JP2006053238A - 写真処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】オリジナルの画像データを有するネガフィルム等の記録媒体や、バックプリントが印字された写真プリントが無くても、前回と同じ写真プリントを再現することができる写真処理システムを提供すること。
【解決手段】写真処理システムにおいて、インデックスプリントが形成されるペーパーにICタグを付着させるICタグ貼り付け手段40と、オーダーを識別するためのオーダー情報を、ICタグにタグ情報として記録させるタグ情報書き込み手段41と、タグ情報を読み取るICタグリーダ29と、読み取られたタグ情報を解析するタグ情報解析手段30と、オーダー情報に基づいて、インデックスプリントのサムネイル画像に係る写真プリントの画像の画像ファイルを特定する画像特定手段32と、特定された画像ファイルを用いて、サムネイル画像に係る写真プリントと同じ画像を、ペーパーに形成する画像露光装置5とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成媒体に画像を形成して写真プリントを作成するための写真処理システムに関するものである。
現像済みネガフィルムに形成されたコマ画像を読み取り、写真感光材料であるペーパー(画像形成媒体の一例)に焼付露光して写真プリントを作成する写真処理システムが知られている。このシステムでは、ネガフィルムのコマ画像をフィルムスキャナーを用いて読み取り、デジタルデータ化する。読み取られた画像は、モニター画面に表示される。オペレータは、そのモニター画面を見ながら、適切な画質の写真プリントが作成されるかどうかの判定(プレジャッジ)を行い、必要に応じて色・濃度の補正データを入力することができる。また、オペレータは、プリント作成に必要とされるトリミング、コマ位置補正その他の作業を行うこともできる。画像データは、上記プレジャッジにおいて入力された種々の補正データに基づいて補正され、ペーパーにその画像が焼付露光される。当該ペーパーは、現像処理および乾燥処理が施された後、仕上がりの写真プリントとして装置外部に排出され、例えばオーダー単位で集積される。
上記のように、従来の写真処理システムは、一般に、現像済みネガフィルムやCD−R等の記録媒体からオリジナルの画像データを取得して画像を形成するものであったため、同じ画像の再プリントを依頼したい顧客は、ネガフィルム等の記録媒体を写真店に持参する必要があった。そのため、顧客は、ネガフィルム等の記録媒体を適切に保管・管理する必要があった。
しかも、写真プリントを作成する際には、オリジナルの画像データと補正データが用いられるが、同じ画像についてプレジャッジを行ったとしても、前回と同じ補正結果が得られるとは限らないため、同じ画像の同じ画質での再プリントを依頼したい顧客は、ネガフィルム等の記録媒体と共に前回の写真プリントを写真店に持参する必要があった。これは、写真プリントの裏面には、通常、いわゆるバックプリントと呼ばれる印字がなされており(例えば、下記特許文献1)、画像のコマ番号や、色・濃度の補正データなどの情報が記録されているためである。かかる事情から、顧客は、ネガフィルム等の記録媒体だけでなく、写真プリントも適切に保管・管理する必要があった。これにより、同時プリントで得られた写真プリントと同じ画質での焼き増しプリントを依頼する際には、オリジナルの画像データを有するネガフィルム等の記録媒体と、バックプリントが印字された写真プリントが無ければ、前回と同じ写真プリントが再現できないという問題があった。
特開平11−7090号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、オリジナルの画像データを有するネガフィルム等の記録媒体が無くても、同じ画像の写真プリントを再現することができる写真処理システムを提供することであり、更に、バックプリントが印字された写真プリントが無くても、前回と同じ画質の写真プリントを再現することができる写真処理システムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る写真処理システムは、画像形成媒体に画像を形成して写真プリントを作成するとともに、その写真プリントのサムネイル画像をオーダー毎に集約形成したインデックスプリントを作成する写真処理システムにおいて、インデックスプリントが形成される画像形成媒体に、ICタグを付着させるタグ付着手段と、オーダーを識別するためのオーダー情報を、前記ICタグにタグ情報として記録させるタグ情報書き込み手段と、を備える。
本発明の写真処理システムの作用・効果を説明する。このシステムでは、情報を記録するためにICタグを使用する。ICタグは、微小サイズのICチップを搭載しており、ICチップと共に搭載したアンテナを通じて情報の読み書きができるタグである。このICタグをインデックスプリントが形成される画像形成媒体の適宜の箇所に付着させる。付着させるための方法は、接着剤や粘着剤を用いる方法、テープを用いる方法などがあるが、特定の付着方法に限定されるものではない。本発明の写真処理システムは、タグ情報書き込み手段を備えており、これによりICタグにオーダーを識別するためのオーダー情報を記録させることができる。タグ情報を書き込むタイミングは、ICタグを画像形成媒体に付着するのと同時でもよいし、付着するタイミングの前後であっても良い。
また、本発明の構成によれば、インデックスプリントとなる画像形成媒体に付着させたICタグに、オーダーを識別するためのオーダー情報を記録させることにより、例えば焼き増しプリントの際に、そのオーダー情報から、インデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像を形成するのに用いた情報を導き出して、同じ画像の写真プリントを再現することができる。かかる場合、写真プリントに個別にICタグを付着させる場合に比べて、コストおよび付着作業のロスを低減することができる。また、顧客は、インデックスプリントのみを適切に保管・管理すれば十分となる。更に、ICタグを用いることで、従来のバックプリントでは印字していなかったような情報を含めた多くの情報を書き込むこともできる。
上記において、インデックスプリントに付着したICタグに記録されたタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、そのタグ情報読み取り手段により読み取られたタグ情報を解析するタグ情報解析手段と、そのタグ情報に含まれる前記オーダー情報に基づいて、タグ情報が読み取られたインデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像の画像ファイルを特定する画像特定手段と、前記画像特定手段により特定された画像ファイルを用いて、前記インデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントと同じ画像を、画像形成媒体に形成する画像形成手段と、を備えるものが好ましい。
上記構成によれば、インデックスプリントに付着したICタグに記録された情報を、タグ情報読み取り手段により読み取って、その読み取った情報の内容をタグ情報解析手段により解析することができる。そして、読み取ったタグ情報に含まれるオーダー情報に基づいて、そのインデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像の画像ファイルを特定することができる。画像ファイルを特定することで、その写真プリントの画像を形成させるために用いた画像データを読み出すことができる。従って、ICタグが付着されたインデックスプリントさえあれば、オリジナルの画像データを有するネガフィルムやCD−R等の記録媒体が無くても、そのインデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントと同じ画像の写真プリントを容易に再現することができる。
上記において、前記タグ情報書き込み手段は、写真プリントの画像を形成させるために用いた補正データを、前記ICタグにタグ情報として記録させるとともに、前記画像形成手段は、タグ情報に含まれる補正データを用いて画像を形成するものが好ましい。
写真プリントの画像を形成させるために用いた補正データを、インデックスプリントに付着されたICタグに記録させることにより、オーダーに係る各写真プリントの画像形成に用いた補正データ(色・濃度の補正データ、トリミング情報など)を、オーダー毎に集約することができる。上述のように、ICタグは、従来のバックプリントに比べて多くの情報を書き込むことができ、インク転写の問題もないため、上記構成は特に有用となり得る。そして、その補正データを用いて画像を形成することにより、バックプリントが印字された写真プリントが無くても、インデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像と同じ画質を容易に再現することができる。その結果、例えば、同時プリントで得られたプリントと同じ画質のプリントを、焼き増しプリントで容易に再現することができる。
前記補正データには、少なくとも画像の色や濃度の補正データが含まれることが好ましい。ICタグにタグ情報として色・濃度の補正データを記録することにより、同じ画質の画像形成を容易に再現することができる。
前記タグ情報書き込み手段が、オーダーに係る価格情報を、前記ICタグにタグ情報として記録させることが好ましい。上記構成によれば、オーダーの価格を集計する際に、例えばレジにてインデックスプリントに付着されたICタグのタグ情報を読み取ることにより、そのオーダーに係る価格集計を容易に行うことができる。
本発明に係る写真処理システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の写真処理システムの構成の一例を示す概念図である。当該システムによれば、現像済みネガフィルム等の記録媒体から画像を取得し、これに基づいて写真プリントを作成することができるとともに、その写真プリントのサムネイル画像をオーダー毎に集約形成したインデックスプリントを作成することができる。
<写真処理システムの構成>
ペーパーマガジン1には、写真感光材料であるペーパー(画像形成媒体に相当)がロールRの形態で収容されている。ペーパーマガジン1は、複数台を着脱自在に取り付けることができ、幅寸法の異なるペーパーをセットしておくことができる。ペーパーは、いずれか一方のペーパーマガジン1から引き出される。アドバンスローラ2は、ペーパーマガジン1から引き出された長尺状のペーパーを搬送経路に沿って下流側へ送り出す。ペーパーカッター3は、長尺状のペーパーを所定のプリントサイズにカットする。搬送経路には、ペーパーを搬送させるための多数のローラ等から構成される搬送装置が設けられている。
ICタグ付着システム4は、ペーパーの裏面側にICタグを取り付けるための装置である。ICタグ付着システム4は、ICタグを貼り付けるためのICタグ貼り付け手段40(タグ付着手段に相当)と、タグ情報をICタグに書き込むためのタグ情報書き込み手段41とを備えている。ICタグは、後述するように、インデックスプリントが形成されるペーパーに対して貼り付けられる。
画像露光装置5(画像形成手段に相当)は、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光するための装置である。画像露光装置5は、受け取った画像データに基づいて走査露光を行い、画像を露光形成する。露光エンジン6は、画像データを光変調する装置であり、レーザーエンジン、PLZTエンジン等が用いられる。搬送ローラ7a、7bは、走査露光を行うためにペーパーを一定速度で搬送させる。画像が焼付露光されたペーパーは、搬送ローラ群8により現像処理部9へと送り込まれる。現像処理されたペーパーは、乾燥処理部10で乾燥された後、ペーパー排出部11から仕上がり写真プリントとして排出される。
写真プリントを作成するためのオリジナル画像データを取得するために、メディア画像入力部20とフィルムスキャナー21が設けられている。メディア画像入力部20は、デジタルカメラの記憶媒体やCD−R、MOディスク等の種々のメディアから画像データを入力する機能を有する。フィルムスキャナー21は、現像済みネガフィルム等の写真フィルムFに形成されているコマ画像を読み取り、デジタルデータ化する。
入力された画像データは、画像ファイルの形で画像データ記憶部22に記憶される。画像データ記憶部22は、例えばハードディスクにより構成可能である。画像データは、画像処理部23において画像処理が施された後、データ転送部28を介して画像露光装置5へと転送される。画像処理部23において画像処理される内容は種々にわたり、そのうちの代表的なものを以下に説明する。なお、画像処理を行うために、プリント処理すべき画像はモニター24に表示される。
オペレータは、モニター画面に画像を表示させ、色・濃度の判定を行う。色・濃度が適切にプリントされないと判定した場合は、補正データ入力部25を介して色・濃度の補正データを入力する。また、表示されている画像にトリミングを行う場合には、そのトリミング情報を設定する。トリミング情報は、トリミング枠の大きさと枠位置の座標などから構成される。トリミングを行わない場合も、モニター画面には、表示されている画像に対してプリント枠がプリントされる領域として表示されるが、このプリント枠について画像に対する設定位置を修正することができる。このプリント枠の位置情報は、コマ位置情報に相当する。また、プリント枚数の設定も行うことができ、同じ画像の写真プリントを複数枚作成することができる。その他、画像反転(左右・上下)も行うことができる。
また、特殊な補正として、赤目補正、階調補正、逆光補正などを行うことができる。更に、ペーパーフィッティングを行うことができ、これは入力された画像データのアスペクト比と、写真プリントのアスペクト比が異なる場合に、この違いを調整するものである。このような画像形成のために用いた補正データは、データ転送部28を介してICタグ付着システム4へと送信される。なお、補正データは、個々の画像ごとに異なるデータであるので、画像単位で管理される。
オーダー情報生成手段26は、オーダーを識別するためオーダー情報を、1オーダー単位で自動発行する機能を有する。このような生成手段は、ソフトウェアの機能により構成可能である。オーダー情報は、任意の桁数の数値データとすることができる。生成されたオーダー情報は、データ転送部28を介してICタグ付着システム4へと送信される。また、オーダー情報は、画像データ記憶部22にも送信され、前述の入力された画像データはオーダー情報と対応付けられた形で記憶される。
制御装置27は、ペーパーを搬送させる搬送装置と、ICタグ付着システム4とを制御する機能を有する。これにより、ペーパー裏面の適切な位置に、ICタグが貼り付けられる。
上述したように、本発明では、インデックスプリントが形成されるペーパーに対して、ICタグが貼り付けられる。インデックスプリントは、例えば図2に示すような、所定数(1オーダー分)のサムネイル画像Gを集約形成した写真プリントである。基本的に、1オーダー(写真フィルム1本)について1枚のインデックスプリントが作成されるが、1オーダー分の画像枚数が多い場合は複数枚作成されることもある。インデックスプリントは、フォーマット格納部34に保存されたテンプレートを利用して作成される。フォーマット格納部34には、サムネイル画像の枚数に応じて、複数のテンプレートが保存されている。このテンプレートに、サムネイル画像をはめ込み合成すれば、インデックスプリント作成用の画像データを生成することができる。
ICタグリーダ29(タグ情報読み取り手段に相当)は、ICタグに記録されたタグ情報を読み取る機能を有する。タグ情報解析手段30は、ICタグリーダ29により読み取ったタグ情報の内容を解析する機能を有する。画像特定手段32は、タグ情報解析手段30が解析したタグ情報に含まれているオーダー情報に基づいて、そのオーダー情報と対応付けて画像データ記憶部22に記憶されている画像ファイルを特定する機能を有する。画像ファイルを特定することにより、タグ情報が読み取られたインデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像データを読み出すことができる。これにより、ネガフィルム等の記録媒体が無くても、インデックスプリントに付着されたICタグのタグ情報を読み取るだけで、同じ画像の写真プリントを再現することができる。
また、タグ情報に補正データが含まれている場合、タグ情報解析手段30がその補正データの内容を解析する。そして、補正データ抽出手段31が、ICタグから読み取ったタグ情報に含まれている補正データを抽出する。抽出された補正データは、画像処理部23における画像処理のために用いられる。これにより、バックプリントが印字された写真プリントが無くても、同じ補正データによる画像処理を行うことができ、同じ画質の写真プリントを再現することができる。
図3は、ICタグをペーパー裏面に貼り付ける時の様子を示す図である。ICタグは、近年において種々の産業分野で利用されている。ICタグは、大きさが1mm角以下のICチップを備えており、無線電波でデータの書き込み・読み出しを行うことができる。バッテリを搭載しないタイプであれば、小型化することができ、インデックスプリントに貼り付けるには問題のないサイズである。
ICタグ貼り付け手段40は、ペーパー裏面にICタグTを貼り付ける機能を有し、図3に示すように、細長いテープ状のベースフィルム40aに所定間隔でICタグTが取り付けられている。テープの表面には、粘着材や接着剤が予め塗布されている。ICタグTの周囲には、切り込み線40bが導入されている。従って、ベースフィルム40aをペーパーPの裏面に押し付けることで、ICタグTを切り込み線40bの内側のエリアと共に、ペーパーPの裏面に貼り付けることができる。ベースフィルム40aは、不図示の駆動機構により定尺送りがなされる。使用済みのベースフィルム40aは、巻き取りローラに巻き取られる。なお、ICタグTを貼り付ける方法(タグを付着させるための形態)は、本実施形態に限定されるものではなく、種々の変形例が考えられる。ICタグの貼り付け位置も種々の変形例が考えられる。
ICタグTが貼り付けられると、タグ情報書き込み手段41により情報が書き込まれる。書き込まれる情報は、データ転送部28を介して転送されてきたオーダー情報や補正データである。書き込まれる補正データには、少なくとも画像の色や濃度の補正データが含まれることが好ましい。これにより、同じ画質の画像形成を容易に再現することができる。また、書き込まれる補正データには、画像のコマ番号情報、画像のトリミング情報、画像のコマ位置情報のうちの少なくとも1つが含まれることが好ましい。タグ情報としてICタグにコマ番号情報を記録しておくことにより、画像データを特定するための情報として活用することができる。また、トリミング情報やコマ位置情報などは、従来のバックプリントでは記録できなかった情報であるが、ICタグを用いることで、これらの情報も記録することができ、トリミング等を行った場合にも、同じ画質の画像を再現することができる。
その他にも、オーダーに係る価格情報や顧客データ等を、タグ情報として書き込むことができる。価格情報を記録しておくことにより、価格集計の際、例えばレジにてタグ情報を読み取ることで、そのオーダーに係る価格集計を容易に行うことができる。このような価格情報や顧客データは、不図示の受付端末からデータ転送部28を介して、ICタグ付着システム4へと送信される。
<ICタグに関する情報処理手順>
次に、ICタグに関する情報処理の手順を説明する。図4は、プリント作成の手順を示すフローチャートである。まず、ペーパーマガジン1からペーパーを引き出していく(#1)。ペーパーは、ペーパーカッター3により所定のプリントサイズに切断される(#2)。切断されたペーパーは、ICタグ付着システム4へと送り込まれ、ICタグがペーパー裏面に貼り付けられる(#3)。当該ペーパーは、インデックスプリントが形成されるペーパーである。また、この貼り付けと同時あるいは前後して、ICタグにタグ情報が書き込まれる(#4)。
ICタグが貼り付けられたペーパーは、画像露光装置5へと送り込まれ、露光エンジン6により画像が焼付露光される(#5)。焼付露光される画像は、オーダーに係る各写真プリントのサムネイル画像を、所定のテンプレートにはめ込み合成した画像である。このペーパーは、現像処理および乾燥処理が施された後、装置外部に排出される(#6,7)。
次に、インデックスプリントに貼り付けられたICタグの情報を読み取る時の手順を図5のフローチャートで説明する。まず、ICタグリーダ29により、インデックスプリントに貼り付けられたICタグからタグ情報を読み取り、情報内容を解析する(#10,11)。そして、読み取られたタグ情報の中から補正データを抽出する(#12)。また、画像特定手段32の機能により、タグ情報に含まれるオーダー情報に基づいて、画像データ記憶部22に記憶される画像ファイルを特定し、サムネイル画像に係る写真プリントを形成するために用いられたオリジナルの画像データを読み出す(#13)。
この読み出された画像データと、抽出された補正データとを用いて、画像処理を行う(#14)。画像処理が施された画像データを、データ転送部28を介して露光エンジン6へと転送する(#15)。以下の、プリント処理の手順は、既に説明したのと同様である。このように、ICタグから画像データを読み出し、更に補正データを抽出することで、同じ画質の写真プリントを容易に得ることができる。従って、焼き増し注文を行いたい顧客は、そのインデックスプリントを写真店に持っていけば、同じ画質の写真プリントを得ることができる。
焼き増し注文ではなく、写真プリントを再度プリントし直す時にも、ICタグに記録されているタグ情報を活用することができる。このような再プリントは、仕上がりの写真プリントの画質が良くない場合に、オペレータの判断でプリント作成をやり直す処理である。色・濃度の補正データを変更するような場合であっても、最初に設定した色・濃度の補正データを基準にして画像処理をやり直すことができ、ICタグに書き込まれたタグ情報を有効活用することができる。また、色・濃度の補正データ以外の補正データについても、再度設定する必要はなく、再プリント処理におけるオペレータの作業時間を短縮することができる。
<第2実施形態に係る写真処理システム>
図6に、第2実施形態に係る写真処理システムを示す。このシステムは、前述の実施形態とほぼ同様の構成であるので、共通の説明は省略する。以下、前述の実施形態と異なる点を中心に説明する。前述の実施形態では、インデックスプリントに付着されたICタグのタグ情報を読み取った際、それに含まれる補正データを抽出して、画像形成に用いる例を示したが、本実施形態に係る写真処理システムは、ICタグのタグ情報に補正データが含まれていない場合にも適用できるものである。従って、前述の実施形態のように、ICタグにタグ情報として補正データを書き込む構成を備えるものでもない。
本実施形態では、補正データ入力部25を介して入力され、画像処理部23での画像処理に用いられる補正データが、補正データ記憶部35に記憶される。補正データ記憶部35は、例えばハードディスクにより構成可能である。かかる補正データは、個々の画像ごとに異なるデータであるので画像単位で管理される。また、オーダー情報生成手段26により生成されたオーダー情報が補正データ記憶部35に送信され、上記の補正データはオーダー情報と対応付けられた形で記憶される。なお、補正データとしては、画像の色や濃度の補正データの他に、トリミング情報やコマ位置情報などが挙げられる。
タグ情報解析手段30が、ICタグリーダ29により読み取ったタグ情報を解析すると、そのタグ情報に含まれるオーダー情報に基づいて、画像特定手段32の機能により画像ファイルが特定され、インデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像データが読み出される。更に、本実施形態では、そのオーダー情報に基づいて、補正データ特定手段36が補正データ記憶部35に記憶される補正データの中から、インデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像を形成させるために用いた補正データを特定する。画像処理部23は、この特定された画像データと補正データとを用いて、同じ画質の画像形成を再現することができる。
<ICタグに関する情報処理手順>
次に、第2実施形態における情報処理手順を説明する。本実施形態では、写真プリントを作成するまでの手順は、図4に示すものと同じであるので説明を省略し、インデックスプリントに貼り付けられたICタグの情報を読み取る時の手順を、図7のフローチャートで説明する。
まず、ICタグリーダ29により、インデックスプリントに貼り付けられたICタグからタグ情報を読み取り、情報内容を解析する(#20,21)。次に、補正データ特定手段36により、オーダー情報に基づいて、補正データ記憶部35から、インデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントを形成するために用いられた補正データを特定する(#22)。また、画像特定手段32により、オーダー情報に基づいて、画像データ記憶部22から、その写真プリントのオリジナルの画像データを読み出す(#23)。この特定された画像データと補正データとを用いて、画像処理を行う(#24)。画像処理が施された画像データをデータ転送部28を介して、露光エンジン6へと転送する(#25)。
<別実施形態>
(1)前述の実施形態では、写真感光材料を現像処理して写真プリントを作成するシステムについて説明したが、インクジェットプリンタのような現像処理液を使用しないでプリントを作成するドライ方式のシステムの場合にも、本発明を応用することができる。
(2)ICタグ付着システム4の配置について、本実施形態では、画像露光装置5の上流側に配置しているが、これに限定されるものではなく、例えば、画像露光装置5よりも下流側に配置してもよい。また、本実施形態では、ICタグをペーパー裏面に付着する構成を示したが、ペーパー表面に付着する構成を採用してもよい。
(3)画像データ記憶部22および補正データ記憶部35は、写真処理システム内に設けられるものに限られず、インターネット等のネットワークを介して接続された別の場所(異なる建物や遠隔地など)に設けられるものでもよい。
(4)本発明は、インデックスプリントに貼り付けたICタグにオーダー情報等を書き込む構成であるが、例えば、前述のタグ情報書き込み手段41に加えて、別のタグ情報書き込み手段を設けて、顧客に配布されるユーザーカード(会員カード)に貼り付けたICタグに、オーダー情報等を書き込むものでも構わない。
写真処理システムの構成を示す概念図 インデックスプリントの一例を示す平面図 ICタグをペーパー裏面に貼り付ける時の様子を示す図 プリント作成の手順を示すフローチャート ICタグのタグ情報を読み取る時の手順を示すフローチャート 第2実施形態に係る写真処理システムの構成を示す概念図 第2実施形態において、ICタグのタグ情報を読み取る時の手順を示すフローチャート
符号の説明
4 ICタグ付着システム
5 画像露光装置
6 露光エンジン
9 現像処理部
10 乾燥処理部
11 ペーパー排出部
22 画像データ記憶部
23 画像処理部
24 モニター
25 補正データ入力部
26 オーダー情報生成手段
27 制御装置
28 データ転送部
29 ICタグリーダ
30 タグ情報解析手段
31 補正データ抽出手段
32 画像特定手段
34 フォーマット格納部
35 補正データ記憶部
36 補正データ特定手段
40 ICタグ貼り付け手段
41 タグ情報書き込み手段

Claims (5)

  1. 画像形成媒体に画像を形成して写真プリントを作成するとともに、その写真プリントのサムネイル画像をオーダー毎に集約形成したインデックスプリントを作成する写真処理システムにおいて、
    インデックスプリントが形成される画像形成媒体に、ICタグを付着させるタグ付着手段と、
    オーダーを識別するためのオーダー情報を、前記ICタグにタグ情報として記録させるタグ情報書き込み手段と、を備えることを特徴とする写真処理システム。
  2. インデックスプリントに付着したICタグに記録されたタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、
    そのタグ情報読み取り手段により読み取られたタグ情報を解析するタグ情報解析手段と、
    そのタグ情報に含まれる前記オーダー情報に基づいて、タグ情報が読み取られたインデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントの画像の画像ファイルを特定する画像特定手段と、
    前記画像特定手段により特定された画像ファイルを用いて、前記インデックスプリントに形成されたサムネイル画像に係る写真プリントと同じ画像を、画像形成媒体に形成する画像形成手段と、を備える請求項1に記載の写真処理システム。
  3. 前記タグ情報書き込み手段は、写真プリントの画像を形成させるために用いた補正データを、前記ICタグにタグ情報として記録させるとともに、前記画像形成手段は、タグ情報に含まれる補正データを用いて画像を形成する請求項2に記載の写真処理システム。
  4. 前記補正データには、少なくとも画像の色や濃度の補正データが含まれる請求項3に記載の写真処理システム。
  5. 前記タグ情報書き込み手段は、オーダーに係る価格情報を、前記ICタグにタグ情報として記録させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の写真処理システム。
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