JP5343610B2 - 圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド、画像形成装置 - Google Patents

圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド、画像形成装置 Download PDF

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本発明は圧電アクチュエータ、液体吐出ヘッド、画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。
液体吐出ヘッドとしては、液室内の液体であるインクを加圧する圧力を発生するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子、特に圧電層と内部電極を交互に積層した積層型圧電素子を用いて、積層型圧電素子のd33又はd31方向の変位で液室の壁面を形成する弾性変形可能な振動板を変形させ、液室内容積/圧力を変化させて液滴を吐出させるいわゆる圧電アクチュエータを用いた圧電型ヘッドが知られている。
このような圧電素子を用いた液体吐出ヘッドとして、例えば、両端に駆動されない圧電素子を配置した圧電素子部材に圧電素子部材よりも幅の狭いFPCを接続したヘッドがしられている(特許文献1)。
また、駆動部になる積層型圧電素子と非駆動部になる積層型圧電素子とを交互に配置し、駆動部になる積層型圧電素子の端面電極にのみ選択的に直接フレキシブルプリントケーブルを接続することが知られている(特許文献2)。
また、複数の圧電素子が溝加工で形成された複数の圧電素子部材が、複数の圧電素子の並び方向に沿って一つのベース部材に配置されている長尺ヘッドが知られている(特許文献3)。
また、圧電素子とFPCなどの配線部材(配線基板)との接続に関して、配線基板の圧電素子に対する接合強度を高め、接続信頼性を向上させるため、FPCの圧電素子との接合面と、振動板の圧電素子が配設された面との間で、FPCの電極バンプが配設された所定の領域以外の領域に、FPCなどの配線基板と振動板を固定する固定部材を配設することが知られている(特許文献4)。
同様に、配線基板と電極基板の接合強度を高め、接合信頼性を向上させるため、異方導電性材料を用いて、FPCなどの配線基板を電気的に電極基板に接合するだけではなく、フレーム部材等に接合して補強することが知られている(特許文献5)。
特開平10−286951号公報 特開平10−109410号公報 特開2006−175845号公報 特開2007−237556号公報 特開2002−172792号公報
上述したように複数の圧電素子柱を配列したヘッドにおいて、複数の駆動圧電素子柱に対して駆動信号を与えるための各駆動圧電素子柱に共通の共通電極を配線部材(給電部材、信号伝達部材)としてのフレキシブルプリント基板の接合面と同一面から引き出そうとすると、圧電素子部材の長さが実際の駆動領域より長くなったり、高さが高くなったりしてしまい、アクチュエータないしヘッドの大型化、コスト増加を招くことになるという課題がある。
また、画像形成装置としての例えばインクジェット記録装置の高速化を達成するためにヘッドを長くしてノズル数を増やすラインヘッドなどの長尺化を図る場合、複数の短尺のヘッドを並べて構成するよりも、複数の圧電素子部材を並べて構成する方がヘッドのコンパクト化を図れるが、この場合、圧電素子全長が駆動領域となるために駆動信号を与えるための共通電極への引出しが難しくなるという課題がある。
また、駆動圧電素子柱と非駆動圧電素子柱とを交互に配置するため、駆動圧電素子柱と配線手段の駆動信号用の電極とは接合されるものの、非駆動圧電素子柱と配線手段とは接合されていないために接合強度が十分でないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、圧電アクチュエータと配線部材との接合強度を向上して、信頼性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体吐出ヘッドは、
圧電層と内部電極が交互に積層され、前記内部電極は交互に異なる端面に引き出されてそれぞれ外部電極に接続されている、複数の圧電素子柱が列状に並べて配置され、
前記複数の圧電素子柱は、駆動される駆動圧電素子柱と駆動されない非駆動圧電素子柱と交互に構成し、
前記駆動圧電素子柱に駆動信号を与えるための配線部材が、2つの駆動圧電素子柱の間に配置される前記非駆動圧電素子柱の少なくとも1つに接合されている
構成とした。
本発明に係る液体吐出ヘッドは、本発明に係る圧電アクチュエータを備えたものである。
本発明に係る画像形成装置は、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えたものである。
本発明に係る圧電アクチュエータによれば、圧電アクチュエータと配線部材との接合強度を向上でき、信頼性が向上する。
本発明に係る液体吐出ヘッドによれば、本発明に係る圧電アクチュエータを備えるので、信頼性の高い長尺ヘッドを得ることができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体吐出ヘッドを備えているので、信頼性の高い長尺ヘッドを搭載して高速記録化を図れる。
本発明に係る圧電アクチュエータの第1実施形態の模式的説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第2実施形態の模式的説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第3実施形態の模式的説明図である。 図3のA−A線に沿う断面説明図である。 図3のB−B線に沿う断面説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第4実施形態の模式的説明図である。 図6のC−C線に沿う断面説明図である。 図6のD−D線に沿う断面説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第5実施形態の模式的説明図である。 図9のE−E線に沿う断面説明図である。 図9のF−F線に沿う断面説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第6実施形態の模式的説明図である。 図12のG−G線に沿う断面説明図である。 図12のH−H線に沿う断面説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第7実施形態の模式的説明図である。 図15のI−I線に沿う断面説明図である。 図15のJ−J線に沿う断面説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第9実施形態の模式的説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第10実施形態の模式的説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第11実施形態の要部正面説明図である。 図20のL−L線に沿う断面説明図である。 図20のM−M線に沿う断面説明図である。 図20の要部拡大説明図である。 同じく斜視説明図である。 レーザーによる半田接合を行う配線部材接合装置の要部拡大説明図である。 同じくエアー抑え機構の斜視説明図である。 比較例の圧電アクチュエータの要部正面説明図である。 図27のN−N線に沿う断面説明図である。 図27のO−O線に沿う断面説明図である。 図27の要部拡大斜視説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第12実施形態の要部正面説明図である。 図31のP−P線に沿う断面説明図である。 図31のQ−Q線に沿う断面説明図である。 図31の要部拡大説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第13実施形態の要部正面説明図である。 図35のR−R線に沿う断面説明図である。 図36のS−S線に沿う断面説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第14実施形態の要部正面説明図である。 図38のT−T線に沿う断面説明図である。 図38のU−U線に沿う断面説明図である。 図38のV−V線に沿う断面説明図である。 本発明に係る圧電アクチュエータの第15実施形態の模式的正面説明図である。 同じく平面説明図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの一例を示す外観斜視説明図である。 図44のX−X線に沿う液室長手方向(液室の並び方向と直交する方向)に沿う断面説明図である。 同じく液室短手方向(液室の並び方向)に沿う断面説明図である。 本発明に係る液体吐出装置を含む本発明に係る画像形成装置の一例を示す全体構成説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る圧電アクチュエータの第1実施形態について図1を参照して説明する。なお、図1は同圧電アクチュエータの模式的説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、複数の圧電素子柱11が列状に並べて配置された圧電素子部材2がベース部材4上に接着剤で接合されて設けられている。なお、圧電素子柱11は後述するように圧電層と内部電極が交互に積層され、内部電極は交互に異なる端面に引き出されてそれぞれ外部電極に接続されている構成である。
圧電素子部材2は、分断することのないスリット加工(溝加工)を施すなどして、偶数個の圧電素子柱11をスリット溝12を介して所定のピッチで形成したものである。そして、圧電素子部材2の各圧電素子柱11は、1つおきに(交互に)駆動する圧電素子柱(駆動圧電素子柱)11Aと駆動しない圧電素子柱(非駆動圧電素子柱)11Bとして使用する。
そして、非駆動圧電素子柱11Bには、後述するように、駆動圧電素子柱11Aに駆動信号を与えるための配線部材の共通の共通電極(「COMライン」、「共通ライン」、「共通電極ライン」ともいう。)が接続されている構成としている。
このように、非駆動圧電素子柱に共通電極を接続するようにしたので、小型のアクチュエータを得ることができる。また、非駆動圧電素子柱に配線部材の共通電極が接続されることで、非駆動圧電素子柱と配線部材とが接合され、配線部材の圧電アクチュエータ1に対する接合強度が向上して、接合信頼性も向上する。
具体的には、長さ約300mmの金属(SUS材)のベース部材4上に偶数のPZTからなる圧電素子柱(PZT柱)11を有する圧電素子部材(PZTユニット)2を固定し、圧電素子部材2は溝加工によりピッチ約85μm、幅約50μm、高さ640μmの柱状の圧電素子柱11を形成し、交互に駆動圧電素子柱11Aと非駆動圧電素子柱11Bとして使用している。なお、以下の実施形態でも同様である。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第2実施形態について図2を参照して説明する。なお、図2は同圧電アクチュエータの模式的説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、複数の圧電素子柱11が列状に並べて配置された圧電素子部材2がベース部材4上に接着剤で接合されて設けられている。なお、圧電素子柱11は後述するように圧電層と内部電極が交互に積層され、内部電極は交互に異なる端面に引き出されてそれぞれ外部電極に接続されている構成である。
そして、駆動用圧電素子柱11AとCOMライン用の非駆動圧電素子柱11Bは2つ以上の配線部材(給電部材ともいう:ここではFPC)3が並べて接続されている。ここで、2つの給電部材3、3の間の非駆動圧電素子柱11BaはCONラインを接続しない単なる非駆動圧電素子柱である。なお、給電部材3は透過状態で図示している(以下でも同様とする。)。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第3実施形態について図3ないし図5を参照して説明する。なお、図3は同圧電アクチュエータの模式的説明図、図4は図3のA−A線に沿う断面説明図、図5は図3のB−B線に沿う断面説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、複数の圧電素子柱11が列状に並べて配置された圧電素子部材2がベース部材4上に接着剤で接合されて設けられている。なお、圧電素子柱11は、図4及び図5に示すように、圧電層21と内部電極22a、22bが交互に積層され、内部電極22a、22bは交互に異なる端面(圧電素子柱の配列方向と直交する方向の両端面)に引き出されて、それぞれ外部電極25と外部電極26に接続されている。
ここで、図4に示すように、駆動圧電素子柱11Aの外部電極25Aは先端部分(ベース部材4への接合面側と反対側の部分)を残して形成している。つまり、駆動圧電素子柱11Aの先端部分の所定の領域7に外部電極25を形成していない。一方、図5に示すように、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bは先端部分まで形成している。なお、圧電素子部材2の基部側(ベース部材4との接合面側)には斜めカット部14を設けて外部電極25A、25Bを除去している。
また、外部電極26は圧電素子部材12の底面(ベース部材4と接合する接合面)まで引き回して形成している。そして、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bと外部電極26とを接続する内部電極27を設けている。これにより、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bは共通電極となる外部電極26と接続され、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25BにFPC3の共通電極を接続する。なお、内部電極27は図4にも示すように駆動圧電素子柱11Aにも存在するが、駆動圧電素子柱11Aには先端部分に外部電極25Aを形成していないので、個別電極となる外部電極25Aが共通電極となる外部電極26と接続されることはない。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第4実施形態について図6ないし図8を参照して説明する。なお、図6は同圧電アクチュエータの模式的説明図、図7は図6のC−C線に沿う断面説明図、図8は図7のD−D線に沿う断面説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、複数の圧電素子柱11が列状に並べて配置された圧電素子部材2がベース部材4上に接着剤で接合されて設けられている。なお、圧電素子柱11は、図7及び図8に示すように、圧電層21と内部電極22a、22bが交互に積層され、内部電極22a、22bは交互に異なる端面(圧電素子柱の配列方向と直交する方向の両端面)に引き出されて、それぞれ外部電極25と外部電極26に接続されている。
ここで、図6に示すように、駆動圧電素子柱11Aの外部電極25Aは基部側(ベース部材4との接合面側、溝12で分離されていない架橋部13側)部分を残して形成している。つまり、駆動圧電素子柱11Aのベース部材4側の所定の領域に外部電極25を形成していない。一方、図8に示すように、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bはベース部材4との接合面側まで形成している。
また、外部電極26は圧電素子部材12の底面(ベース部材4と接合する接合面)まで引き回して形成し、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25と接続し、これにより、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bは共通電極となる外部電極26と接続され、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25BにFPC3の共通電極を接続する。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第5実施形態について図9ないし図11を参照して説明する。なお、図9は同圧電アクチュエータの模式的説明図、図10は図9のE−E線に沿う断面説明図、図11は図9のF−F線に沿う断面説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、複数の圧電素子柱11が列状に並べて配置された圧電素子部材2がベース部材4上に接着剤で接合されて設けられている。なお、圧電素子柱11は、図7及び図8に示すように、圧電層21と内部電極22a、22bが交互に積層され、内部電極22a、22bは交互に異なる端面(圧電素子柱の配列方向と直交する方向の両端面)に引き出されて、それぞれ外部電極25と外部電極26に接続されている。
ここで、図10に示すように、駆動圧電素子柱11Aの基部側(ベース部材4との接合面側、溝12で分離されていない架橋部13側)部分を斜めにカットしている。つまり、駆動圧電素子柱11Aの外部電極25のベース部材4側の所定の領域を斜めカットしたカット部14を設けることで外部電極25が存在しないようにしている。一方、図11に示すように、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bはカットしないでベース部材4との接合面側まで形成している。
また、外部電極26は圧電素子部材12の底面(ベース部材4と接合する接合面)まで引き回して形成し、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25と接続し、これにより、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bは共通電極となる外部電極26と接続され、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25BにFPC3を接続することによって共通電極となる。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第7実施形態について図12ないし図14を参照して説明する。なお、図12は同圧電アクチュエータの模式的説明図、図13は図12のG−G線に沿う断面説明図、図14は図12のH−H線に沿う断面説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、複数の圧電素子柱11が列状に並べて配置された圧電素子部材2がベース部材4上に接着剤で接合されて設けられている。なお、圧電素子柱11は、図4及び図5に示すように、圧電層21と内部電極22a、22bが交互に積層され、内部電極22a、22bは交互に異なる端面(圧電素子柱の配列方向と直交する方向の両端面)に引き出されて、それぞれ外部電極25と外部電極26に接続されている。
ここで、図13及び図14に示すように、圧電素子部材12のベース部材4側に斜めカット部14を設けて駆動圧電素子柱11A、11Bの外部電極25A(25Ab)、25B(25Bb)の一部を取り除いている。また、駆動圧電素子柱11A、11Bの外部電極25A、25Bの一部に分断領域9を設けて上部外部電極25Aa、25Baと下部外部電極25Ab、25Bbとに分けている。
また、外部電極26は圧電素子部材12の底面(ベース部材4と接合する接合面)まで引き回して形成している。そして、非駆動圧電素子柱11Bの上部外部電極25Baと外部電極26とを接続する内部電極27を設けている。これにより、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Baは共通電極となる外部電極26と接続される。
そこで、駆動圧電素子柱11Aの下部外部電極25AbにはFPC3の個別電極31を接続し、非駆動圧電素子柱11Bの上部外部電極25Ba(外部電極25Bbにも接続してもよい。)にFPC3の共通電極32を接続している。駆動圧電素子柱11Aの上部外部電極25AaにはFPC3の個別電極31を接続しないので、共通電極32と接続されることはない。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第8実施形態について図15ないし図17を参照して説明する。なお、図15は同圧電アクチュエータの模式的説明図、図16は図15のI−I線に沿う断面説明図、図17は図15のJ−J線に沿う断面説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、複数の圧電素子柱11が列状に並べて配置された圧電素子部材2がベース部材4上に接着剤で接合されて設けられている。なお、圧電素子柱11は、図4及び図5に示すように、圧電層21と内部電極22a、22bが交互に積層され、内部電極22a、22bは交互に異なる端面(圧電素子柱の配列方向と直交する方向の両端面)に引き出されて、それぞれ外部電極25と外部電極26に接続されている。
ここで、図16及び図17に示すように、圧電素子部材2全体に斜めカット部14を外部電極25A、25Bの基部側に設けて駆動圧電素子柱11A及び非駆動圧電素子柱11Bの基部側の外部電極25A、25Bを取り除いている。また、外部電極26は圧電素子部材12の底面(ベース部材4と接合する接合面)まで引き回して形成している。そして、非駆動圧電素子柱11Bには図Jに示すように外部電極25Bと外部電極26とを接続する内部電極27を設けている。これにより、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25Bは共通電極となる外部電極26と接続される。そこで、非駆動圧電素子柱11Bの外部電極25BにFPC3の共通電極を接続している。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第9実施形態について図18を参照して説明する。なお、図18は同圧電アクチュエータの模式的説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、1つのベース部材4上に複数(この例では6本)の圧電素子部材2を一直線上に並べて配置している。例えば長さ320mmのベース部材4上に長さ約53mmの圧電素子部材2を6本、間隔を約10μmとして、並べて配置している。なお、圧電素子部材2の列は複数列とすることもできる。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第10実施形態について図19を参照して説明する。なお、図19は同圧電アクチュエータの模式的説明図である。
この圧電アクチュエータ1は、1つのベース部材4上に複数(この例では2本)の圧電素子部材2を一直線上に並べて配置している。例えば長さ110mmのベース部材4上に長さ約53mmの圧電素子部材2を6本、間隔を0〜約10μmとして、並べて配置している。なお、圧電素子部材2の列は複数列とすることもできる。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第11実施形態について図20ないし図24を参照して説明する。なお、図20は同アクチュエータの要部正面説明図、図21は図20のL−L線に沿う断面説明図、図22は図20のM−M線に沿う断面説明図、図23は図20の要部拡大説明図、図24は同じく斜視説明図である。
この圧電アクチュエータ301は、複数の圧電素子柱311が列状に並べて配置された圧電素子部材302がベース部材304上に接着剤で接合されて設けられている。圧電素子部材302は、分断することのないスリット加工(溝加工)を施すなどして、複数個の圧電素子柱311を、スリット溝312を介して所定のピッチで形成したものである。そして、圧電素子部材302の各圧電素子柱311は、1つおきに(交互に)駆動する圧電素子柱(駆動圧電素子柱)311Aと駆動しない圧電素子柱(非駆動圧電素子柱)311Bとして使用する。
なお、圧電素子柱311は、図21及び図22に示すように、圧電層321と内部電極322a、322bが交互に積層され、内部電極322a、322bは交互に異なる端面(圧電素子柱の配列方向と直交する方向の両端面)に引き出されて、それぞれ外部電極325と外部電極326に接続されている。
そして、この圧電アクチュエータ301には配線部材としての例えばFPC(フレキシブルプリント基板)303が接合されている。FPC303には、基板330上に駆動圧電素子柱311Aに駆動信号を与える(駆動信号の伝達に寄与する)ための個別電極331と、駆動信号の伝達には寄与しないダミー電極333とが圧電素子柱311の間隔に対応して形成され、また、ここでは図示しないが共通電極も形成されている。なお、ここでは、配線部材としてFPCを用いているが、フレキシブル配線部材としては、薄膜状であり互いに並列された複数の電極が設けられているものであればよく、例えば、TAB(Tape Automated Bonding)を用いることもできる。
このFPC303には、図21に示すように、圧電アクチュエータ1を駆動する駆動IC(ドライバIC)305が搭載され、また、圧電素子部材311との接続部の近傍はホットメルト接着剤306にてベース部材304に接着されている。
そして、FPC303の個別電極331は駆動圧電素子柱311Aに接合し、ダミー電極333は非駆動圧電素子柱311Bにそれぞれ半田部材341、342にて接合している。
このように、駆動圧電素子柱と非駆動圧電素子柱とを交互に配列した場合であっても、配線部材に駆動信号の伝達に寄与しないダミー電極が設けられて、このダミー電極と非駆動圧電素子柱とが接合されていることにより、圧電アクチュエータに対する配線部材の接合強度を向上することができて、接合信頼性が向上する。
次に、FPC303と圧電素子部材302の圧電素子柱311との半田接合について説明する。
FPC303と圧電素子柱311とを接合するとき、上述したように、半田部材341、342の加熱方法としては、ヒータ等を用いた接触加熱方法の場合には、ヒータがFPC303に直接接触して熱処理するので、FPC303を損傷するおそれがあることから、レーザー等を圧電素子柱311の配列方向にスキャンさせながら接合する非接触加熱方式が好ましい。また、ガラス等の部材でFPC303と圧電素子柱311を密着させて接合させてもよいが、エアー圧によってFPC303と圧電素子柱311を密着させながらレーザーによって接合する方が好ましい。
なお、半田部材341、342は、金属部材からなる個別電極331、ダミー電極333と樹脂部材からなるFPC303とを透過可能なレーザ光の照射又はヒーターによる熱圧着等により溶融する。すなわち、半田部材341、342は、個別電極331、ダミー電極333に比較して低い融点を有する材料であり、かつ導電性を有する材料から構成されたものであればよく、鉛(Pb)を含有しないものであることが好ましく、例えばスズ(Sn)及びビスマス(Bi)を主成分とする半田が用いられている。鉛が含有されていないことから、環境保護の観点において効果的であるとともに、スズ(Sn)及びビスマス(Bi)が主成分の半田部材341、342は非鉛の部材の中では非常に低い融点を有していることから、FPC303や圧電素子部材302にダメージを与えることなく、個別電極331、ダミー電極333と圧電素子柱311の外部電極325とを容易に溶着することができる。また、半田部材341、342はあらかじめFPC303または圧電素子部材302側に成膜されていなくてもよい。
次に、上述したレーザーによる半田接合を行う配線部材接合装置の一例について図25及び図26を参照して説明する。なお、図25は同配線部材接合装置の要部拡大説明図、図26は同じくエアー抑え機構の斜視説明図である。
この配線部材接合装置401では、レーザー照射機構402とエアー抑え機構403が一体化した構造となっている。エアー抑え機構403は、一端部403a側がテーパ状とされ、かつ他端部403b側が円筒状とされた筒体で構成されている。このエアー抑え機構403は、一端部403aが局所的な気体の吹き付けが可能な口径とされ、他端部403b近傍に導入口403cが設けられている。この導入口403cには、圧縮空気形成手段404が接続されている。
エアー抑え機構403は、その中心軸線(一端403aの開口の中心も含む。)がレーザー照射部410から出射されるレーザー光Lと同軸となるように、他端部403bがレーザー照射部410の下面(レーザー光Lの出射側の面)に気密的に取り付けられており、レーザー照射部410と協働して導入口403cから一端部403aへ通じる局所押圧風路408を画成している。
この局所押圧風路408では、圧縮空気形成手段404から導入口403cを経て気体が導入されると、一端部403aから気体を吹き出して、レーザー光Lと同軸上でZ軸方向下側(FPC303側)へ向けた気体の流れを形成することができる。このため、エアー抑え機構403は、その導入口403cに接続された圧縮空気形成手段404及びレーザー照射部410と協働して、流体押圧局所密接手段を構成している。
このレーザー照射機構402では、圧縮空気形成手段404から局所押圧風路408内へと気体を送り込みつつ、レーザー照射部410からレーザー光Lを出射すると、エアー抑え機構403の一端部403aから吹き出された気体が、FPC303の上方からレーザー光Lの軸線と一致する位置で局所的にFPC303の上面に吹き当たり、FPC303におけるレーザー光Lにより照射される個所の周辺が圧電素子部材302の圧電素子柱311へ向けて局所的に押圧される。
このことから、ここでいう局所的に吹き当たる気体の流れとは、少なくともレーザー照射部410から出射されるレーザー光Lの接合のための照射の際(半田部材341、342を溶融すべく照射する際)の照射領域(照射スポットの大きさ寸法)で個別電極331と駆動圧電素子柱311Aの外部電極325、ダミー電極333と非駆動圧電素子柱311Bの外部電極325とを密着させるべく、FPC303を圧電素子部材302へ向けて局所的に押圧することを可能とするものである。
なお、レーザー光としては、半導体レーザ光を用いているが、半田部材341、342への吸収率がよく、FPC303の透過率がよいものであれば、例えば、連続的に出射されたYAGレーザであっても良い。ただし、半導体レーザ装置を用いると、安価でありかつ制御しやすいことから、接合作業を安価にかつ適切に行うことができる。また、半導体レーザーは、樹脂材料への透過率が高いことから、FPC303および圧電素子部材302にダメージを与えることなく接合を行うことができる。
次に、ダミー電極333を有しない比較例について図27ないし図30を参照して説明する。なお、図27は同比較例のアクチュエータの要部正面説明図、図28は図27のN−N線に沿う断面説明図、図29は図27のO−O線に沿う断面説明図、図30は図27の要部拡大斜視説明図である。
この比較例では、FPC303にダミー電極333が設けられていないことから、非駆動圧電素子柱311Bの部分では、図29に示すように、FPC303は非駆動圧電素子柱311Bと接合されない。そのため、上記実施形態と比べると、圧電素子柱311とFPC303の接合強度が弱くなり、半田部分の剥離が発生し易い。
これに対して、上記実施形態のように、FCP303の非駆動圧電素子柱311Bに対応する部分に、電気的接続のためではなく、接合強度を高める目的でダミー電極333を設けることにより、非駆動圧電素子311Bの外部電極325とダミー電極333とを半田接合することが可能になって、圧電素子部材302と配線部材であるFPC303との接合強度を高めることができる。
また、直接圧電素子55とFPC57とを半田接合するので、従来のホットメルト接着剤によるベース部材56との固定よりも圧電素子電極60とFPC電極61の半田付け部分の剥離強度を効果的に高めることができる。
また、レーザーを用いて半田接合するときは、FPC303の個別電極331と駆動圧電素子柱311Aとの半田接合時に同時にダミー電極333と非駆動圧電素子柱311Bも半田接合もできるので、工数を増やすことなく接合強度を高めることができる。
また、半田接合を行うとき、FPC303が熱膨張してしまうことから、FPC303が延びることによるFPC303の個別電極331と駆動圧電素子柱311Aの外部電極325のピッチのずれは、FPC303の膨張率から予め小さくしておくことで対応することになる。しかしながら、熱圧着工程後、常温に戻ると熱収縮により応力がかかり圧電素子柱311の倒れ、傾きが発生することがある。
これに対し、上記実施形態のように、FPC303のダミー電極333と非駆動圧電素子柱311Bの外部電極325とが半田接合されているので、熱収縮による応力を駆動圧電素子柱311Aだけでなく、非駆動圧電素子柱311Bにも分散して支えることができ、熱収縮による圧電素子柱311の倒れ、傾きを低減させることができる。
また、ホットメルト接着剤を使用して接合強度を高める構成では、ヒータ等を用いた接触加熱方法によりヘッド全体に熱処理が加わることにより冷却時間も含めて時間が掛かってしまうが、上述したダミー電極を設けて接合強度を高める構成では、レーザーを用いて半田接合する方が工数的にも好ましく、その場合、接合時に与える熱量が小さくてよいので、FPC303の伸長・収縮を小さく抑制でき、接合不良の発生を低減できるとともに、加熱、冷却時間の短縮が図ることができるので、生産効率を向上することができる。
また、ホットメルト接着剤を使用して接合強度を高める構成では、ヒータ等を用いた接触加熱方法によりヒータが直接FPC303などの配線部材に接触するので、配線部材を損傷するおそれがあるが、上述したダミー電極を設けて接合強度を高める構成では、レーザーを半田接合したい部分にのみに照射することができるので、配線部材を損傷することなく接合強度を高めることができるようになる。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第12実施形態について図31ないし図34を参照して説明する。なお、図31は同アクチュエータの要部正面説明図、図32は図31のP−P線に沿う断面説明図、図33は図31のQ−Q線に沿う断面説明図、図34は図31の要部拡大説明図である。
この実施形態では、前記第11実施形態の構成において、図34に示すように、ダミー電極333の圧電素子柱配列方向の幅W2を、個別電極331の圧電素子柱配列方向の幅W1よりも広く(W2>W1)している。つまり、ダミー電極333と非駆動圧電素子柱311Bとの接合領域が個別電極331と駆動圧電素子柱311Aとの接合領域よりも大きくしている。
このように、ダミー電極333と非駆動圧電素子柱311Bとの接合領域を個別電極331と駆動圧電素子柱311Aとの接合領域よりも大きくすることで、より接合強度を高めることができる。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第13実施形態について図35ないし図37を参照して説明する。なお、図35は同アクチュエータの要部正面説明図、図36は図35のR−R線に沿う断面説明図、図37は図35のS−S線に沿う断面説明図である。
この実施形態では、前記第12実施形態の構成において、ダミー電極333と非駆動圧電素子柱311Bの外部電極325とを接合する半田部材342の量を、個別電極331と駆動圧電素子柱311Aの外部電極325とを接合する半田部材341の量よりも多くしている。
このようにダミー電極331側の半田部材342の量を相対的に多くすることで、より接合強度を高めることができる。ここでは、半田部材342の厚みを変えることにより量を調整しているが、図34のようにダミー電極331の幅W2を個別電極331の幅W1より広くして均一な厚さの半田部材342を形成することにより半田部材342の量を調整することもできる。また、圧電素子柱の高さ方向の半田部材の形成長さを、ダミー電極331を個別電極331よりも長くすることで、半田部材342の量を調整することもできる。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第14実施形態について図38ないし図41を参照して説明する。なお、図38は同アクチュエータの要部正面説明図、図39は図38のT−T線に沿う断面説明図、図40は図38のU−U線に沿う断面説明図、図41は図38のV−V線に沿う断面説明図である。
この実施形態では、前記第13実施形態の構成において、ダミー電極333を設けない部分、すなわち、ダミー電極333で非駆動圧電素子柱311Bの外部電極325と接合しない部分を設けている。この例では、FPC303に、1つおきの非駆動圧電素子柱311Bに対応してダミー電極333を設けている。
これによって、接合時間の短縮及びコストの低減を図れる。
次に、本発明に係る圧電アクチュエータの第15実施形態について図42及び図43を参照して説明する。なお、図42は同アクチュエータの模式的正面説明図、図43は同じく平面説明図である。
この圧電アクチュエータ51は、1列当たり、複数(ここでは3個)の圧電素子部材302を2列分ベース部材304上に配列したものである。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドの一実施形態について図44ないし図46を参照して説明する。なお、図44は同液体吐出ヘッドの外観斜視説明図、図45は図44のX−X線に沿う液室長手方向(液室の並び方向と直交する方向)に沿う断面説明図、図46は同じく液室短手方向(液室の並び方向)に沿う断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、SUS基板で形成した流路基板(液室基板)101と、この流路基板1の下面に接合した振動板部材102と、流路基板101の上面に接合したノズル板103とを有し、これらによって液滴(液体の滴)を吐出するノズル104が連通する個別流路としての液室(以下「加圧液室」というが、圧力室、加圧室、流路などとも称される。)106、加圧液室106に液体であるインク(記録液)を供給する供給路を兼ねた流体抵抗部107、複数の加圧液室106に記録液を供給する共通液室108を形成している。なお、共通液室108には図示しない液体タンクから供給路を介して記録液が供給される。
ここで、流路基板101は、リストリクタプレート101Aとチャンバーブレート101Bとを接着して構成している。この流路基板101は、SUS基板を、酸性エッチング液を用いてエッチング、あるいは打ち抜き(プレス)などの機械加工することで、各加圧液室6、流体抵抗部7、共通液室8などの開口をそれぞれ形成している。なお、流体抵抗部107は、リストリクタプレート101Aの部分を開口し、チャンバーブレート101Bの部分を開口しないことで形成している。
振動板部材102は、流路基板101を構成するチャンバーブレート101Bに接着接合している。この振動板部材2は、例えば、SUS基板などの金属部材121に金属部材21よりも線膨張係数を大きく調製した樹脂を直接塗布(塗工)して加熱、固化させた樹脂層(樹脂部材)122を直接成膜して形成したものであり、樹脂層122で液室106の壁面となる変形可能な部分(振動板領域)102Aを形成し、この振動板領域102Aの液室106と反対側には金属部材121からなる島状の突起部(以下「島状凸部」ともいう。)102Bを形成している。また、この振動板部材102には流路基板101の液室間隔壁部106Aに対応する位置には金属部材121による厚肉部102Dが形成(残存)されている。この他、振動板部材102は、樹脂層と金属部材とを接着剤で接合したもの、Niなどの電鋳で形成したものなどを用いることもできる。
ノズル板103は、各加圧液室106に対応して直径10〜30μmの多数のノズル104を形成し、流路基板101のリストリクタプレート101Aに接着剤接合している。このノズル板103としては、ステンレス、ニッケルなどの金属、ポリイミド樹脂フィルムなどの樹脂、シリコン、及びそれらの組み合わせからなるものを用いることができる。また、ノズル面(吐出方向の表面:吐出面)には、インクとの撥水性を確保するため、メッキ被膜、あるいは撥水剤コーティングなどの周知の方法で撥水膜を形成している。
そして、振動板部材102の面外側(加圧液室106と反対面側)に本発明に係る圧電アクチュエータ110を配置している。この圧電アクチュエータ110は、前述した圧電アクチュエータ1と同様に、複数個の圧電素子部材112と、各圧電素子部材112に給電するFPCなどで構成される複数の給電部材113とを備え、複数個の圧電素子部材112は共通のベース部材114に列状に並べて接合配置されている。
圧電素子部材112は、分断することのないスリット加工(溝加工)を施すなどして、偶数個の圧電素子柱111を、スリット溝115を介して、所定のピッチで形成し、隣り合う2つの圧電素子部材112の圧電素子柱111、111間の間隔もスリット溝115の溝幅として配置している。そして、圧電素子部材112の各圧電素子柱111は、1つおきに駆動する圧電素子柱(駆動圧電素子柱)111Aと駆動しない圧電素子柱(非駆動圧電素子柱)111Bとして使用する。
配線部材である給電部材113は、FPCで構成し、前記第1ないし第10実施形態の構成では、圧電素子部材112の1つおきの駆動圧電素子柱111Aに対応して配置された図示しない個別電極と、共通電極として使用する非駆動圧電素子柱111Bに対応して配置された図示しない共通電極(COMライン)を有し、前記第11実施形態ないし第15実施形態の構成では非駆動圧電素子柱111Bに対応してダミー電極を有している。
この圧電アクチュエータ110の駆動圧電素子柱111Aは振動板部材102の島状凸部102Bに接着剤接合し、非駆動圧電素子柱111Bは液室間隔壁部106Aに対応する厚肉部102Dに接着剤接合している。
なお、圧電素子部材112は、厚さ10〜50μm/1層のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の圧電層と、厚さ数μm/1層の銀・パラジューム(AgPd)からなる内部電極層とを交互に積層したものであり、内部電極を交互に端面の端面電極(外部電極)である図示しない個別電極及び共通電極にそれぞれ電気的に接続し、これらの個別電極及び共通電極に前述した給電部材113をはんだ接合している。この圧電定数がd33(d33は内部電極面に垂直(厚み方向)の伸び縮みを指す。)である圧電素子部材112の駆動圧電素子柱111Aの伸縮により振動板領域102Aを変位させて液室106を収縮、膨張させるようになっている。圧電素子柱111Aに駆動信号が印加され充電が行われると伸長し、また圧電素子柱111Aに充電された電荷が放電すると反対方向に収縮する。
なお、圧電素子部材112(駆動圧電素子柱111A)の圧電方向としてd33方向の変位を用いて加圧液室106内インクを加圧する構成とすることも、圧電素子部材112の圧電方向としてd31方向の変位を用いて加圧液室106内インクを加圧する構成とすることもできる。本実施形態ではd33方向の変位を用いた構成をとっている。
ベース部材114は金属材料で形成することが好ましい。ベース部材114の材質(材料)が金属であれば、圧電素子部材112の自己発熱による蓄熱を防止することができる。
さらに、振動板部材102の周囲にはフレーム部材117を接着剤で接合している。そして、このフレーム部材117には、振動板部材102の樹脂層122で構成した変形可能な部分としてのダイアフラム部102Cを介して共通液室108に隣接するバッファ室118を形成している。ダイアフラム部102Cは共通液室108及びバッファ室118の壁面を形成する。なお、バッファ室118は連通路120を介して大気と連通させている。
また、この液体吐出ヘッドでは、圧電素子部材112の圧電素子柱111は300dpiの間隔で形成し、それが対向して2列に並んでいる構成としている。また、加圧液室106及びノズル104は1列150dpiの間隔で2列を千鳥状に並べて配置しており、300dpiの解像度を1スキャンで得ることができる。
また、上述したようにこの液体吐出ヘッドは、ほとんどの部材をSUSから形成し、その熱膨張係数を揃えているので、ヘッドの組立中、あるいは、使用中における熱膨張による種々の不具合を避けることができる。
このように構成した液体吐出ヘッドにおいては、例えば圧電素子部材112の駆動圧電素子柱111Aに印加する電圧を基準電位から下げることによって駆動圧電素子柱111Aが収縮し、振動板部材102の振動板領域102Aが下降して加圧液室106の容積が膨張することで、加圧液室106内にインクが流入し、その後駆動圧電素子柱111Aに印加する電圧を上げて駆動圧電素子柱111Aを積層方向に伸長させ、振動板領域102Aをノズル104方向に変形させて加圧液室106の容積/体積を収縮させることにより、加圧液室106内の記録液が加圧され、ノズル104から記録液の滴が吐出(噴射)される。
そして、駆動圧電素子柱111Aに印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板領域102Aが初期位置に復元し、加圧液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室108から加圧液室106内に記録液が充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
このように、この液体吐出ヘッドは本発明に係る圧電アクチュエータを備えているので、低コストで、信頼性の高いヘッドとすることができる。
次に、本発明に係る画像形成装置の一例について図47を参照して説明する。なお、図47は同装置の機構部全体の概略構成図である。
この画像形成装置は、装置本体201の内部に画像形成部202等を有し、装置本体201の下方側に多数枚の記録媒体(用紙)203を積載可能な給紙トレイ204を備え、この給紙トレイ204から給紙される用紙203を取り込み、搬送機構205によって用紙203を搬送しながら画像形成部202によって所要の画像を記録した後、装置本体201の側方に装着された排紙トレイ206に用紙203を排紙する。
また、装置本体201に対して着脱可能な両面ユニット207を備え、両面印刷を行うときには、一面(表面)印刷終了後、搬送機構205によって用紙203を逆方向に搬送しながら両面ユニット207内に取り込み、反転させて他面(裏面)を印刷可能面として再度搬送機構205に送り込み、他面(裏面)印刷終了後排紙トレイ206に用紙203を排紙する。
ここで、画像形成部202は、例えばブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液滴を吐出する、フルライン型の4個の本発明に係る液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッド211k、211c、211m、211y(色を区別しないときには「記録ヘッド211」という。)を備え、各記録ヘッド211は液滴を吐出するノズルを形成したノズル面を下方に向けてヘッドホルダ213に装着している。
また、各記録ヘッド211に対応してヘッドの性能を維持回復するための維持回復機構212k、212c、212m、212y(色を区別しないときには「維持回復機構212」という。)を備え、パージ処理、ワイピング処理などのヘッドの性能維持動作時には、記録ヘッド211と維持回復機構212とを相対的に移動させて、記録ヘッド211のノズル面に維持回復機構212を構成するキャッピング部材などを対向させる。
なお、ここでは、記録ヘッド211は、用紙搬送方向上流側から、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に各色の液滴を吐出する配置としているが、配置及び色数はこれに限るものではない。また、ライン型ヘッドとしては、各色の液滴を吐出する複数のノズル列を所定間隔で設けた1又は複数のヘッドを用いることもできるし、ヘッドとこのヘッドに記録液を供給する記録液カートリッジを一体とすることも別体とすることもできる。
給紙トレイ204の用紙203は、給紙コロ(半月コロ)221と図示しない分離パッドによって1枚ずつ分離され装置本体201内に給紙され、搬送ガイド部材223のガイド面223aに沿ってレジストローラ225と搬送ベルト233との間に送り込まれ、所定のタイミングでガイド部材226を介して搬送機構205の搬送ベルト233に送り込まれる。
また、搬送ガイド部材223には両面ユニット207から送り出される用紙203を案内するガイド面223bも形成されている。更に、両面印刷時に搬送機構205から戻される用紙203を両面ユニット207に案内するガイド部材227も配置している。
搬送機構205は、駆動ローラである搬送ローラ231と従動ローラ232との間に掛け渡した無端状の搬送ベルト233と、この搬送ベルト233を帯電させるための帯電ローラ234と、画像形成部202に対向する部分で搬送ベルト233の平面性を維持するプラテン部材235と、搬送ベルト233から送り出す用紙203を搬送ローラ231側に押し付ける押さえコロ236と、その他図示しないが、搬送ベルト233に付着した記録液(インク)を除去するためのクリーニング手段である多孔質体などからなるクリーニングローラなどを有している。
この搬送機構205の下流側には、画像が記録された用紙203を排紙トレイ206に送り出すための排紙ローラ238及び拍車239を備えている。
このように構成した画像形成装置において、搬送ベルト233は矢示方向に周回移動し、高電位の印加電圧が印加される帯電ローラ334と接触することで正に帯電される。この場合、帯電ローラ234の帯電電圧は所定の時間間隔で極性を切り替えることによって、搬送ベルト233を所定の帯電ピッチで帯電させる。
ここで、この高電位に帯電した搬送ベルト233上に用紙203が給送されると、用紙203内部が分極状態になり、搬送ベルト233上の電荷と逆極性の電荷が用紙203の搬送ベルト233と接触している面に誘電され、搬送ベルト233上の電荷と搬送される用紙203上に誘電された電荷同士が互いに静電的に引っ張り合い、用紙203は搬送ベルト233に静電的に吸着される。このようにして、搬送ベルト233に強力に吸着した用紙203は反りや凹凸が校正され、高度に平らな面が形成される。
そして、搬送ベルト233を周回させて用紙203を移動させ、記録ヘッド211から液滴を吐出することで、用紙203上に所要の画像が形成され、画像が記録された用紙203は排紙ローラ238によって排紙トレイ206に排紙される。
このように、この画像形成装置においては本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッドを備えているので、低コストで、高い信頼性が得られる記録ヘッドを用いて高速で画像を形成することができる。また、この画像形成装置における記録ヘッド及びこの記録ヘッドを駆動する部分で構成される液体吐出装置においても、本発明に係る液体吐出ヘッドからなる記録ヘッドを備えているので、低コストで、高い信頼性が得られる液体吐出を行うことができる。
なお、上記実施形態では本発明に係る画像形成装置をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、インク以外の液体である記録液や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。また、上記実施形態ではライン型画像形成装置に適用した例で説明しているが、記録ヘッドをキャリッジに搭載するシリアル型画像形成装置にも同様に適用することができる。
1…圧電アクチュエータ
2…圧電素子部材
3…給電部材
4…ベース部材
11…圧電素子柱
11A…駆動圧電素子柱
11B…非駆動圧電素子柱
12…スリット溝
25A、25B…外部電極
26…外部電極
101…流路基板
102…振動板部材
103…ノズル板
104…ノズル
106…加圧液室
110…圧電アクチュエータ
211k、211c、211m、211y…記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
301…圧電アクチュエータ
302…圧電素子部材
303…配線部材(給電部材)
304…ベース部材
311…圧電素子柱
311A…駆動圧電素子柱
311B…非駆動圧電素子柱
312…スリット溝
325…外部電極
326…外部電極
331…個別電極
333…ダミー電極

Claims (12)

  1. 圧電層と内部電極が交互に積層され、前記内部電極は交互に異なる端面に引き出されてそれぞれ外部電極に接続されている、複数の圧電素子柱が列状に並べて配置され、
    前記複数の圧電素子柱は、駆動される駆動圧電素子柱と駆動されない非駆動圧電素子柱とを交互に構成し、
    前記駆動圧電素子柱に駆動信号を与えるための配線部材が、2つの駆動圧電素子柱の間に配置される前記非駆動圧電素子柱の少なくとも1つに接合されている
    ことを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 前記配線部材が接合される前記非駆動圧電素子柱には、前記配線部材に設けられ、少なくとも2以上の前記駆動圧電素子柱に駆動信号を与える共通電極ラインが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電アクチュエータ。
  3. 前記共通電極ラインが接続される前記非駆動圧電素子柱は、所定数の前記駆動圧電素子柱毎に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の圧電アクチュエータ。
  4. 前記配線部材が接続される側の、前記駆動圧電素子柱の外部電極前記非駆動圧電素子柱の外部電極と比べて、一部が欠落もしくは分断されて形成され、前記外部電極が欠落もしくは分断された領域に共通電極となる外部電極とつながる内部電極が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の圧電アクチュエータ。
  5. 前記配線部材が接続される側の前記非駆動圧電素子柱及び前記駆動圧電素子柱の外部電極は第1、第2の領域に分離されて設けられ、第1の領域が前記配線部材の共通電極ラインに接続され、前記配線部材の信号電極が前記第2の領域に接続されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の圧電アクチュエータ。
  6. 前記第1の領域が前記圧電素子柱の先端側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の圧電アクチュエータ。
  7. 前記非駆動圧電素子柱には両端面に外部電極が設けられ、両端面に設けられた外部電極を相互に接続する内部電極を有していることを特徴とする請求項2に記載の圧電アクチュエータ。
  8. 前記非駆動圧電素子柱には前記配線部材に設けられた前記駆動信号の伝達に寄与しないダミー電極が接合されていることを特徴とする請求項1に記載の圧電アクチュエータ。
  9. 前記非駆動圧電素子柱と前記配線手段に設けられた前記駆動信号の伝達に寄与しないダミー電極とを半田接合する半田量が、前記駆動圧電素子柱と前記配線手段の前記駆動信号を伝達に寄与する電極とを半田接合する半田量より多いことを特徴とする請求項8に記載の圧電アクチュエータ。
  10. 前記複数の圧電素子柱が形成された圧電素子部材を有していることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の圧電アクチュエータ。
  11. 液滴を吐出するノズルが連通する液室の壁面を形成する振動板を圧電アクチュエータで変位させることで前記ノズルから液滴が吐出される液体吐出ヘッドにおいて、前記圧電アクチュエータが請求項1ないし10のいずれかに記載の圧電アクチュエータであることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  12. 液滴を吐出する液体吐出ヘッドを備えて画像を形成する画像形成装置において、前記液体吐出ヘッドが請求項11に記載の液体吐出ヘッドであることを特徴とする画像形成装置。
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