JP2006054742A - 信号検出回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高速信号に対応し、精度良く差動信号の検出が可能であり、回路のレイアウト面積を縮小し、消費電力を低減することができる。
【解決手段】 本発明による信号検出回路は、2つある差動比較回路の一方にオフセット調整回路抵抗Rb1を持たせ、一方の差動比較回路からの差動出力信号にオフセット電圧Voffを与え、2つの差動比較回路の逆相出力によって形成される差動出力信号を差動排他的論理和回路EOR3へ入力し、排他的論理和を出力して、オフセット調整回路抵抗Rb1で設定したレベル以上の差動入力信号を検出する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、差動信号を2値化して検出する信号検出回路に関し、特に小振幅の差動信号を2値化して検出する信号検出回路に関する。
近年、HDD等のデータ転送はより高速な転送を求められており、従来のパラレル転送方式ではデータ転送速度が限界に達しつつあるため、高速なデータ転送が可能である差動シリアル転送方式が普及し始めている。
差動シリアル転送方式とは2本の伝送路を一組として、この2本の伝送路間の電位差によりデータを転送する方式である。従来のパラレル転送方式では数十本の信号線を用いて並列にデータ送受信するため高速化すると多数の信号線間でタイミング同期が困難になる欠点があったが、差動シリアル転送方式は2本の伝送路で転送するため高速化に適している。
しかし、転送速度の高速化に伴い信号の検出時間や振幅が小さくなるため、より高精度な信号検出回路を必要とされていた。
このような信号検出回路の従来例が、特開平3−55968に開示されている。従来例の回路図を図1に示す(特許文献1)。
従来例の構成は、しきい値の異なる二つの比較回路である比較回路CMP1及び比較回路CMP2と、これらの比較回路からそれぞれ出力される出力信号CMP1outと出力信号CMP2outの排他的論理和を出力する排他的論理和回路EOR1、比較回路のしきい値となる基準電圧を設定する抵抗R1、R2、R3を備えている。この際、比較回路CMP2のしきい値は、比較回路CMP1のしきい値より低く設定される。
入力信号Sinの振幅が比較回路CMP1及び比較回路CMP2の基準電圧に比べ充分に大きい場合は、出力信号CMP1outと出力信号CMP2outの排他的論理和は「0」となる。次に、入力信号Sinの振幅が小さくなり、比較回路CMP1のしきい値以下になると比較回路CMP1の出力はなくなるが、比較回路CMP2は比較回路CMP1よりしきい値が低いために入力信号を検出し、出力信号CMP1outと出力信号CMP2outの排他的論理和は「1」となる。
このように比較回路CMP1及び比較回路CMPのしきい値の設定と排他的論理和EOR1の出力Slvによりにより信号の振幅を検知することができる。
このような従来例の入力信号を差動入力信号に置き換えた従来例2の回路図を図2に示す。
この回路は正相入力信号SinPと逆相入力信号SinNからなる差動入力信号Sinを入力される差動比較回路CMP3と、差動比較回路CMP3にオフセット電圧を与える差動比較回路CMP4、差動入力信号Sinを入力される差動比較回路CMP5と、差動比較回路CMP5にオフセット電圧を与える差動比較回路CMP6を備える。又、差動比較回路CMP3及び差動比較回路CMP5の出力に接続される差動排他的論理和EOR2と、オフセットの基準電圧を設定する定電流源Ib2と抵抗R4と基準電圧V1とを備える。
差動比較回路CMP3は抵抗R5、R6及びNチャネルトランジスタMn1、Mn2と定電流源Ib3を備え、差動比較回路CMP5は抵抗R7、R8及びNチャネルトランジスタMn5、Mn6と定電流源Ib5を備えている。差動比較回路CMP4はNチャネルトランジスタMn3,Mn4と定電流源Ib4を備え、差動比較回路CMP6はNチャネルトランジスタMn7,Mn8と定電流源Ib6を備えている。
続いて、従来例2の動作を図3に示す動作波形を用いて説明する。正相入力信号SinP、逆相入力信号SinNの振幅が小さい場合、差動比較回路CMP3の正相出力信号CMP3outPは、正相入力信号SinPに差動比較回路CMP4の入力電圧R4Lによりオフセットが与えられた信号となる(図3(b))。差動比較回路CMP3の逆相出力信号CMP3outNは、逆相入力信号SinNに差動比較回路CMP4の入力電圧R4Hによりオフセットが与えられた信号となる(図3(b))。この入力電圧R4H、R4Lは定電流源Ib2と抵抗R4で決定する電位差である。同様に差動比較回路CMP5の正相出力信号CMP5outPは、正相入力信号SinPに差動比較回路CMP6の入力電圧R4Hによりオフセットが与えられた信号となる(図3(c))。差動比較回路CMP5の逆相出力信号CMP5outNは、逆相入力信号SinNに差動比較回路CMP6の入力電圧R4Lによりオフセットが与えられた信号となる(図3(c))。図3(b)の入力信号が小さい時の論理値は「1」であり、図3(c)の入力信号が小さい時の論理値は「0」のため、これらを入力とする差動排他的論理和EOR2の出力は、論理値「1」となる。
正相入力信号SinP、逆相入力信号SinNの振幅が大きい場合、正相入力信号SinP、逆相入力信号SinNの振幅が大きくなると、図3(b)の信号が大きい時のようにCMP3outPとCMP3outNが交差して論理値が「1」から「0」に変化するタイミングが発生する。このときの正相出力信号CMP5outPと逆相出力信号CMP5outNは論理値「0」のため、差動排他的論理和EOR2の2値化信号SoutP、2値化信号SoutNは論理値「0」となる。
図3(c)の信号が大きい時も同様に正相出力信号CMP5outPと逆相出力信号CMP5outNが交差し、論理値が「0」から「1」に変化するタイミングが発生する。このときの正相出力信号CMP3outPと逆相出力信号CMP3outNは論理値「1」のため、差動排他的論理和EOR2の2値化信号SoutP、2値化信号SoutNは論理値「0」となる。
この2値化信号SoutP及び2値化信号SoutNの信号の変化により、差動入力信号Sinが入力された事を検出する。
より精度の良い信号検出回路を設計するには、回路を構成する抵抗や容量、トランジスタの製造ばらつきを考慮する必要がある。製造ばらつきの影響を少なくするには、使用するトランジスタのサイズを大きくしたり、製造ばらつきを補正する回路の付加などの方法がある。しかし、どちらの方法もレイアウト面積の増加や消費電流の増大などの問題を有している。又、トランジスタのサイズの増大や製造ばらつき補正回路の付加は、配線容量やゲート容量の増加となり高速信号への対応の妨げにもなっている。
従来例2の場合では、定電流Ib2と抵抗R4により正相入力信号SinP、逆相SinNにオフセットを与え、信号の検出をしている。この定電流Ib2と抵抗R4は製造ばらつきの影響を受け、オフセットを与える差動比較回路CMP4、CMP5の誤差や寄生容量が精度向上や速度向上の妨げとなっている。
特開平3−55968
本発明の目的は、高速信号に対応し、精度良く差動信号の検出が可能な信号検出回路を提供することにある。
本発明の他の目的は、回路のレイアウト面積を縮小し、消費電力を低減することができる差動信号の信号検出回路を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を括弧付きで用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。この番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による信号検出回路は、入力される差動入力信号(Sin)を増幅し、第1の差動出力信号(CMP7out、CMP9out)を出力する第1のコンパレータ(CMP7、CMP9)と、入力される差動入力信号(Sin)を増幅し、第2の差動出力信号(CMP8out、CMP10out)を出力する第2のコンパレータ(CMP8、CMP10)と、差動排他的論理和回路(EOR3、EOR4)とを具備する。第2のコンパレータ(CMP8、CMP10)は、オフセット電圧(Voff1、Voff2)を第2の出力差動信号(CMP8out、CMP10out)に与えるオフセット調整回路(Rb1、Rb2)を備えている。
本発明による信号検出回路は、2つある差動比較回路の一方にオフセット調整回路(Rb1、Rb2)を持たせて、差動比較回路の一方からの差動出力信号(CMP8out、CMP10out)にオフセット電圧(Voff1、Voff2)を与える。第1の差動出力信号(CMP7out、CMP9out)の正相信号(CMP7outP、CMP9outP)と第2の差動出力信号(CMP8out、CMP10out)の逆相信号(CMP8outN、CMP10outN)からなる差動信号(CMP7Eout、CMP9Eout)と、第2の差動出力信号(CMP8out、CMP10out)の正相信号(CMP8outP、CMP10outP)と第1の差動出力信号(CMP7out、CMP9out)の逆相信号(CMP7outN、CMP9outN)からなる差動信号(CMP7Eout、CMPE9Eout)とを、差動排他的論理和回路(EOR3、EOR4)へ入力する。排他的論理和回路(EOR3、EOR4)は、排他的論理和である2値化信号(Sout)を出力し、オフセット電圧によって設定されたレベル以上の差動信号(Sin)を検出する。
本発明によるコンパレータの構成及び動作を以下に示す。第1のコンパレータ(CMP7、CMP9)は、第1のトランジスタ(Mn9、Mp1)と第2のトランジスタ(Mn10、Mp2)で形成される1対の差動対と、第1の抵抗(R9、R13)と、第2の抵抗(R10、R14)と、第1の定電流源(Ib7、Ib9)を備える。
第1のトランジスタ(Mn9、Mp1)と第2のトランジスタ(Mn10、Mp2)のそれぞれのソースは、第1の定電流源(Ib7、Ib9)と共通接続される。第1のトランジスタ(Mn9、Mp1)のドレインは第1のノード(N9、N13)を介して第1の抵抗(R9、R13)の一端に接続される。
第2のトランジスタ(Mn10、Mp2)のドレインは第2のノード(N10、N14)を介して第2の抵抗(R10、R14)の一端に接続され、第1の抵抗(R9、R13)と、第2の抵抗(R10、R14)の他端は電源に共通接続される。
差動入力信号(Sin)は、第1のトランジスタ(Mn9、Mp1)と第2のトランジスタ(Mn10、Mp2)のゲートに、それぞれ入力され、第1のノード(N9、N13)及び第2のノード(N10、N14)から第1の差動出力信号(CMP7out、CMP9out)を出力する。
第2のコンパレータ(CMP8、CMP10)は、第3のトランジスタ(Mn11、Mp3)と第4のトランジスタ(Mn12、Mp4)で形成される1対の差動対と、第3の抵抗(R11、R15)と、第4の抵抗(R12、R16)と、第5の抵抗(Rb1、Rb2)と、第2の定電流源(Ib8、Ib10)を備える。
第3のトランジスタ(Mn11、Mp3)と第4のトランジスタ(Mn12、Mp4)のそれぞれのソースは、第2の定電流源(Ib8、Ib10)と共通接続され、第3のトランジスタ(Mn11、Mp3)のドレインは第3のノード(N11、N15)を介して第3の抵抗(R11、R15)の一端に接続され、第4のトランジスタ(Mn12、Mp4)のドレインは第4のノード(N12、N16)を介して第4の抵抗(R12、R16)の一端に接続される。
第3の抵抗(R11、R15)と第4の抵抗(R12、R16)の他端は共通接続され、第5の抵抗(Rb1、Rb2)に接続される。
差動入力信号(Sin)は、第3のトランジスタ(Mn11、Mp3)及び第4のトランジスタ(Mn12、Mp4)のゲートに、それぞれ入力され、第3のノード(N11、N15)及び第4のノード(N12、N16)から第2の差動出力信号(CMP8out、CMP10out)を出力する。
本発明による信号検出回路は、SerDes、USB(Universal Serial Bus)、PCIexpress、SerialATA等のシリアル通信デバイスに搭載され、微小な差動信号(Sin)を精度良く検出することが可能となる。
本発明の信号検出回路によれば、高速信号に対応し、精度良く差動信号の検出が可能となる。
又、差動信号を検出する信号検出回路の製造コストを削減できる。
以下、添付図面を参照して、本発明による信号検出回路の実施の形態を説明する。
図4及び図5を参照して本発明による信号検出回路の第1の実施の形態を説明する。
図4に、本発明による信号検出回路の構成を示す。本発明による第1の実施の形態における信号検出回路は、正相入力信号SinPと逆相入力信号SinNとからなる差動入力信号Sinの振幅を検出して2値化する回路である。
本発明による信号検出回路は、差動比較回路CMP7及びCMP8と、それぞれの出力端に接続される差動排他的論理和回路EOR3とを備える。
差動比較回路CMP7は、抵抗R9、R10と、差動対を構成するNチャネルトランジスタMn9及びMn10と、定電流源Ib7を備える。
NチャネルトランジスタMn9、Mn10のそれぞれのソースは、定電流源Ib7と共通接続され、定電流源Ib7は接地されている。NチャネルトランジスタMn9のドレインはノードN9を介して抵抗R9の一端に接続され、NチャネルトランジスタMn10のドレインはノードN10を介して抵抗R10の一端に接続されている。抵抗R9とR10の他端は電源に共通接続されている。
正相入力信号SinPは、NチャネルトランジスタMn9のゲートに、逆相入力信号SinNは、NチャネルトランジスタMn10のゲートに、それぞれ入力される。ノードN9から逆相出力信号CMP7outNが、ノードN10から正相出力信号CMP7outPが出力される。
差動比較回路CMP8は、抵抗R11、R12と、差動対を構成するNチャネルトランジスタMn11及びMn12と、定電流源Ib8と、出力信号にオフセット電圧を与える抵抗Rb1とを備える。
NチャネルトランジスタMn11、Mn12のそれぞれのソースは、定電流源Ib8の一端と共通接続され、定電流源Ib8の他端は接地されている。NチャネルトランジスタMn11のドレインはノードN11を介して抵抗R11の一端に接続され、NチャネルトランジスタMn12のドレインはノードN12を介して抵抗R12の一端に接続されている。抵抗R11とR12の他端は、抵抗Rb1の一端に共通接続される。抵抗Rb1の他端は電源に接続されている。
正相入力信号SinPは、NチャネルトランジスタMn11のゲートに、逆相入力信号SinNは、NチャネルトランジスタMn12のゲートに、それぞれ入力される。ノードN11から逆相出力信号CMP8outNが、ノードN12から正相出力信号CMP8outPが出力される。この際、抵抗Rb1は、正相出力信号CMP8outP及び逆相出力信号CMP8outNにオフセット電圧Voff1を与える。
差動排他的論理和回路EOR3は、ノードN9、N10、N11、N12に接続され、正相出力信号CMP7outPと逆相出力信号CMP8outNとからなる差動信号である差動交換出力信号CMP7Eoutと、正相出力信号CMP8outPと逆相出力信号CMP7outNとからなる差動信号である差動交換出力信号CMP8Eoutを入力する。
差動排他的論理和回路EOR3は、差動交換出力信号CMP7Eoutと差動交換出力信号CMP8Eoutの排他的論理和として、2値化信号Sout3P及び2値化信号Sout3Nを出力し、出力された2値化信号Sout3Pと2値化信号Sout3Nからなる2値化信号Soutが出力される。この時、2値化信号Sout3Pが2値化信号Sout3Nより高い場合、2値化信号Soutの論理値は「1」を示し、低い場合、論理値は「0」を示す。
図5を参照して、本発明の信号検出回路の第1の実施の形態の動作を説明する。被検出信号である差動入力信号Sinは、正相入力信号SinPと逆相入力信号SinNとからなる差動信号である。図5(a)に示されるように、正相入力信号SinPと逆相入力信号SinNは同一の直流動作電圧を有し、互いに逆の位相で同一の振幅の信号である。正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い場合、差動入力信号Sinの論理値は「1」を示し、低い場合「0」を示す。
差動比較回路CMP7は、入力される差動入力信号Sinを増幅し、正相出力信号CMP7outPと逆相出力信号CMP7outNとからなる差動出力信号CMP7outを出力する。この際、逆相出力信号CMP7outNはノードN9から、正相出力信号CMP7outPはノードN10から取出される(図5(b))。同様に、差動比較回路CMP8は、入力される差動入力信号Sinを増幅し、正相出力信号CMP8outPと逆相出力信号CMP8outNとからなる差動出力信号CMP8outを出力する。この際、逆相出力信号CMP8outNはノードN11から、正相出力信号CMP8outPはノードN12から取出され、抵抗Rb1と定電流源Ib8とで発生するオフセット電圧Voff1が与えられる。各々の出力信号の振幅はIb7=Ib8、R9=R10=R11=R12の条件において同一となる(図5(c))。
正相出力信号CMP7outPと、オフセット電圧Voff1を与えられた逆相出力信号CMP8outNとからなる差動信号を差動交換出力信号CMP7Eoutとし、オフセット電圧Voff1を与えられた正相出力信号CMP8outPと逆相出力信号CMP7outNとからなる差動信号を差動交換出力信号CMP8Eoutとする。差動交換出力信号CMP7Eoutと差動交換出力信号CMP8Eoutは、差動排他的論理和回路EOR3に入力される。
図5(d)に差動交換出力信号CMP7Eoutの波形を示す。正相出力信号CMP7outPが逆相出力信号CMP8outNより高い場合、差動交換出力信号CMP7Eoutの論理値は「1」を示し、低い場合「0」を示す。
同様に図5(e)に差動交換出力信号CMP8Eoutの波形を示す。正相出力信号CMP8outPが逆相出力信号CMP7outNより高い場合、差動交換出力信号CMP8Eoutの論理値は「1」を示し、低い場合「0」を示す。
オフセット調整回路抵抗Rbの大きさは、検出したい信号の大きさによって決定する。正相入力信号SinP及び逆相入力信号SinNの振幅の大きさが、検出したい信号の大きさよりも小さい場合、正相出力信号CMP7outPより低い逆相出力信号CMP8outN(逆相出力信号CMP7outNより低い正相出力信号CMP8outP)を常に出力するようなオフセット電圧Voff1を与えるオフセット調整回路抵抗Rb1を決定する。併せて、正相入力信号SinP及び逆相入力信号SinNの振幅の大きさが、検出したい信号の大きさよりも大きい場合、且つ、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い時、逆相出力信号CMP7outNより高い正相出力信号CMP8outPを出力し、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより低い時、正相出力信号CMP7outPより高い逆相出力信号CMP8outNを出力するように、オフセット調整回路抵抗Rb1を決定する。
差動入力信号Sinの大きさが、本発明による信号検出回路で検出したい信号の大きさより小さい場合について説明する。
検出したい信号の大きさよりも小さい振幅の正相入力信号SinP及び逆相入力信号SinNが信号検出回路に入力すると、正相出力信号CMP7outPは逆相出力信号CMP8outNより高くなり、差動交換出力信号CMP7Eoutの論理値は「1」を示す(図5(d))。又、正相出力信号CMP8outPは逆相出力信号CMP7outNより低くなり、差動交換出力信号CMP8Eoutの論理値は「0」を示す(図5(e))。
従って、差動排他的論理和回路EOR3は、入力される差動交換出力信号CMP7Eout(論理値「1」)と差動交換出力信号CMP8Eout(論理値「0」)の排他的論理和である論理値「1」の2値化信号Soutを出力する(図5(f))。
差動入力信号Sinの大きさが信号検出回路の検出したい信号の大きさより大きい場合について説明する。
正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い場合、正相出力信号CMP7outPは逆相出力信号CMP8outNより高くなり、差動交換出力信号CMP7Eoutの論理値は「1」を示す(図5(d))。正相出力信号CMP8outPは逆相出力信号CMP7outNより高くなり、差動交換出力信号CMP8Eoutの論理値は「1」を示す(図5(e))。
正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより低い場合、正相出力信号CMP7outPは逆相出力信号CMP8outNより低くなり、差動交換出力信号CMP7Eoutの論理値は「0」を示す(図5(d))。正相出力信号CMP8outPは逆相出力信号CMP7outNより低くなり、差動交換出力信号CMP8Eoutの論理値は「0」を示す(図5(e))。
従って、差動排他的論理和回路EOR3は、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い場合、差動交換出力信号CMP7Eout(論理値「1」)と差動交換出力信号CMP8Eout(論理値「1」)の排他的論理和である論理値「0」の2値化信号Soutを出力し、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより低い場合、差動交換出力信号CMP7Eout(論理値「0」)と差動交換出力信号CMP8Eout(論理値「0」)の排他的論理和である論理値「0」の2値化信号Soutを出力する。
以上のように、オフセット調整回路抵抗Rb1によって設定されるレベル以上の振幅をもつ差動入力信号Sinが入力されると、2値化信号Soutの論理和は「0」となり、差動入力信号Sinを検出することができる。
ここで、信号検出回路の信号検出誤差の原因となる直流電圧誤差について、従来例2と本発明による信号検出回路とを比較する。
図2に示される従来例2において、ΔVsinを入力Sinの直流電圧誤差、ΔVref2を抵抗R4の両端に発生する基準電圧の誤差、ΔVin3を差動比較回路CMP3、CMP7の入力換算直流電圧誤差、ΔVin4を差動比較回路CMP4の入力換算直流電圧誤差、ΔVin5を差動比較回路CMP5、CMP8の入力換算直流電圧誤差、ΔVin6を差動比較回路CMP6の入力換算直流電圧誤差、AvCMPを差動比較回路の電圧増幅率とすると、差動出力信号における直流電圧誤差の総和Voffset1は次の式で与えられる。
Voffset1=(ΔVsin+ΔVin3)*AvCMP+(ΔVref2+Vin4)*AvCMP+(ΔVsin+ΔVin5)*AvCMP+(ΔVref2+Vin6)*AvCMP・・(1)
ΔVsinは差動入力により0とみなせるので、(1)式は、Voffset1=ΔVin3*AvCMP+(ΔVref2+Vin4)*AvCMP+ΔVin5*AvCMP+(ΔVref2+Vin6)*AvCMP・・(2)となる。
一方、本発明における第1の実施の形態の場合は、図4において、ΔVrefをオフセット調整回路抵抗Rb1と定電流源Ib8により発生する電圧の誤差、差動交換出力信号における直流電圧誤差の総和Voffset2は、次式のようになる。
Voffset2=((ΔVsin+ΔVin3)*AvCMP)+((ΔVsin+ΔVin5)*AvCMP+ΔVref)・・(3)
ΔVsinは差動入力により0とみなせるので、(3)式は、
Voffset2=((ΔVin3)*AvCMP)+((ΔVin5)*AvCMP+ΔVref)・・(4)
差動比較回路CMP8は従来例のオフセットの機能を持ち合わせている。(2)式及び(4)式から従来例の差動出力信号と本発明による差動交換出力信号における直流電圧誤差の総和の差は、Voffset1−Voffset2=((ΔVref2+ΔVin4)+(ΔVref2+ΔVin6))*AvCMP−ΔVrefとなり、信号検出回路の信号検出誤差の原因となる直流電圧誤差は少なくなる。
又、従来に比べ回路が簡素化されるため、回路のレイアウト面積を縮小し、消費電力を低減することができる。このため、より安価に回路を作成することができる。更に、容量性負荷が軽減されることで、周波数特性が従来に比べより向上する。
以上のように、2個の差動比較回路の両方にオフセット電圧を与えるのではなく、相対的に片方にオフセット電圧Voffを与える事により、基準電圧回路が削減できるため従来のオフセットを与えるための差動比較回路の製造ばらつきによる誤差の要因を減らすことができる。従って、より高精度な信号検出が実現出来る。
以下、図6及び図7を参照して、本発明による信号検出回路の第2の実施の形態の説明をする。
図6に、第2の実施の形態における本発明による信号検出回路の構成を示す。
第2の実施の形態における本発明による信号検出回路は、差動比較回路CMP9及びCMP10と、それぞれの出力端に接続される差動排他的論理和回路EOR4とを備える。
差動比較回路CMP9は、抵抗R13、R14と、差動対を構成するPチャネルトランジスタMp1及びMp2と、定電流源Ib9を備える。
PチャネルトランジスタMp1、Mp2のそれぞれのソースは、定電流源Ib9と共通接続されている。PチャネルトランジスタMp1のドレインはノードN13を介して抵抗R13の一端に接続され、PチャネルトランジスタMp2のドレインはノードN14を介して抵抗R14の一端に接続されている。抵抗R13とR14の他端は、共通接続されて接地される。
正相入力信号SinPは、PチャネルトランジスタMp1のゲートに、逆相入力信号SinNは、PチャネルトランジスタMp2のゲートに、それぞれ入力される。ノードN13から逆相出力信号CMP9outNが、ノードN14から正相出力信号CMP9outPが出力される。
差動比較回路CMP10は、抵抗R15、R16と、差動対を構成するPチャネルトランジスタMp3及びMp4と、定電流源Ib10と、出力信号にオフセット電圧Voff2を与える抵抗Rb2とを備える。
PチャネルトランジスタMp3、Mp4のそれぞれのソースは、定電流源Ib10と共通接続されている。PチャネルトランジスタMp3のドレインはノードN15を介して抵抗R15の一端に接続され、PチャネルトランジスタMp4のドレインはノードN16を介して抵抗R16の一端に接続されている。抵抗R15とR16の他端は、抵抗Rb2の一端に共通接続され、抵抗Rb2を介して接地される。
正相入力信号SinPは、PチャネルトランジスタMp3のゲートに、逆相入力信号SinNは、PチャネルトランジスタMp4のゲートに、それぞれ入力される。ノードN15から逆相出力信号CMP10outNが、ノードN16から正相出力信号CMP10outPが出力される。この際、抵抗Rb2は、正相出力信号CMP10outPと逆相出力信号CMP10outNにオフセット電圧Voff2を与える。
差動排他的論理和回路EOR4は、ノードN13、N14、N15、N16に接続され、正相出力信号CMP9outPと逆相出力信号CMP10outNとからなる差動信号である差動交換出力信号CMP9Eoutと、正相出力信号CMP10outPと逆相出力信号CMP9outNとからなる差動信号である差動交換出力信号CMP10Eoutを入力する。
差動排他的論理和回路EOR4は、差動交換出力信号CMP9Eoutと差動交換出力信号CMP10Eoutの排他的論理和として、2値化信号Sout4P及び2値化信号out4Nを出力し、出力された2値化信号Sout4Pと2値化信号Sout4Nとからなる2値化信号Soutが出力される。この時、2値化信号Sout4Pが2値化信号Sout4Nより高い場合、2値化信号Soutの論理値は「1」を示し、低い場合、論理値は「0」を示す。
図7を参照して、本発明の信号検出回路の第2の実施の形態の動作を説明する。被検出信号である差動入力信号Sinは、正相入力信号SinPと逆相入力信号SinNとからなる差動信号である。図7(a)に示されるように、正相入力信号SinPと逆相入力信号SinNは同一の直流動作電圧を有し、互いに逆の位相で同一の振幅の信号である。正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い場合、差動入力信号Sinの論理値は「1」を示し、低い場合「0」を示す。
差動比較回路CMP9は、入力される差動入力信号Sinを増幅し、正相出力信号CMP9outPと逆相出力信号CMP9outNとからなる差動出力信号CMP9outを出力する。この際、逆相出力信号CMP9outNはノードN13から、正相出力信号CMP9outPはノードN14から取出される(図7(b))。同様に、差動比較回路CMP10は、入力される差動入力信号Sinを増幅し、正相出力信号CMP10outPと逆相出力信号CMP10outNとからなる差動出力信号CMP10outを出力する。この際、逆相出力信号CMP10outNはノードN15から、正相出力信号CMP10outPはノードN16から取出され、抵抗Rb2と定電流源Ib10とで発生するオフセット電圧Voff2が与えられる。各々の出力信号の振幅はIb9=Ib10、R13=R14=R15=R16の条件において同一となる(図7(c))。
正相出力信号CMP9outPと、オフセット電圧Voff2を与えられた逆相出力信号CMP10outNとからなる差動信号を差動交換出力信号CMP9Eoutとし、オフセット電圧Voff2を与えられた正相出力信号CMP10outPと逆相出力信号CMP9outNとからなる差動信号を差動交換出力信号CMP10Eoutとする。差動交換出力信号CMP9Eoutと差動交換出力信号CMP10Eoutは、差動排他的論理和回路EOR4に入力される。
図7(d)に差動交換出力信号CMP9Eoutの波形を示す。正相出力信号CMP9outPが逆相出力信号CMP10outNより高い場合、差動交換出力信号CMP9Eoutの論理値は「1」を示し、低い場合「0」を示す。
同様に図7(e)に差動交換出力信号CMP10Eoutの波形を示す。正相出力信号CMP10outPが逆相出力信号CMP9outNより高い場合、差動交換出力信号CMP10Eoutの論理値は「1」を示し、低い場合「0」を示す。
オフセット調整回路抵抗Rb2の大きさは、検出したい信号の大きさによって決定する。正相入力信号SinP及び逆相入力信号SinNの振幅の大きさが、検出したい信号の大きさよりも小さい場合、正相出力信号CMP9outPより低い逆相出力信号CMP10outN(逆相出力信号CMP9outNより低い正相出力信号CMP10outP)を常に出力するようなオフセット電圧Voff2を与えるオフセット調整回路抵抗Rb2を決定する。併せて、正相入力信号SinP及び逆相入力信号SinNの振幅の大きさが、検出したい信号の大きさよりも大きい場合、且つ、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い時、逆相出力信号CMP9outNより高い正相出力信号CMP10outPを出力し、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより低い時、正相出力信号CMP9outPより高い逆相出力信号CMP10outNを出力するように、オフセット調整回路抵抗Rb2を決定する。
差動入力信号Sinの大きさが、本発明による信号検出回路で検出したい信号の大きさより小さい場合について説明する。
検出したい信号の大きさよりも小さい振幅の正相入力信号SinP及び逆相入力信号SinNが信号検出回路に入力すると、正相出力信号CMP9outPは逆相出力信号CMP10outNより高くなり、差動交換出力信号CMP9Eoutの論理値は「1」を示す(図7(d))。又、正相出力信号CMP10outPは逆相出力信号CMP9outNより低くなり、差動交換出力信号CMP10Eoutの論理値は「0」を示す(図7(e))。
従って、差動排他的論理和回路EOR4は、入力される差動交換出力信号CMP9Eout(論理値「1」)と差動交換出力信号CMP10Eout(論理値「0」)の排他的論理和である論理値「1」の2値化信号Soutを出力する(図7(f))。
差動入力信号Sinが信号検出回路の検出したい信号の大きさより大きい場合について説明する。
正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い場合、正相出力信号CMP9outPは逆相出力信号CMP10outNより高くなり、差動交換出力信号CMP9Eoutの論理値は「1」を示す(図7(d))。正相出力信号CMP10outPは逆相出力信号CMP9outNより高くなり、差動交換出力信号CMP10Eoutの論理値は「1」を示す(図7(e))。
正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより低い場合、正相出力信号CMP9outPは逆相出力信号CMP10outNより低くなり、差動交換出力信号CMP9Eoutの論理値は「0」を示す(図7(d))。正相出力信号CMP10outPは逆相出力信号CMP9outNより低くなり、差動交換出力信号CMP10Eoutの論理値は「0」を示す(図7(e))。
従って、差動排他的論理和回路EOR4は、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより高い場合、差動交換出力信号CMP9Eout(論理値「1」)と差動交換出力信号CMP10Eout(論理値「1」)の排他的論理和である論理値「0」の2値化信号Soutを出力し、正相入力信号SinPが逆相入力信号SinNより低い場合、差動交換出力信号CMP9Eout(論理値「0」)と差動交換出力信号CMP10Eout(論理値「0」)の排他的論理和である論理値「0」の2値化信号Soutを出力する。
以上のように、オフセット調整回路抵抗Rb2によって設定されるレベル以上の振幅をもつ差動入力信号Sinが入力されると、2値化信号Soutの論理和は「0」となり、差動入力信号Sinを検出することができる。
本発明による信号検出回路は、2個の差動比較回路の片方の差動比較回路にだけオフセットを与え、差動排他的論理和回路の入力の組合せを変更することで回路構成が簡素化できるため、製造ばらつきの影響が小さく、高精度で高速な信号検出回路を実現できる。
以上、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に含まれる。例えば、図4において抵抗Rb1を無くして抵抗R11及びR12を直接電源に接続し、ノードN11及びノードN12と接地電位との間に、それぞれ同じ定電流源を設けることによっても、オフセットを与えることが可能である。
図1は、従来の信号検出回路の構成図である。 図2は、従来の信号検出回路を差動構成とした回路の構成図である。 図3は、図2の信号検出回路に差動信号を入力した回路の動作を示す波形である。 図4は、本発明による第1の実施の形態における信号検出回路の構成図である。 図5は、本発明による第1の実施の形態における動作を示す波形である。 図6は、本発明による第2の実施の形態における信号検出回路の構成図である。 図7は、本発明による第2の実施の形態における動作を示す波形である。
符号の説明
Sin:差動入力信号
SinP:正相入力信号
SinN:逆相入力信号
CMP7outP、CMP8outP、CMP9outP、CMP10outP:正相出力信号
CMP7outN、CMP8outN、CMP9outN、CMP10outN:逆相出力信号
CMP7out、CMP8out、CMP9out、CMP10out:差動出力信号
CMP7Eout、CMP8Eout、CMP9Eout、CMP10Eout:差動交換出力信号
Sout3P、Sout3N、Sout4P、Sout4N:2値化信号
CMP7、CMP8、CMP9、CMP10:差動比較回路
EOR3、EOR4:差動排他的論理和回路
Rb1、Rb2:オフセット調整回路抵抗
R9、R10、R11、R12、R13、R14、R15、R16:抵抗
N9、N10、N11、N12、N13、N14、N15、N16:ノード
Mn9、Mn10、Mn11、Mn12:Nチャネルトランジスタ
Mp1、Mp2、Mp3、Mp4:Pチャネルトランジスタ
Ib7、Ib8、Ib9、Ib10:電流源
Voff1、Voff2:オフセット電圧

Claims (6)

  1. 入力される差動入力信号を増幅し、第1の差動出力信号を出力する第1のコンパレータと、
    入力される前記差動入力信号を増幅し、第2の差動出力信号を出力する第2のコンパレータと、
    差動排他的論理和回路とを具備し、
    前記第2のコンパレータは、オフセット電圧を前記第2の出力差動信号に与えるオフセット調整回路を備え、
    前記差動排他的論理和回路は、前記第1の差動出力信号の正相信号と前記第2の差動出力信号の逆相信号からなる差動信号と、前記第2の差動出力信号の正相信号と前記第1の差動出力信号の逆相信号からなる差動信号との排他的論理和を出力する
    信号検出回路。
  2. 請求項1に記載の信号検出回路において、
    前記第1のコンパレータは、第1のトランジスタと第2のトランジスタで形成される1対の差動対と、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第1の定電流源を備え、
    前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタのそれぞれのソースは、前記第1の定電流源と共通接続され、
    前記第1のトランジスタのドレインは第1のノードを介して前記第1の抵抗の一端に接続され、
    前記第2のトランジスタのドレインは第2のノードを介して前記第2の抵抗の一端に接続され、
    前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の他端は、電源に共通接続され、
    前記差動入力信号は、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタのゲートに、それぞれ入力され、前記第1及び第2のノードから前記第1の差動出力信号を出力し、
    前記第2のコンパレータは、第3のトランジスタと第4のトランジスタで形成される1対の差動対と、第3の抵抗と、第4の抵抗と、第5の抵抗と、第2の定電流源を備え、
    前記第3のトランジスタと前記第4のトランジスタのそれぞれのソースは、前記第2の定電流源と共通接続され、
    前記第3のトランジスタのドレインは第3のノードを介して前記第3の抵抗の一端に接続され、
    前記第4のトランジスタのドレインは第4のノードを介して前記第4の抵抗の一端に接続され、
    前記第3の抵抗と前記第4の抵抗は共通接続され、前記第5の抵抗の一端に接続され、
    前記差動入力信号は、前記第3のトランジスタ及び前記第4のトランジスタのゲートに、それぞれ入力され、前記第3及び第4のノードから前記第2の差動出力信号を出力する
    信号検出回路。
  3. 請求項2に記載の信号検出回路において、
    前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタは、nチャネルMOSトランジスタである
    信号検出回路。
  4. 請求項2に記載の信号検出回路において、
    前記第1のトランジスタ、前記第2のトランジスタ、前記第3のトランジスタ、前記第4のトランジスタは、PチャネルMOSトランジスタである
    信号検出回路。
  5. 請求項2から4いずれか1項に記載の信号検出回路において、
    前記第1の抵抗と、前記第2の抵抗と、前記第3の抵抗と、前記第4の抵抗の抵抗値は等しく、前記第1の定電流源と前記第2の定電流源の電流値は等しい
    信号検出回路。
  6. 請求項1から5いずれか1項に記載の信号検出回路であって、
    シリアル通信を行なうシリアル通信デバイスに搭載される
    信号検出回路。
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