JPH05189464A

JPH05189464A - 薬品在庫管理システム

Info

Publication number: JPH05189464A
Application number: JP258692A
Authority: JP
Inventors: Yasuyoshi Andou; 慶祥安藤
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1992-01-10
Filing date: 1992-01-10
Publication date: 1993-07-30

Abstract

(57)【要約】【目的】本発明は、病院, 診療所, 調剤薬局等で使用
される薬品在庫管理システムに関し、入力ミスを少なく
し、在庫数量を包装別に管理しながら、バラ総量として
も管理する。【構成】薬品のバラ数量を管理する在庫マスタと、包
装単位の数量を管理する包装別在庫マスタとを持ち、該
在庫マスタ上には包装別によらない薬品の総バラ数量を
管理するレコードと、該レコード上に、包装単位が複数
あることを示す識別フラグＡと、上記包装別在庫マスタ
上の包装種別情報レコードの先頭アドレスとを備え、上
記包装別在庫マスタ上には、包装単位別の数量と、バラ
数量に換算する為の、該在庫マスタと、該包装別在庫マ
スタの間の単位の換算定数Ｂとを備えて、入力した薬品
コードの在庫マスタ上に、上記識別フラグＡが立ってい
る場合には、包装単位の一覧を表示し、該表示された一
覧表の一つが選択されたとき、該選択された包装種別の
包装別在庫マスタの更新と共に、上記換算定数Ｂを基
に、在庫マスタ上のバラ総量を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、病院, 診療所, 調剤薬
局等で使用される薬品在庫管理システムに関する。

【０００２】最近の医薬品の種別の多種多様化 (例え
ば、中規模程度の病院では、数千種類以上を扱う) に伴
い、医療機関の経営環境が厳しくなる動向にあり、上記
多種多様化している医薬品を正確に管理し、無駄な在庫
を持たないようにすることが必要とされる。

【０００３】

【従来の技術】図２は、従来の薬品在庫管理システムを
説明する図である。病院, 診療所, 調剤薬局等で使用さ
れる医薬品には、同一成分からなっていても、包装 (例
えば、チューブ, ビン, ビニール袋等による包装があ
る) 単位の異なるものがある。

【０００４】例えば、亜鉛華デンプン(10 グラム入り) 亜鉛華デンプン(30 グラム入り) 亜鉛華デンプン(100グラム入り)等である。

【０００５】この場合、該包装単位の異なる医薬品は、
同一成分であっても、仕入れ単価が異なるため、在庫管
理上は、本図に示したように、上記包装単位毎にコード
を分けて管理するのが通常であった。

【０００６】例えば、コード 1000 ：亜鉛華デンプン(1
0 グラム入り) コード 2000 ：亜鉛華デンプン(30 グラム入り) コード 3000 ：亜鉛華デンプン(100グラム入り) の如くである。

【０００７】実際には、医薬品によっては、上記のよう
な包装のないものもあるので、このような薬品に対して
は、別のコード (例えば、薬品コード XXXX 等) で管理
する必要がある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】従って、従来の薬品在
庫管理システムにおいては、在庫マスタ 3が、本図に示
したように構成されており、コンソール 100のキーボー
ド(KB) 100a から、例えば、上記包装単位のコード 100
0,2000,3000 をエントリすると、主記憶装置(MSU) 上
に、ファイル記憶装置からの該当のデータが展開される
ので、該当の包装単位のコード 1000,2000,3000 に対応
して、仕入れ, 払い出し量等を、該データエントリ画面
100c で指定して入力しなければならず、該コード毎の
名称が酷似していることもあって、入力ミスにつながり
易いという問題があった。

【０００９】又、該「亜鉛華デンプン」全体での在庫量
(バラ数量) の把握をしようとすると、別途、該キーボ
ード(KB) 100a から指示する必要があり、即時にはでき
ないという問題があった。

【００１０】本発明は上記従来の欠点に鑑み、病院, 診
療所, 調剤薬局等で使用される薬品在庫管理システムに
おいて、入力ミスを少なくし、在庫数量を包装別に管理
しながら、バラ総量としても管理して薬品のバラ総量の
確認も行うことができる薬品在庫管理システムを提供す
ることを目的とするものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】図１は、本発明の一実施
例を示した図である。上記の問題点は下記の如くに構成
した薬品在庫管理システムによって解決される。

【００１２】薬品在庫管理システムであって、薬品コー
ド毎のバラ数量を管理する在庫マスタ 1と、該薬品の包
装単位の数量を管理する包装別在庫マスタ 2とを持ち、
該在庫マスタ 1上には、上記薬品コード別に、包装別に
よらない薬品の総バラ数量を管理するレコード 10 と、
該レコード 10 上に、包装単位が複数あることを示す識
別フラグＡと、上記包装別在庫マスタ 2上の包装種別
情報レコードの先頭アドレスとを備え、上記包装別在
庫マスタ 2上には、該薬品コードに対応した薬品の包装
単位の数量を管理するレコード 20 と、該レコード 20
上に、バラ数量に換算する為の、上記在庫マスタ 1と上
記包装別在庫マスタ 2の間の単位の換算定数Ｂとを備
えて、入力した薬品コードの在庫マスタ 1上のレコード
10 に、上記識別フラグＡが立っている場合には、該
入力された薬品コードに対応する上記包装別在庫マスタ
2のレコード 20 をアクセスして、包装単位の一覧表を
表示し、該表示された一覧表の一つが選択され、仕入れ
量, 払い出し量が入力されたとき、該選択, 入力された
包装コードに対応する包装種別の包装別在庫マスタ 2上
のレコード 20 を更新すると共に、上記換算定数Ｂを
基に、対応する上記在庫マスタ 1上のレコード 10 のバ
ラ総量を更新するように構成する。

【００１３】

【作用】即ち、本発明による薬品在庫管理システムは、
薬品コード毎のバラ数量を管理する在庫マスタ 1と、該
薬品の包装単位の数量を管理する包装別在庫マスタ 2と
を持ち、該在庫マスタ 1上には、上記薬品コード別に、
包装別によらない薬品の総バラ数量を管理するレコード
10 と、該レコード 10 上に、包装単位が複数あること
を示す識別フラグＡと、上記包装別在庫マスタ 2上の
包装種別情報レコードの先頭アドレスとを備え、上記
包装別在庫マスタ 2上には、該薬品コードに対応した薬
品の包装単位別の数量を管理するレコード 20 と、該レ
コード 20上に、バラ数量に換算する為の、上記在庫マ
スタ 1と上記包装別在庫マスタ 2の間の単位の換算定数
Ｂとを備えて、入力した薬品コードの在庫マスタ 1上
のレコードに、上記識別フラグＡが立っている場合に
は、該入力された薬品コードに対応する上記包装別在庫
マスタ 2のレコードをアクセスして、包装単位の一覧表
を表示し、該表示された一覧表の一つが選択され、仕入
れ量, 払い出し量が入力されたとき、該選択, 入力され
た包装コードに対応する包装種別の包装別在庫マスタ 2
上のレコードを更新すると共に、上記換算定数Ｂを基
に、対応する上記在庫マスタ 1上のバラ総量を更新する
ようにしたものである。

【００１４】従って、包装単位が複数ある医薬品の場合
のみ、包装単位をオペレータが選択できるデータエント
リ方法を採ることができるため、入力ミスを起こし難く
なると共に、在庫数量を、各医薬品毎に、包装別に管理
すると同時に、該包装によらない総数 (バラ数量) とし
ても管理しているため、該入力した医薬品の総バラ数量
の確認も、即時に可能になるという効果がある。

【００１５】

【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図１が、本発明の一実施例を示した図であ
る。

【００１６】本発明においては、薬品コード毎のバラ数
量を管理する在庫マスタ 1と、該薬品の包装単位の数量
を管理する包装別在庫マスタ 2とを持ち、該在庫マスタ
1上には、上記薬品コード別に、包装別によらない薬品
の総バラ数量を管理するレコード 10 と、該レコード 1
0 上に、包装単位が複数あることを示す識別フラグＡ
と、上記包装別在庫マスタ 2上の包装種別レコードの先
頭アドレスとを備え、上記包装別在庫マスタ 2上に
は、該薬品コードに対応した薬品の包装単位の数量を管
理するレコード 20 と、該レコード 20 上に、バラ数量
に換算する為の、上記在庫マスタ 1と上記包装別在庫マ
スタ 2の間の単位の換算定数Ｂとを備えてる手段が、
本発明を実施するのに必要な手段である。尚、全図を通
して同じ符号は同じ対象物を示している。

【００１７】以下、図１によって、本発明の薬品在庫管
理システムによる医薬品在庫管理方法を説明する。 1) 本発明の薬品在庫管理システムにおいては、各薬品
コード毎のバラ数量を管理する「在庫マスタ」1 と、包
装単位の数量を管理する「包装別在庫マスタ」2とを備
え、該「在庫マスタ」1 上には、包装単位によらない、
該医薬品の総量 (即ち、総仕入れ数, 総払い出し数等)
を管理するレコードがあり、該レコード上に、包装単位
が複数あることを示す識別フラグＡを立てる欄と、上
記「包装別在庫マスタ」2 上の、該当薬品コードに対応
する包装種別情報レコードの先頭アドレスの欄があ
り、該「包装別在庫マスタ」2 上には、上記医薬品コー
ド毎に、包装種別毎の総量を管理するレコードを、該包
装の種類分持ち、各包装種別毎のレコード上には、上記
「在庫マスタ」1 と、上記「包装別在庫マスタ」2 の間
の単位の換算定数Ｂを設定しておく欄 (例えば、「在
庫マスタ」1 の単位が「グラム」で、「包装別在庫マス
タ」が「30グラム」であると、そのときの上記換算定数
Ｂ＝30である) を備えている。

【００１８】そして、仕入れ, 払い出しなどのデータエ
ントリ画面 100c から、オペレータが上記「在庫マス
タ」1 の薬品コードを入力すると、該入力された薬品コ
ードに対応する「在庫マスタ」1 のレコードと、該レコ
ード上の「包装別在庫マスタ」2 のレコードのアドレス
をキーにして、該「包装別在庫マスタ」2 の上記包装コ
ードに対応する包装別のレコードが包装種類分だけ、フ
ァイル記憶装置から、当該薬品在庫管理システムの主記
憶装置(MSU) 上に、図示されている如くに展開され、中
央処理装置(CPU) により、上記データエントリに対する
在庫管理処理が行われる。

【００１９】2) 該在庫管理処理において、上記オペレ
ータによって入力された薬品コードに対応する「在庫マ
スタ」1 のレコードの上記識別フラグＡを立てる欄
に、該識別フラグＡが立っていると、該医薬品は、複
数個の包装種別を持っていることを示しているので、主
記憶装置(MSU) 上に展開されている該薬品コードに対応
する「包装別在庫マスタ」2 のレコードをアクセスし
て、該包装単位の種別を一覧表にして、コンソール 100
のディスプレイ画面 100c 上に表示する。

【００２０】3) ここで、オペレータは、該ディスプレ
イ画面 100c 上に表示された一覧表から、今回扱いたい
包装種別の単位を、例えば、カーソル選択する。 4) 該カーソル選択により、例えば、該ディスプレイ画
面 100c に、該入力した薬品コードの「在庫マスタ」1
のレコード 10 と、該薬品コードの選択された包装種別
に対応した「包装別在庫マスタ」2 のレコード 20 が選
択, 表示 (図示せず) される。

【００２１】5) そこで、オペレータが、仕入れ数量,
或いは、及び、払い出し数量を、キーボード(KB) 100a
から入力すると、該「包装別在庫マスタ」2 のレコード
20 上の数量情報 (仕入れ数, 払い出し数) が更新され
ると共に、同時に、該レコード20 上の上記換算定数Ｂ
に基づいて、上記包装種別の更新数量が、該医薬品の
バラ数量に変換され、該「在庫マスタ」1 のレコード 1
0 が更新される。

【００２２】6) このようにして、データエントリの処
理が終了したことが、オペレータにより、所定のキー操
作により指示されると、上記主記憶装置(MSU) 上に展開
され、更新された各レコードは、ファイル記憶装置に戻
され、当該データエントリ処理を終了する。

【００２３】このように、本発明においては、薬品コー
ド毎のバラ数量を管理する在庫マスタ 1と、該薬品の包
装単位の数量を管理する包装別在庫マスタ 2とを持ち、
該在庫マスタ 1上には、上記薬品コード別に、包装別に
よらない薬品の総バラ数量を管理するレコード 10 と、
該レコード 10 上に、包装単位が複数あることを示す識
別フラグＡと、上記包装別在庫マスタ 2上の包装種別
情報レコードの先頭アドレスとを備え、上記包装別在
庫マスタ 2上には、該薬品コードに対応した薬品の包装
単位別の数量を管理するレコード 20 と、該レコード 2
0 上に、バラ数量に換算する為の、上記在庫マスタ 1と
上記包装別在庫マスタ 2の間の単位の換算定数Ｂとを
備えて、入力した薬品コードの在庫マスタ 1上のレコー
ドに、上記識別フラグＡが立っている場合には、該入
力された薬品コードに対応する上記包装別在庫マスタ 2
のレコードをアクセスして、包装単位の一覧表を表示
し、該表示された一覧表の一つが選択され、仕入れ量,
払い出し量が入力されたとき、該選択, 入力された包装
コードに対応する包装種別の包装別在庫マスタ 2上のレ
コードを更新すると共に、上記換算定数Ｂを基に、対
応する上記在庫マスタ1上のバラ総量を更新するように
したところに特徴がある。

【００２４】

【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
薬品在庫管理システムは、前述のように、薬品コード毎
のバラ数量を管理する在庫マスタ 1と、該薬品の包装単
位の数量を管理する包装別在庫マスタ 2とを持ち、該在
庫マスタ 1上には、上記薬品コード別に、包装別によら
ない薬品の総バラ数量を管理するレコード 10 と、該レ
コード 10 上に、包装単位が複数あることを示す識別フ
ラグＡと、上記包装別在庫マスタ 2上の包装種別情報
レコードの先頭アドレスとを備え、上記包装別在庫マ
スタ 2上には、該薬品コードに対応した薬品の包装単位
別の数量を管理するレコード 20 と、該レコード 20 上
に、バラ数量に換算する為の、上記在庫マスタ 1と上記
包装別在庫マスタ 2の間の単位の換算定数Ｂとを備え
て、入力した薬品コードの在庫マスタ 1上のレコード
に、上記識別フラグＡが立っている場合には、該入力
された薬品コードに対応する上記包装別在庫マスタ 2の
レコードをアクセスして、包装単位の一覧表を表示し、
該表示された一覧表の一つが選択され、仕入れ量, 払い
出し量が入力されたとき、該選択, 入力された包装コー
ドに対応する包装種別の包装別在庫マスタ 2上のレコー
ドを更新すると共に、上記換算定数Ｂを基に、対応す
る上記在庫マスタ 1上のバラ総量を更新するようにした
ものであるので、包装単位が複数ある医薬品の場合の
み、包装単位をオペレータが選択できるデータエントリ
方法を採ることができるため、入力ミスを起こし難くな
ると共に、在庫数量を、各医薬品毎に、包装別に管理す
ると同時に、該包装によらない総数 (バラ数量) として
も管理しているため、該入力した医薬品の総バラ数量の
確認も、即時に可能になるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示した図

【図２】従来の薬品在庫管理システムを説明する図

【符号の説明】

1 在庫マスタ 2 包装別在庫
マスタ 3 従来の在庫マスタ 100 コンソール 100a キーボー
ド(KB) 100c ディスプレイ画面識別フラグＡ包装別在庫マスタ上のレコードのアドレス換算定数Ｂ，又は、換算率

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】薬品在庫管理システムであって、薬品コー
ド毎のバラ数量を管理する在庫マスタ(1) と、該薬品の
包装単位の数量を管理する包装別在庫マスタ(2) とを持
ち、該在庫マスタ(1) 上には、上記薬品コード別に、包装別
によらない薬品の総バラ数量を管理するレコード(10)
と、該レコード(10)上に、包装単位が複数あることを示
す識別フラグＡ () と、上記包装別在庫マスタ(2) 上
の上記包装種別レコードの先頭アドレス () とを備
え、上記包装別在庫マスタ(2) 上には、該薬品コードに対応
した薬品の包装単位別の数量を管理するレコード(20)
と、該レコード(20)上に、バラ数量に換算する為の、上
記在庫マスタ(1) と上記包装別在庫マスタ(2) の間の単
位の換算定数Ｂ () とを備えて、入力した薬品コードの在庫マスタ(1) 上のレコード(10)
に、上記識別フラグＡ() が立っている場合には、該
入力された薬品コードに対応する上記包装別在庫マスタ
(2) のレコード(20)をアクセスして、包装単位の一覧表
を表示し、該表示された一覧表の一つが選択され、仕入れ量，払い
出し量が入力されたとき、該選択，入力された包装コー
ドに対応する包装種別の包装別在庫マスタ(2)上のレコ
ード(20)を更新すると共に、上記換算定数Ｂ () を基
に、対応する上記在庫マスタ(1) 上のレコード(10)のバ
ラ総量を更新することを特徴とする薬品在庫管理システ
ム。