JP2006051682A - ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法 - Google Patents

ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006051682A
JP2006051682A JP2004234706A JP2004234706A JP2006051682A JP 2006051682 A JP2006051682 A JP 2006051682A JP 2004234706 A JP2004234706 A JP 2004234706A JP 2004234706 A JP2004234706 A JP 2004234706A JP 2006051682 A JP2006051682 A JP 2006051682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
honeycomb structure
forming
transformation
slit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004234706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4426400B2 (ja
JP2006051682A5 (ja
Inventor
Hironori Takahashi
博紀 高橋
Hiroshi Hosokawa
博史 細川
Yoshimasa Kondo
好正 近藤
Masayuki Hironaga
昌幸 弘永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2004234706A priority Critical patent/JP4426400B2/ja
Priority to US11/186,970 priority patent/US7500847B2/en
Priority to BE2005/0389A priority patent/BE1017783A5/fr
Priority to CNB2005100902196A priority patent/CN100544918C/zh
Publication of JP2006051682A publication Critical patent/JP2006051682A/ja
Publication of JP2006051682A5 publication Critical patent/JP2006051682A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4426400B2 publication Critical patent/JP4426400B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B3/00Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor
    • B28B3/20Producing shaped articles from the material by using presses; Presses specially adapted therefor wherein the material is extruded
    • B28B3/26Extrusion dies
    • B28B3/269For multi-channeled structures, e.g. honeycomb structures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/03Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
    • B29C48/09Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels
    • B29C48/11Articles with cross-sections having partially or fully enclosed cavities, e.g. pipes or channels comprising two or more partially or fully enclosed cavities, e.g. honeycomb-shaped
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/30Extrusion nozzles or dies
    • B29C48/3001Extrusion nozzles or dies characterised by the material or their manufacturing process
    • B29C48/3003Materials, coating or lining therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/60Multitubular or multicompartmented articles, e.g. honeycomb

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Abstract

【課題】高度な成形性を実現するとともに、耐摩耗性に優れたハニカム構造体成形用口金を提供する。
【解決手段】二つの面7,8を有し、一方の面7にハニカム形状のスリット5が形成されるとともに、他方の面8に成形原料を導入するための裏孔6が形成された口金基体2を備え、この口金基体2が、口金基体2の一方の面7側となる、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された第一部材3と、口金基体2の他方の面8側となる、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された第二部材4とを積層して接合した口金前駆体からなり、二つの板状部材3,4の、互いの接合面における引張、及び圧縮応力が1000MPa以下であるハニカム構造体成形用口金1。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法に関する。さらに詳しくは、高度な成形性を実現するとともに、耐摩耗性に優れたハニカム構造体成形用口金及びその製造方法に関する。
セラミック質のハニカム構造体の製造方法としては、従来から、成形原料(坏土)を導入する裏孔と、この裏孔に連通する格子状等のスリットとが形成された口金基体を備えたハニカム構造体成形用口金を用いて押出成形する方法が広く行われている。この口金は、通常、口金基体の一方の面に、ハニカム構造体の隔壁厚さに対応する幅のスリットが格子状等に設けられており、その反対側の面(他方の面)に、スリットと連通する裏孔が大きな面積で開口して設けられている。そして、この裏孔は、通常、格子状等のスリットが交差する位置に対応して設けられ、両者は、口金基体内部で連通している。従って、裏孔から導入されたセラミック原料等の成形原料は、比較的内径の大きな裏孔から、幅の狭いスリットへと移行して、このスリットの開口部からハニカム構造の成形体として押出される。
このようなハニカム構造体成形用口金を構成する口金基体としては、例えば、ステンレス合金や超硬合金等の一種類の合金から構成された板状の部材(口金前駆体)や、異なる二種類の板状の部材を接合して形成された板状の部材(口金前駆体)が用いられている(例えば、特許文献1及び2)。
特開2000−326318号公報 特開2003−285308号公報
しかしながら、ステンレス等を使用した口金基体は、その耐摩耗性が低いために、連続した押出成形によりスリットが摩耗し、押出成形するハニカム成形体の形状が徐々に変化してしまうという問題があった。また、超硬合金を使用した口金基体は、その耐摩耗性については優れていることから、スリットの摩耗を軽減することはできるが、逆に、摩耗等による影響の少ない裏孔を形成する際には、労力及び時間を非常に要するという問題があった。また、超硬合金は脆性材料であるため、押出し時の圧力によって口金が割れてしまうという問題があった。
また、例えば、異なる二種類の板状の部材を接合した口金基体(口金前駆体)を用いた場合には、押出成形するハニカム構造体の隔壁の幅に対応したスリットを形成したとしても、大きな残留応力が存在するため、機械加工後にスリットの幅が変形し、所定の形状のハニカム構造体を押出成形することができないという問題があった。また、このような口金基体(口金前駆体)は、機械加工の際に超硬合金に亀裂が入り易く、加工用の砥石等の工具が破損し易いという問題もあった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、高度な成形性を実現するとともに、耐摩耗性に優れたハニカム構造体成形用口金及びその製造方法を提供する。
本発明は、以下のハニカム構造体成形用口金及びその製造方法を提供するものである。
[1]二つの面を有し、一方の面にハニカム形状のスリットが形成されるとともに、他方の面に前記スリットと連通し、成形原料を導入するための裏孔が形成された口金基体を備え、前記裏孔に導入した前記成形原料を前記スリットから押出してハニカム構造体を成形するハニカム構造体成形用口金であって、前記口金基体が、二つの板状部材を積層して接合した口金前駆体に前記スリットと前記裏孔とが形成されたものであり、前記口金前駆体を構成する前記二つの板状部材が、前記口金基体の前記一方の面側となる、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された第一部材と、前記口金基体の前記他方の面側となる、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された第二部材とであり、前記口金前駆体を構成する前記二つの板状部材の、互いの接合面における引張、及び圧縮応力が1000MPa以下であるハニカム構造体成形用口金。
[2]前記第一部材を構成する前記炭化タングステン基超硬合金が、炭化タングステンを、鉄、コバルト、ニッケル、チタン、及びクロムからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属で焼結したものである前記[1]に記載のハニカム構造体成形用口金。
[3]前記第二部材を構成する前記金属体が、鉄、チタン、ニッケル、銅、及びアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を含むものである前記[1]又は[2]に記載のハニカム構造体成形用口金。
[4]前記第一部材の厚さに対する、前記第二部材の厚さの割合が、0.1〜200である前記[1]〜[3]のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金。
[5]前記口金基体が、前記口金前駆体を構成する前記第一部材と前記第二部材との間に配設された及び/又は前記第一部材と前記第二部材との少なくとも一方の内部に浸透したろう材層をさらに有する前記[1]〜[4]のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金。
[6]前記ろう材層を構成するろう材が、銅、銀、金、ニッケル、及びアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を含むものである前記[5]に記載のハニカム構造体成形用口金。
[7]二つの面を有する板状の口金前駆体の一方の面にハニカム形状のスリットを形成するとともに、その他方の面に成形原料を導入するための裏孔を形成して、ハニカム構造体を押出成形するためのハニカム構造体成形用口金を製造するハニカム構造体成形用口金の製造方法であって、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された板状の第一部材と、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された板状の第二部材とを、前記第二部材がオーステナイト変態を起こす温度以上に加熱した状態で積層して接合し、接合した前記第一部材と前記第二部材とを、所定の降温速度で、前記第二部材が起こし得る前記三つの相変態のうちの前記少なくとも一つの相変態を開始する温度まで降温することにより、前記第一部材と前記第二部材との接合面に残留する引張、及び圧縮応力が1000MPa以下となるように前記第二部材を構成する前記金属体に前記三つの相変態のうちの前記少なくとも一つの相変態を起こさせて、前記第一部材と前記第二部材とが積層して接合した前記口金前駆体を得るハニカム構造体成形用口金の製造方法。
[8]前記第一部材と前記第二部材とを前記少なくとも一つの相変態を開始する温度まで降温する際の降温速度が、0.1〜100℃/minである前記[7]に記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
[9]得られた前記口金前駆体に、前記接合面に残留する引張、及び圧縮応力が500MPa以下となるように、オーステナイト変態を起こす温度以下の温度領域で、0.1〜100℃/minの速度で昇温又は冷却する再熱処理を、さらに行う前記[7]又は[8]に記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
[10]前記第一部材と前記第二部材とを積層する際に、その間に箔状のろう材を配設する前記[7]〜[9]のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
[11]前記第一部材と前記第二部材とを接合する前に、前記裏孔の少なくとも一部及び/又は前記スリットの一部を、前記第一部材と前記第二部材との少なくとも一方に形成する前記[7]〜[10]のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
[12]前記第一部材と前記第二部材とを積層して接合した前記口金前駆体を得た後に、前記第一部材側にスリットを形成するとともに、前記第二部材側に裏孔を形成する前記[7]〜[10]のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
本発明のハニカム構造体成形用口金は、高度な成形性を実現するとともに、耐摩耗性に優れたものであり、高精度にハニカム構造体を押出成形することができる。また、本発明のハニカム構造体成形用口金の製造方法によれば、上述したハニカム構造体成形用口金を簡便に製造することができる。
以下、図面を参照して、本発明のハニカム構造体成形用口金及びその製造方法の実施の形態について詳細に説明するが、本発明は、これに限定されて解釈されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。
図1は、本発明のハニカム構造体成形用口金の一の実施の形態を模式的に示す斜視図であり、図2は、図1に示すハニカム構造体成形用口金を平面Aで切断した断面を示す断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1は、二つの面7,8を有し、一方の面7にハニカム形状のスリット5が形成されるとともに、他方の面8にスリット5と連通し、成形原料を導入するための裏孔6が形成された口金基体2を備え、裏孔6に導入した成形原料をスリット5から押出してハニカム構造体を成形するハニカム構造体成形用口金1である。
本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1においては、使用されている口金基体2が、二つの板状部材3,4を積層して接合した口金前駆体に、上述したスリット5と裏孔6とが形成されたものであり、この口金前駆体を構成する二つの板状部材3,4が、口金基体2の一方の面7側となる、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された第一部材3と、口金基体2のの他方の面8側となる、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された第二部材4とであり、この口金前駆体を構成する二つの板状部材3,4の、互いの接合面における引張、及び圧縮応力が1000MPa以下である。
このように、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1に用いられる口金基体2においては、押出成形の精度(成形精度)に直接関係する部位であるスリット5が形成されている一方の面7側は、耐摩耗性に優れた炭化タングステン基超硬合金から構成された第一部材3を使用しており、スリット5の摩耗を軽減することができる。また、裏孔が形成されている他方の面8側は、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された第二部材4を使用しており、成形原料を導入するための裏孔6を比較的に簡便に形成することができるとともに、押出成形用口金として少なくとも十分な機械的強度を有している。
また、従来、異なる二種の部材を積層して接合した部材を口金前駆体として用いた場合には、その接合面に非常に大きな引張、及び圧縮応力が残留していることがあり、例えば、その表面にスリット等の溝を機械加工した場合には、加工した溝にこれらの応力が加わり、スリットの幅が変化してしまうことや、その形状が変形してしまうことがあった。また、さらに大きな応力が加わった場合には、このスリットから亀裂が生じて破損してしまったり、加工中に砥石等の工具が破損してしまうこともあった。本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1においては、製造時に使用する口金前駆体の、第一部材3と第二部材4との接合面9に残留する引張、及び圧縮応力(以下、単に「接合面9に残留する応力」ということがある)が、1000MPa以下であり、スリット5の変形や破損、加工中の工具の破損等を有効に防止することができる。
具体的には、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1においては、口金基体2の他方の面8側となる第二部材4が、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成されていることから、上述した相変態による第二部材4の寸法変化を利用して、接合面9に残留する引張、及び圧縮応力を調整して、この接合面9に残留する応力を1000MPa以下にする。
この口金前駆体は、上述した相変態による第二部材4の寸法変化を利用して、接合面9に残留する応力を1000MPa以下にしたものであるが、例えば、所定の速度を昇温又は冷却する再熱処理を口金前駆体に行い、この接合面9に残留する応力を500MPa以下にしたものをより好適に用いることができる。再熱処理の具体的な方法については、ハニカム構造体成形用口金の製造方法の実施の形態において具体的に説明する。
なお、接合面9に残留する引張、及び圧縮応力は、X線応力測定装置等を使用して測定することができる。具体的な方法として、例えば、まず、特性X線を被検査対象(口金前駆体)の表面に照射し、その反射回折線を測定する。次に、被検査対象(口金前駆体)の表面の応力を、その表面に平行な成分から構成された二次元応力とし、得られた反射回折線の測定結果をもとに、弾性力学における諸公式を用いることにより算出することができる。なお、反射回折線を測定する方法としては、フィルム法や計数管法等を好適例として挙げることができる。このような方法としては、例えば、日本材料学会(編)、「X線応力測定方法」、養賢社、1981年、に記載されている。また、接合面9に残留する引張、及び圧縮応力は、X線応力測定装置を用いずとも、例えば、口金前駆体に溝を加工し、その際の反りの変化量を測定することによっても測定可能である。
なお、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1によって押出成形されるハニカム構造体は、例えば、図3に示すように、多孔質の隔壁13を備え、この隔壁13によって流体の流路となる複数のセル14が区画形成されたものである。このようなハニカム構造体12は、内燃機関、ボイラー、化学反応機器及び燃料電池用改質器等の触媒作用を利用する触媒用担体や、排気ガス中の微粒子捕集フィルター等に好適に用いることができる。
図1及び図2に示す口金基体2のスリット5は、図3に示すハニカム構造体12の隔壁13の部分を成形するためのものであり、この隔壁13の形状に対応して、例えば、図1に示すように格子状に形成されている。
本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1に用いられる口金基体2は、第一部材3側にスリット5が形成され、第二部材4側に裏孔6が形成されたものである。このスリット5と裏孔6との境界部分(即ち、連通部分)については、第一部材3と第二部材4との接合面9上に位置していなくともよく、例えば、スリット5が第一部材3を貫通して第二部材4にまで形成されたものであってもよいし、また、裏孔6が第二部材4を貫通して第一部材3にまで形成されたものであってもよい。
本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1においては、スリット5の幅や、裏孔6の開口径の大きさ等については、押出成形するハニカム構造体12(図3参照)の形状によって適宜決定することができるが、例えば、スリット5の幅は、5000〜5μmであることが好ましく、500〜10μmであることがさらに好ましい。また、裏孔6の開口径の大きさは、10〜0.1mmであることが好ましく、3〜0.5mmであることがさらに好ましい。このようなスリット5や裏孔6を形成する方法については特に制限はないが、例えば、電解加工(ECM加工)、放電加工(EDM加工)、又は砥石やドリル等の機械加工による従来公知の方法を好適に用いることができる。なお、図1に示すハニカム構造体成形用口金1においては、スリット5の形状が四角形の格子状であるが、その他の多角形の格子状であってもよい。
また、裏孔6は、他方の面8から押出成形用の成形原料を導入するためのものであり、通常、スリット5が交差する位置と連通するように形成されている。このように構成することにより、裏孔6に導入された成形原料をスリット5全体に均一に広げることができ、より高度な成形性を実現することができる。
図1及び図2に示すように、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1における第一部材3を構成する炭化タングステン基超硬合金(以下、単に「超硬合金」ということがある)は、少なくとも炭化タングステンを含む合金であるが、炭化タングステンを、鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、及びクロム(Cr)からなる群から選ばれる少なくとも一つの金属で焼結した合金であることが好ましい。このように、鉄、コバルト、ニッケル、チタン、及びクロムからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を結合材として使用した炭化タングステン基超硬合金は、耐摩耗性や機械的強度に特に優れている。具体的なものとしては、例えば、Coを結合材として使用した超硬合金、WC−Co0.1〜50質量%等を挙げることができる。
また、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1における第二部材4を構成する金属体は、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体であれば特に制限はないが、この金属体が、鉄(Fe)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、及びアルミニウム(Al)からなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を含む、金属又は合金であることが好ましい。このような金属体としては、ステンレスが好適であり、例えば、SUS630(C;0.07以下,Si;1.00以下,Mn;1.00以下,P;0.040以下,S;0.030以下,Ni;3.00〜5.00,Cr;15.50〜17.50,Cu;3.00〜5.00,Nb+Ta;0.15〜0.45,Fe;残部(単位は質量%))を好適例として挙げることができる。このような金属体は、裏孔加工が比較的に容易であるとともに安価であり、第二部材4として好適に用いることができる。さらに、この金属体においては、上述した金属又は合金が、炭素(C)、ケイ素(Si)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、モリブデン(Mo)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)等の添加剤を含んだものであるものであることが好ましい。
本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1においては、口金前駆体を構成する第一部材3及び第二部材4の厚さについては特に制限はないが、それぞれを接合した際に、その接合面9に残留する応力を有効に減少させることが可能であるとともに、スリット5と裏孔6との一般的な形状を考慮して、第一部材3の厚さに対する、第二部材4の厚さの割合が、0.1〜200であることが好ましく、1〜10であることがさらに好ましい。
また、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金1においては、図4に示すように、口金基体2が、口金前駆体を構成する第一部材3と第二部材4との間に配設された及び/又は第一部材3と第二部材4との少なくとも一方の内部に浸透したろう材層10をさらに有することが好ましい。このように構成することによって、第一部材3と第二部材4との接合を良好なものとすることができる。なお、図4において、図2に示すハニカム構造体成形用口金1を構成する各要素と同様のものについては、同一の符号を付して説明を省略する。
なお、このろう材層10が第一部材3と第二部材4との少なくとも一方の内部に浸透している場合には、ろう材層10が単独の層として存在しないため、ろう材層10によって口金基体2の機械的強度が低下する恐れがない。また、このろう材層10が口金基体2の界面に存在しないため、ろう材層10からの腐食や摩耗を有効に防止することができる。
このようなことから、ろう材層10としては、その厚さが薄く、さらに、第二部材4を構成する金属体に良好に浸透する材料を用いたものであることが好ましい。具体的には、ろう材層10を構成するろう材が、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)、ニッケル(Ni)、及びアルミニウム(Al)からなる群から選ばれる少なくとも一つを含むものであることが好ましい。特に、ろう材層10を構成するろう材が銅(Cu)を含んだ合金である場合には、第二部材4として好適に用いることができるステンレスに対しての浸透性が高いため好ましい。また、ろう材層10を構成するろう材が合金である場合には、パラジウム(Pd)、ケイ素(Si)、スズ(Sn)、コバルト(Co)、リン(P)、マンガン(Mn)、亜鉛(Zn)、ホウ素(B)等の添加剤をさらに含んだものであることが好ましい。このような添加剤をさらに含んだものは、融点をコントロールしたり、接合信頼性を向上させることができる。
次に、本発明のハニカム構造体成形用口金の製造方法の一の実施の形態について具体的に説明する。
本実施の形態のハニカム構造体成形用口金の製造方法は、二つの面を有する板状の口金前駆体の一方の面にハニカム形状のスリットを形成するとともに、その他方の面に成形原料を導入するための裏孔を形成して、ハニカム構造体を押出成形するためのハニカム構造体成形用口金を製造するハニカム構造体成形用口金の製造方法であって、図5に示すように、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された板状の第一部材23と、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された板状の第二部材24とを、第二部材24がオーステナイト変態を起こす温度以上に加熱した状態で積層して接合し、接合した第一部材23と第二部材24とを、所定の降温速度で、第二部材24が起こし得る上記三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を開始する温度まで降温することにより、第一部材23と第二部材24との接合面に残留する引張、及び圧縮応力が1000MPa以下となるように第二部材24を構成する金属体に上記三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こさせて、第一部材23と第二部材24とが積層して接合した口金前駆体22を得るハニカム構造体成形用口金の製造方法である。このように構成することによって、図1に示すようなハニカム構造体成形用口金1を簡便に製造することができる。
本実施の形態のハニカム構造体成形用口金の製造方法においては、口金基体2(図1参照)となる口金前駆体22を形成するに際し、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された板状の第一部材23と、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された板状の第二部材24とを、所定の方法で積層して接合することで、互いの接合面における引張、及び圧縮応力が1000MPa以下にするものである。
具体的には、まず、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金を用いて板状の第一部材23を形成し、また、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体を用いて板状の第二部材24を形成する。ここで、第一部材23及び第二部材24の形状については特に制限はないが、第一部材23と第二部材24とは積層して一枚の口金前駆体22とするため、それぞれの表面の大きさが同程度になるように形成することが好ましい。
次に、得られた第一部材23と第二部材24とを、その接合面に残留する引張、及び圧縮応力が1000MPa以下となるように積層して接合する。本実施の形態においては、第二部材24に相変態が起こるような条件で接合することで、その接合面に残留する応力を調整するものである。より具体的には、第一部材23と第二部材24とを、第二部材24がオーステナイト変態を起こす温度以上に加熱した状態で積層して接合し、この接合した第一部材23と第二部材24とを、所定の降温速度で、第二部材24が起こし得る上記三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を開始する温度まで降温し、第二部材24に上述した相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こさせる。
第二部材24は相変態を起こすことにより、その寸法が大きく変化する。この第二部材24の寸法が変化する割合は、相変態中の降温速度や添加される合金元素に依存するため、これらを調整することで、第二部材24の寸法変化をある程度制御することができる。このことを利用し、口金前駆体22を製造する際には、第一部材23の寸法変化と第二部材24の寸法変化とが近づくように、即ち、その接合面に残留する引張、及び圧縮応力が1000MPa以下となるように、その降温速度及び添加元素を調整する。
なお、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金の製造方法においては、得られた口金前駆体22に、その接合面に残留する引張、及び圧縮応力が500MPa以下となるように、オーステナイト変態を起こす温度以下の温度領域で、0.1〜100℃/minの速度で昇温又は冷却する再熱処理を、さらに行うことが好ましい。口金前駆体22としては、その接合面に残留する応力が、極力ゼロに近いことが好ましいため、このような方法で口金前駆体22に再熱処理を行い、接合面に残留する応力をより小さく(100MPa以下に)することが好ましい。
上述した加熱の温度、降温速度、及び降温を終了する温度については、第一部材23や第二部材24の材質、またその大きさ等によって適宜選択することができる。例えば、第二部材24が鉄合金の場合には、上述した加熱温度は、900〜1200℃であることが好ましく、1000〜1150℃であることがさらに好ましい。また、降温速度は、0.1〜100℃/minであることが好ましく、1〜10℃/minであることがさらに好ましい。また、降温を終了する温度については、三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を開始する温度であればよいが、その温度よりさらに低い温度、例えば、室温等まで降温してもよい。
次に、得られた口金前駆体22に対して、一方の面27にハニカム形状のスリット25を形成し、他方の面28にスリット25と連通し、成形原料を導入するための裏孔26を形成してハニカム構造体成形用口金21を製造する。このスリット25と裏孔26とを形成する工程は、従来のハニカム構造体成形用口金を製造する方法に準じて行うことができる。例えば、スリット25は、ダイヤモンド砥石による研削加工や放電加工(EDM加工)によって形成することができ、裏孔26は、レーザー加工やドリル加工、電解加工等によって形成することができる。
なお、本実施の形態のハニカム構造体成形用口金の製造方法においては、図6に示すように、第一部材23と第二部材24とを接合する前に、裏孔26の少なくとも一部及び/又はスリット25の一部を、第一部材23と第二部材24の少なくとも一方に形成してもよい。なお、図6においては、接合前の第二部材24に裏孔26を形成し、その第二部材24と第一部材23とを接合する工程を示している。このように、裏孔26やスリット25を口金基体21に形成する際には、第一部材23と第二部材24とを接合する前にその少なくとも一部を形成してもよい。特に、図6に示すように、接合前の第二部材24に裏孔26の少なくとも一部を形成することによって、裏孔26の形成工程をより簡便にすることができる。さらに、予め裏孔26を形成した後に、その第二部材24にCVD等のコーティングを行うことによって耐摩耗性を向上させることもできる。また、図7に示すように、裏孔26を第二部材24に完全な状態では形成せずに、第一部材23との接合を行った後に裏孔26を貫通させて完成させてもよい。
また、図8に示すように、接合前の第二部材24に対して、裏孔26と、スリット25の一部とを予め形成してもよい。このように構成することによって、接合後の口金前駆体22においては、第一部材23のみにスリット25を加工するだけでよく、口金前駆体22に対する加工の工程が格段に容易になる。また、このようにスリット25の一部を予め形成する場合には、第二部材24に形成するスリット25aを本来のスリット25よりも多少幅が広くなるように形成して、裏孔26からスリット25へと移行する部分を、成形原料を支障なく滑らかに移動させるためのしぼり部として利用してもよい。
さらに、図示は省略するが、接合前の第一部材に対して、裏孔やスリットの一部を形成し、その後に第一部材と第二部材とを接合して口金前駆体を形成してもよい。このように、予め裏孔の少なくとも一部及び/又はスリットの一部を形成する場合には、第一部材と第二部材とのどちらに対して形成してもよい。もちろん、第一部材と第二部材との両方に対して形成してもよい。
もちろん、図5に示すように、第二部材24に予め裏孔26等を形成せずに、第一部材23と第二部材24とを積層して接合した口金前駆体22を得た後に、第一部材23側(一方の面27側)にスリット25を形成するとともに、第二部材24側(他方の面28側)に裏孔26を形成してもよい。
以上のようにして、図1に示すようなハニカム構造体成形用口金1を簡便に製造することができる。このような製造方法によれば、第一部材23と第二部材24との接合面に残留する引張、及び圧縮応力を簡便に調整することができ、その引張、及び圧縮応力が1000MPa以下となる口金前駆体22を確実に得ることができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
二つの面を有し、一方の面にハニカム形状のスリットが形成されるとともに、他方の面にスリットと連通し、成形原料を導入するための裏孔が形成された口金基体を備え、裏孔に導入した成形原料をスリットから押出してハニカム構造体を成形するハニカム構造体成形用口金を製造した。実施例1のハニカム構造体成形用口金においては、この口金基体となる口金前駆体としては、WC−16質量%Coの超硬合金から構成された第一部材と、SUS630(C;0.07以下,Si;1.00以下,Mn;1.00以下,P;0.040以下,S;0.030以下,Ni;3.00〜5.00,Cr;15.50〜17.50,Cu;3.00〜5.00,Nb+Ta;0.15〜0.45,Fe;残部(単位は質量%))から構成された第二部材とが、互いの接合面における引張、及び圧縮応力が500MPaとなるように積層して接合されたものを用いた。
なお、第一部材の形状は、その面の大きさが80mm×80mmの正方形で、厚さ2.5mmであり、第二部材の形状は、その面の大きさが80mm×80mmの正方形で、厚さが15mmである。また、この口金基体は、第二部材を構成する合金(SUS630)に約0.1mmの深さで浸透したろう材層を有している。本実施例においては、第一部材と第二部材を接合する前に、第二部材に裏孔とスリットの一部を形成し、第一部材と第二部材を接合した後に第一部材にスリットを形成してハニカム構造体成形用口金を製造した。
裏孔は、格子状のスリットの交点に位置するように、開口径約1mmで第二部材に形成した。また、スリットは、ダイヤモンド砥石によって四角形の格子状に形成した。スリットの幅は約100μm、深さは約2.5mmとし、隣接するスリット相互の間隔は約1000μmとした。
実施例1のハニカム構造体成形用口金においては、口金前駆体にスリットを形成した後の、スリットの幅の変形量は10%以下であり、成形精度の観点からは問題ない程度であり、口金前駆体の接合面に残留する引張、及び圧縮応力が500MPa以下であることにより、スリットの幅の変形が抑制されていることが確認できた。同様の口金前駆体において、再熱処理を施すと応力は50MPa以下となり、スリット幅の変形量は1%以下となった。また、耐摩耗性については、10000mの押出し成形を行って、約2μmのスリット幅増が観測された。
(比較例1)
その全てがSUS630から構成された口金前駆体を用い、実施例1のハニカム構造体成形用口金と同様の形状のハニカム構造体成形用口金を製造した。実施例1と同様の条件で、1000mの押出し成形を行ったところ、約10μmのスリット幅増が観測され、実施例1のハニカム構造体成形用口金と比較して約50倍の早さでスリット幅増が進行していた。
本発明のハニカム構造体成形用口金は、高度な成形性を実現するとともに、耐摩耗性に優れており、高度な成形性を実現することができる。特に、口金基体のスリットが形成された部分の耐摩耗性に優れていることから、成形するハニカム構造体の低コスト化を実現することができる。また、本発明のハニカム構造体成形用口金の製造方法は、上述したハニカム構造体成形用口金を簡便に製造することができる。
本発明のハニカム構造体成形用口金の一の実施の形態を模式的示す斜視図である。 図1に示すハニカム構造体成形用口金を平面Aで切断した断面を示す断面図である。 図1に示すハニカム構造体成形用口金によって押出成形されたハニカム構造体を示す斜視図である。 本発明のハニカム構造体成形用口金の他の実施の形態を示す断面図である。 本発明のハニカム構造体成形用口金の製造方法の一の実施の形態における口金前駆体を製造する工程の一例を示す説明図である。 本発明のハニカム構造体成形用口金の製造方法の一の実施の形態における口金前駆体を製造する工程の他の例を示す説明図である。 本発明のハニカム構造体成形用口金の製造方法の一の実施の形態における口金前駆体を製造する工程の他の例を示す説明図である。 本発明のハニカム構造体成形用口金の製造方法の一の実施の形態における口金前駆体を製造する工程の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1…ハニカム構造体成形用口金、2…口金基体、3…第一部材(板状部材)、4…第二部材(板状部材)、5…スリット、6…裏孔、7…面(一方の面)、8…面(他方の面)、9…接合面、10…ろう材層、12…ハニカム構造体、13…隔壁、14…セル、21…ハニカム構造体成形用口金、22…口金前駆体、23…第一部材、24…第二部材、25,25a…スリット、26…裏孔、27…面(一方の面)、28…面(他方の面)。

Claims (12)

  1. 二つの面を有し、一方の面にハニカム形状のスリットが形成されるとともに、他方の面に前記スリットと連通し、成形原料を導入するための裏孔が形成された口金基体を備え、前記裏孔に導入した前記成形原料を前記スリットから押出してハニカム構造体を成形するハニカム構造体成形用口金であって、
    前記口金基体が、二つの板状部材を積層して接合した口金前駆体に前記スリットと前記裏孔とが形成されたものであり、
    前記口金前駆体を構成する前記二つの板状部材が、前記口金基体の前記一方の面側となる、少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された第一部材と、前記口金基体の前記他方の面側となる、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された第二部材とであり、前記口金前駆体を構成する前記二つの板状部材の、互いの接合面における引張、及び圧縮応力が1000MPa以下であるハニカム構造体成形用口金。
  2. 前記第一部材を構成する前記炭化タングステン基超硬合金が、炭化タングステンを、鉄、コバルト、ニッケル、チタン、及びクロムからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属で焼結したものである請求項1に記載のハニカム構造体成形用口金。
  3. 前記第二部材を構成する前記金属体が、鉄、チタン、ニッケル、銅、及びアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を含むものである請求項1又は2に記載のハニカム構造体成形用口金。
  4. 前記第一部材の厚さに対する、前記第二部材の厚さの割合が、0.1〜200である請求項1〜3のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金。
  5. 前記口金基体が、前記口金前駆体を構成する前記第一部材と前記第二部材との間に配設された及び/又は前記第一部材と前記第二部材との少なくとも一方の内部に浸透したろう材層をさらに有する請求項1〜4のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金。
  6. 前記ろう材層を構成するろう材が、銅、銀、金、ニッケル、及びアルミニウムからなる群から選ばれる少なくとも一つの金属を含むものである請求項5に記載のハニカム構造体成形用口金。
  7. 二つの面を有する板状の口金前駆体の一方の面にハニカム形状のスリットを形成するとともに、その他方の面に成形原料を導入するための裏孔を形成して、ハニカム構造体を押出成形するためのハニカム構造体成形用口金を製造するハニカム構造体成形用口金の製造方法であって、
    少なくとも炭化タングステンを含む炭化タングステン基超硬合金から構成された板状の第一部材と、オーステナイト相の冷却によってマルテンサイト変態、ベイナイト変態、及びパーライト変態の三つの相変態のうちの少なくとも一つの相変態を起こし得る金属体から構成された板状の第二部材とを、前記第二部材がオーステナイト変態を起こす温度以上に加熱した状態で積層して接合し、接合した前記第一部材と前記第二部材とを、所定の降温速度で、前記第二部材が起こし得る前記三つの相変態のうちの前記少なくとも一つの相変態を開始する温度まで降温することにより、前記第一部材と前記第二部材との接合面に残留する引張、及び圧縮応力が1000MPa以下となるように前記第二部材を構成する前記金属体に前記三つの相変態のうちの前記少なくとも一つの相変態を起こさせて、前記第一部材と前記第二部材とが積層して接合した前記口金前駆体を得るハニカム構造体成形用口金の製造方法。
  8. 前記第一部材と前記第二部材とを前記少なくとも一つの相変態を開始する温度まで降温する際の降温速度が、0.1〜100℃/minである請求項7に記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
  9. 得られた前記口金前駆体に、前記接合面に残留する引張、及び圧縮応力が500MPa以下となるように、オーステナイト変態を起こす温度以下の温度領域で、0.1〜100℃/minの速度で昇温又は冷却する再熱処理を、さらに行う請求項7又は8に記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
  10. 前記第一部材と前記第二部材とを積層する際に、その間に箔状のろう材を配設する請求項7〜9のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
  11. 前記第一部材と前記第二部材とを接合する前に、前記裏孔の少なくとも一部及び/又は前記スリットの一部を、前記第一部材と前記第二部材との少なくとも一方に形成する請求項7〜10のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
  12. 前記第一部材と前記第二部材とを積層して接合した前記口金前駆体を得た後に、前記第一部材側にスリットを形成するとともに、前記第二部材側に裏孔を形成する請求項7〜10のいずれかに記載のハニカム構造体成形用口金の製造方法。
JP2004234706A 2004-08-11 2004-08-11 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法 Active JP4426400B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004234706A JP4426400B2 (ja) 2004-08-11 2004-08-11 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
US11/186,970 US7500847B2 (en) 2004-08-11 2005-07-22 Die for forming honeycomb structure and method of manufacturing the same
BE2005/0389A BE1017783A5 (fr) 2004-08-11 2005-08-10 Matrice de moulage d'une structure alveolee et procede de fabrication de celle-ci.
CNB2005100902196A CN100544918C (zh) 2004-08-11 2005-08-10 蜂窝结构体成形用模具及其制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004234706A JP4426400B2 (ja) 2004-08-11 2004-08-11 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006051682A true JP2006051682A (ja) 2006-02-23
JP2006051682A5 JP2006051682A5 (ja) 2006-05-25
JP4426400B2 JP4426400B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=35800274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004234706A Active JP4426400B2 (ja) 2004-08-11 2004-08-11 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7500847B2 (ja)
JP (1) JP4426400B2 (ja)
CN (1) CN100544918C (ja)
BE (1) BE1017783A5 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114089A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Ngk Insulators, Ltd. ハニカム構造体成形用口金、及びその製造方法
WO2007119377A1 (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Ngk Insulators, Ltd. 異種材料接合体の製造方法
WO2008078644A1 (ja) 2006-12-26 2008-07-03 Ngk Insulators, Ltd. ハニカム構造体成形用口金
JP2009184237A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
EP2105272A2 (en) 2008-03-17 2009-09-30 Ngk Insulators, Ltd. Honeycomb structure-forming die and method for manufacturing the same
DE102009042325A1 (de) 2008-09-24 2010-04-15 Ngk Insulators, Ltd., Nagoya Zusammengefügter Artikel und Gussform zur Herstellung einer Wabenstruktur
EP2193900A2 (en) 2008-12-05 2010-06-09 NGK Insulators, Ltd. Die for forming honeycomb structure and manufacturing method of die for forming honeycomb structure
JP2011121236A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体成形用口金
CN103429375A (zh) * 2011-03-25 2013-12-04 日本碍子株式会社 碳化钨基硬质合金接合体及其制造方法
WO2013183612A1 (ja) 2012-06-04 2013-12-12 日本碍子株式会社 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
WO2013183613A1 (ja) 2012-06-04 2013-12-12 日本碍子株式会社 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7748601B2 (en) * 2005-09-28 2010-07-06 General Electric Company Brazed articles, braze assemblies and methods therefor utilizing gold/copper/nickel brazing alloys
KR100680383B1 (ko) * 2005-10-13 2007-02-08 현대자동차주식회사 촉매담체 제작용 금형 제작방법
JP4337882B2 (ja) * 2007-01-16 2009-09-30 株式会社デンソー ハニカム構造体成形用金型の製造方法
JP5242201B2 (ja) * 2008-03-13 2013-07-24 日本碍子株式会社 接合治具およびそれを用いた異種材料接合体の製造方法
JP5255940B2 (ja) * 2008-07-23 2013-08-07 イビデンエンジニアリング株式会社 金型の製造方法及び金型
US8244497B2 (en) * 2009-05-29 2012-08-14 Corning Incorporated Method of solving a process function for manufacturing an extrusion die
US8263895B2 (en) * 2009-08-28 2012-09-11 Corning Incorporated Electro-discharge electrode and method of use
JP2012125882A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体成形口金用電極
CN103717365A (zh) * 2011-08-11 2014-04-09 株式会社放电精密加工研究所 金属模及金属模的制造方法
CN107000248B (zh) * 2014-10-27 2019-12-20 康宁股份有限公司 模具本体装置和方法
EP3377286A1 (en) * 2015-11-20 2018-09-26 Corning Incorporated Extrusion dies for honeycomb body
JP6620082B2 (ja) * 2016-12-15 2019-12-11 日本碍子株式会社 ハニカム構造体の製造方法
JP6747337B2 (ja) * 2017-02-24 2020-08-26 株式会社デンソー ハニカム構造体成形用金型及びハニカム構造体成形用金型の製造方法
EP3748025A4 (en) * 2018-01-31 2021-10-27 Hitachi Metals, Ltd. CARBIDE AND CARBIDE COMPOSITE ROLLER FOR ROLLING
US11780115B2 (en) 2019-11-27 2023-10-10 Corning Incorporated Multi-piece layered honeycomb extrusion dies and methods of making same

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3678570A (en) * 1971-04-01 1972-07-25 United Aircraft Corp Diffusion bonding utilizing transient liquid phase
US4486934A (en) * 1982-01-11 1984-12-11 General Motors Corporation Monolith extrusion die construction method
JPS6099443A (ja) * 1983-11-02 1985-06-03 Ngk Insulators Ltd ハニカム成型用ダイスおよびその製造方法
JPS6347103A (ja) * 1986-08-14 1988-02-27 日本碍子株式会社 ハニカム成型用ダイスおよびその製造方法
JPH0622806B2 (ja) * 1986-08-14 1994-03-30 日本碍子株式会社 ハニカム成型用ダイスおよびその製造方法
US5761787A (en) * 1995-11-30 1998-06-09 Corning Incorporated Method of making bonded pin extrusion die
MX9707729A (es) * 1996-02-13 1998-02-28 Nippon Steel Corp Junta solida que tiene excelente resistencia a la fatiga.
JP4332980B2 (ja) 1999-03-18 2009-09-16 株式会社デンソー ハニカム構造体成形用金型の製造方法
JP2003285308A (ja) 2002-03-28 2003-10-07 Ngk Insulators Ltd ハニカム成形用口金及びこれを用いたハニカム成形用口金治具
JP4327029B2 (ja) * 2004-07-07 2009-09-09 日本碍子株式会社 炭化タングステン基超硬合金接合体の製造方法

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007119377A1 (ja) * 2006-03-15 2007-10-25 Ngk Insulators, Ltd. 異種材料接合体の製造方法
JP5202306B2 (ja) * 2006-03-15 2013-06-05 日本碍子株式会社 口金用の異種材料接合体の製造方法
US7713050B2 (en) 2006-03-31 2010-05-11 Ngk Insulators, Ltd. Die for forming honeycomb structure
WO2007114089A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Ngk Insulators, Ltd. ハニカム構造体成形用口金、及びその製造方法
JPWO2007114089A1 (ja) * 2006-03-31 2009-08-13 日本碍子株式会社 ハニカム構造体成形用口金、及びその製造方法
JP5281899B2 (ja) * 2006-12-26 2013-09-04 日本碍子株式会社 ハニカム構造体成形用口金
WO2008078644A1 (ja) 2006-12-26 2008-07-03 Ngk Insulators, Ltd. ハニカム構造体成形用口金
US8052411B2 (en) 2006-12-26 2011-11-08 Ngk Insulators, Ltd. Die for forming honeycomb structure
JP2009184237A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
EP2105272A2 (en) 2008-03-17 2009-09-30 Ngk Insulators, Ltd. Honeycomb structure-forming die and method for manufacturing the same
US8235699B2 (en) 2008-03-17 2012-08-07 Ngk Insulators, Ltd. Honeycomb structure-forming die and method for manufacturing the same
DE102009042325A1 (de) 2008-09-24 2010-04-15 Ngk Insulators, Ltd., Nagoya Zusammengefügter Artikel und Gussform zur Herstellung einer Wabenstruktur
DE102009042325B4 (de) 2008-09-24 2024-05-02 Ngk Insulators, Ltd. Gussform zur Herstellung einer Wabenstruktur
US8353695B2 (en) 2008-09-24 2013-01-15 Ngk Insulators, Ltd. Die for forming honeycomb structure
JP2011051322A (ja) * 2008-09-24 2011-03-17 Ngk Insulators Ltd 接合体及びハニカム構造体成形用口金
US7997888B2 (en) 2008-12-05 2011-08-16 Ngk Insulators, Ltd. Die for forming honeycomb structure and manufacturing method of die for forming honeycomb structure
JP2010131872A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体成形用口金及びハニカム構造体成形用口金の製造方法
EP2193900A2 (en) 2008-12-05 2010-06-09 NGK Insulators, Ltd. Die for forming honeycomb structure and manufacturing method of die for forming honeycomb structure
JP2011121236A (ja) * 2009-12-09 2011-06-23 Ngk Insulators Ltd ハニカム構造体成形用口金
CN103429375A (zh) * 2011-03-25 2013-12-04 日本碍子株式会社 碳化钨基硬质合金接合体及其制造方法
US9254626B2 (en) 2011-03-25 2016-02-09 Ngk Insulators, Ltd. Bonded object of tungsten carbide-based superhard alloy and process for producing same
WO2013183612A1 (ja) 2012-06-04 2013-12-12 日本碍子株式会社 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
WO2013183613A1 (ja) 2012-06-04 2013-12-12 日本碍子株式会社 ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
US9616637B2 (en) 2012-06-04 2017-04-11 Ngk Insulators, Ltd. Die for forming honeycomb structure and manufacturing method therefor

Also Published As

Publication number Publication date
US7500847B2 (en) 2009-03-10
JP4426400B2 (ja) 2010-03-03
CN100544918C (zh) 2009-09-30
BE1017783A5 (fr) 2009-07-07
CN1733440A (zh) 2006-02-15
US20060034972A1 (en) 2006-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4426400B2 (ja) ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
EP2002949B1 (en) Die for forming a honeycomb structure and method for manufacturing the same
JP5361224B2 (ja) ハニカム構造体成形用口金、及びその製造方法
JP5185501B2 (ja) ハニカム構造体成形用口金の製造方法
JP5897552B2 (ja) 炭化タングステン基超硬合金接合体及びその製造方法
EP2002915A9 (en) Method for fabricating dissimilar material jointed body
EP2103374B1 (en) Joining jig and method for manufacturing a bonded body of different members by using the jig
JP5345487B2 (ja) 接合体及びハニカム構造体成形用口金
JP6110851B2 (ja) ハニカム構造体成形用口金及びその製造方法
JP5513865B2 (ja) 超硬合金接合体及びその製造方法
JP4327029B2 (ja) 炭化タングステン基超硬合金接合体の製造方法
JP4754372B2 (ja) 異種材料接合体の製造方法
JP5162268B2 (ja) ハニカム構造体成形用口金
JP5313851B2 (ja) ハニカム構造体成形用口金

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060329

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4426400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131218

Year of fee payment: 4