JP2006057349A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 障子の面材の端面が長時間に渡って湿気に曝されることがなく、面材の劣化を防止することができる建具を提供すること。
【解決手段】上框21、下框22、および左右の縦框の框材本体21A,22Aにおける見付け面部211,221に複層ガラス25の四周を接着して複層ガラス25を固定し、複層ガラス25の四周端面(エッジ)と見込み面部212,222との間に、室外空間に連通された隙間21D,22Dを設けた。従って、複層ガラス25の端面部分が長時間湿気に曝されることがなく乾燥させておくことができるので、連結シール材25Dの劣化を防止することができる。さらに接着力によって上下左右の各框21,22および複層ガラス25を一体化することができ、障子20の組立工程を簡略化してコストダウンを図ることができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、枠体と、この枠体に支持される障子とを備えた建具に関し、詳しくは、引き違い窓、片引き窓、開き窓、辷り出し窓、嵌め殺し窓等の各種形式のサッシ窓としての建具や、引き戸、開き戸等の各種出入り口としての建具に関する。
従来より、サッシ窓や出入り口において、上下左右の框材を四周框組した内部に複層ガラスや合せガラス等の面材を嵌め込んで構成された障子が多用されている。そして、障子における面材の支持構造としては、各框材の見付け方向内側に形成した断面略凹状の面材保持部に、シール性を有したガスケットを介して面材の四周を保持したものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。このようなガスケットは、断面略コ字形に形成され、面材の表裏面に密接するシール片(リップ片)を有しており、面材と框材との間がガスケットでシールされることによって障子の気密性および水密性が確保できるようになっている。
特開2001−159273号公報
しかしながら、従来の障子では、ガスケットにより框材の面材保持部が密閉されていることで面材保持部内に雨水等が入り込まないようになっているものの、万一、面材保持部内に雨水等が入り込んだ場合には、入り込んだ雨水等が面材保持部から排出されにくく、面材の端面部分が長時間に渡って湿気に曝されることになってしまう。このため、特に、面材が空気層を介して対向したガラスパネルの四周端縁を連結シール材により連結した複層ガラスである場合には、端面部分の連結シール材が水分により劣化しやすくなり、空気層の密閉状態を維持することができなくなる等の不都合が生じる可能性がある。また、面材が複数枚のガラスパネルを樹脂フィルムを介して張り合わせた合せガラスである場合には、端面部分からガラスパネルと樹脂フィルムとの間に水分が浸入してしまう可能性がある。
以上のように、従来の面材支持構造において面材として複層ガラスや合せガラス等を用いる場合には、面材の端面部分が湿気に曝される可能性があり、これら面材の劣化のおそれがあり、その解決が望まれていた。
本発明の目的は、障子の面材の端面が長時間に渡って湿気に曝されることがなく、面材の劣化を防止することができる建具を提供することにある。
本発明の建具は、枠体と、この枠体に支持される障子とを備えた建具であって、前記障子は、上框、下框、および左右の縦框と、室内外に対向配置された少なくとも二枚のパネル材を有した面材とを備えて構成され、前記上下左右の各框材は、それぞれ見付け方向に延びる見付け面部と、この見付け面部の外端縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部とを有して形成され、前記面材は、前記パネル材の室内面が前記見付け面部の室外面に接着されて前記各框材に固定され、当該面材の四周端面と前記各框材の見込み面部との間には、室外空間に連通された隙間が設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、框材の見付け面部および見込み面部によって見付け方向内方および室外側に開口した断面略L字形の面材支持部が構成され、この面材支持部の見付け面部に室内面を接着することにより面材が各框材に固定される。そして、固定された面材の四周端面と各框材の見込み面部との間に隙間を設け、この隙間と室外空間とが連通されていることで、隙間に雨水等が浸入したとしても、浸入した雨水等が即座に室外に排出される、あるいは蒸発して室外空間に発散するので、面材の端面部分が湿気に曝されることがない。従って、面材の端面部分を乾燥させておくことができるので、面材として複層ガラスや合せガラス等を用いた場合でも、これら面材の劣化を防止することができる。
さらに、面材の端面に沿って框材の見込み面部が配置されるので、この見込み面部がカバー材として機能し、風雨や直射日光から面材の端面を保護することができる。
また、接着により面材を框材に固定することで、従来の障子における框材のようにビス止めにより框組みする必要がなく、接着力によって各框材および面材を一体化することができ、障子の組立工程を簡略化することができる。さらに、各框材および面材が接着により一体化されることで、ガスケットを介して面材が框材に支持される従来の障子と比較して、障子の面内剛性が飛躍的に向上されて開閉時等のがたつきを防止することができる。
この際、本発明の建具では、前記面材は、前記パネル材同士が空気層を介して対向配置され、当該パネル材の四周端縁が連結材により連結されて前記空気層が密閉された複層面材であることが好ましい。
このような構成によれば、面材として複層面材(例えば、複層ガラス)を用いることで、障子の断熱性や遮音性を向上させることができるとともに、前述したように複層面材の連結材の劣化を防止して、空気層の密閉性を確保することができる。
なお、複層面材としては、パネル材として複数のガラスパネルを用いたものでもよく、またガラスパネルとアクリル等の樹脂パネルとを用いたものでもよく、それらのパネル材の枚数は二枚に限らず三枚以上であってもよい。また、複層面材の空気層としては、乾燥空気を密封したものでもよく、またアルゴンガス等の断熱性に優れた(熱伝導率の低い)ガスを密封したものでもよい。
また、本発明の建具では、前記面材は、前記各框材の見付け面部に四周連続して貼付けた接着テープにより接着されていることが好ましい。
このような構成によれば、四周連続した接着テープにより面材を各框材に接着することで、通常の接着剤を用いて接着する場合と比較して接着作業が簡単にできるとともに、接着と同時に框材と面材との間のシールが完了するため、障子の組立工程をより一層簡略化することができる。
さらに、本発明の建具では、前記各框材は、前記見込み面部の室外側端縁から見付け方向内側に向かって延び、かつ前記面材の室外面に隙間を介して対向する折返し面部を有して形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、折返し面部によって面材の四周室外側端縁が覆われることで、面材の端面と框材の見込み面部との隙間に雨水等が浸入するのを防止することができるとともに、室外側から見た場合の障子の外観を良好にすることができる。また、折返し面部と面材の室外面との間に隙間を設けることで、面材の端面部分と室外空間との連通を阻害することがないため、前述のように面材の端面部分を乾燥させておくことができる。さらに、折返し面部は、面材を支持するものではないため、従来の障子における框材の見付け寸法よりも折返し面部の見付け寸法を小さくするとともに、折返し面部と面材の室外面との段差を小さくすることが可能であり、框材を目立たせずに面材のフラット感を強調して外観意匠性に優れた障子を形成することができる。
この際、本発明の建具では、前記上下左右の各框材のうちの少なくとも三辺における前記折返し面部は、前記見込み面部に対して着脱可能に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、障子の組立の際に、三辺の折返し面部を取り外しておくことで容易に面材を框材の見付け面部に接着固定することができる。
また、本発明の建具では、前記上下左右の各框材のうち少なくとも一つは、前記見付け面部および見込み面部の少なくとも一方により一辺が構成された中空部を有して形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、框材が中空部を有することで、框材の剛性および強度を向上させることができる。特に、引き違い窓において障子の自重を下枠に伝達する下框や、風圧による荷重が大きく作用する召合せ部の縦框に中空部を形成すること有効である。また、見付け面部により中空部の一辺を構成する、つまり見付け面部室内側に中空部を形成するようにすれば、框材の見付け寸法が拡大することなく框材の剛性および強度が高められるので、障子の外観意匠性をさらに向上させることができる。
また、本発明の建具では、前記障子は、前記枠体内の室内側および室外側にそれぞれスライド自在に支持された引き違い形式の障子であって、前記枠体は、上枠、下枠、および左右の縦枠を四周枠組みして形成され、これら上下左右の各枠材の見込み方向略中央には、それぞれ見付け方向内側に突出した突出片が当該各枠の長手方向略全長に渡って形成され、前記上枠の突出片と、前記室外側障子の上框室内面および前記室内側障子の上框室外面とのいずれか一方には、他方に摺接する上気密材が設けられ、前記下枠の突出片と、前記室外側障子の下框室内面および前記室内側障子の下框室外面とのいずれか一方には、他方に摺接する下気密材が設けられ、前記室内側障子の戸先側縦框に対応した縦枠の突出片と、当該室内側障子の戸先側縦框室外面とのいずれか一方には、他方に当接する縦気密材が設けられ、前記室外側障子の戸先側縦框に対応した縦枠の突出片と、当該室外側障子の戸先側縦框室内面とのいずれか一方には、他方に当接する縦気密材が設けられ、前記室内外の各障子における召合せ側縦框の一方には、当該各障子を閉じた際に他方に当接する縦気密材が設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、一対の障子を備えた引き違い形式の窓や戸において、上下左右の各枠材に形成した突出片と室内外の障子の各框材との間に設けた上下および縦の気密材、および召合せ側縦框(召合せ框)同士の間に設けた縦気密材によって、縦横に連続した気密ラインを形成することができ、建具の気密、水密性能を確保することができる。そして、このような引き違い形式の建具は、室内外の障子を閉じた状態で召合せ框に設けたクレセントによって施錠され、この施錠状態においては、室内外の障子が互いに近づく方向に引き寄せられるため、前述の縦および横気密材と各枠材または各框材とが密着されることで、気密、水密性をより高めることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である引違い窓1を示す縦断面図である。図2は、引違い窓1を示す横断面図である。図3は、引違い窓1の上枠部分を拡大して示す縦断面図である。図4は、引違い窓1の下枠部分を拡大して示す縦断面図である。図5および図6は、それぞれ引違い窓1の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。図7は、引違い窓1の障子20を拡大して示す縦断面図である。図8は、引違い窓1の障子20を拡大して示す横断面図である。
図1、図2において、引違い窓1は、建物の外壁2に設けられた開口部3に設けられ、外壁2を構成する躯体としての壁パネル4、および内装材5の下地材6や額縁材7に固定されている。
引違い窓1は、上枠11、下枠12、および左右の縦枠13を四周枠組みした窓枠(枠体)10と、この窓枠10の内側に開閉自在に支持された室内外一組の障子20とを備えて構成されている。障子20は、上框21、下框22、および左右の縦框23,24と、これら上下左右の框(各框材)21〜24に固定された面材としての複層ガラス25とを備えて構成されている。
一組の障子20は、室内側の障子20Aと、室外側の障子20Bとが、それぞれ窓枠10内において左右にスライド自在に支持されるとともに、窓枠10の見付け方向(図2中、左右方向)略中央位置の召合せ部分26で重なって閉じるようになっている。そして、室内外の障子20A,20Bは、召合せ部分26の縦框(召合せ框)23に設けられた引戸錠であるクレセント27により施錠できるようになっている。このように障子20を閉じた状態において、縦框(戸先框)24と縦枠13に設けたAT材(縦気密材)136とが当接して引違い窓1の気密性が確保されるようになっている。
次に、窓枠10および障子20の構成について、図3〜図8に基づいて詳しく説明する。
窓枠10の上枠11、下枠12、および左右の縦枠13は、それぞれアルミ押出形材製の室内部材11A,12A,13Aおよび室外部材11B,12B,13Bと、これらを連結する樹脂製の連結部材11C,12C,13Cとを有して形成されている。
障子20の上框21、下框22、および左右の縦框23,24は、それぞれアルミ押出形材製の框材本体21A,22A,23A,24Aと、框材本体21A,22A,23A,24Aの室内側に設けられる樹脂製の室内部材21B,22B,23B,24Bとを有して構成されている。そして、上框21、下框22、および縦框23,24は、図示しないコーナー部材により連結されており、下框22と縦框23,24とを連結するコーナー部材に戸車28が内蔵されている。
また、障子20の複層ガラス25は、室内側のガラスパネル(パネル材)25Aおよび室外側のガラスパネル(パネル材)25Bからなる二枚のガラスパネル25A,25B同士が空気層25Cを介して対向配置され、ガラスパネル25A,25Bの四周端縁が連結シール材25Dにより連結されて空気層25Cが密閉された複層面材である。
なお、面材としては、複層ガラス25に限らず、二枚以上の複数枚のガラスパネルを樹脂フィルムを介して張り合わせた合せガラスであってもよい。
図3に示すように、上枠11の室内部材11Aは、外壁2の開口部3の上縁に沿って見込み方向に延びる見込み片部111と、この見込み片部111から下方に延びて室内側障子20Aの上框21を案内する案内片部112とを有して形成されている。そして、室内部材11Aは、内装材5の下地材6および額縁材7にビス止め固定されている。
一方、上枠11の室外部材11Bは、開口部3の上縁に沿って見込み方向に延びる見込み片部113と、この見込み片部113から下方(見付け方向内側)に突出する突出片部114と、見込み片部113から下方に延びて室外側障子20Bの上框21を案内する案内片部115と、見込み片部113の室外側縁から上方に延びる固定片部116とを有して形成されている。突出片部114は、上枠11の見込み方向略中央位置である室内外の障子20A,20Bの間に挿入される位置において、上枠11の長手方向略全長に渡って形成されている。そして、突出片部114の下端には、室内外の障子20A,20Bの上框21に当接するAT材(上気密材)117が設けられている。そして、室外部材11Bの固定片部116は、外壁2の壁パネル4にビス止め固定されている。
また、上枠11における室内部材11Aの案内片部112と室外部材11Bの突出片部114との間には、下方に開口した断面略コ字形のカバー部材11Dが係合されている。
また、図7にも示すように、障子20の上框21における框材本体21Aは、複層ガラス25の室内側側面に沿った見付け面部211と、この見付け面部211の上端(外端)縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部212とを有し、これらの見付け面部211および見込み面部212から断面略L字形のL状面材支持部が形成されている。さらに、框材本体21Aは、見付け面部211の下端部から室内側に延びる下面部213と、この下面部213の室内側に連続して見付け面部211と対向する室内側面部214とを有して形成されている。そして、上框21は、見付け面部211と室内側面部214との間に挿入された上枠11の案内片部112,115に案内されるようになっている。また、見付け面部211の上端部には、AT材215が取り付けられており、このAT材215は、図3に示すように、室内側障子20Aにおいてカバー部材11Dに摺接し、室外側障子20Bにおいて上枠11の室外部材11Bの案内片部115に摺接するようになっている。また、框材本体21Aの見込み面部212室外側端には、アルミ押出形材製の室外部材21Cが係合して取り付けられている。この室外部材21Cによって、見込み面部212の室外側端縁から下方(見付け方向内側)に延びる折返し面部216が構成されている。そして、室内側障子20Aにおいて折返し面部216は、上枠11の突出片部114に設けられたAT材117に摺接するようになっている。
上框21の室内部材21Bは、框材本体21Aの下面部213に沿って延びる底面部217と、この底面部217の室内縁から上方に折れ曲がり框材本体21Aの室内側面部214に沿って延びる側面部218とを有し、断面略L字形に形成されている。この室内部材21Bは、框材本体21Aに係合して取り付けられており、室内部材21Bによって框材本体21Aが室内側から見えないようになっている。そして、室外側障子20Bにおいて室内部材21Bの側面部218は、上枠11の突出片部114に設けられたAT材117に摺接するようになっている。
一方、複層ガラス25は、室内側のガラスパネル25Aが框材本体21Aの見付け面部211に接着テープ30によって接着されて上框21に固定されている。そして、複層ガラス25の上端面(エッジ)と框材本体21Aの見込み面部212との間には、隙間21Dが形成され、複層ガラス25の室外側側面と折返し面部216との間には、隙間21Eが形成されている。これらの隙間21D,21Eは、室外空間に連通されている。
次に、図4に示すように、下枠12の室内部材12Aは、開口部3における下縁の下地材6に載置される支持片部121と、この支持片部121の上側に設けられて室内側障子20Aの戸車28を案内するレール部122と、額縁材7に沿って室内側に延び額縁材7にビス止め固定される固定片部123とを有して形成されている。
一方、下枠12の室外部材12Bは、中空状に形成された下枠本体部124と、この下枠本体部124から上方に突出して設けられて室外側障子20Bの戸車28を案内するレール部125と、このレール部125の室内側側面から上方(見付け方向内側)に突出する突出片部126と、下枠本体部124の室外側縁から下方に延びる固定片部127とを有して形成されている。突出片部126は、下枠12の見込み方向略中央位置である室内外の障子20A,20Bの間に挿入される位置において、下枠12の長手方向略全長に渡って形成されている。そして、突出片部126の上端には、室内外の障子20A,20Bの下框22に当接するAT材(下気密材)128が設けられている。そして、室外部材12Bの固定片部127は、外壁2の壁パネル4にビス止め固定されている。
また、下枠12における室内部材12Aのレール部122と室外部材12Bの下枠本体部124上面との間には、カバー部材12Dが係合されている。
また、図7にも示すように、障子20の下框22における框材本体22Aは、複層ガラス25の室内側側面に沿った見付け面部221と、この見付け面部221の下端(外端)縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部222とを有し、これらの見付け面部221および見込み面部222から断面略L字形のL状面材支持部が形成されている。そして、框材本体22Aは、見込み面部222の室外側縁から上方(見付け方向内側)に向かって延びる折返し面部223を有している。さらに、框材本体22Aは、見付け面部221と、見付け面部221の上下端部からそれぞれ室内側に延びる水平面部224,225と、これらの水平面部224,225の室内側に連続して見付け面部221と対向する室内側面部226とから形成される中空部227を有している。そして、室内側障子20Aにおいて折返し面部223は、下枠12の突出片部126に設けられたAT材128に摺接するようになっている。
下框22の室内部材22Bは、框材本体22A上部の水平面部224に沿って延びる上面部228と、この上面部228の室内縁から下方に折れ曲がり框材本体22Aの室内側面部226に沿って延びる側面部229とから断面略L字形に形成されている。この室内部材22Bは、框材本体22Aに係合して取り付けられており、室内部材22Bによって框材本体22Aが室内側から見えないようになっている。そして、室外側障子20Bにおいて室内部材22Bの側面部229は、下枠12の突出片部126に設けられたAT材128に摺接するようになっている。
一方、複層ガラス25は、室内側のガラスパネル25Aが框材本体22Aの見付け面部221に接着テープ30によって接着されて下框22に固定されている。そして、複層ガラス25の下端面(エッジ)と框材本体22Aの見込み面部222との間には、隙間22Dが形成され、複層ガラス25の室外側側面と折返し面部223との間には、隙間22Eが形成されている。これらの隙間22D,22Eは、室外空間に連通されている。また、見込み面部222には、図示しない排水孔が形成されており、複層ガラス25と框材本体22Aとの隙間22D,22Eに浸入した雨水等は、排水孔から室外空間に排出されるようになっている。
次に、図5に示すように、縦枠13の室内部材13Aは、開口部3の側縁に沿って見込み方向に延びる見込み片部131と、この見込み片部131の室内側に連続して額縁材7に沿って室内側に延びる固定片部132とを有して形成されている。そして、室内部材13Aの固定片部132は、額縁材7にビス止め固定されている。
一方、縦枠13の室外部材13Bは、開口部3の側縁に沿って見込み方向に延びる見込み片部133と、この見込み片部133の室外側縁から見付け方向外側に延びる固定片部134とを有して形成されている。そして、室外部材13Bの固定片部134は、外壁2の壁パネル4にビス止め固定されている。
また、図2の左側の縦枠13において、その見付け方向内側には、室内部材13Aと室外部材13Bとに渡ってカバー部材13Dが係合されている。このカバー部材13Dには、室外側障子20Bの室内側に沿って見付け方向に延びる見付け面部135が形成されており、この見付け面部135によって縦枠13の見込み方向略中央位置から見付け方向内側に突出する突出片が構成されている。そして、見付け面部135の室外側側面には、AT材(縦気密材)136が設けられている。
なお、図2の右側の縦枠13においては、縦枠13の見込み方向略中央位置には、室内側障子20Aの室外側に沿って見付け方向内側に突出する突出片部137が形成され、この突出片部137の室内側側面には、AT材(縦気密材)136が設けられている。
これら左右の縦枠13に設けられたAT材136の上下端は、それぞれ上枠11のAT材(横気密材)117および下枠12のAT材(横気密材)128と連続するようになっている。
また、図8にも示すように、障子20の戸先側の縦框24における框材本体24Aは、複層ガラス25の室内側側面に沿った見付け面部241と、この見付け面部241の見付け方向外端縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部242とを有し、これらの見付け面部241および見込み面部242から断面略L字形のL状面材支持部が形成されている。さらに、框材本体24Aは、見付け面部241と、見付け面部241の左右から室内側に延びる側面部243,244と、これらの側面部243,244の室内側に連続して見付け面部241と対向する室内側面部245とから形成される中空部246を有している。また、框材本体24Aの見込み面部242室外側端には、アルミ押出形材製の室外部材24Cが係合して取り付けられている。この室外部材24Cによって、見込み面部242の室外側端縁から見付け方向内側に延びる折返し面部247が構成されている。そして、室内側障子20Aにおいて折返し面部247は、縦枠13の突出片部137のAT材136に当接するようになっている。また、室外側障子20Bにおいては、框材本体24Aの室内側面部245が縦枠13のAT材136に当接するようになっている。
戸先側の縦框24の室内部材24Bは、框材本体24Aの側面部244に沿って見付け面部241および室内側面部245の見付け方向内端縁に係合して取り付けられている。
一方、図6および図8に示すように、障子20の召合せ側の縦框23における框材本体23Aは、複層ガラス25の室内側側面に沿った見付け面部231と、この見付け面部231の見付け方向外端縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部232とを有し、これらの見付け面部231および見込み面部232から断面略L字形のL状面材支持部が形成されている。さらに、框材本体23Aは、見付け面部231を見付け方向外側に延長した先端に連続して見込み方向に延びる側面部233と、見付け面部231の見付け方向内側から延びる側面部234と、これらの側面部233,234の室内側に連続して見付け面部231と対向する室内側面部235とを有して形成されている。そして、框材本体23Aには、見付け面部231、側面部233,234、室内側面部235から中空部236が形成され、見付け面部231、見込み面部232、側面部233から中空部237が形成されている。
また、室外側障子20Bにおける框材本体23Aの見込み面部232室外側端には、アルミ押出形材製の室外部材23Cが係合して取り付けられている。この室外部材23Cによって、見込み面部232の室外側端縁から見付け方向内側に延びる折返し面部238が構成されている。そして、縦框23の室内部材23Bは、框材本体23Aの側面部234に沿って見付け面部231および室内側面部235の見付け方向内端縁に係合して取り付けられている。さらに、室内側障子20Aにおける框材本体23Aには、室内側面部235、側面部233、および室外側側面を覆って断面略コ字形樹脂製の室内部材23Fが係合されている。
また、室外側障子20Bにおける框材本体23Aの室内側面部235には、室内側に突出してAT材(縦気密材)239が取り付けられており、このAT材239は、室内側障子20Aの複層ガラス25室外面に当接するようになっている。さらに、AT材239の上下端は、それぞれ上枠11のAT材(横気密材)117および下枠12のAT材(横気密材)128と摺接するようになっている。
一方、複層ガラス25は、室内側のガラスパネル25Aが縦框23,24の框材本体23A,24Aの見付け面部231,241に接着テープ30によって接着されて縦框23,24に固定されている。そして、複層ガラス25の両側端面(エッジ)と框材本体23A,24Aの見込み面部232,242との間には、隙間23D,24Dが形成されている。さらに、室内外の障子20A,20Bの戸先側の縦框24、および室外側障子20Bの召合せ側の縦框23において、複層ガラス25の室外側側面と折返し面部238,247との間には、隙間23E,24Eが形成されている。これらの隙間23D,23E,24D,24Eは、室外空間に連通されている。
以上のように、複層ガラス25は、その四周端縁部の室内面が上框21、下框22、および左右の縦框23,24の框材本体21A,22A,23A,24Aにおける見付け面部211,221,231,241に接着テープ30で接着固定されている。そして、接着テープ30は、上下左右の各框21,22,23,24に四周連続して貼付けられている。このため、各框21,22,23,24と複層ガラス25との間は、接着テープ30によりシールされ、障子20の気密性、水密性が確保されている。また、接着テープ30は、弾性材料から形成され、伸び変形およびせん断変形可能になっている。そして、接着テープ30の厚さ寸法は、各框21,22,23,24と複層ガラス25との熱伸び量の差を接着テープ30の弾性変形により吸収できるように設定されている。
以上のように構成された引違い窓1において、障子20を閉じれば、室内側障子20Aにおける戸先側の縦框24の折返し面部247と縦枠13のAT材136とが当接し、室外側障子20Bにおける戸先側の縦框24の室内側面部245と縦枠13のAT材136とが当接する。さらに、室外側障子20Bの召合せ側の縦框23のAT材239が室内側障子20Aの複層ガラス25室外面に当接し、上枠11のAT材117が室内側障子20Aにおける上框21の折返し面部216および室外側障子20Bにおける上框21の室内部材21Bに当接し、下枠12のAT材128が室内側障子20Aにおける下框22の折返し面部223および室外側障子20Bにおける下框22の室内部材22Bに当接している。このように縦横の気密ラインが形成されることにより、引違い窓1の気密性および水密性が確保されるようになっている。
さらに、クレセント27により引違い窓1を施錠した状態では、室内側障子20Aおよび室外側障子20Bが互いに引き寄せられる。これにより前記各AT材136,239,117,128が、それぞれ戸先側の縦框24、召合せ側の縦框23、上框21、および下框22に強く密接され、引違い窓1の気密性および水密性が向上されるようになっている。
また、クレセント27による施錠を解除すれば、各AT材136,239,117,128の密接状態が開放され、室内外の障子20A,20Bの開閉操作を軽い力で実行できるようになっている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)すなわち、障子20において、上框21、下框22、および左右の縦框23,24の框材本体21A,22A,23A,24Aにおける見付け面部211,221,231,241に複層ガラス25の四周を接着して複層ガラス25を固定したので、従来の障子における框材のようにビス止めにより框組みする必要がなく、接着力によって上下左右の各框21,22,23,24および複層ガラス25を一体化することができ、障子20の組立工程を簡略化してコストダウンを図ることができる。
さらに、各框21,22,23,24および複層ガラス25が接着により一体化されることで、ガスケットを介して面材が框材に支持される従来の障子と比較して、障子20の面内剛性が飛躍的に向上されて開閉時等のがたつきを防止することができる。
(2)また、框材本体21A,22A,23A,24Aにおける見込み面部212,222,232,242と、複層ガラス25の四周端面(エッジ)との間に隙間21D,22D,23D,24Dが設けられ、この隙間21D,22D,23D,24Dと室外空間とが連通されていることで、隙間21D,22D,23D,24Dに雨水等が浸入したとしても、浸入した雨水等が即座に室外に排出される、あるいは蒸発して室外空間に発散するので、複層ガラス25の端面部分が湿気に曝されることがない。従って、複層ガラス25の端面部分を乾燥させておくことができるので、連結シール材25Dの劣化を防止することができる。
さらに、複層ガラス25の四周端面に沿って見込み面部212,222,232,242が配置されるので、見込み面部212,222,232,242がカバー材として機能し、風雨や直射日光から複層ガラス25の端面(エッジ)を保護することができる。
(3)さらに、複層ガラス25が上框21、下框22、および左右の縦框23,24に四周連続して貼付けられた接着テープ30で接着固定されているので、通常の接着剤を用いて接着する場合と比較して接着作業が簡単にできるとともに、接着と同時に各框21,22,23,24と複層ガラス25との間のシールが完了するため、障子20の組立工程をより一層簡略化することができる。
(4)また、障子20の各框21,22,23,24の室外側に折返し面部216,223,238,247を設け、これらの折返し面部216,223,238,247によって複層ガラス25の四周室外側端縁が覆われることで、複層ガラス25の四周端面と各框21,22,23,24との隙間21D,22D,23D,24Dに雨水等が浸入するのを防止することができるとともに、室外側から見た場合の障子20の外観を良好にすることができる。
(5)さらに、折返し面部216,223,238,247と複層ガラス25の室外面との間に隙間21E,22E,23E,24Eを設けることで、複層ガラス25の端面部分と室外空間との連通を阻害することがないため、前述のように面材の端面部分を乾燥させておくことができる。
そして、折返し面部216,223,238,247は、複層ガラス25を支持するものではないため、従来の障子における框材の見付け寸法よりも折返し面部216,223,238,247の見付け寸法を小さくするとともに、折返し面部216,223,238,247と複層ガラス25との段差を小さくすることが可能であり、各框21,22,23,24を目立たせずにフラット感を強調して外観意匠性に優れた障子20を形成することができる。
(6)また、上下左右の各框21,22,23,24のうちの上框21および左右の縦框23,34における折返し面部216,238,247が框材本体21A,23A,24Aに対して着脱可能になっているので、障子20の組立の際に、上および左右の折返し面部216,238,247を取り外しておくことで容易に複層ガラス25を各框21,22,23,24の見付け面部211,221,231,241に接着固定することができる。
(7)さらに、上下左右の各框21,22,23,24のうちの下框22および左右の縦框23,24における框材本体22A,23A,24Aに中空部227,236,237,246が形成されていることで、下框22および縦框23,24の剛性および強度を向上させることができる。特に、下框22に中空部227を形成したことで障子20の自重を確実に支持することができ、縦框23,24に中空部236,237,246を形成したことで風圧にたいする強度を高めることができる。
また、下框22や戸先側の縦框24のように、見付け面部221,241の室内側に中空部227,246を形成するようにすれば、框材の見付け寸法が拡大することなく框材の剛性および強度が高められるので、障子20の外観意匠性をさらに向上させることができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る建具である内倒し窓1Aについて、図9および図10に基づいて説明する。
図9および図10は、それぞれ内倒し窓1Aを示す縦断面図および横断面図である。
内倒し窓1Aは、それぞれアルミ押出形材製の上枠51、下枠52、および左右の縦枠53を四周枠組みした窓枠(枠体)50と、この窓枠50の内側に開閉自在に支持された障子60とを備えて構成されている。障子60は、それぞれアルミ押出形材製の上框61、下框62、および左右の縦框63と、これら上下左右の框(各框材)61〜63に固定された複層ガラス65とを備えて構成されている。そして、障子60は、その下框62が下枠52に軸支され、上框61側が室内側に所定の角度まで倒れて開くようになっている。障子60の上框61には、取手を兼ねた錠部材66が取り付けられており、上框61を室外側に付勢することにより錠部材66のボルトが上枠51に係止され、障子60が閉じるようになっている。
上枠51は、下方(見付け方向内側)に突出する2つの突出片部511,512を有して形成されている。これらの突出片部511,512には、それぞれAT材(横気密材)513,514が取り付けられている。
下枠52は、上方に突出して障子60の下框62を軸支する支持片部521と、上方(見付け方向内側)に突出する突出片部522とを有して形成されている。突出片部522には、AT材(横気密材)523が取り付けられている。
左右の縦枠53は、見付け方向内側に突出する2つの突出片部531,532を有して形成されている。これらの突出片部531,532には、それぞれAT材(縦気密材)533,534が取り付けられている。
以上のAT材513,533は、上および左右の三辺に連続して設けられ、AT材514,523,534は、上下左右の四周に連続して設けられている。
上框61は、複層ガラス25の室内側側面に沿った見付け面部611と、この見付け面部611の上端(外端)縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部612とを有し、これらの見付け面部611および見込み面部612から断面略L字形のL状面材支持部が形成されている。そして、上框61は、見付け面部611の室内側に形成される中空部613を有している。また、複層ガラス65は、上框61の見付け面部611に接着テープ30によって接着されて上框61に固定されている。そして、複層ガラス65の上端面(エッジ)と上框61の見込み面部612との間には、室外空間に連通された隙間61Aが形成されている。また、上框61の上面が上枠51のAT材513に当接し、見込み面部612の室外側端縁に連続した上框61の室外側面が上枠51のAT材514に当接するようになっている。
下框62は、複層ガラス25の室内側側面に沿った見付け面部621と、この見付け面部621の下端(外端)縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部622とを有し、これらの見付け面部621および見込み面部622から断面略L字形のL状面材支持部が形成されている。そして、下框62は、見付け面部621の室内側に形成される中空部623を有している。また、複層ガラス65は、下框62の見付け面部621に接着テープ30によって接着されて下框62に固定されている。そして、複層ガラス65の下端面(エッジ)と下框62の見込み面部622との間には、室外空間に連通された隙間62Aが形成されている。また、見込み面部622の室外側端縁に連続した下框62の室外側面が下枠52のAT材523に当接するようになっている。
縦框63は、複層ガラス25の室内側側面に沿った見付け面部631と、この見付け面部631の見付け方向外端縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部632とを有し、これらの見付け面部631および見込み面部632から断面略L字形のL状面材支持部が形成されている。そして、縦框63は、見付け面部631の室内側に形成される中空部633と、見付け方向外側に突出した当接片部634とを有している。また、複層ガラス65は、縦框63の見付け面部631に接着テープ30によって接着されて縦框63に固定されている。そして、複層ガラス65の側端面(エッジ)と縦框63の見込み面部632との間には、室外空間に連通された隙間63Aが形成されている。また、縦框63の当接片部634が縦枠53のAT材533に当接し、見込み面部632の室外側端縁に連続した縦框63の室外側面が縦枠53のAT材534に当接するようになっている。
このような本実施形態によれば、前述の(1)〜(3)効果と略同様の効果を備えた内倒し窓1Aを構成することができるとともに、以下のような効果がある。
(8)すなわち、上下左右の各框61,62,63の全てに中空部613,623,633が形成されていることで、障子60の剛性および強度を向上させることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記各実施形態では、引違い窓1および内倒し窓1Aを例示して説明したが、本発明の建具は、片引き窓や、開き窓、辷り出し窓、嵌め殺し窓等の各種形式のサッシ窓であってもよく、またサッシ窓に限らず、引き戸や開き戸等の各種出入り口であってもよい。
また、前記各実施形態では、複層ガラス25,65の各框21,22,23,24,61,62,63への接着に、接着テープ30を用いたが、これに限らず、通常の接着剤を用いてもよい。
また、前記各実施形態では、各框22,23,24,61,62,63に中空部227,236,237,246,613,623,633を形成したが、このような中空部は本発明の必須要件ではなく、省略することができる。ただし、框材に中空部を形成することにより、框材の見付け寸法や見込み寸法を抑えつつ剛性や強度を高めることができるという利点がある。
また、前記第1実施形態では、各框21,22,23,24の室外側に折返し面部216,223,238,247を設けたが、このような折返し面部は本発明の必須要件ではなく、省略することができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る建具である引違い窓を示す縦断面図である。 前記引違い窓を示す横断面図である。 前記引違い窓の上枠部分を拡大して示す縦断面図である。 前記引違い窓の下枠部分を拡大して示す縦断面図である。 前記引違い窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記引違い窓の縦枠部分を拡大して示す横断面図である。 前記引違い窓の障子を拡大して示す縦断面図である。 前記引違い窓の障子を拡大して示す横断面図である。 本発明の第2実施形態に係る建具である内倒し窓を示す縦断面図である。 前記内倒し窓を示す横断面図である。
符号の説明
1…建具である引違い窓、1A…建具である内倒し窓、10,50…枠体である窓枠、11,51…上枠、12,52…下枠、13,53…縦枠、20,60…障子、21,61…上框、22,62…下框、23,24,63…縦框、25,65…面材である複層ガラス、25A,25B…パネル材であるガラスパネル、25C…空気層、25D…連結シール材、30…接着テープ、21D,22D,23D,24D,61A,62A,63A…隙間、114,126,137…突出片部、117…上気密材であるAT材、128…下気密材であるAT材、136,239…縦気密材であるAT材、211,221,231,241,611,621,631…見付け面部、212,222,232,242,612,622,632…見込み面部、216,223,238,247…折返し面部、227,236,237,246,613,623,633…中空部。

Claims (7)

  1. 枠体と、この枠体に支持される障子とを備えた建具であって、
    前記障子は、上框、下框、および左右の縦框と、室内外に対向配置された少なくとも二枚のパネル材を有した面材とを備えて構成され、
    前記上下左右の各框材は、それぞれ見付け方向に延びる見付け面部と、この見付け面部の外端縁から見込み方向室外側に延出する見込み面部とを有して形成され、
    前記面材は、前記パネル材の室内面が前記見付け面部の室外面に接着されて前記各框材に固定され、当該面材の四周端面と前記各框材の見込み面部との間には、室外空間に連通された隙間が設けられている建具。
  2. 前記面材は、前記パネル材同士が空気層を介して対向配置され、当該パネル材の四周端縁が連結材により連結されて前記空気層が密閉された複層面材である請求項1に記載の建具。
  3. 前記面材は、前記各框材の見付け面部に四周連続して貼付けた接着テープにより接着されている請求項1または請求項2に記載の建具。
  4. 前記各框材は、前記見込み面部の室外側端縁から見付け方向内側に向かって延び、かつ前記面材の室外面に隙間を介して対向する折返し面部を有して形成されている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記上下左右の各框材のうちの少なくとも三辺における前記折返し面部は、前記見込み面部に対して着脱可能に設けられている請求項4に記載の建具。
  6. 前記上下左右の各框材のうち少なくとも一つは、前記見付け面部および見込み面部の少なくとも一方により一辺が構成された中空部を有して形成されている請求項1から請求項5のいずれかに記載の建具。
  7. 前記障子は、前記枠体内の室内側および室外側にそれぞれスライド自在に支持された引き違い形式の障子であって、
    前記枠体は、上枠、下枠、および左右の縦枠を四周枠組みして形成され、これら上下左右の各枠材の見込み方向略中央には、それぞれ見付け方向内側に突出した突出片が当該各枠の長手方向略全長に渡って形成され、
    前記上枠の突出片と、前記室外側障子の上框室内面および前記室内側障子の上框室外面とのいずれか一方には、他方に摺接する上気密材が設けられ、
    前記下枠の突出片と、前記室外側障子の下框室内面および前記室内側障子の下框室外面とのいずれか一方には、他方に摺接する下気密材が設けられ、
    前記室内側障子の戸先側縦框に対応した縦枠の突出片と、当該室内側障子の戸先側縦框室外面とのいずれか一方には、他方に当接する縦気密材が設けられ、
    前記室外側障子の戸先側縦框に対応した縦枠の突出片と、当該室外側障子の戸先側縦框室内面とのいずれか一方には、他方に当接する縦気密材が設けられ、
    前記室内外の各障子における召合せ側縦框の一方には、当該各障子を閉じた際に他方に当接する縦気密材が設けられている請求項1から請求項6のいずれかに記載の建具。
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