図1は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1の構成を示す図である。医療機関物流システムである病院内物流システム1は、物品管理計算機10、プリンタ11、バーコードリーダ12、入力用端末計算機20、プリンタ21、バーコードリーダ22、およびネットワーク30を含んで構成される。医療・衛生材料用棚40は、複数の引き出し41を含み、各引き出しには、引き出しの中に格納されている医療・衛生材料を識別するための情報が記録されたラベル42が貼り付けられている。各引き出し41には、貼り付けられたラベル42に記載された識別情報に対応する医療・衛生材料が保管されている。
物品管理計算機10および入力用端末計算機20は、汎用のOS(Operating System)で動作するコンピュータであり、情報を入力するためのキーボードおよびマウスなどの入力装置と、ユーザに情報を表示するための液晶ディスプレイなどの表示画面を有する表示装置を含む。タッチパネルのように表示と入力とが1つの装置で行えるものを用いてもよい。
物品管理計算機10と入力用端末計算機20には、それぞれ、帳票などを印字するためのプリンタ11とプリンタ21、およびラベル42に記録された医療・衛生材料を識別するための情報を読み取るためのバーコードリーダ12とバーコードリーダ22が接続されている。医療・衛生材料を識別するための情報を読み取るための装置は、バーコードリーダに限らず、ラベル42の代わりに、QR(Quick Response)コードなどの2次元コードあるいはICタグなどを用いて、2次元コードあるいはICタグの情報を読み取る装置を用いてもよく、または医療・衛生材料を識別するための情報を入力装置から直接入力してもよい。医療・衛生材料を識別するための情報の入力方法は問わない。
物品管理計算機10は、病院内物流システム1のデータを管理するコンピュータであり、後述するデータベースを含み、物品を管理する主管管理部署などに設置される。入力用端末計算機20は、実施した処置および使用した医療材料の情報、あるいは実施予定の処置および使用予定の医療材料の情報を入力するためのコンピュータであり、LAN
(Local Area Network)およびWAN(Wide Area Network)などの通信網であるネットワーク30を介して物品管理計算機10に接続されている。
主管管理部署は、物品管理計算機10の入力装置から、管理対象とする処置の名称、医療材料を含む物品の名称、およびその処置に使用する物品の員数を含む情報を入力し、後述するデータベースに登録する。
看護師等の職員は、実施した処置を入力するとき、入力用端末計算機20からログインする。入力用端末計算機20は、物品管理計算機10のデータベースに登録された情報を表示装置に表示する。看護師等の職員は、実施した処置の名称、実施した処置に使用した物品の名称、およびその物品の員数を含む情報を、表示装置に表示された情報の中から選択または前記表示された情報を修正して、患者毎にかつ処置毎に入力する。入力用端末計算機20は、入力された情報を、物品管理計算機10に転送すると、物品管理計算機10は、転送された情報を、実施した処置に関する情報を管理するための実績管理テーブルに記憶し、実績管理テーブルに記憶した情報を入力用端末計算機20の表示装置に表示する。
実施予定を入力するとき、看護師等の職員は、入力用端末計算機20からログインする。入力用端末計算機20が物品管理計算機10のデータベースに登録された情報を表示装置に表示すると、看護師等の職員は、実施予定の処置の名称、実施予定の処置に使用する物品の名称、およびその物品の員数を含む情報を、表示装置に表示された情報の中から選択または前記表示された情報を修正して、患者毎にかつ処置毎に入力する。情報を修正する場合には、バーコードリーダ12,22または上述したICタグなどの情報読み取り装置を用いて修正情報を入力してもよい。入力用端末計算機20は、入力された情報を物品管理計算機10に転送すると、物品管理計算機10は、転送された情報を、実施予定の処置を管理する実施予定処置テーブルに記憶する。
実施予定を入力した後で実施した処置を入力するとき、看護師等の職員は、入力用端末計算機20からログインする。入力用端末計算機20が、実施予定処置テーブルに記憶された情報を物品管理計算機10から受信し、その情報を表示装置に表示すると、看護師等の職員は、表示された情報に修正が必要なときは、修正情報を入力装置から入力する。入力用端末計算機20が入力された修正情報を物品管理計算機10に転送すると、物品管理計算機10は、入力された修正情報に基づいて修正した実施予定処置テーブルの情報を、実績管理テーブルに記憶する。表示された情報に修正が必要でないときは、実施予定処置テーブルの情報がそのまま実績管理テーブルに記憶される。
所定の期間に実施した処置を患者別および/または処置別の処置実績を表示装置に表示またはプリンタに出力するとき、看護師等の職員は、入力用端末計算機20からログインし、集計する期間を指定して帳票出力を指示する。入力用端末計算機20から帳票出力要求を受けた物品管理計算機10は、実績管理テーブルの情報に基づいて、指定された期間について患者別および/または処置別の処置実績を集計し、集計結果を。入力用端末計算機20に送信し、入力用端末計算機20の表示装置に表示する。プリント出力が指示されたときは、プリンタ21に出力する。実施した処置の入力および実施予定の入力は、入力用端末計算機20だけでなく、物品管理計算機10からも入力することができる。
図2は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1の機能の構成を示す図である。制御機能50は、システム全体を制御する機能であり、マスタデータ設定機能51、実施入力機能52、物品管理機能53、および帳票出力機能54を含み、これらを直接制御する。制御機能50は、ログインを制御するログイン機能、メニュー選択を制御するメニュー選択機能などの処理を行うが、これらの機能は、従来技術の機能を用いて実現することができるので説明は省略する。
マスタデータ設定機能51は、管理対象の職員、処置、医療材料を含む物品などの情報をデータベースに登録し、データベースに登録されたマスタデータの追加、変更、または削除を行う。マスタデータ設定機能51は、病院内物流システム1が管理対象とする医療機関で働く職員に関する情報を登録する職員登録機能55、医療機関で使用する医療材料を含む物品に関する情報を登録する物品登録機能56、および医療機関で実施される処置(以下、処置行為ともいう)に関する情報を登録する処置登録機能57を含む。これらの機能によって設定される情報は、テーブルとしてデータベースに格納され、このデータベースは、物品管理計算機10に含まれるディスク装置などの記憶装置に記憶される。このデータベースに格納されるテーブルであって、病院内物流システム1で用いられる代表的なテーブルを表1に示す。
職種マスタ101、部署マスタ102、職員マスタ103、職位マスタ104、および権限マスタ105は、マスタデータ設定機能の職員登録機能55によって登録され、職員マスタ103が設定される前に、職種マスタ101、部署マスタ102、職位マスタ104、および権限マスタ105が設定される。職種マスタ101は、医師、看護師、検査技師、事務員などの職種と、その職種を識別するための職種ID(Identification)が登録される。部署マスタ102は、用度課、中央材料室、病棟1、病棟2などの部署と、その部署を識別するための部署IDが登録される。職位マスタ104は、看護主任、看護師長、看護部長、事務主任、課長などの職位と、その職位を識別するための職位IDが登録される。
権限マスタ105は、表示画面に表示される画面を操作する権限を設定したテーブルであり、操作を許可する画面ID、画面内機能ID、職種ID、部署IDなどを登録しておくことによって、職種、部署、職位によって使用することができる機能を制限する範囲を設定する。たとえば物品マスタ画面は、用度課の職員のみが操作することができるということが登録される。職員マスタ103は、職員の基本情報、たとえば職員氏名、職員ID、部署ID、職種ID、職位IDが登録される。
物品マスタ110は、マスタデータ設定機能の物品登録機能56によって、物品の基本情報、物品ID、大分類、中分類、品名、型番、規格、メーカ名、単価、請求名称、最小発注単位、標準納期(日数)、特定診療材料区分、発注先ID、単位IDなどが登録される。
マスタデータ設定機能の処置登録機能57によって、患者に対する処置に関する情報、たとえば処置名称、画面に表示するための表示名称、処置を選択する際に指定するグループである部位・手技区分、処置に使用する医療材料、その処置に使用する医療材料の標準的な数量、およびその数量の単位が登録される。処置行為マスタ106には、処置行為ID、処置名称、表示名称が登録され、単位マスタ107には、単位ID、単位名称が登録され、処置行為別使用物品テーブル108には、処置行為ID、物品ID、標準使用量、単位IDが登録される。
部位・手技区分は、たとえば気管、胃、腸、膀胱、突刺、皮膚科軟膏処置、創傷処置、熱傷処置、術後創傷処置、索引、IVH(Intravenous pyelography)に分類される。気管の区分には、喀痰吸引、干渉低周波去痰器を用いた喀痰排出、救命のための気管内挿管、気管内洗浄、超音波ネブライザーが含まれる。胃の区分には、胃持続ドレナージが含まれ、腸の区分には、注腸、腸内ガス排気装置、摘便、普通浣腸が含まれる。膀胱の区分には、留置カテーテル、導尿、膀胱洗浄が含まれ、突刺の区分には、胸腔、腹腔、骨髄、腰椎が含まれる。
実施入力機能52は、実施された処置および処置に使用した医療材料などを記録としてデータベースに残す。実施入力機能52は、処置を実施する前に実施予定の処置を設定する実施予定入力機能58を含む。
実施予定入力機能58は、実施予定の処置に関する情報、処置行為ID、実施予定日時、対象患者、物品ID、予定使用量などの情報が入力されると、実施予定処置テーブル121にそれらの情報を設定する。実施予定の処置に関する情報は、必ずしも設定しておく必要はないが、設定されていない場合は、処置を実施した後に、実施した処置が入力された際に行われる事前設定した内容との照合は行われない。実施予定の処置の設定は、電子カルテ/オーダリングシステムと連携している場合には、電子カルテ/オーダリングシステムから実施予定の処置に関する情報を取り込んでも行ってもよい。
実施入力機能52は、患者に実施された処置と使用された医療材料に関する情報が入力されると、その情報を患者毎にデータベース内の処置行為実績管理テーブル114に記憶するとともに、データベース内の処置行為別使用実績管理テーブル115に記憶する。実施予定入力機能58によって実施予定の処置に関する情報が入力されている場合は、実施予定の処置に関する情報を実施予定処置テーブル121から読み出して表示し、職員は、表示した情報と異なる場合のみ修正情報を入力すればよい。
処置行為実績管理テーブル114は、患者毎に作成される入院処置伝票をプリンタに出力する際の元データになるテーブルであり、患者毎の処置の実施履歴が記憶される。このテーブルに記憶される情報は、処置行為ID、実施日時、実施者、処置対象の患者IDなどの処置に関する情報が記憶される。
処置行為別使用実績管理テーブル115は、処置別に、使用実績を日報または月報として、あるいは指定された期間について、作成する際の元データになるテーブルであり、このテーブルに記憶される情報は、処置実施日、実施した処置、処置に使用した医療材料、その医療材料の使用量などの処置に関する情報が記憶される。
物品管理機能53は、消費量一括入力機能59を含み、部署毎の医療材料の在庫を管理するためのテーブルである部署別物品在庫量テーブル116を管理する。物品管理機能53は、更新前の該当する医療材料の在庫量から、実施入力機能52で入力され、処置行為実績管理テーブル114に記憶された使用量を減じて、更新後の在庫量とする計算を行い、更新後の在庫量が部署別物品在庫量テーブル116に記憶される。入庫が行われた場合は、更新前の該当する医療材料の在庫量に、入庫した数量を加えて、更新後の在庫量とする計算が行われ、更新後の在庫量が部署別物品在庫量テーブル116に記憶される。更新される部署は、ログインした職員の職員IDに対応する部署IDが職員マスタ103から特定される。
消費量一括入力機能59は、物品単位に消費量を入力することができる。上述した計算は、使用数量が画面から入力することができる管理単位の場合であるが、使用数量が画面から入力することができる管理単位未満の場合は、この消費量一括入力機能59によって、管理単位未満の使用数量をまとめて管理単位として一括入力する。この場合、患者および処置とは独立に、物品単位で数量が入力される。物品を識別する情報は、入力画面から入力してもよいし、医療・衛生材料棚40の引き出しに貼ったラベル42をバーコードリーダ12または22で読み取ってもよいし、使用頻度の高い物品については、それらの物品を識別することができるバーコードをまとめて紙に貼付したものを用意しておいて、それをバーコードリーダ12または22で読み取ってもよい。
帳票出力機能54は、処置行為実績管理テーブル114の情報に基づいて患者別に使用した医療材料、および/または処置行為別使用実績管理テーブル115の情報に基づいて処置別に使用した医療材料を、日報あるいは月報として、あるいは指定された期間について集計し、表示画面に表示あるいはプリンタに出力する。集計のために、各テーブルから必要な情報を取り出す際は、SQL(Structure Query Language)などのデータベースのデータを操作する言語を用いることによって、取り出すことができる。
帳票出力機能54は、日報あるいは月報として、あるいは指定された期間について集計する際に、処置毎に各医療材料の平均使用量を算出し、出力することができ、医療材料の平均使用量は、指定された期間内に使用したその医療材料の使用量の総計を、その期間内に実施した処置の実施回数で除することによって求められる。
この平均使用量から、処置ごとのコストを算出することができる。まず、医療材料毎に、その医療材料の平均使用量にその医療材料の単価を乗ずることによって、医療材料毎のコストを求める。次に、コストを求めたい処置に使用される医療材料について、求めた医療材料毎のコストを総計することによって求められる。医療材料の単価は、物品マスタ110から求められる。
患者マスタ109は、患者の基本情報を格納するテーブルであり、患者ID、氏名、入院/外来区分、病棟、部屋番号、ベッド番号などの情報が格納される。物品マスタ110は、物品の基本情報を格納するテーブルであり、物品ID、大分類、中分類、品名、型番、規格、メーカ名、単価、請求名称、最小発注単位、標準納期(日数)、特定診療材料区分、発注先ID、単位IDなどの情報が格納される。セット物品管理マスタ111は、セットで管理する物品のセット名称とセットコードを結びつけるテーブルであり、セットID、セット名称などの情報が格納される。セット構成管理マスタ112は、セットの構成物品を格納するテーブルであり、物品ID、必要数量、単位などの情報が格納される。
発注先マスタ113は、物品の発注先の基本情報を格納するテーブルであり、発注先ID、発注先名称、担当者、所在地、電話番号、FAX番号、E−mailアドレスなどの情報が格納される。部署別物品定数管理テーブル117は、部署毎の各物品の定数を格納するテーブルであり、部署ID、物品ID、最低在庫量、発注在庫量などの情報が格納される。発注実績管理テーブル118は、各部署から発注または請求した実績を管理するテーブルであり、発注日付、発注NO、発注部署ID、発注者ID、承認者ID、納期などの情報が格納される。発注明細テーブル119は、各発注の明細情報を確認するためのテーブルであり、発注NO、発注物品ID、発注個数、納入状況などの情報が格納される。納入実績管理テーブル120は、物品の納入に関する情報を管理するテーブルであり、納入日、発注NO、納入部署ID,納入確認者IDなどの情報が格納される。
図3は、本発明の実施の一形態である病院内情報システム1の表示画面に表示される基本的な画面の構成の一例を示す図である。画面の構成は、たとえば第1階層70から第6階層75までの6階層から構成されている。第N階層の画面は、1つ上の階層である第N−1階層の画面から呼び出されるが、他の階層の画面を直接呼び出す機能を付加すれば、使用頻度の高い画面を直接呼び出すようにすることもできる。
第1階層70は、病院内物流システム1が起動されると表示される画面であり、ユーザが、病院内物流システム1にログインするためのログイン画面である。第2階層71は、ログインした後に表示されるメニュー画面であり、入院患者選択、外来患者選択、患者登録、処置登録、物品管理、帳票出力、マスタ管理などの機能を選択する画面である。第3階層72以下の階層は、メニュー画面で選択された機能によって決められた画面が表示される。
第3階層72の画面には、入院患者選択、外来患者選択、患者登録、処置登録、物品管理、帳票出力、マスタ管理などの画面があり、入院患者選択画面からは、第4階層73の処置メニューの画面、処置メニューの画面からは、第5階層74の処置実施入力の画面、処置実施入力の画面からは、第6階層75の前日実施処置一覧または実施予定処置入力の画面が呼び出される。外来患者選択画面からは、第4階層73の処置実施入力の画面が呼び出される。
物品管理の画面からは、第4階層73の物品請求、物品請求状況、在庫表示、在庫修正、または消費量一括入力の画面が呼び出される。帳票出力からは、現在在庫量、消費物品一覧、発注物品一覧、納入物品一覧、患者別処置実績、または処置別実績が呼び出される。マスタ管理画面からは、職員マスタ、職種マスタ、所属部署マスタ、職位マスタ、権限マスタ、物品マスタ、セットマスタ、または発注先マスタが呼び出される。
病院内物流システム1で用いられる代表的な画面を表2に示す。以下各画面について詳述する。
図4は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられるログイン画面200の一例を示す図である。ログイン画面200は、システム起動時に自動表示される画面であり、使用者の認証を行うための画面である。ログイン画面200には、画面のタイトル「ログイン画面」、入力項目「職員ID」と「パスワード」、および操作ボタンである「ログイン」ボタン203と「終了」ボタン204が表示されている。使用者は、キーボードおよびタッチパネルに表示された操作ボタンなどの入力装置を用いて、職員IDとパスワードをそれぞれ入力部201と202に入力し、「ログイン」ボタン203を選択するとメニュー画面210が表示される。ログインを行わない場合は、「終了」ボタン204を選択することによって、ログインを行わずに終了することができる。
図5は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられるメニュー画面210の一例を示す図である。メニュー画面210は、病院内物流システム1で使用可能な機能を選択する画面である。メニュー画面210には、画面のタイトル「メニュー画面」、操作ボタンである「入院患者選択」ボタン211、「外来患者選択」ボタン212、「物品管理」ボタン213、「帳票出力」ボタン214、「マスタ管理」ボタン215、「患者登録」ボタン216、「処置登録」ボタン217、および「ログアウト」ボタン218が表示されている。「入院患者選択」ボタン211、「外来患者選択」ボタン212、「物品管理」ボタン213、「帳票出力」ボタン214、「マスタ管理」ボタン215、「患者登録」ボタン216、または「処置登録」ボタン217のいずれかの操作ボタンを選択すると、対応する表示画面、具体的には、それぞれ入院患者選択画面330、外来患者選択画面360、物品管理画面270、帳票出力メニュー画面450、マスタ管理画面260、患者登録画面220、または処置登録画面240が表示される。「ログアウト」ボタン218を選択すると、ログアウトして処理を終了することができる。
図6は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる患者登録画面220の一例を示す図である。患者登録画面220は、病院内物流システム1に患者を登録する画面である。患者登録画面220には、画面のタイトル「患者登録画面」、入力項目「患者ID」、「患者氏名」、「性別」、および「入院/外来」、入院時の選択項目「病棟」、「病室」、および「ベッド番号」、操作ボタンである「メニュー」ボタン228、「登録」ボタン229、および「削除」ボタン230が表示されている。使用者は、患者IDと患者氏名をそれぞれ入力部221,222に入力し、性別と入院/外来の別をそれぞれ選択部223と224から選択する。選択部223には、「男」または「女」をそれぞれの前に表示されている丸印の部分をマウス等で選択する。同様に、選択部224では、「入院」または「外来」を選択する。入院時の選択項目には、選択部225で病棟、選択部226で病室、選択部227でベッド番号を選択する。選択部225〜選択部227は、右側にある「▽」ボタンを操作することによって、それぞれの選択肢が表示されるのでその中から選択する。選択部225では病棟「1階東」、選択部226では病室「101」、選択部227ではベッド番号「1」が選択されている。入力した情報を登録するときは、「登録」ボタン229、入力した情報を削除するときは、「削除」ボタン230、メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン228を選択する。
図7は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる処置登録画面240の一例を示す図である。処置登録画面240は、病院内物流システム1で管理する処置を登録する画面であり、処置名称、処置で使用する物品、その物品の標準使用量を登録する。処置で使用する物品は、その処置で使用する最小保管単位分を消費する医療材料などの物品である。最小保管単位未満の物品は、消費量一括入力画面430を用いて、消費した数量を一括して入力する。処置登録画面240には、画面のタイトル「処置登録画面面」、入力項目「部位・手技区分」、「処置名称」、「登録済医療材料」、「物品選択」、「新規登録/部位・手技区分」、および「新規登録/処置名称」、操作ボタンである「メニュー」ボタン254、「登録」ボタン255、および「削除」ボタン256が表示されている。
部位・手技区分には、新規登録、気管、胃、腸、膀胱、突刺、皮膚科軟膏処置、創傷処置、熱傷処置、術後創傷処置、索引、およびIVHなどの選択肢があり、操作ボタン241の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作することによってこれらの選択肢から選択でき、選択された項目は、四角の線で囲まれる。新規登録を選択した場合は、新規登録/部位・手技区分の入力部252に、新たに登録する名称を入力する。処置名称には、新規登録、喀痰吸引、喀痰排出(干渉低周波去痰器)、超音波ネブライザー、気管内洗浄、救命のための気管内挿管などの選択肢があり、操作ボタン242の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作することによってこれらの選択肢から選択でき、選択された項目は、四角の線で囲まれる。新規登録を選択した場合は、新規登録/処置名称の入力部253に、新たに登録する名称を入力する。
登録済医療材料は、選択された医療材料などの物品を表示する部位であり、「選択済物品一覧」と表示されている下に、選択済の医療材料などの物品が品名、数量、単位とともに表示される。この図では「XZカテーテル、1、本」と「YZカテーテル、1、本」が表示されている。選択済の医療材料から選択を解除したい場合は、操作ボタン243の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作することによって、解除したい医療材料を選択し、「選択解除」ボタン257を押すことによって選択した医療材料を解除することができる。
物品選択は、選択した処置に使用する物品を選択する部位であり、「物品区分」、「大分類」、「中分類」、「品名」、「数量」、および「単位」などの選択項目がある。各選択項目は、それぞれの操作ボタン245〜操作ボタン250を操作することによって、表示される選択肢の中から選択することができる。操作ボタン245〜操作ボタン248を操作する代わりに、物品を識別するための情報が記録されたラベル42をバーコードリーダ22等で読み込んで物品を選択してもよい。この例では、それぞれ「カテーテル」、「XXカテーテル」、「X1カテーテル」、「X1カテーテル」、「1」、「本」と表示されている。それぞれの項目を選択した後で、「選択」ボタン251を操作することによって、登録済医療材料の部位に選択された物品が表示される。
入力した情報を登録するときは、「登録」ボタン255、入力した情報を削除するときは、「削除」ボタン256、メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン254を操作する。
図8は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられるマスタ管理画面260の一例を示す図である。マスタ管理画面260は、病院内物流システム1で扱うデータを管理、たとえばデータを登録、変更、および削除する機能をデータの種類によって選択するメニュー画面である。マスタ管理画面260には、画面のタイトル「マスタ管理」、および操作ボタンである「職員マスタ」ボタン261、「職種マスタ」ボタン262、「所属部署マスタ」ボタン263、「職位マスタ」ボタン264、「権限マスタ」ボタン265、「物品マスタ」ボタン266、「セットマスタ」ボタン267、「発注先マスタ」ボタン268、および「メニュー」ボタン269が表示されている。登録したい情報が格納されるテーブルに対応する操作ボタンを操作することによって、目的のテーブルに登録するための操作画面が表示される。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン269を操作する。
図9は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる物品管理画面270の一例を示す図である。物品管理画面270は、物品を管理するための機能を選択するメニュー画面である。物品管理画面270には、画面のタイトル「物品管理」、および操作ボタンである「物品請求」ボタン271、「物品請求状況」ボタン272、「在庫表示」ボタン273、「在庫修正」ボタン274、および「メニュー」ボタン275が表示されている。目的の処理を行う操作ボタンを操作することによって、その操作画面が表示される。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン275を操作する。
図10は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる物品マスタ画面280の一例を示す図である。物品マスタ画面280は、病院内物流システム1で管理する物品の属性情報を登録する画面である。物品マスタ画面280には、画面のタイトル「物品マスタ登録」、物品検索条件・登録内容281の入力項目「物品ID」、「大分類」、「中分類」、「品名」、「型番」、「規格」、「メーカ名」、「単価」、「請求名称」、「最小発注単位」、「標準納期(日数)」、「特定診療材料区分」、および「発注先ID」、検索結果を表示する部位295、および操作ボタンである「メニュー」ボタン297、「マスタ管理」ボタン298、「検索」ボタン299、「登録」ボタン300、「削除」ボタン301、および「印刷」ボタン302が表示されている。
物品検索条件・登録内容281の入力項目に対して、それぞれの入力部282〜入力部294に対応する内容を入力あるいは選択肢がある場合は選択する。選択肢は、入力部283,284,285,288,289,291,293,294の「▽」ボタンを操作することによって選択肢が表示され、表示された選択肢の中から選択する。目的の物品を検索するときは、既知の情報を入力した後、「検索」ボタン299を操作することによって、入力された情報に合致する物品を検索することができる。
検索結果を表示する部位295には、物品ID、大分類、中分類、品名、型番、規格、メーカ名、単価、請求名称、最小発注単位、標準納期(日数)、特定診療材料区分、および発注先IDが2行に渡って表示される。この例では、物品ID「00001」について「00001、医療材料、ディスポーザル、XXカテーテル、XX−001、AAA、maker1、1000、Xカテ、10本、2、X、999」、物品ID「00002」について「00002、事務用品、文房具、シャープペン、SH−001、BBB、maker2、100、シャープペンSH、20本、1、X、999」が表示されている。検索結果を削除したい場合は、操作ボタン296の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、削除したい物品を選択した後、「削除」ボタン301を操作することによって削除することができる。
「登録」ボタン300を操作すると、物品検索条件・登録内容281に表示されている情報で物品が登録される。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン297、マスタ管理画面260に戻りたいときは、「マスタ管理」ボタン298、この画面の内容を印刷したいときは、「印刷」ボタン302を操作する。
図11は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる職員マスタ画面310の一例を示す図である。職員マスタ画面310は、病院内物流システム1を利用する職員の属性情報を登録する画面である。職員マスタ画面310には、画面のタイトル「職員マスタ」、検索/登録条件323の入力項目「職員ID」、「職員氏名」、「所属部署ID」、「職種ID」、および「職位ID」、検索結果324、および操作ボタンである「メニュー」ボタン317、「マスタ管理」ボタン318、「検索」ボタン319、「登録」ボタン320、「削除」ボタン321、および「印刷」ボタン322が表示されている。
検索/登録条件323の入力項目に対して、対応する内容をそれぞれの入力部311〜入力部315から入力あるいは選択肢があるときは選択する。選択肢は、入力部313〜入力部315の「▽」ボタンを操作することによって選択肢が表示され、表示された中から選択する。目的の職員を検索するときは、既知の情報を入力した後、「検索」ボタン319を操作することによって、入力された情報に合致する職員を検索することができ、検索結果として表示される。
検索結果324には、職員ID、職員氏名、所属部署、職種、および職位が表示される。この例では、職員ID「001」について、「001、AAAAA、1階東、看護師、師長」、職員ID「002」について、「002、BBBBB、1階東、看護師、主任」が表示されている。検索結果324に表示されている職員を削除したい場合は、操作ボタン316の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、削除したい職員を選択した後、「削除」ボタン321を操作することによって削除することができる。
「登録」ボタン320を操作すると、検索/登録条件323に表示されている情報で職員が登録される。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン317、マスタ管理画面260に戻りたいときは、「マスタ管理」ボタン318、この画面の内容を印刷したいときは、「印刷」ボタン322を操作する。
図12は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる入院患者選択画面330の一例を示す図である。入院患者選択画面330は、入院患者を選択する画面である。入院患者選択画面330には、画面のタイトル「入院患者選択画面」、患者を選択するための操作ボタン331〜操作ボタン350が病室毎に表示され、さらに「病棟選択」、および操作ボタンである「メニュー」ボタン352、「前画面」ボタン353、および「次画面」ボタン354が表示されている。病棟選択は、操作ボタン351の「▽」ボタンを操作することによって選択肢が表示され、表示された選択肢の中から選択する。この例では、「1階東病棟」が選択されている。
病室毎に表示される患者毎の操作ボタンは、たとえば101号室については、「AAAAAAAさん」ボタン331、「BBBBBBBさん」ボタン332、「CCCCCCCさん」ボタン333、および「DDDDDDDさん」ボタン334が表示され、同様に102号室〜105号室についても表示されている。患者を、操作ボタン331〜操作ボタン350のいずれかのボタンで選択すると、処置メニュー画面370が表示される。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン352、前の画面に戻りたいときは、「前画面」ボタン353、次の画面を表示したいときは、「次画面」ボタン354を操作する。
図13は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる外来患者選択画面360の一例を示す図である。外来患者選択画面360は、外来の患者を選択する画面である。外来患者選択画面360には、画面のタイトル「外来患者選択」、入力項目「患者ID入力」と「患者名カナ入力」、検索された患者の情報を表示する部位364、および操作ボタンである「患者検索」ボタン363、「メニュー」ボタン365、および「患者確定」ボタン366が表示されている。
入力項目「患者ID入力」と「患者名カナ入力」に対して、それぞれ入力部361と362に必要な情報を入力し、「患者検索」ボタン363を操作すると検索結果が検索された患者の情報を表示する部位364に表示される。この例では、「患者ID 999999、患者名 XXXXXXXXさん、生年月日 YYYY年MM月DD日、性別 X」と表示されている。検索結果に示された患者が該当者であれば、「患者確定」ボタン366操作して患者を確定すると、処置実施入力画面380が表示される。外来患者は、入院患者と異なり、毎日来院する可能性が少ないため、処置メニュー画面370は表示しない。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン365を操作する。
図14は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる処置メニュー画面370の一例を示す図である。処置メニュー画面370は、実施する予定の処置の入力または実施した処置の入力の画面を選択する画面である。処置メニュー画面370には、画面のタイトル「処置メニュー」、操作ボタンである「予定入力」ボタン371、「実施入力」ボタン372、および「患者選択」ボタン373が表示されている。実施する予定の処置の入力のときは、「予定入力」ボタン371、実施した処置の入力のときは、「実施入力」ボタン372を操作することによって、それぞれ実施予定処置入力画面410、処置実施入力画面380が表示される。入院患者選択画面330に戻りたい場合は、「患者選択」ボタン373を操作する。
図15は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる処置実施入力画面380の一例を示す図である。処置実施入力画面380は、実施した処置を入力する画面である。実施した処置、使用した医療材料、およびその使用数量などの情報を入力する。使用した医療材料の使用数量は、標準使用量が表示される。処置実施入力画面380には、画面のタイトル「XXXXXさん処置実施入力 実施者:YYYYYYY」、入力項目「実施日」、「部位・手技選択」、「詳細項目選択」、および「使用材料入力」および操作ボタンである「日付選択」ボタン385、「メニュー」ボタン393、「患者選択」ボタン394、「本日実施予定処置一覧」ボタン395、「前日実施処置一覧」ボタン396」、「使用材料追加」ボタン397、および「実施入力」ボタン398が表示されている。
実施日は、操作している年月日が表示されるが、年月日を変更したいときは、年、月、日をそれぞれ入力部381〜383から入力するか、日については操作ボタン384の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作し、「日付選択」ボタン385によって年月日を確定することができる。実施処置一覧には、入力された処置が一覧表で表示される。処置の数が多いために表示欄に入りきらない場合は、操作ボタン386の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作してスクロールすることによって見ることができる。この例では「超音波ネブライザー」が表示されている。
部位・手技選択では、たとえば気管、胃、腸、膀胱、突刺、皮膚科軟膏処置、創傷処置、および熱傷処置が表示されているが、区分の選択は、操作ボタン387の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、区分を選択することができる。表示されていない区分を表示したいときは、操作ボタン387の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、スクロールすることによって見ることができる。この例では、「気管」が選択されており、選択されている区分、この場合、「気管」が四角の線で囲まれている。詳細項目選択では、「気管:詳細項目選択」と表示されており、「気管」についての詳細項目が表示されていることを示している。この例では、喀痰吸引、喀痰排出(干渉低周波去痰器)、救命のための気管内挿管、気管内洗浄、超音波ネブライザーが選択肢として表示されている。詳細項目の選択は、操作ボタン388の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、選択することができる。この例では、「気管内洗浄」が選択されており、選択されている詳細項目、この場合、「気管内洗浄」が四角の線で囲まれている。
使用材料入力では、「気管内洗浄:使用材料入力」と表示されており、詳細項目選択で選択された「気管内洗浄」が表示されている。使用材料入力の部位389には、「材料」、「標準使用量」、「今回の使用量」が、材料毎に表示され、この例では、材料として、「気管カテーテル」、「生理食塩水(200ml)」、および「注射器」の3種類の材料が表示され、それぞれの標準使用量は、「1本」、「1パック」、および「1本」である。それらに対する今回の使用量は、それぞれ入力部390〜392に標準使用量が表示されるが、変更があるときは、入力部390〜392に入力することによって変更することができる。この例では、それぞれ「1」本、「2」パック、および「1」本と表示されている。
入力した情報は、「実施入力」ボタン398を操作することによってデータベースの処置行為実績管理テーブル114および処置行為別使用実績管理テーブル115に記憶される。すべての項目が入力されていないときは、警告メッセージが表示される。実施した処置で使用した材料が使用材料入力の部位389に表示されていないときは、「使用材料追加」ボタン397を操作して、使用材料追加画面に移り、表示されていない材料を使用材料追加画面で追加入力することができる。
本日の実施予定処置の一覧を表示したいときは、「本日実施予定処置一覧」ボタン395、前日の実施処置の一覧を表示したいときは、「前日実施処置一覧」ボタン396を操作する。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン393を操作し、患者選択画面に戻りたい場合は、「患者選択」ボタン394を操作する。
図16は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる使用材料追加画面400の一例を示す図である。使用材料追加画面400は、実施した処置で使用した材料が表示されていないときに、その材料を追加入力する画面である。使用材料追加画面400には、画面のタイトル「使用材料追加」と物品選択401がある。物品選択401には、「物品区分」、「大分類」、「中分類」、「品名」、「使用数量」、および「単位」などの選択項目、および「追加」ボタン408と「戻る」ボタン409がある。
各選択項目は、それぞれの操作ボタン402〜操作ボタン407を操作することによって、表示される選択肢の中から選択することができる。操作ボタン402〜操作ボタン405を操作する代わりに、物品を識別するための情報が記録されたラベル42をバーコードリーダ22等で読み込んで材料を選択してもよい。この例では、それぞれ「カテーテル」、「XXカテーテル」、「X1カテーテル」、「X1カテーテル」、「1」、「本」と表示されている。
選択した材料を追加するときは「追加」ボタン408を操作する。「追加」ボタン408を操作すると、画面は処置実施入力画面380に戻る。「戻る」ボタン409は、材料を追加せずに処置実施入力画面380に戻るときに操作する。使用材料追加画面400は、通常処置に使用しない材料を使用したとき、つまり処置に使用する材料として登録されてない材料を使用したとき、実施した処置に使用した材料として追加するための画面であり、処置に使用する材料として登録するときは、図7に示した処置登録画面240で材料の登録を行う。
図17は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる前日実施処置一覧410の一例を示す図である。前日実施処置一覧410は、前日に実施した処置の一覧を表示する画面である。前日実施処置一覧410には、画面のタイトル「XXXXXXXさん」、サブタイトル「YYYY年MM月DD日実施処置一覧」、実施した処置一覧および操作ボタンである「戻る」ボタン412と「本日実施へ転送」ボタン413が表示されている。この例では、実施した処置一覧として、「超音波ネブライザー」と「気管内洗浄」が表示されている。表示数が多く表示しきれないときは、操作ボタン411の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、スクロールすることによって表示することができる。元の画面に戻るときは、「戻る」ボタン412、表示されている内容を、本日の実施処置として入力したいときは、「本日実施へ転送」ボタン413を操作する。
図18は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる実施予定処置入力415の一例を示す図である。実施予定処置入力415は、実施する予定の処置を入力する画面である。実施予定処置入力415には、画面のタイトル「XXXXXさん予定処置入力」、入力項目「実施日」、「部位・手技選択」、および「詳細項目選択」、「入力済処置一覧」、および操作ボタンである「日付選択」ボタン420、「解除」ボタン424、「戻る」ボタン425、「患者選択」ボタン426、「登録」ボタン427、および「本日実施へ転送」ボタン428が表示されている。
実施日は、操作している年月日が表示されるが、年月日を変更したいときは、年、月、日をそれぞれ入力部416〜入力部418から入力するか、日については操作ボタン419の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作し、「日付選択」ボタン420によって年月日を確定することができる。
部位・手技選択では、たとえば気管、胃、腸、膀胱、突刺、皮膚科軟膏処置、創傷処置、および熱傷処置が表示されているが、区分の選択は、操作ボタン421の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、区分を選択することができる。表示されていない区分を表示したいときは、操作ボタン421の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、スクロールすることによって見ることができる。この例では、「気管」が選択されており、選択されている区分、この場合、「気管」が四角の線で囲まれている。詳細項目選択では、「気管:詳細項目選択」と表示されており、「気管」についての詳細項目が表示されていることを示している。この例では、喀痰吸引、喀痰排出(干渉低周波去痰器)、救命のための気管内挿管、気管内洗浄、超音波ネブライザーが選択肢として表示されている。詳細項目の選択は、操作ボタン422の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、選択することができる。この例では、「気管内洗浄」が選択されており、選択されている詳細項目、この場合、「気管内洗浄」が四角の線で囲まれている。
入力済処置一覧では、「入力済処置一覧 YYYY年MM月DD日」と表示され、「超音波ネブライザー」と「気管内洗浄」が表示されている。表示数が多く表示しきれないときは、操作ボタン423の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して、スクロールすることによって表示することができる。
選択した情報を登録したいときは、「登録」ボタン427、入力済処置一覧に表示されている処置を削除したいときは、「解除」ボタン424、表示されている内容を本日の実施処置として入力したいときは、「本日実施へ転送」ボタン428、元の画面に戻るときは、「戻る」ボタン425、入院患者選択画面330に戻りたいときは、「患者選択」ボタン426を操作する。
図19は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる消費量一括入力画面430の一例を示す図である。消費量一括入力画面430は、処置実施入力画面で入力できない物品の消費量を入力する画面である。消費量一括入力画面430には、画面のタイトル「請求/(消費量)一括入力」、消費物品とその消費量を入力する部位と物品を選択する3つの部位、および操作ボタンである「メニュー」ボタン444が表示されている。
消費物品とその消費量を入力する部位には、入力項目「消費物品」と「消費量」、および操作ボタンである「決定」ボタン439と「クリア」ボタン440が表示されている。消費物品と消費量は、それぞれ入力部437,438から入力する。入力項目「消費物品」は、物品を選択する3つの部位のいずれかによって選択して入力してもよい。
最近使用した物品から物品を選択する部位は、最近使用した物品の一覧から目的の物品を選択する。この例では、「消毒用アルコール(XX−AL1)」、「シャープペン」、「脱脂綿(DS−MEN−002)」、および「消しゴム(ER−X1)」が表示され、操作ボタン431の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して目的の物品を選択し、この例では、「消毒用アルコール(XX−AL1)」が四角の線で囲まれて、選択されたことが示されている。「選択」ボタン432を操作することによって、四角の線で囲まれた物品を選択することができる。
物品選択から物品を選択する部位は、大分類、中分類、および製品のそれぞれを選択することによって、目的の物品を選択する。大分類、中分類、および製品は、それぞれ操作ボタン433〜操作ボタン435を操作して選択する。この例では、それぞれ「XXX」、「YYY」、「ZZZ」が選択されている。「選択」ボタン436を操作することによって目的の物品が選択される。
製品検索(文字入力)から物品を選択する部位は、入力項目「製品名」、検索結果、および操作ボタンである「選択」ボタン442が表示されている。製品名を入力部441に入力すると、入力された文字に関連する製品名が検索結果に表示される。この例では、製品名として「ア」を入力部441へ入力すると、先頭文字が「ア」である製品名、たとえば「アルコール(XX−AL1)」、「アルコール(XY−AL2)」、「アルコール(XZ−AL3)」、および「アルコール(XZ−AL4)」が検索結果に表示されている。操作ボタン443の「△」ボタンまたは「▽」ボタンを操作して目的の物品を選択し、「選択」ボタン442を操作することによって目的の物品が選択される。この例では、「アルコール(XX−AL1)」が四角の線で囲まれて、選択されたことが示されている。
物品を選択する方法として、バーコードリーダを用いてもよい。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン444を操作する。
図20は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる帳票出力メニュー画面450の一例を示す図である。帳票出力メニュー画面450は、帳票を出力するための画面である。帳票出力メニュー画面450には、画面のタイトル「帳票出力メニュー」、操作ボタンである「現在在庫量」ボタン451、「消費物品一覧」ボタン452、「発注物品一覧」ボタン453、「納入物品一覧」ボタン454、「患者別処置実績」ボタン455、「処置別実績」ボタン456、および「メニュー」ボタン457が表示されている。目的の帳票を表示するための画面を、対応する操作ボタン451〜456を操作することによって選択することができる。メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン457を操作する。
図21は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる患者別処置実績画面460の一例を示す図である。患者別処置実績画面460は、患者別処置実績の帳票を出力するための画面である。患者別処置実績画面460には、画面のタイトル「患者別処置実績」、サブタイトル「YYYY年MM月 AAAAAA様 処置実績」、処置行為別実施回数一覧、入力項目「年」、「月」、「病棟」、および「患者」、操作ボタンである「メニュー」ボタン470、「患者選択」ボタン471、「決定」ボタン472、「印刷」ボタン473、「前画面」ボタン474、および「次画面」ボタン475が表示される。
入力項目である年と月に対して、入力部466と467からそれぞれ年と月を入力し、操作ボタン468の「▽」ボタンを操作して病棟を選択し、操作ボタン469の「▽」ボタンを操作して患者を選択する。この例では、「YYYY」年、「MM」月について、「1階東」病棟の「患者A」患者が選択されており、「決定」ボタン472を操作することによって、「患者A」患者についての処置行為別実施回数一覧が表示される。
処置行為別実施回数一覧には、「処置行為」欄461の下の欄に処置の名称が表示され、この例では、「気管内洗浄」と「超音波ネブライザー」が表示されている。処置別の実施回数は、日毎に表示され、この例では、1日から10日までの実施回数が表示されている。実施した処置行為が1画面で表示できないときは、操作ボタン464の「△」ボタンまたは操作ボタン465の「▽」ボタンを操作して、表示されていない処置行為の実施回数を表示することができる。11日から20日まで、または21日から月末までの実施回数は、「前画面」ボタン474、あるいは「次画面」ボタン475を操作することによって表示することができる。
表示されている処置行為別実施回数一覧を印刷したいときは、「印刷」ボタン473、メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン470を操作し、患者選択画面に戻りたい場合は、「患者選択」ボタン471を操作する。
図22は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる処置別実績画面480の一例を示す図である。処置別実績画面480は、処置毎に使用した医療材料の実績を出力するための画面である。処置別実績画面480には、画面のタイトル「処置別実績」、サブタイトル「YYYY年MM月 部署:XXXX 気管内洗浄実績」、処置別使用量一覧、入力項目「開始年月」、「終了年月」、「部位・手技選択」、「詳細項目選択」、および「病棟」、操作ボタンである「メニュー」ボタン495、「決定」ボタン496、「印刷」ボタン497、「前画面」ボタン498、および「次画面」ボタン499が表示される。
入力項目である開始年月および終了年月に対して、入力部486,488からそれぞれ年を、入力部487,489からそれぞれ月を入力し、操作ボタン490の「▽」ボタンを操作して部位・手技選択を選択し、操作ボタン491の「▽」ボタンを操作して詳細項目選択を選択し、操作ボタン492の「▽」ボタンを操作して病棟を選択する。この例では、「気管」が部位・手技選択で選択され、「気管内洗浄」が詳細項目選択で選択され、「1階東」が病棟で選択され、「決定」ボタン496を操作することによって、開始年月と終了年月によって指定された期間の処置別使用量一覧が表示される。詳細項目選択は、部位・手技選択で選択された「気管」についての詳細項目から選択される。「気管:詳細項目選択」と表示されている中の「気管」は、部位・手技選択で選択された区分であることを示している。
処置別使用量一覧には、欄481に「使用材料」と表示され、この例では、「気管カテーテル」、「生理食塩水」、および「注射器」が、それぞれ欄482〜欄484に表示されている。使用材料毎の使用量は、日毎に表示され、この例では、1日から10日までの使用量が表示されている。たとえば「気管カテーテル」の日付「2」の日の使用量は、「4」である。最下段の「処置回数」は、日毎に実施された処置の回数であり、この例では「気管内洗浄」についての回数である。たとえば日付「2」の日の回数は「4」である。
処置で使用する材料が1画面で表示できないときは、操作ボタン493の「△」ボタンまたは操作ボタン494の「▽」ボタンを操作して、表示されていない材料の使用量を表示することができる。11日から20日まで、または21から月末までの使用量は、「前画面」ボタン498、あるいは「次画面」ボタン499を操作することによって表示することができる。
合計欄500と平均欄502は、それぞれ開始年月から終了年月で決まる指定期間内485についての、それぞれの使用材料毎の合計と平均である。この例では、年月のみを指定して、月単位で算出しているが、年月日を入力可能として日単位で算出してもよい。標準値501は、処置実施入力画面380で表示される標準使用量である。たとえば「気管カテーテル」の合計、標準値、平均は、それぞれ「25」、「1」、「1」である。
表示されている処置別使用量一覧を印刷したいときは、「印刷」ボタン497、メニュー画面210に戻りたいときは、「メニュー」ボタン495を操作する。
図23は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる入院処置伝票のプリント出力の一例を示す図である。入院処置伝票は、たとえば患者毎に1ヶ月間に実施した処置の名称と日毎の実施回数、および処置で使用した特定保険医療材料の日毎の使用量が出力された帳票であり、患者別処置実績画面460で印刷を選択したときに出力される。この例では、タイトルとして「YYYY年MM月 XXXXXさん 入院処置伝票」と記載され、欄600に縦欄の項目である「処置・特定保険医療材料」、欄601に「救命のための気管内挿管」、欄602に「気管内チューブ(カフあり・カフェ上部吸引機能あり)」、欄603に「超音波ネブライザー」、欄604に「気管内洗浄」と記載され、日付「1」〜「31」の日毎に、それぞれの処置の実施回数が記載されている。たとえば「超音波ネブライザー」の日付「1」では、「1」回である。処置で特定保険医療材料を使用した場合には、その名称と使用量が処置の下に記載される。たとえば「救命のための気管内挿管」の日付「7」では、「救命のための気管内挿管」が1回実施され、特定保険医療材料として欄602の「気管内チューブ(カフあり・カフェ上部吸引機能あり)」が1回使用されたことが記載されている。
図24は、本発明の実施の一形態である病院内物流システム1で用いられる処置別使用医療材料実績のプリント出力の一例を示す図である。処置別使用医療材料実績は、たとえば指定された処置、期間、部署での処置の実施回数と使用材料毎の使用量とを、日毎に集計して出力した帳票である。タイトルとして「処置別使用医療材料実績」、サブタイトルとして「処置名称:気管内洗浄 YYYY年MM月〜YYYY年MM月 部署:1階東」と記載され、欄610には、「使用材料/日付」と記載され、「使用材料」は縦欄、「日付」は横欄の項目を示している。欄611に「気管カテーテル(本)」、欄612に「生理食塩水(200ml/パック)」、欄613に「注射器(本)」、欄614に「処置回数(回)」と記載されている。たとえば「気管カテーテル(本)」の日付「1」の日には、「3」と記載され、これは、日付「1」の日に使用された気管カテーテルが3本であることを示している。
欄外には、「材料名称」、「指定期間内合計」、「平均使用個数」、および「処置実施回数」という項目が記載されている。「材料名称」には、「気管カテーテル」、「生理食塩水(200ml/パック)」、「注射器」が記載され、対応する「指定期間内合計」がそれぞれ「31本」、「60パック」、「27本」、対応する「平均使用個数」が、それぞれ「1.1本」、「2.2パック」、「1本」と記載され、「処置実施回数」には、「27回」と記載されている。
図25は、本発明の実施の他の形態である医療機関物流管理方法の工程を示すフローチャートである。この医療機関物流管理方法は、実施された処置および処置に使用された医療材料に関する情報を患者毎および処置毎に記録として残すことを支援するための方法である。この医療機関物流管理方法は、上述した病院内物流システム1のコンピュータで実行されるプログラムによって実現され、上述したデータベースおよぶ画面が用いられる。メニュー画面等の画面で、処置実施入力、帳票出力、マスタ管理などのうちいずれかの機能が選択されたときに処理が開始される。
ステップS1では、メニュー画面等の画面で選択された機能が、マスタ管理か否か判定する。メニュー画面で選択された機能がマスタ管理のときは、ステップS2に進み、マスタ管理でないときは、ステップS3に進む。ステップS2では、管理対象とする職員、医療材料、処置などの情報を職員マスタ103などのマスタテーブルに登録し終了する。ステップS3では、選択された機能が、処置実施入力か否か判定する。選択された機能が、処置実施入力のときは、ステップS4に進み、処置実施入力でないときは、ステップS7に進む。
ステップS4では、マスタテーブルに登録されている情報、部位・手技区分によって分類されている処置、処置毎の詳細項目などの情報を表示する。ステップS5では、実施した処置、その処置に使用した医療材料、およびその医療材料の数量などの情報を、表示された情報から選択あるいは表示された情報を修正して入力する。ステップS6では、入力された情報が、処置行為実績管理テーブル114および処置行為別使用実績管理テーブル115に記憶される。ステップS7では、選択された機能が帳票出力の場合は、処置行為実績管理テーブル114および処置行為別使用実績管理テーブル115に記憶された使用実績を、表示画面に表示またはプリンタに出力して終了する。選択された機能が処置実施入力、帳票出力、マスタ管理以外の場合は、フローチャートに図示していないが、選択されたメニューに対応する処理が行われた後終了する。
図26は、本発明の実施のさらに他の形態である医療機関物流管理方法の工程を示すフローチャートである。この医療機関物流管理方法は、実施された処置および処置に使用された医療材料に関する情報を記録として残すことを支援するための方法である。この医療機関物流管理方法は、上述した病院内物流システム1のコンピュータで実行されるプログラムによって実現され、上述したデータベースおよぶ画面が用いられる。メニュー画面等の画面で、処置実施入力、実施予定処置入力、帳票出力、マスタ管理などのうちいずれかの機能が選択されたときに処理が開始される。
ステップS10では、メニュー画面等の画面で選択された機能が、マスタ管理か否か判定する。メニュー画面で選択された機能がマスタ管理のときは、ステップS11に進み、マスタ管理でないときは、ステップS12に進む。ステップS11では、管理対象とする職員、医療材料、処置などの情報を職員マスタ103などのマスタテーブルに登録し終了する。ステップS12では、選択された機能が、実施予定処置入力か否か判定する。選択された機能が、実施予定処置入力のときは、ステップS13に進み、実施予定処置入力でないときは、ステップS16に進む。
ステップS13では、マスタテーブルに登録されている情報、部位・手技区分によって分類されている処置、処置毎の詳細項目などの情報を表示する。ステップS14では、実施予定の処置、その処置に使用する医療材料、およびその医療材料の数量を、表示された情報から選択あるいは表示された情報を修正して入力する。ステップS15では、入力された情報が、実施予定処置テーブル121に設定された後終了する。ステップS16では、選択された機能が、処置実施入力か否か判定する。選択された機能が、処置実施入力のときは、ステップS17に進み、処置実施入力でないときは、ステップS20に進む。
ステップS17では、実施予定処置テーブル121に設定された情報を表示する。ステップS18では、表示された情報に修正があれば修正情報を入力する。ステップS19では、修正情報に基づいて実施予定処置テーブル121の情報を修正した後、修正した実施予定処置テーブル121の情報を、処置行為実績管理テーブル114および処置行為別使用実績管理テーブル115に記憶する。ステップS20では、選択された機能が帳票出力の場合は、使用実績を指定された期間について患者毎および/または処置毎に集計し、集計した実績を画面に表示またはプリンタに出力して終了する。選択された機能が処置実施入力、実施予定処置入力、帳票出力、マスタ管理以外の場合は、フローチャートに図示していないが、選択されたメニューに対応する処理が行われた後終了する。
上述したいずれの医療機関物流管理方法も、それぞれの医療機関物流管理方法をコンピュータに実行させるプログラムとして実現される。コンピュータは、種々の制御を行う図示していないCPU(Central Processing Unit)と、CPUで処理が行われるために用いられる図示していないメモリ、たとえば、ROM(Read Only Memory)またはRAM(Random Access Memory)を含んで構成され、医療機関物流管理方法をコンピュータに実行させるプログラムは、このメモリに格納される。
医療機関物流管理方法をコンピュータに実行させるプログラムは、コンピュータで読取り可能な記録媒体に格納されておればよく、上述した実施の形態では、記録媒体として、メモリを用いたが、外部記憶装置としてプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することによって読取り可能となるような記録媒体であってもよい。記録媒体に格納されているプログラムは、CPUがアクセスして実行可能な構成であればよい。あるいは、プログラムを読出し、読出したプログラムを図示されていないプログラム記録エリアにダウンロードして、プログラムを実行する構成であればよい。このダウンロード用のプログラムは、予めROMに格納しておく。
記録媒体がコンピュータと分離可能に構成される場合、記録媒体は、磁気テープ/カセットテープなどのテープ系、フレキシブルディスク/ハードディスクなどの磁気ディスクまたはCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)/MO(Magneto Optical Disk)/MD(Mini Disk)/DVD(Digital Versatile Disk)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)/フラッシュROMなどによる半導体メモリを含め、固定的にプログラムを保持する記録媒体であればよい。