JP2006004019A - トレーサビリティシステムおよび製品履歴情報管理方法ならびにターミナル - Google Patents

トレーサビリティシステムおよび製品履歴情報管理方法ならびにターミナル Download PDF

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Abstract

【課題】 従前の現品票(カンバン)を用いたまま、工程の変更に柔軟に対応できるトレーサビリティシステムを提供する。
【解決手段】 複数の工程を経て製品を生産するラインで、各工程間は部品を台車に乗せて搬送し、その台車には搬送する部品に関する部品ロットNo等を記載したカンバンが取付けられ、データの書換え可能なICカード7を取付ける。各工程には、ICカードに格納されたデータを読み書きするターミナル10を設け、格納されたデータをトレース端末装置20が収集する。ターミナルでは、そのICカードに格納された部品情報を取得し、記憶手段に格納する手段と、その工程から搬出される部品とともに搬送されるときICカードに部品情報を格納する手段を備える。トレース端末装置は、ICカードに搬出部品についての部品ロットNoと、前工程で生成された部品についての部品ロットNoを取得するとともに、データベースに格納する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、トレーサビリティシステムおよび製品履歴情報管理方法ならびにターミナルに関するもので、より具体的には、現品票(カンバン)を用いて生産管理している生産工場等に適したものである。
例えば生産工場においてある製品を製造するには、多数の部品を用いるとともに、それら部品を加工したり、組み立てたりするなどの複数の工程を経て行なわれる。各部品には、部品個々の識別番号や、ロット番号などが付されている。そこで、近年、ある製品がどのような部品から製造されたかや、逆に、ある部品はどのような処理を経てどの製品に組み込まれたかなどの履歴情報遡及(トレーサビリティ)システムによる管理が行なわれている。
一方、生産工場においては、通常の生産作業の際に、上記のトレーサビリティとは別に、予め計画した生産計画に基づき、正しい部品を正しい工程の作業エリアに搬送し、そこにおいて所定の処理を行なうといった管理が行なわれている。係る生産管理は、各種のものがあるが、その中の一例として本発明の前提とするカンバン方式を説明する。図1は、本発明の実施の形態の全体システム図であり、生産ラインの一部として前工程,自工程,後工程の3つの工程を示している。この例では、まず、前工程から自工程に部品が搬入される。自工程では、搬入された部品を用いて所定の作業を行ない、生成された新たな部品を後工程に向けて搬出する。もちろん、この3つの工程である製品を製造する場合もあれば、さらに別の工程を経て製品を製造する場合もある。
係る生産ラインにおいて、各工程で使用する部品1は、必要個数が台車2に置かれた状態で搬送される。台車2は、生産管理のために製品情報などの必要事項が記載されたカンバン5が取り付けられ、一緒に各工程の作業エリアまで搬送される。必要事項には、搬送された部品を特定するための情報であり、その部品の部品番号や、ロット番号などである。そして、各工程の作業員は、部品が搬入されてきた場合、カンバン5に記載された必要事項を見て、正規の部品が搬入されたかを確認する。
また、この搬入の際に、トレーサビリティのため、その自工程の作業エリアに用意した管理台帳に搬入された部品についての情報(部品番号,ロット番号等のカンバンに記載された事項)と搬入時刻などを手作業にて記入する。
なお、本発明の前提とするカンバン方式ではないが、IDタグを用いて生産管理をする技術としては、特許文献1に開示された者がある。
特許第3038712号
上述したように、生産管理をカンバン方式で行なっている場合、製造履歴情報(トレーサビリティ)は、もっぱら帳票類で紙情報の形態により管理していた。したがって、その製品の不具合を検討する場合には、帳票類を手めくり等にて検索する必要があるので、煩雑である。また、そもそも履歴情報を作成する処理も煩雑となるばかりでなく、効率が悪く迅速な対応ができないという問題がある。
一方、各種のIT技術を利用したトレーサビリティを実現するシステムは、種々提供されている。上述したカンバン方式で生産管理を行なっている生産工場では、カンバン方式を廃止し新たなトレーサビリティのシステムを採用するのは、作業員がなれるのに時間がかかり、好ましくない。また、カンバン方式に夜管理を残しながら、トレーサビリティのみを別のシステムを採用することは、管理をするために複数のシステムの処理を行なうことになり、生産効率の低下をきたすおそれがあるため好ましくない。
さらに、IT技術を利用したトレーサビリティでは、各工程に何かしらの情報収集端末を配置し、それら情報収集端末をLAN等のネットワークを介してホストコンピュータに接続し、そのホストコンピュータにて情報収集を行ない、トレースデータを求めることになる。しかし、生産工場内にLAN等のネットワークを配線する工事が必要となり、煩雑となるばかりでなく、コスト高を招く。さらに、工程変動にともない、配線をし直す必要もあり、さらなるコスト高を招くので好ましくない。
この発明は、従前の現品票(カンバン)を用いたままトレーサビリティの管理が行なえ、しかも、工程の変更に柔軟に対応できるトレーサビリティシステムおよび製品履歴情報管理方法ならびにターミナルを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明のトレーサビリティシステムは、複数の工程を経て製品(食品を含む)を生産する生産ラインを有し、各工程間は、各工程から搬出される部品を搬送手段に乗せて搬送し、その搬送手段には、搬送する前記部品に関する情報を記載した現品票が取り付けられるとともに、その現品票は、ある工程から搬出された部品と共に次の工程に至り、その後、元の前記ある工程に戻り次の搬出に備えるようにした生産システムにおけるトレーサビリティシステムである。そして、前記現品票にデータの書き換え可能なデータキャリアを取り付け、前記各工程には、前記データキャリアに格納されたデータを読み書きするターミナルを設け、前記データキャリアに格納されたデータを収集するトレース端末装置を設け、前記ターミナルは、部品の搬入に伴いその部品と共に搬送されてきた前記データキャリアに格納されたその搬入された前工程で生成された部品についての部品情報を取得すると共に、記憶手段に格納する手段と、そのターミナルが設置される工程から搬出される部品とともに搬送される現品票に取り付けられたデータキャリアに対し、その搬出される部品についての部品情報と、前記記憶手段に格納した前記前工程で生成された部品についての部品情報を格納する手段を備えた。そして、前記トレース端末装置は、前記データキャリアに格納された搬出された部品についての部品情報と、前記前工程で生成された部品についての部品情報を取得するとともに、データベースに格納する手段を備えるようにした。
そして、前記データベースに格納された前記データキャリアに格納された搬出された部品についての部品情報と、前記前工程で生成された部品についての部品情報に基づき、各工程で使用された部品の関連付けを行ないトレースデータを生成する手段と、その生成したトレースデータを出力する手段を備えるとよい。さらには、前記トレースデータを生成する手段は、指定された部品を特定する特定情報(実施の形態では、部品ロットNo)をキーに前記データベースをアクセスし、対応する部品情報を抽出し、その指定された部品に関するトレースデータを生成することができる。さらにまた、前記部品に関する情報は、ロット単位で管理されるようにするとよい。
また、本発明に係る製品履歴情報管理方法は、複数の工程を経て製品(食品を含む)を生産する生産ラインを有し、各工程間は、各工程から搬出される部品を搬送手段に乗せて搬送し、その搬送手段には、搬送する前記部品に関する情報を記載した現品票が取り付けられるとともに、その現品票は、ある工程から搬出された部品と共に次の工程に至り、その後、元の前記ある工程に戻り次の搬出に備え、前記現品票にはデータの書き換え可能なデータキャリアが取り付けられ、前記各工程には、前記データキャリアに格納されたデータを読み書きするターミナルが設けられ、前記データキャリアに格納されたデータを収集するトレース端末装置が設置され設けられてなる生産システムにおける生産履歴情報管理方法である。そして、前記ターミナルは、部品の搬入に伴いその部品と共に搬送されてきた前記データキャリアに格納されたその搬入された前工程で生成された部品についての部品情報を取得する処理と、その取得した部品情報を記憶手段に格納する処理と、そのターミナルが設置される工程から搬出される部品とともに搬送される現品票に取り付けられたデータキャリアに対し、その搬出される部品についての部品情報と、前記記憶手段に格納した前記前工程で生成された部品についての部品情報を格納する処理を行い、前記搬出される部品とともに搬送されるデータキャリアは、搬出されてから戻ってくるまでの間の所定のタイミングで前記トレース端末装置に至り、そのトレース端末装置は、前記データキャリアに格納された搬出された部品についての部品情報と、前記前工程で生成された部品についての部品情報を取得するとともに、データベースに格納する処理を実行するようにした。
さらに、本発明に係るターミナルでは、複数の工程を経て製品(食品を含む)を生産する生産ラインを有し、各工程間は、各工程から搬出される部品を搬送手段に乗せて搬送し、その搬送手段には、搬送する前記部品に関する情報を記載した現品票が取り付けられるとともに、その現品票は、ある工程から搬出された部品と共に次の工程に至り、その後、元の前記ある工程に戻り次の搬出に備えるようにした生産システムにおけるトレーサビリティシステムに用いられるターミナルであって、前記現品票にデータの書き換え可能なデータキャリアに格納されたデータを収集する手段と、前記部品の搬入に伴いその部品と共に搬送されてきた前記データキャリアに格納されたその搬入された前工程で生成された部品についての部品情報を取得すると共に、記憶手段に格納する手段と、そのターミナルが設置される工程から搬出される部品とともに搬送される現品票に取り付けられたデータキャリアに対し、その搬出される部品についての部品情報と、前記記憶手段に格納した前記前工程で生成された部品についての部品情報を格納する手段を備えた。
現品票(実施の形態では、「カンバン」)にデータキャリアを取り付け、そのデータキャリアに各工程に独立して設置したターミナルが必要な情報を格納する。そして、ユーザは、そのカンバンをトレース端末装置に持って行き、そこでそのデータキャリアに格納された情報をトレース端末装置で収集する。これにより、生産工場で働く作業員が慣れ親しんだ現品票に基づく管理を行ないつつトレーサビリティについての必要な情報を収集することができる。
また、本発明では、個々の工程に設置されたターミナルは独立しており、相互にネットワークに接続されていないため、生産ラインの変更に伴い工程の設置数や、設置位置の変更があった場合でも、該当するターミナルを移動したり、ターミナルを増減すれだけで対応できるので、工程の変更に柔軟に対応できる。
データキャリアは、実施の形態では読み書き可能なメモリを内蔵するICカード(ICチップ)に対応するが、いわゆるリードライトヘッドと電磁結合してデータを非接触に読み書きできるIDタグ、その他各種の記録媒体を利用できる。
この発明では、従前の現品票(カンバン)を用いたままトレーサビリティの管理が行なえ、しかも、工程の変更に柔軟に対応できる。
図1,図2は、本発明の好適な一実施の形態のシステム全体図を示している。図1,図2に基づいてシステムが適用される生産工場内における処理の流れについて説明する。図1に示すように、ある製品を製造するのに複数の工程を経るようになっている。各工程で使用する部品1は、ロット単位で管理して必要個数が台車2に置かれた状態で搬送される。部品1は、必要に応じて台車2上に置かれた部品棚3などの収納機器内に収納される。
このように、各工程を行なう作業領域間の部品1(各工程で作業され、作成された製品,中間製品等を含む)の搬送は、台車2a,2b,2c,……(異なる台車ごとに符号を変えているが、それらを区別する必要がない場合には、代表して符号“2”と称する)を用いて所定数の部品を一括して行なう。また、同一の台車2におかれた部品1の搬送先は同一になるようにしている。また、各工程では、搬入された部品に対して所定の処理を行なったならば、その処理結果の物品(製品,中間製品等)が搬出される。便宜上、これらの物品も部品1と称する。
また、ある工程に着目し、それを自工程と称すると、その自工程がある製品の生産ラインにおける1番目或いは最終の工程以外の場合には、必ず、前工程と後工程が存在する。そして、前工程で処理されて搬出された部品1が自工程に搬入されると、自工程では、搬入された部品を用いて予め定めた作業を行い、作業完了後は所定の後工程に向けて搬出する。
ところで、自工程での処理をするに先立ち、搬入された部品が正しいか否か、ならびに必要な全ての種類・点数の部品が搬入されたか否かなど確認する必要がある。そこで、台車2には、その台車2で搬送するロット単位の部品1についての必要事項を記入した現品票たるカンバン5a,5b,5c,……(異なるカンバンごとに符号を変えているが、それらを区別する必要がない場合には、代表して符号“5”と称する)を設ける。これにより、前工程から部品1が搬入された場合には、自工程の作業員はまずその部品1を搬送してきた台車2a,2a′に設けられたカンバン5a,5a′の記載事項(部品名,型番等)を確認し、正規の物か否かを判断する。また、作業エリアには、どの部品がいくつ搬入されるかなどのマニュアル・工程管理表が用意されているため、必要な全ての部品の搬入があったかなどのチェックを行なう。
尚、この管理は、従来は人手により行ない、チェック結果を管理表に記入等している。しかし、後述するように、本実施の形態では、カンバン5にICカード7を取り付け、そのICカード7に部品に関する情報を格納しているため、そのICカード7に格納された情報を読み取ることにより、上述した搬入された部品の適否の判断等を自動的に行ない、コンピュータ管理をすることもできる。
ついで、自工程の作業を行ない、生成した部品を後工程に向けて搬出するが、この後工程の作業エリアまでその部品を搬送する台車2bにも、カンバン5bが取り付けてある。このカンバン5bは、自工程から搬出される部品1についての情報を記載したものであり、自工程に搬入されてきた際に用いられたカンバン5a,5a′とは異なる。
なお、自工程が生産ラインの最初の工程の場合、前工程はないものの、部品保管庫等に保管された部品の中から必要なものを必要な数だけ台車の上にのせ、必要事項を記載したカンバンとともにロット単位で搬入される。また、自工程が生産ラインの最終工程の場合には、製造された製品をカンバンとともに搬出することになる。
ここで本発明では、カンバン5にデータの読み書きが可能なICカード7(ICチップ)を設け、そのICカード7に搬送する部品に関する情報を格納する。その部品に関する情報は、本例では、少なくとも部品番号と、部品ロットNo.と、搬出時間/搬入時間を備えている。より具体的には、図3に示すようなデータ構造をとっている。すなわち、ICカード7の記憶エリアには、自工程情報と前工程情報を格納するエリアが確保されている。
自工程情報は、自工程の作業を実行したことによる結果物である部品についての情報であり、部品番号と部品ロットNo.と搬出時間がある。部品番号は、各工程毎で製造される製品を区別するための番号であり、工程に一つずつ固定の番号を付与している。これにより、ICカード内の部品番号も工程毎に固定値として記録されている。また、部品ロットNoは、出荷(搬出)する部品に対し、ロット単位で毎回新規発行する番号であり、例えば、“XXYYMMDDSS”などが用いられる。ここでXXは、工程コードであり、YYMMDDは発番年月日であり、SSはシリアル番号である。シリアル番号は、例えば、その日の何番目に作業したものかを連番で昇順しながら付与することに設定できる。これにより、部品ロットNoはユニークな番号となる。
前工程情報は、自工程に搬入された部品の部品ロットNoと、搬入時間を関連づけたものである。部品ロットNoは、搬入された部品を搬送してきた台車に設けられたカンバン5のICカード7内に格納されていた情報を収集し、その搬入したときの時間を関連づけて登録する。
ICカード7に対するデータアクセスは、ターミナル10が行なう。ターミナル10は、各工程に1台ずつ設置され、その構造は、図4,図5に示すように、上面(天板)11には、表示器(表示画面)12と、ICカード読み書き装置13が配置される。カンバン5をICカード読み書き装置13に近接させた状態あるいは接触させた状態で、ICカード読み書き装置13を介してICカード7の情報を読み書きする。そして、図5に示すように、読み取った情報は、制御部14を介してメモリ15に格納される。また、ターミナル10は、内部時計16を備えており、ICカード7の読み込み時の時間を取得し、読み取った情報に関連づけてメモリ15に登録する。尚、表示器12は、タッチパネルを備えており、入力部としての機能も備えている。
一方、ターミナル10は、搬出時に、その自工程で処理して生成された搬出対象の物品(部品)に対し、搬出ロットの単位で部品ロットNoを新規に発行するともに、内部時計16より現在の時刻を取得して搬出時間とし、それら部品ロットNoと搬出時間を搬出される部品用の台車2bに設けられるカンバン5bのICカード7の自工程情報へ書き込む。さらに、搬入時にメモリ15に登録しておいた搬入された部品、つまり、その自工程で製造された部品に使用された部品の部品ロットNoと搬入時間をICカード7の前工程情報の欄に書き込む。係る書き込み処理は、制御部14の指令に基づきICカード読み書き装置13が行なう。また、この搬出処理の実行に伴い、メモリ15に登録しておいた前工程の部品ロットNo,搬入時間をクリアし、次の搬入に備える。
搬入処理を終えると、通常で有れば、空になった台車2をカンバン5とともに元の工程の作業エリアに戻すが、本実施の形態では、トレース端末装置20を用意し、搬入処理後のカンバン5(台車2とともに持っていっても可)をトレース端末装置20の設置位置まで持って行き、そのトレース端末20に設けたICカード読み書き装置21にてICカード7に格納された自工程情報と前工程情報をトレース端末装置20内のデータベース23に取り込む(図2等参照)。その後、元の工程の作業エリアに戻り、次の搬出処理に備える。
すなわち、トレース端末装置20は、図6に示すように、カンバン5に取り付けたICカード読み書き装置21と、そのICカード読み書き装置21で読み取ったICカード7に格納されたデータ(自工程情報,前工程情報)を格納するデータベース23と、そのデータベース23に格納されたデータをサーチし、各工程で使用された部品の紐付けを行なう制御部22と、その制御部22が行なったトレース結果を表示する表示部24を備えている。このトレース端末装置20は、パソコン等から構成することができる。
係る処理を実行することにより、トレース端末装置20のデータベース23には、各工程の搬出時にターミナル10で書き込まれた自工程情報と前工程情報が収集される。そして、自工程情報に格納された部品ロットNoと、前工程情報に格納された部品ロットNoが一致するものを検出することにより、前後の工程の関連づけを行なうことができる。
すなわち、例えば図1を例にして考えると、前工程(1)のカンバン5aのICカード7aの自工程情報には、前工程(1)で製造され搬出された部品(例えばA)についての部品ロットNoが格納されている。同様に、前工程(2)のカンバン5a′のICカード7a′の自工程情報には、前工程(2)で製造され搬出された部品(例えばA′)についての部品ロットNoが格納されている。また、自工程(1)から搬出されるカンバン5bの前工程情報には、搬入された部品A,A′についてのそれぞれの部品ロットNoが格納されている。従って、部品Aをキーにトレース端末装置20のデータベース23をアクセスすると、前工程(1)の自工程情報と、自工程(1)の前工程情報にそれぞれ格納されていることが検出されるため、前工程(1)から搬出された部品Aが自工程(1)で使用されたことが分かる。また、自工程(1)の自工程情報の欄には、自工程(1)から搬出される部品(例えばB)についての部品ロットNoが格納されている。従って、そのBについての部品ロットNoが前工程情報の欄に格納されているものをサーチすると、後工程(1)が検出される。係る処理を繰り返し実行することにより、例えば図7に示すように各工程の連係を知ることができ、各工程でどの部品を使用・搬出したのかが分かる。
上述したサーチは、ある部品を基準として下流側(製品完成側)に向かっていく履歴を求めるものであるが、逆に上流側に戻っていく場合には、以下のようにすることで簡単に求められる。すなわち、指定された部品ロットNoが自工程情報に格納されているデータを検出し、そのデータの前工程情報に格納された部品ロットNoを抽出することに1つ前の工程を知ることができる。そこで、それら1つ前の部品ロットNoが自工程情報に格納されているデータを抽出し、その抽出したデータの前工程情報に格納されたデータを抽出することにより、さらに1つ前に戻ることができる。もちろん、前工程情報には複数の部品ロットNoが格納されていることは多々あるため、分岐しながら上流に向かって履歴をたどることになる。
また、上述したごとく、1つの部品の部品ロットNoをキーにデータベース23にアクセスし、その部品に関連する工程を検出すると、その検出された工程の自工程情報或いは前工程情報に格納された部品ロットNoをキーにさらにデータベース23にアクセスし、関連する工程を検出するという処理を繰り返し実行することにより、最初に入力した部品が、どのような部品から構成されているかといった上流側に履歴を追うこともできるし、その部品がどのような工程を経て最終的にどの製品に組み込まれたかといった下流側に向けての履歴を追うこともできる。
図1,図2に示すように、本実施の形態によれば、従来から生産工場で使用されているカンバン5を用いた管理システム・手順を基本的にそのまま継承・運用しながらトレーサビリティシステムを実現することができる。つまり、作業者の動線の中で製品の部品ロットデータを収集・蓄積し、ロット単位でトレーサビリティを実現することができる。
また、追加される作業としては、従来であれば次工程に部品を搬入後にそのまま元の工程に戻ってくるが、本実施の形態では、一旦カンバン5をトレース端末装置20の設置位置に持っていき、そこにおいてICカード7に格納されたデータをトレース端末装置20に取り込ませる処理を行なう必要があるが、基本的には慣れ親しんだカンバンを用いた管理を継承しているために違和感がなく、しかも、トレーサビリティを行なうためにICカード7へ登録するデータはターミナル10が自動的に生成しICカード7に格納するため、従来の手書きによる管理表等の帳票類に書き込む作業が無くなることに鑑みると、負荷が軽減される。
なお、トレーサビリティの点から言うと、上述したように搬入処理後にカンバン5のICカード7をICカード読み書き装置21に読み取らせるのではなく、搬出処理後にまずカンバン5のICカード7をICカード読み書き装置21に読み取らせ、その後次の工程に搬送し、搬入処理をするようにしても良い。なお、図1中、実線の矢印がカンバン5(ICカード7)の動きを示し、点線の矢印が物(部品1等)の動きを示している。
次に、上述した処理を行なうためのターミナル10並びにトレース端末装置20の具体的な機能を説明する。ターミナル10は、搬入時には図8に示すフローチャートを実行し、搬出時には図9に示すフローチャートを実行する機能を有する。
搬入処理は、まず表示器12に設けられたタッチパネルを操作し、搬入登録モードを選択する(S1)。これは、例えばタッチパネル上にメニュー画面として、「搬入登録」と「搬出登録」の2つのボタン領域を用意しておき、「搬入登録」の部分が押下(タッチ)されたことを検知することで処理を開始する。
次いで、ICカード読み書き装置13より、前工程のカンバンに設けられたICカード7の自工程情報に格納された前工程から搬出された部品(自工程に搬入された部品)の部品番号と部品ロットNoを読み出す(S2)。そして、読み取ったデータを表示器12に表示するとともに(S3)、その読み取ったデータをメモリ15に格納されたデータと照合し、同一データが登録済みか否かを判断する(S4)。そして、登録されていない場合には、読み取ったデータをターミナル10内のメモリ15に格納する(S5)。このとき、内部時計16から現在時刻を取得し、部品ロットNoに搬入時間を関連づけて格納する。一方、すでに登録済みの場合には、2度読みとなるので、読み取ったデータを破棄し、表示器12にエラー表示をする(S6)。
一方、搬出処理は、図9に示すように、まず表示器12に設けられたタッチパネルを操作し、搬出登録モードを選択する(S11)。これは、例えばタッチパネル上にメニュー画面として、「搬入登録」と「搬出登録」の2つのボタン領域を用意しておき、「搬出登録」の部分が押下(タッチ)されたことを検知することで処理を開始する(S11)。
ついで、ICカード読み書き装置13より、自工程のカンバンに設けられたICカード内の自工程情報に格納された部品番号(自工程から搬出される部品の部品番号)を読み出し(S12)、搬出処理対象のカンバン5のICカード7の部品番号とターミナル内の部品番号を照合し、一致するか否かを判断する(S13)。すなわち、自工程で製造され搬出される部品は決まっているため、ターミナル10は、その自工程で搬出される部品の部品番号を保持している。そこで、搬出される部品1を乗せる台車2とともに搬送されるカンバン5に取り付けられたICカード7が正しいもの(搬出される部品の部品番号が格納されている)か否かがチェックされる。
そして、一致する場合には、ターミナル10の制御部14にて、自工程における部品ロットNoを発番する(S14)。この発番処理は、工程コードは固定値であり、発番年月日は内部時計(日付機能付き)から取得し、シリアル番号は発番する都度、1を加算し、それら3つの情報を組み合わせて部品ロットNoを生成し、出力する。
このS14の処理を実行して発番された部品ロットNoと、内部時計16から取得した現在時刻(搬出時間)を対にしてICカード7の自工程情報の記憶エリアに格納する。また、ICカード7の前工程情報の記憶エリアには、ターミナル10のメモリ15に格納されていた前工程の部品ロットNoと搬入時間を格納する。複数の部品を使用した場合には、全ての部品についての部品ロットNoと搬入時間を格納する(S16)。
その後、ターミナル10のメモリ15に格納された前工程についての部品ロットNoを消去し(S17)、処理を終了する。尚、係る消去処理は必ずしも設けなくても良く、消去処理をしない場合には、読み取り機能のみを備えていればよい。また、ステップS13の分岐判断が照合不一致(No)の場合には、読み取ったデータを破棄し、エラー表示をした(S15)後、今回の処理を終了する。
図10は、トレース端末装置20におけるロット情報収集機能を示している。まず、カンバン5のICカード7を、ICカード読み書き装置21に近接或いは接触した状態でソフトウェアよりデータ読み取り指示を受けると、ICカード読み書き装置21より、ICカード7内に格納された部品番号と、自工程情報に格納された部品ロットNo+搬出時間と、前工程情報に格納された各前工程の部品ロットNo+搬入時間を読み出す(S21,S22)。
ついで、読み取ったデータを、データベース23内のデータと照合し、すでに登録済みでない(2度読みをしていない)か否かを確認する(S23)。そして、2度読みしていない場合には、読み取ったデータを表示器24に表示するとともに、データベース23に格納する(S24)。その後、ICカード7内に格納されたデータ(部品番号を除く)を消去し(S25)、処理を終了する。一方、2度読みしている場合には、読み取りデータを破棄するとともにエラー表示をし、処理を終了する(S26)。
図11は、ロット情報の紐付け機能を示している。すなわち、図10に示すロット情報収集機能により、データベース23には、各工程の処理を実行すると、搬出されたカンバン5に付されたICカード7に格納されたデータが蓄積される。そこで、係る蓄積されたデータ間の紐付けを行ない、「製品にどの部品が使用されているか」や、「ある部品はどの製品に使用されているか」などの履歴情報(トレースデータ)を生成する。
具体的には、ソフトウェアより、ロットトレースしたい部品(ロット)の部品ロットNoを指定する(S31)。すると、指定された部品ロットNoをキーにデータベース23をアクセスし、トレースデータの抽出を行なう(S32)。つまり、指定された部品ロットNoと同一の部品ロットNoを保持するデータを抽出する。この指定された同一の部品ロットNoは、あるデータ(ファイル)の自工程情報と、それとは別のデータ(ファイル)の前工程情報に格納されている。そこで、それらを紐付けすることにより、同一部品が関係する前後の工程が関連づけられる。すなわち、指定された部品ロットNoが自工程情報に格納されたデータに対応する工程の次に、指定された部品ロットNoが前工程情報に格納されたデータに対応する工程が行なわれたことが分かる。
例えば、図12(a)に示すように、ある組立工程から搬出されたカンバンのICカードには、自工程情報にはその組立工程から搬出された部品(例えば「組立(1)」)の部品ロットNOが格納され、前工程情報にはその部品を製造する際に使用した搬入された部品(例えば「加工(1)」)の部品ロットNoが格納されている。また、係る部品「加工(1)」の部品ロットNoが自工程情報に格納されたデータには、前工程情報としてその加工(1)を製造する際に使用した部品として素材(1),素材(2)の部品ロットNoが格納される。さらに、素材(1),(2)の部品ロットNoが自工程情報に格納されたデータには、前工程情報はからとなっているとする。
同一の部品ロットNoが格納される自工程情報と前工程情報とを関連づけ(紐付け)することにより、図12(b)に示すように各部品の関連がわかり、トレースデータが生成される。例えば最終製品の「組立(1)」は、加工(1)の部品から生成され、さらにその加工(1)は,素材(1),素材(2)の2つの部品から生成されていることがわかる。
なお、実際の部品ロットNoの指定は、最終製品のものと限らず、任意の番号を指定できる。従って、係る紐付け処理では、上流側に向かっていくトレースと、下流側に向かっていくトレースの両方に対応する。上流側に向かっていくトレースは、指定された部品ロットNoが自工程情報に格納されたデータを抽出し、そのデータの前工程情報に格納された部品ロットNoから1つ前の工程を抽出する。そして、その前工程情報に格納された部品ロットNoが自工程情報に格納されたデータを抽出することで、さらに1つ前の部品ロットNoを知ることができる。逆に、下流側に向かっていくトレースは、まず、指定された部品ロットNoが自工程情報ならびに前工程情報に格納されたそれぞれのデータを抽出する。そして、前工程情報に格納されたデータの自工程情報に格納された部品ロットNoを取得し、その取得した部品ロットNoが前工程情報に格納されたデータを検出する。係る処理を繰り返し行なうことで、順次1つ先の工程で製造される部品を追うことができる。
また、ICカードに格納されたデータは、部品ロットNoと部品番号である。従って、部品番号を見てもユーザはどのような部品であるかを直感的に理解することは困難である。そこで、部品ロットNoと部品名の紐付けも行なう。すなわち、データベース23には、図13(b)に示すように、予め部品番号と部品名を関連づけたテーブルを用意しておく。一方、ICカード7から取得したデータには、部品ロットNoと部品番号が格納されているため、それらの関連づけを行なうことができる(図13(a)参照)。そして、部品番号をキーに部品ロットNoと、部品名を関連付けたテーブルを作成する(図13(c)参照)。これにより、トレースデータを表示する際には、図13(c)のテーブルに基づき、部品名を表示することができる。
S32の処理を実行して生成されたトレースデータは、表示器24に表示し、処理を終了する(S33)。一例を示すと、例えば図14のように、検索対象の部品ロットNoを入力するとともに、トレース方向として“Trace Back”(上流の工程にさかのぼって追跡するトレース検索)を選択する。これによりS31の処理が実行され、この状態で、「検索」ボタンをクリックすることでS32の処理が開始され、求められたトレースデータが図14中下方の領域に示されるように表示される。同様に、“Trace Forward” (下流の工程に向かって追跡するトレース検索)が選択された状態で検索キーがクリックされると、S32の処理が開始され、求められたトレースデータが図15中下方の領域に示されるように表示される。
なお、上述した実施の形態では、トレース端末装置本体20は1つ設けたが、複数設けても良く、その場合に、それらをネットワークで接続しても良い。
本発明の好適な一実施の形態を示すシステム全体図である。 本発明の好適な一実施の形態を示すシステム全体図である。 ICカードのデータ構造の一例を示す図である。 ターミナルの一例を示す全体図である. ターミナルの内部構造の一例を示す図である。 トレース端末装置の内部構造の一例を示す図である。 トレース結果の一例を示す図である。 ターミナル(制御部)の機能の一例を示すフローチャートである。 ターミナル(制御部)の機能の一例を示すフローチャートである。 トレース端末装置(制御部)の機能の一例を示すフローチャートである。 トレース端末装置(制御部)の機能の一例を示すフローチャートである。 トレース端末装置における作用を説明する図である。 トレース端末装置における作用を説明する図である。 トレース端末装置における作用を説明する図である。 トレース端末装置における作用を説明する図である。
符号の説明
1 部品
2 台車(搬送手段)
5 カンバン(現品票)
7 ICカード(データキャリア)
10 ターミナル
11 上面
12 表示器
13 ICカード読み書き装置
14 制御部
15 メモリ
16 内部時計
20 トレース端末装置
21 ICカード読み書き装置
22 制御部
23 データベース

Claims (6)

  1. 複数の工程を経て製品を生産する生産ラインを有し、
    各工程間は、各工程から搬出される部品を搬送手段に乗せて搬送し、
    その搬送手段には、搬送する前記部品に関する情報を記載した現品票が取り付けられるとともに、その現品票は、ある工程から搬出された部品と共に次の工程に至り、その後、元の前記ある工程に戻り次の搬出に備えるようにした生産システムにおけるトレーサビリティシステムであって、
    前記現品票にデータの書き換え可能なデータキャリアを取り付け、
    前記各工程には、前記データキャリアに格納されたデータを読み書きするターミナルを設け、
    前記データキャリアに格納されたデータを収集するトレース端末装置を設け、
    前記ターミナルは、部品の搬入に伴いその部品と共に搬送されてきた前記データキャリアに格納されたその搬入された前工程で生成された部品についての部品情報を取得すると共に、記憶手段に格納する手段と、そのターミナルが設置される工程から搬出される部品とともに搬送される現品票に取り付けられたデータキャリアに対し、その搬出される部品についての部品情報と、前記記憶手段に格納した前記前工程で生成された部品についての部品情報を格納する手段を備え、
    前記トレース端末装置は、前記データキャリアに格納された搬出された部品についての部品情報と、前記前工程で生成された部品についての部品情報を取得するとともに、データベースに格納する手段を備えたことを特徴とするトレーサビリティシステム。
  2. 前記データベースに格納された前記データキャリアに格納された搬出された部品についての部品情報と、前記前工程で生成された部品についての部品情報に基づき、各工程で使用された部品の関連付けを行ないトレースデータを生成する手段と、
    その生成したトレースデータを出力する手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のトレーサビリティシステム。
  3. 前記トレースデータを生成する手段は、指定された部品を特定する特定情報(部品ロットNo)をキーに前記データベースをアクセスし、
    対応する部品情報を抽出し、その指定された部品に関するトレースデータを生成するものであることを特徴とする請求項2に記載のトレーサビリティシステム。
  4. 前記部品に関する情報は、ロット単位で管理されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のトレーサビリティシステム。
  5. 複数の工程を経て製品を生産する生産ラインを有し、
    各工程間は、各工程から搬出される部品を搬送手段に乗せて搬送し、
    その搬送手段には、搬送する前記部品に関する情報を記載した現品票が取り付けられるとともに、その現品票は、ある工程から搬出された部品と共に次の工程に至り、その後、元の前記ある工程に戻り次の搬出に備え、
    前記現品票にはデータの書き換え可能なデータキャリアが取り付けられ、
    前記各工程には、前記データキャリアに格納されたデータを読み書きするターミナルが設けられ、
    前記データキャリアに格納されたデータを収集するトレース端末装置が設置され設けられてなる生産システムにおける生産履歴情報管理方法であって、
    前記ターミナルは、
    部品の搬入に伴いその部品と共に搬送されてきた前記データキャリアに格納されたその搬入された前工程で生成された部品についての部品情報を取得する処理と、
    その取得した部品情報を記憶手段に格納する処理と、
    そのターミナルが設置される工程から搬出される部品とともに搬送される現品票に取り付けられたデータキャリアに対し、その搬出される部品についての部品情報と、前記記憶手段に格納した前記前工程で生成された部品についての部品情報を格納する処理を行い、
    前記搬出される部品とともに搬送されるデータキャリアは、搬出されてから戻ってくるまでの間の所定のタイミングで前記トレース端末装置に至り、そのトレース端末装置は、前記データキャリアに格納された搬出された部品についての部品情報と、前記前工程で生成された部品についての部品情報を取得するとともに、データベースに格納する処理を実行することを特徴とする製品履歴情報管理方法。
  6. 複数の工程を経て製品を生産する生産ラインを有し、
    各工程間は、各工程から搬出される部品を搬送手段に乗せて搬送し、
    その搬送手段には、搬送する前記部品に関する情報を記載した現品票が取り付けられるとともに、その現品票は、ある工程から搬出された部品と共に次の工程に至り、その後、元の前記ある工程に戻り次の搬出に備えるようにした生産システムにおけるトレーサビリティシステムに用いられるターミナルであって、
    前記現品票にデータの書き換え可能なデータキャリアに格納されたデータを収集する手段と、
    前記部品の搬入に伴いその部品と共に搬送されてきた前記データキャリアに格納されたその搬入された前工程で生成された部品についての部品情報を取得すると共に、記憶手段に格納する手段と、
    そのターミナルが設置される工程から搬出される部品とともに搬送される現品票に取り付けられたデータキャリアに対し、その搬出される部品についての部品情報と、前記記憶手段に格納した前記前工程で生成された部品についての部品情報を格納する手段を備えたことを特徴とするターミナル。
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