JP3766398B2 - 留め付け金具とそれを用いた外壁施工構造 - Google Patents

留め付け金具とそれを用いた外壁施工構造 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば窯業系の外壁板を建物躯体に留め付けるときに用いる留め付け金具、およびその留め付け金具を用いた外壁施工構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物の外壁施工として、図4に示すような少なくとも上端縁と下端縁に実部44,42を有する外壁板40を、留め付け金具を用いて躯体側に留め付け施工することが行われる(例えば、特許文献1:特開2001−27031号公報など参照)。図5は留め付け金具の一例であり、この留め付け金具50は、一枚の鋼板を折り曲げ加工して形成されており、留め付け時に上下の外壁板裏面支持部となる基板部51a,51bと、基板部51の中央部分を連続的に折り曲げて形成される外壁板上下端支承部52と、基板上端部の平坦部53と、基板下端部の屈曲部54とからなる。躯体側へ留め付け金具50を固定するときには、平坦部53と屈曲部54の先端とが躯体側への固定部となる。支承部52は、水平部54と立ち上がり部55とからなる上外壁板係止部56と、水平部57と立ち下がり部58とからなる下外壁板係止部59、立ち上がり部55と立ち下がり部58を接続する前面板部60とからなる。
【0003】
上外壁板は、その下端縁の実部42を上外壁板係止部56に係止し、かつ裏面を基板部51aに当接した状態で留め付けられ、下外壁板は、その上端縁の実部44を下外壁板係止部59に係止し、かつ裏面を基板部51bに当接した状態で留め付けられる。また、この留め付け金具50では、基板51aに躯体側に達する凹孔61が形成されており、留め付け金具52の躯体への取り付け状態を安定化している。さらに、基板51bに切り起こし片62を設けて、下外壁板の留め付け状態を安定化している。
【0004】
特許文献2(特開平9−302889号公報)には、図6に示すように、やはり、一枚の鋼板を折り曲げ加工して形成される留め付け金具70が示される。この留め付け金具71は、躯体側への固定部である基板部71と、基板部71の左右側端部に基板部より前方に突き出た状態で形成される上下方向の外壁板裏面支持部72,72と、左右の外壁板裏面支持部72,72の間に左右方向に形成され先端が前記外壁板裏面支持部72,72よりも前方に位置する外壁板上下端支承部73とを備える。前記外壁板上下端支承部73は、基板部71の下方領域を折り曲げて形成された水平部74と、水平部74の先端の両側部を上方に折り返した上方前面板部75,75と、その間を下方に折り曲げて形成した下方前面板部76とからる。上外壁板は、その下端縁の実部42を上方前面板部75,75に係止し、かつ裏面を外壁板裏面支持部72,72に当接した状態で留め付けられ、下外壁板は、その上端縁の実部44を下方前面板部76に係止し、かつ裏面を同様に外壁板裏面支持部72,72に当接した状態で留め付けられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−27031号公報
【特許文献2】
特開平9−302889号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示される留め付け金具50は、支承部52が、2重に積層した水平部54,57、およびそれに連接する基板部51の全横幅に亘る前面板部60とで構成されており、安定性は高い。特に、裏面に大きな風圧がかかったときに、横幅の広い前面板部60全体で荷重を受けることができるので、留め付け状態が不安定となることはない。しかし、水平部が2重構造となるように鋼板を折り曲げ加工していることから、やや重くかつ使用鋼板量も大きくなって高コストとなる。
【0007】
図6に示す形態留め付け金具70では、外壁板上下端支承部73は一枚板構成であり、軽量化と低コスト化が図れる。また、外壁板を留め付けた状態で、外壁板裏面と基板部71との間には外壁板裏面支持部72の高さ分の空間が形成されるので、通気性が確保される。しかし、上外壁板の下端部は、基板部71の1/3程度の横幅である左右2箇所の上方前面板部75,75で係止されており、外壁板の裏面に大きな風圧がかかって外壁板に捻れが発生したような場合、左右いずれか一方の上方前面板部75に負荷が集中し、その部分の上方前面板部75に変形が生じる恐れがある。変形により留め付けが不安定となる。
【0008】
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、一枚の鋼板を折り曲げ加工して形成される留め付け金具において、少ない鋼板量で製造が可能であり、軽量化と低コスト化が図れると共に、留め付けた外壁板に風圧による大きな背圧が作用した場合でも、外壁板の上下端支承部に変形が生じるのを阻止し、それにより安定性の高い留め付け態様を長期にわたり保持することのできる、さらに改良された留め付け金具を提供することを目的とする。また、本発明の他の目的は、前記の留め付け金具を用いた安定性の高い外壁板施工構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による留め付け金具は、一枚の鋼板を折り曲げ加工して形成される留め付け金具であって、躯体側への固定部である基板部と、基板部の左右側端部に基板部より前方に突き出た状態で形成される上下方向の外壁板裏面支持部と、左右の外壁板裏面支持部の間に左右方向に形成され先端が前記外壁板裏面支持部よりも前方に位置する外壁板上下端支承部とを備えた留め付け金具において、前記外壁板上下端支承部は基板の下方領域を折り曲げて形成された上外壁板係止部と下外壁板係止部とを備え、上外壁板係止部は、水平部と、水平部に続く立ち上がり部と、立ち上がり部に続く前面板部とで構成され、少なくとも前記水平部と立ち上がり部は中央部が切り欠き部とされており、さらに、前記下外壁板係止部は前記切り欠き部に相当する基板部分で形成される水平部と水平部に続く立ち下がり部とで構成されることを特徴とする。
【0010】
上記の留め付け金具では、留め付けた上外壁板の背面にかかる負荷を直接受けることとなる前記水平部に続く左右2箇所の立ち上がり部は、基板部の全横幅に相当する横幅を持つ前面板部に連接しているので、負荷は前面板部全体に分散して支持される。そのために、背圧により外壁板に捻れが生じ、いずれか一方の立ち上がり部に背圧による荷重が集中したとしても、当該その荷重は分散支持されるので、当該立ち上がり部が変形するの効果的に阻止することができ、結果として、上外壁板係止部の形状は安定的に保持される。また、下外壁板係止部は、上外壁板を構成する鋼板の一部を切り欠き、それを利用して構成されるので、すべて一枚板構成とすることができ、軽量化と低コスト化のメリットはそのまま維持される。
【0011】
他の形態として、前記上外壁板係止部の水平部に切り欠き部を設けず、前記立ち上がり部の中央部を切り欠き部とし、その切り欠き部を下方に折り曲げることにより、下外壁板係止部の立ち下がり部としてもよい。この場合に、下外壁板係止部の水平部は上外壁板係止部の水平部の全部または一部により構成される。この形態の留め付け金具も、上外壁板係止部の水平部に続く左右2箇所の立ち上がり部は、基板部の全横幅に相当する横幅を持つ前面板部に連接している構成は備えており、上記した留め付け金具と同様の作用効果を奏することができる。
【0012】
本発明による留め付け金具において、好ましくは、上外壁板係止部を構成する前面板部の両側下端近傍を内側(裏側)へ折曲した形状とし、該折曲部は外壁板を留め付けたとき下外壁板を圧接するようにされる。この態様では、下外壁板を外壁板裏面支持部に向けて押圧した姿勢に維持できるので留め付けが安定すると共に、外壁板にかかる背圧による荷重を、立ち下がり部に加えて左右の折曲部でも分散支持することができるので、下外壁板係止部の立ち下がり部が変形するのを効果的に阻止することができる。それにより、留め付け強度は大きくなる。さらに、折曲部の先端を下外壁板表面に差し込むような形状とすることにより、楔効果による固定安定性も確保できる。
【0013】
さらに好ましくは、基板と各水平部との折り曲げ部には補強用のリブが形成される。このような補強リブを設けることによって、支承部の曲げ変形に対する抗力を大きくすることができ、留め付け状態は一層安定する。
【0014】
本発明は、また、上記の留め付け金具を用いた外壁施工構造として、留め付け金具がその基板部を躯体面に当接して多段に取り付けてあり、少なくとも上端縁と下端縁に実を有する外壁板が、裏面を留め付け金具の外壁板裏面支持部に当接し、上端縁の実部を上位に位置する留め付け金具の下外壁板係止部に係止し、下端縁の実部を下位に位置する留め付け金具の上外壁板係止部に係止した状態で、多段に留め付けられていることを特徴とする外壁施工構造をも開示する。
【0015】
上記の外壁施工構造では、留め付け金具が軽量であることから施工が容易であり、また、留め付けた外壁板の裏面には通気用の空間が形成されていて結露などの不都合が生じるのは回避できる。さらに、留め付け金具の外壁板上下端支承部は背圧に対して高い抵抗を示し容易に変形することはないので、安定した留め付け状態を長期にわたり維持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明による留め付け金具とそれを用いた外壁施工構造の一実施の形態を説明する。図1は本発明による留め付け金具10の一実施の形態を示す斜視図であり、図2はその展開図を示す。また、図3はそれを用いた外壁施工構造を示す概略断面図である。留め付け金具10は、例えばステンレス鋼板あるいは合金メッキ鋼板などの一枚の鋼板からの打ち抜きと折り曲げ加工により形成される。
【0017】
留め付け金具10は、躯体側への固定部となる平板状の基板部11と、基板部11の左右側端部に基板部11より数mm程度前方に突き出た状態で形成される上下方向の外壁板裏面支持部12、12と、該左右の外壁板裏面支持部12,12の間に左右方向に形成され先端が該外壁板裏面支持部12、12よりもさらに前方に位置する外壁板上下端支承部21とを備える。
【0018】
左右の外壁板裏面支持部12,12は同じ形状であり、基板部11の左右方向の両端をほぼ90゜折り曲げて形成した上下方向の立ち上がり片13と、該立ち上がり片13の先端を水平方向外方に90゜折り曲げられた水平板部分14とで構成される。後記するように、水平板部分14が、外壁板を留め付けたときにその裏面を支持する面となる。
【0019】
外壁板上下端支承部21は、基板部11の上下方向のほぼ中央から下側の領域を利用して、左右の外壁板裏面支持部12、12の間に水平方向に形成されており、上外壁板係止部22と下外壁板係止部26とからなる。上外壁板係止部22は、基板部11を前方に90゜折り曲げて形成された左右方向に広がる水平部23と、該水平部23の先端から斜め上方に折り曲げて形成される立ち上がり部24と、該立ち上がり部24の上端から下方に向け基板部11とほぼ平行となるように折り曲げて形成された前面板部25とを有する。水平部23の先端は外壁板裏面支持部12の水平板部分14よりも数mm程度前方に位置している。また、前面板部25の左右両側の下端近傍は内側(裏側)への折曲部25aとされており、折曲部25aの先端は前記水平部23の先端位置よりもわずかに前方に位置している。
【0020】
水平部23と立ち上がり部24、およびこの例において前面板部25の上端部における幅方向の中央部は、連続した切り欠き部30とされており、該切り欠き部30に相当する基板部11の領域は、前記水平部23よりもわずかに下方位置で前方に90゜折り曲げて形成された第2の水平部27とされ、さらに、該第2の水平部27の先端は斜め下方に折り曲げられて立ち下がり部28とされている。第2の水平部27と立ち下がり部28とが下外壁板係止部26を形成する。第2の水平部27の先端位置と水平部23の先端位置とはほぼ同じ仮想垂直平面内に位置している。なお、図示しないが、切り欠き部30を前記水平部23には形成せず、立ち上がり部24と前面板部25の上端部における幅方向の中央部にのみ形成するようにしてもよい。その場合には、下外壁板係止部26の前記第2の水平部27は前記水平部23と共通のものとなり、切り欠き部30に相当する基板部分が下方に折り曲げられて立ち下がり部28となる。
【0021】
基板部11には固定用のビス孔31が設けてある。また、ビス孔31の上方には断面三角形をなす膨出部32とされており、その傾斜面33には釘孔34が設けられる。基板部11と立ち上がり片13のコーナー部には補強のためのリブ35が適数設けられ、また、基板部11と水平部23および第2の水平部27とのコーナー部にも補強のためのリブ36が適数設けられる。
【0022】
図3は前記留め付け金具10を用いて、図4に示したような外壁板40を留め付けた状態を示している。留め付け金具10は、この例では基板部11に形成した釘孔34を利用して、建物躯体1に直接、あるいは図示のように胴縁2を介して釘3によって固定される。その際に、下位に位置する下外壁板40Aの上縁部の実44に、留め付け金具10の前記下外壁板係止部26が外嵌合するようにして位置決めをし、その状態で釘孔34を利用して固定する。釘孔34は膨出部32の傾斜面33に形成されており、釘打ち時に下方に向けて留め付け金具10全体が押し下げられるので、固定状態は安定する。また、前面板部25の左右両側に形成した折曲部25a,25aにより外壁板40Aは裏側に押し付けられるので、外壁板裏面は外壁板裏面支持部12の水平板部分14に密着した状態となる。場合によっては、楔作用も働いて留め付け状態は一層安定する。
【0023】
所要個数の留め付け金具10を同様にして水平方向に所定間隔で固定した後、上外壁板40Bを、その下縁部の実42が留め付け金具10の前記上外壁板係止部22の部分に内嵌合するようにして、必要枚数横方向に配置する。配置した上外壁板40Bを下外壁板として、さらに、その上縁部の実44に前記と同様にして留め付け金具10を取り付けた後、打ち付け固定する。以下、必要な段数だけ同じ工程を繰り返すことにより、本発明による外壁施工構造は完成する。
【0024】
上記の外壁施工構造では、留め付けた外壁板40の裏面と建物躯体1(または胴縁2)との間には、留め付け金具10の左右の側縁に形成した外壁板裏面支持部12により、その高さ分の空間Sが形成されるので、外壁板裏面の通気は良好となり、結露などの不都合が生じることはない。さらに、何らかの事情により留め付けた上外壁板40Bの裏面に大きな背圧が生じた場合でも、それによる負荷は、前記左右2箇所の立ち上がり部24,24が基板部11の全横幅に相当する横幅を持つ前面板部25に連接していることから分散し支持され、例えいずれか一方の立ち上がり部24に集中して負荷がかかるような場合でも、外壁板支承部21、特に、上外壁板係止部22に変形が生じることはない。また、下外壁板40Aに大きな背圧が作用しても、その負荷は、下外壁板係止部26の立ち下がり部28と前面板部25の左右の折曲部25a,25aとで分散支持されるので、下外壁板係止部26に変形が生じることも回避でき、留め付け強度は大きく向上する。そのために、本発明による外壁施工構造では、留め付け金具が軽量であることから施工が容易であるばかりでなく、留め付け状態を長期にわたり安定した状態に保持することができる。
【0025】
【発明の効果】
上記のように本発明による留め付け金具は、軽量であり低コスト品でありながら、留め付けた外壁板の背面に作用する負荷に対して高い安定性を持つ。そのために、本発明による外壁施工構造では、外壁板の留め付け状態を長期にわたり安定した状態に保持することができる。さらに、施工も容易であり、かつ、留め付けた外壁板の裏面には通気用の空間が形成され、結露などの不都合が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による留め付け金具の一実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1に示す留め付け金具の展開図。
【図3】図1に示す留め付け金具を用いて外壁板を建物躯体に留め付けた状態を説明するための断面図。
【図4】外壁板の一例を示す図。
【図5】従来の留め付け金具の一例を示す図。
【図6】従来の留め付け金具の他の例を示す図。
【符号の説明】
10…本発明による留め付け金具、11…基板部、12…外壁板裏面支持部、13…立ち上がり片、14…水平板部分、21…外壁板上下端支承部、22…上外壁板係止部、23…水平部、24…立ち上がり部、25…前面板部、25a…折曲部、26…下外壁板係止部、27…第2の水平部、28…立ち下がり部、30…切り欠き部、31…ビス孔、32…膨出部、34…釘孔、35,36…リブ、40…外壁板、42…下縁部の実、44…上縁部の実、1…躯体、2…胴縁、3…釘

Claims (4)

  1. 一枚の鋼板を折り曲げ加工して形成される留め付け金具であって、躯体側への固定部である基板部と、基板部の左右側端部に基板部より前方に突き出た状態で形成される上下方向の外壁板裏面支持部と、左右の外壁板裏面支持部の間に左右方向に形成され先端が前記外壁板裏面支持部よりも前方に位置する外壁板上下端支承部とを備えた留め付け金具において、
    前記支承部は基板の上下方向のほぼ中央から下側領域を折り曲げて形成された上外壁板係止部と下外壁板係止部とを備え、
    上外壁板係止部は、水平部と、水平部に続く立ち上がり部と、立ち上がり部に続く前面板部とで構成され、前記水平部と立ち上がり部は中央部が切り欠き部とされており、それにより、前記水平部に続く立ち上がり部は左右に2箇所に形成されており、かつ前記左右の2箇所の立ち上がり部に続く前記前面板部は基板部の全横幅に相当する横幅を有しており、また、前記前面板部は留め付けようとする上外壁板の下辺に形成された上実の裏面に当接するように、基板部とほぼ平行に形成されており、
    下外壁板係止部は前記切り欠き部に相当する基板部分で形成される水平部と水平部に続く立ち下がり部とで構成されることを特徴とする留め付け金具。
  2. 上外壁板係止部を構成する前面板部の両側下端近傍は内側へ折曲しており、該折曲部は外壁板を留め付けたとき下外壁板を圧接するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の留め付け金具。
  3. 基板と各水平部との折り曲げ部には補強用のリブが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の留め付け金具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の留め付け金具がその基板部を躯体面に当接して多段に取り付けてあり、少なくとも上端縁と下端縁に実を有する外壁板が、裏面を留め付け金具の外壁板裏面支持部に当接し、上端縁の実部を上位に位置する留め付け金具の下外壁板係止部に係止し、下端縁の実部を下位に位置する留め付け金具の上外壁板係止部に係止した状態で、多段に留め付けられていることを特徴とする外壁施工構造。
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