JP2006050934A - アガリクス茸抽出物の製造方法及びアガリクス茸抽出物並びにこれを配合した健康食品組成物 - Google Patents

アガリクス茸抽出物の製造方法及びアガリクス茸抽出物並びにこれを配合した健康食品組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 アガリクス茸そのものを食することに匹敵する有効成分の全てを含み、しかも、食感及び味覚がよいアガリクス茸抽出物の製造方法及びアガリクス茸抽出物並びにこれを配合した食品組成物を提供する。
【解決手段】 アガリクス茸に含有された有効成分を水性溶媒を用いて抽出する抽出工程S3と、前記抽出工程S3で得られる抽出液を、前記抽出工程S3で得られる抽出残渣の有孔部分に含浸させる含浸工程S4と、前記含浸工程S4で得られる含浸物を凍結乾燥する凍結乾燥工程S7と、前記凍結乾燥工程S7で得られる凍結乾燥物を粉砕する粉砕工程S9とを含む。
【選択図】 図1

Description

アガリクス茸の有効成分を含有するアガリクス茸抽出物の製造方法、及び、アガリクス茸抽出物、並びに、このアガリクス茸抽出物を配合した健康食品組成物に関する。
従来、アガリクス茸の有効成分を含有するアガリクス茸抽出物の製造方法としては、種々の方法が知られている。まず、古くから民間で伝承されている方法として、土瓶に乾燥アガリクス茸と水を入れ沸騰させた後、とろ火で煮出す方法がある。(例えば、特許文献1参照。)。
また、アガリクス茸を1〜5気圧(0.1〜0.5MPa)の加圧下、水又は含水アルコール等の水性溶媒を用いて101〜150℃で抽出し、その抽出液を50%(v/v)エタノールで分別し、アガリクス茸抽出物を沈殿物として得る方法がある。さらに、このようにして得られたアガリクス茸抽出物を食品に配合して、粉末、顆粒、錠剤又はカプセル等の形態に加工した健康食品組成物も知られている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−103927号公報(2頁左欄1〜20行、右欄13〜18行)
しかしながら、とろ火で煮出す方法では、アガリクス茸に含有された有効成分を十分に煮出すことはできないという問題があった。また、煮出した残りの残存断片物を直接食することも行われていたが、食感及び味覚が非常に悪いという問題もあった。
また、アガリクス茸を加圧下、水性溶媒で抽出する方法においては、抽出残渣として残る残存断片物は不要なものとして破棄している。この抽出残渣には、アガリクス茸の重要な有効成分の1つである食物繊維が含まれている。その結果、この方法で得られるアガリクス抽出物には、アガリクス茸の有効成分の一部しか含まれていないという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、アガリクス茸そのものを食することに匹敵する有効成分の全てを含み、しかも、食感及び味覚がよいアガリクス茸抽出物の製造方法及びアガリクス茸抽出物並びにこれを配合した健康食品組成物を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、アガリクス茸に含有された有効成分を水性溶媒を用いて抽出する抽出工程と、前記抽出工程で得られる抽出液を、前記抽出工程で得られる抽出残渣の有孔部分に含浸させる含浸工程と、前記含浸工程で得られる含浸物を凍結乾燥する凍結乾燥工程と、前記凍結乾燥工程で得られる凍結乾燥物を粉砕する粉砕工程とを含むアガリクス茸抽出物の製造方法として構成したものである。
前記の構成によれば、前記抽出工程により、アガリクス茸の有効成分の一部が抽出液に抽出され、また、前記含浸工程により、前記抽出された有効成分が抽出残渣の有孔部分に吸着され、前記凍結乾燥及び粉砕工程により、アガリクス茸の全ての有効成分が粉末化又は粗粒化される。さらに、粉末化又は粗粒化により、食感及び味覚が改善される。
請求項2に記載の発明は、前記抽出工程が、少なくとも、前記アガリクス茸に含有された酵素を失活させない温度で抽出を行う第1抽出工程と、この第1抽出工程の抽出残渣に前記水性溶媒を加えて前記温度より高い温度で抽出を行う第2抽出工程とを含むアガリクス茸抽出物の製造方法として構成したものである。
前記の構成によれば、前記抽出工程を少なくとも2段階に分けて行うことにより、アガリクス茸の有効成分の抽出量が増加し、また、前記第1工程の抽出温度が酵素を失活させない温度で行われることにより、アガリクス茸に含有された有効成分の1つである酵素成分が活性を有する状態で抽出される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の製造方法から得られるアガリクス茸抽出物において、前記抽出液および抽出残渣の粉末又は粗粒から構成されるアガリクス茸抽出物として構成したものである。
前記構成によれば、アガリクス茸の全ての有効成分が粉末化又は粗粒化される。さらに、粉末化又は粗粒化により、食感及び味覚が改善される。
請求項4又は5に記載の発明は、請求項3に記載のアガリクス茸抽出物を配合してなる健康食品組成物、又は健康食品組成物の形態が粉末、顆粒、錠剤又はカプセルである健康食品組成物として構成したものである。
前記の構成によれば、健康食品組成物がアガリクス茸の食効を有し、その形態により、食感及び味覚が改善される。
以上の通り、本発明のアガリクス茸抽出物の製造方法は、水性溶媒による抽出工程と、この抽出液の抽出残渣への含浸工程と、この含浸物の凍結乾燥工程と、この凍結乾燥物の粉砕工程とを含むので、アガリクス茸そのものを食することに匹敵する有効成分の全てを含み、しかも、食感及び味覚がよい、アガリクス茸抽出物の製造方法を提供することができた。
また、本発明のアガリクス茸抽出物は、抽出液及び抽出残渣を粉末化又は粗粒化したものなので、アガリクス茸そのものを食することに匹敵する有効成分の全てを含み、しかも、食感及び味覚がよい、アガリクス茸抽出物を提供することができた。
また、本発明の健康食品組成物は、前記アガリクス茸抽出物を配合、又は、この配合物を粉末、顆粒、錠剤又はカプセルの形態としたものなので、アガリクス茸の食効を有し、しかも、食感及び味覚がよい、健康食品組成物を提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1はアガリクス茸原末の製造方法を示す工程図、図2は抽出工程の概略を示すもので、(a)は抽出前、(b)は抽出後の模式図、図3は含浸工程の概略を示す模式図、図4は凍結乾燥工程で得られる凍結乾燥物の概略を示す模式図、図5はアガリクス茸抽出物の概略を示す模式図である。
まず、アガリクス茸とは、学名「アガリクス・ブラゼイ・ムリル」、和名を「カワラハラタケ」という担子菌類ハラタケ科のキノコである。そして、アガリクス茸の有効成分及びその食効として、後記のようなものがある。
アガリクス茸の有効成分としては、多糖類、ステロイド類、ミネラル類、核酸類、酵素類、ビタミン類、アミノ酸類、食物繊維が挙げられる。また、多糖類、ステロイド類、ミネラル類、核酸類、酵素類、ビタミン類、アミノ酸類は、後記抽出工程において、水性溶媒で抽出される成分(以下、抽出成分と称す。)である。また、食物繊維は、水性溶媒では抽出されず抽出残渣中に含まれる成分である。
また、多糖類としては、特殊結晶構造をもつβ−D−グルカン、β−D−グルカン−蛋白質複合体、酸性ヘテログルカン、キシログルカン、ヘテログルカン−蛋白質複合体、核酸(RNA)−蛋白質複合体、糖蛋白質(レクチン)等が挙げられ、その食効は抗腫瘍効果や免疫能賦活による延命効果である。また、β−D−グルカン−蛋白質複合体、核酸(RNA)−蛋白質複合体には血糖値を下降させる効果もある。
また、ステロイド類としては、セレビステロール誘導体、エルゴステロール酸化誘導体が挙げられ、その食効は癌細胞増殖抑止効果である。
また、核酸類としては、ヌクレオチドが挙げられ、例えば、グアニル酸、ウリジル酸、アデニル酸、シチジル酸等である。そして、後記する水性溶媒での抽出工程において水性溶媒が加温(熱)されることにより、生のアガリクス茸と比べて数倍量のヌクレオチドがアガリクス茸内につくりだされる。また、その食効は体内での補酵素としての働きである。
また、酵素類としては、アミラーゼ、トリプシン、マルターゼ、プロテアーゼが挙げられ、その食効は消化促進効果である。さらに、チロシナーゼという酵素(チロシンを酸化してメラニン色素を生じる酵素)も挙げられ、その食効は血圧を降下させる効果である。
また、メラニン蛋白質の存在も見出されており、この蛋白質は精液の生成、毛髪の生成、卵子の生成等に効果がある。また、ミネラル類(銅、亜鉛、マンガン、コバルト、ケイ素、アルミニウム、イオウ等)、ビタミン類(ビタミンB1、B2、C、D2等)、アミノ酸類(アルギニン、ロイシン、イソロイシン、グルタミン酸、スレオニン等)は、前記多糖類、ステロイド類、核酸類、酵素類との組合せにより、その食効に相乗的な効果作用を与える。
さらに、食物繊維とは人が摂取しても消化吸収されない多糖類やリグニンなどの高分子の物質を総称したもので、アガリクス茸に含まれる有効成分の中で最も重要で、人間の健康に関わるものである。そして、アガリクス茸の食物繊維を構成している不消化性β−D−グルカン、ヘテロ多糖、キチン質等には、食効として発癌性物質の吸着排泄等による癌予防効果がある。また、食物繊維の脂肪酸は、リノール酸を主体にした不飽和脂肪酸が全脂肪酸の70〜78%と高い割合を占めており、この不飽和脂肪酸の抗酸化作用、コレステロール低下作用、抗血栓作用により動脈硬化を改善し血圧を降下させる効果がある。
次に、アガリクス茸原末の製造方法について、図1の工程図の順に詳細に説明する。
(1)原料準備工程(S1)
常温倉庫に保管された乾燥アガリクス茸を準備する。また、必要に応じて、水分、大腸菌群、一般生菌数等の受入検査が実施されたものを使用する。
(2)粗粉砕工程(S2)
粉砕機(ハンマークラッシャー)にて乾燥アガリクス茸を粗粉砕し、スクリーン、インバーターを使用し粒度調整を繰り返しながら所定の粒度の粗砕アガリクス茸を作製する。例えば、所定の粒度は、粗砕アガリクス茸の砕片面積として5〜6mm2である。この砕片面積は、後記抽出工程において、アガリクス茸の抽出成分を最も効率よく抽出できる大きさであり、かつ、後記含浸工程において、抽出残渣の有孔部分への抽出成分の吸着が最も均一になる大きさである。
(3)抽出工程(S3)
(3−1)第1抽出工程
(a)図2に示すように、ライスボイラーBに、前記の粗砕アガリクス茸2の量に対応した所定量の水性溶媒1を準備し、加熱する。例えば、粗砕アガリクス茸2の100gに対し水性溶媒1は400mlを使用する。このとき、水性溶媒1としては、水又は含水アルコールが使用される。水は、アガリクス茸の豊富なミネラル類、アミノ酸類と親和性の強い滅菌精製水を使用することが好ましい。そして、滅菌精製水のpHを、例えば、6.8〜7.0に調整することにより、ミネラル類、アミノ酸類が効率よく抽出される。アルコールはメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等の低級1価アルコールが好ましい。含水アルコールの含水率はアルコールの種類によって異なるが、概ね50%(v/v)以上で、アルコールの炭素数が大きいほど含水率を高め、メタノールで約50%(v/v)以上、エタノールで約70%(v/v)以上、イソプロパノールで約80%(v/v)以上が好ましい。含水率が前記値を下回ると、アガリクス茸の抽出成分の抽出量が低下する。
(b)水性溶媒1の温度が90℃に達温した時、前記粗砕アガリクス茸2を投入する。投入後、図示しない調理用ステンレスへらで所定の要領で攪拌して粗砕アガリクス茸2の復元を促し、品温(粗砕アガリクス茸2の温度)が60℃に達温した時点で30分間維持し、過熱防止のために加熱をストップする。ここにおいて、品温50〜60℃は、アガリクス茸に含有された酵素を失活させない温度であって、40〜60℃の範囲内で、適宜、範囲を選択してもよい。
(c)品温が50℃まで降温したら、アガリクス茸の抽出成分を含む水性溶媒と、アガリクス茸の食物繊維等で構成される抽出残渣4に分け、水性溶媒を第1抽出液7として取り出す。
前記(a)〜(c)により、アガリクス茸の抽出成分3の1つである酵素類が活性を有した状態で水性溶媒中に抽出され、抽出成分3の他の成分である多糖類、ステロイド類、ミネラル類、核酸類、ビタミン類、アミノ酸類も水性溶媒1中に抽出される。また、活性を有する酵素類が抽出されることにより、後記のアガリクス茸抽出物および健康食品組成物が活性を有する酵素類を含むこととなる。そして、アガリクス茸抽出物および健康食品組成物を食した際、この活性酵素類が、アガリクス茸抽出物および健康食品組成物に含まれた多糖類の分解を促進し、多糖類の体内への吸収を促進する。さらに、品温を40〜60℃にすることにより、水性溶媒1(第1抽出液7)及び抽出残渣4の殺菌が行える。
(3−2)乾燥工程
前記抽出残渣を、アルミトレー毎に一定量(例えば、6000g)盛り付け、20〜22時間乾燥させる。この際、抽出残渣の盛付は、トレー面積に対して均一になるようにして、乾燥効率を促す。また、異物混入防止の為、抽出残渣を直接トレーに投入せず、トレー上にポリエチレン等のシートを敷き、そのシート上に抽出残渣を盛り付け、盛り付けた抽出残渣をポリエチレン等のシートで覆うことが好ましい。
(3−3)第2抽出工程
図2に示すように、前記乾燥された抽出残渣4に、再度、水性溶媒1を加え、前記第1抽出工程と同様の作業を行い、アガリクス茸の抽出成分3を含む第2抽出液8と、アガリクス茸の食物繊維等で構成される抽出残渣4を得る。ただし、品温は第1抽出工程での品温より高い温度を選択する。例えば、95℃以上が好ましく、98℃がより好ましい。また、水性溶媒1は前記第1抽出工程と同様の溶媒、又は、異なる溶媒を使用する。
この工程により、前記第1抽出工程では十分抽出しきれなかったアガリクス茸の抽出成分3が水性溶媒1中に抽出される。また、品温を第1抽出工程より高い温度、例えば、95℃以上にすることにより、水性溶媒1(第2抽出液8)及び抽出残渣4の殺菌効果が上がる。
また、前記(3)抽出工程(S3)により、粗砕アガリクス茸(原料アガリクス茸)に含まれている有効成分の量にバラツキがあっても、抽出成分の濃度は平均化又は均一化される。
(4)含浸工程(S4)
前記工程で得た抽出残渣を含む第2抽出液に、第1抽出液を加え、品温が40〜60℃に至るまで攪拌し、図3に示すように、抽出残渣4(食物繊維5等)の有孔部分6に第1抽出液7及び第2抽出液8を含浸させる。このとき、含浸を速めるために減圧下(例えば、圧力13.3Pa〜333Pa(0.1〜2.5Torr))で含浸させることが好ましい。
この含浸工程により、抽出残渣4の有孔部分6に抽出成分3が均一に吸着された含浸物9が得られる。そして、抽出残渣4の有孔部分6では、第1、2抽出液7、8が濃縮されることとなり、抽出成分3の濃度が高濃度になる。また、抽出成分3が抽出残渣4(食物繊維5)の表面(茸組織外)に吸着することにより、後記粉砕工程において、抽出成分3単独で、又は抽出残渣と混合された形態で粉末化される。その結果、アガリクス茸(抽出成分を茸組織内に含有)をそのまま食する時より、抽出成分が体内に吸収されやすくなる。また、抽出成分を抽出残渣と共に凍結乾燥することができるので、抽出液だけを凍結乾燥する工程を設ける必要がなく、凍結乾燥工程の作業が簡略化される。
(5)乾燥工程(S5)
前記(3−2)乾燥工程と同様の作業を行い、前記含浸物をトレー上で乾燥させる。
(6)予備凍結工程(S6)
前記乾燥した含浸物を、冷蔵庫(例えば、−30℃)内にて所定時間(例えば、12時間以上)入庫し、予備凍結を行う。この予備凍結工程により、次工程の凍結乾燥工程での含浸物の乾燥効率が向上し、かつ、含浸物の収縮が防止され品質保持される。また、凍結乾燥機の負荷も軽減される。
(7)凍結乾燥工程(S7)
前記の予備凍結された含浸物を凍結乾燥機内の棚に搬入し、基本的には真空度0.5〜0.8mbar(50〜80Pa)、乾燥時間22〜24時間で凍結乾燥を行う。真空度、乾燥時間は、適宜、変更しても構わないが、凍結乾燥終了時の品温(ここでは含浸物)が50℃以下になるようにする。また、品温の制御方法として、棚加熱制御を行うことが好ましい。さらに、乾燥不十分の場合には、再度、凍結乾燥を行ってもよい。
この工程により、図4に示すように、乾燥した抽出残渣4(食物繊維5)と、その有孔部分6内で乾燥した抽出成分3とを有する凍結乾燥物10が得られる。
(8)異物除去工程(1)(S8)
前記凍結乾燥終了後、異物除去のために、凍結乾燥物の目視選別を実施する。
(9)粉砕工程(S9)
前記凍結乾燥物を、粉砕機(ハンマークラッシャー)にてスクリーン(0.3〜0.5mmφ)を使用して粉砕して、粉末化したアガリクス茸抽出物を作製する。また、この粉末化されたアガリクス茸抽出物を、電動シフター(10メッシュ使用)で篩分けして、粗粒化してもよい。
この工程により、図5に示すように、抽出成分の粉末3aと、食物繊維等を含んだ抽出残渣の粉末11からなるアガリクス茸抽出物12が得られる。その結果、このアガリクス茸抽出物は、原料アガリクス茸に含まれている有効成分の全てを含んだものとなる。また、抽出残渣全てを粉末化することにより、アガリクス茸抽出物が、食物繊維以外の食効が解明されていない成分(抽出成分、食物繊維の食効に相乗効果を与える成分)をも含むこととなり、かつ、体内への吸収もよくなる。それにより、原料アガリクス茸そのものを食することに匹敵する食効を得ることができる。また、前記抽出工程及び含浸工程により濃度が高濃度、均一化された抽出成分が粉末化されるので、原料アガリクス茸そのものを食すること以上の食効を得ることができる。さらに、粉末化により、食感及び味覚も改善される。図示しない粗粒にした場合にも、同様の作用効果がある。
(10)異物除去工程(2)(S10)
前記アガリクス茸抽出物を、磁石(磁力は、例えば、10,000ガウス)に接して、アガリクス茸抽出物から磁性異物を除去する。次いで、前記アガリクス茸抽出物を金属探知機に通して、アガリクス茸抽出物から金属異物を除去する。そして、金属探知機としては、例えば、探知精度が鉄で0.8mmφ以上、ステンレスで1.5mmφ以上の探知機が使用される。
(11)計量・梱包工程(S11)
前記異物除去されたアガリクス茸抽出物を、従来公知の方法で計量・梱包する。例えば、アガリクス茸抽出物を電子秤等で一定量(5000g)計量し、そのアガリクス茸抽出物をポリエチレン袋又はアルミ袋内に詰め、次いで、そのポリエチレン袋又はアルミ袋を18Lブリキ缶内に詰め、さらに、そのブリキ缶をダンボール箱内に梱包する。
(12)製品出荷工程(S12)
前記梱包品を製品として出荷する。
次に、本発明のアガリクス茸抽出物は、前記で述べた製造方法により作製されるため、図5に示すように、アガリクス茸を水性溶媒で抽出したときの抽出液の粉末3a又は粗粒(図示せず)、及び、抽出残渣の粉末11又は粗粒(図示せず)から構成される。
図5はアガリクス茸抽出物12の構成を簡略化して示した模式図であり、抽出液(抽出成分)、抽出残渣(食物繊維等)が各々粉末化されているように示されているが、本発明はこの形態に限定されるものではない。すなわち、アガリクス茸抽出物は、その粉末又は粗粒の大きさによっては、抽出液(抽出成分)と抽出残渣(食物繊維)が混合して粉末化又は粗粒化されていてもよい。そして、粉末又は粗粒の大きさは食感及び味覚を考慮して設定され、粉末では0.3〜0.5mm、粗粒では1.5〜2.5mmの範囲内が食感及び味覚の点で優れている。
次に、本発明の健康食品組成物は、前記アガリクス茸抽出物に、従来公知の方法で、食品又は食品原料に配合してなるもので、その形態が粉末、顆粒、錠剤又はカプセルである。具体例としては、後記するような健康食品組成物である。
(a)アガリクス茸抽出物を、ジュース、清涼飲料水、茶、スープ、ゼリー、ヨーグルト、プリン、ふりかけ、ケーキミックス、粉末状又は液状の乳製品、パン、クッキー等に配合した健康食品組成物。
(b)アガリクス茸抽出物を、デキストリン、乳糖、澱粉等の賦形剤や香料、色素とともに、加温混合しながら結合剤液を噴霧して造粒し、乾燥後、ペレット、錠剤、顆粒等に整粒した健康食品組成物。
(c)アガリクス茸抽出物を、ゼラチン等で被覆してカプセルに形成加工した健康食品組成物。
そして、これらの健康食品組成物におけるアガリクス茸抽出物の配合量は、健康食品組成物の種類や形態によって適宜規定されるが、例えば、約0.01〜50質量%、好ましくは、約0.1〜30重量%である。配合量が0.01質量%未満では健康食品組成物に含まれるアガリクス茸の有効成分(抽出成分と食物繊維等)の量が少なすぎて、アガリクス茸に起因する食効が得られない。また、50質量%を超えると健康食品組成物の作製(調製)ができないことがある。
本発明のアガリクス茸抽出物の製造方法を示す工程図である。 本発明の抽出工程の概略を示すもので、(a)は抽出前、(b)抽出後の模式図である。 本発明の含浸工程の概略を示す模式図である。 本発明の凍結乾燥工程で得られる凍結乾燥物の概略を示す模式図である。 本発明のアガリクス茸抽出物の概略を示す模式図である。
符号の説明
S1 原料準備工程
S2 粗粉砕工程
S3 抽出工程
S4 含浸工程
S5 乾燥工程
S6 予備凍結工程
S7 凍結乾燥工程
S8 異物除去工程(1)
S9 粉砕工程
S10 異物除去工程(2)
S11 計量・梱包工程
S12 製品出荷工程
B ライスボイラー
1 水性溶媒
2 粗砕アガリクス茸
3 抽出成分
3a 粉末(抽出成分)
4 抽出残渣
5 食物繊維
6 有孔部分
7 第1抽出液
8 第2抽出液
9 含浸物
10 凍結乾燥物
11 粉末(抽出残渣)
12 アガリクス茸抽出物

Claims (5)

  1. アガリクス茸に含有された有効成分を水性溶媒を用いて抽出する抽出工程と、前記抽出工程で得られる抽出液を、前記抽出工程で得られる抽出残渣の有孔部分に含浸させる含浸工程と、前記含浸工程で得られる含浸物を凍結乾燥する凍結乾燥工程と、前記凍結乾燥工程で得られる凍結乾燥物を粉砕する粉砕工程とを含むことを特徴とするアガリクス茸抽出物の製造方法。
  2. 前記抽出工程が、少なくとも、前記アガリクス茸に含有された酵素を失活させない温度で抽出を行う第1抽出工程と、この第1抽出工程の抽出残渣に前記水性溶媒を加えて前記温度より高い温度で抽出を行う第2抽出工程とを含むことを特徴とする請求項1に記載のアガリクス茸抽出物の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の製造方法から得られるアガリクス茸抽出物において、前記抽出液および抽出残渣の粉末又は粗粒から構成されることを特徴とするアガリクス茸抽出物。
  4. 請求項3に記載のアガリクス茸抽出物を配合してなることを特徴とする健康食品組成物。
  5. 請求項4に記載の健康食品組成物の形態が粉末、顆粒、錠剤又はカプセルであることを特徴とする健康食品組成物。
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