JP5483424B2 - レベル変換回路 - Google Patents

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Description

本発明は、低振幅の入力信号をレベル変換して出力するレベル変換回路に関し、特に、回路間の入力バッファや出力バッファとして用いられる回路に関する。
従来、この種のレベル変換回路として図5に示すものが知られており(例えば、特許文献1参照)、このレベル変換回路100は、大別して、差動増幅部101と、インバータ102とで構成される。
差動増幅部101は、第1入力信号IN1と第2入力信号IN2との電位差を差動増幅して出力するものであり、入力差動対としてのN型トランジスタ103、104と、負荷としてのP型トランジスタ105、106と、それらのトランジスタ103〜106と接地電位GNDの間に接続された定電流源107とを備える。
N型トランジスタ103のゲートには、第1入力信号IN1が入力され、N型トランジスタ104のゲートには、第2入力信号IN2が入力される。また、N型トランジスタ103とP型トランジスタ105の間のノード108は、次段のインバータ102に接続され、ノード108の電位が差動増幅部101の出力(増幅信号AS)として取り出される。
インバータ102は、差動増幅部101からの増幅信号ASを入力し、最大レベルが電源電位VDDとなり、最小レベルが接地電位GNDとなる出力信号OUTを生成する。このインバータ102は、電源電位VDDと接地電位GNDの間にN型及びP型トランジスタを接続した一般的なCMOSインバータ回路によって構成される。
次に、上記従来のレベル変換回路100の動作について、図5、図6を参照しながら説明する。ここでは、第1及び第2入力信号IN1、IN2として、図6に示すように、互いに逆相となる一対の差動信号を用い、それらが低振幅を有する場合を例にとって説明する。
差動増幅部101では、第1及び第2入力信号IN1、IN2の電圧レベルの差(N型トランジスタ103のゲート電位とN型トランジスタ104のゲート電位との差)に応じて、N型トランジスタ103に流れる電流i1と、N型トランジスタ104に流れる電流i2とが変化し、これに伴ってノード108の電位が変化する。
例えば、第1入力信号IN1の電圧レベルが第2入力信号IN2の電圧レベルよりも高い場合には、N型トランジスタ103に流れる電流i1が増加する一方、その分、N型トランジスタ104に流れる電流i2が減少する。その結果、ノード108の電位が低下し、増幅信号ASの電圧レベルが低くなる(Lowレベル出力)。
逆に、第1入力信号IN1の電圧レベルが第2入力信号IN2の電圧レベルよりも低い場合には、N型トランジスタ103の電流i1が減少し、N型トランジスタ104の電流i2が増加する。その結果、ノード108の電位が上昇し、増幅信号ASの電圧レベルが高くなる(Hiレベル出力)。
尚、第1及び第2入力信号IN1、IN2の電圧レベルが等しい場合には、N型トランジスタ103の電流i1とN型トランジスタ104の電流i2とが等しくなり、各々、定電流源107を流れる電流i0の1/2となる。このため、ノード108の電位(増幅信号ASの電圧レベル)は、HiレベルとLowレベルの中間値となる。
このような動作により、差動増幅部101からは、図6に示すように、第1及び第2入力信号IN1、IN2の位相反転に合わせてHiレベル、Lowレベルが切り替わる増幅信号ASが出力される。
そして、インバータ102では、差動増幅部101の増幅信号ASを、自身のN型トランジスタ及びP型トランジスタ(不図示)のゲートに受け、増幅信号ASがHiレベルのときに接地電位GNDの信号を出力し、増幅信号ASがLowレベルのときに電源電位VDDの信号を出力する。これにより、図6に示すように、増幅信号ASとレベルが反転した状態で、電源電位VDDと接地電位GNDの間で振幅する(以下、適宜「フル振幅」という)出力信号OUTが出力される。
特開2002−33653号公報
しかし、上記従来のレベル変換回路100においては、第1及び第2入力信号IN1、IN2のレベル変化の範囲が、電源電位VDDから接地電位GNDまでの間の特定の領域に属する状態になると、適切なレベルの出力信号OUTを出力し得なくなるという問題があった。
すなわち、図7に示すように、第1及び第2入力信号IN1、IN2が電源電位VDDの近傍で振幅する場合であれば、フル振幅した状態の出力信号OUTが出力され、また、第1及び第2入力信号IN1、IN2がVDD/2を中心として振幅する場合にも、図8に示すように、出力信号OUTはフル振幅した状態となる。
これらに対し、図9に示すように、第1及び第2入力信号IN1、IN2が接地電位GNDの近傍で振幅する場合には、接地電位GNDに固定された状態の出力信号OUTが出力され、出力信号OUTをフル振幅させることができない。
その理由は、第1及び第2入力信号IN1、IN2の電圧レベルが接地電位GNDの近傍になると、N型トランジスタ103、104でのゲート−ソース間の電位差がしきい値電圧Vtnを下回るようになるためであり、こうした場合、N型トランジスタ103、104のスイッチング動作が適切に行われなくなる。その結果、ノード108の電位が不定(増幅信号ASが不定出力)となり、インバータ102側でのスイッチング動作も適切に行われなくなる。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、第1及び第2入力信号の電圧レベルが変化する範囲に拘わらず、常時、適切なレベルで振幅する出力信号を出力することが可能なレベル変換回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、レベル変換回路であって、一対のN型トランジスタを入力差動対として有し、外部から入力される第1及び第2入力信号を該一対のN型トランジスタのゲートに受ける第1差動増幅部と、一対のP型トランジスタを入力差動対として有し、前記第1及び第2入力信号を該一対のP型トランジスタのゲートに受ける第2差動増幅部と、前記第1及び第2入力信号の電圧レベルを所定の基準電位と比較し、該電圧レベルが該基準電位よりも高いか否かを判定する入力判定部と、該入力判定部の判定結果に応じて前記第1及び第2差動増幅部のいずれか一方の出力を選択する出力選択部とを備え、前記出力選択部は、前記第1及び第2入力信号の電圧レベルの双方が前記基準電位よりも高い場合、並びに、該第1及び第2入力信号の一方の電圧レベルが該基準電位よりも高く、他方の電圧レベルが該基準電位よりも低い場合に、前記第1差動増幅部の出力を選択し、前記第1及び第2入力信号の電圧レベルの双方が前記基準電位よりも低い場合に、前記第2差動増幅部の出力を選択することを特徴とする。
そして、本発明によれば、タイプの異なる第1及び第2差動増幅部を別個に設けるとともに、それら第1及び第2差動増幅部の出力を第1及び第2入力信号の電圧レベルに応じて選択的に取り出すため、第1及び第2入力信号の電圧レベルが変化する範囲に拘わらず、常時、適切なレベルで振幅する出力信号を出力することが可能になる。
上記レベル変換回路において、前記基準電位を電源電位と接地電位の中間電位又はその付近の電位とすることができる。
以上のように、本発明によれば、第1及び第2入力信号の電圧レベルが変化する範囲に拘わらず、常時、適切なレベルで振幅する出力信号を出力することが可能になる。
本発明にかかるレベル変換回路の一実施の形態を示す構成図である。 図1のレベル変換回路において、第1及び第2入力信号が電源電位の近傍で振幅する場合の電位変化を示す波形図である。 図1のレベル変換回路において、第1及び第2入力信号が接地電位の近傍で振幅する場合の電位変化を示す波形図である。 図1のレベル変換回路において、第1及び第2入力信号が電源電位と接地電位の中間レベル付近で振幅する場合の電位変化を示す波形図である。 従来のレベル変換回路の一例を示す構成図である。 図5の差動増幅部の動作を示す波形図である。 図5のレベル変換回路において、第1及び第2入力信号が電源電位の近傍で振幅する場合の電位変化を示す波形図である。 図5のレベル変換回路において、第1及び第2入力信号が電源電位と接地電位の中間レベル付近で振幅する場合の電位変化を示す波形図である。 図5のレベル変換回路において、第1及び第2入力信号が接地電位の近傍で振幅する場合の電位変化を示す波形図である。
次に、発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるレベル変換回路の一実施の形態を示し、このレベル変換回路1は、大別して、第1及び第2差動増幅部2、3と、入力判定部4と、出力選択部5と、インバータ6とから構成される。
第1差動増幅部2は、一対のN型トランジスタを入力差動対とする差動増幅回路であり、入力差動対としてのN型トランジスタ21、22と、負荷としてのP型トランジスタ23、24と、それらのトランジスタ21〜24と接地電位GNDの間に接続された定電流源25とを備える。
N型トランジスタ21、22は、P型トランジスタ23、24と定電流源25の間に接続され、それらのゲートには、各々、第1入力信号IN1、第2入力信号IN2が入力される。また、P型トランジスタ23、24は、電源電位VDDとN型トランジスタ21、22の間に接続され、それらのゲートは、相互に接続されるとともに、N型トランジスタ22とP型トランジスタ24の間のノード26に接続される。そして、N型トランジスタ21とP型トランジスタ23の間のノード27が次段の出力選択部5に接続され、ノード27の電位が第1増幅信号AS1として取り出される。
第2差動増幅部3は、一対のP型トランジスタを入力差動対とする差動増幅回路であり、入力差動対としてのP型トランジスタ31、32と、負荷としてのN型トランジスタ33、34と、それらのトランジスタ31〜34と電源電位VDDの間に接続された定電流源35とを備える。
P型トランジスタ31、32は、定電流源35とN型トランジスタ33、34の間に接続され、それらのゲートには、各々、第1入力信号IN1、第2入力信号IN2が入力される。また、N型トランジスタ33、34は、P型トランジスタ31、32と接地電位GNDの間に接続され、それらのゲートは、相互に接続されるとともに、P型トランジスタ31とN型トランジスタ33の間のノード36に接続される。そして、P型トランジスタ32とN型トランジスタ34の間のノード37が次段の出力選択部5に接続され、ノード37の電位が第2増幅信号AS2として取り出される。
入力判定部4は、第1入力信号IN1及び第2入力信号IN2を、外部から供給される基準電位VREFと比較し、第1及び第2入力信号IN1、IN2の各電圧レベルにつき、基準電位VREFよりも高いか否かを判別する。尚、基準電位VREFは、電源電位VDDの1/2又はその付近の電位となるように設定される。
この入力判定部4は、第1入力信号IN1を非反転入力(+)に受けるとともに、基準電位VREFを反転入力(−)に受ける第1コンパレータ41と、第2入力信号IN2を非反転入力(+)に受けるとともに、基準電位VREFを反転入力(−)に受ける第2コンパレータ42と、第1及び第2コンパレータ41、42の出力を論理合成するNOR回路43とを備える。
出力選択部5は、入力判定部4の判定結果に応じて、第1及び第2差動増幅部2、3の出力のいずれか一方を選択し、選択出力SOとしてインバータ6に出力する。
出力選択部5は、第1差動増幅部2とインバータ6の間に接続された第1トランスファゲート51と、第2差動増幅部3とインバータ6の間に接続された第2トランスファゲート52と、入力判定部4の出力(判定信号DS)を反転させるインバータ53とを備える。第1トランスファゲート51のP型トランジスタ51p及び第2トランスファゲート52のN型トランジスタ52nのゲートには、入力判定部4からの判定信号DSが入力され、第1トランスファゲート51のN型トランジスタ51n及び第2トランスファゲート52のP型トランジスタ52pのゲートには、インバータ53からの反転信号DS’が入力される。
インバータ6は、出力選択部5の選択出力SOを入力し、第1増幅信号AS1又は第2増幅信号AS2のレベル変化に対応してフル振幅(電源電位VDD及び接地電位GNDの間で振幅)する出力信号OUTを生成する。このインバータ6は、電源電位VDDと接地電位GNDの間にN型及びP型トランジスタを接続した一般的なCMOSインバータ回路によって構成される。
次に、上記構成を有するレベル変換回路1の動作について、図1〜図4を参照しながら説明する。ここで、図2〜図4は、各種の電圧波形のシミュレーション結果を示すものであり、シミュレーション時の条件は、表1に示す通りである。
Figure 0005483424
また、以下においては、(1)第1及び第2入力信号IN1、IN2が電源電位VDDの近傍で振幅する場合、(2)接地電位GNDの近傍で振幅する場合、(3)電源電位VDDと接地電位GNDの中間レベル付近で振幅する場合の各々につき、分説しながら動作説明を行う。
(1)第1及び第2入力信号IN1、IN2が電源電位VDDの近傍で振幅する場合
この場合、第1及び第2入力信号IN1、IN2の電圧レベルが高くなるため、第1差動増幅部2においては、N型トランジスタ21、22の双方で、ゲート−ソース間の電位差がN型トランジスタ固有のしきい値電圧Vtnを上回る。その結果、両トランジスタ21、22が適切にスイッチングし、図2及び表2に示すように動作する。
Figure 0005483424
すなわち、第1入力信号IN1の電圧レベルが第2入力信号IN2よりも高いときには、第1入力信号IN1をゲートに受けるN型トランジスタ21に電流i1が流れ、第2入力信号IN2をゲートに受けるN型トランジスタ22には電流i2が流れない。このため、ノード27(N型トランジスタ21のドレイン)の電位が低下し、Lowレベルの第1増幅信号AS1が出力される。
これに対し、第1入力信号IN1の電圧レベルが第2入力信号IN2よりも低いときには、N型トランジスタ21には電流i1が流れず、N型トランジスタ22に電流i2が流れる。このため、ノード27の電位が上昇し、Hiレベルの第1増幅信号AS1が出力される。
一方、第2差動増幅部3においては、第1及び第2入力信号IN1、IN2と電源電位VDDとの電位差が小さくなることから、P型トランジスタ31、32の双方で、ゲート−ソース間の電位差がP型トランジスタ固有のしきい値電圧Vtpを下回る。このため、両トランジスタ31、32が適切にスイッチングせず、ノード37(P型トランジスタ32のドレイン)の電位が不定となる。
上記の動作と並行して、入力判定部4では、第1及び第2入力信号IN1、IN2の双方が基準電位VREFよりも高くなるため、第1及び第2コンパレータ41、42の出力が論理値「1」(電源電位VDD)となり、それらを受けるNOR回路43の出力が論理値「0」(接地電位GND)となる。
その結果、出力選択部5において、第1トランスファゲート51が導通する一方、第2トランスファゲート52が非導通となり、第1差動増幅器2の第1増幅信号AS1がインバータ6に出力される。そして、インバータ6からは、図2に示すように、第1増幅信号AS1のレベル変化に対応してフル振幅する出力信号OUTが出力される。
(2)第1及び第2入力信号IN1、IN2が接地電位GNDの近傍で振幅する場合
この場合、第1差動増幅部2においては、N型トランジスタ21、22の双方で、ゲート−ソース間の電位差がN型トランジスタ固有のしきい値電圧Vtnを下回り、両トランジスタ21、22が適切にスイッチングしない。このため、ノード27の電位が不定となり、第1増幅信号AS1が不定出力となる。
これに対し、第2差動増幅部3においては、第1及び第2入力信号IN1、IN2と電源電位VDDとの電位差が大きくなることから、P型トランジスタ31、32の双方で、ゲート−ソース間の電位差がP型トランジスタ固有のしきい値電圧Vtpを上回り、両トランジスタ31、32が適切にスイッチングする。その結果、図3及び表3に示すように、第1及び第2入力信号IN1、IN2の大小関係に応じてP型トランジスタ31、32に流れる電流i1’、i2’が増減し、ノード37の電位(第2増幅信号AS2の電圧レベル)が昇降する。
Figure 0005483424
一方、入力判定部4では、第1及び第2入力信号IN1、IN2の双方が基準電位VREFよりも低くなるため、第1及び第2コンパレータ41、42の出力が論理値「0」(接地電位GND)となり、それらを受けるNOR回路43の出力が論理値「1」(電源電位VDD)となる。
その結果、出力選択部5において、第1トランスファゲート51が非導通となる一方、第2トランスファゲート52が導通し、第2差動増幅器3の第2増幅信号AS2がインバータ6に出力される。そして、インバータ6からは、図3に示すように、第2増幅信号AS2のレベル変化に対応してフル振幅する出力信号OUTが出力される。
(3)第1及び第2入力信号IN1、IN2が電源電位VDDと接地電位GNDの中間レベル付近で振幅する場合
この場合、第1差動増幅器2は、表2に示すように動作し、先の「(1)第1及び第2入力信号IN1、IN2が電源電位VDDの近傍で振幅する場合」と略々同様に動作する。但し、(1)の場合と比べると、N型トランジスタ21でのゲート−ソース間の最大電位差が小さくなるため、ノード27の電位低下が緩やかとなり、第1増幅信号AS1のLowレベルの電位が高くなる。
また、第2差動増幅器3においても、表3に示すように動作し、先の「(2)第1及び第2入力信号IN1、IN2が設置電位GNDの近傍で振幅する場合」と略々同様に動作する。但し、(2)の場合と比べると、P型トランジスタ32でのゲート−ソース間の最大電位差が小さくなるため、ノード37の電位上昇が緩やかとなり、第2増幅信号AS2のHiレベルの電位が低くなる。
一方、入力判定部4では、第1及び第2入力信号IN1、IN2の一方が基準電位VREFよりも高く、他方が基準電位VREFよりも低くなるため、第1及び第2コンパレータ41、42の出力は、一方が論理値「1」となり、他方が論理値「0」となる。
その結果、NOR回路43の出力が論理値「0」となり、(1)の場合と同様、出力選択部5において、第1差動増幅器2の第1増幅信号AS1が選択される。そして、インバータ6からは、図4に示すように、第1増幅信号AS1のレベル変化に対応してフル振幅する出力信号OUTが出力される。
以上のように、本実施の形態では、N型トランジスタ21、22を入力差動対とする第1差動増幅部2と、P型トランジスタ31、32を入力差動対とする第2差動増幅部3とを別個に設けるとともに、それら第1及び第2差動増幅部2、3の出力を第1及び第2入力信号IN1、IN2の電圧レベルに応じて選択的に取り出すように構成する。これにより、不定状態の増幅信号がインバータ6に出力されるのを防止することができ、第1及び第2入力信号IN1、IN2が如何なる範囲でレベル変化しても、常時、適切なレベルで振幅する出力信号OUTを生成することが可能になる。
尚、上記実施の形態においては、第1及び第2入力信号IN1、IN2が電源電位VDDと接地電位GNDの中間レベル付近で振幅する場合に、第1差動増幅部2の出力を選択するように構成するが、第2差動増幅部3の出力も不定状態ではないため、第2差動増幅部3の出力を選択するようにしてもよい。こうした構成は、入力判定部4のNOR回路43をNAND回路に変更することで実現できるが、第2差動増幅部3はP型トランジスタを入力差動対に用いるものであるため、動作速度が低下する。
1 レベル変換回路
2 第1差動増幅部
3 第2差動増幅部
4 入力判定部
5 出力選択部
6 インバータ
21 N型トランジスタ
22 N型トランジスタ
23 P型トランジスタ
24 P型トランジスタ
25 定電流源
26、27 ノード
31 P型トランジスタ
32 P型トランジスタ
33 N型トランジスタ
34 N型トランジスタ
35 定電流源
36、37 ノード
41 第1コンパレータ
42 第2コンパレータ
43 NOR回路
51 第1トランスファゲート
51p P型トランジスタ
51n N型トランジスタ
52 第2トランスファゲート
52p P型トランジスタ
52n N型トランジスタ
53 インバータ

Claims (2)

  1. 一対のN型トランジスタを入力差動対として有し、外部から入力される第1及び第2入力信号を該一対のN型トランジスタのゲートに受ける第1差動増幅部と、
    一対のP型トランジスタを入力差動対として有し、前記第1及び第2入力信号を該一対のP型トランジスタのゲートに受ける第2差動増幅部と、
    前記第1及び第2入力信号の電圧レベルを所定の基準電位と比較し、該電圧レベルが該基準電位よりも高いか否かを判定する入力判定部と、
    該入力判定部の判定結果に応じて前記第1及び第2差動増幅部のいずれか一方の出力を選択する出力選択部とを備え
    前記出力選択部は、前記第1及び第2入力信号の電圧レベルの双方が前記基準電位よりも高い場合、並びに、該第1及び第2入力信号の一方の電圧レベルが該基準電位よりも高く、他方の電圧レベルが該基準電位よりも低い場合に、前記第1差動増幅部の出力を選択し、前記第1及び第2入力信号の電圧レベルの双方が前記基準電位よりも低い場合に、前記第2差動増幅部の出力を選択することを特徴とするレベル変換回路。
  2. 前記基準電位を電源電位と接地電位の中間電位又はその付近の電位とする請求項1に記載のレベル変換回路。
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