JP2006046548A - フック部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 荷物移動防止用ネットなどの引掛金具を引っ掛けるフック部材の提供。
【解決手段】 中央に凹部8を有し両側に軸受部15を有してボルト7を介して被取付面に取り付けられる基枠1と、該基枠の軸受部に軸支されて凹部内に入り込んだ収納位置と凹部から引き出された引出位置との間を回動するフック体2と、基枠の軸受部に軸支されて凹部内に入り込んで上記ボルト頭7aを隠蔽する倒伏状態とボルト頭を露呈する起立状態とに回動するカバー体3と、該カバー体の起立状態を維持する解除可能なロック手段11・25とを備えることにより、外観上の見栄えを害することなく、基枠の凹部内で露呈するボルト頭を完全に隠蔽することができると共に、カバー体はロック手段を介してその起立状態に維持されるので、基枠をボルトを介して被取付面に取り付ける場合には、カバー体自体の存在がその作業に支障を来たすことが全くない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車のラゲージルームに取り付けられて、その荷物の移動を防止するネットなどの引掛金具を引っ掛けるフック部材に関するものである。
従来のこの種フック部材は、具体的には図示しないが、中央に凹部を有して自動車のラゲージルームの被取付面にボルトを介して取り付けられる基枠と、上記ネットなどの引掛金具を引っ掛けるU字状のフック体と、基枠の凹部内で露呈するボルト頭を隠蔽するカバー体と、フック体を基枠の凹部に対して回動可能に軸支するシャフトとを備え、上記基枠とカバー体とは、薄肉ヒンジ片を介して一体に連設される構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、実際の使用に際しては、上記基枠をラゲージルームの被取付面にボルトを介して取り付けた後、カバー体を基枠の凹部側に薄肉ヒンジ片を介して閉じると、基枠の凹部内で露呈するボルト頭が隠蔽されるので、後は、フック体を基枠の凹部内から引き出して、当該フック体にネットなどの引掛金具を引っ掛ければ、これにより、ラゲージルーム内の荷物が移動することを有効に防止できることとなる。
特開2003−278735号公報
従って、従来のフック部材にあっては、基枠をラゲージルームに取り付けるボルト頭をカバー体で隠蔽できるので、この点においては、確かに、外観上の見栄えを良好とできる利点を有することとなるが、反面に、この為には、カバー体を基枠に薄肉ヒンジ片を介して一体に連設しなければならないので、その組み付け状態にあっては、基枠の表面にこの薄肉ヒンジ片が新たに露呈することとなるので、今度は、当該薄肉ヒンジ片自体の存在が外観上の見栄えを害する結果を招来していた。
本発明は、斯かる従来のフック部材が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、中央に凹部を有し両側に軸受部を有してボルトを介して被取付面に取り付けられる基枠と、該基枠の軸受部に軸支されて凹部内に入り込んだ収納位置と凹部から引き出された引出位置との間を回動するフック体と、基枠の軸受部に軸支されて凹部内に入り込んで上記ボルト頭を隠蔽する倒伏状態とボルト頭を露呈する起立状態とに回動するカバー体と、該カバー体の起立状態を維持する解除可能なロック手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、フック体は、基枠側に軸支される両端部と中央に引掛部を有するU字形状を呈し、カバー体は、フック体の両端部に挾まれる範囲内において基枠に軸支されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2を前提として、フック体は、そのU字形状の開口端を閉じる連結フレームと、該連結フレームから突出する一対の軸受部を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3を前提として、カバー体は、基枠の凹部を覆う本体部と、該本体部から突出してフック体の各軸受部間に位置する軸受部とを有し、カバー体とフック体とは1本のシャフトで軸支されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項4を前提として、基枠の底面外側に装着される金属ブラケットを備え、該金属ブラケットは、ボルト挿入孔を有してボルト頭に挾持された状態をもって被取付面に固定される基板部と、該基板部から折曲して形成された一対の軸受部とを有し、基枠は、ボルト頭を凹部内で露呈させる開口と、ボルト頭を基枠の底面外側と金属ブラケットの基板部との間で挾持した状態で金属ブラケットを係止する係止部とを有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5を前提として、フック体の各軸受部の外面にストッパー突起を設け、金属ブラケットの各軸受部に該ストッパー突起を当接してフック体の最引出位置を規制する受け片を設けたことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求項6を前提として、カバー体は、基枠よりも軟質な合成樹脂で成形されて、フック体の収納位置で該フック体と当接する載置面部を有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5を前提として、フック体の各軸受部の外面にカム面を形成し、基枠側に該フック体のカム面に弾接してフック体を収納位置と引出位置とに弾性付勢する板ばねを設けて、該板ばねを基枠に設けられた切欠部を介して金属ブラケットで支持することを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあっては、カバー体が基枠に対して軸支されている関係で、外観上の見栄えを害することなく、基枠の凹部内で露呈するボルト頭を完全に隠蔽することができると共に、カバー体はロック手段を介してその起立状態に維持される関係で、基枠をボルトを介して被取付面に取り付ける場合には、カバー体自体の存在がその作業に支障を来たすことが全くない。
請求項2記載の発明にあっては、カバー体はフック体の両端部に挾まれる範囲内において基枠側に軸支される関係で、フック部材自体の巾寸法が小型化できる。
請求項3記載の発明にあっては、フック体がそのU字形状の開口端を閉じる連結フレームを有する関係で、フック体自体の強度が向上すると共に、当該連結フレームでカバー体の一部を覆えるので、これによっても、外観上の見栄えを更に向上できる。
請求項4記載の発明にあっては、カバー体とフック体とは1本のシャフトを共用して基枠側に軸支される関係で、フック部材自体の小型化が可能となる。
請求項5記載の発明にあっては、金属ブラケットがボルト頭に挾持された状態をもって被取付面に固定される基板部を有する関係で、ボルト頭を基枠の底面外側と金属ブラケットの基板部間に挾んだ状態で、基枠を被取付面に取り付けることが可能となるので、取付作業が容易となると共に、金属ブラケット自体も軸受部を有する関係で、フック体やカバー体の軸支状態が強固となる。又、ボルト頭が基枠の凹部内に直に突出することがない関係で、カバー体の深さを十分にとれるので、フック体をその引出位置に引き出す作業が容易となる。
請求項6記載の発明にあっては、金属ブラケットの軸受部にフック体側のストッパー突起を当接する受け片を設けた関係で、フック体の最引出位置を規制する場合には、強固となるので、例え、フック体側に大きな力が加わっても、基枠側に影響を与えることなく、十分に対応することが可能となる。
請求項7記載の発明にあっては、カバー体が基枠よりも軟質な合成樹脂で成形されている関係で、例え、フック体の収納位置で、フック体がカバー体の載置面部に衝突したとしても、その衝撃を吸収して打音を軽減できる。
請求項8記載の発明にあっては、基枠側にフック体をその収納位置と引出位置とに弾性付勢する板ばねを設けて、該板ばねを基枠に設けられた切欠部を介して金属ブラケットで支持する関係で、合成樹脂製の基枠に板ばねが直に支持されていると、基枠が磨耗したりへたったりして、板ばねの荷重が安定しないが、このような心配がなくなる。
本発明は、ボルト頭を隠蔽する倒伏状態とボルト頭を露呈する起立状態とに回動するカバー体を基枠側に軸支して、該カバー体をフック体よりも基枠の凹部側に位置させることにより、カバー体を常時倒伏状態にセットしておけば、基枠の凹部内に露呈するボルト頭を確実に隠蔽して、外観上の見栄えを向上せんとしたものである。
以下、本発明を図示する好適な実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係るフック部材も、従来と同様に、自動車のラゲージルームに取り付けられて、その荷物の移動を防止するネットなどの引掛金具を引っ掛けるものとして開発されたものであるが、特徴とするところは、以下の構成を採用した点にある。
即ち、本実施例に係るフック部材は、図1に示す如く、基枠1とフック体2とカバー体3と金属ブラケット4と板ばね5とシャフト6とボルト7とを備え、特に、基枠1は、ラゲージルームの被取付面にボルト7を介して取り付けられるもので、フック体2は、上記ネットなどの引掛金具を引っ掛けるもので、カバー体3は、基枠1の内部に露呈するボルト頭7aを隠蔽するもので、フック体2とカバー体3とは、基枠1側に共用のシャフト6を介して回動可能に軸支される構成となっている。
そこで、まず、基枠1から説明すると、当該基枠1は、ガラス混入ナイロン等の硬質な合成樹脂で一体に成形されて、図2にも示す如く、中央に凹部8を有し全周縁にフランジ部9を有する馬蹄形状を呈し、凹部8を画成する底面に、ボルト頭7aの径よりは小さいがボルト頭7aを露呈されてその締め付け作業を可能とする開口10を形成すると共に、該開口10縁寄りの内側に後述するカバー体3のロック爪25を弾接するロック壁11を一体に立設し、且つ、該ロック壁11とその対向する側面間に後述する板ばね5の組付部32を差し込む切欠部12を形成する構成となっている。
又、基枠1の底面外側に対しては、自動車のラゲージルームの被取付面に穿設された位置決め孔に挿入されるボス13を立設すると共に、該ボス13の両側に後述する金属ブラケット4の突片31を係止する係止部たる一対の係止口14を形成し、且つ、基枠1の側面に対しては、後述する金属ブラケット4の軸受部29と共働してシャフト6を嵌入する軸受部15を形成すると共に、同一側面の反対側に後述するカバー体3の係止爪26を係止する係止孔16を形成する構成となっている。
フック体2は、金属で一体に成形されて、上記した基枠1の凹部8内に入り込んだ収納位置と凹部8から引き出された引出位置との間を回動できるように基枠1側に軸支されるもので、図3にも示す如く、その基本形はU字形状を呈し、両端に基枠1や金属ブラケット4の軸受部15・29と共働してシャフト6を嵌入する一対の軸受部17を形成すると共に、中央にネットなどの引掛金具を引っ掛ける引掛部2aを有する一方、U字形状の開口端を閉じる連結フレーム18を介在させる構成となっている。従って、この連結フレーム18の存在によって、フック体2自体も最終的には馬蹄形状を呈することとなり、且つ、上記した一対の軸受部17は、連結フレーム18から外方に突出することとなるが、その各外面にストッパー突起19を設けて、該ストッパー突起19を後述する金属ブラケット4の受け片30に当接させることにより、フック体2自体の最引出位置を規制する構成を採用している。
又、フック体2の両端に形成された軸受部17の外面に、第1カム面20と第2カム面21とを交差する状態に形成して、該各カム面20・21に後述する板ばね5のウイング33を弾接することにより、フック体2自体をその収納位置と引出位置とに弾性付勢する構成も併せて採用している。
カバー体3は、上記した基枠1よりも軟質な合成樹脂、例えば、ポリプロピレン等で一体に成形されて、基枠1の凹部8内に入り込んで上記ボルト頭7aを隠蔽する倒伏状態と基枠1の開口10に臨むボルト頭7aを露呈する起立状態とに回動できるように基枠1側に軸支されるもので、図4にも示す如く、基枠1の凹部8を覆う一段窪んだ本体部22と、該本体部22から突出してフック体2の両端に形成された軸受部17に挾まれる範囲内に位置する長寸の軸受部23と、本体部22の両側に設けられてフック体2の収納位置で該フック体2と当接する載置面部24とを有すると共に、軸受部23の外面中央に上記基枠1のロック壁11に弾接するロック爪25を形成し、且つ、各載置面部24の側壁に上記した基枠1の係止孔16に弾性的に係止する一対の係止爪26をスリットを介して形成する構成となっている。
金属ブラケット4は、基枠1の底面外側の補強を図るために装着されるもので、ボルト挿入孔28を有してボルト頭7aに挾持された状態をもってラゲージルームの被取付面に固定される基板部27と、該基板部27の両側縁から折曲する一対の軸受部29と、該各軸受部29から互いに内側に折曲して上記したフック体2のストッパー突起19を当接する受け片30と、上記した基枠1の係止口14に係止する一対の突片31とを有して、上記軸受部29を基枠1の軸受部15の内側に位置させながら、当該各突片31の先端部を係入口14内に係入することにより、基枠1の底面外側に抜け外れることなく装着できる構成となっている。
板ばね5は、U字状に折曲されて上記した基枠1の切欠部12内に差し込まれる組付部32と、該組付部32から外方へ延びる一対のウイング33とを有し、組付部32を基枠1の切欠部12内に差し込むと、板ばね5自体は、上記基枠1の底面外側に装着された金属ブラケット4で支持されて、各ウイング33で上記したフック体2の各カム面20・21に弾接する構成となっている。従って、合成樹脂製の基枠1に板ばね5が直に支持されていると、基枠1が磨耗したりへたったりして、板ばね5の荷重が安定しないが、板ばね5を基枠1に設けられた切欠部12を介して金属ブラケット4で支持した関係で、このような心配がなくなる。
依って、斯かる構成のフック部材を組み付ける場合には、まず、ボルト7を金属ブラケット4のボルト挿入孔28に挿入する状態を得て、金属ブラケット4の各突片31を基枠1の底面外側に設けられている係止口14内に係入すると、金属ブラケット4がボルト頭7aを自身の基板部27と基枠1の底面間に保持しながら基枠1に抜け外れることなく装着される。尚、この場合には、ボルト頭7aは基枠1の凹部8内には直に突出していないが、その開口10に臨んで露呈しているので、締め付け作業が可能となっている。又、金属ブラケット4の軸受部29は基枠1の軸受部15の内側に位置することとなる。
次いで、板ばね5の組付部32を基枠1の切欠部12内に差し込んだ後、カバー体3の軸受部23をフック体2の両端に形成された軸受部17間に嵌め込んで同軸に揃える状態を得て、そのまま、今度は、フック体2の各軸受部17を金属ブラケット4の軸受部29間に嵌め込んで同軸に揃えて、1本のシャフト6を基枠1の軸受部15から各軸受部29・17・23・15内に挿通すると、これにより、フック体2とカバー体3とが基枠1に対して回動可能に軸支されることとなる。
従って、フック部材の組み付け状態を得た後は、自動車のラゲージルームの被取付面たるパネル34に取り付ければ、その使用に供せられることとなるが、この場合には、取り付けに先立って、図5に示す如く、フック体2をその引出位置に回動すると同時に、カバー体3をもその起立状態に回動すると、該カバー体3のロック爪25が基枠1のロック壁11に弾接して、カバー体3の起立状態を機械的に維持することとなるので、基枠1の開口10に臨むボルト頭7aが露呈することとなる。又、フック体2は、図6に示す如く、自身の第2カム面21を板ばね5の各ウイング33に弾接させているので、やはり、その引出位置にガタツクことなく保持されることとなる。
そこで、斯かる状態のまま、図7に示す如く、基枠1のボス13をパネル34側に穿設されている位置決め孔35に合致させると同時に、ボルト7の先端部を同パネル34に設けられている溶接ナット36と合致させて、図8に示す如く、開放されている基枠1の凹部8側からドライバー37を差し込んで、開口10に臨むボルト頭7aを締め付ければ、これにより、フック部材自体がパネル34に簡単に取り付けられることとなる。
そして、後は、図9・図10に示す如く、カバー体3と一緒にフック体2を収納位置方向に回動すると、カバー体3は、自身の係止爪26を基枠1の係止孔16に係止して、基枠1の凹部8を完全に覆うこととなるので、これにより、凹部8内に露呈するボルト頭7aを完全に隠蔽することができると共に、フック体2もその収納位置に回動することとなる。尚、この場合にも、やはり、図11に示す如く、フック体2は、自身の第1カム面20を板ばね5の各ウイング33に弾接させているので、やはり、その収納位置にガタツクことなく保持されることとなる。
又、ラゲージルーム内の荷物の移動を防止するために、移動防止用のネットなどを使用する場合には、図12に示す如く、カバー体3の本体部22の窪んだ形状を利用して、フック体2を基枠1の凹部8から引き出されたその引出位置に回動すれば、これにより、当該フック体2の中央引掛部2aにネットなどの引掛金具(図示せず)を引っ掛けることが可能となるので、荷物の移動が防止されることとなる訳であるが、この時には、フック体2のストッパー突起19が金属ブラケット4の受け片30に当接して、フック体2の最引出位置が規制されるので、フック体2に大きな力が加わったとしても、基枠1側は殆ど影響を受けることがない。更に、本実施例にあっては、ボルト頭7aを基枠1の凹部8内に直に突出させていないので、カバー体3の本体部22の深さを十分にとれるので、フック体2をその引出位置に引き出す作業が容易となる。
逆に、ネットなどを使用しなくなった時は、フック体2からネットなどの引掛金具を外して、フック体2をその収納位置に回動することとなるが、この時には、フック体2の両側部がカバー体3の載置面部24に衝突することとなるが、既述した如く、当該カバー体3は基枠1よりも軟質な合成樹脂で成形されているので、衝突する時に生じる衝撃を吸収して打音を効果的に軽減できることとなる。
本発明に係るフック部材は、ボルト頭を隠蔽する倒伏状態とボルト頭を露呈する起立状態とに回動するカバー体を基枠に軸支して、該カバー体をフック体よりも基枠の凹部側に位置させることにより、カバー体を常時倒伏状態にセットしておけば、基枠の凹部内に露呈するボルト頭を確実に隠蔽して、外観上の見栄えを向上できるので、自動車のラゲージルームに取り付けられて、荷物の移動を防止するネットなどの引掛金具を引っ掛ける場合には、頗る好都合なものとなる。
本発明の実施例に係るフック部材を分解して示す全体斜視図である。 基枠を底面側から示す斜視図である。 フック体を示す側面図である。 カバー体を示す図1のA−A線断面図である。 カバー体の起立状態を一方向側から示す断面図である。 カバー体の起立状態を他方向側から示す断面図である。 フック部材をパネルに取り付ける状態を示す斜視図である。 フック部材をパネルにボルト締めする状態を示す斜視図である。 フック部材をパネルに取り付けた状態を一方向側から示す断面図である。 フック部材をパネルに取り付けた状態を他方向側から示す断面図である。 フック部材をパネルに取り付けた状態を他方向の別の位置側から示す断面図である。 フック体を引出位置に回動した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 基枠
2 フック体
2a 引掛部
3 カバー体
4 金属ブラケット
5 板ばね
6 シャフト
7 ボルト
7a ボルト頭
8 凹部
9 フランジ部
10 開口
11 ロック壁(ロック手段)
12 切欠部
13 ボス
14 係止口(係止部)
15 軸受部
16 係止孔
17 軸受部
18 連結フレーム
19 ストッパー突起
20 第1カム面
21 第2カム面
22 本体部
23 軸受部
24 載置面部
25 ロック爪(ロック手段)
26 係止爪
27 基板部
28 ボルト挿入孔
29 軸受部
30 受け片
31 突片
32 組付部
33 ウイング
34 パネル(被取付面)
35 位置決め孔
36 溶接ナット
37 ドライバー

Claims (8)

  1. 中央に凹部を有し両側に軸受部を有してボルトを介して被取付面に取り付けられる基枠と、該基枠の軸受部に軸支されて凹部内に入り込んだ収納位置と凹部から引き出された引出位置との間を回動するフック体と、基枠の軸受部に軸支されて凹部内に入り込んで上記ボルト頭を隠蔽する倒伏状態とボルト頭を露呈する起立状態とに回動するカバー体と、該カバー体の起立状態を維持する解除可能なロック手段とを備えることを特徴とするフック部材。
  2. フック体は、基枠側に軸支される両端部と中央に引掛部を有するU字形状を呈し、カバー体は、フック体の両端部に挾まれる範囲内において基枠に軸支されることを特徴とする請求項1記載のフック部材。
  3. フック体は、そのU字形状の開口端を閉じる連結フレームと、該連結フレームから突出する一対の軸受部を有することを特徴とする請求項2記載のフック部材。
  4. カバー体は、基枠の凹部を覆う本体部と、該本体部から突出してフック体の各軸受部間に位置する軸受部とを有し、カバー体とフック体とは1本のシャフトで軸支されることを特徴とする請求項3記載のフック部材。
  5. 基枠の底面外側に装着される金属ブラケットを備え、該金属ブラケットは、ボルト挿入孔を有してボルト頭に挾持された状態をもって被取付面に固定される基板部と、該基板部から折曲して形成された一対の軸受部とを有し、基枠は、ボルト頭を凹部内で露呈させる開口と、ボルト頭を基枠の底面外側と金属ブラケットの基板部との間で挾持した状態で金属ブラケットを係止する係止部とを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフック部材。
  6. フック体の各軸受部の外面にストッパー突起を設け、金属ブラケットの各軸受部に該ストッパー突起を当接してフック体の最引出位置を規制する受け片を設けたことを特徴とする請求項5記載のフック部材。
  7. カバー体は、基枠よりも軟質な合成樹脂で成形されて、フック体の収納位置で該フック体と当接する載置面部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のフック部材。
  8. フック体の各軸受部の外面にカム面を形成し、基枠側に該フック体のカム面に弾接してフック体を収納位置と引出位置とに弾性付勢する板ばねを設けて、該板ばねを基枠に設けられた切欠部を介して金属ブラケットで支持することを特徴とする請求項5記載のフック部材。
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