読込/書込装置で読み出し、現作業工程で製造された半完成品または完成品を次作業工程へ搬送する前記通い箱の前記データキャリアに前作業工程までの製造に関する情報および前記製造状態・条件入力装置により取り込んだ現作業工程の製造に関する情報を前記データキャリア読込/書込装置から書き込む製造履歴情報中継収集装置と、を備えていることを特徴とする情報中継収集システム。
  2. 前記通い箱設置ラックの所定の側面に前記製造履歴情報中継収集装置に接続される前記データキャリア読込/書込装置を固定的に取り付け、前記通い箱設置ラックに前記通い箱を収納するとき前記データキャリア読込/書込装置が前記データキャリアに対向するよう前記データキャリアが前記通い箱の所定の側面に固定的に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の情報中継収集システム。
  3. 前記製造状態・条件入力装置は、少なくとも、受入伝票を読取るOCR又はバーコード読取装置と、現作業工程で製造作業に関与する作業者コードを非接触で読取る読取り装置と、設備・機器の作動状態を取り込むセンサと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報中継収集システム。
  4. 前記製造履歴情報中継収集装置は、前記データキャリアから読み出した情報および前記データキャリアに書き込む情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報中継収集システム。
  5. 前記作業台を現作業工程内に複数設置して同一の作業を複数箇所で行えるようにすると共に前記作業台に対応して前記製造履歴情報中継収集装置をそれぞれ設置したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の情報中継収集システム。
  6. 複数の作業工程を経て最終作業工程で製品製造を終了する場合、最終作業工程に置かれた前記製造履歴情報中継収集装置でのみ前記通い箱の前記データキャリアに蓄積されている前作業工程までの製造に関する情報および次作業工程へ搬送する前記通い箱の前記データキャリアに新たに書き込む現作業工程の製造に関する情報を他の情報処理装置に送信することを特徴とする請求項1に記載の情報中継収集システム。
  7. 複数の作業工程を経て最終作業工程で製品製造を終了する場合、各作業工程に置かれた前記製造履歴情報中継収集装置から前記通い箱の前記データキャリアに蓄積されている前作業工程までの製造に関する情報および次作業工程へ搬送する前記通い箱の前記データキャリアに新たに書き込む現作業工程の製造に関する情報を他の情報処理装置に送信するとともに前記他の情報処理装置から製品製造に関する指示情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の情報中継収集システム。
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