JP2006058076A - 接続判定機構,印刷装置,接続判定方法,接続判定プログラムおよび接続判定プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

接続判定機構,印刷装置,接続判定方法,接続判定プログラムおよび接続判定プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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洋 石井
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Abstract

【課題】 製造コストの安価な接続判定機構を提供する。
【解決手段】 本判定機構では、制御基板31aとユニットUとが接続されている場合、電源電圧Vccは、抵抗R1によって降下された状態で端子kに印加される。そして、制御部31は、端子kに降下電圧が印加されている場合、ユニットUが制御基板31aに接続されていると判断する。一方、端子kに降下電圧の印加されていない場合、制御部31は、ユニットUが制御基板31aに接続されていないと判断する。本判定機構は、従来の電源ケーブルCv,信号ケーブルCk,端子kを用いて接続判定を行うため、製造コストの安価な接続判定機構となっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子装置とユニットとの間を接続する接続部材の接続状態を判定する、接続判定機構に関するものである。
従来、プリンターは、メイン基板(制御基板)の他に、メモリー基板などの複数のユニット基板を内部に備えている。そして、これらの基板間を、ケーブルやスロットなどで接続するようになっている。
また、パーソナルコンピューター(PC)の画像データをプリンターによって印刷できるシステムでは、PCとプリンターとをケーブルで接続している。
このように、従来のプリンターは、装置本体(プリンター本体,メイン基板)に対して複数のユニット(ユニット基板,PC)を接続して利用できるように設計されている。
特許文献1・2には、上記のようなユニットが適切に装置に装着されているか否か、を検出する技術(接続判定機構)が開示されている。
特許文献1の技術では、基板のコネクタ装着部に検知端子を設け、ユニットを接続するケーブルのコネクタの筐体外部に、短絡用の弾性接触子を備えるようになっている。そして、検知端子と弾性接触子とが導通しているか否かを検知することで、コネクタの装着状態を調べるようになっている。
また、特許文献2には、複数のセンサ(ユニット)を有する装置に関し、各センサのON/OFF状態(接続状態)を検知する接続判定機構が記載されている。
この技術では、抵抗とセンサとを直列に接続した複数のペアを並列に接続した回路(ラダー回路)に判定電圧を印加し、ON状態のセンサと組んでいる抵抗に電流が流れるようになっている。そして、各抵抗の値(分圧比)を適切に設定し、回路全体での電圧降下量を測定することで、各センサのON/OFF状態を検知できるように設定されている。
実開平8−001388号公報(公開日;1996年9月13日) 特開昭62−267674号公報(公開日;1987年11月20日) 日本電気 78K0/KE1 ユーザーズマニュアル (U162228JJVoUDoo) 36〜49ページ 2003年1月発行
しかしながら、特許文献1の接続判定機構では、従来のコネクタ端子とは形状の大きく異なる、専用の検知端子・弾性接触子を必要とする。このため、装置の製造コストが増大するという問題がある。
また、特許文献2の技術では、判定電圧を印加するための専用の配線・端子を別途に設ける必要がある。このため、この技術でも、装置の製造コスト増を回避できないといえる。
本発明は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたものである。そして、その目的は、製造コストの安価な接続判定機構を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の接続判定機構(本判定機構)は、
電子装置とユニットとの間を接続する接続部材の接続状態を判定する接続判定機構において、
上記の接続部材が、電子装置からユニットに電源電圧を供給する電源ケーブルと、電子装置の第1信号端子から出力された制御信号をユニットに出力する第1信号ケーブルとを含んでおり、
接続部材がユニットに接続された場合、上記の第1信号ケーブルが、ユニット内で、上記の電源ケーブルに第1抵抗を介して接続されるようになっており、
さらに、上記の第1信号端子に印加される電圧の値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する制御部を備えていることを特徴としている。
本判定機構は、印刷装置などの電子装置と、電子装置に備えられるユニットとの間を接続する、接続部材の接続状態(すなわち、電子装置とユニットとの接続状態)を判定するものである。
ここで、ユニットとは、電子装置に備えられ、電子装置に対して付加的な機能を与える部材のことである。このユニットとしては、例えば、増設メモリー基板や、キーボード,モニター,給紙装置等を挙げられる。
また、接続部材とは、コネクタ付きケーブルや、ハーネス,FPC等の、ユニットと電子装置との間を接続するためのものである。
また、この接続部材は、電源ケーブルと、第1信号ケーブルとを含んでいる。
電源ケーブルは、電子装置からユニットに対して電源電圧を供給するためのものである。
また、第1信号ケーブルは、電子装置の第1信号端子に接続され、この第1信号端子から出力された制御信号をユニットに出力するためのものである。
なお、通常、ユニットは、電子装置から電力供給を受ける。
また、第1信号ケーブルの運ぶ制御信号(第1出力端子から出力される信号)とは、電子装置によってユニットを制御(駆動)するために必要な信号のことである。従って、第1信号端子および第1信号ケーブルも、電子装置や接続部材に当然に含まれている端子・ケーブルである。
すなわち、これらの電源ケーブル,第1信号ケーブル,第1信号端子は、全て、一般的な電子装置・接続部材に通例的に含まれているものである。
そして、特に、本判定機構では、接続部材がユニットに接続された場合、第1信号ケーブルが、ユニット内で、電源ケーブルに対して第1抵抗を介して接続されるようになっている。
従って、接続部材が電子装置およびユニットに接続されている場合、電源電圧は、第1抵抗によって降下された状態で、第1信号ケーブルを介して第1信号端子に印加されることとなる。
また、この場合、第1信号端子に印加される電圧(降下電圧)は、電源電圧値と第1抵抗の値とに基づいた大きさとなる。
また、本判定機構には、第1信号端子に印加される電圧値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する制御部を備えている。
すなわち、この制御部は、第1信号ケーブルを介して第1信号端子に上記の降下電圧が印加されている場合、ユニットおよび電子装置に接続部材が接続されている(ユニットが電子装置に接続されている)と判断する。
一方、第1信号端子に降下電圧の印加されていない場合、制御部は、接続部材がユニットあるいは電子装置の少なくとも一方に接続されていない(ユニットが電子装置に接続されていない)と判断する。
このように、本判定機構では、電子装置内の第1信号端子に印加されている電圧を判定(測定)するだけで、電子装置およびユニットに対する接続部材の接続状態を判定できる。従って、接続部材の接続状態を非常に容易に判定できるようになっている。
また、本判定機構では、従来の接続部材や電子装置内に含まれている電源ケーブル,第1信号ケーブル,第1信号端子を用いて、接続状態の判定を行うように設計されている。
従って、本判定機構では、接続判定のための専用の電源や端子を必要としない。このため、本判定機構は、製造コストの安価な接続判定機構となっている。
また、本判定機構では、上記の第1信号端子が、出力端子および入力端子としての機能を有する入出力端子から構成されていることが好ましい。
この場合、制御部は、第1信号端子に入力された電圧値を、この端子自身から直接取得することが可能となる。従って、この構成では、第1信号端子に印加された電圧値を取得するための専用の入力端子を備える必要がない。このため、本判定機構の製造コストをさらに低減できる。
また、この構成では、接続部材に通常含まれている、接地ケーブルを利用することが好ましい。
すなわち、この接地ケーブルを、接続部材が電子装置に接続された場合に、電子装置内における第1信号端子の上流側で、第1信号ケーブルに対して第2抵抗を介して接続されるように設定することが好ましい。
この構成では、接続部材が電子装置およびユニットに接続されている場合、電源電圧をVcc、第1抵抗の抵抗値をR1、第2抵抗の抵抗値をR2としたとき、第1信号端子に、以下のようなVh(電源電圧の降下した電圧)が印加される。
Vh=Vcc・R2/(R1+R2)
一方、接続部材が電子装置,ユニットの少なくとも一方に接続されていない場合、第1信号端子は接地電位となる。
従って、制御部は、接続部材の接続状態をより容易に判定できる。
また、この構成では、上記のR1およびR2が、
R2/R1>1
を満たすことが好ましい。
また、これらR1,R2が、
R2/R1≧3
を満たすことがより好ましい。
すなわち、R2/R1≦1では、VhがVcc/2より小さくなるため、接地電位との差が小さく、ノイズによって判定にエラーの生じる可能性がある。
また、R2/R1≧3とすることにより、Vhが(3/4)Vcc以上となる。従って、Vhと接地電位との差を大きくできるので、充分なノイズマージンを確保できる。
なお、本判定機構では、第1信号端子が入出力端子である必要はない。第1信号端子を出力専用の端子とする場合、電子装置に備えられている、入出力端子として機能する他の信号端子(第2信号端子)を用いることが可能である。
なお、この第2信号端子は、制御部から出力された信号を、電子装置内の第2信号ケーブルを介して電子装置内の他の部材に出力するためのものである。
また、この構成では、接続部材が電子装置に接続された場合、電子装置内において、第2信号ケーブルが第1信号ケーブルに接続されるようになっている。
そして、制御部は、第2信号端子を介して入力された第1信号端子の電圧値に基づいて、接続部材の接続状態を判定することとなる。
上記のような、電子装置内で信号の授受を行う第2信号端子も、第1信号端子と同様、電子装置に通例的に設けられているものである。従って、本判定機構をこのような構成としても、その製造コストを増加させることはない。
また、第2信号端子を用いる構成では、制御部は、接続部材の接続状態を判定する際、第1信号端子の出力段をハイインピーダンス状態とすることが好ましい。これにより、第1信号端子からユニットに出力される制御信号によって、第1信号端子に印加される電圧が影響されることを防止できる。このため、正確な接続判定を行える。
また、第2信号端子を用いる場合、第2信号ケーブルを、抵抗を介して接地することが好ましい。
すなわち、接続部材が電子装置に接続された場合、第1信号ケーブルと第2信号ケーブルとが第4抵抗を介して電子装置内で接続され、さらに、第2信号ケーブルが、第5抵抗を介して接地されることが好ましい。
この構成では、接続部材が電子装置およびユニットに接続されている場合、電源電圧をVcc、第1抵抗の抵抗値をR1,第3抵抗の抵抗値をR3,第4抵抗の抵抗値をR4としたとき、第1信号端子に、以下のようなVhが印加される。
Vh=Vcc・R4/(R1+R3+R4)
一方、接続部材が電子装置,ユニットの少なくとも一方に接続されていない場合、第1信号端子は接地電位となる。
従って、制御部は、接続部材の接続状態をより容易に判定できる。
また、この構成では、これらR1,R3,R4が、
R4/(R1+R3)>1
を満たすことが好ましい。
さらに、これらR1,R3,R4が、
R4/(R1+R3)≧3
を満たすことがより好ましい。
すなわち、R4/(R1+R3)≦1では、VhがVcc/2より小さくなるため、接地電位との差が小さく、ノイズによって判定にエラーの生じる可能性がある。
また、R4/(R1+R3)≧3とすることにより、Vhが(4/5)Vcc以上となる。従って、Vhと接地電位との差を大きくできるので、充分なノイズマージンを確保できる。
また、上記では、接続部材がユニットおよび電子装置に接続された場合、第1信号ケーブルと電源ケーブルとが、ユニット内で接続されるとしている。
しかしながら、これに限らず、第1信号ケーブルと電源ケーブルとが、電子装置内で接続されるようにしてもよい。
この構成では、接続部材が、電源ケーブルと、第1信号ケーブルと、接地ケーブルとを含むこととなる。そして、接続部材がユニットおよび電子装置に接続された場合、第1信号ケーブルと接地ケーブルとが、第5抵抗を介してユニット内で接続されるとともに、第1信号ケーブルと電源ケーブルとが、第6抵抗を介して電子装置内で接続されるように設計される。
また、制御部は、上記と同様に、上記の第1信号端子に印加される電圧の値に基づいて、接続部材の接続状態を判定することとなる。
この構成では、電源電圧をVcc、第5抵抗の抵抗値をR5,第6抵抗の抵抗値をR6としたとき、第1信号端子に、以下のようなVhが印加される。
Vh=Vcc・R5/(R5+R6)
一方、接続部材が電子装置,ユニットの少なくとも一方に接続されていない場合、第1信号端子は接地電位となる。
従って、この構成でも、制御部は、接続部材の接続状態を容易に判定できる。
また、本判定機構では、電子装置とは別体の外部機器をユニットとして認識し、この外部機器と電子装置との接続状態を判定することも可能である。
このような外部機器は、いわゆるオプションユニット(オプション装置)と称されるものである。例えば、電子装置が印刷装置(あるいは印刷装置の一部(制御基板など))である場合、印刷したシートに後処理(ステープル処理など)を施す後処理装置などがオプションユニットとなる。
このようなオプションユニットは、電子装置の製造過程ではなく、電子装置の搬入後に、ユーザーやメーカーのサービスマンによって電子装置に取り付けられることが多いものである。従って、取り付けミスの発生しやすいものであるといえる。このため、このようなオプションユニットを有する電子装置に本判定機構を備えることで、取り付けミスを容易に発見できる。
また、本判定機構を印刷装置に備える場合、この印刷装置に、ユーザーからの指示を受け付けるとともに、ユーザーに対してメッセージを表示する操作部を備えることが好ましい。
そして、本判定機構の制御部は、接続部材によって電子装置に接続されていないユニットに関する指示が印刷装置の操作部に与えられたとき、この操作部を介して、「ユニットが接続されていない」旨のメッセージを表示するように設計されていることが好ましい。
これにより、ユーザーは、使用したいユニットが印刷装置に接続されていない(このユニットを使用できない)ことを容易に発見できる。
また、このような印刷装置は、接続されていないユニットのある場合でも、他の接続されているユニットを用いた機能については、通常通りに実施できるように設定されていることが好ましい。これにより、ユーザーの利便性を向上できる。
なお、電子写真装置などの印刷装置は、非常に多くのユニットを有するものである。従って、本判定機構によって、各ユニットの接続状態を取得することで、その操作性を大きく向上できるといえる。
また、本発明の接続判定方法(本判定方法)は、
電子装置とユニットとの間を接続する接続部材の接続状態を判定する接続判定方法において、
上記の接続部材が、電子装置からユニットに電源電圧を供給する電源ケーブルと、電子装置の第1信号端子から出力された制御信号をユニットに出力する第1信号ケーブルとを含んでおり、
接続部材がユニットに接続された場合、上記の第1信号ケーブルが、ユニット内で、上記の電源ケーブルに第1抵抗を介して接続されるようになっており、
上記の第1信号端子に印加される電圧の値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する判定工程を含んでいることを特徴とする方法である。
本判定方法は、上記した本判定機構によって使用されている方法である。従って、本判定方法では、電子装置内の第1信号端子に印加されている電圧を判定(測定)するだけで、電子装置およびユニットに対する接続部材の接続状態を判定できる。従って、接続部材の接続状態を非常に容易に判定できるようになっている。
また、本判定方法では、従来の接続部材や電子装置内に含まれている電源ケーブル,第1信号ケーブル,第1信号端子を用いて、接続状態の判定を行うように設計されている。
従って、接続判定のための専用の電源や端子を必要としないため、低コストでの接続判定を行えるようになっている。
また、本発明の接続判定プログラムは、電子装置に接続されたコンピューターに、本判定方法の判定工程を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の接続判定プログラムを、電子装置に接続されたコンピューターを本判定機構の制御部として機能させるためのプログラムである、と表現することもできる。
一般的な電子装置のコンピューター(あるいは電子装置に接続されたコンピューター)にこれらのプログラムを読み込ませることで、本判定方法における判定工程(あるいは本判定機構装置における制御部)の処理を、そのコンピューターによって実現することが可能となる。
また、これらのプログラムをコンピューターが読取可能な記録媒体に記録させておくことで、プログラムの保存・流通を容易に行えるようになる。
以上のように、本発明の接続判定機構(本判定機構)は、
電子装置とユニットとの間を接続する接続部材の接続状態を判定する接続判定機構において、
上記の接続部材が、電子装置からユニットに電源電圧を供給する電源ケーブルと、電子装置の第1信号端子から出力された制御信号をユニットに出力する第1信号ケーブルとを含んでおり、
接続部材がユニットに接続された場合、上記の第1信号ケーブルが、ユニット内で、上記の電源ケーブルに第1抵抗を介して接続されるようになっており、
さらに、上記の第1信号端子に印加される電圧の値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する制御部を備えている構成である。
本判定機構では、接続部材がユニットに接続された場合、第1信号ケーブルが、ユニット内で、電源ケーブルに対して第1抵抗を介して接続されるようになっている。
従って、接続部材が電子装置およびユニットに接続されている場合、電源電圧は、第1抵抗によって降下された状態で、第1信号ケーブルを介して第1信号端子に印加されることとなる。
また、この場合、第1信号端子に印加される電圧(降下電圧)は、電源電圧値と第1抵抗の値とに基づいた大きさとなる。
また、本判定機構には、第1信号端子に印加される電圧値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する制御部を備えている。
すなわち、この制御部は、第1信号ケーブルを介して第1信号端子に上記の降下電圧が印加されている場合、ユニットおよび電子装置に接続部材が接続されている(ユニットが電子装置に接続されている)と判断する。
一方、第1信号端子に降下電圧の印加されていない場合、制御部は、接続部材がユニットあるいは電子装置の少なくとも一方に接続されていない(ユニットが電子装置に接続されていない)と判断する。
このように、本判定機構では、電子装置内の第1信号端子に印加されている電圧を判定(測定)するだけで、電子装置およびユニットに対する接続部材の接続状態を判定できる。従って、接続部材の接続状態を非常に容易に判定できるようになっている。
また、本判定機構では、従来の接続部材や電子装置内に含まれている電源ケーブル,第1信号ケーブル,第1信号端子を用いて、接続状態の判定を行うように設計されている。
従って、本判定機構では、接続判定のための専用の電源や端子を必要としない。このため、本判定機構は、製造コストの安価な接続判定機構となっている。
本発明の一実施形態について説明する。
本実施の形態にかかる印刷装置(本印刷装置;電子装置)は、外部から入力した画像データを印刷用紙(シート)に印刷して出力するプリンターである。
図1は、本印刷装置の構成を示す説明図である。
この図に示すように、本印刷装置は、プリンタ部102、プリンタ部102の下に配置された給紙ユニット部103、給紙ユニット部103の右側に設置された給紙ユニット120,プリンタ部102上に形成された排出トレイ126とを備えている。
プリンタ部102は、外部から入力された画像データに基づいて、シートに画像を印刷するためのものである。
そして、このプリンタ部102は、図1に示すように、感光体ドラム104と、この感光体ドラム104の周囲に配置された帯電ユニット105,光走査ユニット106,現像ユニット107,転写ユニット108,クリーニングユニット109および定着ユニット127とからなる、電子写真プロセス部をほぼ中央に配置している。
感光体ドラム104は、感光体材料を表面に有するドラム形状の感光体である。
帯電ユニット105は、感光体ドラム104の表面を均一に帯電させるものである。
光走査ユニット106は、画像データに応じて変調されたレーザー光によって、均一に帯電された感光体ドラム104上を走査し、感光体ドラム104上に静電潜像を書き込むものである。
現像ユニット107は、光走査ユニット106によって書き込まれた静電潜像を現像剤(トナーなど)によって現像(顕像化)し、現像材像を生成するものである。
転写ユニット108は、感光体ドラム104上の現像材像を、シートに転写するものである。
定着ユニット127は、画像(現像材像)を転写されたシートを熱圧着することによって、シートに画像を定着させるものである。
クリーニングユニット109は、シートに対する現像材像の転写後に感光体ドラム104上に残留した現像剤を除去するものである。これにより、感光体ドラム104上に、新たな潜像を形成できるようになる。
なお、このクリーニングユニット109により除去された残留現像剤は、現像ユニット107の現像剤供給部110に回収され、リサイクルされる。
排出トレイ126は、プリンタ部102によって印刷されたシートを排出するトレイである。
給紙ユニット部103は、印刷に使用するシートを蓄積するとともに、印刷時に、シートをプリンタ部102に供給する機能を有するものである。
図1に示すように、給紙ユニット部103は、給紙トレイ111〜114,手差し給紙ユニット118からなる複数の給紙装置を備えており、サイズや材質の異なる多彩なシートを分別して収容できるように設計されている。
給紙トレイ111〜114は、給紙ユニット部103を形成するフレーム117の内部に配された給紙装置である。
そして、給紙トレイ111と給紙トレイ112とは、給紙ユニット部103の上部付近に、互いに並列になるように配置されている。
また、給紙トレイ113は、給紙トレイ111・112の下側に配置されており、さらに給紙トレイ113の下側に給紙トレイ114が配置されている。
また、給紙トレイ113と給紙トレイ114との容量は同程度である。さらに、給紙トレイ111・112の容量は、給紙トレイ113・14よりも大きく設定されている。
また、各給紙トレイ111〜114に対するシートの補給については、本印刷装置の前面側方向(紙面に垂直な方向)に給紙トレイ111〜114を引き出すことにより行われる。
手差し給紙ユニット118は、比較的少量のシートを、外部から直接に(容易に)セットできる手差し給紙トレイ119を備えた給紙装置である。
また、図1に示すように、給紙ユニット部103は、第1搬送経路115,第2搬送経路116,第3搬送経路121,第4搬送経路124を備えている。
第1搬送経路115は、給紙ユニット部103のフレーム117に沿って鉛直方向に延びた搬送経路であり、給紙トレイ111・113・114のシートをプリンタ部102に向けて搬送するものである。
一方、第2搬送経路116は、フレーム117に垂直な方向(水平方向)に延びた搬送経路であり、給紙トレイ112のシートをプリンタ部102に向けて搬送するものである。
また、第2搬送経路116は、第3搬送経路121および第4搬送経路124を介して供給される、手差し給紙ユニット118,給紙ユニット120のシートを、プリンタ部102に搬送する機能も有している。
第3搬送経路121は、手差し給紙ユニット118のシートを第2搬送経路116に搬送する搬送経路である。
第4搬送経路124は、後述する給紙ユニット120のシートを第2搬送経路116に搬送する搬送経路である。
給紙ユニット120は、本印刷装置のオプション装置であり、給紙トレイ111〜114,119に比べて、大きな容量を有する給紙装置である。
図1に示すように、給紙ユニット120は、リフトトレイ部140,ピックアップ機構141を備えている。
リフトトレイ部140は、図1に示すリフトモータ142,昇降トレイ143,滑車144を備えている。昇降トレイ143は、積み重ねられたシート(シート束)を収容するための給紙トレイである。また、リフトモータ142・滑車144は、昇降トレイ143を昇降させるための機構である。
さらに、ピックアップ機構141は、昇降トレイ143のシートを、給紙ユニット部103の第4搬送経路124に送り込むものである。
また、本印刷装置は、本印刷装置の全動作を制御する制御部31を備えている。
図2は、本印刷装置の制御機構を示すブロック図である。
この図に示すように、本印刷装置は、上記したプリンタ部102,給紙ユニット部103,給紙ユニット120,排出トレイ126に加えて、操作部32を備えており、これらを制御部31によって制御する構成である。
なお、操作部32は、ユーザーの入力指示を受け付け、制御部31に伝達するものである。また、操作部32は、ユーザーに対して、制御部31からの所定のメッセージを表示する表示画面(図示せず)も有している。
そして、本印刷装置では、外部から画像データを入力した場合、制御部31が、プリンタ部102の給紙トレイ111〜114,手差し給紙ユニット118あるいは給紙ユニット120から1つの給紙装置を選択する。その後、制御部31は、選択した給紙装置のシートを、1枚毎に、搬送ローラを用いてプリンタ部102の感光体ドラム104と転写ユニット108との間に搬送させる。
さらに、制御部31は、画像データに基づいてプリンタ部102上の各部材を制御し、感光体ドラム104上に現像材像を形成する。そして、この現像材像をシートに転写(印刷)させ、排出トレイ126に排出するように設定されている。
次に、本印刷装置の特徴的な構成である、接続判定機構(本判定機構)について詳細に説明する。
本印刷装置は、図2に示すように、上記した制御部31を備えた制御基板(電子装置)31aを有している。そして、この制御基板31aに対し、プリンタ部102,給紙ユニット部103,給紙ユニット120,排出トレイ126,操作部32や、その他の本印刷装置に対して付加的な機能を与える部材(以下、ユニットと総称する)が、コネクタ付きケーブル(接続部材)によって接続されている。
そして、制御基板31a(制御部31)は、コネクタ付きケーブルを介して各ユニットと情報や電力の送受信を行い、各ユニットを制御するように設計されている。
このコネクタ付きケーブルは、複数の配線を束ね、その両端にコネクタを設けた構成であり、制御基板31aおよびユニットに対して着脱可能に接続されている。
そして、本判定機構は、「コネクタ付きケーブルと制御基板31a・ユニットとが、適切に接続されているか否か」を判定するためのものである。
図3は、制御基板31aと、1つのユニットUとを、コネクタ付きケーブルCBによって接続した状態を示す説明図である。
この図に示すように、コネクタ付きケーブルCBの接続先である制御基板31a・ユニットUには、ピンコネクタSが備えられている。
そして、このピンコネクタSに対し、コネクタ付きケーブルCBの両端に設けられているコネクタCNが接続されるように設計されている。
そして、本判定機構は、「コネクタ付きケーブルCBが、制御基板31aおよびユニットUに対して接続されているか否か」を判定するように設計されている。
まず、本判定機構の構成について説明する。
本判定機構は、制御部31に加えて、図4に示すような接続判定回路を備えている。この接続判定回路は、制御基板31aにおける1つの端子(ポート)kと、信号ケーブルCk,電源ケーブルCv,接地ケーブルCe,抵抗R1,R2とを含むものである。
端子k(第1信号端子)は、制御基板31aのピンコネクタSにおける1つの端子ピンに接続されており、ユニットUに対して制御信号を出力するための出力端子である。
また、この端子kは、制御部31の制御により、図5に示すように、ユニットU側からの信号を入力する入力端子としても機能できるように設計されている。
すなわち、この端子kは、出力端子としても、また、入力端子としても設定できる、入出力対応型の端子(入出力端子;入出力ポート)となっている。
なお、このような入出力端子については、非特許文献1に記載されている。
信号ケーブル(第1信号ケーブル)Ckは、コネクタ付きケーブルCBにおける、端子kに応じたケーブル(端子kから出力される制御信号をユニットU側に送信するケーブル)である。
電源ケーブルCvは、コネクタ付きケーブルCBにおける、制御基板31aからユニットUに供給される電源(定電圧電源)のためのケーブルである。なお、電源の電圧値については、Vccとする。
接地ケーブルCeは、コネクタ付きケーブルCBにおけるアース線である。
抵抗R1(第1抵抗)は、制御基板31a内で、信号ケーブルCkと接地ケーブルCeとを接続している抵抗である。また、抵抗R1の抵抗値は、10kΩである。
抵抗R2(第2抵抗)は、ユニットU内で、信号ケーブルCkと電源ケーブルCvとを接続している抵抗である。また、抵抗R2の抵抗値は、100kΩである。
従って、この接続判定回路では、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31a・ユニットUに接続されている場合、電源ケーブルCvは、ユニットU内で、抵抗R1を介して信号ケーブルCkと接続される。さらに、信号ケーブルCkは、制御基板31a内で、抵抗R2を介して接地ケーブルCeと接続される。
従って、この場合、端子kからは、
Vk=Vcc・R2/(R1+R2)=Vh
の検知電圧Vkを得られることとなる。
一方、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31a・ユニットUに接続されていない場合(外れている場合)、電源ケーブルCvと信号ケーブルCkとは接続されない。従って、端子kの検知電圧Vkは、接地電位Ve(0V)となる。
次に、本判定機構の動作について説明する。
制御部31は、端子kを、定期的に、入力端子に切り替える。そして、入力端子に切り替えた端子kから、検知電圧Vkを定期的に取得する。
その後、制御部31は、取得した検知電圧Vkが上記のVhあるいはVeのいずれであるか、を判断する。
そして、検知電圧VkがVhである場合、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBがユニットUおよび制御基板31aに接続されている、と判断する。一方、検知電圧VkがVeである場合、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBがユニットUおよび制御基板31aの少なくとも一方から外れていると判断する。
以上のように、本判定機構では、コネクタ付きケーブルCBがユニットUに接続された場合、信号ケーブルCkが、ユニットU内で、電源ケーブルCvに対して抵抗R1を介して接続されている。
従って、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31aおよびユニットUに接続されている場合、電源電圧Vccは、抵抗R1によって降下された状態で、信号ケーブルCkを介して端子kに印加されることとなる。
また、この場合、端子kに印加される電圧(降下電圧)は、電源電圧Vcc値と抵抗R1の値とに基づいた大きさとなる。
また、本判定機構には、端子kに印加される電圧値に基づいて、コネクタ付きケーブルCBの接続状態を判定する制御部31を備えている。
すなわち、この制御部31は、信号ケーブルCkを介して端子kに上記の降下電圧が印加されている場合、ユニットUおよび制御基板31aにコネクタ付きケーブルCBが接続されている(ユニットUが制御基板31aに接続されている)と判断する。
一方、端子kに降下電圧の印加されていない場合、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBがユニットUあるいは制御基板31aの少なくとも一方に接続されていない(ユニットUが制御基板31aに接続されていない)と判断する。
このように、本判定機構では、制御基板31a内の端子kに印加されている電圧を判定(測定)するだけで、制御基板31aおよびユニットUに対するコネクタ付きケーブルCBの接続状態を判定できる。従って、コネクタ付きケーブルCBの接続状態を非常に容易に判定できるようになっている。
また、本判定機構では、従来のコネクタ付きケーブルCBや制御基板31a内に含まれている電源ケーブルCv,信号ケーブルCk,端子kを用いて、接続状態の判定を行うように設計されている。
従って、本判定機構では、接続判定のための専用の電源や端子を必要としない。このため、本判定機構は、製造コストの安価な接続判定機構となっている。
また、本判定機構では、上記の端子kが、出力端子および入力端子としての機能を有する入出力端子から構成されている。
従って、制御部31は、端子kに入力された電圧値を、この端子自身から直接取得することが可能となる。従って、端子kに印加された電圧値を取得するための専用の入力端子を備える必要がない。このため、本判定機構の製造コストをさらに低減できるようになっている。
また、本判定機構は、コネクタ付きケーブルCBに通常含まれている、接地ケーブルCeを利用している。
すなわち、この接地ケーブルCeを、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31aに接続された場合に、制御基板31a内における端子kの上流側で、信号ケーブルCkに対して抵抗R2を介して接続されるように設定している。
従って、本判定機構では、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31aおよびユニットUに接続されている場合、端子kに、以下のようなVh(電源電圧Vccの降下した電圧)が印加される。
Vh=Vcc・R2/(R1+R2)
一方、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31a,ユニットUの少なくとも一方に接続されていない場合、端子kは接地電位Veとなる。
従って、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBの接続状態をより容易に判定できるようになっている。
なお、本判定機構では、抵抗R1および抵抗R2が、
R2/R1>1
を満たすことが好ましい。
また、これら抵抗R1,R2が、
R2/R1≧3
を満たすことがより好ましい。
すなわち、R2/R1≦1では、VhがVcc/2より小さくなるため、接地電位Veとの差が小さく、ノイズによって判定にエラーの生じる可能性がある。
また、R2/R1≧3とすることにより、Vhが(3/4)Vcc以上となる。従って、Vhと接地電位Veとの差を大きくできるので、充分なノイズマージンを確保できる。
また、本実施の形態では、ユニットと制御基板31aとをコネクタ付きケーブルCBで接続し、本判定機構によってコネクタ付きケーブルCBの接続状態を判定するとしている。
しかしながら、ユニットと制御基板31aとを、コネクタ付きケーブルCB以外の他の接続部材で接続し、その接続状態を本判定機構によって判定するようにしてもよい。
ここで、他の接続部材とは、例えば、フレキシブルプリント回路(FPC)やフレキシブルフラットケーブル(FFC)を挙げられる。図6・図7は、FPCおよびFFCの概略構成を示す説明図である。
これらの図に示すように、これらのケーブルは、ベースフィルム201,配線202,カバーレイ203を積層してなる構成である。
これらのケーブルでは、制御基板31aあるいはユニットに対する接続のため、端部Z(接点部)において、カバーレイ203を剥がして配線202を露出させている。そして、制御基板31aあるいはユニットに設けたコネクタSに、この端部を直接挿入するように設計されている。
このようなFPCおよびFFCを接続部材として用いる場合でも、本印刷装置の本判定機構を実現することは可能である。
すなわち、配線202における1つの信号出力線に制御信号を出力している、制御基板31a内の入出力端子の1つを端子kとする。そして、この端子kに応じた出力信号線を信号ケーブルCkとする。
さらに、配線202における電源線,接地線を、接地ケーブルCe,信号ケーブルCkとして、抵抗R1・R2を介して信号ケーブルCkと接続する(図4参照)。これにより、図4に示した本判定機構を構成できる。
また、本印刷装置の本判定機構を、コネクタ付きケーブルCB等の接続部材を用いない構成にも利用できる。
例えば、制御基板31aには、直接に装着するタイプのサブ基板(プリント基板;例えば増設メモリー基板など)を備えることもできる。このようなサブ基板は、基板の側部にコネクタ(配線パターン)を有しており、このコネクタを、制御基板31aのスロットコネクタ(図示せず)に挿入するように設計されているものである。
このような場合、制御基板31aのスロットコネクタ(あるいはサブ基板のコネクタ)における1つの信号出力線に制御信号を出力している、制御基板31a内の入出力端子の1つを端子kとする。そして、この端子kに応じた出力信号線を信号ケーブルCkとする。
さらに、サブ基板のコネクタ内で、電源線と信号ケーブルCkとを抵抗R1で接続するとともに、スロットコネクタ内で、接地線と信号ケーブルCkとを接続する。これにより、図4に示した本判定機構を実現することが可能である。
また、本実施の形態では、コネクタ付きケーブルCBは、両端にコネクタCNを有しており、制御基板31aおよびユニットに対して着脱可能に接続されるとしている。
しかしながら、これに限らず、コネクタ付きケーブルCBの一方の端部を、例えばハンダ付けによって、ユニットUに対して着脱不可能なように固定してもよい。
また、本実施の形態では、本判定機構によって、コネクタ付きケーブルCB等の接続部材と制御基板31a・ユニットUとが接続されているか否かを判定する、としている。
しかしながら、制御基板31aにコネクタ接続されるオプション装置(本印刷装置とは別体の外部機器)のある場合、本判定機構によって、オプション装置が装着(接続)されているか否かを判定するようにしてもよい。
この構成では、オプション装置を制御基板31aに装着する場合には、図3に示したコネクタ付きケーブルCBを用いる。そして、制御部31は、このオプション装置に応じた端子kの検知電圧VkがVeであると判断した場合には、このオプション装置が装着されていないと判断することととなる。
なお、このようなオプション装置としては、印刷したシートに後処理(ステープル処理など)を施す後処理装置などを挙げられる。
このようなオプション装置は、印刷装置の製造過程ではなく、印刷装置の搬入後に、ユーザーやメーカーのサービスマンによって印刷装置に取り付けられることの多いものである。従って、取り付けミスの発生しやすいものであるといえる。このため、このようなオプション装置を有する印刷装置に本判定機構を備えることで、取り付けミスを容易に発見できる。
また、本判定機構では、接地ケーブルCeと第1信号ケーブルCkとが、制御基板31a内で抵抗R2を介して接続されているとしている。
しかしながら、このような接地ケーブルCeを用いなくとも、コネクタ付きケーブルCBがユニットUおよび制御基板31aの双方に接続されているか否か、によって、第1ケーブルCkから端子kに印加される電圧値は変化する。従って、このような接地ケーブルCeを用いなくとも、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBの接続状態を判定することは可能である。
また、本実施の形態では、コネクタ付きケーブルCB等の接続部材によって本印刷装置の制御基板31aとユニットとを接続し、その接続状態を本判定機構によって判定するとしている。
しかしながら、印刷装置以外の他の電子機器であっても、制御基板31aに出力端子としても入力端子としても利用できる端子(入出力端子)を備えていれば、本発明の本判定機構を備えることで、接続部材の接続状態を判定することが可能である。
また、本実施の形態では、本判定機構において検知電圧Vkを得るために、コネクタ付きケーブルCBに接続されてユニットUに制御信号を送るための、入出力端子である端子kを用いるとしている。
しかしながら、このような端子kのない場合でも、本判定機構を構成することは可能である。
このような場合、本判定機構は、例えば図8・図9に示すような構成となる。
この構成は、端子kに加えて、制御基板31aにおける別の端子(第2信号端子)を用いる構成である。
この構成では、端子kは、通常の出力端子として機能するものである。
また、この構成では、端子kに、抵抗R3(第3抵抗)を介して端子mが接続されている。
この端子mは、端子kとは異なり、ユニットUに制御信号を送るものではなく、ラインLmを介して、制御基板31a内の他の機器(例えばLEDなど)に制御信号(電源信号など)を出力するものである。
また、この端子mは、制御部31の制御により、図9に示すように、ユニットU側からの信号を入力する入力端子としても機能できるように設計されている。
すなわち、この端子mは、出力端子としても、また、入力端子としても機能する、入出力対応型の端子(入出力端子)となっている。
そして、図8の構成では、端子mのラインLm(第2信号ケーブル)が、信号ケーブルCkと抵抗R3を介して接続されている。さらに、ラインLmは、抵抗R4(第4抵抗)を介して接地されている。
また、図4の構成と同様に、コネクタ付きケーブルCBにおける電源ケーブルCvは、ユニットU内において、抵抗R1を介して信号ケーブルCkに接続されている。
従って、この接続判定回路では、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31a・ユニットUに接続されている場合、電源ケーブルCvは、ユニットU内で、抵抗R1を介して信号ケーブルCkと接続される。さらに、信号ケーブルCkは、制御基板31a内で、抵抗R3を介してラインLmと接続される。
従って、この場合、端子kにおける出力信号の影響を無視すると、端子mからは、
Vm=Vcc・R4/(R1+R3+R4)=Vh
の検知電圧Vmを得られることとなる。
一方、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31a・ユニットUに接続されていない場合(外れている場合)、電源ケーブルCvと信号ケーブルCk(ラインLm)とは接続されない。従って、端子mの検知電圧Vmは、接地電位Ve(0V)となる。
この構成では、制御部31は、定期的に、端子kの出力段をハイインピーダンスとする(端子kからの信号出力を停止する)とともに、端子mを入力端子に切り替える。そして、入力端子に切り替えた端子mから、検知電圧Vmを定期的に取得する。
その後、制御部31は、取得した検知電圧Vmが上記のVhあるいはVeのいずれであるか、を判断する。
そして、検知電圧VmがVhである場合、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBがユニットUおよび制御基板31aに接続されている、と判断する。一方、検知電圧VmがVeである場合、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBがユニットUおよび制御基板31aの少なくとも一方から外れていると判断する。
このように、コネクタ付きケーブルCBに信号を送る端子に入出力端子のない場合でも、制御基板31a内に1つでも入出力端子のある場合、本判定機構を構成することが可能である。
また、図8・図9に示した構成において、端子kの出力段をハイインピーダンスとすることは、例えば、以下のように実現できる。すなわち、図10に示すように、端子kの出力段が2つのトランジスタT1・T2を直列接続して構成されている場合、これらの双方をOFFとすることで、端子kをハイインピーダンスとできる。
また、この構成では、これら抵抗R1,R3,R4が、
R4/(R1+R3)>1
を満たすことが好ましい。
さらに、これら抵抗R1,R3,R4が、
R4/(R1+R3)≧3
を満たすことがより好ましい。
すなわち、R4/(R1+R3)≦1では、VhがVcc/2より小さくなるため、接地電位との差が小さく、ノイズによって判定にエラーの生じる可能性がある。
また、R4/(R1+R3)≧3とすることにより、Vhが(4/5)Vcc以上となる。従って、Vhと接地電位との差を大きくできるので、充分なノイズマージンを確保できる。
また、上記では、端子mを、ユニットUに制御信号を送るものではなく、ラインLmを介して、制御基板31a内の他の機器(例えばLEDなど)に制御信号を出力するものであるとしている。しかしながら、これに限らず、端子mを、端子kと同様に、ユニットU(あるいは他のユニット)に制御信号を送るための端子としてもよい。
また、図8・図9に示した構成では、抵抗R4を介してラインLmが接地されるとしている。しかしながら、このような接地を行わなくとも、コネクタ付きケーブルCBがユニットUおよび制御基板31aの双方に接続されているか否か、によって、第1ケーブルCkから端子k(端子m)に印加される電圧値は変化する。従って、このような接地を行わなくとも、制御部31は、コネクタ付きケーブルCBの接続状態を判定することは可能である。
また、本実施の形態では、電源ケーブルCvと信号ケーブルCkとが、抵抗R1を介してユニットU内で接続されるとしている。しかしながら、これに限らず、電源ケーブルCvと信号ケーブルCkとを、制御基板31a内で接続するようにしてもよい。
図11・図12は、この場合の構成を示す説明図である。
これらの図に示すように、この構成では、本判定機構は、端子k,電源ケーブルCv,信号ケーブルCk,接地ケーブルCe,抵抗R5・R6から構成されている。
そして、電源ケーブルCvは、制御基板31a内で、抵抗R6(第6抵抗)を介して信号ケーブルCkに接続されている。また、信号ケーブルCkは、ユニットU内で、抵抗R5(R5a・R5b;第5抵抗)を介して接地ケーブルCeに接続されている。
従って、この接続判定回路では、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31a・ユニットUに接続されている場合、端子kからは、
Vk=(Vcc−Vbe)・R5a/(R5a+R6)+Vbe=Vl
但し VbeはトランジスタT3のベースエミッタ間電圧(約0.7V)
の検知電圧Vkを得られることとなる。
一方、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31a・ユニットUに接続されていない場合(外れている場合)、信号ケーブルCkと接地ケーブルCeとは接続されない。従って、端子kの検知電圧Vkは、電源電圧Vccとなる。
このように、この構成では、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31aおよびユニットUに接続されているときに、検知電圧Vkが低い電圧値(Vl)となる。一方、コネクタ付きケーブルCBが接続されていないとき、検知電圧Vkが高電圧(Vcc)となる。
また、図11・図12に示した構成では、ユニットU内で、信号ケーブルCkがNPNトランジスタT3のベースに接続されている。
従って、コネクタ付きケーブルCBが制御基板31aおよびユニットUに接続されている場合、トランジスタT3にはコレクタ電流が流れる。従って、ユニットU側においても、コネクタ付きケーブルCBの接続状態を判定することが可能となる。
また、コネクタ付きケーブルCBによって制御基板31aに接続されていないユニットUに関する指示が本印刷装置の操作部32に与えられたとき、本判定機構の制御部31は、操作部32を介して、「ユニットUが接続されていない」旨のメッセージを表示するように設計されていることが好ましい。
これにより、ユーザーは、使用したいユニットUが本印刷装置に接続されていない(このユニットUを使用できない)ことを容易に発見できる。
また、このような本印刷装置は、接続されていないユニットUのある場合でも、他の接続されているユニットUを用いた機能については、通常通りに実施できるように設定されていることが好ましい。これにより、ユーザーの利便性を向上できる。
なお、電子写真装置である本印刷装置は、非常に多くのユニットUを有するものである。従って、本判定機構によって、各ユニットUの接続状態を取得することで、その操作性を大きく向上できるといえる。
また、図4等に示した構成では、電源ケーブルCvに、定電圧Vccを印加するとしている。しかしながら、これに限らず、電源ケーブルCvによって供給する電源を、定電流電源としてもよい。
また、本実施の形態では、例えば図4の構成において、電源ケーブルCvがユニットU内で信号ケーブルCkに対して抵抗R1(第1抵抗)を介して接続されている、と表現している。しかしながら、この接続をより詳細に表現すれば、「電源ケーブルCv,信号ケーブルCkに接続されたユニットUのピンコネクタSにおける2つの端子が、ユニットU内で抵抗R1を介して接続されている」のようになる。
また、上記では、本印刷装置における全ての処理(コネクタ付きケーブルCBの接続判定など)を、制御部31の制御により行うとしている。しかしながら、これに限らず、これらの処理を行うためのプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムを読み出すことのできる情報処理装置(コンピューター)を、制御部31に代えて用いるようにしてもよい。
この構成では、情報処理装置の演算装置(CPUやMPU)が、記録媒体に記録されているプログラムを読み出して処理を実行する。従って、このプログラム自体が処理を実現するといえる。
ここで、上記の情報処理装置としては、一般的なコンピューター(ワークステーションやパソコン)の他に、コンピューターに装着される、機能拡張ボードや機能拡張ユニットを用いることができる。
また、上記のプログラムとは、処理を実現するソフトウェアのプログラムコード(実行形式プログラム,中間コードプログラム,ソースプログラム等)のことである。このプログラムは、単体で使用されるものでも、他のプログラム(OS等)と組み合わせて用いられるものでもよい。また、このプログラムは、記録媒体から読み出された後、装置内のメモリー(RAM等)にいったん記憶され、その後再び読み出されて実行されるようなものでもよい。
また、プログラムを記録させる記録媒体は、情報処理装置と容易に分離できるものでもよいし、装置に固定(装着)されるものでもよい。さらに、外部記憶機器として装置に接続するものでもよい。
このような記録媒体としては、ビデオテープやカセットテープ等の磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスク等の磁気ディスク、CD−ROM,MO,MD,DVD,CD−R等の光ディスク(光磁気ディスク)、ICカード,光カード等のメモリカード、マスクROM,EPROM,EEPROM,フラッシュROM等の半導体メモリーなどを適用できる。
また、ネットワーク(イントラネット・インターネット等)を介して情報処理装置と接続されている記録媒体を用いてもよい。この場合、情報処理装置は、ネットワークを介するダウンロードによりプログラムを取得する。すなわち、上記のプログラムを、ネットワーク(有線回線あるいは無線回線に接続されたもの)等の伝送媒体(流動的にプログラムを保持する媒体)を介して取得するようにしてもよい。なお、ダウンロードを行うためのプログラムは、装置内(あるいは送信側装置・受信側装置内)にあらかじめ記憶されていることが好ましい。
また、本判定機構において制御基板31aとユニットとを接続する接続部材としては、複数の電線、もしくは配線が束ねられたケーブルの少なくとも一端が接続のためのケーブルが設けられたものであってもよい。また、接続部材は、接続のため端部の配線を露出させ、基板側に設けたコネクタに端部を直接挿入するフレキシブルプリント回路(FPC)、フレキシブルフラットケーブル(FFC)、メイン基板上のコネクタに装着されるサブ基板(例えばパソコンのマザーボードのコネクタに装着される増設メモリー基板)等を含む。また、接続部材は、ケーブルがなく、基板どうしを直接に付けるものも含む。
また、本判定機構は、本印刷装置とは別体の検査装置(テスタ)ではなく、本印刷装置に内蔵されていることが好ましい。
また、本発明を、コネクタ装着忘れを自己判定する回路、と表現することもできる。また、特許文献2の技術は、ラダー抵抗の接続点にスイッチを配置し、ラダー抵抗の分圧比を変えて、A/Dコンバータに入力してスイッチの状態を検知するものであるともいえる。また、特許文献1の技術は、コネクタに設けた嵌合検知端子と短絡用弾性接触子の導通で装着を検知するものであるともいえる。
また、本発明を、以下の第1〜第11判定回路、第1画像形成装置、第1オプション装置として表現することもできる。すなわち、第1判定回路は、着脱可能なコネクタで電気的に接続される電子装置とユニット間の接続状態を判定する判定回路において、通常動作時と判定動作時とで1つのポート(端子k)を出力ポート(出力端子)と入力ポート(入力端子)とに切り替える構成である。これにより、判定のためにポート、コネクタ端子数を増加させることなく、簡便にコネクタ未挿入が判定できる。
また、第2判定回路は、第1判定回路において、判定に用いられる配線ラインがユニット側で第1の電位(Vcc)に第1の抵抗(R1)を介して電流が流れ、かつ、電子装置側で第2の電位(GND)に第1の抵抗(R2)を介して電流が流れるように接続されている構成である。これにより、接続状態で電圧の分圧比が切替わり容易に判定可能となる。
また、第3判定回路は、第2判定回路において、第1の抵抗の値をR1、第2の抵抗の値R2とした時、R2/R1>1、望ましくはR2/R1≧3とする構成である。R2/R1≦1では、Vcc/2を超える変化とならないので、判定が困難である。R2/R1≧3とすることにより、分圧電位が(3/4)Vcc以上、GNDとなり、充分なノイズマージンが確保される。
また、第4判定回路は、着脱可能なコネクタで電気的に接続される電子装置とユニット間の接続状態を判定する判定回路において、ユニットへ信号を出力する第1のポート(端子k)と第2のポート(端子k)とを有し、第2のポート(端子m)を通常動作時と判定動作時とで出力ポートと入力ポートとに切り替える構成である。これにより、出力のみのポートでも他の入出力ポートで対応できる
また、第5判定回路は、第4判定回路において、判定動作時に第1のポートの出力段をハイインピーダンス状態にする構成である。これにより、第1のポート(端子k)の出力状態により判定動作が悪影響されることが防止できる。また、第6判定回路は、第4判定回路において、判定動作時、第1の電位(Vcc)から第1の抵抗(R1)、第2の抵抗(R2)、第3の抵抗(R1)を介して第2の電位(GND)に電流が流れるように接続されている構成である。これにより、接続状態で電圧の分圧比が切替わり容易に判定可能となる。
また、第7判定回路は、第6判定回路において、第1の抵抗の値をR1、第2の抵抗の値R2、第3の抵抗の値R1とした時、R1/(R1+R2)>1、望ましくはR1/(R1+R2)≧3とする構成である。R1/(R1+R2)≦1ではVcc/2を超える変化とならないので、判定が困難である。R1/(R1+R2)≧3とすることにより、分圧電位が(4/5)Vcc以上、GNDとなり、充分なノイズマージンが確保される。
また、第8判定回路は、第1〜第7判定回路のいずれかにおいて、上記の電子装置が画像形成装置である構成である。また、第1画像形成装置は、第1〜第7判定回路のいずれかを備えた電子装置としての画像形成装置(電子写真装置)である。電子写真装置は使用されるコネクタの数が多く本発明が特に効果を発揮する。
また、第9判定回路は、第1〜第8判定回路のいずれかにおいて、上記のユニットがオプションユニットである構成である。また、第1オプションユニットは、第1〜第8判定回路のいずれかを備えたユニットである。オプションユニットはユーザーの現場でサービスマン,もしくはユーザーが直接取り付けるケースも多く、特にコネクタ装着ミスも発生しやすく、本発明が効果を発揮する。オプションを自動検知することにより、オプション追加に伴う本体メモリーの更新などの手作業なしで本体が対応できる。
また、第10判定回路は、第1〜第9判定回路のいずれかにおいて、未挿入のユニットにかかわる動作を選択した時,警告、もしくは表示を行う構成である。これにより、利便性の向上を図れる。また、第11判定回路は、第1〜第10判定回路のいずれかにおいて、未挿入が検出されても、選択された動作に関係しなければ、選択された動作を実行する構成である。これにより、利便性の向上を図れる。
本発明は、プリンター(印刷装置)やその制御基板などの電子装置に対して接続部材によってユニットを接続する構成に関し、好適に使用可能なものである。
本発明の一実施形態にかかる印刷装置の構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の制御機構を示すブロック図である。 コネクタ付きケーブルの接続状態を示す説明図である。 図1に示した印刷装置に備えられた接続判定機構における、接続判定回路の構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置に備えられた接続判定機構における、接続判定回路の構成を示す説明図である。 FPCおよびFFCの概略構成を示す説明図である。 FPCおよびFFCの概略構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の接続判定機構に備えることの可能な、接続判定回路の構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の接続判定機構に備えることの可能な、接続判定回路の構成を示す説明図である。 図8および図9に示した端子kの近傍の構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の接続判定機構に備えることの可能な、接続判定回路の構成を示す説明図である。 図1に示した印刷装置の接続判定機構に備えることの可能な、接続判定回路の構成を示す説明図である。
符号の説明
31 制御部
31a 制御基板(電子装置)
32 操作部
102 プリンタ部
103 給紙ユニット部
104 感光体ドラム
105 帯電ユニット
106 光走査ユニット
107 現像ユニット
108 転写ユニット
109 クリーニングユニット
110 現像剤供給部
111〜114 給紙トレイ
115 第1搬送経路
116 第2搬送経路
117 フレーム
118 手差し給紙ユニット
119 手差し給紙トレイ
120 給紙ユニット
121 第3搬送経路
124 第4搬送経路
126 排出トレイ
127 定着ユニット
140 リフトトレイ部
141 ピックアップ機構
142 リフトモータ
143 昇降トレイ
144 滑車
201 ベースフィルム
202 配線
203 カバーレイ
CB コネクタ付きケーブル(接続部材)
CN コネクタ
Ce 接地ケーブル
Ck 信号ケーブル(第1信号ケーブル)
Cv 電源ケーブル
Lm ライン(第2信号ケーブル)
R1〜R5 抵抗(第1〜第5抵抗)
S ピンコネクタ
T1〜T3 NPNトランジスタ
U ユニット
Vcc 電源電圧

Claims (17)

  1. 電子装置とユニットとの間を接続する接続部材の接続状態を判定する接続判定機構において、
    上記の接続部材が、電子装置からユニットに電源電圧を供給する電源ケーブルと、電子装置の第1信号端子から出力された制御信号をユニットに出力する第1信号ケーブルとを含んでおり、
    接続部材がユニットに接続された場合、上記の第1信号ケーブルが、ユニット内で、上記の電源ケーブルに第1抵抗を介して接続されるようになっており、
    さらに、上記の第1信号端子に印加される電圧の値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する制御部を備えていることを特徴とする接続判定機構。
  2. 上記の第1信号端子が、出力端子および入力端子としての機能を有する入出力端子から構成されており、
    上記の制御部は、第1信号端子から取得した電圧値に基づいて、接続部材の接続状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の接続判定機構。
  3. 上記の接続部材が接地ケーブルを備えており、
    接続部材が電子装置に接続された場合、第1信号ケーブルと接地ケーブルとが、第2抵抗を介して電子装置内で接続されることを特徴とする請求項2に記載の接続判定機構。
  4. 上記の第1抵抗の抵抗値をR1、第2抵抗の抵抗値をR2としたとき、これらのR1およびR2が、
    R2/R1>1
    を満たすことを特徴とする請求項3に記載の接続判定機構。
  5. 上記のR1およびR2が、
    R2/R1≧3
    を満たすことを特徴とする請求項4に記載の接続判定機構。
  6. 制御部から出力された信号を、電子装置内の第2信号ケーブルを介して電子装置内の他の部材に出力するための第2信号端子を備えており、
    この第2信号端子が、出力端子および入力端子としての機能を有する入出力端子から構成されており、
    接続部材が電子装置に接続された場合、電子装置内で、第1信号ケーブルと第2信号ケーブルとが接続されるようになっており、
    上記の制御部は、第2信号端子を介して入力された第1信号端子の電圧値に基づいて、接続部材の接続状態を判定することを特徴とする請求項1に記載の接続判定機構。
  7. 上記制御部は、接続部材の接続状態を判定する際、第1信号端子の出力段をハイインピーダンス状態とするように設計されていることを特徴とする請求項6に記載の接続判定機構。
  8. 接続部材が電子装置に接続された場合、
    第1信号ケーブルと第2信号ケーブルとが、第3抵抗を介して電子装置内で接続され、さらに、第2信号ケーブルが、第4抵抗を介して接地されることを特徴とする請求項6に記載の接続判定機構。
  9. 第1抵抗の抵抗値をR1、第3抵抗の抵抗値をR3、第4抵抗の抵抗値をR4としたとき、これらR1,R3,R4が、
    R4/(R1+R3)>1
    を満たすことを特徴とする請求項8に記載の接続判定機構。
  10. 上記のR1,R3,R4が、
    R4/(R1+R3)≧3
    を満たすことを特徴とする請求項9に記載の接続判定機構。
  11. 電子装置とユニットとの間を接続する接続部材の接続状態を判定する接続判定機構において、
    上記の接続部材が、電子装置からユニットに電源電圧を供給する電源ケーブルと、電子装置の第1信号端子から出力された制御信号をユニットに出力する第1信号ケーブルと、接地ケーブルとを含んでおり、
    接続部材がユニットおよび電子装置に接続された場合、第1信号ケーブルと接地ケーブルとが、第5抵抗を介してユニット内で接続されるとともに、第1信号ケーブルと電源ケーブルとが、第6抵抗を介して電子装置内で接続されるようになっており、
    さらに、上記の第1信号端子に印加される電圧の値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する制御部を備えていることを特徴とする接続判定機構。
  12. 上記ユニットが、電子装置とは別体の外部機器であることを特徴とする請求項1あるいは11に記載の接続判定機構。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の接続判定機構を備えた印刷装置。
  14. ユーザーからの指示を受け付けるとともに、ユーザーに対してメッセージを表示する操作部を備えており、
    上記の制御部は、接続部材によって電子装置に接続されていないユニットに関する指示が操作部に与えられたとき、操作部を介して、ユニットが接続されていない旨のメッセージを表示するように設計されていることを特徴とする請求項11に記載の印刷装置。
  15. 電子装置とユニットとの間を接続する接続部材の接続状態を判定する接続判定方法において、
    上記の接続部材が、電子装置からユニットに電源電圧を供給する電源ケーブルと、電子装置の第1信号端子から出力された制御信号をユニットに出力する第1信号ケーブルとを含んでおり、
    接続部材がユニットに接続された場合、上記の第1信号ケーブルが、ユニット内で、上記の電源ケーブルに第1抵抗を介して接続されるようになっており、
    上記の第1信号端子に印加される電圧の値に基づいて、接続部材の接続状態を判定する判定工程を含んでいることを特徴とする接続判定方法。
  16. 電子装置に接続されたコンピューターに、請求項15に記載の判定工程を実行させるための接続判定プログラム。
  17. 請求項16に記載の接続判定プログラムを記録した、コンピューターによって読み取り可能な記録媒体。
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