JP2006082394A - インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クロストークを抑制する。
【解決手段】 長い共通インク流路14ほど幅広とし、また、ダンパープレート120の膜厚を薄くし音響容量を大きくしている。更に、インクプール70の隣合う共通インク流路14の間の領域70A,70B,70Cの音響容量を、隣り合う共通インク流路14の音響容量の和より大きくし、隣合う共通インク流路14間に圧力波が伝わりにくくしている。また、各共通インク流路14の長さを全て異ならせて各共通インク流路14の共振周波数を異ならせ、共振を防止している。以上のようにして、クロストークを防止している。
【選択図】 図5

Description

本発明は、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置はインクジェット記録ヘッドを主走査方向に往復させ、また記録用紙等を複走査方向に搬送させて、複数のノズルから選択的にインク滴を吐出させることで記録用紙等に文字や画像を印刷する。インクジェット記録ヘッドは各イジェクタの圧力室を加圧してノズルからインク滴を吐出している。
さて、近年、インクジェット記録装置は高速化の傾向が強まっている。このためインクジェット記録ヘッドを長尺化し、インクジェット記録ヘッド、一つあたりのノズル数を増やしてマトリックス状に行列配置することで、より短時間に広い領域に画像形成することが可能なインクジェット記録ヘッドが作られている。
このようにノズルをマトリックス状に配置する場合、インク供給部から導入したインクは、まず、本流に流れ、本流から支流へ流れていく。そして、支流に接続し、ノズルや圧力室等で構成されたイジェクタに、インクが供給される構成となっているインクジェット記録ヘッドがある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2001−232793号公報 特開2002−307676号公報 特開2003−226007号公報
しかしながら、インクジェット記録ヘッドの小型化や強度のため、支流の幅を狭くすると支流の音響容量が小さくなる。このため、あるノズルからインク滴が吐出した際の圧力波の反射・伝播によって、他のノズルのインク滴の吐出特性(インク滴量、インク滴速度、吐出周波数など)に影響を与える、所謂クロストークが顕著になる。
また、異なる支流間に圧力波が伝わったり、あるいは支流同士が共振したりすることで、異なる支流に接続されたイジェクタ間でもクロストークが顕著となることもある。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、クロストークを抑制することを目的とする。
請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、複数の前記支流が接続し、該支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、を有し、前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置され、接続されたイジェクタ数が異なる支流を、1つ以上備えるインクジェット記録ヘッドであって、イジェクタ数が多い支流ほど、音響容量を大きくしたことを特徴としていている。
請求項1に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタを備えている。1つ又は複数のイジェクタが支流に接続している。複数の支流は本流に接続している。そして、イジェクタが二次元状にマトリックス配置され、接続されたイジェクタ数が異なる支流を、1つ以上備えている。
接続されるイジェクタ数が多いと、これらイジェクタが同時に吐出した場合の圧力波の反射は重なって大きくなる。このとき支流の音響容量が小さいと、圧力波を吸収できずに、支流内・外へ伝播してしまう。このため、あるイジェクタと同じ支流に接続された他のイジェクタのインク滴の吐出特性(インク滴量、インク滴速度、吐出周波数など)が影響を受ける、所謂クロストークが顕著になる。
したがって、イジェクタ数が多い支流ほど、音響容量を大きくし、クロストークを抑制している。
請求項2に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項1に記載の構成において、接続されたイジェクタ数が多い前記支流ほど、該支流の幅を広くしたことを特徴としている。
請求項2に記載のインクジェット記録ヘッドは、接続されたイジェクタ数が多い支流ほど支流の幅を広くして音響容量を大きくし、クロストークを抑制している。
なお、支流の幅を広くすると、インクジェット記録ヘッド全体として、大型化し、また、空間(支流)部分が多くなると強度も低下する。しかし、接続されたイジェクタ数が大きい支流ほど幅を広くし、イジェクタ数が少ない支流は幅を広くしていないので、インクジェット記録ヘッド全体として、必要以上に大型化することがなく、また強度も低下しない。
請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記支流の一部を構成し、該支流のインクに伝播した圧力波を吸収する膜状のダンパーを備え、接続されたイジェクタ数が多い前記支流ほど、前記支流の前記ダンパーの膜厚を薄くしたことを特徴としている。
請求項3に記載のインクジェット記録ヘッドは、支流中のインクに伝播した圧力波を吸収する膜状のダンパーが支流の一部を構成している。そして、接続されたイジェクタ数が多い支流ほど、支流のダンパーの膜厚を薄くして音響容量を大きくし、クロストークを抑制している。
なお、ダンパーの膜厚を薄くするとインクジェット記録ヘッドの強度が低下する恐れがある。しかし、接続されたイジェクタ数が多い支流ほどダンパーを薄くし、イジェクタ数が小さい支流はダンパーを薄くしていないので、インクジェット記録ヘッド全体として、必要以上に強度が低下しない。
請求項4に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、複数の前記支流が接続し、前記支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、を有し、前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置されたインクジェット記録ヘッドであって、前記本流において、隣合う前記支流間の間の領域の音響容量を、前記隣合う二つの支流の音響容量の和よりも大きくしたことを特徴としている。
請求項4に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタを備えている。1つ又は複数のイジェクタが支流に接続している。複数の支流は本流に接続している。そして、イジェクタが二次元状にマトリックス配置されている。
そして、本流において、隣合う支流間の間の領域の音響容量を、隣合う二つの支流の音響容量の和よりも大きくしている。このため、両支流から伝播してきた圧力波の最大分を本流のダンパー効果で吸収できるので、隣り合う支流に接続されたイジェクタ間のクローストークが抑制される。
請求項5に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項4に記載の構成において、接続されたイジェクタ数が異なる前記支流を1つ以上備え、前記支流は、イジェクタ数の多い順番に並んで前記本流に接続し、前記本流は、イジェクタ数の多い支流側に向かって音響容量を大きくしたことを特徴としている。
請求項5に記載のインクジェット記録ヘッドは、接続されたイジェクタ数が異なる支流を1つ以上備え、イジェクタ数の多い順番に並んで本流に接続している。
支流に接続されているイジェクタ数が異なると、例えば、支流で全吐出したときの反射波の大きさが異なる。このため、イジェクタ数が多い支流側に向かって、本流の音響容量を大きくし、且つ、隣合う支流間の間の領域の音響容量を、隣合う二つの支流の音響容量の和よりも大きくしている。よって、請求項4と同様に、隣合う支流に接続されたイジェクタ間のクローストークを抑制している。
また、支流を、イジェクタ数の多い順番に並べて本流に接続し、支流のイジェクタ数が多い支流側に向かって本流の音響容量を大きくしているので、イジェクタ数が少ない支流同士の領域の本流の音響容量を小さくできる。よって、インクジェット記録ヘッド全体として、必要以上に大型化することもなく、また、強度も低下しない。
請求項6に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項5に記載の構成において、前記本流は、イジェクタ数が大きい支流側に向かって幅広としたことを特徴としている。
請求項6に記載のインクジェット記録ヘッドは、本流をイジェクタ数が多い支流側に向かって幅広とすることで、請求項5と同様の作用を奏す。
請求項7に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、複数の前記支流が接続し、前記支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、を有し、前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置されたインクジェット記録ヘッドであって、隣り合う前記支流は、異なる共振周波数としたことを特徴としている。
請求項7に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタを備えている。1つ又は複数のイジェクタが支流に接続している。複数の支流は本流に接続している。そして、イジェクタが二次元状にマトリックス配置されている。
さて、支流の共振周波数が等しいと、共振のため異なる支流間に接続されたイジェクタ間でクロストークが顕著となる。したがって、隣り合う支流は共振周波数を異ならせて共振を防止し、クロストークを抑制している。
請求項8に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項7に記載の構成において、前記本流を共用する全ての支流の共振周波数を異ならせたことを特徴としている。
請求項8に記載のインクジェット記録ヘッドは、本流を共用する全ての支流の共振周波数を異ならせている。よって、隣合う支流以外の支流に接続されたイジェクタ間でもクロストークが抑制される。
請求項9に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項7又は請求項8に記載の構成において、前記支流の音響容量を変えて、共振周波数を異ならせたことを特徴としている。
請求項9に記載のインクジェット記録ヘッドは、支流の音響容量を変えて、共振周波数を異ならせ、クロストークを抑制している。
請求項10に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、複数の前記支流が接続し、前記支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、を有し、前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置されたインクジェット記録ヘッドであって、前記本流の共振周波数と前記支流の共振周波数とを異ならせたことを特徴としている。
請求項10に記載のインクジェット記録ヘッドは、ノズルからインク滴を吐出するイジェクタを備えている。1つ又は複数のイジェクタが支流に接続している。複数の支流は本流に接続している。そして、イジェクタが二次元状にマトリックス配置されている。
さて、本流と支流の共振周波数が等しいと本流が共振し、本流を介して異なる支流に接続されたイジェクタ間でクロストークが顕著となる。したがって、本流の共振周波数と支流の共振周波数とを異ならせて、本流と支流との共振を防止し、クロストークを抑制している。
請求項11に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項1から請求項10に記載の構成において、前記イジェクタは、前記ノズルと、前記ノズルに接続した圧力室と、前記圧力室に接して該圧力室内のインクを加圧し、前記ノズルからインク滴を吐出させるアクチュエータと、前記圧力室と前記支流とに接続し、該支流から該圧力室へインクを供給するインク供給路と、を有することを特徴としている。
請求項12に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項11に記載の構成において、前記アクチュエータは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する圧電素子を備えることを特徴としている。
請求項13に記載のインクジェット記録ヘッドは、請求項11に記載の構成において、前記アクチュエータは、前記圧力室内のインクを加熱し発泡させることで加圧する発熱抵抗体を備えることを特徴としている。
請求項14に記載のインクジェット記録装置は、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを使用したことを特徴としている。
請求項14に記載のインクジェット記録装置は、クロストークが抑制されたインクジェット記録ヘッドを備えているので、高速で画像品質の良好な画像形成が可能である。
以上説明したように本発明によれば、クロストークを抑制するという効果がある。
図3に示すように、インクジェット記録ヘッド112は、図示しないインクタンクに繋がるインク供給部72から導入されたインクが充填されるインクプール70を二つ備えている。この各インクプール70は10箇所の連通部80から、略直方体形の共通インク流路14が、それぞれ平行に同一平面上に10本伸びている。つまり、インクプール70を本流とすれば、共通インク流路14は、本流であるインクプール70から分岐した支流となっている。なお、本実施形態では、二つのインクプール70から10本の共通インク流路14が延びた構成としたが、インクプール70は1つであっても良いし、3つ以上であっても良い。また、共通インク流路14も2本以上であれば良い。
共通インク流路14は、並びの一方側は長く、他方側に向かって徐々に短くなっていっている。そして、共通インク流路14には、その長さが長いほど、多くのイジェクタ60が接続している。つまり、長い共通インク流路14には多数のイジェクタ60が接続し、短くなるにつれ、接続するイジェクタ60も減少している。また、接続するイジェクタ60数の順番に並んでいる。そして、二つのインクプール70を対向して並べると、長さの異なる共通インク流路14同士が対向している。また、インクプール70は、長い共通インク流路14方向に幅広となった形状をしている。
このような構成とすることで、インクジェット記録ヘッド112全体を平面視するとイジェクタ60がマトリックス状に多数、配置される。なお、図3は判りやすくする為、イジェクタ60を一部のみ図示している。また、図4は、図3の共通インク流路14の流末端部の拡大図である。
図1と図2とに示すように各イジェクタ60は、インク滴を吐出するノズル10と、ノズル10からインク滴を吐出させ、インクの吐出方向から平面視したとき六角形形状をした圧力室12と、を備えている。そして、ノズル10と圧力室12とを連通するノズル連通室16と、共通インク流路14の開口部20と圧力室12とを連通するインク供給路18とを備えている。
更に、圧力室12の上面には振動板34が接着され、振動板34の上面には圧電素子36が接着され、圧電素子36の上面にはボール半田40を介して配線基板38が接合されている。
また、共通インク流路14の底面はダンパープレート120で構成され、ダンパープレート120とノズルプレート22との間には空洞部124が設けられている。そして、ダンパープレート120と空洞部124とで、共通インク流路14の中のインクに伝わった圧力波をダンパープレート120が撓んで吸収するエアダンパー126を構成している。
なお、本発明での支流の幅は、このダンパープレート120部分の幅を示す。また、インクジェット記録ヘッドの構造によっては、空洞部124が無く、ダンパープレート120がノズルプレート22と同一の場合もある。
つぎに、本実施形態のインクジェット記録ヘッド112の製造方法の概要を説明する。
インクジェット記録ヘッド112は、各インク流路等になる孔が形成された複数のプレートを積層し、その孔によって構成された空間が各インク流路等になる。
具体的には、ノズル10が形成されるノズルプレート22と、ノズル連通室16が形成され共通インク流路14の底面を構成するダンパープレート120と、ノズル連通室16と空洞部124とが形成されたスペーサプレート122と、ノズル連通室16と共通インク流路14とを形成する共通インク流路プレート24、26と、ノズル連通室16と共通インク流路14の開口部20とインクプール70とを形成するスループレート28と、インク供給路18とインクプール70が形成されたインク供給路プレート30と、圧力室12とインクプール70が形成された圧力室プレート32と、を順番に積層し接合する。
次に、ノズルプレート22の表面に撥水コート膜を被覆すると共に、エキシマレーザにてノズル10を開ける。そして、ノズル10を形成後に圧力室プレート32に振動板34を接着する。
尚、ノズルプレート22及びダンパープレート120の材質はポリイミドであり、その他のプレートの材質はSUSである。
次に、別途、剥離可能な接着剤、例えば接着後に所定の温度で加熱すると、発泡して接着力が大幅に低下する性質を有する熱発泡性接着フィルムを介して図示しない固定基板に接着された、図示しない圧電プレートに、例えばサンドブラスト加工を用いて、マトリックス状に配列された圧電素子36を作成する。
この固定基板上にマトリックス状に作成された圧電素子36の固定基板が接着された逆の面を、前述した流路プレートユニットの振動板34の面に接着する
尚、圧電プレートの両面には、電極層として第1及び第2電極層がスパッタリングなどで予め形成されており、共通電極として兼用する振動板34と導電性接着剤で接着することで、第一電極層、すなわち圧電素子36と振動板34とは電気的にも接続される。
つづいて、固定基板を加熱して熱発泡性接着フィルムの接着力を低減させ、固定基板を剥離する。
剥離後、各圧電素子36毎にボール半田40を形成した配線基板38を圧電素子36と接合する。前述したように圧電素子36の両面には第1及び第2電極層が形成されているので、第2電極層、すなわち圧電素子36と配線基板38とは電気的に接続される。
このような製造方法によって本実施形態のインクジェット記録ヘッド112が完成する。
インクジェット記録ヘッド112は、図3に示すように、インクタンク(図示省略)のインクが、インク供給部72からインクプール70に充填される。インクプール70に充填後、各連通部80から各共通インク流路14に充填されていく。共通インク流路14に充填された後、図1(B)の矢印Fのように共通インク流路14の開口部20からインク供給路18を通って各圧力室12とノズル連通室16とにインクが充填され、ノズル10において表面が圧力室12側に僅かに凹んだメニスカス(図示省略)を形成する。
このようにインクが充填された状態で、例えばボール半田40から振動板34へと通電することで圧電素子36がたわみ、振動板34を介して圧力室12のインクが加圧され、ノズル10からインク滴が吐出する。
つぎに、本実施形態のインクジェット記録ヘッド112を使用したインクジェット記録装置について説明する。図13は、インクジェット記録ヘッド112を備えたインクジェット記録装置102の部分断面斜視図である。
インクジェット記録装置102はインクジェット記録ヘッド112を搭載するキャリッジ104、キャリッジ104を主走査方向Mに走査する為の主走査機構106、記録媒体としての記録用紙Pを副走査方向Sに走査する為の副走査機構108、及びメンテナンスステーション110等を含んで構成されている。
インクジェット記録ヘッド112は、ノズル10が形成されたノズルプレート22(図2参照)が、記録用紙Pと対向するようにキャリッジ104上に搭載されており、主走査機構106によって主走査方向Mに移動されながら記録用紙Pに対してインク滴を吐出することにより、一定のバンド領域BEに対して画像の記録を行う。主走査方向Mへの1回の移動が終了すると、副走査機構108によって記録用紙Pが副走査方向Sに搬送され、再びキャリッジ104を主走査方向Mに移動させながら次のバンド領域BEを記録する。こうした動作を複数回繰り返すことにより、記録用紙Pの全面にわたって画像記録を行うことができる。
図13と図14とに示すように、メンテナンスステーション110は印字範囲外に設けられている。また、メンテナンスステーション110には、キャップ50や図示しないダミージェット受け部、クリーニングブレード等を備えており、ダミージェット動作、クリニーニング動作、インクの吸引動作等のメンテナンス動作を所定のタイミングで行う。
尚、インクの吸引動作とは、インクジェット記録ヘッド112のノズル10からインクを吸引することで、例えば、インクジェット記録ヘッド内の気泡の排出を行い、吐出特性を回復する動作のことをいう。
具体的には、図14(B)に示すように、メンテナンスステーション110のキャップ50上に搬送されたインクジェット記録ヘッド112のノズル面10Aに、図示しない昇降機構によってキャップ50を密着させ、図示しないポンプによって、ノズル10からインクを吸引し、吐出特性の回復を行う。
ノズル10から吸引したインクは廃インクタンク(図示省略)に送られ回収される。廃インクに回収されたインクは再利用されない。
なお、上記実施の形態では、インクジェット記録ヘッド112をキャリッジ104によって搬送しながら記録を行ったが、これに限定されるものではない。例えば、ノズルを記録媒体の全幅にわたって配置し、インクジェット記録ヘッドは固定して、記録媒体のみを搬送しながら記録を行っても良い。
さて、あるノズル10からインク滴が吐出すると、その吐出の際に発生する圧力波が、他のノズルの吐出特性(インク滴量、インク滴速度、吐出周波数など)に影響を与える、所謂、クロストークが発生する。そして、支流である共通インク流路14に接続されたイジェクタ60の数が多くなるほど、共通インク流路14が長くなっているので、全体の音響容量は大きなるものの、一斉吐出した際の圧力波の重ね合わせのため、イジェクタ60の数が少なく、短い共通インク流路14に比べて、圧力波が減衰せずに共通インク流路14の中を伝わりやすいので、クロストークが顕著となる。
本実施形態のように、多数のイジェクタ60をマトリックス配置した構成であると、インクジェット記録ヘッド112の小型化や、強度上、空洞部分を少なくし、また、本実施形態のように各プレートを積層して接着する場合は接着面積も広くしたいので、できるだけ共通インク流路14の幅を狭くし、また、強度上、ダンパープレート120の膜厚もできるだけ厚くしたい要望がある。しかし、共通インク流路14の幅を狭くし、また、ダンパープレート120の膜厚を厚くすると、共通インク流路14の音響容量が小さくなり、クロストークが顕著になる。特に、前述したように、接続しているイジェクタ60が多い共通インク流路14ほど、クロストークが顕著になる。
なお、共通インク流路14の音響容量cdは、共通インク流路14(支流)の長さをL、共通インク流路14(支流)の幅をw、共通インク流路14(支流)の深さをd、ダンパープレート120の膜厚をt、ダンパープレート120のヤング率E、ダンパープレート120のポアソン比をν(図5参照)とすると、
Cd=L・W5・(1−ν2)/60・E・t3
となる。
さて、本実施形態では、インクジェット記録ヘッド112の小型化や強度上の問題に対応しつつ、クロストークを抑制している。
具体的には、図5(A)に示すように、接続されたイジェクタ60が多い共通インク流路14ほど幅広とし、又は/且つ、図5(B)に示すように、接続されたイジェクタが多い共通インク流路14ほど、ダンパープレート120の膜厚を薄くし、音響容量を大きくしている。
なお、上述した図5をはじめ、図6から図9は、共通インク流路14は4本のみ示す等、模式的に描いている。また、判りやすくする為、図3,図4,図10では、共通インク流路14の幅を変えて描いていない。
このように、接続されたイジェクタ60が多い共通インク流路14ほど、音響容量を大きくしている。換言すると、接続されたイジェクタ60が少ない共通インク流路14は幅狭とし、また、ダンパープレート120の膜厚を厚くし、インクジェット記録ヘッド112全体が必要以上に大型化したり、強度が低下することに対応している。
さて、共通インク流路14の幅、イジェクタ60の数、及びクロストーク量の関係を示したものが図11のグラフである。なお、駆動周波数は約18kHz,インク滴量は約20plである。また、クロストーク量はノズル10のメニカスが振動し続ける程度を指標とし、800以下が良いとされている。
図11のグラフで判るように、共通インク流路14を幅広とするほどクロストーク量が減少することがわかる。つまり、接続されるイジェクタ60の数が多くても幅広とすることで、クロストーク量を800以下にすることができる。
また、幅が狭くて長く、また、多数のイジェクタが接続された共通インク流路14は、流路抵抗が小さくなる。そして、インクジェット記録ヘッド112のインクの充填時やメンテナンスなどで、ノズルからインクを吸引し気泡を排出する際(図14(B)参照)などに、流路抵抗の大きな共通インク流路14に必要なインクの流速を与えると、流路抵抗の小さな共通インク流路14は必要とするインクの流量以上のインクが流れてしまう。よって、インクジェット記録ヘッド112全体として吸引するインクの流量が増大する。
しかし、接続されたイジェクタ60が多くて長い共通インク流路14ほど幅広とし、流路抵抗を調整しているので、必要以上の流量が流れない。よって、インクジェット記録ヘッド112全体として吸引するインクの流量が増大していない。
図12のグラフは、イジェクタ60の数(共通インク流路14の長さ)、共通インク流路14の幅、及び流路抵抗の関係を示したものである。なお、流路抵抗は比で示し、1以下が支障にならない抵抗値である。図12のグラフから判るように、接続されたイジェクタ60の数が同じでも、共通インク流路14を幅広とすると流路抵抗が小さくなることが判る。なお、本実施形態では、各共通インク流路14の幅を調整し、流路抵抗を1以下としている。
なお、イジェクタ60の数が多い共通インク流路14ほど、音響容量を大きくする方法は、上記以外の方法であっても良い。
例えば、第1の変形例として、図6に示すように、共通インク流路214に凸部214Aを形成し、この凸部214Aの数で共通インク流路214の音響容量を調整しても良い。あるいは、第2の変形例として、図7に示すように、共通インク流路314の深さdを変えて、共通インク流路314の音響容量を調整しても良い。
また、第3の変形例として、図8に示すように、ダンパープレート220の膜厚を階段上に薄くしても良いし、第4の変形例として、図9に示すように、ダンパープレート320の膜厚を斜めに傾斜した構成としても良い。
さて、クロストークは、異なる共通インク流路14に接続されたイジェクタ60間にも発生する。よって、本実施形態では、更に、次のようにして、異なる共通インク流路14に接続されたイジェクタ60間のクロストークを抑制している。
図5(A)に示すようにインクプール70の隣合う共通インク流路14の間の領域70A,70B,70Cの音響容量を、隣り合う共通インク流路14の音響容量の和より大きくしている。
具体的には、共通インク流路14Aと共通インク流路14Bの音響容量の和より領域70Aの音響容量を大きく、共通インク流路14Bと共通インク流路14Cの音響容量の和より領域70Bの音響容量を大きく、共通インク流路14Cと共通インク流路14Dの音響容量の和より領域70Cの音響容量を大きくしている。
このような構成とすることで、例えば、共通インク流路14Aとの圧力波が領域70Aを介して隣の共通インク流路14Bに伝播する際、領域70Aのダンパー効果で圧力波が減衰するので、圧力波が伝わりにくい。つまり、異なる共通インク流路14に接続されたイジェクタ60間のクロストークが抑制される。
なお、音響容量が小さい共通インク流路14、すなわち短い共通インク流路14が隣り合っている領域は狭くてよい。よって、本実施形態では、長い共通インク流路14側ほどインクプール70を幅広としている。具体的には、領域70Aが一番狭く、領域70Cが一番広い。したがって、必要以上にインクプール70が大きくなっていないので、インクジェット記録ヘッド112全体が小型化されている。また、強度も低下していない。
更に、異なる共通インク流路14の共振周波数が等しいと共通インク流路14間で共振し、この共振によっても、異なる共通インク流路14に接続されたイジェクタ60間のクロストークが顕著になる。
よって、本実施形態では、図3に示すように、各共通インク流路14の長さを全て異ならせ、各共通インク流路14の共振周波数を異ならせている。なお、異なるインクプール70(図3では上と下のインクプール70)に接続されている共通インク流路14間では共振しない。よって、異なるインクプール70に接続された共通インク流路14で同じ長さの共通インク流路14が存在しても、共振によるクロストークは顕著にならない。
また、インクプール70と共通インク流路14との共振周波数が等しいと、インクプール70と共通インク流路14とが共振し、インクプール70を介して、異なる共通インク流路14に接続されたイジェクタ60間でクロストークが顕著になる。よって、インクプール70の音響容量や形状を調整し、インクプール70の共振周波数と各共通インク流路14の共振周波数とを異ならせ、クロストークを抑制している。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
今まで、説明したように、インクジェット記録ヘッド112は、クロストークが抑制されているので、各イジェクタ60の吐出特性(インク滴量、インク滴速度、吐出応答性等)が均一で良好となっている。
このため、高速で画像品質の良好な画像形成が可能なインクジェット記録装置102となっている。
また、流路抵抗が調整されているので、吸引動作の際、必要以上のインクが吸引され、インクが無駄になることがない。
なお、本実施形態では、クロストーク対策として、(1)共通インク流路14の音響容量の調整、(2)インクプール70の音響容量の調整、(3)共通インク流路14の共振周波数の調整、(4)インクプール70の共振周波数の調整、を行った。しかし、これら4つのうち、いずれか1つ以上を実施すれば良い。
また、共通インク流路14の共振周波数を必ずしも全て異ならせなくても、隣合う共通インク流路14の共振周波数が異なる構成であっても良い。
なお、共通インク流路14を同じ材質・同じ寸法とすると、共振周波数も等しくなるが、全て異ならせない場合でも、全て同じ場合に比べて共振を打ち消す成分が発生するので、共振によるクロストークは小さくなり効果ある。
更に、共通インク流路14の共振周波数を必ずしも全て異ならせない場合は、同じ長さの共通インク流路(支流)があっても良い。例えば、図10に示すように、共通インク流路814は、並びの一方側の3列は長く(同じ長さ)、4列目から他方側へ徐々に短くなり(異なる長さ)、そして、他方側の3列は短い(同じ長さ)構成であっても良い。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では圧電素子36は、1枚の圧電素子36のたわみ振動によって圧力室12を加圧したが、これに限定されない。例えば、圧電素子を積層する形態であっても良いし、縦振動タイプの圧電素子であっても良い。あるいは、その他形態の圧電素子であっても良い。
また、例えば、上記実施の形態では、アクチュエータは圧電素子36よって圧力室12を加圧する構成であったが、これに限定されない。例えば、発熱抵抗体によって、圧力室内のインクを加熱し発泡させることで加圧する構成であっても良いし、静電力や磁力を利用したものであっても良い。或いは、その他の形態のアクチュエータであっても良い。
また、本明細書におけるインクジェット記録とは、記録用紙上への文字や画像の記録に限定されるものではない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりするなど、工業用的に用いられる液滴噴射装置全般に対して本発明を利用することが可能である。
(A)は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの要部を示す断面斜視図である。(B)は、(A)のX部分の拡大図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの要部を示す断面図である。(B)は(A)のB−B断面の図である。 本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを平面視し、模式的に示した図である。 共通インク流路の流末端部を拡大した図である。 (A)は、本発明の第1実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを平面視し、模式的に示した図であり、(B)は、(A)のB−B断面の図である。 本発明の第1実施形態の第1の変形例に係るインクジェット記録ヘッドを平面視し、模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態の第2の変形例に係るインクジェット記録ヘッドの断面を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態の第3の変形例に係るインクジェット記録ヘッドの断面を模式的に示した図である。 本発明の第1実施形態の第4の変形例に係るインクジェット記録ヘッドの断面を模式的に示した図である。 本発明のその他の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを平面視し、模式的に示した図である。 イジェクタ数、共通インク流路の幅、及びクロストーク量の関係を示すグラフである。 イジェクタ数(共通インク流路長さ)、共通インク流路の幅、及び流路抵抗の関係を示すグラフである。 インクジェット記録装置を示す部分断面斜視図である。 インクジェット記録ヘッドのノズルからインクを吸引する様子を説明する説明図であり、(A)は印字中を示し、(B)は吸引中を示す図である。
符号の説明
10 ノズル
12 圧力室
14 共通インク流路(支流)
18 インク供給路
36 圧電素子
60 イジェクタ
70 インクプール(本流)
80 連通部
102 インクジェット記録装置
112 インクジェット記録ヘッド
120 ダンパープレート(ダンパー)

Claims (14)

  1. ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、
    1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、
    複数の前記支流が接続し、該支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、
    を有し、前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置され、
    接続されたイジェクタ数が異なる支流を、1つ以上備えるインクジェット記録ヘッドであって、
    イジェクタ数が多い支流ほど、音響容量を大きくしたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  2. 接続されたイジェクタ数が多い前記支流ほど、該支流の幅を広くしたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記支流の一部を構成し、該支流のインクに伝播した圧力波を吸収する膜状のダンパーを備え、
    前記接続されたイジェクタ数が多い支流ほど、前記支流の前記ダンパーの膜厚を薄くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、
    1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、
    複数の前記支流が接続し、前記支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、
    を有し、前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置されたインクジェット記録ヘッドであって、
    前記本流において、隣合う前記支流間の間の領域の音響容量を、前記隣合う二つの支流の音響容量の和よりも大きくしたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  5. 接続されたイジェクタ数が異なる前記支流を1つ以上備え
    前記支流は、イジェクタ数の多い順番に並んで前記本流に接続し、
    前記本流は、イジェクタ数の多い支流側に向かって音響容量を大きくしたことを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 前記本流は、イジェクタ数の多い支流側に向かって幅広としたことを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録ヘッド。
  7. ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、
    1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、
    複数の前記支流が接続し、前記支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、を有し、
    前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置されたインクジェット記録ヘッドであって、
    隣り合う前記支流は、異なる共振周波数としたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  8. 前記本流を共用する全ての支流の共振周波数を異ならせたことを特徴とする請求項7に記載のインクジェット記録ヘッド。
  9. 前記支流の音響容量を変えて、共振周波数を異ならせたことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載のインクジェット記録ヘッド。
  10. ノズルからインク滴を吐出するイジェクタと、
    1つ又は複数の前記イジェクタが接続し、前記イジェクタにインクを供給する複数の支流と、
    複数の前記支流が接続し、前記支流にインクを供給する1つ又は複数の本流と、
    を有し、前記イジェクタが二次元状にマトリックス配置されたインクジェット記録ヘッドであって、
    前記本流の共振周波数と前記支流の共振周波数とを異ならせたことを特徴とするインクジェット記録ヘッド。
  11. 前記イジェクタは、
    前記ノズルと、
    前記ノズルに接続した圧力室と、
    前記圧力室に接して該圧力室内のインクを加圧し、前記ノズルからインク滴を吐出させるアクチュエータと、
    前記圧力室と前記支流とに接続し、該支流から該圧力室へインクを供給するインク供給路と、
    を有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッド。
  12. 前記アクチュエータは、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する圧電素子を備えることを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録ヘッド。
  13. 前記アクチュエータは、前記圧力室内のインクを加熱し発泡させることで加圧する発熱抵抗体を備えることを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録ヘッド。
  14. 請求項1から請求項13のいずれか1項に記載のインクジェット記録ヘッドを使用したことを特徴とするインクジェット記録装置。
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