JP2006057274A - 屋根板取付け具用補助金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
タイトフレーム等の屋根板取付け具を固定するための補助金具であって、下地材が木製である場合でも強固に固定可能にするとともに、勾配が急な場合でも充分な固定強度を得られるようにする補助金具の提供。
【解決手段】
屋根板取付け具13の一部に上面側から被さる押え部22と、該押え部から延設されて、上記屋根板取付け具13を固定する下地材12上に固定される固定部24とを、金属板を折曲して一体に形成した屋根板取付け具用補助金具21。
【選択図】 図2

Description

この発明は、金属製の屋根板を取り付けるときに用いられる屋根板取付け具を固定するのに好適な、新規な屋根板取付け具用補助金具に関する。
屋根板取付け具には、タイトフレームをはじめ様々な形状のものがあるが、その構成は、大まかに言えば、H鋼などの下地材上に固定される固定片と、該固定片から立ち上がって屋根板を支える立ち上がり部とを有する構造である。
そして、屋根板取付け具の下地材に対する固定は、一般に、溶接によって行っている。つまり、固定片を下地材に対して溶接する。
しかし、下地材が木製の場合には、溶接によって固定することができない。
もっとも、タイトフレームなどの屋根板取付け具を固定する下地材が木製であるものはこれまで存在しなかったから、溶接以外の方法だけで固定しなければならないことは無かった。
ところが、木製の梁などを下地材として、この上に金属製の屋根板を取り付けて屋根を構成することが望まれる場合がある。タイトフレームなどの屋根板取付け具を用いた屋根では、屋根板取付け具を下地材上に並べて固定してから、屋根板を順に嵌めてゆけば屋根を形成できるので、簡易迅速に施工できるからである。
また、下地材が金属製のH鋼である場合であっても、屋根の勾配が急な場合には、溶接で固定しても充分な固定強度を得られにくい場合がある。すなわち、屋根に勾配をつけるには、一般に、下地材に傾きをつけているが、勾配が急な場合には、固定される屋根板取付け具も大きく傾けられた状態で固定されることになる。この状態では、溶接で固定しても、上からの荷重や下からの吹き上げによる負荷に対して斜めの姿勢で対抗しなければならないため、勾配が急な場合には、充分な固定強度を得にくいことがある。
なお、木製の梁材に金属製の屋根板を直接取り付けるために用いる取付け金物として、下記特許文献1に開示されたものがあるが、これは取付け金物そのものであって、本願発明のような、取付け具用の補助金具ではなく、このような補助具は存在せず、提案されてもいない。
実公昭49−20330号公報
そこでこの発明は、下地材が木製である場合でも屋根板取付け具を強固に固定可能にするとともに、勾配が急な場合でも充分な固定強度を得られるようにする補助金具の提供を主たる課題とする。
そのための手段は、屋根板取付け具の一部に上面側から被さる押え部と、該押え部から延設されて、上記屋根板取付け具を固定する下地材上に固定される固定部とを、金属板を折曲して一体に形成した屋根板取付け具用補助金具であることを特徴とする。
すなわち、屋根板取付け具を下地材の上に乗せてから、屋根板取付け具用補助具を屋根板取付け具に対して上から被せ、押え部で屋根板取付け具の一部を上から押えるとともに、固定部を下地材に固定する。固定部には、貫通孔を開けておけば、ネジ釘や釘等で簡単に固定できる。下地材における貫通孔対応位置に、予め貫通孔を開けておき、ボルトナットで固定することもできる。下地材が金属製の場合には、溶接で固定することもできる。
固定部が下地材に対して固定されると、これと一体の押え部が屋根板取付け具の一部を押え込んで固定する。
上記固定部は、屋根の勾配方向の両側に設けるとよい。より好ましくは、屋根の勾配方向の両側に突出するように設けるとよい。固定部が2ヶ所設けられることになり、強固な固定状態が得られるとともに、固定作業がしやすい。
また、上記屋根板取付け具の一部は、屋根板取付け具における下端の水平な固定片から斜め上又は垂直に立ち上がる立ち上がり部の基部又はその近傍であるとよい。押え部と固定部とを近づけることができるので、屋根板取付け具用補助金具を小さく形成できる。このため、屋根板取付け具用補助金具自体の強度を高くすることができ、ひいては、固定強度を高めることができる。また、屋根板取付け具用補助金具を安価に製造することが可能になる。さらに、屋根板取付け具の固定片の端を固定することになるので、下地材に対してしっかりと接触していなければならない部分を押え込むことができて、強固な固定状態が得られる。
上記押え部と固定部を連結する側板部に、上記押え部又はこれを形成する部位に対向して屋根板取付け具の一部を挟み込む規制片を設けるもよい。押え部と規制片が、屋根板取付け具の左右方向の移動を規制する。このため、屋根板取付け具用補助金具を、その方向性を違えて多数取り付けずともよく、使用する屋根板取付け具用補助金具の数を抑えることができる。
別の手段は、上記屋根板取付け具用補助金具を用いて構成した屋根構造であることを特徴とする。
以上のように、この発明によれば、押え部で屋根板取付け具の一部を押えながら固定部を下地材に固定する。下地材が木製である場合には、ネジ釘や釘等で固定でき、下地材が金属製である場合には、金属用のネジ釘等のほか、溶接で固定でき、固定は簡単である。そして、固定状態においては、押え部と固定部は1枚の金属板からなり一体であるので、それ自体堅固であり、強固な固定状態が得られる。屋根が急勾配で下地材が大きく傾いていても、屋根板取付け具のみを下地材に固定した場合に比して、高い取付け強度を得られる。このため、上からの荷重にも下からの負荷にも強い固定状態を得ることが可能となる。
しかも、簡素な構成であって、安価に製造でき、また組立ての必要性もないので、取り扱いも容易である。
また、このような屋根板取付け具用補助金具を用いて構成した屋根では、施工が簡単な上に、強度も高い屋根が得られる。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は屋根構造を示し、この屋根11は、下地材12としての木製の梁材上にタイトフレーム13を固定し、このタイトフレーム13上に、吊子14を介して屋根板15を取り付けることで形成される。
上記タイトフレーム13は周知の構成のもので、帯状の金属板をプレス加工して形成される。すなわち、所定長さに形成した金属板の長さ方向の中間部位2箇所に、山形状に立ち上がる立ち上がり部16を形成して、下端の固定片17が下地材12上に接地する構成である。なお、図1に示したタイトフレーム13は、角ハゼタイプの屋根板15を取り付けるのに適したタイトフレーム13を例示している。
上述のように立ち上がり部16を2箇所に形成するので、上記固定片17は3箇所に存在するが、各固定片17には、固定用に予め貫通孔17aが形成されている。両側の固定片17ではその端部側に、中間の固定片17ではその中間位置に形成されている。
下地材12に対しての固定では、これらの貫通孔17aにネジ釘18を挿し込んで固定するとともに、図2、図3に示したような、屋根板取付け具用補助金具21(以下、補助金具という)を使用する。
この補助金具21は、タイトフレーム13の固定片17と立ち上がり部16との間に被せるようにして下地材12に固定し、タイトフレーム13の位置決めをし、強固な固定状態を得るものであって、1枚の金属板をプレス加工して形成される。
上記立ち上がり部16は斜めに立ち上がるので、補助金具21は、その立ち上がり部16の基部とその近傍に上面側から被さる長方形板状の押え部22と、該押え部22の両側から下方にかけて延設される三角形板状の側板部23と、該側板部23の下端から、屋根の勾配方向の両側に水平に突出するように形成された台形板状の固定部24とを有する。
上記押え部22は、立ち上がり部16の基部の傾斜角度よりも若干緩い角度にその傾斜角度を設定され、上下の両端が立ち上がり部16と固定片17とにそれぞれ当接するように構成されている。すなわち、図4に示したように、押え部22の上端部が立ち上がり部16に上面側から接し、下端部が固定片17に上面側から接するように形成している。
上記側板部23のうちの一方、図示例では、屋根勾配方向の上側に位置する側板部23には、その上端部に、切り起しにより規制片25を形成する。この規制片25は、上記押え部22と対向して、タイトフレーム13の立ち上がり部16の基部を挟み込むもので、挟み込み可能な隙間を打ち抜いて折曲され、平面視三角形状に形成されている。規制片25は、両側の側板部23のうち一方のみに形成しているので、タイトフレーム13に対する組み付けは容易に行える。
上記側板部23と固定部24とには、これらを跨るように補強用のリブ26を形成し、強度の向上を図っている。
また、固定部24には、ネジ釘18を挿し込めるようにする貫通孔27を形成している。貫通孔27は、皿ネジの頭部を収納可能にすべく、テーパ状の内周面を有する形に形成するもよい。
なお、上記2枚の固定部24のほかに、図5に示したように、押え部22の下端から、タイトフレーム13の固定片17上に重合する重合片28を延設するもよい。この場合には、ネジ釘を挿し込めるようにする貫通孔28を形成しておくとよい。
このように構成した補助金具21は、規制片25をタイトフレーム13の立ち上がり部16の基部に引っ掛けるようにして取り付けて、固定部24を下地材12に押し付けるようにしてネジ釘18で止めればよい。
また、この補助金具21は、上述の如く立ち上がり部16が2個のタイトフレーム13は、図1に示したように、各立ち上がり部16の左右方向同一側の、一方の基部に固定すれば足りる。上記規制片25が、タイトフレーム13の左右方向での位置を規制するからである。
補助金具21を用いてタイトフレーム13を固定した後は、吊子14を利用して屋根板15を順に取り付けてゆけば、簡単な施工で、強度の高い屋根11が得られる。
上述のようにして固定されたタイトフレーム13は、補助金具21の固定部24が下地材12に対して固定されることで、これと一体の押え部22がタイトフレーム13の一部を押え込むので、タイトフレーム13の固定片17をネジ釘18のみで固定した場合に比して、格段に強い固定状態を得ることができる。つまり、固定片17のみをネジ釘18で固定した場合には、下地材12が勾配に対応して傾いており、特にそれが急であるときには、ネジ釘18に傾きの力が作用して固定状態の早期劣化が考えられるが、補助金具21を用いることで負荷を分散できるので、そのような難点を解消できる。このため、上からの荷重にも下からの負荷にも強い固定状態を得ることが可能となる。
また、補助金具21は、1枚の金属板からなり一体であるので、それ自体堅固であり、このことからも強固な固定状態が得られる。しかも、簡素な構成であって、安価に製造でき、また組立ての必要性もないので、取り扱いも容易である。
さらに、補助金具21は、2個ある立ち上がり部16の左右方向同一側の、一方の基部に固定するので、タイトフレーム13と屋根板15との間の隙間が狭い組み合わせであっても使用できる。つまり、補助金具21以外は全て既存のタイトフレーム13や吊子14、屋根板15を使用でき、屋根11を安価に形成できるという効果も達成できる。
さらにまた、図6に示したように、下地材12がH型鋼など金属からなる場合には、タイトフレーム13を固定する際の補強用として、補助金具21を溶接によって固定することができる。固定部24の貫通孔27は、図示の如くヘクス等のネジ釘18の挿し込み用とするも、溶接用とするもよい。この場合には特に、屋根11が急勾配で、下地材12大きく傾いている場合に固定強度を高めるのに好適である。
以下に、この発明を実施するための他の形態を説明する。なお、先の説明と同一又は類似の構成部分については、可能な限り同一の符号を付して、その詳しい説明を省略する。
図7は、丸ハゼタイプの屋根板15を取り付けるのに適したタイトフレーム13からなる屋根構造を示し、この屋根11も、下地材12としての木製の梁材上にタイトフレーム13を固定し、このタイトフレーム13上に、吊子14を介して屋根板15を取り付けることで形成される。図中29は、上記吊子14を取付け、また屋根板15を受けるための受け金具である。
上記タイトフレーム13も周知の構成のもので、帯状の金属板をプレス加工して形成される。すなわち、所定長さに形成した金属板の長さ方向の中間部位2箇所に、山形状に立ち上がる立ち上がり部16を形成して、下端の固定片17が下地材12上に接地する構成である。
ただし、立ち上がり部16は、上述例のタイトフレームの場合とは異なり、傾いて立ち上がる部分と垂直に立ち上がる部分とを有する。立ち上がり部16は、いわば直角三角形の山形状に立ち上がる。
図7に示したように、上記立ち上がり部16のうちの垂直に立ち上がる部分の基部に、補助金具31を取り付ける。
補助金具31は、図8に示したように、立ち上がり部16の垂直な基部に重合し、タイトフレーム13の固定片17に対して上から接する押え部32aを下端に有する押え板32、該押え板32の両側から押え板32とは直角をなす方向に延設される側板部33と、該側板部33の下端から、屋根11の勾配方向の両側に水平に突出するように形成された方形板状の固定部34とを有する。図中、36は、補強用のリブ、37はネジ釘を挿し込み可能にする貫通孔である。
上記押え片32の下端(押え部32a)には、タイトフレーム13の立ち上がり部16における基部の形状に対応させるべく、リブ13aを収容するぬすみ32bを形成して、図9に示した如く、タイトフレーム13を上から押さえ込めるようにしている。
上記側板部33のうちの一方、図示例では、屋根勾配方向の上側に位置する側板部33には、その上端部に、切り起しにより規制片35を形成する。この規制片35は、上記押え板32と対向して、タイトフレーム13の立ち上がり部16の基部を挟み込むもので、挟み込み可能な隙間を打ち抜いて折曲され、形成されている。この場合も規制片35は、両側の側板部33のうち一方のみに形成しているので、タイトフレーム13に対する組み付けは容易に行える。
なお、この場合も上記2枚の固定部34のほかに、図10に示したように、押え部32aから、タイトフレーム13の固定片17上に重合する重合片38を延設するもよい。この場合には、ネジ釘を挿し込める貫通孔38aを形成しておくのが好ましい。
図11はタイトフレーム13の立ち上がり部16に対して内側から取り付けるように構成した補助金具41を示す斜視図で、この補助金具41は、タイトフレーム13の固定片17から斜めに立ち上がる立ち上がり部16に取り付けるものである。
すなわち、図12に示した如く、立ち上がり部16の基部空間を埋めるべく形成された、側面視山形三角形状に折れ曲がる本体部42を設け、該本体部42の一方の片における屋根勾配方向の一方側の縁に、立ち上がり部16の基部に上面側から被さる押え部43を一体形成するとともに、上記本体部42の他方の片における下端から、左右方向外方へに突出する固定板44を一体形成している。固定板44における屋根勾配方向の両側は、タイトフレーム13よりも屋根勾配方向の両側に突出する固定部44aに設定して、ネジ釘を挿し込み可能にする貫通孔44bを形成している。
図中、45は、補強用のリブである。
このように構成した補助金具41では、押え部43を立ち上がり部16の基部に屋根勾配方向の一方側から引っ掛けるようにして取付け、固定板44の両固定部44aを下地材12に対して固定して、使用する。この補助金具41を用いての固定状態では、上述のほか、特に本体部42と押え部43とが立ち上がり部16を左右方向に挟むので、上記規制片25,35を形成したのと同じ作用効果を達成できる。
図13は、上記押え部43を屋根勾配方向の両側に形成した例を示し、押え部43を、本体部42の一方の片における対角位置に形成している。すなわち、本体部42における押え部43を形成した片をタイトフレーム13の立ち上がり部16に対して斜めに傾けて重ね合わせた後、上記片をタイトフレーム13の立ち上がり部16に沿わせれば、図13に示した如くに、2個の押え部43で押さえ込み、また挟み込むことができるようになり、屋根勾配方向での位置ずれや左右方向での位置ずれを積極的に防止できる。
なお、タイトフレーム13は、斜めの立ち上がり部16があればタイトフレーム13が角ハゼ用であるも、丸ハゼ用であるも関係なく使用できる。
図14もタイトフレーム13の立ち上がり部16に対して内側から取り付けるように構成した補助金具51を示す斜視図で、この補助金具51は、タイトフレーム13の固定片17から垂直に立ち上がる立ち上がり部16に取り付けるものである。
すなわち、立ち上がり部16の基部に沿う垂直な本体部52を設け、該本体部52における屋根勾配方向の一方側の縁に、図15に示した如く、立ち上がり部16の基部を抱え込むべく全体として横断面コ字状になる押え板53を一体形成するとともに、上記本体部52の下端から、反押え板53側に突出する固定板54を一体形成している。上記押え板53の下端が、タイトフレーム13における立ち上がり部16の基部近傍の固定片17に上面側から被さる押え部53aである。また、固定板54における屋根の勾配方向の両側は、タイトフレーム13よりも屋根の勾配方向の両側に突出する固定部54aに設定して、ネジ釘を挿し込み可能とする貫通孔54bを形成している。
図中、55は、補強用のリブである。
このように構成した補助金具51では、押え板53を立ち上がり部16の基部に屋根勾配方向の一方側から引っ掛けるようにして取付け、固定板54の両固定部54aを下地材12に対して固定して、使用する。
この補助金具51の場合も、上述した図13の補助金具41に類似した構成とするとよい。すなわち、押え板53を本体部における対角位置に形成して、本体部52をタイトフレーム13の基部に対して斜めに傾けて重ね合わせた後、本体部52をタイトフレーム13の立ち上がり部16に沿わせれば、2個の押え板53で挟み込むことができるようになり、屋根勾配方向での位置ずれを積極的に防止できる。この場合、押え部53aは、下側に位置する押え板53の下端である。
図16、図17は補助金具のさらなる他の形態を示し、押え部をタイトフレーム13立ち上がり部16の頂部近傍に位置するように形成している。すなわち、図16は、角ハゼ用タイトフレーム13に適応する補助金具61で、角ハゼ用タイトフレーム13は、立ち上がり部16の頂部16aに上へ向けて突出したボルト16bに吊子14を取り付けて使用するものであるが、補助金具61は、上記吊子14を固定すると吊子14の下に挟み込まれる押え部62を中間部に設け、該押え部62の両側、すなわち屋根勾配方向の両側に、下地材12まで伸びる垂下片63を設け、該垂下片63の下端から屋根勾配方向の両側に突出する固定部64を設けた構成である。
上記押え部62には、吊子固定用のボルト16bを挿通する貫通孔62aを設け、固定片64には、ネジ釘を挿し込み可能にする貫通孔64aを設けている。
図17は、丸ハゼ用タイトフレーム13に適応する補助金具71で、丸ハゼ用タイトフレーム13は、立ち上がり部16の頂部16aに左右方向外側へ向けて突出したボルト16bに吊子14を取り付けて使用するものであるが、補助金具71は、タイトフレーム13の略直角三角形状の山形をなす立ち上がり部16内に納まる形状で、ボルト16bを取り付ける部位に内側から当接する垂直な押え板72を中間部に設け、該押え板72の両側、すなわち屋根勾配方向の両側に、下地材12まで伸びる垂下片73を設け、該垂下片73の下端から屋根勾配方向の両側に突出する固定部74を設けた構成である。
上記押え板72には、吊子固定用のボルト16bを挿通する透孔72aを設けるとともに、ボルト16bを固定し回り止めをする規制部72bを切り起し形成している。上記透孔72aの上端部が、タイトフレーム13の一部であるボルト16bに上面側から被さる押え部72cである。また、固定片74には、ネジ釘を固定可能にする貫通孔74aを設けている。
これらの補助金具61,71を用いた場合でも、上述の如く強固な固定状態をえられる。特に、立ち上がり部16の頂部16a近傍に押え部62,72cの位置を設定しているので、既存の貫通孔17aを用いての固定片17位置での固定に加えて、立ち上がり部16位置でも固定できるので、タイトフレーム13の長さ方向の全体にわたって均等に固定することができ、より良好な固定状態がえられる。上記補助金具21,31,41,51を適宜組み合わせて使用すると、よりよい固定状態がえられる。
また、補助金具61,71は、立ち上がり部16に固定するので、取り付けた時にタイトフレーム13と屋根板15との間の隙間が狭い場合であって、何ら問題なく使用できる。
この発明の構成と、上記一形態の構成との対応において、
この発明の屋根板取付け具は、上記タイトフレームに対応するも、
この発明は、上記一形態の構成のみに限定されるものではなく、様々な形態を採用できる。
例えば、タイトフレームは、立ち上がり部が1個のものであるもよく、また、タイトフレームではない、その他の構成の屋根板取付け具であるもよい。溶接で固定するだけよりも、より強固な固定状態を得ることができるので、急勾配の下地材に対して固定する場合に、絶大な効果を発揮する。
また、上記例の補助金具21,31,41,51,61,71は、適宜組み合わせて使用すると、よりよい固定状態が得られる。
屋根構造を示す正面図。 要部の斜視図。 屋根板取付け具用補助具の斜視図。 作用状態の断面図。 他の例に係る尾根板取付け具用補助具の斜視図。 屋根板取付け具用補助具の使用状態の斜視図。 他の例に係る屋根構造を示す正面図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の斜視図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の作用状態の断面図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の斜視図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の斜視図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の作用状態の断面図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の斜視図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の斜視図。 他の例に係る屋根板取付け具用補助具の作用状態の側面図。 他の例に係る屋根構造を示す正面図。 他の例に係る屋根構造を示す正面図。
符号の説明
11…屋根
12…下地材
13…タイトフレーム
16…立ち上がり部
17…固定片
21…屋根板取付け具用補助具
22…押え部
23…側板部
24…固定部
25…規制片
31…屋根板取付け具用補助具
32a…押え部
33…側板部
34…固定部
35…規制片
41…屋根板取付け具用補助金具
43…押え部
44a…固定部
51…屋根板取付け具用補助金具
53a…押え部
54a…固定部
61…屋根板取付け具用補助金具
62…押え部
64…固定部
71…屋根板取付け具用補助具
72c…押え部
74…固定部

Claims (5)

  1. 屋根板取付け具の一部に上面側から被さる押え部と、該押え部から延設されて、上記屋根板取付け具を固定する下地材上に固定される固定部とを、金属板を折曲して一体に形成した
    屋根板取付け具用補助金具。
  2. 前記固定部を、屋根の勾配方向の両側に設けた
    請求項1に記載の屋根板取付け具用補助具。
  3. 前記屋根板取付け具の一部が、屋根板取付け具における下端の水平な固定片から斜め上又は垂直に立ち上がる立ち上がり部の基部又はその近傍である
    請求項1又は2に記載の屋根板取付け具用補助金具。
  4. 前記押え部と固定部を連結する側板部に、上記押え部又はこれを形成する部位に対向して屋根板取付け具の一部を挟み込む規制片を設けた
    請求項1から請求項3のうちのいずれか一項に記載の屋根板取付け具用補助具。
  5. 前記屋根板取付け具用補助金具を用いて構成した
    屋根構造。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008133601A (ja) * 2006-11-27 2008-06-12 Takamata Seisakusho:Kk タイトフレーム用補強金具
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JP2008163588A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Takamata Seisakusho:Kk タイトフレーム

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