JP2606709Y2 - サポートロッドの端部取付構造 - Google Patents

サポートロッドの端部取付構造

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JP2606709Y2
JP2606709Y2 JP1993072070U JP7207093U JP2606709Y2 JP 2606709 Y2 JP2606709 Y2 JP 2606709Y2 JP 1993072070 U JP1993072070 U JP 1993072070U JP 7207093 U JP7207093 U JP 7207093U JP 2606709 Y2 JP2606709 Y2 JP 2606709Y2
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洋 有坂
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のエンジンルー
ムに開閉可能に枢着されるフードリッド等を、開状態に
支持するサポートロッドの端部取付構造の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種取付構造として、例えば、
実公平1−13843号公報に示すものが存する。該従
来の取付構造は、具体的には図示しないが、屈曲回転軸
部と屈曲端末部を有するサポートロッドのクランク状基
端部を、合成樹脂製のクリップ体を介して、エンジンル
ーム前部の開口縁を画成するパネルに回転可能に取り付
けようとするもので、上記クリップ体は、パネル表面に
当接するフランジ部と、該フランジ部の上面に形成され
た頭部と、フランジ部の下面に形成された脚部とを備
え、頭部と脚部の中心部に連続した挿通孔を形成すると
共に、脚部の側壁にパネル側に穿設されている取付孔の
孔縁に係止する係止手段を設ける構成となっている。
【0003】そして、実際の取り付けに際しては、ま
ず、パネル側に穿設されている取付孔に上記係止手段を
介してクリップ体を固定して、該クリップ体の挿通孔内
にサポートロッドのクランク状基端部を差し込んで、該
クランク形状を画成する屈曲端末部をクリップ体の脚部
から外側方に臨ましめれば、これにより、サポートロッ
ドの基端部がパネルの取付孔に回転可能に取り付けられ
る。従って、斯るサポートロッドをパネル側に倒して、
該サポートロッドのフック状先端部の近傍を別途設けら
れている保持具で保持すれば、その不使用状態が簡単に
得られ、逆に、クランク状基端部の屈曲回転軸部を支点
としてサポートロッドを回転させながら起立させて、そ
のフック状先端部をフードリッドの裏側係入孔内に係入
すれば、これにより、フードリッドを開状態に支持する
ことが可能となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の取付
構造にあっては、サポートロッドのクランク状基端部を
クリップ体を介して取り付けると雖も、先に、クリップ
体をパネルの取付孔に固定して、後から、このクリップ
体の挿通孔内にサポートロッドの基端部を差し込むもの
であるから、これだけでも、作業が自ずと大変となるこ
とは勿論であるが、特に、クリップ体からの抜け外れを
防止するために、サーポートロッドの基端部には、屈曲
回転軸部から更に90°曲がった屈曲端末部を積極的に
設けている関係で、斯る基端部をそのクランク形状に沿
って回転させながら挿通孔間に差し込むことは、これに
応じて、サポートロッドのフック状先端部側の移動軌跡
も必然的に大きくなるので、取付作業がいやが上にも大
変となることは否定できなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、斯る従来取
付構造の課題を有効に解決するために開発されたもの
で、被支持物を支持する使用状態と被支持物を支持しな
い不使用状態の間で回転するサポートロッドの一端部に
屈曲回転軸部と屈曲端末部を設けて、該サポートロッド
の一端部をパネルの取付孔にクリップ体を介して回転可
能に取り付けると共に、パネルの取付孔をサポートロッ
一端部の屈曲端末部の長さよりも長寸法の長孔形状
となす一方、上記クリップ体は、フランジ部の下面に該
長孔状取付孔の孔縁に係止する係止手段を形成すると共
に、フランジ部の側面にサポートロッド一端部の屈曲
回転軸部を抱持する開放口付の抱持部を形成したサポー
トロッドの端部取付構造において、上記抱持部の内外を
連通する開放口を、長孔状取付孔の長寸法方向と交差す
る方向にあって、使用状態にあるサポートロッドの本体
部の延長線上に一致させて形成し、上記係止手段を、使
用状態にあるサポートロッドの屈曲端末部とは重ならな
い位置に形成する構成を採用した。
【0006】
【作用】依って、本考案にあって、サポートロッドの一
端部をパネルの取付孔側に取り付ける場合には、従来と
異なり、まず、サポートロッド一端部の屈曲回転軸部を
開放口からクリップ体の抱持部内に押し込んで、サポー
トロッドの一端部とクリップ体を合体した後、サポート
ロッド一端部の屈曲端末部をクリップ体を伴ってパネル
の長孔状取付孔内に差し込めば、クリップ体のフランジ
部下面に形成された各係止手段が当該取付孔の孔縁に係
止して、クリップ体が取付孔に固定されると同時に、こ
れにより、サポートロッドの一端部がクリップ体を介し
て取付孔に回転可能に即座に取り付けられることとな
る。従って、例え、サポートロッドの一端部が屈曲回転
軸部と屈曲端末部を有するクランプ形状を呈していて
も、その屈曲端末部の長さよりも長寸法に設定された長
孔状取付孔内に差し込むだけで、該クランク状の一端部
をクリップ体を介して取付孔内に簡単に取り付けること
が可能となるので、従来のものと比較すると、取付作業
性が頗る向上する。
【0007】
【実施例】 以下、本考案を図示する一実施例に基づい
て詳述すれば、該実施例に係る取付構造も、図1に示す
如く、フードリッドを支持する使用状態とフードリッド
を支持しない不使用状態の間で回転するサポートロッド
Rの基端部に屈曲回転軸部7と屈曲端末部8を設けて、
サポートロッドRのクランク状基端部Raを、合成樹
脂製のクリップ体1を介して、エンジンルーム前部の開
口縁を画成するパネルPに穿設された取付孔Hに回転可
能に取り付けるものであるが、特徴とするところは、以
下の構成を採用した点にある。即ち、本実施例にあって
は、図示する如く、上記パネルP側に穿設される取付孔
Hを、サポートロッド基端部Raの屈曲端末部8の長さ
Lよりも長寸法の長孔形状となす一方、クリップ体1に
関しては、そのフランジ部2の下面に上記長孔状取付孔
Hの孔縁に係止する係止手段たる係止片3と係止爪4を
一体に形成すると共に、フランジ部2の側面に上記サポ
ートロッド基端部Raの屈曲回転軸部7を回転可能に抱
持する開放口6付のC字状抱持部5を一体に形成する構
成を採用したものである。尚、上記した係止片3と係止
爪4に関しては、使用状態にあるサポートロッドRの屈
曲端末部8とは重ならない位置に形成し、抱持部5の内
外を連通する開放口6に関しては、長孔状取付孔Hの長
寸法方向と交差する方向にあって、使用状態にあるサポ
ートロッドRの本体部の延長線上に一致させて形成する
ものとする。
【0008】依って、斯る構成の下で、サポートロッド
Rのクランク状基端部RaをパネルPの長孔状取付孔H
に取り付ける場合には、従来と異なり、図2に示す如
く、まず、サポートロッド基端部Raの屈曲回転軸部7
を上記開放口6からC字状の抱持部5内に押し込んで、
サポートロッドRの基端部Raとクリップ体1とを合体
する。そして、斯る状態を維持して、サポートロッド基
端部Raの屈曲端末部8をクリップ体1を伴って長孔状
取付孔H内に直線的に差し込めば、図3に示す如く、ク
リップ体1のフランジ部2の下面に形成された係止片3
と係止爪4が該取付孔Hの孔縁に係止して、クリップ体
1が長孔状取付孔Hに確実に固定されると同時に、これ
により、サポートロッドRのクランク状基端部Raが、
当該クリップ体1を介して、取付孔Hの片側に寄った状
態で回転可能に取り付けられることとなる。
【0009】従って、本実施例にあっては、例え、サポ
ートロッドRの基端部Raがクランク形状を呈していて
も、その屈曲端末部8の長さLよりも長寸法を呈する長
孔状取付孔H内に片側に寄せて差し込むだけで、該クラ
ンク状基端部Raをクリップ体1を介して取付孔H内に
極めて簡単に取り付けることが可能となるので、従来の
ものと比較すると、取付作業性が頗る向上する訳であ
る。
【0010】 又、後は、従来と同様に、図4に示す如
く、サポートロッドRをパネルP側に倒して、該サポー
トロッドRのフック状先端部Rbの近傍を別途設けられ
ている保持具(図示せず)で保持すれば、その不使用状
態が簡単に得られ、逆に、基端部Raの屈曲回転軸部7
を支点としてサポートロッドRを回転させながら起立さ
せて、そのフック状先端部Rbをフードリッド9の裏側
係入孔10に係入すれば、フードリッド9を簡単に開状
態に支持できることとなる。しかし、斯るフードリッド
9の支持状態にあっては、図5に示す状態から図6に示
す状態に、サポートロッドRのクランク状基端部Raが
略90°回転する結果、今度は、これに応じて、該基端
部Raの屈曲端末部8が長孔状取付孔Hの長寸法方向と
直交する方向に自動的に廻り込んで、その抜け外れが完
全に防止されるので、サポートロッドRがパネルPの長
孔状取付孔Hから抜け外れる心配が全くない。その上、
フードリッド9の重量に加えて、風や振動によって大き
な荷重が使用状態にあるサポートロッドRに加わった場
合には、サポートロッドRの屈曲回転軸部7は抱持部5
の開放口6から押し出されて、パネルPの取付孔Hの孔
縁に当接して、サポートロッドRがクリップ体1を介す
ることなくパネルPの孔縁によって保持されることとな
るので、常に、フードリッド9をしっかりと強固に支持
できる。又、使用状態にあるサポートロッドRに引き抜
き方向の荷重が加わった場合には、サポートロッドRの
屈曲端末部8はクリップ体1に当接することなくパネル
Pの取付孔Hの孔縁下面に当接するので、これにより、
サポートロッドRの抜け外れを確実に防止するできるこ
とは言うまでもないが、特に、クリップ体1がサポート
ロッドRによって押し付けられて破損することがないの
で、サポートロッドRがパネルPから脱落することもな
い。
【0011】
【考案の効果】 以上の如く、本考案は、上記構成の採
用により、屈曲回転軸部と屈曲端末部を有するサポート
ロッドの一端部を、パネルの長孔状取付孔にクリップ体
を介して極めて簡単に取り付けることが可能となるの
で、従来のものと比較すると、その取付作業性が頗る向
上することとなった。その上、本考案にあっては、従来
の如く、サポートロッド一端部の屈曲端末部をクリップ
体の下部側に無理に引っ掛けなくとも、該屈曲端末部を
長孔状取付孔の長寸法方向と直交する方向に自動的に廻
り込ませれば、その抜け外れを完全に防止できるので、
これに応じて、クリップ体自体の簡素化にも貢献できる
こととなる。又、サポートロッド一端部の屈曲回転軸部
をクリップ体に組み付けるに際しては、クリップ体の抱
持部に設けられた開放口から抱持部内に押し込むだけ
で、簡単に組み付けることができると共に、被支持物が
フードリッドのような重量物であることに加えて、風や
振動によって大きな荷重が使用状態にあるサポートロッ
ドに加わった場合には、サポートロッドの屈曲回転軸部
は抱持部の開放口から押し出されて、パネルの取付孔の
孔縁に当接して、サポートロッドがクリップ体を介する
ことなくパネルの孔縁によって保持されることとなるの
で、常に、被支持物をしっかりと強固に支持できる。
に、使用状態にあるサポートロッドに引き抜き方向の荷
重が加わった場合には、サポートロッドの屈曲端末部は
クリップ体に当接することなくパネルの取付孔の孔縁下
面に当接するので、これにより、サポートロッドの抜け
外れを確実に防止できることは言うまでもないが、特
に、クリップ体がサポートロッドによって押し付けられ
て破損することがないので、クリップ体の破損に起因し
て、サポートロッドがパネルから脱落することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るサポートロッドの端部取
付構造を示す要部分解斜視図である。
【図2】サポートロッドのクランク状基端部にクリップ
体を合体した状態を示す要部斜視図である。
【図3】サポートロッドのクランク状基端部をクリップ
体を介して取り付けた状態を示す断面図である。
【図4】サポートロッドの使用及び不使用状態を説明す
る説明図である。
【図5】サポートロッドの不使用状態を示す要部平面図
である。
【図6】サポートロッドの使用状態を示す要部平面図で
ある。
【符号の説明】
R サポートロッド Ra クランク状基端部(一端部) Rb フック状先端部 P パネル H 長孔状取付孔 1 クリップ体 2 フランジ部 3 係止片(係止手段) 4 係止爪(係止手段) 5 抱持部 6 開放口 7 屈曲回転軸部 8 屈曲端末部 L 屈曲端末部の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−22265(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05C 17/12 F16B 5/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被支持物を支持する使用状態と被支持物
    を支持しない不使用状態の間で回転するサポートロッド
    の一端部に屈曲回転軸部と屈曲端末部を設けて、該サポ
    ートロッドの一端部をパネルの取付孔にクリップ体を介
    して回転可能に取り付けると共に、パネルの取付孔をサ
    ポートロッド一端部の屈曲端末部の長さよりも長寸法
    の長孔形状となす一方、上記クリップ体は、フランジ部
    の下面に該長孔状取付孔の孔縁に係止する係止手段を形
    成すると共に、フランジ部の側面にサポートロッド
    端部の屈曲回転軸部を抱持する開放口付の抱持部を形成
    したサポートロッドの端部取付構造において、上記抱持
    部の内外を連通する開放口を、長孔状取付孔の長寸法方
    向と交差する方向にあって、使用状態にあるサポートロ
    ッドの本体部の延長線上に一致させて形成し、上記係止
    手段を、使用状態にあるサポートロッドの屈曲端末部と
    は重ならない位置に形成したことを特徴とするサポート
    ロッドの端部取付構造。
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