JP2006046752A - 蒸気調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蒸気発生装置の水位センサに対するスケールの付着を検知して知らせる。
【解決手段】 制御装置は、水位センサ43によってポット41の水位を検出している際に、温度センサ48の水温サーミスタによって水温を監視し、上記水温が110℃を超えた場合には、水位センサ43の水位サーミスタは正常な検出が不可であると判断して、ポンプを駆動して給水を行う。そして、上記水温サーミスタの検出温度による給水回数が3回を超えた場合には、水位センサ43にスケールが付着したと判断して、使用者にスケール清掃要求を告知する。こうして、上記水位サーミスタが検出不可の場合に、この検出不可がスケール付着によるものか否かを判断して、的確なタイミングでスケール清掃要求を告知できる。
【選択図】図10

Description

この発明は、蒸気調理器に関する。
従来、過熱蒸気を用いて食品などの被加熱物の加熱調理を行う過熱蒸気調理器として、調理部内に蒸気を送り込むものがある(特許文献1(特開2001‐263666号公報)参照)。この過熱蒸気調理器は、上記調理部外の蒸気発生部で発生された蒸気を調理部内に送り、調理部内の庫内加熱手段によって加熱して過熱蒸気を生成している。さらに、上記蒸気発生部には開閉可能な蓋を設けて、水が蒸発して内部に残るスケールの処理を容易に行うことができるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に示す従来の過熱蒸気調理器では、使用者は、上記蒸気発生部内にスケールが溜まったことを知ることができない。したがって、使用者は、時々上記蒸気発生部の蓋開けて、スケールの溜まり具合を直接目視で判定しなければならず、面倒であるという問題がある。
特開2001‐263666号公報
そこで、この発明の課題は、蒸気発生装置における水位センサがスケールの付着によって水位検出不可となっても上記蒸気発生装置に給水することができ、上記水位センサに対するスケールの付着を検知して使用者に知らせることができる蒸気調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の蒸気調理器は、
水を加熱蒸発させて蒸気を発生させる蒸気発生装置と、
上記蒸気発生装置からの蒸気によって被加熱物を加熱する加熱室と
を備え、
上記蒸気発生装置は、水が供給されるポットと、上記ポット内に配置されたヒータ部と、上記ヒータ部の上側近傍に配置されると共に、検出温度を表す温度信号を出力する自己加熱型感温素子で成る水位センサと、上記ヒータ部の上側近傍に配置されると共に、検出温度を表す温度信号を出力する水温センサとを含み、
上記ポットに水を供給するポンプと、
上記水温センサからの温度信号に基づく水温が、上記自己加熱型感温素子からの温度信号に基づく水温の変化に基づいて上記ポット内の水位が正常に検出されている場合の水温である第1所定温度よりも高い第2所定温度を超えると、上記ポンプを制御して上記ポットへの給水を行う給水制御手段と
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、上記給水制御手段は、上記水温センサからの温度信号に基づく水温が第1所定温度(上記水位センサが正常に動作している場合の水温)よりも高い第2所定温度を超えると上記ポットへの給水を行う。したがって、上記水位センサの自己加熱型感温素子が正常に温度を検出できない状態になっても、上記ポットへの給水を行うことができる。したがって、上記水位センサがスケールの付着等によって正常に水位を検出できなくなった場合でも、加熱調理を継続することができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記給水制御手段は、上記水温センサからの温度信号に基づく水温が、上記第2所定温度よりも低い第3所定温度、あるいは、上記第2所定温度に至ると、上記ポンプを制御して上記ポットへの給水を停止するようになっている。
上記水温センサに使用されている感温素子は応答性が悪いため、上記ポットの水位が正常水位の上限である場合の水温を上記水温センサが検知してから給水を停止したのでは、過給水となる。この実施の形態によれば、上記水温センサによって計測された水温が、上記第2所定温度よりも低い第3所定温度、あるいは、上記第2所定温度に至ると、給水を停止するようにしている。したがって、過給水を防止して、最適量の給水を行うことができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記給水制御手段は、上記給水を開始してからの経過時間が、上記水位センサによる検出水位に基づいて給水を行う際の給水時間よりも長い所定時間に至ると、上記ポンプを制御して上記ポットへの給水を停止するようになっている。
上記給水制御手段による給水が開始される上記第2所定温度は上記水位センサが正常に動作している場合の水温である第1所定温度よりも高いため、給水開始時の水位は上記水位センサによる検出水位に基づく給水開始時の水位よりも低くなっている。この実施の形態によれば、上記水位センサによる検出水位に基づいて給水を行う際の給水時間よりも長い時間だけ給水を行うようにしている。したがって、正常時の給水開始水位よりも低い水位で給水を開始した場合でも、最適量の給水を行うことができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記水温センサからの温度信号に基づく水温が、上記第2所定温度よりも高い第4所定温度を超えると、上記ヒータ部への電力供給を停止するヒータオフ手段を備えている。
この実施の形態によれば、上記水位センサによる検出水位に基づく給水あるいは上記水温センサによる検出水温に基づく給水が行われている場合であっても、上記ポットの水温が、上記水温センサによる検出水温に基づく給水開始温度である上記第2所定温度よりも高い第4所定温度を超えた場合には、上記ヒータ部への電力供給が停止される。したがって、上記ポンプを含む給水手段が故障した場合であっても、上記ポットが空炊き状態となることを防止できる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記給水制御手段による上記ポットへの給水回数をカウントする給水回数カウント手段と、
上記給水回数のカウント値が所定条件を満たした場合には、上記水位センサにスケールが付着したと判定するスケール付着判定手段
を備えている。
この実施の形態によれば、上記水温センサによる検出水温に基づく給水は、上記水位センサの自己加熱型感温素子が正常に温度を検出できない状態の場合に行われる。したがって、上記水温センサによる検出水温に基づく給水の回数をカウントすることによって、上記自己加熱型感温素子の温度検出不可の状態が長く、上記水位センサにスケールが付着していることを判定することができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記スケール付着判定手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が第1所定回数以上連続して行われることを上記所定条件とするようになっている。
この実施の形態によれば、上記水温センサによる検出水温に基づく給水が連続して行われた場合は、上記水位センサにはスケールが付着していると判定される。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記スケール付着判定手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が所定時間内に第2所定回数以上行われることを上記所定条件とするようになっている。
この実施の形態によれば、所定時間内において上記水温センサによる検出水温に基づく給水が複数回行われた場合には、上記水位センサにはスケールが付着していると判定される。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記スケール付着判定手段によって上記水位センサにスケールが付着したと判定された場合には、上記ポット内と上記水位センサとの清掃を要求する清掃要求信号を出力する清掃要求信号出力手段を備えている。
この実施の形態によれば、清掃を要求する清掃要求信号に基づいて、スケール清掃のメッセージを出力することが可能になる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記清掃要求信号出力手段から出力された清掃要求信号に基づいて、上記被加熱物の加熱が終了した後に使用者に清掃要求の告知を行う清掃要求告知手段を備えている。
この実施の形態によれば、加熱調理終了後に使用者に清掃要求の告知を行うので、使用者があわてて現在の加熱調理を中断してクエン酸洗浄等を行うことを防止することができる。こうして、加熱調理を継続することによって調理の極端な失敗を防ぐこともできる。その場合でも、上記水温センサによる検出水温に基づく給水を行うことができるので、上記ポットの空焚き等の異常事態に至ることはない。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記清掃要求告知手段による清掃要求の告知に対する使用者からの取り消し要求がある場合には、上記取り消し要求を拒否するための所定条件を満たすか否かを判別し、上記所定条件を満たす場合には、上記取り消し要求を拒否する取り消し要求拒否手段を備えている。
この実施の形態によれば、上記清掃要求の告知に対する使用者からの取り消し要求を受け付けることができ、引き続いて加熱処理を行うことが可能になる。したがって、使用者の利便性を損なうことを防止できる。さらに、その際に、上記所定条件を満たす場合には上記取り消し要求を拒否できるので、上記水位センサおよび上記ポットに対するスケールの付着が放置されて、機器の安全性が損なわれることを防止することができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記取り消し要求拒否手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が上記スケール付着判定用の第1所定回数よりも多い第3所定回数以上連続して行われることを上記所定条件とするようになっている。
この実施の形態によれば、上記水温センサによる検出水温に基づく給水が、上記スケール付着判定用の第1所定回数よりも多数回連続して行われた場合には、上記取り消し要求を拒否して使用者に上記水位センサおよび上記ポットの清掃を行わせることができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記取り消し要求拒否手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が所定時間内に上記スケール付着判定用の第2所定回数よりも多い第4所定回数以上行われることを上記所定条件とするようになっている。
この実施の形態によれば、所定時間内において、上記水温センサによる検出水温に基づく給水が、上記スケール付着判定用の第2所定回数よりも多数回行われた場合には、上記取り消し要求を拒否して使用者に上記水位センサおよび上記ポットの清掃を行わせることができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
清掃要求の取り消し回数をカウントする取消回数カウント手段を備えて、
上記取り消し要求拒否手段は、上記取り消し回数のカウント値が第5所定回数以上であることを上記所定条件とするようになっている。
この実施の形態によれば、上記清掃要求の取り消し回数が既に第5所定回数以上になっている場合には、上記取り消し要求を拒否して使用者に上記水位センサおよび上記ポットの清掃を行わせることができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
取消回数カウント手段は、清掃要求が取り消された後の加熱調理の際に上記給水制御手段による上記ポットへの給水が行われなかった場合には、カウント値をデクリメントあるいはリセットするようになっている。
清掃要求が取り消された後の加熱調理の際に上記給水制御手段による上記ポットへの給水が行われなかった場合には、上記取り消された清掃要求は単発的に生じた水位センサの検出不可に基づくものであり、上記水位センサおよび上記ポットの清掃は必要ない。この実施の形態によれば、その場合に、上記取り消し回数のカウント値を減じるので、使用者は正規の回数だけ清掃要求の取り消しを行うことができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
取消回数カウント手段のカウント値を不揮発性記憶素子に書き込んで保存する清掃要求取消回数保存手段を備えている。
この実施の形態によれば、取消回数カウント手段のカウント値を不揮発性記憶素子に書き込んで保存するので、待機電力低減のために調理終了後に電源をオフしても、上記カウント値を保持することができる。したがって、次に電源がオンされた場合には、上記取消回数カウント手段のカウント値を復元することができる。
以上より明らかなように、この発明の蒸気調理器は、給水制御手段によって、水温センサからの温度信号に基づく水温が第1所定温度(水位センサが正常に動作している場合の水温)よりも高い第2所定温度を超えると、蒸気発生装置のポットへの給水を行うので、上記水位センサの自己加熱型感温素子が正常に温度を検出できない状態になっても、上記ポットへの給水を行うことができる。したがって、上記水位センサがスケールの付着等によって正常に水位を検出できなくなった場合でも、加熱調理を継続することができる。
また、上記給水制御手段による上記ポットへの給水回数をカウントすれば、上記給水回数のカウント値に基づいて、上記水位センサにスケールが付着したことを判定することができる。したがって、上記水位センサの異常状態を、スケール付着によるものとそうでない単発的なものとに識別することができ、使用者に対して最適タイミングでスケールの付着を知らせることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の蒸気調理器における外観斜視図である。本蒸気調理器1は、直方体形状のキャビネット10の正面の上部に操作パネル11を設け、キャビネット10の正面における操作パネル11の下側には、下端側の辺を中心に回動する扉12を設けて概略構成されている。そして、扉12の上部にはハンドル13が設けられ、扉12には耐熱ガラス製の窓14が嵌め込まれている。
図2は、上記蒸気調理器1の扉12を開いた状態の外観斜視図である。キャビネット10内に、直方体形状の加熱室20が設けられている。加熱室20は、扉12に面する正面側に開口部20aを有し、加熱室20の側面,底面および天面がステンレス鋼板で形成されている。また、扉12は、加熱室20に面する側がステンレス鋼板で形成されている。加熱室20の周囲および扉12の内側に断熱材(図示せず)が載置されており、加熱室20内と外部とが断熱されている。
また、上記加熱室20の底面には、ステンレス製の受皿21が設置され、受皿21上には、被加熱物を載置するためのステンレス鋼線製のラック24(図3参照)が設置される。さらに、加熱室20の両側面下部には、略水平に延在する略長方形の側面蒸気吹出口22(図2では一方のみが見えている)が設けられている。
図3は、上記蒸気調理器1の基本構成を示す概略構成図である。図3に示すように、本蒸気調理器1は、加熱室20と、蒸気用の水を貯める水タンク30と、水タンク30から供給された水を蒸発させて蒸気を発生させる蒸気発生装置40と、蒸気発生装置40からの蒸気を加熱する蒸気昇温装置50と、蒸気発生装置40や蒸気昇温装置50等の動作を制御する制御装置80とを備えている。
上記加熱室20内に設置された受皿21上には格子状のラック24が載置され、そのラック24の略中央に被加熱物90が置かれる。
また、上記水タンク30の下側に設けられた接続部30aは、第1給水パイプ31の一端に設けられた漏斗形状の受入口31aに接続可能になっている。そして、第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる第2給水パイプ32の端部にはポンプ35の吸込側が接続され、そのポンプ35の吐出側には第3給水パイプ33の一端が接続されている。さらに、第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる水位センサ用パイプ38の上端には、水タンク用水位センサ36が配設されている。さらに、第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる大気開放用パイプ37の上端には、後述する排気ダクト65に接続されている。
そして、上記第3給水パイプ33は、垂直に配置された部分から略水平に屈曲するL字形状をしており、第3給水パイプ33の他端には補助タンク39が接続されている。さらに、補助タンク39の下端には第4給水パイプ34の一端が接続され、その第4給水パイプ34の他端には蒸気発生装置40の下端が接続されている。また、蒸気発生装置40における第4給水パイプ34の接続点よりも下側には、排水バルブ70の一端が接続されている。そして、排水バルブ70の他端には排水パイプ71の一端が接続され、排水パイプ71の他端には排水タンク72が接続されている。尚、補助タンク39の上部は、大気開放用パイプ37と排気ダクト65を介して大気に連通されている。
上記水タンク30が第1給水パイプ31の受入口31aに接続されると、水タンク30内の水は、水タンク30と同水位になるまで大気開放用パイプ37内に上昇する。その際に、水タンク用水位センサ36につながる水位センサ用パイプ38は先端が密閉されているため水位は上がらないが、水タンク30の水位に応じて水位センサ用パイプ38の密閉された空間の圧力は大気圧から上昇する。この圧力変化を、水タンク用水位センサ36内の圧力検出素子(図示せず)で検出することによって、水タンク30内の水位が検出されるようになっている。ポンプ35が静止中である際の水位測定では、大気開放用パイプ37は不要であるが、ポンプ35の吸引圧力が直接上記圧力検出素子に働いて水タンク30の水位検出の精度が低下するのを防止するために、開放端を有する大気開放用パイプ37を設けている。
また、上記蒸気発生装置40は、下側に第4給水パイプ34の他端が接続されたポット41と、ポット41内の底面近傍に配置されたヒータ部42と、ポット41内のヒータ部42の上側近傍に配置された水位センサ43と、ポット41の上側に取り付けられた蒸気吸引エジェクタ44とを有している。また、加熱室20の側面上部に設けられた吸込口25の外側には、ファンケーシング26を配置している。そして、ファンケーシング26に設置された送風ファン28によって、加熱室20内の蒸気は、吸込口25から吸い込まれて、第1パイプ61および第2パイプ62を介して蒸気発生装置40の蒸気吸引エジェクタ44の入口側に送り込まれる。第1パイプ61は、略水平に配置されており、一端がファンケーシング26に接続されている。また、第2パイプ62は、略垂直に配置されており、一端が第1パイプ61の他端に接続される一方、他端が蒸気吸引エジェクタ44のインナーノズル45の入口側に接続されている。
上記蒸気吸引エジェクタ44は、インナーノズル45の外側を包み込むアウターノズル46を備えており、インナーノズル45の吐出側がポット41の内部空間と連通するようになっている。そして、蒸気吸引エジェクタ44のアウターノズル46の吐出側には第3パイプ63の一端が接続され、その第3パイプ63の他端には蒸気昇温装置50が接続されている。
上記ファンケーシング26,第1パイプ61,第2パイプ62,蒸気吸引エジェクタ44,第3パイプ63および蒸気昇温装置50で外部循環路60を形成している。また、加熱室20の側面の下側に設けられた放出口27には放出通路64の一端が接続され、放出通路64の他端には排気ダクト65の一端が接続されている。さらに、排気ダクト65の他端には排気口66が設けられている。蒸気放出通路64の排気ダクト65側には、ラジエータ69が外嵌して取り付けられている。そして、外部循環路60を形成する第1パイプ61,第2パイプ62との接続部には、排気通路67を介して排気ダクト65が接続されている。さらに、排気通路67における第1,第2パイプ61,62の接続側には、排気通路67を開閉するダンパ68が配置されている。
また、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の天井側であって且つ略中央に、開口を下側にして配置された皿型ケース51と、この皿型ケース51内に配置された第1蒸気加熱ヒータ52と、皿型ケース51内に配置された第2蒸気加熱ヒータ53とを有している。皿型ケース51の底面は、加熱室20の天井面に設けられた金属製の天井パネル54で形成されている。天井パネル54には、複数の天井蒸気吹出口55が形成されている。ここで、天井パネル54は、上下両面が塗装等によって暗色に仕上げられている。尚、使用を重ねることにより暗色に変色する金属素材や暗色のセラミック成型品によって、天井パネル54を形成してもよい。
さらに、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の上部に、左右両側に向かって延在する蒸気供給通路23(図3においては一方のみが見えている)の一端が夫々接続されている。そして、蒸気供給通路23は加熱室20の両側面に沿って下方に向かって延在しており、その他端には、上記加熱室20の両側面下側に設けられた側面蒸気吹出口22に接続されている。
図4および図5は、上記蒸気発生装置40の構成を示す図である。以下、図4および図5に従って、蒸気発生装置40について詳細に説明する。
図4は、上記蒸気発生装置40のポット41の構成図であり、図4(a)は上から見た平面図であり、図4(b)は図4(a)におけるIV‐IV'矢視断面図である。
図4(a)および図4(b)に示すように、ポット41は、水平断面が略長方形を成す筒部41aと、筒部41aの下側に設けられると共に中央に向かって徐々に低くなる傾斜面を有する底部41bと、底部41bの略中央に設けられた給水口41cとで概略構成される。ポット41の横断面形状は縦横比が1:2.5であるが、細長い形状、つまり長方形状や楕円形状であれば構わない。もっとも、長方形の場合の縦横比が1:2であるのが好ましく、1:2.5であればより好ましく、1:3以下であればさらに好ましい。
上記ポット41内における底部41b近傍には、ヒータ部42を配置している。このヒータ部42は、U字形状の大管径のシーズヒータである第1蒸気発生ヒータ42Aと、そのU字形状の第1蒸気発生ヒータ42Aの内側に略同一水平面上に配置されたU字形状の小管径のシーズヒータである第2蒸気発生ヒータ42Bとで、構成されている。そして、ヒータ部42は、ポット41の筒部41aの側壁に沿って近接して配置されており、ヒータ部42の外縁と筒部41aの側壁との最短距離は2mm〜5mmになっている。また、ヒータ部42の下端は、ポット41の底部41bに近接して配置されており、ヒータ部42の最下部とポット41の底部41bの最短距離は2mm〜5mmになっている。
本実施の形態においては、上記第1蒸気発生ヒータ42Aとして700Wの大管径のシーズヒータを用い、第2蒸気発生ヒータ42Bとして300Wの小管径のシーズヒータを用いている。第1蒸気発生ヒータ42Aは、略半円弧形状の湾曲部42Aaと、その湾曲部42Aaの両端から略平行に延びる2本の直線部42Ab,42Acとで構成されている。同様に、第2蒸気発生ヒータ42Bは、略半円弧形状の湾曲部42Baと、その湾曲部42Baの両端から略平行に延びる2本の直線部42Bb,42Bcとで構成されている。第1蒸気発生ヒータ42Aにおける湾曲部42Aaの最小曲率半径r1は、使用する大管径のシーズヒータにより定まる。また、第2蒸気発生ヒータ42Bにおける湾曲部42Baの最小曲率半径r2(<r1)は、使用する小管径のシーズヒータにより定まる。
上記ポット41内におけるヒータ部42の上側近傍であって、且つ、第2蒸気発生ヒータ42Bの内側の非発熱部(図4(a)のC領域)側の側壁に、水位センサ43を配置している。また、ポット41内における水位センサ43の周りを囲むように、断面がコ字形状の仕切板47を設けている。この仕切板47は、ポット41内の側壁とで断面長方形状の筒体を形成している。仕切板47の下端は、ポット41の底部41bよりも上側であり、且つ、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bの最下部よりも下側に位置している。一方、仕切板47の上端は、ヒータ部42の最下部から水位センサ43の取り付け位置までの高さの2倍以上の高さにしている。また、ポット41内の水位センサ43に対向する側壁には、温度センサ48を設置している。
上記水位センサ43は、自己加熱サーミスタであり、水中では、20℃〜100℃の水温に応じて100℃〜140℃程度の温度を検出する。これに対して、空気中では、略140℃〜150℃前後の温度を検出する。そして、温度センサ48により検出された水の温度に基づいて、水位センサ43により検出される温度を判定することによって、水位センサ43の取付位置に水があるか否か、すなわちポット41の水の有無を判定するのである。
図5は、上記ポット41を含む蒸気発生装置40全体の構成図であり、図5(a)は側面図であり、図5(b)は図5(a)のV‐V'矢視断面図である。
図5(a)および図5(b)に示すように、内側に第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bが配置されたポット41の上側開口を覆うように、蒸気吸引エジェクタ44を取り付けている。この蒸気吸引エジェクタ44におけるインナーノズル45の入口45aから流入した流体(蒸気)は、インナーノズル45の吐出口45bから吐出され、アウターノズル46の吐出口46aから吐出される。その際に、インナーノズル45の吐出側がポット41の内部空間と連通しているので、ポット41内で発生した飽和蒸気は、アウターノズル46の吐出口46a側に引き込まれ、インナーノズル45の吐出口45bから吐出された蒸気と共にアウターノズル46の吐出口46aから吐出される。すなわち、ポット41内の水が沸騰して発生した100℃,1気圧の飽和蒸気は、外部循環路60(図3に示す)を通る循環気流に吸引される。蒸気吸引エジェクタ44の構造によって、飽和蒸気は速やかに吸い上げられ、蒸気発生装置40内に圧力が掛からないので、飽和蒸気の放出が妨げられることはないのである。
本願は、上記水位センサ43に付着するスケール対策に関するものである。以下、水位センサ43の内部構成,動作原理および駆動制御の説明を行いつつ、スケール対策について詳細に説明する。
図6は水位センサ43の内部構成を示す。この水位センサ43は、一端が塞がれた小径の円筒パイプ101aと大径の円筒パイプ101bと両円筒パイプ101a,101b間を滑らかに接続する接続パイプ101cを有するケーシング101と、このケーシング101の小径の円筒パイプ101a内に検出素子102aが挿入された自己加熱サーミスタ102とで、構成されている。検出素子102aには電流が流されて、大気中において約120℃に加熱されている。この状態で小径の円筒パイプ101aが水に浸かると、検出温度は約100℃以下まで低下する。その際における温度差によって、ポット41内における水位の検出を行うのである。すなわち、本実施の形態においては、上記自己加熱型感温素子として自己加熱サーミスタ102を用いるのである。
上記水位センサ43における自己加熱サーミスタ102の検出温度変化は、下記の要因に支配される。
(A)上記自己加熱サーミスタ102が挿入されているケーシング101は、通常熱伝達性および耐食性に優れた金属(SUS等)で構成されている。そして、自己加熱サーミスタ102の自己加熱によってケーシング101が加熱されるため、水の有無による自己加熱サーミスタ102の検出温度の追従には時間遅れが生じる。
(B)水位が水位センサ43の先端部より下がっても、水の表面張力によって、しばらくは上記先端部と水面とはつながっている。
(C)水位が水位センサ43の先端部に掛かっていない状態でも上記先端部には若干の水の膜が存在するため、自己加熱サーミスタ102の熱量で上記水の膜が蒸発するのに時間が必要である。
上記(A),(B),(C)の理由によって、一点で水位を制御しようとしても、実際には、図7に示すように、水位は水位H0〜水位L0の間で制御されることになる。ここで、上記水位H0は、ケーシング101における小径の円筒パイプ101aの略最上面である。また、上記水位L0は、ケーシング101における接続パイプ101cの略中間部である。尚、この水位H0と水位L0との間隔は水の供給スピードや自己加熱サーミスタ102の発熱温度やケーシング101の材質および板厚等によって変化する。
図8は、水位の変化(図8(a))と、水温の変化(図8(b))と、ポンプ35のオン・オフ状態(図8(c))を示す。以下、図6〜図8に従って、ポット41の水位制御動作について説明する。
(1)初期水の供給動作によって、ポット41内には予め水位H0まで給水されている。
(2)ヒータ部42による加熱がスタートするとやがて水は沸騰を開始し蒸発に伴って水位が減少する。この状態においては、水位センサ43は水に浸かっているために自己加熱サーミスタ102の検出温度は約100℃を呈する。(スタート→沸騰→時点t1)
(3)水位が更に下がると、上記(A),(B),(C)の要因に支配されつつ自己加熱サーミスタ102の検出温度は徐々に上昇する。(時点t1→時点t2)
(4)ポット41内の水位が水位L0に到達すると自己加熱サーミスタ102の検出温度は120℃になる。そうすると、給水手段であるポンプ35が駆動されてポット41内に水が供給される。それと共に、ポット41内の水位が上昇し、水位センサ43が水に浸かると自己加熱サーミスタ102の検出温度は100℃になる。そうすると、ポンプ35の駆動が停止されせ、ポット41内の水位はH0に到達するのである。(時点t2→時点t3)
(5)上記ポット41内に給水された水は低温であるために、ポット41内の水温は下がって沸騰が一端停止し、再度沸騰するまで水位が変化すること無く時間が経過する。(時点t3→時点t4)
(6)以下、水が沸騰を開始すると上記時点が「沸騰」に戻り、以後、上述の動作を繰り返す。こうして、ポット41内の水位が水位H0〜水位L0の間で制御されるのである。
上述のようにして、上記ポット41内において、水の沸騰・蒸発・給水が繰り返されると、やがてポット41内には水内のカルシウムやマグネシウムが析出してなる白い粉状のスケールが付着し、水位センサ43の先端部にもスケールが付着することになる。こうして、水位センサ43の先端部にスケールが付着した場合等には、水位センサ43は正規の水位検出を行うことが不可能になる。
このように、水位センサ43が正規の水位検出を行うことが不可能になる原因として、以下のような場合がある。
(a)水位センサ43の先端部にスケールが付着した場合。この場合には、上記スケールを除去するために清掃が必要となる。尚、ポット41内にもスケールが蓄積されているため、ポット41内も清掃する必要がある。
(b)ポット41内において、沸騰時に生じる水滴の飛散が水位センサ43に付着した場合。この場合には、水位センサ43に付着した水が蒸発する際に気化熱を奪うため水位センサ43の温度が低下し、本来水位が下がって水位センサ43が露出しているにも拘わらず水位が高いと誤判定してしまう。すなわち、この場合は、ポット41内および水位センサ43の先端部にはスケールが付着しておらず、上記スケールを除去するための清掃は不要となる。
(c)一時的に、水位センサ43にスケールが付着した場合。この場合には、一時的にポット41内の水位を誤検知するが、沸騰時の泡立ち等によってスケールが剥離するため、上記スケールを除去するための清掃は不要となる。
ここで、上記原因(a)の場合には上記スケールの清掃が必要であり、原因(b)および原因(c)の場合には上記スケールの清掃が不必要である。そのため、原因(a)と原因(b),原因(c)とを識別して、スール除去のための清掃要求のタイミングを適正に判定する必要がある。
図9は、蒸気発生装置40のポット41内で水が沸騰している状態でのポット41の水位と温度センサ48のサーミスタ(図示せず)(以下、水温サーミスタと言う)の検出温度との関係を示す。尚、図9中における水位A〜Dの具体的な位置は、図10に示す通りである。
図9および図10において、水位センサ43の自己加熱サーミスタ(以下、水位サーミスタと言う)102によってポット41の水位が水位Aと水位Bとの間で正常に制御されている場合には、上記水温サーミスタの検出温度は沸騰水温または蒸気温度に支配されて約100℃になっている。ところが、水位サーミスタ102が原因(a)〜原因(c)で正常な検出が不可能になった場合には、沸騰によって水位は水位Bよりも更に下がることになる。そして、ポット41内の水面が第1蒸気発生ヒータ42Aの上面よりも下がると、第1蒸気発生ヒータ42Aの表面が暴露されて、上記水温サーミスタは蒸気温度に加えてヒータの輻射熱を受けることになる。その結果、上記水温サーミスタの検出温度が徐々に上昇する。この状態では、沸騰による泡立ちで第1蒸気発生ヒータ42Aの表面は断続的に水をかぶるため第1蒸気発生ヒータ42Aの表面温度の上昇は緩やかであり、上記水温サーミスタの温度上昇も緩やかである。(水位B〜水位C)
そして、更に水位が下がると、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bは完全に暴露状態となり、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bの表面温度が急激に上昇する。その結果、上記水温サーミスタの温度も急激に上昇する。(水位C〜水位D)
こうして、水位サーミスタ102の検出不良や、ポンプ35を含む給水装置による水の供給不具合の理由によって、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bが完全に暴露状態となると、水位Dでの上記水温サーミスタの検出温度(140℃)によって、ポット41内の空炊きを検知して第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bをオフして機器の安全を確保するのである。
本実施の形態においては、水位サーミスタ102の検出温度によるポット41への水の供給制御に加えて、上記水温サーミスタの検出温度(水位Cでの温度:約110℃)でも水の供給制御を行うようにする。そして、上記水温サーミスタの検出温度に基づく水の供給制御の回数に基づいて、水位サーミスタ102の検出不可の原因を、スケール清掃が必要な上記原因(a)と本来スケール清掃の必要がない一時的な原因(b),原因(c)とに識別することによって、スール除去のための清掃要求のタイミングを適正に判定するのである。
但し、水位サーミスタ102の検出温度による給水制御は、常に第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bが水没している状態で行われるのに対して、上記水温サーミスタによるの検出温度による給水制御は、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bが暴露している状態で行われるため、ポット41へのダメージや第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42B自身のダメージ等を考慮して、あくまでも一時的な制御である。
水位サーミスタ102による水位検出が不可である場合には、上記水温サーミスタの検出温度によって水の供給を開始するタイミングは、上述のごとく上記水温サーミスタによる検出温度が110℃(水位Cでの温度)となった場合である。そして、給水停止のタイミングは、給水中に水位サーミスタ102が正常に復帰した場合(すなわち、水位サーミスタ102の検出温度が120℃となって水が水位B以下であると判断できるようになった場合)には、水位サーミスタ102の検出温度が100℃となって水位Aに到達したことを検知した時を採用する。
また、給水中にも拘わらず、常に水位サーミスタ102の検出温度が100℃であり、水位が水位Bよりも上であることを示している場合には、水位サーミスタ102の検出不能状態は継続している。したがって、その場合には、以下のごとく、上記水温サーミスタの検出温度によって給水停止のタイミングを計る。すなわち、給水によって温度センサ48が水に浸かって上記水温サーミスタの検出温度が100℃に低下した場合に、水位が水位B以上まで上昇したとして、給水を停止するのである。
実験的には、上記水温サーミスタの検出雰囲気の実際の温度変化に対する検出温度の応答が遅れる。そのために、水の供給を開始しても上記水温サーミスタの検出温度はしばらく上昇を続け、その後徐々に下降しだす。それと共に、水位が正規の水位Aになっても応答の遅れのために100℃以上の温度を示す。したがって、上記水温サーミスタの検出温度による給水停止のタイミングは、給水開始の温度(110℃)と同じかまたはそれ以下の温度に設定するのが適当である。また、単発的な検出不可の原因は、水位サーミスタ102を水に充分埋没させることで解決される場合もある(例えば、一時的に付着したスケールが水で落ちる)。そこで、給水停止の温度を100℃以下に設定することによって、給水停止時の水位を正規の水位の上限(水位A)よりも上に設定することも可能である。これらの設定温度は、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bの出力や、ポンプ35による水の供給速度や、上記水温サーミスタの検出応答性や、ポット41の容積等によって、決定される。
さらに、上記水温サーミスタの検出温度による給水時における給水停止のタイミング設定は、ポンプ35の駆動時間によっても可能である。この場合、給水開始のタイミングが本来の水位Bを下回った水位になるので、正規の給水開始水位Bから給水する際のポンプ駆動時間よりも長い時間を予め設定しておく必要がある。さらに、上述したような単発的な検出不可の原因に対処する場合には、正規の水位の上限(水位A)よりも上まで給水を行うために、上記設定時間よりも更に長い時間を設定して、水の供給量を増やすことも必要である。
次に、水位サーミスタ102の検出不可のうち、スケールの清掃が必要な場合と単発的な検出不可であってスケールの清掃が不必要な場合との識別方法について説明する。
上記スケールの清掃が必要な場合は、水位センサ43における水位サーミスタ102の近傍にスールが付着しているので、蒸発時水位の下限が水位Bを下回ることになる。その結果、上記水温サーミスタの検出温度による給水頻度が高くなる。これに比して、単発的な要因による検出不可の場合には、上記水温サーミスタの検出温度による給水頻度は自ずと少ない。したがって、この上記水温サーミスタの検出温度による給水頻度の差によって上記識別を行うのである。
例えば、2回以上連続して上記水温サーミスタの検出温度によって給水制御が行われ他場合には、スケールの清掃が必要であると判断する。あるいは、10分の加熱時間内に3回以上上記水温サーミスタの検出温度による給水制御が行われた場合には、スケールの清掃が必要であると判断する。あるいは、1分の加熱時間内に上記水温サーミスタの検出温度による給水制御が1回でも行われた場合にスケールの清掃が必要であると判断してもよい。その場合における、上記加熱時間の計時開始を上記水温サーミスタの検出温度による最初の給水制御時としても良いし、加熱開始時としても良い。
他にも種々識別条件は考えられるが、要は上記水温サーミスタの検出温度による給水制御の頻度で識別を行うのである。
ところで、加熱調理中にスケール清掃要求の条件が満たされた場合に即加熱を停止するのは、現在実行中の加熱調理が途中で中断されることになり、貴重な食品の加熱調理に失敗することになる。そこで、本実施の形態においては、加熱終了後にスケール清掃要求の報知を行うことによって、被加熱物の損失を防ぐようにしている。上記告知を行うタイミングは、加熱終了直後でも良いし、加熱終了後に所定時間が経過した後でも良いし、再度加熱スタートを行う場合であっても良い。
また、仮に、スケール清掃要求を告知した場合であっても、使用者は引き続き新たな加熱調理を実行したいと思う場合も考えられる。そこで、使用者に対して、スケール清掃を行うか再度加熱調理を実行するかの選択を可能とすることは、実際の加熱調理器においては重要である。ところが、無条件に再度の加熱の継続を許可すると、蒸気発生装置40のポット41内にはスケールの堆積が継続して機器の安全性が損なわれる場合がある。そこで、そのような事態を回避する必要がある。
スケールの堆積が継続して機器の安全性が損なわれるような事態であるのか否かの判断方法として、スケール清掃要求の回数が先に説明した清掃要求条件(水温サーミスタの検出温度による給水制御の回数)よりも頻度が高い場合に、安全性が損なわれる事態と判断して次の加熱処理を拒否する方法がある。例えば、加熱処理を拒否する際のスケール清掃要求の回数を、スケール付着を判定する際における上記水温サーミスタの検出温度による給水回数に、「2」を加算した回数と設定するのである。あるいは、使用者による清掃要求の取り消し回数(例えば、5回)で判断する方法もある。
後者のように、清掃要求の取り消し回数で判断する場合には、以下のことを考慮しておく必要がある。すなわち、例えば、1回の加熱調理中における上記水温サーミスタの検出温度による給水制御回数が清掃要求基準を満たしている場合であって、以後の加熱調理で発生しない場合には単発的なスケール発生であった可能性が高い。ところが、取り消し回数を保持したままにしておくと本来カウントする必要のない単発的なスケール発生に対する取り消しの回数も含まれてしまい、その分だけ、実質的に可能な使用者の清掃要求取り消し回数が減るため、使用者の利便性が低減する。したがって、正規の給水で加熱が終了した場合には、今回の加熱の際に生じた清掃要求は単発的なものであったと判断して、清掃要求取り消し回数のカウント値を減じる(但し、カウント値≧0)のである。あるいは、清掃要求取り消し回数のカウント値をリセットすることも有効である。
その際に、上記清掃要求取り消し回数のカウント値を不揮発性記憶素子に保存することによって、待機電力低減のために調理終了後に電源をオフする場合に対処することも有効である。
図11は、本蒸気調理器1の制御ブロックを示す。制御装置80は、マイクロコンピュータおよび入出力回路等から構成され、水タンク用水位センサ36,水位センサ43,温度センサ81および湿度センサ82からの検出信号に基づいて、送風ファン28,第1蒸気加熱ヒータ52,第2蒸気加熱ヒータ53,ダンパ68,排水バルブ70,第1蒸気発生ヒータ42A,第2蒸気発生ヒータ42B,操作パネル11およびポンプ35を所定のプログラムに従って制御する。
また、上記制御装置80は、カウント機能および計時機能を有しており、各種動作時間の判定や各種動作回数の判定を行って、水位センサ43の先端部に対するスケールの付着をも判定するようになっている。
図12および図13は、上記制御装置80によって実行されるポット給水・スケール清掃判定処理動作のフローチャートである。以下、図12および図13に従って、上記ポット給水・スケール清掃判定処理動作について詳細に説明する。電源が投入されるとポット給水・スケール清掃判定処理動作がスタートする。
ステップS1で、上記ポット41内の状態を確認するために、水位センサ43の水位サーミスタ102がオンされて、検出温度が読み出される。ステップS2で、水位サーミスタ102の検出温度が100℃以下であるか略120℃であるかを判別することにより、ポット41内に水があるか否かが判別される。その結果、水がある場合にはステップS4に進み、そうでなければステップS3に進む。ステップS3で、ポンプ35が駆動されて水タンク30から補助タンク39に給水される。そうした後、上記ステップS1にリターンする。
ステップS4で、ポンプ35が停止されて補助タンク39への給水が停止される。ステップS5で、ヒータ部42に通電されて、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bがオンされる。ステップS6で、水位サーミスタ102の温度が検出される。ステップS7で、上記水温サーミスタの温度が検出される。ステップS8で、上記ステップS2の場合と同様にして、水位サーミスタ102の検出温度に基づいてポット41内に水があるか否かが判別される。その結果、水がある場合にはステップS9に進み、そうでなければステップS16に進む。ステップS9で、上記水温サーミスタの検出温度が110℃よりも高いか否かが判別される。その結果、高い場合にはステップS13に進み、そうでなければステップS10に進む。
ステップS10で、上記水温サーミスタの検出温度が95℃よりも高く、且つ、水温サーミスタ検出温度による給水制御の実行を示す給水制御実行フラッグTF(0:非実行,1:実行)が1であるか否かが判別される。その結果、95℃よりも高く且つTF=1である場合にはステップS11に進み、そうでなければステップS12に進む。ステップS11で、上記ステップS10の判別結果から、上記水温サーミスタ検出温度による給水時における給水停止のタイミングであると判断して、給水制御実行フラッグTFに0が設定される。ステップS12で、ポンプ35が停止され、ポンプ動作フラッグPF(0:オフ,1:オン)に0が設定される。そうした後、ステップS17に進む。
ステップS13で、上記ステップS9の判別結果から水位サーミスタ102による水位検出が不可であると判断して、上記水温サーミスタの検出温度による給水制御に移行する。そして、ポンプ動作フラッグPFが0であり、且つ、給水制御実行フラッグTFが0であるかが判別される。その結果、PF=0且つTF=0であればステップS14に進み、そうでなければステップS16に進む。ステップS14で、給水制御実行フラッグTFに1が設定される。ステップS15で、上記水温サーミスタ検出温度による給水回数をカウントする給水回数カウンタTKがインクリメントされる。ステップS16で、ポンプ35が駆動され、ポンプ動作フラッグPFに1が設定される。こうして、上記水温サーミスタの検出温度による給水制御が実行される。
ステップS17で、上記水温サーミスタの検出温度が140℃よりも高いか否かが判別される。その結果、140℃よりも高い場合には異常状態であると判断してステップS28に進み、そうでなければステップS18に進む。ステップS18で、給水回数カウンタTKのカウント値が3以上であるか否かが判別される。その結果、3以上であればスケールの清掃が必要であると判断してステップS19に進み、そうでなければステップS20に進む。ステップS19で、使用者にスケールの清掃を要求するための清掃要求フラッグSF(0:要求無し,1:要求あり)に1が設定される。ステップS20で、加熱処理が終了か否かが判別される。その結果、終了であればステップS21に進み、そうでなければ上記ステップS6にリターンしてポット41の水位検出およびスケール清掃要求判断を繰り返す。
ステップS21で、清掃要求フラッグSFが1であるか否かが判別される。その結果、1であればステップS24に進み、そうでなければステップS22に進む。ステップS22で、清掃要求の告知に対して取り消しが要求された回数をカウントする清掃要求キャンセルカウンタSCがデクリメントされる。ステップS23で、清掃要求キャンセルカウンタSCのカウント値が不揮発性記憶素子に書き込まれる。そうした後、上記ステップS1にリターンして、ポット41への給水が開始される。
ステップS24で、上記ステップS21の判断結果清掃要求フラッグSFが1であるため、例えば操作パネル11に設けられた表示部にメッセージを表示することによって、使用者に清掃要求が告知される。ステップS25で、使用者から例えば操作パネル11の操作によって上記清掃要求に対する取り消し要求があり、且つ、清掃要求キャンセルカウンタSCのカウント値が5よりも小さいか否かが判別される。その結果、取り消し要求があり且つSC<5である場合にはステップS26に進み、そうでなければステップS27に進む。ステップS26で、清掃要求キャンセルカウンタSCがインクリメントされる。そうした後、上記ステップS23に進む。ステップS27で、スケール清掃シーケンスが実行される。そうした後、上記ステップS1にリターンして、ポット41への給水が開始される。
ステップS28で、ヒータ部42への通電が遮断されて、第1,第2蒸気発生ヒータ42A,42Bがオフされる。ステップS29で、ポンプ35が停止されて補助タンク39への給水が停止される。ステップS30で、例えば操作パネル11に設けられた表示部にメッセージを表示することによって、使用者にエラー表示される。そうした後、ポット給水・スケール清掃判定処理動作が終了される。
尚、上記ポット給水・スケール清掃判定処理動作では、上記ステップS21において清掃要求フラッグSFが1であると判別された場合に、上記ステップS24において使用者に清掃要求を告知するようにしている。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、清掃要求フラッグSFを用いずに、給水回数カウンタTKのカウント値が3以上であるか否かの判別を加熱終了後に行い、この判別結果を表す信号に基づいて清掃要求を告知することも可能である。
上述したように、本実施の形態においては、蒸気発生装置40のポット41内の水位を水温で検出する水位センサ43とポット41内の水温を検出する温度センサ48とを備えている。そして、水位センサ43によって水位を検出している際に、温度センサ48の水温サーミスタによってポット41内の水温を監視し、ポット41内の水温が110℃を超えた場合には、水位センサ43の水位サーミスタ102は正常な検出が不可の状態であると判断して、ポンプ35を駆動して給水を行うようにしている。したがって、水位サーミスタ102がスケールの付着や水滴付着等によって正常検出が不可になっても、ポット41内に水が無いことを検知して給水を行うことができる。
また、上記水温サーミスタの検出温度による給水回数が3回を超えた場合には、水位サーミスタ102にスケールが付着したと判断して、使用者にスケール清掃要求を告知するようにしている。したがって、水位サーミスタ102が検出不可の状態である場合に、この検出不可がスケール付着によるものか否かを判断して、的確なタイミングでスケール清掃要求を告知することができる。その場合、加熱調理が終了した時点でスケール清掃要求を告知することにより、加熱調理が途中で中断されることによる被加熱物の損失を防ぐようにしている。
さらに、上記スケール清掃要求を告知した場合でも、使用者による「取り消し」を受け付けるようにしており、引き続いて加熱調理が可能にして使用者の利便性を高めることができる。その際でも、上記「取り消し」の回数が5回を超えた場合には、使用者の「取り消し」を拒否して強制的に清掃シーケンスを実行するので、機器の安全性が損なわれないようにできる。
また、上記水温サーミスタによる検出温度が140℃を超えた場合には、ポット41が空焚き状態であると判断して、上記ヒータ部42およびポンプ35をオフするようにしている。したがって、機器の安全を確保することができる。また、上記スケール清掃要求の取り消し回数のカウント値を不揮発性記憶素子に保存している。したがって、待機電力低減のために調理終了後に電源をオフしても、上記カウント値を保持することができる。
この発明の蒸気調理器における外観斜視図である。 図1に示す蒸気調理器の扉を開いた状態の外観斜視図である。 図1に示す蒸気調理器の概略構成図である。 図3におけるポットの構成図である。 図3における蒸気発生装置全体の構成図である。 図3における水位センサの内部構成を示す図である。 上記ポットにおける水位の制御範囲を示す図である。 上記ポットにおける水位の変化と水温の変化とポンプのオン・オフ状態を示す図である。 沸騰した状態でのポット水位と水温サーミスタ検出温度との関係を示す図である。 図9における水位の具体的な位置を示す図である。 図1に示す蒸気調理器の制御ブロック図である。 図11における制御装置によって実行されるポット給水・スケール清掃判定処理動作のフローチャートである。 図12に続くポット給水・スケール清掃判定処理動作のフローチャートである。
符号の説明
1…蒸気調理装置、
11…操作パネル、
20…加熱室、
22…側面蒸気吹出口、
23…蒸気供給通路、
30…水タンク、
35…ポンプ、
36…水タンク用水位センサ、
39…補助タンク、
40…蒸気発生装置、
41…ポット、
42…ヒータ部、
42A…第1蒸気発生ヒータ、
42B…第2蒸気発生ヒータ、
43…水位センサ、
44…蒸気吸引エジェクタ、
48…温度センサ、
50…蒸気昇温装置、
80…制御装置、
81…温度センサ、
82…湿度センサ、
101…水位センサのケーシング、
102…自己加熱サーミスタ。

Claims (15)

  1. 水を加熱蒸発させて蒸気を発生させる蒸気発生装置と、
    上記蒸気発生装置からの蒸気によって被加熱物を加熱する加熱室と
    を備え、
    上記蒸気発生装置は、水が供給されるポットと、上記ポット内に配置されたヒータ部と、上記ヒータ部の上側近傍に配置されると共に、検出温度を表す温度信号を出力する自己加熱型感温素子で成る水位センサと、上記ヒータ部の上側近傍に配置されると共に、検出温度を表す温度信号を出力する水温センサとを含み、
    上記ポットに水を供給するポンプと、
    上記水温センサからの温度信号に基づく水温が、上記自己加熱型感温素子からの温度信号に基づく水温の変化に基づいて上記ポット内の水位が正常に検出されている場合の水温である第1所定温度よりも高い第2所定温度を超えると、上記ポンプを制御して上記ポットへの給水を行う給水制御手段と
    を備えたことを特徴とする蒸気調理器。
  2. 請求項1に記載の蒸気調理器において、
    上記給水制御手段は、上記水温センサからの温度信号に基づく水温が、上記第2所定温度よりも低い第3所定温度、あるいは、上記第2所定温度に至ると、上記ポンプを制御して上記ポットへの給水を停止するようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  3. 請求項1に記載の蒸気調理器において、
    上記給水制御手段は、上記給水を開始してからの経過時間が、上記水位センサによる検出水位に基づいて給水を行う際の給水時間よりも長い所定時間に至ると、上記ポンプを制御して上記ポットへの給水を停止するようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  4. 請求項1に記載の蒸気調理器において、
    上記水温センサからの温度信号に基づく水温が、上記第2所定温度よりも高い第4所定温度を超えると、上記ヒータ部への電力供給を停止するヒータオフ手段を備えたことを特徴とする蒸気調理器。
  5. 請求項1に記載の蒸気調理器において、
    上記給水制御手段による上記ポットへの給水回数をカウントする給水回数カウント手段と、
    上記給水回数のカウント値が所定条件を満たした場合には、上記水位センサにスケールが付着したと判定するスケール付着判定手段
    を備えたことを特徴とする蒸気調理器。
  6. 請求項5に記載の蒸気調理器において、
    上記スケール付着判定手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が第1所定回数以上連続して行われることを上記所定条件とするようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  7. 請求項5に記載の蒸気調理器において、
    上記スケール付着判定手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が所定時間内に第2所定回数以上行われることを上記所定条件とするようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  8. 請求項5に記載の蒸気調理器において、
    上記スケール付着判定手段によって上記水位センサにスケールが付着したと判定された場合には、上記ポット内と上記水位センサとの清掃を要求する清掃要求信号を出力する清掃要求信号出力手段を備えたことを特徴とする蒸気調理器。
  9. 請求項8に記載の蒸気調理器において、
    上記清掃要求信号出力手段から出力された清掃要求信号に基づいて、上記被加熱物の加熱が終了した後に使用者に清掃要求の告知を行う清掃要求告知手段を備えたことを特徴とする蒸気調理器。
  10. 請求項9に記載の蒸気調理器において、
    上記清掃要求告知手段による清掃要求の告知に対する使用者からの取り消し要求がある場合には、上記取り消し要求を拒否するための所定条件を満たすか否かを判別し、上記所定条件を満たす場合には、上記取り消し要求を拒否する取り消し要求拒否手段を備えたことを特徴とする蒸気調理器。
  11. 請求項10に記載の蒸気調理器において、
    上記取り消し要求拒否手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が上記スケール付着判定用の第1所定回数よりも多い第3所定回数以上連続して行われることを上記所定条件とするようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  12. 請求項10に記載の蒸気調理器において、
    上記取り消し要求拒否手段は、上記給水制御手段による上記ポットへの給水が所定時間内に上記スケール付着判定用の第2所定回数よりも多い第4所定回数以上行われることを上記所定条件とするようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  13. 請求項10に記載の蒸気調理器において、
    清掃要求の取り消し回数をカウントする取消回数カウント手段を備えて、
    上記取り消し要求拒否手段は、上記取り消し回数のカウント値が第5所定回数以上であることを上記所定条件とするようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  14. 請求項13に記載の蒸気調理器において、
    取消回数カウント手段は、清掃要求が取り消された後の加熱調理の際に上記給水制御手段による上記ポットへの給水が行われなかった場合には、カウント値をデクリメントあるいはリセットするようになっていることを特徴とする蒸気調理器。
  15. 請求項13に記載の蒸気調理器において、
    取消回数カウント手段のカウント値を不揮発性記憶素子に書き込んで保存する清掃要求取消回数保存手段を備えたことを特徴とする蒸気調理器。
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