JP2002061459A - 木製サッシ - Google Patents

木製サッシ

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JP2002061459A
JP2002061459A JP2000250568A JP2000250568A JP2002061459A JP 2002061459 A JP2002061459 A JP 2002061459A JP 2000250568 A JP2000250568 A JP 2000250568A JP 2000250568 A JP2000250568 A JP 2000250568A JP 2002061459 A JP2002061459 A JP 2002061459A
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frame
wooden
glass
outdoor
wooden sash
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JP2000250568A
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Masayuki Kihara
正進 木原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木製部等の劣化を防ぎ、外部からの美観が保
たれ、メンテナンス費用もかからない木製サッシを提供
する。 【解決手段】 木製の框34,36,38を有し、この
框34,36,38により形成された枠の開口部を塞い
でガラス板8を有する。ガラス板8は框34,36,3
8の室外側側面を覆うように框34,36,38の室外
側に一体に固定されている。ガラス板8は複層ガラスで
あり、複層ガラス全体またはその外側の1枚が、框3
4,36,38の外側面に貼り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単層あるいは複
層のガラス板が開口部に設けられた窓や扉等の木製サッ
シに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木製サッシは、外観意匠が良好で
あるが、外気や外光に曝される木部分の劣化が早いの
で、その防止方法として、木材保護塗料を塗布したり、
アルミニウムのカバーを取り付けたり、塩化ビニルの被
覆を施したもの等があった。また、特表平11−509
285号公報に開示されているように、木製サッシの窓
枠の外側に、開閉自在に外側窓ガラスをさらに取り付け
た窓構造も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の、木材保護塗料や塩化ビニル被覆は、太陽光や外気に
よるシール材や保護材の劣化は避けられず数年に一度程
度のメンテナンスが必要であり、コストがかかるもので
あった。また、アルミニウムのカバーは、外観上木製サ
ッシとはならず、意匠上木製サッシの意味がなくなり、
見た目が良くないと言う問題があった。さらに、塩化ビ
ニルの被覆を施した場合、焼却時のダイオキシンの発生
が問題となり、廃棄処理が難しいものであった。また、
上記従来の技術の後者の場合、窓構造が複雑になり、室
内外方向の厚さが大きくなり、コストが高くなると言う
問題があった。
【0004】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、木製部の劣化を防ぎ、外部からの
美観が保たれ、メンテナンス費用もかからない木製サッ
シを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、木製の框を
有し、この框により形成された枠の開口部を塞いでガラ
ス板が設けられた木製サッシであって、上記ガラス板は
上記框の室外側側面を覆うように上記框の室外側に一体
に固定されている木製サッシである。
【0006】上記ガラス板は複層ガラスであり、この複
層ガラス全体またはその外側の1枚が、上記框の外側面
に貼り付けられているものである。また、上記框の外側
面に対面した上記ガラス板の外周部には、紫外線防止剤
が塗布されている。上記ガラス板は、上記框に固定され
た金属製の保持部材を介して上記框に保持されている。
【0007】この発明の木製サッシは、開閉窓や閉め切
り窓、その他引き戸やドア等の扉にも適用可能であり、
木製の框の外側をそのサッシのガラス板の周縁部で覆っ
ているものであればよい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図5は、この発
明の第一実施形態の木製サッシを示す。この実施形態の
木製サッシ2は、家屋に固定される木製の外枠4と、こ
の外枠4の内側に設けられている開閉可能な木製障子6
と、この木製障子6の外側面に固着されている複層ガラ
ス板8とを備えている。
【0009】木製の外枠4は、互いに平行に配置された
一対の外枠側片10と、外枠上片12および外枠下片1
4とにより矩形に形成されている。各外枠側片10、外
枠上片12、外枠下片14の内面は、各々ほぼ中間位置
で外方向に段部16が設けられ、中間位置の段部16の
室外側に、室内外方向の面である前部内面18が形成さ
れ、室内側にも室内外方向の面である後部内面20が形
成されている。外枠下片14の前部内面18は、排水性
を考慮して室外側下方に傾斜して設けられている。
【0010】各外枠側片10、外枠上片12、外枠下片
14の室外側の側面である前面部22には、図4等に示
すように、ビス24で固着されているカバー保持材30
が各々設けられている。そして、各外枠側片10、外枠
上片12、外枠下片14の前面部22のカバー保持部材
30には、そのほぼ全面を覆う平坦なカバーガラス30
が接着等により固定されている。
【0011】外枠4の各外枠側片10、外枠上片12、
外枠下片14の開口部内側には、木製障子6が開閉自在
に位置し、この木製障子6は、一対の縦框34、上框3
6,下框38により形成されている。各縦框34、上框
36,下框38の外周面は、ほぼ中間位置で室内外方向
に対して段差が形成さられ、室内外方向の面である室外
側端面42、室内側を向いた段部44、および室内外方
向の面であり室外側端面42よりも内側に位置した室内
側端面46が形成されている。段部44と室内側端面4
6の間には、段部44に沿って溝48が、各縦框34、
上框36,下框38の外周面に全周に設けられ、この溝
48全周に、ほぼ断面長方形の柔軟な弾性体のシールパ
ット50が設けられている。
【0012】各縦框34、上框36、下框38の室内外
方向の幅は、各外枠側片10、外枠上片12、外枠下片
14の室内外方向の幅よりも小さく形成され、各外枠側
片10、外枠上片12、外枠下片14で形成される開口
部内に位置している。各縦框34、上框36、下框38
により形成される枠の開口部内面は、その中間位置より
室内側で室外方向を向いた段部54が設けられ、室内外
方向の面である室外側内面52、段部54、および室内
外方向の面である室内側内面56の順に形成されてい
る。各縦框34、上框36、下框38の室外側内面52
および段部54には、室内側内面56とほぼ面一になる
小片58が取り付けられ、さらに、この小片58の室外
側に弾性体のパット60が接着されている。
【0013】木製障子6の各縦框34、上框36、下框
38には、複層ガラス板8を保持するアルミニウム押出
形材等の金属製の保持部材であり、断面略L字形状の一
対の側面ガラスクリップ64と、断面略L字形状の上面
ガラスクリップ66および下面ガラスクリップ67が取
り付けられている。各ガラスクリップ64,66,67
は、各縦框34、上框36、下框38の室外側端面42
と室外側内面52に、ビス76により固定されている。
【0014】複層ガラス板8は、室内側ガラス62と室
外側ガラス68と、この両者を気密状態で所定間隔隔て
て接合したペアシール材74とから成っている。そし
て、室外側ガラス68は、各縦框34、上框36、下框
38の室外側側面全面を覆うように、室内側ガラス62
より大きく形成され、側方に延長して設けられている。
また、室内側ガラス62は、各縦框34、上框36、下
框38の室外側内面52に端面が近接する大きさに形成
されている。
【0015】室外側ガラス68の室内側面であって各縦
框34、上框36、下框38に対面する周縁部には、紫
外線防止剤72が塗布されている。また、室外側ガラス
68の紫外線防止剤72の塗布部分は、接着剤70によ
り側面ガラスクリップ64、上面ガラスクリップ66お
よび下面ガラスクリップ67の各室外側側面に確実に固
定されている。
【0016】次に、この実施形態の複層ガラス板8の組
み付け方法について、図5を基にして示す。各ガラスク
リップ64,66,67の室外側端縁部には、互いに複
層ガラス板8の中心方向に向いた突出部78が形成さ
れ、この突出部78と、各ガラスクリップ64,66,
67の中央部80との間に複層ガラス板8の室外側ガラ
ス68を保持する。組み付けに際して、中央部80の室
外側側面に接合用下地処理剤82を塗布し、その後、接
合用下地処理剤82前面にウレタン樹脂等の接着剤84
を塗布する。また、室外側ガラス68の周縁部には、紫
外線防止剤72を塗布しておく。そして、ガラスクリッ
プ64,66,67の突出部78と接着剤84を塗布し
た中央部80との間に室外側ガラス68を挿入し、ガラ
スクリップ64,66,67に複層ガラス板8の室外側
ガラス68を貼着固定する。
【0017】次に、この複層ガラス板8が固定されたガ
ラスクリップ64,66,67を、各縦框34、上框3
6、下框38の室外側側面に装着し、ビス76で固定す
る。この木製障子6は、図示しない蝶番で木製サッシの
外枠4と連結され、室外側に開閉自在に設けられてい
る。
【0018】この実施形態の木製サッシによれば、複層
ガラス板8の室外側ガラス68が、外側方に延長して設
けられ、その延長された部分の室内側面に紫外線防止剤
72が塗布され、各縦框34、上框36、下框38の室
外側側面等に当たる紫外線を遮光するため、ペアシール
材74の劣化を防止し、木製の各縦框34、上框36、
下框38の割れ、返り、曲がり、腐りや、接着剤70の
劣化も防止する。また、木製障子6の室外側側面がガラ
スで覆われ、外観上も優れ、ペアシール72および木製
部のメンテナンスが不要になる。また、外枠4の室外側
の前面部22もカバーガラス26で覆われているので、
木製障子6と外枠4との外観上の違和感もなく、耐久
性、耐候性も良いものとなる。
【0019】次に、この発明の第二実施形態の木製サッ
シについて、図6を基にして説明する。ここで、上記実
施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略す
る。この実施形態の木製サッシ86は、木製サッシ外枠
4、木製障子6およびガラスクリップ64,66,67
が第一実施形態と同じであり、複層ガラス板8が三層ガ
ラス構成により形成され、小片90が短く形成されてい
る。この複層ガラス板8は、三層ガラスの室外側ガラス
68が第一実施形態と同様に木製障子6の室外側側面を
覆うように形成され、室内側ガラス62と中間ガラス9
2が、框の内側に設置されている。各ガラス68,9
2,62は、ペアシール材74により所定間隔を隔てて
配置されている。この実施形態によっても上記実施形態
と同様の効果を得ることができ、断熱効果がより高い。
【0020】次に、この発明の第三実施形態の木製サッ
シについて、図7を基にして説明する。ここで、上記実
施形態と同様の部材は同一符号を付して説明を省略す
る。この実施形態の木製サッシ94は、木製サッシ外枠
4、木製障子6およびガラスクリップ64,66,67
が第一実施形態と同じであり、木製障子6の室外側側面
を単層ガラス板96により覆ったもので、小片98がそ
の分長く形成されている。この実施形態によっても上記
実施形態と同様の効果を得ることができ、コストが安価
となり、木製障子6の重量を軽くすることが出来る。
【0021】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、この木製サッシが適用されるものと
して、窓の他、玄関やテラス等の開閉自在の開口部の木
製サッシや、閉め切りのFIX窓にも適用可能である。
また、この発明で言う障子は、揺動して開閉するものの
他、引き違いにより開閉するものも含むものである。保
持部材は、適宜の形状で、必要に応じて取り付けられる
ものである。
【0022】
【発明の効果】この発明の木製窓枠は、室外側ガラスを
延長して、障子の框部分外表面を覆うようにしたので、
木製サッシの框表面が覆われ、耐久性、耐候性が高くな
り、美観も良いものとなる。また、室外側ガラスの周縁
部に紫外線防止剤を塗布することにより、木製部やペア
シール材の劣化が防止され、メンテナンス費用が抑えら
れ、木製部の美観も保たれる。また、製造コストも安価
である。
【0023】また、保持部材を用いることにより複層ガ
ラスを木製サッシに容易に取付可能であり、取付工数が
軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の木製サッシの正面図
である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1のA−A線拡大部分断面図である。
【図5】この実施形態の木製サッシのA−A線拡大部分
断面の分解図である。
【図6】この発明の第二実施形態の木製サッシの部分縦
断面図である。
【図7】この発明の第三実施形態の木製サッシの部分縦
断面図である。
【符号の説明】
2,86,94 木製サッシ 4 外枠 6 木製障子 8 複層ガラス板 10 外枠側片 12 外枠上片 14 外枠下片 26 カバーガラス 34 縦框 36 下框 38 上框 62 室内側ガラス 64,66,67 ガラスクリップ 68 室外側ガラス 70 接着剤 72 紫外線防止剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の框と、この框により形成される枠
    内にはめ込まれたガラス板とを有する木製サッシにおい
    て、上記ガラス板は上記框の室外側側面を覆って上記框
    の室外側に一体に固定されていることを特徴とする木製
    サッシ。
  2. 【請求項2】 上記ガラス板は、複層ガラスであること
    を特徴とする請求項1記載の木製サッシ。
  3. 【請求項3】 上記複層ガラスの外側の1枚が、上記框
    の室外側側面を覆っていることを特徴とする請求項2記
    載の木製サッシ。
  4. 【請求項4】 上記框の室外側側面に対面した上記ガラ
    ス板の外周部には、紫外線防止剤が塗布されていること
    を特徴とする請求項1,2または3記載の木製サッシ。
  5. 【請求項5】 上記ガラス板は、上記框に固定された金
    属製の保持部材を介して上記框に保持されていることを
    特徴とすることを特徴とする請求項1,2,3または4
    記載の木製サッシ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009127216A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Shin Nikkei Co Ltd 障子
JP2009127217A (ja) * 2007-11-20 2009-06-11 Shin Nikkei Co Ltd 障子
JP2012140762A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Taisei Corp シート状太陽光発電モジュール取付け工法
EP2921632A1 (en) 2014-03-18 2015-09-23 YKK AP Inc. Sash

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