JP2006051640A - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ワイパーブレード120でワイピングしても完全には拭き取られずに、若干拭き残しインク600Bが生じる。ザグリ200のザグリ壁面200Aには撥液膜210は形成されていない。このため、ザグリ壁面200Aは、撥液膜が形成されたノズル10の周縁部より、インクが付着しやすい。よって、ザグリ壁面200Aに拭き残しインク650が拭き残り、その他の場所には、拭き残しインク650が拭き残されない。つまり、ノズル10の周縁部に拭き残しインクが、拭き残されないように、ザグリ壁面200Aに積極的に拭き残しインク650を拭き残す構成となっている。したがって、偶然ノズル10の周縁部の拭き残しインクが残って濡れが不均一となり、吐出特性が安定せず、印字品位が低下することがない。
【選択図】 図8
Description
10A ノズル面
112 インクジェット記録ヘッド
160 接着剤
162 粒子
200 ザグリ
202 ザグリ孔
200A ザグリ壁面(ザグリの壁面)
210 撥液膜
210A 非膜部
220 ザグリプレート
220A 突起部
400 ザグリプレート
Claims (16)
- インクを吐出するノズルと、前記ノズルの周囲に形成されたザグリと、を備えたインクジェット記録ヘッドにおいて、
少なくとも前記ノズルの周縁部には、前記インクを弾く撥液膜が形成され、
前記ザグリの壁面には前記撥液膜が形成されていない領域を有することを特徴とするインクジェット記録ヘッド。 - 前記撥液膜が形成されていない領域は、前記ザグリの壁面の全周にわたって繋がって存在することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記ノズルと前記撥液膜が形成されたノズル面にザグリプレートが接合され、前記ザグリプレートに前記サグリとなるザグリ孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記ノズル面の前記ザグリプレートと接合する領域の前記撥液膜は、部分的に除去され、該ノズル面が部分的に露出する非膜部を有していることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記ザグリプレートは、前記ノズル面との接合面に該ノズル面の前記撥液膜を貫通する複数の突起部を備えることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記ザグリプレートと前記ノズル面とは接着剤で接合され、前記接着剤には前記ノズル面の前記撥液膜を貫通する粒子が混合されていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記ノズル面と前記ザグリプレートとは、熱膨張率が略等しい材質であることを特徴とする請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
- 前記ノズル面と前記ザグリプレートとは、同材質であることを特徴とする請求項7項に記載のインクジェット記録ヘッド。
- インクを吐出するノズルと、前記ノズルの周囲に形成されたザグリと、を備えたインクジェット記録ヘッドの製造方法において、
前記ノズルが形成されるノズル面に前記インクを弾く撥液膜を形成する第1工程と、
前記ノズル面に前記ノズルを形成する第2工程と、
ザグリプレートに撥液膜を形成する第3工程と、
前記ザグリプレートに前記ザグリとなるザグリ孔を形成する第4工程と、
前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合する第5工程と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。 - インクを吐出するノズルと、前記ノズルの周囲に形成されたザグリと、を備えたインクジェット記録ヘッドの製造方法において、
前記ノズルが形成されるノズル面に前記インクを弾く撥液膜を形成する第1工程と、
ザグリプレートに撥液膜を形成する第2工程と、
前記ザグリプレートに前記ザグリとなるザグリ孔を形成する第3工程と、
前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合する第4工程と、
前記ノズル面に前記ノズルを形成する第5工程と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。 - インクを吐出するノズルと、前記ノズルの周囲に形成されたザグリと、を備えたインクジェット記録ヘッドの製造方法において、
前記ノズルが形成されるノズル面に前記インクを弾く撥液膜を形成する第1工程と、
前記ノズル面に前記ノズルを形成する第2工程と、
ザグリプレートに撥液膜を形成する第3工程と、
前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合する第4工程と、
前記ザグリプレートに前記ザグリとなるザグリ孔を形成する第5工程と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。 - インクを吐出するノズルと、前記ノズルの周囲に形成されたザグリと、を備えたインクジェット記録ヘッドの製造方法において、
前記ノズルが形成されるノズル面に前記インクを弾く撥液膜を形成する第1工程と、
ザグリプレートに撥液膜を形成する第2工程と、
前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合する第3工程と、
前記ノズル面に前記ノズルと、前記ザグリプレートに前記ザグリとなるザグリ孔と、を形成する第4工程と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。 - 前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合する前記第3工程、前記第4工程、又は前記第5工程は、
前記ノズル面の前記ザグリプレートと接合する領域の前記撥液膜を部分的に除去し、前記ノズル面が露出する非膜部を形成した後、前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。 - 複数の突起部を有する工具を前記ノズル面に圧接し、前記突起部で前記撥液膜を部分的に破壊して除去し、前記非膜部を形成することを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
- 前記ザグリプレートは、前記ノズル面との接合面に該ノズル面の前記撥液膜を貫通する複数の突起部を備え、
前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合する前記第3工程、前記第4工程、又は前記第5工程は、
前記ザグリプレートを前記ノズル面に圧接し、前記突起部を前記撥液膜に部分的に貫通させ、前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。 - 前記ザグリプレートと前記ノズル面とは前記ノズル面の前記撥液膜を貫通する粒子が混合された接着剤で接合され、
前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合する前記第3工程、前記第4工程、又は前記第5工程は、
前記ザグリプレートと前記ノズル面との間に前記接着剤を塗付して前記ザグリプレートを前記ノズル面に圧接し、前記粒子を前記撥液膜に部分的に貫通させ、前記ザグリプレートを前記ノズル面に接合することを特徴とする請求項9から請求項12のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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