JP2001123639A - 留め付け金具 - Google Patents

留め付け金具

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JP2001123639A
JP2001123639A JP30064599A JP30064599A JP2001123639A JP 2001123639 A JP2001123639 A JP 2001123639A JP 30064599 A JP30064599 A JP 30064599A JP 30064599 A JP30064599 A JP 30064599A JP 2001123639 A JP2001123639 A JP 2001123639A
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fastener
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JP30064599A
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Morimichi Watanabe
守道 渡辺
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Nichiha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外側に向けて外壁板(化粧壁面)40を膨出
させようとする力Fに対して強い耐性を持ち、かつ、下
地材への止着も容易な留め付け金具10を得る。 【解決手段】 外壁板40の背面を支持する支持面部1
1bの一部が落とし込み部20とされており、その傾斜
面部22に止め具5を案内するための筒状の止め孔(止
め具案内孔)25が形成されている。留め付け金具10
を下地材に取り付けるときに、筒状の止め孔25の位置
をより下地材側にかつより留め付け片部12側に近づけ
ることができ、外側に向けて外壁板(化粧外壁)を膨出
させようとする力に対して大きな耐性を持つ。それによ
り不慮に変形することが回避でき、外壁板の止め付け状
態を一層安定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば窯業系の外
壁板を建物躯体に横張り施工する、すなわち、その長手
方向を水平方向として躯体側に張り付け施工するのに用
いる留め付け金具に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の外装工事として、窯業系外壁板を
躯体側に張り付けることが行われる。例えば、枠組壁工
法(ツーバイフォー工法)の場合、図7、図8に示すよ
うに、枠組1が組み立てられ、そこに、必要に応じて合
板や防水性透湿シートなどの下地材2を取り付けた後、
その上から、枠組の縦材3を利用して窯業系外壁板40
が長手方向を横方向(水平方向)として躯体側に横張り
されていく。この場合、最初に、一番下位に位置する外
壁板40が枠組1に対して横方向に当てがわれ、立設す
る縦材3を利用して釘4で固定される。次に、その上に
留め付けるべき外壁板40を、上下の水平側辺40a,
40bに形成した合じゃくり部を互いに噛み合わせた姿
勢として、当該外壁板40を同様にして縦材3に釘4で
固定していく。この工法の場合には、留め付けに用いた
釘4の頭5が外から見えることとなり、外観意匠を損な
うので、通常、その箇所に後塗装が施される。また、釘
打ち時に、外壁板が損傷することも起こりうる。
【0003】その不都合を解消する施工方法として、例
えば、特開平9−203184号公報などに示されるよ
うに、専用の留め付け金具を用いて外壁板を留め付けて
いく方法も知られている。図9はそのような留め付け金
具30の一例であり、この留め付け金具30は、下地材
2(縦材3)への当接面部31aと外壁板の背面を支持
する支持面部31bとが接続部31cを介して所定距離
をおいて平行に位置しており、前記支持面部31bには
上下方向に位置する2枚の外壁板40A,40Bの対向
する縁部を留め付ける留め付け片部32が水平方向に突
設されており、さらに、前記支持面部31bの下端は下
地材へ当接する折曲片部31dとされている。前記留め
付け片部32は、水平片部分32aと、該水平片部分3
2aの先端に形成した係止片部分33とを備えており、
該係止片部分33は、互いに拡開する方向に傾斜する第
1の傾斜面(上向き傾斜面)33aと第2の傾斜面(下
向き傾斜面)33bとから形成されている。また、前記
下地材2(縦材3)への当接面部31aと接続部31c
には止め孔34a及び34bがそれぞれ形成されてい
る。
【0004】この留め付け金具30を用いて外壁板40
を横張りする手順を説明する。ここで、留め付ける外壁
板40は、図11に示すように横長形状のものであり、
4周は合じゃくり部とされている。そして、図10にも
示されるように、その上実部は、表面側である上実柄形
成部41と、裏面側である上実取付部42と、該上実柄
形成部41と上実取付部42との接合部である凹溝部分
43とで形成され、下実部は、裏面側に前記上実取付部
42に対向するように形成され、かつ、コーキング剤4
5が打設されている下実取付部44を有している。
【0005】図10に示すように、先ず、適宜の手段に
より最下位の外壁板40Bを横置き定着する。次に、そ
の外壁板40Bの下実取付部44に前記留め付け金具3
0の留め付け片部32の下側部(支持面部31bと水平
片部分32aと下向き傾斜面33bとで形成される)を
嵌合して留め付け金具30の位置決めをした後、該留め
付け金具30を当接面部31aに形成した止め孔34a
を通して釘又はビス5を縦材3に打ち付け又はネジ込む
ことにより止着する。図示されないが、必要に応じ、前
記傾斜した接続部31cに形成した止め孔34bからも
釘又はビス62を斜め下方に向けて下地材31に打ち付
け又はネジ込む。その場合に、下側に配設する外壁板4
0Bには留め付け金具30を介して下方に向けた力が作
用し、外壁板40Bは定位置にしっかり固定される。こ
のようにして、横方向に所要数の留め付け金具30を縦
材3を利用して止着する。
【0006】次いで、上方の外壁板40Aの前記上実取
付部42を該留め付け金具30の留め付け片部32の上
側部(支持面部31bと水平片部分32aと上向き傾斜
面33aとで形成される)に嵌合して上方の外壁板40
Aを縦材3に沿って横置きし、該外壁板40Aの下実取
付部44に同じようにして次の留め付け金具30を勘合
した後、該留め付け金具30を縦材3に釘又はビス5に
より止着する。
【0007】以下、この作業を繰り返すことによって、
上下方向に多段に外壁板40は横張りされ化粧外壁が構
築される。この留め付け方法では、外壁板40の表面を
損傷する恐れはなく、また、留め付け金具30も外側か
らは見えず、外観的に非常に好ましい留め付け状態が得
られる。この様にして構築された化粧外壁は、留め付け
た外壁板40と下地材3との間に空気流通空間Scが形
成されるので、外壁板40の裏面に結露が発生するのを
抑制することができる利点もある。しかし、気象条件な
どに起因して風が該空気流通空間Sc内に吹き込むよう
な場合に、空気流通空間Scと外壁板40(化粧外壁)
の外側との間に高い圧力差が生じ、化粧外壁が外側に膨
張しようとすることが生じうる。留め付け金具30の構
造上、その力Fは、図10に矢印Fで示すように示すよ
うに、留め付け金具30の留め付け片部32を作用点と
して外側に向けて作用する。
【0008】一方、留め付け金具30と下地材2(縦材
3)との固定点は、釘又はビス5による止着部であり、
力Fの作用点と固定点とが上下方向に離間していること
から、該止着部を固定点として外側に向けたモーメント
が図10で右回りに作用し、留め付け金具30を変形さ
せようとする。それにより、外壁板に対する留め付けが
不安定になることが起こりうる。傾斜した接続部31c
に形成した止め孔34bから釘又はビス5を下地材2
(縦材3)に打ち付け又はネジ込む場合には、力Fの作
用点と固定点との距離は短くなり安定性は向上する。し
かし、2箇所に釘又はビス5を打ち付け又はネジ込むこ
とは、作業を煩雑化する。
【0009】図12は他の形態の留め付け金具30Aで
ある(特開平10−2089号公報など参照)。この形
態において、外壁板40を横方向に留め付ける前記留め
付け片部32及び下地材へ当接する折曲片部31dの具
体的形状は図9に示したものとは相違しているが、機能
的にはほぼ同様のものであり、相当する部材には同じ符
号を付し、説明は省略する。この留め付け金具30Aに
おいて、前記支持面部31bに凹陥部35がさらに設け
られており、その底部には止め孔35aが形成され、該
止め孔35aから釘又はビス5aを水平方向に打ち込み
又はネジ込んで留め付け金具30Aを下地材2(縦材
3)に固定できるようになっている。
【0010】そのために、図13に示すように、前記外
側への力Fの作用点位置(留め付け金具30Aの留め付
け片部32)と固定点(凹陥部35の止め孔35a)と
の距離は図10に示したものよりも短くなり、より変形
し難くなって、外壁板40の留め付けは一層安定するこ
とが期待できる。また、状況に応じて、当接面部31a
及び接続部31cに形成した止め孔34a,34bを利
用して、選択的に又は重畳して釘又はビス5b,5cを
打ち込み又はネジ込んで止着できるようになっている。
さらに、この留め付け金具30Aでは、支持面部31b
に前記係止片部分33側に向けた切り起こし片36が備
えられている。該切り起こし片36は留め付けられる外
壁板40を裏面から係止片部分33側に向けて押圧して
おり、留め付け状態を安定化する作用をなしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、図13
に示す形態の留め付け金具30Aは、支持面部31bに
凹陥部35を有し、その底部に止め孔35aを持つこと
から、留め付け金具30Aの留め付け片部32に外向け
に作用する力Fに対し強い耐性を持ち、変形し難くなっ
ている。しかし、釘又はビス5aの打ち付け又はネジ込
み方向は水平方向であり、それのみでは留め付け金具3
0Aに斜め下方に向けた力が作用しない。そのために、
下側に配設する外壁板40Bを斜め下方に押さえつけて
外壁板40Bを定位置にしっかり固定しようとする場合
には、最初に、傾斜した接続部31cに設けた止め孔3
4bを利用して釘又はビス5bを斜め下方に向けて打ち
付け又はネジ込み、その後で、もう一度水平方向に釘又
はビス5aを打ち付け又はネジ込む作業が必要となる。
【0012】さらに、いずれの止め孔34a,34b,
35aも、金属板に単に孔を開けただけのものであり、
釘又はビスに対する案内機能を有しないので、作業者
は、止着時に釘又はビスを所要の姿勢に手で保持してお
くことが必要があり、的確に打ち付け又はネジ込み作業
を行うのは容易でない。また、このような留め付け金具
を用いて、上方の外壁板40Aの下辺側の上実と下方の
外壁板40Bの下実とを合じゃくり接合する場合、特
に、図9に示した形態の留め付け金具30の場合には、
図10に示すように、上向き係止片33aと下向き係止
片33bの表面側と上部外壁板40Aの上実柄形成部4
1の裏面側とで形成される断面ほぼ三角形をなす空間S
a内に雨水が入り込む場合がある。そこに入り込んだ雨
水は空間Sa内を左右方向に移動して、最後には、外壁
板40の裏面に回り込み、外壁板を損傷することが起こ
りうる。
【0013】また、いずれの留め付け金具も、留め付け
る外壁板の垂直方向の荷重を支持する前記水平片部分は
一枚の薄い金属板であり、垂直荷重に対する単位幅当た
りの担持荷重が小さいことから、適切に荷重を支持する
ために、どうしても水平片部分の横幅を長くせざるを得
ず、留め付け金具の小型化が困難となっている。本発明
の目的は、従来の留め付け金具において生じる恐れのあ
る上記のような不都合を解消することにあり、その目的
は、外側に向けて外壁板(化粧外壁)を膨出させようと
する力に対して大きな耐性を持ち、それにより不慮に変
形することが回避でき、外壁板の止め付け状態を一層安
定させることのできる留め付け金具を提供することにあ
る。
【0014】本発明のさらに他の目的は、一本の釘又は
ビスの打ち付け又はネジ込みでもって、留め付け金具の
変形防止と下側に配設する外壁板を斜め下方に押さえつ
ける力との双方を作用させるとができ、それにより下地
材(縦材)への止着作業を容易化することのできる留め
付け金具を提供することにある。本発明のさらに他の目
的は、外壁板の裏面への雨水の回り込みを積極的に回避
できるばかりでなく、水平片部分の垂直荷重に対する耐
性を大きくして外壁板の荷重をより短い横幅の水平片部
分で適切に担持できるようにし、それにより、横幅の短
いコンパクトな形状とすることのできる改良された留め
付け金具全体を提供することにある。本発明のさらに他
の目的は、材料面から大きなコストダウンを図ることが
できると共に、縦材などの止着材部分の幅を狭くするこ
とできるなど、施工面での制約を大きく緩和することの
できる留め付け金具を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による留め付け金具は、下地材への当接面部
と外壁板の背面を支持する支持面部とが接続部を介して
所定距離をおいて平行に位置しており、前記支持面部に
は上下方向に位置する2枚の外壁板の対向する縁部を留
め付ける留め付け片部が水平方向に突設されており、さ
らに、前記支持面部の下端は下地材へ当接する折曲片部
とされている留め付け金具において、前記支持面部及び
前記接続部の一部は、下端が前記留め付け片部の近傍に
位置し、上端が前記当接面部に達する落とし込み部とさ
れており、該落とし込み部は、前記当接面部に連続する
背面部と、該背面部の下端と前記支持面部との間を接続
する傾斜面部とを備えており、かつ、前記傾斜面部には
該傾斜面部に交叉する方向に止め具を案内するための止
め具案内孔が形成されていることを特徴とする。
【0016】上記の構成であり、下地材(例えば枠組壁
工法における枠組の縦材)へ固定したときの固定点は、
前記落とし込み部の傾斜面部に形成した止め具案内孔と
なるが、該止め具案内孔の位置は留め付け片部に極めて
近接した位置とすることができるので、外側に向けて外
壁板(化粧壁面)を膨出させようとする力に対して大き
な耐性を持つことができ、外壁板の止め付け状態を一層
安定させることのできる。また、止め具案内孔は傾斜面
部に形成されているので、止め具の止め付け時に、斜め
下方に向けた力を留め付け金具に与えることができ、一
本の止め具の止着でもって、下側に配設する外壁板を斜
め下方に押さえつけて外壁板を定位置にしっかり固定さ
せる作用をも生じさせることが可能となり、留め付け金
具の下地材への固定作業は簡略化される。さらに、止め
具は止め具案内孔により方向付けされるので、作業者
は、止め付け時に、止め具を止め具案内孔に差し入れる
だけで、的確に止着作業を行うことができる。
【0017】また、前記支持面部と折曲片部との存在に
より、留め付けた外壁板と躯体側の下地材との間に空気
流通空間を形成することができ、結露の発生を容易に抑
制することができる。また、留め付け金具の機械的強度
を増強する機能も奏し、曲げや捻れに対する耐性を向上
させるので、一層コンパクトでありながら所要の強度を
持つ留め付け金具が得られる。好ましい態様において、
前記落とし込み部の前記傾斜面部の傾斜角度は、当該留
め付け金具の下地材への取り付け時に、前記止め具案内
孔に案内された止め具の先端が下地材と当接する位置
が、前記留め付け片部の下地材への投影位置近傍となる
ような傾斜角度とされている。
【0018】この構成では、もし、止め具案内孔と止め
具の頭部との当接部が剛体接合とみなされるような場合
には、外向きの力の作用点を前記留め付け片部の下地材
への投影位置近傍とすることができ、留め付け金具の変
形に対する一層の安定性を確保できる。さらに好ましい
態様において、留め付け金具は全体が一枚の金属板を折
り曲げ加工及び/又は板金加工することにより形成され
る。また、さらに好ましくは、前記留め付け片部は、水
平片部分と、該水平片部分の先端に形成した係止片部分
とを備えており、前記水平片部分と前記係止片部分と
は、前記支持面部からの連続した折り曲げ加工により形
成した、第1の水平片と、該第1の水平片に連続する垂
直方向の平板部と、該垂直方向の平板部に連続する第2
の水平片とを少なくとも備えてなり、前記第1の水平片
と第2の水平片とは上下方向に積層した状態とされる。
【0019】この態様の留め付け金具では、浸入する雨
水は、前記垂直方向の平板部の表面に沿って流下しなが
ら外壁板表面へと排出される。そのために、浸入した雨
水が外壁板の裏側に回り込むことは回避される。また、
水平片部分は垂直方向の荷重(垂直方向の平板部の上端
縁に主に作用する留め付ける外壁板の荷重)による曲げ
モーメントに対して強い耐性を示し容易には変形しな
い。そのために、留め付けようとする外壁板の荷重をよ
り狭い面積で担持することが可能となり、結果として、
水平片部分の横幅をより短いものとしても、安定した留
め付け状態を維持できる。それにより、留め付け金具全
体を横幅の短いコンパクトなものとすることができ、材
料面でのコストダウンが可能となる。また、例えば枠組
壁工法での枠組における縦材のように、留め付け金具を
止着する下地材部分を幅を狭いもの(細いもの)とする
ことができるなど、施工面での制約も大きく緩和するこ
とができる。
【0020】さらに好ましい態様において、前記第1及
び第2の水平片の先端と前記垂直方向の平板部とは、第
1及び第2の水平片の先端から互いに拡開する方向に傾
斜する第1と第2の傾斜面を介して連続しており、それ
により、前記第1及び第2の水平片の先端と前記垂直方
向の平板部との間には断面視でほぼ閉三角形をなす空所
が形成されている。この態様では、前記第1と第2の傾
斜面を上下の外壁板の合じゃくり面に沿わせた姿勢で留
め付けることができ、留め付け態様は一層安定する。ま
た、留め付け片部分には断面視でほぼ閉三角形をなす空
所が形成されるので、全体の重さが増加することはな
い。さらに、前記曲げモーメントに対する耐性はさらに
高くなる。
【0021】さらに好ましい態様において、前記支持面
部は、少なくとも前記水平片部分より下方の位置に、前
記留め付け片部分側に向けた切り起こし片を備える。こ
の切り起こし片は、外壁板に対する付勢手段として機能
して、外壁板の合じゃくり面を留め付け金具の前記留め
付け片部分に向けて押圧する。それにより、外壁板と留
め付け金具との取り付けは一層安定化する。前記切り起
こし片は、例えば、任意の三角形の2辺をなす切込みを
前記支持面部に形成し、切り込みに沿って支持面部を折
り曲げることにより形成する。より好ましくは、前記切
り起こし片は、前記支持面部の一部を片持ち状に切り込
んで形成した片持ち片の一部を前記留め付け片部分側に
向けて折り曲げることにより形成する。この形態の切り
起こし片は、加工が容易であると共に、全体が片持ち梁
状に形成されるので、より安定した付勢力を保持するこ
とができる。さらに好ましくは、前記切り起こし片は支
持面部の左右に対極配置され、互いに相反する斜め上方
に折り曲げられた形態とされる。これにより、前記切り
起こし片が横方向への滑り止めの役目を果たし、外壁板
が左右方向へズレるのを一層確実に防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
よる留め付け金具の好ましい実施の形態を説明する。図
1は本発明による留め付け金具の一実施の形態を示す斜
視図であり、長方形状をなす鉄又はステンレススチール
のような金属板に対して連続した折り曲げ加工を施すこ
とにより形成される。この例において、留め付け金具1
0は、縦材3などの下地材へ衝接面である当接面部11
aと、該当接面部11aに接続部11cを介して連続し
かつ当接面部11aとは所定距離hをおいて平行に位置
している支持面部11bと、該支持面部11bの下端を
前記下地材側へ折曲して形成される幅hの折曲片部11
dとを備える。前記支持面部11bは外壁板40の背面
を支持する面として機能する。
【0023】さらに、前記支持面部11bには、上下方
向に位置する2枚の外壁板の対向する縁部を留め付ける
ための留め付け片部12が形成される。この例におい
て、該留め付け片部12は、前記支持面部11bをほぼ
90度の角度で水平方向に折り曲げられ形成される第1
の水平片12aと、該第1の水平片12aの先端を斜め
上方に向けて折り曲げて形成される第1の傾斜面13a
と、該第1の傾斜面13aの先端を垂直下方に折り曲げ
て形成される平板部19と、該垂直方向の平板部19の
下端から斜め上方に折り曲げて形成される第2の傾斜面
13bと、該第2の傾斜面13bの上方先端を水平方向
に折り曲げて形成される第2の水平片112bとを備え
る。
【0024】前記第1の水平片12aと第2の水平片1
2bは、実質的に同じ幅であり、かつ、互いに実質的に
密接した積層状態とされている。この部分は、図9に示
した従来の留め付け金具30での水平片32aに相当す
るものであり、留め付け片部12における水平片部分を
構成する。また、第1の傾斜面13a、平板部19、第
2の傾斜面13bとは、前記水平片部分の先端に形成し
た係止片部分を構成する。そして、前記第1と第2の傾
斜面13a,13bは、図9に示した従来の留め付け金
具30での上向き係止片33a及び下向き係止片33b
に相当するものであり、前記垂直方向の平板部19と共
に断面視でほぼ閉三角形をなす空所S(図2参照)を形
成している。なお、図示しないが、第1の水平片12a
と第2の水平片12bとをスポット溶接などにより部分
的に溶着一体化してもよい。
【0025】前記支持面部11b及び前記接続部11c
の一部は、下端が前記第1の水平片12aの直近上位に
位置し、上端が前記当接面部11aに達する落とし込み
部20とされている。該落とし込み部20は、前記当接
面部11aに連続する背面部21と、該背面部21の下
端と前記支持面部11bとの間を接続する傾斜面部22
とを備える。該傾斜面部22には所定の幅と深さを持つ
長溝23が形成され、該長溝23の底部24には、前記
傾斜面部22に交叉する方向(好ましくは直交する方
向)に使用する止め具(釘やビス)5を位置制御しなが
ら案内する、止め具案内孔としての機能を果たす筒状の
止め孔25が形成されている。なお、前記落とし込み部
20は、留め付け金具10の幅方向の中央部に一個のみ
形成されているが、一定の間隔をおいて複数個形成して
もよい。その場合には、留め付け金具10を一層しっか
りと下地材に止着できる。
【0026】上記の構成であり、当該留め付け金具10
を下地材に取り付けるときに、前記筒状の止め孔25の
位置をより下地材側にかつより留め付け片部12側に近
づけることが可能となり、さらに、長溝23の存在によ
り、周囲の機械的強度も向上する。また、長溝23内に
留め具5を差し込むと、その先端は該筒状の止め孔25
に案内されて、所定の角度でその姿勢は保持される。な
お、前記落とし込み部20の傾斜面部22の傾斜角度
は、好ましくは、前記筒状の止め孔25により案内され
た止め具5の先端が下地材と当接する位置が、前記留め
付け片部12の下地材側への水平投影位置近傍となるよ
うな傾斜角度とされる。
【0027】前記接続部11cには第2の止め孔14b
が形成され、必要に応じて止め具5のネジ込み又は打ち
込み孔として利用される。また、前記支持面部11bの
両側縁には強度向上を目的として縦方向に凹状溝15が
一体成形されている。さらに、前記支持面部11bの前
記留め付け片部12よりも下方位置には、上端側が自由
端となるようにして片持ち状に切り込んだ長方形の片持
ち状切り起こし片16が左右2箇所に形成されている。
該切り起こし片16の先端部近傍は、互いに相反する斜
め上方に折り曲げられていて、前記留め付け片部分12
側に向けて突出するほぼ三角形状の折り曲げ片16aと
されている。また、長方形状の切り起こし片の両側には
長方形孔17が形成されている。
【0028】図2、図3は前記留め付け金具10を用い
て、図11に示したような外壁板40を留め付けた状態
を説明する図であり、図10あるいは図13に基づき説
明したと同様にして外壁板40A、40Bが留め付けら
れる。また、留め付け状態での外壁板40A、40B同
志の関係は、図10あるいは図13に基づき説明したと
同様である。従って、ここでは同じ部材には同じ符号を
付すにとどめ、詳細な説明は省略する。
【0029】前記したように、この留め付け金具10で
は、当該留め付け金具10を下地材に取り付けるときに
筒状の止め孔25の位置をより下地材側にかつより留め
付け片部12側に近づけることが可能となる。そのため
に、下地材(例えば枠組壁工法における枠組の縦材3)
へ固定したときの固定点と前記した力Fの作用点との距
離を極めて近い位置とすることができ、外側に向けて外
壁板40(化粧壁面)を膨出させようとする力Fに対し
て大きな耐性を持つことができる。それにより、外壁板
の止め付け状態は安定する。
【0030】さらに、筒状の止め孔(止め具案内孔)2
5は前記傾斜面部22に形成されているので、止め具5
の止め付け時に、斜め下方に向けた力を留め付け金具1
0に与えることができ、一箇所でのかつ一本の止め具5
での止着でもって、下側に配設する外壁板40Bを斜め
下方に押さえつけて外壁板40Bを定位置にしっかり固
定することができる。それにより、留め付け金具10の
下地材への固定作業は簡略化される。さらに、止め具5
は筒状の止め孔25により方向付けされるので、作業者
は、止め付け時に、止め具5を筒状の止め孔25に差し
入れるだけで、的確に止着作業を行うことができる。な
お、前記落とし込み部20の傾斜面部22の傾斜角度
を、前記筒状の止め孔25により案内された止め具5の
先端が下地材と当接する位置が、前記留め付け片部12
の下地材側への水平投影位置近傍となるようにすること
により、留め付け金具10の変形に対する一層の安定性
を確保できる。
【0031】さらに、前記留め付け片部12の先端は垂
直方向の平板部19とされており、外壁板40を留め付
けたときに、該平板部19は、上方の外壁板40Aの上
実柄形成部41の裏面に当接した状態となる。そのため
に、図10で説明したような断面ほぼ三角形をなす空間
Saは形成されないこととなり、左右の外壁板の接合部
に存在する垂直方向の隙間S2を流下してくる雨水は、
すべて外壁板表面側への排出される。それにより、雨水
の裏面への回り込みは回避される。
【0032】また、留め付け片部12における水平片部
分は第1の水平片12aと第2の水平片12bとが上下
方向に密着して積層した状態とされており、さらに、そ
の先端側には垂直方向の平板部19が一体に形成されて
いるので、留め付け片部12は、外壁板40Aの荷重に
対して強い耐性を示し容易には変形しない。そのため
に、留め付けようとする外壁板の荷重をより狭い面積で
担持することが可能となり、結果として、留め付け片部
12の横幅(すなわち、留め付け金具10の横幅)を従
来のものよりもより幅の狭いものとしても、安定した留
め付け状態を維持できる。それにより、留め付け金具全
体の材料面でのコストダウンが可能となる。また、間柱
などの幅を狭いもの(細いもの)とすることができるの
で、躯体側(下地側)への留め付け金具10の留め付け
自由度が増すなど、施工面での制約も大きく緩和され
る。
【0033】また、外壁板40は、付勢手段として機能
する片持ち状の切り起こし片16により、裏面の2箇所
を第2の傾斜面13aの裏面に向けて押圧され、外壁板
40と留め付け金具10との取り付けは安定化する。特
に、該切り起こし片16はその先端が互いに相反する斜
め上方の折り曲げ片16aとされているので、該外壁板
40が横方向にズレる(移動する)のは効果的に阻止さ
れる。また、切り起こし片16の両側に長方形孔17が
形成されていることから、加工も容易である。なお、切
り起こし片16は、前記留め付け片部12より上方位置
にも形成できる。その場合には、片持ち状の切り起こし
片16は、下方端が自由端となるようにして形成され
る。また、前記接続部11cと折曲片部11dとによ
り、留め付けた外壁板40と下地材側との間に空気流通
空間Sc(図2参照)が形成される。それにより、外壁
板40の裏面に結露が発生するのは抑制される。
【0034】図4は、本発明による留め付け金具の他の
形態を示している。この留め付け金具10Aにおいて、
前記落とし込み部20などの構成は、図1に基づき説明
した留め付け金具10と同じなので、同じ部分には同じ
符号を付して説明は省略し、留め付け片部12などの構
成の異なる部分のみを主に説明する。この留め付け金具
10Aでは、前記支持面部11bの中央部はU字状に切
り起こされ、該切り起こし体は、最初に前方に90度折
曲されて水平片12Aとされ、次ぎに斜め上方に折曲さ
れて上向き係止片13Aとされ、次ぎに、上向き係止片
13Aの先端から下向きに折曲されて平板部19Aとさ
れている。その左右の部分もU字状に切り起こされ、該
切り起こし片体、前記水平片12Aの位置とほぼ同じ高
さ位置で前方に90度折曲されて水平片12Bとされ、
次ぎに斜め下方に折曲されて下向き係止片13Bとされ
ている。これらにより、前記留め付け片部12が形成さ
れる。また、前記左右の切り起こし部の下方には、付勢
手段として機能する横方向に延びる切り起こし片16
A,16Aが片持ち状に形成されており、該切り起こし
片16A,16Aは下縁よりも上縁が前方位置となるよ
うに捻られている。この留め付け金具10Aの使用態様
は、図1に示した留め付け金具10の場合と同様であ
り、前記平板部19Aが図1に示した留め付け金具10
における平板部19と同じ機能を果たすこととなる。
【0035】図5は、本発明による留め付け金具のさら
に他の形態を示している。この留め付け金具10Bにお
いては、支持面部11bの中央部に一個のU字状に切り
起こし体が設けられ、該切り起こし体は、最初に前方に
90度折曲されて水平片12Aとされ、次ぎに斜め上方
に折曲されて上向き係止片13Aとされ、次ぎに、上向
き係止片13Aの先端から下向きに折曲されて平板部1
9Aとされた後、さらに、該平板部14の下端を裏側斜
め上方に折曲して下向き係止片13Bとされている。他
の構成は、図4に示した留め付け金具10Aとほぼ同じ
であり、この留め付け金具10Bの使用態様も、図1に
示した留め付け金具10の場合と同様である。
【0036】図6は、本発明による留め付け金具のさら
に他の形態を示している。この留め付け金具10Cにお
いては、支持面部11bのほぼ下半分にほぼ全幅にわた
るU字状に切り起こし体とされる。該切り起こし体は、
最初に前方に90度折曲されて水平片12Aとされ、次
ぎに斜め下方に折曲されて下向き係止片13Bとされ、
次ぎに、下向き係止片13Bの先端から上向きに折曲さ
れて平板部19Aとされている。さらに、前記下向き係
止片13Bの中央部分は水平片12Aとの折り曲げ部近
傍を基部としたコ字状の切り欠き片とされ、該切り欠き
片は斜め上方に折曲されて上向き係止片13Aを形成す
る。この留め付け金具10Cの使用態様も、図1に示し
た留め付け金具10の場合と同様である。
【0037】
【発明の効果】本発明による留め付け金具では、外側に
向けて外壁板(化粧外壁)を膨出させようとする力に対
して大きな耐性を持ち、それにより不慮に変形すること
が回避でき、外壁板の止め付け状態を一層安定させるこ
とのできる。また、一本の釘又はビスの打ち付け又はネ
ジ込みでもって、留め付け金具の変形防止と下側に配設
する外壁板を斜め下方に押さえつける力との双方を作用
させるとができ、それにより下地材(縦材)への止着作
業を容易化することのできる。さらに、好ましい形態で
は、左右の外壁板の接合部に存在する垂直方向の隙間を
流下してくる雨水を、留め付け金具部分で確実に表面側
に流出させることができ、そのために、従来の留め付け
金具で起こりがちであった留め付け金具の係止片近辺で
の雨水の滞留がなくなり、雨水が外壁板の裏面に回り込
むのは回避される。
【0038】全体を一枚の金属板を折り曲げ加工するこ
とに構成する場合には、留め付けようとする外壁板の荷
重をより狭い面積で担持することが可能となり、結果と
して、留め付け金具全体を横幅の短いコンパクトなもの
とすることのでき、材料面でのコストダウンが可能とな
る。また、施工面での制約も大きく緩和される。また、
外壁板に対する付勢手段として機能する切り起こし片を
設ける場合には、外壁板の合じゃくり面は留め付け金具
の留め付け片部分に向けて押圧され、それにより、外壁
板と留め付け金具との取り付けは一層安定化する。また
前記切り起こし片は滑り止めとしても機能し、外壁板の
左右方向へのズレが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による留め付け金具の一実施の形態を示
す斜視図。
【図2】図1に示す留め付け金具の使用態様を説明する
断面による側面図。
【図3】図1に示す留め付け金具の使用態様を説明する
斜視図。
【図4】本発明による留め付け金具の他の実施の形態を
示す斜視図。
【図5】本発明による留め付け金具のさらに他の実施の
形態を示す斜視図。
【図6】本発明による留め付け金具のさらに他の実施の
形態を示す斜視図。
【図7】枠組壁工法(ツーバイフォー工法)の説明に共
される図。
【図8】枠組壁工法における外壁板の留め付け工法の従
来例を説明する図。
【図9】従来の留め付け金具の一例を説明する斜視図。
【図10】図9に示す留め付け金具を用いて外壁板を横
張りする場合での留め付け状態を説明する断面図。
【図11】外壁板の一例を示す斜視図。
【図12】従来の留め付け金具の他の例を説明する斜視
図。
【図13】図12に示す留め付け金具を用いて外壁板を
横張りする場合での留め付け状態を説明する断面図。
【符号の説明】
10…留め付け金具、11a…下地材への当接面部、1
1b…外壁板の背面を支持する支持面部、11c…接続
部、11d…下地材へ当接する折曲片部、12…留め付
け片部、19…垂直方向の平板部、20…落とし込み
部、21…落とし込み部の背面部、22…落とし込み部
の傾斜面部、23…長溝、24…長溝の底部、25…止
め具案内孔(筒状の止め孔)、3…縦材(下地材)、5
…止め具(釘又はビス)、40…外壁板、F…外側に向
けて外壁板(化粧壁面)を膨出させようとする力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA14 AA15 AA47 AA50 AB04 AB22 BA12 BD16 BD23 BD26 CC03 CC04 CC12 CC14 CC17 CC19 CC20 DA10 DA16 DA22 DB23 DC01 DC06 DC12 DC15 EA06 GA33W GA33Z GB02Z GB03Z GB22W

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地材への当接面部と外壁板の背面を支
    持する支持面部とが接続部を介して所定距離をおいて平
    行に位置しており、前記支持面部には上下方向に位置す
    る2枚の外壁板の対向する縁部を留め付ける留め付け片
    部が水平方向に突設されており、さらに、前記支持面部
    の下端は下地材へ当接する折曲片部とされている留め付
    け金具において、 前記支持面部及び前記接続部の一部は、下端が前記留め
    付け片部の近傍に位置し、上端が前記当接面部に達する
    落とし込み部とされており、該落とし込み部は、前記当
    接面部に連続する背面部と、該背面部の下端と前記支持
    面部との間を接続する傾斜面部とを備えており、かつ、
    前記傾斜面部には該傾斜面部に交叉する方向に止め具を
    案内するための止め具案内孔が形成されていることを特
    徴とする留め付け金具。
  2. 【請求項2】 前記落とし込み部の前記傾斜面部の傾斜
    角度は、当該留め付け金具の下地材への取り付け時に、
    前記止め具案内孔に案内された止め具の先端が下地材と
    当接する位置が、前記留め付け片部の下地材への投影位
    置近傍となるような傾斜角度とされていることを特徴と
    する請求項1記載の留め付け金具。
  3. 【請求項3】 全体が一枚の金属板を折り曲げ加工及び
    /又は板金加工することにより形成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の留め付け金具。
  4. 【請求項4】 前記留め付け片部は、水平片部分と、該
    水平片部分の先端に形成した係止片部分とを備えてお
    り、前記水平片部分と前記係止片部分とは、前記支持面
    部からの連続した折り曲げ加工により形成した、第1の
    水平片と、該第1の水平片に連続する垂直方向の平板部
    と、該垂直方向の平板部に連続する第2の水平片とを少
    なくとも備えてなり、前記第1の水平片と第2の水平片
    とは上下方向に積層した状態とされていることを特徴と
    する請求項3記載の留め付け金具。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の水平片の先端と前記
    垂直方向の平板部とは、第1及び第2の水平片の各先端
    から互いに拡開する方向に傾斜する第1と第2の傾斜面
    を介して連続しており、それにより、前記第1及び第2
    の水平片の先端と前記垂直方向の平板部との間には断面
    視でほぼ閉三角形をなす空所が形成されていることを特
    徴とする請求項4記載の留め付け金具。
  6. 【請求項6】 前記支持面部は、前記係止片部分側に向
    けた切り起こし片を備えていることを特徴とする請求項
    4又は5記載の留め付け金具。
  7. 【請求項7】 前記切り起こし片は、前記支持面部の左
    右に対極配置され、互いに相反する斜め上方に折り曲げ
    られた形態とされていることを特徴とする請求項6記載
    の留め付け金具。
  8. 【請求項8】 前記切り起こし片は、前記支持面部の一
    部を片持ち状に切り込んで形成した片持ち片の一部を前
    記係止片部分側に向けて折り曲げることにより形成され
    ていることを特徴とする請求項6又は7記載の留め付け
    金具。
  9. 【請求項9】 前記第1の水平片と第2の水平片とは一
    部が溶着されていることを特徴とする請求項4ないし8
    いずれか記載の外壁板用留め付け金具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US6830405B2 (en) 2000-05-29 2004-12-14 Nichiha Corporation Fastening member
JP2007321510A (ja) * 2006-06-02 2007-12-13 Asahi Tostem Gaiso Kk 留付金具及び外壁構造

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